レインボーカラーで彩られる「プライド パレード」 20年はBLM運動と融合

 毎年6月の「プライド月間」では、LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー等の性的少数者)コミュニティーの権利啓発が行われる。月間中のイベントのひとつである「プライド パレード(Pride Parade)」は、多様性を象徴するレインボーカラーで彩られたパレードとフェスティバルで、世界各地で人が集まってLGBTQ文化をたたえるものとなっている。

 20年の「プライド パレード」では、アメリカで黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)氏が白人の警察官に押さえつけられて死亡した事件でいっそう広がっている「Black Lives Matter(黒人の命は大切 以下、BLM)」の抗議運動の影響も各所に見られる。BLM運動の包括性にも目が向けられ、「All Black Lives Matter(全ての黒人の命は大切)」を掲げて黒人人権運動の中で見落とされやすいLGBTQの存在も含むよう訴えている。

 今年は新型コロナウイルス感染拡大を受けてオンラインでの開催に切り替えた団体も多い「プライド パレード」だが、ここではBLM運動と融合したカルフォルニアでのパレードの様子を紹介する。

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「ユークス」がAIを駆使したキャンペーン“SHARE THE LOVE”を開催 ユーザー同士が交流

 ユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP)が運営するECサイト「ユークス(YOOX)」は、20周年を記念してユーザーの交流を目的としたキャンペーン“SHARE THE LOVE”を6月19日から28日まで開催する。

 同キャンペーンは、サイト内で“ドリームボックス(お気に入り)”登録した商品や、スタイルの類似性、ユーザーの特性をAIで識別してユーザー同士を結びつけていくもの。識別後、10人ほどのユーザーとつながり、個々のSNSに関する情報を受けたり、「ユークス」のデジタル上のファッションコミュニティーへと招待されたりする。

 インスタグラム上では、「#SHARETHELOVE」キャンペーンと題して、今回特別に制作された3タイプのAR フィルターを活用し、指定ハッシュタグを貼り付けてストーリーズに投稿することで、世界中の脆弱な立場にある子どもを支援する国際協力NGO「ワールド・ビジョン(WORLD VISION)」へ1ユーロ(約120円)を寄付する。

 そのほか20周年を記念して、「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」とのカプセルコレクションをサイト内で販売している。ジェンダーレスをテーマに、シャツ(5万5400円)、プルオーバー(5万6600円)、スカート(5万5400円)、スリッパ(4万2500円)などをラインアップ。価格は全て消費税・関税込み。

 「ユークス」のプレジデントであるパオロ・マッシオ(Paolo Mascio)は「われわれは常にお客の視点で物事を捉えるようにしている。これまで築き上げてきた顧客との強い結びつきがなければ、今日の『ユークス』は存在しないと言っても過言ではない。“SHARE THE LOVE”キャンペーンではテクノロジーと遊び心を融合した。これまで『ユークス』が培ってきた20年、そして少なくともこれからの20年のキーワードになるのは間違いない」とコメントした。

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進化する幸せ産業(2)飲食業界編 連携し絆を深めるレストラン&バービジネス

 「新しい日常」が始まり、徐々に外食の機会も増えてきた。今までと違うのは風通しのいいテラス席が目立ち、席数を減らすなどソーシャル・ディスタンシングを保つ工夫がみられること。換気が悪そうな雑居ビルや地下の人気店を避けるなど、自分自身の意識もポストコロナで変わったようだ。日常生活に一番近い“幸せ産業”である外食事情は今、明らかに変化している。新たなる外食産業を表すキーワードは、顧客とのつながりを深め、広がるさまざまな“連携”なのではないかと感じている。

ピクトグラムを無償で提供し、業界全体の回復を目指したヒラマツ

 自粛要請が解除されつつある5月下旬に「HIRAMATSUスタンダード」なる独自の基準を掲げたのがヒラマツグループだ。「ポール・ボキューズ(PAUL BOCUSE)」などのミシュランスターレストランをはじめ、全国に33軒、パリに1軒のレストラン、賢島、熱海、沖縄、京都にオーベルジュ的なホテルを開業し、レストランウェディングを展開するなどして、業界をリードしてきた。「衛生管理」「ソーシャル・ディスタンシング」「換気」の観点から、ポストコロナに対応する環境やスタッフの態勢を徹底的に見直した基準だ。

 また、ソーシャル・ディスタンシングを保つ配席や消毒の徹底など、店としての対応を示すアイコン=ピクトグラムをほかの飲食店にも提供。飲食・サービス業の9つの安全対策の指針を示したポスターや、個々のピクトグラムを無料でダウンロードできるようにし、6月初旬には英語版も公開した。コロナ対策を明確に示すことで、業界全体が活性化することを目指している。

