「アンディフィーテッド」から来年30周年を迎える“エア マックス 90”のコラボモデルが登場

 「ナイキ(NIKE)」とロサンゼルス発のスニーカーショップ「アンディフィーテッド(UNDEFEATED)」が、来年で誕生30周年を迎える名作スニーカー“エア マックス 90(AIR MAX 90)”をベースとしたコラボモデルを発表した。

 シルエットはそのままに、ヒールに「アンディフィーテッド」の象徴的なロゴ“ファイブ ストライク(FIVE STRIKE)”を大胆に配し、シューレースにあしらわれているデュブレにはコラボを象徴する“UNDEFEATED”の文字が刻まれている。

 ホワイトとブラックをベースにディテールをブルー、グリーン、レッド、イエローとした全8色展開で、ホワイト&イエローとブラック&レッドの配色のみベビーとキッズサイズも用意する。価格は1万5000円で、キッズサイズは9000円、ベビーサイズは7500円。12月27日から「アンディフィーテッド」各店舗で限定販売され、30日からホワイト&ブルー、ブラック&ブルー、ホワイト&イエロー、ブラック&イエローの配色は公式アプリ「NIKE SNKRS APP」でも販売される。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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石一つ一つの個性を大切にするジュエリー「クニエリカ」の魅力

 カラフルな色石を用いたジュエリー「クニエリカ(KUNIERIKA)」が11月末に東京・表参道で展示会を開催し、メダルをモチーフにしたジュエリーやイエローダイヤモンドのリングなどの新作が登場した。同ブランドの魅力は、石の個性を大切に顧客一人一人に合わせた丁寧な物作りだ。石留めの仕方などディテールにもこだわったデザインは職人泣かせだという。「クニエリカ」の廣村晋江デザイナーに新作やクリエイションについて話を聞いた。

WWD:新作にメダルのモチーフを使用したのは?

廣村晋江(以下、廣村):仕事や家事などいそがしい毎日を送る女性に、誰もメダルをくれない。そんな頑張る女性にメダルを贈りたいと思った。石を選んでもらってのオーダーも可能で、パールのネックレスは80cmのオペラだが、着ける人の身長に合うようにアレンジする。1カ月半~2カ月程度と納期も比較的短い。

WWD:サファイヤやガーネットなどの色石のほかにイエローダイヤモンドが加わったのは?

廣村:大学時代の友人が、香港にあるベルギーのダイヤモンド商のところで働き始めた。そこの4代目オーナーに私の制作活動を伝えたところ、イエローダイヤモンドを出してきて、好きな石を選んでいいと言われた。ダイヤモンドというと格付けを気にする人が多いが、カラーダイヤモンドはそれだけでない。だから相性がいいもの6石を選んで購入したのがきっかけだ。

WWD:イエローダイヤモンドというと通常かなり高額だが?

廣村:これは「クニエリカ」だから出せる価格帯。ファンシービビッドイエローの脇石にはブルートパーズを使用した。通常このような組み合わせはしないが、黄色と水色が引立て合うと思ったから。好きな石を好きなように選んでデザインしてみた。

WWD:今後どのようなものをデザインする予定か?

廣村:カラーダイヤモンドにはとても興味がある。業者のところで眠っているデッドストックの石を使って一点モノを作りたい。石自体はとてもきれいなのに、1石しか残っていないなどの理由で通常の流通にのらないものがある。

WWD:リフォームなどのサービスも行っているようだが?

廣村:祖母や母親が持っていたジュエリーをそのまま眠らせておくのはもったいないので、積極的に顧客にはリフォームを勧めている。顧客一人一人と話しをしながら、どのようにリフォームするかを話すのが楽しい。古いケースに入れて持ち込まれるので、リフォームが仕上がったらオリジナルのケースに入れ替えて手渡すようにしている。

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時計担当がついに高級時計を買うってさ

 「えっ、時計担当なのに時計買わないんですか?」――時計担当になって1年半、だれということもないんですが、だれかから“確実に”そう言われているような気がしていました……。ファッションニュースを伝える身として、新たなブランドや技術、サービスに飛びつく好奇心は常に持ち合わせていますが、大きな買い物とあっては内なる声に従わざるを得ません。そして、オールドルーキーな僕でもアドバンテージを取れる分野が好ましい。そこで選んだのがビンテージです。

 前職の「セカンド(2nd)」編集部(えい出版社)では、アメリカントラッドに魅了されました。そして「セカンド」的に、身に着けるべき時計は2つだけでいいと断言しました。それが「ロレックス(ROLEX)」の“バブルバック”と「カルティエ(CARTIER)」の“タンク”です。“バブルバック”は1930〜50年代に生産された「ロレックス」の自動巻き時計の総称で、完全防水を実現するために大きくなったムーブメントなどを収めるために、ケースバックが泡のようにふくらんでいることから名付けられました。文豪アーネスト・ヘミングウェイ(Ernest Hemingway)が愛した逸品として有名です。一方の“タンク”の誕生は17年で、100年以上の歴史を持ちます。そのデザインソースは意外にも戦車(タンク)。第1次世界大戦を終結に導いた平和の象徴、また不戦の誓いとして表現されたとか。同時にアールデコの代表作でもあります。そして“タンク”は同じく小説家のトルーマン・カポーティ(Truman Capote)が愛用しました。

 どちらもいつかは手に入れたいと思っていましたが、ちょっとでも上品かつ知的に見えたら……という下心もあり、僕は“タンク”を選びました。

 相談したのは東京・吉祥寺の「江口時計店」です。2016年のオープンで、店舗はガラス張りのリペア工房を入れて約66平方メートル。修理技師が3人在籍しています。古着ディーラーを16年間務めた江口大介さんがオーナーのため、店内には時計以外に「バーバリー(BURBERRY)」のビンテージコートや「エルメス(HERMES)」のビンテージシャツなども並びます。

 肝心の時計はというと目当ての「カルティエ」を筆頭に、「ロレックス」「オメガ(OMEGA)」など1950~70年代のアイテムを中心にラインアップされています。江口オーナーは、「60年以前の時計には個性的な“顔”が多いんです。その後は量産の時代となり、この転換期のデザインがおもしろいんですよね」と話します。時計は月に1度、香港などで主に欧米のディーラーから買い付けるそう。

 来店客の男女比は6:4で、30~60代と世代は幅広いです。平均販売価格帯は30万~40万円台。「女性客は“タンク”指名の方が多いです。20~30代の比率が増えていますね。だから当店では常時100本はストックするよう努めています。ただ最近は、状態のよいものが出にくくなっています。男性客の人気は『ロレックス』『オメガ』ですね。ただしスポーツタイプではない、シンプルなものをセレクトするようにしています。それが当店らしさです」。

 江口時計店では、修理も買い取りも受け付けています。そのためリピーターが多いの特徴。「高級時計って、一生のうちに1本買うかどうかだと思います。だから当店でじっくり悩んでほしいんです」と江口オーナー。店内にはアンティークの椅子やテーブルが備えられ、平均滞在時間は2時間ほど。ブランドやアイテムの説明からケアの仕方まで、江口時計店では接客を通じて時計の魅力を伝えています。最近は、結婚指輪の代わりにビンテージ時計を贈り合う20代のカップルも多いのだとか。僕も2時間しっかり悩ませてもらい、1本を選びました。

 80年代製の手巻きの“マストタンク”で、文字盤はアイボリー&黒のローマ数字の組み合わせ。同モデルはダイヤルデザインが豊富ですが、「アイボリーが一番人気」なのだとか。ケース径は“LM”と呼ばれる24×31mmで、いわゆるメンズサイズ。りゅうずに付いた青の合成スピネルがアクセントになっています。デッドストックに近い状態で、価格は27万8000円。高級時計デビューとしては、ちょうどよいのではないかと。“アメトラマン”らしく、紺ブレ&オックスフォードB.D.シャツの手首にさりげなくプラスしたいと思います。

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伊コンデナストがミラノに初のストアをオープン カフェも併設

 伊コンデナスト(CONDENAST)はイタリア・ミラノの本社1階に初となる店舗「FRAME(フレーム)」を仮オープンした。ルイージ・カドルナ広場に隣接する同店の総面積は約250平方メートルで、店内にはカフェ、ショップ、イベントスペースを構える。正式なオープンは2月で、“体験型ストア”と位置づける。

 カフェの運営はミラノの有名ペストリー「サンカルロ(San Carlo)」が行い、月曜から土曜の午前7時から午後10時まで営業する。ショップではコンデナストが扱う媒体や他ブランドの限定アイテムが買えるほか、これまでのアーカイブも提供する。

 店舗設計を手掛けたのはミラノを拠点とする建築スタジオのロカテッリ パートナーズ(Locatelli Partners)で、しっくいの天井と暗色のフローリングに鉄と大理石のディテイルが用いられている。「このプロジェクトでイタリアとミラノを象徴する企業であるコンデナストのアーカイブを通して、外の世界と出版の世界との間につながりを作りたかった」とマッシミリアーノ・ロカテッリ(Massimiliano Locatelli)同社創設者は語った。

 エットーレ・モチェッティ(Ettore Mocchetti)氏の後任で、「アーキテクチュラル・ダイジェスト(Architectural Digest、以下AD)」と「コンデナスト・トラベラー(Condé Nast Traveller)」両方の編集長就任を1月に控えるルカ・ディーニ(Luca Dini)伊コンデナスト・エディトリアル・ディレクターによれば、「フレーム」には同社の各媒体と読者の交流を活性化する役割があるという。

