「ザンダー ゾウ」2021年春夏コレクション

 「ザンダー ゾウ(XANDER ZHOU)」が2021年春夏コレクションを発表した。

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「チョイかじり」の覚悟をサムネイルで表そう エディターズレター(2020年7月22日配信分)

※この記事は2020年7月22日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「チョイかじり」の覚悟をサムネイルで表そう

 カネボウの「炎上」(という程ではないですかね?「騒動」くらいの表現で良いかもしれません)、私は正直、一部ユーザーの怒りの理由を共感しきれませんでした。炎上を知り、最初にHPで60秒という長尺のフルバージョンCMと、文言の全文を拝見したからでしょう。むしろ「ステキなCMだな」と、カネボウに共感したくらいです。下にリンクを貼りましたが、女性が「他者との競争」「自分の理想との競争」「他者が勝手に生み出した、自分の理想との競争」などから解放されることを願った「SK-Ⅱ」や、それぞれが独自の美しさを発見・発信することで画一的な価値基準からの解放を望む「ボビイ ブラウン」同様、大義を感じるステキなメッセージだと思っています。

 怒りの理由は、「生きるために、化粧をする」というメッセージを切り取った、サムネイルにあるのかな?と思っています。と言うより、「このサムネイルだけを見て、怒っている人も多いのでは?」と言うのが率直な印象です。確かにコレだけが急にタイムラインに現れたら、しかも誰かの否定的なコメントに付されていたら、印象は変わるかもしれません。先週のメルマガでは、「チョイかじり」が好きな若い世代の話をしました。メッセージを届けたい相手の、この特性が分かっていたら、違うアプローチがあったかもしれません。

 サムネイルについては、私たちも日々頭を悩ませております。ことYouTubeでライブ配信を本格化するようになってからは、この難しさに「ムムム~」と唸り続けています。そもそも「ようつべ」の世界のトンマナと「WWDジャパン」のそれは、正直けっこう乖離しており、「あちらの世界に寄せなければ、高パフォーマンスは期待できないのか?でも、私たちのイメージは?」なんて(古臭いのかもしれませんが)悩むこと多数。ことサムネは、定期的にアップする連載的コンテンツにおいてはイメージをそろえたいと思いつつ、とはいえ一瞬で、キャッチーに、「なんの動画か?」を分かるようにしなければならず、クリアするハードルがメチャクチャ多いのです。

 最近は、中身よりむしろサムネを考える時間の方が長いくらいです(笑)。改めて私たちの仕事は、何かを生み出すのみならず、それを届けることまで広がったことを痛感します。「そんなの、昔から変わんないよ」って言う方もいるでしょう。でも、絶対的な供給量が増えた今、「届ける」ことの重要性が増していることは間違いないでしょう。

 「届ける」にフォーカスするようになると、どうなるのか?「生み出す」コンテンツのクオリティーをこれまで通りにキープするのは難しくなるし、効率的に「届ける」には効率的に「届く」コンテンツに変えなければなりません。簡単なのは、マルチからモノへの転換です。考えればウェブ記事も「ようつべ」のコンテンツも、欲しい情報だけをコンパクトに届けるモノ・トピック型ですよね。そうなるとプリントメディアやリアル店舗は、マルチ・トピックス型になった方が生き残れそうな気がします。

 なんてコトを考えながら、今日もサムネに悪戦苦闘です。「チョイかじり」される覚悟を持ったら、まず頑張るのは、中身よりサムネなのかもしれません。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「グローブ・トロッター」と伊家具「モルテーニ」が協業 ラグジュアリーなワードローブとトラベルケースが登場

 英国発ラゲージ「グローブ・トロッター(GLOBE TROTTER)」とイタリア発家具ブランドの「モルテーニ(MOLTENI&C)」が協業したワードローブ“ザ ワードローブ フォー グローブ・トロッター バイ モルテーニ”とトラベルケース“ザ トラベルケース バイ モルテーニ”が登場する。クリエイティブ・ディレクションは「グローブ・トロッター」のプロジェクトディレクターである建築家の黒崎敏が手掛けた。高級住宅が得意な黒崎ならではの美意識が反映されたコラボレーションになっている。

