サンダーキャット/ベーシスト、シンガーソングライター:1984年、ロサンゼルス生まれ。音楽一家に生まれ、父親にベースを与えられたことをきっかけにベーシストの道を目指す。早くから才能が認められ、16歳で実兄ロナルド・ブルーナー・Jrと共にロックバンド、スイサイダル・テンデンシーズに加入。その後、バンド活動のかたわら、セッション・ミュージシャンとしてエリカ・バドゥやフライング・ロータスらの作品に参加し、2011年には1stソロアルバム「The Golden Age of Apocalypse」をリリース。同年、バンドを脱退しソロ活動を本格化。15年にはケンドリック・ラマーが発表した名盤「To Pimp a Butterfly」に参加し、収録曲がグラミー賞を受賞したことでグラミー賞受賞者に。17年に発表した3rdアルバム「Drunk」は、その高い音楽性と豪華ゲストアーティスト、そしてインパクトあるアートワークから世界中で話題となった。大の日本アニメ好きの親日家で、体には「ドラゴンボールZ」や「北斗の拳」のタトゥーがいくつも彫られている。今のiPhoneカバーはベジータ PHOTO : KUNIHISA KOBAYASHI
そんなステファンが、4月3日に最新作となる4thアルバム「It Is What It Is」を発表するにあたり、この1月に来日した。彼が“サンダーキャット”になった理由やアルバムについてなどの音楽的な話はもちろん、胸に光る無数のネックレスをはじめとする黒人とジュエリーの関係などの話も聞いたのだが、どんな話題よりも目をキラキラとさせて雄弁に語ったのが、日本のアニメやマンガについてだ。彼のパーソナルな一面がうかがえるロングインタビューをお届けする。
サンダーキャット:長い間、「男は強くあるべき」とか「男は感情を見せない」というステレオタイプや理想があって、みんなそれに従って行動してきたからじゃないかな。でも、それは人間のほんの一面にすぎない。もっといろいろな面を見ないことには相手を深く理解できないし、見た目などの表面的なことがその妨げになってはいけないと思うんだ。成熟した男は、マスキュリンでありながらもフェミニンであると思う。ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)がいつも言っていることだし、ビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)やリル・ナズ・X(Lil Nas X、ラッパー)たち若い世代もそう考えているはず。
イギリス発アウトドアブランド「カリマー(KARRIMOR)」は4月6日、世界初となる旗艦店「カリマーストア ハラジュク(KARRIMOR STORE HARAJUKU)」をオープンした。当初は4日にオープンする予定だったが、東京都が発表した新型コロナウイルス感染防止に伴う週末の外出自粛要請を受けて6日に変更した。しかし、7日に安倍晋三首相が緊急事態宣言を発令。今後については検討中だという。
同店は東京メトロ・明治神宮前駅から徒歩数分で、明治通りから1本入ってすぐの場所に構える。付近には、明治通りに「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」や「サロモン(SALOMON)」、キャッストリートに「コロンビア(COLUMBIA)」や「ヘリーハンセン(HELLY HANSEN)」「グレゴリー(GREGORY)」「パタゴニア(PATAGONIA)」などの店が集まるアウトドア激戦区だ。
■KARRIMOR STORE HARAJUKU
住所:東京都渋谷区神宮前6-16-18 サンドー原宿ビル2F
営業時間:11:00〜20:00
定休日:不定休
ミズノ(MIZUNO)は、メジャーリーガーの田中将大選手とのコラボレーションスニーカー“モンドコントロール MTXIX(MONDO CONTROL MTXIX)”を発売する。価格は2万1000円。4月11日14時からミズノと「ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)」のオンラインショップで事前予約を受け付け、25日に発送する。
ミズノ(MIZUNO)は、メジャーリーガーの田中将大選手とのコラボレーションスニーカー“モンドコントロール MTXIX(MONDO CONTROL MTXIX)”を発売する。価格は2万1000円。4月11日14時からミズノと「ミタスニーカーズ(MITA SNEAKERS)」のオンラインショップで事前予約を受け付け、25日に発送する。
@kingtamekehu - Alisa Bosconovitch, PINK WIG THICK ASS GIVE EM’ WHIPLASH. She’s the cutest robot and looks like bubblegum, plus she has chainsaws in her arms, what more could you want. pic.twitter.com/T6Xs65C4dx
「ウェリナ(WELINA)」の化粧水「クリアヴェリーモイスト」は男性ならばこれ一本でシンプルなスキンケアができる便利なアイテム。油分が適度に含まれているのでクリームなしでも満足感があります。女性なら肌の柔らかさをサポートしてくれるはず。日常のスキンケアにおすすめです。「ザ パブリック オーガニック(THE PUBLIC ORGANIC)」のリップクリーム「精油カラーリップスティック」は、高いクオリティーでありながら1本648円と価格が超良心的で、人にもプレゼントしやすいアイテム。家族4人分買ったとしても2000円台!肌にもお財布にもやさしいアイテムです。誰かとおそろいで使いたいおしゃれなパッケージもかわいくておすすめ。
