京都の「マガザンキョウト」がアーティストらとオリジナル部屋着発売 売り上げ50%を寄付

 “泊まれる雑誌”をコンセプトに掲げる京都の宿泊施設「マガザンキョウト(MAGASINN KYOTO)」は、ローカルコミュニティー応援プログラムの一貫として、京都のアーティストやクリエイターらとコラボレーションしたオリジナル部屋着を発売した。4月13〜20日に公式オンラインストアで予約を受け付ける。

 自宅で過ごす時間が増えているこの時期により快適な部屋着で過ごしてほしい、また旅に出られるようになったときには旅の時間を盛り上げるアイテムとして楽しんでほしい、という思いを込めた。売上金の50%を新型コロナウイルスなどが原因で活動の継続が困難となっているローカルコミュニティーへ寄付する。

 アイテムはコットン100%のロングスリーブシャツで、正面には参加アーティストやクリエイターによるオリジナルデザインを、裏面襟元には今回のプロジェクト名である「#READYFORYOURJOURNEY」をプリントした。グラフィックデザイナーの三重野龍氏やホテルプロデューサーの龍崎翔子氏ら11人による11型をユニセックスでそろえた。価格は各4400円(税込)。

 加えて公式オンラインストアでは、宿泊予約チケット(9900円、税込)やZoom用のオリジナル背景画像データ(1100円、税込)などのほか、京都の文化を味わうことができるアート作品や雑貨を販売している。

 チャリティープログラム「#READYFORYOURJOURNEY」は3月11日に開始。公式オンラインストアで販売している全ての商品を対象に売り上げの50%を、「マガザンキョウト」とつながりのあるローカルコミュニティーへ寄付する。現在想定している寄付先は、京都の滞在型複合施設の「河岸ホテル(KAGANHOTEL)」やクラブハウスのクラブメトロ(CLUB METRO)など。今後の寄付先については順次公開予定だ。

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ビリー・アイリッシュと「スナイデル」がコラボ アルバムジャケットをフィルム風にアレンジ

 マッシュスタイルラボの「スナイデル(SNIDEL)」は4月17日に、アーティストのビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)とのフィーチャリングコレクションを公式EC「ウサギオンライン」で先行発売する。営業している店舗では22日から販売する予定だ。

 ビリー・アイリッシュは今年1月の第62回「グラミー賞(Grammy Awards)」において、史上最年少の18歳で主要4部門に加えて合計5部門を受賞した。次世代のポップアイコンとして注目を浴びるビリーのデビューアルバム「WHEN WE ALL FALL ASLEEP, WHERE DO WE GO?」のジャケットをもとに、フィルムムービー風にデザインしたアイテムなどをラインアップする。Tシャツが6000円、フーディーが1万1000円。そのほかビリーのロゴや、シンボルマークであるピクトグラム“ブローシュ(BLOHSH)”を配した鮮やかなカラーアイテムを用意する。

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帝人フロンティアが医療用ガウン生産へ 6月末までに900万着供給

 帝人フロンティアは経済産業省および厚生労働省と連携し、手術用などの医療用ガウンの生産・供給に向けて、国内・海外のグループ会社ともに取り組みを始めた。6月末までに、約900万着の医療用ガウンを供給する。7月以降はさらに1000万着の供給ができるように取り組むという。

 そのうち、月産5万着は100%子会社の帝人アパレル工業(福岡県大牟田市)で生産する。その他は、生地・縫製ともに国内外の自社グループ会社や協力工場を活用して対応する。

 加えて、使用条件について同意を得た上で、医療用ガウンの型紙を電子データの形でも提供する準備を行っている。

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伊「ヴォーグ」、史上初真っ白のカバーに込めた思い

 伊「ヴォーグ(VOGUE)」4月号は、同誌史上初めての真っ白の表紙と共に新型コロナウイルスのパンデミック特集を組んだ。エマニュエル・ファルネティ(Emanuele Farneti)編集長が、そこに込めた思いを語る。

 「白は何よりもまず尊敬の念を表す。そして、生まれ変わり。暗闇の後の明るさ。いろんな色の集まりでもある。白は自分を危険にさらしながらも戦い続けてきた人々の制服の色。考える時間と空間。そして沈黙を守ること。それはつまり、この時間と空間をアイデア、思考、物語、詩、音楽、思いやりの気持ちで満たすための色でもある。また、1929年の世界恐慌の後、洋服が一変して白になったことをほうふつとさせる。当時人々は白い服を着ることで純粋さ、未来への希望を表した。そして何よりも、白は降伏ではない。そこにあるのは埋められゆく空白のページと、新しい物語の始まりだ」。

 業界を揺さぶる緊急事態をうけて同号は無料ダウンロードを可能にした。特集の中には作成に加わったファッションデザイナーによる描き下ろしイラストもある。「ディオール(DIOR)」アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)やミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、「グッチ(GUCCI」クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)、マイケル・コース(Michael Kors)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、「ヌメロ ヴェントゥーノ(No.21)」クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell'Acqua)、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)らが作成。さらに、ミケーレとピッチョーリは在宅勤務とクリエイティブ業の両立について誌面で語った。

 「『ヴォーグ』の存在は娯楽の為であるという人もいる。つまり、ページをめくる人に数時間の気晴らしを『ヴォーグ』は提供していると。それがどれくらい正しいのか、私は分からない。しかし私が確かに分かっていることは、この号で伝えるように、この雑誌は100年以上の歴史の中で戦争や危機、テロなどを経験してきたということだ。その中で、私たちは目をそらすことだけはしないという伝統を受け継いできた。一番素晴らしい例を挙げるとするなら、ナチスによる空襲の間に英国版の編集長を務めたオードリー・ウィザーズ(Audrey Withers)だろう。ウィザーズが身をもって伝えたように、受け身であることは現状への同意を意味する」とファルネティ編集長は語る。

 「ある程度仕上がっていたものをそのまま出版しようとしていた。そこには『ルウオモ・ヴォーグ(L'UOMO VOGUE)』とのコラボ企画もあった。しかし何人もの人が亡くなり、医師や看護師らは自身の命を危険にさらしている。世界はもう以前とは全く別のものになっている。そこから目をそらすことは『ヴォーグ』のDNAが許さないのだ。全てを白紙に戻してゼロから始めた」。

 中には普段から交流するアーティスト40人と1週間で仕上げた特集もある。協力したのは、スティーブン・クライン(Steven Klein)、デイビッド・シムズ(David Sims)、マート・アラス(Mert Alas)、マーカス・ピゴット(Marcus Piggott)、ジョー・マッケンナ(Joe McKenna)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)ら。自宅での様子や、家族や友達とオンラインで繋がっている状態のホームスナップなどを掲載した。

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伊「ヴォーグ」、史上初真っ白のカバーに込めた思い

 伊「ヴォーグ(VOGUE)」4月号は、同誌史上初めての真っ白の表紙と共に新型コロナウイルスのパンデミック特集を組んだ。エマニュエル・ファルネティ(Emanuele Farneti)編集長が、そこに込めた思いを語る。

 「白は何よりもまず尊敬の念を表す。そして、生まれ変わり。暗闇の後の明るさ。いろんな色の集まりでもある。白は自分を危険にさらしながらも戦い続けてきた人々の制服の色。考える時間と空間。そして沈黙を守ること。それはつまり、この時間と空間をアイデア、思考、物語、詩、音楽、思いやりの気持ちで満たすための色でもある。また、1929年の世界恐慌の後、洋服が一変して白になったことをほうふつとさせる。当時人々は白い服を着ることで純粋さ、未来への希望を表した。そして何よりも、白は降伏ではない。そこにあるのは埋められゆく空白のページと、新しい物語の始まりだ」。

 業界を揺さぶる緊急事態をうけて同号は無料ダウンロードを可能にした。特集の中には作成に加わったファッションデザイナーによる描き下ろしイラストもある。「ディオール(DIOR)」アーティスティック・ディレクターのマリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)やミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」クリエイティブ・ディレクターのピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)、「グッチ(GUCCI」クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)、マイケル・コース(Michael Kors)、ステラ・マッカートニー(Stella McCartney)、「ヌメロ ヴェントゥーノ(No.21)」クリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell'Acqua)、ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)らが作成。さらに、ミケーレとピッチョーリは在宅勤務とクリエイティブ業の両立について誌面で語った。