 ワードローブは、「モルテーニ」の洗練を極めたシステム収納である“グリスマスター”をベースに、「グローブ・トロッター」のトラベルケースに使用されているハンドルと同じカラーを使用し、立体感のあるキュリオ柄のバックパネルなどアイコニックなディテールを盛り込んでいる。ワードローブは上吊りタイプのドロワーや引き出し式トレー、シューズラック、アクセサリードロワーなどさまざまなパーツを自由に組み合わせて構成できるのが特徴だ。ワードローブは限定10台で、納期はオーダーから4~5カ月。価格はサイズや仕様により異なる。

 トラベルケースには、「モルテーニ」の上品な世界観を表現した深みのあるマットグレージュを採用し、同ブランドのコーポレートカラーであるアントラチーテのレザーベルトを組み合わせたシックで上品な仕上がり。サイズは20インチで限定100台。価格は29万8000円。

 ワードローブとトラベルケースは10月1日~11月20日に、グローブ・トロッター銀座で展示販売する。

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「グローブ・トロッター」と伊家具「モルテーニ」が協業 ラグジュアリーなワードローブとトラベルケースが登場

 英国発ラゲージ「グローブ・トロッター(GLOBE TROTTER)」とイタリア発家具ブランドの「モルテーニ(MOLTENI&C)」が協業したワードローブ“ザ ワードローブ フォー グローブ・トロッター バイ モルテーニ”とトラベルケース“ザ トラベルケース バイ モルテーニ”が登場する。クリエイティブ・ディレクションは「グローブ・トロッター」のプロジェクトディレクターである建築家の黒崎敏が手掛けた。高級住宅が得意な黒崎ならではの美意識が反映されたコラボレーションになっている。

 ワードローブは、「モルテーニ」の洗練を極めたシステム収納である“グリスマスター”をベースに、「グローブ・トロッター」のトラベルケースに使用されているハンドルと同じカラーを使用し、立体感のあるキュリオ柄のバックパネルなどアイコニックなディテールを盛り込んでいる。ワードローブは上吊りタイプのドロワーや引き出し式トレー、シューズラック、アクセサリードロワーなどさまざまなパーツを自由に組み合わせて構成できるのが特徴だ。ワードローブは限定10台で、納期はオーダーから4~5カ月。価格はサイズや仕様により異なる。

 トラベルケースには、「モルテーニ」の上品な世界観を表現した深みのあるマットグレージュを採用し、同ブランドのコーポレートカラーであるアントラチーテのレザーベルトを組み合わせたシックで上品な仕上がり。サイズは20インチで限定100台。価格は29万8000円。

 ワードローブとトラベルケースは10月1日~11月20日に、グローブ・トロッター銀座で展示販売する。

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鎌倉シャツがNYから撤退 コロナで打撃

 メーカーズシャツ鎌倉(鎌倉シャツ)は、ニューヨークのマジソン・アベニュー店を年内で閉店する。同店は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、春から約4カ月にわたって臨時休業。営業再開後も客足が戻らないため、継続が難しいと判断した。鎌倉シャツは2012年10月に紳士服のメッカであるマジソン・アベニューに出店した。メイド・イン・ジャパンの高品質なシャツが支持を集め、NYにおける日本のファッション小売業の成功例といわれていた。

 マジソン・アベニューは世界中の有名ブランドが集まる激戦区。特に「ブルックスブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」「ポール・スチューアート(PAUL STUART)」「J.プレス(J.PRESS)」といった紳士服ブランドが本店を構えることで知られる。鎌倉シャツは後発ながらもウォール街の金融マンや弁護士らエグゼクティブの支持を集め、「GQ」など地元メディアでも好意的に取り上げられてきた。

 同社広報は「マンハッタン(の経済活動)が復活したら再出店するのが全社員の悲願」と話す。今後、米国での販売は英語のグローバルオンラインストアに集約する。

 コロナ禍のニューヨークでは消費減退に加えて、観光客の減少、在宅勤務の増加などが小売業や飲食業に深刻なダメージを与えている。マンハッタンの高額な家賃もテナントの収益を圧迫しており、撤退を決める店舗が少なくない。

