香港のI.Tグループが株式非公開化へ 買い取り総額は174億円

 香港のアパレル企業I.Tグループ(I.T GROUP)は11月6日、英投資会社CVCキャピタル・パートナーズ(CVC CAPITAL PARTNERS)と手を組み、株式を非公開化する計画を発表した。

 これはI.Tグループの創業者であるシャム・カー・ワイ(Sham Kar Wai)会長兼最高経営責任者(CEO)やその一族に属さない発行済み株式を、1株当たり3香港ドル(約39円)と同銘柄の11月30日の終値に対して約55%のプレミアムが上乗せされた価格で買い取るもので、取引総額は1億6800万ドル(約174億円)程度になると見られている。非公開とした後は、ワイ会長兼CEOらの創業者一族が50.65%を、CVCキャピタル・パートナーズが49.35%を保有する。

 1988年に香港でオープンしたリセールショップを前身とするI.Tグループは、好景気の波に乗って事業を拡大し、複数のセレクトショップを運営。「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」、ギャラリーラファイエット(GALERIES LAFAYETTE)、ドーバー ストリート マーケット(DOVER STREET MARKET)などがアジアに進出する際に提携している。また2011年に「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」を手掛けるノーウェア(NOWHERE)を買収したほか、18年には「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」の株式10.9%を取得した。

 近年の小売業では急速にデジタル化が進んでいるが、中でも中国市場は同国の最大手EC企業アリババ(ALIBABA)と第2位のJDドットコム(JD.COM)が独占しており、香港の高級専門店レーン・クロフォード(LANE CRAWFORD)やセレクトショップのジョイス(JOYCE)なども苦戦を強いられている。

 I.Tグループも同じくECの遅れなどによって業績に陰りが見えていたところに、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う休業措置や、香港で長期化している民主化運動の影響によって売り上げが大幅に減少した。20年3~8月期決算の売上高は前年同期比31.8%減の27億3469万香港ドル(約355億円)、純損失は前年同期の7117万香港ドル(約9億2521万円)から3億3707万香港ドル(約43億8191万円)の赤字と損失が膨らんでいた。同社は株式の非公開化について、「これまでもオンラインを強化する戦略を進めてきたが、店舗の売り上げ減少を補うには至っていない。長期的かつ持続可能な成長のため、戦略の見直しや、事業の改革および再構築を進めるために行う」と説明している。

 同社は05年3月に香港証券取引所に上場しており、今回の取引が完了すれば上場廃止となるが、手続きを開始するには株主の承認が必要となる。

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みそだれやきとり「ひびき庵」、民事再生から破産に。事業は「とりビアー」が買収。

2019年8月20日に民事再生法の適用を申請していた、みそだれやきとり「ひびき庵」を経営する株式会社ひびき(本社:埼玉県川越市、代表:日疋 好春)が作成した再生計画案に対して債権者の賛同を得ることができず、12月1日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクが報じた。
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「時短営業に応じない私の姿勢は、テレビ報道では決して伝わらない」自粛警察のイタズラ電話にも屈しない”ユカちゃん”の深イイ話

 コロナ第3波の到来。東京都の時短営業要請が11月28日(土)より始まった。忘年会のキャンセルも相次ぎ、少しでも売上の挽回に励み、要請に応じない飲食店も多数ある。そんな中、東京・新橋で時短営業開始日の4日前、11月24日(火)に新規オープンした「ホルモンユカちゃん」が、今、話題になっている。ユカちゃんの「自粛に応じない姿勢」を多くのニュース番組がこぞって取り上げ、自粛警察のイタズラ電話も発生する事態となった。
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コロナで注目の「一人鍋」。使い捨てのアルミ鍋という発想は新しかった

 今年の忘年会シーズンは、コロナの影響で少人数宴会が中心となることが予想され、各社とも、料理を1人前ずつ盛り分けた宴会プランを作るとともに、一人客を見据えた「一人鍋」にも力を入れている。さて、この一人鍋、実際にお客の評価はどうなの?
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靴磨きチャンピオンが地元京都に「ハーク」を開店 サロン化目指す

 靴磨き店ザ ウェイ シングス ゴー(THE WAY THINGS GO)の元ストアマネジャーで、三越銀座店主催の「靴磨き選手権大会2019」チャンピオンの寺島直希(26)が12月10日、地元京都に靴磨き店「ハーク(HARK)」をオープンする。もともと4月を予定していたが、コロナの影響で延期した。店舗面積は約26平方メートルで、内装とカウンター、棚などの家具は寺島がデザインした。寺島は店舗所在地について、「当時のお客さまが戻ってくれるように、大学在学中に路上靴磨きを始めた祇園四条駅近くと決めていた。女性客にも来店してほしいので、ストイックな雰囲気にならないよう“柔らかさ”を重視した」と話し、一方で家具や床は経年変化しやすい仕上げにするなど男性客も意識した。

 寺島は今年2月に京都でキャリアの原点である路上靴磨きを再開し、コロナ以降は自家用車で京都府内を集配する新サービスを始めた。合わせて東京、神戸、福岡などの百貨店やテーラーで靴磨きイベントを開催していた。

 今後の展望については、「若い革靴、靴磨きファンを増やしたい。そのために、コロナの状況を見ながらだが、有料会員を募って店舗の一部を靴磨きスペースにする予定だ。同じ趣味や嗜好を持った人同士が集まるサロンに育てていきたい」と話す。

 靴磨きを自宅で行う場合、日当たりが悪く底冷えする玄関や炎天下のベランダなどが主で、家族に白い目で見られる男性も多い。そこで店舗に革靴を持参すれば、シューケアグッズは貸し出すサービスを思いついた。「月一ペースで講習会も行いたいし、オリジナルのシュークリームやケアグッズの製作、革靴の販売もしたい。現在シューフィッターの資格を取得中なので、足の悩みに応えつつ、ワンストップで革靴の全てがまかなえるショップにしたい」と答えた。

■ハーク
オープン日:12月10日
時間:11:00〜19:00
定休日:不定休
住所:京都府京都市中京区三条通高倉東入桝屋町53-1

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「バーバリー」がファッション学生に残布を寄付するプロジェクトを発足

 バーバリー(BURBERRY)は英国ファッション協議会(British Fashion Council以下、BFC)と組んで、学生支援にフォーカスした「リバーバリー ファブリック(ReBurberry Fabric)」プロジェクトを発足する。ファッション業界で学ぶイギリス国内の学生に残布を寄付する取り組みだ。業界全体で他ブランドや学校が協力して、次世代育成のために実用的な支援を提供する仕組みづくりを目的とする。

 残布の寄付先は、BFC内のファッション業界のサステナビリティ推進に取り組むインスティチュート・オブ・ポジティブファッション(Institute of Positive Fashion)や、学生育成に特化したカレッジス・カウンシル(Colleges Council)が、ライターのチャーリー・ポーター(Charlie Porter)とサラ・ムーア(Sarah Mower)と協力して管理する。

 バーバリーのパム・バティ(Pam Batty)=コーポレート・レスポンシビリティー部門バイス・プレジデントは、「取り組みの目的は、全国の次世代の多様な層に意味のある支援を行うこと。このコミュニティーにサステナブルな方法で資源を提供することで、クリエイティビティーを生み出し、勉強を続けるために必要なツールを届けることができる。寄付によってどのようなポジティブな影響が学校や学生に起こるか楽しみにしている。業界全体で学生のコミュニティーを支援していくきっかけになることを願っている」と語った。

 BFCのキャロライン・ラッシュ(Caroline Rush)最高経営責任者は、「BFCの取り組みの優先事項の1つはファッションデザインを発展させながら、業界の循環型モデルの取り入れを前進させること。バーバリーと協力して、全国の学生が高品質の生地を手に入れられるよう支援できることを光栄に思う。最終的な目標は、ブランドが寄付をしやすくなる新しいモデルを見つけること。サステナビリティに取り組もうとしている学生の支援にもつながる。このプロジェクトを通して、ブランドがどのように次世代のデザイナーをサポートしていけるかについての対話を増やしたい」と述べた。

 バーバリーは、ほかにもコミュニティー支援に焦点を当てたサステナビリティ促進の取り組みを行なっている。11月には、イングランド代表サッカー選手と活動家のマーカス・ラッシュフォード(Marcus Rashford)とパートナーシップを組み、チャリティー団体FareShare(フェアシェア)を通して20万食分におよぶ資金提供を行った。またマンチェスターやロンドンをはじめとする世界中の青少年団体を支援し、教育の提供から若いアーティストや起業家のサポートを行なっている。

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「オーシャントーキョー」の高木琢也代表 バズった「カリスマシール」の裏側を語る

 人気ヘアサロン「オーシャントーキョー(OCEAN TOKYO)」の高木琢也代表が10月に始めた“カリスマシール”の施策が話題を集めている。高木代表を含めた同サロンの9人の幹部のシールを作り、オリジナルヘアケア「オーシャントリコ アンサーシャンプー」か「同 トリートメント」を購入すると1枚付いてくるという企画で、シールが数量限定ということもありSNSで大いに“バズった”。ここではその背景や目的を、企画の発案者でもある高木代表に聞いた。

WWD:企画を思い付いたきっかけは?

