全国のロフトで売れている環境に優しい商品トップ10は?

 突然ですが、皆さんは環境に優しい取り組みを何かしていますか?ーー地球環境のことを考えると壮大で、「自分にできることなんて微力かも・・・」と思ってしまいがちですが、まずは自分が楽しく続けられる、身近な取り組みから始めてみたい!ということで、全国のロフト(LOFT)で9月1日~11月16日までに売れた、コスメ、雑貨のカテゴリーをメインとする環境に優しい商品の売り上げトップ10を集計し、その理由を広報の高橋結衣さんに聞いてみました。皆さんもぜひ参考にしてみては?(一部の店舗では取り扱っていない商品もあります)

10位 「ゾク ポケットストロー」 1200円

 ロフトでは「ストローをプラスチックから紙やステンレスに変更するカフェが増え、メディでも取り上げられるようになった数年前から商品ラインアップを強化しています」と広報の高橋さん。中でも人気なのが外出に便利なポケットタイプで長さが調整できる「ゾク(ZOKU) ポケットストロー」。携帯するケースには、掃除用のブラシまでついている。ストロー部分はステンレスだが、子どもでも飲みやすいように口に触れる部分はシリコンになっているのがポイント。

9位 「ミアー」カップ&タンブラー 3700円、3000円

 真空断熱材ボトルで知られる米シアトル発のミアー(MIIR)社の新色のタンブラーとカップがラインクイン。同社は“製品そのものをプロジェクト化する”をコンセプトに掲げ、「水や教育、移動手段が十分に行き届いていない地域に売り上げの一部を寄付しています」とのこと。高い保温、保冷機能とシンプルかつスタイリッシュなデザインで、「キャンプで使用する人やテレワークの増加で家で長い時間仕事をする人、さらにはギフト需要でも人気です」。

8位 「ハザイ プロジェクト」の天然木カッティングボード 1500円、3800円

 一枚板のテーブルを製作している愛知県の岡崎製材が加工する際に余った木材で製作した天然木のカッティングボード。「ハザイ プロジェクト(HAZAI PROJECT)」とは、その名の通り端材から作られた商品。サイズ展開も豊富だがロフトでは使いやすいミドルとミニサイズが人気。「ケヤキやヒノキ、カバの木などの無垢の木の風合いが良く、パンやチーズをのせて食卓を彩る、お家時間のちょっとした充実に購入される方が多いですね」。

7位 電子メモパッド「ブギー ボード」2700円

 従来のA4サイズ、B5サイズに加え、新たに付箋サイズの電子メモパッド「ブギー ボード(BOOGIE BOARD)」が登場。裏面にマグネットが付いており、冷蔵庫に貼るのみならず、例えば木面でも付属のマグネットを付ければ貼ることができる。付属のペンで書き、中央のボタンを押すと文字が消えるようになっている。コイン電池1つで約3万回消去できる。「紙の節約になると同時にあとに書き込んだ内容が残らないため、個人情報を扱うコールセンターでも重宝されています」。

6位 「ロジカル・ペーパーリング」280~420円

 「もう分別廃棄しなくていいんです!!」と書いてある通り、ノートのリングの部分がプラスチックや金具ではなく紙でできているため、雑紙として廃棄した後にリサイクルすることができる「ロジカル・ペーパーリング」。「中央部分はリングがないため、書く際にも手に当たらないのがポイントです」と高橋さん。サイズもスリムやワイド、紙面も方眼や罫線タイプなど豊富にそろう。

5位 「Gゼロ マグボトル」 1800円

 2年前に爆発的にミニボトルが売れて以降、さまざまなタイプが販売されている中、200ml の「Gゼロ マグボトル」がランクイン。「500mlを一日で飲みきれない女性に支持されています。ちょっとした散歩や、薬を飲む際にも利用できると年配の女性の購入も多いです。断熱、二重構造で保温保冷効果も高く、90gと軽くて持ち運びに便利なのも人気の理由です」。

4位 ベジシャキちゃん 2個組 580円

 商品名の通り、野菜をシャキっと保つためのスティック。キャベツやレタス、白菜などの芯に刺すだけで成長のスピードを抑え、野菜の鮮度を保つという優れもの。「野菜の傷みが激しい夏場に特に売れた商品です。加えてコロナ禍で食材をまとめ買いする消費者が増えたことも後押しました」。食品ロスに貢献するだけでなく、繰り返し使えて経済的なのもうれしい。

