「プレイ・コム デ ギャルソン(PLAY COMME DES GARCONS)」は4月29日に、「コンバース(CONVERSE)」とのコラボスニーカーをドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA、以下DSMG)の公式オンラインストア「DSMG E-SHOP」で先行発売する。そのほかの国内取り扱い店舗では5月15日に発売する。
ビームスは4月20日から、ユーチューブの公式チャンネル「ビームス ブロードキャスト(BEAMS BROADCAST)」内で「ビームス アット ホームビデオ(BEAMS AT HOME Video)」を公開中だ。新型コロナウイルス感染拡大で外出自粛を強いられる中、ビームススタッフが自宅から、日々の暮らしや趣味、毎日を楽しくするためのちょっとした工夫を動画で紹介する。
「バルミューダ(BALMUDA)」は4月22日、ワイヤレススピーカー“バルミューダ ザ・スピーカー(BALMUDA The Speaker)”の予約受け付けを開始した。価格は3万2000円でブルートゥースとAUX入力に対応している。「バルミューダ」オンラインストアをはじめ、家電量販店、百貨店、インテリアショップなどで取り扱う。発売は6月中旬を予定している。
ウイルスという、目に見えぬ敵と人類が戦い早数カ月。感染拡大を防ぐために不要不急の外出が制限され、1日のほとんどを自宅で過ごすようになり退屈な時間も増えたはずだ。そこで「WWDジャパン」では、ファッションを中心とした業界関係者にご協力いただき、ゆっくり過ごす際や仕事中、自宅で踊るときにおすすめしたい“STAY HOME PLAYLIST(おうち時間用プレイリスト)”の短期集中連載をスタート。いつもの音楽に飽きてしまった耳に絶えず新鮮な音楽を与えるべく、6日連続でお届けする。2日目は、不定期に合同の音楽イベントを開催している「ダイリク(DAIRIKU)」の岡本大陸デザイナーと、「シュガーヒル(SUGARHILL)」の林陸也デザイナーのプレイリストをご紹介。
国や地域や年代を問わず、主にロックバンドの音楽を聴きます。それと友人の音楽ですね。最近は、アレックス・ターナー(Alex Turner)によるテーム・インパラ(Tame Impala)の「Feels Like We Only Go Backwards」のカバー、マック・デマルコ(Mac DeMarco)のKEXPでの「Still Together」、踊ってばかりの国の「全感覚祭 2018」でのライブをユーチューブでよく観ています。
pink wig thick ass give emwhiplash i think big get cash make em blink fast now look at what you just saw this is what you live for i’m a muthafuckin monster
第53回は、レディー・ガガ(Lady Gaga)が登場。ガガは世界保健機関(WORLD HEALTH ORGANIZATION、WHO)や「グローバル・シチズン(Global Citizen)」と連携して「ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム(One World: Together At Home)」と題したバーチャルコンサートを企画した。現地時間の4月18日に行われた同コンサートにはガガ以外にも多数の有名アーティストが出演し、テレビや各種SNSでもライブストリーミング配信された。新型コロナウイルスと闘う世界中の人びとをエンターテインメントで勇気づけたガガだが、今回はそんな彼女の印象的なファッションの数々を米「WWD」がジャッジする。
向千鶴(以下、向):「トム ブラウン(THOM BROWNE)」のBGMがすごくポジティブで、今季のキーワードである“ラブ”を象徴していたよね。サミー・デイヴィスJr. (Sammy Davis Jr.)の「Beautiful Things」やニナ・シモーン(Nina Simone)の「Here Come the Sun」、そしてフィナーレはビートルズ(The Beatles)バージョンの「Here Comes the Sun」ととてもロマンチックだった。前回の「ディオール(DIOR)」もフィナーレがビートルズの「Across the Universe」で、苦難屈強の中で戦って勝ち取る平和の象徴としてビートルズの曲が使われることが増えているのかも。