高木代表(以下、高木):僕はいつもスタッフやメディアに「自分たちの仕事は髪をカッコよくするのは当たり前で、プラスアルファがないとだめ」と言っていて、考え方のベースは常にそこにあります。商品にしても、使って髪がきれいになるのは当たり前で、さらなるワクワク感を提供したいと考えていました。髪だけじゃなく心を動かすものを作りたかったんです。シールに関しては、僕自身も「ドラゴンボール」や「キングダム」の“どの種類が入っているか分からない”シールでワクワクした経験があるので、以前からうちでもやりたいと考えていました。そのうちにコロナ禍で世の中のムードが沈んでしまい、改めてお店に来てくれる人にはワクワクしてほしいという思いが強くなったので、このタイミングでスタートしました。

WWD:バズりましたね。

高木:狙い通りですね。バラエティーショップでも販売しているのですが、とある店舗では(シャンプーが)1カ月に400本売れれば大ヒットとされるところ、1日で400本売れたみたいです。

WWD:バズらせるためにこだわったポイントは?

高木:一番こだわったのは「キラシールじゃないとだめ!」ということ(笑)。普通のシールならもっと作りやすかったけど、キラキラしていないとアガらないですよね。あとディテールにもかなりこだわりました。例えば僕のシールは、ヘアコンテスト(業界最大級の「ホットペッパービューティー」主催のヘアコンテスト)で3連覇しているのでトロフィーが3つあって、背景が富士山で、天下を取った将軍がひれ伏しているんです(笑)。幹部たちのシールに関しても「いつも自分が着ているような服にしよう」と話したほか、例えばフェードスタイルが得意な七五三掛代表はバリカンを持っていたり、パーマが得意な森田店長のパーカのフードにロッドが入っていたりと、個性を出すためのアイデアは時間をかけて練りました。

WWD:確かに、見れば見るほどこだわりを感じる。

高木:そうですね。あとこれは仕事にも通じるところがあって、僕は「技術の細部へのこだわりが個性を生んで、その個性を打ち出せないとスタイリストとして売れない」と考えているんです。このシール作りを通してそのことが伝われば、という裏の狙いもあります。

WWD:シールになった幹部たちも絶対嬉しいと思う。

高木:幹部たちも喜んでくれたし、その下のスタッフたちも「自分も頑張ればシールになれる!」と夢を持ってくれたと思います。一人のスターがいる会社はたくさんあるけど、当社はそうではなく、全員にスターになってほしいと考えているんです。僕だけでなく、幹部たちのシールも作ったことで、その姿勢を表現したつもりです。幹部が9人いるので、よく最近の幹部会では「(人気漫画『鬼滅の刃』になぞらえて)自分を“柱”だと思ってそれぞれの店舗を盛り上げてほしい」と話しています。そうすると、幹部から「高木さんはどの“柱”ですか?」と言われてしまうんですか……。

WWD:どの“柱”ですか?

高木:いや、お館様(産屋敷耀哉)しかないでしょう(笑)。

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「プレゼントですか?」と言われないための脅迫を懺悔 エディターズレター(2020年9月11日配信分)

※この記事は2020年9月11日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「プレゼントですか?」と言われないための脅迫を懺悔

 脅迫罪の時効は、3年だそうです。ということで既に時効が成立しておりますので、本日は私の懺悔をお話します。気恥ずかしさゆえ迷走を極め、美容部員をビビらせていた買い物の話です。

 数年前は「イプサ」の化粧液、「ME」こと「メタボライザー」を愛用していました。この化粧液、肌実感はもちろん、価格と使いやすさ、そして男子の自宅にも溶け込むデザインで、ものすごく気に入っていたのです。最初は思い切って、横浜高島屋のカウンターで肌診断。自分の肌が、「ME」独自のマトリックスで「右上」のゾーンに位置することを知ると、次回以降はカウンターに行っても「『メタボライザー』の右上で、美白とかないヤツください」とだけ発声。「よろしかったら、コチラにどうぞ」とカウンターを勧められても「イヤ、急いでいるので」とだけ返し、「あ、でも青い石鹸のサンプルがあったらください」と付け加え、「クレンジング マリンケイク」の試供品はちゃっかりゲットしておりました。出張にちょうどいいんです、コレ(笑)。ちなみに、青い石鹸が「クレンジング マリンケイク」という名称なのは、知っていました。が、「男子なのに、製品名がスラスラ言えるなんて恥ずかしい」というナゾな自意識が働き、「青い石鹸」という言葉を繰り返したのです。

 そう、今思えば「気恥ずかしかった」のです。その気恥ずかしさは徐々にこじれ始め、ある時、「そうか。ビューティ業界の人を装えばいいんだ!」との考えに達し、以降は比較的通好みなビューティブランドのショッパーを持って「イプサ」のカウンターに向かう、という行為に発展します。当時愛用していたショッパーは、「ジョンマスターオーガニック」や「ウカ」。今思えば、こんなショッパー持っても美容部員さんはビューティ業界人とは思わず、「あぁ、本当にビューティ好きな男性なのね。うれしいわ」って考えるでしょうが(笑)、本人は業界人を装っています。ショッパーを持って、なんとなく眉間にシワを寄せながらカウンターに向かい、コルトンとかコフレをチェックして“業界人感”を表現し、最速で立ち去っていたのです。なんてプレッシャーな顧客でしょう。振り返れば「軽い脅迫?」と思いますが、男子は男子なりに大変なんですよ(笑)。横浜高島屋の皆様、ご迷惑をお掛けしました。ちなみに「キールズ」の「ナイト モイスチャー マスク」も愛用しておりましたので、季節に1回は全く同じことを「キールズ」のカウンターでも繰り返しておりました。重ねてお詫び申し上げます。

 ということで、しばらく前に話題になった「いちとせしをり」さん(Twitter検索をどうぞ!)が、「プレゼント用ですか?」と聞かれずにコスメが買えた喜びを語ったツイートには、大変共感した次第です。さすがに私は、もはやジェルネイルの指で伊勢丹新宿本店の地下2階でオーガニック&ナチュラルコスメを物色してもへっちゃらですが(美容部員さんは、尚も(さらに!?)ビビってるかもしれませんw)、「プレゼント用ですか?」に傷つく人は多いって言いますよね。私もいまだウィメンズのスポーツウエアを物色している時は、「プレゼントをお探しですか?」なんて話しかけられないよう、変なオーラを出しているフシがまだまだあります。「接客バリア」を発動しているのです。そう考えるともうこの言葉、ショップスタッフから発しなくても良いのかな?って思います。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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特別な日を華やかに彩るテーブルウェア

こんにちは。

クリスマスも目前。今年はご自宅で過ごされる方も多いのではないでしょうか。

ご自宅にいても、腕を振るった料理でご家族やパートナーと食卓を囲むだけで、どこか気分が上がります。

本日は、そんな特別な日を華やかに彩るテーブルウェアをご紹介します。

 

銀座本店では、スタイリッシュなデザインで人気の<スガハラ>の期間限定ストアを開催中。

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通常お取扱いのない箸置きや花瓶をはじめ、グラスやプレートなどバリエーション豊富に揃います。

職人が一つひとつハンドメイドで作り上げるコレクションは、美しさを堪能できる逸品。特別なひとときをプラスしてくれます。

オンラインストアはこちらから>>>

 