 「『ヴォーグ』の存在は娯楽の為であるという人もいる。つまり、ページをめくる人に数時間の気晴らしを『ヴォーグ』は提供していると。それがどれくらい正しいのか、私は分からない。しかし私が確かに分かっていることは、この号で伝えるように、この雑誌は100年以上の歴史の中で戦争や危機、テロなどを経験してきたということだ。その中で、私たちは目をそらすことだけはしないという伝統を受け継いできた。一番素晴らしい例を挙げるとするなら、ナチスによる空襲の間に英国版の編集長を務めたオードリー・ウィザーズ(Audrey Withers)だろう。ウィザーズが身をもって伝えたように、受け身であることは現状への同意を意味する」とファルネティ編集長は語る。

 「ある程度仕上がっていたものをそのまま出版しようとしていた。そこには『ルウオモ・ヴォーグ(L'UOMO VOGUE)』とのコラボ企画もあった。しかし何人もの人が亡くなり、医師や看護師らは自身の命を危険にさらしている。世界はもう以前とは全く別のものになっている。そこから目をそらすことは『ヴォーグ』のDNAが許さないのだ。全てを白紙に戻してゼロから始めた」。

 中には普段から交流するアーティスト40人と1週間で仕上げた特集もある。協力したのは、スティーブン・クライン(Steven Klein)、デイビッド・シムズ(David Sims)、マート・アラス(Mert Alas)、マーカス・ピゴット(Marcus Piggott)、ジョー・マッケンナ(Joe McKenna)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)、ジジ・ハディッド(Gigi Hadid)ら。自宅での様子や、家族や友達とオンラインで繋がっている状態のホームスナップなどを掲載した。

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「ジェイ ダブリュー アンダーソン」が示す新時代の女性像 アートのような“ヌーボー・シック”

 2月にロンドンで披露された「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」2020-21年秋冬コレクションのバックステージで、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)は「新しい部屋の入り口に立たされたとき、どのような姿で足を踏み入れるべきか?美しく登場するために何が必要かを考えた」と話し始めた。2020年代という新時代の幕開けを前に、一度立ち止まって過去を振り返ったようだ。アンダーソンが同コレクションを「ヌーボー・シック(新しいシック)」と表現すると、取り囲んでいた多くのジャーナリストが納得したようにうなずいた。

アート作品とのシンパシーを感じる
彫刻のようなシルエット

 アンダーソンは今季、ボリュームとムーブメントで新しいシルエットを探求した。裾にギャザーを入れてバルーン状に広がるドレス、折り紙のように生地を折り畳んでバックとウエストに膨らみを持たせたドレス、パフを入れた曲線を描くショルダーラインと鋭い直線のレザー素材の襟のAラインコートなど、複雑に入り組んだパターンと仕立てによって衣服と体の間で奇妙に生まれる。その空間には、彼が熱中する彫刻や陶芸といったアート作品とのシンパシーが感じられる。

 実際に、現存する物体から着想を得たルックもいくつかあった。「子どもの頃、ビール会社ギネス(GUINNESS)の広告にいつも目を引かれ、金と黒のタイポグラフィーが素敵だと思った。ビールの空き缶を押しつぶすと、そこに新たなフォルムが現れる感覚からアイデアを得た」と、ドレープとねじりを利かせたゴールドとシルバーのドレスについて説明した。そのほか、“パンチバッグ”と命名したバッグは、その名の通りボクシングのトレーニングで使用するパンチングボールから着想を得たという。

 BGMがフォー・テット(Four Tet)の「ベイビー(Baby)」に始まり、「サークリング(Circling)」へと変わるショー中盤では、衣服の量感はますます増していった。ケミカル糸で編まれたドレスは歩くたびに波打ちながらメタリックな輝きを放ち、ビクトリアンブラウスとフリルがふんだんに飾られた衣服は踊るように揺れ、マーメイドシェイプのコートやニットドレスの裾の動きにも心を奪われた。異なる素材とテクスチャーで彩られた今季の生地は「過去に使用したものと新しく制作したものを組み合わせたコラージュ」だとアンダーソンは説明した。彼が最も気に入っているルックはショールカラーのタキシードセットアップやバイアスカットのサテンのロングドレス、透け感のあるドレスだという。それらは比較的シンプルで、シルエットで遊ぶ装飾的なルックを際立たせる存在であった。

今季は「とにかく“楽観的”なものを」

 ビクトリア朝のシルエットや1920年代のきらびやかな装飾といったレトロな側面をあわせ持ちながらも、現代的で洗練されたコレクションに仕上がった今季は、アンダーソンなりに実験だったようだ。「(ランウエイのような)見知らぬ人々で満たされた空間をモデルが個別に歩いていくことで、その空間にどのように交じり合うのか、衣服がどのように作用するのかを想像した。“人々の森をすり抜ける”というアイデアから始まっている」。これは彼なりの言葉で、2020年という新時代に女性がどのように歩みを進め、時代を生きていくのかを想像したのだろうと筆者は解釈した。

 特異な視点を持つアンダーソンから発せられる言葉は難解であるが、今季の指針はとてもシンプルな言葉で伝えられた――「とにかく“楽観的”なものを表現したかった」。彼は新しい部屋の入り口に立ち、明るい未来への明快な道標を私たちに示してくれているようだ。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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「メディキュット」が医療従事者に着圧ソックスを寄付 一般向けには無料提供キャンペーンも

 日用品・医薬品メーカーのレキットベンキ―ザー・ジャパンは、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて、厚生労働省指定の特定感染症指定医療機関・成田赤十字病院に着圧ソックス「メディキュット(MEDI QTTO)」732足を寄付した。また、在宅勤務により足のむくみの悩みが増えているとして、公式ツイッター上の応募から抽選で同商品を無料で提供するキャンペーンを4月17日から開始する。

 「メディキュット」は英国で開発された医療用ストッキングがルーツで、医学的見地から段階圧力設計を取り入れた着圧ソックスブランド。今回、長時間にわたる立ち仕事を余儀なくされている医療従事者に、日中用ハイソックスを提供した。今後も、順次寄付する予定だ。

 また、同社が行った20~60代の男女400人へのインターネット調査では、政府による外出自粛要請や在宅勤務要請に伴い7割が「家にいる時間が増えた」と答え、半数近くが「体がすっきりしないと感じる」といい、そのうち6割以上の人がすっきりしない部位を「下半身全体」と回答した。こうした結果を受けて、4月30日までの期間限定で一般向けのプレゼントキャンペーンを実施する。

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「ラコステ」から“TOKYO”限定アイテム登場 モデルには愛用者のPUNPEEを起用

 「ラコステ(LACOSTE)」は、ブランドのアイコニックな“ワニ”の中に“TOKYO”の文字を組み込んだコレクション「LA TOKYO CAPSULE」を発売する。4月17日からブランドの公式オンラインストアで先行販売したのち、5月13日にリニューアルオープンする渋谷店限定で取り扱う。

 “ワニ”の中に“LACOSTE”などの文字を刺しゅうしたデザインはこれまでもあったが、都市名はこれが初めて。定番のポロシャツ“L.12.12”と、同素材を使用したTシャツの2型を用意し、どちらも通常より約1.5倍大きい“ワニ”が左胸に配され、ホワイト、ブラック、ネイビーの3色を展開する。価格は“L.12.12”が1万5000円、Tシャツが9000円。

 イメージビジュアルのモデルには、東京を代表するラッパーで普段から「ラコステ」を愛用しているPUNPEEを起用した。

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今さら聞けないフォーマルの知識を自宅で学ぶ 東京ソワールがSNSでコミュニケーション強化

 ウィメンズのフォーマルウエアを手掛ける東京ソワールは、緊急事態宣言下で外出自粛や在宅勤務が増える中、SNSを活用した情報発信を充実させ、客とのコミュニケーションや社内教育を強化している。

 同社の販路別営業状況(4月13日現在)は、百貨店が145店舗中76店舗、量販店が544店舗中541店舗、直営店のフォルムフォルマはリアル店舗25店舗中3店舗。本来、卒入学式やパーティーの需要が多い2~4月は、同社のビジネスにとって重要な時期だけに対応策が必要だ。

