「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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バイヤー向けにトピックスを拾います。
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「クロマット(CHROMAT)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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コーセーは、ネイルブランド「ネイルホリック(NAIL HOLIC)」のネイルカラー全色をバーチャルで試着できる「NAIL HOLICアプリ」(iOS版・Android版)をリリースした。スマートフォンのカメラで手を撮影し、AI機能で爪を検出。爪に塗った色や質感を忠実に再現し、リアルな体験を提供する。
「ネイルホリック」は、200色以上の豊富なカラーバリエーションと質感に加え、手ごろな価格で人気のネイルブランド。国内市場全体のマニキュアカテゴリー(除光液除く)で金額マーケットシェアNo.1だ(インテージSRI マニキュア市場 2018年4月~2019年3月累計販売金額実績)。
SNSや雑誌などで見たネイルカラーを、「実際に自分の爪に塗ってみるとイメージが違うことがある」という声を反映し、アプリを開発。アプリ内では季節ごとの限定色や発売前の新色もいち早く試すことが可能。また、すでに持っているカラーの管理ができる“ストック機能”と“お気に入り機能”を備える。さらに、アプリで試着したカラーをダイレクトにオンラインストアで購入できるシステムを備えた。
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「ナイーム カーン(NAEEM KHAN)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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「クラウディア リー(CLAUDIA LI)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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ドラッグストアやバラエティーショップで取り扱われているアイテムにはロングセラー商品が数多く存在する。なぜ安定した売り上げが続いているのか、何をきっかけに人気に火がついたのかなど、毎回、一つのブランドをピックアップ。ブランド誕生から現在までを振り返りながら、ブランドのターニングポイントとなった出来事について探っていく。
海藻にこだわったヘアケアを中心にスキンケア、アロマ、入浴剤など幅広いアイテムを展開するブランド「ラサーナ」。現在、全国のドラッグストアと一部バラエティショップの約1万7000店舗で取り扱っているが、実はブランド誕生の1979年当時は訪問販売と通信販売でスタートしていた。
「化粧品メーカーとしてヤマサキを創業した当初は訪問販売から始めていたが、多くのお客さまと接するうちに、女性をより美しくする商品作りへのこだわりが日増しに強くなった。そこで、イタリア語で“健康的で美しい女性”という意味を持つ『ラサーナ』をブランド名にし、全ての女性に“健やかな美”を提供し続けたいという思いを形にするため、ブランドが誕生した」とヤマサキ・マーケティング部中村朝美氏は話す。また、“海藻コスメブランド”をうたうほど「ラサーナ」は海洋成分へのこだわりが強く、「昔から髪の毛に良いといわれ続けていた海藻に着目して開発した。中でもタラソテラピー発祥の地としても知られる、フランス・ブルターニュ産の海藻のエキスをブランド全商品に配合している」という。
ブランド誕生時は女性をターゲットに「ラサーナ 海そう クリーム シャンプー&リンス」を発売したが、訪問販売と通信販売のみにもかかわらずこれまでの顧客を中心に支持を集め、約1億円を売り上げた。その後、84年にスキンケアへ参入して「ラサーナ クレンジング パウダー」を発売、94年にダメージヘアケア用のシャンプー&トリートメントを発売するなどしたが、98年の洗い流さないヘアトリートメント「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス」の登場が売り上げの転機となった。「当時は、“洗い流さないトリートメント市場”はまだ存在しておらず、当社が先駆けて発売。90年代は“茶髪ブーム”が到来していた影響で若年層を中心に、脱色などで明るいヘアカラーを楽しむ人が増えていた。そんな時代背景を踏まえ、“洗い流さない”という手軽に使えることに加えて、ダメージヘアケアの効果をすぐに感じられる使用感が人気となりブランド史上最大のヒット商品となった」。また、“実感品質”を掲げて無償の試供品サンプルを多く提供。「お客さまに納得してから商品を購入してもらう販売戦略の効果もヒット理由の一つ」と述べる。
「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス」の発売後は、アウトバストリートメント市場を先駆けて作り上げ、売り上げも年々右肩上がりで伸長してアウトバストリートメント累計販売本数1800万本突破(2019年11月末時点)、今では国内売り上げ12年連続No.1(2008-2019年実績「化粧品マーケティング要覧2009-2020」、アウトバストリートメントにおいて、ラサーナブランドとして・富士経済調べ)を獲得している。今後についても、「市場をけん引し、市場全体を現在の270億円から300億円に伸ばしていきたい。さらに店舗展開についても、本社がある広島県はプロモーションや複数の売り場での展開など販売モデル店となっている店舗が多いため、同様の販売モデル店舗を全国にも広げていく」と意気込む。
“洗い流さないトリートメント”がほとんどない1998年に、いち早く「ラサーナ 海藻 ヘア エッセンス」を登場させた。発売後はその手軽さとその効果実感でたちまち人気に。また、これまでの「ラサーナ」の購買年代層は高めだったが、ドラッグストアの店頭販売やWEB販売も開始し比較的若年層にも購買層が広がった。
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「アナ スイ(ANNA SUI)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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「コウザブロウ(KOZABURO)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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TSIホールディングスは16日、不採算事業の撤退に伴う従業員300人の希望退職者募集を発表した。希望退職の対象者は、グループ各社の満40歳以上の正社員、契約社員、パート・アルバイトで、募集期間は2020年10月1日から21年2月末まで。人員削減に伴い、21年2月期に17億円の特別損失を見込む。
21年2月末までに、衣料品や雑貨などを輸入・卸販売するUNIT &GUESTと、コスメブランド「ラリン(LALINE)」のハワイ事業を展開するLalique Hawaii Corporationの2つの子会社を解散する。また、子会社ジャックは「ファクト(FACT)」と「ハーシェルサプライ(HERSCHEL SUPPLY)」の2ブランドの運営を終了する。
同社は上期(20年3月〜8月)中にも88店を撤退したが、下期(9月〜21年2月)中にはさらに122店をクローズする。この店舗整理に伴う費用として、20年6〜8月期の売上原価および販管費2億7700万円、特別損失3億8600万円を計上する。
主販路とする百貨店の事業環境の悪化により、大手アパレルでは大規模な人員削減が相次いでいる。オンワードホールディングスは19年12月に希望退職者の募集を発表し、想定を約2割上回る413人が応募。ワールドは「オゾック(OZOC)」など5ブランドを廃止し、200人の希望退職者を募っている。
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「プラダ(PRADA)」は9月19日に、再生ナイロンを使用した“リナイロン(Re-Nylon)”コレクションの新作を発売する。今回初めてアパレルも展開。メンズやウィメンズのほか、雑貨も提案する。
“リナイロン”では、海洋プラスチックごみや漁網、繊維廃棄物を原料とした再生ナイロン「エコニール(ECONYL)」を使用する。昨年発売したバッグのカプセルコレクションに続いて、今年はさらにラインアップを拡張。今回初めて登場するアパレルは、メンズのオーバーコートやウィメンズのカクテルドレスのほか、Tシャツやパンツなどのスポーティーなアイテムもそろえる。さらに、コンバットブーツやスニーカーなどのシューズ、ハットやベルトなどの雑貨も加わり、バッグはベルトバッグやバックパック、2000年に発表したバッグのアーカイブなどが登場する。全ての商品には「プラダ」のトライアングルロゴを三角形にループした矢印で表現したロゴを配し、タイムレスの概念を表現した。
発売に合わせて9月19日から、「プラダ」青山店で同新作アイテムを集めたスペシャルインスタレーションを開催する。店内に設置した複数のスクリーンに、同コレクションの取り組みを紹介するナショナルジオグラフィック制作のショートムービーを映すほか、壁を活用したビデオウォールに、自然の情景と“リナイロン”の製造過程の映像をモノクロームで映すなどの演出を行う。
同取り組みを通して、ナイロンがもたらす地球温暖化の影響を最大80%削減することに貢献し、1万tの再生ナイロン繊維を製造するたびに7万バレルの石油が節約できるという。「プラダ」は2021年末までに「プラダ」の全てのバージンナイロンを“リナイロン”に転換することを目標に掲げる。
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「エヌ.ハリウッド(N.HOLLYWOOD)」が2021年春夏コレクションをニューヨークで発表した。
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「オーベット(AUBETT)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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セレクトショップのジュエリーバイヤーによるジュエリーブランド「リューク(RIEUK)」がデビューした。ディレクターの和田麻里子は、ジュエリーのセールスを経て約15年間セレクトショップのジュエリーバイヤーとして活躍。国内外でジュエリーの買い付けを行いながら、「自分が欲しいものを作りたい」という思いから「リューク」をスタートさせた。リューク」のコンセプトについて、また、ジュエリーの楽しみ方について和田に聞いた。
WWD:「リューク」を立ち上げたきっかけは?