屋上開放、ドライブスルー導入など、連携することで促進

 昨年11月22日にグランドオープンした渋谷パルコ(PARCO)では10階屋上のROOFTOP PARKをイートインスペースとして開放した。全29店舗がテイクアウトメニューを用意し、寿司、タイ料理、ドイツ料理、串カツなどバラエティーに富んだラインアップで、顧客の好みに対応する。例えば「居酒屋 真さか」は、唐揚げや餃子も大豆ミートで作ったビーガン向け中華弁当を販売。「米とサーカス」では滋養のあるジビエ料理や昆虫食など、話題性のあるメニューも。今まで店内でしか食べられなかった讃岐うどんの名店「おにやんま」のカレーうどんなど限定メニューも多く、選択肢が広がった。館内で一定以上の買い物をすると飲食店の割引クーポンを配布するなど、施設全体の集客にも貢献している。

 横浜中華街ではドライブスルーを導入。事前予約することで、一定の時間帯に、観光バス用の駐車エリアを一般車両に開放し、各飲食店がそこまで届けるという仕組みだ。300店舗の情報をまとめたサイトに情報を順次アップし、現在は30軒以上の飲食店がドライブスルーに対応している。

 また「恵比寿新聞」と飲食店が企画し、こども弁当を300円で販売するプロジェクトもユニークだ。支援したい飲食店に一口3000円の寄付をすることで、間接的に休校中の子どもたちや子育て世帯をサポートできる仕組みを実現させた。当初10店舗だった参加店舗はエリアも拡大し、現在は「シブヤこどもごはんプロジェクト」として26店舗が賛同している。いずれも個の力だけではなく、連携することで施設や地域を活性化させた例といえるだろう。

居酒屋や中華 意外性のある業態で絆を深め、新たなファンも獲得

 中には業態をがらりと変え、結果、新たなファン層を得た飲食店もある。肉料理が評判のイタリアンバル「あつあつ リ・カーリカ」は6月末までランチ限定でカレー店として営業。メニューがないおまかせのみの渋谷の隠れ家イタリアンとして知られる「Konel」は「中華屋Konel軒」として期間限定のイベント営業で、常連客を楽しませた。現在は16時から18時まで早めの限定コースなどのニーズにも対応している。

 最高峰のハイボールを提供するバー「銀座 ロックフィッシュ」の店主、間口一就はレシピ本の著書も出し、メディアでの露出も多い。2月末ごろからハイボール列車などイベントも次々にキャンセル。テイクアウトメニューを強化し、フードメニューの片面が390円均一の居酒屋営業に切り替えるなど、瞬時に対応した。クラウドファンディングを立ち上げ、空間除菌脱臭機ジアイ―ノを設置、今まで通りに交流できるようアクリル板でカウンターを完全に仕切るなど、営業再開に先駆け、設備投資した。ランチ営業により、近隣のオフィスワーカーが立ち寄る機会を増やした。「試練に負けず進化し続けたい。『美味しいは経済をまわす』が信条です」と間口氏は語る。

 6月19日にオープンした「春水堂(チュンスイタン)渋谷マークシティ店」では鉄観音スパークリング、タピオカカルーアミルクティーなど台湾本場の茶葉の旨味を生かしたカクテルを開発。ティーカクテル1種とおまかせ前菜3種をほろよい茶酒セットとして、16時以降、1000円で提供する。タピオカミルクティー発祥の店だけに、女子高生など若年層が圧倒的だったが、オフィスビルが次々にできた今、渋谷は成熟した街となった。「オフィス内でランチをとる方が多いのか、テイクアウトの一括注文も増えています」と広報の工藤芽衣氏は語る。駅構内にあり、帰宅時の立ち寄りスポットとしての需要に応える。

 すでに定着しているファンの心をとらえつつ、意外性のある新形態、新メニューで新たな顧客とのタッチポイントを増やす。そんな取り組みに挑んだ飲食業がこれからさらに進化していく。そう、1ファンとして信じたい。

間庭典子(まにわ・のりこ)/フリーライター:婦人画報社(現ハースト婦人画報社)を退社後、ニューヨークへ渡る。現在は東京を拠点に各メディアに旅、グルメ、インテリア、ウエルネスなど幅広いテーマで執筆。著書に「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」「走れば人生見えてくる」(共に講談社)など

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秋のパリコレ開催が決定 物理的なショーとデジタルの両軸で

 フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は6月24日、2021年春夏パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)の開催を発表した。会期は9月28日から10月6日までの9日間。「実施については公的機関の勧告に従う」とし、物理的なショーに加えて、専用のオンラインプラットフォームも活用する。