 その一つとして力を入れているのが、同社の公式インスタグラムとフェイスブックを活用した客とのコミュニケーションで、フォーマルウエアに関する知識や認知の向上を目的に「おうちで学ぶ フォーマルマナー講座」の投稿を強化した。「ブラックワンピースの着回し方」「ブラックバッグの選び方」「念珠入れの選び方」など、今後も週に1~2回の頻度で更新する予定だ。インスタグラムのストーリーズの「アンケート機能」を活用し、客から寄せられた質問にも回答する。同社は「インターネット上はたくさんの情報に溢れ、どれが正解かわからず、今さら人に聞けないというお客さまの声を多く耳にする。外出自粛の今、自宅にいながらフォーマルウエアについて学べるお役立ちアカウントとして、お客さまの生活に寄り添う運営を行いたい。フォロワー数は多いといえないが昨年4月と比べて70%増加し、eコマースの売り上げも上向いている」としている。

 また、新型コロナウイルスの感染防止を目的に中止した販売員研修に対しても、リモート環境を整備し、独自に作成した「ソワール用語集」や客から寄せられた質問や疑問を共有し、接客に役立つ専門知識の向上に役立てている。

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「リーボック」が親子でできる“宅トレ”プログラムを配信 自宅での運動不足解消

 「リーボック(REEBOK)」は4月10日から、自宅でできるトレーニングプログラムを無料で配信している。新型コロナウイルス感染拡大による休校や外出自粛要請で、運動不足になりがちな子どもたちとその保護者に向けた取り組みだ。

 北米を中心に広がる知育運動プログラム「ボックス(BOKS)」の日本版フェイスブックで無料配信中。公認のトレーナーによる動画は各セッション30分程度。子どもが親しみやすいゲーム形式も取り入れ、年齢を問わず参加できる。

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ライトオン9〜2月期の売上高2割減 今月「ゾゾタウン」に復帰

 ジーンズ専門店大手のライトオンの上半期(2019年9月~20年2月期)は、売上高が前年同期比19.9%減の312億円、純損益が4億8300万円の赤字(前年同期は17億円の赤字)だった。既存店売上高は期初計画6.0%減に対して、16.5%減と大きく下回った。3月1日付で就任したばかりの、創業者・政博氏の長男である藤原祐介社長は「大変厳しい結果となった」と決算説明会で述べた。

 藤原社長は、「PB(プライベートブランド)の品質向上を進めたが、消費増税とも重なり、急激な単価上昇が客に受け入れられなかった」と話す。実際、PB全体で5000~1万円程度だったアウターが1万~1万5000円に上振れした。また「“アメカジ回帰”を掲げたことで、品ぞろえに偏りが生まれた」と振り返る。

 そこでPBの「ラグマシーン(RAG MACHINE)」を“コスパ型トレンドカジュアル”と位置付けて1月からリブランディングしており、さらにメンズの「プラスワン(PLUS ONE)」とウィメンズの「ハニーサックルローズ(HONEYSUCKLE ROSE)」を“きれいめカジュアル”として再構築する。秋には、価格を含めてリブランディングされた商品が店頭に並ぶという。藤原社長は、「SC(ショッピングセンター)内の売り場は立地も良く、増床も進めてきた。価格やラインアップの適正化が図れれば、赤字は回復できる」と話す。

 販路拡大も命題として、4月22日にファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」に復帰する。かつてライトオンのEC売り上げの大半はゾゾタウンが占めていたが、ZOZOがスタートさせたサブスクリプション型の会員サービス“ZOZOARIGATOメンバーシップ”に反発する形で、19年2月に撤退していた。当時社長を務めていた川﨑純平取締役は「ZOZOの経営体質も変わった。ライトオンのECは現在、自社と楽天のみだが、超大手である『ゾゾタウン』を無視することはできない。『ゾゾタウン』に限らず、“戦い方”を見極めつつ外部ECはあらためて拡大したい」と述べた。

 新型コロナウイルスの感染拡大をめぐっては、「全国に約460ある店舗のうち3~3.5割が休業中で、当該スタッフは自宅待機している。現時点で、全従業員に対して雇用維持とスタッフが安心できる水準の保証を約束している」(藤原社長)。

 一方で通期業績予想については、「“コロナショック”に伴う外出自粛要請による消費マインドの低下、緊急事態宣言による商業施設の営業時間短縮、長期にわたる臨時休業などが来店数の減少に大きく影響することが予想され、合理的に算定することが困難なため未定」とした。

 ライトオンは18年8月期に2年ぶりに営業損益が黒字化したが、前期(19年8月期)には再び21億円の赤字に転じた。

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パーソナライズヘアカラー「カラリス」が新型コロナの影響を受ける美容師を支援

 パーソナライズヘアカラー「カラリス(COLORIS)」を運営するストークメディエーションは、新型コロナウイルスの影響を受けた美容師を支援する“緊急販売提携”をスタートさせた。“緊急販売提携”は、休業や営業短縮を余儀なくされた美容室で働く美容師の短期的な収入確保を目的に、4月15日から5月31日までの期間中に、「カラリス」を販売すると1件1000円の販売手数料を支払う。美容師の提携受け付けは4月30日までで、登録された美容師ごとに専用コードを発行し、一般の消費者が購入の際にその専用コードを入力すると売り上げがカウントされる。お客にとっても、美容師のアドバイスを受けながら自宅でのヘアカラーが可能となる。

 同ブランドにはこれまでも提携美容師というシステムはあったが、提携内容は相互送客をメインとするもので販売手数料などの金銭のやりとりは発生していなかった。しかし在宅環境でも「きれいな髪でいたい」というお客の要望に応えるとともに、美容師にとっても顧客サポートの支援にもなればという考えから今回の実施に至った。

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BARNEYS at HOME #05【LOEWE】バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<ロエベ>のアナグラムスエットプルオーバー

バーニーズ ニューヨークのスタッフが毎日おすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!

今日ご紹介するのはメンズのLOEWE <ロエベ>のアナグラムスエットプルオーバーです。

六本木店メンズフロアスタッフ伊瀬よりご紹介をいたします!

<ロエベ>というとレザーアイテムの印象が強いかと思いますが、お洋服も職人技が際立つ上品な一品です。

普段のサイズより1サイズアップし、ストリートスタイルをお楽しみいただくのもおすすめです。

IMG 5740 BARNEYS at HOME #05【LOEWE】バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<ロエベ>のアナグラムスエットプルオーバー

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

LOEWE<ロエベ>アナグラムスエットプルオーバー

https://onlinestore.barneys.co.jp/men/men_wear/men_wear_cutsew/2114646.html?2020_bjyoutube

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、バーニーズ ニューヨーク各店は4月9日(木)より当面の間、臨時休業させていただいております。

 

バーニーズ ニューヨークでのショッピングはオンラインストアにてお楽しみください。
バーニーズ ニューヨーク オンラインストア
https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2004_bjyoutube

 
明日の更新をお楽しみに!

@AlibabaJapanPR アリババグループ Alibaba Group – Japan

コスメ、ジュエリー、アパレルから、自動車、家電、食料品まで、ライブで販売される商品カテゴリーもどんどん広がってきており、2019年の「独身の日」では、なんと1日でライブのみで3000億円以上を売り上げるなど、まさにショッピングとエンタメを融合したサービスです。 詳しくはこちらの動画で♪

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ゼニア グループが医療用防護服を製造 28万枚の寄付を目指す

 「エルメネジルド ゼニア(ERMENEGILDO ZEGNA)」のゼニア グループは4月14日、新型コロナウイルスの感染拡大防止の支援として、医療スタッフ用防護服の製造を開始した。

 イタリアとスイスの生産施設を稼働し、合計28万枚の生産を目指す。防護服にはイタリアのビエッラ地区の不織布を使用した。完成した防護服はイタリアのピエモンテ州に25万枚、スイスのティチーノ州に3万枚を寄付する。

 ゼニア グループは「ビエッラのテキスタイル地区と労働組合が、この困難な時期に即座に私たちの要請に対応し、協力してくれたことを非常に喜ばしく思っている。医療用品の差し迫ったニーズを満たすために、ピエモンテ危機ユニットおよびティチーノ州の関係当局と積極的に協力し、生産プロセスを加速させていく」とした。

 またゼニア家と「エルメネジルド ゼニア」のマネジメントトップらは3月27日に、医療従事者のサポートを目的に約3億5000万円(300万ユーロ)をイタリア市民保護局に寄付している。

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資生堂が消毒液を国内4工場で生産開始 毎月20万本を医療機関に提供