和田麻里子「リューク」ディレクター(以下、和田):夫の仕事によりアメリカ在住で仕事をしていたが3年前に帰国し、何か新しいことをやりたいと思った。ジュエリーに関して知識はあるが作ったことがない。多くのジュエリーを見る中で、「こんなジュエリーがあったらいいな」という思いを形にしようと思った。
WWD:「リューク」という名前はどこから?
和田:ブランド名は世の中に存在しない言葉にしたかった。アール(R)の響きが好きで、日本語にない。あえて意味を持たない名前を音から選んで感覚的に作った。
WWD:「リューク」のブランドフィロソフィーは?
和田:ファッションを楽しむ感覚で、重ねづけして楽しむジュエリー。グラデーションになっているので、全てのジュエリーと合わせられるようになっている。大きいものから小さいものまで好きなバランスで組み合わせることが可能だ。重ねづけというときゃしゃなものが多いが、「リューク」では大き目でパンチの利いたものが多い。たとえば大ぶりなブラスのチェーンは2個つないで長くすることも可能だ。
WWD:展開アイテムとメーンの素材、中心価格帯は?
和田:イヤーカフ、ピアス、ネックレス、ブレスレット。長く使えるようシルバーにこだわった。それにゴールドメッキを施したタイプもある。大ぶりのネックレスの素材をブラスにしたのは、シルバーだと価格が高くなってしまうから。中心価格帯は3万円程度。
WWD:デザインはスケッチから?インスピレーション源は?
和田:ラフを書いて職人にサンプルを作ってもらい、バランスを調整している。インスピレーションは、自然から。オーガニックな形が好みだが、それを自分のフィルターに通して、あえて構築的であったり、機械的であったり、分かりやすい形で表現している。例えば、水の滴一つをとってもいろいろな表情があり形状が変化する。その一瞬をとらえて幾何学的に表現したりすることもある。私は宇宙が好きなので、軌道などをモチーフにしたジュエリーも。天体の軌道をはじめ、自然の現象はランダムではなく計算されていると思う。人間がつくったものではない自然の黄金比のようなものを形にして表現している。
WWD:今後のビジネス戦略は?
和田:セレクトショップへの卸を中心にブランドを育てていきたい。また、立ち上げたばかりなので、ゆっくり時間をかけてブランドを取引先に理解してもらった上で、ビジネスを広げていければと思う。現在は、トゥモローランド(TOMORROWLAND)をはじめとする4つのセレクトショップへの卸が決定している。
WWD:新型コロナがジュエリー業界や消費者のマインドに与える影響についてどう考えるか?
和田:緊急事態宣言が解除されてから、ジュエリーの売り上げは好調だ。自粛期間中は、家で心地よく過ごせるアイテムが売れていたと思うが、自分を幸せにしてくれるものも必要とされていると思う。それは、ずっと欲しかったもの、大切にしたいもの、一点ものだったり、人によりさまざまだと思うが、ジュエリーはそういった気持ちが反映されるものの一つだと思う。コロナをきっかけに、すっと欲しかったジュエリーを購入する人が増えているようだ。コロナ時代でも売れるものは売れるし、売れないものは売れない。中途半端なものは売れない世の中になってきていると感じる。コロナを機に、安易なモノ作りについて考えさせられるようになった。このような時代だが、人間には、「すてきなものは欲しい」という物欲はあるはずだ。
The post ジュエリーを知り尽くしたバイヤーによるジュエリー「リューク」が登場 appeared first on WWD JAPAN.com.
セレクトショップのジュエリーバイヤーによるジュエリーブランド「リューク(RIEUK)」がデビューした。ディレクターの和田麻里子は、ジュエリーのセールスを経て約15年間セレクトショップのジュエリーバイヤーとして活躍。国内外でジュエリーの買い付けを行いながら、「自分が欲しいものを作りたい」という思いから「リューク」をスタートさせた。リューク」のコンセプトについて、また、ジュエリーの楽しみ方について和田に聞いた。
WWD:「リューク」を立ち上げたきっかけは?
和田麻里子「リューク」ディレクター(以下、和田):夫の仕事によりアメリカ在住で仕事をしていたが3年前に帰国し、何か新しいことをやりたいと思った。ジュエリーに関して知識はあるが作ったことがない。多くのジュエリーを見る中で、「こんなジュエリーがあったらいいな」という思いを形にしようと思った。
WWD:「リューク」という名前はどこから?
和田:ブランド名は世の中に存在しない言葉にしたかった。アール(R)の響きが好きで、日本語にない。あえて意味を持たない名前を音から選んで感覚的に作った。
WWD:「リューク」のブランドフィロソフィーは?
