「ドクター・シーラボ」のシーズHDが社長交代 ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニー社長が就任

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J & J)グループ傘下で、「ドクターシーラボ(DR.CI:LABO)」やエステティックサロン事業を手掛けるシーズ・ホールディングス(以下、シーズHD)が、2月1日付の人事を発表した。シーズHDのドクターシーラボ、シーラボ・カスタマー・マーケティング、シーズ・ラボの石原智美社長は、シーズ・ラボ以外の社長職を退任。残る3社の新社長には、マリオ・スタイン(Mario Stein)現ジョンソン・エンド・ジョンソン コンシューマー カンパニー(Johnson & Johnson Consumer Company以下、J & J コンシューマー カンパニー) 代表取締役プレジデントが就任する。

 マリオ・スタイン新社長は1991年にマイアミ大学を卒業。岩崎電気、ジレットカンパニー、プロクター・アンド・ギャンブルを経て、14年にJ & J CC代表取締役プレジデントに就任した。「バンドエイド(BAND-AID)」「タイレノール(TYLENOL)」「ニュートロジーナ(NEUTROGENA)」などを展開するJ & J コンシューマー カンパニーを率いてきた手腕を生かし、「ドクターシーラボ」ブランドを世界ブランドへと成長させる。その他、J & J コンシューマー カンパニー代表取締役プレジデントには、現シーズHDの黒木昭彦・統合責任者が就任する。

 ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J & J)とシーズHDは16年に海外事業展開を中心とした資本業務提携を締結。18年10月にはJ & JがTOB(株式公開買い付け)によるシーズHDの買収を発表し、創業者でシーズHD筆頭株主だった城野親徳・医師は名誉会長兼上級相談役に退いた。なお、城野名誉会長は現在の役職を引き続き務める。

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「フミト ガンリュウ」のデザイナーがファッション業界に帰ってきた理由

 日本発のファッションブランド「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」は、2017年のデビューシーズンで「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTY IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)」の舞台に立ち、セカンドシーズンでパリ・メンズ・ファッション・ウィークの公式スケジュール入りを果たした異例のブランドだ。現在3シーズン目にして世界約50店舗、国内約30店舗で扱われている。同ブランドを手掛ける丸龍文人デザイナーは、コム・デ・ギャルソン社で川久保玲に才能を見出され、自身の名を冠したブランド「ガンリュウ(GANRYU)」を約10年間率いた。しかし、16年に同ブランドを終了すると約1年半、ファッションの表舞台から姿を消した。彼はなぜファッション業界を離れ、何を求めて再びアパレルに挑むのかーー服作りのルーツを掘り下げながら、それらについて話を聞いた。

WWD:服作りの原体験は?

丸龍文人デザイナー(以下、丸龍):小学生の頃から服をデザインしていました。絵本のようにストーリー性のあるイラストをよく描いていて、その登場人物にどんな服を着せようか毎日考えていたんです。自分自身が着飾ることを意識し始めたのは中学生の頃。仲のよかった先輩が高校に入っておしゃれになったので、僕も自然と興味を持ち、そこから音楽をはじめ服にまつわるカルチャーにハマっていきました。

WWD:文化ファッション大学院大学でデザインを学んだが、なぜパタンナーとしてコム・デ・ギャルソンに入社した?

丸龍:同社にはデザインに密接な部門として企画生産部とパターン部の2つがありました。そのうち自分のスキルを活かせるのはパターン部だと判断して応募しました。学生時代から色や柄よりも形でアプローチするのが好きだったんです。

WWD:「ガンリュウ」を立ち上げた経緯は?

丸龍:機会に恵まれたとしか言えません。そこで服作りの全てを学びました。

WWD:コム・デ・ギャルソン退社は独立を見据えたものだった?

丸龍:そのつもりはありませんでした。目の前の仕事に全力で取り組むことが僕の正義なので、独立の準備も全くしていませんでした。 退社して初めて、「さて何をしようか?」と考え始めたくらいです。ただ、前社でしか働いたことがなかったので、外の空気を知りたいと思ったのは事実です。

WWD:服以外のビジネスにも興味があった?

丸龍:最初はファション以外のビジネスを構想していました。一番やりたかったのは服ですが、ブランド運営に必要な資金も人脈もなかったので、ローリスク・ハイリターンな事業で資金を集めようと考えました。ところが、その事業の準備を進めていたら、思わぬ形でアパレルをやるチャンスが巡ってきたんです。ブランドをやるにはまだ早いかなと迷いましたが、「いや、この機会は逃せない」とブランド立ち上げを決めました。

WWD:「ピッティ」でデビューし、セカンドシーズンでパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールに入った。新進ブランドとしては異例だが、どんな経緯があった?

丸龍:本当に運がよかっただけです。正直、僕が一番驚いていますから。ただ、「ピッティ」に向けて準備しているとき「これをものにすればパリへの道が開けるかもしれない」と考えていたので、パリ進出はある意味狙い通りでした。僕はひとつひとつのチャンスを単独でとらえず、それらをつなげて大きな将来を描きたいタイプなんです。

ギャルソン時代との決定的な違い&デザインの新たな着想源

WWD:「フミト ガンリュウ」のコンセプトは?

丸龍:“21世紀に必要な服”です。毎シーズン、その瞬間に必要だと思った要素をコレクションに取り入れています。

WWD:「ガンリュウ」と「フミト ガンリュウ」の違いは?

丸龍:決定的に異なるのは “ラグジュアリーさ”です。前ブランドでは社内のブランドポジショニングを踏まえて全く意識していませんでしたが、今はむしろ積極的に取り入れています。ラグジュアリーさには“表層的なもの”と“精神的なもの”の2種類があると思っていて、前者はクオリティーの高い付属品など目に見える形で盛り込み、後者は目に見えないけれど心にゆとりを生むようなクリエイションとして反映させています。

WWD:“心のゆとりを生むクリエイション”とは?

丸龍:例えば2020年春夏シーズンで取り入れた自然転写のパターンです。自然を服に取り入れることで、息苦しい現実世界を少しでも忘れてもらえたらと思って採用しました。同シーズンのテーマは“監視社会からのエスケープ”。監視カメラが氾濫し、SNSで他者から生活を見られることが当たり前となった現代にはそこからの脱却が必要だと考えました。

WWD:青やオレンジなど鮮やかな風景も採用しているが、それは意図的なものか?

丸龍:はい。メンズファッションにはカテゴリー別に配色や素材の組み合わせに規則があり、服が好きであればあるほどその規則に縛られてしまいますよね。でも、自然を用いた色・柄だったら、ルール上ありえない配色、ありえない素材の組み合わせも例外として認められて、斬新な装いに挑戦できるんじゃないか。そう思ってこれまでにないカラーを使いました。 僕自身が服のルールを破るための“免罪符”を求めていたし、それを欲する人は世の中にもたくさんいると思うんです。

WWD:監視社会がキーワードに挙がったが、社会情勢からインスピレーションを受けることは多い?

丸龍:国際情勢や政治をはじめ、ニュース全てが服作りのインスピレーションです。ニュースって、ファッションと無関係に見えて実は大いに関係がある。どこかの国である法案が通ったら、市民の生活ニーズに必ず変化が生まれ、生活に根差したアパレル市場にも絶対に影響が出ますからね。だから僕は動画共有サイトなどを活用して常にニュースを頭に入れて、「今からどんなジャブを打てば市民のニーズに対応できるか?」と考えながら服を作っています。

WWD:機能素材を意識的に用いている理由は?

丸龍:洋服は身にまとうモビリティーだと考えているので、合理性は必要不可欠なんです。これは“21世紀に必要な服”というコンセプトに直結していて、19-20年秋冬コレクションでは脇下にベンチレーションを備えたコーチジャケットやメッシュの裏地を用いたダッフルコートなどを提案しました。“服の機能性”と聞くと気心地や着脱しやすさ、汚れにくさなどを思い浮かべるかもしれませんが、今後はもっと広義の機能を意味すると思っています。今は「スマートフォン1台でなんでもできる社会」ですが、その先には「服1着でなんでもできる社会」が待っているかもしれません。

ブランド最大の目的は“ビジネスの成功”

WWD:スタッフはどのくらいいる?

丸龍:アトリエとショールームを合わせて10人くらいのスタッフがいます。まだまだ小さいですが、2年足らずでここまで人が集まってくれたのは本当にうれしい限りです。優秀なメンバーに恵まれているのが何よりのプレッシャーですね。

WWD:今後の展望は?

丸龍:ブランドを運営する最大の目的はビジネスとして成功すること。これを実現するためには海外市場の拡大が至上命題です。ただ、海外は国内以上にシビアにやらなければいけない。国内以上に情勢が不安定だし、稼げるときに一気に稼ぐのもビジネスとして健全じゃありませんからね。目の前の仕事に全力で打ち込んで、実直にブランドを成長させていきます。

WWDクリエイション面での目標は?

丸龍:僕が素晴らしいと思うブランドには、クリエイションが毎回ドラマチックに変わってもブレない何かがあります。僕はその“ブレないもの”として、全く新しい要素を打ち出したい。そのためにまずはブランドを長く続けて地道に発信することに徹します。いつかコレクションを振り返ったとき、その軸によってそれぞれのストーリーが全部つながって見えるーーそんな大河のようなブランドになりたいですね。

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「フミト ガンリュウ」のデザイナーがファッション業界に帰ってきた理由

 日本発のファッションブランド「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」は、2017年のデビューシーズンで「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTY IMMAGINE UOMO以下、ピッティ)」の舞台に立ち、セカンドシーズンでパリ・メンズ・ファッション・ウィークの公式スケジュール入りを果たした異例のブランドだ。現在3シーズン目にして世界約50店舗、国内約30店舗で扱われている。同ブランドを手掛ける丸龍文人デザイナーは、コム・デ・ギャルソン社で川久保玲に才能を見出され、自身の名を冠したブランド「ガンリュウ(GANRYU)」を約10年間率いた。しかし、16年に同ブランドを終了すると約1年半、ファッションの表舞台から姿を消した。彼はなぜファッション業界を離れ、何を求めて再びアパレルに挑むのかーー服作りのルーツを掘り下げながら、それらについて話を聞いた。

WWD:服作りの原体験は?

丸龍文人デザイナー(以下、丸龍):小学生の頃から服をデザインしていました。絵本のようにストーリー性のあるイラストをよく描いていて、その登場人物にどんな服を着せようか毎日考えていたんです。自分自身が着飾ることを意識し始めたのは中学生の頃。仲のよかった先輩が高校に入っておしゃれになったので、僕も自然と興味を持ち、そこから音楽をはじめ服にまつわるカルチャーにハマっていきました。

WWD:文化ファッション大学院大学でデザインを学んだが、なぜパタンナーとしてコム・デ・ギャルソンに入社した?

丸龍:同社にはデザインに密接な部門として企画生産部とパターン部の2つがありました。そのうち自分のスキルを活かせるのはパターン部だと判断して応募しました。学生時代から色や柄よりも形でアプローチするのが好きだったんです。

WWD:「ガンリュウ」を立ち上げた経緯は?

丸龍:機会に恵まれたとしか言えません。そこで服作りの全てを学びました。

WWD:コム・デ・ギャルソン退社は独立を見据えたものだった?

丸龍:そのつもりはありませんでした。目の前の仕事に全力で取り組むことが僕の正義なので、独立の準備も全くしていませんでした。 退社して初めて、「さて何をしようか?」と考え始めたくらいです。ただ、前社でしか働いたことがなかったので、外の空気を知りたいと思ったのは事実です。

WWD:服以外のビジネスにも興味があった?

丸龍:最初はファション以外のビジネスを構想していました。一番やりたかったのは服ですが、ブランド運営に必要な資金も人脈もなかったので、ローリスク・ハイリターンな事業で資金を集めようと考えました。ところが、その事業の準備を進めていたら、思わぬ形でアパレルをやるチャンスが巡ってきたんです。ブランドをやるにはまだ早いかなと迷いましたが、「いや、この機会は逃せない」とブランド立ち上げを決めました。

WWD:「ピッティ」でデビューし、セカンドシーズンでパリ・ファッション・ウイークの公式スケジュールに入った。新進ブランドとしては異例だが、どんな経緯があった?

丸龍:本当に運がよかっただけです。正直、僕が一番驚いていますから。ただ、「ピッティ」に向けて準備しているとき「これをものにすればパリへの道が開けるかもしれない」と考えていたので、パリ進出はある意味狙い通りでした。僕はひとつひとつのチャンスを単独でとらえず、それらをつなげて大きな将来を描きたいタイプなんです。

ギャルソン時代との決定的な違い&デザインの新たな着想源

WWD:「フミト ガンリュウ」のコンセプトは?

丸龍:“21世紀に必要な服”です。毎シーズン、その瞬間に必要だと思った要素をコレクションに取り入れています。

WWD:「ガンリュウ」と「フミト ガンリュウ」の違いは?

丸龍:決定的に異なるのは “ラグジュアリーさ”です。前ブランドでは社内のブランドポジショニングを踏まえて全く意識していませんでしたが、今はむしろ積極的に取り入れています。ラグジュアリーさには“表層的なもの”と“精神的なもの”の2種類があると思っていて、前者はクオリティーの高い付属品など目に見える形で盛り込み、後者は目に見えないけれど心にゆとりを生むようなクリエイションとして反映させています。

WWD:“心のゆとりを生むクリエイション”とは?

丸龍:例えば2020年春夏シーズンで取り入れた自然転写のパターンです。自然を服に取り入れることで、息苦しい現実世界を少しでも忘れてもらえたらと思って採用しました。同シーズンのテーマは“監視社会からのエスケープ”。監視カメラが氾濫し、SNSで他者から生活を見られることが当たり前となった現代にはそこからの脱却が必要だと考えました。

WWD:青やオレンジなど鮮やかな風景も採用しているが、それは意図的なものか?

