月別: 2020年11月
「この斬新な発想には驚いた」。宿泊用のカプセルをコワーキングスペースにリノベーション。コワーキング事業は「パセラ」に学べ
「ジョウタロウ サイトウ」2020-21年秋冬コレクション パート2
「ジョウタロウ サイトウ(JOTARO SAITO)」が2020-21年秋冬コレクションを発表した。
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2021年度のウールマーク賞の決勝戦に「テベ・マググ」や「べサニー ウィリアムズ」「カサブランカ」など
ザ・ウールマーク・カンパニーは、若手デザイナーの登竜門「2021 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2021 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE 以下、IWP)」のファイナリストを発表した。今年は55カ国380人以上の応募があり、イギリス、フランス、カナダ、ナイジェリア、南アフリカから6ブランドが選ばれ、昨年同様日本ブランドは選出されなかった。
今年は19年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(以下、LVMHプライズ)」で優勝した南アフリカ発の「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」や、同じく「LVMHプライズ」のファイナリストでナイジェリアのルーツを持つ「ケニス イズ(KENNETH IZE)」やイギリス発の「べサニー ウィリアムズ(BETHANY WILLIAMS)」など、すでに業界で注目を集めているブランドが集まった。ブランドの選定は、モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)や伊「ヴォーグ(VOGUE)」副編集長で若手の発掘を得意とするサラ・ソッツァーニ・マイノ(Sara Sozzani Maino)らIWPアドバイザリー・カウンシルの16人のメンバーが行った。
ファイナリストたちはIWPのパートナーであるブルーバイト(Blue Bite)からサプライチェーンの透明性を、コモン・オブジェクティブ(Common Objective)からサステナビリティのロードマップの作り方を学んだ後、メリノウールを使用した21-22年秋冬コレクションを21年2月に発表する。優勝者には20万豪ドル(約1500万円)、イノベーション部門のカール・ラガーフェルド・アワードの受賞者には10豪ドル(約750万円)の賞金が授与されるほか、今回はウールマーク・サプライチェーン・アワードが新設される予定だ。また6ブランドのコレクションはウールマークのネットワークを通じて世界の主要店舗で取り扱われる。
2021 インターナショナル・ウールマーク・プライズ ファイナリストは以下の通り。
以下、ブランド名、デザイナー名、拠点・出身国
・「べサニー ウィリアムズ」、べサニー・ウィリアムズ、イギリス
・「カサブランカ(CASABLANCA)」、シャラフ・タジェル(Charaf Tajer)、フランス
・「ケネス イズ」、ケネス・イズドンモウエン(Kenneth Izedonmwen)、ナイジェリア
・「ルカヴァリエ(LECAVALIER)」、マリー-イヴ・ルカヴァリエ(Marie-Eve Lecavalier)、カナダ
・「マティ ボヴァン(MATTY BOVAN)」、マティ・ボヴァン、イギリス
・「テベ・マググ(THEBE MAGUGU)」テベ・マググ、南アフリカ
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40周年を迎えた「ステューシー」が世界的デザイナー5人とのTシャツを発売 リックやヴァージルらが参加
「ステューシー(STUSSY)」は11月20日、ブランド設立40周年を記念して、世界的なデザイナー5人を迎えた“ワールドツアーTシャツコレクション”を発売する。「ステューシー」直営店、公式オンラインストアほか、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で扱う。
参加デザイナーは、リック・オウエンス(Rick Owens)、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)、宮下貴裕、マーティン・ローズ(Martine Rose)、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)。またTシャツの売り上げの一部は、それぞれのデザイナーが選択した慈善団体に寄付する。
「ステューシー」は40周年記念の一環として、コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)の「CDG」とのカプセルコレクションも11月13日に発売している。
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ニューバランスが廃材を使った作品のインスタレーション サステナビリティの新たな価値を発信
ニューバランス(NEW BALANCE)は、サステナブルな仕組みとアップサイクルをテーマにしたインスタレーションを東京・日本橋浜町の「ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)」で11月20〜12月15日に開催する。
同展はライフスタイルブランド「東京デザインスタジオ ニューバランス(TOKYO DESIGN STUDIO NEW BALANCE以下、TDS)」とグラフィックデザイナーのネルホル(Nerhol)として活動する田中義久の協業で、「TDS」の製品の生産から販売までで排出された端材や廃材を使ったシューズボックスやフットウエアのパーツを展示する。作品の素材は端材や廃材を細かく粉砕したもので、和紙制作で用いる溜め漉き(ためすき)の技法を用いている。素材感や配色には、田中のデザインセンスや色彩感覚が生かされている。また作品の制作過程の映像や写真家のゴッティンガム(Gottingham)による写真も見られるほか、田中の活動などを紹介している「TDS」によるフリーマガジン「ノット ファー(NOT FAR)」も配布する。
■Yoshihisa Tanaka × Tokyo Design Studio cooperative research vol.01
日程:11月20〜12月15日
場所:ティーハウス ニューバランス
住所:東京都中央区日本橋浜町3-9-2
時間:月・火曜日11:00〜14:00、金・土・日曜日11:00〜19:00
定休日:水・木曜日
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「ビューティ業界の半歩先を知る」短期集中オンラインセミナー開催 SNSや動画制作、環境問題、海外情報とテーマ豊富
「WWDJAPAN.com」は、ビューティ業界に携わる人を対象とした短期集中ビジネスセミナーを12月4日から計4回、オンラインと会場で開催する。
新しい生活様式となり、ビューティ業界もこれまで本格的な取り組みが少なかったデジタルツールの活用などが活気づいている。「WWDJAPAN.com」ではこれからビューティ企業にますます欠かすことのできないデジタルツールや環境問題についてなどを学ぶ場を外部の講師を迎えて開催する。
初回(12月4日)の講師は、インフルエンサーマーケティングのリーディングカンパニーであるリデルの福田晃一代表。2回目(12月8日)は元アメリカ副大統領アル・ゴアのクライメート・リアリティ・プロジェクトに参加しプロジェクトリーダーに就く梶原建二ニールズヤード レメディーズ社長が、3回目(12月11日)はオンライン発表会や動画製作などにアルファボートの堀野勝也ブランドプロデュースユニットマネージャー、チーフエバンジェリストが登壇する。4回目(12月18日)は海外での最新情報やトレンドの兆しなどを村上要「WWDJAPAN.com」編集長と北坂映梨ビューティデスクが語る。
「ビューティ業界の半歩先を知る」短期集中ビジネスセミナー
日時
12月4、8、11、18日
講師
福田晃一リデル代表(12月4日)
梶原建二ニールズヤード レメディーズ社長(12月8日)
堀野勝也アルファボート ブランドプロデュースユニットマネージャー、チーフエバンジェリスト(12月11日)
村上要「WWDJAPAN.com」編集長/北坂映梨ビューティデスク(12月18日)
実施方法
オンラインセミナー(第1、3回)
会場+オンラインセミナー(第2、4回)
受講料
定期購読者3万円/1名(税抜)※定期購読者割引クーポン利用時
非定期購読者6万円/1名(税抜)
セミナー要旨
・ビューティに特化したSNS講座
・サステナブル講座
・動画制作の傾向
・知っておくべき海外情報
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アリババ「独身の日」セール、「カルティエ」が初参加で売り上げ15億円超
中国の最大手EC企業アリババ(ALIBABA)が中国の「独身の日(シングルデー)」に合わせて11月11日まで開催した大規模なセールは、最終的に取扱高4982億元(約7兆4730億円)を記録した。例年は11日のみの開催だが、12回目となった今回は1~11日と期間を大幅に延長したこともあり、19年の2684億元(約4兆260億円)の倍近くに迫る結果となった。
アリババが運営する中国大手EC「Tモール(T MALL)」によれば、今回は564のラグジュアリーブランドが参加しており、そのうち200以上のブランドは「Tモール」に出店しているオフィシャルストアが参加した。またコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)が擁する「カルティエ(CARTIER)」「モンブラン(MONTBLANC)」「クロエ(CHLOE)」、ケリング(KERING)が擁する「バレンシアガ(BALENCIAGA)」、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「ケンゾー(KENZO)」などを含む26のブランドが初めて参加した。
セール期間中の売り上げが1億元(約15億円)を超えたのは、「カルティエ」「コーチ(COACH)」「マイケル・コース(MICHAEL KORS)」の3ブランドだった。バッグおよびアクセサリー部門では、「コーチ」「マイケル・コース」「MCM」などの手が届きやすいブランドがトップセラーとなり、それぞれセール開始後の一時間で19年の「独身の日」セールでの売り上げを上回った。なお「コーチ」は、アリババが運営する高級品に特化したEC「ラグジュアリー・パビリオン(LUXURY PAVILION)」のほか、同アウトレット専用プラットフォーム「ラグジュアリー ソーホー(LUXURY SOHO)」にも出店しており、今回のセールにはその両方が参加している。
「バーバリー(BURBERRY)」「クロエ」「バレンシアガ」「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は、セール向けに限定品を販売した。また現地の報道によれば、「Tモール」にある「プラダ(PRADA)」のオフィシャルストア(公式だが直営ではない)では、時間限定で特定のアイテムの半額セールを行ったという。
ウィメンズおよびメンズウエアでは、「ユニクロ(UNIQLO)」が5年連続で売り上げトップとなった。人気商品はウルトラライトダウン、ヒートテックのアンダーウエア、フリースの上着、ジーンズなど。
ビューティでは、「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」が今回初めて「ロレアル(L'OREAL)」を抜いて首位となったほか、「Tモール」で10億元(約150億円)を売り上げた初のブランドとなった。2位は「ロレアル」で3位は「ランコム(LANCOME)」だが、企業としては「ランコム」などを擁するロレアル グループが引き続き首位だった。
アリババのバイス・プレジデント兼「Tモール」アパレルファッションビジネス部門のジェネラル・マネジャーを務めるウェイション・フー(Weixiong Hu)は、「デジタル化を推進しているラグジュアリーブランドにとって、『独身の日』セールは“練習の場”として最適だ。アリババの優れた技術力やプラットフォームを活用してブランド価値を高め、『Tモール』上でのオフィシャルストアをECにおける成長戦略の核として位置付けることができる」と語った。
アリババのライバルで、中国第2位のEC企業JDドットコム(JD.com)でも「独身の日」セールの取扱高は大幅に増加しており、初日の11月1日には前年の138%増となった。セール期間全体では、アパレルが同116%増、シューズが同132%増だった。
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ハリー・スタイルズ、BTSのRMらがランクイン リストの2020年ファッションアイコン TOP10
大手検索エンジンのリスト(LYST)は17日、1億を超える検索結果や売り上げ、ソーシャルメディアの影響力などを集計して「イヤー・イン・ファッション 2020(Year in Fashion 2020)」を発表した。影響力の高いセレブリティーやブランド、製品からファッションのトレンド、20年を象徴する出来事までを取り上げている。
影響力の高いセレブリティーには、“パワー ドレッサー”と呼ばれるファッションアイコン的存在の10人が選出された。トップ10に選ばれたのは、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)、ビヨンセ(Beyonce)、BTS(防弾少年団)のRM(キム・ナムジュン、Kim Nam-joon)、アメリカの政治家であるアレクサンドリア・オカシオ・コルテス(Alexandria Ocasio-Cortez)、トラヴィス・スコット(Travis Scott)、アイルランド出身の俳優であるポール・メスカル(Paul Mescal)、リゾ(Lizzo)、ティックトック(Tiktok)で人気を集めるダンサーのチャーリ・ダミリオ(Charli D’Amelio)、ケンブリッジ公爵夫人ケイト・ミドルトン(Duchess of Cambridge, Kate Middleton)、インフルエンサーのキアラ・フェラーニ(Chiara Ferragni)。
ハリーがシングル「Golden」をリリースした翌日には、彼がミュージックビデオで着用した明るいブルーとターコイズカラーのブレザーの検索数はリスト内で52%増加し、黄色いバケットハットは92%増加したという。一方ティックトックでもハリーが歌番組のリハーサルで着用した「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」のニットと似たものを手作りする動画がブームになった。“#HarryStylesCardigan”というハッシュタグとともに、細かい手順や完成したカーディガンを着用している姿を写した動画が多く投稿され、同アイテムの検索数は6月に166%増加した。
ビヨンセがビジュアルアルバム「Black Is King」を7月に公開した際も、そのスタイリングが話題を集めた。「マリーン・セル(MARINE SERRE)」のアイコンである三日月模様のボディースーツを着用した影響で、同ブランドの検索数は426%跳ね上がり、3000人以上が購入目的だった。同様に、9月にビヨンセが「アレッサンドラ リッチ(Alessandra Rich)」のスーツについてインタグラムに投稿した際も、同ブランドの検索数が前週に比べて78%増加した。
また2月にBTSのリーダーを務めるRMが白いタートルネックに白のジャケットを合わせてニューヨークを訪れた際は、似たアイテムの検索数が67%増加した。
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“渋カジ”をけん引した「バックドロップ」が43年の歴史に幕 12月25日で閉店
リムジンインタナショナル(東京都、奈良岡武義社長)は、東京・渋谷のアメカジショップ「バックドロップ」を12月25日で閉店する。同店はその理由について、「新型コロナを引き金とする長期にわたる景気後退を受け、今後も営業を続けていくことが困難と判断した」としており、今後はオンラインショップに注力するという。
現在の客層について栗原圭太マネジャーに聞くと、「30~40代が中心だが、“渋カジ”世代の50代もいるし20代もいる。売れ筋は『バンソン(VANSON)』の革ジャンや『ヒューイット(HEWITT)』のスタジャン、『ヴァンズ(VANS)』のスニーカーなどだ」と答えた。
同店は1977年、渋谷パルコとタワーレコードを結ぶ道路沿いにオープン。1980~90年代の“渋カジ”を代表するショップであり、同店が流行らせた「バンソン」の革ジャンはチーマーを象徴するアウターだった。その後、ファイヤー通りの2階に移転。さらに2014年に現在のコルネット通りに移転した。
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「エイミーイストワール」運営会社が新たなD2Cブランド、初年度15億円を計画
ウイメンズD2Cブランド「エイミーイストワール(EIMY ISTOIRE)」を運営するドットワンは来年1月、新ブランド「アニュアンス(ANUANS)」をスタートする。ディレクターに中村麻美を起用し、初年度で売上高15億円を計画する。ドットワンとしては、「エイミーイストワール」、初日に4000万円を売り上げた「クレドナ」に続く3ブランド目になる。
中村麻美は、インスタグラムを中心に活動していたインフルエンサーで、ジャパンイマジネーションが19年9月にスタートした初のEC専業ブランド「カシェック(CACHEC)」の元クリエイティブディレクター。ジャパンイマジネーションが、主力ブランド「セシルマクビー(CECIL MCBEE)」の全店閉鎖を筆頭にした大掛かりな事業再構築を進めるで、今年いっぱいでのブランド休止を決めており、中村も8月でディレクターを辞任していた。現在19万9000フォロワーを抱えている。
2016年にマークスタイラー出身の藤井亮輔ドットワンCEOがスタートした「エイミーイストワール」は、インスタなどのSNSを駆使した急成長・高収益で知られるD2Cブランド。ドットワンは「アニュアンス」なども含め、今後の新ブランドの立ち上げを計画しており、21年7月期で44億円、22年7月期には売上高70億円を計画している。
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「シャネル」の2021年春夏は花々の美しさを表現したコレクション“レ フルール ドゥ シャネル”
「シャネル(CHANEL)」は2021年1月8日に、春夏メイクアップコレクション“レ フルール ドゥ シャネル”を発売する。同コレクションはルチア・ピカ=「シャネル」グローバル クリエイティブ メークアップ&カラー デザイナーがカメリアやシャクヤク、アイリスなど花々の美しさに着想を得て制作した。
アイシャドウパレット“レ キャトル オンブル”(限定2種、各6900円)は、ローズ ピーチ、ブラウン ローズ、ロージー ゴールド、コッパー テラコッタを組み合わせた“368 ゴールデン メドウ”と、ゴールド コッパー、アイボリー、ピンク コッパー、テラコッタを組み合わせた“372 ブーケ アンブレ”をラインアップする。ハイライターとチークをセットにした限定フェイスパウダー“フルール ドゥ プランタン”(8000円)は上気したような血色感と繊細なきらめきで立体感のある表情をかなえる。そのほか、メタリックなコッパーブラウンのマスカラやリップ、ネイルの限定色が登場する。
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「グッチ」が新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」をオープン 西日本で唯一のデコール コレクションも
「グッチ(GUCCI)」は11月20日、新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」(大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 心斎橋パルコ1、2階)をオープンする。2フロアで展開する売り場面積450平方メートルのスペースで、メンズ及びウィメンズのウエアからハンドバッグ、ラゲージ、シューズ、ジュエリーまで幅広いカテゴリーをそろえる。また西日本で唯一のデコール コレクションを取りそろえたほか限定アイテムも販売する。
店内のインテリアは落ち着いたデザインのものを採用し、お客が心地よくリラックスできるような空間を創出する。異なるカラーの大理石やウッドの象眼のほか、リベットやジオメトリックパターンが施されたベルベットウォールやアンティークローズを配置。さらにショップの随所に、高級感漂う椅子やラウンドテーブル、ビンテージのオリエンタルラグを敷いた。各フロアにはプライベートスペースも用意した。
外壁に設置されたアートウォールは、クルド人アーティストのティシュク・バルザンジ(Tishk Barzanji)が手掛けた。同作品は、「グッチ」を代表する“ジャッキー バッグ”をフィーチャーし、進化し続ける都市の日常にテクスチャーとカラーを散りばめ、私たちに輝きをもたらすような世界観を独特の色彩で表現している。
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「グッチ」が新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」をオープン 西日本で唯一のデコール コレクションも
「グッチ(GUCCI)」は11月20日、新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」(大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 心斎橋パルコ1、2階)をオープンする。2フロアで展開する売り場面積450平方メートルのスペースで、メンズ及びウィメンズのウエアからハンドバッグ、ラゲージ、シューズ、ジュエリーまで幅広いカテゴリーをそろえる。また西日本で唯一のデコール コレクションを取りそろえたほか限定アイテムも販売する。
店内のインテリアは落ち着いたデザインのものを採用し、お客が心地よくリラックスできるような空間を創出する。異なるカラーの大理石やウッドの象眼のほか、リベットやジオメトリックパターンが施されたベルベットウォールやアンティークローズを配置。さらにショップの随所に、高級感漂う椅子やラウンドテーブル、ビンテージのオリエンタルラグを敷いた。各フロアにはプライベートスペースも用意した。
外壁に設置されたアートウォールは、クルド人アーティストのティシュク・バルザンジ(Tishk Barzanji)が手掛けた。同作品は、「グッチ」を代表する“ジャッキー バッグ”をフィーチャーし、進化し続ける都市の日常にテクスチャーとカラーを散りばめ、私たちに輝きをもたらすような世界観を独特の色彩で表現している。
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「グッチ」が新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」をオープン 西日本で唯一のデコール コレクションも
「グッチ(GUCCI)」は11月20日、新店舗「心斎橋大丸 グッチショップ」(大阪市中央区心斎橋筋1-7-1 心斎橋パルコ1、2階)をオープンする。2フロアで展開する売り場面積450平方メートルのスペースで、メンズ及びウィメンズのウエアからハンドバッグ、ラゲージ、シューズ、ジュエリーまで幅広いカテゴリーをそろえる。また西日本で唯一のデコール コレクションを取りそろえたほか限定アイテムも販売する。
店内のインテリアは落ち着いたデザインのものを採用し、お客が心地よくリラックスできるような空間を創出する。異なるカラーの大理石やウッドの象眼のほか、リベットやジオメトリックパターンが施されたベルベットウォールやアンティークローズを配置。さらにショップの随所に、高級感漂う椅子やラウンドテーブル、ビンテージのオリエンタルラグを敷いた。各フロアにはプライベートスペースも用意した。
外壁に設置されたアートウォールは、クルド人アーティストのティシュク・バルザンジ(Tishk Barzanji)が手掛けた。同作品は、「グッチ」を代表する“ジャッキー バッグ”をフィーチャーし、進化し続ける都市の日常にテクスチャーとカラーを散りばめ、私たちに輝きをもたらすような世界観を独特の色彩で表現している。
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ブルーベル・ジャパンが仏投資会社インパラと「ロジェ・ガレ」のジャパン社設立
香水の輸入販売大手のブルーベル・ジャパンはフランスの投資会社インパラとパートナーシップを組み、合弁会社ロジェ・ガレ ジャパンを9月16日に設立した。出資額、比率は非公開。社長はブルーベル・ジャパンのセルジュ・グレベール(Serge Grebert)社長が兼任する。12月25日付で日本ロレアルから日本におけるブランド運営を引き継ぐ。
ジャパン社は今後、店舗数の拡大やカスタマーエクスペリエンスの強化、商品カテゴリーを増やすなどナチュラルでエシカルな製品作りを加速させる。
「ロジェ・ガレ(ROGER & GALLET)」は、2008年にロレアル傘下となり、日本には13年に上陸。15年5月に世界2店舗目の旗艦店を表参道にオープンしたが18年3月に閉店し、現在全国で13店舗を運営している。なお、グローバルでの19年の売り上げは 5200万ユーロ(約62億円)だった。ロレアルは20年6月29日付でインパラとブランドの事業譲渡契約を締結した。
インパラはエネルギーや製造業、テクノロジーなど幅広い分野に投資活動をしているほか、ビューティではドイツ発のドクターズスキンケアブランド「アウグスティヌス バーダー(AUGUSTINUS BADER)」、ファッションは仏下着・スイムウエアブランド「プルイン(PULL-IN)」に投資している。
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レンチングがブロックチェーン技術で全サプライチェーンを追跡可能に
オーストリアの繊維大手レンチング・グループ(LENZING GROUP)は11月18日、ブロックチェーンを活用した新しい追跡プラットフォーム「テキスタイル ジェネシス(TextileGenesis)」を導入した。これにより、全サプライチェーンを追跡できるだけでなく、デジタル証明を通して生地サンプルの物理的な検証結果を確認することができるようになる。
このプラットフォーム導入の背景には、消費者ニーズとブランドパートナーが直面するコンプライアンスリスクの増大という2つの課題に対応するというミッションがあった。同社は、アパレル衣料およびホーム・インテリアブランドにとっての最優先課題はサプライチェーンの透明化だと考え、投資・開発してきたという経緯がある。
11月5日に稼働を開始し、同社主力のアパレル向け「テンセル(TENCEL)」および「レンチング・エコベロ(LENZIN ECOVERO)」の生地を使用する全ブランドの導入が可能になり、アジア、ヨーロッパ、南北アメリカの全サプライチェーンパートナーにもこのプラットフォームを提供する。
しかし、この仕組みの導入にはサプライヤーのコスト負担もあるため、簡単ではない。アパレルブランドがトレーサブルな生地を求めた場合にトレーサブルな生地を提供することが可能になる。
まずは、20年第4四半期中に南アジア(インド、バングラデシュ、パキスタン、スリランカ)に拠点を置くレンチングのサプライチェーンパートナーの導入が可能になり、21年第1四半期には中国とトルコの300社以上のサプライチェーンパートナーへ、21年第2四半期までには、ほとんどのサプライチェーンパートナーがこのプラットフォームへの導入が可能になる。
ロバート・ファン・デ・ケルクホフ(Robert van de Kerkhof)=チーフコマーシャルオフィサー兼取締役は、「1年間をかけて試験プログラムとフィールドトライアルを実施し、ブランド各社やサプライチェーンパートナーから非常に好意的な評価を頂いている。以前からブランドパートナーからはレンチング製生地のトレーサビリティーの全世界的な実施を早めるよう求められていた。今回の新システム導入と生地認証の統合により、これまでにないレベルの透明性が実現する」とコメントを発表した。
この技術を開発したインド発のスタートアップ企業テキスタイル・ジェネシスのアミット・ガウタム最高経営責任者(CEO)兼創業者は、「コンプライアンスリスクと評判リスクが高まる中、ファッションブランド主要100社のCEOと取締役会は今後5年以内に持続可能かつ追跡可能な生地の使用率100%を達成すると言明しており、ビジネスの最優先事項の中核として透明性を挙げている。サステナビリティとトレーサビリティーは表裏一体の課題だ」とコメントを発表。ガウダムCEOは以前から、この課題を指摘し、開発に取り組んでいた。
