「ディオール」2020年プレ・フォール・コレクションの来場者スナップ ベッカムやケイト・モスも

 「ディオール(DIOR)」は12月3日、2020年プレ・フォール・コレクションのランウエイショーを米・マイアミのルベルミュージアムで発表した。

 ショーは、アメリカ大陸最大級のアートフェア「アート・バーゼル マイアミビーチ」の開幕前夜に開催され、「ステューシー(STUSSY)」創業者のショーン・ステューシー(Shawn Stussy)と協業したほか、ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」とコラボレーションした“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”を披露した。また、ショーに来場したトラヴィス・スコット(Travis Scott)は、同スニーカーを一足早く履いて登場した。

 ショーには、デヴィッド・ベッカム(David Beckham)、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)、コートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)、プシャ・T(Pusha T)、ケイト・モス(Kate Moss)、オースティン・マホーン(Austin Mahone)、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)ら豪華な顔ぶれがそろった。

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ファミマ!!とアーバンリサーチが都心オフィスタワー向けの新業態

 アーバンリサーチ(URBAN RESEARCH)はファミリーマート(FAMILY MART)とフランチャイズ契約を締結し、2月12日にコラボレーション店舗として「アーバン・ファミマ!!虎ノ門ヒルズビジネスタワー店」を開く。今後は都内のオフィスタワーでの多店舗化を目指す。

 コンセプトは、“次世代のコンビニエンスストア”。“サステナビリティ”をキーワードに両社が持つノウハウを融合させて、新たなライフスタイルを提案する。店舗面積は約580平方メートルで、ファミマ!!エリアは約316平方メートル、アーバンリサーチエリアは約280平方メートル。

 ファミマ!!では、“食の充実”、導入するサービスを拡張することによる“利便性の向上”、38席を用意したイートインスペースによる“憩いの場”、オフィスワーカーに向けた多様な“お土産”をコンセプトに売り場作りをする。イートインスペースでは、ヨガのワークショップや夜のマッチングイベントなども行う。

 アーバンリサーチエリアでは、“サステナブルなライフスタイルとファッション”を表現する。スイス発「フライターグ(FREITAG)」や、同社が手掛ける廃棄衣料を用いたプロダクト「コンポスト(COMMPOST)」の全商品や、かぐれのオーガニックコスメ、ECで売り上げ上位にランクインするような人気商品などをそろえる。協業ブランド「アーバン・ファミマ!!」のインナーウエアやソックス、タオルやギフトなども並ぶ。加えて、アイランドカウンターを設置し、昼はスムージーや同社が手掛けるドアーズグロッサリー(DOORS GROCERY)のオリジナルカレー、夜はクラウトビールやファミチキなどファミマ!!食材のアレンジメニューを提供する。

ファッションビルにはない可能性

 内装は“サステナブルデザイン”がコンセプトで、仕上げや什器の約70%が環境に配慮した素材を用いた。例えば、余分な湿度を吸収する卵の殻を再利用した壁紙や塗料、火力発電所で発生した石炭灰や使用済コーヒー豆などで、生活スタイル研究所が手掛けた。

 齊藤悟アーバンリサーチ事業支援本部販売促進部URBAN TUBE編集部シニアマネージャーは「2年前から進めていたことがようやく形になる。やるからには本気で取り組みたいと考え、リスクが高いフランチャイズ契約にした。コンビニは毎日立ち寄る場所。そこでファッションビルにはない可能性を見たい。タワーで働く人のコミュニティ作りのためのプラットフォームの場にもなるだろう。また、店頭での受け取りや試着サービスを行うことでオムニチャネルの可能性も見ることができる。都心でのデイリーの需要と、当社のサービスがどうマッチングするかのマーケティング目的もある」と語った。

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「バレンシアガ」が新作スニーカー“タイレックス”発売 “トリプル S”“トラック”に次ぐモデル

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、新作スニーカー“タイレックス(TYREX)”を2020年1月に数量限定発売する。同スニーカーは、“ダッドスニーカー”ブームの火付け役となったスニーカー“トリプル S(TRIPLE S)”、ハイキングシューズとランニングシューズを組み合わせた“トラック(TRACK)”に次ぐモデルとなる。価格は11万5000円で、カラーは4色展開。世界中の限定店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 同スニーカーは2020年春夏コレクションで発表され、ビジネスシーンでも使えるようにウェルト製法のドレスシューズを参照し、クラシックなバレンシアガのオフィスシューズと人間解剖学の要素を取り入れてスポーティーなデザインに仕上げた。特徴的なアッパーは、皮膚下の筋肉の網目を連想させ、左右非対称にあしらわれている。そのほか、トゥ部分には“TYREX”を、ヒール部分には“BALENCIAGA”のロゴを施している。

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「サマンサタバサ」からメイクアイテム登場 神崎恵監修の8色リップグロス

 「サマンサタバサ(SAMANTHA THAVASA)」は12月6日、ブランド初のメイクアイテム「リップ ケア ジャム」(全8色、2300円)をブランド店舗およびウェブサイトで発売した。同ブランドは今年3月、立ち仕事で足に負担がかかるショップスタッフの意見などを反映した「サマンサ ボディトリートメント」(4980円を発売しているが、メイクアイテムは初めてとなる。“ファッション×カラー×メイク”をテーマに、ファッションに合わせて変えやすく、変化をもっとも実感しやすいリップアイテムにフォーカスした。今後の予定は未定で、同製品の売れ行き動向などを確認して検討する。

 「サマンサタバサ」は今秋冬シーズンからターゲット層を“働く女性”にフォーカスし発信。今回のコスメも仕事や家事や子育てに追われる“大人の女性”を視野に入れて企画した。リップクリーム感覚で塗ることができつつ、唇そのものが綺麗に見えるリップグロスに着目して開発。仕事や子育ても行いつつ、多くの女性たちのメイクを見てきた美容家の神崎恵がカラーを監修し、8色のグロスが完成した。また、パッケージデザインやテクスチャーなどについては、サマンサタバサジャパンリミテッドの本社社員やショップスタッフなど、約1500人の女性にアンケートを取って意見を取り入れている。

 そのほか、スエード素材のミニショルダーバッグとリップグロスを組み合わせたセット(8500円)も数量限定で発売。ウェブサイトでは2つの組み合わせを用意するほか、店頭ではバッグとリップのカラーを来店客がセレクトできるようにする。

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「ルイ・ヴィトン」の新メンズラインはヴァージル流の機能服

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターによる機能性に特化したパフォーマンス&テックライン“ルイ・ヴィトン 2054(LOUIS VUITTON 2054)”を2020年春夏コレクションの一部として発売する。

 コレクションは全14型で構成し、ウエアのニットやポーチのレザーなどには撥水性に優れたテクニカル素材を使用する。さらに旅行時の持ち運びに便利なパッカブル機能や、アウトドアのギア的要素を加えたディテールが付く。コートの背中に付くポケットに等身大のテントを収納したり、シャツを圧縮すればトレッキング用の枕として使用できたり、ウインドウブレーカーがポーチに変化したりと、ヴァージルが同ブランドでこだわり続ける“アクセサモーフォシス(バッグとウエアの融合)”の考えを発展させたアイテムをそろえる。

 トロンプ・ルイユでエンボス風に浮かび上がるモノグラムや車のエンブレムに着想した3Dのイニシャルモチーフなど、ユニークで多彩なグラフィックも特徴だ。価格帯はウエアがレザーパーカ103万円、ウインドウブレーカー31万3000円、ジップフーディー28万4000円、パンツ13万3000〜16万4000円、アクセサリーがスニーカー12万7000円、リバーシブルのボストンバッグ“キーポル”39万8000円、A4サイズのポシェット10万9000〜15万1000円など。