丸龍:はい。メンズファッションにはカテゴリー別に配色や素材の組み合わせに規則があり、服が好きであればあるほどその規則に縛られてしまいますよね。でも、自然を用いた色・柄だったら、ルール上ありえない配色、ありえない素材の組み合わせも例外として認められて、斬新な装いに挑戦できるんじゃないか。そう思ってこれまでにないカラーを使いました。 僕自身が服のルールを破るための“免罪符”を求めていたし、それを欲する人は世の中にもたくさんいると思うんです。

WWD:監視社会がキーワードに挙がったが、社会情勢からインスピレーションを受けることは多い?

丸龍:国際情勢や政治をはじめ、ニュース全てが服作りのインスピレーションです。ニュースって、ファッションと無関係に見えて実は大いに関係がある。どこかの国である法案が通ったら、市民の生活ニーズに必ず変化が生まれ、生活に根差したアパレル市場にも絶対に影響が出ますからね。だから僕は動画共有サイトなどを活用して常にニュースを頭に入れて、「今からどんなジャブを打てば市民のニーズに対応できるか?」と考えながら服を作っています。

WWD:機能素材を意識的に用いている理由は?

丸龍:洋服は身にまとうモビリティーだと考えているので、合理性は必要不可欠なんです。これは“21世紀に必要な服”というコンセプトに直結していて、19-20年秋冬コレクションでは脇下にベンチレーションを備えたコーチジャケットやメッシュの裏地を用いたダッフルコートなどを提案しました。“服の機能性”と聞くと気心地や着脱しやすさ、汚れにくさなどを思い浮かべるかもしれませんが、今後はもっと広義の機能を意味すると思っています。今は「スマートフォン1台でなんでもできる社会」ですが、その先には「服1着でなんでもできる社会」が待っているかもしれません。

ブランド最大の目的は“ビジネスの成功”

WWD:スタッフはどのくらいいる?

丸龍:アトリエとショールームを合わせて10人くらいのスタッフがいます。まだまだ小さいですが、2年足らずでここまで人が集まってくれたのは本当にうれしい限りです。優秀なメンバーに恵まれているのが何よりのプレッシャーですね。

WWD:今後の展望は?

丸龍:ブランドを運営する最大の目的はビジネスとして成功すること。これを実現するためには海外市場の拡大が至上命題です。ただ、海外は国内以上にシビアにやらなければいけない。国内以上に情勢が不安定だし、稼げるときに一気に稼ぐのもビジネスとして健全じゃありませんからね。目の前の仕事に全力で打ち込んで、実直にブランドを成長させていきます。

WWDクリエイション面での目標は?

丸龍:僕が素晴らしいと思うブランドには、クリエイションが毎回ドラマチックに変わってもブレない何かがあります。僕はその“ブレないもの”として、全く新しい要素を打ち出したい。そのためにまずはブランドを長く続けて地道に発信することに徹します。いつかコレクションを振り返ったとき、その軸によってそれぞれのストーリーが全部つながって見えるーーそんな大河のようなブランドになりたいですね。

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スイス発ジュエラー「ドゥ グリソゴノ」買い手付かずで倒産

 スイス発ジュエラーのドゥ グリソゴノ(DE GRISOGONO)が1月29日に倒産した。1週間前にアンゴラ前大統領の娘であるイザベル・ドス・サントス(Isabel dos Santos)のスキャンダルに関与したと報道されたばかりだ。同社は数カ月にわたり買収先を探していたが買い手を確保できず、スイス当局に倒産申請が認められれば、65人の従業員は失業する。「ドゥ グリソゴノ」は1993年にファワズ・グルオジ(Fawaz Gruosi)が創業。ブラックダイヤモンドや、透明度の低いダイヤモンドなどを使用した大胆なジュエリーでパリス・ヒルトン(Paris Hilton)やシャロン・ストーン(Sharron Stone)などセレブリティーご用達のジュエラーになった。

 国際調査報道ジャーナリスト連合によるルワンダ・リークス調査文書でドゥ グリソゴノとドス・サントスがアンゴラ政府の資金を悪用していたと報道。創業者のグリオジは2019年初旬に同社を去っており、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ピアジェ(PIAGET)」で要職を務めたフランス人のセリーヌ・アシモン(Celine Assimon)が最高責任経営者に就任し、新進気鋭のジュエリーデザイナーであるエマニュエル・ターピン(Emmanuel Tarpin)をゲストデザイナーに迎えるなどブランドの刷新を図っていた。

 同社はドバイやクウェートの旗艦店をはじめ、ジュネーブ、ロンドン、パリ、カンヌ、サン・モリッツなどにブティックを構えている。日本ではムラキが輸入販売を行っていたが、昨年末で取り扱いを終了している。

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「ルイ・ヴィトン」の親会社、19年度はついに売上高6兆円を突破 「アマゾンには出店しない」

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の2019年12月通期決算は、売上高が前期比14.6%増の536億7000万ユーロ(約6兆4404億円)、純利益は同12.8%増の71億7100万ユーロ(約8605億円)の増収増益だった。

 部門別の売上高では、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」などのブランドを抱える主要事業のファッション・レザーグッズ部門が同20.4%の222億3700万ユーロ(約2兆6684億円)と引き続き好調だった。ほかの部門も業績を伸ばしており、香水&コスメティクス部門は同12.1%増の68億3500万ユーロ(約8202億円)、ワイン&スピリッツ部門は同8.4%増の55億7600万ユーロ(約6691億円)、ウオッチ&ジュエリー部門は同6.8%増の44億500万ユーロ(約5286億円)だった。

 四半期ベースで見ると、19年9~12月期の売上高は前年同期比11.4%増の152億7200万ユーロ(約1兆8326億円)となっている。同6~8月期が同17.0%増の133億1600万ユーロ(約1兆5979億円)だったことを踏まえると成長率がやや鈍化しているが、同社は日本で10月に施行された消費税増税に伴う駆け込み需要の反動や、米政府が欧州連合に対する報復措置として酒類にも追加関税を発動したことによる一時的なものだとしている。

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)はアナリスト向けの決算説明会で、「19年も素晴らしい業績を上げることができ、大変うれしく思う。香港では反政府デモが長期化するなど世界的な政情不安が続いているものの、各地域で健全な成長率を維持し、売上高が500億ユーロ(約6兆円)の大台を突破した」と語った。ブランドとしては、「ルイ・ヴィトン」や「ディオール」「ロエベ(LOEWE)」が非常に好調で、「ベルルッティ(BERLUTI)」や「リモワ(RIMOWA)」の業績もよかったと述べた。リアーナ(Rihanna)と共に立ち上げたラグジュアリーブランド「フェンティ(FENTY)」については、「規模としては小さいが、まだスタートしたばかりだ。彼女にはたくさんアイデアがあるので、いろいろと面白いことができるだろう」と話した。

 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの被害が拡大していることを受け、中国の国内消費の落ち込みや中国人観光客の減少が予想されることから、さまざまな企業の株価が下落している。LVMHも例外ではなく、1月17日には439.05ユーロ(約5万2686円)をつけていたが、1月29日には7.1%安の407.60ユーロ(約4万8912円)まで下げている。アルノー会長兼CEOは、「新型コロナウイルスによる売り上げへの影響を予想することは難しいが、中国にいる当社のチームによれば、流行のピークは数週間後ぐらいではないかとのことだ。今後2カ月から2カ月半程度で事態が収束すれば、そこまで大きな影響はないと考えているが、これが2年も続くとなると別の話だ」と述べた。なお、同社は武漢市で不足している救急医療用品の購入に充てるため、中国赤十字基金会(Chinese Red Cross Foundation)に1600万元(約2億4000万円)を寄付し、医療品をフランスや欧州で手配して現地に届ける支援も行うことを発表している。

 こうした局所的な懸念はありながらも、全体としては楽観視していると同氏。「1月も好調で、年初からよいスタートを切ることができた。数年後に景気が減速することは避けられないが、20年は引き続き良好に推移していくだろう」と展望を話した。

 ジャン・ジャック・ギヨニー(Jean-Jacques Guiony)LVMH最高財務責任者は、「新型コロナウイルスの被害が拡大していることから、武漢市にある傘下ブランドの店舗を一時的に閉鎖した。こうした状況がいつまで続くのかは分からないが、短期的に多少の影響があることは避けられないだろう」と説明した。同氏はまた、反政府デモが続いている影響で売り上げが40%減少した香港の店舗を1つ閉じるのではないかという報道について否定。「店舗の契約に関して、よりよい条件にしなければ閉店も考えると交渉していたことがリークしただけで、閉店するつもりはない。香港は売り上げのおよそ5%を占める重要な市場であり、長期的には業績が回復すると見込んでいる」とした。

 アマゾン(AMAZON)が20年上期にも“ラグジュアリー専用サイト”を立ち上げ、いよいよ本格的にラグジュアリー市場に参入するのではないかと1月に報じられた。これは各ブランドがアマゾンのプラットフォームに出店する形式で運営されるもので、アマゾンはLVMHの傘下ブランドにも出店を打診したが、すげなく断られたということも併せて話題となっている。

 これについてアルノー会長兼CEOは、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている。そもそもECサイトの多くは損失を出しているし、規模が大きくなればなるほど損失も膨らむ。当社でも、傘下の百貨店ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)が小規模なECサイト「24セーブル(24 SEVRES)」を手掛けているが、残念なことにやはり利益は出ていない」と述べた。同氏はまた、「アマゾンの利益はユーザーが出品者から購入するマーケットプレースでの売買によっている。これは成立した取引から一定の手数料を取るという仕組みのため、アマゾンは模造品などを出品している業者であっても厳しく取り締まらない。同社は、そうした業者が犯罪組織やテロリストの資金源となっている可能性があることを考えるべきだ。世界的な成功を収めているECサイトが犯罪組織とつながりを持ち、それでもうけるのは一般的なことだろうか?皆さんがどう思うかは分からないが、私はショッキングなことだと思う。ECプラットフォームから模造品を一掃するため、やらなくてはならないことがたくさんある」と説いた。

 LVMHといえば、ティファニー(TIFFANY & CO.)を162億ドル(約1兆7496億円)超相当で買収したことも19年の大きな話題だった。アルノー会長兼CEOは、ティファニーの今後の成長についてかつて買収したブルガリ(BVLGARI)を参考にしているという。「当社が買収してから、ブルガリの売上高は2倍強に、営業利益は5倍強になった。ティファニーについても同程度の目標を設定しようと考えており、それが達成できれば“よい買い物だった”と言えるだろう。もっとも、ブルガリをここまで成長させるのに10年かかっているので、ティファニーもすぐに結果が出るとは思っていない」と説明した。

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4000円で買える「グッチ」 エディターズレターバックナンバー

※この記事は2019年9月18日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

4000円で買える「グッチ」

 「グッチ(GUCCI)」はマジで100億ユーロ(約1兆1900億円)ブランドになりますね。彼らは18年6月に売上高100億ユーロを掲げて邁進中で、17年12月期の62億ユーロ(約7378億円)から18年12月期で82億ユーロ(約9758億円)まで伸ばしています。 LVMHはブランドごとの売り上げを開示しませんが、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は100億ユーロを優に超えているとしており、「シャネル(CHANEL)」も111億ユーロ(約1兆1320億円)ですから、このビッグ2に続くブランドとしてぐいぐい追い上げてきています。

 今後、この成長のドライバーになるのは、間違いなくコスメでしょう。

 香水だけだったビューティ事業をコスメにまで拡大すれば、そりゃあ伸びます。なにしろ「シャネル」は売上高の半分以上がビューティのようですから、ウエアやハンドバッグと同等か、それ以上のポテンシャルを秘めているといえるのです。

 とはいえ、「グッチ」のビューティはコティによるライセンス生産。「グッチ」の売上高にはライセンス料しか計上されないので、爆発的に売上高を押し上げるには至らないでしょう。しかし、それでもリップが発売1カ月で100万本売れるのであれば、恩恵は少なくないはずです。

 日本は未発売で、個人的には香りがついた口紅ってイヤなんですが、それでも「どんなものかね?」と興味を持ちます。 「グッチ」はインスタグラムでビューティ専用のアカウントを開設しているのですが、さまざまな地域のさまざまな年代の化粧文化について言及する投稿もしており、カルチャーを感じさせるのが、本当に今ドキだなと思います。

 さらに「グッチ」は7月にハイジュエリーコレクションを発表して、ヴァンドーム広場に小さなジュエリーショップもオープンしました。4000円のリップを頑張って買う学生から、自家用ジェットで1000万円のハイジュエリーを買いに来る超富裕層まで幅広い層にアプローチできる商材を一気に拡大しているわけです。

 とはいえ、実際使ってみてどうかがコスメの難しいところ。「グッチ」のブランド力による掴みはOK!リピート購入につながるかはコティの力量が問われます。 「グッチ」が輝きを保ちながらどこまで拡大するか、注目です。

VIEWS ON WWD U.S.:米「WWD」の翻訳記事から、注目すべきニュースの紹介や記事の面白さを解説するメールマガジン。「WWDジャパン」のライセンス元である米「WWD」は1910年から続くファッション業界専門紙。世界中のデザイナーや企業のトップと強く繋がっており、彼らの動向や考え、市場の動きをいち早く、詳しく業界で働く人々に届けています。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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遠近両用レンズの翌日納品を実現 三城がイスラエル企業と業務提携

 アイウエア企業の三城ホールディングスの子会社である三城は、眼鏡レンズ設計を手掛けるイスラエルのシャミール(SHAMIR)社と業務提携し、遠近両用レンズを翌日に納品(前日14時までに注文)するサービス「24G(トゥエンティー・フォー・ジー)」を2月10日にスタートさせる。従来、1週間以上を要していた遠近両用レンズの加工を最短で約2時間、フレーム枠入れまでを約3時間で完了する速さだ。また遠近両用だけでなく、近視、乱視、ブルーライトカット、偏光レンズなども翌日納品に対応する。