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<エルキューイ レイノー>は、サンゴモチーフが印象的。食卓が華やかになり、これからのパーティーシーズン、ゲストをもてなすのに活躍してくれます。

色鮮やかなカラーとメタリックカラーを組み合わせたチェーン柄のプレート・カップは、<ノリタケ>とコラボレートしたバーニーズ ニューヨーク限定アイテム。お料理をより一層引き立てます。

オンラインストアはこちらから>>>

 

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イタリア発<アイヴィヴィ>は、シンプルでエレガントなフォルムが特徴。

光の屈折により、キラキラと輝く効果が美しいプレートやボウルをご用意しています。

 

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陶磁器のピースを、ゴールドで繋ぎ合わせた斬新でモダンなデザインが人気の<セレッティ>。

一枚で、食卓を華やかに演出してくれます。

 

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ティータイムに欠かせないマグカップもご用意しています。

お気に入りの柄やカラーのカップで、心温まるひと時をお過ごしください。

 

IMG 1440 特別な日を華やかに彩るテーブルウェア

このほかにもバーニーズ ニューヨークでは、オーナメントをはじめ、オブジェ・アドベントカレンダーなど自宅を華やかに彩るアイテムをご紹介しています。

 

素敵なホリデーシーズンをお過ごしくださいね。

 

POP UP STORE

SGHR

開催中 – 12/27 SUN. 銀座本店3F

 

HOLIDAY 2020

GIVE GOOD GIFT

https://www.barneys.co.jp/gift/holiday-2020lp.html

 

※店舗によりお取扱いアイテム・ブランドが異なります。詳しくはスタッフにおたずねください。

「ズッカ」が「デサント」とコラボ 機能性とデザイン性を融合した全12アイテム

 「ズッカ(ZUCCA)」はスポーツブランド「デサント(DESCENTE)」とのコラボコレクションを発売した。

 12月4日から「ズッカ」代官山店、渋谷パルコ店、ルクア大阪店で、11日からは公式オンラインストアで取り扱う。

 “エレメンツ(Elements)”をコンセプトに「デサント」の持つハイテク技術や高機能素材と「ズッカ」のデザイン性を融合したコレクションだという。防寒に優れた冬にぴったりのアイテムがそろっている。

 風を通しにくいメタリックな生地が特徴のウインドブレーカー(3万6000円)、断熱素材“3M シンサレート(3M THINSULATE”を使用したパディングブルゾン(4万5000円)、プリーツスカート付きのベルト(1万7000円)、裏起毛のワンピース(2万2000円)、摩擦を軽減したスカラップブラ(1万7000円)とレギンス(1万8000円)、ショート丈のダウン(5万9000円)、ジップアップジャケット(4万3000円)、ロゴのテープがデザインされたフーディー(2万9000円)とパンツ(1万9000円)、グラフィックが特徴のロングTシャツ(1万8000円)、ミニマルなフーディー(2万1000円)を用意した。

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「ズッカ」が「デサント」とコラボ 機能性とデザイン性を融合した全12アイテム

 「ズッカ(ZUCCA)」はスポーツブランド「デサント(DESCENTE)」とのコラボコレクションを発売した。

 12月4日から「ズッカ」代官山店、渋谷パルコ店、ルクア大阪店で、11日からは公式オンラインストアで取り扱う。

 “エレメンツ(Elements)”をコンセプトに「デサント」の持つハイテク技術や高機能素材と「ズッカ」のデザイン性を融合したコレクションだという。防寒に優れた冬にぴったりのアイテムがそろっている。

 風を通しにくいメタリックな生地が特徴のウインドブレーカー(3万6000円)、断熱素材“3M シンサレート(3M THINSULATE”を使用したパディングブルゾン(4万5000円)、プリーツスカート付きのベルト(1万7000円)、裏起毛のワンピース(2万2000円)、摩擦を軽減したスカラップブラ(1万7000円)とレギンス(1万8000円)、ショート丈のダウン(5万9000円)、ジップアップジャケット(4万3000円)、ロゴのテープがデザインされたフーディー(2万9000円)とパンツ(1万9000円)、グラフィックが特徴のロングTシャツ(1万8000円)、ミニマルなフーディー(2万1000円)を用意した。

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「ポルシェ」初のフル電動スポーツカー“タイカン”のポップアップストアが東京・原宿にオープン

 ポルシェジャパンは、「ポルシェ(PORSCHE)」初のフル電動スポーツカー“タイカン(TAYCAN)”のポップアップストア「ポルシェタイカン ポップアップ原宿(PORSCHE TAYCAN POPUP HARAJUKU)」を12月8~19日に東京・原宿の商業誌設ジング(JING)にオープンする。サステナブルなスポーツカーとして注目を集めた昨年にデビューし、さらにパワーアップした2021年モデルの登場だ。

 “タイカン”は、車体の前後に2基の電気モーターを搭載し、“タイカン ターボS”は0-100km/hで2.8秒の加速力と航続距離が最長426kmという高性能を実現した。さらに走行時にCO2を発生させず、軽量でリサイクルが可能なアルミニウムをボディーに、有機素材であるオリーブの葉を用いたクラブレザーやリサイクル繊維をインテリアに使用するなどサステナビリティに配慮した点が大きなポイントだ。

 外壁の巨大LEDスクリーンにコンセプトである“Soul electrified(電動化された魂)”と映し出された会場では“タイカン”の展示と合わせて、事前申し込みの抽選による試乗もできる。

 また会期中、アメリカの現代アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)とコラボレートした作品“クリスタル エローデッド ポルシェ911(CRYSTAL ERODED PORSCHE 911)”や、ドイツのポルシェミュージアムに所蔵されている1955年製造の“ポルシェ356A”も特別展示。併せて、バーチャルなワンメイクレース(eスポーツゲーム)“ポルシェEスポーツレーシングジャパンシーズン2”の決勝戦に合わせてカップカーも展示される予定で、ファッションディレクターの小木“POGGY”基史らをゲストに迎えたトークショーを行うなど多彩なコンテンツを企画している。

 70年以上続く「ポルシェ」の伝統と革新の歴史を身近に感じるイベントだ。

■ポルシェタイカン ポップアップ原宿
日程:12月8~19日 11:00~20:00
場所:東京都渋谷区神宮前6丁目35番6号 JING(ジング)

問い合わせ先
ポルシェコンタクト
0120-846-911

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「アメリ」が表参道にビンテージショップを出店 11月にオープンした上海店は月商1500万円ペース

 ECが主販路のウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」を運営するビーストーン(黒石奈央子最高経営責任者=CEO)は12月19日、東京・表参道地区にブランドビンテージアイテムに特化したショップ「アメリ ヴィンテージ(AMERI VINTAGE)」をオープンする。これに先駆け、11月16日には中国・上海の商業地、新天地に海外1号店を出店しており、これで実店舗は代官山、新宿ルミネ2、心斎橋と合わせて5店になる。

 インスタグラムでの発信力を強みに、同社はコロナ禍の20年7月期も売上高が前期比10%増の33億円となるなど好調に推移している。表参道店は東急プラザ原宿にほど近い建物の2階にオープンし、売り場面積は約66平方メートル。表参道店でも「アメリ」を扱ってほしいという要望がファンから多数出そうだが、同店は「シャネル(CHANEL)」「セリーヌ(CELINE)」などのビンテージアイテムのみを扱い、「アメリ」は販売しない。代官山に1号店を出した当初のコンセプトもビンテージアイテムのセレクトショップだったが、オリジナルの「アメリ」の反響が大きくなり、「アメリ」を中心にビンテージアイテムを差し込む今の形になっていた。「2014年のブランド設立から6年目となった今、原点回帰して、改めてビンテージショップをオープンしたいと素直に思った」と黒石CEO。

 11月に出店した上海店は、現地の大手セレクトショップ「I.T」なども出店するビルの2階にある。売り場面積は約132平方メートル。「オープン以来の売り上げは計画通りに推移している。月額100万元(1500万円)の売り上げが継続的に見込める」と広報担当者。16日のショップオープンには、現地SNS「ウェイボー(WEIBO)」などで10万人以上のフォロワーをもつインフルエンサー12人などを招待した。「もともと越境ECの『Tモール グローバル』でブランドを知っていて、それが実際に試着できるということで来店した客も多かった」という。「Tモール グローバル」での販売は12月末をめどに終了し、「Tモール」に21年2月末に出店する予定。中国でも、日本と同様に主販路はECとしていく考え。