 資生堂は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、同社の持つ知見・技術・設備を生かし、手荒れに配慮した指定医薬部外品の手指消毒液を開発した。4月17日から自社工場の栃木・那須工場で生産を開始し、5月以降は大阪工場、静岡・掛川工場、埼玉・久喜工場でも生産する。毎月合計20万本(約10万リットル)の消毒液を生産して医療機関を中心に提供する予定。

 海外でも新型コロナウイルスの影響を受け、同社では先月から消毒液の生産をしており、フランスでは3月26日からオルレアン市にあるバル・ド・ロワール工場で週に約2万本の消毒液を、アメリカでは4月6日からニュージャージー州にあるイーストウィンザー工場で初回生産8.5万本の消毒液を生産して、それぞれ医療機関へ提供している。

 なお、厚生労働省から承認を受けた手指消毒液の承認情報(処方)は、ホームページ上で開示し、他企業にも提供する。

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吉岡徳仁が医療関係者のために簡単に作れるフェイスシールドをデザイン

 世界的プロダクトデザイナーの吉岡徳仁が、医療関係者用に簡単に作れるフェイスシールドをデザインした。世界的に新型コロナウイルスが蔓延し、感染症の現場で日々闘う医療関係者への敬意と感謝を示したものだ。医療物資が不足するなか、透明シートにテンプレートを重ねてハサミで切り、メガネに装着すれば完成するというもので、テンプレートは同氏の公式ウェブサイトから無料でダウンロードできる。

 フェイスシールドの作り方の動画もあり、吉岡自身がそれを作る様子が見られる。吉岡は、「医療関係者に少しでも役に立てれば」とコメント。昨日からSNSを通して世界中のデザイン関係者の間で話題になっており、海外のプロダクトデザイナーからも称賛の声が寄せられている。

フェイスシールドの作り方の動画

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オンライン購買サービスのフェイシーが新型コロナで苦戦する提携ブランドを支援 送料と手数料を負担

 スタイラーが運営するオンライン購買サービスのフェイシー(FACY)は、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受けて実店舗の閉鎖や経営困難な状況を強いられているパートナーブランドやショップの救済施策として4月15日~5月6日、通常実施している送料に加えて手数料も負担すると発表した。

 フェイシーオンラインメディアでは、“テレワーク”“お散歩”“家時間”といった昨今のライフスタイルに合わせた特集ページ内で、 特に大きな痛手を被っている小規模なブランドやショップのアイテムを中心に紹介し販売促進もサポートする。

 小関翼・代表取締役は「同プログラムの目的は小売店の支援だ。新型コロナウイルスで自粛が続く環境下でも、弊社のアプリを利用して多くのユーザーに店員とのコミュニケーションや買い物を楽しんでいただいている。一方、このような買い物の楽しみもフェイシーに参加いただいているパートナーブランドやショップのおかげだ。これらのパートナーは経済だけではなく街の文化も形成している。 新型コロナウイルスが終息した後も豊かな経済や文化が戻ってくるよう、弊社ができることとして発表した」とコメントした。

 フェイシーは、全国のショップスタッフがアプリのユーザーに対してオンライン上で接客を行うコミュニケーションを主軸としたニューリテール・プラットフォームとして2015年12月に誕生。現在日本国内の約900のブランドおよびショップと提携している。

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下着のトレンドは快適からバストメイクに 下着メーカーならではの進化したフィッティングサービスと機能性が鍵

 日本政府による4月7日の新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言を受け、首都圏や関西圏を中心に百貨店やファッションビルなどが休業を発表した。各社、さらなるウイルス感染拡大を防ぐため、実店舗からオンラインショップにシフトする策を講じているが、ブラジャーは商品を選択する上で接客と試着が重視される商材だ。最近ではSMLのサイズ展開のノンワイヤーブラやブラトップの需要が高まり、試着なしの購入が増えた一方で、大人の女性を中心に「このまま楽なブラジャーを着け続けて私のバストは大丈夫なのか」という不安の声が聞かれるようになった。その声に応えるために、昨年ごろから下着メーカーは、知見と開発力を生かしたバストメイクブラの開発や採寸・フィッティングのサービスに力を入れており、異業種から参入するメーカーとの差別化を図っている。

 ワコール(WACOAL)は、2019年11月に“ワコール史上最高メークの補整ランジェリー”として、「リュクス ボーテ(LUXE BEAUTE)」を発売した。着やせシルエット、谷間メーク、デコルテアップと補整力にフォーカスしたブラジャーで、インポート物のような洗練されたデザインも功を奏して3月末までに予算達成で推移している。市場では楽なノンワイヤーブラの提案が増える一方で、その高い機能性でバストラインを気にする女性たちのニーズに応えると同時に、本来のブラジャーの役割をあらためてアピールしている。

 また、同社が19年5月に導入した、3Dボディースキャナーを使って自分で計測できるサービス「ワコール 3D スマート アンド トライ(WACOAL 3D SMART&TRY)」は、現在8店舗に拡大している。4月1日には東京・伊勢丹新宿本店と三越銀座店、25日には鹿児島の山形屋、29日には伊勢丹新潟店に導入予定だ。今年3月末までの計測者は約1万5000人で、最初に導入した東急プラザ表参道原宿では20〜30代前半の客が65%以上を占めている。対面して採寸する恥ずかしさや試着の煩わしさを軽減することを目指したサービスだったが、「計測後は『ブロの意見やアドバイスが欲しい』という声が多く、予想以上に対面接客が求められている」という。それは、フィットネスにおけるパーソナルトレーナーの人気やナイトブラ(就寝時用ブラ)のヒットからも分かるように、幅広い年齢層でボディメイクやバストメイクへの関心が高まったためで、それらに対してよりパーソナルなアドバイスが求められていることが分かる。

「ピーチ・ジョン」の
バストメイブラが45万枚のヒット

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN以下、PJ)」は、20年3月期は国内事業の黒字化を見込んでいるが、それをけん引しているのがいずれもバストメイクにフォーカスした2つの商品だ。19年2月に発売したメリハリのあるボディーラインを実現する“ナイスバディブラ”は、20年3月末までに販売数45万枚を突破、19年7月に発売したやせ見えと見た目体重を減らすことをコンセプトとする“スマートブラ”は20年3月末までに28万枚を売り上げた。これまでは、20万枚売れればヒット商品という認識の下着業界において、絶好調の販売枚数になっており、バストラインが気になり始める30代はもちろん、20代にもバストメイクのアプローチが響いている。

「トリンプ」は
年4回のフィッティングを推奨

 「トリンプ・インターナショナル・ジャパン(TRIUMPH INTERNATIONAL JAPAN以下、トリンプ)」は3月4日から「メジャーフォーミ―(#measure4me)たかが下着が、わたしを変える」というキャンペーンを開始している。“正しいブラジャーをつけることは、ボディーの快適さをもたらし、前向きな気持ちにもつながる”とうたい、かねてから推奨していた年4回のフィッティングをあらためて打ち出して、その大切さをアピールするというものだ。それに伴い、3月12日から東京・六本木ヒルズのヒルズカフェ/スペースで、同社のフィッティングエキスパートが無料採寸するサービスなどを含む体験型ポップアップカフェ「メジャーフォーミ― ポップアップ カフェ(#measure4me POP UP CAFE)」をオープン予定だったが、新型コロナウイルス感染予防のために開催は中止になった。

 「トリンプは」現在、新型コロナウイルス対策として全国で試着室での接客を中止しており、試着を希望する客には“インナーウエアの美しい着け方”を説明するリーフレットを渡している。洋服と違って下着は着用してに試着室から出られない上に、体に触れての接客となるためだ。

 下着メーカーの強みを生かした商品展開やさまざまな取り組みが実を結び始めた矢先の業務やサービスの縮小は残念だが、全ての業種が同じく厳しい状況下にある。営業が完全に再開された際に、さらに充実したフィッティングサービスやバストメイクブラを提案するための準備期間と考えたい。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本メディカルハーブ協会認定メディカルハーブコーディネーター、日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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バロック村井社長「中国の回復は非常に鮮明」 20年2月期は減収減益

 バロックジャパンリミテッドの2020年2月期連結業績は、売上高が前期比2.8%減の658億円、営業利益が同4.7%減の46億円だった(前期は決算期変更により13カ月決算。前期との比較は、18年3月~19年2月の実績と比べた参考値。ただし営業利益の比較は、前期の特別利益の影響を除いたもの)。国内事業が秋以降、消費増税や暖冬により鈍化。海外で主力の中国事業も、新型コロナにより全土で店舗を休業するなど大きな影響を受けた。