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“色の魔術師”セルジュ・ルタンスに登場の新作2種は「官能的」と「魅惑的」な香り
フランスの“知性・哲人”と称され、メイクアップやヘア、フレグランス 、写真、映像とさまざまな分野でマルチに活躍するクリエイターのセルジュ・ルタンス(Serge Lutens)。自身の名を冠したブランド「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」のフレグランスコレクションから、待望の新作2種が仲間入りする。11月11日から銀座店で先行販売し、21日に他店舗およびECサイトで発売する。
ナイトジャスミンが放つ
濃厚で官能的な香り
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20種のユニセックスの香りをそろえる「コレクションノワール」の新作“フィスドゥジョワ”(50mL、1万3000円/100mL、2万円)の名は“娼婦”を意味するフランス語「フィーユドゥジョワ」にかけ、意訳すると“喜びの申し子”に値する。
「美の中には、絶望がある。自らを犠牲に喜びを与える。堰を切ったように溢れ出す高笑い。過去の痛みを孕む狂気こそが、奇妙なことに神秘性を深めてゆく。私は『喜びの申し子だ』!親しみと刺激が尾を引くかぐわしさ。お忘れなきように。美しさの底にあるものを、暴いてはいけない」──。
仏小説家のジャン・ジュネ(Jean Genet)の言葉に自身を重ねながら作り上げたフレグランス は、夜に激しく強い芳香を放つナイトジャスミンを主役に、イランイランやムスクが包み込むような濃厚で官能的な香り。親しみやすく温かみがあるとともに感情を揺さぶられる刺激的な印象を残す。ルビーレッドのジュースはブランド誕生20周年を記念したアラビア模様のボトルに包まれて登場。
儚い美しさと強さをイメージ
プレミアムライン「グラットシエル」からは、新作“ぺリルーズマンヴォートル”(100mL、3万2000円)が誕生 。“危ういあなたへ”を意味し、儚さの中にある強い意志や壮麗な生き方を賛美する香りだ。沈香(ウード)やダマスクローズオイル、アトラスシダーとセルジュ・ルタンスが愛してやまないノートをブレンドしている。
「運命のいたずらが、ときにわれわれを過酷な状況に放り込む。大海に削られた断崖、眩暈の縁で。私を形づくる、過去の全てを手放すのか。その先で待ち受けるものに身を委ねるのか。行く手を見失ったとて、薔薇は自分を偽らない。沈香はあらゆるものを打ち砕く」──。
バレエダンサーの儚くも気高い姿と、香りのイメージを重ね合わせたビジュアル。優美な姿の中にある強い意志。このコントラストを描いた香りの主旋律は、気高さの象徴でもある沈香だ。また華やかなローズとウッディーなシダーなどを重ね奥深い香りを表現している。
“色の魔術師”と呼ばれる
セルジュ・ルタンスとは
フランス文化芸術勲章コマンドゥールを受勲しているセルジュ・ルタンスは、マルチクリエイターとして数々の映画や写真、メゾンのメイクアップやフレグランスなどを手掛けてきた。1942年にフランス北部のリールで生まれたルタンスはもともとヘアスタイリストとして活躍し、そこから化粧品や写真にも興味を持ち始める。その後仏「ヴォーグ(VOGUE)」で手掛けた数々のビジュアル作品が時代をリードし、67年に「ディオール(DIOR)」のメイクアップラインをプロデュース。クリスチャン・ディオール(Christian Dior)本人からの依頼でアートディレクターに就任し、カラーやイメージ全てを手掛け、ブランドの礎を築いた。
80年には資生堂のアートディレクターに就任した。グローバルイメージを担い、ビジュアルやメイクアップ、フレグランスなどを手掛け、中でも山口小夜子を起用したビジュアルは一世風靡となる。2000年には自身の名を冠したブランドを設立。現在フレグランスとメイクアップをそろえ世界中にファンを持つ。また、1968年に初めて訪れたモロッコに心を奪われ、以降マラケシュに在住。マラケシュの自然やアラビア文化のほか、資生堂の仕事をきっかけに出合った日本、母国のフランスことにパリはクリエイションのインスピレーションの源になっている。
なお、2018年11月にオープンした銀座店はオープン2周年を迎えた。店内には日本の漆や金箔、折り紙をほうふつとさせるデザインに、アラビア文様などがあしらわれており、ルタンスの世界観を表現している。
住所:東京都中央区銀座5-9-15 B1F
営業時間:11:00〜19:00 不定休
電話番号:03-5537-7813
セルジュ・ルタンス 銀座
03-5537-7813
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三井物産がメンズスキンケア「バルクオム」に出資 海外展開を後押し
三井物産の流通事業本部は中期経営計画で、消費市場の拡大する海外マーケットでの展開強化、ミレニアル・Z世代の消費コミュニティへの注力、デジタルメディアを活用したライフスタイル提案を通じたD2C事業の拡大などを掲げている。
バルクオムは全売上高の約70%が自社EC経由で、若い世代から支持されており、デジタルマーケティングを得意としている。これらの特色が中期経営計画との親和性が高いと判断した。総合商社のグローバルネットワークを活用し、素材調達から物流、販売までを一貫してサポートして海外での事業拡大を目指す。すでに三井物産が仲介した中国の販路での取り扱いが決定している。今後は米国や東欧、東南アジアでの展開も視野に入れる。三井物産からスタッフ1人が出向する予定だ。
ファッション・繊維事業部は長年の経験を生かせる領域として化粧品に着目。今年初めに投資チームを結成し、約20社と資本業務提携に向けた面談を重ねてきた。同部の林正夫事業部長は「今回はメンズスキンケアだったが、ミレニアル・Z世代からの支持やデジタル展開といった点に着目し、カテゴリを絞らず次の出資先もすでに検討している」と話す。
「バルクオム(BULK HOMME)」は2013年に“メンズスキンケアブランド世界シェアNo1”というビジョンを掲げスタート。公式オンラインストアを中心に、バラエティショップやドラッグストア、美容室といったオフラインでの販売も強化し、10月からはドラッグストアのマツモトキヨシグループとココカラファイングループの1371店舗での販売を開始している。これまでにもニッセイ・キャピタルや丸井グループなどからも資金調達を実施し、国内でのマーケティング強化やグローバル展開の推進に力を入れている。
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「イルミナカラー」がイメージキャラにバーチャルヒューマン「Ria」を起用 髪色を変える楽しさを新たな切り口で表現
ウエラ プロフェッショナル(WELLA PROFESSIONALS)が展開するヘアサロン専用のヘアカラー剤「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」は、サロン専売ブランド初の試みとして、イメージモデルにバーチャルヒューマン“Ria”を起用。バーチャルインフルエンサーとして、これまでにない斬新な切り口から、髪色を変える楽しさを多くの人に伝えていく。
ウエラ プロフェッショナル公式ホームページで“Ria×イルミナカラー”のスペシャルコンテンツを公開したほか、Riaのインスタグラムでは美しいロングヘアに「イルミナカラー」をまとった撮り下ろし写真を順次公開していく。Riaだからこそ表現できる、「イルミナカラー」の新たな魅力に注目だ。
Riaは「イルミナカラー」が持つ
“インスパイア体験”を
共有できる存在
「イルミナカラー」は、髪のダメージ負担軽減に配慮しながらも、透き通ったようなカラーと柔らかな質感を演出できることで人気の革新的なカラー剤。赤みが出やすい日本人の髪でも、シアーで透明感のある色みを表現できる点が最大の特徴で、トレンドをけん引する美容師たちが次々とSNSで“イルミナ使ってみた”動画を投稿。ヘアカラートレンドにおける“寒色ブーム”や、“透明感カラー”“外国人カラー”などのブームをインスパイアした。
今回Riaをイメージモデルに起用した理由について、ブランド担当者は「ウエラ プロフェッショナルとして一番大事にしていることは、“インスパイア”というキーワードで、常にスタイリストやお客さまに刺激を与え、ワクワクするような体験を届けること。『イルミナカラー』はダメージ負担の軽減、透明感、発色の観点でそうした体験をお客さまに届けられるブランドであり、それを一緒に表現してもらえるパートナーとしてRiaさんに注目した。 彼女の持つキャラクターは、『イルミナカラー』の持つベネフィットを体現でき、世の中に対してトレンドや刺激を与えてくれる存在だと考えている」と話す。
「イルミナカラー」の
透明感を体現する代表的な3ルック
1 / 3
現在、ウエラ プロフェッショナルの公式ホームページで、イメージモデルに起用されたきっかけをRia本人が語るインタビューを公開中。またRiaのインスタグラムでは、普段は艶やかな黒髪が印象的な彼女の、いつもとは違った姿を順次披露していく。
ここでは、「イルミナカラー」の持つ透明感を体現する代表的な3色を紹介。冬の凛とした空気感と柔らかい光で、一層の透明感と柔らかな質感を楽しめるビジュアルになっている。単色だからこそよりシンプルに表現できる、色の世界観に注目だ。
今後はテーマに沿って
新たな6色にもチャレンジ

Riaは、個性的なムードとミステリアスな雰囲気がアジア諸国で支持を得ているバーチャルモデル。2019年にインスタグラムを開設し、現代社会やそこに生きる人々の感情に寄り添ったライフスタイルを発信している。2020年11月現在、フォロワー数は3万を超える
デジタルカラーチャートに代表される、ウエラ プロフェッショナルが持つカラーシミュレーションのテクノロジーと、“共感性デジタルアイコン”である彼女の表現力とを掛け合わせ、今後はテーマに沿って新たな6色にもチャレンジし表現していく予定だ。
ウエラお客様相談室
0120-411-524
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「イルミナカラー」がイメージキャラにバーチャルヒューマン「Ria」を起用 髪色を変える楽しさを新たな切り口で表現
ウエラ プロフェッショナル(WELLA PROFESSIONALS)が展開するヘアサロン専用のヘアカラー剤「イルミナカラー(ILLUMINA COLOR)」は、サロン専売ブランド初の試みとして、イメージモデルにバーチャルヒューマン“Ria”を起用。バーチャルインフルエンサーとして、これまでにない斬新な切り口から、髪色を変える楽しさを多くの人に伝えていく。
ウエラ プロフェッショナル公式ホームページで“Ria×イルミナカラー”のスペシャルコンテンツを公開したほか、Riaのインスタグラムでは美しいロングヘアに「イルミナカラー」をまとった撮り下ろし写真を順次公開していく。Riaだからこそ表現できる、「イルミナカラー」の新たな魅力に注目だ。
Riaは「イルミナカラー」が持つ
“インスパイア体験”を
共有できる存在
「イルミナカラー」は、髪のダメージ負担軽減に配慮しながらも、透き通ったようなカラーと柔らかな質感を演出できることで人気の革新的なカラー剤。赤みが出やすい日本人の髪でも、シアーで透明感のある色みを表現できる点が最大の特徴で、トレンドをけん引する美容師たちが次々とSNSで“イルミナ使ってみた”動画を投稿。ヘアカラートレンドにおける“寒色ブーム”や、“透明感カラー”“外国人カラー”などのブームをインスパイアした。
今回Riaをイメージモデルに起用した理由について、ブランド担当者は「ウエラ プロフェッショナルとして一番大事にしていることは、“インスパイア”というキーワードで、常にスタイリストやお客さまに刺激を与え、ワクワクするような体験を届けること。『イルミナカラー』はダメージ負担の軽減、透明感、発色の観点でそうした体験をお客さまに届けられるブランドであり、それを一緒に表現してもらえるパートナーとしてRiaさんに注目した。 彼女の持つキャラクターは、『イルミナカラー』の持つベネフィットを体現でき、世の中に対してトレンドや刺激を与えてくれる存在だと考えている」と話す。
「イルミナカラー」の
透明感を体現する代表的な3ルック
1 / 3
現在、ウエラ プロフェッショナルの公式ホームページで、イメージモデルに起用されたきっかけをRia本人が語るインタビューを公開中。またRiaのインスタグラムでは、普段は艶やかな黒髪が印象的な彼女の、いつもとは違った姿を順次披露していく。
ここでは、「イルミナカラー」の持つ透明感を体現する代表的な3色を紹介。冬の凛とした空気感と柔らかい光で、一層の透明感と柔らかな質感を楽しめるビジュアルになっている。単色だからこそよりシンプルに表現できる、色の世界観に注目だ。
今後はテーマに沿って
新たな6色にもチャレンジ

Riaは、個性的なムードとミステリアスな雰囲気がアジア諸国で支持を得ているバーチャルモデル。2019年にインスタグラムを開設し、現代社会やそこに生きる人々の感情に寄り添ったライフスタイルを発信している。2020年11月現在、フォロワー数は3万を超える
デジタルカラーチャートに代表される、ウエラ プロフェッショナルが持つカラーシミュレーションのテクノロジーと、“共感性デジタルアイコン”である彼女の表現力とを掛け合わせ、今後はテーマに沿って新たな6色にもチャレンジし表現していく予定だ。
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伊「サフィロ」が再生ナイロンをアイウエアに使用 眼鏡もサステナビリティに貢献
イタリアの大手アイウエア企業サフィロ(SAFILO)は、ポリマーや合成繊維を生産するアクアフィル(AQUAFIL)と提携し、再生ナイロンの「エコニール(ECONYL)」 をアイウエアに導入すると発表した。
「エコニール」は、漁網や使用済みのカーペット、繊維スクラップといったプラスチック廃棄物を再生・浄化処理することにより得られる再生ナイロンで、品質を損なうことなく、リサイクル、再生成、再成形を繰り返すことができるという。
アンジェロ・トロッキア(Angelo Trocchia)=サフィロ最高経営責任者(CEO)は「持続可能な素材を採用することで社会貢献につながり、新たな資源を使うことなく製品を作ることができるようになる。当社のカーボンフットプリントを削減するために、可能な限り『エコニール』の使用を拡大するつもりだ」と方針を語った。
ジュリオ・ボナッツィ(Giulio Bonazzi)=アクアフィルCEOは、「アイウエアは、『エコニール』が使用される新しい分野だ。私たちと同様、サフィロのDNAにイノベーションが組み込まれている」とコメントした。
サフィロは先ごろ、ライセンスブランドの1つである「トミージーンズ(TOMMY JEANS)」で「エコニール」を使用した商品を発売したが、今後は他のブランドにも順次使用する計画だ。同社は、「フェンディ(FENDI)」「ジバンシィ(GIVENCHY)」「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」など約30ブランドのアイウエアを手掛けている。
サフィロは、海からプラスチック汚染を除去する先進技術を開発しているオランダの非営利団体「オーシャン・クリーンアップ(OCEAN CLEANUP)」のサングラスを再生プラスチックを原料に製造して販売し、全売り上げを「オーシャン・クリーンアップ」の活動に使用するプロジェクトを立ち上げるなどサステナブルな活動に力を入れている。
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コナカのオーダースーツ「ディファレンス」が首都圏百貨店へ初出店 11月にそごう千葉店と横浜店
コナカのオーダースーツ業態「ディファレンス(DIFFERENCE)」は11月13日にそごう千葉店に出店した。同業態の首都圏百貨店への出店は初めてとなるが、当初の目標を大きく上回る順調な滑り出しという。同26日にはそごう横浜店にも出店する。
百貨店の優良顧客を開拓したい「ディファレンス」と、売り場の鮮度低下や顧客の固定化・高齢化への解決策を求める百貨店側の思惑が重なったことで、今回の出店に至った。百貨店での出店事例としては、すでに広島の福屋八丁堀本店の店舗(4月13日オープン)が当初予算を50%上回って推移するなど、好調を維持している。
「ディファレンス」はコナカのスーツの生産背景やノウハウを生かして、高品質なオーダースーツを低価格(平均単価3万5000円〜)で提供。洗練されたシルエットやストレッチ・防シワなどの高い機能性が支持されており、中心顧客層は30代と比較的若い。全国に52店舗を展開する。
最新技術の導入により、ストレスのない購買システムの構築も進めている。訪問はウェブサイトでの予約が可能で、店舗では写真撮影だけでAI(人工知能)による自動採寸ができるスマホアプリ「Dメジャー」を導入。採寸データは会員データにひもづけられ、自分にぴったりのスーツをECでいつでも購入できる。生産のプロセスもデジタルによる効率化を進めており、注文から最短で2週間での受け取りが可能だ。
今後はウィメンズのオーダースーツのラインアップを拡大、女性用採寸アプリをリリースするなど、幅広い層へのリーチを強化。「さらに百貨店での展開を拡大する」(同社)としている。
コナカ 経営企画室 古屋・堀江
045-825-7755
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大量閉店時代の配置転換に望むこと エディターズレター(2020年8月12日配信分)
※この記事は2020年8月12日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
大量閉店時代の配置転換に望むこと
リアル店舗の大量閉店が始まる中、スタッフの処遇は今後、大きな問題になることでしょう。多くの企業は配置転換を検討していますが、ぜひ「売り場→売り場」以外の異動も念頭に入れて欲しいと思います。もちろん希望する方には、最前線で働くプロの道を極めてほしいですね。
最近聞いて「ほぅ」と思ったのは、Zoomバイイング(ブランドにとっては、Zoomセリングですね)にショップスタッフを呼んじゃう、とあるインポートブランドのお話です。このメルマガでは再三再四お話していますが、バイヤーに向けてのZoom接客は、素材感の伝達を筆頭になかなかに難しい。だから、ショップスタッフを呼んじゃうそうなのです。
ショップスタッフは、エンドユーザーをよく知る人物です。だからZoomバイイングに付き合ってもらえると、「この洋服、私だったらこんな女性に提案します」とか「これなら、体型が気になる方にもオススメしやすいです」とか「私コレ、10着は売れる自信があります!」とか言ってくれそう。その一言一言が、ブランドにとってはバイヤーへの「営業トーク」なるのです。まぁ、なんて説得力のある「営業トーク」なのでしょう。もしかしたら、営業担当より切れ味のある「営業トーク」かもしれません。つまりショップスタッフは、営業にジョブチェンジできるのです。新型コロナの影響で、海外はおろか、国内ブランドでもZoomバイイングが増えていると聞きます。ショップスタッフを営業に起用できるチャンスは今、飛躍的に高まっています。
そう考えると、最前線を知るショップスタッフの知識は、正直どこでも転用できそうですね。「コレは売れそう、コッチはキツそう」のアドバイスができるからMDの参考にするブランドは多いと聞きますが、「キラーワードはコレです」なんてノウハウを伝授してくれたらプレスにだってなれちゃいそう(笑)。そう考えると、この配置転換は組織全体をブラッシュアップする良きチャンスですし、人をきっかけにイロイロ妄想できるのは楽しいかもしれません。
外資はもちろんセレクトショップでも、店舗や個人単位のSNS発信を禁止したり、そこには本部が介入したりの事例が多いと聞きます。「何が上がってくるのか不安」とか「トンマナをそろえたい」という気持ちは、分からなくもありません。でも、「そろそろ、任せてみません?」。だいたいエース販売員は、しょうもないミスなんて犯しませんよ。彼ら・彼女たちほどプロ意識が高く、ブランドのことを大事に思うプロフェッショナルはいないでしょうから。だから、そんな人には発信してもらうべきなのです。そこに本社スタッフが介入するのは、あんまり意味のないヒエラルキーの名残りのような気がします。
正直ショップスタッフが苦手なのは、「自分たちのブランド以外」のことくらいです。ただそれも、自分たちをよく知っているからこそ、すぐに理解できると思います。そんな視点で、配置転換が始まることを願ってやみません。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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さがり肉専門「オー!マイステーキ」、FC展開スタート。フランス流ステーキで集客。
「ポルシェ」とダニエル・アーシャムのコラボレート・カーが日本初公開 渋谷パルコで1日限定
ポルシェジャパンは、「ポルシェ(PORSCHE)」とアメリカの現代アーティストのダ二エル・アーシャム(Daniel Arsham)がコラボレートした作品“クリスタル エローデッド ポルシェ911(CRYSTAL ERODED PORSCHE 911)”を11月19日の1日限定で東京・渋谷パルコで公開する。
“クリスタル エローデッド ポルシェ911”は、「ポルシェ」のアイコンである”911“(最新の922型)を使用して、アーシャムが白くマットな石膏素材をベースに彫刻とクォーツ(鉱石)を取り入れた加工をフロント、サイド、リアの部分に施したもの。アーシャムは「私は劣化して浸食されても走れる機能的な車を作りたいと思っていました。この作品は、新車を用いた点でユニークなプロジェクトでした。過去にも車のプロジェクトで象徴的な彫刻とクォーツのアイデアを取り入れましたが、私にとって初めての実走行可能な作品です」とコメントした。
「ポルシェ」とアーシャムとのコラボレーションによる作品制作は、2年以上続いている。ニューヨークを拠点に活動するアーシャムは1980年生まれで、8月に「ポケモン(POKEMON)」とのコラボレート作品展を渋谷パルコで開催した。
“クリスタル エローデッド ポルシェ911”はアジアを巡回展示中で、7月に開催された中国の成都国際モーターショー2020で公開され、日本では渋谷パルコのオープン1周年記念パーティーに合わせて展示される。
■“クリスタル エローデッド ポルシェ911”作品展示
日時:11月19日 11:00~21:00
場所:渋谷パルコ1Fスペイン坂広場付近
※雨天の場合は展示中止
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時短要請協力金、最大60万円に。12月の発令はヤバい。
「串カツが田中なら、焼売は野田です」。東京・駒込で1日1000個を売る「野田焼売店」が焼売ブームで再ブレイク中
「配膳ロボット」は”接客”もしてくれる。小さい子供に大受け。後ろに付いて歩く子も
「セイヴソン」2021年春夏コレクション
「セイヴソン(SEIVSON)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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「ランコム」が日本で初めてバーチャルストアをオープン 毎日ライブ配信でトークショー
「ランコム(LANCOME)」は11月19〜22日、ブランドにとって日本初のバーチャルショップ「ランコム バーチャル ホリデー ストア」を開く。特設サイトにアクセスすると、パリ・シャンゼリゼ通りにある旗艦店をイメージしたバーチャル空間が広がり、人気美容液“ジェニフィック アドバンスト N”の世界観を楽しめる。
店内は4つのゾーンに分かれており、ライブ配信ゾーンでは4日間にわたり、ゲストを呼んだスキンケアトークを行う。初日は道重さゆみとMatt、2日目は神崎恵、3日目は内田理央、最終日は関根りさとかじえりが登場する。限定ギフトゾーンでは“ジェニフィック”の定期便をはじめとするギフトが購入でき、ジェニフィックゾーンでは同美容液が誇る研究などについて学べるようになっている。肌測定ゾーンではAI技術を用いた肌測定が行え、自宅からも店頭のビューティテックが体験できる。また、各所にバーチャルの販売員も設置し、製品説明も受けられる。
オープンに先立ち、12日にはプレス向けのイベントを行った。日本のブランドミューズの戸田恵梨香が登場し、一足先にバーチャル店舗を体験したほか、同じくミューズのアマンダ・サイフリッド(Amanda Seyfried)からの、ビデオメッセージを受け取った。
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「ビューティフルピープル」が「第38回毎日ファッション大賞」受賞 “モードにはまだまだ可能性がある”
毎日新聞社は18日、「第38回毎日ファッション大賞」の授賞式を東京・恵比寿のEBiS303で開催した。今季はコロナウイルス感染症感染拡大防止策として、オンラインで式典を生中継。大賞に選ばれた「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」の熊切秀典デザイナー、新人賞・資生堂奨励賞は「コトハヨコザワ(KOTOHAYOKOZAWA)」の横澤琴葉デザイナーらが出席した。
大賞の熊切デザイナーは受賞のスピーチで「僕がファッション業界を志すきっかけとなった川久保玲さん(『コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)』デザイナー)が第1回の大賞受賞されたこの賞を受賞でき、大変嬉しくこれを励みに今後も頑張っていきたい」と喜びを語った。今回の受賞理由になったという、洋服の内部に隠れている空間に着目した独自の型紙設計「サイドシー(Side-C)」については「常に新しい構造を意識していてモノ作りをしている。昨今『モードは死んだ』と言われることもあるが、そこにはまだまだ可能性があると信じている」とコメント。「コロナ禍で世の中の状況は変わったが、だからこそできることを見直し、楽しいものを考えるとき。このタイミングで賞を頂くことができたことは光栄に感じ、これからもブランド名にもある“美しいもの”を作り続けていきたい」と述べた。
新人賞・資生堂奨励賞を獲得した横澤デザイナーには賞状とトロフィー、賞金100万円が贈られた。スピーチでは「1月に子どもが誕生し、しばらくは仕事復帰は難しいと思っていたが、出産と同じ年にこのような舞台に立たせていただけたことに驚いていて、感謝の気持ちでいっぱい」と明かした。従来は同賞の受賞者はファッションショーを披露する機会が設けられていたが、今回はトークショーを合わせたプレゼンテーションとして発表形式を変更。横澤デザイナーと、テキスト、テキスタイル、イラストレーションを手掛けるテキストレーターとして活動するはらだ有彩を招き、約20分間のトークショーを行った。披露したのは、コレクションライン、定番アイテムを集めたライン“トゥードゥー(TODO)”、再利用品を使用したライン “サムバディ(SOMEBODY)”、ZOZOの「ユアブランドプロジェクト」で開始したユニセックスのルームウエアを中心とする“シンク(SINK)”をミックスしたスタイリング。横澤デザイナーがコロナ禍に見かけて「キュンとした」という部屋着で近所に出歩いている人や、寝癖のついた髪型の人など生活感から生まれる親近感の着想を得たという。
はらだ有彩は、横澤がスタートさせたばかりのユーチューブ(YouTube)チャンネルについて質問。「(横澤さんは)変わるということをポジティブに捉えている。開始されたユーチューブも気が抜けた雰囲気で楽しい。キメ過ぎないことを大切にされていると思う。日常のささいなことを見せることにはどういう意図がある?」とたずねると、横澤は「日常は切り離せないものであり、私はかっこつけるのは特ではない。誰でも朝寝坊したり、掃除をしたり、洗濯物を畳んだりすることはあるのに、そういうことを蔑ろにして人々は接している。人のそういう部分を見られたらもっとその人を好きになると思うが、『見たい!』と願っても見られないので、自分からユーチューブで見せちゃおうと始めた」と説明した。
そのほか、鯨岡阿美子賞はファッション甲子園実行委員会が、話題賞には作業着のワークマンによるカジュアル業態「ワークマンプラス(WORKMAN PLUS)」が選ばれた。
第38回「毎日ファッション大賞」の受賞者は以下の通り。
大賞:熊切秀典 / 「ビューティフルピープル」デザイナー
新人賞・資生堂奨励賞:横澤琴葉 / 「コトハヨコザワ」デザイナー
鯨岡阿美子賞:ファッション甲子園実行委員会
話題賞:「ワークマンプラス」
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「あつ森」が「ジェラートピケ」のルームウエアに キャラなりきりのパジャマやフーディ