藪野:デザイナーの青春時代の曲といえば、「ジュンヤ ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」は説明不要なくらいブロンディ(Blondie)でしたね。ショーの冒頭は無音の演出でしたが、その後は「Heart Of Glass」や「Call Me」などブロンディのヒットナンバーが続きました。ヘアメイクのブロンドヘアと赤リップもまさにボーカルのデボラ・ハリー(Deborah Harry)で、アクセサリー感覚でつけるハーネスなど、服もロックなイメージ。ブロンディということは70年代末〜80年代初めですが、まさに渡辺淳弥さんが若い頃に聴いていた曲なのでしょうね。
そして、僕のベストは、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)。実は全部通して聴いたのは初めてかもというくらいちゃんと聴いたことがなかったのですが、気になるダークな雰囲気の曲をシャザムでチェックすると大体出てくるのはビリーの曲。「ヴァレンティノ」は弦楽器の生演奏とビリーの「all the good girls go to hell」などの音源を融合させていてすごくエモーショナルでした。
前回に続き終末後の世界を描いた「マリーン セル(MARINE SERRE)」もダークでしたね。BGMは、コレクションの着想源になったフランク・ハーバート(Frank Herbert)による小説「デューン/砂の惑星」の一説の朗読。曲ではないのでプレイリストには入れられませんが、その中には「月が友人となり、太陽は敵になる(The moons will be your friends, the suns your enemy)」という一説もあり、「トム ブラウン」の「Here Comes the Sun」とは真逆ですね。
丸山:BGMはソフィア・ボルト(Sofia Bolt)の「Get Out of my Head」。70年代の曲かと思ったら、なんと18年リリースなんですね。パリ出身でロサンゼルスを拠点にするインディーロックミュージシャンで、彼女が家のガレージで行ったイベントに「セリーヌ」のチームメンバーが来て、エディに紹介したのだとか。ショーのわずか3週間前に連絡が来て、2分30秒の曲を22分に伸ばしたそうです。当日会場にも若いミュージシャンの姿が多かったですよね。彼らに話を聞けばエディやチームのメンバーがバンドの“ギグ”に来たそうで。
向:エディが選ぶインディーズの曲って同じフレーズと音を繰り返すものが多いよね。ずっと聴いていると呪術的というか、洗脳されやすくなる気がする(笑)。ずっと同じものを繰り返して染めていくみたいなところは、エディのクリエイションにもあるよね。「セリーヌ」はショーを通じて1曲だけを使っていたけれど、ルックごとに曲が変わった「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」はどう思った?
「ケースティファイ」によるマスク
“#WE ARE IN THIS TOGETHER”のメッセージを入れたカラーはブラック、ホワイト、ピンク、ブルーがあるコットン製で、手洗い可能
カスタマイズできるスマートフォンケースなどを手掛ける、ロサンゼルス発のグローバルライフスタイルブランド「ケースティファイ(CASETIFY)」は、新型コロナウイルスの感染拡大で不足している医療用マスクをパートナー工場と連携して生産し、1万枚を感染症拡大の防止に取り組む医療従事者を支援するアメリカの非営利団体「ダイレクト・リリーフ(DIRECT RELIEF)」に寄付した。また、それとは別に一般消費者向けに再利用可能なフィルター付きマスクを生産し、「ケースティファイ」の公式オンラインストアにおいて1650円で販売し、1枚売れるごとに「ダイレクト・リリーフ」に医療用マスク1枚を寄付する。このマスクはコットン製で、手洗い可能。付け替えできるフィルターがマスク1枚につき2枚セットで付いており、追加のフィルターは「ケースティファイ」の公式ウェブサイトで購入できるほか、市販のフィルターも使える。カラーはブラック、ホワイト、ピンク、ブルー、そして“#WE ARE IN THIS TOGETHER”のメッセージが入ったブラックがある。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。