 上海で人気の商品は、ニットベストをレイヤードしたロングシャツ(日本での小売価格2万円)やオリジナルのアート柄プリントのワンピース(2万2000円)、スーパー110のウール糸を使用したダッフルコート(3万7000円)など。現地での販売価格は日本の約1.5倍。

■「AMERI VINTAGE」表参道店
住所:東京都渋谷区神宮前4-31-5、2階
営業時間:11時~20時(※12月19日オープン予定)

■「AMERI」上海新天地店
住所:上海市黄浦区区兴业路123弄6号2楼01单元 上海新天地时尚1、2階

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映画「ミッドナイトスワン」ヒロインの服部樹咲 気鋭のクリエイターが手掛ける新作ビジュアルムービーに主演

 映画「ミッドナイトスワン」でヒロインを務めて話題となった服部樹咲が、気鋭のクリエイターたちが手掛ける新作ビジュアルムービー「A Walk in the Woods」に主演。12月7日にユーチューブで公開となった。

 服部樹咲は、全国151館の中規模映画ながら観客動員数30万人を超え、興行収入5億円を突破した今年話題の映画「ミッドナイトスワン」でデビューした新人俳優。報知映画賞で最優秀新人賞を受賞し、俳優としてはもちろん、すらりと長い手足や透明感のある表情から新たなビューティミューズとしても注目を集めている。

 「A Walk in the Woods」のプロデュースには、「とんかつDJアゲ太郎」のメガホンを取り、20代ならではの表現や発想で新たな映画を提案し続ける映画監督の二宮健。監督は、藤井直人監督「デイアンドナイト」やYUKI SAITO監督「たぶん」などに音楽家として参加する傍ら、カメラマンや映像作家としても活動の幅を広げている同じく20代の堤裕介が務めた。

 ストーリーは、牧場で働くある少女の日常を描いた物語。セリフではなく、表情と動きだけで心の機微を表現し、繊細な心情を描き上げたビジュアルムービーとなっている。透明感ある映像が生み出す生命力と、包み込むような静かな音楽にも注目だ。

 作品について、主演を務めた服部樹咲は「セリフはなく、自然の中で生き、牧場で働く少女という役どころだったので、少女の気持ちに寄り添いながら表情や体で表現した。自然が豊かなところでの撮影だったので、とても空気がおいしく、のびやかに撮影することができた。素敵な映像になっていると思うのでたくさんの方に観てほしい」と語っている。

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シップスが米サウスウィックの商標を獲得 MADE IN USA復活も視野に

 シップス(東京都、三浦義哲社長)はこのほど、米国・マサチューセッツ州のメンズクロージングファクトリー、サウスウィック(SOUTHWICK)のグローバル商標を、米ブルックス ブラザース(BROOKS BROTHERS)傘下のゴールデンフリース・マニュファクチャリンググループ(GOLDEN FLEECE MANUFACTURING GROUP)から譲渡されたと発表した。シップスの子会社であるエム・エス・ティーが日本でサウスウィックの代理店を務めていたことが縁で商談に発展したという。米ブルックス ブラザースは破たんに伴い、サウスウィックを含む米国内の3工場を8月15日に閉鎖していた。

 サウスウィックは1929年の創業で、アメリカントラッド服の生産拠点としてブランド化されていた。2008年にゴールデンフリース・マニュファクチャリンググループが買収し、以降は「ブルックス ブラザース」のスーツやジャケットなど重衣料を生産していた。コロナ禍ではマスクや医療用ガウンも製作した。

 シップスは2021-22年秋冬シーズンから“MADE IN USA”にこだわらないさまざまな製品を作り自社店舗で販売する予定で、一方でアメリカ製復活についても「検討している」という。

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瀬戸内の色を世界へ 香川発ウィメンズブランド「サヌア」が始動

 メンズブランド「カーリー(CURLY&CO.)」を手掛ける川北縫製(香川・さぬき)が、ウィメンズブランド「サヌア(SANUA)」を立ち上げた。クリエイティブ・ディレクターに「ソマルタ(SOMARTA)」の廣川玉枝デザイナーを起用し、瀬戸内の色にフォーカスしたコレクションを提案していく。12月6日に「カーリー」直営店だった「ザ ウェフト 青山(THE WEFT AOYAMA)」を「サヌア」直営店に切り替え、再オープンした。

 ファーストコレクションは“ブルー”をテーマに、シャツやワンピース、コート、スカートなど約25型をそろえる。価格帯は5000〜7万5000円ほど。「初めてさぬきを訪れたとき、その美しさに感動した」(廣川デザイナー)と語る瀬戸内海の青を、自然由来の色素で染める“ボタニカル・ダイ”で表現した。同ブランドでは瀬戸内海の塩で生地を洗浄し、わずかに化学染料を加えて発色と色味を長く保つ独自の技法を用いている。

 アイテムのほとんどを布帛(織り物)ではなくカットソーで制作するのも特徴だ。川北縫製の川北繁伸代表は「われわれは長らくカットソー専門の工場としてやってきた。業界には“カットソーは布帛の下”というイメージを持っている人も多いが、それを覆したい」とブランドへの思いを語る。廣川デザイナーを起用したのは、「カットソーの概念を変えるためには、斬新なクリエイティビティが必要。廣川さんのこれまでの作品を見て、『この人だ!』と思った」と説明する。廣川デザイナーは「お話をもらって、川北さんの考えや物作りの姿勢に共感した。ゼロベースからのスタートだったが、さぬきを訪れて“地元の自然にフォーカスする”という方向性が定まり、今の形になった」と話す。

 ブランド名は“静寂の中に生命を響かせる”を意味するサンスクリット語から生まれた。春夏、秋冬とシーズンで区別せず、ファースト、セカンドとコレクションを積み上げていく。

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「ケイト」が繰り返し使えるマスクを発売 小顔効果を備え、なりたい印象に合わせて選べる4色をラインアップ

 カネボウ化粧品のセルフメイクブランド「ケイト(KATE)」は12月15日に、“小顔シルエットマスク”を数量限定で発売する。価格は2枚入りで900円。(編集部調べ)

 同ブランドはマスクの着用が常態化した生活の中で“マスクもメイクの一部“と考え、“小顔シルエットマスク”を開発。伸縮性のある素材でフェイスラインがすっきり見える立体形状を採用し、フェイスラインにシャープなラインを入れることで小顔に見えるデザインにこだわった。吸水速乾で、洗って繰り返し使用できる。

 カラーはなりたい印象やメイクに合わせて選べる全4色をラインアップ。スキンカラーコントロール発想から導いた肌を明るく引き立てるブラック、ピンク、ラベンダー、ライトベージュをそろえる。さらに、公式サイトなどでマスクに合うアイメイクも提案する。

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吸水ショーツを取り扱う「ナギ」が初のポップアップを開催 新色アズキの先行販売も

 吸水ショーツを取り扱うフェムテックブランド「ナギ(NAGI)」は、12月11〜13日の期間限定で表参道にポップアップストアをオープンする。ブランドの世界観を表現した空間で、一般的には購入場所が限られていることから実際に触れてから購入できる場所を提供。今回、新色アズキも先行販売する。

 「ナギ」は、女性向けエンパワーメントメディア「ブラスト(BLAST)」を運営する石井リナCEO(最高責任者)が立ち上げたフェムテックブランド。今年5月に発売した第一弾の吸水ショーツは、スリム(5250円)、スタンダード(5400円)、フル(5800円)の3タイプをそろえる。

 「ナギ」の吸水ショーツは、生理中も紙ナプキンなどを使わずに過ごせて、スタンダードタイプは1枚でおよそナプキン3枚分の吸収量(30mL)を実現、加えて防臭機能、制菌効果(菌を減らす効果)のある機能素材を使用している。使用後はぬるま湯に20分ほど浸し汚れを落としてから洗濯ネットに入れて洗濯機で洗うことで繰り返し使うことができる、環境にも配慮したサステナブルなプロダクトとしても注目されている。