 ライン名の“2054”は、20“20”年と創業年の18“54”年を組み合わせたもので、“創業から200年を経ても顧客のワードローブに欠かせない存在でありたい”という思いを込めているという。

 同ブランドはヴァージルが現職に就任以降、トレンドに左右されないベーシックライン“ステープルズ エディション バイ ルイ・ヴィトン(STAPLES EDITION BY LOUIS VUITTON)”の立ち上げやプレ・コレクションの強化、そして昨今のメンズ市場で需要が高い機能服の“ルイ・ヴィトン 2054”を始動するなど、新たな試みに積極的だ。

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こじはるのD2Cブランド「ハーリップトゥ」がホリデーシーズン向けポップアップを開催 華やかなドレスやアウターを充実

 モデル・タレントの小嶋陽菜が手掛けるD2Cブランド「ハーリップトゥ(HER LIP TO)」は12月7、8日、原宿と渋谷をつなぐキャットストリート沿いのギャラリーでホリデーシーズン向けのポップアップイベントを開催する。クリスマスや年末のパーティーシーンを意識し、華やかなドレスやアウター、ギフトにもぴったりな雑貨類をそろえる。

 「年末に向けてのこの時期はパーティーなども多いし、そうじゃなくてもなんだか華やいだ気分になる。そんな気分をさらに盛り上げるために、レース素材のドレスや、袖口にパールやビジューのボタンを飾ったドレスなどを作りました」と小嶋。鮮やかカラーのフェイクファーポーチやアクセサリーなども充実。ブランド名にもなっているリップ(唇)柄のミニケースは、口紅が2~3本収納できて鏡も付いているという便利アイテム。「普段小さいバッグを持つことが多いから、バッグの中が整理しやすいように」といったアイデアから生まれた商品だ。他に、チェック柄ウールのベルテッドコート(6万2000円)や、ツイードをあしらったロングダウンコート(5万9000円)などアウターも豊富にそろえる。ドレスは2万5000円~3万円が中心。

 今秋冬のポップアップイベントは、10月に同場所で開催したのに続き2回目。12月11~17日には、阪急うめだ本店3階でもイベントを実施する。

■「HER LIP TO」HOLIDAY COLLECTION LIMITED STORE
開催期間:12月7~8日
開催時間:7日は10~21時、8日は10~20時
場所:the corner
住所:東京都渋谷区神宮前5-29-1

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オンワードHDが希望退職者350人募集

 オンワードホールディングス(HD)は6日、350人程度の希望退職者の募集を実施すると発表した。対象は40歳以上で勤続3年以上の一般社員。販売職は対象から除く。10月に発表したグローバル事業構造改革の一環として、効率的な組織・人員体制に再編する。募集期間は2020年1月7日から同30日で、退職日は2月29日を予定する。

 事業環境の悪化を受けて発表したグローバル構造改革では国内外600店舗前後を閉める見通しで、20年2月期連結決算では特別損失252億円を計上するとしていた。今回、希望退職者の募集が加わったことで、新たな特別損失を計上することになるが、業績への影響は確定し次第公表する。

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「フェンディ」のホリデーキャンペーンムービーに滝沢カレンが登場

 「フェンディ」はこのほど、女優でモデルの滝沢カレンを起用したホリデーカプセルコレクションのキャンペーンムービーを公開した。

 ムービーの中で滝沢は、「フェンディ」のバッグや小物が並ぶ室内で、大切な人に贈るブーケ作りを楽しむ女性を演じた。新作バッグの“FF トート”や、シルバーのメタリックにエンボス加工を施した“FF ロゴ”を配したバゲット、ペカン柄の“ピーカブー アイコニック ミニ”などが登場し、さまざまなスタイリングを披露する様子が収められている。

 滝沢は「クリスマスをいち早く感じられる撮影だった。最近こういう華やかなクリスマスをしていなかったのでとてもうれしかった。バゲットバッグは、サイズや肌触りすべてが好きで毎日使っている」とコメントした。

 ムービーのフルバージョンは、「フェンディ」公式LINEアカウントで公開中だ。

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表参道のラグジュアリーなホテル空間で体感する「シャネル スイート」に潜入

 「シャネル(CHANEL)」は12月7~11日に表参道のバツ アートギャラリーでポップアップショップ「シャネル スイート(CHANEL SUITES)」をオープンする。同ポップアップでは、同ブランドのジュエリーとウオッチを展示販売。会場に足を一歩踏み入れると、ホワイトで統一されたホテルのサロンのようなエレガントな空間広がる。

 会場一階は、ホテルのフロントをはじめ、ユーモラスにアイコニックなアイテムを紹介するコーナー、「シャネル」のホリデーシーズンのテーマである、“オール・アイ・ウォント・イズ・シャネル(All I want is Chanel)をはじめとした、さまざまなメッセージカードが飾られたコーナー、ジュエリーやウオッチを実際手に取って楽しめるバーカウンターで構成。

 2階は”カメリア““ココクラッシュ”“コメット”と「シャネル」のアイコンをテーマにした3つのスイートルームで構成。“カメリア”スイートにはバスタブやパウダールームもあるゴージャスな作りになっている。“ココクラッシュ“のスイートは、モチーフのキルティングが施された白一色の空間、”コメット“のスイートはブラックとホワイトのモノトーンで構成されたツインルームになっている。各スイートにはテーマに沿ったアイコニックなジュエリーやウオッチが展示されている。ゆったりとしたホテルのスイートで「シャネル」のジュエリーやウオッチを楽しめる雰囲気 で、フォトスポットも満載。

 ホリデーシーズンの開幕にふさわしいポップアップショップの登場だ。気に入れば、その場で購入できるというのポップアップならでは。

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週末お出かけスポット トイレに展示される浅野忠信のアート作品など5選

 週末にオシャレして出掛けたいスポットをお届け。今週は、トイレに展示される俳優・浅野忠信のアート作品や「ギャルソン」のアート制作を手掛けた山瀬まゆみら3人のグールプ展など5つをラインアップ。また、「WWD JAPAN.com」の過去記事の中から今週末(12月7、8日)に開催されるイベント情報やポップアップもまとめて紹介する。

【イベント】

「カルティエ、時の結晶」展がスタート 意表を突く会場構成と逸品の数々の競演

ガチャガチャカプセルからコーヒー豆!? 遊び心も味わいも満点なセルフカフェを体験

展覧会「ミナ ペルホネン/皆川明 つづく」が東京都現代美術館で開催

「ピエール・ジャンヌレの家具とアートのある暮らし」が開催 「チャンディーガル都市計画」の復刻家具や手工芸品などを展示販売

日本を代表するテキスタイルデザイナー須藤玲子が香港で大規模個展

写真家の細倉真弓が個展「あたらしい肌」、清澄白河のmumeiで

「メゾン マルジェラ」がジョン・ガリアーノによるアーティザナルの企画展 恵比寿の店舗をミュージアム化

「ブルガリ」と「ドン ペリニヨン」のマリアージュ ブルガリ銀座タワーの最上階に

【ポップアップ】

KANDYTOWNが渋谷の「パルプ」で2ndアルバム「ADVISORY」のポップアップを開催

「マルニ」 × 「ポーター」第14弾 クリスマスシーズンに向けた全7型

バーニーズが「スター・ウォーズ」新作公開を記念して期間限定ストアをオープン

「シャネル」のジュエリーと時計の期間限定店「シャネル スイート」が表参道に

ブランド設立25周年の英「オールセインツ」 「今後5年でアジア売り上げを全体の3割にまで高める」

ゴールドウインが保温素材“光電子”を使用したブランケットを1000人にプレゼント 石田真澄らアーティストとコラボ

山口一郎のDJパフォーマンスにお手頃価格のアイテムも 「モンクレール ジーニアス」の限定ストア「ハウス オブ ジーニアス」がオープン

パーソナライズヘアケア「メデュラ」が店頭で購入できる体験型店舗を有楽町マルイに期間限定でオープン

NY発ジュエリー「ミラモア」が渋谷パルコ1階でポップアップストアをオープン

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スウェーデン発のスニーカーショップ「SNS」が日本初出店を記念し“エア ジョーダン”3モデルを発売 モデルに八村塁を起用