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「ヌメロ ヴェントゥーノ」2021年春夏ミラノ・コレクション

 「ヌメロ ヴェントゥーノ(N°21)」が2021年春夏コレクションを発表した。

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「フェンディ」2021年春夏ミラノ・コレクション

 「フェンディ(FENDI)」が2021年春夏ミラノ・コレクションを発表した。

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「ヴェルサーチェ」2021年春夏ミラノ・コレクション

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」が2021年春夏コレクションをミラノで発表した。

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デジコレでドタバタ対談 新生「プラダ」が鮮烈デビューし、「GDCS」のアバターに困惑したミラノ2日目

 2021年春夏ロンドン・コレクションが終了し、早くもミラノ・ファッション・ウイークに突入です。引き続き、“できるだけリアルタイムに近いペース”で取材を進めていきます。今回は、ミラノ・コレクションの幕開けとなった9月24日(現地時間)をリポート!各都市のコレクションを取材してきた「WWDジャパン」の向千鶴編集長と、今年からコレクション取材をスタートさせた「WWDジャパン」編集部の美濃島匡がミラノコレ2日目の様子をお届けします。

荘厳な宮殿にフォークソングが響きわたる「マックスマーラ」

美濃島:「マックスマーラ(MAX MARA)」は宮殿でリアル・ショーを実施し、その様子をライブ配信で世界中に届けました。BGMはアコースティックギターが中心のフォークロアミュージック。荘厳な会場の雰囲気を押し出さなかったのは、消費者の「ホッとしたい」というニーズに寄り添ったのでしょうね。

向:この会場のこの回廊は毎シーズン使っていて、トップモデルをそろえるキャスティングやキャメルを軸としたカラー展開もいつもと変わらないから、数年後に見たらコロナ前のショーとの区別はつかないと思う。

美濃島:なるほど。特別な演出はなかったですが、ディテールに寄ったり下から煽ったりとカメラワークが工夫されていて飽きずに見られました。日本からは美佳さんがモデルとして登場していましたね。

向:変わらないことに賛否はあると思うけど、私は「マックスマーラ」はこれでいい、と思う。なぜならこのショーは顧客やバイヤーのためであると同時に、世界中に2000店舗超ある直営店スタッフのためでもあると思うから。多国展開するグローバル企業にとってコロナ下の今は、「我々は何者であるか」といったアイデンティティーを離れて働くスタッフと共有することはとても大切。このショーはそれを再確認させてくれます。同じキャメルでもひねりを効かせていたしね。

美濃島:ベージュやカーキといった中間色のワントーンスタイルがメインでしたが、袖を異素材のパフスリーブに切り替えたり、トラックパンツのようなサイドテープを付けたりと、どこかにひねりを加えて新しい見せ方に挑戦していました。過度な装飾や派手さはないけどさらりと個性をアピールできる服は、大人な女性に人気が出そうです。ハニカム(六角形)をモチーフにしたキルティングトップスやバッグも可愛かったなあ。コートに次ぐ、新たなアイコンになりそうです。

「エンポリオ アルマーニ」は映画セットのような本社ビルに驚愕

美濃島:「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、アルマーニの本社が入るビルで撮影した映像を公開。SF映画のようなロケーションで、「これが本社なの!?」と驚きを隠せませんでした。コンクリート一色の禁欲的な世界観はスポーティなブランドイメージと合致。若手ダンサーや俳優たちを多数キャスティングしたようで、かなりお金がかかっていそうです。太陽のような物体がどんどん近づくというストーリー性のある映像でしたが、意味はよくわかりませんでした(笑)。

向:意味は確かにわからなかった(笑)。でも私はじわりときたわ~。いつもはこの建物の中でショーを見るのだけどこうやって建物をフルに使ったことで結果的にアルマーニの美意識を再確認することができたから。

美濃島:と言いますと?