 国内事業の売上高は同1.4%減の591億円。全事業の売上構成で約45%を占める「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」などSC向けは同1.3%減。「価格に敏感な客層のため、(下期以降は)消費増税の影響が色濃く出たが、全体としては回復基調」(村井博之社長)。新ラインの投入や販売力の強化施策などが奏功した。「マウジー(MOUSSY)」「スライ(SLY)」などファッションビル・駅ビル向けは同5.0%減だった。

 海外事業の売上高は同8.0%減の80億円(卸売ベース)。現地の靴小売ベル・インターナショナルとの合弁会社が展開する中国事業は、2月には新型コロナにより全土で店舗の休業・時短営業に追い込まれたが、ECの好調(同61.4%増)で増益(同4.7%増)だった。中国小売全体に占めるECの売上構成比は10%に到達した。「日本国内のモデルケースとなるよう、リアル店舗重視からECを組み合わせたオムニチャネルへの移行を進めていく」(村井社長)。実店舗は毎期50店舗前後を増やしてきたが、今年は36店舗の純増に留めた。民主化デモが長引く香港事業は赤字だった。

 21年2月期の業績予想は新型コロナの影響により未定とした。発生源である中国の状況は「日に日に良化しており、業績の回復は非常に急速かつ鮮明」。同社の商品は8割以上が中国生産だが、「懸念されていた納期に関しても、2~3週間の遅れで済んでいる」という。

 足元では国内事業がダメージを受けているが、「グローバル戦略」と「ニューリテール」を掲げた中期経営計画は「予定通り進める」(村井社長)。21年2月期中には、「アズール」で先駆けて導入していた無線電子タグ(RFID)を全ブランドに拡大する。「実験段階が終わり、データを分析して商品作り、サービスに活かすフェーズに入る」。そのほか、新たな通信規格である5Gを活用したEコマースの手法を中国で導入するほか、AIによるMDの半自動化などにも取り組む。

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世界1000店舗実現へアクセル全開! ラーメン凪の海外ブランド「豚一」は得意のトライ&エラーを生かした集大成だ

 いまや珍しくない間借り営業をラーメン店で15年以上前に実行。超狭小の24時間営業店をゴールデン街で断行。その間昼夜で業態が変わる二毛作営業をしながら、日替わりラーメンを約3年間毎日出し続ける奇行。豚骨文化圏で生まれ育ったにも関わらず、煮干しに取り憑かれて業態を一気に転向----。ラーメン業界には数々の異端児がいるが、彼ほど破天荒な男も珍しい。名刺が切れるたびにデザインを変えるため、無数のパターンが存在する「ラーメン凪」運営元の株式会社凪スピリッツ、生田智志代表のことだ。
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「アスタリフト」から“飲む紫外線ケア”のサプリとドリンク発売

 富士フイルムは4月15日、スキンケアブランド「アスタリフト(ASTALIFT)」から“飲む紫外線ケア”として「サプリメント ホワイトシールド」(60粒、4000円)と「ドリンク 同」(10本入り、3000円)を東京・六本木の旗艦店(緊急事態宣言を受け休業中)や全国のドラッグストア(一部店舗は休業中)、公式オンラインストアで発売する。

 同社は、紫外線が肌に与える老化現象が広く認識され、消費者の紫外線ケアへの関心・注目が高まっていること、紫外線量が年々増えていることに着目。紫外線を長時間浴びると肌が炎症を起こし、シミやバリア機能の低下につながるだけでなく、疲労や認知機能の低下、目のかすみなどにもつながる。ブランドの主力成分であるアスタキサンチンを調べたところ、肌や体にダメージを与える活性酸素を除去する抗酸化の効果が期待できることが分かった。そこで、肌に塗布するよりも体内に吸収されやすい“飲む紫外線ケア”を開発・販売する。

 サプリメントにはアスタキサンチンのほか、リコピンやビタミン、ポリフェノール、コラーゲンなど7種類の美容成分をバランスよく配合し、美肌をトータルにサポート。毎日続けることで体の抗酸化力をアップする。ドリンクにもアスタキサンチンのほかビタミンCやコラーゲンなどを組み合わせ、紫外線を多く浴びた日などの即効ケアアイテムとして提案する。いずれも科学的効果が認められた機能性表示食品だ。

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世界最大の時計見本市が消滅か? 「ロレックス」など主要5ブランドが離脱

 「ロレックス(ROLEX)」「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE)」「シャネル(CHANEL)」「ショパール(CHOPARD)」「チューダー(TUDOR)」の5ブランドは4月14日、高級時計財団(FONDATION DE LA HAUTE HORLOGERIE、以下FHH)を通じて、2021年1月28日から2月2日にスイス・バーゼルで開催される世界最大の時計見本市「バーゼル・ワールド(BASEL WORLD)2021」への不参加を発表した。いずれも、これまでは同見本市のメインホールに巨大なブースを構える主要ブランドだった。ブランドのニーズや期待に応えられない運営、出展社の意向を聞くことなしに新型コロナウイルス感染拡大の影響による延期を独断で決めたことなどを理由に挙げている。

 5ブランドは、FHHが新設する見本市に出展する。新見本市の名称は未定だが、1991年に「バーゼル・ワールド」から分離独立してジュネーブで開催される「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA、旧S.I.H.H.)」と同時期に同会場で行うという。
「バーゼル・ワールド」を運営するMCHグループは14日夜、“発表への驚愕”と題したメールを関係者に送信した。同グループは、“出展社と財政的問題で交渉を続けること”や“「バーゼル・ワールド」の継続に向けて努力と追加投資を行う”としている。「バーゼル・ワールド」に出展していた他のスイス時計ブランド、なかでもFHHに加盟するブランドは“ジュネーブの新見本市”への出展に転換するかもしれない。「バーゼル・ワールド」は、まさに解体の危機にある。

 「バーゼル・ワールド」は1917年にスタート。最盛期には1700を超える時計・宝飾ブランドが出展したが、2010年ごろから高額な出展料やラグジュアリービジネスの場にふさわしくないホスピタリティーなどに不満が噴出し、18年には世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)が離脱した。

渋谷ヤスヒト/オフィス・ノマド代表:1962年、埼玉県生まれ。大学卒業後、徳間書店に入社。文芸編集部を経て、「グッズプレス」編集部に配属。表紙撮影で出合った「ブライトリング」の“コスモノート”を購入したことをきっかけに時計にはまり、95年からスイス2大時計フェアや時計ファクトリーの取材を開始。2002年に同社を退社し、「エスクァイア日本版」の編集者などを経てオフィス・ノマドを設立。時計ジャーナリスト、モノジャーナリスト、編集者としての顔を持つ。趣味は料理 

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資生堂「ザ・ギンザ」初のグローバルミューズに冨永愛 “タイムレスな美”を体現する存在

 資生堂グループのザ・ギンザは、スキンケアブランド「ザ・ギンザ(THE GINZA)」の初のグローバルミューズにモデルの冨永愛を起用する。4月15日からCM動画を「ザ・ギンザ」公式サイトと公式SNSで動画を公開する。CMで着用した特注のドレスは、ファスナーの金具や縫製の糸など細部にまでサステナブルな素材を使用している。

 冨永は日本を代表するモデルとして世界で活躍し、自分自身の美を追求。私生活では一児の母でもあり、同ブランドのコンセプトである“タイムレスな美”を体現する存在であることから起用した。

 冨永は「日本の“もの作り”の文化を大変尊重しており、世界に誇れる素晴らしい宝であると思っています。日本で作られたスキンケアブランドの『ザ・ギンザ』のグローバルミューズに就任できたことは非常に光栄でうれしい。“一人一人の肌に合わせて、自分だけの一本になる”というのが同ブランドらしさだと思っており、これから世界に向けて発信していくことをとても楽しみにしています。また今回のCMで着用した衣装ですが、ここまでサステナビリティにこだわった衣装を着用するのは初めて。皆で作品を作り上げる現場で、環境問題に対する意識を共有できたことをうれしく思っています」とコメントした。

 「ザ・ギンザ」は2002年にファッションブティックから誕生。“肌は身にまとう、最高のオートクチュール”というスキンケア哲学のもと、つけた瞬間に一人一人の肌に合わせて寄り添うようなスキンケアを目指して開発している。これまで、1日限定のミューズとしてはモデルの国木田彩良を起用したことがある。