 日本初店舗を12月14日にオープンするスウェーデン発のスニーカーショップ「スニーカーズアンスタッフ(SNEAKERSNSTUFF以下、SNS)」が、オープンを記念して「Past, Present, Future」と題した3モデルの“エア ジョーダン(AIR JORDAN)”を18日に発売する。

 3モデルは、1984年に発売された“エア ジョーダン 1”と、今年発売されたばかりの新作“ジョーダン マーズ 270(JORDAN MARS 270)”と“ジョーダン プロトマックス 720(JORDAN PROTO-MAX 720)”。アッパーにレザーとのヌバックを使用した“エア ジョーダン 1”をはじめ、各モデルが20年前にオープンしたSNSのストックホルム店に敬意を表したホワイト × グレーベースのカラーリングになっており、レッドがアクセントとして挿し込まれている。

 イメージモデルには、今年から米プロバスケットボール(NBA)を舞台に戦う「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」契約選手の八村塁選手(ワシントン・ウィザーズ)を起用。「Past」(“エア ジョーダン 1”)を練習風景、「Present」(“ジョーダン マーズ 270”)をドラフト、そして「Future」(“ジョーダン プロトマックス 720”)をNBA選手という、スニーカーの進化と八村選手の成長を重ねたビジュアルが撮影された。

 価格は“エア ジョーダン 1”が1万5300円(税込)、“ジョーダン マーズ 270”が1万8150円(同)、“ジョーダン プロトマックス 720”が2万2000円(同)。SNSのアプリ限定での取り扱いで、購入にはアプリ内での個人情報の登録が必須となる。

 なお発売を記念し、SNSのアプリ内ではAR連動のキャンペーンを実施する。過去、現在、未来という3つの異なる設定のバスケットボールゲームが体験でき、勝利すると豪華景品が当たるという。

■SNEAKERSNSTUFF
オープン:12月14日
時間:11:00〜20:00
場所:ログロード代官山に
住所:東京都渋谷区代官山町13-1

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

消費税導入後の落ち込みがたいしたことないなんてどこかの会頭がいってるようだが、どんな神経してんだろ。

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「時計屋大賞」初開催 最高金賞は「ハミルトン」など3ブランド

 ファッションウォッチ振興会は「時計屋大賞」を新設し、12月5日に初めて表彰式を行った。2018年9月から19年8月の1年間に発売された1000アイテムの中から、全国の時計店販売員200人が“オススメしたい時計”“自分も欲しい”という一本を選び、投票した。

 初回のテーマは“国・地域”で、アメリカ、イギリス、イタリア、スイス、ドイツ、北欧(スウェーデン、デンマーク)、その他欧州(フランス、オランダ、ベルギー)、日本の8部門に分け、それぞれ表彰した。アメリカ部門は「ハミルトン(HAMILTON)」、イギリス部門は「ヘンリーロンドン(HENRY LONDON)」、イタリア部門は「クラス14(KLASSE14)」、スイス部門は「ティソ(TISSOT)」、ドイツ部門は「ドゥッファ(DUFA)」、北欧部門は「ベーリング(BERING)」、その他欧州部門は「アニエスベー(AGNES B.)」、日本部門は「G-SHOCK」が受賞した。また、日本ブランドの「フューチャーファンク(FUTURE FUNK)」が特別賞を受賞した。さらに部門賞を獲得した8本の中から、「ハミルトン」「ヘンリーロンドン」「アニエスベー」が最高金賞を受賞した。

 受賞理由についてファッションウォッチ振興会は、「『ハミルトン』は軍用時計由来のデザインが男性客に支持された。一方で、『ヘンリーロンドン』は月の満ち欠けを表すムーンフェイズが女性客に受け入れられた。『アニエスベー』は、ソーラー時計としての機能性とセイコーウオッチがライセンス製造する安心感で人気だった」と総評した。

 ファッションウォッチ振興会は、パルコの子会社で時計専門店の「チックタック」などを運営するヌーヴ・エイの松崎充広社長が会長を務める非営利組織。松崎会長は、「時計ビジネスの最前線に立つ、全国の販売員が選んだことに意義がある。『時計屋大賞』を通じて、ファッションウオッチの定義、そして魅力をアピールしたい」と述べた。

 同振興会によるとファッションウオッチとは、「日常的に使いやすくて服のように着替えらえる時計を指し、中心価格帯は1万~5万円。手軽に購入・着用でき、年齢を問わない存在」だという。

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SNS世代1600人を徹底調査 「ファッションが環境に及ぼす影響を考えていますか?」

 「WWDジャパン」12月2日号は“SNS世代”特集。全国の服飾専門学校生約1600人にアンケート調査を行い、好きなデザイナー・ブランド・インフルエンサーから環境への問題意識まで、彼・彼女たちのファッション観に迫りました。ウェブではアンケート結果の一部を紹介します。最終回は「ファッションが環境に及ぼす影響を考えていますか?」への回答を発表!

【関心がある】46%

理由:ローラや海外モデルなどがSNSで問題提起しているから/メゾンブランドの大量廃棄問題が考えるきっかけになった/リサイクル品を買うといいことをしている気分になる/環境に配慮した素材やモノ作りを目にする機会が増えたから/エコファーって本当にエコなの?と考える/最近のファッションは“使い捨て感”がある/環境保護はファッションよりも重要だから/クリエイターには社会的責任がある

【関心がない】54%

理由:ファッションが環境負担を生むのは仕方ない/難しい言葉ばかりでよく分からない/自分たちではどうしようもない/物心がついたころから当たり前のように服を着ていたので、環境との関係性など考えたことがない/好きな服のことしか考えていない/商品背景にいくらサステナビリティがあっても、デザインや金額が優先だから/個人が考えたところで日本や世界は変わらないと思う

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LVMHのアルノー会長、買収した「ティファニー」のNY本店に現わる

 ティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7658億円)で買収したLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(以下、LVMH)のベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)が、12月5日に「ティファニー」のニューヨーク5番街本店を訪れた。買収の発表後、同氏が正式に同店を訪問するのはこれが初となる。

 同氏は、次男のアレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)=リモワ(RIMOWA)CEOと三男のフレデリック・アルノー(Frederic Arnault)=タグ・ホイヤー(TAG HEUER)戦略・デジタル担当ディレクターのほか、アントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)LVMHグループ・マネジングディレクター、アニシュ・メルワニ(Anish Melwani)米LVMH会長兼CEOを伴って訪れ、アレッサンドロ・ボリオーロ(Alessandro Bogliolo)=ティファニーCEOと共に75分間ほど店内の各階を見学したが、大勢の警備員に囲まれてものものしい雰囲気だった。

 「ティファニー」本店は現在改装中で、2021年に新装オープンする予定だ。なお、LVMHは仏プロヴァンス地方にある名門ワイナリーのシャトー・デスクラン(CHATEAU D’ESCLANS)の株式過半を取得したことを11月29日に発表したばかりだが、次は伊フットボールクラブACミラン(AC MILAN)を買収するのではないかという噂が浮上している。