3位 「ドクターブロナー マジックソープ」 各1200円

 リピーターも多く、長年愛されている米国発の全身用ソープ「ドクターブロナー マジックソープ(DR.BRONNER'S MAGIC SOAP)」。100%オーガニック成分で容器も100%リサイクルプラスチックを採用している。「素材が全て有機栽培で作られているので、生分解性で人と地球に優しいのが特徴です。この3カ月で一番売れたのはベビー用(敏感肌用)で、その次にシトラス、ティーツリーなどの香りが人気です。夏場はペパーミントのクールタイプもよく動きました。私はシトラスを愛用しています」と高橋さん。

2位 洗たく マグちゃん 1800円

 洗濯機に入れて一緒に洗うだけで、水道水がアルカリイオンの水素水になり、5キロの洗濯量の場合、2個入れると洗剤を使わなくても大丈夫なくらいの洗浄力。「洗剤の量を減らして併用するのをおすすめしています。部屋干しのイヤな臭いを解消し、消臭、洗浄、除菌の3つの効果が期待できます。また使用し続けることで、洗濯槽の汚れ防止にもなり、1個につき約300回使用可能です。洗剤の量を減らせて何度も使えるということで、メディアでも取り上げられ、その後の反響が大きかった商品です」。使用後は、中身のマグネシウムの粒を庭や鉢の植物に与えれば肥料のような役割を果たし、植物を元気にしてくれる。

1位 エコバッグ「クルリト」 700円~

 栄えある第1位はエコバッグの「クルリト」。ロフトでは、レジ袋有料化のタイミングで商品の取り扱いを拡大し、現在200点ほどをそろえる。「当初は、“シュパット(SHUPATTO)"という瞬時にたためるタイプのエコバッグが人気でしたが、じわじわ『クルリト』シリーズが人気に。シャカシャカしている素材のエコバッグが多い中、布に近い素材感でエコバッグに慣れていなかった男性からも支持を得たことが人気の理由です。リュックタイプ、マルシェタイプなどもあり、肩に当たる部分が太めなので、肩が痛くならないのもポイント。また、付属の袋をなくしがちですが、これは袋なしでまとめられ、価格も手ごろなことも後押ししました」。

番外編 ロフト エコバッグ小 300円

 エコバッグを持参するのを忘れて、レジ横にあるロフトのオリジナルエコバッグを購入する人が多数。「ひもがショルダー用と手持ち用の2ウェイになっており、ピンクのカラーリングのかわいらしさから購入する人もいますね。3カ月で3800個売れた人気商品です」。大きいサイズもあり、価格は500円

 最後に広報の高橋さんに売り上げトップ10の商品を総評してもらうと、「売れたものの共通点で全体的に言えることは、エコ視点や環境にいいだけではなく、色合いも明るくポップで、デザインや機能性も優れているということですね。まだまだ消費者の方は環境に良いだけでは手に取らないというのが実感です。加えて何度も使用でき、経済的であることもポイントです。今後も環境に優しい商品を増やしていく予定です」とのことでした。自分の気に入ったデザインで、機能的かつ環境に優しいなら、長く使用したいと思うはず。まずは身近な生活でできることから取り組んでいきたいですね。

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マリー・アントワネットの右靴が競売に 約540万円で落札

 仏競売会社オズナ(OSENAT)が11月15日に開催したオークションに、ルイ16世(Louis XVI)の王妃だったマリー・アントワネット(Marie Antoinette)の右靴が出品され、4万3750ユーロ(約538万円)で落札された。

 靴は白いシルクとヤギ革で作られており、4つのリボン飾りが付いている。サイズは約22.5cm。グレーのエナメルで覆われたヒールの高さはおよそ4.5cmで、「マリー・アントワネットの靴をM. ド・ボイジーに贈る(Soulier de Marie-Antoinette donne a M. de Voisey)」と書かれている。

 この靴は、マリー・アントワネットの侍女の友人だったマリー・エミリー・ド・ラ・シャペル(Marie Emilie de La Chapelle)の一族に代々受け継がれてきたものだという。予想落札価格は8000~1万ユーロ(約98万~123万円)だったが、世界中のコレクターから強い関心を集め、それを大幅に超える価格で落札された。なお5月に開催された同様のオークションには、マリー・アントワネットがコンシェルジュリー(フランス革命時に政治犯が収容されていた牢獄)に投獄された際に使用した木製のトランクが出品され、やはり4万3750ユーロで落札されている。

