「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
「マーキュリーデュオ(MERCURYDUO)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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カニエ・ウェスト(Kanye West)が新たな商標「West Day Ever」を米特許商標庁に登録出願した。
カニエは、同商標を複数のアパレル関連の区分で出願しており、それはTシャツやポロシャツ、カーディガン、ジャージー、ドレスシャツ、ジーンズ、クロップト丈のトップス、フーディー、ドレス、トラックスーツ、セーター、水着、ニット帽、キャップ、下着、靴など多岐にわたる。
カニエは商標登録を出願した6月26日に、「ギャップ(GAP)」とコラボレーションした手頃な価格帯のアイテムを自身のブランド「イージー(YEEZY)」から販売すると発表し、同コラボについて自身の公式ツイッターに投稿した際にも「West Day Ever」という言葉をハッシュタグで加えている。
また、カニエは6月2日にも「イージー」の商標をスキンケアやメイクアップ、フレグランス、パーソナルケアアイテムといった区分で新たに登録出願しており、ファッションだけでなくビューティ分野にも進出するものと見られている。
YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中The post カニエ・ウェストが新たな商標「West Day Ever」を登録出願 アパレル分野での利用を狙う appeared first on WWD JAPAN.com.
「エチュード(ETUDES)」が2021年春夏メンズ・コレクションをパリで発表した。
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「マルニ(MARNI)」はラグジュアリーECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」とコラボでインテリア・コレクション“ZOOTERICO”を7月8日に発表した。「ファーフェッチ」での限定販売だ。
星座をモチーフにした全12型で構成され、天然素材やリサイクル素材を使用した。全てコロンビアの職人が製作し、自然に着想を得たカラフルな色使いが特徴だ。
フルーツバスケット(7920円~)、バスケット(1万8700円)、バッグ(1万8700円)、テーブル(3万6080円)、アンブレラホルダー(4万3230円)、スツール(5万490円~)、トレー(5720円)、キャンドルスタンド(1万4410円~)を用意した。
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「マルニ(MARNI)」はラグジュアリーECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」とコラボでインテリア・コレクション“ZOOTERICO”を7月8日に発表した。「ファーフェッチ」での限定販売だ。
星座をモチーフにした全12型で構成され、天然素材やリサイクル素材を使用した。全てコロンビアの職人が製作し、自然に着想を得たカラフルな色使いが特徴だ。
フルーツバスケット(7920円~)、バスケット(1万8700円)、バッグ(1万8700円)、テーブル(3万6080円)、アンブレラホルダー(4万3230円)、スツール(5万490円~)、トレー(5720円)、キャンドルスタンド(1万4410円~)を用意した。
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「ラルフ & ルッソ(RALPH & RUSSO)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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コロナ禍で私が一番、恋しかったのはバーのカクテル、そしてビュッフェ形式の食事だった。なかでも趣向を凝らしたスイーツをあれこれ選ぶ、華やいだビュッフェは、今後難しくなるのだろう。あぁ、甘いものを前にはしゃぎたい。辛党・酒呑みを自認しているが、デザートは別腹。心は永遠に乙女なのだ。そんなとき届いたのが、「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」からの招待状。18世紀のヴェルサイユ宮殿でファッションリーダーとして君臨したフランス王妃マリー・アントワネットは、美食家でもあった。フランスの薔薇と呼ばれたアントワネット王妃にインスピレーションを得た「ヒルトン東京」がこの夏展開するロマンチックなデザートフェアの発表会だった。
約30種類のスイーツを好きなだけいただけるほか、さらにはシェフが目の前で要望に合わせてデザートをカスタマイズしてくれる。今まで以上に高揚感があり、フォトジェニックなデザートビュッフェを、より安全に楽しむための新提案だという。そこで「ヒルトン東京」での「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」を実際に体験してきた。
1階の「マーブルラウンジ」に設置したのはロマンチックな鳥かごゲート。初夏のヴェルサイユ宮殿の庭園風の門をくぐるとそこは別世界だ。迎えるスタッフが手に振りかけてくれる消毒液も、豪奢な香水ボトルからだ。まず目に入るのがゴールドとパステルカラーのフォトスポット。レースのコルセットやハイヒール、香水瓶が並んだマリー・アントワネットのドレスルームのような空間に、提供されるケーキがディスプレーとして飾られている。マリー王妃よろしくガーリーなファッションでセルフィ―に挑むインフルエンサーや、ブライス人形を手にレンズをのぞく姿も見受けられ、撮影目的で訪れる人も多いだろう。スタッフのコスチュームとランチョンマットのアートワークは、ロリータファッションで定評がある「アトリエピエロ」が担当。ロマンチックで甘美な世界観を彩った。
席に着くとテーブルには鳥かごアフタヌーンティスタンドが置かれており、中にはマカロンやタルト・オ・フリュイなどの色鮮やかなスイーツが並ぶ。紅茶は10種から選ぶポットサービス。ケーキビュッフェにありがちな、「まず並ばなくては」という焦りはなく、アミューズとしてのスイーツをつまみながら、カウンターに行くタイミングを計れる。またQRコードからドリンクやデザートメニューをチェックできるので、並ぶ前に席で何を選ぶか考える余裕も生まれる。通常よりも着席時間を増やすことで、他者との接触は減るだろう。配席も今までは208席だったところを160席にし、アングルも考えて距離を保っていた。
デザートはこの鳥かごスタンドに続き、以下の3つのスタイルで提供される。
