ファッション通信簿Vol.60 人気ドラマ「ザ・クラウン」に遂に登場! 故ダイアナ妃のエターナルシックな装いを米「WWD」が勝手にジャッジ!

 米「WWD」の人気企画「ファッション通信簿」では、ストリートからパーティー、レッドカーペットに至るまで、海外セレブたちのファッションを厳しくチェック。評価を絵文字でお伝えするとともに、それぞれのファッションポイントを勝手に辛口ジャッジ!

 第60回は、ネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「ザ・クラウン(The Crown)」のシーズン4の配信開始に合わせて、ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元英国皇太子妃(以下、ダイアナ妃)が登場。英国王室を舞台にした「ザ・クラウン」の新シリーズは11月15日に配信がスタートした。いよいよ登場したダイアナ妃――フォーマルもカジュアルも完璧に着こなした永遠のアイコンによる懐かしのファッションの数々を振り返りたい。

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「セシルマクビー」渋谷109店で閉店イベントがスタート 母娘2世代ファンなどが続々と大量買い

 「セシルマクビー(CECIL McBEE以下、セシル)」の旗艦店である渋谷109店で、11月30日の閉店を前に21日から閉店イベントがスタートした。店内にはブランド全盛期の商品をスタイリングした撮影ブースや、歴代のムック本、ノベルティーグッズなどを展示するコーナーを設置。ファンがコメントを寄せられる壁面もある。21日は11時の開店と同時に、ブランドファンが集まった。「セシルマクビー」は30日をもって全店閉店となる。

 開店後すぐに寄せ書きブースでメッセージを書いていた2人組。“アムラー”(1990年代後半に女子高生の間で一大ブームになった安室奈美恵さんのファン層)世代と24歳の母娘で、親子で「セシル」ファンだという。「私は90年代からずっとファン。娘は、小学生の頃から私のお下がりを『捨てずに全部取っておいて!私が着たいから』とせがまれていた」と母親。普段はららぽーと海老名内の「セシル」に通っていたが、そこも既に閉店。「海老名の閉店前は2人で毎週通った」という。「今日は復刻品のミラー(1500円)を絶対買いたいと思って来た。服もいろいろ見たい」と娘。

 10点入りの“サンキューバッグ”(5000円)と、ニット、ミラーを購入した28歳の女性は、“エビもえ”(蛯原友里、押切もえ)ブームの頃(2005年前後)からファンだという。「最近は好きな服のテイストがカジュアルになって、あまり『セシル』で買うことはなくなっていたけど、閉店すると聞いて『来なきゃ!』と思った。中高生のころは、毎年福袋を2個買っていた」という。「ずっと『セシル』でしか服を買ってこなかったから、これからどこで買えばいいのか分からない」と話したのは、中学生のころからファンだという20代半ばの女性。25年来のファンだという女性も同意見だ。「『セシル』の会社(ジャパンイマジネーション)が今後も運営を続けるブランドがあると聞いたので、今までは知らなかったけど、そのブランドを一度のぞいてみようかな」とも。

 最後の機会だけにまとめ買いをするファンも多く、開店から1時間後にはレジ待ちの列もできた。滞留時間もみな長い。アラサー世代の姉と、「セシル」のトレンチコート姿の妹の2人組は、それぞれ10点以上を購入。親しかった販売員と最後に話している際には、感極まった販売員が涙ぐむ場面も。「最終日の30日、また来るね」と販売員に声を掛けて帰っていった。

■「CECIL McBEE THANK YOU CLOSE EVENT」
開催期間:11月21~30日
場所:渋谷109の2階
住所:東京都渋谷区道玄坂2-29-1
注:新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、混雑時は展示ブースは20分ごとの総入れ替え制を予定。その際は店頭で入場時間を指定したチケットを配布する。ブース入場のために渋谷109内で行列を作り、待機することは不可

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セレクト内ポップアップで「実験」を エディターズレター(2020年8月17日配信分)