向:構図と肉体、光と色を堪能する8分、だったかな、と。“テアトロ”と呼ばれる本社は安藤忠雄建築で幾何学的な要素が随所に見られます。そこを舞台にパフォーマンスするモデルたちの動きも統制が取れていて、言わば「動き続ける美しい構図を見るショー」。私、美しい構図って癒しの一種だと思うのです……。その統制を壊すように、俳優の無言の演技やパリオペラ座のジェルマン・ルーヴェ(Germain Louvet)によるバレエが挟み込まれ、そこにはイタリアならではの人間・肉体美賛歌を見ます。大げさな解釈かな(笑)。

美濃島:人間自体を肯定する意図は確かにあったかもしれません。洋服は透け透けのコートやミニドレスなど軽やかなものが多かった。テーラードジャケットにもシフォンドレスを合わせたり、膝丈のパンツで肌を露出したりして軽さを出していました。モノトーンのほか、ベージュや淡いブルーなどの柔らかな色合いも多かった。こういったニュアンスカラーは「マックスマーラ」にも登場しましたが、ニュー・ノーマルに欠かせない色合いなのかも。

向:確かにその軽さは「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」とは違う、「エンポリオ アルマーニ」ならでは。自然光の中で見る服の色は照明の下で見るより複雑で奥深いですね。「砂をすくってみれば、それは茶色ではなくたくさんの色の集合体だとわかる」と話していたアルマーニの言葉を思い出します。

ラフが手掛ける新生「プラダ」が鮮烈デビュー

向:21時からの「プラダ(PRADA)」は5分前からPCをフル画面でセットし、ちょっと緊張しながら待ちました。そしてよかった!プリーツスカートの制服を着た頭脳明晰な高校3年生の姉と、彼女を慕う中2の弟の対話を見るようなショーでした。「プラダ」の“ユニフォーム”や“スタンダード”が2人の対話を経てアップデートされたと思う。

美濃島:僕も、2日目の個人的なハイライトは「プラダ(PRADA)」。ラフ・シモンズ(Raf Simons)が手掛ける初のコレクションで、どんな服が見られるのかずっと楽しみにしていました。直線的なテーラリングや儚さを感じるグラフィック、オーバーなサイズ感はラフそのもので、とってもかっこよかったです。服やバッグ、靴、アクセサリーなど随所にあしらったトライアングルモチーフはインパクト抜群。でも、単にロゴをプリントするのではなく、アップリケとして配したり、イラストとして再構築したりしていて、ロゴブームが過ぎ去った今も可愛いと思える新鮮さがありました。ただし、あくまでラフ好きな僕からの視点。「プラダ」の顧客層にどう響くのかが気になるところです。

向:ナイス饒舌(笑)。細かく見ていますね。確かに「プラダ」のカワイイ部分を好む顧客層にとっては少々クールな仕上がりかも。私世代から見てミウッチャの「プラダ」の魅力のひとつは、“永遠の女子高校生感”。白いシャツやネイビーのセーター、プリーツスカートといった高校の制服を連想するアイテムがそれを象徴しており、今回はそれらのアイアムは強調されておらず、プラダのユニフォームの概念がアップデートされていたと思う。それこそミウッチャ自身が望んだことなんじゃないかな。そして同時に、可愛くてやや残虐な少女性もところどころに残している。絨毯に突き刺さるキトゥンヒールや、水玉柄と水玉を連想する穴の開いたニットなどがそうです。

美濃島:最後にミウッチャとラフの対話を見せたのもとても素敵でしたね。両者が良い関係を築けていることがひしひしと伝わって来ました。バイヤーやメディア関係者だけでなく、消費者もこういったパーソナルな部分に触れられるのはデジタルコレクションならではですね。

“変わらない強さ”に胸を打たれた「エトロ」

美濃島:「エトロ(ETRO)」はソーシャルディスタンシングを保ちながら屋内でリアル・ショーを開催。小麦色に焼けたモデルがビキニトップスとショートパンツに身を包んだルックでスタートし、その後もリゾート感満載のルックが続きます。アイコンである彩度の強い総柄は、こんなご時世だからこそ、見る人のテンションを高めますね。個人的には、旗やカーテンなどのイラストをそのまま柄に仕上げたパターンが好みでした。おもちゃをまとったような快活さに包まれそうです。