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@tokyoart_event 展示会&アートイベントbot

【4月9日まで|スヌーピーミュージアム】 第2回展覧会 史上最大のスヌーピー展「もういちど、はじめましてスヌーピー。」 誕生秘話から、約50年間大きな変遷を遂げていく様子を、原画約80点と映像で紹介 詳しくはこちら→

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コスメの口コミアプリ「リップス」を運営するアップブリューが約11億円の資金調達を実施 CIも刷新しさらなる成長へ

 コスメの口コミアプリ「リップス(LIPS)」を運営するアップブリュー(APPBREW)は、SIG Japan、三菱UFJキャピタル、マイナビ、みずほキャピタルから合計約11億円の資金調達を実施した。これまでの累計調達額は約27億6000万円となった。また、CI(コーポレート・アイデンティティー)を刷新し、社名ロゴおよびミッションを改訂した。

 「リップス」はサービス開始から3年2カ月で累計500万ダウンロード、月間サービス利用者数1000万人を達成するなど、若い女性を中心に人気となっている。今回、新ミッションとして“個性を解放するものづくりを。”を掲げる。この新ミッションと同時に新たなコーポレートロゴも制定。「一人一人の個性が解放される世界をつくるために、ユーザーと徹底的に向き合い、本当に大切なものを問い続ける。そのことに誰よりもこだわる、ものづくり集団」としての同社の姿勢を表現したという。

 今回新たに調達した資金は、「リップス」の事業拡大のための開発体制の強化やマーケティング投資、そして新規事業開発に用い、事業拡大をさらに加速していく。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

仏バイオクラスター と仏2社 世界の業界団体が技術やリソースを共有し協力し合って と戦うためのバーチャル・パートナリング・イベント を開催🇫🇷💊参加無料、4/20~5/6まで。詳細は👉

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松屋の営業利益が半減 20年2月期で訪日客現象が響く

 松屋の2020年2月期業績は、本業のもうけを示す営業利益が前期比47.7%減の9億6300万円だった。主力の銀座本店で1月以降、新型コロナウイルスの感染拡大で訪日客が減ったことが響いた。消費増税や暖冬で衣料品の販売も伸び悩んだ。

 売上高は同2.9%減の898億円で3期ぶりの減収だった。単体の商品別売上高では衣料品が同4.5%減。コートなど利幅の大きい防寒着で値引きが拡大したため、粗利益率が悪化した。純利益は同37.7%減の8億5600万円だった。

 新型コロナの影響の見通しが立たないため、21年2月期の業績予想は見送った。

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コロワイド、大戸屋の現経営陣と覇権争い。創業者長男を担ぎ出す。

株式会社コロワイド(本社:横浜市西区、代表取締役社長:野尻 公平)が、株式会社大戸屋ホールディングス(本社:東京都 武蔵野市、代表取締役社長:窪田 健一)の 6月25日に開催予定の株主総会において経営陣を変更するよう株主提案を行うと発表した。コロワイドは2019年10月に大戸屋の創業者一族から大戸屋HDの19.1%株式を取得している。
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BARNEYS at HOME #04【VALENTINO GARAVANI】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<ヴァレンティノ ガラヴァーニ>のロゴトートバッグ

バーニーズ ニューヨークのスタッフが毎日おすすめのファッションアイテムをピックアップしてご紹介!

 

今日ご紹介するのはウィメンズのVALENTINO GARAVANI<ヴァレンティノ ガラヴァーニ>のロゴトートバッグです。

 

六本木店ウィメンズフロアスタッフ林よりご紹介をいたします!

透明なPVC素材で作られたボリューム感のあるトートバッグです。

中にカラフルなかわいい小物を入れて持つのがおすすめのスタイルです。

IMG 0091 BARNEYS at HOME  #04【VALENTINO GARAVANI】 バーニーズ ニューヨークスタッフおすすめの一品:<ヴァレンティノ ガラヴァーニ>のロゴトートバッグ

ご紹介したアイテムはオンラインストアにてお求めいただけます。

 

・VALENTINO GARAVANI <ヴァレンティノ ガラヴァーニ>ロゴトートバッグ

https://onlinestore.barneys.co.jp/women/women_bag/women_bag_totebag/2119555.html?2020_bjyoutube

 

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、バーニーズ ニューヨーク各店は4月9日(木)より当面の間、臨時休業させていただいております。

 

バーニーズ ニューヨークでのショッピングはオンラインストアにてお楽しみください。

バーニーズ ニューヨーク オンラインストア

https://onlinestore.barneys.co.jp/top?2004_bjyoutube

 

 

 

 

本日17:00のメンズの更新をお楽しみに!

賛否両論だった「シロ」のリニューアル 伊勢丹新宿本店の化粧品バイヤーは、一体どう思ったの!?

 コスメティックブランドの「シロ(SHIRO)」は昨秋、ロゴの変更やパッケージのリニューアルを含むリブランディングに着手。ファンの一部はリニューアルに驚き、SNSでは当初ネガティブな投稿が相次いだ。しかし、「世界で戦えるブランド」を目指したリニューアルについては、百貨店バイヤーは大半が賛同。特に伊勢丹新宿本店はその決意に共鳴し、同店の化粧品フロアを改装した昨秋、リニューアルした「シロ」を地下2階から地上1階に移設。以降同ブランドは、大幅な売り上げ増を記録している。「WWD JAPAN.com」の編集長を務める村上要が、フロアの改装を手がけた岡部麻衣・化粧品統括部 新宿化粧品営業部マーチャンダイザー(取材当時。現在は、三越伊勢丹ホールディングス 海外事業統括部 海外MD部マネージャー(化粧品担当))に移設の狙い、「シロ」の魅力、今後への期待などを聞いた。

村上要「WWD JAPAN.com」編集長(以下、村上):化粧品フロアのリニューアルに際して、「シロ」を地下2階のビューティアポセカリーから1階に移設した理由は?

岡部麻衣・化粧品統括部 新宿化粧品営業部マーチャンダイザー(以下、岡部MD):実はビューティアポセカリーで販売していた頃から度々、「『シロ』として、世界を目指したいんです」と伺っていました。当時の「shiro」はスキンケアとフレグランスがメーンのブランドでしたが、「伊勢丹の1階を拝見すると、メイクブランドのパワーを感じます。私たちも、より多くのお客様を笑顔にできるような高揚感のあるメイクアイテムを揃え、世界で戦えるブランドを目指します」と言ってくださって。その後、伊勢丹新宿本店のリニューアルで1階をメイクワールドに刷新し、日本発のコスメブランドが並ぶ「ジャパン メイクゾーン」のエリアには日本を代表するメイクブランドを揃えると決めた時、「今、日本で一番勢いのあるブランドの1つである、『シロ』を導入できたら」と考えました。

村上:ビューティアポセカリーで販売していた時の「shiro」は、どんなブランドでしたか?

岡部MD:「ナチュラルさ」「素材へのこだわり」「おしゃれな抜け感・空気感」で支持を得ていたブランドだったと思います。でも当時のままでは、「海外で戦えない」とずっと思っていらっしゃったことを伺っていました。

村上:当時のイメージは、日本に限っていえば多くの女性を魅了できる特徴かもしれませんが、世界中の女性、男性、さまざまな志向の消費者にアプローチするには少し物足りないかもしれません。正直、日本の女性の多くと、世界の女性のブランドに対する感覚には、大きなギャップがあると感じています。

岡部MD:特に海外市場はボーダレス化が顕著で、ブランド側が既成の手法だけに基づいて消費者をセグメントしたり、顧客像を決めたりなんてナンセンス。世界のトップブランドはあらゆる年齢、国と地域、ジェンダー、志向のお客様が愛用しています。リニューアル後の「SHIRO」は、モードな印象のメイクアイテムや個性的な香りのパフュームなどを取り揃え、若い女性が好むブランドから、凛とした意思を持ちつつ、誰もが使えるトータルブランドに進化した印象です。

村上:確かにリニューアルでブランドイメージはガラッと変わりました。とはいえ、このリニューアルが賛否両論でした。

岡部MD:何かが変わった時、賛同する方と、違和感を覚える方がいらっしゃるのは世の常です。どちらの意見も真摯に受け止めるしかありません。その意味で「シロ」は、ネガティブな意見にも耳を傾けつつ、「それでも私たちは、こうなりたいんです」という意志を示された。結果、新たなビジョンでブランドの成長を加速しておられると思います。

村上:「シロ」を、改装した1階に移設してからの売り上げは?