和田:ファッションを楽しむ感覚で、重ねづけして楽しむジュエリー。グラデーションになっているので、全てのジュエリーと合わせられるようになっている。大きいものから小さいものまで好きなバランスで組み合わせることが可能だ。重ねづけというときゃしゃなものが多いが、「リューク」では大き目でパンチの利いたものが多い。たとえば大ぶりなブラスのチェーンは2個つないで長くすることも可能だ。
WWD:展開アイテムとメーンの素材、中心価格帯は?
和田:イヤーカフ、ピアス、ネックレス、ブレスレット。長く使えるようシルバーにこだわった。それにゴールドメッキを施したタイプもある。大ぶりのネックレスの素材をブラスにしたのは、シルバーだと価格が高くなってしまうから。中心価格帯は3万円程度。
WWD:デザインはスケッチから?インスピレーション源は?
和田:ラフを書いて職人にサンプルを作ってもらい、バランスを調整している。インスピレーションは、自然から。オーガニックな形が好みだが、それを自分のフィルターに通して、あえて構築的であったり、機械的であったり、分かりやすい形で表現している。例えば、水の滴一つをとってもいろいろな表情があり形状が変化する。その一瞬をとらえて幾何学的に表現したりすることもある。私は宇宙が好きなので、軌道などをモチーフにしたジュエリーも。天体の軌道をはじめ、自然の現象はランダムではなく計算されていると思う。人間がつくったものではない自然の黄金比のようなものを形にして表現している。
WWD:今後のビジネス戦略は?
和田:セレクトショップへの卸を中心にブランドを育てていきたい。また、立ち上げたばかりなので、ゆっくり時間をかけてブランドを取引先に理解してもらった上で、ビジネスを広げていければと思う。現在は、トゥモローランド(TOMORROWLAND)をはじめとする4つのセレクトショップへの卸が決定している。
WWD:新型コロナがジュエリー業界や消費者のマインドに与える影響についてどう考えるか?
和田:緊急事態宣言が解除されてから、ジュエリーの売り上げは好調だ。自粛期間中は、家で心地よく過ごせるアイテムが売れていたと思うが、自分を幸せにしてくれるものも必要とされていると思う。それは、ずっと欲しかったもの、大切にしたいもの、一点ものだったり、人によりさまざまだと思うが、ジュエリーはそういった気持ちが反映されるものの一つだと思う。コロナをきっかけに、すっと欲しかったジュエリーを購入する人が増えているようだ。コロナ時代でも売れるものは売れるし、売れないものは売れない。中途半端なものは売れない世の中になってきていると感じる。コロナを機に、安易なモノ作りについて考えさせられるようになった。このような時代だが、人間には、「すてきなものは欲しい」という物欲はあるはずだ。
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イギリスの俳優ジョン・ボイエガ(John Boyega)は15日、中国市場向けに展開された広告に異議を唱えて香水ブランド「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」のアンバサダーを辞任した。エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)傘下の同ブランド初の男性ブランドアンバサダーだった。
発端となったのは、ボイエガが自ら考案、監督、出演した広告が、彼の知らないうちに中国市場向けに中国人俳優で撮影し直されていたこと。オリジナルの広告はボイエガが育ったロンドンのペッカムにあるバージェス・パークで撮影され、友人と踊ったり家族と時間を過ごしたりするシーンなど、彼の個人的な側面を描いている。一方中国市場向けの広告では、ボイエガの代わりに中国出身の俳優であるリウ・ハオラン(劉昊然)が起用されていた。
「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でフィン役を務めたことでも知られるボイエガはSNSで、「事前の連絡や同意のないままに私のコンセプトを使用し、現地のブランドアンバサダーで作り直したことは間違っている。この広告では私の故郷や友人、家族を通して私のパーソナルな背景を写していた」と語った。さらに「多くのブランドがグローバルやローカルのさまざまなアンバサダーを使うのは当然だが、私の文化を否定するような行為は容認できない」と述べた。
ボイエガの辞任を受けてブランド側は、「彼の決断を尊重し、今後の成功を祈っている」とコメント。また謝罪声明では、「私たちが中国で行ったボイエガの広告に対する行為の誤りを深くお詫び申し上げる。彼は素晴らしい展望と視野を持つ類いまれなるアーティストだ。この広告のコンセプトは彼の個人的な経験に基づいており、それらは作り替えられるべきではなかった。この過ちを重く受け止めており、ブランドとしてよりよい前進のために努めていく」と述べ、中国市場向けに作られた広告をすぐに削除した。
代わりを務めたリウ・ハオランは、22歳の中国の若手俳優。2015年にヒットを記録した連作映画「僕はチャイナタウンの名探偵(唐人街探案)」に主演して人気が急上昇し、その後数々のラグジュアリーブランドと協業している。8月31日に「ジョー マローン ロンドン」のブランドアンバサダーに任命される前には、中国の「ピアジェ(PIAGET)」「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」「トッズ(TOD'S)」「メイベリン(MAYBELLINE)」などのブランドの顔として活躍している。
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J.フロント リテイリング(JFR)とパルコは、11月後半に開業する大阪の「心斎橋パルコ」の概要を発表した。旧大丸心斎橋店北館(地上14階・地下2階)の16フロア約4万平方メートルに、ラグジュアリーブランド、デザイナーブランド、フード、カルチャーまでバラエティーにとんだ170店舗が入る。昨年11月に建て替え開業した渋谷パルコで評価を得た事業モデルを移植し、渋谷と名古屋に並ぶ基幹店に発展させる。年間テナント取扱高220億円を計画する。
昨年11月に建て替え開業した大丸心斎橋店本館に隣接し、ほとんどのフロアが接続する。16日にオンラインで会見したJFRの好本達也社長は「大丸心斎橋店本館と合わせれば8万平方メートル。冒険性の強いパルコと百貨店が融合されて、JFRにしかできない商業施設になる」と胸を張った。
1〜2階には「ティファニー(TIFFANY & CO.)」「サカイ(SACAI)」「ヴァレクストラ(VALEXTRA)」「バーバリー(BURBERRY)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「カラー(KOLOR)」などが入るほか、ポップアップのスペースも設置して開業時は「ウブロ(HUBLOT)」を展開する。3〜6階はセレクトショップや個性的な服飾雑貨、クリエイティブなワーキングスペースの「スキーマ(SKIIMA)」が営業する。6階はキャラクターグッズ、7階は1フロア丸ごとの「無印良品」、8階はスポーツ関連、9〜11階には3層の「東急ハンズ」やインテリアショップなどで構成する。地下鉄の心斎橋駅と直結する地下1階は食物販やコスメ関連。地下2階で個性的な飲食店を集積した「心斎橋ネオン食堂街」と、13階のレストランフロア「御堂筋ダイニング」は来年1月にオープンする。
渋谷と同様にターゲット層をファッションに敏感な世代からカルチャーを求める人、ファミリー客まで幅広く設定した。パルコの牧山浩三社長は「(当初は)渋谷の成功によって『ぜひ心斎橋に出店したい』という声をたくさんいただいた」と話す一方、「今年に入ってコロナの影響で、小規模な飲食店からはキャンセルも出た」と明かす。飲食の2フロアの開業がずれ込むのもそのためだ。ステイホームの浸透を受けて一部のゾーンをインテリア関連に修正したりもした。