1カウンター
2デザートワゴン
3シェフが目の前で仕上げる「ライブステーション」
1ではそのまま手に取れるシャンパン風ゼリー、小さなグラスなど、個別な容器で提供される。パスタやスープなど口直しのセイヴォリーは基本的にスタッフが盛り付ける。取り分け用のトングなど、ゲストがシルバーを共有することを避けた。
2のデザートワゴンは大まかなルートが決っており、あらかじめ何時くらいに回ってくるかを知らされる。前にくると飲茶のように好きなデザートを好きなだけ選べる仕組みだ。エリア内を優雅なワゴンが周回し、うやうやしくサーブされ、宮廷貴族気分を味わえる。
3はラグジュアリー系ホテルならではの高揚を感じる瞬間だろう。ミルフィーユや表面を焼きキャラメリゼにするピュイダムールなど、目の前で自分好みにカスタマイズできる。また薔薇の小さなケーキは花びらをあしらう最後の仕上げを目の前で見せる演出も。パティシエとの交流も楽しめ、非日常を味わえる。このライブステーションは着席時に大まかな利用時間を指定し、混雑が起きることを回避している。もちろん、列が少ない場合は指定以外の時間でも問題ないという。
華やかなフランス宮廷の世界をスイーツで表現したのは、エグゼクティブペストリーシェフの播田修(はりたおさむ)氏。パリの5ツ星ホテルでミシュラン3ツ星シェフのもとでデザートを担当し、今回は「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」フェアでは王妃の帽子やバッグを模した目にも贅沢なケーキも発表した。「例えば王妃の帽子をイメージした『シャポーローズ』はブラッドオレンジの果肉をザクロのソースで煮詰めたジュレがビターオレンジのムースに隠されています。表面にはサクサクとした食感のメレンゲで飾りました。色、香り、テクスチャーを五感で比べて、記憶に残る時間にしていただけたら」と語る。
「マーブルラウンジ」で14時30分から17時30分まで開催されるこのデザートビュッフェは、いわばスイーツのオートクチュール コレクションのようなもの。この2時間で得られるのは満腹感だけではなく、ライブを共有し、クリエーターの感性に酔う、心の贅沢だ。
デザートビュッフェは1人3980円(土・日・祝は4300円)で9月30日まで毎日開催される。ディナーは同じく「マーブルラウンジ」でビーフ・ウェリトンやチーズワゴンもふるまわれる「マリー・アントワネットの晩餐会」として一人5500円(金・土・祝は6500円)で展開。ランチは「美しき妃たちの午餐会」となり2階中国料理「王朝」で楊貴妃に着想を得た華やかな料理で魅了する。点心とマリー・アントワネットのデザートはワゴンでサーブされ、同じく接触、混雑を避けたビュッフェスタイルだ。1人3500円(土・日・祝は3900円)。
飛行機に搭乗せずとも、ヴェルサイユ宮殿に招かれたような、時空を超えた旅を体感できる。
ショーのような演出など、工夫次第で、感染リスクを抑えながらも、今まで以上に高揚感のあるサービスを提供することは可能なのだ。正解が見えない今、私たちが別業界から学べる施策はまだあると気づかされた。
間庭典子(まにわ・のりこ)/フリーライター:婦人画報社(現ハースト婦人画報社)を退社後、ニューヨークへ渡る。現在は東京を拠点に各メディアに旅、グルメ、インテリア、ウエルネスなど幅広いテーマで執筆。著書に「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」「走れば人生見えてくる」(共に講談社)など
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コロナ禍で私が一番、恋しかったのはバーのカクテル、そしてビュッフェ形式の食事だった。なかでも趣向を凝らしたスイーツをあれこれ選ぶ、華やいだビュッフェは、今後難しくなるのだろう。あぁ、甘いものを前にはしゃぎたい。辛党・酒呑みを自認しているが、デザートは別腹。心は永遠に乙女なのだ。そんなとき届いたのが、「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」からの招待状。18世紀のヴェルサイユ宮殿でファッションリーダーとして君臨したフランス王妃マリー・アントワネットは、美食家でもあった。フランスの薔薇と呼ばれたアントワネット王妃にインスピレーションを得た「ヒルトン東京」がこの夏展開するロマンチックなデザートフェアの発表会だった。
約30種類のスイーツを好きなだけいただけるほか、さらにはシェフが目の前で要望に合わせてデザートをカスタマイズしてくれる。今まで以上に高揚感があり、フォトジェニックなデザートビュッフェを、より安全に楽しむための新提案だという。そこで「ヒルトン東京」での「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」を実際に体験してきた。
1階の「マーブルラウンジ」に設置したのはロマンチックな鳥かごゲート。初夏のヴェルサイユ宮殿の庭園風の門をくぐるとそこは別世界だ。迎えるスタッフが手に振りかけてくれる消毒液も、豪奢な香水ボトルからだ。まず目に入るのがゴールドとパステルカラーのフォトスポット。レースのコルセットやハイヒール、香水瓶が並んだマリー・アントワネットのドレスルームのような空間に、提供されるケーキがディスプレーとして飾られている。マリー王妃よろしくガーリーなファッションでセルフィ―に挑むインフルエンサーや、ブライス人形を手にレンズをのぞく姿も見受けられ、撮影目的で訪れる人も多いだろう。スタッフのコスチュームとランチョンマットのアートワークは、ロリータファッションで定評がある「アトリエピエロ」が担当。ロマンチックで甘美な世界観を彩った。
席に着くとテーブルには鳥かごアフタヌーンティスタンドが置かれており、中にはマカロンやタルト・オ・フリュイなどの色鮮やかなスイーツが並ぶ。紅茶は10種から選ぶポットサービス。ケーキビュッフェにありがちな、「まず並ばなくては」という焦りはなく、アミューズとしてのスイーツをつまみながら、カウンターに行くタイミングを計れる。またQRコードからドリンクやデザートメニューをチェックできるので、並ぶ前に席で何を選ぶか考える余裕も生まれる。通常よりも着席時間を増やすことで、他者との接触は減るだろう。配席も今までは208席だったところを160席にし、アングルも考えて距離を保っていた。
デザートはこの鳥かごスタンドに続き、以下の3つのスタイルで提供される。
1カウンター
2デザートワゴン
3シェフが目の前で仕上げる「ライブステーション」
1ではそのまま手に取れるシャンパン風ゼリー、小さなグラスなど、個別な容器で提供される。パスタやスープなど口直しのセイヴォリーは基本的にスタッフが盛り付ける。取り分け用のトングなど、ゲストがシルバーを共有することを避けた。