マッシュスタイルラボの「ジェラート ピケ(GELATO PIQUE)」は、ニンテンドースイッチ用ゲームソフト「あつまれ どうぶつの森(以下、あつ森)」とコラボしたルームウエアコレクション32型の販売予約受付を、ブランド公式ECおよび同社ブランドのECモール「ウサギ オンライン(USAGI ONLINE)」で11月18日スタートした。
ブランドの特徴である着心地のいい素材と、「あつ森」ののんびりとした世界観を融合させた。ゲーム中で案内人として登場するキャラクター「つぶきち」、「まめきち」をモチーフにしたジャカード編みのセーター(5800円)や耳付きフードとふわふわした素材がかわいらしいパーカ(6800円)、フルーツ柄のセットアップ(プルオーバー5400円、ロング丈パンツ5200円)などをそろえた。
表参道ヒルズで12月18〜25日に開催するポップアップストア「ジェラート ピケ クリスマスタウン」で先行販売し、1月13日からは一部のブランド直営店、渋谷パルコの任天堂直営店「ニンテンドー トーキョー」でも取り扱う。
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「パトゥ」CEOが語るトレーサビリティーへの取り組み 「ブランドビジネスで重要なのは生産背景の共有」
2020年春夏シーズンにギョーム・アンリ(Guillaume Henry)=アーティスティック・ディレクターによって復活を遂げた「パトゥ(PATOU)」は、サステビリティに力を入れている。コレクション全体の10%は、“エッセンシャル”と呼ぶ定番アイテムで構成。シーズンを超えて使用できるアイテムとして提案している。またショッピングバッグや商品タグ、店内設備も環境に配慮し、リサイクル材料もしくはリサイクル可能な材料を100%使用している。さらに、トレーサビリティーに特化した製品追跡アプリを独自に開発。商品タグのQRコードを読み取ると、衣服や原材料の詳細だけでなく、サプライヤーのショートインタビューを再生することもできる。
本アプリについてソフィー・ブロカール(Sophie Brocart)=「パトゥ」最高経営責任者(以下、ブロカールCEO)は、「トレーサビリティーの認証システムは大事だが、それ以上にブランドの透明性と生産情報の共有に重きを置いている。特に注力しているのが生産背景の可視化だ。私たちは早い段階から職人による手仕事やクリエーションプロセスの公開と説明、デザイナー以外のクリエーションに関わる全ての人々への敬意など、生産背景を消費者に共有することはブランドビジネスにとって重要だと考えてきた」と語る。近年加速するデジタル化や新型コロナウイルスのパンデミックも重なり、ブランドとしてその意識はさらに強まっているという。
また透明性を高めるために、サプライヤーの選定にも慎重だ。「サプライヤーの選択は、LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)グループの他のメゾン同様、品質や技術的専門知識、サプライヤーの経験に基づいて慎重に判断している。長期にわたり建設的で信頼できる関係を築けるサプライヤーが理想」とブロカールCEO。特に原材料においては、ラグジュアリーブランドが求める品質を提供できるサプライヤーは限られていて、「そのほとんどがごく一部のイタリアの機織り職人だ」と説明する。
サプライヤーの条件については、「パトゥ」とLVMHグループ双方の条件を満たす必要があるという。「独立機関の専門的な見解を得ながら、各サプライヤーを労働環境や条件に加えて環境活動も含めて監査している。サプライヤーは、われわれと契約を結ぶ際、LVMHグループが掲げる厳格な倫理およびコンプライアンス行動規範にも署名する必要がある」と語る。「もちろん監査を行ってもリスクはあるので完璧とは言えない。だが、トレーサビリティーを推進する上でこれらはブランドが優先すべき事項。強い関心を持ちながら可能な限り取り組んでいる」と、積極的な姿勢を示した。
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「パトゥ」CEOが語るトレーサビリティーへの取り組み 「ブランドビジネスで重要なのは生産背景の共有」
2020年春夏シーズンにギョーム・アンリ(Guillaume Henry)=アーティスティック・ディレクターによって復活を遂げた「パトゥ(PATOU)」は、サステビリティに力を入れている。コレクション全体の10%は、“エッセンシャル”と呼ぶ定番アイテムで構成。シーズンを超えて使用できるアイテムとして提案している。またショッピングバッグや商品タグ、店内設備も環境に配慮し、リサイクル材料もしくはリサイクル可能な材料を100%使用している。さらに、トレーサビリティーに特化した製品追跡アプリを独自に開発。商品タグのQRコードを読み取ると、衣服や原材料の詳細だけでなく、サプライヤーのショートインタビューを再生することもできる。
本アプリについてソフィー・ブロカール(Sophie Brocart)=「パトゥ」最高経営責任者(以下、ブロカールCEO)は、「トレーサビリティーの認証システムは大事だが、それ以上にブランドの透明性と生産情報の共有に重きを置いている。特に注力しているのが生産背景の可視化だ。私たちは早い段階から職人による手仕事やクリエーションプロセスの公開と説明、デザイナー以外のクリエーションに関わる全ての人々への敬意など、生産背景を消費者に共有することはブランドビジネスにとって重要だと考えてきた」と語る。近年加速するデジタル化や新型コロナウイルスのパンデミックも重なり、ブランドとしてその意識はさらに強まっているという。
また透明性を高めるために、サプライヤーの選定にも慎重だ。「サプライヤーの選択は、LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON、以下LVMH)グループの他のメゾン同様、品質や技術的専門知識、サプライヤーの経験に基づいて慎重に判断している。長期にわたり建設的で信頼できる関係を築けるサプライヤーが理想」とブロカールCEO。特に原材料においては、ラグジュアリーブランドが求める品質を提供できるサプライヤーは限られていて、「そのほとんどがごく一部のイタリアの機織り職人だ」と説明する。
サプライヤーの条件については、「パトゥ」とLVMHグループ双方の条件を満たす必要があるという。「独立機関の専門的な見解を得ながら、各サプライヤーを労働環境や条件に加えて環境活動も含めて監査している。サプライヤーは、われわれと契約を結ぶ際、LVMHグループが掲げる厳格な倫理およびコンプライアンス行動規範にも署名する必要がある」と語る。「もちろん監査を行ってもリスクはあるので完璧とは言えない。だが、トレーサビリティーを推進する上でこれらはブランドが優先すべき事項。強い関心を持ちながら可能な限り取り組んでいる」と、積極的な姿勢を示した。
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「ビーツ」 × 「アンブッシュ」ワイヤレスイヤフォン発売 東京の夜の街からインスパイア
アップル(Apple)傘下の「ビーツ・バイ・ドクタードレ(BEATS BY DR. DRE以下、ビーツ)」は、「アンブッシュ(AMBUSH)」とコラボしたワイヤレスイヤフォンを11月18日に発売した。現在、「ビーツ」公式オンラインストアは既に完売しており、「アンブッシュ」直営店のみ販売中だ。価格は1万9800円。
「ビーツ」は2018年に、アマゾンファッション主催の特別プログラム「アット トウキョウ(AT TOKYO)」で「アンブッシュ」の公式ミュージックパートナーとして、ランウエイショーのサポートを行った。コラボプロジェクトとしては今回が初の試みとなる。
高性能なサウンドや耐汗防水性能が特徴のワイヤレスイヤフォンは、東京の夜の光とエネルギーにインスピレーションを得て暗闇で光る機能を備えた。またオリジナルのコラボポーチが付属する。
キャンペーンビジュアルには、「アンブッシュ」のクリエイティブ・ディレクターであるYOONとナイジェリア出身のシンガーソングライター、バーナ・ボーイ(Burna Boy)を起用した。
VERBAL「アンブッシュ」CEOは「18年春夏コレクションで、非売品のヘッドフォンをルックの一環として使用した時は『商品化してほしい』という問い合わせが殺到した。今回は新しい形とコンセプトで届けることができることをうれしく思う」とコメントした。
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コーヒーの豆かすで染めた靴ひも? スターバックス別注の「オニツカタイガー」が発売
「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京(以下、ロースタリー 東京)」は「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」のスニーカー”MEXICO 66 DELUXE”の別注モデルを発売する。
価格は3万円。11月17〜23日に特設ウエブサイトで抽選で予約を受け付け、12月7〜13日に「ロースタリー 東京」で商品を受け渡す。
日本の職人文化をテーマにした、 “NIPPON MADE”シリーズの定番モデル”MEXICO 66 DELUXE”をベースにしたスニーカーだ。
内側の「オニツカタイガー」を象徴するストライプには「ロースタリー 東京」をイメージした銅色を採用、爪先部分にはエナメル加工を施した。また、「ロースタリー 東京」で使用したコーヒー豆のかすで染めた靴ひもを替えひもとして同封する。
「ロースタリー 東京」は昨年2月、スターバックス(STARBUCKS)が東京・中目黒に開業した日本初のコーヒー焙煎施設(ロースタリー)併設型店舗。シアトル、上海、ミラノ、ニューヨークに続いて5店舗目で、限定メニューやグッズも取り扱っている。
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ファレル・ウィリアムスがスキンケアブランド「ヒューマンレース」を立ち上げ
音楽プロデューサーのファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)が、自身のスキンケアブランド「ヒューマンレース(HUMAN RACE)」を立ち上げた。11月25日に公式サイトで発売予定だ。
ファレルは肌が綺麗だと定評のある人物で、インターネット上では25歳の時と45歳の写真を見比べてほとんど変わっていないことが都市伝説的に語られたりもしている。彼が重きを置く3分間のスキンケアルーチンをベースに、皮膚科医であるエレナ・ジョーンズ(Elena Jones)博士と共に開発した。
アイテムはパウダークレンザー(35ドル、約3600円)、角質や毛穴の汚れを取り除くピーリング美容液(46ドル、約4700円)、保湿クリーム(48ドル、約4900円)の3種類をそろえた。3点セット100ドル(約1万円)でも販売する。それぞれエメラルドグリーンの廃棄物を再利用したパッケージで包装し、容器は詰め替え可能だ。
クレンザーは角質除去の効果を狙って、米粉とフルーツ酸(AHA)配合した。ピーリング美容液はハス酵素を原料とし、血色を良好する働きがあるとされる抗酸化ロータスとリンゴの抽出物を含む。保湿クリームにはスクワランなどを配合し、水分を閉じ込めて潤いを促進する。これらはすべてヨーロッパの化粧品規制が定める1300の禁止成分に準拠し、ビーガンで無香料だ。
ファレルは、「肌の状態は日々のルーチンの積み重ねだと思う。そしてそれはスキンケアだけでなく、肌の健康に関することでもある。しかし男性として、私たちは肌をケアするよう育てられたり、アドバイスをされたりしたことはない。ただ起きて、出かける。私たちの顔は3分間の手入れに値するもの。顔を通して人とコミュニケーションを重ねるからね」と述べた。
また自身のスキンケアルーチンに関して「いつも狂った男のように角質を除去している」と冗談を交えながら、「そうすることでより新鮮な肌の状態を保ち、皮膚の活性していない層を取り除くことができる。ナオミ・キャンベル(Naomi Cambell)にはずっと前に、毛穴を引き締めるために冷水で顔を洗うよう言われた」とコメントした。
「ヒューマンレース」のコンセプトは「アディダス(Adidas)」とのコラボレーションから着想を得たという。ファレルは、「私たちが行ったキャンペーンはすべて、常に人類に関するものだった」と説明する。
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「心斎橋パルコ」招待客向けにプレオープン 式典に池松壮亮とコムアイ
20日に全面開業する「心斎橋パルコ」のオープニングセレモニーが18日朝に行われた。テープカットの後、密を避けるために予定より20分早い9時40分に招待客向けにプレオープンした。パルコカード会員など特別招待客に制限され、静かな幕開けとなった。
オープニングセレモニーでは、心斎橋パルコの広告ビジュアルムービーに起用された俳優の池松壮亮さんと、「水曜日のカンパネラ」のボーカルでモデルや役者としても活躍するコムアイさんのミニトークショーが行われた。池松さんは2014年の舞台「母に欲す」でパルコ劇場に出演、コムアイさんも15年に渋谷パルコで開催された「シブカル祭。」のテーマソングを担当するなど、パルコとは縁がある。今回のCM出演について、池松さんは「クリエイティブに優れたチームで制作され、パルコの覚悟と気合を感じた。あんなに踊るとは思わなかったが、あの衣装を着て動いているうちに、何か始まる感じがした」とコメント。コムアイさんは「外に出られない状況の中、広いスタジオで体を動かして汗をかいたので冬眠が溶けた感じがした。折り紙のような帽子を着られて楽しかった」と話した。
また、心斎橋パルコへの期待に関して、池松さんは「人と人の距離がひらいていくなか、ここが人と人が触れ合える場になり、パルコに行けば人と出会える場になればいいと思う。生きる人たちの記憶と物語に必ず、この場があったという場であってほしい」といい、コムアイさんは「多様なお店があるので、違う世代の人たちが生活の中で自然に訪れるような公園みたいなパブリックな場になればいいと思う」と語った。
一番乗りの男性4人組は早朝2時頃から並んだ。京都在住の大学生は「いろんなところにあるパルコが、自分の生活圏にできるということで興味がわいた。昔のパルコは知らないが、渋谷パルコみたいに最新のブティックがあって、いろんな芸術家の作品を置いている施設というイメージがある。ファッションだけでなくアートも好きなので、今日は空山基さんデザインのセクシーロボットを見るのが楽しみ」と笑顔を見せた。
大学でファッションを学ぶ奈良在住の20歳の男子大学生は「ギャルソンやサカイが好きなので、いつもは梅田の阪急メンズ館に行っていた。ニュースを見てパルコの存在を知ったので、これからは利用したいと思う。昔の心斎橋パルコは知らないが、渋谷パルコのようなおしゃれなイメージがある」と話した。
心斎橋パルコは、大丸心斎橋店との回遊性を高め、百貨店顧客とは異なる新たな客層の獲得をめざす。コロナ禍によって賑わいが消えた心斎橋の新たなランドマークとして、地元からも期待が寄せられている。
橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」
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「クラークス」がデザートブーツの70周年モデル発売 限定店では世界限定1足のシューズも
英国発の「クラークス オリジナルズ(CLARKS ORIGINALS)」は、デザートブーツの誕生70周年を記念したモデル“デザートブーツ 221”を11月20日に発売する。アッパーの素材はメンズとウィメンズでスエードを、ウィメンズでパテントレザーをそろえ、価格帯は3万〜3万4000円。木型は1950年の誕生から使い続けているものを広めにアレンジし、クッション性も向上させて快適性にこだわっている。また汚れにくく撥水性に優れたスエードや、リサイクル素材のオーソライト(OrthoLite)のインソールを採用するなど、素材使いも特徴だ。さらにイエローやブルー、グリーンやピンクなど7色の装飾と靴ひもが付属で付き、箱も70周年の特別仕様となる。
発売に合わせて、11月20〜12月13日まで渋谷パルコ3階でポップアップストアを開く。2020-21年秋冬の新作が週替わりで並ぶほか、アーティストの河村康輔が“221”にアートワークを施した世界に1足しかないカスタムモデルも展示する。同シューズはポップアップ期間中に実施しているSNSキャンペーン参加者にプレゼントされる。
■CLARKS ORIGINALS POPUP STORE
日程:11月20〜12月13日
場所:渋谷パルコ3階
時間:11:00〜21:00
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東レ繊維事業の2020年4~9月期は減収減益 「ユニクロ」とのビジネスは「計画以上」
東レの繊維事業の2020年4~9月期の売上高は前年同期比21.8%減の3300億円、営業利益は同50.0%減の158億円だった。
国内外ともに新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、衣料用途は各国のロックダウンや店舗の閉鎖から需要が減退した。医療用白衣地やマスク用途での不織布需要の増加はあったものの、全体の減少をカバーするには至らなかった。
戦略的なパートナーシップ契約を締結しているファーストリテイリングとは、独自の全自動一貫リサイクル設備を開発して導入し、国内で62万着の使用済みのダウン製品を回収、再利用して、「ユニクロ(UNIQLO)」の“リサイクルダウンジャケット”として11月に発売した。5年間で取引額1兆円を目指して締結したパートナーシップ契約は今年が最終年だが、同社は「今年は新型コロナの影響があったが、トータルでは計画以上だった。来年に向けては、現在議論している」と話した。リサイクルを含むグリーンイノベーション事業の売上高は22年度に1兆円を、防護服や医療用ガウンの展開、抗ウイルステキスタイルの開発などを含むライフイノベーション事業は同3000億円を目指している。
21年3月期の繊維事業の売上高は7050億円、営業利益は360億円を予想している。
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「グッチ」が7日連続の映画公開で最新コレクション発表 ミケーレの思いは?
「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は16日、1週間連続で7本のショートフィルムをアップして最新コレクションを紹介するプロジェクト「グッチフェスト(GUCCIFEST)」をスタートした。30年来の憧れという映画監督ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)を招き、“終わることのない序曲(Ouverture of Something That Never Ended)”と銘打ったムービーとコレクションの発表を続けている。以前のインタビューで、「使い古されたシーズンという業界慣習を捨て去り、私の表現タイミングに近い頻度でショーを開催する。年に2回だけ集うこととし、そこで物語の新たな1章を共有する。それはイレギュラーで喜びにあふれ、完全に自由な1章だ。ルールやジャンルはブレンドされ、新たな空間や言語、コミュニケーションプラットフォームの中で発表する」としていたミケーレの思いとは?日本で唯一招かれた、ガス・ヴァン・サントとのオンライン会見のやりとりは、以下の通り。
今のスタイルの起源は「マイ・プライベート・アイダホ」
Q.なぜ、ガス・ヴァン・サントを選んだのか?
ミケーレ:ガスと働けるなんて、本当に光栄だ。彼の「マイ・プライベート・アイダホ(My Own Private Idaho)」を見たのは、30年以上前。感動した。自分自身が何者なのかをより深く理解できるようにり、以来、Tシャツに茶色のコーデュロイパンツを合わせ、ケープのようにフェイクファーのコートを羽織っている。全ての指に指輪を、両方の手首にバングルをつけるようになったのも、あれ以来だ。
Q.映画で発表する洋服は、どのように映った?
ミケーレ:ランウエイよりずっと自由で、解放されているように思えた。「衣装」とも違う。洋服は映画の中に溶け込み、映画も洋服の中に溶け込んだ。そして、私が思い描くストーリーを余すことなく伝えている。私が重んじている「対話」のツールとして、完璧だ。もしミケランジェロ(イタリアのルネサンス期を代表する彫刻家で画家)が現代に生きていたら、彼は映画監督になっているだろう。映画は、とてもパワフルだ。
ガス:映画に現れる洋服が全て「グッチ」というのは、私には新鮮な経験だった。普段は子役にも3コーディネートを提案し、どれが好きか選んでもらう。だから演者にフィットするんだ。でも「グッチ」の洋服だけでも、それは何も変わらなかった。映画に自然と溶け込んだ。
オンライン会見が開かれたのは、11月13日の昼間(イタリア時間)。ミケーレとガス・ヴァン・サントは、「今日、ようやく作品が完成した」と語った。構想段階は遠隔でのキャッチボールを繰り返したが、撮影はリアル。ローマで、1カ月を費やした。
Q.ファッションショーに比べ、準備は大変だった?
ミケーレ:とても疲れた。でも食事さえ忘れ、夜明けと共に眠りにつく日々は、とっても楽しかった。
ガス:いまだコロナが猛威を振るうローマでの撮影は、決して簡単なものではなかった。(感染の再拡大に伴い)政府の規制は日を追うごとに強くなった。だが状況が厳しくなるにつれ、やり甲斐が増したのも事実。こんな状況下で作品作りを続けることの意味が増したからね。
ミケーレ:これまで洋服は、ファッションショーの直前までに仕上げれば間に合った。でも、今回はそれじゃダメ。(映画の撮影をスタートした)1カ月前には、揃っていなくちゃならない。撮影に1、2年を費やすことさえ珍しくない映画とのコラボレーションは、とっても大変だと痛感した(笑)。でも、挑戦する価値があったと思う。
ガス:ただ振り返れば、大変だったのは皆がPCR検査を受けたことくらいだったかもしれない。撮影期間中、ローマの街は普段よりずっと静かだった。
Q.7つのショートムービーに分けた理由は?
ミケーレ:決して終わることのない「時間」を描いてみたかった。クリエイティビティーは、循環する。決して終わらない。新たなキックオフは、過去の延長戦なのかもしれない。そんな感覚だ。映画では、従来よりもスローな生活を描きたかった。今「ラグジュアリー」なのは、「時間がゆっくり流れること」。急いで飛行機に搭乗するのではなく、自宅でゆっくり一杯の紅茶を楽しむ。そんなイメージだ。
ガス:ありふれた、でも美しい場所での撮影もポイントだね。7つのエピソードは、すべてが美しく繋がっていない。大きな作品の中の、バラバラのエピソードかもしれない。蚤の市みたいな感覚かもしれないね。大きなフェアに、個性的な店が軒を連ねている。
ビョークなら、洋服に「命」を与えられるかも
Q.次のコレクションもムービーを通して発表するとしたら、どんな映画を作りたい?
ミケーレ:難しい質問だ。ハリウッド映画からドキュメンタリーまで、いろんな映画を見ている。母が映画産業に携わっていたからね(編集部注:母親は、イタリアの映画会社でプロデューサーのアシスタントを務めていた)。人生の中で一番泣いたのは、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。ビョーク(Bjork)は、素晴らしいパワーをもたらしてくれるだろう。ファッションにとって必要な力だ。昔は、コスチュームデザイナーになりたかった。今回映画を作って、自分の仕事はデザイナーなのか、コスチューム・デザイナーなのか、曖昧になった。でも、それで良い。私の仕事は、洋服に「命」を与えることだ。
撮影はローマで行われ、俳優兼アーティストのシルヴィア・カルデローニ(Silvia Calderoni)が主役を務めた。ほかにもビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)やハリー・スタイルズ(Harry Styles)、スペイン出身の作家であるポール・B・プレシアード(Paul B. Preciado)、美術評論家のアシール・ボニート・オリバ(Achille Bonito Oliva)、アーティストのダリウス・コンサリー(Darius Khonsary)、歌手兼俳優のルハン(鹿晗、Lu Han)、俳優で劇作家のジェレミー・O・ハリス(Jeremy O. Harris)、振付師のサシャ・ヴァルツ(Sasha Waltz)らが出演する。
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「グッチ」が7日連続の映画公開で最新コレクション発表 ミケーレの思いは?
「グッチ(GUCCI)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)は16日、1週間連続で7本のショートフィルムをアップして最新コレクションを紹介するプロジェクト「グッチフェスト(GUCCIFEST)」をスタートした。30年来の憧れという映画監督ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)を招き、“終わることのない序曲(Ouverture of Something That Never Ended)”と銘打ったムービーとコレクションの発表を続けている。以前のインタビューで、「使い古されたシーズンという業界慣習を捨て去り、私の表現タイミングに近い頻度でショーを開催する。年に2回だけ集うこととし、そこで物語の新たな1章を共有する。それはイレギュラーで喜びにあふれ、完全に自由な1章だ。ルールやジャンルはブレンドされ、新たな空間や言語、コミュニケーションプラットフォームの中で発表する」としていたミケーレの思いとは?日本で唯一招かれた、ガス・ヴァン・サントとのオンライン会見のやりとりは、以下の通り。
今のスタイルの起源は「マイ・プライベート・アイダホ」
Q.なぜ、ガス・ヴァン・サントを選んだのか?
ミケーレ:ガスと働けるなんて、本当に光栄だ。彼の「マイ・プライベート・アイダホ(My Own Private Idaho)」を見たのは、30年以上前。感動した。自分自身が何者なのかをより深く理解できるようにり、以来、Tシャツに茶色のコーデュロイパンツを合わせ、ケープのようにフェイクファーのコートを羽織っている。全ての指に指輪を、両方の手首にバングルをつけるようになったのも、あれ以来だ。
Q.映画で発表する洋服は、どのように映った?
ミケーレ:ランウエイよりずっと自由で、解放されているように思えた。「衣装」とも違う。洋服は映画の中に溶け込み、映画も洋服の中に溶け込んだ。そして、私が思い描くストーリーを余すことなく伝えている。私が重んじている「対話」のツールとして、完璧だ。もしミケランジェロ(イタリアのルネサンス期を代表する彫刻家で画家)が現代に生きていたら、彼は映画監督になっているだろう。映画は、とてもパワフルだ。
ガス:映画に現れる洋服が全て「グッチ」というのは、私には新鮮な経験だった。普段は子役にも3コーディネートを提案し、どれが好きか選んでもらう。だから演者にフィットするんだ。でも「グッチ」の洋服だけでも、それは何も変わらなかった。映画に自然と溶け込んだ。
オンライン会見が開かれたのは、11月13日の昼間(イタリア時間)。ミケーレとガス・ヴァン・サントは、「今日、ようやく作品が完成した」と語った。構想段階は遠隔でのキャッチボールを繰り返したが、撮影はリアル。ローマで、1カ月を費やした。
Q.ファッションショーに比べ、準備は大変だった?
ミケーレ:とても疲れた。でも食事さえ忘れ、夜明けと共に眠りにつく日々は、とっても楽しかった。
ガス:いまだコロナが猛威を振るうローマでの撮影は、決して簡単なものではなかった。(感染の再拡大に伴い)政府の規制は日を追うごとに強くなった。だが状況が厳しくなるにつれ、やり甲斐が増したのも事実。こんな状況下で作品作りを続けることの意味が増したからね。
ミケーレ:これまで洋服は、ファッションショーの直前までに仕上げれば間に合った。でも、今回はそれじゃダメ。(映画の撮影をスタートした)1カ月前には、揃っていなくちゃならない。撮影に1、2年を費やすことさえ珍しくない映画とのコラボレーションは、とっても大変だと痛感した(笑)。でも、挑戦する価値があったと思う。
ガス:ただ振り返れば、大変だったのは皆がPCR検査を受けたことくらいだったかもしれない。撮影期間中、ローマの街は普段よりずっと静かだった。
Q.7つのショートムービーに分けた理由は?
ミケーレ:決して終わることのない「時間」を描いてみたかった。クリエイティビティーは、循環する。決して終わらない。新たなキックオフは、過去の延長戦なのかもしれない。そんな感覚だ。映画では、従来よりもスローな生活を描きたかった。今「ラグジュアリー」なのは、「時間がゆっくり流れること」。急いで飛行機に搭乗するのではなく、自宅でゆっくり一杯の紅茶を楽しむ。そんなイメージだ。
ガス:ありふれた、でも美しい場所での撮影もポイントだね。7つのエピソードは、すべてが美しく繋がっていない。大きな作品の中の、バラバラのエピソードかもしれない。蚤の市みたいな感覚かもしれないね。大きなフェアに、個性的な店が軒を連ねている。
ビョークなら、洋服に「命」を与えられるかも
Q.次のコレクションもムービーを通して発表するとしたら、どんな映画を作りたい?
