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【1月15日まで|国立西洋美術館】 クラーナハ展―500年後の誘惑 画家の芸術の全貌を、当時のドイツの思想や文化、社会や政治の状況などと併せて読み解き、さらには彼の死後、近現代におけるその影響にも迫ります。 詳しくはこちら→

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「ディーゼル アート ギャラリー」が写真家RKの個展をバーチャルで再び開催 新型コロナの影響で一時は中止に

 「ディーゼル(DIESEL)」が手掛ける東京・渋谷の「ディーゼル アート ギャラリー(DIESEL ART GALLERY)」は、ストリートフォトグラファーのRKによる個展「ネオリエント(NEOrient)」をオンライン上で体験できるバーチャルツアーを同ギャラリーの公式サイトで公開した。同個展は、2月28日〜5月21日に開催を予定していたが、新型コロナウイルスの影響により4月8日をもって中止となっていた。5月31日まで閲覧可能だ。

 バーチャルツアーでは、ギャラリーのエントランスから360度スクロールが可能で、作品を一つ一つ鑑賞することができるほか、ギャラリーを訪れたかのように展示風景を楽しんだり、レコード作品の音源を視聴したりすることができる。作品は、アーティストの村上隆、モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ラッパーのタイガ(Tyga)やナスティー・C(Nasty C)らを東京の街中で撮影したものをそろえた。

 RKはグラフィックデザイン会社に勤務するかたわら、2013年にランニングクルー「AFE TOKYO」の専属iPhoneフォトグラファーとして写真撮影をスタート。その後、一眼レフに持ち替え、本格的なフォトグラファーの道に進んだ。ストリート、建造物、自然などを幻想的な色彩で切り取るスタイルが注目を浴び、海外メディアでも取り上げられてきた。現在のインスタグラムフォロワー数は約51万人を抱える。

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「ギャルソン」 × 「ナイキ」の半透明“ダンク”が2モデル登場

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とナイキ(NIKE)は5月14日、ナイキのスケートボードライン「ナイキ SB」の“ダンク ロウ(DUNK LOW)”をベースとした新作コラボスニーカー2型を発売する。

 “cdg”の文字をアッパー全体にプリントしたインパクトある総柄モデルとシンプルなモノトーンモデルはどちらも、「コム デ ギャルソン」2020年春夏パリコレクションのランウエイで披露されたもの。アッパーの大部分に“ネックスキン(NEXKIN)”と呼ばれる半透明のメッシュをレイヤードで使用しているのが特徴で、ヒールにはレザー素材を用いることで高級感を演出しているが、シューレースやシルエットは通常の“ダンク”同様の仕様となっている。

 メンズ・ウィメンズのサイズ展開で、「コム デ ギャルソン」とドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)の各店舗で取り扱う。なお、ドーバー ストリート マーケットの銀座店は新型コロナウイルス感染症を受け臨時休業中で、「コム デ ギャルソン」は青山店など一部店舗の営業を時間予約制で入店人数を制限して再開している。

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下駄 × サンダル? 老舗履物屋がデザインコンペ受賞作を商品化

 大正15年創業の和装履物屋・菱屋は、プライベートブランド「菱屋カレンブロッソ」から新作“ゲタサンダル”を発売する。東京ミッドタウンが主催するデザイン・アートコンペ「東京ミッドアワード2017」で審査員特別賞を受賞したデザイン案を商品化した。1万7600円で、カラーはイエロー、ピンク、ブラックをそろえる。全国の「菱屋カレンブロッソ」店舗と公式オンラインストアで扱う。

 コンセプトは“ビーチサンダルのように履ける下駄”。鮮やかな色使いと愛くるしいフォルムが特徴だ。靴底に使用される合成樹脂のEVA素材を履物本体にも取り入れることで、これまでになかったフォルムを忠実に再現した。

 デザイン案を手掛けたクリエイティブディレクターの富永省吾氏、プランナーの綿野賢氏、デザイナーの浅井純平氏は「2017年に賞をいただいてから、試行錯誤を繰り返し、ようさく商品化することができました。ビジュアルのインパクトはもちろん、軽快で面白い履き心地も備えています。この新しさを一人でも多くの人に体験してもらいたい」とコメント。菱屋の廣田裕宣社長は「ガラスケース越しに受賞作を見たときのデザイン性の高さとポップさ、斬新さが忘れられません。様々な技術を組み合わせて無事商品化できました」と振り返る。

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桐生の縫製工場が医療用ガウンの寄付募集、原価を全公開 製販一体の仕組みを活用 

 繊維の街として知られる群馬県桐生市の縫製工場フクルは、医療用ガウンの寄付プロジェクトをスタートした。7月31日まで特設サイト「フクルショップ(FUKULE SHOP)」上で寄付を受け付け、送料も含めた1着3000円で医療機関や自治体などに提供する。木島広フクル社長は「アパレル産業に関わる企業として、何か社会的に貢献したいと考えた。価格をできるだけ抑え、原価率なども全て公開した」と語る。同社はインターネットと生産システムを直結する独自のプラットフォームを構築しており、サイト上では原価をすべて公開している。

 特設サイトでは、寄付と購入の2パターンを選ぶことができ、寄付を選ぶとフクル側が責任を持って寄付した人の自治体宛に医療用ガウンを届ける仕組み。5月12日時点で500着ほどの寄付が集まっているという。
 
 フクルは不織布製の医療用ガウンの製造も請け負っており、そのノウハウを応用した。この寄付プロジェクトでは繰り返し使うこともできる撥水性のポリエステル製生地を使用しており、使い捨ての不織布製ガウンが行き届くとされる7〜8月までの”つなぎ”利用を想定している。

 フクルは、「ジュンヤ・ワタナベ・コム デ ギャルソン(JUNYA WATANABE COMME DES GARCONS)」でパタンナーを務めた木島広氏が2015年4月に創業。縫製工場発の衣料品革命”を掲げ、縫製工場を軸に、テキスタイルや副資材メーカーを独自のネットワークで結んだ製販一体型のITシステム「フクルネットワーク」を構築している。今回の寄付プロジェクトでも、サイト上で原価率の詳細を全て公開している。

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資生堂1~3月期はコロナショックで純利益96%減 中国復調も今後はワーストシナリオ前提の経営改革