 同氏は「バニティ・フェア(Vanity Fair)」主催の俳優のトークイベントや作家の朗読会、音楽パフォーマンス、「AD」の「ミラノデザインウィーク(MILANO DESIGN WEEK)」中のイベント開催、「ラ・クッチーナ・イタリアーナ(La Cucina Italiana)」によるシェフとの試食会をその例として挙げた。

 フランチェスカ・アイロルディ(Francesca Airoldi)伊コンデナスト・チーフ・マーケティング・オフィサーは「フレームは顧客中心の空間であり、顧客に届ける体験の主役となるのはコンテンツだ。他企業と協力して体験を創り出し、雑誌、ソーシャルメディア、Webサイトなどわれわれが持つプラットフォームによってコンテンツの幅を広げていく」とコメントした。

大根田杏(Anzu Oneda):1992年東京生まれ。横浜国立大学在学中にスウェーデンへ1年交換留学、その後「WWD ジャパン」でインターンを経験し、ファッション系PR会社に入社。編集&PRコミュニケーションとして日本企業の海外PR戦略立案や編集・制作、海外ブランドの日本進出サポート、メディア事業の立ち上げ・取材・執筆などを担当。現在はフリーランスでファッション・ビューティ・ライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を行う。

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韓国顧客満足度ナンバーワンの美容整形外科「バノバギ」院長が語る韓国美容医療トレンド

 韓国で圧倒的な知名度と人気を誇る美容整形外科医院「バノバギ(BANOBAGI)」クリニック。江南(カンナム)地域に整形外科医院と美容皮膚科医院を抱え、最近は日本の来院者も増えている。また、日本では銀座のビアンカクリニックと提携しているほか、オリジナルブランドのスキンケアはサイバーエージェント(CYBERAGENT)が展開するアベマTV(ABEMA TV)の韓国コスメ通販番組、「カンコスホリック」で取り扱っている。

 「バノバギ」クリニックの皮膚科医院を率いるバン・ジェヨン院長に最近の韓国の美容医療トレンドや、オリジナルブランドのこだわりを聞いた。

WWD:美容医療先進国の韓国で人気ナンバーワンの実績だが、そこまで支持を得ている理由は。

バン院長(以下、バン):「バノバギ」は美容皮膚科と整形外科が一緒になっているクリニックの中では、韓国でナンバーワンの売り上げと知名度を誇る。整形外科は1日250〜300人ほど、皮膚科は50〜100人ほどが来院している。先生の腕はもちろん、「バノバギ」の哲学に共感してくれる人が多いことが人気につながっているのだと思う。テレビに出ているような芸能人に憧れる人が多いので、昔はそういった「理想の顔」に合わせて整形手術をしていたが、それだとみんな同じ顔になってしまう。韓国で“江南美人”という言葉があるが、それはみんなが同じような顔を目指して整形をしたからだろう(江南地区には多くの美容整形外科が存在することに由来する)。でも「バノバギ」では、一人一人の個性を生かしながら美しくすることをポリシーに掲げている。

WWD:最近人気の治療は?

バン:皮膚科の施術だとエイジングケア系の治療が一番有名。中でも最も件数が多いのはサマジーとウルセラというレーザー。2つのレーザーは10年以上の歴史があるので、非常に安定していて効果も高い。ウルセラは顔に少し脂肪がついている方向け、サマジーは脂肪がなくともリフトアップしたい人向け。そのほかピコレーザーも人気だ。最初は入れ墨を除去する目的で使われたが、毛穴の開きや肌表面のテクスチャーの改善、色素治療についても効果があったので、いろいろな研究で使い道を広げているところ。整形だと輪郭手術とあご削り。どちらも「バノバギ」の得意分野でもあり、日本人のお客さまからも信頼されている。

WWD:韓国がここまで美容医療界のリーダーになったのは?

バン:まずは手術の件数が多く、クリニックも多いので競争が激しい。そうすると自然と技術も上がってくる。また韓国人の国民性もあると思うが、医者の研究心と好奇心が強い。アメリカ人と日本人は研究の安全性を一番に求め、ある意味慎重だという。それに対し、韓国は効果を求める。だからこそ新しい施術や技術が次々と生まれる。そして韓国人は新しいものに挑戦することを好むので、韓国でしか受けられない施術も多い。例えば水光注射やシンデレラ注射も韓国から生まれたものだ。

WWD:韓国人の肌悩みやニーズの傾向は。

バン:日本も一緒だと思うが、20〜30代女性は敏感肌で悩んでいる人が多い。生まれつきの人もいれば、外的刺激などで後天的になった人もいる。さまざまなタイプや症状があるので、治療は必ずしもレーザー治療とは限らない。間違った化粧品の使い方で肌のバリア機能を崩している人も多いので、まずは化粧品の使い方についての指導をし、その後にその人にあった化粧品をアドバイス。その次に飲み薬や塗り薬を処方し、もっと効果的な治療があればレーザーなどクリニックでの施術を案内している。いずれにせよ炎症を起こし敏感になってしまった肌はきちんと管理しないと悪化していく一方なので、丁寧に診る必要がある。

WWD;日本では若い人がプチ整形することが増えていおり、整形の口コミアプリも人気。韓国ではどうか?

バン:韓国でも同じ。プチ整形への抵抗が弱くなっているので、手を出す人が多い。韓国では大学受験が終わると整形をする人も多い。中でも二重形成や鼻の手術が人気。ほか涙袋形成や唇をふっくらさせるものの需要が高い。

WWD:オリジナルコスメを作った理由は。

バン:韓国では現在、ドクターズコスメが増えている。例えばいま人気の「ドクタージャルト(DR .JART)」は、実は兄のバン・ジェサン院長(整形外科の医院長)の先輩が作ったブランド。われわれは市場を長年見てきて、さらに皮膚治療にも携わってきたから、プロが提案するスキンケアの需要があることは知っていた。また、韓国では“ケミカルフォビア”という言葉ができるくらい、悪い成分に対しての偏見がある。実は以前、加湿器から肺に悪い成分が出るという事件があり、それ以来肌に悪い成分に対しての警戒心が日本より高い。だから成分を調べるアプリも人気だと思う。「ファへ」はアプリの人気ラインキングで1位を取ったほど。われわれは成分についても詳しいので、敏感肌の人でも使うことができつつも高い効果を誇るものを作っている。敏感肌向けに開発した「ミルクシスル」ラインは、メチルパラベン、エチルパラベン、ベンジルアルコールといった一般的なフェイスマスクに含まれる化学成分を使用しておらず、「ファへ」でも高い評価を得ている。生産はもちろん全て韓国で行っている。

WWD:今後の目標は?

バン:2019年は日韓関係でいろいろあったので、日本市場には目を向けていたものの、政治的な影響でプロジェクトをストップせざるを得なかった。20年からは、日本での認知度をさらに高めたい。よりグローバルな展開をするために、さまざまな広告を展開する。また現在「バノバギ」は30代のお客さまが多いので、今後は若い人向けのコスメも開発していきたい。

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松戸vs町田。集客力が高いのは?←2019年商業施設回顧(郊外編)

 2019年も東京をはじめとする大都市都心部だけではなく、郊外にも大規模なショッピングセンターが多数建設された。その中で、どちらも鳴り物入りで開業した、千葉県松戸市の「テラスモール松戸」は集客がままならず、東京都町田市の「グランベリーパーク南町田」は非常に好調だ。どうして差が出てしまったのだろうか。
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コンサバフェミニンの「バビロン」がカジュアル業態を開発 今春、都心ファッションビルに1号店

 アダストリアの子会社エレメントルールは2020年春、「バビロン(BABYLONE)」のセカンドラインとして「ル フォワイエ(LE FOYER)」を立ち上げる。「ユリナカワグチ(YURINA KAWAGUCHI)」手掛ける川口ユリナをディレクターに起用し、「バビロン」にはあまりないカジュアルアイテムや雑貨を、より買いやすい価格でそろえる。まずは都心のファッションビルに出店し、今後は地方の駅ビルやSCにも出店を目指す。

 「30代のOLをターゲットにしているコンサバフェミニンの『バビロン』は、都心のマーケットにははまるが、地方・郊外の立地にははまりにくかった」と、樋口和之バビロン営業部長。ただし、「地方・郊外だけがターゲットではない。フェミニンなカジュアルスタイルを欲している人は都心にもいる」として、「バビロン」店舗との相互送客を見込んだ出店も行う。

 アパレルの他、コーヒーやお茶、お菓子などの食品雑貨も扱う。中心価格は、ワンピース9800円、ブラウス6900円。想定客単価は1万3000円と、「『バビロン』の半分」という。アパレルは8割がオリジナルで、軸のアイテムとして押すのはデニムパンツ。ベーシックアイテムが豊富だが、一方で「自分のためにおしゃれをしている人って、実はアパレル業界で働いている人を除くとほとんどいない。だからこそ、この価格帯だと(あまり着ないテイストなどにも)チャレンジしてみようという気持ちになるはず」(川口ディレクター)と、鮮やかなプリントワンピースやシアーなコートなど、遊び心のあるアイテムもそろえる。

 1号店は都心型ファッションビルに出店し、売り場面積約100平方メートル。「生活雑貨などの反応を見ながら、今後の出店先は考えていく」(樋口営業部長)。

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JASPAにビューティ業界から初の理事誕生 美容部員の地位向上のために必要なこととは

