「WWDビューティ ベストコスメ2020」カラーケア・総合&新製品部門

「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。カラーケアは、バラエティー・ドラッグストアのみで集計した。総合部門では、2020年の世相が反映された。自粛期間生活でサロンに行く機会が減り、これまで主力製品とは言い難かったカラーケアシャンプーの売り上げが大きく伸長した。1位は、「ロイド(ROYD)」“カラーシャンプー ムラサキ”に決定。「ヘアカラーの色合いを長持ちさせたい方から支持を得た」との声。2位は「スティーブンノル(STEPHEN KNOLL)」“カラーコントロール”。3位は、「カラタス(CALATAS)」の“ヒートケアシャンプー パープル”だった。新製品部門の1位は、「ロレアル パリ(L'ORÉAL PARIS)」“エルセーヴオーディナリー カラーロックオイル”。「CMでの打ち出しも多く、購買につながった」と評価。2位は「エムビースタイル(MB STYLE)」“カラーケアエマルジョン”、3位は「パンテーン(PANTENE)」“ミラクルズ カラーシャイン シャンプー”となった。

カラーケア・総合部門

1位 “カラーシャンプー ムラサキ”

「ロイド」

 カラーリングに合わせたアイテムを展開する「ロイド」。“カラーシャンプー ムラサキ”は、ハイトーンカラーの褪色や黄ばみを防ぐシャンプー。ブリーチ後の不自然な黄ばみを防ぐため、反対色である紫色のシャンプーを使うことで黄ばみの彩度を下げる。天然由来の保湿成分であるホホバオイル、マカデミアナッツオイル、コメ胚芽オイル、ヘーゼルナッツオイルなどを配合していて、しっとりした洗いあがり。(300mL、1400円)

2位 “カラーコントロール”

「スティーブンノル」

 ニューヨーク在住ヘアスタイリスト、スティーブン・ノル氏監修のブランド。カラーした髪の色落ちを防ぎ、染めた髪色をキープする“カラーコントロール”シリーズ。カラーでアルカリ性に傾いた髪を弱酸性に整える。全製品共通で、希少性の高いトリュフエキスを採用。髪内部に水分を補い「高浸透カプセル」で、髪に必要なコレステロール、セラミドを届け、毛髪表面をコーティングしてカラーの褪色を防ぐ。(シャンプー500mL、1600円 コンディショナー500mL、1600円 ヘアパック220g、1250円 トライアル10mL+10mL、100円)

3位 “ヒートケアシャンプー パープル”

「カラタス」

 「サロン帰りのヘアカラーと、うる艶髪を持続させたい」という悩みをかなえるべく、カラーリストたちが開発に参加したメイド・イン・ジャパンの「カラタス」。パープルは、ブリーチ後の黄ばみを抑え褪色を防ぎ、特にホワイト系やマット系カラーの色持ちを良くする。保湿成分としてフルボ酸、加水分解コラーゲン、ハチミツを配合。また、ドライヤーやヘアアイロンの熱に反応してダメージを保護補修するヒートケア効果も期待できる。(250mL、1980円)


カラーケア・新製品部門

1位 “エルセーヴ エクストラオーディナリー オイル カラーロック ヘアオイル”

「ロレアル」

 2020年9月に発売された、「ロレアル」史上初となるヘアカラー後のために開発された、デイリーなヘアオイル。ヘアカラー後、色落ちや黄ばみが気になる毛先を中心に塗布する。カラーロック成分(アモジメチコン)がダメージ箇所にアプローチし、髪表面をコーティングして髪の色合いをキープ。ファッションカラー、白髪染めなどに対応していて、カラートーンも暗めから明るめの茶色まで幅広いカラーリングに使える。(100mL、2200円)

2位 “カラーケアエマルジョン”

「エムビースタイル」

 洗い流さないタイプの“カラーケアエマルジョン”。ヘアカラー、ヘアマニキュア、白髪染めなど全てのヘアカラーに対応している。質感は、ベタつかずサラッとしていて伸びが良い。サルビアヒスパニカ種子油などの植物性成分がダメージを補修し髪色をキープ。タオルドライした後に適量を取り、毛先などのダメージ部分を中心になじませるアウトバスのケアに加えて、ヘアマスク前に塗布するインバスでのケアにも使える。(150g、1500円)

3位 “ミラクルズ カラーシャイン シャンプー”

