デトックス効果も期待 注目の「炭」を使ったビューティアイテムをセレクト

 スーパーフードとしても知られる“炭(チャコール)”。インド発祥の民間療法アーユルヴェーダでも重宝されてきた炭は、ミネラルを豊富に含んでいてデトックス効果が期待できる。また無数の細かな穴が開いた多孔質のため、強い吸着力を持つことでも知られている。ニオイが気になる頭皮ケアやフットケアに炭を配合した商品も注目を集める。そこで、炭を含むオススメのビューティアイテムをセレクトした。

大気の汚れ、頭皮汚れの浄化に ココナツ活性炭と火山灰配合の「ジョヴァンニ」シャンプー&コンディショナー

 ビバリーヒルズ発オーガニックヘアケアブランド「ジョヴァンニ(GIOVANNI)」のツーシックシリーズから、ココナツ活性炭と火山灰配合の「チャコール&アッシュ シャンプー」(250mL、2400円)、「同 コンディショナー」(250mL、2400円)が発売された。黄砂、花粉、排気ガスなどの大気中物質のほか、落ちにくいスタイリング料や毛穴の皮脂詰まりをココナツ活性炭と火山灰がクリーンに洗い上げる。

 ココナツ活性炭とはココナツの外殻を焼いた活性炭のことで、火山灰は韓国のチェジュ島のものを使用。どちらも無数の微細な穴が空いているので、皮脂や落ちにくいスタイリング材などさまざまな汚れを吸着してくれる。実際にシャンプーを使ってみると、洗い上がりは頭皮がサッパリとする印象。同シリーズのアサイーとゴジベリー配合のコンディショナーを併用することで、髪を乾かした後も潤いのあるふんわりとした仕上がりになる。平日は手持ちのシャンプーを使い、週末は「チャコール&アッシュ」シリーズで頭皮クレンズと、用途別に使い分けるのもいい。

むくみ対策、消臭にも 「スナオ」のクレンジングマッサージスクラブ

 防御機能ホメオスタシスの理論をスキンケアに適用したブランド「スナオ(SUNAO)」。「クロフットスクラブ」(250g、3800円)は天然成分のボディー&フットスクラブで、角質をやさしく除去してくれる。吸着力が高い紀州備長炭と、微細な粘土鉱物の沖縄産海泥がたまった汚れをクレンジング。天然マンナンを使用したソフトスクラブなので、肌にも環境にもやさしい。マッサージしながらスクラブを使うことで老廃物の排出を促し、むくみ改善も期待できる。殺菌・防菌の効果が期待できる柿タンニンを配合しているため、消臭対策にもオススメだ。

 製品名は「フット」スクラブだが全身に使用できるので、角質がたまりやすい肘や膝、かかとなどのパーツケアにもオススメ。

2種類の食べられる炭を配合 「アムリターラ」の“引き算”サプリメント

 「アムリターラ(AMRITARA)」の「ディープクリアブラック」(60粒、3600円)は、食べられる炭、食べられる土から作られたデトックスサプリメント。食べられる炭と土が、食品添加物、残留農薬、化学薬品、重金属、悪玉菌などの有害物質を吸着して排出することが期待できるという。サプリメントというと栄養を補助するものと思いがちだが、体内に蓄積した不要な物質を取り除く“引き算”発想というのが新しい。

 炭は2種類をブレンド。マツタケが生えることで有名な赤松と、ココヤシの木に実るココナツ果実の殻、ヤシ殻を焼き上げた食用活性炭を微細に粉砕。2種類をブレンドすることで、高い吸着能力が期待できる。これらの炭は遠赤外線を発するため、体を内側から温める働きもあるそうだ。

 食事の30分前、または食間に水と一緒に1粒飲むだけという手軽さもうれしい。現在1日1~2粒のペースで飲み続けているが、腸活にもよいと感じる。
PM2.5や黄砂、花粉、排気ガス、食品添加物、残留農薬、薬品……。肌の調子が優れないのは、こうしたものが知らず知らずのうちにたまってしまっているのが原因かもしれない。どんなに良質なヘアトリートメントも、ボディークリームも、栄養のある食事も、まずは不要なものを排出しなければ吸収することは難しい。美しく健やかであるために、意識的に、継続的にデトックスしてみてはいかが。