■「ナギ」ポップアップストア
日程:12月11〜13日
時間:10:00〜19:00
会場:マハール
住所:東京都渋谷区神宮前5-12-1 マハール表参道1階

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スロバキアの自然派コスメブランド「マイロ」上陸

 スロバキア発のスニーカーブランド「ノヴェスタ(NOVESTA)」を展開するクラインシュタインはこのほど、スロバキア発のスキンケアブランド「ミロ(MYLO)」の取扱いをスタートする。12月10日から日本版公式サイトを公開し、17日からは東京・南青山のギャラリースペース「シュタインボックス(STEINBOX)」で展示会を行う。

 「ミロ」は、バルボラ・ガジョヴァ(Barbora Gazova)が2013年にスタートしたスキンケアブランドで、石鹸やオイル美容液、保湿クリーム、マッサージオイルなどを展開している。生産者の人権に配慮した原料を使用。パッケージは99%は再利用可能なリサイクル素材を使用したボトルと再生紙で構成するなど、環境に配慮し、生産から消費まで不必要な廃棄物を減らしているという。創業者のバルボラ・ガジョヴァは「自ら作り、使用し続けていく中で、純粋な自然由来の原料から作られたエシカルな化粧品は、ドラッグストアで購入できる市販製品よりもずっと肌にいいということを体感している」とコメントしている。

 12月17〜20日に実施する展示会では「ミロ」のシグネチャーであるオイル美容液「フローラ」「スビエジョスチュ」、マッサージオイルの「ネズノスチュ」、シアバター配合のボディ用保湿クリーム「トロイルジャ」、フットケア用の保湿クリーム「ノヒボセー」を紹介する。

■Mylo Slovakia POP-UP
日程:12月17〜20日
場所:STEINBOX(シュタイン・ボックス)
住所:東京都港区南青山4-24-4 TK HOUSE B1F
時間:13:00〜18:00(要事前予約)

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スロバキアの自然派コスメブランド「マイロ」上陸

 スロバキア発のスニーカーブランド「ノヴェスタ(NOVESTA)」を展開するクラインシュタインはこのほど、スロバキア発のスキンケアブランド「ミロ(MYLO)」の取扱いをスタートする。12月10日から日本版公式サイトを公開し、17日からは東京・南青山のギャラリースペース「シュタインボックス(STEINBOX)」で展示会を行う。

 「ミロ」は、バルボラ・ガジョヴァ(Barbora Gazova)が2013年にスタートしたスキンケアブランドで、石鹸やオイル美容液、保湿クリーム、マッサージオイルなどを展開している。生産者の人権に配慮した原料を使用。パッケージは99%は再利用可能なリサイクル素材を使用したボトルと再生紙で構成するなど、環境に配慮し、生産から消費まで不必要な廃棄物を減らしているという。創業者のバルボラ・ガジョヴァは「自ら作り、使用し続けていく中で、純粋な自然由来の原料から作られたエシカルな化粧品は、ドラッグストアで購入できる市販製品よりもずっと肌にいいということを体感している」とコメントしている。

 12月17〜20日に実施する展示会では「ミロ」のシグネチャーであるオイル美容液「フローラ」「スビエジョスチュ」、マッサージオイルの「ネズノスチュ」、シアバター配合のボディ用保湿クリーム「トロイルジャ」、フットケア用の保湿クリーム「ノヒボセー」を紹介する。

■Mylo Slovakia POP-UP
日程:12月17〜20日
場所:STEINBOX(シュタイン・ボックス)
住所:東京都港区南青山4-24-4 TK HOUSE B1F
時間:13:00〜18:00(要事前予約)

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瀧定名古屋が太陽光を利⽤した蓄熱保温素材を開発 寒さ対策とユニホーム業界に提案

 繊維商社の瀧定名古屋は、太陽光を利⽤した蓄熱保温素材「ウォームダール(WARMDART)」を開発し、2021-22年秋冬シーズン向けから販売する。

 再⽣可能エネルギーである太陽光を利⽤して熱を作り出し、暖かさを⽣み出す機能が特徴で、同社の測定によると通常の繊維と比較して10℃以上暖かい温度差があるという。従来の蓄熱保温素材は、主に⿊⾊の吸収材料が使⽤された黒やグレーの商品が中心だが、「ウォームダール」は⽩⾊も含めた明度が⾼い⾊相へのカラーリングも可能だ。

 瀧定名古屋の担当者は「ファッション性の⾼い⾐料だけでなく、短時間で体を温めることが可能なことから、スポーツのほか、漁業や林業、運送業界など屋外で仕事をするユニホーム分野など用途は幅広い」と話す。

 瀧定名古屋は1864年の創業で、20年1月期の売上高は629億円。従来から技術力に定評があり、これまで300種類以上の素材を開発している。

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「0秒」のパクリ? 進化系? レモンサワー飲み放題、ホルモン食べ放題の大衆ホルモン酒場「レモホル酒場」は意外とイケてた

 レモンサワーがセルフ飲み放題、ホルモン食べ放題の「レモホル酒場」が大阪に登場し、話題になっている。11月21日に1号店を寝屋川市の香里園店、11月24日に2号店の天満店をオープン。早速、天満店に潜入取材を行った。関西には未上陸の大繁盛店「0秒レモンサワー 仙台ホルモン焼肉酒場 ときわ亭」に酷似しているようにも思われるが、その実態は?
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相澤陽介が北海道コンサドーレ札幌の新ユニホームを「ミズノ」と共同で製作 

 「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の相澤陽介デザイナーは、「ミズノ(MIZUNO)」とタッグを組み、自身がクリエイティブ・ディレクターを務めるサッカー・Jリーグの北海道コンサドーレ札幌(以下、コンサドーレ)の新ユニホームを製作した。オーセンティック及びレプリカユニホームの予約販売は1月中旬に開始する。

 選手たちが2021年シーズンにメインで着用するユニホームは、コンサドーレの伝統カラーである赤と黒の縦縞を採用。シャツの袖や裾、パンツの裾には、赤黒のチェッカー柄を配し、クラブとサポーターが一体となり選手を鼓舞していくという思いを込めた。また素材にもこだわり、速乾性とストレッチ性に優れた「ミズノ」の“ドライサイエンスストレッチ”を採用し、プレー中の激しい動きの中でも高い快適性を追求した。

 相澤デザイナーは「今回のユニホームは、『ミズノ』の協力のもと、独自のパターンメイキングから、コンサドーレのみが使うオリジナルボディーを製作した。クラブ、選手、サポーターにとってコンサドーレという存在は“唯一無二”なものであり、ユニホームはクラブの顔、そして文化だと常々感じてきた。『ミズノ』には、その思いに対して真摯に向き合っていただき、全アイテムをオリジナルで製作することができたことに感謝している」とコメントした。

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相澤陽介が北海道コンサドーレ札幌の新ユニホームを「ミズノ」と共同で製作 

 「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」の相澤陽介デザイナーは、「ミズノ(MIZUNO)」とタッグを組み、自身がクリエイティブ・ディレクターを務めるサッカー・Jリーグの北海道コンサドーレ札幌(以下、コンサドーレ)の新ユニホームを製作した。オーセンティック及びレプリカユニホームの予約販売は1月中旬に開始する。

 選手たちが2021年シーズンにメインで着用するユニホームは、コンサドーレの伝統カラーである赤と黒の縦縞を採用。シャツの袖や裾、パンツの裾には、赤黒のチェッカー柄を配し、クラブとサポーターが一体となり選手を鼓舞していくという思いを込めた。また素材にもこだわり、速乾性とストレッチ性に優れた「ミズノ」の“ドライサイエンスストレッチ”を採用し、プレー中の激しい動きの中でも高い快適性を追求した。

 相澤デザイナーは「今回のユニホームは、『ミズノ』の協力のもと、独自のパターンメイキングから、コンサドーレのみが使うオリジナルボディーを製作した。クラブ、選手、サポーターにとってコンサドーレという存在は“唯一無二”なものであり、ユニホームはクラブの顔、そして文化だと常々感じてきた。『ミズノ』には、その思いに対して真摯に向き合っていただき、全アイテムをオリジナルで製作することができたことに感謝している」とコメントした。

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ジャーナル スタンダードがスタンダードを再定義する新レーベルスタート 企画会議の一部始終を公開

 ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)はこのほど、自分たちのスタンダードを再定義することをコンセプトに掲げたプロジェクトレーベル「スタンダード ジャーナル(STANDARD JOURNAL)」をスタートさせた。