 訪日外国人客が年々増加し、お客のニーズが多様化する昨今。プロフェッショナルな販売員・美容部員の重要性はさらに増していく一方で、販売員・美容部員への理解不足からネガティブなイメージが持たれるのも否定できない。そんな状況を改善しようと、ファッション販売員の地位とスキルの向上を目的に2016年に設立されたのが、一般社団法人日本プロフェッショナル販売員協会(JAPAN SALES PROFESSIONALS ASSOCIATION 以下、JASPA)だ。今年は、ビューティ業界から初の理事として日本ロレアルのフィリップ・アルシャンボー副社長が就任した。これにより、JASPAはファッションの販売員だけでなく美容部員と相互に地位を高めるサポートに注力していく。

WWD BEAUTY(以下、WWD):ビューティ業界から初の理事に就任した経緯について

フィリップ・アルシャンボー理事(以下、フィリップ):日本のビューティ市場やラグジュアリーファッション市場は今、とても盛り上がっている状態だ。しかし高齢化社会により働き手となる若年層は減る一方。そんな中、JASPAのように販売員の教育をサポートする機関があることはとても重要だ。日本ロレアルでは、4年前にビューティアドバイザーラブアンドケアプログラムを立ち上げ、美容部員の地位向上のために給料アップや福利厚生の改善のほか、労働環境改善を進めてワークライフバランスを保たれるようにしている。これにより、退職率も下がってきているという結果につながった。JASPAとは考え方や施策などが、ロレアルが掲げているものに共通している部分が多かった。これからはファッション、ビューティの店頭スタッフが相互にメリットとなるような関係を構築していきたい。

WWD:互いにどんな点が生かせると考えているか。

フィリップ:ビューティは圧倒的にお客さまの人数が多く、忙しいお客さまだと20分ほど、タッチアップをしても長くて45分ほどの接客だろう。美容部員から販売員が学べることは忙しいときに効率よくマネジメントを行えることだ。一方で、ファッション業界はストーリーテリングにとても優れている。ランウエイではデザイナーの込めた思いや情熱を伝えることができる。ビューティは製品数が多いため、ブランドストーリーよりも製品よりになってしまう。百貨店のラグジュアリーブランドで化粧品を購入するお客さまは、製品の良さはもちろんブランドストーリーにも憧れている部分もある。世界観をしっかり伝えることを販売員から学べるのではないか。

WWD:理想とする美容部員・販売員像について。

フィリップ:基本的なことだが製品知識があることは大事。今はインターネット上でさまざまな情報が流れているが、必ずしも正しいものだとは限らない。プロとして正確な製品や肌の知識を持つことが必要である。日本ロレアルでも共感できる接客を大切にしており、オンラインでは手に入れられないようなプラスアルファの価値を提供できる接客に注力している。お客さまに本当は何が必要なのかを分析する力が重要である。

WWD:日本と海外との美容部員・販売員の違いについて。

フィリップ:日本の接客はコンビニでもホテルでもどこでも、素晴らしいおもてなしが大前提にある。例えばフランスでは、場所によってサービスのレベルが極端に変化する。しかし、お客さまと一定の距離感を超えてはいけないという日本のマニュアル的な接客に比べ、フランスはパーソナルな接客が得意であり、距離の近い接客ができる。距離が近い分、記憶に残る接客が可能だ。日本ロレアルでは今年からサービスリテールアカデミーを行っており、おもてなし精神を守りつつも自分らしい個性を出した接客に挑んでいる。

WWD:理事としてこれから取り組んでいきたいことや意気込みは。

フィリップ:ロレアルとしてはどのブランドにも共通して、今の時代に合ったトレーニングを提供することが大事だろう。JASPAでは、論文や推薦状の書類審査や適性検査のある販売員のための新資格制度を来年から始める。ビューティでも、クオリティーの高い美容部員に対する独自の資格制度を設けることが役割だと考えている。そのためにも、ビューティ業界からJASPAの参加者を増やしていきたい。会社やブランドの顔である美容部員を支えていくことにこれからも注力する。

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しかしこれ使っててケースの方のバッテリーが切れるとライトニングケーブル型のイヤフォンは使えなくなる。こういうところがあかんよね。

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ティーンの人気を集める高校生モデル・よしあきが初のエッセー本を出版 「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」

 「グッチ(GUCCI)」や「バーバリー(BURBERRY)」のオープニングパーティーに来場し、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のミレニアルズ向けのショーや東京ガールズコレクションのランウエイを歩く高校生モデルのよしあきが12月26日、初のエッセー本「友達ゼロで不登校だった僕が世界一ハッピーな高校生になれたわけ」(KADOKAWA)を出版した。本の中では、中性的な言動がいじめの対象となり不登校だった過去を告白。その後、台湾での療養生活や帰国後のフリースクールでの恩師との出会い、原宿デビューなどを経て“世界一ハッピーな高校生”と思えるようになるまでの歩みをつづった。そんなよしあきに本の出版や現在の活動について話を聞いた。

WWD:今回の出版の経緯は?

よしあき:数年前にもお話をいただいていましたが、“暗い過去を売りにしたかわいそうな子”という目では見られたくなくて、保留にしていました。その後、自分と似たような経験をした子が悲しい結末で終わるニュースを目にする機会があり、僕がこんなに元気になれたんだから少しでも希望を届けられればと思い、もう一度お声が掛かったタイミングで出版を決めました。

WWD:不登校になったきっかけは?

よしあき:自分では最初はいじめだと思っていなかったんです。小学生の頃からサッカーよりおままごとが好きで、「女っぽい」とからかわれたことから、ちょっかいがどんどんエスカレートして、同級生から暴力を受けることもありました。深く傷ついていましたが、当時は誰にも話すことができませんでした。お母さんや姉のミチとも仲は良かったけれど、家では強がっていたのかもしれません。僕がキャパオーバーになり学校へ行けなくなって初めて、家族がいじめの事情を知りました。

WWD:本の中では家庭内暴力や自殺未遂などの過去についても赤裸々に語った。“ハッピー”と思えるようになるまでにはどんなことがあったか?

よしあき:不登校の時期には精神的に不安定になり、家庭で暴れてしまうこともありました。ミチが受験を控えていたことから、11歳のときに生まれの地である台湾に移住しました。日本の社会や人間関係からくるプレッシャーがなくなり、少しずつ元気になっていくのを感じました。一方でそのときにSNSで見た原宿のポップなファッションに憧れを感じて、帰国したら原宿に行くことを夢見るように。当時流行していたスキニーパンツがはきたくてダイエットもしたんです。

昔は悪目立ちをしないようにしていた自分が派手なファッションを楽しむようになった

WWD:13歳で帰国し、すぐに原宿へ行った?

よしあき:家族や親戚としか話さない日々が何年か続いていたので勇気が必要でした。お母さんたちが探してくれたフリースクールに通い、そこで恩師の先生との出会いがありました。恩師をはじめ仲間や人と関わることに慣れていったんです。そしてやっとミチに原宿に連れて行ってもらい、竹下通りを歩きました。はじめは緊張したんですが、髪の毛を緑に染めたり、ケミカルウオッシュのデニムにタイダイ柄のTシャツを合わせたり、ミチとおそろいのコーディネートをしたりと、だんだんと派手なファッションを楽しめるようになりました。昔は悪目立ちをしないようにしていた自分が、まさかこんな派手な格好して自信が持てるようになるなんて、ファッションの力って本当にすごいと思います。そんな中、街頭でテレビのインタビューを受け、そこから徐々にモデルの活動をさせていただくようになりました。

WWD:若者マーケティング研究機関「シブヤイチマルキューラボ(SHIBUYA109 lab.)」が発表した「トレンド大賞2019」のヒト部門では1位によしあき&ミチが選ばれた。

よしあき:2人ですごく喜びました!ミチは「わたしはずっと、遊びでも球拾いしかやらせてもらえない子どもだった」と言っていて、僕もなかなか仲間に入れてもらえない子でした。そんな僕にイベントでファンの子が「会えてうれしい」って涙を流してくれたりするんです。全てにおいて不正解の人間だと思っていましたが、今まで自分がやってきたことは間違ってなかったのかもって思えるようになりました。

WWD:現在インスタグラムのフォロワー数は36万を超える。ファンを獲得するために何か工夫していることはあるか?

よしあき:僕たちは人並みにしかやってないです。ただ、SNSでは悲しいことや暗いことは発信しないようにしています。もちろん落ち込むこともありますが、そんなときは大好きな酢豚定食を食べたり(笑)、友達に話したりしてストレスを解消しています。不登校やいじめを経て、ため込まないようにしようと決めたんです。ため込んで人に物事を伝えなかったのでいじめがエスカレートしたんだと思います。

僕の人生は誰にもあげたくない

WWD:過去に戻ってやり直したいと思うことはあるか?

よしあき:やり直したいとは思いません。もし普通の学校生活を送っていたら今の僕になれていないかもしれない。過去があったから今の僕があるんだと思います。フリースクールで恩師に会えたこと、家族が支えてくれたこと、モデルの仕事に出合えたことなどいろんな奇跡が起こったので、僕の人生は誰にもあげたくないです。

WWD:今回出版する本はどんな人に読んでもらいたい?

よしあき:人間関係で困っている人や不登校になってしまった子に読んでもらいたいです。僕のお母さんのインタビューも掲載しているので、同じような境遇のお母さんにも読んでほしいです。本を作る過程で、僕とお母さんの間には当時すれ違いがあったことを知りました。僕は「もっと構ってほしい」とか「お母さんにそんなに好かれていないかも」と思っていたら、お母さんはカウンセリングに通ったり学校を探していたりと、僕のためにいそがしくしてくれていたんです。本当に今が幸せすぎて過去を肯定できるようになったので、僕の経験を通してどんなにつらいことも絶対に超なんとかなるって、伝えられたらうれしいです。

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時計担当が選ぶ超私的な今年の1本 2019年に一番激しく光り輝いたのは?