訪日客に人気だった心斎橋エリアはコロナの逆風にさらされており、JFRの好本社長も「(グループの中で)大丸心斎橋店が最も影響を受けている」と認める。長期的には訪日客の回復を視野に入れながらも「まずは地元の皆さんに支持される本来の姿を確立する。一番厳しい店が一番のチャンスを与えてもらったと思う」と話した。百貨店とパルコの融合の成功モデルを磨き、この後、再開発を控える名古屋・栄のプロジェクトにも生かす。
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ファーストリテイリング(以下、ファストリ)は、島精機製作所(以下、島精機)と合弁で2016年に立ち上げたイノベーションファクトリーを子会社化する。同時に、ファストリの有明本部近郊に移転し、生産規模を拡大すると発表した。これによって、「ユニクロ(UNIQLO)」の看板商品の1つとなった“3Dニット”の生産体制を強化する。
イノベーションファクトリーは、ファストリと島精機が折半出資して16年10月に立ち上げた合弁会社。その後、ファストリと島精機は18年7月に戦略的パートナーシップを締結していた。“3Dニット”は、島精機の無縫製ニット「ホールガーメント」機を使って生産されており、イノベーションファクトリーは“3Dニット”生産のモデル工場の役割を果たしてきた。
今回の子会社化と移転・拡大によって、「“3Dニット”を中心とするニット製品の生産システムを確立し、ベトナムや中国などの海外生産拠点に、その生産ノウハウや技術を伝授していく役割を強化する」。 子会社化した後の出資比率はファストリが51%、島精機が49%となる。工場は21年春に稼働予定。
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スポーツ専門店大手のアルペンは、ライフスタイルの自社ブランド「ティゴラ(TIGORA)」初の直営店を9月18日にららぽーと立川立飛にオープンする。日常からスポーツ時まで着用可能な汎用性の高いアパレルや小物などをそろえ、大型ショッピングセンターという立地を生かして幅広い客層に訴求していく。さらに10月初旬には、リアル店舗を再現したバーチャル店舗も開く。両店内ではAR(拡張現実)の技術を用いてモデルの加治ひとみと三浦理志を等身大で登場させるなど、リアルとデジタルを融合した買い物体験を提供する。
9月16日に実施した「ティゴラ」事業戦略発表会で水野敦之社長は、「『ティゴラ』単体でのアパレルの年間売上高は15年に100億円だったが、20年は150億円にまで成長した。当社が自社ブランドを初めて立ち上げたのは1976年で、数々のトップ選手がわれわれの製品を身につけて好記録を残してきた。その商品開発技術を生かし、価格帯とデザインにこだわって他ブランドと差別化したい。まずは新規出店する2店舗で結果を残し、今後も積極的に出店を計画していきたい」と期待する。
「ティゴラ」は2006年に水野社長も参加して立ち上げた自社ブランドで、19年からリブランディングを進めている。現在は高機能な“アルティメット”、ビジネスからタウンユースまで対応する“スマート”、ビームスのライセンスブランド「ビームス デザイン」との協業でデザイン性を追求した“ティゴラ / ビームス デザイン”の3ラインで商品を構成している。日常提案の機能服の市場はライバルの多い激戦区ではあるものの、高い機能性と手が届く価格帯、シンプルなデザインの3つのバランスを強みとして押し出していくという。2020年秋冬の主なアイテムの価格帯は“アルティメット”のフードダウンジャケットが1万9990円、ステンカラーコートが9990円、“スマート”のはっ水ステンカラーコートが7990円、ストレッチパンツが4990円、“ティゴラ / ビームス デザイン”のスエットパーカが5990円、サーマルのワンピースが5990円など。
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インフォーマ マーケッツ ジャパン(東京都千代田区、クリストファー・イブ社長)が主催するファッションの合同展示会「プロジェクト トーキョー(PROJECT TOKYO)」が9月17、 18日の2日間、渋谷ヒカリエで開催される。
「プロジェクト」は米ニューヨークとラスベガスで年8回開催しているファッションの合同展示会で、「プロジェクト トーキョー」はその姉妹イベントとして2019年3月にスタートした。第3回目となる今回は、新型コロナウイルスによる渡航制限の中でも、老舗のファクトリーブランドや新進デザイナーズ、雑貨など多彩なテイスト・ジャンルの国内外約150ブランドがそろい、うち49ブランドが初出展となる。
目玉は「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」のプロ部門で受賞歴もある「メアグラーティア(MEAGRATIA)」「リエカ イノウエ ヌー(RIEKA INOUE GNU)」「チョノ(CHONO)」、山下達磨「ネイプ(NAPE_)」デザイナーによる「カルペディエム(C DIEM)」など。そのほかにも、実力派メンズブランド「ノービット バイ ヒロシ ノザワ(NORBIT BY HIROSHI NOZAWA)」やこれまで海外でコレクションを発表し東京の展示会参加は3年ぶりとなる「デューレン(DUREN)」といった国内の注目ブランドをはじめ、イタリアの香水・キャンドルブランド「コルテルノ(CORETERNO)」、ドイツのノードブランド「ヌーナ(nuuna)」、フランスの自転車ブランド「マートンサイクリング(MARTONE CYCRING)」といった日本初上陸の海外ブランドも出展する。入場は無料で、ウェブサイトの専用フォームでの事前予約制。全出展ブランドに関する情報は、ファッションブランドと小売業者のマッチングを目的とした検索ウェブサイト「ウォーブ(WOBE)」で取得することが可能だ。
■PROJECT TOKYO 2020 SEPTEMBER
日程:9月17日(木)〜18日(金)
時間:10:00〜19:00
場所:渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
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インフォーマ マーケッツ ジャパン(東京都千代田区、クリストファー・イブ社長)が主催するファッションの合同展示会「プロジェクト トーキョー(PROJECT TOKYO)」が9月17、 18日の2日間、渋谷ヒカリエで開催される。
「プロジェクト」は米ニューヨークとラスベガスで年8回開催しているファッションの合同展示会で、「プロジェクト トーキョー」はその姉妹イベントとして2019年3月にスタートした。第3回目となる今回は、新型コロナウイルスによる渡航制限の中でも、老舗のファクトリーブランドや新進デザイナーズ、雑貨など多彩なテイスト・ジャンルの国内外約150ブランドがそろい、うち49ブランドが初出展となる。
目玉は「Tokyo新人デザイナーファッション大賞」のプロ部門で受賞歴もある「メアグラーティア(MEAGRATIA)」「リエカ イノウエ ヌー(RIEKA INOUE GNU)」「チョノ(CHONO)」、山下達磨「ネイプ(NAPE_)」デザイナーによる「カルペディエム(C DIEM)」など。そのほかにも、実力派メンズブランド「ノービット バイ ヒロシ ノザワ(NORBIT BY HIROSHI NOZAWA)」やこれまで海外でコレクションを発表し東京の展示会参加は3年ぶりとなる「デューレン(DUREN)」といった国内の注目ブランドをはじめ、イタリアの香水・キャンドルブランド「コルテルノ(CORETERNO)」、ドイツのノードブランド「ヌーナ(nuuna)」、フランスの自転車ブランド「マートンサイクリング(MARTONE CYCRING)」といった日本初上陸の海外ブランドも出展する。入場は無料で、ウェブサイトの専用フォームでの事前予約制。全出展ブランドに関する情報は、ファッションブランドと小売業者のマッチングを目的とした検索ウェブサイト「ウォーブ(WOBE)」で取得することが可能だ。