 シャミール社はカナダ、ニュージーランド、シンガポールなどで、すでに「イノ タイム(InoTime)」のブランド名で同サービスを実施している。日本では100%出資子会社のシャミール ジャパンTOKYOを設立し、東京・葛西にラボラトリーを設けてスタート。ドイツのサティスロー(SATISLOH)社の最新レンズ加工機械を導入し、日産(8時間稼働)120組を生産できるという。「24G」は、日本における同サービスの独占権を取得した三城が運営する眼鏡専門店パリミキの都内36店舗と、同グループの金鳳堂の13店舗でスタートさせ、3月に神奈川、埼玉、千葉の各県の店舗へ拡大、そして4月に全国展開する。完全受注生産とし、遠近両用レンズの価格は4万円から。お笑い芸人のダンディ坂野をアンバサダーに起用してプロモーションを行う。売り上げ目標は初年度4億円、5年後に10億円としている。

 1月29日に行われた記者発表会で、澤田将広・三城ホールディングス社長は「約30年前、遠近両用レンズの翌日納品サービスをテスト導入したが、設備や技術力不足で頓挫した。今回は、そのときの悔しさを晴らすものだ。スピードだけでなく、クオリティーも高い。お客さま一人一人のニーズに合わせたアイウエアを提供するという三城の理念にも合致したプロジェクトだ」と話した。また、来日したヤゲン・モーシェ(Yagen Moshe)=シャミール社最高経営責任者は「三城は当社と同じく最高を目指している点が共通しており、最適なビジネスパートナーだ。これまで日本になかったサービスを共同開発することにより、新しいマーケットを開拓できると思う」と期待とともに話した。

 1972年に設立されたシャミール社は世界22カ国でビジネスを展開しており、売上高は約3億ドル(約324億円)。2011年に世界最大のアイウエア企業エシロールルックスオティカESSILORLUXOTTICA)が、同社の株式50%を取得している。

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“生理用品と環境汚染”に危機感 フェムテック関連のオーガニック生理用ナプキンを手掛ける「ナトラケア」

 環境に負荷をかけないオーガニック・ナチュラルの生理用品「ナトラケア(NATRACARE)」がイギリスで誕生したのは1989年。ブランドを立ち上げたスージー・ヒューソン(Susie Huson)創業者は環境保護の活動家としての顔も持ち、“生理用品と環境汚染”をテーマにした報道番組を見たことをきっかけにブランド開発に着手した。今では米国や韓国など海外約80カ国に広がり、日本には2018年に参入した。フェムテックを代表するアイテムでもある生理用製品を中心に30年以上女性の体と環境を守ってきたヒューソン創業者に、これまでの取り組みと今後の展望を聞いた。

WWD:約30年前にオーガニック・ナチュラルの生理用品を手掛けようと思った理由は。

スージー・ヒューソン「ナトラケア」創業者(以下、ヒューソン):環境保護の活動家として過ごしていた中で、2人の子どもを出産し日々を送っていたあるとき、“生理用品と環境汚染”がテーマのテレビ番組を目にしました。それは生理用品を生産する企業から出る排水が海や川を汚染し、魚や周辺の動物に大きな影響を及ぼしていた映像でした。また、製品化した紙おむつや生理用品、コーヒーのフィルターに残っている化学薬品の残留物も問題に上がっていたんです。私は環境を守り直接行動を起こすことを信条としていたので、アクションを起こしました。

WWD:当時は、生理用品の安全性に消費者の関心がそれほど高くなかったのでは。

スージー:女性は毎月5~6日の生理期間があって、生理用品を40年以上使いますよね。使用している製品によって健康に問題が生じることに懸念を感じていました。原材料などを含めた生産工程などが隠されていることが多すぎました。さらに化学薬品を使用した生理用品が将来の世代にどう影響するかも気になっていたのです。

WWD:実際に生理用品を生産するにあたり、知識やノウハウはどう得ていったのか。

スージー:まずは、とにかく勉強しました。当時は現在のようにインターネットでの検索が容易にできるわけではありませんから図書館に通い詰めましたね。環境保健活動グループの研究者にも相談し、私がオーガニック・ナチュラルな生理用品を生産するために必要なことを明確にしました。それから、オーガニックのコットンや塩素フリーのパルプの入手方法に始まり、プラスチックや石油化学製品を使用せず、環境に負荷をかけない生産方法を探しました。幸いなことに私はデザイナーや教師になるような教育を受けていたので、問題を分析する、リサーチをする、得た情報を伝える、ということのスキルがあったんです。

発案から1年で製品化

WWD:リサーチから製品化までどのくらいの期間で実現したのか。

スージー:1年ですね。パルプの製造は主にフィンランド、オーガニックコットンがキルギスタン(それをトルコで加工)、包装のフィルムがノルウェー、生産はイギリスに1社だけオーガニックコットンで生理用品を製造してくれる工場があり、そこに協力を得ました。もちろん困難も多かったですが、今のままで製品を生産することが環境破壊につながるという問題を理解してもらえ、実現することができたんです。

WWD:1989年に「ナトラケア」が誕生し、当時のイギリスの消費者意識は生理用品に化学物質が含まれていることを理解し、オーガニック・ナチュラルな生理用品をすんなり受け入れたのか。

スージー:まずは女性中心の環境問題のグループと協力して、生理用品の中に化学物質が含まれていることの問題提起をし、女性に気づきを与える啓発活動から始めました。「ナトラケア」は、ナチュラルな製品を扱う店舗や高級スーパーマーケットのウエイトローズ(WAITROSE)が扱ってくれました。90年代前半になると、ささやかですが“環境”という言葉が世間でかっこよいとされてきて、多くの人が関心を持つようになったと思います。海外展開も始めていたので、1990年代の初期はカナダで非常に好調でした。カナダでは木の伐採をしている近隣に製紙工場があって、その周辺に住んでいた人々がもしかしたら汚染されているかもしれないと気にし始めていたんですね。タイミングがよかったです。オーガニック・ナチュラル大国のニュージーランドも売れ行きがよかったです。

WWD:海外展開は早い時期からスタートした。

スージー:アメリカの関心も高かったので、92年頃にはアメリカに現地法人を設立しました。イギリスの小規模な企業がすることではなかったかもしれませんが、そのおかげで現在はイギリスよりも海外市場の成長が早くアメリカは最大規模のマーケットになっています。2005年には韓国にも現地法人を作りました。現在は約80カ国で展開し、売り上げシェアはイギリスが8%(ヨーロッパ全体では30%)、アメリカが45%、韓国が25%。近年は売り上げが毎年25%増で成長しており、19年には3年以上成長が継続している企業に与えられる女王賞を英国王室から授与されました。

WWD:本国の売り上げシェアが低い理由は。

スージー:大手チェーンのスーパーマーケットの取り組みに賛同できず、販路は自然食品店や健康食品店のような小規模な店舗に絞り込んだのです。ウエイトローズは29年間販売し続けてくれているんですよ。もちろん、大きな市場を目指してチャレンジした時期もありましたが、よい思いをしませんでした。大手スーパーにこびを売るようなことをしてまで拡大したくないんです。

米国のタンポンによる
毒性ショック症候群が拍車

WWD:製品のラインアップが増えてきた。

スージー: 現在は31種類をそろえていますが、アジアと南米は生理用ナプキン「ウルトラパッド」と「パンティーライナー」が人気ですね。北米は、1980年代にタンポンに含まれる有害な物質によってTSS(毒性ショック症候群)のために何人もの女性が亡くなる事件があったため、有害な物質が全く入っていない当社のタンポンの支持が長らく高かったんです。しかし近年は「ウルトラパッド」が好評ですね。日本では18年からおもちゃ箱が販売してくれており、19年にはおりものケア&水分ケア用のライナーとパッドの展開も始まりました。

WWD:原料の調達からオーガニックに対応できる工場まで取り巻く環境は30年で変わってきているのか。

スージー:90年代はイギリス最大の有機認証機関ソイル・アソシエーションに生理用品の基準がありませんでした。そこで基準を提言しましたが2000年に反映されるまで14年掛かりました。オーガニックの基準が変わり進展するにつれて、「ナトラケア」の製品を増やしていきました。原料としては、96年から採用していた植物由来のバイオプラスチックをやめ、現在はでん粉由来のバイオプラスチックを採用。2000年ごろに新しい機械を導入して、個別包装ができるようになりました。パッケージが変わるなど見た目が変わったり、羽根つきの生理用ナプキンなどを作ってみたりと、自然な変化を遂げています。

WWD:ここ数年、さまざまな業種がようやくサステナブルな取り組みに注力するようになった。

スージー:「ナトラケア」は立ち上げ当初から原材料が持続可能なもの、クリーンな方法で環境に負荷をかけないで生産する、使用後の製品が土に返る、ことを念頭においてモノ作りしています。オフィスの電力もソーラーパネルで賄っていますし。このように環境問題を解決しようと努めながらも、常に意識しているのは高品質な商品を作り出すことです。いくら環境問題を解決しても女性に欲しいと思ってもらわないといけませんから。この30年を通じて、環境に負荷をかけず高品質なモノを製造するノウハウを得ましたし、それを証明もしてきました。

WWD:健康意識や環境配慮の面でも世界の意識が変わってきていると思うが、今後「ナトラケア」としてどのような展望を描いているのか。

スージー:今まで通りかな。創業時から環境に配慮したモノ作りの方針を明確にして、それに基づいて行動してきました。それは正しいことだったと思っています。多くの女性に今まで自分たちが使ってきたものの正体を知ってほしいですし、新たな選択肢として「ナトラケア」の製品を使ってもらって変化を感じてほしい。できれば販路を増やして、さらに多くの女性に届けたいですね。輸送による環境へのインパクトを小さくすることもできるかもしれない。製造方法や品質にも常に改善の余地は残っています。また、啓発活動も継続していきます。

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オブジェのように美しい加湿器が話題 技術とデザインが共存する「カドー」の独自戦略とは

 家電女優の奈津子です。ありきたりなデザインが飽和する加湿器市場において独自路線を突き進むのが、「カドー(CADO)」の加湿器「STEM」です。土の中の養分と水分を植物全体へ届ける“茎”がモチーフのデザインで、愛用しているわが家へ訪ねてくる友人達が「このカッコいいオブジェ、何?」と口にしていくほど斬新なデザインです。昨年末にはIoT搭載の新モデルを発売し話題を集めました。

 その唯一無二の世界観でファンを魅了する「カドー」は、社員数15人ながらも全体の19年の売り上げは前年比の10%増、加湿器の販売台数は同15%増となり、ジワジワと認知度も向上しています。高いデザイン性と技術力を融合させた空調製品を多く手掛け、進化を重ねる「カドー」に迫るべく金崎泰真マーケティング部部長にへインタビューしてきました。

「ポリシーに共感してもらうこと」を重要視

奈津子:「カドー」製品の勢いを増していくためには、どのような戦略があったのですか。

金崎泰真マーケティング部部長(以下、金崎):他メーカーと比べて情緒的な価値を大切にしています。例えば、お客さまへスペックだけを押し出すのではなく、ライフスタイルの提案もしています。今は洋服屋さんでもインテリア用品も置いているなど、カテゴリーを限定しない形態が増えていますよね。われわれとしても生活空間や暮らしの質の提案を目指していて、昨年12月にはデンマーク発の歴史あるインテリアブランド「フリッツハンセン(FRITZ HANSEN)」のショールームに新製品を置き、期間限定の展示会を行ないました。また、店頭だけでなくオンラインサイトでの売り上げも伸ばしています。「カドー」の製品に対して、お客さまがさまざまな形で出合えることを大切にしているんです。

 モノが溢れる世の中で、何を選べば良いのか分からないというユーザーも多いと思います。なので、製品の放つ佇まいからメーカーのポリシーまで感じとっていただいて共感してもらうことが重要だと考えています。ただ、奇抜さだけの意味のないデザインは全くなくて、「STEM」であれば高い位置からミストが噴射されることで加湿効率が追求できるといったように、デザインと機能がお互いを高め合うために共存しているのは「カドー」ならではだと思います。

ファストファッションではなく、
デザイナーズブランドを目指している

奈津子:確かに「STEM」を使用していると、デザインの美しさに心が満たされるだけでなく衛生面への配慮や、A4用紙ほどの設置面のコンパクト性など、精密なロジックの上に成り立ったデザインであることを実感します。市場へ参入してからは約6年ということですが、大きな転換点はどこにありましたか。

金崎:最初は「LEAF」という空気清浄機の発売から始まったのですが、空気清浄機の国際的な基準AHAM(エーハム)で、世界ナンバーワンの空気清浄能力のお墨付きをもらえたのは大きかったですね。

 ヨドバシカメラさんや蔦屋家電さんが大きく取り扱ってくれるようになったのも転機でした。しかし、テレビCMを始めとする商業的な宣伝活動は積極的には行なっていません。まだベンチャーブランドと言う立ち位置で、そこに大きなリソースを割けないという理由もありますが、実際に使っていただいているお客さまからの評価が一番重要だと考えているからです。おかげさまで、今ではクチコミによる広がりを多く頂いています。

奈津子:そのようなスタンスは製品への自信の現れでもあるのでしょうね。TBS系列「マツコの知らない世界」でマツコ・デラックスさんの愛用品として「STEM」が紹介され話題を呼んでいますよね。

金崎:「こういう製品が欲しかった」という声を頂くことは多いですね。「カドー」の思いを広げていきたいという一方で、大手メーカーさんのようなマス規模を目指している訳ではありせん。プロダクトの意味やストーリーをきちんと伝えていき、時代性に左右されない質を深めていくことを大切にしています。

 ファッションで例えるならば、ファストファッションではなくデザイナーズブランドのような立ち位置を目指しています。僕らで言えば、デザイナーであり副社長の鈴木健の独自の感性を活かすことですね。その上で商品開発から販売に至るまでの一連のコミュニケーションをどうブラッシュアップさせていけるのかをチーム全体で考えています。