ただし暗い側面ばかりではない。「いまこうして世界中の人々が一つの同じ課題を共に乗り超えようとしているという経験は、共感する気持ちを強めている」という。ロックダウンによってソーシャルメディアへのアクセス数が増え、SNSを通した意見交換の機会が増えているということは、「ファッションレボリューションがこれまで進めてきた#WhoMadeMyClothes (#私の服は誰が作ったの?)“” or 『』で括るという運動の声をさらに高め、 ファッションサプライヤーとその労働者たちを保護するよう強く求める絶好の機会」と考えているという。
新型コロナウイルスの世界的感染拡大の影響により、6〜7月に開催予定だった2021年春夏メンズと20-21年秋冬オートクチュール・ファッション・ウイークの中止(ミラノメンズは延期)が発表された。今後2カ月以内に外出制限や渡航制限が緩和されたとしてもソーシャル・ディスタンシング(社会的距離の確保)は長期化するであろうヨーロッパの現状を考えると、物理的なイベントでコレクションを発表するのはまず不可能だろう。また、9〜10月に予定されている21年春夏ウィメンズ・ファッション・ウイークに影響を与える可能性も高い。そんな中、ショーやプレゼンテーションを手掛けるイベント会社は、現状にどう立ち向かうのか?「ディオール(DIOR)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ジャックムス(JACQUEMUS)」など数多くのブランドをクライアントに抱え、年間100近くのショーやイベントを手掛けるビュロー・ベタック(BUREAU BETAK)の創業者、アレクサンドル・ドゥ・べタック(Alexandre de Betak)に電話インタビューを行った。
JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員
2016年にデビューしたメンズブランド「アトリエベトン(ATELIER BETON)」は、外出自粛やリモートワークを推奨するメッセージを掲げたTシャツを受注販売する。半袖(4000円)と長袖(5500円)の2型で、胸には動画会議システム「ズーム(Zoom)」の画面でも頑張れば映えそうなほど大きく「W.F.H(Work From Home=在宅勤務)」の文字がプリントされている。さらに長袖の左右の袖にはそれぞれ「私はリモートワークしています」「今日はオフィスにいません」といったユニークな英語のメッセージもスタイリッシュにあしらわれている。色は3色で、S〜XLの4サイズをそろえる。同ブランドの公式オンラインストアで4月24日11時から27日24時まで注文を受け付け、3週間以内に商品が発送される予定だ。
アメリカのウェアウール(WEREWOOL)は、ニューヨーク州立ファッション工科大学(Fashion Institute of Technology、以下FIT)発のバイオベンチャーだ。タンパク質のDNAから色や伸縮性、はっ水性を備えた生分解性の繊維を製造する技術で、スタートアップ企業の登竜門的アワード、H&Mファウンデーション(H&M FOUNDATION)が主催するイノベーションコンペ「グローバルチェンジアワード(GLOBAL CHANGE AWARD以下、GCA)」をこの4月に受賞した。
ウイルスという、目に見えぬ敵と人類が戦い早数カ月。感染拡大を防ぐために不要不急の外出が制限され、1日のほとんどを自宅で過ごすようになり退屈な時間も増えたはずだ。そこで「WWDジャパン」では、ファッションを中心とした業界関係者にご協力いただき、ゆっくり過ごす際や仕事中、自宅で踊るときにおすすめしたい“STAY HOME PLAYLIST(おうち時間用プレイリスト)”の短期集中連載をスタート。いつもの音楽に飽きてしまった耳に絶えず新鮮な音楽を与えるべく、今日から6日連続でお届けする。記念すべき1日目は、「マジックスティック(MAGIC STICK)」の今野直隆ディレクターと、「バル(BAL)」の蒲谷健太郎デザイナーのプレイリストをご紹介。
ヒップホップもテクノも、娘がよく聴いている「アナと雪の女王2」の「Into the Unknown」にテイクオーバーされ、その反動でゴリゴリしたのを聴いています。今回のプレイリストは、仕事に集中するときにヘッドフォンを着けてよく聴く楽曲をまとめました。ヒップホップくらいしか詳しくないですが、詳しくない人が作るプレイリストもおもしろいんじゃないでしょうか?「全然わかってないな」ってたたきはやめてください(笑)。