※この記事は2020年8月17日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

セレクト内ポップアップで「実験」を

 高校は静岡、大学は仙台、そして卒業後は再び静岡、からのニューヨーク!!「WWDジャパン」で働くことになって初めて上京した(と言っても、東京暮らしは1年でイヤになり、横浜に引っ越して10年以上が経ちましたw)私にとって、東京のブランドショップは憧れでした。

 いや、静岡はもちろん、仙台はスゴいんですよ。下のリンク1本目で触れている「リヴォリューション」は、仙台はおろか宮城、いや東北ファッションの総本山。私もここでいろんなブランドに触れ、憧れ、購入し(ちなみに当時ご執心だったのは「プリ・ド・ボテ」というブランドです)、結果バイト代が右から左に流れる生活を送ってしまいました(苦笑)。私の“ファッション愛”の原点は、「仙台のリヴォリューションにあり!!」と言っても過言ではありません。でも心の中では時々、「東京には、このブランドのオンリーショップがあって、この数倍も洋服があるんだろうなぁ」なんて思うこともありました。ECなんてない時代です。だから「カラー」のポップアップツアーという発想、とってもステキだと思います。“kolor is everywhere”って名前もいいですね。「地方にいる、俺のそばにも『カラー』はいる!!」そんな風に思わせるネーミング、カッコ良きです。

 この「カラー」同様、セレクトショップの中にポップアップを開くことについては、結構なポテンシャルを感じています。リンク2本目の「ミッドウエスト」大澤バイヤーが妄想するのは、セレクトショップ内セレクトショップ。これなら普段取り扱っていないブランドを売り場に並べるハードルも低そうだし、同じブランドを取り扱っていてもキュレーションの違いが表現できそう。出店時の初期投資、そこで生まれるバイヤーやショップスタッフ、顧客同士のコミュニケーションなどを考えても、「良き」と思います。都内では「ユナイテッド ヌード」旗艦店の上に、福岡のセレクト「マギークープ」が出店なんてニュースが、コレに近いでしょうか?リンク3本目をご覧ください。

 そして、コレをビューティでやってみては?と思うのですよ。特に「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」や「Y-3」的なラグジュアリー・ストリートのウィメンズを扱うようなセレクトは是非、コスメブランドのポップアップに名乗りをあげていただけないでしょうか?

 そう思うようになったのは2、3年前。ビューティ業界の友人に、「ああいうストリートなスタイルの女性は、どんなビューティブランドを使ってるの?」と聞かれ、「ん~、確かによくわかんないかも」と思ってからです。「アディクション」や「ナーズ」「M・A・C」でしょうか?「スリー」とかなのかしら?個人的には「イヴ・サンローラン」や「ジバンシイ」を期待してしまったり。ムムム~、1つに絞れないということは、いろんな可能性があるのではないか?そう思ってしまい、以来「いつか、どこかで実験してくれないか?」なんて思っているのです。「だったら、百貨店で買い回りを聞いてみたら?」という声もあるでしょう。でも、質問したのが百貨店で働く友人なのです(笑)。

 ということでビューティも含め、ポップアップでセレクトショップにいろんな実験をして欲しいと思う今日この頃。そして、その縁を生み出すのは、私たち「WWDジャパン」だとも思っています。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「クードス」の工藤司が出版事業をスタート フィッシュ・チャン初の写真集を発売

 ファッションブランドの「クードス(KUDOS)」を手掛ける工藤司は、出版事業としてツカサ クドウ パブリッシング(TSUKASA KUDO PUBLISHING)を開始し、写真家のフィッシュ・チャン(Fish Zhang)による初の写真集「TANG TAO by Fish Zhang」を11月20日に発売した。

 同書は 2019 年 4 月に香港を舞台にストリートキャスティングした女性モデルが「クードス」の服を着用した写真で構成している。ブランドが数シーズン、ベースにしてきた「物事を一方向から見ることをしない」という考え方のもと、女性モデルがメンズウエアを着用した。序文を編集者で2人と親交の深い山﨑潤祐、書籍のデザインを「ウェル(WELL)」の村尾雄太が担当した。500部の限定発行で価格は3500円。

 ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)内の書籍スペース、ビブリオテカ(BIBLIOTHECA)と代官山 蔦屋書店ではフィッシュ・チャンのサイン入り写真集を限定販売する。購入者にはツカサ クドウ パブリッシングのトートバッグをプレゼントする。

 フィッシュ・チャンは1991年、中国・深圳市生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション(London College of Fashion)でファッションジャーナリズムを学び、2014年に東京を拠点に移す。16年に友人で写真家のレン・ハン(Ren Hang)の影響で写真を始め、ファッションフォトグラファーとして活動をスタート。映画などから着想を得た独特の構図や色彩感覚、ストロボを多用したエロティックでシュールな世界観を得意とする。

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ヒゲ剃りが「マスク荒れ」にいい!? 編集部が勝手にトーク

 ビューティにまつわるニュースを編集部で語り合う「WWDビューティポッドキャスト」。今回のテーマは、「ヒゲ剃りがマスクによる肌荒れに有効か?」です。ビューティ記者歴が社内で一番長い中村慶二郎記者と、サロン担当の米山奈津美記者に、福崎明子デジタルデスクが真相を聞きます。

 中村記者が長年取材を続けるエステサロンからの話や、米山記者が理容師に聞いたことなどから答えを考えます。中村記者の趣味であるバイクの話題から、バイカーとマスクとヒゲの関係にも発展……。思わぬ話にもなり、これまでとちょっと違った?ポッドキャストをお楽しみください。

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「エディション」が開業 和洋の要素が融合した楽園のようなロビーは必見

 マリオット・インターナショナル(MARIOTT INTERNATIONAL以下、マリオット)のブティックホテル「エディション(EDITION)」が10月20日、東京・虎ノ門で開業した。「東京エディション虎ノ門」は、森トラストがオーナーでマリオットが運営を手がける。「エディション」のコンセプトやクリエイティブ・ディレクションは、米ニューヨークの伝説の「クラブ54(CLUB 54)」の仕掛け人であるイアン・シュレーガー(Ian Schrager)によるもので、日本初上陸。内装デザインはシュレーガーのスタジオと隈研吾建築都市設計事務所が手掛けた。神谷町の複合施設である東京ワールドゲート内の31〜36階に位置し、全206室。各客室からは東京のスカイラインが見渡せるようになっている。“東と西の交差点”と銘打つホテルの見所をリポートする。

 1階のエントランスは一見ホテルと分からないブティックホテルらしいデザイン。中に入ると黒い大理石がドラマチックな空間を演出しており、シュレーガーが手がけたニューヨークのホテルを彷彿とさせる。エレベーターホールの奥には美術家の森万里子によるオブジェが置かれている。エレベーターで31階に着くと、インテリアデザイナーの倉俣四郎による椅子がお出迎え。壁には、シュレーガー自身のコレクションである、渡辺克巳が捉えた1960~70年代の新宿歌舞伎町の写真が並んでいる。アートもこのホテルの見所の一つだ。

人々を温かく迎えるアーバンジャングル

 エレベーターホールからロビーエリアに入ると、そこはまるでジャングルのようだ。外光が降り注ぐアトリウムのロビーラウンジには25種類、500以上の植栽が置かれ、全てシュレーガー自身が選びディレクションしたという。右手にレセプション中央にバーカウンターがあり、その周囲には植栽やカーテンで区切られたラウンジスペースがいくつもある。クッションやブランケットが置かれたラウンジはリビングルームのような快適さと親密さを備えており、友人宅を訪れたような錯覚に陥る。