ミケーレ:難しい質問だ。ハリウッド映画からドキュメンタリーまで、いろんな映画を見ている。母が映画産業に携わっていたからね(編集部注:母親は、イタリアの映画会社でプロデューサーのアシスタントを務めていた)。人生の中で一番泣いたのは、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」。ビョーク(Bjork)は、素晴らしいパワーをもたらしてくれるだろう。ファッションにとって必要な力だ。昔は、コスチュームデザイナーになりたかった。今回映画を作って、自分の仕事はデザイナーなのか、コスチューム・デザイナーなのか、曖昧になった。でも、それで良い。私の仕事は、洋服に「命」を与えることだ。
撮影はローマで行われ、俳優兼アーティストのシルヴィア・カルデローニ(Silvia Calderoni)が主役を務めた。ほかにもビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)やハリー・スタイルズ(Harry Styles)、スペイン出身の作家であるポール・B・プレシアード(Paul B. Preciado)、美術評論家のアシール・ボニート・オリバ(Achille Bonito Oliva)、アーティストのダリウス・コンサリー(Darius Khonsary)、歌手兼俳優のルハン(鹿晗、Lu Han)、俳優で劇作家のジェレミー・O・ハリス(Jeremy O. Harris)、振付師のサシャ・ヴァルツ(Sasha Waltz)らが出演する。
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時計見本市「ウオッチ&ワンダー」が2021年4月のリアルイベント開催を断念
スイスを代表する時計見本市「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ(WATCHES & WONDERS GENEVA)」は、2021年4月7~13日に予定していたリアルイベントの開催を断念した。出展者委員会は「新型コロナによる健康危機およびその不確実性を鑑み、最も責任ある決断をした」とコメントした。代わりに同期間、20年に立ち上げたデジタルプラットフォームを刷新する。
時計ジャーナリストの渋谷ヤスヒトは、「G7のフランスやドイツに比べて日本ではあまり報道されていないが、スイスは欧州で新型コロナの影響を最も受けた国の1つ。ジュネーブ州は11月1日に緊急事態宣言を再発令し、2日から部分的ロックダウンを実施している。医療もひっ迫しており、リアルイベントの中止は妥当と言える。ただし20年のリアルイベント中止決定が会期のふた月前だったことを考えると、5カ月前となる今回の決定は早かった」と話す。
「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」の前身である「S.I.H.H.(サロン・インターナショナル・オート・オルロジュリ)」に参加していた「カルティエ(CARTIER)」「ヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN)」などコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT)傘下のブランドや、ケリング(KERING)傘下の「ジラール・ペルゴ(GIRARD-PERREGAUX)」「ユリス ナルダン(ULYSSE NARDIN)」、「エルメス(HERMES)」に加えて、世界最大の時計見本市だった「バーゼル ワールド(BASEL WORLD)」から「シャネル(CHANEL)」や「ロレックス(ROLEX)」「パテック フィリップ(PATEK PHILIPPE )」なども新たに参加する。
出展者委員会は「参加ブランド数を50にする」とも話しており、「『ブルガリ(BVLGARI)』や『タグ・ホイヤー(TAG HEUER)』を擁するLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)や、『オメガ(OMEGA)』や『ブレゲ(BREGUET)』を抱える世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)の動向も気になる」(渋谷)。
「ウオッチ&ワンダー ジュネーブ」のデジタルプラットフォームでは各ブランドの新作時計や最高経営責任者や開発者の動画プレゼンテーションが閲覧できるほか、大手ファッションECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」とメンズファッションECサイト「ミスターポーター(MR PORTER)」との提携により9月からネットショッピングも可能になった。
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「ディオール」から初のホームウエアコレクション 新木優子もショー鑑賞時に着用
「ディオール(DIOR)」は、ブランド初となるラウンジウエア(ホームウエア)を集めたカプセルコレクション“ディオール シェモワ(DIOR CHEZ MOI)”を発売する。
マリア・グラツィア・キウリ(Maria Grazia Chiuri)が自粛期間中にデザインしたコレクションで、家の中で快適に、かつファッションを楽しむことができる。プリントはローマ在住のアーティスト、ピエトロ・ルッフォ(Pietro Ruffo)によるもの。タロットや占星術に熱心であったムッシュ ディオールにオマージュを捧げ、星座のモチーフを天地や大陸、動植物とリンクさせた世界地図のモチーフを採用したほか、メゾンのコードのひとつでもある“トワル ドゥ ジュイ(Toile de Jouy)”を再解釈した。
コレクションはパジャマ、バスローブ、ポンチョなどリラックスウエアをそろえる。アンバサダーの新木優子も“ディオール シェモワ”のパジャマを着用して、パリで開催された2021春夏コレクションのショーを鑑賞した。
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再ロックダウンのパリ、セルフマッサージの人気が高まり日本式「KOBIDO」やフェイスヨガがブームに 海外ビューティ通信パリ編
世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」では、パリやニューヨーク、ソウル、ベルリンの4都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。(本文中の円換算レート:1ユーロ=122円)
全土で再びロックダウン(都市封鎖)が実施されているフランスではセルフマッサージに注目が集まっている。特に美容好きのパリジェンヌの間で「KOBIDO」という言葉を頻繁に耳にする。日本人にはあまりなじみのない単語だが、KOBIDOは「古美道」と書き、日本古来より受け継がれてきた美顔道を指す。約540年前から存在し、按摩師の技術を取り入れた48の手技から成るフェイスマッサージのメソッドなのだ。
そのKOBIDOをフランスで一躍有名にしたのが、フェイシャリストとして活躍するデルフィーヌ・ラングロワーズ(Delphine Langlois)。パラスホテルの高級エステルームで13年働いた後、古美道の26代目家元であり医師でもある望月正吾から数年かけて技術を学び、自身のスタジオを開設。今年、アカデミーを立ち上げた。「KOBIDOのフェイスマッサージは顔筋をつかみ、つまみ、スピーディーに筋肉収縮を働きかけます。リフティングと引き締め効果が高く、エイジングケアの芸術です。アカデミーには日本の技術を学びたいというエステティシャンが既に2000人も登録しているのですよ」とデルフィーヌ。フェイスマッサージに天然石のかっさやフェイスローラーを加えたメニューや、その人の顔の形や悩みに応じてパーソナライズした自宅でできるマッサージ法を伝授する個人レッスンも受けられる。彼女がオリジナルで開発したローズクォーツのフェイスマスクとアイマスクは、肌を鎮静させ目元のクマやくすみを取り除く効果も期待できるという。
KOBIDOのほかにも、フェイスヨガも注目されている。「フェイスヨガ(YOGA du VISAGE)」の著者シルヴィー・ルフラン(Sylvie Lafranc)は、その名の通りフランスでフェイスヨガを広めるヨガマスターだ。米国のスキンケアブランド「オダシテ(ODACITE)」や、昨年スタイリストのメラニー・ヒューン(Melanie Huynh)が始めたホリスティックビューティブランド「ホリデルミ(HOLIDERMIE)」にも、セミナー講師として度々招待されコラボレーションを行っている。シルヴィーが打ち出すのは約50から構成される顔の筋肉のこりをほぐし、適度なボリュームと硬さを取り戻す、エイジングケアを目的としたフェイスヨガだ。コラーゲンの工場と呼ばれる繊維芽細胞を刺激することで細胞を活性化させ、コラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の消失を防ぐという。シルヴィーは「以前の美容は美しくなるためには苦しみが伴うといわれていましたが、今日のフェイシャルヨガは美しくなるためには幸せである必要があるという逆の発想を提案しています。美と幸福、自己愛は全てつながっています」と言う。
シルヴィーは最近フランス人がセルフマッサージに興味を持ち始めている現状を、「化粧品が全てではなく、自分でエイジングの予防や癖の改善を行うことは楽しい時間で、既にスキンケアに必要不可欠なステップです。今欧州では再びロックダウンが実施されていますが、エステや美容皮膚科に行くことが困難な時期だからこそ、自分で自分をいたわり自宅でフェイスヨガを行うことは自分の顔と肌を知る良いきっかけとなるでしょう」と語る。
前出のデルフィーヌも「多くのエイジングケアコスメはもちろん表皮に働きかけますが、ただ化粧品を塗布するだけでは効果が発揮されないことを語っていません。顔の老化は筋肉のたるみ、リンパの滞り、再生力の低下等が原因で、それらは毎日数分のフェイスマッサージによって改善できます」と話す。彼女たちはほぼ毎日インスタライブや個人レッスンを行い、セルフフェイスマッサージやフェイスヨガを伝授している。既に美容業界でも注目の的となり、新しいムーブメントとしてフランス人の心をつかんでいる。
須山佳子(すやま・けいこ)/コンサルタント:2001年に渡仏しMBAを取得。ファッション業界で働き、09年に日本の美容ブランドを欧州市場へ売り込むコンサルティング会社を設立。取引先は欧州の高級百貨店、美容ストア等。パリ市内でポップアップストア「Bijo;」主宰。インスタグラムアカウントは@bijo.paris
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高橋悠介が新ブランド「CFCL」で業界の固定観念に挑む 「服で世の中は変えられる」

「イッセイ ミヤケ メン(ISSEY MIYAKE MEN)」を6年にわたって率いた高橋悠介が今年2月に独立し、2021年春夏シーズンから新ブランド「CFCL」を立ち上げた。デビューシーズンは糸から制作したニットを使い、3Dコンピューター・ニッティングと島精機製作所のホールガーメント技術を用いた無縫製のニットウエア22型をそろえる。ミニマルなデザインと遊び心のあるフォーム、シワになりにくく洗濯機で洗えて速乾性にも優れているという機能面、コート7万9000円やドレス3万9000~5万9000円、シャツ3万2000円という手の届きやすい価格帯が好評で、卸先は40店舗が決まるという上々のスタートを切った。伊勢丹やユナイテッドアローズなど国内主要店をはじめ、中国・上海のギャラリー・ラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)やSKP、エッセンス(SSENSE)など海外アカウントも半数近くを占める。そして、サステナブルの意識が強いのも同ブランドの特徴の一つだろう。一点一点の物作りからビジネスのやり方まで、移りゆく時代や人々の生活に寄り添う最適なかたちを目指す。
全プロダクトの70%が再生素材
WWDジャパン(以下、 WWD):「CFCL」というネーミングの由来は?
高橋悠介「CFCL」デザイナー(以下、高橋):ネーミングは“クロージング・フォー・コンテンポラリー・ライフ”の頭文字からとった。ブランド名を自分の名前にして服にパーソナルな感情を込めるというより、時代が求める服を作り、世の中をよく変えていきたいという思いで名付けている。前職で服を作ることは社会を作ることだというのを学んだ。技術と革新性で社会をよくしていこうという思いが会社の根底にあり、今の自分にも生かされている。
WWD:イッセイ ミヤケ時代はメンズを手掛けていたが、なぜウィメンズなのか?
高橋:僕のルーツの一つであるコンピューター・ニッティングでワンピースを作りたいと思ったことがきっかけ。でもたまたまスカートやワンピースがあるだけでウィメンズ6割、ユニセックス4割という構成だ。それと物作りにおいてウィメンズやメンズという分け方はあまり関係ないと思っている。
WWD:ブランド設立の経緯は?
高橋:学生時代からいつかは自分のブランドを立ち上げたいと考えていて、人との出会いや時代の流れなどがいろいろと一致したタイミングだったので設立する決意をした。
WWD:時代の流れとは?
高橋:機能的な服や環境に配慮したものが求められているなと感じている。例えば公園で子供と遊んだ後に仕事をし、夜はそのままヒールを履いてレストランに行くまでが一着で完結できて、自宅で洗うこともできる。ジュエリーや小物で自由に味付けができて、生活に寄り添うような服が作りたかった。それと、ラグジュアリーの価値観も変化している。わかりやすい高級感だけではなく、生産背景や環境、サプライチェーンの透明性が証明されているオーガニックなものもラグジュアリーだとする価値観がファッションでも生まれ始めている。今後はその考えがより広がっていくはずだ。
WWD:サステナビリティにこだわるということ?
高橋:その部分を押し出していきたいわけではなく、社会全体がそういう意識になるきっかけの一つになればいいと考えている。ファッションでもその価値観を与えることができるはずだから。そのためにスタートのタイミングからCSO(Chief Sustainability & Strategy Officer)という役職を設けて岡田康介さんに参加してもらっている。環境に配慮したビジネスやクリエイションは責任をもって徹底していきたい。現在は全プロダクトの70%を再生素材が占めており、服のラベルにその使用率を記載している。今は20〜100%だが、近い将来全て100%にしたい。そのためには量が必要になるので、もし生産しているメーカーがあれば話を聞いてみたい。ただ、最終的には服に魅力がないといけないので、モードの文脈を取り入れたクリエイションにもこだわっていきたい。
精鋭を集めたクリエイション
WWD:日本のデザイナーズで立ち上げからサステナブルを徹底しているブランドは珍しいのでは?
高橋:特別なことをしているわけではなく、将来当たり前になることを前もってやっているだけ。サステナブルをセールスポイントにしているブランドも最近は増えているが、それだけでは続かないと思う。僕たちは物でサステナブルを訴求するというより、ただ物作りに対してしっかり責任を持ちたい。
WWD:再生素材以外に取り組んでいることは?
高橋:日本ではまだ5社しか認証を取得していないBコーポレーション(B Corporation、B corp)にも申請している。B corpは環境や社会への配慮、透明性などの基準を満たしている企業に与えられる民間認証だが、取得することでブランド価値を高めたいのではない。従業員の雇用や福利厚生、物作りで排出する産業廃棄物やCO2の量などに対し、最初の段階から向き合うためだ。それに、透明性が証明されている服を着たいという人が今後は増えていくはずだから。
WWD:会社は何人で運営している?
高橋:会社として運営しているが、社員は雇っていない。CSOのほかにも、Seiya Nakamura 2.24の中村聖哉さんがCMO(Chief Marketing Officer)としてマーケティング全般を担っている。またCLO(Chief Legal Officer)として小松隼也さん、AD兼スタイリストとして大田由香梨さんも参加してもらうなど、専門的なスペシャリストを集めてチームを組んでいる。
WWD:なぜその運営体制に?
高橋:今の時代は能力さえあれば会社に属さなくても仕事はできる。会社としてのビジネスや、クリエイションも身の丈に合ったオーガニックなやり方によりシフトしていくはずだ。デザインは全て僕1人が3Dコンピューター・ニッティングで行い、なるべく人の手を介さない作り方をしているので価格帯も抑えられている。原価率を無理して抑えているわけではないので、ビジネスとしても持続可能だ。工場あっての会社だしブランドなので、無理なことは絶対にしない。
WWD:今後の展望や狙いは?
高橋:次に向けてニット以外の素材も作っているし型数も徐々に増やしていきたいが、ブランド名の“コンテンポラリー・ライフ”に沿いながら時代が求める服を作り続けることは変わらない。定番の型数を増やしていき、シーズンが古いから着られない、発売してからすぐ安売りされるといったファッション業界の固定観念を変えていきたい。
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路上営業特例、21年3月末まで延長。コロナ後も継続の見込み。
【決算まとめ】赤字企業で「危うい度」高いのは、大戸屋、「サルバトーレ」のワイズ。ロイヤルも結構ヤバい
【決算まとめ】200億円赤字のすかいらーくより「危うい率」高いのは、大戸屋、「サルバトーレ」のワイズ。ロイヤルも結構ヤバい
語源から想像した「育む」の魅力 エディターズレター(2020年8月7日配信分)
※この記事は2020年8月7日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
語源から想像した「育む」の魅力
久々ビューティ業界に“どっぷり”浸かることになり、今、いろんな方々にお会いしています(オンラインも多数です)。すると案の定ファッション業界の話になりまして(ファッション業界の皆様、朗報です。やっぱりビューティ業界は、ファッションに興味津々ですw)、良きも悪きもざっくばらんに話して本心を伺うのですが、結構な頻度で「『育む』の姿勢があればいいのに!」とのお声を頂戴します。
なるほど。確かに「育む」は、ビューティ業界ではよく聞く言葉、なのにファッション業界ではなかなか聞かない言葉です。
ビューティの「育む」は、説明するまでもありませんね。スキンケアでは、お客さまの健やかな肌を「育む」。ホリスティックなら、心地よいライフスタイルを「育む」。最近はメイクアップにさえスキンケア成分を配合していますから、「装いながら『育む』」なんて解釈も可能です。で、百貨店ブランドの美容部員などは、まさに消費者の肌を「育む」接客をすることで、その関係性さえ「育んで」いるワケです。
一方ファッションは、消費者をどう「育んで」いるでしょうか?ん~、例えば地方のセレクトショップは顧客のワードローブを把握してクローゼットを「育んで」いるでしょうし、他の小売りも外商顧客や上顧客には「育む」接客を少なからず実践しているでしょうが、ビューティほどではないかもしれません。思い浮かんだのは、「ブルネロ クチネリ」。毎シーズンのクリエイションはもちろん、接客においても「昨年のアレにピッタリ」なんて提案をしてくれます。ワードローブを「育む」提案で、素敵ですよね。
「育む」という言葉の語源は「羽(は)で含(くく)む」、つまりは親鳥が小鳥を大事に「羽で包んで育てる」にあるそうです。「羽で包まれた」小鳥は、どんな気持ちでしょう?安心感を覚え、甘え、離れず、なんだか親離れ・子離れに苦労しそうです(笑)。でも、この関係性がブランドと消費者で構築できたら、最高じゃん!!「大辞林」で語源を調べながら、そんなコトを考えました。
ファッション業界は、どうすれば「育む」のマインドを取り入れられるでしょうか?経年変化が楽しめる商品?結構地道な直筆のお手紙?双方向なLIVE配信?それも含めたOMO?イロイロありそうですね。でも一番大事なのは、下のリンク1本目で紹介している通り、そしてビューティ業界の美容部員の接客のように「販売する」こと自体が、「関係性を『育む』こと」と認識することでしょう。「売っておしまい」の人が多すぎる!一度ビューティ業界の方に、「育む」ってなんですか?と聞いてみるのも良いかもしれません。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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福岡市、屋台出店者を募集中。換気の心配なしも魅力。
VFはなぜ「シュプリーム」を買うのか 4度目のドメイン転換劇 小島健輔リポート
ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。人気ブランド「シュプリーム」のM&A(買収、合併)で話題を集めた米VFコーポレーション。巨額投資の狙いは何なのか、そもそもVFとはどんな企業なのか。
米国最大のアパレルメーカー、VFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VF)が11月9日、ストリートブランドの「シュプリーム(SUPREME)」を21億ドルで買収すると発表して話題を呼んだが、その破格の買収額もともかく、これまで幾度もブランドの買収と放出を繰り返してドメインを転換して来たVFがアウトドアやワークよりラグジュアリーストリートにフォーカスしたことが注目される。
「シュプリーム」買収の背景
VFはジーンズ部門をスピンアウトする前の19年3月期では過去最大の138億4866万ドル、スピンアウト後の20年3月期でも104億8856万ドルを売り上げた全米最大のアパレルメーカーで、アクティブ部門(「ヴァンズ(VANS)」「キプリング(KIPLING)」「ナパピリ(NAPAPIJRI)」)、アウトドア部門(「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「アイスブレーカー(ICE BREAKER)」「アルトラ(ALTRA)」)、ワーク部門(「ディッキーズ(DICKIES)」「レッドキャップ(RED KAP)」「ウォールス(WALLS)」)が売り上げの99.6%を占める。19年3月期で売り上げの18.0%(24億9177万ドル)、セグメント利益で13.7%を占めていたジーンズ部門(「ラングラー(WRANGLER)」「リー(LEE)」「ロック&リパブリック(ROCK&REPUBLIC)」)を19年5月にコントア・ブランズ(KONTOOR BRANDS)社としてスピンアウトし、ニューヨーク市場に上場している。
20年3月期では卸しの売り上げが58.1%、直営店とEC(ネット通販)のD2C売り上げが41.4%を占め、ロイヤルティ収入は0.5%と限られる。ECはD2C売り上げの28%を占めると開示されているから、全社売り上げに占める比率は11.6%、12億1580万ドルほどになる。海外売り上げが過半だった「ティンバーランド」の買収を契機に海外売り上げ比率が年々高まり、買収前は3割にとどまっていた海外売り上げは47.4%まで上昇している。
VFはこれまで何度もマーケットの変化を見据えてブランド資産を果敢に入れ替え、06年12月期の62億2000万ドルから14年12月期の118億8200万ドルまで売り上げを伸ばして全米最大のアパレルメーカーの地位を確固たるものにしたが、08年まで最大部門だったジーンズ部門の売り上げが年々減少する中、次のブランド資産入れ替えを迫られた。11年に「ティンバーランド」(買収額20億ドル)、17年に「ディッキーズ」(同8億2000万ドル)を買収してアウトドア&アクションスポーツ部門(18年4月にアウトドア部門とアクティブ部門に分割)を強化してきたもののジーンズ部門の売り上げ減少を補えず、業績が頭打ちになっていた。
19年3月期までは順調に伸びてきたワーク部門とアウトドア部門も20年3月期では売り上げが伸びず減益に転じ、アクティブ部門も4%しか伸びず微増益に止まり、ジーンズ部門のスピンアウトで減少した売り上げを補うにも次の大型買収が不可避の課題となっていた。セグメント利益率を見てもワーク部門5.7%(前期7.6%)、アウトドア部門11.1%(同11.7%)に対してアクティブ部門は23.1%(同23.8%)とダントツだったから、買収対象はアクティブ部門に絞られた。その回答が「シュプリーム」の買収で、アクティブ部門にストリートラグジュアリーを加えて成長を加速させる戦略に出た。
メンズカジュアル市場ではアウトドアやアクションスポーツが伸びてもアーバンカジュアルが苦戦する中、デジタルネイティブな若い成功者にカルト的人気を博しているのが「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」や「フィアー オブ ゴッド(FEAR OF GOD」「ヴェトモン(VETEMENTS)」「リック・オウエンス(RICK OWENS)」などストリートラグジュアリーブランドで、「ナイキ(NIKE)」から「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」までコラボが広がりプレミアムが付いて転売されるほど人気の「シュプリーム」はベストの選択だった。売り上げの60%以上をECで売り、45%が米国外からの売り上げで、店舗は全世界に12店舗(うち6店舗が日本)しかないプレミアムなD2Cというのも、今後の成長性を期待させる。
VFは3度、変身した
VFは1899年に手袋メーカーとして創業。1920年代には社名に残る「バニティ・フェア(VANITY FAIR)」というランジェリーメーカーに転じ、69年には「リー」を展開するH.D.リー(H.D.LEE)社、86年には「ラングラー」を販売するブルーベル(BLUE BELL)社を買収してジーンズ部門が主力となり、全米最大のアパレルメーカーとなって社名もVFコーポレーションに変わった。
00年には破綻寸前だった「ザ・ノース・フェイス」を買収、02年には「ノーティカ」も買収(17年に放出)、04年には「ヴァンズ」「ナパピリ」、05年には「リーフ」も買収してアウトドア&アクションスポーツ部門やスポーツウエア部門を拡大し、06年には祖業のランジェリー部門を売却している。07年には「セブン・フォー・オール・マンカインド(SEVEN FOR ALL MANKIND)」を買収(16年に放出)し、同年買収のヨガ&アスレチックウエア「ルーシー(LUCY)」と合わせてコンテンポラリー部門を新設。一時はセレブカジュアルのブームに乗ったがリーマンショックを契機にブームは終焉し、以降はジーンズ部門もコンテンポラリー部門も売り上げを落としていく。
代わってけん引役となったのが成長著しい「ザ・ノース・フェイス」を柱とするアウトドア&アクションスポーツ部門で、09年12月期でジーンズ部門を抜いて最大部門となり、11年買収の「ティンバーランド」が加わって12年12月期には全社売り上げの53.9%と過半を占めるに至った。
17年夏には「ディッキーズ」を買収してイメージウエア部門(ワーク&ユニフォーム)の拡大を図り、全社売り上げの62.7%に達したアウトドア&アクションスポーツ部門をアクティブ部門とアウトドア部門に分割した。18年を3カ月変則決算として体制を再構築し19年3月期の売り上げは12.1%伸びたが、20年3月期は期末にコロナ禍が始まって2.2%増とブレーキがかかり、営業利益率もピークの14年12月期の15.1%から19年3月期は12.1%(スピンアウトしたジーンズ部門を除くと11.6%)、20年3月期は8.8%と落ち込み、次の成長を牽引するパワーブランドが希求されるに至った。
その答えが「シュプリーム」だったわけだが、これでVFは創業以来、手袋→ランジェリー→ジーンズ→アウトドア&アクションスポーツと3度の変身に続く第4の変身に挑戦することになる。
財務逼迫下での「シュプリーム」買収
「シュプリーム」の買収でVFコーポレーションは少なくとも5億ドル、24年までに海外を合わせ10億ドルの売り上げも狙えるとしているが、19年5月にスピンアウトしたジーンズウエア部門は19年3月期で24億9177万ドルを売って3億50万ドルのセグメント利益を計上していたから、「シュプリーム」が10億ドル売れても減少した売り上げの4割しか埋められないし、売り上げ対比20%といわれる「シュプリーム」の収益力を持ってしても5億ドルでは営業利益は1億ドルでしかなく、10億ドル売ってもまだ1億ドル足らない。
では次のストリートラグジュアリーブランド買収に動くかというと、コロナ以前から逼迫していたVFの財務状況では困難と言わざるを得ない。「シュプリーム」の売り上げを10億ドルどころか20億ドルにする方が確実で手早いはずだ。それだけのポテンシャルが「シュプリーム」にはあるし、VFの生産背景と流通体制に乗せれば容易に拡販できるだろう。だが、それではストリートラグジュアリーの規範を逸脱して「シュプリーム」の先鋭なイメージを損なうリスクがある。
買収してもシュプリームの創業者も主要メンバーも残り、VFのスティーブ・レンドル(Steve Rendle)CEOも「何も干渉しない」としているが、逼迫した資金繰りの中で21億ドルも投資する以上、相応の見返りを求めるのは必定だ。「シュプリーム」の先鋭な魅力を損なわないでVFの売り上げに貢献させるには、これまでも傘下の「ヴァンズ」や「ザ・ノース・フェイス」「ティンバーランド」と散発的に行ってきたコラボ企画を拡大するのが現実的な選択と思われる。
VFは「ティンバーランド」の買収で多額の負債を抱え、コロナ直前の20年3月期末でも純資産33億5700万ドルに対して借入金が38億3800万ドルと14.3%超過し、純資産に対する必要運転資金比率も98.0%と逼迫していた。コロナ禍の21年3月期上半期(4〜9月)では売り上げが前年同期の70.4%に落ち込み、営業利益こそかろうじて7314万ドルの黒字としたものの純損益は2889万ドルの赤字に沈み、運転資金回転日数が20年3月期の114.5日から180.6日に伸びて純資産対比の必要運転資金が122.2%と超過。借入金も56億9400万ドルに膨れ上がって純資産対比で193.3%と倍近くまで悪化した。それに比べればオンワードホールディングスの20年8月中間期の129.4%など、まだ余裕のうちかも知れない。
財務がそこまで逼迫する中、21億ドルという「シュプリーム」の買収資金をどう捻出するのか不思議に思える。「ティンバーランド」の買収は手元現金5億ドル、コマーシャルペーパー7億ドル、タームローン8億ドルだったとされるが、現在の財務状況では手元資金からの捻出は難しい。「リーフ」に加えて「ディッキーズ」の企業向け作業服を含むワーク部門も売却を計画しているから、第4のドメイン再構築劇はかなりドラスティックなものになるだろう。
小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)
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ゴースト人気で住宅街物件は「プチバブル」! 「賃料1〜2割は上昇」。逆に繁華街空中階は4割引も
「アイレネ」2021年春夏コレクション
「アイレネ(IRENE)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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「ストラスブルゴ」のリデアが民事再生法申請 ワールドと八木通商が支援に名乗り
セレクトショップの「ストラスブルゴ(STRASBURGO)」を主幹事業とするリデア(東京都港区、石原秀樹社長)は11月17日、民事再生手続きに入った。負債総額は46億円。同日、ワールドと日本政策投資銀行が共同出資するアパレル専門の投資会社W&Dインベストメントデザイン(以下、W&DID)と八木通商が同社とのスポンサー契約の締結を発表した。出資額、出資比率は非公開。
スポンサー両社が設立する新会社(名称未定)が受け皿となり、リデアの保有するアパレル事業、店舗を含む資産、従業員を引き受ける。有利子負債は承継しない。今後の運営方針は未定だが、店舗の大型化やEコマースの強化などを視野に入れる。W&DIDの田口敬二郎代表取締役は、「ワールドのアパレル事業における経営・財務のノウハウと、八木通商の海外ブランドの導入・育成力の双方が生きる」と話す。
スポンサー契約は、リデアの故・田島淳滋前社長がワールドの寺井秀蔵シニアチェアマンに話を持ちかけたことがきっかけ。ワールドにとっても「当社の事業ポートフォリオにはない、高価格帯の商品を仕入れて売るビジネスモデルと、優良顧客を囲い込んでいる点」をメリットと捉え、支援を決めた。八木通商とリデアに間に長年の取引関係があったことも後押しになった。
リデアは1990年設立。「ストラスブルゴ」は東京、大阪のほか京都、福岡など主要都市を中心に16店舗(アウトレット含む、10月末時点)を構える。また、伊ナポリ発のテーラリングブランド「キートン(KITON)」や伊ニットブランド「クルチアーニ(CRUCIANI)」、英紳士靴「エドワードグリーン(EDWARD GREEN)」、クラシコイタリアの「ラルディーニ(LARDINI)」などを輸入販売している。近年は出店戦略と海外子会社への投資、過剰な仕入れなどにより収益が悪化していた。2019年1月期の売上高は85億円。新型コロナウイルスによる追い打ちで自力での再建が困難となったことから、民事再生手続きの開始を決めた。
W&DIDによる投資案件としては3件目となる。先行事例のセレクトショップ運営のユアサンクチュアリー(17年12月に第三者割当増資による資本提携)、バッグ製造のヒロフ(19年3月に全株式取得)の進捗については「順調」という。「新型コロナの影響もあり、(支援の)案件は日々飛び込んできている。今後も投資対効果が得られるものを見極めながら、厳選投資していきたい」とする。
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「ルメール」デザイナーデュオが語るブランド哲学 「衣服は着る人の個性を引き立てるもの」
「ルメール(LEMAIRE)」は1990年の立ち上げ以来、さまざまな歴史を辿ってきた。フランス人デザイナーのクリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)は、「ラコステ(LACOSTE)」のクリエイティブ・ディレクターに就任していた2002年に自身のブランドを休止し、06年に再開。11年秋冬コレクションから14年まで「エルメス(HERMES)」のウィメンズウエアでアーティスティック・ディレクターを務めた。15年にパートナーのサラ=リン・トラン(Sarah-Linh Tran)が共同デザイナーとして参加して以降、着心地の良さとクリーンでミニマルなデザインが高く評価されている。クリストフがアーティスティック・ディレクターを務める「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」は、16年から長期に渡るパートナーシップ契約で成功を収めており、18年にはファーストリテイリング(FAST RETAILING)が「ルメール」の株式49%を取得した。
今年10月、パリに次いで世界二店舗目となる直営店を東京・南青山の多目的スペース「スクワット(SKWAT)」に期間限定でオープンさせた。「まだ足は運べていないがとても満足している」とクリストフとサラ=リンは、オープン3日後にパリのアトリエで嬉しそう語る。ブランド哲学やパンデミック後の変化、直営店をオープンさせた意図について聞いた。
WWD:今改めて「ルメール」というブランドをどのように定義する?
