「オム プリッセ イッセイ ミヤケ」が「万葉集」の色彩を描いたスニーカー 「ワクワ」とのシューズプロジェクトで

 「オム プリッセ イッセイ ミヤケ(HOMME PLISSE ISSEY MIYAKE以下、オム プリッセ)」は、アナトミカ(ANATOMICA)のシューズブランド「ワクワ(WAKOUWA)」とのシューズプロジェクトの第1弾としてハイカットのスニーカーを9月1日に発売する。価格は2万8000円で、サイズは25.5〜29cmをそろえる。

 シューズは「オム プリッセ」が1月にパリで開いた2020-21年秋冬シーズンのショーで披露したもの。鮮やかな全6色のカラーは山吹、桃、松などと名付けられており、日本最古の歌集である「万葉集」の四季の色味から着想している。「ワクワ」がデッキシューズから発展させた人気スニーカーの機能性と、「オム プリッセ」が得意とする軽快なカラーリングの融合が魅力的な一足だ。

 「オム プリッセ」の直営店や公式オンラインストアのほか、アナトミカの一部店舗で販売する。

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「アディダス オリジナルス」が「ノア」とのコラボコレクションを発売 サステナブルなモノ作りに着目

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は8月27日に、米ニューヨークを拠点とする「ノア(NOAH)」とのコラボコレクションを発売する。公式オンラインストアやアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿などで取り扱う。

 同ブランドのアイコニックな“トレフォイル(三つ葉)”にフィーチャーしたライフスタイルコレクションと、「ノア」の創業者であるブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)のランニングへの情熱にインスパイアされたパフォーマンスコレクションを用意する。

 ライフスタイルコレクションは、スニーカー1型、アパレル4型、アクセサリー2型の全8型をそろえる。スニーカーは1972年に誕生したSLシリーズの初代モデル“SL72”をベースに、プラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれた新しい素材“プライムブルー(PRIMEBLUE)”をアッパーに採用して製作した。価格は1万2000円で、ブルーとグリーンのツートーンカラー、ブラックカラーの2色展開だ。そのほかリサイクル素材を30%使用したスエットやTシャツ、ショーツのアパレルから、ナップサック、ソックスなどのアクセサリーまでをラインアップ。価格は2990〜1万5000円。

 パフォーマンスコレクションは、“SL72”をインスピレーション源に製作したエントリーランナー向けの新モデル“SL20”(2色、各1万6000円)、全てリサイクルポリエステル100%で製作したマドラスチェックが特徴のランニングジャケット(3万円)、ランニングショーツ(1万1000円)、ランニングキャップ(6490円)をそろえる。

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「アディダス オリジナルス」が「ノア」とのコラボコレクションを発売 サステナブルなモノ作りに着目

「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」は8月27日に、米ニューヨークを拠点とする「ノア(NOAH)」とのコラボコレクションを発売する。公式オンラインストアやアディダス オリジナルス フラッグシップ ストア 原宿などで取り扱う。

 同ブランドのアイコニックな“トレフォイル(三つ葉)”にフィーチャーしたライフスタイルコレクションと、「ノア」の創業者であるブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)のランニングへの情熱にインスパイアされたパフォーマンスコレクションを用意する。

 ライフスタイルコレクションは、スニーカー1型、アパレル4型、アクセサリー2型の全8型をそろえる。スニーカーは1972年に誕生したSLシリーズの初代モデル“SL72”をベースに、プラスチック廃棄物をアップサイクルして生まれた新しい素材“プライムブルー(PRIMEBLUE)”をアッパーに採用して製作した。価格は1万2000円で、ブルーとグリーンのツートーンカラー、ブラックカラーの2色展開だ。そのほかリサイクル素材を30%使用したスエットやTシャツ、ショーツのアパレルから、ナップサック、ソックスなどのアクセサリーまでをラインアップ。価格は2990〜1万5000円。

 パフォーマンスコレクションは、“SL72”をインスピレーション源に製作したエントリーランナー向けの新モデル“SL20”(2色、各1万6000円)、全てリサイクルポリエステル100%で製作したマドラスチェックが特徴のランニングジャケット(3万円)、ランニングショーツ(1万1000円)、ランニングキャップ(6490円)をそろえる。

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「サマンサタバサ」の雑貨ラインからUV殺菌ボックス スマホの充電も可能

 サマンサタバサジャパンリミテッド(以下、サマンサタバサ)は8月22日、ファッション雑貨を展開する「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE) 」からUV殺菌ボックス(9000円)を発売する。公式オンラインサイトで取り扱う。

 ボックス内に入れたアイテムを紫外線で約99%殺菌する同製品はワイヤレス充電対応。スマートフォンの場合は、除菌と同時に充電も可能だ。また、ボックスの内側にアロマオイルを挿入することができ、好みの匂いに香り付けすることができる。