 サンディカは新型コロナウイルスの影響を受けて、夏に予定されていたメンズとオートクチュールのファッション・ウイークを中止。代替案として、7月6〜8日にオートクチュールの、9〜13日にメンズのオンラインショーケースを行う予定だ。

 しかし、「シャネル(CHANEL)」や「ディオール(DIOR)」をはじめラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドを率いる経営陣やデザイナーからは物理的なファッション・ウイークの再開を望む声が多く、それが実現することになる。一方、「サンローラン(SAINT LAURENT)」は少なくとも今年のパリコレには参加せず、ランウエイショーも行わないとしている。

 他都市については、ニューヨークは「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」が、ミラノは「グッチ(GUCCI)」がファッション・ウイークへの不参加を表明。「バーバリー(BURBERRY)」は屋外での無観客ショーの開催を決め、「フェンディ(FENDI)」は9月22日にローマ本社で観客を招くとともにデジタルの要素も絡めたショーを計画している。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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「無印良品」がプラスチックごみ削減を目指して無料の給水サービス開始 給水ボトルも発売

 良品計画は7月1日から、プラスチックごみを削減する取り組みの一環として「無印良品」の店内に給水機を設置し、無料の給水サービスをスタートさせる。併せて、給水ボトル(190円、税込)も発売する。今回の取り組みを通して、環境と健康を考えるきっかけづくりを目指す。

 給水機は「無印良品」銀座店をはじめとする113店舗に設置し、2020年度内には国内約400店舗まで拡大する予定だ。飲料水には水道水を使用。「無印良品」の商品以外でも、マイボトルを持参することで利用できる。

 さらに、給水機を設置している無印良品店舗の位置情報などがわかるアプリも開発した。7月1日から公式ECサイトの特設ページでダウンロードが可能。給水ボトルを持ち歩くことで削減できるペットボトルの廃棄量およびCO2排出量などが表示されるほか、公共施設など都内約700カ所以上の給水スポットの表示にも対応していく予定だ。

 今回発売する給水ボトルは、持ち運びに便利な330mLで繰り返し利用できるデザインにこだわった。また、同アイテムの店頭回収サービスも実施する。回収したボトルはポリエステル原料にリサイクルすることでプラスチックゴミを削減し、石油由来原料の有効活用につなげる。そのほか、給水サービス利用時に使えるアイテムとして、保温性と保冷性に優れた“ステンレス保温保冷マグ”もそろえる。これまでの350mL(1290円、同)と500mL(1490円、同)に加えて、200mLサイズ(990円、同)も加わった。

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「タグ・ホイヤー」と藤原ヒロシの「フラグメント」コラボ第2弾が発売

 「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」と2018年以来となる2度目のコラボレーションを発表した。“タグ・ホイヤー × フラグメント デザイン キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ”名付けた腕時計を7月下旬に500本限定で発売する。特製ボックス入りで、価格は66万円。

 第2弾となる今回は、1960年代と70年代の「タグ・ホイヤー」のモーターレーシングに使用されていたCケースモデルを再解釈した。時計の構造を最低限まで細かく削り、ベゼルの象徴的なタキメータースケールを強調し、過剰な装飾を排除。ブラックオパーリンダイヤルには、3時と9時位置にブラックエンボスサブカウンターを、6時位置にシンプルな日付けウインドウを備えた。シックなダイヤルに、ポップな印象を与えるレッドインデックスとレッドラッカーを施した針が特徴的だ。

 ケースバックには、レッドサファイアクリスタルを採用しており、タグ・ホイヤー製ムーブメントの“ホイヤー 02”を眺められる仕様。「フラグメント デザイン」のサンダーマークも施すほか、1から500までのシリアルナンバーを刻印する。

 またブレスレットは、バタフライフォールディングバックルを備えたステンレススティール製5連ブレスレットを採用した。

 「タグ・ホイヤー」の公式オンラインブティックで先行発売する。

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1カ月半休業も営業再開後は順調 「アルバム」金内柊真のスター美容師への道 Vol.6

 ツイッターのフォロワー数14万超え、インスタグラムのフォロワー数11万超え、TikTokのフォロワー数9万超え、ユーチューブのチャンネル登録者数6万2000人超えの人気美容師・金内柊真。かつては芸能活動を行い、2018年8月にはアシスタントながら自身の著書「才能がなければその分努力すればいい」(KADOKAWA)を出版するなど、美容師の枠に収まらない存在として注目を集めている。昨年11月にスタイリストデビュー。今連載では、毎月の彼の売り上げの推移とともに、売り上げを伸ばすために何をやってきたか、また新人スタイリストならではの苦労などを紹介していく。今回は自主休業中の話や、5月28日からの営業再開後の話を中心に聞いた。

WWD:新型コロナの影響で「アルバム」は4月8日から5月27日まで全店で休業していた。これは美容室の中でもかなり長い休業だったが、どんなことをしていた?