 時計担当になって1年半。今年は、1月に“世界一ラグジュアリー”な時計見本市「S.I.H.H.(サロン・インターナショナル・オート・オルロジュリ)」、3月に世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)」を取材するため、2度スイスに飛びました。スイスに行くのも、時計見本市を体験するのも初めて。世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が去った「バーゼル・ワールド」の凋落ぶりと、噂通り絢爛豪華な「S.I.H.H.」とのコントラストが印象的でした。そして「S.I.H.H.」では、“時計が宇宙(=浪漫)”であることを再認識しました。

※10月に「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」に名称変更

 「バーゼル・ワールド」で扱われるアイテムは実用を意識した数十万円のものが主であるのに対して、「S.I.H.H.」では数千万円、中には数億円の時計も珍しくありません。そんな浮世離れした世界で、オールドルーキーな時計担当のハートをつかんだのが、「エルメス(HERMES)」の“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”(320万円)でした。

 “アルソー(ARCEAU)”は、1978 年にデザイナーのアンリ・ドリニー(Henri d'Origny)が生み出した時計。実は、78年は僕の生まれ年でもあります。この時点でかなり運命感じちゃってます(笑)。

 “アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”は、北半球と南半球のムーンフェイズを同時に表現します。2 つのスモールダイヤルがダイヤルの中を1周し、その動きによってマザーオブパール製の月が満ち欠けする斬新なデザインと機構なんです。ちなみに文字盤に使われているアベンチュリンとは、微細な結晶を内包するガラスや鉱石の総称で、これ自体が無数の星がまたたく宇宙を表しています。“腕に小さな宇宙を”とは、時計業界でしばしば用いられる表現ですが、まさにその極み!はっきり言って浪漫しか感じません。

 ちなみに同モデルには、文字盤をメテオライトにした“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ メテオライト”(320万円)もあります。メテオライトとは隕石のこと。そう、素材そのものに宇宙(の石)を使ってしまっているんです。

 「エルメス」のブースでは、“ギャロップ ドゥ エルメス”にも「かわいい!」を連発してしまいました。馬具の鐙(あぶみ)にインスピレーションを得たものですが、おにぎり型のフォームがラブリーで、価格も41万7000円から。カラー&素材が豊富な点も女子受けしそうでした。

 正直な話、「S.I.H.H.」訪問前は「エルメス」に時計のイメージを持っていませんでした。でもその後の1年間で数百本の時計をタッチ&フィールさせてもらい、あらためてジュネーブで見た“アルソー ルゥール ドゥ ラ リュンヌ アベンチュリン”が僕の心の中で一番激しく光り輝いているなと感じています。

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【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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ファッション業界が意外と知らないビューティ2019年トレンド5選

 ファッションとビューティは近くて遠い!?ファッションをこだわる人はあまり化粧に興味がなかったり、逆に化粧にこだわる人はファッショントレンドには敏感ではなかったりして、首から上と下では実はこだわる人が違っている。それは業界人でも同じかも、と思ったのは、弊社のファッションとビューティ、両編集部を見ていたとき。両編集部は隣り合わせの島で仕事をしているにも関わらず、化粧品業界のトレンドを、ファッションチームは全然分かってないことが判明。そこで、ファッション業界の人が知らないであろう、ビューティ業界の2019年のトレンドを5選、紹介する。

クリーンビューティ

 ビューティ編集部に行くと、しばしば聞かれた「クリーンビューティ」。きれいなビューティ?と思っていたが、自然・天然成分を原料に用いており、体に害となるような成分を含んでいないというもので、環境に配慮したサステナブルな製品である。というのが大まかな定義とされるが、実際のところきちんと決まった定義はなく、かなりあいまい。ナチュラルブランドとの違いが難しいところだが、「環境に配慮」がポイントのようだ。クリーンビューティブランドとうたう代表的なブランドは「ベアミネラル(BAREMINERALS)」「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」などだ。

“第2の皮膚”戦争

 テレビCMでも流れているので知っている人も多いと思うが、19年は化粧品業界にとって“第2の皮膚”もしくは“セカンドスキン”という言葉が飛び交った。代表的なところでは、花王とコーセー。ただ、この2社の機能が違うというのを知っている人は少ないだろう。花王が12月4日に発売した「エスト(EST)」と「センサイ(SENSAI)」の“第2の皮膚”はスキンケアであるということ。ファインファイバー技術(積層型極薄膜形成技術)を具現化した高性能小型ディフューザーに化粧液を入れて夜、肌に吹き付けて就寝。翌朝、そのベール(膜)をはがすと美肌力がアップするものだ。

 一方のコーセーが20年からサービスを実施するパナソニックとの協業による「スノービューティーミラー」は、肌のシミなどを“隠す”シートだ。鏡の前で顔表面の色、状態を分析することで極薄膜のカスタマイズシートを作る。つけた後、自身の肌と同化しどこに貼ったかは全然分からないのが特徴で、話したり笑ったりしても寄れたりせず、貼っていることを忘れるぐらい自然だという。将来的に皮膚疾患の人に向けた医療領域もカバーする予定だ。

CBD化粧品

 「CBD」は、大麻に含まれる成分カンナビジオールの略称で、抗炎症効果やリラックス効果が期待できるもので、多くの化粧品に配合され話題だ。アメリカでは賛否がありながらも市場は活況。18年には高級専門店からマス市場にまで広がっている。日本ではマリファナの有効成分であるTHC(テトラヒドロカンナビノール)が0.01%でも含まれていると取り扱えないが、THCが一切残留しない製品も作られており、スキンケアオイルやクリームなどが輸入されたり、日本でも製品化が進んでいたり、ヘアサロンでも使用されている。ただ最近では、配合内容の見直しから発売中止を余儀なくされた例もあるなど、今後はその動向に注意が必要だ。

ミニサイズコスメ

 19年、多くのブランドがミニサイズを発売した。資生堂が18年に若年層に向けミニサイズで価格を抑えて提案するシリーズ、その名も「SHISEIDO ピコ」を発売。ドラック・バラエティーショップブランド「フジコ」や「アネッサ(ANESSA)」といった日焼け止めでもミニサイズが誕生した。今年は「M・A・C」や「スック(SUQQU)」「ジョルジオ アルマーニ ビューティ(GIORGIO ARMANI BEAUTY)」「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」など多くのブランドがコフレにミニサイズを入れて訴求。ミニサイズにすることで、化粧品の問題点だった使い切りがしやすいという利点が。また、価格も抑えられており人気が集まった。

元美容部員 和田さん。

 「元美容部員 和田さん。(以下、和田さん。)」は、元美容部員で、美容系ユーチューバーとして91万以上のチャンネル登録数、インスタグラムのフォロワー数は19万(2019年12月24日現在)を誇る。18年8月の取材で29万チャンネル登録数、インスタグラム4万5000とあるので、1年で3、4倍の伸びだ。的確なメイク術と分かりやすさが幅広い女性から支持を集めている。PRではなく、彼女が紹介した商品は爆発的に売れて、ブランドの認知度もアップ。ブランド側も「なぜこの商品が売れたのか追跡すると、和田さん。に行き着いた。嬉しい限り」と語る。12月には和田さん。初のプロデュース商品であるカラコンが発売になった。現在はCチャネルから独立し個人事務所を設立している。

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なぜワークマンは都心にないのか 現在の“最前線”は環八

 2019年に最も躍進した企業といえば、作業服のワークマンだろう。2019年4〜11月の既存店売上高は、前年の同じ時期に比べて31.3%増。好業績を受けて株価は年始の2.8倍に急上昇し、時価総額は8471億円(12月27日時点)となって、上場するジャスダックでは日本マクドナルドを抜き去り首位を独走する。

 ところでワークマンの記事はさまざまなメディアで紹介されているが、店に入ったことのない人も多いのではないか。特に都市部が生活圏の人はそうだろう。

 全国に854店舗(10月末時点)の「ワークマン(WORKMAN)」「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」を構えており、数だけ見れば「ユニクロ」の817店舗(8月末時点)よりも多い。にもかかわらず、繁華街では見かけない。東京でいえば、新宿にも渋谷にも銀座にも店舗はない。それどころか山手線沿線や山手線内に一つもないのだ。

 昨年秋にスタートした新業態「ワークマンプラス」は郊外型ショッピングセンターにいくつか出店しているが、ほとんどの店舗は幹線道路沿いにある。建設や土木の現場で働く人たちが仕事の行き帰りにクルマで立ち寄ることを想定した立地だ。同社の場合、店舗の大半はフランチャズ(FC)契約で地元のオーナーが運営するため、家賃が高い商業一等地は採算的に難しいという事情もある。

 だが、カジュアル需要を取り込む「ワークマンプラス」の拡大を図る中、今後は直営などによって市街地に近づくケースが増える可能性がある。同社は18年12月に「ワークマンプラス」の等々力店(東京・世田谷)を出店する際のニュースリリースで、「これまでの既存店はホワイトカラーの多い地域を避けてきましたが、今後は立地条件が拡大されます」と書いていた。

 今のところ東京における“都心最前線”は、環七(環状七号線)か環八(環状八号線)である。環八沿いには「ワークマンプラス」の等々力店のほか、練馬石神井店(練馬区、19年3月開店)などがある。環七沿いには「ワークマン」の大森環七店(大田区)がある。

 もともと郊外で誕生した「ユニクロ(UNIQLO)」は1998年の原宿店出店と同時期に巻き起こしたフリースブームが一世を風靡した。出店コストに厳しかった「ファッションセンターしまむら」も今では高田馬場、下北沢、茗荷谷に出店している。