 資生堂の2020年1~3月期連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて売上高が前年同期比17.1%減の2268億円、営業利益が同83.3%減の64億円、経常利益が同84.7%減の60億円、純利益が同95.8%減の14億円と大幅減収減益だった。コロナの収束時期が不透明なことから経済活動再開のタイミングなど不確定要素が多く、20年12月期の通期連結業績予想を取り下げて第2四半期決算発表時に公表する。

 事業別の売上高は、日本事業が同21.2%減の856億円。インバウンド需要の減速、外出自粛に伴う消費低下、小売店の営業時間短縮や臨時休業により高価格帯・中価格帯ブランドを中心に減少した。

 中国事業は、1月後半から影響を受けて一時は約7割の小売店が閉鎖。しかし3月後半には9割以上が再開するなど回復の兆しを見せ、同15.2%減の445億円だった。また、投資を強化しているeコマースはプレステージブランドを中心に成長している。

 トラベルリテール事業は、国際線減便により中国人旅行者の減少の影響を受けたものの、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「NARS」が伸長した結果、唯一1桁マイナスに留まり、同3.1%減の277億円。そのほか、アジアパシフィック事業は同20.3%減の150億円、米州事業はメイクやフレグランスが大幅にマイナスだった一方、eコマースで「ドランクエレファント(DRUNK ELEPHANT)」が伸長し同15.9%減の232億円。欧州事業が同18.3%減の204億円、プロフェッショナル事業が同18.7%減の28億円、その他が同15.5%減の72億円だった。

 魚谷雅彦社長兼CEOは、「新型コロナが経済に与える影響については、21年中に早期回復するという考えもある一方、回復には2~3年かかるという見方もある。早期回復を目指してはいくが、経営のスタンスとしてはあえて後者のワーストシナリオ前提で改革を行っていく。20年はコスト管理の徹底に加え、GW中にプレステージブランドが前年比21%増と伸長しコロナ前に回復している中国市場に引き続き投資する」と述べ、21~22年は抜本的な構造改革の推進として事業やポートフォリオの組み換え、設備投資を延期したキャッシュフロー重視の経営、デジタルを駆使した事業モデルのシフト、23年は新ビジョンの実現を目指す予定だ。

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資生堂1~3月期はコロナショックで純利益96%減 中国復調も今後はワーストシナリオ前提の経営改革

 資生堂の2020年1~3月期連結決算は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて売上高が前年同期比17.1%減の2268億円、営業利益が同83.3%減の64億円、経常利益が同84.7%減の60億円、純利益が同95.8%減の14億円と大幅減収減益だった。コロナの収束時期が不透明なことから経済活動再開のタイミングなど不確定要素が多く、20年12月期の通期連結業績予想を取り下げて第2四半期決算発表時に公表する。

 事業別の売上高は、日本事業が同21.2%減の856億円。インバウンド需要の減速、外出自粛に伴う消費低下、小売店の営業時間短縮や臨時休業により高価格帯・中価格帯ブランドを中心に減少した。

 中国事業は、1月後半から影響を受けて一時は約7割の小売店が閉鎖。しかし3月後半には9割以上が再開するなど回復の兆しを見せ、同15.2%減の445億円だった。また、投資を強化しているeコマースはプレステージブランドを中心に成長している。

 トラベルリテール事業は、国際線減便により中国人旅行者の減少の影響を受けたものの、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」「NARS」が伸長した結果、唯一1桁マイナスに留まり、同3.1%減の277億円。そのほか、アジアパシフィック事業は同20.3%減の150億円、米州事業はメイクやフレグランスが大幅にマイナスだった一方、eコマースで「ドランクエレファント(DRUNK ELEPHANT)」が伸長し同15.9%減の232億円。欧州事業が同18.3%減の204億円、プロフェッショナル事業が同18.7%減の28億円、その他が同15.5%減の72億円だった。

 魚谷雅彦社長兼CEOは、「新型コロナが経済に与える影響については、21年中に早期回復するという考えもある一方、回復には2~3年かかるという見方もある。早期回復を目指してはいくが、経営のスタンスとしてはあえて後者のワーストシナリオ前提で改革を行っていく。20年はコスト管理の徹底に加え、GW中にプレステージブランドが前年比21%増と伸長しコロナ前に回復している中国市場に引き続き投資する」と述べ、21~22年は抜本的な構造改革の推進として事業やポートフォリオの組み換え、設備投資を延期したキャッシュフロー重視の経営、デジタルを駆使した事業モデルのシフト、23年は新ビジョンの実現を目指す予定だ。

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ウィズコロナでラグジュアリー商品の世界統一価格が進むのか 「マルベリー」が新価格戦略を導入

 英国ブランド「マルベリー(MULBERRY)」は5月20日から、同ブランドの商品を全世界で統一するグローバルプライシングを導入する。直営と卸を含めて、英国での販売価格を基準に各地の消費税や関税を考慮した統一価格に設定。現在ブランドの売り上げの約90%を占めるレザーグッズから適用し、順次カテゴリーを広げていく。

 ラグジュアリーブランドの内外価格差は近年、ブランドの公式ECや越境ラグジュアリーECモールの定着で目立つようになった。販路が増える一方で、価格の差が見えることがデメリットになることもあったが、リアル店舗とオンライン上、国内外での価格のばらつきをなくすことで公平性を確保することができる。

 また新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中長期的に海外旅行の機会が減ることが見込まれる上でも、同一価格になることは消費者とブランドにもプラスになる。

 現在「マルベリー」の国内の直営店は10店舗で、セレクトショップなど卸先件数は8件だが、現在世界的に直営ビジネスを強化しており、売り上げ全体の95%を占める。ティエリー・アンドレッタ(Thierry Andretta)=マルベリー最高経営責任者(CEO)に同一価格を導入する狙いを聞いた。

WWD:グローバルプライシングの導入を決めた理由は?

ティエリー・アンドレッタ=マルベリーCEO(以下、アンドレッタ):「マルベリー」はオムニチャネル戦略を推進する中で商品をお客さまへ世界中どこでも同価格で提供し、オープンかつ透明性ある事業運営をグローバルの販売網にて行っていきたい。昨年11月に発売した「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」とのコラボレーションを皮切りにグローバルプライシングを一部的に実施し、ポジティブな評価を得ている。

WWD:これまで「マルベリー」の本拠地である英国と他国ではどの程度の内外価格差が発生していたのか?