「パンテーン」

 「パンテーン」初のサルフェート無添加シャンプー。色落ちの一因は、開いたキューティクルから色が抜けてしまうこと。サルフェートフリーシャンプーで洗うことでキューティクルを傷つけにくく、ヘアカラー、白髪染めなどヘアカラーした後の色落ちをおだやかにする。ローズとジャスミンの香り。高級美容液カプセルを配合した「ミラクルズ カラーシャイン トリートメント」と併用することで、シルクのような艶のある髪に。(ポンプ480mL、1600円※編集部調べ)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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“田中みな実売れ”したコスメは? 完売したミストからクリームまで

 エンタメ業界のみならずファッションやビューティなど幅広い分野から引っ張りだこの田中みな実。ビューティ業界でも、今年は田中みな実がオススメする製品がバズを起こしたり、完売をするなどトレンドセッターとして注目された。ここでは、そんな“田中みな実売れ”した製品を紹介する。

「クレ・ド ・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」
“ル・セラム(医薬部外品)”

 洗顔後に塗るブースター美容液で瞬時に肌になじみ、滑かでふっくらやわらかな肌へ導く。田中みな実がスッピン写真とともに同美容液についてSNSで語っており、ヒットする要因に。

「エリクシール(ELIXIR)」
“エリクシール シュペリエル つや玉ミスト”

 アットコスメ上半期ベストコスメ大賞3位にもランクインしたミスト。きめ細かいミストがメイクの上からも素肌に届き、潤いを与えて“ツヤ玉”を演出。インスタライブで紹介し売り切れが続出した。

「シャネル(CHANEL)」
“ボーム エサンシエル”

 肌に濡れたような艶を与えるスティック型のハイライト。美容各誌のベスコスも受賞した製品で、田中みな実が出演するアマゾンの番組「ビューティザバイブル」でも紹介し話題に。

「カネボウ(KANEBO)」
“フレッシュ デイ クリーム”

 滑かになじみ、フレッシュな香りで目覚めるような朝時間クリーム。日中の紫外線や乾いた空気など外的刺激による乾燥ダメージから守り、肌にみずみずしいうるおいとしなやかなハリを与える。田中みな実愛用クリームとして人気に。

「スック(SUQQU)」
“オイル リッチ グロウ ルース パウダー”

 パウダーながら美しい艶感をキープするアイテム。発売(2017年9月)からしばらくたっているにも関わらず、生産が追いつかないほどの人気に。

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大本命ロングブーツの迎え方! フェミニンなスカートでこなれコーデに

 ロングブーツがいよいよ本格的にカムバック。さっそく日本でもリアルコーデが出没しています。ブーツ自体に主張があるので、手軽におしゃれがキマり、ニューノーマルにうれしいムードチェンジャーです。国内ブランドの秋冬ルックを手がかりに、今季らしいロングブーツのコーディネートをキャッチしていきましょう。

 スタイリッシュでマニッシュ感のあるロングブーツを履くときには、服で別テイストを醸し出すのが今季流。たとえば、「ローブス アンド コンフェクションズ(ROBES & CONFECTIONS)」のように、春夏にも対応できそうな軽やかなプリーツスカートと合わせることで、互いを引き立て合い、趣の深いコーデに仕上がります。

フレアスカートの甘さを控える役割に◎

 

 ロングブーツは足元にクールな表情を運んでくれます。その持ち味を生かすのが賢いスタイリングです。たとえば、フェミニンなスカートの甘さを少し引き算したい時にうってつけです。

 「チョノ(CHONO)」のフレアスカートは、ドットと鳥柄がファンタジーなたたずまい。レース付きのパーカで“フェミニン×スポーティー”のミックスコーデに整えました。つやめいた黒のロングブーツを迎えることで、スパイスも加わりました。

 2枚目の「ジュン オカモト(JUN OKAMOTO)」は、ラフなニットトップスに、花柄モチーフのロマンティックなワンピースで相反するコーデに。スカートのふんわり感が、ポインテッドトーのスタイリッシュなロングブーツで中和され、シャープな印象に。

タイトスカートに程よいボリュームでメリハリを演出

 装い全体に起伏を与える効果を狙うなら、ブーツの特徴と、服の印象をずらすのがおすすめ。ボリューミーなブーツの場合、スリムなシルエットの服を合わせると、量感にアクセントが加わります。

 ニットのタイトスカートは、細身シルエットでも締め付け感があまりないので、コンフォートな着心地を叶えてくれます。「アカネ ウツノミヤ(AKANE UTSUNOMIYA)」はあえてゴツめのロングブーツを添えて、ボリュームの“ずれ感”を演出。たおやかさとタフさの交差で趣深く整いました。