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「グッチ」の親会社ケリングが「モンクレール」買収か 米メディアが報じる

 米ブルームバーグ(BLOOMBERG)は12月5日、「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」などを擁するケリング(KERING)が買収の可能性を巡ってモンクレール(MONCLER)と予備的な協議を行ったと関係筋の情報として報じた。

 市場はこれを好感し、イタリア証券取引所に上場しているモンクレールの株価は同日昼頃には前日比10.6%高の42.96ユーロ(約5155円)をつけ、終値は同6.5%高の41.36ユーロ(約4963円)となった。

 ミラノの市場関係者は、「ケリングはモンクレールの買収を真剣に検討している。資金も十分にある上、複数の銀行と取引について話し合っているようだ。モンクレールの時価総額が100億ユーロ(約1兆2000億円)程度だとして、30~40%のプレミアムを乗せた135億~140億ユーロ(約1兆6200億~1兆6800億円)の取引になるのではないか」と述べた。同関係者はまた、この動きは「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などを擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)がティファニー(TIFFANY &CO.)を162億ドル(約1兆7658億円)で買収したことを意識しているのではないかとし、「早ければ数日から2週間以内にも正式な発表があるだろう」と話した。

 モンクレールのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼最高経営責任者は、「モンクレールのさらなる発展のため、折に触れて投資家やケリングを含めた業界関係者と会い、戦略的なビジネスチャンスについて話し合うことにしている。しかし、今のところ具体的な話は何も検討されていない」と声明を発表し、事態の鎮静化に努めた。一方、ケリングは現時点ではコメントを発表していない。

 業界アナリストはこの件をおおむね好意的に受け止めており、2003年にモンクレールを買収して以降、同社を大きく成長させたルッフィーニ会長兼CEOの経営手腕を高く評価する声が多い。伊投資銀行エクイタSIM(EQUITA SIM)は、「(買収が実現すれば)ケリングは『グッチ』への依存度を下げられるし、『モンクレール』はケリングの経営リソースを活用できるようになるので、双方にとっていい話だと思う」とコメントした。米証券会社ゴールドマン サックス(GOLDMAN SACHS)は、「ケリングの事業規模やデジタルプラットフォームの大きさ、またミレニアル世代を引き付ける優れた手腕を考えると、『モンクレール』はケリングに買収されることでさらなる発展が望めるだろう」としている。

 なお、ケリングの18年12月期決算は売上高が前期比26.3%増の136億6520万ユーロ(約1兆6398億円)、モンクレールの18年12月期決算は同18.9%増の14億2007万ユーロ(約1704億円)と両社とも増収だった。

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「アミ」のウィメンズが日本上陸 デザイナーの思い、CEOの狙い

 「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI以下、アミ)」は、2019-20年秋冬コレクションからウィメンズ・コレクションを本格始動し、店頭販売を開始した。そのプロモーションも兼ねて、中国と韓国、最後に日本を巡るアジアツアーを今秋行い、各都市でランウエイショーやパーティーを開催。東京でのイベントには、ウィメンズコレクションをまとったインフルエンサーやモデルをはじめ、メディア関係者らが200人以上も訪れて大盛況だった。ビジネスも好調という「アミ」が愛される理由とは?また20年春夏コレクションでシャープに変化したクリエイションの先に、どのような未来を描いているのか?クリエイション面をデザイナーのアレクサンドル・マテュッシ、ビジネス面をニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)CEOに聞いた。

デザイナーの思い
「スタイルを貫くこと。そして
誰に届けたいかを常に考えること」

WWD:ウィメンズは2019年春夏シーズンにパリのみで試験的に発売した後、翌シーズンから日本を含む世界でも販売を開始した。その意図は?

アレクサンドル・マテュッシ=デザイナー(以下、アレクサンドル):自分自身で納得できるウィメンズのコレクションを作るには時間が必要だったからなんだ。それとパリの店舗に絞って販売することで顧客と対話することができ、実際に購入してくれた客層やニーズをリサーチできたのもよかった。19-20年秋冬からは世界でも販売を始めたけれど、その姿勢は継続したいから一部の都市に販路を絞っている。一気に拡大するのではなく、ニーズがある顧客に確実に届けたいからね。

WWD:ウィメンズをデザインするときは、メンズと何が異なる?

アレクサンドル:基本的なことは変わらない。というよりも、変えていないという方が正しいかな。ブランドとしての一貫性を大切にしているから、同じ素材やモチーフを使うように意識している。これまで培ってきたメンズウエアの基礎的な部分はあえて崩さず、女性の体型に合わせて袖丈や肩幅を調整しているんだ。東京で販売しているのは15型程度とコレクションとしてはまだ大きくないけれど、将来的には拡大してきたい。近い将来、ウィメンズの世界観を表現できる店舗を東京に開きたいと思っているよ。

WWD:女性客に届けたい、「アミ」の一貫性とは?

アレクサンドル:エレガントでシック、いい生地を使って洗練されていること。そして、パリらしくあること。特定の女性像は描いてないけれど、デザインはシンプルだから、スタイルが確立されている女性のワードローブに取り入れてもらいやすいような服を作りたい。たとえば19-20年秋冬コレクションでは、テーラードやシャツ、スーツなどベーシックな服が中心だけど、ディテールやフォームにヒネリを加えて味のあり仕上がりを意識した。

WWD:2020年春夏のコレクションでは、これまで一貫していたフレンチベースのカジュアルからシャープなフォーマルに変化したように感じたが?

アレクサンドル:どう?好きだった?20年春夏は習慣化していたデザインを一度封印し、シャープでクラシックなテーラリングを提案してメンズウエアの原点を探求したかった。同じモノは作り続けたくないし、自分自身も新鮮な気持ちで仕事に取り組めたよ。とはいえ、シルエットやフィット感などから醸し出すムードはこれまでと同じさ。次のコレクションでは、新旧のクリエイションを融合したスタイルを見せられると思うよ。

WWD:クリエイションの変化は、世界的なフォーマル回帰も影響している?

アレクサンドル:それはあまり関係ないかな。あくまで、自分の考えや気分でたどり着いたスタイルさ。ストリートウエアの流行やフォーマル回帰、何色が流行るといったトレンド考察はあるけれど、広い視野で見ればどんなスタイルや色だって存在している。ピンポイントでコレと決まったものって本来はないと思うんだ。だから僕たちはシックであり、クールなスタイルを今度も貫くだけ。そして、誰に届けたいかを常に考えながらね。

CEOの狙い
「土台はできた。次は
さらに認知を広げていく段階」

WWD:現職に就任した経緯は?

ニコラス・サンティ・ウェイルCEO(以下、ウェイルCEO):前職はパリのファッションブランド「クープルズ(THE KOOPLES)」の共同創設者として経営などに携わっていた。2012年に投資家の友人から「あるファッションブランドに投資したいから見てきてほしい」と連絡があり、それが「アミ」だった。パリの百貨店ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)とプランタン(PRINTEMPS)にちょうど店を開いたタイミングだったので、ランチタイムに視察に行くことにした。店を訪れると服はもちろん、スタッフの接客も熱心でとても気持ちよく、すぐにファンになった。友人にすぐ連絡し、「デザイナーに会いたい」と自分から頼んだ。アレクサンドルのポジティブな性格やビジョンにも共感し、現職へのオファーに快諾したのを今でも覚えている。

WWD:ブランドのビジネスの現状をどう見ている?