奈津子:カドーのコンセプトは「We design for atmosphere.(空気をデザインする)」と言うものだそうですね。呼吸って普段何気なくしているものですが、健康に直接に結びつくものだからこそ、納得のいく空間づくりをしていきたいところです。今後の「カドー」はどう展開していくのでしょうか。

金崎:引き続き、お客さまの暮らしの質を高めるための価値提案をしていきたながら、空気に対する人々のリテラシーを上げていきたいです。なので、例えば加湿器や空気清浄機に留まらず純度の高い植物性のアロマリキッドやデフューザーの開発を通じて、心身を整えるための手助けを促す提案も行っております(2月下旬発売予定)。もちろん香りだけでなく、空間の除菌や消臭という点でも追求していきお子さまや年配の方への快適性につなげられればと思います。

奈津子(家電女優):ドラマ「野ブタをプロデュース」で女優デビュー。その後SDN48でアイドルとして活動し、卒業後に家電アドバイザーGOLD等級を取得。現在はテレビ東京系列「なんでも鑑定団」、東京FM「スカイロケットカンパニー」出演中。インスタグラム「natsuko_kaden」では愛用の家電を紹介中

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日焼け止めに求めるものは「保湿」、価格は1000〜2000円 「WWDJAPAN.com」アンケート

 2020年春は、各社から日焼け止めが多く発売される。製品は「WWDビューティ」1月30日号の「2020年春夏スキンケア特集」で詳しく紹介しているが、今季は“(一部の)光を通す”「B.A」の日焼け止めだったり、既存の日焼け止めの8分の1の薄さをかなえた「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の日焼け止め、多様化するニーズに合わせ4種の日焼け止めを発売する「コスメデコルテ(DECORTE)」など、進化したUVケアアイテムが登場する。近年の日焼け止めは紫外線のみならず、環境汚染物質やブルーライトもカットするような多機能タイプが当たり前になりつつあるが、そういった“多機能UVケア”が多く登場するのは、消費者のUVケアに対する意識の向上およびニーズの多様化が背景にある。

 そこで「WWDJAPAN.com」の公式インスタグラムとツイッターのアカウント(@wwd_jp)で日焼け止めニーズの調査を行った。インスタグラムで問いかけた「紫外線カット以外の機能で日焼け止めに求めるものは?」に対し、最も回答が多かったのは①保湿②ベタつかない③スキンケア効果だった。中でも「保湿」が圧倒的に多く、日焼け止めもしくは日焼けそのものによる乾燥に悩むユーザーが多いようだ。そのほかにも「美白効果」「エイジングケア」「肌荒れしない」のような具体的なスキンケア効果を求める意見があれば、「トーンアップ」「艶」「肌色補正」「カバー力」「下地効果」といったメイクアップ効果を求める声も見られた。

 「ツイッター」では同じ問いに対し四択でアンケートをとった。すると「肌への優しさ」と答えた人が39%、「スキンケア効果」が30%、「塗り心地の良さ」が16%、「トーンアップ効果」が15%だった。このように、ただ紫外線から肌を守るだけでなく、肌をケアしたり、メイクアップすることも同時に求めるニーズが高いことが分かる。

 今回のスキンケア特集では百貨店ブランドを中心に取り上げた。各社共に、これまで以上に最新技術・知見を生かした製品が多く、そのために価格も4000円以上するものがほとんどだった。中にはスキンケアと同じ理論のもとで作られていたり、同等のスキンケア効果にこだわったりするために1万円以上するものもあった。紫外線カットだけでなく、ニーズに合わせてプラスアルファの効果を加えていることで単価がアップしているが、果たして高価格の日焼け止めを一般ユーザーは購入するのか?

 ツイッターで尋ねた「顔用日焼け止めにかけるお金は?」という問いに対し、「1000〜2000円」と答えた人が44%、「2000〜5000円」が34%、「〜1000円」が16%、「5000円〜」が6%いた。また、インスタグラムでは「百貨店ブランドの日焼け止めを購入するか?」という問いに対し、「NO」と答えたのが76%、「YES」は24%だった。こう見ると、1万円以上の日焼け止めのニーズはまだ低いように感じるが、同時にドラッグストアブランドの日焼け止めも年々進化していることも背景にあるだろう。もちろん、「WWDJAPAN.com」のフォロワーが全国の消費者を代表する訳ではないが、約3分の1が「2000〜5000円」と答えたことから、4000円以上の高価格UVケアアイテムのニーズも決して低くないことが分かる。

 紫外線研究が進むと、紫外線を効率よくカットするだけでなく、紫外線ダメージにアプローチするような、ますます多機能は当たり前になってくるだろう。また、今回の調査では紫外線吸収剤が海に及ぼす影響から「環境に優しい」という回答も見られ、今後は環境への負荷も考えた製品が増えていくのではないか。

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三陽商会の苦戦続く 1〜12月期は営業赤字23億円

 三陽商会の2019年1〜12月期連結業績は、本業のもうけを示す営業損益が23億円の赤字だった。当期は決算期変更に伴う14カ月決算だが、同じ期間で比較すると赤字幅が約2億円拡大した。主販路である百貨店での苦戦と、10月の消費増税による買い控え、暖冬による防寒衣料の不振が重なった。通期(20年2月期)も損失を計上する見通しで、屋台骨を失った“バーバリーショック”以来、4期連続の営業赤字になる。

 売上高は585億円の微減だった。自社ポイントカード会員の買い上げ比率の高まりと、値引き販売の拡大によって粗利益率が悪化した。純損益も15億円の赤字(前年の同じ期間は8億1900万円の赤字)だった。

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暖冬vsアパレル企業 天候に負けないビジネスモデルは可能か

 暖冬がアパレル企業に打撃を与えている。多くのアパレル企業は“秋冬偏重”だ。シャツやカットソーなど単価の低い春夏物は利幅が小さいため、コートやジャケットといった単価が高い秋冬物で年間の収益の帳尻を合わす。そんな業界慣習は常態化した暖冬でもろくも崩れ、業績の下方修正や赤字転落が相次ぐ。

強みだった重衣料が…

 三陽商会は典型的な秋冬偏重のアパレル企業だ。直近の12月度の全店売上高は前年同月に比べて7%減った。10月の消費増税以降、落ち込みが続く他のアパレル各社と比較しても回復が遅い。

 もともとコート製造で創業した同社は、高品質な重衣料を強みにして発展してきた。屋台骨のライセンスブランドを失った2016年の“バーバリーショック”からなかなか立ち直れないのは、販路での百貨店偏重、商品での秋冬偏重も要因といえる。中間層の消費が活発だった時代、冬がしっかり寒かった時代であれば、同社の回復はもっと早かっただろう。それがデフレによる消費の二極化、気候変動による温暖化でひっくり返り、先行きが見えない。20年2月期の4期連続の営業赤字が確実になり、岩田功社長は12月末に引責辞任に追い込まれた。

 三陽商会ほどではないにせよ、秋冬偏重はアパレル各社にほぼ共通の課題だ。長い夏に対応したMDカレンダー、または天候の影響を最小限に抑えるブランディングや新規事業を確立しなければ、生き残りは難しい。ビジネスモデルの「大転換」が必要だ。

多角化でリスクヘッジ

 ワールドは「服を作って売る」以外の収益源の構築に乗り出した。上山健二社長が戦略の柱として進めるプラットフォーム事業である。国内外の自社工場や協力工場の生産網、国内役2500店舗の販売網と人材、店舗内装の子会社、ECサイト受託とシステムソリューションを手がける子会社などの機能を他社にも提供する。

 上山社長は「ブランド事業(アパレル)の一本足打法であれば、商品単価の低い夏に利益が薄くなるのは避けられない。だが、19年の夏の端境期(7〜9月期)は、国際会計基準の適用(2014年3月期)後で初めて黒字化した。プラットフォーム事業による補完が大きい」と手応えを強調する。

 また、飲食や化粧品などの異業種ビジネスの拡大、あるいはワールドと同じようにECのプラットフォーマーを目指す動きも目立つ。

 ジュンの佐々木社長はファッション、フード、フィットネスの“3F”を今後の柱に位置付け、さらには昨年11 月からは化粧品販売にも乗り出した。今年は「飲食の多店舗化に着手して、収益化を急ぐ」と話す。ストライプインターナショナルの石川康晴社長は、百貨店系のアパレルブランドを中心に集めたECモール「ストライプデパートメント」や、サブスクリプションサービス「メチャカリ」の拡大にアクセルを踏む。「ECも、プラットフォームも、レンタルも手がける。そんな“ネオアパレル”が目指すべき姿」と語る。

 多角化は天候に左右されやすいアパレル企業のリスクヘッジとしても期待を集める。

「存続の危機」からV字回復

 一方、長い時間をかけてアパレル事業を大転換した企業もある。

 スポーツアパレルのゴールドウインは、19年3月期の連結業績が売上高で前期比20.6%増の849億円、経常利益で同65.7%増の129億円だった。9期連続の増収、5期連続の経常増益と右肩上がりだ。「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」を主力にしたアウトドア事業が安定的に成長している。20年3月期は業績予想を3度も上方修正した。

 飛ぶ鳥を落とす勢いの同社だが、実は1990年代末から長らく低迷が続き、一時は会社の存続が危ぶまれるほどだった。

 ゴールドウインも典型的な秋冬偏重のアパレル企業だった。バブル期の国民的なスキーブームで急成長を遂げた。一時は売上高の6〜7割がウインタースポーツ事業だった。だがブームが収束すると売上高は急降下。事業多角化の失敗も重なり、90年代末には3期連続の経常赤字に沈む。

 2000年に就任した西田明男社長は事業構造の改革に乗り出す。

 第一にスポーツ専門店への卸主体のビジネスから、自社で売り場を持って在庫もコントロールする小売型ビジネスへの転換だ。現在では「ザ・ノース・フェイス」「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」「カンタベリー(CANTERBURY)」などを中心にショッピングセンターで展開する自主管理売り場(直営店)の割合が56%に達する(19年3月期)。

 第二に秋冬偏重からの転換だ。ウインタースポーツで成長した同社は、三陽商会以上に秋冬偏重のアパレルだった。2000年代半ばまでは春夏物の赤字を秋冬物の黒字で補う収益構造だった。現在の主力で売上高の7割以上を占めるアウトドア事業は、一般的にはダウンジャケットなど高単価の秋冬偏重になりがちだ。しかしウィンドブレーカー、レインウエア、バックパック、ショーツ、Tシャツなどの競争力のある春夏商品を開発し、年間を通じて安定的な売り上げをとる。「ザ・ノース・フェイス」の日本での商標権を買い取っている同社は、商品企画だけでなく、規格化されない個性的な店作り、ユニークなマーケティング活動でブランド価値を高めた。アウトドアの愛好者だけでなく、日常着としてのシェアを拡大しているのは周知の通りである。

 同社は一朝一夕に大転換を実現したわけでない。試行錯誤を重ねながら、年月をかけて再び消費者の支持を集めるようになった。気候変動を始めとしたピンチを、変革のチャンスにできるか。多くの企業の実行力が問われている。

 「WWDジャパン」1月27日号のCEO特集では、ファッション企業20社のトップインタビューを掲載する。デジタル化の進展やサステナビリティの高まりでビジネスモデルの「大転換」を求められる2020年代、経営者はどのようなビジョンを語るのか。登場企業はオンワードホールディングス、ワールド、ワコール、ジュン、ジョイックスコーポレーション、メルローズ、ユナイテッドアローズ、ベイクルーズグループ、ビームス、アーバンリサーチ、アダストリア、ストライプインターナショナル、マッシュホールディングス、バロックジャパンリミテッド、アイア、豊田貿易、ジンズ、カッシーナ・イクスシー、バニッシュ・スタンダード、アレフス(掲載順)。

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ダイニングイノベーション、アジアで400店舗目標。好調の焼肉・しゃぶしゃぶ食べ放題の次は、焼肉ライク。

ダイニングイノベーショングループが、香港とタイの進出においては香港の外食企業最大手であるマキシムグループ と「焼肉ライク」マスターフランチャイズ契約を締結した。アジア地域での出店の強化する。2020年内にタイ・バンコクに1号店を出店、続いて香港での出店を予定している。
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オルビスのメンズコスメライン「ミスター」から“サイレントメイク”をかなえる4アイテムが登場

 オルビスは、メンズコスメライン「ミスター(Mr.)」からメイクアイテムを自社通販や直営店などで発売する。4月1日に下地とコンシーラー、ネイル(1200~2400円)、6月1日にはスティック状の皮脂ケア製品(2400円)を展開する。

 「ミスター」は2017年5月に誕生。スキンケアからスタートし、公式サイトのほか、外部ECサイトでも好調で19年度のアマゾンの売上高は前年比98%増、自社通販と店舗が同35%増と伸長。「男性の美容意識も高まってきている今、基礎のスキンケアだけでなく、“その人らしい魅力を引き出すこと”を突き詰めてきた当社だからこそのアプローチで、より魅力の幅を広げられるようなメイクアイテムを投入する」と同社広報担当者は述べた。

 メイクアイテムのテーマは、究極のナチュラルメイク“サイレントメイク”。「まだメイクにハードルを感じている男性に、いつでもだれでも簡単に、あなたらしいカッコよさをそっと引き出す新習慣を提案する」金本慧史オルビス商品企画部。製品は、自然でナチュラルな仕上がりと男性の日常にもっとも取り入れやすい使いやすさにこだわって開発した。

 アイテムは、肌印象を引き上げていきいきとした表情に導くベースカラー「ミスター ベースカラー コントローラー」、初心者でも簡単にニキビ跡やシミをカバーできる「同 スポットシュート コンシーラー」、元から自爪がきれいだったかのような自然な仕上がりをかなえる「同 ネイルケアプロテクター」、テカリを抑えて爽やかで好印象な肌にする「同 オイルコントロール スティック」の4アイテム。

 青ヒゲやクマが気になる人は「ベースカラー コントローラー」と「スポットシュート コンシーラー」を、皮脂やテカリが気になる人は「オイルコントロール スティック」と「スポットシュート コンシーラー」を組み合わせて使用することでより自然な仕上がりになる。

 「“メイク初心者にとってどのようなアイテムならば使いやすいか”を追求し、今回の4アイテムに行き着いた。簡単に組み合わせることもできるので、日々ファッションやヘアスタイリングを楽しむように新たな美容習慣を楽しんでほしい」と話す。

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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

時代の区切りを象徴したことかもしれないなんて大げさなことを言ってみるけど。バフェット氏は新聞配達も経験したことがある?みたいで特別な思いを持ってたと思うんだけどね。それでも全部売却。。。うーんしかし購入金額を9%で貸付???こっちのほうが儲かる???