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マリー・アントワネットの右靴が競売に 約540万円で落札

 仏競売会社オズナ(OSENAT)が11月15日に開催したオークションに、ルイ16世(Louis XVI)の王妃だったマリー・アントワネット(Marie Antoinette)の右靴が出品され、4万3750ユーロ(約538万円)で落札された。

 靴は白いシルクとヤギ革で作られており、4つのリボン飾りが付いている。サイズは約22.5cm。グレーのエナメルで覆われたヒールの高さはおよそ4.5cmで、「マリー・アントワネットの靴をM. ド・ボイジーに贈る(Soulier de Marie-Antoinette donne a M. de Voisey)」と書かれている。

 この靴は、マリー・アントワネットの侍女の友人だったマリー・エミリー・ド・ラ・シャペル(Marie Emilie de La Chapelle)の一族に代々受け継がれてきたものだという。予想落札価格は8000~1万ユーロ(約98万~123万円)だったが、世界中のコレクターから強い関心を集め、それを大幅に超える価格で落札された。なお5月に開催された同様のオークションには、マリー・アントワネットがコンシェルジュリー(フランス革命時に政治犯が収容されていた牢獄)に投獄された際に使用した木製のトランクが出品され、やはり4万3750ユーロで落札されている。

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あなたの「MUJI愛」をチェック! 約2000人に「無印良品」に関するアンケート調査を実施

 「WWDジャパン」11月9日号では、「無印良品」特集を実施した。特集にあたり、一般消費者が抱く「無印良品」に対するイメージを調べるため、「WWDJAPAN.com」および公式SNSを通して約2000人の消費者にアンケート調査を実施した。今年の10月に実施し、質問は計6問で、対象は1163~2850人の男女(対象人数は質問により異なる)。アンケート結果からは、今の消費者のリアルな“MUJI愛”が見えてきた。

 Q1は“「無印良品」の店舗に行く頻度は?”。
 ECは含めずリアル店舗に行く頻度を聞いた結果、“月に1~2回”の利用が最も多く46.5%。次が“数カ月に1回かそれ以下”で42.1%、続いて“週1回”が9.6%だった。“毎日”という回答も1.8%あり、“月に1~2回”“週1回”“毎日”の回答数を合わせると、実に過半数が月に1~2回以上利用している実態が明らかになった。

 Q2は“「MUJIパスポート」をダウンロードしている?”
 「MUJIパスポート」とは「無印良品」のアプリで、2020年8月末時点で国内の累計ダウンロード数が2111万、海外を含むダウンロード数は4937万を誇っている。今回のアンケート調査でも、6割超がダウンロードしているという驚きの結果を示した。

 Q3は“あなたにとって「無印良品といえばコレ!」という定番カテゴリーは?”。
 生活に密着したあらゆるジャンルの商品を扱う「無印良品」ならではの質問で、取り扱い商品を全14カテゴリーに分けて回答を求めた。結果、“食品”という回答が20.9%と最も多く、2位が“収納用品”で18.7%、3位が“文房具・ファイル”で12.3%、それに“化粧品・アロマ”(11.6%)、“家具・インテリア”(10.6%)という回答が続いた。“食品”と“収納用品”の割合の高さが目立つものの、全カテゴリーがある程度の回答数を得て、“日々の生活に必要なものがそろっている”という「無印良品」の特徴が表れた。

 Q4は“あなたにとって「無印良品といえばコレ!」という定番商品は?”。
 Q3では“定番カテゴリー”を聞いたが、それよりも具体的な“定番商品”を聞いたもので、回答者の“MUJI愛”の対象が分かる質問だ。結果、さまざまな形状・サイズのラインアップがあることで人気の収納アイテム“ポリプロピレン・ポリエチレン収納ボックス”が1位になった。同様の形状だけでも、幅26、34、37、40、44、55cmから選べるようになっているなど、どのような収納スペースにも合うようサイズ展開が豊富なことも魅力の1つ。基本的に用途は自由だが、“衣装ケース”と記載した回答が多かったため、服を収納している消費者が多いようだ。