 「サマンサタバサチチョイス」渋谷ヒカリエシンクス(SHINQS)店やルミネエスト店などの5店舗では、店頭で自由に使用できるUV殺菌ボックスを設置し、手持ちのアイテムで殺菌効果を試せるサービスも実施している。

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ピザ箱でワンピースを届ける「レルディ」 絵描きのリー・イズミダとのコラボコレクションを発表

 繊維商社の豊島による「レルディ(RELDI)」は2019年春にスタートしたワンピースブランドだ。“現代を強く生きる女性が、有意義な時間を手に入れることができるワンピース”をコンセプトに、1着でサマになり、何通りにも着こなしが楽しめるデザインを生み出している。ECを中心に販売し、「受け取ったときに気分が上がるものを」というデザイナーの山本雄矢の思いを込めて、ピザ箱をイメージしたパッケージで商品を届けているのも特徴だ。

 そのパッケージの絵を担当したのが、絵描きとして活動するリー・イズミダ(Lee Izumida)だ。アメリカで絵を学び、東京でビームスの「ピルグリム サーフ+サプライ(PILGRIM SURF+SUPPLY)」で販売員を経験し、昨年絵描きとしてのキャリアをスタート。デビューして間もないが、すでにルミネやパルコの広告をはじめ、「ピルグリム サーフ+サプライ」のビジュアルや、店舗のウインドーペイントなども手掛けている。

 ピザ箱風のパッケージでのコラボレーションを経て、「レルディ」は20-21年秋冬コレクションで再びリー・イズミダとコラボレーションを行った。イズミダによる手描きの花柄をのせた7型のアイテムを8月末〜10月末に順次発売していく。コラボを行ったデザイナーの山本とイズミダに、出会いやコラボの経緯について聞いた。

WWD:2人の出会いは?

山本雄矢「レルディ」デザイナー(以下、山本):東京・池尻にあるカフェでイズミダさんの絵が飾られているのを見て、「すてきだな」と思ったのがきっかけでした。

リー・イズミダ(以下、イズミダ):私はウェブで「レルディ」を知って、ワンピースを買って着ていたんです。もともと勤めていた「ピルグリム サーフ+サプライ」を辞めた後にいろんなテイストの服に挑戦したいと思い、購入したアイテムの一つだったんです。

山本:現在ブランドの店舗がなく、販路は99%が自社のオンラインストア。お客さまとのコミュニケーションツールとして、何かできないかなと考えたときに、発送用のパッケージをイズミダさんに依頼しました。デリバリーのピザ箱の形にして、届いたときに気分が上がるものにしたかったんです。それに僕、ピザ好きなんで(笑)。

イズミダ:私もピザ好き(笑)。やっぱりこのピザの箱は届いたときにテンションが上がります。箱が捨てられなくて重ねて飾っているんです。

山本:お客さまからもとてもいい反応をいただいています。イズミダさんのファンの方にもこのパッケージのコラボをきっかけでブランドを知っていただいて、アート作品を一つ手に入れる感覚で購入してくださっていますね。

ペルーの鮮やかな色彩を
秋冬に開花する花で表現

WWD:今回は洋服でのコラボレーションだが、どのように取り組んだのか?

山本:今季は ペルーをシーズンコンセプトにしています。世界遺産の遺跡であるマチュピチュがありながらも、“レインボーマウンテン”といわれる虹色の山、ビニクンカ山が“インスタ映え”スポットとしても人気だったり、歴史的なものと新しい流行を受け入れる文化が素晴らしいなと思ったんです。そのペルーの鮮やかな色彩をコレクションで表現しようと思ったときに、イズミダさんのアートと親和性が高いと思ってお誘いしたんです。モチーフは商品展開の時季(秋冬)に開花するマグノリア、クリスマスローズ、アネモネ、エリカを選びました。

イズミダ:私は「どんな洋服になるんだろう?」と考えながら、楽しんで描きました。アネモネ、エリカはこれまで描いたことがなかったので新鮮でしたし、チェックは寝起き一発で仕上げたんです。あんまり頭がちゃんと働いていないときに描いた方がいいものができる気がして(笑)。

WWD:イズミダさんの絵は花の印象が強いが、得意なモチーフなのか?