金内柊真(以下、金内):サロンに関連したことだと、平日は毎日社内向けのオンライン講習があったので、それを受けていました。実際に家でウイッグを使ってカットの練習をしたりしていました。あと、個人的にSNSの発信を積極的に行っていて、中でもTikTokはすごく反響があり、期間中にフォロワーが2万ほど増えたんです。

WWD:今後はTikTokでも集客していこうと考えている?

金内:TikTokはインスタグラムにつなげるための入り口だと考えています。なので、TikTokでは美容師っていうよりかは、“金内柊真”にまず興味を持ってもらって、そこからヘアスタイルがメインのインスタグラムを見てもらい集客につなげていければと考えています。SNSもそれぞれの特性を考えて、投稿する内容は変えています。

WWD:自粛中は自分の髪はどうしていた?

金内:もう伸びっぱなしで、人生で初めて2カ月近く髪を切りませんでした。それで営業再開前日の5月27日に髪を切って、カラーをしました。でも自分で切ってあらためて感じたのは、「髪を切ることってやっぱり気分も上がる」ということです。実際に来店されたお客さまもけっこうばっさり切る人も多くて、その気持ちも分かります。

WWD:5月28日から営業を再開して集客はどう?

金内:やはり1カ月半以上休業していたので、僕の場合は予約がすぐに埋まってしまうくらいに順調です。衛生面にも気をつけて、席ごとにパーテーションを設けるなど、コロナ対策はしっかりとやっています。予約数も制限しているのですが、お店としてもすごく順調で、土日だけではなく、平日でも朝から夜までけっこう予約が埋まっています。最近は少し落ち着いてきましたが、再開後2週間ほどはすごかったです。

WWD:営業時間は短縮している?

金内:以前は23時まで営業していたのですが、今は21時までの営業に変更しています。

WWD:来店する人はリピートの人が多い?

金内:今回はリピーターの人を優先したいなと思って、「ホットペッパービューティー」での予約を開放する前に、一度でも僕を指名してくれたお客さまを対象にインスタグラムで事前に予約を受け付けました。それで半分くらい予約が埋まって、その後に「ホットペッパービューティー」の予約を開放したら残りの枠もすぐ埋まりました。

WWD:6月の売り上げ目標は?

金内:6月1~30日で現状だと200人ほど予約が入っているので、売り上げは180万円を目標にしています。コロナ前くらいまでは戻ってきています。

WWD:今回の新型コロナによって美容師の在り方は変わると思うか?

金内:美容師のやることは変わらないと思いますが、各美容室のスタンスは問われると思います。特にコロナ禍でスタッフに対してどういう対応を取ってきたかというのは、スタッフからはすごく見られているでしょうね。今後はそういったことがリクルートに影響してくると思います。

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フランス発ジュエラー「ブシュロン」のCEOがロックダウン中にしたこと

 フランス発ジュエラー「ブシュロ(BOUCHERON)」を率いるエレーヌ・プリ・デュケン(Helene Poulit・Duquesne) 最高経営責任者(CEO)は、新型コロナウイルス感染拡大によるロックダウン中にフランス・ノルマンディの自宅で同社の指揮を執っていた。彼女はコロナ感染拡大の予兆が出てすぐに、リモートワークができるよう全てのスタッフにPCを調達。また、ヨーロッパでロックダウンが始まる前にジュエリーの在庫を主要市場であるアジアに贈った。プリ・デュケンCEOは、「3カ月間会社運営ができなかったとしても、(アジアで)在庫切れにならないようにした」と話す。また、彼女が行ったのはデジタル施策の強化だ。高級ブランドを扱うECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」とタッグを組み販売をスタートさせた。日本では5月25日から、自宅にいてジュエリーのオーダーができる「ブシュロン リモート ショッピング サポート」を銀座店と心斎橋店で開始した。このサービスは、公式ウェブサイトにアクセスしメールやチャットでオーダーすることができるもの。クライアントサービスに電話すれば専任スタッフがショッピングをサポートし、希望する顧客には、スタッフが要望に合わせてビデオ電話で商品を提案するという内容だ。