 2位は、“食品”カテゴリーの中で圧倒的な回答数を得た“カレー”。中でも無印カレーの代名詞ともいえる“素材を生かしたカレー バターチキン”が1番人気で、続いて“素材を生かしたカレー グリーン”が人気だった。なお“食品”カテゴリーでは、“バウム”や“チョコがけいちご”などの回答も多かった。ちなみに“カレー”“バウム”“チョコがけいちご”の3商品は、各店舗のレジ横に並べられていることが多く、会計前に思わず手に取ってしまうため“レジ横3大誘惑商品”と呼ばれているという。

 3位は、“高保湿タイプ”“しっとりタイプ”“さっぱりタイプ”の3種類がある“化粧水・敏感肌用”。実際、ヘルス&ビューティカテゴリーで最も売れているアイテムで、老若男女使える処方であることから認知度も高い。SNSに投稿する美容家も常にいてロングセラーになっている。また400mL、200mL、50mL(携帯用)の3タイプのサイズ展開があることも人気の秘訣。50mLは旅行にも持って行きやすくて便利で、400mLは化粧水としては珍しいくらいの大容量で、ファミリーで使っているケースも多いという。

「無印良品」を「ユニクロ」と比較する人も多い

 Q5は“「無印良品」の好きなところは?”。
 記述式で回答を求めたところ、“定番商品を長く扱ってくれるので買い足ししやすい”“いくつになっても手にすることができ、どんな生活環境にも合うところ”“商品、ニュースレター、店舗のディスプレーを通し、日々の暮らしのさまざまな点を整理するアイデアに気付ける点”“シンプルなデザインと見やすい店内”“衣料品は素材がよく、着心地がよいためユニクロからシフトした”“商品そのもので勝負しているところ”“ブランドに頼ることなく、適正価格で商品を販売しているところ”などの回答を得た。

 Q6では、Q5とは反対の視点で“「無印良品」に今後望むことや改善してほしいことは?”を聞いた。
 結果、“衣料品に関して、価格が上がってもデザイン性や素材をよくしてほしい”“自給自足キットとか、これからの暮らしに合うアイデア”“「無印良品村」を作ってほしい”“子ども服の種類を増やしてほしい”“以前より価格と敷居が高くなったと思う。お手頃価格を期待したい”“事業を広げ過ぎないでほしい。身近な位置で現状なままくらいがよい”“衣服のデザインや形をもう少し凝ったものにしてほしい”などの回答を得た。「無印良品」の衣料品を「ユニクロ」と比較した意見が複数見られ、衣料品に関しては両者を比較検討して購入を決めている人も少なくないようだ。

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資生堂が「第2回日経SDGs経営大賞」社会価値賞を受賞 女性活躍を中心としたダイバーシティ経営の促進などが評価

 資生堂は日本経済新聞社が主催する「第2回 日経SDGs経営大賞」において、社会価値賞を受賞した。女性の活躍を中心としたダイバーシティ経営の促進や、ビューティカンパニーとしての本業を通じたライフクオリティーメイクアップ(病気や治療による見た目の変化ややけど、傷あとなど肌に深い悩みを持つ人のための商品開発、トータルメイクアップの提案など)といった活動が評価された。

 資生堂は2019年に企業使命を「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(ビューティイノベーションでよりよい世界を)」と定め、企業としての成長はもちろんのこと、本業であるビューティビジネスそのもので社会課題の解決や、人々が幸せになる持続可能な社会を実現することを目指している。特に同社の強みであるダイバーシティ経営では、SDGsの17の目標の一つである「ジェンダー平等の実現」を目指し、日本社会の課題である女性活躍の推進をリードするため、23年には国内事業の女性管理職比率を機会均等の象徴である50%に高めたいという。

 「日経SDGs経営大賞」は日本経済新聞社が国内の上場企業など731社を対象に今年実施した「日経SDGs経営調査」の結果に基づき、外部審査委員会が企業の取り組みや戦略を総合的に審査。“SDGsと経営を結びつけることで事業を通じて、社会、経済、環境の課題解決に取り組み、企業価値の向上につなげた企業”を選出し表彰するもの。今回発表された「第2回 日経SDGs経営大賞」では、大賞をリコーが、部門賞ではSDGs戦略・経済価値賞は東京海上ホールディングス、環境価値賞はキリンホールディングスが受賞した。

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東武池袋にオーガニック&無添加商品が集結 「ViOマルシェ」開催 