クリストフ・ルメール(以下、クリストフ):実生活のためにデザインされた衣服やアクセサリーを提案している。それらが長きにわたって着る人の“親密な仲間”となることが目的。機能性・快適性・美しさのバランスを取り、生活者にとって必要であると同時に望まれるものを届けたい。快適で長持ちする生地の品質選びに非常に慎重で、カットとディテールも実用性を重視した丈夫な作りに専念し、時を超越するタイムレスなデザインを追求している。衣服は着る人の個性を際立たせ、それぞれが持つ特異なパーソナリティを身ぶりによって導き出すと考えているから、デザインはミニマリズムで落ち着いた色で彩っている。クリエーションの過程では、偶然が生み出す非合理的な瞬間が好きだ。それは人生をひと味変えるスパイスとなってくれるから。
サラ=リン・トラン(以下、サラ=リン):コレクションは、異なるシーズンのアイテムを合わせて新しいスタイルを作れるように組み立てている。「ルメール」の衣服は気負わず着られて自信に満ちる、日常の防護服のようであるかもしれない。カラーパレットがニュートラル、アース、ミュートという柔らかな色合いなのは、色や生地が前に出すぎず、着る人に“添えられている”と個性が強調されるから。
WWD:ファッション業界での豊かな経験を通して、ブランド哲学は変化したか?
クリストフ:哲学はデザインを始めた頃から変わっていない。私のビジョンをサラ=リンと自然に共有できた時、強さと成熟さが付け加えられた。
サラ=リン:ブランドの信念は時間とともに強くなっていると思う。顧客は私たちの感覚を非常に敏感に感じ取ってくれる。また、新しい顧客が関心を示すのを見られるのは心温まるもの。私たちが変わらず一貫性を表現することは正しい道なのだと教えてもらっているようだ。
WWD:コレクションの制作過程において、二人の役割は?
クリストフ:大まかに言えば、サラ=リンがウィメンズウエアやバッグ、ジュエリー、そしてブランドのコンテンツ制作、ウェブサイト、SNSやファッションショーなどのイメージ制作を主に担当している。私はメンズウエアとユニセックラインに携わり、組織作りやビジネス面で多くの責任を負っている。
サラ=リン:新しいコレクションを発表する約1年前には、自分自身を未来へ投影してイメージを描く必要がある。それは夢を見ている感覚と似ている。そのイメージをデザインチームと共有し、生産、販売チームとの絶え間ない対話からコレクションを作り上げていく。料理のようなもので、少しの技術や多くの直感、想定外のヒントが材料になる。
WWD:ユニセックスの提案はシーズンを重ねるごとに強くなっているが、その理由は?
クリストフ:以前から、フェミニンなピースにメンズウエアを合わせて官能性を引き出す方法が好きだった。それに女性が男性、男性が女性の商品を購入したり借りたりするのを見てきた。ユニセックスラインは過去数年で成長を続け、商業的にも非常に成功を収めている。
サラ=リン:ウィメンズの流動性とメンズの安定性。双方が互いに影響を与え合っており、ユニセックスな提案をするのは自然な流れだ。性別を問わず、機能性を備えた衣服は常に必要とされる。
WWD:21年春夏コレクションは映像を制作してデジタル発表に切り替えたが、そのテーマは?デジタルプラットフォームで発表することで最も重要視したことは?
クリストフ:コレクションを明確で端的に提示したかった。シルエットの提案を可能な限り映像で見られるように、ディテールをクローズアップした。
サラ=リン:ロックダウン中、私たちは自宅で作業を続けていて、パリの街中を再び歩き回れる日を夢見ていた。そのため、動く体に合わせた衣服を制作することが着想源となった。流動的な生地や隠れたディテールをフィルムで表現したかった。デジタルを通してプレスやバイヤー、顧客など、より多くの人々が同時にアクセスできるのは理にかなっている。
WWD:今季からプレコレクションをなくし、メインのみにまとめる決断をしたのは何故?
クリストフ:ファッション業界全体が、2000年にアメリカのデパートに課された、プレとクルーズ、メインコレクションを発表しないといけないシステムに不満を募らせてきた。多すぎるコレクションによって作業が細分化され、時間とエネルギーを浪費していた。変革が求められていた中でパンデミックが起こり、長年考えていたプレコレクションの廃止を決断できた。これからもウィメンズとメンズのコレクションを同時期に発表し、3回のデリバリーに分けて提案する。このサイクルはクリエイションと生産プロセスの両方で合理的かつ効率的である上に、直営店と小売店にスムーズに商品を届けられる。バイヤーはメインのために予算を抑えてプレを買い付けするというリスクを伴っていたが、メインに絞ることでそれが解消されたはずだ。結果的に、今季のオーダーは30%の伸び、バイヤーからも高く評価された。コレクションを簡素化して商品数を少なくしたが、結果的に売り上げが上がるといった予想外の結果がもたらされた。
成長続くアジアとの親和性
WWD:パリに次ぐ直営店2店舗目を、東京に選んだのは何故?
クリストフ:ブランドを始動した当初から日本での売り上げは良く、過去数年でアジアでの売り上げが非常に伸びていることが理由の一つ。これは「ユニクロ ユー」を始めてから、新たな顧客層を獲得できたことが大きいと分析している。また、東京はファッションにおいてアジアの中心だと考えており、今回の提案を受けた時は自然な流れで決断ができた。ビジネス面だけでなく、文化や芸術、繊細な感覚にも親和性を感じている。
サラ=リン:アジアでの売り上げが伸びている背景には、色の独特な捉え方にもあると思う。中国のある顧客は「『ルメール』の色は二色の中間にある」と表現した。黒の違いを世界に提示したのも日本人デザイナーであるように、黒の中に何万通りの黒があることを理解していて、それを自然に捉えることができる感覚をアジア人は持っていると思う。
WWD:新規顧客獲得以外に、「ユニクロ ユー」での協業が「ルメール」に与えた影響は?
サラ=リン:「ユニクロ」の“生活ニーズから考え抜かれた普段着”というコンセプトは「ルメール」と共通しており、異なる点といえば価格帯と生産方法、そして民主的であること。異なる生活様式、生活基準を持つ世界中の人々へ届けるため、民主的なデザインの中に「ルメール」の個性を出すという課題がデザイナーとしての訓練になっている。
クリストフ:「ユニクロ ユー」を始めた頃は「ルメール」のビジネスにとってダメージがあるかもしれないと懸念したが、実際はその逆だった。顧客は両方の衣服を組み合わせ、新しいスタイルを作ることを楽しんでくれているようだ。
WWD:コロナ禍での実店舗出店はリスクも大きいが、このタイミングでの出店にはどんな理由がある?
クリストフ:21年に期間限定ではない直営店を東京に構える計画だったが、パンデミックが起きて、社内で優先させるべきことが変わった。その中で同プロジェクトの提案を受けて、限られた予算で実験的に直営店を持てる機会であると考え賛同した。現在のところ、次の実店舗オープンの計画については未定だ。
WWD:東京の直営店にはどのような役割を期待する?
クリストフ:パンデミックを機にECサイトを立ち上げたが、物理的な体験は必要だと信じている。「ルメール」の世界観を感じ、実際に商品に触れて、ローカルのコミュニティを強固にする役割を担うはずだから。
サラ=リン:直営店を持つことの意味は大きい。セレクトショップは予算があるうえに、1ブランドに与えられるスペースは限られていて、コレクションの全貌を見せることは難しい。直営店であれば同じスタイルでも異なる色や素材によってさまざまな商品を並べられて、各シーズンの世界観をより深く感じ取ってもらうことができる。また店舗に立つ販売員から、顧客のニーズやサイズについて細かな反応を共有してもらえる。販売員も「ルメール」独自の言葉でコレクションを説明できる。直営店はブランドと顧客との仲を深めるコミュニケーションの場だ。
ELIE INOUE:パリ在住ジャーナリスト。大学卒業後、ニューヨークに渡りファッションジャーナリスト、コーディネーターとして経験を積む。2016年からパリに拠点を移し、各都市のコレクション取材やデザイナーのインタビュー、ファッションやライフスタイルの取材、執筆を手掛ける
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「心斎橋パルコ」20日の開業に先駆けて公開 当面、来店は事前予約制
J.フロント リテイリング(JFR)とパルコは、11月20日に開業する「心斎橋パルコ」を報道陣に17日公開した。16フロア約4万平方メートルに170店舗が入り、初年度のテナント取扱高220億円を計画する。コロナ感染拡大防止のため、レストランフロアと映画館は来年春に向けて段階的に開業する。他のフロアも開業直後から当面の間、事前日時予約制を採用するなど、慎重なスタートを切る。
旧心斎橋パルコは、現在、H&Mが出店する心斎橋ゼロゲートの前身として1991年から20年間営業していたが、2011年9月に閉店。昨年9月、大丸心斎橋店本館が建て替えオープンしたのにともない、百貨店だった北館を業態転換し、約9年ぶりに復活する。「ビルまるごとリノベーションし、以前とまったく違うスケールと内容で帰ってきた」と、パルコの牧山浩三社長はアピールする。モード、アニメ、アート、ニュー飲食など昨年11月に建て替え開業した渋谷パルコのエッセンスに加え、隣接する大丸心斎橋店との買い回りも促す。大丸心斎橋店本館とは9フロアで接続されており、行き来がしやすい。
「伝統と革新」をテーマに、外壁は新たにドレープの意匠を用いて一新した。クラシックなヴォーリーズ様式の大丸心斎橋店本館とは対照的に未来を表現している。館内各所に配置したパブリックアートにも新旧のアートの対比を楽しめる。例えば、13階レストランフロアには、建物がそごうだった時代(1935〜2009年)に飾られていた鶴丸梅吉作のモザイクアートと、旧渋谷パルコの外壁に設置されていた五十嵐威暢氏デザインのネオンサインを並列展示する。14階の吹き抜け空間では、渋谷パルコでも展示されている、AR(仮想現実)を活用したバーチャルインスタレーションアートにも触れられる。
「デジタルの時代にリアル店舗の心斎橋パルコにあえて行きたいと思ってもらえる要素をいかに作れるかがポイント。関西ではここにしかないアートと、バーチャルを含めた情報提供が、心斎橋パルコの役割と考えている」(牧山社長)。
館内は「モノ」「コト「テクノロジー」「アート/カルチャー」の4つのテーマで展開されている。ファッション関連は主に1〜3階に出店。ラグジュアリーモードを集積する1階「インターナショナルゲート」には、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の旗艦店をはじめ、関西初出店の「グラウンド ワイ(GROUND Y)」「ポーター エクスチェンジ(PORTER EXCHANGE)」、心斎橋初の「サカイ(SACAI)」などが軒を連ねる。御堂筋に面する「エルメス(HERMES)」と「グッチ(GUCCI)」は大丸心斎橋店が運営する。
2階「ラグジュアリー・ジャパンモード」では、「カラー(KOLOR)」「ファセッタズム(FACETASM)」が関西初出店したほか、アート、トイ、ファッションが連動した新しい形のスタジオ「2G」の2号店も出店する。さらに「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が表参道店に次ぐ2号店となるカフェ業態を出店した。3階「エレガンススタイル」には、「コーチ(COACH)」の旗艦店など手ごろな価格のインポートブランドと感度の高い国内ブランドを集積。4階「ファッション&カルチャーパーク」には、大阪を代表する老舗喫茶店「丸福珈琲店」とコミュニティ創出書店「スタンダードブックストア」によるコラボ店舗が登場した。パルコが直営する初のコミュニティ型ワーキングスペース「スキーマ」には、ライブコマースにも活用できる配信スペースやギャラリーが併設されている。
他には、体験型ジャパンカルチャーを集積した6階「ポップカルチャーシンサイバシ」や、カルチャースクールも運営する体験型書店「天狼院書店」が入る「東急ハンズ」(9〜11階)、関西のこだわりの食物販や人気飲食店11店舗とコスメが集積する地下1階フロアにも人気を集めそうだ。
パルコとしては全国18店目。渋谷パルコ、名古屋パルコと並ぶ基幹店。JFRにとっても高収益モデルを確立する礎になると期待する。
橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」
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「心斎橋パルコ」20日の開業に先駆けて公開 当面、来店は事前予約制
J.フロント リテイリング(JFR)とパルコは、11月20日に開業する「心斎橋パルコ」を報道陣に17日公開した。16フロア約4万平方メートルに170店舗が入り、初年度のテナント取扱高220億円を計画する。コロナ感染拡大防止のため、レストランフロアと映画館は来年春に向けて段階的に開業する。他のフロアも開業直後から当面の間、事前日時予約制を採用するなど、慎重なスタートを切る。
旧心斎橋パルコは、現在、H&Mが出店する心斎橋ゼロゲートの前身として1991年から20年間営業していたが、2011年9月に閉店。昨年9月、大丸心斎橋店本館が建て替えオープンしたのにともない、百貨店だった北館を業態転換し、約9年ぶりに復活する。「ビルまるごとリノベーションし、以前とまったく違うスケールと内容で帰ってきた」と、パルコの牧山浩三社長はアピールする。モード、アニメ、アート、ニュー飲食など昨年11月に建て替え開業した渋谷パルコのエッセンスに加え、隣接する大丸心斎橋店との買い回りも促す。大丸心斎橋店本館とは9フロアで接続されており、行き来がしやすい。
「伝統と革新」をテーマに、外壁は新たにドレープの意匠を用いて一新した。クラシックなヴォーリーズ様式の大丸心斎橋店本館とは対照的に未来を表現している。館内各所に配置したパブリックアートにも新旧のアートの対比を楽しめる。例えば、13階レストランフロアには、建物がそごうだった時代(1935〜2009年)に飾られていた鶴丸梅吉作のモザイクアートと、旧渋谷パルコの外壁に設置されていた五十嵐威暢氏デザインのネオンサインを並列展示する。14階の吹き抜け空間では、渋谷パルコでも展示されている、AR(仮想現実)を活用したバーチャルインスタレーションアートにも触れられる。
「デジタルの時代にリアル店舗の心斎橋パルコにあえて行きたいと思ってもらえる要素をいかに作れるかがポイント。関西ではここにしかないアートと、バーチャルを含めた情報提供が、心斎橋パルコの役割と考えている」(牧山社長)。
館内は「モノ」「コト「テクノロジー」「アート/カルチャー」の4つのテーマで展開されている。ファッション関連は主に1〜3階に出店。ラグジュアリーモードを集積する1階「インターナショナルゲート」には、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の旗艦店をはじめ、関西初出店の「グラウンド ワイ(GROUND Y)」「ポーター エクスチェンジ(PORTER EXCHANGE)」、心斎橋初の「サカイ(SACAI)」などが軒を連ねる。御堂筋に面する「エルメス(HERMES)」と「グッチ(GUCCI)」は大丸心斎橋店が運営する。
2階「ラグジュアリー・ジャパンモード」では、「カラー(KOLOR)」「ファセッタズム(FACETASM)」が関西初出店したほか、アート、トイ、ファッションが連動した新しい形のスタジオ「2G」の2号店も出店する。さらに「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が表参道店に次ぐ2号店となるカフェ業態を出店した。3階「エレガンススタイル」には、「コーチ(COACH)」の旗艦店など手ごろな価格のインポートブランドと感度の高い国内ブランドを集積。4階「ファッション&カルチャーパーク」には、大阪を代表する老舗喫茶店「丸福珈琲店」とコミュニティ創出書店「スタンダードブックストア」によるコラボ店舗が登場した。パルコが直営する初のコミュニティ型ワーキングスペース「スキーマ」には、ライブコマースにも活用できる配信スペースやギャラリーが併設されている。
他には、体験型ジャパンカルチャーを集積した6階「ポップカルチャーシンサイバシ」や、カルチャースクールも運営する体験型書店「天狼院書店」が入る「東急ハンズ」(9〜11階)、関西のこだわりの食物販や人気飲食店11店舗とコスメが集積する地下1階フロアにも人気を集めそうだ。
パルコとしては全国18店目。渋谷パルコ、名古屋パルコと並ぶ基幹店。JFRにとっても高収益モデルを確立する礎になると期待する。
橋長初代(はしなが・はつよ)/流通ライター:同志社女子大学卒。ファッション専門誌の編集を経てフリーランスのライターに。関西を拠点に商業施設、百貨店、専門店、アパレル、消費トレンド、ホテル、海外進出などの動向を「WWD JAPAN.com」「日経クロストレンド」などに寄稿。取材では現場での直感と消費者目線を大事にしている。最近の関心事は“台湾”と“野菜づくり”と“コロナ後のファッションビジネス”。「リモート取材が浸透すれば、もっと取材先を広げていきたい」
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「コスメキッチン」全店でメンズコーナーを設置 メンズコスメの開発も検討
マッシュビューティーラボが展開する「コスメキッチン(COSME KITCHEN)」は11月18日から、全店舗にメンズに向けたセレクトコーナー「コスメキッチン オム(COSME KITCHEN HOMME)」を店内の一部に設置する。同コーナーでは、男性が手に取りやすいパッケージデザインや使いやすさを考慮したアイテムをセレクトする。
「コスメキッチン」ではもともとユニセックスで使えるアイテムをそろえているが、メンズコスメのシェア拡大に伴い、コーナー設置に至った。広報担当者は、「女性のお客さまがほぼ大半を占めているため、男性が選びやすい環境を提供したかった。男性のお客さまが来店するきっかけになれば」と話す。また、男性へのギフトニーズもあることから、「ギフト提案をする場としても知名度も高めていきたい」。
取り扱いブランドは、「オンリーミネラル(ONLY MINERALS)」の初のメンズライン“SENSE.ONLY MINERALS(センスドット オンリーミネラル)”や、男性向けシリーズも展開する「ウカ(UKA)」、「ヴェレダ(WELEDA)」「アルジタル(ARGITAL)」「シゲタ(SHIGETA)」などをラインアップする。
今後は、メンズに特化したコスメの開発やメンズのファッションブランドとのコラボレーションを予定している。
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巣ごもりが追い風、美容機器のヤーマン21年4月期は売上高1.5倍へ
美容機器を扱うヤーマンは17日、2021年4月期連結業績予想の上方修正を発表した。売上高は前期比52%増の350億円(当初予想は260億円)、営業利益は同2.3倍の58億円(同26億円)、純利益は同2.6倍の34億円(同15億円)になる見通し。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う外出自粛などの影響により、実店舗の売り上げが減少する一方で巣ごもり消費の需要が高まり、ECを中心とした通信販売の売り上げが増加。在宅時間が長くなったことで、美容健康機器カテゴリーが活発に動いた。訪日客によるインバウンド需要は低迷したが、中国は日本同様、「Tモール(TMALL)」や「JD.com」といったECによる通信販売が好調に推移。11月11日の「独身の日」では、美顔器カテゴリーにおける売り上げが過去最高を更新した。
また、2023年4月期を最終年度とする中期経営計画も発表した。売上高を中期で500億円、長期で1000億円、営業利益率は20%を確保する。今後、通販、店販、直販、海外の各販路の拡大を目指し、将来のための投資にも注力していくという。
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KDDIがスマートグラスを12月に発売 目の前に100インチのスクリーンが広がる
KDDIは、中国のエンリアル(NREAL)と共同で開発したスマートグラス「エンリアルライト(NREAL LIGHT)」を12月1日に発売する。
「エンリアルライト」は軽量でコンパクトなデザインが特徴で、5Gスマートフォンに接続することで、5GとXR(VR/仮想現実やAR/拡張現実の総称)技術を組み合わせた映像体験が楽しめる。コンピューティングユニットと一体型のスマートグラスと比較して、スマートフォン接続型とすることで、通常のアイウエアのデザインに近く、持ち運びが便利な小型化を実現している。
「エンリアルライト」は従来のアンドロイドアプリケーションをグラス内で起動し、プライベートなセカンドスクリーンとして利用できるミラーリングモードや、空間上に映像を映し出すMR(ミクストリアリティ:複合現実)モードを実装している。これにより、目の前の3メートル先に100インチ規模の仮想スクリーンを広げることが可能で、動画視聴のほかゲームなどを楽しめる。同社は、ARを用いた作業マニュアルを表示して遠隔作業支援などビジネスシーンでも活用できるデバイスとして法人にも提案するという。「今後、5Gを使用できるエリアが増え、新しいアプリケーションが開発されることによって機能性や利便性は拡大する。メールチェックやミーティング、教育、決済などあらゆる用途に可能性があると思う。ポスト・スマホのデバイスとして期待できる」と話した。価格は6万9799円。
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高島屋が洗濯機で洗えるカシミヤを発売 大草直子コラボも
高島屋は11月18日、2020年タカシマヤ カシミヤ コレクションを発売する。毎年オリジナルのカシミヤ商品を販売している高島屋だが、今年のカシミヤは洗濯機で洗え、デイリーに楽しめるものをそろえる。特殊な加工を施し、繰り返し洗濯しても縮みにくく毛玉ができにくいため、カシミヤ本来の風合いを長く楽しめる。
メンズ、ウイメンズ、キッズのラインがあり、ベーシックなクルーネック、Vネック、タートルネック、カーディガンなどがそろう。カラー展開は全12色でアイテムによりバリエーションが異なる。税込価格は、ベーシックのメンズが1万2100〜1万5400円、ウイメンズが1万450〜1万3200円、キッズが1万120〜1万1550円。
ほか、洗濯機対応ではないが、ダイヤ柄やボーダーなどのデザインを施したアイテムや、スヌードやストールなども販売。また、スタイリストの大草直子とコラボレーションした商品も提案する。
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米ウォルマート、西友の株式85%を売却 買い手は楽天と米投資ファンド
米小売最大手のウォルマート(WALMART)は11月16日、傘下のスーパーマーケット西友の株式85%を売却すると発表した。米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KOHLBERG KRAVIS ROBERTS)が65%を、楽天が新たに設立する子会社を通じて20%を取得する。売却額は明らかにされていないが、今回の取引における西友の企業価値は1725億円と見積もられている。
ウォルマートは2002年に西友との資本業務提携を発表し、08年には西友を完全子会社化して上場を廃止させた。その後、“エブリデー・ロー・プライス(毎日が低価格)”戦略などウォルマート流の売り場作りで成長を目指したものの、日本市場におけるスーパーの競争激化により苦戦していた。
取引は21年前半に完了する予定。西友のリオネル・デスクリー(Lionel Desclee)最高経営責任者(CEO)は、移行期間中は現職に留まり、その後はウォルマートで別の役職に就任する。なお、ウォルマートと楽天は18年にすでに提携しており、楽天と西友の合弁会社を通じて楽天西友ネットスーパーを運営しているほか、米国で電子書籍サービス「楽天コボ(Rakuten Kobo)」を展開している。
ジュディス・マッキーナ(Judith McKenna)=ウォルマート・インターナショナル(WALMART INTERNATIONAL)社長兼CEOは、「西友が日本市場でさらに強い事業を構築するために、最適なパートナーと提携できてうれしく思う。KKRおよび楽天と共に、今後は少数株主として西友をサポートしていきたい」と語った。
ウォルマートは10月にも傘下の英スーパーマーケットチェーン、アズダ(ASDA)の株式過半を英投資会社TDRキャピタル(TDR CAPITAL)に売却している。また11月6日には、ウォルマートのアルゼンチン事業の売却を検討していると発表した。一方で、同社は米オラクル(ORACLE)と手を組み動画投稿アプリのティックトック(TikTok)の米国事業買収に乗り出すなど、デジタル事業の強化を加速させている。
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米ウォルマート、西友の株式85%を売却 買い手は楽天と米投資ファンド
米小売最大手のウォルマート(WALMART)は11月16日、傘下のスーパーマーケット西友の株式85%を売却すると発表した。米投資ファンドのコールバーグ・クラビス・ロバーツ(KOHLBERG KRAVIS ROBERTS)が65%を、楽天が新たに設立する子会社を通じて20%を取得する。売却額は明らかにされていないが、今回の取引における西友の企業価値は1725億円と見積もられている。