 くしゅっとたるませて履くロングブーツは、それだけで“こなれ感”を印象づけやすい切り札シューズ。2枚目写真の「フォトコピュー(PHOTOCOPIEU)」は、テーラードジャケットと細身のスカートのすっきりとしたセットアップコーデ。足元に雰囲気が真逆のウエスタン風のベージュ系ロングブーツを迎えることで、おしゃれ上級者感を漂わせています。

シャツワンピースにきちんと感をプラス

 家でもオフィスでも着やすいシャツワンピースは、ニューノーマル下で重宝なアイテムです。細めのヒールで女性らしい、“きちんと感”のあるロングブーツを合わせれば、全体の雰囲気に深みが増します。

 「ニアーニッポン(NEAR.NIPPON)」のシャツワンピースは、柔らかいパウダーピンクが印象的。甘く見えすぎないのは、クールなロングブーツのおかげ。ブーツがしっかり主張する丈を選ぶのがスタイリングのコツ。ベルトに垂らしたスカーフが動きを添えています。

 ブーツを着こなしのアクセントに生かすなら、服との素材の違いを際立たせるのが得策です。白のシャツワンピース×黒のロングブーツといった、はっきりしたコントラストがシャープなイメージをもたらします。2枚目の写真「ネプラ(NEPLA.)」は、コートの裾からちらりと覗くシャツワンピースとブーツの素材違いがくっきり。さらに上からコートを重ねて仕上げた縦長のレイヤードにしなやかな強さを感じさせます。

 薄手のスカートやワンピースなどをシーズンレスで着こなすには、ロングブーツが強い味方となってくれます。こなれ感や縦長のイメージを印象づけるうえでも効果を発揮してくれます。寒さが厳しくなるこれからのシーズンのキーピースに、ぜひ役立ててみては。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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交差点に巨大クリスマスツリー 「バーチャル渋谷」がクリスマスイベントを開催

 渋谷区公認の配信プラットフォーム「バーチャル渋谷」で12月20日から25日まで、バーチャルイベント「バーチャル渋谷 au 5G X’mas」が開催される。

 「バーチャル渋谷」はKDDI、一般社団法人渋谷未来デザイン、一般財団法人渋谷区観光協会を中心とする参画企業で組成する「渋谷5Gエンターテイメントプロジェクト」が運営し、“第2の渋谷”として24時間世界中どこからでも無料でアクセス可能。ハロウィーンイベントには6日間で40万人が参加したという。

 今回は渋谷のスクランブル交差点に42.8mの巨大クリスマスツリーを設置。20日17時からのオープニングトークショーには若槻千夏とYOUが登場する。同イベントでは、シンガーソングライター、エマ・ウォーリン(Emma Wahlin)が「バーチャル渋谷」のために書き下ろした新曲MVを初公開するほか、FPM田中知之による「バーチャル渋谷」限定リミックスバージョンも同時公開する。田中は25日21時からもスペシャルDJセットを披露する。

 ほかにも、ネットフリックス(NETFLIX)のオリジナルシリーズ「今際の国のアリス」第1話の上映や、サンタクロースからのプレゼントボックス探し、クリスマス仕様のハチ公など、イベントや仕掛けも用意する。

 また、25社が参加するプレゼント企画も実施。「バーチャル渋谷」内のフォトブースで写真を撮影し、SNSに指定のハッシュタグとともに投稿すると、「スピック&スパン(SPIK&SPAN)」のニットやストール、ANA旅行券10万円分などが当たるという。

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「トーガ」と「タビオ」がコラボ 漢字デザインから虎柄まで5型のソックス

 「トーガ(TOGA)」はレッグウエアブランド「タビオ(TABIO)」とコラボしたソックスを12月20日に発売する。「トーガ」の直営店、公式オンラインストアと「タビオ」の一部の店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 全5型で、全てオリジナルのシルバーのパッケージに入っている。他の「タビオ」の商品同様、全て“メイド・イン・ジャパン”にこだわった。

 縦にロゴを入れた“カラーパネルソックス”(メンズとウィメンズ、1800円)「トーガ」の2021年春夏コレクションのパターンをデザインした“スモールジャッカードソックス”(メンズとウィメンズ、1800円)を発表。ウィメンズサイズ限定の“バイカラーソックス”(1600円)には甲の部分にシアーな素材を使用した。他にも「トーガ」らしい“タイガージャッカードソックス”(メンズとウィメンズ、2000円)、漢字で“東賀”と書いたロゴが印象的な“カンジジャッカードソックス”(メンズとウィメンズ、2000円)を用意した。