 オーガニックや無添加にこだわる子育てママに向けたウェブマガジン「ViO(ヴィオ)」を運営するスタイルスは12月1日まで、イベント「ViOマルシェ」を東武百貨店池袋本店で開催している。オーガニックや無添加商品を展開する23社が出展し、消費者と生産者が直接コミュニケーションが取れる、買い物の場を提供する。
 
 同イベントは2018年からスタートし、今回で6回目。これまで六本木ヒルズや渋谷ヒカリエで開催し、昨年は伊勢丹新宿店ビューティアポセカリーでポップアップイベントを開催した。一般客と共にタレントやインフルエンサーを招待し、SNSで情報を拡散したところ、過去のイベントでは1200人以上が来場したという。スタイルスの中山真見社長は、「今回は新型コロナの影響を踏まえ、新しい試みとして、イベントの前日にビューティモデルの田中マヤさんとのトークセッションをインスタライブで配信し、デジタル上でイベントを盛り上げている(現在IGTVで公開中)。また、一部の商品は東武百貨店のオンラインショッピングでも購入できるので、ご自宅からも楽しんでいただけたら」と話す。

 会場には、農家や生産者と協力し、地域活性化に貢献しながら、フードロスや廃材リサイクルなど環境問題に取り組むオーガニックブランド「トイラボ(TOYLABO)」が初出展した。同ブランドは、ECを中心に展開しているが、イベント出展やポップアップなど積極的に行っている。ブランド担当者は、「物産展などで知り合った農家の方とタッグを組み、“農家支援コスメ”としても商品開発を行っている。私たちのブランドがハブになり、農家さんの野菜や果物を食べてもらうきっかけをつくりたい」と意気込む。11月からはアーバンリサーチでの取り扱いがスタートした。「今後、ブランドコンセプトに共感してくださる場所に出店していきたい」と話す。

 そのほか、ブルーボトルコーヒージャパン(BLUE BOTTLE COFFEE JAPAN)やフグレントウキョウ(FUGLEN TOKYO)などのカフェに導入しているバリスタ専用オーツミルクの「マイナーフィギュアズ(MINOR FIGURES)」、自社有機農場で原料から生産するオーガニックコスメ「ネオナチュラル(NEO NATURAL)」、ミツロウベースで繰り返し使えるラップの「アピアリーメイド(APIARY MADE)」、「ハービヴォア ボタニカルズ(HERBIVORE BOTANICALS)」を販売するインポートのメリーゴーラウンドなどが出展する。

■イベント名(正式表記)
日程:11月27日~12月1日
時間:10:30~19:00
場所:東武百貨店池袋本店8階催事場
入場料:無料

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ベルリンの日常に溶け込むサステナブルな取り組み

 先進国の一つと言われているドイツでは、環境のことを考えたシステムや活動が暮らしの中にごく当たり前に溶け込んでいるように感じます。実際、ベルリンに住み始めてからサステナブルな取り組みをより身近に感じるようになり、関心も高まりました。「サステナビリティ」や「SDGs」と言う言葉だけを聞くと、難しく考えてしまったり自分事化しづらかったりしますよね。僕自身もそうでしたし、今でも環境に配慮した暮らしを“完璧”に実践しているわけではありません。でも大事なのは、自分の身の回りでできることをやってみること。そして何よりも継続することではないでしょうか。ドイツや北欧諸国などでは特に目新しいことがあるというわけではないのですが、今日は日常に根付いているサステナブルな取り組みを紹介します。
   

飲み物は購入時にはデポジットが必要

 ドイツではペットボトルや瓶、缶入りの飲み物を購入するときに、 “プファンド(Pfand)”と呼ばれるデポジットを商品代金と一緒に支払う必要があります。これは容器の再利用やリサイクルを促すために始まったシステムなのですが、1本につき瓶は8~15セント、ペットボトルなどのプラスチックボトルは15〜25セント、缶は25セントとなっていて、まとめ買いすると意外と高額になるのです。さすがにもう慣れましたが、ベルリンに住み始めた頃はレジで合計金額を見てびっくりすることもありました。

 そしてスーパーマーケット各店には回収専用の機械が設置されているので、飲んだ後はどこのお店でも返却可能。その都度返すというよりは、家に溜めておいてまとめて持っていく人が多いです。返却すると合計金額とバーコードが記載されたレシートが発行されるので、それをレジで換金してもらうか新たに購入する商品の合計から割り引いてもらうという仕組みになっています。