 同レーベルでは、2022年に25周年を迎えるジャーナル スタンダードの本質をさまざまなデザイナーやクリエイターらとともに再解釈し、ジャーナル スタンダードらしさを体現する定番商品を販売していく。毎月テーマごとに異なる4人のゲストデザイナーを迎え、21年1月に発売予定の第1弾では、寺田典夫「ヨーク(YOKE)」デザイナー、西野大士 「ニート(NEAT)」デザイナー、尾崎雄飛「ヤングアンドオルセン(YOUNG & OLSEN)」デザイナー、南貴之グラフペーパー(GRAPHPAPER)ディレクターが、ミリタリーシャツ、コットンシャツ、スエットをテーマにデザインする。

 立ち上げにともない、公式ユーチューブチャンネルでは企画会議の一部始終を収めた動画を配信する。12月8日に公開した第一弾では、商品企画を手掛けるジャーナル スタンダードと金子恵治率いるクリエイターチームのIACのメンバーがジャーナル スタンダードの歴史を振り返り、商品アイデアについて語る様子が収められている。今後のデザイナーは同番組の公開を持って発表される予定だ。

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ジャーナル スタンダードがスタンダードを再定義する新レーベルスタート 企画会議の一部始終を公開

 ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)はこのほど、自分たちのスタンダードを再定義することをコンセプトに掲げたプロジェクトレーベル「スタンダード ジャーナル(STANDARD JOURNAL)」をスタートさせた。

 同レーベルでは、2022年に25周年を迎えるジャーナル スタンダードの本質をさまざまなデザイナーやクリエイターらとともに再解釈し、ジャーナル スタンダードらしさを体現する定番商品を販売していく。毎月テーマごとに異なる4人のゲストデザイナーを迎え、21年1月に発売予定の第1弾では、寺田典夫「ヨーク(YOKE)」デザイナー、西野大士 「ニート(NEAT)」デザイナー、尾崎雄飛「ヤングアンドオルセン(YOUNG & OLSEN)」デザイナー、南貴之グラフペーパー(GRAPHPAPER)ディレクターが、ミリタリーシャツ、コットンシャツ、スエットをテーマにデザインする。

 立ち上げにともない、公式ユーチューブチャンネルでは企画会議の一部始終を収めた動画を配信する。12月8日に公開した第一弾では、商品企画を手掛けるジャーナル スタンダードと金子恵治率いるクリエイターチームのIACのメンバーがジャーナル スタンダードの歴史を振り返り、商品アイデアについて語る様子が収められている。今後のデザイナーは同番組の公開を持って発表される予定だ。

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海外セレブも愛用するオーストラリア発「メゾン・ド・サブレ」のカスタマイズレザーグッズを体験

 個性を尊重する潮流と、1点モノの制作が容易・可能になった技術革新の結果、ファッション&ビューティ業界では「パーソナライズ」や「カスタマイズ」、いわゆる世界に(ほぼ)1つの品物を作るサービスを提供するブランドや企業が増えています。そこで「WWDJAPAN.com」は、トレンドや最新ムーブメントを知るからこそのアイデアを形にしてもらいながら、サービスの利便性や価格などを検証します。

 今回は、オーストラリア発のプレミアムレザーグッズブランド「メゾン・ド・サブレ(MAISON DE SABRE)」のカスタマイズを体験!実はこのブランド、iPhoneやAirPodsなどのガジェットケースのほか、財布やバッグなどのレザーグッズに名前やイニシャルを無料で入れられることを特徴としているD2Cブランドで、海外だけでなく日本でも最近SNSを発端に注目を集めています。また、シンディ・クロフォード(Cindy Crawford)の娘でトップモデルのカイア・ガーバー(Kaia Gerber)や、ネットフリックスドラマ「ストレンジャー・シングス」に出演する女優のミリー・ボビイ・ブラウン(Millie Bobbie Brown)らセレブからのラブコールも多いブランドです。ニュージーランド出身の兄弟オマー(Omar)とゼイン・サブレ(Zane Sabre)が2017年に立ち上げ、18年に日本上陸。現在131カ国以上で展開しています。

 ということで今回、私は最も人気というスマホケースを選びました。オーダーは、至って簡単。オンラインサイトからスマホのサイズを選び(私はiPhone XS Max)、そこから色と刻印する文字を選択するだけです。最高品質の牛革のみを使用して職人の手作業で丁寧に仕上げられています。内側にはベルベット製のスエードで仕上げられ本体をしっかり保護するほか、外側のレザーもペブルレザーで汚れや傷が目立ちません。ワイヤレス充電にも対応しています。私は日本のためだけに作ったという人気カラー“抹茶グリーン”をチョイス。落ち着いたソフトなグリーンで、ほかの人と被らないから良いと思ったのですが、記事執筆時にはあまりもの人気で売り切れていました……!名前の”ERI”を入力し、文字の色を選んで(ゴールドとシルバーから選べます)決済を済ませると、2日後に届きました(海外発送なのにすごい。)!

 配送のスピードもですが、届いた実物を手にすると想像以上の高級感にも驚きました。革製のスマホケースはほかにも買ったことありますが、「メゾン・ド・サブレ」のものはとっても革が柔らかいんです。このクオリティーで1万900円(送料無料)はなかなかだと思います。ほかにも名刺ケースやクラッチ、トートバッグなどいろいろなものをカスタマイズできるそうです。今年のホリデー、自分へのご褒美として、または大切な人に贈るのはいかがでしょうか?

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「ルイ・ヴィトン」の親会社幹部と環境開発ディレクターが記者会見 社内で環境問題ウイークを開催

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は7日、世界中の従業員に向けてサステナビリティについて教育する「クライメイト・ウイーク(Climate Week)」の開催に先立って、オンライン記者会見を行った。

 記者会見に登壇したのはLVMHのアントワン・アルノー(Antoine Arnault)=ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージと、エレーヌ・ヴァラド(Helene Valade)環境開発ディレクターだ。両者はパリで会見を開いて環境問題についての同グループの取り組みや「クライメイト・ウイーク」の概要を話し、記者からの書面による質問にも答えた。

 ヴァラド環境開発ディレクターは、フランスの水・廃棄物処理を行う会社であるスエズ(SUEZ)でサステナビリティの促進をけん引したのち、フランス環境エネルギー管理庁(ADEME)の取締役員を務めた。1月に現職に任命された。

 「クライメイト・ウイーク」は8日から4日間開催され、16万人の従業員を対象に企業のあり方やサステナビリティを意識した今後の方向性について教育を行う狙いだ。15年に気候変動抑制を目的とするパリ協定を定めたフランスのローラン・ファビウス(Laurent Fabius)元外相と、気候科学者のバレリー・マソン・デルモット(Valerie Masson-Delmotte)を招待して環境問題について語るという。

 アルノー(Antoine Arnault)=ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは「私たちはすでに多くのことを行なっているが、業界のリーダーとして模範的であり続けながら教育も行い、透明性を保つ責任がある。このことを意識しながら今後数年間の新しいアプローチや環境戦略の開発に取り組んでいる」と語った。

 会見の中でヴァラド環境開発ディレクターは、2つの円が交差するスライドを示しながら、ラグジュアリーブランドとして推進していきたいサステナビリティのビジョンを語った。円の1つは伝統や芸術、ノウハウ、品質からなるラグジュアリーブランドにおける人材の技術を指し、もう1つは動植物や土、資源など自然を表している。ラグジュアリーはこの2つの間に存在すると説明した。また、「産業革命直後の20世紀初頭に台頭した芸術運動のアール・ヌーボーならぬ、“ラグジュ・ヌーボー”がわれわれの目指すところだ」と言い、当時のデザインのようにもっと自然なスタイルを取り戻すことが重要だと説いた。

 記者からデンマークでのミンクの大量殺処分を受けてLVMHはサプライチェーンを見直すかという質問を受けたヴァラド環境開発ディレクターは、毛皮はフィンランドから調達していると返答した。「LVMHは使用する材料を自由に選択できるが、調達に関しては特定の基準を満たす必要がある。動物が敬意を持って飼育されていることを保証する最も確かな方法はサプライチェーンを完全に保有することだ」と言い、同グループがワニ農場を複数所有していると述べた。