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最新作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の劇中カットを使用 「シック」と「エヴァ」のコラボ第2弾が登場

 シック・ジャパン(SCHICK JAPAN)が展開するシェービングブランド「シック(SCHICK)」は、2021年1月23日の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開を記念して、特別コラボレーションを実施する。

 今回のコラボは、20年5月に実施した「エヴァ×シック 2020」第1弾に続くもの。第1弾で好評を博したカミソリのコラボモデルに加え、映画の公開に先駆けて最新作のカットを使用したオリジナルスティックポスターやオリジナル缶マグネットがセットになった「限定セット」を12月18日に数量限定で発売した。

 同時に、綾波レイ、式波・アスカ・ラングレー、真希波・マリ・イラストリアスのオリジナルデザイン限定バスタオル3枚セットが、抽選で300人に当たるキャンペーンも実施する(同キャンペーンは予告なく終了する場合あり)。

 「シック」は13年から人気アニメ「エヴァンゲリオン」とのコラボを開始。過去4回にわたってさまざまなコラボを行ってきた。中でも機体のカラーリングを模したコラボモデルはいずれも好評を博し、日本のみならず台湾や香港でも販売している。

 今回のコラボについて、「シック」担当者は「13年以来のご縁で『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開記念もコラボができることをうれしく思っている。『特別限定セット』のオリジナルスティックポスターやオリジナル缶マグネットには、新作のカットを使用した。オリジナルスティックポスターは風呂場でも使用が可能なポリプロピレン製となっている。また、抽選で当たるバスタオルは120cm×60cmと大判で、等身大に近いサイズに仕上げ、デザインも細部にまでこだわった自信作。3枚セットなので、当選するとレイ・アスカ・マリの3人分が一度に手に入ることもポイント。せっかく完結編が公開するタイミングなので、手に取っていただいた方にとってうれしいものになれば、と思っている」と話す。

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コレットのドキュメンタリー映画、12月20日にオンライン公開

 最先端のファッションやユニークなイベントなどで知られるパリの伝説的セレクトショップ、コレット(COLETTE)が2017年12月20に閉店するまでの最後の半年間を記録したドキュメンタリー映画「コレット モン アムール(COLETTE, MON AMOUR)」が、20年12月20日にオンラインで公開される。

 ロンドン、ニューヨーク、パリ、東京での特別上映ではポップアップストアがオープンしたが、今回のオンライン公開では「トム ブラウン(THOM BROWNE)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「レゴ(LEGO)」、米玩具メーカーのマテル(MATTEL)などとコラボレーションしたアイテムが、同映画を共同制作したECサイトのハイスノバイエティ(HIGHSNOBIETY)で12月14日に発売された。

 コレットの映画にまつわるコラボレーションは今回がラストとなるが、「トム ブラウン」が刺しゅうを施したスーツを制作した一方で、コレットの店構えを刻印した「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー(OFFICINE UNIVERSELLE BULY)」の石鹸やフランスのバッグブランド「リュニフォーム(L/UNIFORM)」のペンケース、そしてコレット跡地に出店した「サンローラン」とコラボレーションしたルービックキューブなど、手に取りやすいアイテムが主体となっている。

 また、12月4〜6日に上海で開催されたファッションイベント、インナーセクト(INNERSECT)では、オンライン公開に先駆けた試写会も行われた。メンズブランド「クロット(CLOT)」を手掛ける起業家兼クリエイターのエディソン・チャン(Edison Chen)がキュレーターを務めた同イベントでは、「クロット」がデザインしたTシャツやパーカなどがポップアップショップで販売された。

 サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)=コレット(COLETTE)元ヘッドバイヤー兼クリエイティブ・ディレクターは、「素晴らしい締めくくりだ。映画の公開予定日を度々尋ねられていたこともあり、公開を待ち望んでいた。映画の公式サイトでオンデマンド配信を行う。フランス語と英語の吹き替えに加えて、中国語、日本語、ロシア語の字幕にも対応した。ちょっとした記念になればと思い、コラボアイテムも制作した。閉店に対する後悔はないし、とてもホッとしている。コロナ禍で営業を続けるのは本当に大変だ。オンラインの売上げで損失をカバーできたとしても、スタッフにとって難しい状況であることに変わりはない」とコメントした。

 現在アンデルマンは自身のクリエイティブ・エージェンシーであるジャスト アン アイデア(JUST AN IDEA)の代表を務めているが、コンサルタント業務にパンデミックの影響はないという。アンデルマンは限定版のアーティストブックを携えて出版業界にも進出する予定だが、詳細は来年まで非公表だ。