ウェイルCEO:順調に成長している。売上高は公表できないが、昨年は前年比25%増で今年は同35〜40%増を見込んでいる。急激に伸びているわけではないし、ゆっくりでもないバランスがとれたペースだ。家に例えると、少なくともメンズに関しては土台が完成したところ。でも僕たちが描く「アミ」という家にはまだ2階もなければ屋根もない。いずれは庭やプールや作りたいけど、全く焦ってはいない。

WWD:では現在の重要課題は?

ウェイルCEO:土台はできたので、次はさらにブランド認知を広げていく段階。今は音楽や映画などのカルチャーが好きな高感度の層には知られているが、より広げたいと考えている。ただし、「アミ」らしいパリのムードは一貫させ、友達の輪を広げていくイメージ。現在の直営店舗はパリに3店、ロンドンと東京、香港、北京、成都に1店舗ずつ構えている。だから、アメリカに出店することが次の大きな目標だ。客層を広げるためにはオンラインも重要で、各都市で順次開設した公式ECも好調だ。オンラインやオフライン、創業地パリだけではなくそれ以外の都市、コアなファンと新規顧客の売り上げなど、全てにおいて偏りがないバランス感を意識していきたい。

WWD:バランスと繰り返しているが、現在の売上比率も狙い通りなのか?

ウェイルCEO:今の売り上げ比率は卸が50%で、直営店が30%、ECが20%と狙い通りだ。ウィメンズを始めたことで、今後は売上高自体がさらに伸びると期待している。実はウィメンズを始める前から、30〜40%の売り上げは女性客によるものだった。だから新しく女性客を獲得することができれば、数字だけではなく知名度も自然な形で広まっていくと考えている。出店もウィメンズの販路も、急激に増やすことではない。前職では3年間で300店舗をヨーロッパだけで出店するというクレイジーな経験をしてきた(笑)。だからこそバランスを常に意識し、それが奏功している。バランスの良さこそ、「アミ」の土台を築いてきたものだから。

WWD:CEOとして、デザイナーのアレクサンドルに今度何を期待したい?

ウェイルCEO:彼はクリエイティブを担うブランドのパイロットだとすると、僕はビジネスを担う副操縦士。役割は異なるけれど、店を出店したり、ECを開設したりなど何かを決断するときはお互いが納得したものだけを進めてきた。だから今後も互いに本音をぶつけ合っていきたい。彼と話すと分かると思うけど、本当に素直な性格で考えをそのまま伝えてくれる。彼に何かを期待するというよりも、自分がその気持ちに応えるためにはっきりとした意見を持ち続けたい。

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「ディオール」2020年メンズ・プレ・フォール 「ステューシー」創業者とコラボ

 12月3日、「ディオール(DIOR)」のメンズ・アーティスティック・ディレクターのキム・ジョーンズ(Kim Jones)が手掛ける2020年プレ・フォール・コレクションがマイアミのルベル・ミュージアム(Rubell Museum)で開催された。

 キムはさまざまなアーティストとコラボレーションを行うことでも有名で、これまでに現代アーティストのカウズ(Kaws)やダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)、レイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)らと協業してきた。今回のプレ・フォール・コレクションでは、「ステューシー(STUSSY)」創業者のショーン・ステューシー(Shawn Stussy)とのコラボレーションが実現した。

 今回のファーストルックはモダンなシアーシャツとクラシックなシャツの上にサイケデリックなプリントが施されたカシミアのセーターを重ね、バギーショーツとフレンチスタイルのベレー帽を合わせたスタイルで、ステューシーとのコラボレーションがクリアに表現されている。また、今回発表されたナイキ(NIKE)の“エア ジョーダン(AIR JORDAN)”とコラボレーションした“エア ディオール(AIR DIOR)”のスニーカーは、ラグジュアリーなストリートウエアファンの間で人気となることは間違いない。

 全体に手縫いのビーズがあしらわれたマルチカラーのトライバル・シャツジャケットに花柄のシルクのパジャマを合わせたスタイルもサイケデリックなテイストで、シルクのショートパンツは70年代のサーファーたちが着ていたコーデュロイショーツを意識したものだ。

 細いデザインのなめらかなカシミアコートや「ディオール」で人気のダブルのスーツなど、トラディショナルなスタイルも健在。また、メタリックで光沢のあるパイソン柄のレザーショートパンツやシャツ、カーコートが好青年風のスタイルにスパイスを加えていて、マイアミらしい雰囲気も感じられる。

 キムは比較的短期間のうちに、「ディオール」でクチュールのテクニックを用いながら若い男性たちの求める革新的なメンズウエアを進化させてきた。同時に、このコレクションでは原点であるクールさにも回帰しており、現代のファッションに精通している顧客が求める“時代を超越するものでありながらトレンドも押さえている”という期待にもしっかり応えたコレクションとなっている。

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「リトゥン」、Fスナを育てた台東デザイナーズビレッジ鈴木村長が振り返る15年、カラート71でトーク

 若手ブランドの発掘・支援やワークショップなどを行うカラート(CARAT)71プロジェクト(CARATO71PROJECT)のトークイベントに、ファッションブランド「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」や「ファッションスナップドットコム(FASHIONSNAP.COM)」らを輩出したことで知られる台東区のクリエイターの創業支援施設「台東デザイナーズビレッジ」の鈴木淳村長が登場する。トークイベントは12月9日18時半から。

 台東デザイナーズビレッジは公的機関が運営するクリエイターのインキュベーション施設の走りで、鈴木村長は2004年の立ち上げから村長に就任。入居するクリエイターたちのメンターとして、経営やマーケティングも含めたアドバイスなどを行ってきた。台東デザイナーズビレッジ出身のクリエイター/企業は「アヤメ(AYAME)」「ヴェロトウィコ(VERO TWIQO)」「ヒロコレッジ(HIROCOLEDGE)」「ウアモウ(UAMOU)」「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」「ユキフジサワ(YUKIFUJISAWA)」、プロップスタイリストの遠藤歩らがいる。

 鈴木村長はカネボウ、カネボウファッション研究所を経て、1999年にNPO法人ユニバーサルファッション協会設立(現理事・最高顧問)などを経て、04年にデザビレ村長に就任。今年の「第37回毎日ファッション大賞」では長く業界に貢献した人に贈られる「鯨岡阿美子賞」を受賞している。

■クリエイターを育て、地域を元気にする台東デザイナーズビレッジの15年
日程:12月9日
時間:18:30〜20:00
場所:CARATO 71
住所:東京都渋谷区鉢山町13-7
主催:CARATO71PROJECT WORKSHOP運営委員会

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「ヴァレクストラ」日本法人の社長逮捕 破産した会社から現金1億円を不正送金の疑い

 報道によると警視庁は12月6日、破産手続き中の革製品販売会社から資産を隠すために現金1億円を不正送金した疑いで、現在は「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」の日本法人社長を務める松本宗篤・社長を逮捕した。

 松本容疑者は2014年、自身が社長を務めていたサンセットキャピタルマネージメントの破産手続き中、事業譲渡会社であるリヴォンの口座に現金およそ1億円を不正送金した疑い。リヴォンの須永雄一・社長も逮捕された。

 松本容疑者は調べに対して、容疑を否認しているようだ。

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【繁盛店レポート】坪月商31万円。リピート客誘う「謎解き」の店

 東京・渋谷駅にほど近い立地ながら、賑わいのある街並みから外れた通りのビル1階。その奥まった場所に「□ニ○」とだけ、墨字で大きく書かれた障子扉がある。中は見えないが、引き戸を開けたとたんに賑やかな声が渦巻く居酒屋が現れる。楽コーポレーション(以下、楽)OB黒川圭太氏の店「□ニ○(カクニマル)」だ。2018年1月末開店、13坪32席の店で坪月商31万円を売り上げる。
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「フリークス ストア」のデイトナから女性のキャリアアップに寄り添った新ブランド