ウォルマートは2002年に西友との資本業務提携を発表し、08年には西友を完全子会社化して上場を廃止させた。その後、“エブリデー・ロー・プライス(毎日が低価格)”戦略などウォルマート流の売り場作りで成長を目指したものの、日本市場におけるスーパーの競争激化により苦戦していた。
取引は21年前半に完了する予定。西友のリオネル・デスクリー(Lionel Desclee)最高経営責任者(CEO)は、移行期間中は現職に留まり、その後はウォルマートで別の役職に就任する。なお、ウォルマートと楽天は18年にすでに提携しており、楽天と西友の合弁会社を通じて楽天西友ネットスーパーを運営しているほか、米国で電子書籍サービス「楽天コボ(Rakuten Kobo)」を展開している。
ジュディス・マッキーナ(Judith McKenna)=ウォルマート・インターナショナル(WALMART INTERNATIONAL)社長兼CEOは、「西友が日本市場でさらに強い事業を構築するために、最適なパートナーと提携できてうれしく思う。KKRおよび楽天と共に、今後は少数株主として西友をサポートしていきたい」と語った。
ウォルマートは10月にも傘下の英スーパーマーケットチェーン、アズダ(ASDA)の株式過半を英投資会社TDRキャピタル(TDR CAPITAL)に売却している。また11月6日には、ウォルマートのアルゼンチン事業の売却を検討していると発表した。一方で、同社は米オラクル(ORACLE)と手を組み動画投稿アプリのティックトック(TikTok)の米国事業買収に乗り出すなど、デジタル事業の強化を加速させている。
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業界最大級のヘア大会「ドリプラ」がオンラインに 「#あつフォト」をキーワードにヘアサロンを盛り上げる
プロフェッショナルヘアメーカーのナプラは、全国の美容師を対象としたフォトコンテスト“ドリームプラス フォトコンテスト 2020”を開催。10月23日にオンラインで結果発表を行った。これは、同社が毎年日本武道館で開催することで話題となった業界最大級のヘアイベント“ナプラ ドリームプラス”をフォトコンテストに落とし込み、オンラインでの開催としたもの。これまで行っていたヘアショーやコンテストなどのリアルイベントが軒並み中止となる中、今までとは違った手段や考え方を取り入れ、新たな取り組みで業界全体を盛り上げるため“あつまれ みんなのフォトコンテスト”=“#あつフォト”をキーワードにすえて作品の応募を呼び掛けた。
今回は32歳以下の美容師が参加できるU-32部門と、42歳以下が参加できるU-42部門の2部門を設定し、ともに募集作品のテーマは“攻めナチュラル”。クリエイティブ要素を表現する“攻め”とサロンワークを意味する“ナチュラル”を掛け合わせたテーマで、それを“どのように解釈したか”という視点で作品を見ることもコンテストの楽しみ方の1つだ。業界を代表する著名美容師が名を連ねた豪華な審査員や、グランプリには賞金30万円とネーム入りの記念盾、業界誌への作品掲載と審査員とのコラボ撮影の機会が与えられるなどスペシャルな副賞も話題となり数多くの作品が集まった。以下に審査結果を公開する。
“U-32部門”グランプリは
「シア」の神谷悠太ケアリスト
1 / 4
[U-32部門 グランプリ]
神谷悠太/「シア(SHEA)表参道」ケアリスト
[U-32部門 グランプリ]
学生時代から「いつかドリプラで日本一をとりたい!」と思っていた
学生の頃からクリエイションやコンテストが好きで、「いつかドリプラで日本一をとりたい!」と夢見ていたので、本当に自分が選ばれてすごく嬉しい。高校時代から業界誌をたくさん読んでいて、その中の好きな作品やモデルを見て「こんな感じも似合うかな……」などとシミュレーションして感覚を養ってきたので、それが生かされたと思う。今回は、モデルに似合ったスタイルを作ることを1番に考え、次に自分っぽさを表現することや、カラーとメイクの色みを魅せることにもこだわった。今回の結果に満足せずに、もっとデザインを追求して挑戦し続け、多くのお客さまに自信を持って自分のデザインを提供できるようにしていきたい。
[U-32部門 準グランプリ]
ayame/「テトヘアー(teto hair)」スタイリスト
[U-32部門 3位]
英太/「ロラ ドットガーデン(lora. garden)」トップスタイリスト兼テクニカルチーフ
“U-42部門”グランプリは
「イースタイルコムズヘア」の
西山太介店長
1 / 4
[U-42部門 グランプリ]
西山太介/「イースタイルコムズヘア(e-style com's hair)志都呂店」店長
[U-42部門 グランプリ]
毛束の動かし方やリズムの工夫で“攻めナチュラル”を表現
美容師としてスキルアップのチャンスだと思い応募したが、グランプリを受賞できてうれしく思うし、今後の作品制作や仕事の励みになり、自信にもつながると思う。受賞作品は、アイデアをひねって考え出したというよりも、今の自分の“攻めナチュラル”を考えて、毛束の動かし方やリズムに工夫を施した。また、前髪にポイントを作りたかったので、フロントにインナーカラーを入れてインパクトをつけた。受賞したことでおごることなく、これを糧にして美容師として高みを目指したい。そのためには、似合わせの幅やスタイリングの幅を広げ、お客さまをよりかわいく、かっこよくしていくことの積み重ねが大切だと考えている。
[U-42部門 準グランプリ]
高橋伸宗/「ヴィサージュ バスク(VISAGE ba.s.k)市川」店長
[U-42部門 3位]
饗場一将/クィーンズガーデン バイ ケーツー ギンザ(QUEEN’S GARDEN by K-two GINZA)」代表
過去最高レベルに
豪華な審査員が集結
美容師なら誰でも「この人に審査されたい」と思うような著名美容師が、総勢27人も審査に参加したことが今回の“ドリームプラス フォトコンテスト 2020”の大きな魅力の1つ。以下に、いくつかの審査員コメントを紹介する。総評として、U-42部門の審査を担当した宮村浩気「アフロート(AFLOAT)」CEOは「全体的に素晴らしい作品が多かった。ただ私の感覚で“攻めナチュラル”のテーマが“攻め過ぎナチュラル”になっていると感じた作品もあったので、繊細な感性をさらに磨いて、次回もどしどし応募してほしい」とコメント。朝日光輝「サンバレー(SUNVALLEY)」代表は「ヘアーカラーを取り入れた作品が目についた。カラーの力を取り入れることでナチュラルなスタイルの中にも個性が生まれてくるので、個人的に今っぽくて好き」と印象に残った作品について話した。
U-32部門を担当した河野悌己「ガーデン(GARDEN)」ジェネラルプロデューサーは「作品のクオリティーが全体的に高く、どの審査員も選考に苦労したと思う。その中でも足し算と引き算のバランスが“今っぽく”まとまっている作品や、モデルの個性をうまく表現できていて“ストーリー”を感じさせる作品が受賞作となった」と評価のポイントに関して言及。SAKURA「コクーン(Cocoon)」ディレクターは「色の使い方が巧みな作品や、表現したい女性像や空気感を感じさせる作品が多かった。テーマ性を持ってゴールや見せどころを決めるなど、しっかりと事前準備をしていることが作品から伝わってきた」と作品作りの裏側にまで思いを馳せた。
ナプラ
0120-189-720
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「ユニクロ原宿店」にフリース製クリスマスツリーが登場 今田美桜の大人っぽいフリースコーデに注目
「ユニクロ(UNIQLO)」は11月18日から、今年6月に開業した「ユニクロ原宿店」1階の「UT」売り場で、看板商品であるフリースを使ったクリスマスツリーを展示する。一般公開に先駆け、17日には女優の今田美桜さんが登場するツリーのお披露目イベントを行った。
「ユニクロ」は1998年に原宿に都心1号店を出店。当時、フリースといえばアウトドアブランドが出している数万円の商品が主流だった中で、2000円前後で色とりどりのフリースを打ち出したことで大ブームを巻き起こした。「『ユニクロ』はその後、グローバルブランドとして世界各国に旗艦店を出店し、今年6月に約20年前のブームの発信地である原宿に帰ってきた。今秋冬もフリースは目玉商品として、メンズ、ウィメンズで計40色をそろえている」と、松沼礼ユニクロ日本マーケティング部統括部長。価格は最もベーシックなジップブルゾンで1990円。
ツリーの制作を手掛けたのは、「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」の山縣良和デザイナー。フリースを素材にして、モザイク状にさまざまな色が混じるツリーを作成した。テーマは“ホーム フリース ホーム”。よく見るとツリーは大きなキャットタワーになっていて、ネコやリスなどさまざまな動物がくつろいでいるという、山縣ワールド全開なファンタジックなインスタレーションだ。ツリーとともに、サンタクロースのインスタレーションもウィンドーを飾っている。「ユニクロ」と山縣デザイナーとは、これまでも今回と同様の店舗インスタレーションなどで何度か組んだことがあるという。
イベントに登場した今田美桜さんは、アイスブルーのフリースブルゾンに、キャメルベージュのプリーツスカートとロングブーツをコーディネート。「(いわゆるアウトドアシーンではなく)“街で着るフリース”として、大人っぽくフリースをスタイリングしているのが新鮮。『ユニクロ』のフリースは色展開が豊富で、子どもの頃は家族で色違いで着ていた。(今年はコロナ禍でクリスマスに家族全員が集まるのが難しいからこそ)、みんなでおそろいが楽しめるというのがいい」と話した。
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機能性×デザイン性でファッション市場へ スノーブーツから始まった「ソレル」
カナダ発フットウエアブランド「ソレル(SOREL)」は、デザイン性を強化して進化を遂げている。スノーブーツや“シロクマのロゴ”で広く知られてきたが、グローバルではヒール付きのシューズなどが幅広い層の女性たちから人気を得ており、日本市場もその後を追っている。好調の要因と日本の戦略について、ナタリー・ヘイズ=バイスプレジデントに聞いた。
ブランドイメージ刷新で
売り上げ伸長
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「ソレル」は、アイコンのウインターブーツ“カリブー”に代表される、抜群の防寒性や滑りにくいソールのグリップ力で、雪の多い地域やアウトドア好きに支持されてきた。一方で、北米では2000年のコロンビアスポーツウェアによる買収をきっかけに、ブランドイメージを刷新。ウエッジソールのブーツやサンダル、スニーカーなどのカテゴリーを拡充し、10年で約2倍の売り上げ伸長を達成した。
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海外での根強い人気は、スノーブーツ由来の機能性とデザイン性の融合に裏付けされている。長く歩いても疲れにくいクッション性や安定感、防水性などの機能もさることながら、デザイン性も損ねることなくスマートに落とし込んでいるシューズに、「ソレル」の真骨頂が見て取れる。20-21年秋冬は、ブランド史上最軽量270gのスニーカー“キネティック”の新色をはじめ、バリエーション豊かなシューズを展開。タウンユースに昇華した魅力的な商品と共に、感度の高いセレクトショップなどへの販路拡大を目指す。
2020-21 F/W COLLECTION
スノーブーツ由来の“快適さ”を
街中でも!

波打つシャークソールが特徴的な“キネティック”シリーズから今季、新色スニーカーとスエードブーツが登場した。ボリューミーなソールはクッション性に優れ、美脚効果ももたらしてくれる。さらにヒールとソールの高低差を抑えることで安定感をアップさせたプラットフォームシューズや、中綿効果でダウンジャケットのように暖かなスニーカーなどもラインアップ。「ソレル」の快適さを、日常使いでファッショナブルに実感することができる。
INTERVIEW
“「ソレル」は女性たちに、
どんなときも前進する自信を与えられる”
「ソレル」の機能性は、全ての商品に組み込まれており、アイコニックな“キネティック”や“ジョアン”シリーズの波打つシャークソールに反映されている。さらに“ケイト”のようなスタイリッシュなブーツも履き心地にこだわり、どんな天候も気にすることなく、会議からパーティーまでの一日を快適に過ごすことが可能だ。
「ソレル」はかつて“ウインターブーツ”と“実用性”の代名詞だったが、今ではファッション性と革新によって、消費者に本当に共感してもらえるコレクションを提供できるようになった。市場でも独自のポジションを確立しており、女性たちが日常生活の中で、どんなときも前進する自信を与えられるような商品をラインアップしている。
ブランドの成長を見守ってくれる卸先は、「ソレル」が年間を通して魅力的な商品を提案できるようになったことを受けて、毎シーズン、新作アイテムを店舗やオンラインで紹介してくれるようになった。2021年に発売予定のスニーカーやブーツ、サンダルなどの新作も、すでにバイヤーやメディアから注目を集めている。今後、音楽や映画業界の著名人の着用が増えていくことで、露出が高まり、より多くの場所で商品を見ていただけるようになるだろう。日本市場にもアメリカの成長に追随する大きなチャンスがある。冬だけではないスタイルの提案や、感度の高いセレクトショップなどへの販路拡大で、多くのお客さまへ商品を訴求できると考えている。日本市場でもポテンシャルを感じてもらえると確信している。
コロンビアスポーツウェアジャパン
0120-193-803
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カルチャー誌「リラックス」が渋谷パルコ1周年を記念し一号限りの復刊 「ベイプ」「エクストララージ」とのコラボアイテムも
2006年に休刊したマガジンハウスのカルチャー誌「リラックス(RELAX)」は東京・渋谷パルコのオープン1周年を記念した一号限りの復刊号を11月13日に発売した。価格は1100円(税込)だ。
復刊に合わせ、11月20〜29日に「リラックス」初の展覧会「wanna relax?」を渋谷パルコ内のパルコ ミュージアム トーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)で開催する。誌面に掲載されたアート作品の展示やバックナンバーを自由に閲覧できるスペースを用意した回顧展だ。
2016年にリニューアル前の旧・渋谷パルコでもポップアップを開催するなどの親交があり、コラボによる復刊の実現につながったという。また、渋谷パルコと「リラックス」のコラボにファッションブランドを迎えた、トリプルコラボのアイテムも20日に発売する。
「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R)以下、ベイプ)」はTシャツとクリアファイルのセット(1万円)を発売する。「ベイプ」が1999年2月号「リラックス」のカバーを飾った際のグラフィックを使用したTシャツとクリアファイルで、Tシャツはホワイトとブラックを用意した。パルコ ミュージアム トーキョーのストアと「ベイプ」のウィメンズライン「ベイピー バイ ア ベイシング エイプ(R)(BAPY BY A BATHING APE(R))」のポップアップストアの2店舗限定で取り扱う。
「エクストララージ(XLARGE)」はコラボのロングTシャツ(6000円)を発売する。「リラックス」のマスコット“relax Boyz”が「エクストララージ」のキャラクター“O.Gゴリラ”のTシャツを着ている姿をデザインした。ホワイトとブラックの2色展開で、渋谷パルコ内のショップCALIF(カリフ)とその公式オンラインストアで取り扱う。
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ワールドが “ファッションの常識をアップデートする”セミナー企画スタート 初回はMDを学ぶ
ワールドはこのほど、 “ファッションの常識をアップデートする”セミナー企画「ワールド ファッション アカデミア(WORLD FASHION ACADEMIA)」をスタートする。ファッション業界で働く人やファッションの仕事に関心のある人に向け、ナレッジを共有するプラットフォームの創出を目指す。
第一回はファッション業界の多様な職種を紹介するトークセッションシリーズにおいて、MDを取り上げる。ゲストに大坪岳人「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」事業1部副部長、荒谷智子「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS」チーフMD、中島啓太フィールズインターナショナル INDIVI屋号長が登壇し、「WWDJAPAN.com」編集長の村上要がファシリテーターを務める。当日のセッションは、後日Youtubeにアップ予定。以降は毎月1回のペースでプレスやデザイナーなどファッション業界のさまざまな仕事の現場に迫ることから学びの場を拡充する。
■「ワールド ファッション アカデミア ファッションの仕事を知る VOL.1」
日程:11月20日
時間:18:00~19:00
場所:ワールド北青山ビル2階
住所: 東京都港区北青山3-5-10
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PIPPA SMALLのトランクショー開催!
こんにちは。
本日はいよいよ今週末に迫った、ジュエリーイベントをご紹介します。
英国ロンドン発のファインジュエリーブランド<ピパ スモール>。ナチュラルな造形を生かしたプレシャスストーンづかいとボヘミアンテイストのカラフルなジュエリーで、人気を博しています。また、デザイナーのピパ・スモールさんは、ジュエリー製作を通じて積極的に途上国の職業支援やフェアトレードの推進といった社会貢献活動に取り組んでいることでも知られ、エシカル・ジュエリー・ビジネス・アワードをはじめ数々の賞にも輝いています。
11月20日(金)六本木店を皮切りに、銀座本店・新宿店・横浜店にて順次<ピパ スモール>の2020年新作コレクションを一堂に取り揃えてご紹介します。ルビーを中心に天然石を主役にした1点物のピアス・ネックレス・リング・ブレスレットなど、幅広いバリエーションでご用意。また、アフガニスタンの伝統工芸を復活させ、ハンドクラフトのアイテムで雇用を生み出すNGO「ターコイズ・マウンテン・アーツ」と制作した人気コレクション“ターコイズ マウンテン”のジュエリーも登場します。
さらに、オーストラリア産オパールと18KYGを組み合わせたコレクション“カリビアンデイドリーム”からは、深夜のような深い青からターコイズブルーまで、さまざまな輝きを持つオパールで渦巻く海や神秘的な銀河をイメージしたピアス・ネックレス・リングをご用意。
ブラウン系のグラデーションが美しい“オータムハーベスト”コレクションからは、ブランド初となるハニーサファイアや、スモーキークォーツをあしらったピアスやリングがラインナップします。
このほかにトレンドのイヤーカフもバリエーション豊富に揃います。
大自然が育んだ天然石が持つエネルギーを最も引き立てる<ピパ スモール>のジュエリーを一堂にご覧いただけるのは、日本ではバーニーズ ニューヨークのみ。デザイナーが自らのコレクションに込めたストーリーを、ぜひ店頭で体感してください。
TRUNK SHOW:
PIPPA SMALL
11/20 FRI. 11:00 – 18:00 六本木店1F
11/21 SAT. 11:00 – 18:00 銀座本店1F
11/22 SUN. 11:00 – 18:00 新宿店1F
11/23 MON. 11:00 – 20:00 横浜店1F
ジュエリーコレクションのご紹介
11/27 FRI. – 1/11 MON. 銀座本店1F / 新宿店1F / 六本木店1F / 横浜店1F
農水省、Go Toイート利用は4人以下に限定を。11月景気は再度後退か。
これが「ファッションの力@ビューティ業界」かな? エディターズレター(2020年8月5日配信分)
※この記事は2020年8月5日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
これが「ファッションの力@ビューティ業界」かな?
ユナイテッドアローズが化粧品事業に本格参入して、ジェンダーフリー設計のスキンケアブランド「ジュース」を立ち上げました。「WWDビューティ」の担当記者に話を聞くと、「真面目に作っていると思います」となかなかの高評価。ブランド自体、「美容はファッションの一部」と宣言しているそうですから、「ONE WWD JAPAN」として応援しないワケにはいきません。
ボトルデザインは、超イマドキなシンプル。深めのグリーンという色も、まぁ珍しくないカラーリングです。ジェンダーフリー設計の場合、こういう色に寄せるのもアリですね。メンズコスメのパッケージについて「男性ターゲットだからって、黒じゃなくていいのよ」って思っている天邪鬼なので(苦笑)、ダークトーンの理由が他にあったり、「いや、女性にも使っていただきたいんです」というスタンスだったりすると共感度アップです。
一番「へぇー」と思ったのは、ボトル裏の製品説明や成分表記が、全部英語だったことです。日本の会社が、日本で売っているのに、英語です。日本で売る製品は、その上に日本語のラベルを添付します。ビューティ担当者に話を聞くと、「UAは海外のお客さまも多いから」だそう。今の事情は異なるでしょうが、納得とともに「天晴れな大志である!」と、さらに応援したくなりました。
主成分は、佐賀県に自生する日本原種の種から芽生える椿。いつの日か、外国人がUAで製品を発見し、使って心地よさを体感して、調べて日本原産の椿にたどり着いてくれたら……。なんてステキなストーリーを想像しました。そう考えると、このシンプルなボトルデザインは「ジェンダーフリー設計」であり、「ユニバーサル設計(いや、今はインクルーシブ・デザインって言ったほうが良いかな?)」なのかしら?なんて思いました。
製品発表会にも参加していないブランドから、こんなストーリーが紡げてしまう。それはファッション・ブランドの力なのか?それとも自分自身が「ファッション・ブランドのコスメだから」と“ひいき目”だったり肩入れしたりしているからでしょうか?
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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これが「ファッションの力@ビューティ業界」かな? エディターズレター(2020年8月5日配信分)
※この記事は2020年8月5日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
これが「ファッションの力@ビューティ業界」かな?
ユナイテッドアローズが化粧品事業に本格参入して、ジェンダーフリー設計のスキンケアブランド「ジュース」を立ち上げました。「WWDビューティ」の担当記者に話を聞くと、「真面目に作っていると思います」となかなかの高評価。ブランド自体、「美容はファッションの一部」と宣言しているそうですから、「ONE WWD JAPAN」として応援しないワケにはいきません。
ボトルデザインは、超イマドキなシンプル。深めのグリーンという色も、まぁ珍しくないカラーリングです。ジェンダーフリー設計の場合、こういう色に寄せるのもアリですね。メンズコスメのパッケージについて「男性ターゲットだからって、黒じゃなくていいのよ」って思っている天邪鬼なので(苦笑)、ダークトーンの理由が他にあったり、「いや、女性にも使っていただきたいんです」というスタンスだったりすると共感度アップです。
一番「へぇー」と思ったのは、ボトル裏の製品説明や成分表記が、全部英語だったことです。日本の会社が、日本で売っているのに、英語です。日本で売る製品は、その上に日本語のラベルを添付します。ビューティ担当者に話を聞くと、「UAは海外のお客さまも多いから」だそう。今の事情は異なるでしょうが、納得とともに「天晴れな大志である!」と、さらに応援したくなりました。
主成分は、佐賀県に自生する日本原種の種から芽生える椿。いつの日か、外国人がUAで製品を発見し、使って心地よさを体感して、調べて日本原産の椿にたどり着いてくれたら……。なんてステキなストーリーを想像しました。そう考えると、このシンプルなボトルデザインは「ジェンダーフリー設計」であり、「ユニバーサル設計(いや、今はインクルーシブ・デザインって言ったほうが良いかな?)」なのかしら?なんて思いました。
製品発表会にも参加していないブランドから、こんなストーリーが紡げてしまう。それはファッション・ブランドの力なのか?それとも自分自身が「ファッション・ブランドのコスメだから」と“ひいき目”だったり肩入れしたりしているからでしょうか?
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幸楽苑、60分1,300円の食べ放題スタート。コロナ禍のストレス解消。
モンテローザ、2期連続最終赤字。いまだに「魚民」頼みだが、「あきらめが悪い」会社の次の一手は「焼肉」か?
インバウンド狙いで増えた「横丁」。コロナでも「勝ち組」となった施設の共通点は?