 ワークマンはECで注文した商品を店舗で受け取るタイプのクリック&コレクトを掲げており、そのためには1500〜2000店舗の拠点が必要になるという。ワークマンが世評の通り「ポスト・ユニクロ」に名乗りを上げるならば、今後は都市部への出店が次のステージになるだろう。

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「グレタ たったひとりのストライキ」 両親が見つめ続けた真実

 16歳で米誌「タイム(TIME)」が選ぶ2019年の「今年の人」と、科学界で話題になった「今年の10人」に選出されたグレタ・トゥーンベリ(Greta Thunberg)。地球温暖化対策の強化を求めるスウェーデンの環境活動家として、9月にニューヨークで開催された国連気候行動サミットで、各国の首脳そして世界の大人たちに温暖化対策の行動に出るよう強く訴え、ときに怒りをにじませながら話すその姿は日本のメディアでも取り上げられ、彼女の名前を多くの人たちが知ったのだと思います。

 その彼女の強い意志、そしてエネルギーの源になっているのは何なのか、私はメディアに映し出される一部の言動のみしか知らなかったので、それを知りたくて一冊の本を手にしました。そこに書かれていたのは、想像をはるかに超えたものでした。

 本書「グレタ たったひとりのストライキ」は有名オペラ歌手であるグレタの母マレーナ・エルンマン(Malena Ernman)が、俳優で夫のスヴェンテ(Svante Thunberg)、妹のベアタ(Beata Ernman)、そしてグレタと共に書き上げた本であり、母親の目線で書かれています。

すべては授業で観た映画が始まりだった

 18年に、スウェーデンの国会議事堂の前で地球温暖化に対するストライキを一人で始めたことをきっかけに、世界に知られるようになったグレタですが、「すべては、11歳の時にグレタが授業で世界中の海に浮遊する大量のごみに関する映画を観たことから始まった」とあります。その映画を観ている間、彼女は泣き続け、南大西洋では浮遊プラスチックごみが集まり、その面積がメキシコよりも大きい島を作っていることにショックを受けたといいます。

 5年生になった当時、毎晩寝つくまで泣き、登校しながら泣き、授業中でも休み時間でも泣き通し、教師たちはほぼ毎日電話をかけ、そのたびに主夫になった父が彼女を連れて帰っていたそうです。

 グレタは摂食障害になって10キロ痩せ、家族以外とは話さなくなり、うつ、アスペルガー症候群(自閉症に含まれるひとつのタイプ)、選択性かんもく症(家庭で家族が相手であれば自由に話せるにもかかわらず、学校や幼稚園など、家族以外の人が相手の場合に話せなくなる疾患)と診断されたのでした。今となっては多くの子どもや若者に影響を与え、大人をも動かす彼女が、それまで他人と話をせず食事もとれない日々が続いていたのです。そして専門家の話を聞いたり、書物を読むなどして独学で気候問題を学んだというのです。

「才能があるのに繊細すぎる少女」

 「暗闇の中に隠れ、あらゆる意欲を失った」というグレタと、その彼女を支え、ときに葛藤する家族の姿がそこにはありました。会話を交えながら、隠すことなくありのままの姿が淡々と書かれているので、その状況がストーリーとして入ってきます。両親がグレタの世話にかかりきりになっていたころに、妹のベアタのアンガーアタック(怒り発作)が増え、「パパもママもグレタのことばかり心配して、私のことはほったらかし。ママなんか大嫌い」と本棚からあらゆるDVDを投げつけるシーンには、読みながら胸が締め付けられるような思いでした。ベアタもまたADHD(注意欠如・多動症)、アスペルガー症候群、強迫性障害、反抗挑戦性障害の傾向があると診断された両親の当時の心境は、私たちの想像を絶するものだったのだと思います。

 そのような過酷な状況の中から現在に至るまでの道のりが、家族の前で語られるグレタの言葉と両親の思いと共につづられています。そして彼女の言葉によって家族も影響されていきます。気候問題や地球温暖化を中心とした環境問題の話は、ときに数字や専門用語の羅列で難しく感じてしまいますが、彼女から発せられることばは、とても現実的で身の回りに起こっている事実であり、理解しやすいことばで語られています。

「あのとき、彼女は見えない境界線を越えた」

 グレタがたった一人でストライキをすると計画し、自転車で国会議事堂へ向かう背中を見送りながら、「あのとき、彼女は見えない境界線を越えた。あと戻りすることも、取り消すこともできない境界線を」と語った父親のそのときの気持ちが、ありありと伝わってくるようでした。本音を言えば、両親はストライキをしてほしくなかったといいます。グレタは多くの批判を受けることも覚悟の上だとはいえ、両親として娘を守りたいと思うのは当然のことでしょう。一方で、家族以外の人と話すことができなかった娘が、大勢の前ではっきりと自分の考えを述べる姿をまるで奇跡のように感じていたのでしょう。

 その後のグレタの活動は多くの人に知られることになり、日々注目を集める存在になりました。本の中でとても印象的だったのは、空き時間にこっそり勉強を教えてくれたグレタの先生のことばです。「私はこれまで、才能があるのに繊細すぎる少女が精神的に壊れてしまう例を、たくさん見てきました。もうたくさんです。私の方が限界なんです」と言って彼女を助けていたことでした。世の中の問題の大小にかかわらず、それを自分ゴトとして捉え発信していくことに、大人も子どもも関係ないのだということです。私たちはまず現実を知ることだと16歳の少女に教わりました。本書はそれを知る第一歩になると思います。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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よく観られたパリコレ動画 Part1 イッセイ、セリーヌのリサ、マルジェラ、ギャルソン

 2020年春夏パリコレ中に自分で撮影・掲載した55本の動画の中からアクセス数が良かった14本を2回に分けて発表します。Part1の7つは、いずれも個性が強いブランドばかり。ファッションショーは新しい服の色や形を見るだけではなくデザイナーたちの魂に触れる場でもあるから、こういった映像が支持されることは記者としても嬉しいです。ちなみに、1位の「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」の再生回数は2位以下の8倍強とダントツでした。確かに繰り返し見たくなる、非常にエモーショナルなシーンです。

空から服が降ってきた「イッセイ ミヤケ」

 「イッセイ ミヤケ」の新デザイナー、近藤悟史さんのデビューショーは成功だと私は思います。モデルが手をつないでクルクル回るフィナーレなどから、1980~90年代の「イッセイ ミヤケ」がフラッシュバックし、そこから同社における三宅一生さんの存在感の大きさを痛感します。だからと言って古く見えるわけじゃない。あの頃イッセイさんが見せていた“手をつないでひとつに”の世界観は今こそ必要なのだと思います。近藤さんの色のセンスが若々しくて◎。中でも天井から服が降りてくるこのシーンは印象的でした。

「セリーヌ」でLISAを追え!

 この弊社のソーシャルエディターの情報の取り方は私とは全然違います。隣にいても謎ですがソーシャル上で起きている波を常時キャッチしており、“〇〇のコミュニティーで、この波来ています”と教えてくれます。まさにサーファーが波をキャッチするがごとく。「セリーヌ」でも、BLACKPINKのLISAが来場することを、それこそLISAが韓国を出国する段階からキャッチしていました。会場前にもその情報をキャッチしたファンが大勢!まさに熱波がそこにある、という感じです。ぜひLISAが会場を去る時の動画でその熱狂をご確認ください。

「メゾン マルジェラ」でモード注入

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は全ルックの熱量が高く、見るだけで“モード注入完了!”というテンションに。穴が開いた服だからといって、“抜け感がある”とは大違いで、むしろその逆です。モデルも前のめりで速足。特に一番後ろを歩いているハイヒールブーツをはいた彼は、一人で登場した時も凄い迫力で思わず前のめりに。情熱は人を巻き込むのです!

ギャルソンで17歳の自分に戻る

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」のショーでは派手な格好をした大人が世界中から集まり、“17歳の自分”に戻ったみたいな神妙な表情をしているのを見るのが好きです。パリコレはまぎれもなくビジネスの場ですし、競争の場でもありますが、この20分間だけは特別。なぜ自分がこの仕事をしているのかを再確認させてもらいます。

 川久保さんは今冬、ウィーン国立歌劇場で上映されるオペラ「オーランドー」の衣装を手掛けました。先に発表したメンズと今回のウィメンズはオペラで完成するいわば3部作の一部だとか。ちなみに、このオペラを見たさに12月に休みを取った業界関係者を私は2人知っています。

「ジュンヤ」は
トレンチコートを再構築

 “このブランドの店に行けば〇〇があるのではないか”と、特定のアイテムを想像できるブランドは強いと思います。“人とは違ったトレンチコートかデニムがほしい”と思ったら、私なら「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」に行きます。今季もトレンチ、デニム、白いシャツ&Tシャツといったスタンダードアイテムをベースに、ウエストラインをきれいにたたんだり、プリーツを加えたり形を再構築したアイテムがそろいます。

「ヨウジヤマモト」で神田川を聴く

 最近の「ヨウジ」のショーで気になるのがBGMの一部が耀司さん自身の歌声だということ。その声は少年のように優しいです。さらに今回は「神田川」も流れました。ファッションショーのBGMに「あなたは、もう、忘れたかしら~」なんて聞いたことありません!服がエレガントなだけにそのギャップが日本人的にはツボ。ニヤニヤするな、という方が無理な話です。