2のデザートワゴンは大まかなルートが決っており、あらかじめ何時くらいに回ってくるかを知らされる。前にくると飲茶のように好きなデザートを好きなだけ選べる仕組みだ。エリア内を優雅なワゴンが周回し、うやうやしくサーブされ、宮廷貴族気分を味わえる。
3はラグジュアリー系ホテルならではの高揚を感じる瞬間だろう。ミルフィーユや表面を焼きキャラメリゼにするピュイダムールなど、目の前で自分好みにカスタマイズできる。また薔薇の小さなケーキは花びらをあしらう最後の仕上げを目の前で見せる演出も。パティシエとの交流も楽しめ、非日常を味わえる。このライブステーションは着席時に大まかな利用時間を指定し、混雑が起きることを回避している。もちろん、列が少ない場合は指定以外の時間でも問題ないという。
華やかなフランス宮廷の世界をスイーツで表現したのは、エグゼクティブペストリーシェフの播田修(はりたおさむ)氏。パリの5ツ星ホテルでミシュラン3ツ星シェフのもとでデザートを担当し、今回は「マリー・アントワネット スイーツ・オートクチュール」フェアでは王妃の帽子やバッグを模した目にも贅沢なケーキも発表した。「例えば王妃の帽子をイメージした『シャポーローズ』はブラッドオレンジの果肉をザクロのソースで煮詰めたジュレがビターオレンジのムースに隠されています。表面にはサクサクとした食感のメレンゲで飾りました。色、香り、テクスチャーを五感で比べて、記憶に残る時間にしていただけたら」と語る。
「マーブルラウンジ」で14時30分から17時30分まで開催されるこのデザートビュッフェは、いわばスイーツのオートクチュール コレクションのようなもの。この2時間で得られるのは満腹感だけではなく、ライブを共有し、クリエーターの感性に酔う、心の贅沢だ。
デザートビュッフェは1人3980円(土・日・祝は4300円)で9月30日まで毎日開催される。ディナーは同じく「マーブルラウンジ」でビーフ・ウェリトンやチーズワゴンもふるまわれる「マリー・アントワネットの晩餐会」として一人5500円(金・土・祝は6500円)で展開。ランチは「美しき妃たちの午餐会」となり2階中国料理「王朝」で楊貴妃に着想を得た華やかな料理で魅了する。点心とマリー・アントワネットのデザートはワゴンでサーブされ、同じく接触、混雑を避けたビュッフェスタイルだ。1人3500円(土・日・祝は3900円)。
飛行機に搭乗せずとも、ヴェルサイユ宮殿に招かれたような、時空を超えた旅を体感できる。
ショーのような演出など、工夫次第で、感染リスクを抑えながらも、今まで以上に高揚感のあるサービスを提供することは可能なのだ。正解が見えない今、私たちが別業界から学べる施策はまだあると気づかされた。
間庭典子(まにわ・のりこ)/フリーライター:婦人画報社(現ハースト婦人画報社)を退社後、ニューヨークへ渡る。現在は東京を拠点に各メディアに旅、グルメ、インテリア、ウエルネスなど幅広いテーマで執筆。著書に「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」「走れば人生見えてくる」(共に講談社)など
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「ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)」は、ブランド25周年を記念して、アーカイブ作品を現代風に昇華した“ラフ・シモンズ アーカイブ レダックス(RAF SIMONS ARCHIVE REDUX)”約100型を世界中の限定ショップで12月に発売する。現代の「ラフ・シモンズ」ファンに向けて、同ブランドを語る上で欠かせない過去の名作を提供するため、同コレクション発売に至った。
“ラフ・シモンズ アーカイブ レダックス”には、現在でもファンの間で注目を集め続ける現代美術家のスターリング・ルビー(Sterling Ruby)と協業した通称“スターリングルビー期”のほか、2001年から10年にわたり「ラフ・シモンズ」のメインビジュアル、グラフィックデザインを手掛けたベルギー出身のアーティスト、ピーター・デ・ポッター(Peter de Potter)との作品などを用意する。
「ラフ・シモンズ」の過去のコレクションには、01年秋冬“暴動期”、02年春夏“テロ期”、03年秋冬“クローザー期”、04年春夏“宗教期”などがある。それらの商品の中には、二次流通市場で数百万円を超える取り引きが行われるなど、異常なほどの人気を博している。
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「ラウル ミシュラ(RAHUL MISHRA)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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ユニクロやジーユーを傘下に持つファーストリテイリングは、2020年8月期連結業績(国際会計基準)予想を下方修正した。暖冬の影響で1月に、新型コロナウイルス感染症拡大で4月に下方修正しているが、再々修正後の売上高に相当する売上収益は前期比13.1%減の1兆9900億円(修正前は同8.8%減の2兆900億円)、営業利益は同49.5%減の1300億円(同43.7%減の1450億円)。2018年8月期以来、売上収益は2兆円を突破していたが、2期ぶりの割り込みとなる。減収となれば17年ぶり。足元では、特に国内ユニクロの既存店売上高が6月に前年同月比26.2%増となり、「7月も好調は変わらない」(岡崎健グループ上席執行役員最高財務責任者)と回復基調だが、東京で感染が再拡大し、海外でも依然従来通りの商売は見込めない。「変化を前提に、どんな状況にも対応できる仕組みを追求する」。
20年3~5月期は、国内ユニクロ事業は売上収益が前年同期比35.5%減の1352億円、営業利益が同74.0%減の75億円、海外ユニクロ事業は売上収益が同45.0%減の1322億円、営業損益が14億円の赤字(前期は363億円の黒字)、ジーユー事業の売上収益は同19.0%減の551億円、営業利益が同61.8%減の46億円だった。
国内ユニクロは、3~5月上旬の春物商戦の最盛期に最大311店が臨時休業したことで大幅減収となったが、円高による原価率の低減や「在庫消化のために必要な値引きはしつつも、集客のための過度な値引きは抑制」したことで、3カ月間の粗利率は52.2%と、前年に比べ3.3ポイント改善。在庫は、トレンド性の高い商品は値引きして期末までに消化を進めるが、定番商品は来期以降も持ち越して継続販売する。20-21年秋冬の生産については、「状況を見つつ、工場と連動しながら対応する。結果として生産量は減るかもしれないが、消費が回復しても対応できるような体制にしたい」。海外ユニクロ事業では、パイの大きな中国本土で5月は回復し増収となるも、「6月は北京などの地域での再拡大により、5月に比べると勢いは落ちている」。