 ロックダウン中も、プリ・デュケンCEOは、重役らとコロナ危機におけるマネジメントおよびコロナ終息後について頻繁にブレーンストーミングを行ったという。「『ブシュロン』は、女性が中心を担うジュエラーであることに気付いた。それを十分に発信できていない」とプリ・デュケンCEO。「ブシュロン」では同CEOをはじめクリエイティブ・ディレクターのクレール・ショワンヌ(Claire Choinne)も女性だ。「コロナ危機で、人と人のつながりというシンプルなことにフォーカスすることができた。スタッフや顧客は大丈夫かと思いやる気持ち、このように感情を大切にする面が『ブシュロン』のプラットフォームにはあると感じた」という。

 同CEOは、「ブシュロン」はとても誠実なブランドだと強調する。そんな彼女がロックダウンで感じたことは、VIP顧客との強い絆だ。「今までこれほど、VIP顧客とつながりを感じたことはない。ロックダウンが始まって10日間で、私をはじめ、担当営業はメールや『ワッツアップ(WhattsApp)』、『ウィーチャット(微信、WeChat)』などのSNSを通じてVIP顧客とコミュニケーションを取った。ビジネス目的ではなく、ロックダウン中どうしているか、家族は大丈夫かと思いやる気持ちからだ」。プリ・デュケンCEOからのメッセージを受け取って感動したという顧客も多い。「顧客から数日返答がないと気がかりでならなかった。私は、彼らとつながっていたいと心から思っていたから」。

 同CEOは、顧客とのこのようなコミュニケーションが絆をつくったと考える。コロナ感染拡大が収束すれば、安全確保を万全にして、パリ・ヴァンドーム本店でVIP顧客向けに小規模のランチやディナーイベントを開催する予定だ。ロックダウン中に、他者との気持ちのつながりの重要性を自ら感じ、それをチームに伝えて顧客との絆を深めたプリ・デュケンCEOのしなやかなリーダーシップに学べることは多いかもしれない。

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業界の光と陰を見た“元”インフルエンサー 華やかな舞台と決別しパリにショップを開いた理由

 ウィズコロナ時代の小売りはデジタル化が急速に進むと予想される中で、パリに新たなセレクトショップ「パラダイス・ガラージュ(PARADISE GARAGE)」がオープンした。インフルエンサーとして活躍したエステル・シェムニー(Estelle Chemouny)と、夫のエリー・シェムニー(Elie Chemouny)による店で、パリ1区のかつて「コレット(Colette)」が店を構えていた場所からほど近い位置にある。3月中旬オープン予定だったが、ロックダウン(都市封鎖)の影響により5月29日に延期となった。オープンから1週間後に店舗を訪れると、すでに地元パリジャンの客が店内で買い物を楽しんでいた。「ECサイトは立ち上げない」ときっぱりと言い切るエステルに、自身の経験から出店にいたるまでの経緯、コンセプトや実店舗にこだわる理由までを聞いた。

マウントを取り合う世界に「嫌気がさした」

——インフルエンサーとしての活動と店のオーナーに転身した理由は?

エステル・シェムニー(以下、エステル):17歳から9年間ロンドンで過ごし、ショップスタッフやバイヤー、フリーのパーソナルショッパーとして経験を積んだわ。特に深くは考えず自分のコーディネートを投稿していたら、ブランドからプロモートのために声が掛かるようになったのが6年ほど前からで、報酬を受け取るインフルエンサーという職業があることを初めて知ったの。一般人の私が無料で商品をギフトされ、さらにお金も稼げるなんて、こんなラッキーなことはあるのだろうかと次々と依頼を受けて、フォロワーもどんどん増えていった。ファッションショーに招待され、セレブリティーに挟まれてフロントローに座る機会も増えて、まるで注目されているような、価値のある人間になったという優越感があったの。でも時間が経つと同時に、それがいかに表層的で薄っぺらなものなのか、いかに本質に欠ける行為なのかと徐々に違和感を覚えていったわ。

——違和感とは具体的に?

エステル:前置きしておくけど、これはインフルエンサーをビジネスとして経験した一人の人間としての個人的な見解であることを理解してほいの。誰かを傷つけたり、否定したりする意図は全くなくて、私の感情だと割り切って聞いてね。

私も当時は無料でギフトを受け取り、フォロワー数が増えることで注目され、投稿に対してリアクションがあることに優越感を覚えていたの。同世代や同じキャリアのほかの人たちよりも、自分は抜きん出ているような感覚を持っていた時期もあった。でも実際は、自分の経済力でブランドが提供してくれるバッグや洋服を購入することはできないし、飛行機もビジネスクラス以上に乗ることはできない。プロモートなしでそれができるインフルエンサーはとても少ないの。ファッション・ウイーク中は着せ替え人形のように何度も着替えるけれど、自分が本当に愛する洋服に身を包むことができず、洋服を通して“自分らしく”いることの意味を見失っていたの。もともと持っていた洋服のこだわりや自分のテイスト、一着に対する深い愛情が薄れつつあったわ。