アンドレッタ:「マルベリー」の内外価格差はもともと低く設定されていた。マーケットでは30%程度の差があるケースもあるが、当社では消費税、関税の差に留めてきた。

世界統一価格は今後、ファッション業界の標準になる

WWD:価格はどのようにコントロールするのか?

アンドレッタ:グローバル価格が英国価格と均一になるように、各地の消費税や関税を含めた価格に設定する。他のラグジュアリーブランド同様、為替、原材料及び人件費の変動を考慮した価格の見直しはシーズンごとに行っていく予定だ。全体の95%がD2Cモデルである今、価格のコントロールはとてもスムーズに進めることができている。

WWD:ファッション業界全体を見て、内外価格差を見直す動きは出てきているのか?

アンドレッタ:世界統一価格は今後、ファッション業界では標準になると考えている。私たち「マルベリー」は先駆者として、この取り組みをけん引していきたい。ウイルスの影響で、旅行者が減少していく中、国内及びデジタルでのショッピングが必要とされる。その中で世界共通の価格を提示することが今まで以上に重要になるだろう。

WWD:ウィズコロナ時代は店舗に足を運ぶ機会が減り、ECを含むデジタル強化が必須になっていきそうだ。

アンドレッタ:「マルベリー」はしっかりとしたデジタルとのオムニチャンネルの基盤があるため、カスタマーの動向に合わせて迅速にアクションを起こすことができる。社会への動きとしては、慈善団体「ナショナル・エマージェンシーズ・トラスト(National Emergencies Trust)」とのパートナーシップを結び、新型コロナウイルス影響へ向けた基金を立ち上げ、ローカルコミュニティーをサポートしている。本国イギリスにおけるオンライン売り上げの15%と、私たちのコミュニティーからの寄付を合わせ、現段階で7万5000ポンド(約990万円)を超える寄付金を集めた。また、自社工場では地元の病院のために繰り返し使用可能なPPE(医療用防護服)ガウンの生産を開始した。最前線でウイルスと闘っている医療従事者に向けて数週間で8000以上のガウンを納品した。

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@BFrance_Japan フランス貿易投資庁-ビジネスフランス

世界70か国のライダーに愛用されMotoGPやSBKなどレースでも活躍する仏バイクアパレルブランド IXON 2021年に日本上陸🇫🇷🏍️フレンチなバイクアイテム待ち遠しいですね😊 2021年、フランスのバイクアパレルブランド「IXON」が日本上陸!|モーサイ by

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「ディオール」のプレミアムスキンケアラインからバラのエッセンスを凝縮した化粧水が登場

 「ディオール(DIOR)」は、スキンケアライン“ディオール プレステージ”から化粧水「プレステージ ラ ローションエッセンス」(150mL、1万5000円)を5月15日にブランド公式オンラインサイトや一部百貨店のウエブサイトで先行発売する。6月5日から全国で販売予定だ。

 「プレステージ ラ ローション エッセンス」は、自然由来オイルを贅沢に配合して、乳液のような保湿力と濃厚なとろみにローションのみずみずしさを一本に凝縮した化粧水だ。グランヴィル ローズとその蕾から抽出したバラエキスが角質の間まで浸透することで、エネルギーを巡らせて内側から肌に栄養を与えることで新陳代謝を促して細胞を活性化する。

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「ブルガリ お弁当プロジェクト」オンラインショップでの購入で医療従事者へお弁当を寄付

 ブルガリ ジャパンは医療従事者に無償でお弁当を提供する「ブルガリ お弁当プロジェクト」を拡大し、5月11~17日に公式オンラインショップでの1回の購入につき医療従事者へのお弁当が1個追加される取り組みを実施する。

 4月22日に開始した同プロジェクトでは、同社のホテルズ&リゾーツ部門に属するミシュランの星付きレストラン「イル・リストランテ ルカ・ファンティン」のエグゼクティブシェフ、ルカ・ファンティン(Luca Fantin)が、栄養と衛生面に配慮したイタリア料理のお弁当を東京都内の医療従事者に無償で提供している。今回の取り組みで、公式オンラインショップ利用者に対して同プロジェクトの参加を呼びかける。

 「ブルガリ」はこれまでにも新型コロナウイルスの感染拡大防止の支援策として、イタリア・ローマのラザロ・スパランツァーニ(Lazzaro Spallanzani)病院の研究部門への支援金寄付や、イタリア国内でもっとも影響を受けているロンバルディア州ベルガモのクレマ市の病院と長期介護施設への支援物資の寄付、ハンドクレンジングジェルの生産および寄付などを行なってきた。

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そごう・西武が秋田、徳島、福井の店舗の営業再開へ

 そごう・西武は西武秋田店、そごう徳島店の全館営業を15日から、西武福井店を21日から再開する。ただし、営業時間は10~18時の短縮営業となる。

 営業再開にあたっては、店内の定期消毒や入り口などへのアルコール消毒液設置、従業員のサーモグラフィ検温やレジカウンターへの飛沫防止ビニールシート装着など感染防止策を実施する。

 同社は、新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」の全国拡大(4月16日)以降、当面の間全店を休業(食品フロア除く)してきた。

 「特定警戒都道府県」以外34県に所在する店舗については、5月14日に宣言が解除された場合、順次営業を再開する方針。今回再開する3店以外にはそごう広島店、西武大津店が該当するが、両店の営業再開に関しても「自治体と協議している」(そごう・西武広報)という。

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連載「今、デザイナーができること」Vol.9 落合宏理&森川拓野「希望が見えたときに明るくなれる服を」

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中で不透明な状況が続いている。そんなときに、ファッションは何ができるのか。生産者から販売員まで業界全体が不安を抱えている状況に、ファッションデザイナーたちは何を思うのか。日々変化する状況に対応しながら、それでもファッションの力を信じ続けるデザイナーたちの声を連載で紹介する。今回は2016年からパリでの発表を続けている「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理デザイナーと、今年初めてパリコレに挑んだ「ターク(TAAKK)」の森川拓野デザイナーがそれぞれの思いを語る。

FACETASM

落合宏理デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A.この状況でも「ファセッタズム」らしいアプローチを検討している。海外の展示会は未定だが、国内展は6月を予定している。でもまずは、大切な人を守ることを考えて行動したい。

TAAKK

森川拓野デザイナー

Q.今、デザイナーができることは?