■PROJECT TOKYO 2020 SEPTEMBER
日程:9月17日(木)〜18日(金)
時間:10:00〜19:00
場所:渋谷ヒカリエ9階ヒカリエホール
主催:インフォーマ マーケッツ ジャパン
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素材大手のコマツマテーレは、コロナウイルスに効果を発揮する秋冬向けマスク“ダントツマスクール あたたかめ”“ダントツフィットインナー あたたかめ”を発売し、16日18時から公式オンラインサイト「ユニリンク」で予約受付を開始する。ナイロンとポリウレタン製のトリコットニットであるため洗濯して繰り返し使用が可能。価格は“ダントツマスクール あたたかめ”が1枚1800円、“ダントツフィットインナー あたたかめ”が3枚セットで900円。
同社が開発した新素材“エアロテクノ”を用いることで、2時間でコロナウイルスの感染能力の99.9%低減を実現した(NPO団体バイオメディカルサイエンス協会による試験によって証明)。また、保温率を60%以上高める効果があり、市販の不織布マスクと比べて“ダントツフィットインナー あたたかめ”の使用により1.5℃、“ダントツマスクール あたため”とセットで使用すると6℃高まるという結果が得られたという。加えて、吸放湿性の高い素材を用い、形状記憶ワイヤー付きにすることで眼鏡の曇り防止効果もある。そのほか、“ダントツマスクールあたたかめ”にはムレ防止、消臭、洗濯耐久、抗菌防臭、花粉カット、UVカットの機能も持たせた。“ダントツフィットインナー あたたかめ”には、抗ウイルス効果と消臭効果を持たせた。主な口臭成分である硫化水素とメチルメルカプタンについて20分で99%、ジメチルサルファイドについては20分で濃度半減の消臭効果を発揮する。
“エアロテクノ”使用商品はマスクから始めて、カーテン、インテリア関連、ユニホーム衣料、病院介護用資材、車両内装材、生活資材などに広げ、3年後に販売規模15億円を見込む。
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アマゾン(AMAZON)は、ラグジュアリーブランドを取り扱うアプリ「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」を9月15日(現地時間)に公開した。
現在は招待制となっており、米国のプライム会員の中でアマゾンから招待メールを受け取った人のみが利用できる仕組みだが、将来的には対象を拡大するという。また米プライム会員で招待されていない人も、アマゾンのサイトからリクエストできるようになっている。
注目の参加ブランドだが、第1弾は「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」だ。2020年プレ・フォール・コレクションと、現在は同ブランドのブティックおよび公式サイトでのみ販売されている20-21年秋冬コレクションから、ウィメンズウエア、ハンドバッグ、ジュエリー、アクセサリーのほか、新作の香水などを取りそろえた。また子ども服も近日中に取り扱う予定となっている。ほかの参加ブランドについては、今週中に少なくともあと一つが公開されるという。
「ラグジュアリーストア」は参加ブランドの自由度が高く、ストア内のデザインはもちろん、商品ラインアップ、販売数量や価格、セールのタイミングなどもブランド側が独自に決定できる。それに加えて、アマゾンのカスタマーサービスや配送サービスを利用できる。またアプリには、商品を着用したさまざまな体形や肌の色をしたモデルをユーザーが360度動かすことができる機能が搭載されており、より正確なフィット感が分かるようになっている。
クリスティン・ボーシャン(Christine Beauchamp)=アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)プレジデントは、「当社は常に顧客の声に耳を傾けており、『ラグジュアリーストア』にこのブランドがあったらいいのにというプライム会員からのフィードバックに大いにインスピレーションを受けている。今後も進化を続け、世界中のデザイナーと、既存および新たなラグジュアリーカスタマーとの橋渡しをしていきたい」と語った。
アレックス・ボレン(Alex Bolen)=オスカー デ ラ レンタ最高経営責任者は、「アマゾンの顧客を重視する姿勢に敬意を抱いている。『ラグジュアリーストア』を通じて、より多くの顧客に当ブランドのストーリーや製品の魅力を伝えられることを楽しみにしている」と述べた。
「ラグジュアリーストア」のスタートを記念して、アマゾンと「オスカー デ ラ レンタ」はカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を起用したムービーを公開。監督は「コーチ(COACH)」のキャンペーン映像なども撮影したバニー・キニー(Bunny Kinney)で、スタイリングはジェイソン・ボールデン(Jason Bolden)が手掛けている。
新型コロナウイルスの影響で米国では百貨店やアパレルブランドの経営破綻が続いているが、そうした中でもECは全般に売り上げを伸ばしていることを考えると、「ラグジュアリーストア」は中小規模のブランドにとって好機だといえるだろう。
アマゾンにとっても、アパレル分野の強化は長年の懸案事項だ。下着などの消耗品やベーシックな商品であればアマゾンで購入する消費者も多いため一定の売り上げを獲得しているが、よりファッション性の高いアパレルでは試行錯誤を繰り返している。今回、満を持して本格的にラグジュアリー市場に参入した。
米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストは、「招待制にしたことで、ラグジュアリーな“特別感”を演出したのは賢いと思う。このサービスの成功は人気ブランドをそろえられるかどうかにかかっているが、スタート時に『オスカー デ ラ レンタ』だけでは弱い。アマゾンは今後、より多くの人気ブランドと提携する必要がある」と分析した。
なお20年1月の時点で、アマゾンはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドにも出店を打診したが、すげなく断られたという臆測が広まっていた。これに対し、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOはアナリスト向けの決算説明会で、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている」と話している。
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アマゾン(AMAZON)は、ラグジュアリーブランドを取り扱うアプリ「ラグジュアリーストア(Luxury Stores)」を9月15日(現地時間)に公開した。
現在は招待制となっており、米国のプライム会員の中でアマゾンから招待メールを受け取った人のみが利用できる仕組みだが、将来的には対象を拡大するという。また米プライム会員で招待されていない人も、アマゾンのサイトからリクエストできるようになっている。