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「串カツ田中」FR型店。確かに家族客は多いが、本物FR勢に勝てるか?

 2019年3月に、串カツ田中ホールディングスが、群馬県前橋市のロードサイドに出店した「串カツ田中」前橋三俣店は、同社初の三世代で楽しめるFR(ファミリーレストラン)型店舗の実験店だ。では、本当にファミリーで串カツ酒場に来ているのか。とある日曜のお昼過ぎに、前橋三俣店に行ってみた。同店は、休日には朝11時にオープンし、ランチタイムも営業している。
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渡辺直美が「フェンディ」のキャンペーン動画に登場 ネットフリックスのドラマ俳優と共演

 「フェンディ(FENDI)」は、アイコンバッグ“バゲット(BAGUETTE)”のグローバルキャンペーン「#BaguetteFriendsForever」の新エピソードに、日本のお笑い芸人の渡辺直美とアメリカ人俳優トミー・ドーフマン(Tommy Dorfman)を起用した。渡辺は2016年からミラノ・ファッション・ウイークを訪れており、これまでも「フェンディ」のファッションショーをフロントローで鑑賞してきた。

 動画は、昨年9月にミラノで行われた「フェンディ」2020春夏のファッションショー会場に“バゲット”を持って来場した2人が初対面し、すぐに打ち解けてソウルメイトになるというストーリー。共演するドーフマンはネットフリックス(Netflix)の人気ドラマシリーズ「13の理由」のライアン・シェイヴァー役で知られる俳優だ。

 「#BaguetteFriendsForever」のキャンペーンは19年1月にスタートし、今回で8回目。これまでに日本からは香港編に森星、東京編に三吉彩花や関口メンディーらが登場している。

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キャッシュレス希望、75%。還元キャンペーン終了後はどうなる。

「キャッシュレス・消費者還元事業」対象飲食店の利用経験者はすでに63.8%。今後、利用するつもりの人を合わせると75.6%。株式会社リクルートライフスタイル(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:淺野 健)の外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」が調査した。
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新生児からのスキンケアがアトピー予防に!? 資生堂ジャパン × 「たまひよ」が意識調査

 資生堂ジャパンとベネッセコーポレーションの育児雑誌「たまひよ」は、第一子妊娠中のプレママ500人と5歳までの子どもを持つママ500人を対象に、「子どものスキンケア」に関する意識調査をインターネットで行った。その結果、生後すぐに子どものスキンケアに取り組んだママは、2カ月以降に始めたママよりも、アトピー性皮膚炎などの子どもの肌トラブルに悩む割合が低いことが明らかになった。

 同調査では約8割のママが、できるだけ早くから子どものスキンケアをすることで「アトピー性皮膚炎などの肌トラブルや、植物アレルギーを予防できる可能性があることを知っている」「積極的に(スキンケアを)取り組んでいる」と回答。意識の高いママにとって、新生児からのスキンケアは常識になっていることが分かった。

 一方、プレママでも72.6%が、生まれてくる赤ちゃんの肌トラブルに不安を感じていると回答。実際に子どもの肌トラブルに悩んだ経験があるママは約8割に上り、特に0歳児ママは約半数がその肌悩みを解決できずにいるという。

 子どものスキンケアの重要性は、出産前が65%とだったのに対し、出産後は92.3%と急上昇する。出産前から正しい知識を持ちながらも、日々変化する子どものデリケートな肌と“向き合う”ことで、スキンケアの重要性がさらに高まることが分かった。

 厚生労働省が発表した「平成29年度 患者調査(傷病分類編)」によると、全国におけるアトピー性皮膚炎患者数は51万3000人に上り、その数は年々増え続けている。特にアトピー性皮膚炎は、乳幼児小児期に発症することが多く、10歳以下の子どもが患者数の4分の1以上を占める。しかし近年の研究では、新生児期から保湿剤を塗ることでアトピー性皮膚炎の発症リスクを下げられることが分かっているという。

村上杏理:1986年、北海道生まれ。大学で日本美術史を専攻し、2009年にINFASパブリケーションズ入社。「WWDジャパン」記者として、東京のファッション・ウイークやセレクトショップ、販売員取材などを担当。16年からフリーランスで、ファッションやライフスタイル、アートの記事執筆・カタログなどを手掛ける。1女児の母

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響まで。 詳細はこちら→

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年間個人販売額は1億円超え! 「ステュディオス」MVP販売員が上海店店長の座をつかむまで

 日本ブランドのセレクトショップ「ステュディオス(STUDIOUS)」を運営するTOKYO BASEは2019年8月、中国本土初の店舗「ステュディオス トウキョウ」を上海にオープンした。東京でいうと青山のような新天地エリアにある店は、2層の作りで売り場面積は約300平方メートル。同社は20年中に北京、深圳への出店も予定しており、上海店は今後の中国事業を占う重要な店舗だ。その店長に抜擢されたのが、18年度の同社のナンバーワン販売員で、入社3年目の尹天沢(イン・テンタク)さん。青島出身で日本語ペラペラ、「青年よ、大志を抱け」を地で行く27歳の尹店長に、上海店や自身の夢について聞いた。(取材は19年間年末に実施)

WWD:TOKYO BASEで働いているのはどんな経緯から?

尹天沢店長(以下、イン):親の仕事の都合で14歳の時に初めて日本を訪れ、長崎で過ごしました。その後一度中国に戻って、再度日本に住んだのが17歳の時。大学も大分の立命館アジア太平洋大学を卒業しています。元々服がすごく好きで、大学2年の時に自分でブランドを立ち上げたほど。「シュプリーム(SUPREME)」が好きだけど、高くてなかなか買えないから自分でブランドを作ろうと思ったんです。でも、半年くらいでお金がなくなって続けられなくなっちゃったんですけど。就職活動ではTOKYO BASE以外に、中国でも人気の日本のライフスタイル企業大手から内定が出ていました。周りは口をそろえて「ベンチャーより大手がいいよ」と言ったけど、谷さん(谷直人TOKYO BASE最高経営責任者=CEO)に「将来何がしたいの?」って聞かれて、「もちろん自分のブランドがやりたい」と答えました。「だったら、大手よりこっちじゃないの?」と言われたのが入社のキッカケです。その夢は今も変わっていないですが、この会社の中でもそれは叶えられるし、今は中国子会社のCEOをやりたいとも思っています。

WWD:日本ではどのように働いていた?

イン:17年に入社して、まず配属されたのが福岡店。2年目から原宿店勤務になりました。18年の販売額は年間1億1000万円で全社トップ。1億5000万円を狙っていたから、自分としてはまだまだって感じでしたけど(笑)。中国語が喋れることはもちろん僕の強みですが、中国のお客さまにばかり売っていたわけではありません。当時の僕の顧客は7割が日本の方。人と話すのが大好きで仲良くなるのが早いので、接客が向いているんだと思います。僕は大学を卒業したのが遅くて、入社2年目にはもう26歳でした。谷さんが以前、「30歳までにさまざまな経験を積んでおくべき」という話をしていたので、それにならうと僕に残された時間は4年しかない。「人の10倍努力しなきゃヤバいぞ!」と思って、その年(18年)は自分への“先行投資”として、時間もお金も体力も仕事のためにものすごく使いました。それが今につながっています。

WWD:具体的にはどんな努力をした?

イン:会社がこの先、中国などの海外事業を拡大していくという話は聞いていたので、3連休が取れると北京、広州、上海、深圳などを自腹で視察して周りました。18年は家に居た休日が3~4日くらいしかないと思う。現地のお店を見てまわって、ファッション関係者と仲良くなって一緒に食事をすることを繰り返しました。それがあったから、いざ上海に出店するとなった時に「こういうブランドが売れる」と会社に伝えることができた。現地の雑誌編集者とも親しくなっていたので、上海店オープンの時は複数の雑誌が「ステュディオス」を紹介してくれました。それによって、広告費が800万円分くらい節約できたんじゃないかな(笑)。あとは、これも“先行投資”として18年は年間で服を200万円くらい買ったんです。素材や着心地についてお客さまに自分の言葉で伝えられるようになったことで、売り上げアップにつながった。“スーパースターセールス制度”で年収は1000万になっていたし、こういう形で自分に“先行投資”していけば、いつか会社が返してくれるって考えでやってきました。

スーパースターセールス制度=TOKYO BASE独自の販売員の人事評価制度。年間販売額7000万円、8500万円、1億円達成で、それぞれ年収が700万円、850万円、1000万円になる

「予算設定が低かったら面白くない」

WWD:上海店がオープンして約5カ月。客層や人気のブランドは?

イン:顧客は25~45歳が中心。日本の店舗は大学生の顧客が多いですが、こちらはもっと大人で、外資系金融などに勤めている方も多い。僕は勉強が得意じゃないですが、トップのビジネスマンから聞く話は本で勉強するよりも断然面白いから、接客することが勉強になっています。人気のブランドは「サルバム(SULVAM)」「ベッドフォード(BED J.W. FORD)」「ターク(TAAKK)」などの“モード系”。リサーチの時点ではもっとストリートテイストのブランドが売れると思っていたんですが、他店では買えない“モード系”が「ステュディオス」には求められます。秋冬の客単価は日本だと5万円弱くらいだけど、こちらでは7~8万円。オープン以来、メンズブランドのみ扱ってきましたが、売り上げの3割が女性客なので、2月からは「アキラナカ(AKIRA NAKA)」「ウジョー(UJOH)」など、日本のウィメンズブランドも販売します。

WWD:米中貿易摩擦により、「中国経済は減速」と日本ではしきりに報道されています。そんな中でも売り上げは取れている?

イン:目標はクリアしています。オープン初月はやや低めに予算を組んでいたんですが、予算の1.6倍くらい売れたので、本社に「もっと予算を上げてほしい」と伝えました。「僕たちを舐めないでください」っていう気持ちですね(笑)。予算が低かったら面白くないから、原宿の本店よりも高い予算を組んでいます。売上高によってスタッフのインセンティブも変わってくるので、負けられません。オープン後、想定以上に売れたことで商品が不足し、急きょ商品を本社から分けてもらいました。通関での遅延もあって若干の欠品期間は発生しましたが、一回経験したので今後はもっとスムーズに運営できる。大きな流れでは中国経済は減速しているのかもしれませんが、ファッション業界としては今はすごくいい時期だというのが僕の実感。化粧品を主戦場にしていたインフルエンサーたちも今続々とファッション分野に進出していて、中国人の間でファッションへの熱が高まっているように思います。

WWD:上海のお客さまには「ステュディオス」の何が支持されている?

イン:接客です。中国のお店って、お客さまが目の前にいても販売員が携帯をいじっているっていうこともザラなんです。そこに日本の「ステュディオス」と同様のきめ細かい接客を持ち込みました。まずは趣味などの共通の話題からお客さまと関係を作って、新作が入ったらメッセージアプリの「ウィーチャット(WeChat)」でお知らせする。お礼などのメッセージもこまめに送る。この接客手法がかなり新鮮なようです。もちろん最初はうまくいきませんでした。日本の「ステュディオス」で働いた経験があるのはスタッフ6人のうち僕だけなので、接客のロールプレーを重ねて少しずつその意図や精神を伝えていきました。オープンから4カ月の時点で、スタッフそれぞれの顧客売り上げは200万円ほどになっています。日本だと、そこまでいくのに平均で半年~1年くらいかかるんじゃないでしょうか。この接客手法は世界中どこでも通用すると思う。

目指すは「世界一かっこいいショップ」

WWD:上海は人件費が高騰して、なかなかアパレル販売員が集まらないと聞きます。スタッフはどのように採用した?

イン:日本語が喋れる女性スタッフが一人いますが、彼女とは上海店オープン前に現地を視察している際に他店で出会いました。僕のことを日本人だと思って日本語で接客してきたから、スカウトしたんです。上海店のナンバーワンセールスの男性販売員は、もともと原宿店時代の僕のお客さま。カナダで友人と一緒に自分のお店を運営していて、よく日本にも遊びに来ていたんだけど、カナダの店を閉めるというから「一緒に働こう」と誘いました。あとは友達の友達などですね。

WWD:将来的に、「ステュディオス」上海店をどのようにしていきたい?

イン:世界で一番かっこいいセレクトショップにしようって、オープン前にスタッフと話しました。世界一かっこいいのに加えて、世界一の売上高で、給料も世界一高いセレクトショップを狙っています。これから北京や深圳などの国際都市に出店していけば、世界中の人が中国で日本ブランドを知って、日本のファッションってこんなにかっこいいんだってと気付くようになると思う。就職する際、大手企業に入社せずにTOKYO BASEを選んで本当によかった。僕は上司の言うことがどんな時でも正しいとは思わないタイプだから、この会社のカルチャーが合っている(笑)。谷さんのこと、本当に尊敬しています。

WWD:具体的に、谷CEOのどんな部分を尊敬している?