店舗休業を受けて、国内外でECは好調だった。国内ユニクロ事業の3~5月のEC売上高は前年同期比47.7%の伸び。コロナショックをきっかけに、「従来は2~3年かかると言われていた世の中全般のデジタル化が数カ月で達成された。これを前提に、消費や生活のあり方が今後どう変わっていくか、仮説を持って分析し動向をつかんでいきたい」。
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「ロナルド・ファン・デル・ケンプ(RONALD VAN DER KEMP)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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米リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.以下、リーバイス)が15%の人員削減を行う方針を固めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、将来を見据えた事業戦略上で厳しい決断を強いられた。
およそ4667人の従業員を抱える同社は、マーケティングやデジタル化、リテール事業への資金投入を継続するため、世界で約700人の削減に踏み切る。これにより年間で1億ドル(約107億円)の経費削減が見込める。特に、製品ラインアップや卸事業の縮小に伴い、デザイナー職を削減する。
3〜5月(第2四半)期決算で売上高が急減したことを受けて、チップ・バーグ(Chip Bergh)最高経営責任者(CEO)は「特に難しい決断となるが、ビジネスの縮小はこの危機を乗り越える上で避けて通れない。回復するのはまだ先になるだろう」とコメントした。
バーグCEOは、「経済をコントロールするのは不可能だ。ウイルスそのものや、ウイルスの感染拡大についても同様だ。感染拡大の第2波が来るかどうかもわからない。だから私はコントロール可能なものに集中する」と話した。
ハーミット・シン(Harmit Singh)=エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)によると、同社はロックダウン期間中に1億6000万ドル(約171億円)の現金を失ったが、新たな社債を発行することで流動資本を20億ドル(約2140億円)にまで増やした。シンCFOは「リーバイスには、仮に店舗が再度休業を強いられたとしても、この先1年以上を生き抜くだけの十分な現金がある」とコメントした。
リーバイスの3〜5月期決算は前年同期比62.1%減の4億9750万ドル(約532億円)で、純損益は前年同期の2820万ドル(約30億円)の黒字から税引前事業再編費2億4200万ドル(約259億円)を含む3億6350万ドル(約388億円)に転落した。
「3〜5月期はとても厳しい結果になると知っていたが、実際は予想以上だった」とバーグCEOはコメントした。
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「イマン エイシ(IMANE AYISSI)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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「グオ・ペイ(GUO PEI)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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こんにちは。「WWDジャパン」編集長の向です。今週は夕方から真夜中までデジタル上で開かれた2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを極めて真面目に取材しました。取材といっても場所は編集部で、歩きながら、スタバで、駅のホームで、自宅のソファでといろいろで、見終わった後は日本とドイツにいるチームで感想をチャットしました。長いパリコレ取材経験の中でもこんな形は初めて。発見が多く楽しかったですが途中から「これは取材?プライベート?」とややあいまいになったのも事実です(笑)
この日、長谷部渋谷区長への取材を終えたのが16:45。急いで渋谷区役所1階の待合室へ下りてスマホでスタンバイしました。17時からの「メゾン マルジェラ “アーティザナル” デザインド バイ ジョン ガリアーノ(MAISON MARGIELA 'ARTISANAL' DESIGNED BY JOHN GALLIANO)」を見るためです。役所で「マルジェラ」を見る日が来るなんて……不思議です。開始の10分前からユーチューブに入り、コメント欄で盛り上がるファンたちの会話を眺めて気持ちを高めました。私は、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)がデザインした1996年の「ジバンシィ(GIVENCHY)」の写真を見たときから、ジョンの才能のファンなのです。
と、開始前に盛り上がったこともあり、17時に始まったムービーには正直拍子抜け。モデルのレオン・デイム(Leon Dame)らしきシルエットが浮かび上がったかと思うと、あっけなく終了しました。その間、約40秒です。チーン……。今回は導入であり、4回にわけて全貌を明らかにしてゆくとは聞いてはいましたけどね。インスタグラムに投稿するティーザーなら40秒でもよいけどね。コレクションの正式スケジュールに載せるならもう少し楽しませてくれてもよかったのに(泣)。などとブツブツ言うのもファン心理のひとつ。残り3回を見届けたいと思います。
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今季のデジタルコレに“ドラマ仕立て部門賞”があるなら、「フランク ソルビエ(FRANCK SORBIER)」に送りたい。「ペストの医者」と題したドラマは、黒装束の女性が自由の女神を縛り上げ、それを仮面の男がじっと見ているシーンからスタート。長いくちばしの仮面は、かつてイタリアでペストの治療にあたった医者たちが身に着けていたものです。つまり、黒装束の女性は新型コロナウィルスを意味しているのでしょう。
不気味で不穏な展開は、コロナにより自由を奪われてゆく私たちの姿を描いているようです。ドラマのインパクトが強くて服には目が行きませんが映像それ自体が印象を残りブランド名がインプットされたのも事実です。
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「グオ・ペイ(GUO PEI)」は取材チーム内で意見が分かれました。デザイナー自身が語りインスピレーションを明らかにしつつ、モデル着用で服をきちんと見せる構成が◎というスタッフの意見に対して、私は△。その違いは見ているデバイスの違いでした。