注目の参加ブランドだが、第1弾は「オスカー デ ラ レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」だ。2020年プレ・フォール・コレクションと、現在は同ブランドのブティックおよび公式サイトでのみ販売されている20-21年秋冬コレクションから、ウィメンズウエア、ハンドバッグ、ジュエリー、アクセサリーのほか、新作の香水などを取りそろえた。また子ども服も近日中に取り扱う予定となっている。ほかの参加ブランドについては、今週中に少なくともあと一つが公開されるという。
「ラグジュアリーストア」は参加ブランドの自由度が高く、ストア内のデザインはもちろん、商品ラインアップ、販売数量や価格、セールのタイミングなどもブランド側が独自に決定できる。それに加えて、アマゾンのカスタマーサービスや配送サービスを利用できる。またアプリには、商品を着用したさまざまな体形や肌の色をしたモデルをユーザーが360度動かすことができる機能が搭載されており、より正確なフィット感が分かるようになっている。
クリスティン・ボーシャン(Christine Beauchamp)=アマゾン ファッション(AMAZON FASHION)プレジデントは、「当社は常に顧客の声に耳を傾けており、『ラグジュアリーストア』にこのブランドがあったらいいのにというプライム会員からのフィードバックに大いにインスピレーションを受けている。今後も進化を続け、世界中のデザイナーと、既存および新たなラグジュアリーカスタマーとの橋渡しをしていきたい」と語った。
アレックス・ボレン(Alex Bolen)=オスカー デ ラ レンタ最高経営責任者は、「アマゾンの顧客を重視する姿勢に敬意を抱いている。『ラグジュアリーストア』を通じて、より多くの顧客に当ブランドのストーリーや製品の魅力を伝えられることを楽しみにしている」と述べた。
「ラグジュアリーストア」のスタートを記念して、アマゾンと「オスカー デ ラ レンタ」はカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)を起用したムービーを公開。監督は「コーチ(COACH)」のキャンペーン映像なども撮影したバニー・キニー(Bunny Kinney)で、スタイリングはジェイソン・ボールデン(Jason Bolden)が手掛けている。
新型コロナウイルスの影響で米国では百貨店やアパレルブランドの経営破綻が続いているが、そうした中でもECは全般に売り上げを伸ばしていることを考えると、「ラグジュアリーストア」は中小規模のブランドにとって好機だといえるだろう。
アマゾンにとっても、アパレル分野の強化は長年の懸案事項だ。下着などの消耗品やベーシックな商品であればアマゾンで購入する消費者も多いため一定の売り上げを獲得しているが、よりファッション性の高いアパレルでは試行錯誤を繰り返している。今回、満を持して本格的にラグジュアリー市場に参入した。
米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=アナリストは、「招待制にしたことで、ラグジュアリーな“特別感”を演出したのは賢いと思う。このサービスの成功は人気ブランドをそろえられるかどうかにかかっているが、スタート時に『オスカー デ ラ レンタ』だけでは弱い。アマゾンは今後、より多くの人気ブランドと提携する必要がある」と分析した。
なお20年1月の時点で、アマゾンはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)の傘下ブランドにも出店を打診したが、すげなく断られたという臆測が広まっていた。これに対し、ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼CEOはアナリスト向けの決算説明会で、「そうした大手プラットフォームから何度か打診を受けたが、そのたびに断っている」と話している。
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繊維商社のヤギは、抗ウイルス加工を施したトータルウエアブランド「ビブテックス(VIBTEX)」を、9月16日に同ブランドの公式オンラインストアで発売する。
ヤギは抗ウイルス加工技術を持つ高橋練染と連携し、制菌防臭効果を兼ね備えた抗ウイルス素材を共同開発して全てのアイテムに施した。
ブランド名は“VIRUS BLOCKING TEXTILE”の頭文字を組み合わせ、“ウイルスと戦う、すべての世界市民を守る服”がコンセプト。白がキーカラーで、ユニセックスのTシャツ、ロゴ入りTシャツ、ロングスリーブTシャツ、パーカ、スエットシャツ、スエットパンツ、コート、シャツ、キャップ、グローブ、マスク、ショッピングバッグ、ネックウオーマー、ハンカチという14種類のアイテムを販売する。価格は、Tシャツ5900円、スエットシャツ9900円、マスク900円など。
“ウイルスからの解放運動”をテーマとするビジュアルにはラップユニットのchelmico(チェルミコ)を起用してブランド認知度を高め、今後は卸での販売も予定している。
同ブランドのために開発された抗ウイルス機能を持つ生地素材は、同名の抗ウイルス・テキスタイルブランド「ビブテックス」として、アパレルをはじめ、ベッドシーツやヘッドレストカバーなど、抗ウイルス機能が求められるあらゆるアイテム向けに販売する予定だ。
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「バーバリー(BURBERRY)」は9月17日に、ライブ配信サービスを提供するツイッチ(TWITCH)と連携して2021年春夏コレクションを発表する。17〜22日に開催される「ロンドン・ファッション・ウイーク セプテンバー2020(以下、ロンドンコレ)」のキックオフを飾る今回のショーは、ツイッチ内のバーバリー公式ページで現地時間13時(日本時間は17日21時)から配信される。
ツイッチはゲーム実況動画のライブ配信サービスを提供する会社として創業した後、14年に米アマゾン(AMAZON)に9億7000万ドル(約1000億円)で買収された。20年現在は音楽やアートを含む幅広いコンテンツを扱うプラットフォームに成長している。今回の連携により、ブランドはショーの模様をさまざまな視点から同時に提供でき、視聴者はツイッチのチャット機能を使って会話することも可能。視聴者も参加しているような、包括的な体験を届けることが狙いだ。
またリカルド・ティッシ(Riccardo Tisci)=チーフ・クリエイティブ・オフィサー(CCO)は、ドイツ出身のアーティストであるアンネ・イムホフ(Anne Imhof)をコラボレーターに迎える。「バーバリー」によると、両者はファッションとアートを結びつけ、自然と人工物や現実と非現実が交わるときの“関係性”に着目しているという。
今回のロンドンコレは、メンズとウィメンズを手掛ける80以上のブランドや企業が参加。そのうち60組はデジタルのみの発表で、21組はリアルとデジタルを掛け合わせる。また、「シモーン ロシャ(SIMONE ROCHA)」や「ロクサンダ(ROKSANDA)」など5組は政府の定めたソーシャル・ディスタンシングのガイドラインに基づいてリアルのみでコレクションを披露する。
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ファッションディレクターとして活動する高島涼が手がけるコンセプトストア「+81」がオープンする。9月26日にECサイトを開設し、年内に店舗もオープンする予定だ。“Seamless”をコンセプトに、世界中のファッションやカルチャーを繋ぎ合わせることを目指し、国内外問わずさまざまなブランドの中から、高島自身が考える「本当にいいモノ」だけをセレクトする。取り扱いブランドは「スタジオニコルソン(STUDIO NICHOLSON)」や「コッキ(KHOKI)」「カミエル フォートへンス(CAMIEL FORTGENS )」「エイトン(ATON)」「スリーマン(3MAN)」「ラキネス(RAKINES)」「サシャガレル(SACHAGAREL)」など。