A.コロナ以前のファッションの考え方やスケジュール感、服の作り方など、業界全体が一度立ち止まって考える機会だと思っている。デザイナーは常に時代に寄り添う職業だ。この社会状況に希望が見えてきたときに、少しでも明るくなれるものを掲示したい。

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「AI分野における女性リーダー」賞にワコールのオムニチャネル推進部課長

 IBMが主催する「AI(人工知能)分野における女性リーダー(WOMEN LEADERS IN AI)」賞の一人に、ワコール(WACOAL)総合企画室オムニチャネル戦略推進部(2020年4月からイノベーション事業推進部)の篠塚厚子・課長が選ばれた。同賞は業界を問わず、質疑応答システムである「IBMワトソン」のAIツールを活用してビジネスやイノベーションの促進に貢献した女性を表彰するもので、今年は12カ国から35人が選出された。

 ワコールは19年5月、3D ボディースキャナーと接客 AIを活用した新しい接客サービス「スリーディ スマート アンド トライ( 3D SMART & TRY以下、スマート&トライ)」を導入した。3Dボディースキャナーは、わずか5秒でバストをはじめ全身18カ所を計測し、体形の特徴を判定。篠塚課長のチームは「IBMワトソン」を利用し、3Dボディーデータに基づいて商品を薦められる接客AIを開発した。接客AIには商品情報だけでなくワコールのビューティーアドバイザー(BA)の接客ノウハウを学習させ、消費者と自然な対話を行いながら、サイズや体形に合った商品を選ぶことができるというものだ。

 篠塚課長は「AIの導入により、あらためてワコールにおけるBAの役割の重要性を認識した」とコメントしている。「スマート&トライ」は昨年5月の導入以来、約半年間で1万人以上が計測を体験したという。

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米ギャップがIMGと契約 ライセンスでインテリアやベビーカーを開発へ

 サンフランシスコに拠点を構えるSPAのギャップ(GAP)は、アスリートやタレントのマネジメントやイベント運営、ライセンス事業などを行うIMGと複数年にわたるライセンス契約を結んだ。これにより、傘下ブランド「ギャップ(GAP)」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「ジェニー&ジャック(JANIE&JACK)」の商品カテゴリーを拡大する。検討されているのは、寝具、テキスタイルや家具などのインテリアに加え、ベビーカーやハイチェアをはじめとするベビー用品など。ライセンス商品の発売時期は未定だが、“カテゴリーを超えた商品の拡張”を実現する戦略で、より多くの消費者を引き付けるとともに卸を含む新たな流通チャネルの開拓を目指す。

 同社の2020年1月期決算は、売上高が前期比1.1%減の163億8000万ドル(約1兆7560億円)、営業利益が同57.8%減の5億2800万ドル(約566億円)、純利益が同65%減の3億5100万ドル(約376億円)。特に創業ブランドの「ギャップ」においては長年にわたりマーケットシェアを失い、店舗の閉鎖を続けている。一方、カジュアルファッションとアクセサリーに依存しすぎないように商品ラインアップを見直すことにより、現状を打開できる可能性もある。ロイ・ハント(Roy Hunt)=ギャップ フランチャイズ&戦略的パートナーシップ責任者は、「各ブランドの強みを生かした負荷の軽い方法で、『ギャップ』『バナナ・リパブリック』『ジェニー&ジャック』の新たな市場セグメントと補完的な流通チャネルを探求することを楽しみにしている。IMGとのパートナーシップは、世界中の顧客にとって新しい方法で私たちのファッション&ライフスタイルブランドに活気を与えるユニークな機会をもたらしてくれる」と話す。なお、同社の「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アスレタ(ATHLETA)」「インターミックス(INTERMIX)「ヒル シティー(HILL CITY)」は契約には含まれない。

 一方、ブルーノ・マリオーネ(Bruno Maglione)IMGライセンス担当プレジデントは、「ギャップの創業以来、流通チャネルと消費者の購買習慣は大きく変わってきたが、ここ数年はかつてないほどの変化を遂げた。世界有数のファッション小売企業であるギャップは、このオムニチャネルのチャンスと、あらゆる消費者を複数のアングルとフォーマットを駆使して引き付けるブランド力を持っていると認識している。私たちは、これらのブランドと日常生活のつながりを示すと同時に、消費者のブランドへの愛着心を際立たせることができると確信している。この大胆で新しい戦略的なアクションにおいて、同社と提携できることを誇らしく思う」とコメントしている。

 なお、ギャップがブランド間のライセンス契約を結ぶのはこれが初めて。デザインを社内で行うか、IMGの管轄下で進めるかについては明らかにしなかった。IMGはライセンス商品の製造を担うサプライチェーン・パートナーとの関係を管理することになる。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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営業再開も縮小営業が続く美容室にこれから必要なことは?

 新型コロナウイルスは美容室にも甚大な影響を与えている。状況が大きく変化したのは、3月25日に東京都が週末の外出自粛要請が出してからだ。都内ではその週末は営業を自粛する美容室もあった。それまでは、「前年と比べても売り上げは大きく変わらない」と答えていた美容室も、この外出自粛要請が出されて以降はかなり客数が減少したという。4月7日に7都府県を対象に緊急事態宣言が出されて以降、休業要請は出なかったものの、都内を中心に自主休業を決断した美容室も多い。(この記事は「WWDビューティ」2020年5月7日号からの抜粋です)

 その後、東京都は4月28日の夜に急きょ、4月30日から5月6日まで自主休業をした美容室や理容室には1店舗15万円、2店舗以上だと30万円の給付金を支給することを発表。それまで自主休業していた美容室の多くが、この期間に営業を再開することを決めていたこともあり、今さら感があったのは否めないが、一方で「小規模な美容室だと、営業するよりは休業して、今回の給付金と雇用調整助成金を支給してもらった方が金額面ではいい。大きな規模の美容室だと今回の給付金だと全然まかないきれないが、少人数サロンだと活用できるので、自主休業を決めた」という店もあった。