——それでキャリアを変える決意をしたと

エステル:何より嫌気がさしたのは、インフルエンサー同士のマウントの取り合いや、年を重ねてもティーンエイジャーのように振る舞う態度、当たりさわりなくみんなに好かれるようにしていることだった。別にその人たちを否定したいのではないけれど、自分はもうそういう環境には身を置きたくないし、違う形で生きたいと思うようになっただけ。数年前から感じ始めた違和感が少しずつ私の心の中で亀裂となっていき、ようやくインフルエンサーとしてのキャリアを壊す覚悟ができたのよ。

デジタルシフトにはあえて逆行

——店名「パラダイス・ガラージュ」の由来は?

エステル:1970〜80年代ニューヨークに実在したナイトクラブ「パラダイス・ガラージ」に由来しているの。同時期に爆発的な人気があった伝説的ナイトクラブの「スタジオ・フィフティーフォー(Studio 54)」はセレブリティーが集まる豪華絢爛な場だったけど、「パラダイス・ガラージ」はアンダーグラウンドな雰囲気で同性愛者の間で人気に火がつき、アフリカ系やヒスパニック系など有色人種が混在する多様性に溢れる自由な場だった。着飾って行く「スタジオ・フィフティーフォー」に対して、われを忘れて踊ることを目的に行く「パラダイス・ガラージ」といった感じかな。30歳の私は実際には行ったことはないけれど、映画や写真などを見てそのインクルーシブな空間に引かれたの。

それに、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivianne Westwood)が名もない頃、当時恋人だったマルコム・マクラーレン(Malcolm McLaren)とともに70年代前半にロンドンに開いた最初の店も同名だった。そこから彼女が、ファッションを通してカルチャーを築き上げてきた歴史に感銘を受けたのも由来の一つね。

——店を通してカルチャーを築いていきたいということ?

エステル:結果的にそうなればいいけれど、正直なところ展望を明確に描いているわけではないの。こういうと、ファウンダーとしてビジネス的な視点に欠けていると指摘を受けることは多々あるわ。でも私たちは、あくまで建設的に成長していきたいだけ。店が人々にいい影響を与えて、顧客と互いに刺激し合える強固な関係を築きたいというのが今の一番の願いなの。最初に展望を固めてそれに縛られるよりも、核となる部分を持ちながら、時代や顧客とともに柔軟に成長していきたいのよ。

——店のコンセプトは?

エステル:一生大切にしたいと思えるアイテムを提供して、みんなと一緒に驚きや感情を共有すること。ジェンダーの境界は曖昧だけど、基本的にはメンズウエアと小物を取り扱っていて、フランスの他の店では見つけられない品をそろえているわ。これはフランスに限ったことではないけれど、百貨店やセレクトショップの品ぞろえはトレンド一辺倒で、どこに行っても同じようなブランドばかりでしょ。私自身も、たくさんの商品が並んでいるのにほしい物が全然ないという感覚に陥ってしまっていたから、異なる路線のストアがあればいいなと考えていたの。

——扱う商品の特徴は?

エステル:全てハンドメードや小ロットで、年に1型か2型しか生産しないブランドばかりよ。派手なプリント柄やカラフルなデザインが多くて、ワードローブに一点あると存在感を発揮してくれるようなものね。フルコーディネートでももちろんうれしいけれど、手持ちのジーンズやスニーカーに合うようなアイテムといったように、一点買いを顧客には推奨しているの。たとえブランドや年代が不明でも、深く印象に残るような逸品を提供したいと考えているわ。価格帯は200〜500ユーロ(約2万4000円〜6万円)で、買いやすい価格に抑えている。アウターなどを除くと、シーズンという枠組みはなるべく設けたくないの。買い物目的ではなくても、顧客が何度も足を運びたくなるように、店内の家具と内装を1カ月ごとに一新するわ。

——オープン時のラインアップは?

今、取り扱っているのはカリフォルニア発の「ジェットパック(JETPACK)」や、台湾人デザイナーで南アフリカに拠点を置く「チュラープ(CHULAAP)」、日本の「ニポアロハ(NIPOALOHA)」などね。「チュラープ」は卸をしていなくて、猛烈アプローチをしたけれど何度も断られたの。だから夫と一緒に南アフリカに往復30時間かけて飛び、「2日間南アフリカにいるから絶対に会いたい」とアトリエに行き、説得してようやく承諾してくれたの。オープンして1週間で売れているのは「ニポアロハ」ね。男性はもちろん、女性の顧客も多く購入してくれているわ。

——ウィズコロナ時代、デジタルシフトする小売りが多い中でECサイトを運営しない理由は?