高島は1992 年生まれ。建築士として活動 した後、TOKYO BASE へ入社。2018 年に独立し、フリーランスとして活動を開始。インスタグラムや ユーチューブなどのSNS を中心にファンを獲得し、SNS の合計フォロワー数は26 万人を誇る。現在は自身のブランド「リョウ タカシマ」をはじめ、メディアやブランドのディレクター、インフルエンサ ーとして幅広く活動している。
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繊維商社の豊島の2020年6月期決算の売上高は前期比5.4%減の2007億円、営業利益は同98.3%増の61億円、経常利益は同76.1%増の76億円だった。4期ぶりの減収ながら、3期ぶりの増益で過去最高益を上げた。
部門別では、売り上げ構成比率61%を占める繊維製品が新型コロナ下における医療関連商材の需要があり同4%増の1225億円だったが、繊維原料が同22%減の435億円と落ち込み、特に綿花は需要の減速による取り扱い減と米中貿易摩擦による相場の下落により大幅減収となった。綿花事業の損失処理のため、当期純損失7億円を計上した。
豊島半七・豊島社長は前期を振り返り、「上期は順調に推移し、かつてない業績を期待したが、新型コロナの影響と海外の子会社の損失が響いた。綿花の相場を読み違え、挽回しようとしてさらに深みにはまった。それでも過去最高益を達成できたことは、社員の営業努力をほめたい」と話した。
今期は厳しい見通しを立てており、綿花の事業規模を大きく縮小する予定で、21年6月期の売上高は1700億円、経常利益は40億円を予想している。
「当社はもはや繊維商社ではなく、“ライフスタイル商社”を自負している。今後はモノだけでなく、サービスを売っていく。これから世界が変貌する中で、頼りにされる業界のビジネスパートナーとなるために、当社が力を入れているサステナビリティについては独自の素材開発だけでなく、その仕組み作りが重要だ。失敗を糧としながら、次の展開を考えたい」と話した。
独資のコーポレートベンチャーキャピタルを活用した出資は17件を数え、異業種との業務提携により、OEM(相手先ブランドの生産)、ODM(相手先ブランドの設計・生産)事業の精度を高めている。4月はクモの糸の遺伝子から繊維素材を作ることに成功したスタートアップ企業スパイバーに約5億円を出資しており、バイオ繊維の事業領域を構築して地球温暖化や海洋汚染の課題解決に貢献したいとしている。
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「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は9月23日に、「リーボック(REEBOK)」とコラボレーションしたシューズを発売する。
2020年春夏“アーティザナル”コレクションで披露された同シューズは、日本の伝統的な足袋から着想した、つま先が2つに分かれた「メゾン マルジェラ」のアイコンシューズの“タビ(TABI)”と、ポンプ構造でフィットを調整できる「リーボック」の“インスタポンプフューリー(INSTAPUMP FURY)”を融合したデザイン。
ラインアップはウィメンズモデルの9cmのヒールタイプ(18万円)と、メンズのフラットタイプ(14万円)の2型で、それぞれオールホワイト、オールブラック、イエロー×ブラック×レッド、ブルー×ブラック×ホワイトの4色をそろえる。
フラットタイプは「メゾン マルジェラ」のスニーカー“レトロ フィット”のソールデザインを踏襲し、クッション性と衝撃吸収性のある「ヘクサライト(Hexalite)」をミッドソールに内蔵し、ヒールタイプにはソールを支えるカーボン素材のシャンク「グラフライト(Graphlite)」を採用するなど、老舗スポーツメーカーである「リーボック」ならではの機能性を備えている。
9月23日に「メゾン マルジェラ」公式サイト内の特設コーナーのほか、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、阪急メンズのそれぞれのオンラインストアで販売を開始。10月8日以降は東京・恵比寿のメゾン マルジェラ トウキョウ、銀座のドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)のほか、一部セレクトショップで取り扱う。
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この連載では、新月・満月の流れを最大限に引き出すためのサポートをしてくれるコスメやインナーケアアイテムも紹介していきます。第19回は9月17日の新月とおすすめコスメについてお伝えします。
個人的には、おとめ座と美容って相性がいいのでは?と思っています。なぜかというと、おとめ座のキーワードとして“自己鍛錬”“コツコツ調整する”“きめこまやか”などの要素が挙げられます。12星座全体から見ると、おとめ座の役割は“細かく整え調整すること”“必要なものと不要なものを整理整頓すること”などです。
おとめ座は12星座の中間くらいに位置しているのですが、中間決算というか中間報告で、これからこうしていこう、なんて予定を描くことがビジネスのシーンでもあると思います。おとめ座ってまさにそんなイメージです。見直して、整えて、コツコツ鍛えていく。そんな“ひとりの努力”を自然とやってしまう性質を持つと伝えられています。
今回の新月コスメはその流れで細やかにパーツをケアできて、不要な角質をオフできるもの。そして毎日続けることで自分に貯金できるような“コツコツコスメ”を選びました。
まず「コバコ(KOBAKO)」の“キューティクルリムーバー”は、自宅で簡単に爪表面の油分や甘皮をごっそりオフできるもの。“キューティクルプッシャー”を使って、少しずつ甘皮を処理していきます。“細かい作業を重ねてきれいに整える”のもおとめ座的要素。このリムーバーをたまに使っておくと爪自体の輪郭がハッキリして、セルフでネイルカラーを塗るときに爪の面積を広く感じて、カラーが塗りやすくなるといううれしいポイントも。
「サラハップ(SARAHAPP)」の“リップスクラブ ブラウンシュガー”は、砂糖でできた唇用のスクラブです。週に1度程度ケアすることで、唇の色が一段明るくなります。お菓子のような香りも楽しいです。細部を整えることで全体を美しく見せる――おとめ座の新月はそんなふうに美容を楽しむのもいいかもしれません。
細かいところといえば、「アネリアナチュラル(ANELIA NATURAL)」のまつ毛美容液“アイラッシュセラム”にも注目。できれば毎日続けたい蓄え系アイテムですよね。コツコツと毎日続けていくことで自分を鍛えていく――そんなコツコツ系の美容がおとめ座新月的。もちろん、部屋の散らかった場所の整理整頓もこの新月にはおすすめです。
福本敦子(ふくもと・あつこ)/フリーランスPR・美容コラムニスト:コスメキッチンに14年間勤務後、現在はフリーランスPRとして活動するかたわら、ビューティコラムニストとしてイベント、SNSなど多方面で活躍。オーガニックに精通した知識を武器に、ライフスタイルに寄り添った独自のオーガニック美容論が、著名人やエディターをはじめ各方面から大人気。「#敦子スメ」は「読んだ瞬間試したくなる」と多くの反響を呼び、紹介した商品の欠品や完売も多数。2019年秋、初の書籍となる「今より全部良くなりたい 運まで良くするオーガニック美容本 by敦子スメ」を出版。発売前に増刷が決まるなど話題を呼んでいる。旅を愛し、占星術にも精通 instagram:@uoza_26