 こうした状況下で営業している都内の店舗では、「お客さまは通常の半分ほど。営業してもそこまで売り上げにならない。ただ営業することで、自粛で家に閉じこもっていたスタッフの気分も変わる」「予約制限していてほぼマンツーマンでやっているので、できる人数は限られているが、お客さまからは髪をきれいにすることで気持ちもすっきりするという声をいただく」「しっかりと顧客を獲得できていたスタイリストはお客が戻ってきているが、顧客の少ない若手は苦戦している」「こうした状況がいつまでも続くか分からない。だからこそ少しずつでもどうすれば安全に営業をできるか模索していく必要がある」などの意見が聞かれた。新型コロナの影響はまだ続くと思われ、すぐに通常営業には戻れない中で、いかにサロンを継続させていけるか。雇用調整助成金や持続化給付金、融資などをしっかりと生かしつつ、経営者は支援情報を把握していくことが必要だ。美容室の新型コロナ対策については、東京都美容生活衛生同業組合の特設ページなど確認できる。

 また原宿、表参道、銀座といった都心の一等地に店を構える美容室では家賃が大きな負担となっている。現状、多く集客して営業することが難しく、人数を制限せざるを得ない。現在家賃の補助についても検討されているが、これまで通りの家賃ではやっていけないサロンも出てくる。また、都心のサロンにわざわざ行くよりは地元のサロンを選ぶ人も増えるかもしれない。これまでこうした一等地で店を持つことがブランディングにつながっていたが、この現状だとデメリットもかなり大きく、今後はブランドサロンの郊外への出店も増えていくのではないか。

サロン独自の取り組みで
ファンを増やす

 そうした中で新たな道を模索するサロンも出てきている。「IJK 表参道」や「ゴールド(GOALD)」などはクラウドファンディングを開始した。2店とも初日に目標額を達成するなど、多くの支援を集めている。これは両店ともしっかりとファンを獲得してきたからこその結果だ。また人気バーバー「ミスターブラザーズ・カットクラブ(MR.BROTHERS CUT CLUB)」は、“テレカット”サービスを4月28日から開始した。これはオンライン会議ツールのZoomを使って、スタイリストがヘアカットを無料で直接レクチャーするというもの。美容室に行くのに不安がある人とつながる仕組みをつくっている。インスタグラムなどでも最近は美容師が顧客向けにおうちでヘアを楽しむためのアレンジやセルフカット、セルフカラーなどをレクチャーする投稿も増えている。直接、顧客と会えない中でもいかにSNSなどを通じてコミュニケーションを取っていくか、それがファンを増やしていくことにつながる。

 またサロンワーク以外での収益化も考えなければいけない。そういった意味ではサロンのECが一番だ。現在、ミルボンは理美容室専売品メーカーのミルボンは、新型コロナウイルスの影響により休業や時短営業を行っているサロンの顧客に向けて、「オージュア」「ミルボン」のリピート購入に限って自宅への配送を開始するなど、新たな取り組みを行っている。対面販売が難しい場面は今後も出てくるかもしれない。今回の件をきっかけにメーカーはサロンECでの販売も認めるようになっていくかもしれない。

 今後は、“美容室に行くこと”が以前よりより特別なことになってくるだろう。そうしたときに選ばれる美容室、美容師になることが重要だ。それはヘアスタイルだけを求めていくだけではなく、せっかくならあの人に会いたい、手掛けてもらいたいという気持ちの中で、選ばれること。そのためには何が必要か。内田聡一郎「レコ(LECO)」代表は、「大事なことは髪を切るというテクニカル的なことよりも、人をデザインするというコンサルティング的な側面が強くなる気がする」、またその姉妹店「クク(QUQU)」の浦さやか代表も「今以上にお客さまにとって特別な存在になっていかなければ選ばれなくなる。個人技(技術も想像力も)が必要」と語る。難しい時代だからこそ、美容室経営者はスタッフと顧客のために何ができるかを考え、しっかりと取り組んでいくことが必要だ。


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名古屋駅前の「イセタンハウス」が8月末に閉店

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、名古屋駅前のサテライトショップ「イセタンハウス」の営業を8月31日で終了する。同店は三菱地所の複合ビル「大名古屋ビルヂング」の核テナントとして2016年4月に開店。地下1階〜地上2階の売り場面積2970平方メートルにウィメンズ、メンズの先端的なファッションをそろえていたが、販売は軌道に乗らず、新型コロナウイルスの感染拡大の前から撤退が取り沙汰されていた。

 イセタンハウスは、東京・六本木の「イセタンサローネ」、丸の内の「イセタンサローネ メンズ」とともに伊勢丹新宿本店の高感度なファッションを凝縮したサテライトショップとした開発された。三越伊勢丹HDは名古屋最大の商業地である栄エリアに名古屋三越を展開するものの、近年発展が目覚ましい名駅エリアには店舗がなく、イセタンハウスは新しい拠点の役割を担っていた。名駅エリアではジェイアール名古屋タカシマヤによる「タカシマヤ ゲートタワーモール」が17年4月に開業するなど、競争が激化していた。

 三越伊勢丹HDは11日に行われた20年3月期の決算会見で、新型コロナによる減収に伴い、一層の構造改革を進めると表明していた。

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丸山敬太×軍地彩弓対談 服を売らないファッションビジネスを考える(前編)

 丸山敬太「ケイタ マルヤマ(KEITA MARUYAMA)」デザイナーは、ココネが運営する着せ替えアプリ「ポケコロ」とコラボレーションし、キャラクターの着せ替えアイテムをデザイン・監修した。現在「ポケコロ」は累計1500万ダウンロード、1日あたりのアクティブユーザーは約20万人を超える。ユーザーは9割以上が女性で10代から60代まで幅広く、中でも10代が多くを占める。「服を作って売るだけがデザイナーではない」と語る丸山デザイナーと、今回のプロジェクトに丸山敬太を招へいした軍地彩弓gumi-gumiCEO 兼「ヌメロ トウキョウ」エディトリアル・アドバイザーの2人が、これからの“服を売らないファッションビジネス”について語った。今回はその前編。

WWD:5月16日にスタートする「ポケコロ」とのコラボレーションは、どういった経緯で実現したのか?