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美容3誌のベストコスメの全部門を発表 マスク必須で「ポーラ」や「エスティ ローダー」のなど安心感のあるスキンケアが上位に

 美容3誌、「美的(BITEKI)」「ヴォーチェ(VOCE)」「マキア(MAQUIA」の2020年上半期ベストコスメが出そろった。ランキングではスキンケアで、「ポーラ(POLA)」の“B.A ローション”や「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”、「シャネル」の保湿クリーム“ル リフト クレーム ドゥ ニュイ”などがランクインしたほか、ベースメイクでは「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”が存在感を示した。

「美的」

 小学館の「美的」の全48部門で総合1位に輝いたのは、スキンケアカテゴリー化粧水部門1位の「ポーラ」“B.A ローション”だ。美容液部門では「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”、乳液部門に「SK-II」の“スキンパワー エアリー”が1位にランクインした。メイク部門では、シングルアイシャドウに「スック(SUQQU)」の“トーン タッチ アイズ 18”、パレットアイシャドウに「ディオール(DIOR)」の“サンク クルール クチュール 689”、リップに「スック」の “コンフォート リップ フルイド フォグ 07”となった。ベースメイクでは、リキッドファンデーションに「シャネル(CHANEL)」の“レ ベージュ タン ベル ミン イドゥラタン”、パウダーファンデーションに「アルビオン(ALBION)」の“ベリーレア エアー”、クッションファンデーションに「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“アンクル ド ポー ルクッションN”、下地に「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”が1位だった。

スキンケア部門

化粧水部門1位
“B.A ローション”「ポーラ」

美容液部門1位
“スキンパワー エアリー”「SK-Ⅱ」

クリーム部門1位
“ル リフト クレーム ドゥ ニュイ”「シャネル」

ブースター1位
“セラム ヴェール”「ONE BY KOSE」

マスク1位
“アプソリュ ゴールデン マスク”「ランコム」

クレンジング1位
“ボタニック クレンジング オイル”「シュウ ウエムラ

洗顔1位
“B.A ウォッシュ”「ポーラ」

目元ケア1位
「クラランス」“トータル アイ インテンス”