岡部MD:想像以上です。リニューアル後は、常に売り上げ上位にランクインしています。ビューティアポセカリーでもパワーのあるブランドでしたが、「こんな力が、まだ眠っていたの!?」と思うほどです(笑)。ナチュラルコスメのファンはそのまま、ファッションへの関心が高くてトレンドに敏感なお客さまが増えていると感じます。海外のお客さまの購入も増えています。「シロ」は現状にとどまらず、まだまだ伸びると考えています。一方で伊勢丹新宿本店に「シロ」があることをご存知なかった方も多く、「顧客になり得る、新しいお客様はまだまだいるんだ」と実感しています。伊勢丹限定のリップやイベント限定のキットの反響は絶大で、フレグランスのアイテムはギフトとしても人気です。「シロ」は自前の生産網を持っているので、小回りが効くんです。ここまで規模を拡大させながら、限定品や追加注文にも柔軟なブランドは、私たちにとって本当にありがたい存在。自然由来にこだわり、酒かすやがごめ昆布など日本の素材をたくさん活用しています。まさに日本を代表するブランドといえるでしょう。

村上:これからの「シロ」に期待することは?

岡部MD:世界で戦うには、突き抜ける強さが必要です。「素晴らしい素材を使い、良い製品を作っている。だから、世界中の人に使ってもらいたい」という信念は、曲げないで欲しいですね。その部分はこれからも変えずに、より良い製品をお客様にお届けし、海外にも店舗を持つ伊勢丹と世界を目指していただけたら嬉しいです。

問い合わせ先
シロ
0120-275-606

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タキヒヨーが新型コロナの影響とウィメンズ不振で営業赤字

 繊維商社のタキヒヨーの2020年2月期は売上高が前期比7.0%減の602億円、営業損益は1億300万円の赤字(前期は1億100万円の黒字)、経常利益は同99.3%減の100万円だった。

 記録的な日照不足や暖冬などの天候要因や、取引先に「引き付け型発注」(店頭の実需動向から発注時期を慎重に見極める)の傾向が強くなったことで年間を通して苦戦を強いられたことに加え、1月下旬以降の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、取り扱い商品の大半を占める中国の生産協力工場の操業停止の影響により春物や初夏物商品に納期遅延が発生したことが影響した。減収額のうち7億4000万円は新型コロナウイルスの影響だという。

 事業別では、アパレル・テキスタイル関連は主力のウィメンズアパレル卸売の減収に伴い、売上高は同8.0%減の538億円となった。

 21年2月期の売上高は前期比0.5%減の600億円、営業利益1億円、経常利益2億円を見込んでいる。

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「ジバンシィ」、クレア・ワイト・ケラーの後任デザイナーは?

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」のアーティスティック・ディレクター、クレア・ワイト・ケラー(Clare Waight Keller)が3年間契約を満了して退任することを受け、同ブランドの次期デザイナーが誰になるのかということに注目が集まっている。

 「ジバンシィ」は4月10日にクレア退任を発表したが、今後のクリエイティブ体制については後日発表するとしている。

 1998年からLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下にある「ジバンシィ」だが、さまざまなタイプのデザイナーらがこの数カ月間にLVMHからアプローチを受けたことを明かしており、水面下での動きがあったようだ。同ブランドはこの件について一切コメントしていないが、情報筋によると新デザイナーとの契約はまだ締結されていないという。

 新デザイナー候補として名前が挙げられているのは、「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」のマシュー・ウィリアムズ(Matthew Williams)、「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」のジュリアン・ドッセーナ( Julien Dossena)、「グッチ(GUCCI)」デザインチームのダヴィデ・レンヌ(Davide Renne)、そして「ジル サンダー(JIL SANDER)」で洗練された女性らしいデザインを手掛けるルーシー・メイヤー(Lucie Meier)とルーク・メイヤー(Luke Meier)夫妻らだ。

 「ジバンシィ」はLVMH傘下のブランドとしては比較的小規模で、「ディオール(DIOR)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「フェンディ(FENDI)」などの陰に隠れがちではあるが、エッジの利きつつ気高く上品な魅力がある。

 英国人デザイナーのクレアは、2018年にメーガン・マークル(Meghan Markle)=サセックス公爵夫人(メーガン妃)のウエディングドレスをデザインし、18年にロンドンで開催された「ザ ファッション アワード(The Fashion Awards)」では「ブリティッシュ・デザイナー・オブ・ザ・イヤー・ウィメンズウエア(British Designer of the Year Womenswear)」を受賞した。また、米雑誌「タイム(TIME)」が19年に選出した“世界で最も影響力のある100人”にも名を連ね、ブランドと共に彼女自身も大きな注目を集めた。

 パリ・ファッション・ウイークで3月1日に披露された20-21年秋冬コレクションがクレアによる「ジバンシィ」のラストコレクションとなったが、彼女の退任、および別のクチュールブランドに移るのではないかという噂は数カ月前から囁かれていた。

 クレアは「世界的なオートクチュールに力を入れることは、私のキャリアでのハイライトのひとつよ。『ジバンシィ』の素晴らしいアトリエやデザインチームと共に、本当にたくさんの最高の瞬間を過ごしてきた。彼らの並外れた才能と献身的な姿勢は永遠に忘れない。表舞台で称賛されることのない製品やコミュニケーション、小売りに携わる影のヒーローやヒロインたち、そして世界各地のチームメンバーやパートナー、サプライヤーのみなさんに心から感謝を伝えたい」とコメントしている。

 「ジバンシィ」は、アーティスティック・ディレクターの退任、そして新型コロナの影響で工場が閉鎖されていることを理由に、ウィメンズのプレ・スプリング・コレクションの発表と20-21年秋冬のクチュール・コレクションの制作をしない。しかし、プレ・スプリングとランウエイを合わせた大規模なメンズコレクションの制作を予定しており、6月にショールームで販売する見通しだ。

 創業者のユーベル・ド・ジバンシィ(Hubert de Givenchy)が1995年に引退した後は、デザイナーとしてジョン・ガリアーノ(John Galliano)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)、ジュリアン・マクドナルド(Julien MacDonald)らが活躍してきた。2005年にはリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)がデザイナーに就任し、ゴスのテイストを取り入れた斬新なデザインを発表するなどして同ブランドに12年ほど在籍した。なお、クレアは1952 年のブランド立ち上げ以降初の女性アーティスティック・ディレクターだった。

 「ジバンシィ」でのクレアの功績として名高いのは、クチュールをランウエイに復活させたことだ。大きな変化を避けてメンズショーに注力していたティッシとは反対に、クレアはイギリス王室が主催する競馬レースイベント「ロイヤルアスコット(Royal Ascot)」など、メーガン妃御用達ブランドとしての地位も確立させた。また、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)、レイチェル・ワイズ(Rachel Weisz)、ガル・ガドット(Gal Gadot)、ミア・ゴス(Mia Goth)らのレッドカーペットでの衣装も手掛けた。

 クレアは「ジバンシィ」のブランドイメージに対して、取捨選択をしながらいいところを取り入れるアプローチ法を取り入れてきた。中性的なコレクション制作、黒と白を基調とした広告キャンペーン、そして若手ポップスターのアリアナ・グランデ(Ariana Grande)をアンバサダーに抜擢する一方で、20年春夏キャンペーンではマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)と英女優のシャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)という年齢層が高めのめずらしい組み合わせの2人を起用している。

 シドニー・トレダノ(Sidney Toledano)LVMHファッショングループ(LVMH FASHION GROUP)会長兼CEOは、「彼女のクリエイティブなリーダーシップ、そしてアトリエとチームとの素晴らしいコラボレーションのおかげで、メゾンはユーベル・ド・ジバンシィの理念、そして彼独自のエレガンスを再認識することができた。クレアの今後の活躍を応援している」と、彼女の最後の功績に感謝の意を表した。

 クレアは主に趣味よく控えめで上品なクチュールに精を出していたが、巨大な翼のようなバックパックなど、時に強靭で破壊的なテイストも取り入れた。また、18-19年秋冬のクチュールショーでは、その年に91歳で死去したジバンシィの時を超えたエレガンスと気品を称え、彼のアイコニックな創造性やテクニック、格言を反映したコレクションを捧げた。