イン:谷さんは“見る目”が違うなと思う。人を見る目もそうだし、ビジネスを見る目もそう。中国に進出するタイミングも、さっきも言った通りバッチリだと思う。あと、TOKYO BASEでは自分の好きなことを通して、夢に近付いていくことができるんです。そんなふうに思わせる組織を作ったという点で谷さんはすごい。月間販売額でトップになった時に、僕が前から好きだと言っていた香港の俳優で、メンズブランド「マッドネス(MADNESS)」を手掛けるショーン・ユー(Shawn Yue)に会う機会を作ってくれたのもその1つです。いつか一番の憧れの人であるNIGO(R)さんにも会ってみたいし、それもこの会社ならきっと叶うと思う。でも、次は自分が偉くなって、自分自身の力で会えるようになってやろうっていう気持ちです。

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渡辺直美が「ケイト・スペード」のポップアップに登場 「寝る直前に食べるアイスが幸せ」

 「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK 以下、ケイト・スペード)」は1月29日、日本人で初めてグローバルアンバサダーに就任した渡辺直美の記者会見を行った。現在伊勢丹新宿本店でアイコンバッグ“マルゴー”のポップアップショップを開店しており、そこに本人とニコラ・グラス(Nicola Glass)=クリエイティブ・ディレクターが来店した。

 「ケイト・スペード」はグラス=クリエイティブ・ディレクターが現職に就いて以来、広告キャンペーンやファッションショーに従来のモデルだけでなく、現代社会において活躍している⼥性を多く起⽤し、幅広い年代の⼥性に希望と勇気を与えるようなメッセージを発信している。そんな中、渡辺は前向きなメッセージを体現する女性として選ばれ、1年間アンバサダーとして活動する。

 渡辺はポップアップショップ内にある巨大な“マルゴー”バッグの中から出てくる演出で登場。アンバサダーに就任したことに対し「まさか自分がグローバルのアンバサダーに就任する日が来るとは思わず、とてもうれしい。ニューヨークでの生活は毎日刺激ばかりで、失敗しても前を向くポジティブなマインドは勉強になる。そんな刺激的な街に自分の広告が現れるのは夢みたい」と喜びをあらわにした。また、グラス=クリエイティブ・ディレクターは「『ケイト・スペード』では2020年、女性がありのままの自分を愛し、自由に自己表現ができるように応援していく。直美さんは喜びと自信に溢れ、自身の人生を楽しんでいる素敵な女性。私たちが掲げるメッセージをまさに体現していて、共に世界中の女性に勇気を与えることができて光栄だ。すでにブランドのSNSでは大きな反響を得ている」とコメント。

 「ケイト・スペード」では全ての女性が女性であることを誇りに思い、ファッションを通して“ありのままの自分が解き放たれる”ことを目指している。渡辺はいつ“解き放たれる”と感じるか聞かれると、「寝る直前のアイス」と笑顔で答えた。「ベッドの中でチョコレートアイスクリームを食べるのが一番の幸せ。チョコレートの味を噛み締めながら、そのまま夢の世界に入ることが至福。もちろん、朝起きたらまず最初に歯磨きはするけどね」と会場の笑いを誘った。そんなエピソードに、7歳の息子を持つグラス・ディレクターも「私もたまに息子と一緒にアイスを食べて寝ちゃうわ」と共感した。

 また、秋にはコラボバッグの発売も予定している。渡辺は「ニコラさん含め、デザインチームと真剣にバッグのデザインをした。私のアイデアを皆さんが受け入れてくれて、とても楽しい時間となった。このバッグはもちろん、これからも『ケイト・スペード』が掲げる素晴らしいメッセージを体現できるように頑張るので、楽しみにしていてほしい」と意気込んだ。

 なお、伊勢丹新宿本店では2月18日までポップアップショップをオープンしている。会場では、渡辺がサインした巨大バッグが展示してあるほか、2020年春コレクションのバッグやウエア、シューズをラインアップする。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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売り切れ続出の「ビュリー」のリップバームに新色登場

 パリ発スキンケアブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(L’OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」は2月1日、人気のケースがカスタマイズできるリップバーム「ボーム・デ・ミューズ(BAUME DE MUSE)」(4600円)の外箱の春の新色を発売する。

 同製品はオーガニック植物由来の原料を用いて唇を優しく保湿する、という製品の処方もさることながら、レザーペーパを使ったおしゃれなパッケージとカスタマイズが話題を呼び、発売になるとすぐに完売する人気商品だ。春の新色はルビーレッド、ブラック、ローズ、キャメル、バブルガムローズの5色で展開。パッケージは限定5色および定番から好みのものを選び、2文字(金色)のイニシャルの刻印を施す。

 なお、これまではオンラインサイトと代官山店のみで販売してきたが、春の新色の発売を機に、京都店、日本橋店、大阪梅田店、新宿店でも取り扱うという、販路の拡大により手に入る確率が高くなりそうだ。

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売り切れ続出の「ビュリー」のリップバームに新色登場

 パリ発スキンケアブランド「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(L’OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」は2月1日、人気のケースがカスタマイズできるリップバーム「ボーム・デ・ミューズ(BAUME DE MUSE)」(4600円)の外箱の春の新色を発売する。

 同製品はオーガニック植物由来の原料を用いて唇を優しく保湿する、という製品の処方もさることながら、レザーペーパを使ったおしゃれなパッケージとカスタマイズが話題を呼び、発売になるとすぐに完売する人気商品だ。春の新色はルビーレッド、ブラック、ローズ、キャメル、バブルガムローズの5色で展開。パッケージは限定5色および定番から好みのものを選び、2文字(金色)のイニシャルの刻印を施す。

 なお、これまではオンラインサイトと代官山店のみで販売してきたが、春の新色の発売を機に、京都店、日本橋店、大阪梅田店、新宿店でも取り扱うという、販路の拡大により手に入る確率が高くなりそうだ。

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「ジーユー」が2020年春のヒット商品を予測 くすみブルーや透け感クリームなど軽やかなカラーアイテム

 「ジーユー(GU)」は、2020年春のヒット予想商品を発表した。キーワードは“自然を感じる軽やかさ”で、「パントン・カラー・オブ・ザ・イヤー(PANTONE COLOR OF THE YEAR)」に選定された“クラシック・ブルー”や透け感のあるクリーム色、ピスタチオグリーンなど軽やかな色彩が特徴のアイテムがヒットすると予測。スエット(1490円〜)やチュールスカート(1990円)、ニットワンピース(2990円)などのおすすめ商品を使用したワントーンコーデを提案する。

 また「ジーユー」が運営するメディア「ジーユー スタッフ スタイリング」で活躍するコーディネートアドバイザー“おしゃリスタ”が選ぶ20年春の注目スタイリングを公開した。1月にスタートした若年層女性に向け新コレクション“ミックスマニア(MIXMANIA)”からは、ネオンカラーを取り入れたスポーティーなルックやアニマルプリントの柄物アイテムを使ったコーディネートを紹介した。

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「ジバンシィ」の20年春夏キャンペーンにマーク・ジェイコブスが登場 しかも平手打ちに!?

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は2020年春夏キャンペーンに、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)と英女優のシャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)を起用した。キャンペーンの全容は1月29日(現地時間)に発表されるが、それに先立ってティザームービーが同ブランドの公式インスタグラムで公開されている。

 「今季、『ジバンシィ』のアイコニックなカップルとしてシャーロット・ランプリングとマーク・ジェイコブスが登場」とキャプションが付けられた同ムービーは現在3パターンが公開されている。いずれも白黒で、花柄のシャツを身に着けたマークと、刺しゅうの施されたドレスをまとったランプリングが向き合い、互いの名前を交ぜたりしながら呼び合うという趣向になっている。ムービーの一つでは、ランプリングがマークを平手打ちにするというシーンも見られた。

 この2人が“共演”するのはこれが初めてではない。ランプリングは「マーク ジェイコブス」の04年春夏キャンペーンに起用されていて、その際は半裸で寝そべるマークにランプリングが寄り添っていた。また「ジバンシィ」は以前もキャンペーン広告にほかのブランドのデザイナーを起用しており、リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)が率いていた当時の15年秋冬のキャンペーンには「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)が登場している。

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アシックスがスマートランニングシューズを披露 データを即座にランナーにフィードバック

 アシックスは1月24日、「ASICS WALKING PRESS MEEETING SS20」と題したイベントを都内で開催し、2020年内の発売に向け開発を進めているスマートランニングシューズのプロトタイプの披露と、20年春夏シーズンのウオーキングシューズの展示を行った。

 スマートランニングシューズは、内部にセンサーなどを組み込み動きに応じて音や色が変化するスマートシューズ“オルフェ(ORPHE)”を開発し、8日にアシックスの子会社、アシックス・ベンチャーズから出資を受けたスタートアップ企業のno new folk studioと協業製作したもので、年内の発売を予定している。すでに7日からアメリカで開催されていた見本市「CES 2020」では披露されており、国内では今回のイベントが初披露の場となった。

 no new folk studioは17年4月以降、アシックススポーツ工学研究所と連携してさまざまな実証実験を行い、歩行中の足の動きを計測できるスマートシューズの共同開発を続けてきた。今回披露されたシューズも“オルフェ”同様内部にセンサーを埋め込むことで、着用者の走行データを可視化する。距離は歩幅だけでなく、脚の運び方、走行の安定性、接地の時間・分布などのデータを収集し、これまでアシックスが収集してきた膨大なデータと掛け合わせ、それぞれのランナーの特徴に合わせたフィードバックを専用のスマートフォンアプリでリアルタイムで確認することができる。シューズはアシックス製のものがベースで、靴底前部にカーブを設けた“ガイドソール(GUIDESOLE)”などを用いたりと、シューズ自体には走行効率を高める工夫が施されている。

 またアシックスジャパンは、1983年からビジネスシューズやパンプスなどのビジネスシーンで着用されるウオーキングシューズ事業を展開しており、今シーズンはスポーツメーカーとしての“原点回帰”をテーマに掲げた。“走れるビジネスシューズ”をうたう男性向けの“ランウオーク(RUNWALK)”と“ペダラ(PEDALA)”ではスポーティーなタイプを企画したほか、女性向けの“ペダラ”ではニット素材を採用したスニーカータイプと、さまざまなシーンに対応できるラットタイプを用意。仕事場のカジュアル化に合わせ、クッション性や機能性の高いシューズを提案する。

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オープンを控えた「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」、全貌を一挙公開

 2月1日のオープンに先立ち、「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の内覧会が1月29日に行われた。大阪の新たなランドマークとなる新店舗は、国内の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の店舗の中で最大級となる。店舗スペースは1〜4階と7階のカフェ&レストランを含む全5フロアで、ウィメンズ&メンズのレザーグッズやプレタポルテをはじめ、トラベルラゲージなど全ラインを取りそろえる。

 船の帆が着想源となった青木淳による外観同様、世界的建築家ピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛けた店内は、ロープやウッドフロアなど船内をほうふつとさせ、創業者のルイ・ヴィトンの「旅の真髄(こころ)」の精神を受け継いでいる。また、ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)やポリー・アフェバウム(Polly Apfelbaum)などマリノがキュレーションしたアート作品が1〜4階の各フロアに展示され、洗練された空間を演出している。

 1階にはバッグ、プレタポルテ、アクセサリーなど、ウィメンズの最新アイテムが並ぶ。中2階はトラベルラゲージをはじめ、ソファやハンギングチェアなどの“オブジェ・ノマド”コレクションも一部取り扱う。さらに常駐の職人による、レザーグッズやハードトランクに手描きのイラストを施すサービスも提供する。3階はウィメンズのアーティスティック・ディレクターである、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)によるプレタポルテとアクセサリーの世界が広がる。4階はメンズフロアとなり、メンズのアーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛けるアイテムを展開する。3、4階の両フロアとも奥にはVIPルームを控える。

 最上階となる7階には、世界初として注目を集めるカフェ「ル・カフェ・ヴィー(LE CAFE V)」と紹介制レストラン「スガラボ・ヴィー(SUGALABO V)」を併設。カフェとレストランはともに、A.N.D.の小坂竜によるデザインだ。カフェは終日営業、レストランは夜のみの営業となる。

 なお「ルイ・ヴィトン」心斎橋店は、「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」オープンに合わせて1月末で閉店となる。

■ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋
オープン日:2020年2月1日
時間:11:00〜20:30
定休日:不定休 ※ 2月5日「ル・カフェ・ヴィー」休業
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋 2-8-16

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オープンを控えた「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」、全貌を一挙公開

 2月1日のオープンに先立ち、「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」の内覧会が1月29日に行われた。大阪の新たなランドマークとなる新店舗は、国内の「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の店舗の中で最大級となる。店舗スペースは1〜4階と7階のカフェ&レストランを含む全5フロアで、ウィメンズ&メンズのレザーグッズやプレタポルテをはじめ、トラベルラゲージなど全ラインを取りそろえる。

 船の帆が着想源となった青木淳による外観同様、世界的建築家ピーター・マリノ(Peter Marino)が手掛けた店内は、ロープやウッドフロアなど船内をほうふつとさせ、創業者のルイ・ヴィトンの「旅の真髄(こころ)」の精神を受け継いでいる。また、ヴィック・ムニーズ(Vik Muniz)やポリー・アフェバウム(Polly Apfelbaum)などマリノがキュレーションしたアート作品が1〜4階の各フロアに展示され、洗練された空間を演出している。

 1階にはバッグ、プレタポルテ、アクセサリーなど、ウィメンズの最新アイテムが並ぶ。中2階はトラベルラゲージをはじめ、ソファやハンギングチェアなどの“オブジェ・ノマド”コレクションも一部取り扱う。さらに常駐の職人による、レザーグッズやハードトランクに手描きのイラストを施すサービスも提供する。3階はウィメンズのアーティスティック・ディレクターである、ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)によるプレタポルテとアクセサリーの世界が広がる。4階はメンズフロアとなり、メンズのアーティスティック・ディレクターのヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が手掛けるアイテムを展開する。3、4階の両フロアとも奥にはVIPルームを控える。