イズミダ:皆さんにはそのように思われていることが多いんですが、実は去年から描き始めたばかりなんです。飽きるまでずっと同じものを描き続けるタイプで、去年は花、カットフルーツを描いて、今年は魚とか昆虫を描いています。だから花は私にとっては新入りで(笑)。今回もそうなのですが、花を描くときはちゃんと生態を調べてます。色の種類、咲く時期だとか覚えちゃったり。散歩中に花を見たら写真を撮っておきます。昆虫とかも図鑑でじっくりながめるのも好きなんです。

WWD:コレクションに合わせてマスクも制作した。

山本:フラワーショップに寄付をしたいと思い作りました。南青山のロジ プランツ&フラワーズさん、代々木上原の終日フラワーさん、松陰神社前のドゥフトさんの3店舗にお届けして、店員さんにつけていただいたり、お店のノベルティとして配ってもらったりと使っていただく予定です。お花は今回のコレクションと連動していますし、僕も実は大好きなので。

イズミダ:偶然ですが、実はドゥフトのお店の方とは友人で、ロジ プランツ&フラワーズさんではクリスマスウインドーのペイントを担当したことがあるんですよ。

「レルディ」は販路拡大、
イズミダは絵を描き続けることを目標に

WWD:コロナ禍で何か変わったことは?

山本:緊急事態宣言が出たときには、時間がたっぷりあったのでインプットとアウトプットを繰り返せたと思います。特に写真家のスティーブン・ショア(Stephen Shore)の作品が気になって、写真集を買いあさったのですごく影響を受けそうです。

イズミダ:私はカッコつけるのをやめました。絵は年齢も性別も関係なく多くの人が楽しめるもので、もっと親しみやすく作品を楽しんでもらいたいといろいろ企画しました。インスタライブもカッコつけずに、とにかくやってみようという思いで、絵を描いているところを配信したり、作品のポスターを販売してみたりと挑戦して。昆虫を描き始めたのも子どもたちに喜んでもらえるかな?と思ったのがきっかけでした。

WWD:イズミダさんの肩書が“絵描き”なのはなぜ?

イズミダ:致命的なんですけど、パソコンが使えなくてイラストレーターにはなれないんです……。しかも、自分の色しか出せない。画家というのはちょっと偉大なイメージがあるし、ペインターと名乗ることもあるんですけど、“絵描き”が一番しっくりきています。

WWD:2人の今後の目標は?

山本:「レルディ」の販路の拡大です。現状ではリアルで試着できる場所がなく、問い合わせを多くいただいて、ウェブで購入してくださる方の不安を解消できたらと思っています。本当はこの秋冬シーズンからバイヤー向けの展示会を開きたいと思っていたんですが、コロナの影響でアプローチができませんでした。ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)やレイビームス(RAY BEAMS)などのようなセレクトショップに扱ってもらうことが目標です。

イズミダ:もし店舗で扱われたら、私がウインドーに絵を描きに行きますよ!販売員だったんで店にも立って販売も手伝えます(笑)。私は個展がなかなかできない状況ですが、また気になった人に気軽に来ていただけるような個展を開きたいと思っています。子ども向けのワークショップもやってみたくて、傘に絵を描くような企画も考えていたんです。あとは絵本の挿絵やワインボトルのラベルも描いてみたい。ずっと思っていることなんですが、おばあちゃんになるまで絵を描き続けたいんです。

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女性のワキ毛は無駄なのか? 刃物メーカー貝印の「#剃るに自由を」広告が話題

 カミソリやグルーミング製品などを展開する貝印が8月17日から開始した、コミュニケーション広告が話題だ。バーチャルモデルのMEMEがワキの毛を堂々と見せるビジュアルと、「ムダかどうかは、自分で決める。」というキャッチコピー、「#剃るに自由を」というハッシュタグがインパクトを与えている。また、SNSには本来は剃毛を促進したいはずの貝印が、体毛処理の多様性を伝えるメッセージを発信したことに驚き賞賛する声も多い。なぜこの企画を立ち上げたのか。貝印の齊藤淳一マーケティング本部広報宣伝部宣伝リーダーに聞いた。

WWD:この企画を立ち上げた意図は?
齊藤淳一マーケティング本部広報宣伝部宣伝リーダー(以下、齊藤):2019年ごろからSNSに「女性のワキはツルツルじゃないとダメなんておかしくない?」「会社に行くからヒゲを剃らなきゃいけないというのは変」などの声が届き始め、体毛を剃ることに対する世間で言われる常識と、生の声に乖離があるのではないかと思っていたんです。昨年11月、雑誌でタイアップ企画を行った時にお会いしたアーティストの方にこのことを話したらとても共感していただき、それまで肌感覚で感じていたことが確信に変わり、12月から動き出しました。