デザイナーは中国語を話し、英語の字幕が出るのですが、歩きながらスマホで見ていた私の目には小さい字幕(しかも白抜き)がほぼ読めず。「良かった」というメンバーの感想を受けて、大きなPCであらためて見ると文字が読めてなるほどその良さがわかりました。映像で伝えるコレクションは言語も大切。字幕をつけるならできるだけ大きな文字でプリーズ!できればたとえ流暢でなくともデザイナー自身が英語で語った方が耳でキャッチできるのでより伝わります。ということを学びました。
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「ブシュラ ジャラール(BOUCHRA JARRAR)」の映像の主人公は女性どうしのカップル(たぶん)。彼女たちは部屋で、そして森で見つめ・触れ合いとても幸せそうです。「ブシュラ」の服は仕立てが美しく、特にメンズライクなコートやジャケットといった重衣料と白シャツが魅力ですが、モデルがウオーキングするファッションショーではともすると厳格すぎる印象を受けました。ところが表現の舞台を部屋や森へ移し、感情溢れる表情のモデルが着ているのを見るとぐっと親近感が増して好感度アップ。ショーより服が素敵に見えた好例で。
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オンライン上で一緒に見ていた取材チームが全員一致で「カワイイ!」と声を上げたのが「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR & ROLF)」です。無観客ショー仕立てで、1ルックごとに渋い男性の声で解説が入ります。昔のオートクチュール風ですね。きれいなサテンのドレスには顔文字や天気絵文字、ハートなどSNSで見慣れた絵文字が散りばめられていてウイットが効いています。おもしろいことをクスリともせず大真面目な顔でやって見せるのがヴィクロルですよね。
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最後まで見届けようと思ったのに、ソファで寝落ちして起きたら「ヴァレンティノ(VALENTINO)」が終わっていました……。本番は、7月21日にイタリア・ローマからの生配信であり、今回はティーザーであると聞いていたので気が緩んでいたのも確か。実際、流れた映像は短いものでした。取材チームがスラックで盛り上がっているのを読んだのは3時も過ぎた頃。「ゴメン」と心でつぶやきそっとPCを閉じたのでした。
3日間の取材を自宅で終えて思うのは、デジタルコレクションは見なければ見ないでなんとなく流れていってしまう。だけど本気で見ると得るものも多いということ。メディアが今後デジタルコレクションを本気で取材するなら時差との闘いが避けられないことも身をもって体験。明日からはゆっくり寝ようっと!
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米「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」は7月8日、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用をデラウェア州の破産裁判所に申請した。破産手続きの対象となるのは米国事業のみで、日本や中国市場を含む国外事業やジョイントベンチャーはこれまで通りに営業を続ける。
破産裁判所に提出された資料によれば、同ブランドの資産および負債額はともに5億〜10億ドル(約535億〜1070億円)。最大の債権者はスイス・ガーメント・カンパニー(SWISS GARMENTS COMPANY)で、520万ドル(約5億5600万円)が未回収となっている。
「ブルックス ブラザーズ」は1818年にニューヨークで誕生し、2018年に200周年を迎えたアメリカを代表するブランドの一つだ。01年にイタリアの実業家クラウディオ・デル・ヴェッキオ(Claudio Del Vecchio)が2億2500万ドル(約240億円)で買収し、会長兼最高経営責任者(CEO)に就任。同ブランドはビジネス用のスーツやシャツ、ネクタイを主力としており、品のある“アメリカントラッド”が持ち味だ。しかし近年はオフィスファッションのカジュアル化によるスーツ離れを背景に、売上高は10億ドル(約1070億円)前後と低迷していた。デル・ヴェッキオ会長兼CEOは数年前から事業売却を視野に入れて戦略的パートナーを探していたが見つからず、今年に入ってからは新型コロナウイルスの影響による打撃を受け、経営破綻に追い込まれた。
同氏は、「客足が落ちているなどの問題を抱えているのは米国だけで、国外事業やECは成長していたため、米国内にある店舗の家主らと不採算店を閉じることを含めてさまざまな交渉をしていた。これで乗り切れるかもしれないと思っていた矢先に、新型コロナウイルスのパンデミックが発生した。まずは中国、日本、韓国などのアジア地域で、そしてやがて欧州や米国へと感染が拡大していったので、世界中で事業を展開している当ブランドは次々に店を休業せざるを得なかった」と語った。
同ブランドは米国でおよそ250店を運営しているが、破産法の適用を申請する以前に、そのうち51店を閉じることを決定していた。米国内の3工場も8月15日をもって閉鎖することが決まっており、すでにその処理が進められている。なお16年に傘下に収めたニューヨークのジュエリーブランド「アレクシス・ビタール(ALEXIS BITTAR)」も破産手続きの対象となっているが、「ブルックス ブラザーズ」とは別に売却されるものとみられている。
デル・ヴェッキオ会長兼CEOは、「『ブルックス ブラザーズ』を心から愛し、このブランドらしさを維持してくれる買い手が新たなオーナーとなることを願っている。ここ数年、私と共に尽力してくれたチームをとても誇らしく思っているし、できる限りの手を尽くしたと自負している。破産法の適用を申請したことで、事業を再建して将来的に再び成長する道が開けた。売却後、私が『ブルックス ブラザーズ』の運営に携わることはないと思うが、関連するプロジェクトなどで声が掛かれば検討する」と述べた。なお、同氏は「ブルックス ブラザーズ」マディソンアベニュー旗艦店の家主でもあるが、同店の存続については新たなオーナーの意向に任せるとしている。
買い手候補としては、米ブランド管理会社オーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)と、米不動産投資信託会社のサイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)、そして同じくブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS)の3社連合と、新進の米ブランド管理会社WHPグローバル(WHP GLOBAL以下、WHP)が有力視されており、価格は3億5000万ドル(約374億円)程度になるとみられている。