 セレクトショップの「フリークス ストア(FREAK'S STORE)」などを運営するデイトナ・インターナショナルは、30~40代に向けた新ブランド「アーセンス(ARESENSE)」を2020年春夏からスタートする。「フリークス ストア」でバイイングも担う梅本愛子ウィメンズ商品部アシスタントディレクターが手掛ける。

 デビューシーズンはジャケットやトップス、パンツなど、26型をトータルでそろえる。“素敵”だったり“凛”として見えたり、女性のキャリアアップに寄り添うことをテーマに、イージーケアも念頭に置く。価格帯はジャケットが2万円台、コートが3万円台、シャツ、パンツ、そのほかトップスが8000~1万8000円。ブラックやベージュ、グレーなどベーシックなカラーリングが中心で、素材はケアが簡単な麻調のポリエステルなど。

 梅本ディレクターは「仕事とプライベートの境がなく、仕事でプレゼンしてそのまま保育園のお迎えに行き、公園に行って遊べたり、出張などで、機内で着ていてもストレスなく、シワにならずにそのまま打ち合わせに行けるような服をイメージした」と説明する。メンズの仕立てを理解した上での女性らしい曲線の美しさを表現したいと、型紙にもメンズのパタンナーを採用した。シューズとバッグを仕入れで並べるほか、アーティストとのコラボ企画や、スタイリストの白幡啓とコラボしたアクセサリーも展開する。「シンプルなブランドなので、どうやってブランドを伝えるかが課題。これまでお付き合いがあり、人が並ぶような企画を一緒にやってきた方々にお声掛けし、話題性のある企画を継続的に続ける。そういった中で、『アーセンス』の服の良さにも気づいてもらえたら」。

 “アーセンス”とは英語の“Make Sense”(意味のある)を意味するラテン語の“Aresennse(アレセンス)”を英語読みしたもの。ロゴは、出産や子育てを経たりしながら働く女性特有のさまざまなキャリアアップをマーブル模様で表現し、女性の芯の強さを感じられるようにしっかりとしたフォントを選んだ。

 梅本ディレクターは「デイトナで11年間働いてきて、新規事業提案をしてもいい空気になったとき、私はアパレルでどうやって社会に貢献できるんだろうと考えた。例えばサステナブルと言われているけど、自分自身も服の断捨離をしながら“無駄”を繰り返している。そんな中で自分ができる社会貢献は、自分と同じステージに立って、同じようなマインドを持っている人に対して、悩みを解消していくことなんじゃないかなと思った。スケールは小さいけど、売り切れる数量で慎重に取り組んでいきたい」という。

 3月からファッションビルでのポップアップを予定し、秋には常設店の出店を検討するほか、ECはデイトナが共同出資するECデパートメントストア「スタイル ヴォイス ドットコム(STYLEVOICE.COM )」で取り扱う予定。模索中とはしつつも、5年後に小売りベースで売上高20億円を目指す。

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クチュール感覚の逸品「トレフル」 美しさと自信が満ちていくランジェリー

 1977年のデビュー以来、世界から選び抜かれた素材を用いた品格あるデザインを発信しているワコールのブランド「トレフル」は、美しいランジェリーで女性に自信をもたらし、内面から輝かせてきた。その美しさの秘密を探るとともに、美しいランジェリーとは、女性にとってどのような存在か、そして特別なランジェリーをまとうことで得られるものとは何か、美を知る3人に語ってもらった。

クラフツマンシップが支える
“美しさの芸術”

 ワコール初のブランドとして1977年に誕生した「トレフル」。同社が培ってきたクラフツマンシップを生かした細部へのこだわりが、人の心を動かす美しさを生み出している。「トレフル」の素材は特に美しく繊細なため、同ブランド独自の縫製ルールがある。 例えば、通常のワコール製品と比べると縫い目の幅は約1/2、針目の数は1.4〜1.75倍だ。また、上のスリップにも施されている立体感のある花のアップリケは「トレフル」のシグニチャーとも言えるディテールだが、このアップリケ上の針目を小さくすることで、存在感がありながらもベースのレースとの一体感が生まれている。一見気づかない細かいルールだが、ランジェリーの縫製ではそのこだわりの積み重ねが美しさを左右する。「トレフル」のブランドコンセプトは“美しさの芸術” だ。細かい手仕事から生まれるその芸術をドレスではなく、あえて人の目に触れないランジェリーでまとう贅沢。それは、本当に良いものを知る大人の女性だけが理解できる美学でもあり、その隠された贅沢が女性をよりいっそう輝かせる。

美を知る3人の女性が語る
ランジェリーの魅力

ワコールクオリティから生まれる
プレステージブランド

 さまざまな年齢層や嗜好に合わせたブランドを展開するワコールの中で、“美しいランジェリーを身にまとうことで、女性の心をときめかせ、情緒的価値を提供する”存在が「トレフル」「スタディオファイブ」「ワコール ディア」のプレステージブランドだ。いずれのブランドも、異なるテイストのファッション性の高いデザイン。熟練した職人の技がちりばめられているのが特徴だ。


問い合わせ先
ワコールお客様センター
0120-307-056

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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デザイナーズブランドの強い味方 ファッションロー弁護士が提案する“リーガル・ディレクター”としての役割

 「WWDジャパン」12月9日号では、ファッション業界から集めた法律問題や悩みを弁護士4人が回答する「ファッションロー特集」を予定している。回答者の一人、三村小松法律事務所の小松隼也・弁護士は、弁護士のほかに“リーガル・ディレクター”を名乗る型破りな人物だ。

 何が“型破り”なのかを知るためには、“弁護士”や“弁護士業界”を取り巻く環境を知ることが必要だ。

 弁護士は悩めるクライアントの味方であることは間違いない。しかし、企業の担当者からすれば、高い専門性を持つ弁護士は敷居が高く気軽にコミュニケーションをとれる相手ではない。また、日本弁護士連合会の会則で広告宣伝が制限されていた時代があったり、そもそも弁護士の人数が少なかった時代は自ら営業しなくても仕事があったため、積極的に企業に働きかけるというマインドが弁護士業界に醸成されてこなかったことも手伝い、弁護士と企業の間には少なからず壁があると言える。

 中には例外的な弁護士もいるため一概には言えないが、一般的な印象はこんなところだろう。しかし、弁護士の人数が増えたことや、すでにどの企業も決まった法律事務所に仕事を依頼している状況ができあがっていることで、中堅・若手弁護士が新規のクライアントを獲得することが困難な時代になっている。

 そんな弁護士業界の中でもスタートアップやイノベーション分野など、時代の移り変わりに伴い新たに出てきた分野に特化することで注目を浴びる弁護士や新興の法律事務所が、ここ数年の間で増えてきている。その中でファッション業界を舞台に“リーガル・ディレクター”という新しい関わり方を提案することで注目されているのが小松弁護士だ。

 リーガル・ディレクターとは、「一言で説明すると、ビジネスにおける戦略をクライアントと共に考えるパートナーだ」と小松弁護士は言う。「例えば、ビジネスを立ち上げて最初の投資の段階から、商標登録、さまざまな協業先との契約、M&Aによる事業譲渡までビジネスに一貫して関わることで、『株式はこういう条件がいいよね』とか、『中国ではすぐに商標を取ろう』『工場さんと仕事するときは、これだけはメールで決めておいた方がいいよ』とか、コレクションの内容について『この国は法律が厳しいからパロディーはここまでにしておこう』とか、雇用に関しても『労働基準監督署はこういう考え方をするので、業務委託の内容はこうしよう』といったように、プロジェクトが始まる前からタッグを組んで一緒に考えることで、先の予測を立てることができます。何か起きてから対応することも弁護士にとって大切な仕事ですが、戦略を組める弁護士の方がトラブルを未然に防げますし、ビジネスに新たな選択肢を追加してもらうことができると思っています」。