 続けて二次流通について聞かれた際には、LVMHが強く関心を持っている分野だと強調した。ヴァラド環境開発ディレクターは、「われわれが注意深く検討しているビジネスモデルだ。製品の使用期間や耐久性を伸ばす方法の1つなので、着実に取り入れていきたい」と語った。アルノー=ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは、「この質問に完全に答えるにはまだ早い段階だ。確かに需要のあるビジネスモデルで、重要性が増しているので、慎重に考えている。数カ月のうちに答えられるだろう」と述べた。

 LVMHはグループの今後10年間の環境問題に対する目標である「ライフ 360(Life 360)」を、21年に発表する予定だ。アルノー=ヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージはこの戦略は確実な科学的なアプローチに基づいていると述べ、生物多様性が活動をしていく上で重要となるという。他にも、循環型モデルの導入や透明性の向上、製品パッケージの改善にも取り組むと示した。目標には、30年までに再生エネルギーのみを使用するとのことや、23年までに店頭の照明をLED切り換えることなどが挙げられた。

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「イケア」が70年発行してきたカタログを終了 最盛期には2億部を配布

 スウェーデン発「イケア(IKEA)」は、70年にわたり発行してきたカタログの発行を終了する。初のカタログは1951年に創業者のインヴァル・カンプラード(Ingvar Kamprad)が発行。全68ページで28万5000部が印刷され、スウェーデンで配布された。96年にはオフィス版、2000年には印刷版とオンライン版を発行し、最盛期の16年には32カ国語で約2億部が配布された。しかし、近年は自社eコマースをスタートしたこともありカタログの需要が減ってきたのが終了の理由で、デジタル強化の一環でもある。「イケア」のeコマースの売上高は19年に前年比45%増、サイトへのアクセス数は40億以上を達成した。また、新アプリを導入するなどオンライン上でのショッピング体験を充実させている。

 リビングルーム、ベッドルーム、バスルーム、子ども部屋など生活のあらゆるシーンにおけるインテリアの提案をバリエーション豊かに行い、多くの人々に親しまれた「イケア」のカタログの70年の歴史を記念したブックが21年秋に登場予定だ。

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米「ブルックス ブラザーズ」新体制 マイケル・バスティアンがクリエイティブ・ディレクターに

 2020年7月に経営破綻し、8月に米アパレル運営会社スパーク・グループ(SPARC GROUP以下、スパーク)に3億2500万ドル(約338億円)で買収された米ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)が、新体制の下で動き出した。

 新たなクリエイティブ・ディレクターには、かねてより有力候補の一人と見られていたマイケル・バスティアン(Michael Bastian)が起用された。同氏による商品は今年のホリデーシーズンなどに一部投入されるものの、新型コロナウイルスの影響による生産の遅れもあり、完全なコレクションは21-22年秋冬シーズンに発表する。同氏はメンズとウィメンズの両方を手掛けるため、14年からウィメンズのクリエイティブ・ディレクターを務めていたザック・ポーゼン(Zac Posen)は退任した。

 バスティアン新クリエイティブ・ディレクターは、「『ブルックス ブラザーズ』にないアイテムを作ろうと思って自分のブランドを立ち上げたので、デザイナーに就任するなんて夢のようだ。私はクラシックなアメリカらしさを得意としているが、それを育んでくれたのが『ブルックス ブラザーズ』だった」と語った。

 同氏は米百貨店バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)のメンズ・ファッション・ディレクターとして活躍した後、06年に自身のブランド「マイケル バスティアン」を設立。同ブランドはアメリカントラッドをベースとしたカジュアルウエアやスーツを展開しており、10年にはカジュアルブランド「ガント(GANT)」と、13年には「ユニクロ」と協業した。20年2月からは、英アパレルブランド「テッドベーカー(TED BAKER)」の暫定クリエイティブ・ディレクターも務めていた。同氏はアメリカファッション協議会(COUNCIL OF FASHION DESIGNERS OF AMERICA以下、CFDA)が主催する「CFDAアワード」のメンズ部門に6回ノミネートされており、11年に受賞している。

 ブルックス ブラザーズの新社長には、スパークの親会社であるオーセンティック・ブランズ・グループ(AUTHENTIC BRANDS GROUP以下、ABG)のケン・オオハシ(Ken Ohashi)=インターナショナル&グローバルリテール部門社長が就任した。同氏はアパレルブランドのエアロポステール(AEROPOSTALE)で14年にわたって経験を積み、海外部門のシニア・バイス・プレジデントなどの要職を務めた。16年にABGが同ブランドを傘下に収めてからはさらに活躍の場を広げ、18年から同社の海外事業を率いていた。

 同氏は、「マイケルは非常に商業的なデザイナーで、自分のビジョンをブランドより優先させるようなことはしないので、安心して『ブルックス ブラザーズ』を任せられる。彼は色彩やファブリックについて素晴らしい感性を持っていると同時に、消費者の好みをよく把握している。マーチャンダイジング、プラニング、生産に関する経験も豊富で、優れたリーダーとしてブランドを率いてくれるだろう」と述べた。

 ABGのニック・ウッドハウス(Nick Woodhouse)社長兼最高マーケティング責任者は、「ブランドを買収した後は、まずそのブランドらしさとは何かを再定義して、それをどう生かしていくかを将来的な目線で考える。長い伝統を誇るブランドは、ときに新鮮な風を入れないと淀んでしまうものだ」と説明した。「ブルックス ブラザーズ」の場合、スーツ、オックスフォードシャツや畝織のネクタイ、金ボタンのネイビーブレザー、トレンチコートなどの“アメリカンクラシック”を感じさせるアイコニックな商品は残しつつ、より若い世代にもアピールするよう現代的にアップデートするという。

 バスティアン新クリエイティブ・ディレクターは、「『ブルックス ブラザーズ』はトレンド感のあるブランドではないが、スタンダードであるがゆえにさまざまなトレンドに影響を与えてきた。ブランドらしさを失うことなく主要アイテムをアップデートしながら、スポーツウエアやウィメンズを増やし、サブブランドは合理化していく」と今後の展望について話した。

 こうした戦略の一環として、若者を対象とした「ブルックス ブラザーズ レッド フリース(BROOKS BROTHERS RED FLEECE)」と、シルクやカシミヤなどの高品質な素材を使用した「ブルックス ブラザーズ ゴールデン フリース(BROOKS BROTHERS GOLDEN FLEECE)」は、メインブランドである「ブルックス ブラザーズ」に統合する。

 また「ブルックス ブラザーズ」は品のある“アメリカントラッド”が持ち味だが、それを支えてきた米国内の3工場は20年夏に閉鎖されている。オオハシ新社長によれば、イタリア、エジプト、アジア地域のベンダーとの取引は確保しており、現在は“メード・イン・アメリカ”を維持するため米国内でスーツを生産する取引先を探しているという。

 今後はまずECの強化に取り組むが、ABGがライセンスやブランド管理を中核事業としていることから、いずれ「ブルックス ブラザーズ」でも家具、アンダーウエア、フットウエア、香水、ビューティなどのライセンス事業を行う可能性がある。オオハシ新社長は、「パートナー候補となる企業がすでに複数あるが、ブランド価値や高いクラフツマンシップを維持できる相手と組みたいと考えている」と述べた。

 デジタル化を加速させる一方で、実店舗も一定数を維持する予定だ。「ブルックス ブラザーズ」は米国でおよそ250店を運営しているが、スパークは買収の際にそのうち少なくとも125店を存続させることに合意している。オオハシ新社長は、「なるべく多くの店舗を存続させたいと考えており、現在のところ165店の継続が決定している」と話した。しかしマディソンアベニュー旗艦店は、ブルックス ブラザーズの前会長兼最高経営責任者(CEO)だったイタリアの実業家クラウディオ・デル・ヴェッキオ(Claudio Del Vecchio)が保有しており、協議を重ねているものの店舗の存続については合意に至っていないようだ。

 スパークは、米ブランド管理会社ABGと米不動産投資信託会社サイモン・プロパティー・グループ(SIMON PROPERTY GROUP)が半々の出資比率で設立した合弁会社で、「エアロポステール」のほかにも「ノーティカ(NAUTICA)」などを管理している。また8月にはロサンゼルス発のジーンズブランド「ラッキー ブランド(LUCKY BRAND)」を買収した。スパークはこれらの傘下に収めたブランドについて、米国内でおよそ750の店舗に加えてECや卸も運営しており、合計で年間20億ドル(約2080億円)以上の売り上げとなっている。なお、スパークのマーク・ミラー(Marc Miller)CEOはもともとエアロポステールのCEOを務めていた。
 