 クレアの手掛けたウィメンズコレクションには、80~90年代をほうふつとさせるものや、ダメージ加工のデニム、最先端の仕立てからラッフルドレスに至るまでさまざまなスタイルが見られる。ファッションプレスの間でもクレアの人気は高く、特に彼女のクチュールショーの評価が高い。

 またクレアは、ランウエイでメンズクチュールを披露したり、19年6月には伊フィレンツェで開催されたピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)にゲストデザイナーとして参加するなど、メンズの存在感アップにも貢献してきた。しかし、レザーグッズなどほかのラグジュアリーブランドが利益を上げているカテゴリーに関しては大きな前進をもたらしていない。

 クレアは「ジバンシィ」のアーティスティック・ディレクターへの就任直後に、それまで在籍していた「クロエ(CHLOE)」での6年間について、「本当にやりたいことができたわけではなかった」と明かしている。クレアは「クロエ」で手掛けたコレクションでも大きな支持を獲得しており、ブランドの勢いを回復させるなど確かな実績を残している。なお、11年に「クロエ」に入る以前は、「プリングル オブ スコットランド(PRINGLE OF SCOTLAND)」でデザイナーを6年間務めていた。

 落ち着いた穏やかな話し方で笑顔の多いクレアはファッション業界の上層部でも人気が高く親しみやすいと評判だ。故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)氏や「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)とも親交が深い。

 ニットやメンズウエアにおいては、トム・フォード期の「グッチ(GUCCI)」でシニア・ウィメンズ・デザイナーを務めた経験もあり、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」や「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」にも在籍していた。

 43万9000のフォロワーを抱える自身のインスタグラムでは、「ジバンシィ」でのフィッティングや写真撮影の裏側をハイライトした投稿も行った。クレアの今後の動きについてはまだ明らかにされていない。

 今回、パリの代表的なクチュールブランドの重要ポストが空くこととなったが、ファッション業界はいま複雑な時期にある。新型コロナの感染拡大によって国際的なファッション・ウイークにも甚大な影響が及び、世界の新たな需要に向き合う必要に迫られているからだ。ラグジュアリーの消費活動はほぼ停止状態となったことで、ファッション業界の速すぎるペースやその他の弊害についても疑問の声が上がっている。

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休業だらけの中で「串カツ田中」「てけてけ」は一部再開。お客は戻ってきたのか?

 緊急事態宣言で、多くの居酒屋チェーンが4月上旬からの休業を決断した。それから1週間ほど。一部で店舗を選んで営業を再開するところが出ている。「串カツ田中」と、ユナイティド&コレクティブが展開する居酒屋「てけてけ」だ。営業再開の日、店に突撃した。
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「ロウリーズ」ローストビーフのテイクアウト、日商30万円。テイクアウトは化けるか。

株式会社ワンダーテーブル(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:秋元 巳智雄)が、「ロウリーズ・ザ・プライムリブ」の赤坂店と恵比寿ガーデンプレイス店にて、4月10日(金)から行うローストビーフのテイクアウト販売にて、3日間で牛肉200キロを使用したという。
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スタンフォード大卒のボクが、グーグルではなくバロックを選んだ理由

 ジャスティン・カハンディング(Justin Cajanding)は、2019年9月にバロックジャパンリミテッドに外国人枠で入社した、米・ロサンゼルス出身の23歳。あのスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)らを輩出したことで知られる、スタンフォード大卒の肩書を持つ期待の新人だ。東京・表参道の旗艦店「ザ・シェルター トーキョー(THE SHEL’TTER TOKYO)」での販売員研修を経て、今年4月からは新規プロジェクトの立ち上げなどを担う「未来政策室」の配属となった。

 学生時代は、専攻の比較文学に加えてマーケティング、プログラミングなどを幅広く学び、就職活動では、あのグーグル社の選考も進んでいたというエリートだ。彼はどうしてバロックを選んだのか?

WWD:大学時代にどんなことを学んだ?

ジャスティン・カハディング(以下、ジャスティン):専攻は「比較文学」と「日本語」です。これらについて卒論を書き、学位を取得しました。そのほかにも政治経済哲学やコンピューター科学、プログラミング、日本や東アジアにおける経済論や経営管理など、学科の枠組みを超えて幅広く学びました。

WWD:中には、ファッション業界に直結する研究も?

ジャスティン:もともとファッションに興味がありましたが、スタンフォード大学には、ファッションデザインやファッション経営管理などに特化した学科がなかったので、関連する講座を自ら積極的に受講しました。たとえば大学院生向けの「日本のビジネス文化およびシステム」の学科の講座では、オムニチャネルを軸とした先進的な考え方の重要性を、日本のアパレル業界で応用する方法について教授と共同研究しました。特に日本が高く評価されている、実店舗における品質やサービスの水準を保ちながら、国内外の消費者に訴求する方法を模索しました。また、プログラミングのクラスでは、ビッグデータやテクノロジーが、アパレルをはじめとした非テクノロジー業界にもたらす影響を理解しました。

WWD:日本、バロックとの出合いは?

ジャスティン:大学3年時の交換留学で日本を訪れた際、教授にバロックをインターン先として斡旋してもらいました。かねてから日本で働くことに興味を持っていましたので、留学期間終了後にインターンシップとして働き始めました。

WWD:ご自身はどんなブランドが好きですか?

ジャスティン:僕を見てのとおり、ストリートブランドです(笑)。アメリカにいたころも、ブランドショップでよく買い物をしていました。正直、ショップはシンプルに「物を買うだけの場所」だと思っていました。でも日本では、店員は外国人にも優しくて、店を出た後は入店前よりも晴れやかな気分になるんです。言葉が分からなくても、日本が「おもてなし」の国と言われる理由が分かりました。

入社の決め手は社長からの直電

WWD:グーグル社の選考も進んでいたそうですが、バロック入社の決め手になったのは?

ジャスティン:(村井博之)社長からの電話で心を揺さぶられ、入社を決めました。「君はここで、どう成長したいんだ?自分のスタイルでやりたいようにやってくれていいから」という言葉に、チャレンジングな会社だと確信しました。アメリカの会社では上からどんどんミッションが課せられるから、考え方も課題解決の手法も型にはまってしまいます。でもバロックなら、自分らしく能力を生かせると思ったのです。

WWD:バロックの長所と課題はどう分析している?

ジャスティン:バロックは国内市場に満足せず、グローバルの舞台で戦おうと考えています。その熱意は社長の言葉からも伝わったし、ワクワクします。「マウジー(MOUSSY)」や「スライ(SLY)」のようなブランドには渋谷109から始まったブランドストーリーがありますし、商品の品質やおもてなしが強みです。それらの価値を海外の人が知らないのがすごくもったいないし、どうやって広めていくかが課題です。

WWD:自身の能力をどのように生かせると思う?

ジャスティン:バロックは日本で育てたブランドの哲学やイメージを海外に持ち込む方法を模索していますが、新しいマーケットに適応し戦っていくには市場分析が不可欠です。日本と欧米ではマーケティングの性質、攻略手法には大きなギャップがあります。その溝を埋めるために、僕が研究してきたマーケット分析の手法が生かせたらいいですね。

WWD:即戦力として期待されていますね。

ジャスティン:もちろん、自信満々ではないですよ(笑)。日本語はまだまだですし。「シェルター」で「アズール バイ マウジー(AZUL BY MOUSSY)」のメンズ服を売っていたときは、うまくいかなくて不安な日々が続きました。でもある日対応したお客さまが、わざわざSNSで僕を見つけてお礼のメッセージをしてくれて、折れかけた心を立ち直らせてくれました。今はウイルスのせいでこんな状況だけれど、店舗研修をしているときは中国、米国、などからの外国人客はすごく増えていることを肌で感じ、バロックがグローバルに戦える企業だと確信しました。休みの日には、大学のプログラミングマーケティングを学び直すために教科書を広げています。早く活躍できるよう、新しい知識も取り入れながら、自分をどんどんアップデートさせていきたいですね。

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テイクアウトでも強い「から揚げ」大戦争! 外食大手が注力し、成功している理由(前編)

 この数年で伸びた業態の一つが「から揚げ」専門店です。とんかつチェーンの「かつや」で知られるアークランドサービスホールディングスが「からやま」の多店化に成功し、すかいらーくホールディングスが「から好し」で追随。さらに、ワタミも「から揚げの天才」で参入し、「から揚げ戦争」というフレーズも使われるほどホットな業態になっています。
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