「エプソン」が鷺森アグリとの企画展 最新プリンターを使った部屋と店舗の空間演出
「エプソン(EPSON)」商品を扱うエプソン販売は11月17日〜12月9日、ファッションデザイナーやアートディレクターとして活動する鷺森アグリとコラボレーションした企画展「Textile and Interior Printing Exhibition inspired by AGURI SAGIMORI」を東京・千代田区のエプソンスクエア丸の内で開催する。
同展では「自然をインストールする」をテーマに、鷺森デザイナーが「エプソン」の最新プリンター“Sure Colorシリーズ”を含む6種類のプリンターを使って製作したウエアやインテリア雑貨などのコレクションを発表する。部屋をイメージした空間“ROOM”には「溶けた春」と題したウエアを始め、カーテンやクッション、ラグ、マグカップなどのコレクションを紹介。コロナ禍の外出自粛の中で体験できなかった春の自然の美しさを、シノワズリ風の色鮮やかなプリントで表現した。壁紙ではダンサーのアオイヤマダ(AOI YAMADA)をモデルに起用し、ダンスする姿を連写撮影してプリントした壁紙を見ることができる。
店舗をイメージした“ROOM”の空間では、レゲエ音楽の「DUB」をテーマに壁紙や鏡、PVC製のカーテンや仕切りなどの什器を並べている。天然石や水、砂浜、衛星写真などの自然界のモチーフを拡大・縮小してデザイン。同空間では同社でも最新のUVインクを搭載した「SC-V7000」や、レジンインクのプリンター「SC-R5050/R5050L」を使用している。
会期中には、オリジナルプリントのマスクやエコバックを制作するワークショップを開催するほか(いずれも事前予約制)、21日には鷺森デザイナーによるオンライントークイベントを実施する。一部商品は11月10日まで開催した阪急うめだ本店でのイベントで販売した。
鷺森デザイナーは「『エプソン』の『インクジェットで世界を変える』という思いに共感し、コロナ禍でも人々をハッピーにするデザインを考えたいと取り組ませていただいた。従来はプリント屋さんにデータを入稿するところで私の手を離れていたが、実際に作業工程を見させていただき、デザイナー12年目にして初めて学ぶことがたくさんあった」と話した。
エプソン販売とファッションデザイナーの協業は今回が初。エプソン販売担当者は「(鷺森デザイナーの)ストーリー性のあるモノ作りや、アートディレクターとしてディスプレーデザインに取り組むなど、仕事の幅広さから協業を決めた」という。「紙や洋服だけでなく、壁紙やインテリア雑貨などでもインクジェットの技術を使ってクリエイターの世界を広げてほしい」とアピールする。会場のエプソンスクエア丸の内では実際に使用したプリンターを見ることが可能だ。
鷺森は1985年大阪府生まれ。2008年に「アグリ サギモリ(AGURI SAGIMORI)」をスタートし、10年に毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞を受賞。16年にブランドを「アグリス(AGRIS)」に改称。19年からショーウィンドウやビジュアル、美術制作なども手掛けている。
■Textile and Interior Printing Exhibition inspired by AGURI SAGIMORI
期間:11月17日〜12月9日
時間:11:00〜17:00
住所:東京都千代田区丸の内 3-4-1 新国際ビル 1階
休館日:日曜日、祝日
入館料:無料
■スペシャルオンライントークイベント
期間:11月28日
時間:14:30〜15:30
参加方法:「エプソン」のウェブサイトから事前予約が必要
■JUKI ミシンのエコバッグ制作ワークショップ
期間:11月21日
時間:1部 11:00〜13:00 / 2部 15:00〜17:00(各2回)
定員:各6人
参加方法:「エプソン」のウェブサイトから事前予約が必要
■オリジナルマスク制作ワークショップ
期間:11月18日、19日、12月1日
時間:1部 11:30〜12:30 / 2部 15:00〜16:00
定員:各6人
参加方法:「エプソン」のウェブサイトから事前予約が必要
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「ボディソング」2021年春夏コレクション
「ボディソング(BODYSONG.)」が2021年春夏コレクションを発表した。
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話題の“グラニーニット”をどう着る? 野暮ったくならない着こなしテク
“おばあちゃん”を意味する“grand mother”に由来するGranny knit(グラニーニット)の人気が広がっています。どこか懐かしげなムードが漂う柄や編み地が特徴。ほっこり感漂うニットは、リラックスした気分を求めるニューノーマル下の装いにうってつけ。そんなグラニーニットをファッショニスタはアクティブやきれいめといった別テイストとミックスして上手に着こなしています。
古風なモチーフを編み込んだグラニー風ニットも、おしゃれエキスパートの手にかかれば、クールなジェンダーレスルックに一変。セーターの裾をウエストインして、キャメル系のデニムパンツと白ブーツを合わせ、凜々しさも引き出しました。近ごろはコテコテのグラニーではないタイプも増え、さらに着こなしやすくなっているので、この冬の参考になりそうな派生形スタイリングをピックアップしてみました。
決め手はパンツ選び クール×ソフトのめりはりコントラスト
レトロ感強めなグラニーニットデビューにおすすめなのは、ダイナミックな柄を編み込んだタイプ。マルチカラーのアート系モチーフがさまになるデザイン。装いにスパイシーさを添えているのは、パテントレザー(エナメル)の細身パンツ。きっちりウエストインして、めりはりの効いたシルエットを描き出しました。クラッチバッグとパンプスのアニマル柄もインパクトを添えています。
極太のボーダーセーターは量感が出やすいので、コンパクトなボトムスで合わせるともたつきを抑えられます。2枚目のオフショルダーのボーダーニットは、ショートパンツを合わせることでシャープな仕上がりに。さらに、インナーにノースリーブのハイネックを着込み、立体的なレイヤードルックで差をつけています。黒ストッキングとコンバットブーツで脚線を引き締める小技も効果的です。
エレガント派におすすめな同系色コーディネート
おばあちゃんが持っていそうなカラートーンのセーターは、色味の近いニアカラーを選べば同系色でまとめる“トーン・オン・トーン”コーデに仕上げられます。マゼンタカラーの愛らしいムードのニットとジャケットの色を合わせてアンサンブルのような仕上がりに。さらにリップメイクとパンプスもピンクを選んで、きちんと感のある装いに整えました。
うね編みの盛り上がりが鮮やかなニットもおばあちゃんムードを漂わせます。また、首を覆うタートルネックはほっこり感もプラス。全体を同系色でまとめるコーデは、このタイプにも効果的です。2枚目の写真では、エクリュカラーのざっくりニットが主役。同系色のワイドパンツを合わせて、大人っぽく上品にまとめています。また、異素材を組み合わせることで互いの違いを際立たせる効果も発揮。大ぶりのゴールドネックレスとボリュームイヤリングが、華やかでエフォートレスなコーデに仕上げました。
フェミニンなスカートでこなれた脱力感を演出
ボリュームのある、ゆる系フォルムのニットをもたついて見せないアレンジは、ボトムスの選び方がポイントになります。グリーンのリブ編みニットがだぼついて見えないのは、裾に向かってたっぷりと広がるフェミニンなマキシ丈スカートのおかげ。帽子やミニバッグをアクセントに添えた大人かわいい小技も盗みどころです。
夏に着ていたようなノースリーブのワンピースの上にざっくりニットを重ねれば、リラックス×フェミニンの“癒し系コーデ”に。2枚目の写真のグリーンニットは、左右がアシンメトリーなのに加え、スリットがリズム感を生み出します。さらに、ネオンカラーのパンプスで軽かな足元を演出しています。
レトロな雰囲気が魅力のグラニーニットは、穏やかな気分を誘ってくれます。愛らしさやほのぼのした雰囲気は生かしながらも、きれいめのアイテムやアクティブなムードを取り入れて着こなすのが今季流。少しひねりを加えたアップデートがおすすめです。
ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い
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ほうれい線が目立たなくなる新メイクアップ 花王が“塗る美容整形”技術を開発
花王のメイクアップ研究所と生物化学研究所、解析科学研究所は、肌に塗るだけでほうれい線が目立たなくなる新技術を開発した。今後、メイクアップ技術に応用する予定で商品化も検討する。
ほうれい線は目元や額などのシワと比べて深く、たるみからくる影によって目立ちやすい。また、ファンデーションやコンシーラーでカバーすることも難しいことから同研究所は、“塗るだけでほうれい線を目立たなくさせる”メイクアッップ技術に着手した。「ほうれい線を目立たなくさせるには、0.6ニュートン(約61.2g)の力で頬のたるみを物理的に持ち上げることが必要。そこで、肌のたるみを持ち上げられる収縮性、製剤が乾燥したときに塗膜が割れないための柔軟性、肌への密着性、肌に塗った際に自然な仕上がりになる薄さにこだわり、これらの特徴を持つシリコーン系の疎水性ポリマーにいきついた」と飯田将行研究員。今回見出したポリマーは、もともと“リフトアップポリマー”と呼ばれ、水や汗にも強い撥水性もありマスカラなどにも使用されているという。
使い方は、ポリマーをほうれい線の周りの頬や鼻下に塗るだけ。個人差はあるが、塗布後はほうれい線の深さが約1ミリ浅くなる。さらに、ほうれい線の深さに関係する皮下組織の厚みが0.2ミリ薄くなり、ほうれい線の角度が11.5度広くなり目立ちにくくなるという。
「同技術は、女性だけでなく皮膚に厚みのある男性にも、そして世界中の人の肌でも効果がみられた、まさに“塗る美容整形”。今後はメイクアップ商品の開発に応用してくほか、ゆくゆくは肌のほかのシワや髪の毛にまで拡張できればと検討している」と述べた。
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心斎橋パルコ開業記念でウェブ番組「真夜中パルコ」を配信 JUN INAGAWAと元・乃木坂46伊藤万理華によるショートフィルムなど
パルコ(PARCO)は11月20日に開業する大阪・心斎橋パルコのオープニング企画として17日、心斎橋パルコを舞台にしたウェブ番組「真夜中パルコ」を配信する。
同番組では、「ディーゼル(DIESEL)」や「ヴィーロン(VLONE)」などのファッションブランドともコラボレーションする若手アーティストの JUN INAGAWAと元・乃木坂46で現在は、俳優やクリエイターとして活躍する伊藤万理華によるショートフィルム「真夜中は女の子」を配信。また、ゆりやんレトリィバァと、普段から「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」などを愛用するティーアップの長谷川 宏とのファッショントーク、かつみ♥さゆりによるギャラリーツアー「現代美術けんがく」など、大阪らしい企画も用意するほか、心斎橋パルコ内をいち早く体験できる「パルコさんぽ」、オススメ商品情報が分かる「パルコ真夜中ショッピング」などファッションやアート、カルチャーをテーマにさまざまなコンテンツをそろえる。
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ジンズが未来の眼鏡店を目指した実験店をオープン 「ミノトール インスト」と共同出店
ジンズ(JINS)は、“コンフォートテクノロジー”をコンセプトとするアイウエアブランド「ジェイ アイウエア ラボ(J EYEWEAR LAB)」初の路面店を先ごろ東京・中目黒にオープンした。
「ジェイ アイウエア ラボ」は、2018年にスタートしたハイエンド層向けアイウエアブランド「ジェイ オブ ジンズ(J OF JINS)」をリブランディングしたのもので、最新技術を活用した快適な掛け心地の追求をコンセプトとする。これに伴い今年8月にオフィシャルオンラインストアを立ち上げたほか、FONTが運営するファッションブランド「ミノトール インスト(MINOTAUR INST)」の東京・渋谷のレイヤード ミヤシタパークの店舗でポップアップストアをオープンした。「ジェイ アイウエア ラボ」中目黒店も「ミノトール インスト」との共同出店で、アパレルとコーディネートしたアイウエア選びができることが特徴だ。白を基調とした約50平方メートルの店舗は“ラボとミュージアムの融合”がテーマで、アイウエアとアパレルの商品が約半分づつディスプレーされている。「ジェイ アイウエア ラボ」の旗艦店であり“次世代の試着体験の場”と位置づけた実験店舗とし、今後オンライン・オフラインのシームレスな購入手段の導入、AR(拡張現実)やVR(バーチャル・リアリティー)を活用した眼鏡販売も計画している。
中屋光晴ジンズJEL事業グループディレクターは、「最新技術を活用した革新的な掛け心地のアイウエアによる快適な生活を提案したい。テクノロジーを生かして快適な日常着を手掛ける『ミノトール インスト』は、当社と同じチャレンジ精神を共有できる最適なパートナーだと思う。ブランドの世界観を体感して、興味を持った商品を体験でき、どこでも購入できる店舗空間をデジタル上に構築したい」と話した。
同店では、アメリカのカーボン(CARBON)社が手掛ける3Dプリンタを使用して共同開発した高機能サングラス「ニューロン フォーディー(NEURON 4D)」(2万8000~3万円)、3Dプリンタ技術によるオリジナルのノーズパッドカバー「シナプス フォーディー(SYNAPSE 4D)」(3000円)などを販売している。また、「ニューロン フォーディー」と「ミノトール インスト」とのコラボ商品(3万2000円)も販売する予定だ。
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ウィゴーが10代の若者たちに向けた音楽教育プログラムを開講 江﨑文武がディレクション
ウィゴー(WEGO)は、山縣良和がディレクターを務める10代の若者たちのためのクリエイティブ教育プロジェクト「ガク(GAKU)」の活動に賛同し、「ウィゴー(WEGO)」および傘下の「マンハッタンレコード(MANHATTAN RECORDS)」の2社特別授業「ビヨンド ザ ミュージック(BEYOND THE MUSIC)」を11月29日に開講する。
「ビヨンド ザ ミュージック」は全6回の講義で構成し、音響と物理、音楽とことば、音楽と社会思想、音響とテクノロジー、ビートと世界史、といったテーマで音楽を総合的に学ぶことができる内容となる。
WONKやmillenium paradeでキーボードを務め、KingGnuなどのレコーディングやプロデュースを手掛ける江﨑文武がディレクションおよび全編の司会を務める。そのほか気鋭のジャズドラマーの石若駿や、東京塩麹の額田大志など、近年活躍が目覚ましい東京藝術大学出身アーティストらが毎回ゲストスピーカーとして登壇する。
受講対象者は、音楽に関心のある中学生を中心とした10代で、定員は約15人。初回授業の応募を公式ホームページ上で受け付けている。
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大人のための多機能バッグ「モノリス」 ランドセルのセイバンが製造・販売
ランドセルのセイバン(兵庫県たつの市、泉貴章社長)は、大人のための多機能バッグブランド「モノリス(MONOLITH)」を11月から販売開始した。ランドセルで培った技術を用いた新規事業としてバッグ・ラゲージ部門を強化する。ブランドディレクターにムロフィス代表の中室太輔氏を迎え、多機能かつスタイリッシュなデザインで既存商品に飽き足らない層に訴求する。EC(ネット通販)のほか、有力セレクトショップでのポップアップストアなどを通じて、手に触れられる機会を増やす。2021年中には都内に直営店の開設も計画する。
バッグパック、2WAYバッグ、トートバッグ、ショルダーバッグの4タイプで、サイズの違いなどを含めると31種類。耐久性のあるナイロンとシックなブラックのカラーリングを特徴としながら、「スタンダード」「オフィス」「プロ」の3ラインで構成する。使用シーンを想定しながら、大小のさまざまな収納スペースやポケットを設けた。ノートパソコンやスマートフォンはもちろん、周辺アクセサリーやケーブルなどもすっきり収まる。止水ジップやマグネット付きのポケットなど、細かい仕様にも気を配った。価格は1万2000〜4万4000円。
ブランドディレクターの中室氏は「今の多様な仕事のスタイルにぴったりなバッグ。スーツにもカジュアルにも合うミニマルなデザインはありそうでなかったと思う」と胸を張る。性別や年齢を問わず、定番として長く愛用されるブランドを目指す。11月7日から15日までセレクトショップのレショップ(L’ECHOPPE)青山店でポップアップストアを開催し、好評を博した。
セイバンは今年で創業101年の老舗ランドセルメーカー。レザー産業が盛んな兵庫県たつの市に拠点を起き、「天使のはね」の名前で知られる商品を販売してきた。少子化に伴ってランドセル以外の事業拡大が課題に浮上しており、国内での多角化や海外市場への参入を成長戦略に掲げている。
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ビンテージ古着委託販売の先駆け、高円寺「サファリ」が逆風の中で進んだ19年

“あそこに行けばなんでもある”――うるさ方のオールドファンにもそう言わしめる古着店が東京・高円寺にある。それが「サファリ」だ。今やその名は海外にも伝わり、世界的ブランドのデザイナーやハリウッドスターが、サファリを目的に来日することもある。にもかかわらず、認知度は局地的だ。理由の最たるものは同店が委託販売店であるから。それゆえ、「WWDジャパン」をはじめ多くのファッション誌がサファリを取り上げることは、なかば“ご法度”とされてきた。しかしここ数年、メルカリなどによる個人間古着売買が日常となり、百貨店が古着店のポップアップイベントを開催、老舗アパレル企業がブランド古着店を傘下に収めるなど環境は激変した。逆風の中で歩んだ19年について、サファリを運営するフォーリーフの村山佳人社長に聞いた。
WWD:簡単にサファリの“自己紹介”をお願いしたい。
村山佳人フォーリーフ社長(以下、村山):2001年、僕が23歳の時に1号店をオープンした。今の1号店とは別の場所で、わずか7坪の店だった。
WWD:サファリといえば委託販売だが、オープン当初からこのスタイルだった?
村山:起業する際に信頼する先輩に相談したところ、「ビンテージを中心とするアメリカ古着は今後、絶対的に玉数(供給量)が減少する。だから安定的に国内で仕入れできる委託販売を選択すべきだ」と言われて決断した。当時の日本が、世界のビンテージ市場の中心地だったことも後ろ盾となった。代々木公園のフリーマーケットには今では博物館級のアイテムが、青空の下でビニールシートの上に並んでいた。
WWD:サファリの売れ筋アイテムは?
村山:「リーバイス(LEVI'S)」をはじめとするビンテージデニムが圧倒的だ。価値がいっそう高まりオーナーが手放さなくなったことで、供給が需要にまったく追い付かなくなった。原宿のベルベルジンなど有名古着店が個人客からの買い取りを始めたこともあり、どう確保するか?が最大の課題となっている。
WWD:古着ディーラーなどプロからの買い付けは現在に至るまで行っていない?
村山:サプライヤーは個人客が100%だ。内訳は委託が6割、買い取りが4割。
WWD:委託販売は想像以上のアレルギー症状を生んだと聞いた。正直、われわれメディアにとっても、サファリは長らくアンタッチャブルな存在だった。
村山:おっしゃる通りで、“ここまで!?”というほどの拒否反応が出た。
WWD:その中で19年間スタイルを貫き、また店舗も増やした。
村山:現在、高円寺にはビンテージ古着の1号店、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」や「ダブル アール エル(DOUBLE RL、RRL)」を扱うアメリカントラッドの2号店、イタリア物なども扱うドレス&革靴の3号店、3号店を増床して少し安価なアイテムを集積した3号店アネックス、アウトドア&ストリートの4号店の5店舗がある。またレギュラー古着を扱う、なない橋店が吉祥寺にある。実は、恵比寿にラグジュアリーブランド専門店を作ったこともあるが、すぐに閉店した。オールジャンルをフォローするのではなく、得意分野の精度を上げるべきと判断したからだ。
WWD:委託販売に対する風向きの変化を感じたのはいつ頃?
村山:3~4年ほど前だろうか。サファリでは委託主に一律、売り上げの85%を還元している。ヤフオク!やメルカリが手数料等を15%ほど取っているので、それを意識した数字でもある。かつてはジャンルやアイテムによって還元率を変えていたが、なるべく委託主に還元したいとの思いから今のシステムに落ち着いた。
WWD:委託主に手厚い理由は?
村山:古着は海外買い付けが主流だが、サファリではそれを一切していない。つまり、売りに来てくれる人がいなければ商売にならない。そのためスマホ用のシステムを開発して、販売状況を逐次分かるようにするなど、委託主の利便性を高めるための投資をしている。“こんなに予算を掛けていいのか?”と開発業者に確認されるほど、町の古着屋としてはがんばっている。
WWD:サファリのモットーを聞きたい。
村山:僕は、スペシャルなヒト・モノ・コトに会いたいからサファリを始めた。良い品を並べれば、良いお客さんが集まる。それは委託主も同じで、皆古着ファンなので、思い入れのある品を預けるなら信頼できる自分のお気に入りの店でとなる。
WWD:委託主を大切にするサファリにとってコロナの影響は?
村山:4~5月は持ち込み客が3割減った。また自粛期間中にデジタルに苦手意識のあった層がスマホでも売買できることに気付き、そちらに流れた。
WWD:サファリのEC化は?
村山:4月にEC制作サービスのベイス(BASE)を導入した。まさに救世主的活躍で、それまでEC化率はほぼゼロだったが、6~7月の売り上げの6~7割を占めるまでに急成長した。
WWD:最後に今後の目標について教えてほしい。
村山:古着の持ち込み客はもちろん、新客を増やしたい。そのためにはいっそうの認知拡大が必要で、そのためにユーチューブなど新たなデジタルツールの活用も考えている。
ユーチューブへの参入や20代ファンによるバックアップ、ビンテージが投資対象となっていることへの危惧などについては、古着系ユーチューバーのゆーみん&きうてぃとの対談を近日公開予定なので、そちらを楽しみにしてほしい。
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ビンテージ古着委託販売の先駆け、高円寺「サファリ」が逆風の中で進んだ19年

“あそこに行けばなんでもある”――うるさ方のオールドファンにもそう言わしめる古着店が東京・高円寺にある。それが「サファリ」だ。今やその名は海外にも伝わり、世界的ブランドのデザイナーやハリウッドスターが、サファリを目的に来日することもある。にもかかわらず、認知度は局地的だ。理由の最たるものは同店が委託販売店であるから。それゆえ、「WWDジャパン」をはじめ多くのファッション誌がサファリを取り上げることは、なかば“ご法度”とされてきた。しかしここ数年、メルカリなどによる個人間古着売買が日常となり、百貨店が古着店のポップアップイベントを開催、老舗アパレル企業がブランド古着店を傘下に収めるなど環境は激変した。逆風の中で歩んだ19年について、サファリを運営するフォーリーフの村山佳人社長に聞いた。
WWD:簡単にサファリの“自己紹介”をお願いしたい。
村山佳人フォーリーフ社長(以下、村山):2001年、僕が23歳の時に1号店をオープンした。今の1号店とは別の場所で、わずか7坪の店だった。
WWD:サファリといえば委託販売だが、オープン当初からこのスタイルだった?
村山:起業する際に信頼する先輩に相談したところ、「ビンテージを中心とするアメリカ古着は今後、絶対的に玉数(供給量)が減少する。だから安定的に国内で仕入れできる委託販売を選択すべきだ」と言われて決断した。当時の日本が、世界のビンテージ市場の中心地だったことも後ろ盾となった。代々木公園のフリーマーケットには今では博物館級のアイテムが、青空の下でビニールシートの上に並んでいた。
WWD:サファリの売れ筋アイテムは?
村山:「リーバイス(LEVI'S)」をはじめとするビンテージデニムが圧倒的だ。価値がいっそう高まりオーナーが手放さなくなったことで、供給が需要にまったく追い付かなくなった。原宿のベルベルジンなど有名古着店が個人客からの買い取りを始めたこともあり、どう確保するか?が最大の課題となっている。
WWD:古着ディーラーなどプロからの買い付けは現在に至るまで行っていない?
村山:サプライヤーは個人客が100%だ。内訳は委託が6割、買い取りが4割。
WWD:委託販売は想像以上のアレルギー症状を生んだと聞いた。正直、われわれメディアにとっても、サファリは長らくアンタッチャブルな存在だった。
村山:おっしゃる通りで、“ここまで!?”というほどの拒否反応が出た。
WWD:その中で19年間スタイルを貫き、また店舗も増やした。
村山:現在、高円寺にはビンテージ古着の1号店、「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」や「ダブル アール エル(DOUBLE RL、RRL)」を扱うアメリカントラッドの2号店、イタリア物なども扱うドレス&革靴の3号店、3号店を増床して少し安価なアイテムを集積した3号店アネックス、アウトドア&ストリートの4号店の5店舗がある。またレギュラー古着を扱う、なない橋店が吉祥寺にある。実は、恵比寿にラグジュアリーブランド専門店を作ったこともあるが、すぐに閉店した。オールジャンルをフォローするのではなく、得意分野の精度を上げるべきと判断したからだ。
WWD:委託販売に対する風向きの変化を感じたのはいつ頃?
村山:3~4年ほど前だろうか。サファリでは委託主に一律、売り上げの85%を還元している。ヤフオク!やメルカリが手数料等を15%ほど取っているので、それを意識した数字でもある。かつてはジャンルやアイテムによって還元率を変えていたが、なるべく委託主に還元したいとの思いから今のシステムに落ち着いた。
WWD:委託主に手厚い理由は?
村山:古着は海外買い付けが主流だが、サファリではそれを一切していない。つまり、売りに来てくれる人がいなければ商売にならない。そのためスマホ用のシステムを開発して、販売状況を逐次分かるようにするなど、委託主の利便性を高めるための投資をしている。“こんなに予算を掛けていいのか?”と開発業者に確認されるほど、町の古着屋としてはがんばっている。
WWD:サファリのモットーを聞きたい。
村山:僕は、スペシャルなヒト・モノ・コトに会いたいからサファリを始めた。良い品を並べれば、良いお客さんが集まる。それは委託主も同じで、皆古着ファンなので、思い入れのある品を預けるなら信頼できる自分のお気に入りの店でとなる。
WWD:委託主を大切にするサファリにとってコロナの影響は?
村山:4~5月は持ち込み客が3割減った。また自粛期間中にデジタルに苦手意識のあった層がスマホでも売買できることに気付き、そちらに流れた。
WWD:サファリのEC化は?
村山:4月にEC制作サービスのベイス(BASE)を導入した。まさに救世主的活躍で、それまでEC化率はほぼゼロだったが、6~7月の売り上げの6~7割を占めるまでに急成長した。
WWD:最後に今後の目標について教えてほしい。
村山:古着の持ち込み客はもちろん、新客を増やしたい。そのためにはいっそうの認知拡大が必要で、そのためにユーチューブなど新たなデジタルツールの活用も考えている。
ユーチューブへの参入や20代ファンによるバックアップ、ビンテージが投資対象となっていることへの危惧などについては、古着系ユーチューバーのゆーみん&きうてぃとの対談を近日公開予定なので、そちらを楽しみにしてほしい。
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「ニューバランス」が「カサブランカ」と再びコラボ レトロ感漂う“327”を発売
「ニューバランス(NEW BALANCE)」は11月20日、メンズブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」とのコラボスニーカー“カサブランカ × ニューバランス 327”の第2弾を発売する。価格は1万6000円で、サイズは23.0〜29.0cm(25.5cmを除く)。ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)とドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、グレイト(GR8)などで扱う。
コラボスニーカーは第1弾と同様に「ニューバランス」の“327”をベースに採用。パンチングを施したレザーを採用したアッパーや、少し日に焼けたような黄色のシュータンを施し、1970年代のイタリアのレトロなムードを表現した。カラーはヨーロッパのテニスコートをイメージしたホワイト × グリーンと、シックな印象のホワイト × ブラックの2色をそろえる。
ベースに採用した“327”は、70年代に発表した“320”“355”“スーパーコンプ(SUPERCOMP)”の3型のディテールを掛け合わせた新モデルだ。大きく巻き上がったかかとのデザインが特徴となっている。
「カサブランカ」は、モロッコ出身のシャラフ・タジェル(Charaf Tajer)が18年にスタートしたメンズブランド。2019-20年秋冬パリ・メンズ・コレクションでランウエイデビューを果たし、20年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストにも選出されている。
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「ニューバランス」が「カサブランカ」と再びコラボ レトロ感漂う“327”を発売
「ニューバランス(NEW BALANCE)」は11月20日、メンズブランド「カサブランカ(CASABLANCA)」とのコラボスニーカー“カサブランカ × ニューバランス 327”の第2弾を発売する。価格は1万6000円で、サイズは23.0〜29.0cm(25.5cmを除く)。ユナイテッドアローズ&サンズ(UNITED ARROWS & SONS)とドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)、グレイト(GR8)などで扱う。
コラボスニーカーは第1弾と同様に「ニューバランス」の“327”をベースに採用。パンチングを施したレザーを採用したアッパーや、少し日に焼けたような黄色のシュータンを施し、1970年代のイタリアのレトロなムードを表現した。カラーはヨーロッパのテニスコートをイメージしたホワイト × グリーンと、シックな印象のホワイト × ブラックの2色をそろえる。
ベースに採用した“327”は、70年代に発表した“320”“355”“スーパーコンプ(SUPERCOMP)”の3型のディテールを掛け合わせた新モデルだ。大きく巻き上がったかかとのデザインが特徴となっている。
「カサブランカ」は、モロッコ出身のシャラフ・タジェル(Charaf Tajer)が18年にスタートしたメンズブランド。2019-20年秋冬パリ・メンズ・コレクションでランウエイデビューを果たし、20年には「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストにも選出されている。
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「紙カミソリ」は“成熟した技術”から誕生 貝印が部門横断メンバーで新たな開発に挑む
1908年に創業した刃物メーカーの貝印はいま、次の100年に向けて新たなステージに向かっている。創業以来、刃物をはじめ、キッチン用品から医療用品まで1万点以上の商品を取り扱い、“気づけば貝印のアイテムを使っている”と日常生活には欠かせない存在だ。そんな中、今年の8月には先進的で大胆な広告が話題に。さらには、「紙カミソリ」の開発を手がけるなど新たな価値観を創出し、イノベーションを起こしている。
「紙カミソリ」は、同社のSDGsに向けた取り組みを体現するモデルとして誕生した。開発には、部門を横断したメンバーが集結。なぜ、「紙カミソリ」だったのか。成熟した技術に新しい価値を与えることをモットーとする、プロジェクトリーダーの塩谷俊介・研究部次長に話を聞いた。

WWD:カミソリ市場の状況は?