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世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下の「スウォッチ」は、従来プラスチック素材だったケースやベルトを植物由来の素材に置き換えた時計の販売を開始した。時計ブランドが量産態勢において、植物由来の素材を用いるのはこれが初めて。デザインは、シンプルかつアイコニックな初代モデルを選んだ。価格は8000円。全国の「スウォッチ」ストアおよび公式オンラインストアで販売している。
新作の“1983コレクション”は、トウゴマという多年草の種から抽出した2種類のバイオ素材を使い、「スウォッチ」が自社製品に課した高い品質基準をクリアしてスイスで生産される。パッケージもジャガイモとタピオカのデンプンを原料に作られており、古紙としてリサイクルすることはもちろん、自宅のコンポストなどで生分解することもできる。
「スウォッチ」は1983年に誕生。スウォッチ グループには「オメガ(OMEGA)」や「ブレゲ(BREGUET)」など名だたる時計ブランドがあるが、「スウォッチ」はグループ名にもなったブランドであり、新たな素材や技術は「スウォッチ」に優先的に導入されるという。
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H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)はESG(環境、社会、ガバナンスの重視)経営で高い評価を得ている。「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(Dow Jones Sustainability index)」(スコア97)や「世界で最も持続可能な100社(Global 100 Most Sustainable Corporations in the World)」(27位)などESG格付けランキングでも上位に常連の企業だ。英国のNPO団体ファッションレボリューション(Fashion Revolution)の「ファッション トランスペアレンシー インデックス(Fashion Transparency Index)」では、2020年度版で初めて1位となった。
同社は、“ファッションとクオリティを最良の価格でサステナブルに提供する”というビジネスコンセプトのもとに事業を展開する。「技術とイノベーションを活用しながら、私たちの規模と影響力によって、公正・平等でありながら循環型、かつクライメット・ポジティブなファッションに向けて変化を導くというビジョンをもって取り組んでいる」と言う山浦誉史H&Mジャパン・サステナビリティ・コーディネーターに、どのようにして現在に至ったのか、そのきっかけを聞く。
WWD:サステナビリティの分野の先進企業に話を聞くと、そうなる契機は自社とサプライチェーンの環境負荷を知ったときと言われることが多くあります。きっかけは何でしたか?
山浦誉史サステナビリティ・コーディネーター(以下、山浦):1990年代に私たちは初めて行動規範を定め、そして化学物質に関する規制を始めました。変化を導くにあたってまず理解しなければならないのは、全ての段階でどの程度環境への負荷があるのか、そしてどの程度影響があるのかということです。デザインからお客さまによる消費に至るまで私たちのバリューチェーンの各段階において、私たちが行うすべての決断がポジティブな影響をもたらすポテンシャルがあるのです。特にファッション産業が直面する複雑かつ困難な問題において、ポジティブな変化をもたらすには、外部の専門機関との協業がとても重要であると私たちは考えます。例えば、水の使用に対する責任はWWF(世界自然保護基金)と協業したり、テキスタイルのリサイクル技術の開発に取り組む企業への投資や、循環型経済を推進するエレン・マッカーサー財団(Ellen MacArthur Foundation )とも密に連携しています。さらに繊維産業が抱える大きな問題や賃金についても、国連や衣料品従事者の国際労働組合と取り組んでいます。
WWD:H&Mは透明性が高い企業としての評価も高いですね。
山浦:私たちは長年、繊維産業による環境への負荷について認識しており、その中での自分たちの役割についても理解をしています。そしてその一環として、毎年発表するサステナビリティ・リポートを通して取り組みや実態を開示しています。その中で、バリューチェーンの各段階別に、社会、気候、そして水という分野において私たちが与える負荷、ならびに影響をマッピングしています。
WWD:マッピングするにあたり、環境負荷はどのように計測していますか。
山浦:H&Mでは外部専門機関による基準を主に用いています。例えば温室効果ガスおよびその他環境に害を及ぼす大気への排出に関する影響については、GHGプロトコルに沿って排出量を算定し、水資源への影響に関しては、AWS国際水管理標準に沿って行っています。
また、H&Mではすべてのサプライヤーを含むビジネスパートナーに対して、「サステナビリティ・コミットメント」への署名を義務付けており、私たちのサプライヤーも同様に、これらの基準に従って環境への負荷を計測し、その情報を私たちに提供するよう定めています。
私たちは自社が与える環境への負荷や影響をもとに、それぞれの分野においてKPI(重要業績評価指標)を設定して実行しており、取り組みや実態において毎年透明性をもってサステナビリティ・リポートとして開示しています。このリポートは、H&Mグループ内の各部門やサプライヤーなどの外部機関から収集したデータをもとに、GRI(サステナビリティに関する国際基準の策定を使命とする非営利団体)水準に沿って作成されています。毎年データやリポートを開示することによって、私たちの取り組みの進捗や、さらに注力が必要な分野を見極めることにつながります。
そしてこれらの取り組みがさまざまな外部機関によって認められ、CDP(Carbon Disclosure Project)の気候変動Aリストへの選定や、ファッションレボリューションによるファッション透明性インデックスでの1位認定など、多くの評価をいただけたことをとても光栄に思います。これまで同様、私たちは引き続き循環型ファッション業界へと変化を導くことを目指して、取り組みを進めていきます。
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「アディダス(ADIDAS)」は9月16日、バンドKing Gnuのギターボーカルを務める常田大希がブランドアンバサダーに就任したことを発表した。
常田はKing Gnuでの音楽活動だけでなく、音楽家集団 millennium parade を主宰するほか、ミュージックビデオやアートワークを手掛けるクリエイター集団PERIMETRONを率いるなど、多方面で活躍する。今後は「アディダス」製品のPRや「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の製品開発にも関わっていく。
常田は「『アディダス』はスポーツシーンのみならず、カルチャー全体に大きな影響を与えてきた。音楽やファッション、アートシーンとも密接な関係を築いてきた歴史がある。俺自身、子どもの頃から愛して着続けている『アディダス』と共に、これからのカルチャーをつくり上げられることを大変光栄に思っている。共にぶっ飛んでまいりましょう。Fly with me bro!!!」とコメントを寄せた。
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