ABG率いる3社連合は、やはり破産した米ファストファッションチェーン「フォーエバー21(FOREVER 21)」を20年2月に8110万ドル(約86億円)で買収している。またABGは、経営破綻した米バーニーズ ニューヨーク(BARNEYS NEW YORK)を19年11月に2億7140万ドル(約290億円)で獲得した。ブランドの買収案件に関する豊富な経験と、複数の投資会社から投資を受けていることによる潤沢な資金が同社の強みだろう。
一方で、WHPは今回「ブルックス ブラザーズ」に7500万ドル(約80億円)のDIP融資(倒産手続きに入っている企業に対する新規融資)を行っている。WHPは19年7月に設立されたばかりということもあってABGほどの規模ではないが、融資をしていることが有利に働くとみる関係者もいる。
米連邦破産法第11条に基づいて事業を売却する場合、事前に“ストーキング・ホース”と呼ばれる買い手候補と協議の上で取引価格を決定し、後日開催される競売でそれを上回る入札がなければストーキング・ホースが正式な買い手となるという方法を取ることができる。これは債権者の不安を少なくできるほか、最低売却額があらかじめ把握できるなどのメリットがあるため、「ブルックス ブラザーズ」もストーキング・ホースを探していたが、資金繰りが追いつかず時間切れとなった。このため、今回は破産裁判所による競売となる。
本件について、WHPのイェフダ・シュミドマン(Yehuda Shmidman)会長兼CEOはコメントを差し控えるとし、ABGのジェイミー・ソルター(Jamie Salter)会長兼CEOは「『ブルックス ブラザーズ』は素晴らしいブランドだ」と話すにとどめた。
「ブルックス ブラザーズ」の破産申請に関する最初の公聴会は7月9日の午後(現地時間)に開かれる。裁判所の判断にもよるが、特に問題がなければ数カ月ほどで売却手続きが完了する見込みだという。
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「ブシュラ ジャラール パリ(BOUCHRA JARRAR PARIS)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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「ブシュラ ジャラール パリ(BOUCHRA JARRAR PARIS)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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伊勢丹新宿本店は7月15日に本館3階のイセタンパーソナルラボ(以下、パーソナルラボ)で、3D計測とパーソナルラボの約10人の販売員によるマッチングサービス“マッチパレット”をスタートさせる。同サービスは、ワコール(WACOAL)の3Dボディースキャナーを利用して全身のサイズを5秒で計測し、可視化された体形データから、販売員が消費者一人一人にマッチするスタイリングを無料で提供するというものだ。販売員は、ボディースキャンのデータに基づいて体形タイプを27種類に分類診断し、約50ブランドの約1万種類からおすすめ商品とスタイリングを提案。30分コースは3Dボディースキャン計測とワンポイントアドバイス、90分コースはボディースキャン計測とコンサルティングという内容だ。
予約は、三越伊勢丹アプリでデジタルID会員登録をして希望の日時を選択後、アンケートフォームに好みのスタイリングやファッションについて記入する。サービス体験後は、“マッチパレット”の公式LINEアカウントからオンラインチャットサービスが受けられる。受け付けは24時間で、返信対応は10~20時。友だち登録をすると、いつでもパーソナルラボの販売員に質問や悩みの相談ができる。
このサービスは、オンラインでもオフラインでも最高の顧客体験の提供を目指し、最新デジタル技術と百貨店の強みである“人の力”を融合したものだ。通常のショッピング時の“悩みの時間”や“買い回りの時間”を短縮し、消費者の都合に合わせたショッピング体験を提供することで変化するニーズに寄り添うとを目的にしている。
ワコールが2019年末に発表した顧客とのコミュニケーションのスローガン“ミート・ユア・ジャスト”は“消費者のジャスト=ぴったり”を提供する“というものだ。下着は体に直接着けるもので、洋服以上にフィッティングや好みが問われる。それを解決するツールの一つとして開発されたのが3Dボディースキャナーだ。
ワコールは19年に同スキャナーとAI接客を導入したデジタル店舗「ワコール 3D スマート & トライ(WACOAL 3D SMART & TRY)」を出店しており、ビューティアドバイザーによるコンサルティングも行っている。いち早くパーソナライズ化に注力してきたワコールのノウハウが、下着の売り場だけでなく洋服の売り場でも採用されるのは自然な流れといってもいいかもしれない。新型コロナウイルスの影響をはじめ、さまざまな課題を抱える百貨店にとってワコールのデジタル技術を採用した新サービスが、売り場活性化のツールになるかどうかが注目される。
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フランス国立モード芸術開発協会が主催する「ANDAMファッション・アワード(ANDAM Fashion Award以下、ANDAM)」は、2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大によって苦戦を強いられているファッション業界の状況をふまえ、「ファミリー ファンド アワード」という特別な賞を設けた。同賞には「マリーン・セル(MARINE SERRE)」と「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」が選ばれた。
今年はこれまでの伝統的な選定基準を再考し、過去の受賞者またはファイナリストに焦点を当て、ほかにもフランスを拠点にビジネスを行っていることやパリでショーの発表をしていることを初めて条件にして候補を絞った。持続的支援と連帯感を打ち出す中、「ANDAM」のギヨーム・ホウゼ(Guillaume Houze)代表は「状況によるが、来年以降は海外からのエントリーも受けるだろう」と述べた。
17年にクリエイティブ・ブランド賞を受賞したマリーン・セル=デザイナーは「私たちはみな困難な時期を過ごしている。この受賞は、ブランドが強く独立したものでいられるよう助けてくれる」とコメント。また同年にグランプリを受賞した「Y/プロジェクト」を手掛けるグレン・マーティンス(Glenn Martens)は、「『Y/プロジェクト』はよりよい未来を築くための変化の一部になりたい」と応じた。賞金は同ブランドのサステナブルライン“エバーグリーン(EVERGREEN)”などの発展に充てるという。