 ちなみに“プファンド”システムの対象となっているのは、「Mehrweg(再利用可能)」と書かれたボトルと「Einweg(使い捨て)」マークのついた商品のみ。瓶でもワインボトルなどは対象外なので、ゴミ置き場や街中に設置された色別の回収ボックスに入れます(透明、緑、茶色と分ける必要があります)。また輸入品やフルーツジュースの一部なども対象外なので、分別して捨てます。
 

自分がいらなくなっても、捨てずに欲しい人を探す

 日本では断捨離したら、捨てる、もしくはフリーマーケットやメルカリで売ったりするというのが一般的ではないでしょうか?ベルリンでも週末の蚤の市は人気で、家でいらなくなったものを売りに来ている感じの人もいます。ただ、それよりも僕が驚いたのは、普段からアパートのエントランスや家の前に「zu verschenken(差し上げます)」と書いて、家庭でいらなくなったものを置く人が非常に多いこと。10分ほど住宅街を歩いていたら、必ずと言っていいほど目にします。

 置いてあるものは、割と大きな家具や家電から、服や靴、本、食器、植物までさまざま。正直、どう見ても“がらくた”じゃないか!!と思うようなものもありますが、中にはアンティークの素敵なグラスや雑貨なんかが置かれていることもあるので捨てたもんじゃありません。日本だとちょっと人目が気になったりして物色するのは勇気がいるかもしれませんが、こちらでは皆、普通に立ち止まって見ているので気にする必要は一切なし。僕自身もまだまだ使える立派な穴あけパンチを拾ったことがあり、今でも使っています。そして、最近引っ越しのために断捨離をしたので、“ご自由にどうぞ!”ボックスを試してみたのですが、夜遅くに段ボールに10点ほど入れて家の前の通りに出しておいたら、翌朝にはすっからかんに!自分には必要なくなったものでも欲しい人がいるというのは、本当でした。

 最近のリサイクル事情でいうと、8月にベルリン郊外に“捨てる代わりに再利用”をモットーに掲げ、中古品のみを集めたデパート「ノッホ・モール(NOCH MALL)」がオープンしました。母体はベルリンのゴミ収集やリサイクルセンターの運営を行っているBSR(BERLINER STADTREINIGUNG、ベルリン市清掃局)で、2000平方メートルの店内に状態の良い家具や電化製品から洋服、おもちゃ、本、スポーツ用品まで約1万5000点が並んでいます。このお店の特徴は、街中にたくさんあるリサイクルショップやビンテージショップとは違って営利目的ではなく、持続可能な消費を啓蒙するプラットフォームとしての役割を担っているということ。そのため、修理やアップサイクルのワークショップなども企画しています。まだ実際に足を運んだことはないのですが、近所にあるデパートの1フロアで現在ポップアップストアもやっているそうなので、今度行ってみようと思います。

フードロス削減に取り組む“廃棄食品”のスーパーマーケット

 ベルリンはスタートアップ企業が多いことでも知られている街ですが、フードロス削減に取り組むスーパーマーケット「サープラス(SIRPLUS)」もその一つです。2017年に1号店をオープンして以来、着実に成長を続け、現在はベルリン市内に6店舗とオンラインショップ、そして2つの自動販売機を構えています。

 取り扱っているのは、全て廃棄食品。賞味期限が切れたものや近いものが多いですが、それだけではなく過剰生産された商品やイースターなど季節限定商品の売れ残り、規格外の野菜や果物などもあり、生鮮食品やパンから缶詰めや瓶入りの食品、お菓子、調味料、飲料、アルコールまでがそろっています。商品は主に理念に賛同したメーカーや卸業者から仕入れていて、オーガニックやエシカルな商品も多いのも特徴です。行く時期によって品ぞろえは随分変わるのですが、それもまた楽しみの一つ。普段スーパーで普通に買っている商品があったり、ビックリするようなお買い得品を見つけたりすることもあります。

 また「サープラス」のオンラインショップでは、「パッケージにプラスチック不使用もしくは削減」や「ビーガン」「オーガニック」といった項目で商品を絞り込むことが可能。それぞれのライフスタイルに合った商品を見つけやすいというのも好印象です。
 

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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