 この共用スペースのロビーラウンジは仏寺から着想を得ており、5.8mの天井は二重構造になっている。上を見上げると、なるほど、隈が手掛けた空間だと感じる。内覧会の前に開催されたオンライン会見でシュレーガーは、「公共エリアでは、社交はもちろん、ビジネス、読書など、あらゆるシチュエーションが想定される。寺院の境内は欧米の広場のようなもので人々が集う場所だった。私はロビーラウンジを世界中のあらゆる人々が集まり光を見られるような場所にしたかった」と述べている。東京タワーを一望できるロビーは開放感に溢れつつも、プライベート感もあり、遊び、仕事、社交、独りの時間と利用客の目的に合うようにデザインされている。「ロビーラウンジでは、エネルギーに溢れ、自然と交流が生まれるような想像を超える体験を提供したい。人間はソーシャルアニマル(社会的な動物)だから、人と関わらずにはいられないんだよ」とシュレーガー。ゲストが喜ぶのは、「生き生きとした場所。それが新しいギャザリンングの場だ」と言う。

客室はプライベートを重視

 社交、ビジネスなど公共な場であるロビーラウンジと客室エリアは一枚の扉で仕切られている。その扉が公共の場であるロビーの音をシャットアウト。扉の奥には客室と客室用エレベーターがある。客室は、木がふんだんに使用されており至ってシンプル。アイボリーやシルバーなどのニュートラルなカラーパレットが禅の雰囲気を醸し出している。全ての部屋から東京の景色が見渡せ明るく心地よい空間だ。家具は全てオーダーメード。「エディション」オリジナルのアメンティティーやバスローブが用意されている。また、機能的にデザインされたワークスペースがある点も特徴だ。さまざまな目的で滞在する宿泊客全てが満足できるよう工夫されている。客室は42平方メートルからだが、その中でも、プライベートテラス付きスイートはオープンエアーで開放感満点。東京の風景を眺めながら、ゆったりと寛げるようになっている。

東京にいることを忘れるようなレストランやバー

 31階にある「ザ・ブルー・ルーム(THE BLUE ROOM)」では朝食、ランチ、ディナーを提供。名前の通り、鮮やかなブルーの家具が基調の空間で、ロビー同様植栽が置かれている。

 10人まで着席可能なプライベートダイニングルームもある。世界中のクラシックをベースにした多彩なメニューを提供する。同じフロアにはイギリスのミシュランスターシェフであるトム・エイキンズ(Tom Akens)が指揮を執る「ザ・ジェイド・ルーム+ガーデンテラス(THE JADE ROOM + GARDEN TERRACE)」が21年にオープンする。広いテラス席は、25種類、200以上の植栽が配されてまるで空中庭園のようだ。レストランの食事のほか、カクテルなども楽しめるようになっている。

 ホテル1階には、来年オープンする「ゴールド・バー・アット・エディション(GOLD BAR AT EDITION)」がある。ゴールドを貴重にしたバーは開放的な他の空間とは一転し、1920年代のニューヨークのスピークイージーを想起させるデカダンでラグジュアリーな空間だ。バーとしてだけでなく、日中はラウンジとして営業し、ティーサービスや軽食メニューを提供する。

日本とのスピリチュアルなコネクション

 シュレーガーは会見を前に自ら詳細なプレスリリースを作成。オンライン会見では、日本が彼のキャリアに与えた影響について語った。「私は日本の美的センスやデザインに多大な影響を受けてきた。ピュアでシンプル、洗練された日本の美しさが大好きだ。日本とはスピリチュアルなコネクションを感じるんだ」とシュレーガー。彼は1970年代に「スタジオ54」で黒人モデルを起用して三宅一生のショーを開催したという。三宅の他、川久保玲にも多大な影響を受けたようだ。また、80年代にコラボした建築家の磯崎新とは友人で、長年日本に住んでいた建築家のジョン・ポーソン(John Pawson)とも親しい。ポーソンとは米ロサンゼルス・ウエストハリウッドの「エディション」で協業している。隈のことは、「いつも違う表情をみせる理想的なコラボレーター。優しい口調の素晴らしい人だ」とコメントしている。来年オープンする銀座の「エディション」に関しては、虎ノ門とは全く違う雰囲気になるようだ。シュレーガーは、「東京に住んでいる人々にも『エディション』を楽しんでほしい。コロナを乗り越えたら再度、盛大なオープニングにしたい」と語った。

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