塩谷俊介・研究部次長(以下、塩谷):いま、世界で1.8兆円、国内で400億~500億円の規模で、ここ数年の成長率はほぼ横ばいで推移しています(貝印調べ)。貝印のディスポーザブルタイプ(使い捨て)のカミソリは、男女共に国内トップシェア(19年9月~20年9月インテージSRIデータ)で幅広いユーザーに支持されています。
WWD:貝印は1930年代に日本初の安全カミソリの替刃製造に成功してから、同分野の商品開発を続け、安心・安全である刃物メーカーとしての存在感を放つ。
塩谷:創業110周年を越えたいま、企業としての変革期を迎えています。中長期計画で未開拓の新市場を創出する意味も込めて「ブルーオーシャンウェーブ」を打ち出したのですが、貝印に対して真面目で古典的なイメージを持たれているお客さまも多いため、新しい価値を創造する取り組みを始めました。そこで、カミソリという成熟した市場の中で、新しいカルチャーを生み出すべく、戦略の文字をなぞった「ブルーオーシャン“シェーブ”」という名のプロジェクトチームを発足しました。
WWD:塩谷次長がプロジェクトの発起人となり、第一弾となる「紙カミソリ」を開発した。
塩谷:研究・商品開発・デザインの3部門を横断した、次世代を担う30~40代のメンバー12人の有志が集い、通常業務と並行して開発に取り組みました。構想段階ではネタが多かったのですが、商談会で紙カミソリの原型となるコンセプトモデルを発表したところ多くの反響をいただき、開発することになりました。
WWD:なぜ紙だったのか?
塩谷:構想段階で、いつも清潔で快適さを提供する“1DAYカミソリ”のコンセプトを掲げていたので、サステナブルな観点を踏まえて紙を採用しました。それでも、耐水性のある紙でないと成り立たないので、最初は牛乳パックで試行し、徐々に発展させていきました。ただ、紙の専門家がいるわけではないので、紙のメーカーさんに声をかけるところからのスタートだったので苦労しましたね。現在は、環境に配慮した紙を使用していますが、将来的にはリサイクルも念頭に置いて、より環境にやさしいことができないか検討を進めていきたいと思っています。
デザイン面でも、持ち運びやすさを踏まえて薄さにこだわりました。紙で印刷ができるので、デザインの幅も広がり、デザイナーコラボやご当地のお土産用といった新しい販路を開拓し、機能面だけではなく、情緒的な側面でもアピールしていきたいですね。
WWD:どこで取り扱うのか?
塩谷:まずは来年の春、公式オンラインストアで販売します。新しい商品ということもあり、手探りな部分もありますので、お客さまからのフィードバックをもらいながら来秋の本ローンチに備えていきたいです。
WWD:貝印は脱プラスチックを通じてSDGsの達成に向けた取り組みを強化している。
塩谷:いま、時代の風潮としてサステナビリティが取り上げられていますが、もともと貝印のフレームワークとしてありました。1992年には植物原料から生まれた生分解性プラスチックを採用したカミソリを、96年には土中の微生物により分解されて自然に戻る「エコレ」を開発し、今も一部店舗にはなりますが現役で販売しています。
ただ、カミソリの刃は製造工程で高温の熱で処理をしているため、どうしてもCO2が発生してしまいます。2030年までにCO2排出量を半減にすべく、環境への押し売りではなくわれわれが継続できる取り組みを模索していきます。
成熟した技術に新しい価値を加える
WWD:塩谷次長は異業種を経て、17年に貝印に入社した。仕事をする上で大切にしていることは?
塩谷:これまでのキャリアも含めて、“新しい価値を世に出したい”という気持ちを持っていました。貝印は老舗であり、昔から形が変わらない商品を展開していますが、その“枯れた”技術に新しい価値を加えることに重きを置いています。ただ、既存品の品質を安定させることも重要であるため、技術の深堀と共に両輪で進めています。
WWD:今後のビジョンについて。
塩谷:カミソリは安い中国製品が台頭してきているので、日本で付加価値の高い商品を生み出していきたいですね。それはサステナブル含め、次の100年に向けたチャレンジだと思っています。お客さまに選んでいただける存在になれるよう、チャレンジを続けていきたいと考えています。
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Go To イートのネット予約、11月14・15日で終了。最後まで残るは共通クーポンか。
すかいらーく「から好しINガスト」で売上8%増。寿司扱い店も拡大。
アナタに若い友達はいますか? エディターズレター(2020年8月3日配信分)
※この記事は2020年8月3日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
アナタに若い友達はいますか?
先日、とある学校で特別授業をさせていただきました。こんなご時世ですから、受講生の大半は画面越し。教室には10人足らずです。お題は、「ウィズコロナ時代、皆さんに期待すること」。新型コロナウイルスによって社会や業界がどう変わっているのかを話しながら、そんな中でも活躍している、受講生とほぼ同年代という、下のリンクの3人を紹介させていただきました。yutoriの片石クンがZOZOとタッグを組んだのは、その2日後のことです。
授業のリアクションはトピックや学校によりますが、教室の数人からアツい質問を受け、安堵しました。別に“へりくだる”必要はありません。でも受講生の質問は、自分の感覚が若い世代にまだ響くことの証だとも思っています。
連載を担当している菅付雅信さんにご紹介いただいた「カール・ラガーフェルドのことば」(河出書房新社)には、「一緒に写真を撮ろうと言ってくれる人が、若い人だと安心する」という言葉があります。ん~、毒舌風味ですが至言。「若い子が歩み寄ってくれる限り、俺はまだ大丈夫」。カール様も、そんなコトを考えていたのかもしれません。
無論、年配者を斬りつけるワケではありません。でも、若者と交流できてない人は、頑張った方がいいのかもしれません(笑)。それは、自分をアップデートする一つの手段になるでしょう。月曜の朝から、結構重い質問をぶっ込みます。「アナタには、自分より結構若い友達がいますか?」。
もし「いないよ。ヤバいかな?」と思う方がいらっしゃったら、ご連絡ください(笑)。若者とベテランの狭間を漂っている(つもりの)ムラカミが、生きのいい誰かを紹介させていただきます。yutoriの片石クンと、「フーフー」の高坂マールくんとは最近、取材などを通じてちゃんとお話させてもらいましたが、いずれも上の世代とちゃんとつながりたいと願っています。「いいオトナ、いるよ!」。そんなカンジで紹介させていただけると、嬉しいです(笑)。
FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。
エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。
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旅行大手のHISが「そば店」を始めた! 目的は? 道楽? 本人達は真剣だけど、やっぱり素人くさかった
教えて!パタゴニアさん 連載第1回 環境問題に取り組むことになったきっかけ
サステナビリティ先進企業として知られるパタゴニア(PATAGONIA)。クライマー、スキーヤー、サーファー、カヤッカーであり鍛冶職人でもあるイヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard)が1973年米国カリフォルニアのベンチュラに創業しました。パタゴニアは環境や人権、社会の幅広い問題を、ビジネスを通じて解決する道を模索することで知られており、1970年代には環境団体の支援をはじめ、80年代には自社でのサステナビリティへの取り組みを本格化。90年代には、コットンをオーガニックコットンに切り替え、ペットボトルを再生したポリエステルでフリースを開発しています。今でこそ、多くの企業が取り組んでいることをずいぶんも前から行っていました。そんなパタゴニアのアクションにはヒントが多いはず――と考えて「WWDJAPAN.com」では「教えて!パタゴニアさん」と題して、パタゴニアの担当者に今知りたい疑問を聞く連載をスタートします。でもその前にー―プロローグとしてそもそもこうした問題に取り組むことになったきっかけは何だったのかをひも解きます。
その歩みは、パタゴニアの前身、クライミングギアの製造を始めたころにさかのぼります。1957年、シェイナード氏は自身や仲間のためにクライミングの道具を鍛造する小さな会社、シュイナード・イクイップメント社を立ち上げました。きっかけは、繰り返し使用できるギアを作ろうと思ったことでした。当時、大きな岸壁へのクライミングに挑むときは何百本ものピトン(岩を登るときにクラックと呼ばれる割れ目にハンマーで打ち込み、かぎの役割をするもの)という金属製の道具が必要でしたが、当時のものは軟鉄製。一度ハンマーで打ち込んだら引き抜けず、岩壁に放置したまま降りるしかありませんでした。シェイナード氏は独学で鍛造を学び始め、刈り取り機についていた刃で最初のピトンを作りました。このピトンのうわさはすぐに広まり、仲間からの注文が殺到しました。
シュイナード・イクイップメント社は1970年ごろには米国最大のクライミングギアのサプライヤーになっていたそうです。しかし同時に、そのギアが岩を傷つけていました。脆いクラックでは、ピトンを打ち込むときや回収する時に繰り返しハンマーでたたくため、自然のままだった岩が破損していたのです。シェイナード氏は2、3年前の夏には無垢だった岩が激しく変容しているのを目の当たりにし、ピトン事業をやめる決断をしました。これが、パタゴニアが長年にわたって歩む環境配慮の道を歩きはじめた瞬間でした。
ピトンの代替品として、ハンマーを使用せずに手でクラックに押し込むことができるアルミ製の「チョック」を製造し、72年にシュイナード・イクイップメント社初のカタログに掲載して使用方法を紹介しました。このカタログの冒頭には、これまで製造してきたピトンが環境に及ぼす悪影響を紹介し、「クリーンクライミングに関するエッセイ」としてクライマーのダグ・ロビンソン(Doug Robinson)氏がチョックの使い方を説きました――「キーワードは“クリーン”。プロテクションとしてナッツとスリングだけを使用して登ることをクリーンクライミングと提唱したい。クライマーにより損なわれていない岩はクリーンであり、ハンマーでピトンを繰り返し打ち込んだり、引き抜いたりせず、次のクライマーがより自然な形で岩を経験できるためクリーンであり、またクライマーのプロテクションがほとんど痕跡を残さないという理由でクリーンである。クリーンとはつまり岩の形状を変えないことであり、人間が本来のクライミングに近づく第一歩でもある」。
シェイナード氏は会社の運営を社員に任せて、製品のフィールドテストを行い、新しいアイデアを持ち帰るため、ヒマラヤや南米の極地環境で自社製品の摩耗試験を繰り返すようになりました。その過程で環境と社会の荒廃を目にするようになり、人口増加で森や草原が消えてゆくアフリカの状況、地球温暖化により氷河が解け始めている様子、アメリカとの軍事戦争に負けまいとロシアが自国の大半の自然を破壊している話などを会社に持ち帰りました。
きっかけは地元ベンチュラ・リバーの環境回復
そして、パタゴニアが環境団体の支援を始めたのは70年代初めのこと。シェイナード氏が友人と地元の映画館にサーフィン映画を観に行ったときに、上映後に若いサーファーが観客に「市議会の公聴会に出席して、市当局の計画するベンチュラ川河口の水路計画と開発に反対の発言を行ってほしい」と呼びかけました。
そこで数人の仲間とともに公聴会に出て、「この地域で最高のサーフポイントであるベンチュラ川河口の、いい波が失われるかもしれない」と抗議しました。シェイナード氏たちの頭にもおぼろげながら、ここがスチールヘッド(降海型ニジマス)の一大生息域だったという記憶がありました。実際に40年代には年間4000~5000匹ほどが遡上していましたが、その後ダムが2つ建設されたことで水の流れが変わり、雨の多い冬場以外は河口から流れ出すのは汚水処理施設からの排水だけになっていました。
公聴会では、「川はもう死んでおり河口の流量を増やしても鳥などの野生生物やサーフポイントの状態が変化することはない」と市側の専門家複数名が証言しました。すると、若い大学院生のマーク・キャベリが、川岸で撮影した写真のスライドを上映し、ヤナギに営巣する鳥や水生のマスクラット、ミズヘビ、河口域で産卵するウナギなどの様子を次々に映し出しました。銀化したスチールヘッドが映ったときには、皆が立ち上がって歓声を上げました。“死んだ”はずの川に、数十匹のスチールヘッドが産卵に来ていたのです。結果、開発計画は撤回されます。シェイナード氏はマークに机と私書箱、若干の資金を与え、ベンチュラ・リバーを守る戦いを支援することにしました。
この活動で、「草の根の活動で成果をあげられること」と「傷んだ生息域も努力次第で回復できること」を学びました。この経験から、シェイナード氏は動植物の生息域を守る活動やよみがえらせる活動をしている小さな団体に寄付をするようになります。86年には毎年利益の10%を寄付すると宣言。その後支援額を増やし、売上高の1%か税引前利益の10%いずれか多い方を寄付するとして、今に至ります。
全米規模のキャンペーンに乗り出したのは88年。ヨセミテ渓谷の都会化を避ける基本計画を支援しました。その後はサケや川の再生を支援、遺伝子組み換え作物に反対、ワイルドランドプロジェクトを支持、アルプスに汚染物質をまきちらすトラックの通行に反対するなど、さまざまなキャンペーンを展開し、環境問題への関与を深めてゆきます。そして、社外の危機だけでなく、自社でもサステナビリティへの取り組みを始めます。
84年には古紙のリサイクルを開始し、カタログも古紙配合率の高い再生紙に切り替えました。“シンチラ・フリース”の素材として使うリサイクルポリエステルを、ウェルマン社(Wellman)やモルデン・ミルズ社(Malden Mills)と共同開発を進め、1リットルのペットボトル25本から“シンチラ・フリース・ジャケット”1枚を作れるようにするなど、先駆的な取り組みを進めました。
教えてくれた人:太宰初夏(だざい・ういか)/コミュニケーション& PR担当:神奈川県出身。植樹活動を行うNPOでボランティアを行いながら八王子や神田のアウトドア用品店で勤務。その後カナダに留学。留学時に「パタゴニア」のバンクーバー店のゼロウエイストマーケットの取り組みに刺激を受けて、帰国直後の2017年、パタゴニア日本支社へ入社。好きなアウトドアアクティビティはトレイルランニングと山歩き。自身で行うサステナビリティへの取り組みはマイボトル、マイバッグ、カトラリーを持ち歩くほか、植樹ボランティアも行っている
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【ランダムトーク】相次ぐ閉店で希望退職増加中。小規模FCは受け皿
今週のスケジュール(2020年11月16日〜2020年11月22日)
FASHION
18 WED
ハースト婦人画報社
「The Mavaricks of 2020」(ザ・マーベリックス・オブ2020)
20:30〜21:30 BMW GROUP Tokyo Bay
(東京都江東区青海2-2-15)
19 THU
三喜商事
オールドイングランド広尾店オープニングレセプション
13:00〜18:00 オールドイングランド広尾店
(東京都渋谷区広尾5-6-6 広尾プラザ1階
BEAUTY
18 MON
マッシュビューティラボ
「セルヴォ―ク」新製品発表会
14:00~20:00
コスモプラネタリウム渋谷
東京都渋谷区桜丘町23-21 渋谷区文化総合センター大和田 12階
19 TUE
ネオナチュラル
「ネイチャーズフォー」新製品発表会
11:00~/14:00~/18:00~
TOKYO F(NOOK STUDIO)
東京都渋谷区猿楽町14-13
20 WED
ロダン&フィールズジャパン
「ロダン&フィールズ」新製品発表会
13:30~/16:30~
マンダリン オリエンタル 東京
東京都中央区日本橋室町2-1-1
21 THU
カネボウ
「ルナソル」新製品発表会
11:30~/13:00~/14:30~/16:00~
CONFERENCE BRANCH 銀座
東京都中央区銀座3-7-3
22 FRI
日本ロレアル
「ヘレナルビンスタイン」新製品発表会
10:30~/12:00~/14:00~/15:30~/17:00~
ザ ジュエルズ オブ 青山
東京都港区南青山5-3-6
ELCジャパン
「ジョーマローンロンドン」新製品発表会
11:00~/13:30~/15:00~/18:00~
ELCジャパン
東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルディング20階
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嘘がないから、アスリートは影響力を高めているのだと思う エディターズレター(2020年9月29日配信分)
※この記事は2020年9月29日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから。
嘘がないから、アスリートは影響力を高めているのだと思う
大坂なおみ選手の行動やメッセージ発信がたびたび話題になっていますね。私もインスタグラムをフォローしており、新しい写真が上がるたびに「応援しています!」と心でつぶやきながら「いいね」を押しています。BLMのスローガンを記したTシャツ姿で登場したり、犠牲者の名前を書いたマスクを連日着用して勝ち続けたりと、人種差別に対する抗議を堂々と発信する姿は時に批判の対象にもなっていますが、それ以上にポジティブなムーブメントを起こしています。自身の影響力の大きさを十二分に理解した上で、起こす行動を尊敬します。
アスリートの社会的な影響力は年々高まっているように見えます。もちろん、以前からトップアスリートが着用するシューズやウエアはマーケットを盛り上げてきましたが、今はマーケットにとどまらず、一般の人たちの行動に影響を与えるアクティビストとしての側面が強まっていると思います。
なぜだろう?それは彼らの仕事に「嘘がないから」だと私は思います。彼らの仕事は言うまでもなくスポーツです。鍛え上げ、全力の姿を見せ続け、そして勝ち続けること。その結果があってこそ、言葉に説得力が生まれます。嘘などつきようがない、実に過酷な世界ですよね。でもだからこそ、フェイクニュースが溢れて何が本当か見えにくかったり、耳に刺激的な強い言葉だけが先行したりする今の世の中で、彼らの言葉は信頼され、ファンはヒーローと同じものを自分も身につけたいと思うのでしょう。
大坂選手が全米オープンで優勝した直後に「ナイキ」がインスタグラムの「NIKEWOMEN」というアカウントで出したお祝いメッセージがよかった。
「You won on your own, but you played for many.」
「あなたは独力で勝利をつかんだ。大勢のために闘いながら」
嘘がない。これはとても大きな価値なんだとあらためて思います。ファッションはこのこととどう向き合えるでしょうか?
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50〜60年代ファッションがキュート ネトフリで人気の「クイーンズ・ギャンビット」
アニャ・テイラー・ジョイ(Anya Taylor-Joy)演じる孤児の少女、ベス・ハーモン(Beth Harmon)が、50〜60年代を舞台に男性優位のチェス界で世界一のプレーヤーを目指すネットフリックス(NETFLIX)の人気ドラマ「クイーンズ・ギャンビット(The Queen’s Gambit)」の配信が10月にスタートした。当時、イギリスの若い労働者の間で流行したモッズスタイルへのオマージュを込めた衣装の数々も見ものだ。
衣装デザイナーのガブリエル・バインダー(Gabriele Binder)は、当時を思い起こさせるような色使いを一番に重視したといい、同作品では冒頭で子ども時代の主人公が孤児院にやって来るシーンや、後にチェスの試合で着用する襟付きドレスなど、ライトグリーンを基調とした衣装が多く登場する。
また同作品には、主人公がパリで60年代にピエール・カルダン(Pierre Cardin)が流行らせた黒とベージュのドレスに着想を得た服を買ったり、モスクワで開催された決勝トーナメントでは以前に比べて華やかかつ洗練された格子柄のコートを着用するなど、国際的な評価を得ながら自信を付けていく様子をファッションの変化で表現するといった工夫も凝らしてある。
なおブルックリン美術館(Brooklyn Museum)では、現在「ザ・クイーン・アンド・ザ・クラウン(The Queen and the Cown)」と題したバーチャル展覧会で同作品の衣装を展示している。オスカー受賞経験を持つ衣装デザイナーのルース・E・カーター(Ruth E. Carter)が司会を務める同展覧会のパネルディスカッションに登場したバインダーは、「かなり最初の段階で、ライトグリーンがハーモンの色だと感じていた。何がハーモンに強さや弱さを与えるのか、この色が彼女にパワーを与える要素は何なのかを見つけようとした。ライトグリーンはハーモンのホームカラーだ。チェスの試合で襟付きドレスを選んだ理由は、この色がハーモンに強さを与える様子を表現したかったからだ。試合のために世界各地を旅するようになると、彼女のスタイルはニューヨーク、パリ、モスクワなど各都市から影響を受け始める。アニャはとても品があって素直だから、すごくやりやすかった。ドレスはシンプルでストレートなものを選んだ。おしゃれではあるが、ドレスそのものが際立つほどファッショナブルなものではなかったから、どの衣装もアニャが着用したことでその魅力が引き立っていた」とコメントした。
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即完売のコスメブランド「リーカ」を手掛けるヘアメイク松田未来の“共感力”とは?
コロナ禍の巣ごもり需要で“おうち美容”が盛り上がっているが、ネイルも同様に、ジェルネイルからセルフネイルに移行する人が増えており、ネイルポリッシュが再び注目されている。SNSでは大手メーカーに並び、ヘアメイクアップアーティストの松田未来が今年2月に立ち上げた「リーカ」のネイルが話題を集めている。彼女の人柄やセンスに共鳴するファンが多く、入荷したら即完売といった人気ぶりだ。さらに、9月に発売した自身初となるエッセイ本も好評を博している。ヘアメイクをはじめブランドプロデューサー、ラジオのパーソナリティーと幅広く活躍する彼女の仕事のあり方や書籍について話を聞いた。

WWD:ヘアメイクアップアーティストを志したきっかけは?
松田未来(以下、松田):中学生の頃に初めてパーマをかけた時の気持ちが忘れられず、今の仕事につながっています。可愛い髪型になった自分を見たあの瞬間、外見も内面も自信がついて自分のことを好きになれた。その経験が原点にあり、美容を通じて希望を持てる人が増えたらどんなに素敵なんだろうと美容の道に進みたいという気持ちが募り、専門学校卒業後に就職したサロンには11年勤務しました。そこではディレクターも店長も経験させていただいたのですが、もっと違う形の美容で、世の中に“還元したい!”と思い、ヘアメイクアップアーティストになる決意をしました。
WWD:ヘアメイクアップアーティストとしてのキャリアを積む中、今年2月には自身のコスメブランド「リーカ」を立ち上げ、瞬く間にSNSで話題に。ネイルは入荷すると即完売になるほど人気を博しているが、なぜ最初のプロダクトがネイルだったのか?
松田:それまでジェルネイルをしていたのですが、ジェルネイルを落としては、乾燥している爪にまた色を塗ってを繰り返していたので、素の爪がきれいな女性に憧れていました。そこで、ネイルサロンに行ってすっぴんの爪を整えてもらったんです。甘皮を処理し、爪の形を整え、透明のベースコートを塗っただけの自分の小さなパーツなのに、自信がもてました。
ブランドを立ち上げる際は、本来はわかりやすいアイテム、例えばブランドを象徴するアイテムとしてあげられるようなリップからがセオリーだと思っていました。ただ、自爪を整えた、あの時の感動が根幹にあったため、爪が美しいということはパワーがあるということを提案したかったのがきっかけです。
WWD:こだわったところは?
松田:“わたしが好きなこと”をテーマにしたカラーネームをつけたところです。容器にもこだわっているのですが、入手が難しいので、完売してから再販するまでにお時間をいただいている状態です。
WWD:ヒットしている理由をどのように捉えているか?
松田:タイアップもプロモーションもしていなく、タレントの方に依頼して拡散したわけでもないので、モノが売れない時代なのに売れているのはありがたいことですね。私のSNSも特徴的なフォロワー数を抱えていないので……。ただ、フォロワーの方と信頼できる関係性を築けているからかもしれません。
私自身、嘘がつけない性分なので、インスタグラムでPRの依頼があっても受けていません。自分が本当に良いと思ったモノを忖度しない紹介の仕方をしているので、共感していただけているのだと思います。私が紹介するコスメにフォロワーの方が考えてくれた#ミラマドコスメとタグをつけてみんなでシェアしてくれているのも嬉しいですね。そういったコミュニケーションの場があるので、ブランドを立ち上げたときにも、私が本当に作りたいと思っているんだなと感じてもらえたのだと思います。
WWD:ブランドデビューを果たし、さらに9月には初のエッセイ本を発売した。どういった内容か?
松田:講談社が運営していた「ホリックス」(現在サービス終了)で連載していたコラムを編集した内容になっています。「明日になるのが楽しみ」「私って、いいじゃん!」と思えるようなテーマを取り上げていた連載をベースにしていますが、美容論だけではなく、仕事をする上で感じたことや仕事柄で身についたコミュニケーションの力なども収録しているので、男性にもぜひ読んでいただきたいです。季節ごとにそれぞれのテーマに沿ってカテゴライズしているので、読者の皆さんが好きなところから読んで楽しんでいただけたら嬉しいです。装丁も控えめなデザインにしているので、最近元気がない子や忙しいあの人など相手のことを想像しながら、気使いの一つにギフトとして使ってもらえたらなと。いつかこの本をドラマ化するのが夢です(笑)。
WWD:ヘアメイクをはじめ、ブランドプロデューサーやアパレルコラボ、執筆、さらにはラジオのパーソナリティと幅広く活躍している。
松田:ラジオはタイミングよくお声がけいただいて。内容も、「未来さんが楽しめる番組だったらいいよ」と任せてもらえたので、リスナーの方の好きなものが増えたり、明日から取り入れてみようかなと思えるような話をしています。仕事柄、コスメブランドのキャラバンでブランドの歴史や商品の素晴らしさを聞くことが多く、これは私だけ聞くのはもったいない、全国に発信した方がいい!と思い、ゲストにPRの方を呼ぶこともあります。自分がワクワクしたり楽しいなと思えることは、どんどん皆さんにお伝えしたいですね。
WWD:今後チャレンジしたいことは?
松田:「リーカ」のアイテムを拡充したいです。“こういうのが欲しいのにどこにも売っていない!”というアイテムを作りたいと思っています。日々、初心忘れるべからず、自分が作りたいもの、お客さまにとって良いものとは何かを考えながら、あぐらをかかないようにしたいですね。長くずっと愛されるようなブランドに育てていきたいです。
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