向:ホント、見ていてリラックスできるショーでした。リヴィエラがイメージだそうで、金曜日の夜にお酒を飲みながらゆったりとした気持ちで見るのが似合います。そこに強さを添えるのがスカーフプリントやゴールドのチェーンなどに見る90年代感。コロナを経て「変わらなきゃ」と思う一方で「心地よくありたい」と思う気持ちもどんどん高まっている。ファッションが提供できる価値観は後者も大きいよね、と改めて思いました。

美濃島:プラスサイズモデルが当たり前に登場するのも時代を感じますね。これを特別なこととしてメディアが取り上げること自体ナンセンスになりつつあるのかも。最後に登場したデザイナーのヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)の笑顔もよかった。ショーを開催できる喜びが現れているようで、胸を打たれました。

魚眼レンズ越しの不思議ワールド 「ヴィヴェッタ」のアイデアが光る

美濃島:「ヴィヴェッタ(VIVETTA)」は白いスタジオを魚眼レンズで写し、ところどころでモデルのシェイプを加工したユニークな映像でした。

向:今季のミラノのひとつのキーワードは“ガーデン”で、その極めつけみたいなコレクションでしたね。穴から覗き見るような不思議な撮影方法でした。会場やモデルにはあまりお金がかかってなさそう。お金をかけずにアイデアで勝ち!の良い例かと。

美濃島:ミラノ2日目はショーの様子を切り取った映像や世界観をわかりやすく表現したイメージムービーなど正統派な形式が多かったため、この実験的なアプローチは逆に目立ちましたね。服はいたってシンプルですが、フラワーモチーフのビジューでアクセントを加えていて、これを着てピクニックに行ったら楽しそうだなと勝手に想像しちゃいました。何も考えずに外出できる日が待ち遠しいです。

「アンテプリマ」の自然&ポエムでリラックスモードに

向:なんと、「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」からは編集部にガーデニングキットが届きました!大杉記者はさっそく種をまいて育てているそう。コレクション映像も自然の中で撮影をされ、BGMはポエム。「アンテプリマ」の特徴である軽やかなニットの心地よさがしっかり伝わります。

美濃島:モデルが自然の中で自由に過ごすシーンと、詩を朗読するモノクロのシーンを組み合わせた映像でしたね。これを見たあとにベッドに入ればすぐに寝付けそうなくらいリラックスできる内容でした。肩肘張っていないけど気心地や仕立ての良さで訴求できるブランドは、ニュー・ノーマルでも存在感を発揮できそうです。

「GDCS」の超リアルアバターに少し困惑

美濃島:「GDCS」は、アニメの世界でファッションショーを表現。顔はアバター感満載なのにウオーキングが妙にリアルで、気味が悪く感じるほどでした。ここはハローキティやディズニーとコラボしたり、そもそもストリート色が強くどこかコスプレっぽさもあったので、アニメでの表現はぴったりでしたね。

向:アバターの精度の高さに目を見張るものがありましたね。フェイスマスクしたモデルが登場したり、観客はソーシャルディンスタンスを保っていたりと非リアルなのにリアル。ただ見終わって印象に残るのはデフォルメされた女性の乳房やヒップのラインばかり(笑)。モデルの肌の色は多様性があるのに乳房の形はみな同じなところに小さな違和感を覚えました。デジタルはリアルなショーより作り手の理想がもろに出るな、と思いました。この世界観が好きな人はより好きになり、違和感を覚える人は離れるきっかけになりそう。

美濃島:個人的にはクリエイターが理想を体現したというより、既存のショーへのアンチテーゼだったのかなと思いました。プラスサイズモデルを見かけることも多くなりましたが、ステレオタイプの美がはびこっているのも事実。アバターだからこそ出る違和感を上手く利用してメッセージを伝えたのかもしれません。そこまで考えられていたら恐ろしいですが。

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「ケンゾー」が野生のトラの保護活動のカプセルコレクション発売 WWFとのパートナシップで