軍地彩弓gumi-gumiCEO兼「ヌメロ トウキョウ」エディトリアル・アドバイザー(以下、軍地):「ポケコロ」の担当者からファッションの観点で相談させてほしいと連絡があった。私自身がまだ「ポケコロ」を知らない状態から話を聞いたときに、「ポケコロ」を見て素直にかわいいなと思ったのが一つ。あとは、アクティブユーザーが1日約20万人もいること。ファッションビジネスのチャンスを同時に考えた。

WWD:「ポケコロ」の担当者からは、デジタルで洋服アイテムを作って売っている数では、日本において「ポケコロ」が一番多いかもしれないけれど、社内でファッション業界での経験を持つ人が全然いないのはどうなのかという疑問があったと聞いた。ファッションの経験、文化、センスを持つ人と話をすることが必要だと感じで軍地さんにお願いしたと。

軍地:「ポケコロ」にはコロニーという星があって、その中に一つ一つの部屋がある。そしてその中に“コロニアン”という自分のキャラクターがいる。自分(またはキャラクター)の着替えのほか、表側のコロニー、中のインテリアそれぞれ模様替えが可能で、家、ソファ、ベッドなどを含め、どんな部屋にしたいかを選ぶことができる。そうなるとライフスタイル丸ごとを表現できる人でないとまず無理だと思った。今、トータルの世界観でファンタジーを作れる人は、敬太さんしかいないと思い相談した。

丸山敬太デザイナー(以下、丸山):ここ数年ずっと思っていたのが、“服を作って売ることだけがファッションじゃない”ということ。僕がファションに興味を持ち始めたきっかけって、蔦谷喜一のぬりえブック「きいちのぬりえ」とか、紙でできた着せ替え人形。幼い頃に原風景の中で2次元のものに触れてきた。この話をいただく2、3年前にもゲームのコンテンツ「うたの☆プリンスさまっ(うたプリ)」のアイドルたちに洋服を作ることを実際にやっていて、それがものすごく面白かった。

キャラクターデザインを担当する方がファッションをデザインするのではなく、キャラクターをデザインした人とは別に、ファッションデザイナーが関わって服をデザインするのは、新しいことのような感じもするけど、逆に至極当たりまえのような気がして。この話をもらったときに「わあ、楽しそう」と思って引き受けた。

ブランドのバリューは毀損するのか、しないのか

軍地:本来、デザイナーとしてリスクもあることだと思う。最初に敬太さんに話を持っていったときも「お願いしていいのかな」という思いもあった。ブランドの毀損が一番怖いから、本来だったら「ムリだよ」と言われてもしょうがないと思っていたけれど、敬太さんはすんなり受けてくれた。ちゃんと考えられていると思うけれど。

丸山:基本は楽しそうかどうか。ただ、2次元なら何でもよいわけではなく、ブランドの世界観にマッチするかどうかを客観的に考えての決断。そして先のお客さま(エンドユーザー)のことを最初にきちんと聞いて、そこでやれそうだなと思わないと仕事は受けないようにしている。

軍地:どのブランドでも当てはめてできるわけではないし、ブランドの毀損になると言ってくるところもあると思う。でも私は今回のことでよっぽどのことじゃない限り、ブランドは毀損しないんだなと思った。

丸山:そう。むしろアコギなことをするとかだますとか(笑)、そういうことをしない限り、ブランドは毀損しないんだと思う。ただ、これをテキトーにやって、大して自分でもかわいいと思っていないのに「どうぞどうぞ」ってやっていったらブランドは毀損するけど。

軍地:敬太さんはすごくそこにこだわっているから、デザイナーはその努力をずっとしていくしかない。結局はデザイナーの責任になってくる。

丸山:そういうこと。

軍地:それはとても大変な作業だから、途中で「大変なことを頼んじゃったな」と思って……。私的には敬太さんが最初に「こうじゃない、こういう髪型じゃない」と一つ一つ言ってもらったのが目からウロコで、あとあと形になって見てみると、「なるほど、これでOK出しちゃいけなかったなんだな」と。

WWD:丸山さんは、取り組んでみて具体的にどういったことに面白さを感じたのか。

丸山:今回は過去のアーカイブのコレクションを再現してみて、やれることがとても自由で、その楽しさを感じた。「ポケコロ」をやっている人たちは、何が楽しいのかがリアルに分かってくる。実際、ドレスを自分のライフスタイルの中で着るシーンがなかったりする人の方が多い。僕もそういうファンタジーを作りたくてデザイナーをやっているから、デジタルの中で自分のキャラクターにいくらでも好きな服を着せることができる楽しさを実感した。

軍地:好きな服を選んで隣に挨拶にいってコミュニケーションをとったり、何度も着替えたりすることができる。

丸山:そう。コミュニケーションがすごくできるツール。ファッションはコミュニケーションの一つだと昔から思っていて、着ているものを通して会話のきっかけになったり話が膨らんだりすることがファッションの楽しさ。そういうことが逆にこのデジタルの世界の中では活発に行われていて、あらためてこういうところにファッションの本質みたいなところがつながっているんだなと思えた。それと同時に、これから可能性がある場所だなと思った。

軍地:デジタルの世界にもファンタジーがある。私がファッション誌の「グラマラス」「ヴィヴィ」「ヴォーグ ガール」を作っていたとき、ページを開いたときの、女の子の気分がふわっと上がるようなファンタジーをすごく考えながらハウツーにまで落とし込んで作っていた。今の女の子たちでいうと、それと同じような体験は何だろう?と。もちろんインスタグラムもピンタレストもあるんだけど、何かストーリーを伝えたり、ファンタジーの世界観を伝えたりすることにここ数年ずっと分断を感じ、自分なりに疑問があった。

WWD:実際に「ポケコロ」のユーザーに会ってどう感じたのか?

軍地:インタビューした際、ファッションと接点を持つこと、服を着替えることに対して女の子たちの目がキラキラしていたのが印象的だった。その情熱は私が「ヴィヴィ」を作っていた頃、女の子が熱狂していた時代と全然変わらない。リアルでは「ポケコロ」に着せるような格好はできないけど、自分のクローゼットを持っているようだと言って、中には課金で10万円くらい使う人もいる。「10万円あったら、まあまあいいバッグが買えるのでは?ずっと使えるし」と聞くと「違うんです。バッグ1つ買うとまずその分スペースが必要になるし、買った瞬間に安くなるからリスクにもなる。だけどデジタルの中では逆に価値が上がることもあるし、価値が落ちないんです」と言ったりしていて、モノの価値観の変化をまざまざと感じた。

モノの価値観がガラガラと音を立てるように変わっていく

WWD:とくに若い世代におけるモノの価値観が変わってきている。

軍地:たとえスマホが壊れても継続できるものであって、価値が毀損されず、逆に財産になる。そうなるとモノの価値観がガラガラと音を立てるように変わっていく。私たちはリアルでフィジカルなモノを売り買いすることにずっと注力してきた。デジタルの中にあるモノの価値を下に見ていたのかもしれない。実際に「ポケコロ」の画面を見たら分かるけれど、すごい再現力。そうなるとリアルとのクオリティーが近寄ってきて、2次元の世界と私たちのフィジカルの世界のどちらで提供しても、モノの価値ってそんなに変わらないんじゃないかと思う。