日本に比べ、一足早く2月上旬から新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けた香港。アートを筆頭にしたクリエイティブ産業にどのような影響を与え、沈静化後はどうなるのか。水戸芸術館現代美術センターのキュレーターを経て、現在は香港のCHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile)で共同ディレクターを務める高橋瑞木氏による連載4回目をお送りする。
加藤泉による大型の絵画作品。頭部と体が違う布に描かれており、表面にはところどころカラフルな糸でステッチが施されている Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019香港のテキスタイル市場で購入したファブリックを支持体にして制作された加藤泉の新作。キャンバスに張られていない布は自在に形を変えることができる Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019香港で拾い集めた石を用いた頭部。体にはインディゴの苗が植えられていて、育ったら染色のワークショップに利用する予定 Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019
サムソン・ヤンが演出したパフォーマンスのためにCHATのテキスタイルチームが制作したコスチューム Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019コスチュームの余り布を利用して作られた仮設ビデオシアター Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019
上海在住の若手実力派、ビ・ロンロンが制作したLED内蔵のかぎ針編みのタペストリー。光がさまざまな模様を描き出す Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019最新のリサイクル技術を用いてつくられたリサイクル糸を素材にしたニット作品 Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019ビ・ロンロンの展示会場はさながら未来的なテキスタイルパターンのラボラトリー Photo courtesy : CHAT (Centre for Heritage, Arts and Textile), Hong Kong, 2019
サムソンは引き続きCHATのテキスタイルチームとタッグを組み、限定発売のトレーナーをデザインすることになっている。この二人に加え、建築の装飾モチーフをテキスタイルのパターンに応用し、映像や平面作品、インスタレーションを制作している中国の若手作家ビ・ロンロン(毕蓉蓉、Bi Rongrong)は、LEDのエンジニアとコンピュータープログラマーと共同で制作したLED内蔵のかぎ針編みの作品や、H&MファウンデーションとHong Kong Research Institute of Textiles and Apparel(HKRITA)が共同で開発・運営している衣料リサイクル工場のニッティングの機械で制作した新作による、いわば「テキスタイルパターンの実験室」的空間インスタレーションを発表している。
開幕直後に香港の政府によって公共施設の臨時閉鎖が発表されたため、CHATも現在は臨時休館中だが、CHATに限らず香港のアート業界のたくましいところはすでに数ヶ月後を見据えた活動が始まっているところだ。直近では、ギャラリスト、非営利の文化施設、オークションハウスなど、アートインダストリーの女性たちが組織横断的に関わるプロジェクト「アートパワー香港(ART Power HK)が立ち上げられた。これは5月ごろになればコロナウィルスの感染がある程度収束しているだろうというある種の楽観的な予測に基づいたプロジェクトだが、現在のところ5月を「アートパワー香港」月間として、香港中で開催が予定されているアートイベントの情報を共通のデジタルプラットフォームでまとめて紹介するとともに、5月まではアーティストやキュレータートークのイベントをデジタルプラットフォームで展開していく。CHATも遠隔でヴァーチャルに参加できるアートプログラムを構想中のほか、この機会に常設展示のヴィデオツアーや、Zoomを使ったアーティストトークを企画中で、閉館中だがスタッフは大忙しでコンテンツづくりに励んでいる。ともあれ、非常時にもかかわらず、それぞれができることをやりつつ、商業ギャラリー、非営利の美術館にかかわらず、全体としてアート業界を盛り上げていこうと即時にプロジェクトを立ち上げる香港の機動力と結束力には感心するばかりだ。
高橋瑞木(たかはし・みずき)/CHAT(Centre for Heritage, Arts and Textile)共同ディレクター:ロンドン大学東洋アフリカ学学院MAを修了後、森美術館開設準備室、水戸芸術館現代美術センターで学芸員を務め、2016年4月CHAT開設のため香港に移住。17年3月末から現職。主な国内外の企画として「Beuys in Japan:ボイスがいた8日間」(2009)「新次元:マンガ表現の現在」(2010)「クワイエット・アテンションズ 彼女からの出発」(2011)「高嶺格のクールジャパン」(2012)、「拡張するファッション」(2013、以上は水戸芸術館)「Ariadne`s Thread」(2016)「(In)tangible Reminiscence」(2017、以上はCHAT)など