小竹美沙:1984年生まれ。女性誌やウェブマガジンで、ナチュラル&オーガニック&サステナブルなコト、モノ、人びとについて取材&発信中。2009年から恵比寿のファッションスクールのオフィシャルライターとして広報資料のライティングにも携わる

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20周年の「マウジー」が「アシックス」の“ゲルカヤノ 5 OG”とコラボ EC限定でメンズも用意

 バロックジャパンリミテッド(以下、バロック)の「マウジー(MOUSSY)」は今年ブランド設立20周年になるのを記念し、「アシックス(ASICS)」と初めてコラボレーションして特別スニーカーを発売する。

 コラボスニーカーは、「アシックス」の“スポーツスタイル”で定番のスニーカー“ゲルカヤノ 5 OG(GEL-KAYANO 5 OG)”をベースに、「マウジー」のキーカラーである黒をメインに採用した。そこに、1999年の同モデルの特徴である異素材の組み合わせを生かし、メッシュや刺しゅう、レザー、起毛スエードを加えて「マウジー」らしいファッション性を添えた。随所に貼ったリフレクティブ素材のデザインもアクセントになっている。シューレースは、黒と白の配色と黒の2種類が付属する。

 価格は1万4000円。9月4日から、「マウジー」全店とバロックのECサイト「シェルターウェブストア(SHEL’TTER WEB STORE)」で販売を開始する。なお同サイト限定で、メンズサイズ(25.5cm、26.5cm、27.5cm、28.5cm)も用意し、8月28日から注文を受け付ける。

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「ローベリイテ アンド シーオー」2020-21年秋冬コレクション

 「ローベリイテ アンド シーオー(ROBELITE AND CO.)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。

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香水「バイレード」から初のカラーコスメが登場 肌色や用途に関係なく使えるマルチアイテム

 フレグランスブランド「バイレード(BYREDO)」から、初のカラーメイクコレクションが10月に登場する。メイクアップアーティストのイサマヤ・フレンチ(Isamaya Ffrench)が監修し、さまざまな感情を表現した色やクリーンなフォーミュラを特徴とする。なお、日本での発売日や価格などは未定。

 ベン・ゴーラム(Ben Gorham)「バイレード」創業者は「ブランドを立ち上げた当初から、フレグランスをメインにストーリーを描くような製品を手掛けてきた。しかし、“ストーリーテリング”はフレグランスだけでなく、さまざまな方法でできると感じるようになった。これまではフレグランスという目に見えないものでストーリーを語ってきたが、次はメイクアップカラーという、視覚的な方法を用いたかった」と語る。そこで2〜3年前にインスタグラムでイサマヤの作品を見たときに、彼女とならメイクアップのアイデアを実現できると感じたという。

 実際のアイテムは肌色や用途関係なくマルチに使えるようになっている。ベンは「色を見たときに喚起される感情を表現している」と説明し、イサマヤは「人々が自身のアイデンティティーを表現し、顔を“デコレート”できるアイテムを開発した。なりたい自分に“変身できる”メイクの魔法を伝えたかった」と付け加えた。彼女は写真や映画、パッケージなどの写真を撮り、そこから色を選んだという。また、2人はクリーンでない成分をリストにし、配合しないと決めたそうだ。

 16色展開の「カラー スティック」は目元や口元などマルチに使えるアイテムで、肌に肌なじみやすいテクスチャーが特徴だ。「似合う肌トーンや使い方を限定しないアイテムを作りたかった」とイサマヤ。パープルやブルーといった鮮やかなカラーだけでなく、「茶色やベージュなど一見つまらないけど、実際はみんなが使いたいと思うカラーも作った」とし、それらの色を含めたパレットを「コーポレートカラー」と、ウィットに富んだネーミングにしたという。色以外にもテクスチャーにこだわり、リップスティックはサテンとマット仕上がりの2種をそろえる。またメイクアップを自由に楽しめる、プレイフルな世界観を保ちつつ、使いやすさも重視しており、プロのメイクアップアーティストとしてのこだわりをつめた。その例としてマスカラを挙げ、「ブラシヘッドを細くすることにより粘膜ギリギリのところまでマスカラ液を塗れるようにした」という。さらにユニークなパッケージは、「タイムレスかつ今っぽいオブジェクトを意識した」とベン。湾曲したフォームを特徴とし、マテリアルや重さ、仕上がりに全てこだわったという。