 最上階となる7階には、世界初として注目を集めるカフェ「ル・カフェ・ヴィー(LE CAFE V)」と紹介制レストラン「スガラボ・ヴィー(SUGALABO V)」を併設。カフェとレストランはともに、A.N.D.の小坂竜によるデザインだ。カフェは終日営業、レストランは夜のみの営業となる。

 なお「ルイ・ヴィトン」心斎橋店は、「ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋」オープンに合わせて1月末で閉店となる。

■ルイ・ヴィトン メゾン 大阪御堂筋
オープン日:2020年2月1日
時間:11:00〜20:30
定休日:不定休 ※ 2月5日「ル・カフェ・ヴィー」休業
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋 2-8-16

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「シュウ ウエムラ」から1分に2.5個売れているファンデーションにスティックタイプ登場

 「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は2月26日、スティックファンデーション「アンリミテッド ファンデーション スティック」(全12色、各5400円)と、メイクアップを長持ちさせる化粧水ミスト「アンリミテッド メイクアップ フィックス ミスト」(100mL、3700円)を発売する。昨年発売し、1分に2.5個売れているという人気リキッドファンデーション「アンリミテッド ラスティング フルイド」のスティックタイプで、ユニセックスに使える。

 長谷友紀子事業部長は「『シュウ ウエムラ』は2018年に売り上げ100億円を突破し、19年も前年比13%増と2年連続で2ケタ成長を達成した。その売り上げを大きくけん引したのが、昨年発売した『アンリミテッド ラスティング フルイド』だ。同製品により昨年のファンデーションの売り上げが60%増と大幅に伸長し、既存のファンデーションの中でも売り上げの70%ほどを占めるアイテムに成長した」と話す。今回加わるスティックファンデーションなどで「アンリミテッド」シリーズを拡充し、「現代人のニーズに応えていく」と語った。

 スティックファンデーションは、クリームからパウダーに変化して肌に溶け込むようにフィット。ファンデーションとしてだけでなく、ハイライトやシェーディングとしても使え、顔の立体感や一人一人が持つ骨格を引き立たせる。12色の多色展開により、「シュウ ウエムラ」がうたう“個性美”を表現。また、持ち運びできるサイズでメイク直しとして使ったり、既存の「アンリミティッド ラスティング フルイド」とあわせて使ったりすることでさらに美しい肌に仕上げたりすることが可能だ。

 ミストは、メイクアップの上に吹きかけることによってその仕上がりが約18時間続く。アーティストブランドとして「メイク直しをする必要がない」というメイクアップアーティストの理想のもとに、忙しくメイクアップ直しをする時間がない現代女性のために開発した。ミストがメイクアップの上に極薄のベールを形成し、余分な水分や油分を蒸発させてヨレを防ぎ、フレッシュな仕上がりを持続させる。

 製品の発表会では男性がメイクをして登場。「最近は表参道本店を中心に、男性の来店も増えている。『アンリミテッド』シリーズは誰でも自分の個性を生かすことができるラインとして(男女関係なく)打ち出していく」と長谷川事業部長はコメントした。なお、「アンリミテッド」シリーズにはこれら以外に同じ理念のもとに作られたコンシーラーやクッションファンデーションをそろえる。

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10代はKoki,、20代は有村架純が受賞 「第31回日本ジュエリーベストドレッサー賞」発表

 「第31回日本ジュエリーベストドレッサー賞」が発表された。今年は、10代はモデルのKoki,、20代は女優の有村架純、男性部門は俳優の田中圭、特別賞(女性)はフィギュアスケート選手の浅田真央らが受賞。受賞式には豪華な顔ぶれが登場した。

 1月21日に東京ビッグサイトで開催された同イベントは、さまざまな見本市を主催するリード エグシビション ジャパンによる「国際宝飾展」の併催イベントで、過去1年間で“最も輝いていた人”“最もジュエリーが似合う人”を世代別、男性部門、特別賞に分けて選考し表彰するものだ。

 「国際宝飾展」は4日間で約150億円の売り上げがあり、海外から約4000人のバイヤーが訪れるという。

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NEW ARRIVAL! MEN’S DESIGNER BRANDS

こんにちは。

最近は冷たいみぞれまじりの雨が降るようになりましたね。

気持ちが塞いでしまいそうな天気ですが、

店頭には気分が上がるような春夏シーズンアイテムが続々入荷中!

今回はメンズデザイナーブランドの新着情報をご紹介いたします。

 

<サカイ>からはアロハシャツブランド<サン サーフ>とのコラボレーションアイテムなど

ブランドならではの遊び心が感じられるアイテムがバリエーション豊富に揃っています。

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ブランドのシグネチャーであるハイブリッド仕様のデニムジャケットも。

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<モンクレール>からは、ナイロン素材のアウターが多数登場!

バーニーズ ニューヨークでしか手に入らない限定Tシャツのご用意もございます。

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<メゾン マルジェラ>からは爽やかな色合いのアイテムがラインナップ。

シンプルで上質なアイテムは、一つ取り入れるだけでもコーディネートをクラスアップしてくれますよ。

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<ヴァレンティノ>からはアイコニックなロゴとスターを組み合わせたVLTNスターコレクションのウェアを中心に

バッグやスニーカーなどのレザーグッズも展開。

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店頭ではこのほかにもたくさんの新着アイテムがラインナップしています!

この週末は、ぜひお近くのバーニーズ ニューヨークでショッピングをお楽しみくださいね!

 

※店舗によりお取扱いのないアイテムもございます。詳しくはスタッフへおたずねください。

※アイテムは数に限りがございます。品切れの際はご容赦ください。

 

新型コロナウイルスがアイウエア企業にも打撃 「ジンズ」が中国に対策本部設置

 中国で感染が広がっている新型コロナウイルスは、現地に出店している日本のアイウエア企業にも影響を及ぼしている。

 発生地である武漢に7店舗を構える「ジンズ(JINS)」は、出店する商業施設が臨時休館となったのに伴い、全店休業中だ(1月27日現在)。「ジンズ」は中国に150店舗以上を出店しており、武漢以外でも、中国政府の指示による交通機関の運行制限や外出自粛などの影響で時短営業や臨時休館などの措置が取られている。上海にある現地法人に対策本部を設立して対応を図っており、10人の日本人駐在員の家族等については日本に一時帰国させる決定をした。現在のところ、中国国内の店舗スタッフおよびスタッフの2親等までの近親者に罹患は確認されていないという。

 上海を中心に42店舗を構える三城は、武漢に店舗はない。しかし、同社が出店しているショッピングセンターの中には、客足が少ないことから閉店したり、営業時間を短縮しているところがあり、「売り上げは、日ごとに落ち込み、影響を受けている」という。今後の見通しについて、「かつてSARSが流行した際は、気温が上がった5月ごろ収束したので、今回もそれまでには何とか解決してほしいと願っている」とコメントした。

 インターメスティックが手掛ける「ゾフ(ZOFF)」は中国に30店舗あるが、武漢には出店していない。上海事務所のスタッフは行政の指示により2月9日まで春節休暇を延期し、自宅待機中で、現在のところ、同社スタッフや同居家族・同居住地区内での感染は確認できていないという。売り上げに影響が出ている一方、目の粘膜からウイルスが感染するという情報を受けて花粉対策眼鏡が売れており、日本でも中国からの観光客が買い求めた。

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「エースホテル京都」が4月16日に開業 1月28日から宿泊予約を開始

 米国発エースホテル(ACE HOTEL)は4月16日、日本初上陸となる「エースホテル京都」(京都府京都市中京区姉小路通東洞院西入車屋町245‐2)を開業する。1月28日から宿泊予約の先行受付を公式サイトで開始した。開業特別料金は1泊1室3万円。

 同施設は、歴史的建造物の旧京都中央電話局を一部保存し修復した棟と、新築棟を融合した「新風館」内にオープンする。デザインは、建築家の隈研吾とエースホテルの長年のパートナーでLAを拠点とするコミューンデザインが手掛ける。内装コンセプトは“EAST MEETS WEST”。京都の歴史や豊富な自然、芸術を尊ぶ場を目指し、染色工芸家の柚木沙弥郎をはじめとするさまざまなアーテイストによるオリジナルアートの展示や空中庭園など、日本文化と西洋を融合させた空間を演出する。

 総客室数は213室で、スタンダードキングのほか3つのスイートを含めた9タイプを用意する。各客室には、エースホテルの重要な要素である“音楽”を象徴するターンテーブルやギター、日本やアメリカのクリエイターが同ホテルのために製作したオリジナル家具やアートを設置する。館内のアメニティーはトータルビューティサロンの「ウカ(UKA)」が手掛ける。同施設のためだけに作られた製品は、今後日本国外の全エースホテルで使用される。

 館内ロビーでは、アーティストとのコラボイベントなどを定期的に開催する。そのほか、最大280人を収容できる宴会場、3つのミーティングスペースを有し、展示会やイベント、ウェディング会場として利用する。

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楽天・三木谷会長兼社長「送料無料は絶対に遂行する」、出店者4000社を前に言い切る

 楽天は、ネット通販モール「楽天市場」で3月18日に全店舗に導入を予定する“3980円以上の一律の送料無料ライン”について、三木谷浩史会長兼社長は、毎年恒例の「Rakuten 新春カンファレンス」で集まった4000社以上の出店者を前に、「楽天市場とテナントの皆さまの成長のためには絶対に必要な施策。公正取引委員会が反対しようが、絶対に遂行する」と語った。“送料無料”の導入については、「楽天市場」の出店テナントで構成される「楽天ユニオン」が反対を表明、公正取引委員会が事情の聞き取りを開始するなど、一部のテナントからは反発が出ていた。

 楽天は、出店者間で送料表示にばらつきがあることを受け、19年1月に「全出店者一律の送料無料」表示の導入を発表。その後、全国で出店者向けに実施したタウンミーティングなどを経て、3980円以上というラインの導入を決めていた。楽天側は「売価変更にするのか、実質的に送料を負担して価格を維持するかは、テナント側が決めること」としている。

 三木谷社長は「お客さまにとっては、送料がバラバラなことが実際の購入価格をわかりにくくさせるなどの大きな不満になっている。勝者総取りの独占資本主義のアマゾンモデルとは異なり、われわれはテナントと消費者も含めた“三方良し”のビジネスモデル。グローバリズムに対抗するためにも必要な施策だ」と訴えた。

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新型コロナウイルス対策に「ルイ・ヴィトン」親会社が2億円超の寄付 多くの企業が支援を表明

 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスの被害が拡大していることを受け、さまざまな企業による支援活動や寄付が相次いでいる。

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)は、武漢市で不足している救急医療用品の購入のため、中国赤十字基金会(Chinese Red Cross Foundation)に1600万元(約2億4000万円)を寄付する。同社はまた、医療品をフランスや欧州で手配して現地に届ける支援も行う。

 ケリング(KERING)は、「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」など同社が擁する13のラグジュアリーブランドを代表し、中国・湖北省の赤十字基金に750万元(約1億1250万円)を寄付した。フランソワ・アンリ・ピノー(Francois-Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は、「新型コロナウイルスの被害に遭われた方々に心からお見舞い申し上げる。緊急支援策として、まずは寄付することを決定した」と語った。

 ビューティ業界では、ロレアル(L'OREAL)が500万元(約7500万円)を中国赤十字基金に寄付。エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)は200万元(約3000万円)を、資生堂は100万元(約1500万円)を寄付した。ジュエリーブランドでは「スワロフスキー(SWAROVSKI)」が300万元(約4500万円)を寄付した。

 多くの中国企業も支援策を打ち出している。中国最大手EC企業のアリババ(ALIBABA)は10億元(約150億円)の支援基金を設立した。中国の人気SNSウィーチャット(微信、WeChat)を擁する同インターネットサービス企業大手のテンセント(騰訊、TENCENT)は3億元(約45億円)を寄付。中国の大手スポーツメーカーであるアンタ(ANTA)、同アパレル大手のトレンディ・インターナショナル・グループ(TRENDY INTERNATIONAL GROUP)、同ファッションブランドの「ピースバード(PEACEBIRD)」はそれぞれ1000万元(約1億5000万円)を寄付した。また香港を拠点とし、北京や上海などの高級不動産を保有するスワイヤー・グループ(SWIRE GROUP)も1000万元(約1億5000万円)を、同じく香港を拠点に宝飾を中心とするコングロマリットを形成する周大福(CHOW TAI FOOK)グループは200万元(約3000万円)を寄付した。

 中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.COM)は手術用マスクを100万枚、消毒液や抗ウィルス剤などの医療品を6万ユニット寄付した。中国を拠点とする大手カシミヤメーカーのオルドス(ERDOS)は、コートの生産工場でマスクや防護服を無料で生産しているほか、同社が費用を負担するので医療品の手配を支援してほしいと国際社会に呼び掛けている。ジェーン・ワン(Jane Wang)=オルドス・ホールディング・グループ(ERDOS HOLDING GROUP)バイス・プレジデント兼エグゼクティブ・ディレクターは、「新型コロナウイルスの感染が広がっており、もはや誰にとっても他人事ではない。緊急事態にある現地が必要としている医療品の提供など、ぜひ行動を起こしてほしい」と述べた。

 新型コロナウイルス対策の支援として、現時点で合計200億元(約3000億円)以上が寄付されたと試算されている。

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合成ダイヤモンドのD2Cジュエリーのトップが語る「ダイヤモンドジュエリーの解放」

 昨年ジュエリー業界で話題になった合成ダイヤモンドのジュエリーブランド「プライマル(PRMAL)」が2月1日に登場する。合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンドと見た目は同じ。構造や組成、特性が同じため、見分けるには特殊な機械が必要だ。価格は天然のものより安価で、採掘による天然ダイヤモンドより環境に優しくエシカルということから注目を浴びている。ジュエリー業界では天然vs合成でいろいろと議論もあり、市場はまだ創成期だ。このような状況下で合成ダイヤモンドに特化したD2Cブランドを立ち上げた福島剛プライマル代表に話を聞いた。

WWD:合成ダイヤモンドのジュエリーブランド「プライマル」を立ち上げたきっかけは?