人気者「マリーン セル」でemmaと朝の挨拶

 この日は一日中、「マリーン セル」の三日月プリントを着ている人を見かけて人気ぶりがうかがえました。モデルのemmaさん、元2NE1のダラさんも来場。似合っています。会場では黒のスタッフコートが気になりました。「あれが欲しい」という声、多そうです。

 自然を生かした演出の全貌を知りたくて、ライブ配信を片手にショーを見たのですが、映画のワンシーンみたいですね~。地球の環境破壊が進み地下で生き延びた種族の物語だとかで、デザイナーの妄想力とそれを具現化する力が半端ない!ショーを見て頭に浮かんだのは、「エルメス(HERMES)」+「プラダ(PRADA)」÷2という計算式です。有名ブランドの真似、という意味では決してなく、「エルメス」から受け取る自然を大切にする大らかなメッセージと、「プラダ」が得意とするユーティリティーの両方をそこに見たからです。まだ若いのに、スケールが大きいデザイナーです。

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プーマがサニブラウンとパートナーシップを締結 陸上男子100メートル日本記録保持者

 プーマ ジャパンは12月26日に、陸上競技選手のサニブラウン・アブデル・ハキーム(Sani Brown Abdul Hakim)とパートナーシップを締結したことを発表した。このパートナーシップは、サニブラウンの常に挑戦し続ける姿勢に対して、プーマが共感したことから実現した。

 サニブラウンは、ガーナ人の父と日本人の母を両親にもつ20歳の陸上競技選手だ。男子100メートル9秒97の日本記録保持者で、今年11月にはプロ転向を表明した。また200メートルは日本歴代2位、60メートルでは日本歴代1位の記録を持っている。現在は、米・フロリダ大学に通っている。

 プーマはこれまで、人類史上最速のスプリンターと評された元陸上競技選手のウサイン・ボルト(Usain Bolt)やレーシングドライバーのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)らとパートナーシップを結んできた。現在では、モデルの藤田ニコルやアトレティコ・マドリードのGKのヤン・オブラク(Jan Oblak)らと結んでいる。

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華奢なホースビットがポイント 「グッチ」2020年春夏バッグ&シューズ

 動植物のモチーフや華やかな装飾を盛り込んだジェンダーレスなスタイルで一時代を築いたアレッサンドロ・ミケーレによる「グッチ(GUCCI)」だが、2020年春夏コレクションは一転。装飾を抑えるとともに、ランジェリーのようなディテールや深いスリットなど“いわゆるセクシーな美しさ”を取り入れたウエアを披露した。そこに合わせたアクセサリーも、金具など装飾が控えめになった19-20年秋冬シーズンからの流れを踏襲。リップスティックホルダー付きの手袋やミニバッグ、ラテックスのグローブ、レザーケース入りの扇子、乗馬用のムチなどのアクセサリーはフェティッシュなムードを醸し出すが、バッグとシューズはコーディネートに取り入れやすそうなアイテムがそろう。

 バッグとシューズ共通のポイントとなるのは、ホースビットモチーフのきゃしゃなメタルパーツだ。バッグは、20年クルーズ・コレクションでフラップ型ショルダーバッグなどがデビューした“グッチ 1955 ホースビット”シリーズに、ブガッティスタイルのハンドバッグ(3サイズ展開)やバックパック、大きなトラベルバッグが仲間入り。ハンドバッグは、スムースレザーやポルカドット柄のプリントレザー、エキゾチックスキン、キャンバスなどバリエーション豊富で、中には今季のキーメッセージである“Gucci Orgasmique”をあしらったモデルもある。また、同ショルダーバッグには、赤、緑、青のストライプ柄ベルベットでクラシックな雰囲気に仕上げたデザインが新登場。その他、“ディオニュソス”や“グッチ ズゥミ”などの既存モデルは、幾何学柄のエキゾチックスキンなどでアップデートした。

 足元は、特にかかと部分を折り込んでスリッパスタイルでも履けるポインテッドトーのシューズに注目。フラットソールでありながらデザイン性も高く、大ヒットしたファーライニングのスリッパ“プリンスタウン”に続くオシャレかつ快適なシューズとして人気を集めそうだ。また、ストラップサンダルやローファーパンプス、キューバンヒールのブーツなどにも、ホースビットがあしらわれている。スニーカーの新作は、左右で色の異なるデザインで提案。鮮やかな色のスエードやミラーのようなヒールを用いたプラットフォーム×チャンキーヒールのブーツも目を引く。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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華奢なホースビットがポイント 「グッチ」2020年春夏バッグ&シューズ

 動植物のモチーフや華やかな装飾を盛り込んだジェンダーレスなスタイルで一時代を築いたアレッサンドロ・ミケーレによる「グッチ(GUCCI)」だが、2020年春夏コレクションは一転。装飾を抑えるとともに、ランジェリーのようなディテールや深いスリットなど“いわゆるセクシーな美しさ”を取り入れたウエアを披露した。そこに合わせたアクセサリーも、金具など装飾が控えめになった19-20年秋冬シーズンからの流れを踏襲。リップスティックホルダー付きの手袋やミニバッグ、ラテックスのグローブ、レザーケース入りの扇子、乗馬用のムチなどのアクセサリーはフェティッシュなムードを醸し出すが、バッグとシューズはコーディネートに取り入れやすそうなアイテムがそろう。

 バッグとシューズ共通のポイントとなるのは、ホースビットモチーフのきゃしゃなメタルパーツだ。バッグは、20年クルーズ・コレクションでフラップ型ショルダーバッグなどがデビューした“グッチ 1955 ホースビット”シリーズに、ブガッティスタイルのハンドバッグ(3サイズ展開)やバックパック、大きなトラベルバッグが仲間入り。ハンドバッグは、スムースレザーやポルカドット柄のプリントレザー、エキゾチックスキン、キャンバスなどバリエーション豊富で、中には今季のキーメッセージである“Gucci Orgasmique”をあしらったモデルもある。また、同ショルダーバッグには、赤、緑、青のストライプ柄ベルベットでクラシックな雰囲気に仕上げたデザインが新登場。その他、“ディオニュソス”や“グッチ ズゥミ”などの既存モデルは、幾何学柄のエキゾチックスキンなどでアップデートした。

 足元は、特にかかと部分を折り込んでスリッパスタイルでも履けるポインテッドトーのシューズに注目。フラットソールでありながらデザイン性も高く、大ヒットしたファーライニングのスリッパ“プリンスタウン”に続くオシャレかつ快適なシューズとして人気を集めそうだ。また、ストラップサンダルやローファーパンプス、キューバンヒールのブーツなどにも、ホースビットがあしらわれている。スニーカーの新作は、左右で色の異なるデザインで提案。鮮やかな色のスエードやミラーのようなヒールを用いたプラットフォーム×チャンキーヒールのブーツも目を引く。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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ニュースはみんなのもの、臆せず発信し続けます ファッションフリークOL「WWDジャパン」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDジャパン」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.14『編集部年末座談会“記者魂を揺さぶったアノ話”』

読み解きポイント:「ニュースは誰のもの?」

ニュースのポイント

 「WWDジャパン」の新人記者が、2019年の締めくくりということで先輩記者16人が何を感じ、何を考えたかを知るべく、突撃座談会を敢行。「19年に記者魂を揺さぶったトッピクスは?」をテーマに1年を振り返った。「シャネル(CHANEL)」「フェンディ(FENDI)」を率いていたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)の死去や、デムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)の「ヴェトモン(VETEMENTS)」退任といったデザイナー関連のニュース、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)の「キモノ(KIMONO)」やラグジュアリーブランドの相次ぐ人種差別による炎上騒動、ヤフーによるZOZO買収や「フォーエバー21(FOREVER21)」の日本撤退といったビジネスニュースなど、さまざまな話題が19年を彩った。

Azuはこう読む!

 この連載を始めたのは7月末だったのですが、座談会で話題に上がったテーマは半分以上書いた気がします。ニュースを読んで、自分の意見を考えることを繰り返していくうちに、小さなニュース一つも「自分ならどう受け止めるだろう?他の角度だったら?」と考える癖がつくようになりました。

 例えばキム・カーダシアンによる補正下着ブランド「キモノ」が日本の着物文化を侮辱する名前だとして猛抗議を受けたあの事件。日本人だけではなく日本文化を愛する外国人までもが「それは違う!」とSNSで声をあげ、割と早い段階でブランド名変更にまで至りました。

 当時は連載をしていなかったので、「あらキム、また炎上したのね」くらいにしか思っていなかったのですが(笑)、もしあの時このネタを書くとしたら「下着って嫌なものだっけ?」と提示したでしょう。思い返すとあの騒動抱いた違和感はSNSでの極論と突発的な熱。「下着ブランドに着物の名前をつけるなんて」という声がそこそこあって、「いや、下着は悪くないだろ」と思ったり、そもそもの「さまざまな体型や肌色の女性に合わせた補正下着」という割と素晴らしいコンセプトをすっ飛ばしてボコ殴りされているのをみて、「ちょっとキムの気持ちも考えなよ……」と勝手に幼馴染の感覚になったりもしました。基本的に炎上案件を見ると、救いの道を見出したくなるのです……。

 ブランド名を「スキムス ソリューションウエア(SKIMS SOLUTIONWEAR」に改名した結果、「キモノ」時代の廃棄分など含めて損失額は1000万ドル(約10億9千万円)に登ると明かしていましたが、発売後数分で200万ドル(約2億1千8百万円)売るお化けブランドなのできっと痛くも痒くもないのでしょう。実際にサイト上で商品を見てみると、(日本ではあまりシチュエーションが想像できないものもありますが)「天才なの?その形絶妙すぎない?」というアイテムや9色5サイズというよりどりみどりのラインナップに商才を感じざるを得ません。もちろんだからと言って文化的な差別や多くの人が不快に思うことをして良いわけではありませんが。

 この連載を通して、「私はこう思うけど、みなさんはどうですか?」と投げかけてきたつもりです。正直一人でブツブツつぶやくより圧倒的に多くの方に見ていただいているので、「こんなこと言って良いのだろうか」と怖くなることもありますが、ニュースは誰かの所有物ではなく全員のものなので、臆せず思考し言葉を紡いでいきます。

 ということで2019年に魂を揺さぶったニュースは「全部!」でした。正確なニュースをいち早く届けてくれる記者の皆さま、お疲れ様でした!