WWD:19年といえば「#kutoo」運動がありましたが、その影響もあったんでしょうか?
齊藤:潜在的にあった意見が言いやすい雰囲気になっていたのかもしれないですね。当社が行った調査でも、「ファッションや髪型のように、体毛を剃ることは自分自身で自由に決めたい」という声が90.2%、「気分によって毛を剃っても剃らなくても良い」という声が80.5%あったんです。海外ではワキ毛に対する価値観もいろいろあって、以前からジュリア・ロバーツ(Julia Roberts)がレッドカーペットでワキ毛を見せたりといったこともありましたし、さまざまな価値観に寄り添うことができればと思ってこのような企画を進めました。

WWD:とはいってもカミソリなどを販売している貝印にとっては、体毛を剃ってもらわなければ商売上がったりですよね。社内で反対の声はなかったんですか?
齊藤:当社は100年を超える企業ですが、昔は包丁なども一人一人に合わせてオーダーメイドで作ることが当たり前でした。我々は日本の使い捨てカミソリのトップメーカーではあるもののお客さまの声を聞いて製品作りを行う“野鍛冶の精神”が根付いていますし、今回もお客さまの声に寄り添う企画でしたので、社内の理解もスムーズでした。

WWD:ビジュアルにバーチャルモデルを起用していますが、貝印としても初めての試みだったのでは?
齊藤:バーチャルヒューマンは始めてでしたが、バイアスがかかるのを避けたかったんです。モデルやタレントさんですと、どうしてもその人のキャラクターを通してメッセージを見てしまうので……。新型コロナウイルス感染拡大の影響で撮影が難しかったことを考えても、バーチャルヒューマンという選択はよかったと思っています。

WWD:ビジュアルもメッセージも先進的で、多くの反響がありますね。
齊藤:見た方に不快感を与えてはいけないので、ビジュアルもコピーもクリエイティブのチームと入念に練りました。何かを主張するというより問題提起をしてみなさんに考えていただきたかったので、多くの反響がありありがたく思っていますし、好意的な意見も多く正直ホッとしています(笑)。女性のワキ毛処理と同様に、男性も剃るという行為に対してさまざまなバイアスやルッキズムがあると思うので、今後もさまざまな価値観に寄り添った立場で、悩んでいる方や困っている方に対して私たちができることを発信できればと思っています。

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英ラグジュアリーECがコロナ禍で苦悩する新進デザイナーを支援

 イギリス・ロンドンを拠点にラグジュアリーECサイトを手掛けるマッチズファッション ドットコム(MATCHESFASHION.COM以下、マッチズ)は、新進デザイナーズブランドの支援を目的としたプログラム「イノベーターズ(THE INNOVATORS)」を立ち上げた。9月から1年間にわたり、総額180万ポンド(約2億5000万円)に上るマーケティング支援をはじめ、ビジネスのメンタリングや優遇支払い条件の提示といった実務的なサポートを対象ブランドに提供する。また、マッチズのECサイトでのオリジナルコンテンツの配信も行う。

 “ユニークで力強いDNA”という基準によって世界中から支援対象に選ばれたのは、「アートスクール(ART SCHOOL)」「アルワリア(AHLUMALIA)」「チョポヴァ ロウェナ(CHOPOVA LOWENA)」「ステファン クック(STEFAN COOKE)」「ジェルマニエール(GERMANIER)」「ハルパーン(HALPERN)」「ハリス リード(HARRIS REED)」「チャールズ ジェフリー ラバーボーイ(CHARLES JEFFREY LOVERBOY)」「テベ マググ(THEBE MAGUGU)」「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」「ビアンカ サンダース(BIANCA SAUNDERS)」「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」の12ブランド。「LVMHプライズ」をはじめとするコンテストのグランプリ受賞者やファイナリストなど将来の有望株がそろう。すでに11ブランドがマッチズで取り扱われており、新進ブランドを早くから買い付けている同社らしい取り組みと言えるだろう。

 同プログラム発足のきっかけとなったのは、新型コロナウイルスの感染が拡大する中でマッチズのチームが聞いた若きデザイナーたちの苦悩。困難な状況下で自らのブランドをどのように成長させていけるかが見えなくなった彼らには、実務的なサポートと継続的なコミットメントが必要だと考えたという。アジェイ・カヴァン(Ajay Kavan)最高経営責任者は、「マッチズのお客さまには私たちがキュレーションするファッションを楽しんでいただいている。その中には新進デザイナーを求めている方も多い。私たちの成功は新しい才能との確かなパートナーシップに根差しており、多くの才能あるデザイナーと協力し合えることを幸いに思う」とコメント。また、ナタリー・キンガム(Natalie Kingham)=バイイングディレクターも、「クリエイティブ業界にとって厳しい時期であるこの年に、『イノベーターズ』プログラムを通して才能ある新進デザイナーたちへのサポートを実現できることがうれしい。このプログラムは、彼らのビジネスの将来を確かなものにするために役立つだろう」と話す。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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