福島剛プライマル代表(以下、福島):約10年間ジュエリー業界で活動してきた。欧米ではジュエリーは日常に溶け込んでいるが、日本ではまだファッションの次。ダイヤモンドの卸業が家業で、ジュエリーをもっと身近なものにしたい、ダイヤモンドに対する敷居を下げたいと思った。ダイヤモンドの業界は狭く、その中でお互いに持ちつ持たれつでビジネスをしている。まだ中間マージンによるビジネスが中心なので、当然末端価格は高くなる。だから今、注目を浴びているD2Cの仕組みを選べば、投資してもらえるチャンスもあるし、業界の持つ問題を解決できると思い、ITエンジニアの友人と意気投合してブランドを立ち上げた。合成ダイヤモンドは天然のものと構造は同じで価格が安く、エシカルだし、われわれのようなミレニアル世代にとってはベストの商材。なぜなら、われわれの物の考え方は合理的だから。同じ価格であれば、石も大きくてエシカルなものの方がいいと思う。だから合成ダイヤモンドは面白いと思うし、市場で一番を取っていきたい。

WWD:ブランド哲学は?

福島:“未来につながるジュエリー”がコンセプトだ。特に若い世代に、遠い存在だったダイヤモンドジュエリーを解放したい。日本では、ジュエリーは冠婚葬祭やパーティーなど特別な場で着けるものだと思われているが、それぞれのスタイルを大切にし、日常のファッションに取り込んでほしい。インスタグラムなどのSNSを通してジュエリーの背景やストーリーを発信するだけでなく、ファッションコーディネート提案も行っていきたい。ただ発信するだけでなく、消費者とインタラクティブに交流できるようにするつもりだ。

WWD:ターゲットは?それらをどのように獲得するか?

福島:ミレニアル世代がターゲットだ。ウェブサイトでレビューやコメントを書き込めるようにするなど、紹介したくなるような仕組みをつくりたい。また、ブランドに共感してくれる人々と共に成長していくのが理想だ。ブランドに興味のないインフルエンサーを起用しても意味がないと思っている。共感を大切にしていきたい。

WWD:戦略と初年度の売り上げ目標は?

福島:D2Cということもあり、従来の販促方法に頼らず、独自の仕組みをつくるつもりだ。プロダクトとIT(D2Cの仕組み)とを同じポジショニングでブランドを作っていく。モノを作って売るだけでなく、コミュニティーをつくりたい。デビュー時に約60型発売し、毎週新作を投入する。消費者に身近に感じてもらい、飽きさせないためだ。1年に1回ジュエリーを購入していた人が毎月買うようなECにしたい。ジュエリーはシーズン性がないので消費者と接点を持つのが大切。当初は受注生産で3~4週間の納期を見込んでいるが、それを短くしていくつもりだ。自宅で試着できるよう30日間返品や交換に対応し、敷居の高いジュエリー店に行く時間と労力をなくしたい。D2Cビジネスだから可能なウィッシュリストや、閲覧および購入履歴などをデジタルで管理し、無駄なく効率よく運営していくつもりだ。初年度の売り上げ目標は8000万円。6000万円をECで2000万円をポップアップショップで作るつもりだ。

WWD:合成ダイヤモンドの調達はどのように行っているか?

福島:カラットの小さめのものはインドの合成ダイヤモンドメーカーから調達している。ゆくゆくはブライダルなどカラット数の大きいものも作りたいので、アメリカのダイヤモンド・ファウンドリー(DIAMOND FOUNDRY)と契約した。水力発電による製造を行っており信頼度が高い。コストは高くなるが、できるだけエシカルな背景にもこだわりたい。

WWD:現在、合成ダイヤモンドを生産している国は?

福島:アメリカ、インド、中国、ロシア、シンガポールなど。

WWD:合成ダイヤモンドは天然ダイヤモンドよりエシカルというのが売りだが?

福島:天然ダイヤモンド1カラットを採掘するのに排出される二酸化炭素は約64.8kgといわれている。インドでは太陽光発電を使用し製造しているメーカーが多いが、通常の電力を使って製造しても合成なら天然ダイヤモンドの採掘で排出される二酸化炭素量の5~10%程度だ。環境負荷の少ない方法で生産された合成ダイヤモンドはそうでない合成のものと比べて約15~20%高いイメージだ。

WWD:グレードをカラーがG以上、クラリティーをVS2以上にしているのは?

福島:できるだけいいものを届けたいという思いから。また、合成ダイヤモンドの供給がまだ安定していないので、ある程度幅を持たせておく必要がある。

WWD:使用するダイヤモンドの主なカラット数は?

福島:メレダイヤモンドが多いが、0.3カラットや0.5カラットの商品もある。

スタートアップだからできた
合成ダイヤモンド市場への参入

WWD:日本における合成ダイヤモンドの市場は?

福島:まだあまり流通していない。調達が安定していないから、ビジネスをスタートさせるのには壁が高いのが事実だ。ジュエリーメーカーも天然と合成が混ざるのを嫌がるし、大手も手を出しにくい。だからチャンスだと見ている。われわれのようなスタートアップだから参入できた。

WWD:10金、18金と2種類のゴールドを使用する理由は?

福島:いろいろな需要に対応したいためだ。価格の面で10金を選ぶ人もいるだろうし、金属アレルギーで18金しか着けられない人もいるから。

WWD:今後日本で合成ダイヤモンドの市場は拡大すると思うか?

福島:確実に拡大するだろう。天然ダイヤモンドより価格が安くエシカルで、見た目は天然ダイヤモンドと変わらないから消費者は関心を持つはず。モルガンスタンレー(MORGAN STANLEY)の調査によると、2016年度の合成ダイヤモンドの市場規模は約150万ドル(約1億6350万円)だが、20年には10億5000万ドル(約1144億)になると予測している。5年以内に市場は約700倍に成長するという見通しだ。今は合成ダイヤモンドを敬遠している卸業者やジュエリ―メーカーもそのうち供給しなければならなくなるだろう。ジュエリー業界自体が合成ダイヤモンドに対する考えを変える必要がある。海外では、イギリスのメーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵夫人や女優のエマ・ワトソン(Emma Watson)などのセレブリティーが合成ダイヤモンドのジュエリーを着用し、認知度が上がっている。日本でもこのようなきっかけがあれば、合成ダイヤモンドの市場は広がっていくはずだ。

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「ジバンシイ」“テンション・ファンデ”で作るオートクチュール肌

 「ジバンシイ(GIVENCHY)」は2月1日に「タン・クチュール・クッション」を発売する。まるでオートクチュールのようにその人の肌に合わせた仕上がりをかなえる人気ベースメイクシリーズ“タン・クチュール”が新たに提案するのは、従来のクッションファンデーションの手軽さはそのままに、最先端技術を搭載した“テンション・ファンデ”だ。肌に完璧なベールを作り、ピンとしたハリを実現する新ベースメイクに注目だ。

クッションファンデーションは
さらなる高みへ
最先端のテンション・テクノロジー

 トレンドアイテムから、ファンデーションのカテゴリーの一つとして地位を確立したクッションファンデーションだが、新たに登場する「タン・クチュール・クッション」は従来のクッションファンデーションとは一線を画し、手軽さはそのままにワンランク上の端正なマット肌を実現する。その秘密は「ジバンシイ」の最先端技術を用いた独自のテンション・テクノロジーだ。従来のスポンジなどにファンデーションを含ませたものとは異なり、目の細かい反発力のあるメッシュ状のテンション・ネットの採用でパフに最適な量のファンデーションが均一に付着し、ムラのない塗布を可能にした。加えて、肌に密着してフィルムを形成する特殊なポリマー※1を配合したファンデーションとの相乗効果により高いカバー力を発揮し、完璧な肌作りをかなえる。

 カラーバリエーションはクールトーンとウオームトーンをそろえ、アジア系の肌色に合う6色をラインアップする。

※1(ジフェニルジメチコン/ビニルジフェニルジメチコン/シルセスキオキサン)クロスポリマー、(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー

一日中快適なマット肌が続く
ロングラスティング

 テンション・テクノロジーによって肌の上でフィルムのように密着したファンデーションはヨレや崩れに強く、メイクしたてのような美しいマット肌が一日中続く。さらに、“タン・クチュール”シリーズ共通成分のリコリス・エキス※2が肌の潤いを保ち乾燥による崩れも防いで、潤いのある快適な肌をキープする。

※2グリチルリチン酸2K

あらゆる外的刺激から肌を守る
バリア・ファンデも登場

 同日にオールインワンタイプのベースメイクアイテム「タン・チュール・シティ・バーム」も発売する。ファンデーションをつけたくない人、ナチュラルな仕上がりがほしい、だけど肌はきちんと守りたい……、そうしたベースメイクに対する新たなニーズに応えるマルチな機能を持つ新感覚の“バリア・ファンデーション”だ。

 スキンケア効果と高い保湿力で肌を快適に保ちながら、SPF 25・PA++で紫外線や大気汚染、乾燥などの外的要因から肌を“バリア”。みずみずしいテクスチャーでメイクしていないかのような軽いつけ心地が特徴だ。肌色を美しく見せるメイク効果で気になる悩みをナチュラルにカバーして、素肌のようなヘルシーな肌を演出する。肌への優しさや機能性、すべてに妥協しないファンデーションだ。

問い合わせ先
パルファム ジバンシイ
[LVMHフレグランスブランズ]
03-3264-3941

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大塚家具がドイツ発の高級家具「ロルフベンツ」旗艦店をオープン 路面店は世界初

 大塚家具は1月25日、ドイツ高級家具「ロルフベンツ(ROLF BENZ)」の旗艦店を東京・青山にオープンした。同社は正規代理店として20年以上にわたり同ブランドを輸入販売している。「ロルフ ベンツ」は1964年にドイツ・ナーゴルト市でロルフ・ベンツが設立。世界で初のコーナーソファを発表したことで注目を集めた。時代ごとのライフスタイルに合うタイムレスなデザイン、最高の快適さ、ドイツ家具ならではの機能性を備えた家具を提案している。世界初となる地下1階・地上2階、約370平方メートルの旗艦店では、タイムレスなデザインの快適で機能性に優れた家具を販売する。価格はソファが193万~354万円程度、ベッドが163万円程度、サイドテーブルが31万4000円程度(税込み)。

 大塚家具は、2018年に高級イタリア家具「ポルトローナ・フラウ(POLTRONA FRAU)」の旗艦店を青山に出店しており、高級家具強化を図っている。

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「吉野家」が定食屋になる日。その深謀遠慮を推測すると←編集長の視点

 「吉野家」が定食強化の方針を打ち出しました。牛皿に牛カルビなど「もう一品」を加えた「W定食」(698円、税別)を投入するほか、定食類を15時から23時まで10%割引する「夜割」も実施します。さらにご飯をおかわり自由にするなど、本気度を感じます。しかも、考えると、これがよくできているんです。
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@itbuyer_fun 展示会IT・ハードバイヤーコミュニティ

昔のリーダーシップならそのまま間違った方向に突き進む確率が高いというけど。

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仏インディペンデントマガジン「パープル」の創刊編集長が初著書「エレンの日記」を出版

 1992年創刊の仏インディペンデントファッション誌「パープル ファッション マガジン(Purple Fashion magazine)」のエレン・フライス(Elein Fleiss)創刊編集長による初の著書「エレンの日記」が、3月3日にアダチプレスから出版される。

 2001~05年に「流行通信」(INFASパブリケーションズ刊)で連載していた「Elein’s Diary」を単行本化したもので、エレンの美学を感じるエッセイ38編をまとめた。16ページにわたるカラーページを含め、エレン撮影の写真を150点以上収録する。本書の翻訳は、エレンと30年以上の交友があり「流行通信」の連載時も翻訳を担当した編集者の林央子が手掛けた。

 出版に先駆けて2月29日、東京・下北沢の本屋B&Bで著者のエレンを招いたトークイベント「閏日の夕べ、美のあるほうへ」を開催する。会場では「エレンの日記」を先行発売する。

 また、3月3日から東京都写真美術館で開かれる訳者の林の監修になる展覧会「写真とファッション」にて、エレンが現代美術作家の前田征紀と制作した作品を展示する。同展には、アンダース・エドストローム(Anders Edstrom)や髙橋恭司など「パープル ファッション マガジン」になじみのある写真家が参加している。

■「エレンの日記」刊行記念「閏日の夕べ、美のあるほうへ」
日程:2月29日
時間:19:00~21:00
場所:本屋B&B
住所:東京都世田谷区北沢2-5-2 ビックベン地下1階
入場料:前売 1500円 / 当日 2000円(どちらも+ドリンク500円)
登壇者:エレン・フライス(通訳 江口研一)

■写真とファッション
日程:3月3日~5月10日
時間:10:00~18:00(木・金曜日は ~20:00)
場所:東京都写真美術館
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス
休館日:毎週月曜日(5月4日を除く)
入場料:一般800円 / 中高年・65歳以上600円 / 学生700円 / 小学生以下無料

秋吉成紀(あきよしなるき):1994年生まれ。2018年1月から「WWDジャパン」でアルバイト中

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マクドナルド、ライスバーガー参入。バンズをごはんに変えただけ。

日本マクドナルド株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長兼CEO:日色 保)が、ライスバーガー3種、「ごはんてりやき」390円と「ごはんベーコンレタス」410円、「ごはんチキンフィレオ」410円を2月5日(水)より全国のマクドナルド店舗で期間限定で販売する。毎日17時から閉店までのディナー時間帯に販売する「夜マック」の新商品との位置付け。
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