 製品はマルチスティック、リップスティック、マスカラ、リキッドアイライナー、リップバームで、価格は29〜39ユーロ(約3700〜5600円、海外価格)。10月1日に路面店や米サックス・フィフス・アベニュー(SAKS FIFTH AVENUE)や仏ル・ボン・マルシェ(LE BON MARCHE)などで発売する。11月にはアイシャドウパレット、21年には18色入りのパレットが発売される予定だ(日本は未定)。

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「D2C」って、多分こういうコト エディターズレター(2020年7月9日配信分)

※この記事は2020年7月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「D2C」って、多分こういうコト

 下のリンク1本目で「フーフー」の高坂マールくんが話している「レガシーブランドの参入」のハナシ、D2Cに限らず、よくあるコトであります。マールくんが話している「芸能人のYouTube参入」はもちろん、私たちの世界で言えば「プリントメディアのウェブスタート」も、全く同じ現象です。ウェブの世界では数年前から、例えば「GQ」や「シュプール」が、いよいよ本気でオンラインメディアを拡充。さすが、圧倒的なブランド力と編集力、そして資金(たぶんw)で急成長して、2000年前後にウェブでスタートした新興メディアは、正直駆逐されかけています。

 とはいえ正直ワタクシ、マールくんの心配は杞憂だと思っています。いやね、なかなか出来ないですよ、アレは。D2Cをやろうと思っているアパレルブランドは、一度、彼のソーシャルをフォローしてみると良いでしょう。マメです。あんなにIGでライブ配信をして、ツイッターで購入者の投稿をリツイートしている人はいないでしょう。レガシーブランドの皆さん、アナタにその覚悟はありますか?

 彼が見据える、次のビジョンにも超共感です。コレは、リンク2本目にある「エヴァンジェリスト(伝道師)」の育成に似たビジョンだと思うのですが、コレに成功すると、ブランドは、勝手にドンドン広がります。ブランドの理念(そもそも、アナタが始めようと思っているD2Cには、社会的理念がありますか?ないと、マジで無理ですよ)に共感した伝道師が、マールくん同様にブランドを広める活動をスタートして、ユーザーの投稿を拡散。ユーザーの投稿はそもそもUGC(User Generated Content)だし、影響力のあるエヴァンジェリストが拡散・ブーストするからますます広がり、そのUserはハイ、もう次の伝道師いっちょ上がり‼︎ってコトですね。D2Cって、D2C2Cなんだと痛感させられます。

 コレだけソーシャルでのコミュニケーションを知り、ブランド発の一方的なコミュニケーション以外を設計できるブランドが、他にありましょうか?言っときますけどワタクシ、ここまで洋服そのもののハナシを全くしておりません。ファッションブランド「フーフー」は、洋服のコトを置いておいてもこんなに語れるほど、洋服以外の設計が見事なのです。無論彼のスゴさは、洋服作りでも発揮されていますが、洋服以外の事情にここまで明るく、それを洋服と結びつけられる人は、なかなかいないなぁ、と思っています。一方のレガシーブランドは、最初に洋服でしょうね。それで、マールくんに勝てるでしょうか?

 最近、いろんな方から「ビューティはD2Cが多いけれど、ファッションってどうですか?『フーフー』以外、ありますか?」と聞かれます。皆さん、なかなか鋭いですね。

SOCIAL & INFLUENTIAL:社会情勢によって変化するファッション&ビューティ業界を見つめます。インクルージョン(包摂性)&ダイバーシティー(多様性)な時代のファッション&ビューティから、社会に届けたい業界人のオピニオンまで。ジャーナリズムを重んじる「WWD JAPAN.com」ならではのメルマガです。

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