メイク部門

シングルアイシャドウ1位
“トーン タッチ アイズ 18”「スック」

パレットアイシャドウ1位
“サンク クルール クチュール 689”「ディオール」

チーク1位
“ボーム エサンシエル ロゼ”「シャネル」

アイライナー1位
“ロングラスティング リキッドアイライナー 03”「アンプリチュード」

アイブロウ1位
“マイクロ ブロー ペンシル 02”「ボビイ ブラウン」

マスカラ1位
“アートエクスプレッショニスト マスカラ 02”「スリー」

ネイル1位
“ネイルポリッシュ 113”「スリー」

リキッドファンデーション1位
“レ ベージュ タン ベル ミン イドゥラタン”「シャネル」

パウダリーファンデーション1位
“ベリーレア エアー”「アルビオン」

クッションファンデーション1位
“アンクル ド ポー ルクッションN”「イヴ・サンローラン」

その他のファンデーション1位
“ザ クリーム ファンデーション”「スック」

下地1位
“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”「クレ・ド・ポー ボーテ」

コンシーラー1位
“ルミナス ペンブラッシュ コンシーラー”「RMK」

ハイライター1位
“ザ グロウ スティック”「アディクション」

フェースパウダー1位
"AQ ミリオリティ フェイスパウダー N"「コスメデコルテ」

その他

ハンドクリーム1位
“バランシング ハンド&アーム クリーム”「スリー」

フレグランス1位
“オーデコロン 晴HALARI”「イトリン」

ボディケア1位
“クレセント ニー トリートメントセラム”「イトリン」

ヘアケア1位
“スーパーポジティブ ダメージリペアシャンプー”、“同 トリートメント”「ザ パブリックオーガニック」

インナーケア1位
“ステムサイエンスドリンクA”「エピステーム」

プチプラ部門

アイシャドウ1位
“アイプランナー F 06”「エクセル」

アイブロウ1位
“眉ティントSVR 01”「フジコ」

マスカラ 1位
“カールキープマジック クリアブラック”「コーセー」

アイライナー1位
“コンシャスライナーカラー 01”「ケイト」

リップ1位
“リップスティック クリーミィマット 108”「ヴィセ アヴァン」

チーク1位
“ライトブラッシュ パプリカ”「オルビス」

ネイル1位
“ネイルポリッシュ N NL18”「エクセル」

ベースメイク1位
“カラースティックコンシーラー”「キャンメイク」

オールインワン1位
“スペシャルジェルクリームN(モイスト)”「アクアレーベル」

クレンジング1位
“オーガニック 柔肌クレンジングミルク”「アルジェラン」

化粧水1位
“オーガニック認証 高保水化粧水”「アルジェラン」

マスク1位
“クリアウェルネスナチュラル ドリップ マスク”「雪肌精」

ファンデーション1位
“デュアルクッション”「フジコ」

ボディケア1位
“全身保湿クリーム”「ミノン」

ヘアケア1位
“リンシングビネガー うるツヤモリンガ”「イヴ・ロシェ」

アウトバスヘアケア1位
“ハイドロリニューミスト モイスチュアリペア”「スティーブンノル」

ツール1位
“エンジェリッチブラシ フェイス&チーク”「ロージーローザ」

「マキア」

 集英社の美容誌「マキア」では、39部門を発表ベスト・オブ・ベスト大賞に、「ファンケル(FANCL)」の“コアエフェクター”、ベスト・スキンケア部門に、「クレ・ド・ポー ボーテ」“クレームヴォリュミザントS”が選ばれた。化粧水部門には「ポーラ」“B.A ローション”、 乳液部門に「アルビオン」“エクシア ラディアンス リニュー リッチミルク”、 美容液部門に「エスティ ローダー」“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”がそれぞれ1位にランクインした。ベスト・メイクアップ大賞には「ディオール」“サンク クルール クチュール 879”が選出された。リップスティック部門では「ルナソル」“プランプ メロウリップス 08”、リキッドリップ部門「スック」“コンフォート リップ フルイド フィグ 06”、 リキッドファンデーション部門に「クレ・ド・ポー ボーテ」“タンフリュイドエクラ マット”、下地部門に「クレ・ド・ポー ボーテ」“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”、 単色アイシャドウ部門に「アディクション」“ザ アイシャドウ ティント 001T”、アイパレット部門に「シャネル」“レ キャトル オンブル 362”がそれぞれランクインした

スキンケア部門

ベスト・オブ・ベスト大賞
“コアエフェクター”「ファンケル」

スキンケア部門ベスト・スキンケア大賞
“クレームヴォリュミザントS”「クレ・ド・ポー ボーテ」

新知見・テクノロジー部門1位
“スパークル タイト セラム” 「アスタリフト」

エイジングケア部門1位
“リフトディメンションセラム” 「コスメデコルテ」

美容液部門1位
“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス” 「エスティ ローダー」

アイケア1位
“トータル アイ インテンス” 「クラランス」

スキンケアライン1位
「KANEBO」“オン スキン エッセンスV、“オン スキン エッセンスF、クリーム イン デイ”、 “クリーム イン ナイト”