たとえば実際に「ケイタ マルヤマ」の50万円のドレスが買えなくても、「ポケコロ」の課金でクローゼットに置ける感覚、実際のドレスと同じように買った感覚を手に入れることができる。感情的な上がり感、エネルギーの総量的にはそんなに変わらない。

丸山:スマホやiPadといったデジタルのいろんなものが出現してからだいぶ経つけれど、今までリアルとデジタルは別のものという考え方があった。だけど、すでに変わってきていて、どちらを選ぶかというだけの話で、デジタルの中にしかいない住人がリアルの方に目を向けたり、その逆もある。今はその過渡期。交じり合ういい時期に来ていると思う。

僕がこういう仕事をさせてもらえたのは、ちょうどそのタイミング。「ポケコロ」で「ケイタ マルヤマ」を知った人が実際の商品を見てすごく素敵、欲しいと思ってくれる人もいるかもしれないし、その逆でずっと「ケイタ マルヤマ」を好きでいてくれた人が、デジタルの世界に入っていったときに、もっと気軽に体験できる喜びに目覚めていく。

軍地:自分のアイテムが増えていけば増えていくほどクローゼットの中身が増えていき、その中で服やバッグなどの組み合わせを考えるのは、毎日女の子がやっていることと同価値で普遍的なこと。実際にはその格好(ドレス)で会社には行けないけれど、かわいいものを着たい、組み合わせたいという着せ替え欲求は女の子の根源にあるのでは。

丸山:デジタルの世界では、現実にないようなアイテムを楽しめたりもすれば、「ケイタ マルヤマ」のように現実にあるものを楽しむこともできるし、どこにでも行けたりする。イマジネーションの中でいろんなことができるのは、ほんとにクリエイティブな遊びだなと思う。取り組んでみて楽しかったし、変な言い方かもしれないけれど「ケイタ マルヤマ」の世界観ってそういうものにハマりやすいファンタジーとかモチーフがある。僕自身、そういう物語を組み立ててモノを作っているから、何の違和感もなくやれた感じがする。

軍地:敬太さんの顧客は年齢層が上がってきているから、敬太さんにとってもチャンスだなと思うのは、10代の女の子が「ケイタ マルヤマ」をデジタル上で知ることで、ブランドを知るきっかけになる。「ポケコロ」は親子で楽しんでいる人も多いから、アイテムを贈り合ったりもする。実際にその若い世代の女の子たちもかわいいと思えるものを、世代を超えて表現できる人は敬太さんしかいないと思った。

丸山:モノを作っている人たちって楽しめると思うから、「ポケコロ」の部屋の家具デザインを家具デザイナーが担当したり、建物のデザインを建築デザイナーが手掛けたりとか。どんどん膨らんでいったら面白いなって思う。ヘアメイクアーティストなんて絶対入ってきていいと思う。僕なんかからすると、デジタルの中に本物のファッションが入っていくことは素敵なことだと思うから、いろんなデザイナーがいろいろやればいいのにと思う。

クリエイトする力のある人が生き残れる時代にしなければいけない

軍地:加茂(克也/ヘアメイクアップアーティスト)さんが生きていたらと思う。クリエイトする力のある人が生き残れる時代にしなければいけない。加茂さんみたいなゼロからすごいものを生み出せる人たち。右から左ではなく、ゼロからモノを作るというのは全然違うもの。クリエイターが生き残る道の2020年版を作っていかないといけない。私はクリエイティブを失ったら人間ではないと思っていて、そのクリエイティブやファッションを新型コロナウイルスで諦めるとかとかではなく、ファンタジーを継続させて、それをちゃんと商業活動に持っていけるように、われわれのような周りにいる人たちもサポートしていくべき。

WWD:新型コロナウイルスがここまで感染拡大する以前からこのプロジェクトは進んでいたというが、くしくもリアルで服を売れない状況になり、ファッションデザイナーのビジネスモデルの在り方を考えるきっかけにもなっている。

軍地:「ファッションデザイナーは何を売っているのか」ということに帰結していくと思う。敬太さんを見ると「ケイタ マルヤマ」の世界感にお客さまがついていている。世界感を強く持っていると、さまざまなビジネスに生かすことができる。洋服を売ることだけが出口になってしまうと、今後ビジネスモデルとして服を売るパイが小さくなっていったときに先細りしてしまう。

物理的にモノを買うことだけがファッションを手に入れる手段ではなくて、たとえばゲームの世界でファッションに触れる、そこにタダでなくて対価を払うということが普通になるといい。デジタルの世界は0円が多かったが、デジタルで素敵なファッションを手に入れることにも、これからは対価が払われる時代。5G時代になってリアルとデジタルが溶け合っていくときに、物理的に洋服を買わなくても、ファッションをデジタルのAIやARの中で着られるということも今後起きていく。そういうときのステップとして、ゲームやアプリからスタートするのはよいと思う。

丸山:実際に服を作らないデザイナーが出てくるかもしれない。

軍地:ファッション専門学校では、アニメのデザインだけをするとか、ゲーム衣裳のデザイナーを志望する学生も増えてきている。布を縫わないデザイナーは20代だと当たりまえのように出てきていて、それが交じり合っている時代だなと思う。

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「かつや」アークランド、冷凍食品会社を買収。コロナでも強い小売に参入。

かつや等を展開するアークランドサービスホールディングス株式会社(本社:東京都 千代田区、代表取締役 社長:臼井 健一郎)が、冷凍食品の製造及び販売を行うコスミックダイニング株式会社(本社:群馬県前橋市、代表取締役社長:青木 哲朗)を6月30日(予定)に100%買収する。取得価額については非公表。
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「Tモール」にアウトレット専用プラットフォームが誕生 新型コロナで落ち込むファッション業界の回生手段になるか

 アリババ(ALIBABA)が運営する中国大手EC「Tモール(天猫国際、T MALL)」はアウトレット業態に参入し、4月20日にアウトレット専用プラットフォーム「ラグジュアリー ソーホー(LUXURY SOHO)」を公開した。