エステル:オンライン上で各ブランドの良さが伝わると思えないから。手に取ったときに感じられるハンドメードのぬくもりや上質な素材感は、オンラインでは分からない。これもビジネス的な観点から反対意見は多いし、今後はデジタルがますます重要になっていくというのも理解しているわ。でも私たちは実店舗のみで運営していくつもりよ。インフルエンサーとしてキャリアを積んだから、デジタルがいかにコミュニティーづくりや販売において重要なのかは誰よりも知っているわ。でもだからこそ、現実とデジタルのギャップが嫌だというのも正直なところなの。

——現在も個人のインスタグラムで13万以上のフォロワーを抱えるが、ビジネスには活用する?

エステル:インスタグラムを店のイメージを発信することに活用できればいいけど、戦略的にやりたいわけじゃない。これまでと同じように自分の好きなものや世界観、ライフスタイルを発信する上で、結果的に店の写真や取り扱いブランドの投稿が増えていくかもしれないわ。ただ、以前よりもSNSの投稿には慎重になっているのは事実ね。でもそれはフォロワーに物を買ってほしいからではなくて、「行ってみたい」と思ってもらえる店の魅力を発信できているかどうかを考えているから。

——今後インフルエンサーとしての活動は?

ロックダウン中の約2カ月間はさまざまな思いや不安が渦巻いたけれど、後悔はしていない。今後は、本当に信頼ができて自分が心から愛すると思えるものしか扱いたくないから、そういった仕事をする機会は少なくなるだろうし、インフルエンサーと呼べるほどの機能は果たさないんじゃないかしら。もしショーに招待される機会があったとしても、本当に好きなブランドのファッションショーしか参加したくないし、衣装も自分の服で行きたいわ。実は、過去に唇のヒアルロン酸注射をしたことがあるのよ。今思えば、自分の美の基準ではなく、メディアやSNSに植え付けられた考えに固執してしまっていたかもね。だから、ヒアルロン酸を全て出す施術を数日前に受けてたばかりなの。正直、今もとても喋りにくいわ(笑)。でも自分の中の違和感を脱ぎ捨てて膿を出し切ると、世間の基準なんてどうでもよくなって楽になった。自分の物差しで測った好きなものだけを、自信を持って「好き」と言えることが今はとても心地よく感じるの。

ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける

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リカルド・ティッシが語る 「バーバリー」オンライン発表の狙いとロックダウン中の過ごし方

 「バーバリー(BURBERRY)」は、2021年春夏コレクションを9月17日にオンラインで発表する。イギリスの大自然の中でショーを無観客で開催し、そのライブ配信を行う。なおロンドン・ファッション・ウイークは同月18〜22日に開催される予定だが、その方法はまだ明らかになっておらず、「バーバリー」の参加については現段階では未定だ。

 リカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)=チーフ・クリエイティブ・オフィサーに、今回のショーの狙いや、ロックダウン(都市封鎖)中はどのように過ごしていたのかについて、米「WWD」が独占インタビューを行った。

WWD:9月のショーについて教えてほしい。

リカルド・ティッシ=チーフ・クリエイティブ・オフィサー(以下、ティッシ):実際にショーを行い、それをライブ配信する。現地にはモデルとスタッフしかいない状態だが、旅行をすることがほぼ不可能な中、世界中の人たちがショーを体験できる“空間”をつくりたかった。それが実現できることを、とてもうれしく思っている。

WWD:ショーのコンセプトやムードはどのようなもの?

ティッシ:最近は現実逃避することや、自分を創造的に表現する方法について空想していた。自然と一体化することの単純で純粋な喜びをまた感じたいと思うようになっていたので、イギリスの美しい大自然の中でショーを行い、クリエイティブな体験をみんなで楽しみたいと考えた。当ブランドの設立者であるトーマス・バーバリー(Thomas Burberry)も自然をこよなく愛していたので、ルーツをたどり、原点に立ち返るという意味もある。

WWD:実際のショーの代わりになるものはあると思うか。クリエイティブ面での工程において、また各シーズンのメッセージを伝えるために、ショーはどの程度重要か。

ティッシ:ファッション・ウイークをやめるべきだとは思わない。私たちが住むこの“新たな世界”に合わせて、再構築する必要があるだけだ。ファッションショーは、会場にあふれるエネルギーといい、始まるまでの期待感といい、ほかにはないエキサイティングで美しいものなのでなくならないでほしいと思う。

しかし世の中が変化しているので、新たな表現方法を見つけて適応しなければならない。私にとっては、服の生地やそれがどう動くのかなどをこの目で見て理解するといった、ファッションの物質性がとても重要なのだが、これも新たな方法で実現していきたい。

また、近年はファッションから“感情”が失われているように思う。私がキャリアをスタートさせた頃は、業界に本物の感情的なエネルギーが満ちていた。当時はマルタン・マルジェラ(Martin Margiela)、アン・ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)、アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)らが、むき出しの感情を注ぎ込むようにして服をデザインしていた。もちろん今でもさまざまなデザイナーからクリエイティビティーを感じるが、真の意味での独自性に少し欠けているのではないか。コレクションの本質を取り戻すことで、ファッションの純度をまた高められると思う。

WWD:誰もがショーにアクセスできるようにする理由は?