化粧水部門1位
“B.A ローション” 「ポーラ」

クリーム部門1位
“ル リフト クレーム ドゥ ニュイ” 「シャネル」

クレンジング部門1位
“プレステジアス クレンジング バーム” 「インフィニティ」

洗顔部門1位
“クラリフィック ディープクレンズ ウォッシュ” 「ランコム」

ブースター1位
“プレステージ マイクロ ユイル ド ローズ セラム” 「ディオール」

乳液部門1位
“エクシア ラディアンス リニュー リッチミルク” 「アルビオン」

敏感肌部門1位
“モイスチュア インストール” 「カルテHD」

ストレスケア部門1位
“リズムコンセントレートα” 「アユーラ」

スペシャルケア部門1位
“アプソリュ ゴールデン マスク” 「ランコム」

クリーンビューティ部門1位
“ミルキィオイルセラム” 「アスレティア」

プチプラスキンケア部門1位
“極潤プレミアム ヒアルロン液” 「肌ラボ」

メイク部門

ベスト・メイクアップ大賞
“サンク クルール クチュール 879”「ディオール」

リキッドファンデーション部門1位
“タンフリュイドエクラ マット” 「クレ・ド・ポー ボーテ」

パウダリーファンデーション部門1位
“ベリーレア エアー” 「アルビオン」

クリームファンデーション部門1位
“ザ クリーム ファンデーション” 「スック」

クッションファンデーション部門1位
“アンクル ド ポー ルクッションN”「イヴ・サンローラン」

下地部門1位
“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”「クレ・ド・ポー ボーテ」

コンシーラー部門1位
“ルミナス ペンブラッシュ コンシーラー”「RMK」

フェイスパウダー部門1位
“ドラマティックフェイスパウダー”「マキアージュ」

チーク部門1位
“コンスピキュア モノチークス 01”「アンプリチュード」

アイパレット部門1位
“レ キャトル オンブル 362” 「シャネル」

単色アイシャドウ部門1位
“ザ アイシャドウ ティント 001T”「アディクション」

アイライナー部門1位
“ロングラスティング リキッドアイライナー 06”「アンプリチュード」

マスカラ部門1位
“アートエクスプレッシュニスト マスカラ 02”「スリー」

リップスティック部門1位
“プランプ メロウリップス 08”「ルナソル」

リキッドリップ部門1位
“コンフォート リップ フルイド フィグ 06” 「スック」

ヘアケア部門1位
“スーパーバウンシー ディープモイスト シャンプー”、“同トリートメント” 「ザ パブリックオーガニック」

スカルプケア部門1位
“ニーム頭皮 セラム”「シロ」

ボディケア部門1位
“クレセント ニー トリートメントセラム”「イトリン」

フレグランス部門1位
“ココ マドモアゼル ロー プリヴェ”「シャネル」

ビューティギア部門1位
“ビューテック レイズ”「リファ」

プチプラメイクアップ部門1位
“デュアルクッション” 「フジコ」

「「ヴォーチェ」」

 講談社の美容誌「ヴォーチェ」では39部門から、スキンケア部門最優秀賞と化粧水部門1位に「ポーラ」の化粧水“B.A ローション”、優秀賞と美容液部門1位に「エスティ ローダー」の美容液“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”が選出された。また、乳液・クリーム部門1位「シャネル」“ル リフト クレーム ドゥ ニュイ”がランクイン。また、メイク部門では最優秀賞に「シャネル」のアイシャドウ“レ キャトル オンブル 362”、優秀賞に「スック」の“ザ クリーム ファンデーション”が選出された。口紅部門に「シャネル」“ルージュ ココ フラッシュ 132”、リキッドルージュ・グロス部門に「スック」“コンフォート リップ フルイド フォグ 07”、アイシャドウパレット部門に「シャネル」“レ キャトル オンブル 362”、単色アイシャドウ部門に「スック」、“トーン タッチ アイズ 16”ハイライト・チーク部門に「シャネル」“ボーム エサンシエル ロゼ”、下地・BB・CC部門に「クレ・ド・ポー ボーテ」“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”がそれぞれ1位に選ばれた。