 米ニューヨークのソーホー地区にちなんで名付けられた「ラグジュアリー ソーホー」にいち早く出店を決めた「コーチ(COACH)」は、定価5600元(約8万4000円)のメンズのバックパックを1680元(約2万5200円)で販売するなど、70%オフの商品も並ぶ。そのほかには、「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」「ヴェルサーチェ(VERSACE)」「ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)」「ジュゼッペ ザノッティ(GIUSEPPE ZANOTTI)」「エムシーエム(MCM)」「ラペルラ(LA PERLA)」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「ディーゼル(DIESEL)」「ワイスリー(Y-3)」「アグ(UGG)」「キアラ・フェラーニ(CHIARA FERRAGNI)」などが出店する。

 「ラグジュアリー ソーホー」は、ブランドのデジタル・トランスフォーメーションの促進剤となることを目指している。また、新型コロナウイルスの影響で落ち込むファッション業界に新たな収入源をもたらすことができるかについても注目だ。「Tモール」によると「ラグジュアリー ソーホー」は、ファッション感度が高く価格にもシビアないわゆるミレニアルズやZ世代の若年層をターゲットとしているという。このため、動画やライブストリーミングなどのコンテンツも提供する。

 「Tモール」は2017年から完全招待制のラグジュアリー・プラットフォームの「ラグジュアリー パビリオン(LUXURY PAVILION)」を運営しており、「カルティエ(CARTIER)」や「プラダ(PRADA)」などが出店している。アリババのバイス・プレジデント兼「Tモール」アパレルファッションビジネス部門のジェネラルマネジャーを務めるウェイション・フー(Weixiong Hu)は、「将来的には、シーズンごとの新商品を取り扱う旗艦店を『ラグジュアリー パビリオン』に出店し、公式アウトレット店を『ラグジュアリー ソーホー』に出店するという使い方をしてもらいたい」と説明する。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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余った食材販売が20日で70万円! でも、仕掛け人・ナチュラ河合氏が説く「飲食店マルシェ」の怖さとは?

 コロナ騒動の中、店舗で仕入れた食材のロスを防止するため、野菜、果物、総菜などを店頭(店内)で販売する飲食店も増え始めている。その先駆けが、川崎市・武蔵小杉で展開している株式会社ナチュラ(代表取締役社長・河合倫伸氏)である。4月10日から複合業態「ナチュラマーケット」のうち「TINY TEA & BAR」を余った食材を販売する「飲食店マルシェ」として営業。地元のタウン誌でも取り上げられるほど話題となっている。業界でも一つのトレンドになってきたが、河合氏は危機感を募らせている。河合氏の飲食店マルシェのへ想いや、工夫したところ、そして始める上での注意点を語ってくれた。
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「かつや」アークランド、タイ料理「マンゴツリー」を買収。コロナM&A始まる。

とんかつ「かつや」などを展開するアークランドサービスホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:臼井 健一郎)が、タイ料理の「マンゴツリー」を展開する株式会社ミールワークス(本社:東京都目黒区、代表:小島 由夫)の発行済株式総数の70%を4月30日に取得した。
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「トム ブラウン」と「サムスン」のコラボスマートフォン“ギャラクシー Z フリップ”発売

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」は、2月のニューヨーク・ファッション・ウイーク中に発表した「サムスン(SAMSUNG)」の最新スマートフォン“ギャラクシー Z フリップ(Galaxy Z Flip)”とのコラボレーションモデルを5月15日に発売する。なお13日から先行予約を受け付ける。

 今回登場するコラボモデルは折り畳み式スマートフォン“ギャラクシー Z フリップ”を、「トム ブラウン」を象徴するグレーのスーツをイメージしたデザインに仕上げた。ロック画面中に表示されるベネチアンブラインドの壁紙やタイプライターのようなキータッチ音、手縫いのステッチのようなデザインで表示されるアプリのアイコン、大理石の床を歩く靴音のような動作音など、ソフトウエアの細部にもブランドの美学を落とし込んだ。

 “ギャラクシー Z フリップ”のほかにもブランドカラーで統一した完全ワイヤレスイヤフォン、スマートウオッチ、ネームタグが施されたフォンケースなどをセットにしている。価格は27万円。

 新型コロナウイルス感染拡大で緊急自体宣言の発令により休業を余儀なくされている店舗もあることから、当面は、トム ブラウン青山店のみで販売する。緊急事態宣言解除後は、「トム ブラウン」阪急メンズ東京店、伊勢丹新宿本店メンズ館などでも取り扱う予定だ。

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木村拓哉がメンズコスメ「バルクオム」の新CMに出演 朝と夜の“ルーティーン”を披露

 メンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」は、俳優の木村拓哉を起用した新テレビCMの関東地区での放送を開始した。今回放送するのは「朝のルーティーン」編と「夜のルーティーン」編の2種。また「バルクオム」のブランドサイトでは、メーキング映像を公開している。

 「バルクオム」のブランドコンセプトは“THE BASIC”。メンズスキンケアの“ベーシック”であり続けることを掲げている。今回、「“ベーシック”とは“基準”であり、“基準”とは“研ぎ澄まされた価値”だとするならば、木村さんこそが、『バルクオム』ブランドの体現者そのもの」と起用の理由についてコメントする。「バルクオム」はこれまでも俳優の窪塚洋介やサッカー選手のエムバペをアンバサダーに起用するなど、積極的に話題の人を起用してきた。

 また加えて、コロナ禍の中で営業をしている全国の美容室を応援するため、「BACK UP BEAUTY SALON BY BULK HOMME」キャンペーンを実施する。同キャンペーンは、“#BBB”をつけてツイッターに投稿することで、手を保湿しケアする「バルクオム ザ ハンドジェリー」をプレゼントするというもの。応募期間は5月18~24日で、美容室だけではなく、美容室を応援したい一般ユーザーの投稿も可能だ。製品は 1店舗につき1箱(10個)を提供する(最大100店舗まで)。

 「バルクオム」は巣ごもりによる需要拡大で売り上げが伸びている。3月のEC販売は対前月比が約30%増、4月も同約50%増と2カ月連続で売り上げ増を記録。リアル店舗での小売りなどを含めた全体の売り上げも、3月が同約30%増、4月は同約40%増となり、全体でも2カ月連続で売り上げ増となっている。

「朝のルーティーン」編

「夜のルーティーン」編

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