ティッシ:現在はつながることや連携すること、創作することがこれまでよりもさらに大切になっているので、誰もがショーを体験できて、“参加している”と感じられることが重要だと思った。また個人的にも、こうしたクリエイティビティーの民主化や、コミュニティーを大切にする精神は大切だと以前から思っていたからでもある。

WWD:自然が楽しめる場所で好きなところは?アウトドア体験で好きなものはある?

ティッシ:私はイタリアの小さな町で生まれ育ったので、自然とはとても深くロマンティックなつながりを感じていたし、世界中の美しい場所に行ってみたいと夢見ていた。その後、こうしてこの地球上にあるさまざまな素晴らしい場所を訪れる機会に恵まれて、とても幸運だと思っている。

私は何かを体験することがとても好きで、外に出ることは私のクリエイティビティーを大いに刺激してくれる。今回のショーでは、イギリスの自然を称えることが重要だと思った。イギリスは景観が本当に素晴らしいし、自然は「バーバリー」の伝統に大きな影響を与えているものだから、このテーマを探索するのはとても楽しい作業だった。

WWD:ロックダウンが解除されたら、自然の中に行きたいと思っていた?またロックダウン中は、どのように過ごしていた?

ティッシ:もちろんそう思っていたよ。幸運なことに、ロックダウン中は母と姉の一人とイタリア北部のコモで過ごすことができた。17歳で実家を離れて以降、これほど長く母と一緒にいたのは初めてのことだった。母とまた強い結びつきを得ることができて、本当に美しい時間だった。都会やそのせわしない日々から離れて過ごしたことでとても癒やされたし、いろいろとインスパイアされた。

あまり知られていないことだが、私には静かな時間が必要だ。私はにぎやかなタイプだと思われているけれど、静けさこそがクリエイティビティーを呼び覚ます。この数カ月間は、一度足を止めて自らを振り返り、また前に進むための準備ができてとてもよかった。

ロックダウンが解除されて、外出できるようになった今、周囲にあるものに対してより敏感になっていると思う。屋外にあるほんの小さなものに気づくようになったし、感謝するようになった。現在はロンドンに戻ってきているが、ジョギングの際には美しい庭や公園が以前よりも目にとまるようになった。ショーがとても楽しみで、わくわくしているよ。

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モンテローザの新業態「からあげの鉄人」に見た、お決まりのパクリ感と意外なハイブリット感

 「魚民」「山内農場」「つきじ すしざむらい」「俺の串かつ 黒田」等々。「パクって何が悪い」という感じで我が道を突き進むモンテローザ。そんな同社が、この4月、埼玉の春日部に「からあげ専門店」を出店した。その名も「からあげの鉄人」。ワタミが力を入れる「から揚げの天才」を彷彿とさせるこの店、行ってみると、意外と言っては何だが、パクリ感だけでなく、独自路線をプラスしたハイブリット感も強かった。「からあげの鉄人」は、酒場的利用の取り込みにも力を入れた「呑めるからあげ専門店」なのだ。
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日焼け止め「アネッサ」と「ユニクロ」の“UVカットウェア”が初のコラボキャンペーン

 資生堂の日焼け止めブランド「アネッサ(ANESSA)」と「ユニクロ(UNIQLO)」は初のコラボレーション施策として、紫外線防止とスキンケア効果を兼ね備えた「アネッサ」の日焼け止めと、「ユニクロ」の機能性ウエア“UVカットウェア”を連動させたキャンペーンを実施する。

 一部を除く全国の「ユニクロ」店舗と公式ECサイトでは6月26日から、“エアリズムUVカットメッシュパーカ”などの対象商品の購入者に先着で「アネッサ」の日焼け止めサンプルをプレゼントする。また一部の「アネッサ」取り扱い店舗では7月21日から、対象セット品にユニクロ公式ECサイトで使えるクーポンリーフレットを同梱する。

 両ブランドのアイテムを掛け合わせ、“着る”と“塗る”のアプローチで普段の生活に無理なく取り入れやすいUVケアを提案する。

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