 ファッション業界では、社長を兼任するデザイナーと片手で足りるくらいのスタッフでビジネスを始めるブランドも多い。その場合、法務の機能は持たずにスタートするため、企画段階から法務が関わることはないばかりか、トラブルが起きるまで後回しにされることもざらだ。「デザイナー=社長のようなブランドだと経営や法律が得意というわけではないので、『いざ条件交渉を始めるといっても何を決めなきゃいけないかが分からない』という相談も多いです」と小松弁護士も語る。「自分に相談をしてもらえたら、『パーセンテージ、納期、費用負担、それから型数をまずは決めましょう。次に販売する国、知財の取り扱い……』といったように、これまで培ってきたノウハウを生かして法律以外の部分もアドバイスできるんです。このように、契約やトラブル解決の知識を生かして戦略を含めたアドバイスをするのがリーガル・ディレクターの役割です」。

 つまり、言われるままに契約してしまって後でトラブルに発展するといった悲劇を、契約交渉の段階からアドバイスするなどして未然に防ぐのもリーガル・ディレクターの役割だ。弁護士が納期や型数などに口出しするのは、“専門外の人間のお節介”に思えるかもしれない。しかし、小松弁護士のように特定の産業のクライアントを多く抱える弁護士のところには他社の情報やノウハウが蓄積されるため、ビジネス面でも有効なアドバイスをすることができるのだ。

 中小企業の多いファッション産業においてはコストの面も気になるところだ。ただでさえ弁護士に頼むのは費用面がネックになるところを、ビジネス面までアドバイスを受けるとなると依頼したくても難しいこともあると思う人もいるだろう。これに対して「むしろトラブルになってから依頼される方が余計にコストがかかることも多いです。例えば『毎月月額2万5000~5万円で合計1~3時間までならどんな相談にでも乗る』といった形でご依頼いただければ、ビジネスの幅を拡げる選択肢を提案しつつ、無用なトラブルを未然に防ぐこともできるため、トータルでみればコストは抑えられるはずです」と説明する。

 “リーガル・ディレクター”を名乗っていなくても、同様の役割を果たしている弁護士は一定数いるし、コンセプト自体は決して新しいものではない。しかし、弁護士の業務内容に“リーガル・ディレクション”という名前を付けることで、依頼者側の心的ハードルを下げることが小松弁護士の狙いであり、事実、それは成功しているといえる。

 「プロジェクトの完成間近で相談に来られても『これはアウト』としか言えないこともありますが、企画段階から相談してもらうことで自由度が増して、とてもおもしろいコレクションに仕上がったこともあります。『弁護士に相談してできることが広がった』と言われるのが一番うれしいですね」と小松弁護士。ファッション業界にとって強い味方が誕生した。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ワタミ、上海にサーモン専門店をオープン。中国は総合居酒屋から専門店の時代に。

ワタミ株式会社(本社:東京都大田区、代表:清水 邦晃)のグループ企業で、中国・上海で外食事業を展開している和民餐飲管理(上海)有限公司(本社:上海市黄浦区、代表:吉田 光宏)が12月5日、中国・上海市内に新業態としてサーモン料理専門店「サーモン伝説和民」大宁国际店をオープンさせた。専門性の高い新業態を開発することで中国の外食事業活性化を図る。
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「ロンジン」がパートナーのジャパンカップ 鈴木えみもエレガントなヘッドピースで華やかに

 日本のホースレース(競馬)の中でも権威のあるGⅠレース第39回「ジャパンカップ」が11月24日に開かれ、オフィシャルパートナー兼タイムキーパーを務めるスイスブランド「ロンジン(LONGINES)」は同日、東京・府中の東京競馬場にセレブや業界関係者らを招き、社交の場を提供した。

 東京競馬場の特別エリアには、ドレスアップした時計バイヤーやメディア、セレブリティーが集合。特に女性は、海外のホースレーシング観戦には欠かせないヘッドピースを身につけ、食事を楽しみながらレースを観戦した。いつもとは違うスタイルに、競馬場が一望できる特別席での時間。来場者は、年に1度の貴重な経験を楽しみ、親交を深めた。「ロンジン」がホースレースをサポートするのは、欧米ではエレガントかつ社交的なホースレース文化を日本に浸透させるため。普段とは違う華やかな装いで、スペシャルレースにまつわる遊びに興ずることで、親交をますます深めるのが狙いだ。

 会場には、ブラックを基調にドレスアップした鈴木えみや向井太一、横田ひかる、ヨンア、竜星涼、山賀琴子らが訪れた。

 「ロンジン」のパートナーは6度目となった「ジャパンカップ」は、年末にかけて盛り上がる秋〜冬のGⅠレースのキックオフを祝う存在。今年は出走がなかったが、従来は多くの外国産馬も参加する国際的なレースは、世界展開する「ロンジン」にとってピッタリだ。今年のレースはラストの直線で伸びたスワーヴリチャードが制し、オイシン・マーフィー(Oisin Murphy)騎手、馬主、生産者、調教師、厩務員らには、「ロンジン」の時計が贈られた。

 「ロンジン」は、1世紀以上にわたり乗馬スポーツのパートナーを務め、今日ではホースレーシングのみならず、障害馬術、総合馬術、エンデュランスまで、幅広い乗馬スポーツをサポートしている。国際競馬統括機関連盟のオフィシャルパートナー兼タイムキーパーでもある同ブランドは、三冠の一つケンタッキーダービーの他、カタール凱旋門などもサポートしている。

問い合わせ先
ロンジン
03-6254-7351

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サステナビリティって何?専門家が答えます。 Vol. 18 毎年10億本が廃棄 「ラ ブーシュ ルージュ」が目指した真にサステナブルなリップ

 サステナビリティに取り組まない企業は存続できない――といわれる一方で、具体的に何をどうしたらいいのか分からないという声も聞く。そこで「WWDジャパン」11月25日号では、特集「サステナビリティ推進か、ビジネスを失うか」を企画し、経営者やデザイナー、学者に話を聞きその解決策を探った。今回はジュンとタッグを組み日本に上陸した「ラ ブーシュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」のニコラス・ジェルリエ (Nicolas Gerlier)創業者兼クリエイティブ・ディレクターに、業界初のマイクロプラスチック不使用のリップスティックの誕生秘話と、化粧品業界におけるサステナビリティについて聞く。

WWD:なぜ「ラ ブーシュ ルージュ」を立ち上げたのか?

ニコラス・ジェルリエ「ラ ブーシュ ルージュ」創業者兼クリエイティブ・ディレクター(以下、ジェルリエ):化粧品業界が環境にもたらしている悪影響は多大で、中でもプラスチックの量が凄まじいことが問題になっている。マイクロプラスチックの排出量は、タイヤ、ファッション、化粧品が最も多いと言われているくらい。私はもともと大手化粧品メーカーでのキャリアが長く、この現実をよく知っている。そこで1日でも早く市場にサステナブルな化粧品を出さなければという使命感と責任感を感じ、「ラ ブーシュ ルージュ」を立ち上げた。

WWD:サステナビリティを意識したブランドは最近増えているが、「ラ ブーシュ ルージュ」はほかとどう違うのか?