最優秀賞
“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス” 「エスティ ローダー」

優秀賞
“B.A ローション” 「ポーラ」

スキンケア部門

化粧水部門1位
“B.A ローション”「ポーラ」

美容液・オイル部門1位

“アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス”「エスティ ローダー」

乳液・クリーム部門1位
“ル リフト クレーム ドゥ ニュイ” 「シャネル」

クレンジング・洗顔部門1位
“オルビス ユードット ウォッシュ” 「オルビス」

高級スキンケア部門1位
“プレステージ マイクロ ユイル ローズ セラム”「ディオール」

スペシャルケア1位
“アプソリュ ゴールデン マスク”「ランコム」

スキンケアライン1位
“B.A 第6世代” 「ポーラ」

アイケア1位
“アイクリアエッセンス”「エピステーム」

フレグランス1位
“ココ マドモアゼル ロー プリヴェ”「シャネル」

ボディケア1位
“バランシング フルボディ エマルジョン”「スリー」

ヘアケア・スタイリング部門1位
“スーパーバウンシー ディープモイスト シャンプー、“同 トリートメント” ザ パブリックオーガニック」

プチプラスキンケア1位
“極潤プレミアム ヒアルロン液”「肌ラボ」

メイク部門

最優秀賞
“レ キャトル オンブル 362”「シャネル」

優秀賞
“ザ クリーム ファンデーション”「スック」

口紅部門1位
“ルージュ ココ フラッシュ 132”「シャネル」

リキッドルージュ・グロス部門1位
“コンフォート リップ フルイド フォグ 07”「スック」

アイシャドウパレット部門1位
“レ キャトル オンブル 362”「シャネル」

単色アイシャドウ部門1位
“トーン タッチ アイズ 16”「スック」

ハイライト・チーク部門1位
“ボーム エサンシエル ロゼ”「シャネル」

下地・BB・CC部門1位
“ヴォワールイドラタン ロングトゥニュ”「クレ・ド・ポー ボーテ」

リキッドファンデーション部門1位
“ザ クリーム ファンデーション”「スック」

リキッド・エマルジョン・クッション・スティックファンデーション部門1位
“フュージングオイルグロウ” 「ルナソル」

パウダーファンデーション・フェイスパウダー1位部門
“ペリーレア エアー” 「アルビオン」

アイライナー部門1位
“ザ カラー リキッド アイライナー シナモンブラウン”「アディクション」

マスカラ部門1位
“アートエクスプレッショニスト マスカラ 02”「スリー」

プチプラリップ・チーク部門1位
“ライトブラッシュ パプリカ”「オルビス」

プチプラアイメイク部門1位
“THE アイパレ 04”「B IDOL」

プチプラベースメイク部門1位
“デュアルクッション”「フジコ」

ネイル部門1位
“ネイルポリッシュ 113”「スリー」

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ニューノーマル時代に求められる香りとは? 香水特集でジェンダーについて考えさせられる エディターズレター(2020年10月27日配信分)

※この記事は2020年10月27日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

ニューノーマル時代に求められる香りとは? 香水特集でジェンダーについて考えさせられる

 「WWDジャパン」10月26日号の付録「WWDビューティ」の特集を担当しました。これまでも毎年行ってきた香水特集ですが、今年は新型コロナウイルスで変化する日本の香水市場や海外の香水事情について取り上げました。日本では“おうち時間”が増えたことによりキャンドルやルームディフューザーなどのホームフレグランスが急伸し、フレグランスは外出する時につける特別なものから、日常の一部になっています。一方で以前から香りは日常の一部だった海外では、外出自粛により香水市場は厳しい状況が続いているようです。

 特集を作っていて面白かったのは、米「WWD」の「ニューノーマルの時代で求められる香水とは?」という記事でした。詳しくは特集で取り上げていますが、内容としては、今後支持される香りは「ジェンダーフリー」「パーソナライズ」「クリーン」の3つのキーワードを体現するものということです。これまでの香水ははっきりメンズ・ウィメンズで分かれ、香りを説明するのに“フェミニンなフローラル”“マスキュリンなウッド”など、ジェンダーを男・女に分けた言葉がたびたび使われてきました。また広告も、マッチョの男性が上半身裸な状態で出てきたり、嫌らしいくらいセクシーな表現の広告も当たり前でした(テリー・リチャードソンが撮り下ろした「トム フォード ビューティ」の広告を見てみてください)。

 しかし、ダイバーシティーを大切に思う今の若年層には、そういったセクシストなメッセージは響かなくなっています。確かに今の時代は、“男性を魅了するためにつけるセクシーな香水”“女性にモテる香り”など、異性を意識した打ち出し方はインクルーシブとは言えないのかもしれません。そもそも、今の時代において“セクシー”とは?異性・同性を魅了するもの?自分に自信を持つこと?ほかにはない魅力に誇りを持つこと?人それぞれ、いろいろな答えがあるでしょう。だからこそ、メーカーが一方的に「これをつけたら男性を釘付けにする香りです」と決めつけてしまうのは、違和感を抱かれるのだと思います。

 ただ、特集でインスタグラム媒体を運営するフレグランスベンチャーやユーチューバーにもインビューをしたのですが、彼らいわく反響がいいコンテンツはやっぱり「モテ香水まとめ」「(異性に)褒められた香り紹介」といったものだそうです。だから、異性を意識した香りやメンズ向け・ウィメンズ向け香水、セクシーな香りなどが今後なくなるとは思いませんし、そこには需要があるのは分かります。そもそも香りとはとてもパーソナルでときにロマンチックなものでもありますし。しかし、そのメッセージの発信の仕方を考えないと、今の時代は厳しいのも現実です。ファッションでは、米「ヴィクトリアズ・シークレット」や「アバクロンビー&フィッチ」がセクシー路線で苦戦したのも、まさにそういうことですよね。

 少し話がそれますが、ジャン・パトゥが1930年にデビューした香り“ジョイ”は、世界大恐慌時に彼のクチュールピースを買えなくなってしまった顧客のために、少しでもメゾンのスピリットを纏えるように、という思いで作った香りです。「ニナ リッチ」の“レールデュタン”も、第2次世界大戦後の平和をイメージして作られた香りです。どちらもその時代の情勢や出来事によって生まれた香りで、今も名香として愛されています。新型コロナウイルスや5月に米国で起きた黒人差別も世界中に大きなシフトをもたらしています。ダイバーシティーやサステナビリティへの意識のさらなる高まりはまさにその一部です。そんなニューノーマルの時代ではどんな香りが生まれるのでしょう?

#MILLENIALMIND:ミレニアル世代の記者が、普段の取材や、日頃から気になっているファッション&ビューティのニュースやトピックスをピックアップします。

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