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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オシリペンペンズ × 佐伯慎亮 × 豊田和志の写真展 バンド結成20周年記念

 アーティストのオシリペンペンズと写真家の佐伯慎亮と豊田和志は、写真展「オシリペンペンズ1999-2019&2020 ミッピョ、スェラヤ!」を大阪のマンティコアで12月28日〜1月31日に開催する。

 同展は、オシリペンペンズのバンド結成20周年を記念して開催し、二人の写真家が撮影したライブ中の写真やポートレート写真などを用意。佐伯はデビュー当初から親交があり、過去のアーカイブからセレクトしたものを、豊田は20周年を迎えたオシリペンペンズの今年一年間の活動を撮影したものを展示する。さらに同展を記念して、開催初日にオシリペンペンズと佐伯と豊田によるトークイベントを開催する。

 石井モタコ=オシリペンペンズボーカルは「どんなものになるのか想像がつかない。二人の写真家がお互い譲り合わず想いを押し通して欲しい。はっきりカオスと分からせて欲しい。来てくれた人は、二人の写真を通して素敵なものを見つけて欲しい。私は写真を見て少しでも自分を分かりたい。うちらは死ぬまで解散しません。不死身です」とコメント。

 オシリペンペンズと豊田は今年8月にも、東京・阿佐ヶ谷のRojiで写真展「Sign」を開催している。

■「オシリペンペンズ1999-2019&2020 ミッピョ、スェラヤ!」
日程:12月28日〜1月31日(不定休)
時間:20:00〜27:00
場所:マンティコア
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバース2F

■オシリペンペンズ × 佐伯慎亮 × 豊田和志 トークイベント
日程:12月28日
時間:16:00〜
場所:マンティコア
住所:大阪府大阪市中央区千日前2-3-9 味園ユニバース2F
料金:1ドリンク+投げ銭

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@Bot_Gravy Yung Gravy Bot

And my wrist like Gravy and yo Rabbi on Passover In the Rover I hit you with my nerf like a class 5 whiplash, ay b*tch, smash Gravy all over my dash, ay Young Johnny Cash (WOAH) Gotta catch 'em all like Ash (GRAVY TRAIN) I see them, they've been tryna touch me Karen tried to cuff

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ジェニファー・ロペスにティモシー・シャラメまで 2019年にバズったセレブのファッション12選をプレーバック

 2019年は多くのセレブたちがレッドカーペットでハイファッションを披露し、人々の注目を大きく集めるファッションのオンパレードだった。

 「ティエリー・ミュグレー(THIERRY MUGLER)」のビンテージを着用したカーディ・B(Cardi B)やキム・カーダシアン(Kim Kardashian)、そして1990~2000年代初頭の「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のビンテージドレスとその最新版の両方を着用したエリザベス・ハーレイ(Elizabeth Hurley)やジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)など、セレブの間でのビンテージ人気は健在だ。

 ティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)が着用したサテンのシルバースーツやケイティ・ホームズ(Katie Holmes)のブラにカーディガンを合わせたスタイルなど、19年に注目を集めたセレブのファッションを紹介する。

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「ニコアンド」と「マクドナルド」が初コラボ “アメリカンビンテージ”がテーマの福袋

 アダストリアの「ニコアンド(NIKO AND…)」は、「マクドナルド(MCDONALD’S)」とコラボレーションした福袋を発表した。2020年1月1日から「ニコアンド」原宿店と公式ECサイトでそれぞれ20個限定で販売するほか、全国の「マクドナルド」でも数量限定で販売する。価格は3000円。

 “アメリカンビンテージ”をテーマにセレクトした福袋の中身は、「マクドナルド」の創成期のロゴがプリントされたトートバッグやフェイスタオル、レトロなカラーリングのデリカップ、「マクドナルド」おなじみのメロディーが鳴るポテトタイマー、3270円相当の「マクドナルド」商品無料券だ。さらに10個に1つの割合で、500円相当の“金のマックカード”が含まれている。

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米「WWD」の2019年度ベストコスメアワードが発表 ブランド部門は「トム フォード」などが入賞

 米「WWD」のビューティ別冊「ビューティ インク(BEAUTY INC)」が毎年恒例の「ビューティ インク アワード」を発表した。ビューティ業界で今年ヒットした商品やブランド、そして活躍し た人物をたたえる賞で、日本からは「今年最も革新的だったM&A」部門で資生堂の「ドランク エレファント」買収がランクインした。ここでは、各部門のトップを飾った製品やブランドを紹介する。

商品部門(プレステージ)

 クリーンビューティをいち早くうたったプレス テージヘアケアブランド「ブリジオ(BRIGEO)」は「ビー ジェントル、ビー カインド」シリーズにココナツ やバナナなどのスーパーフルーツを配合したラインを発売し、1週間でセフォラの全カテゴリー の中でのベストセラーポジションを獲得。メイクアップアーティスト、パット・マクグラス(Pat McGrath)の新 ベースメイクは下地、ファンデーション、パウダー、ブラシをそろえ高い評価を得た。「キールズ(KIEHL'S)」 の定番クリームはパラベンやカルバミド、トリエタノールアミンを含まないフォーミュラを作るために114回の試作を経てリニューアル。「ランコム(LANCOME)」のフレグランスはエシカルな調達にこだわったローズを用い、若年層にアピール。

商品部門(マス)

 レブロン(REVLON)傘下の「オルメイ(ALMAY)」は8月に100%バイオディグレーダブル(再生可能)な繊維で作られたクレンジングシートを発売し、サステナビリティを訴求。もともと低刺激処方にこだわっていた同ブランドだが、今後は肌への優しさだけでなく環境にも配慮し、“クリーンビューティ”をうたう。マスメイク市場が苦戦する中、「アーデル(ARDELL)」の磁石式のつけまつげが大ヒット。メイクやヘアサービスを行う「グラムスクワッド(GLAMSQUAD)」はドラッグストア「CVS」と協業し、プロ仕様のヘアケア製品を平均価格7.99ドル(約870円)で提供。パリス・ヒルトン(Paris Hilton)の香水は今も年間1億ドル(約109億円)を売り上げ、04年のローンチ以来25億ドル(約2725億円)を突破。秋には25作目をローンチした。

ブランド部門(プレステージ)

 今年、スキンケアライン「トム フォード リサーチ」を導入した「トム フォード ビューティ」の売り上げは10億ドル(約1090億円)を突破したとされており、世界的なブランドランキングでは過去5年で40位も上昇するほどの飛躍を遂げている。新スキンケアラインは中国市場を意識したもの。現在中国のトラベルリテールの売り上げではアイカテゴリーで3位、フレグランスで9位、リップで1位のポジションで、今後もさらに同市場を強化する狙いだ。

ブランド部門(マス)

 “SNS”時代において最も成功したメイクアップブランドの1つに成長した「モルフィー」。ブレットマン・ロック(Bretman Rock)やジェフリー・スター(Jeffree Star)などのビューティインフルエンサーとのコラボ製品を連発し、若年層の支持を獲得。2018年の売り上げは3億5000万ドル(約381億円)ほどで、D2Cから、最近はリテールにも進出。8月には投資会社のジェネラル アトランティック(GENERAL ATLANTIC)が60 %の株式(22億ドル、約2300億円の価値)を取得。

ローンチ部門(スペシャルティー)

 「ストレンジャー・シングス」の15歳の女優、ミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)がジェネレーションZ 向けにスタートしたスキンケア・メイクライン。化粧水ミストやファンデーションなどをそろえ、全てがクルエルティーフリー(動物実験を行わない)でビーガン処方。価格は10〜34ドル(約1000〜3700円)。

ローンチ部門(プレステージ)

 デザイナーがアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)になってからメイクアップラインも彼の世界観を反映してリニューアル。デビュー作の58種のリップスティックは発売1カ月で100万本以上、約3800万ドル(約41億円)を売り上げるほどの爆発的なヒットを記録。アジアのとある店舗では1日で3万3000本を販売したという。

インフルエンサー部門

 バーチャルモデルのミケイラ・ソーサ(Miquela Sosa、通称リルミケイラ LilMiquela)は今年もSNS 界で活躍。ブラジル系アメリカ人という設定で、現在 170万フォロワーを抱える。ファッションとビューティとも協業し、「パット マクグラス ラボ」のミューズにも抜擢された。

その他

小売り部門:シャネル アトリエ ボーテ

ウエルネス部門:ルルレモン(LULULEMON)「セルフケア」

ニュースメーカー部門:ナチュラ(NATURA)

ブランドビルダー部門:イラリア・レスタ(Ilaria Resta)=プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER&GAMBLE)ビューティ北米ヘアケアバイスプレジデント

創業者部門:ミシェル・ファイファー(Michelle Pfeiffer)「ヘンリー ローズ(HENRY ROSE)」創業者

CSR部門:セフォラ(SEPHORA)