「ファミリー ファンド アワード」のほかにも、ピエール・ベルジェ賞を、オートクチュールの技術を取り入れた「モッシ(MOSSI)」が、イノベーション賞をファッションブランドの生産過程の効率化に取り組む「テキン(TEKYN)」がそれぞれ受賞した。
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「ヴィクター&ロルフ(VIKTOR&ROLF)」が2020-21年秋冬オートクチュール・コレクションを発表した。
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「グッチ(GUCCI)」は7月17日に“エピローグ・コレクション”をデジタルで発表する。ミラノ・ファッション・ウイークの最終日に行う男女合同のコレクションで、“エピローグ”は音楽で“最終章”を意味する。
クリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は年に5回コレクションを発表する既存のシステムを変え、年2回にすることを明言している。
今回のコレクションは従来ならば5月にプレ・スプリングとして発表されるものだったが、次のシステムへの移行を示すこれまでの“エピローグ(最終章)”として発表する。なお、5月のショーは新型コロナウイルス感染拡大を受けて中止していた。
ミケーレはオンライン・カンファレンスでの質疑応答で「あの物語を終わらせ、次を示したい」とコメント。新たなコレクションの呼称にクラシック音楽の用語を使用することも示唆していた。新たなシステムの原型となるような実験的なファッションショーになるという。
現地時間の午前8時から「グッチ」公式サイト、ユーチューブ、ツイッター、インスタグラム、ウェイボー(微博、WEIBO)などで12時間にわたるストリーミングを行う。
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「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」のセバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)=クリエイティブ・ディレクターが7月2日に退任した。同ブランドは新デザイナーを探すとともに、オーナーとなる企業も新たに模索しているようだ。
ブランド獲得に名乗りを上げているのは、伊セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)だ。オーナーのクラウディオ・アントニオーリ(Claudio Antonioli)は、ECサイト「ファーフェッチ(FARFETCH)」の子会社になった「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」を傘下に持つニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP)の共同創立者でもある。「アン ドゥムルメステール」とは交渉段階に入っているところで、「取引はまだまとまっていないが、夏の終わりまでには実現する見通しだ」とアントニオーリは話している。また、後任デザイナーについてのコメントは避けたが、“アントワープシックス(Antwerp Six)”のひとりとして知られるブランドの創設者、アン・ドゥムルメステールの復帰の可能性については否定した。
フランス生まれのムニエは自身のブランドを手掛ける一方で、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」で経験を積み、2010年に「アン ドゥムルメステール」に加わった。アンの下でメンズ・コレクションのデザインを手掛け、13年にディレクターに就任。同年にアンがブランドを去ってからは、メンズとウィメンズの両コレクションを担当し、ブランドをけん引してきた。アン・シャペル(Anne Chapelle)最高経営責任者(CEO)は「ムニエが10年前にブランドに加わって以降、献身的に成し遂げてきた全てのことに感謝する」とコメントしている。なお、デザイナー退任以外の変更点については一切触れられなかった。
7月9〜13日にオンライン形式で行われる21年春夏パリ・メンズ・コレクションの公式スケジュールに、「アン ドゥムルメステール」は名を連ねていない。スポークスパーソンは今後のコレクションやショーについて、「全てのことが進められているが、私たちが当面の目標にしているのは1月のコレクション発表だ」とコメントした。
シャペルCEOは、1994年から同ブランドのビジネス面でのマネジング・ディレクターを務めており、2005年には未公開株を取得している。なお、シャペルCEOは別会社で「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」も運営しているが、情報筋によると「ハイダー アッカーマン」の売却も考えているという。
アントワープ王立芸術アカデミーを卒業し、1985年に会社を設立したアンは、自身初のコレクションを87-88年秋冬シーズンで発表した。翌年にはシューズとアクセサリーもスタート。92年からはパリでショーを披露し、96年にはメンズを発表した。最近では2019年に、黒や赤の筆使いでキアロスクーロ(イタリア語で明暗の意味)のエフェクトを生み出したブランド「デ テーブルウエア(De Tableware)」を携えてホームウエア市場に参入している。
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中嶋竣太デザイナーの「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」は、英国発のフットボールブランド「アンブロ(UMBRO)」とコラボレーションしたアパレルを7月15日に阪急メンズ大阪と阪急メンズ東京で先行発売し、以降はユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)、エリミネイター(ELIMINATOR)、ファン(FUN)で順次販売する。
アイテムはポロシャツ(9800円)とレフリーシャツ(1万4000円)、ピステトップ(1万9000円)、パンツ(1万9000円)のスポーティーな4型。全てにベルギー出身のアーティスト、ピーター・デ・ポッター(Peter de Potter)のアートワークがプリントされている。同氏の作品の再現性を高めると同時に、経年変化による色移りを防ぐためにオフセット転写プリントを採用している。