ジェルリエ:まず、マイクロプラスチックを一切使用しないことに徹底的にこだわった。化粧品を大量生産しようと思うと、コストを抑えたり、処方を安定させるためにもマイクロプラスチックを配合することが多い。現代人は一週間にクレジットカード1枚ほどの量のプラスチックを摂取しているという調査も出ているが、口紅は直接唇に塗布するものだし、絶対に入れてはならないと思った。ほかにも水を使用していないので防腐剤も入れていないし、絶滅が危惧されるミツバチのミツロウも用いていない。そんな特殊なフォーミュラは開発に2年かかった。また、レフィルを開発し、使い終わったレフィルを店頭に持ってきてもらいリサイクルしてる。

現在、マイクロプラスチックは地球の水の約85%を汚染していると言われている。でもプラスチックは増えるばかり。その状況が続いたら、どうなると思う?恐ろしいだろう?だからわれわれのプラスチックを使用しないポリシーは中身だけで終わらない。リップスティックを作り、流通し、販売するところまで、全てのプロセスにおいてプラスチックを排除している。例えばリップスティックを作るとき、シリコーンの型に処方を流して作ることが多いが、われわれは全て金属の型を使用し、パッケージも金属とレザーのケースを採用している。伊勢丹新宿本店に日本1号店をオープンしたが、店頭の什器も金属や石を選んだ。

WWD:リップにこだわったのは?

ジェルリエ:リップスティックは女性のハンドバッグに必ず入っているから。メイクアップの中では手を出しやすいアイテムでもあるしね。リップスティックを通じて環境問題への問題意識を喚起するのがミッション。だから私にとって、このリップスティックは“マニフェスト”なんだ。

クラフツマンシップで“一生物リップ”を目指す

WWD:化粧品は消費期限があるため、リサイクルが難しい。ゴミを減らすためには?

ジェルリエ:世界で毎年約10億本のリップスティックが廃棄されていると言われている。その生産には 3億個の型が処分されている。これを変えるためには、そもそもの消費の仕方を変える必要がある。そこで私が注目したのは、クラフツマンシップ。例えば優秀な職人が作ったラグジュアリーなバッグやジュエリーは、何世代にわたって受け継がれたりするでしょう?それは商品のクオリティーはもちろん、「ずっと使い続けたい」と思う価値があるから。サステナブルやナチュラルな化粧品は今まで地味なイメージを持たれることも多かったと思うが、われわれはラグジュアリーでありながらスタイリッシュなパッケージにもこだわった。レザーのケースはラグジュアリーブランドのバッグも作っている工場から余ったレザーを買い取り、それを使って作っている。イニシャルを入れてパーソナライズできるようにしているから、“自分だけの一生物リップ”として使ってもらいたい。直近だと「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とコラボし、紙製パッケージのリップも販売中だ。またわれわれはまだ会社の規模も小さく、大量に生産できないから、余分な在庫を抱えることもない。

WWD:動物愛護の視点からするとレザーに抵抗感を感じる人もいるのでは?

ジェルリエ:いいポイントだね。デザイナーのステラ・マッカートニー(Stella McCartney)は友人の一人だけど、彼女は一切動物由来のものを使用しないポリシーを掲げている。彼女とはよくサステナビリティについて話し合うことが多いけど、人工レザーもマイクロプラスチックを使用しているものが多いから、ビーガンだから環境にいいとも言い切れない。また、工場で余ったレザーを捨ててしまうのも動物がかわいそうなので、私はそっちを減らすことに着目した。でも、もちろんビーガンの消費者もいるので、ステラと協業して100%プラスチック不使用のビーガンケースも作って販売している。

サステナブルビューティを“アクセシブル”に

WWD:リップスティック一本が1万8100円〜は高価なイメージもある。

ジェルリエ:他社製品に比べたらもちろん値段は張ると思う。でも、1回ケース付きで買ってしまえば、以降はレフィル(4600円)を買えばいいから、そこまで変わらないのでは?また、この値段にはプラスチックを使用していなかったり、上質なレザーを使用していたり、環境に配慮していたり、それだけの価値があると信じている。それをいかに消費者に伝えるか。われわれはまだ設立2年目と小さなブランドで、大型のプロモーションもできない。今はインスタグラムを大きな情報発信ツールとして、リップが作られる裏側からパッケージのこだわりなどを分かりやすく伝えている。もちろん、それを淡々と語っても興味持ってもらえないので、「ラ ブーシュ ルージュ」のミッションに共感してくれるアーティストやフォトグラファーとコラボし、スタイリッシュな方法で日々発信しているよ。

WWD:化粧品企業として、一番の責任は?

ジェルリエ:いくらサステナブルで環境に配慮している製品を作っても、消費者が魅力に感じなければビジネスは成り立たないし、与えられる影響も大きくはない。だから消費者に、いかにサステナビリティを“アクセシブル”にするかが重要。われわれはクラフツマンシップを通してラグジュアリとサステナビリティーを共存させているが、今後もそのポリシーを守り続ける。より幅広い人にサステナブルなビューティを“アクセシブル”にしたい。

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地元の百貨店が教えてくれた「あたらしい幸せ」 エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年7月29日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

地元の百貨店が教えてくれた「あたらしい幸せ」

 静岡出身の僕にとって、J.フロント リテイリングの社内コンペ「JFR発明アワード2019」で松坂屋静岡店がグランプリに輝いたのは、大きな喜びでした。同店は「くらしの『あたらしい幸せ』を発明」すべく、バスをイメージした循環型物流システムを提案。商品の受け渡し場所としてのバス停のコミュニティー・スポット化を図りつつ、地元の新鮮な農産物を街の人に、デパ地下グルメを過疎地に届けたいと願います。

 首都圏で暮らすようになって以降、帰省するたび「おっ、静岡にもコレが出来たんだ」と「あぁ、ついにアレなくなったんだ」という発見を繰り返し、結果、おらが街も“東京っぽく”なっている気がします。地域の独自性が失われることを悲しく思う一方、それは都会に住む人間のエゴであり、「静岡の人だって、東京とかで話題のお店、行きたいよね」と思うと異論なんて挟めません。自分だって静岡でも「スターバックス」でコーヒーを飲んでいます。

 そう考えると、松坂屋静岡店の提案って、素晴らしい。買い物弱者がデパ地下グルメを楽しめるのです。百貨店のおじさん(別に“おじさん”じゃなくても良いのですがw)がバスから現れ、まるでサンタさんみたいにデパ地下グルメをクーラーボックスから取り出し、バス停で待っていたおばあちゃんがそれを受け取る。次のバスまで、2人はちょっとおしゃべり。そして、空っぽになったクーラーボックスにはおばあちゃんが育てた野菜を詰め込んで、おじさんはまたバスに。そんな買い物体験とコミュニティーが形成できたら、地方はもうちょっと頑張れるかもしれません。

 「2027年にリニアが開業して東京と名古屋が40分で行き来できるようになったら、中間の静岡は素通り。結果、埋没するだろう」。今年、在日経験をお持ちのラグジュアリー・ブランドのCEOに予告され少なからずショックを受けましたが、こんな提案が実現したら、静岡は静岡らしく頑張れるのではないか?静岡新聞という地方紙で記者をしていた過去も手伝い、このニュースを読み、地元を思い、松坂屋静岡店の素敵なアイデアに“ほっこり”しました。提案の段階で、「くらしのあたらしい『幸せ』」を授けてくれた気がします。

 街のシンボルだった百貨店には、地元に添い遂げる義務さえある、そうおっしゃる方もいます。僕は正直そこまで主張できませんが、それでも百貨店が地元に寄り添おうとする姿勢はやっぱり嬉しくなるのです。

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エディターズレターとは?
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