マーケティングキャンペーン部門:ダヴ(DOVE)「ダヴ ザ クラウン」

デジタル革新部門:「バイオサンス フォー クリーン アカデミー(BIOSSANCE FOR CLEAN ACADEMY)」

インディーズ部門:「コサス(KOSAS)」

M&A部門:資生堂の「ドランク エレファント(DRUNK ELEPHANT)」買収

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「メゾン キツネ」黒木理也が手掛ける“セクシーな”空間 「カフェ キツネ 青山」が移転オープン

 ファッションブランド「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」が手掛ける「カフェ キツネ(CAFE KITSUNE)」。パリ、ニューヨーク、ソウルなど世界で8店舗を展開し、日本では2013年に東京・青山にオープンしていたが、このたび「メゾン キツネ 青山(MAISON KITSUNE AOYAMA)」により近いロケーションに移転。12月21日にグランドオープンし、前日にはオープニングパーティーを開催した。

 リニューアルに合わせてメニューもアップデート。今年9月に岡山県出石町にオープンした「カフェ キツネ ロースタリー 岡山」で自家焙煎したオリジナルブレントコーヒーをはじめ、東京・西麻布にある「ハウス(HOUSE)」の谷祐二シェフ監修によるアボカドトーストやクロックムッシュ、あずきトーストといったモダンなメニューに加え、自家製のスイーツなどバラエティー豊かなメニューがラインアップしている。

 内装は「メゾン キツネ」の共同設立者である黒木理也によるもの。今回の移転オープンについて黒木は、「自分が好きな“和”をモダンな形で発信したかった。そして、いわゆるコテコテなセクシーではなく、和を基調とすることで生まれる清潔感のあるセクシーな空間。世代に関係なく皆が集まれるようなフレンドリーな空間でありながらセクシーさも感じられる場所を作った。夜はアペリティーボのように、ディナー前にシャンパンやハイボールなどを飲みに気軽に立ち寄ってもらえれば」と語った。

 その言葉通り、内装は木材、竹、畳や土壁など日本古来のあたたかみのある素材をベースに、真ちゅうや大理石などを所々に施したデザインに仕上がった。緑に囲まれたファサードや、窓の外には竹が植えられているのも特徴だ。また音にもこだわり、時間帯に合わせたキツネ ミュージック(Kitsune Musique)のプレーリストがSONOS(ソノス)のサウンドシステムから流れ、「メゾン キツネ」のカルチャーを存分に味わえる空間となっている。

■カフェ キツネ 青山
オープン日:12月21日
営業時間:月〜日曜日 9:00〜20:00(LO 19:30)
定休日:不定休
住所:東京都港区南青山3-15-9

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日本発シューズブランド「フラワーマウンテン」がウォルター・ヴァン・ベイレンドンクとコラボ 1月の「ピッティ」で初披露

 日本発シューズブランドの「フラワーマウンテン(FLOWER MOUNTAIN)」は、ウォルター・ヴァン・ベイレンドンク(Walter Van Beirendonck)とコラボしたカプセルコレクションを、1月にイタリア・フィレンツェで開催される「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」で発表する。さらにニューヨーク、パリ、北京、東京、ミラノなどで展示会を行う。ウォルターが描き下ろし、ブランド初となるアパレルを展開する。

 「フラワーマウンテン」は、OEMのシューズデザインなどを手掛けていた太田圭輔デザイナーが中国・北京在住のヤン・チャオ(Yang Chao)デザイナーと共同で2015年にスタートしたブランド。ニューヨークのキス(KITH)やイタリアのスラムジャム(SLAM JAM)など海外のセレクトショップでも取り扱っている。11月22日には渋谷パルコにブランド初の旗艦店をオープンした。

 ウォルター・ヴァン・ベイレンドンクは「ウォルター ヴァン ベイレンドンク」デザイナー兼アントワープ王立芸術アカデミーファッション学科長。1980年にアントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、ダーク・ヴァン・セーヌ(Dirk Van Saene)、ドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、マリナ・イー(Marina Yee)、ダーク・ビッケンバーグ(Dirk Bikkembergs)らと共に“アントワープシックス(Antwerp Six)”と呼ばれる。同校では、83年から教壇に立ち、2007年に学長に就任した。

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ココカラファインとH2Oリテイリングが合弁会社設立を締結 2021年8月末まで37店舗を運営

 今年5月に業務提携を発表していたココカラファインとエイチ・ツー・オー リテイリング(以下、H2O)は27日、業務提携と合弁会社設立に関する株主間協定書を締結したと発表した。H2Oの子会社でスーパーマーケットチェーンを運営するイズミヤから分割する居住関連商品販売事業会社の発行済み株式数のうち、51%にあたる1020株をココカラファインへ譲渡。2020年4月にココカラファインの連結子会社となる新会社CFIZをH2Oと設立する。新会社の社長はココカラファインヘルスケア取締役の中山和亮ドラッグ事業本部長が務める。

 同業務提携はイズミヤの食品事業以外のテコ入れを狙うH2Oと、新会社へのヘルス&ビューティケアの商品供給やイズミヤからの食品の商品供給で売上拡大を狙うココカラファインの意図が一致したことで実現した。新会社設立の4月から順次イズミヤの医薬品や化粧品の売り場を改装し、21年8月末までに新会社で37店舗を運営する。また、関西エリアの共通ポイント「Sポイント」サービスをココカラファイン関西エリア店舗で導入するなどし、地域での優位性を高めていく。

 ココカラファインは今年8月、マツモトキヨシと経営統合へ向けた話し合いを進めており、今回のH2Oとの関係を育むことで、ドラッグストア業界の再編で確固たる地位を築く。

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控えめだけじゃない自然派コスメに拍手 ファッションフリークOL「WWDビューティ」最新号につぶやく

 1992年生まれのファッションフリーク女子が、今週のファッション週刊紙「WWDビューティ」で気になったニュースを要約してお届け。渋谷のファッションベンチャー企業に勤める等身大OL、Azuのリアルな目線を生かした「このニュースからはコレが見える」という切り口で、さまざまな記事につぶやきを添えます。

今日のニュース:P.5『オーガニック・ナチュラル化粧品 20年春夏商材は機能性アイテムが拡充』

読み解きポイント:「優しさと効能、どちらも選べる未来に拍手!」

ニュースのポイント

 オーガニック・ナチュラル化粧品市場は、化粧品に対する安全・安心、サステナブルやエコなど環境を意識したライフスタイルを志向する消費者と、敏感肌を自覚する女性の増加を背景に拡大を続けている。需要拡大に伴い、一般化粧品に求められる機能性を付加した商品の訴求が強まっている。マッシュビューティーラボのオリジナルナチュラルコスメブランド「トーン(TO/ONE)」は自然由来の成分を使用したバーム状美容液を、国産のミネラルコスメブランド「MIMC」は昨年即完売した化粧下地にコントロールカラー機能を加えた新製品を発売。“機能性”や“エビデンス”による商品訴求は今後さらに広がっていくとみられる。

Azuはこう読む!

 平日はほぼフルメイクをしているので、肌への負担は心配になりつつも、次から次へと現れる魅力的な新製品の誘惑に負け、次から次へとコスメをそろえてしまいます。新しいものはすぐに試したい派なので、あれを試してこれを試して、肌を休める時間がどんどんなくなっていたことに気がついたのは最近のこと。

 肌は強い方なので、化粧品でかぶれたり赤みが出たりすることはありません。とはいえ、10代のフレッシュスキンではないので(笑)、ストレスは明らかに肌に出てしまうし、朝まで化粧をしていた日には吹き出物が日の出とともに現れます。

 そんな中で、今年からようやく肌につけるものに対する刺激について気にするようになりました。とはいえ、一気に「あれもダメ、これもダメ、オーガニックしかダメ!」としたら窮屈になってしまうので、できるところから始めることに。

 記事中にもある「MIMC」はファンデーション、アイシャドウを愛用しているのですが、「石けんで落とせる」という特徴からも分かるように、ミネラルで作られているため肌への負担を気にせず使うことができます。「今日は肌の調子が悪いからあまり負荷をかけたくないな(とはいえすっぴんではいられない)」という時に迷わず使えるので、かなり重宝しています。

 どうしてもオーガニックやナチュラルと聞くと効能が弱かったり、色も地味なイメージがあったりしますが、そこは企業努力の賜物!「MIMC」の2020年春夏は目にも鮮やかなオレンジやピンクがキーカラーだったり、自然派だからといって「地味」なんてことは決してないんです。オーガニックやナチュラル志向でも色や効能を選択できるのは素晴らしいですよね。

 今気になっている自然派ブランドは、今年日本に上陸したフランス発リップブランドの「ラ ブーシュ ルージュ(LA BOUCHE ROUGE)」。防腐剤や動物性油脂、口紅に通常使用されているマイクロプラスチックなどを一切使用していないんです。これを聞いた時に「プラスチック食べてるのか、普段」と思い、ちょっと衝撃でした。

 自分の今の選択が未来の肌を作るので、肌の声を丁寧に聞きながら肌につけるものを選びたいなと思います。その前にお菓子の量を減らすべきなんですけどね。

Azu Satoh : 1992年生まれ。早稲田大学在学中に渡仏し、たまたま見たパリコレに衝撃を受けファッション業界を志す。セレクトショップで販売職を経験した後、2015年からファッションベンチャー企業スタイラーに参画。現在はデジタルマーケティング担当としてSNS運用などを行う。越境レディのためのSNSメディア「ROBE」(@robetokyo)を主催。趣味は、東京の可愛い若手ブランドを勝手に広めること。ご意見等はSNSまでお願いします。Twitter : @azunne

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