ピーター・デ・ポッターは、アートやパンク、ユースカルチャーのアイデンティティーを縦横無尽に取り込んだメッセージ性の強い作風が特徴で、旧知のラフ・シモンズ(Raf Simons)のブランドのビジュアルやグラフィックデザインを2001年から10年間にわたって手掛けてきた。中嶋デザイナーがラフの下で働いていた頃に両者は親交を深め、20-21年秋冬コレクションでは「オールモストブラック」のインラインでもコラボレーションを行っている。
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ファッションブランド「マメ(MAME KUROGOUCHI)」のデザイナーである黒河内真衣子が、長野県信濃美術館 本館と東山魁夷館のスタッフが着用するユニホームをデザインすることが明らかになった。黒河内は長野県出身。デザインは21年1月に発表される。
長野県信濃美術館は信州唯一の県立美術館で、本館は1966年に長野市の国宝・善光寺に隣接する公園内に開館した。2017年10月から全面改築にあわせて休館しており、プランツアソシエイツ設計の「ランドスケープ・ミュージアム」を コンセプトにした新たな建物で21年春に新装開館する。併設する東山魁夷館は、画家の東山魁夷からの作品寄贈を受けて、1990年に谷口吉生による設計で開かれた。19年10月にリニューアルオープンしている。
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「蓉子の部屋」は、川島蓉子・伊藤忠ファッションシステム取締役/ifs 未来研究所所長が、毎回ゲストを招き“未来”について考える音声番組です。未曾有の状況の中、業界にはこれからの“未来”について考えなければならない現実が待ち受けています。そんな中、少しでも業界人に役立つヒントや、カケラを音声配信でお届けします。近所のスーパーに行く時や、通勤・通学時に気軽に聞いてください(笑)。第1回は田根剛・建築家に迫り、自身が大切にする“記憶”について語ります。
川島蓉子:1961年新潟市生まれ。早稲田大学商学部卒業、文化服装学院マーチャンダイジング科修了。伊藤忠ファッションシステム株式会社取締役。ifs未来研究所所長。ジャーナリスト。日経ビジネスオンラインや読売新聞で連載を持つ。著書に『TSUTAYAの謎』『社長、そのデザインでは売れません!』(日経BP社)、『ビームス戦略』(PHP研究所)、『伊勢丹な人々』(日本経済新聞社)、『すいません、ほぼ日の経営。』などがある。1年365日、毎朝、午前3時起床で原稿を書く暮らしを20年来続けている。
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左右が異なるアシンメトリーの人気が飛び火して、この夏に盛り上がってきたのは、前後の見え具合が大きく異なる“バックコンシャス”の装いです。周りと距離を保って生活する習慣が広がったこともあって、実は後ろ姿は結構、見られているものです。薄着になる夏場はどうしても着こなしが単調になりがちですが、バックコンシャスの服なら、すれ違いざまに思わず“二度見”してしまいそうなポジティブサプライズを仕掛けられます。
今回は、マルチWAY(何通りにも着まわしが可能)なアイテムでも定評のある人気セレクトショップ「ガリャルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」のトップスから、“背中美人”の着こなしをご紹介します。
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ボウタイブラウスのヒットが続き、リボン(ボウ)はトレンドディテールの座をキープ。人目に触れる機会が増えてきたと思ったら、リボンを背中に引っ越しさせてみましょう。後ろ姿にリボンを持ってくれば、正面はすっきりした仕上がりに。
一方、背中側の見え具合はエレガントに様変わり。ゆるくノット(結び目)をこしらえて、余った端を長めに垂らすと、落ち感が出ます。腰の上あたりに、さりげなく入ったスリットもバックショットの好アクセントに。正面はシンプルな見え方だから、幅広いシーンで使えそう。前後でムードが大きく異なる“見返り美人”のコーデは、おしゃれ上手を印象づけられるスタイリングです。
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オーバーサイズのシャツを着こなす場合、前後の見え方を大きく変えると、全体がのっぺりとした印象にはなりづらくなります。背中側にサプライズを仕掛ける演出は、意外感が強く出る“技アリ”の演出。バックスタイルに大きなスリットが入っていると、正面の“きちんと感”を裏切る効果を引き出せます。
適度なシアー(透け)感があるタイプなら、長袖でも涼しげでフェミニン。ゆったりパンツと合わせても重たくならずに好相性を発揮。前から見るとシンプルで、後ろに遊び心のあるデザインは、おしゃれに手を抜かないキャラクターまで印象づけてくれそうです。
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「あんまり冒険したくない」と考えるコンサバ・エレガンス派も、前後で表情の異なる装いは楽しめます。ダイナミックな変化を好まないなら、前後で質感をずらす“異素材ミックス”がおすすめ。光沢のあり・なしや透ける・透けないなどの違いを生かせば、装い全体が趣深く映ります。
背中側の裾の切り替えには、つややかなサテン生地が施されてフェミニン。シックな表情のブラウスでありながら、サテンならではの風合いが生きて、後ろ姿に格上感が漂います。ショート丈のジャケットを羽織って、ブラウス裾をちらりとのぞかせるようなレイヤードも組み立てられます。オフィスでも節度を保ちやすいデザインです。
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真夏の主役的なシンプルTシャツは、便利な分、着方がマンネリ気味になりがちです。最近は大胆に前後の変化を試したタイプが出現しています。中でもビッグシルエットのTシャツは、工夫を施す余地が大きいから、いろいろな仕掛けを盛り込めます。
オーバーサイズは風通しがよいので、真夏のTシャツにうってつけ。背中側にスポット(窓)が開いたデザインは、涼しいうえにアイキャッチー。風が吹き込むおかげで、快適に過ごせます。“白T”は、シンプル感が売り物でしたが、前後で異なった印象を与えるデザインなら、シンプルコーデから一気に格上げできます。
バックコンシャスのデザインを取り入れれば、背中にも適度な緊張感が生まれて、気持ちにもめりはりが加わりそう。ソーシャルディスタンシングが当たり前になった結果、周囲から見られる機会が増えた後ろ姿に、もっとおしゃれ感をプラスしてみませんか。
ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い
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