 「ケンゾー(KENZO)」は9月28日に、絶滅の危機に瀕する野生のトラの保護活動「TX2」プロジェクトの支援を目的としたコレクションを発売する。同プロジェクトは、環境保全団体WWF(世界自然保護基金)とのパートナーシップによるもの。

 「ケンゾー」は創業当初から力強さの象徴であるトラをブランド哲学を体現するアイコンとして扱ってきた。2010年の時点で野生のトラは3200頭まで減少したが、世界的な保護活動によって少しずつ個体数を回復し、16年には約3900頭に増えたとされる。WWFの「TX2」プロジェクトは、虎年にあたる22年までに野生のトラの生息個体数を10年時点の倍にすることを目指す。

 同コレクションは、トラをモチーフにしたスエットシャツ(3万6000円)、Tシャツ(2万1000円)、フーディー(5万3000円)などの定番アイテムで構成される。1点の販売につき、10ドル(約1054円)が「TX2」に寄付される。また同コレクションは、「ケンゾー」がWWFと行うコットンのサプライチェーンの持続可能性の向上と、水資源と水環境の改善を図るフレッシュウオーターフットプリント対策に向けた取り組みの一環として、すべてのアイテムにGOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)認証を取得したオーガニックコットンを使用した。

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「ケンゾー」が野生のトラの保護活動のカプセルコレクション発売 WWFとのパートナシップで

 「ケンゾー(KENZO)」は9月28日に、絶滅の危機に瀕する野生のトラの保護活動「TX2」プロジェクトの支援を目的としたコレクションを発売する。同プロジェクトは、環境保全団体WWF(世界自然保護基金)とのパートナーシップによるもの。

 「ケンゾー」は創業当初から力強さの象徴であるトラをブランド哲学を体現するアイコンとして扱ってきた。2010年の時点で野生のトラは3200頭まで減少したが、世界的な保護活動によって少しずつ個体数を回復し、16年には約3900頭に増えたとされる。WWFの「TX2」プロジェクトは、虎年にあたる22年までに野生のトラの生息個体数を10年時点の倍にすることを目指す。

 同コレクションは、トラをモチーフにしたスエットシャツ(3万6000円)、Tシャツ(2万1000円)、フーディー(5万3000円)などの定番アイテムで構成される。1点の販売につき、10ドル(約1054円)が「TX2」に寄付される。また同コレクションは、「ケンゾー」がWWFと行うコットンのサプライチェーンの持続可能性の向上と、水資源と水環境の改善を図るフレッシュウオーターフットプリント対策に向けた取り組みの一環として、すべてのアイテムにGOTS(グローバル・オーガニック・テキスタイル・スタンダード)認証を取得したオーガニックコットンを使用した。

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エスティ ローダー グループが乳がん啓発キャンペーン 今年は“手のひらのピンクリボン”がキーワード

 エスティ ローダー グループ(ESTEE LAUDER GROUP)は、10月に毎年行っている乳がんキャンペーンを実施する。28年目の今年は、“一本のリボンが結ぶ、リボンを超えた絆。”をテーマに、SNSを活用した参加型デジタルコンテンツ「Pink Ribbon in Your Hand」を展開する。今年は、毎年恒例のライトアップを実施せずに、デジタル上でキャンペーンを盛り上げる。

 参加方法は、特設サイトから手のひらをスマートフォンで撮影し、AIによって手のひらに浮かび上がるピンクリボンの画像とともに、「#乳がんのない世界へ」と「#TimeToEndBreastCancer」のハッシュタグをつけてSNSでシェアすると、一定金額が米国乳がん研究基金(BCRF)やJBCRG(Japan Breast Cancer Research Group)などに寄付され、医療研究に役立てられる。

 また、同グループの社員がメッセージを発信する特別動画の公開や、限定でコラボしたLINEスタンプの販売、「ラボ シリーズ(LAB SERIES)」「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」「アヴェダ(AVEDA)」「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「クリニーク(CLINIQUE)」「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」で販売する支援製品の収益金による寄付活動を通じて、医療研究をサポートする。

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