 ABGはブランド開発、マーケティング、エンターテインメント事業などを担うブランド管理会社で、会長兼CEOを務めるジェイミー・ソルター(Jamie Salter)が10年に創業。ブルックス ブラザーズの買い手候補として、当初はABGとサイモン・プロパティー・グループ、そして米不動産開発会社のブルックフィールド・プロパティー・パートナーズ(BROOKFIELD PROPERTY PARTNERS)の3社連合と、新進の米ブランド管理会社WHPグローバル(WHP GLOBAL)が有力視されていた。

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「ビューティフルピープル」の新ブランドがショートフィルムを公開 “感情”をテーマに8mmで撮影

 「ビューティフルピープルフィールズ(BEAUTIFUL PEOPLE FEELS以下、BPF)」は初のショートフィルムをオンラインで公開した。ユーチューブで視聴できる。

 「BPF」は「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」のオンライン限定のサブブランドとして10月21日にスタート。クリエイティブエージェンシー、ワイデン+ケネディ トウキョウ(W+K Tokyo)との協業で、“ゆるい”イラストをメインにしたデザインが特徴的だ。

 ショートフィルムはPerfumeやサカナクションのPVなどを手掛ける田中裕介が監督を務め、撮影は全て8mmで行った。ブランドのテーマでもある“感情”を題材に、2人の“感情エンジニア”がマネキンを使って実験をする姿を描くシュールなフィルムだ。

 感情のないはずのマネキンに、“closer(大切な誰かと近づいた気分)”、“cozy(ほっこりした気分)”、“lazy(なまけものな気分)”、“smarter(頭脳明晰な気分)”を感じさせるというストーリー。茶葉(1944円税込)、トートバッグ(1万3200円税込)、シャワーカーテン(1万4300円税込)、傘(2021年発売予定)など実際に「BPF」の公式オンラインストアで販売する商品がフィルムには登場する。

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化粧品から食品、トイレットペーパーまで サブスクでSDGsな日用品を販売する急成長中D2Cブランド「パブリック・グッズ」 海外ビューティ通信ニューヨーク編

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで、連載「海外ビューティ通信」ではパリやニューヨーク、ソウル、ベルリンの4都市に住む美容通に最新ビューティ事業をリポートしてもらう。(本文中の円換算レート:1ドル=104円)

 新型コロナウイルスによって、2020年はニューヨーカーの暮らしぶりも激変した。物を大量に消費するより、SDGs(国連サミットで採択された持続可能な開発目標)に沿ったサステナブルな暮らしにシフトしている。バイデン次期大統領の得票に大きな力となったのがZ世代(1996年から2010年までに生まれた世代)といわれているが、彼らはサステナブルで、ノントキシック(毒性のない)、オーガニックな商品を好む世代だ。今や企業の商品開発においてSDGs へのコミットは欠かせず、巷には“サステナブル”をうたう商品が溢れている。

 その中で注目したいのが、D2Cブランドの「パブリック・グッズ(PUBLIC GOODS)」だ。16年に創業し、17年にはクラウドファンディングサイト「キックスターター(KICKSTARTER)」で68万6748ドル(約7142万円)を資金調達。ハウスホールド(家庭用品)とパーソナルケア(個人のグルーミング用品)商品から出発したブランドだが、19年には食品にもカテゴリーを広げ再びクラウドファンディングで41万6676ドル(約4333万円)を調達し事業を拡大した。

 特徴は、コストコ(COSTCO)のように59ドル(約6100円)の年会費を払った会員だけが商品を購入できるサブスクリプション(定額制)型のサービスである点だ。モーガン・ハーシュ(Morgan Hirsch)創業者は、故郷モントリオールで家業の皮革製造業にかかわったときに、製品が消費者に届くまでにいかに余計な中間コストがかかっているかを見て、商品を直接消費者に販売するD2C (Direst to Consumer)ビジネスを考えたという。そして良質でエコ、ミニマルな商品を打ち出そうとマイク・ファーチャック(Michael Ferchak)COOと共同で「パブリック・グッズ」を創設した。

商品数は250点以上、食品はオーガニック&フェアトレードが基本

 安定的な売り上げを見込めるサブスクにすることで、エコ商品は高いというイメージに反し、リーズナブルな価格でサステナブルな生活用品を販売している。公式サイトでは、「地球を守るためにスーパーヒーローになる必要はない。私たちの小さな選択が大きなインパクトをもたらす」「私たちが直面している問題は、使うことを選んだ商品による結果だ」などのメッセージを発信している。20年2月以降、新型コロナウイルスの影響もあり会員数は2倍に、売り上げは5倍に急増したという。

 圧巻なのは商品のラインアップで、取り扱う商品は250点に達する。ヘア&ボディー用品はパラベンや硫酸塩などの有害な化学物質を含まず、シャンプー(4.5ドル、約600円)、コンディショナー(4.5ドル)からボディーウォッシュ(4.5ドル)、ボディーローション(4.5ドル)、モイスチャライザー(4ドル、約500円)まで基本的なケア製品をそろえ詰め替え用のレフィルも豊富に用意する。エッセンシャルオイルはアロガンオイル(9.25ドル、約1200円)、ティーツリーオイル(7.75ドル、約1000円)など6種類がある。紙製品はトイレットペーパー(6個で6ドル)やキッチンペーパー(2個で6.5ドル、約900円)、ティッシュペーパー、さらには生理用ナプキンなどがあり、再生紙やバンブーを使用したツリーフリー(木から採取されるのではない)紙でできている。

 食品はオーガニック&フェアトレードを基本とし、小麦粉からパスタ、調味料、オイル、スープ、缶詰、スナックまでパントリーに必要なものを用意。エキストラバージンオリーブオイル(9ドル、約1200円)コーヒー豆(6.5ドル、約900円)パスタ(5ドル、約700円)などを手ごろな値段で提供している。ビタミンなどのサプリメントやペット用品なども扱い、全米に配送可能でワンストップ・ショッピング(さまざまな商品を1カ所で買い求めること)としても便利だ。インテリアの邪魔にならないミニマルなデザインも人気の秘密だ。

 17年に、同じくエコフレンドリーな商品を低価格で提供するECスタートアップ「ブランドレス(BRANDLESS)」がソフトバンクの出資を受けて立ちあがったが、こちらは資金繰りが続かず20年2月に廃業となった。全商品3ドル(約300円)の低価格戦略の失敗と、ポップアップストアなどに投資を行ったわりに売り上げが上がらなかったことが要因といわれている。コロナ時代のオンラインデリバリー特需の恩恵にあずかれなかったのもタイミングが悪かったのだろう。

 「パブリック・グッズ」は全米に展開する大手ドラッグストチェーン「CVS」と提携し、今年から一部店舗でテスト販売している。ECよりも実店舗で購入する方が高くなり、5.25ドル(約700円)のフェイシャルクレンザーは、CVSでは8ドル(約1100円)で販売する。手ごろに“SDGsな暮らし”を送るための手段として、「D2C×サブスク」でビジネスを展開する「パブリック・グッズ」の今後の成長に注目したい。

黒部エリ(くろべ・えり)/ライター:東京都出身。雑誌ライター、ジュニア小説家を経て1994年からニューヨーク在住。ニューヨークのトレンドやビューティ情報を女性誌などで発信している。著書に「生にゅー 生のニューヨーク通信」(文藝春秋社) ブログ「黒部エリぞうのNY通信」

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「ヌーディージーンズ」が新品を売らない新店オープン リペアとリユースに特化

 循環型デニムを提案するスウェーデン発の「ヌーディージーンズ(NUDIE JEANS)」はこのほど、リペアとリユースの専門店を東京・北青山にオープンした(東京都港区北青山3‐3‐7 第一青山ビル2階)。

 「ヌーディージーンズ」は全てのアイテムにおいて永久無償のリペアを保証し、色落ちを楽しんだり、リペアを施したりして一つのアイテムを長期的に愛用する提案を続けてきた。2014年にリペアサービスを開始以降、同サービスの利用件数は増加傾向にあり、19年には年間約6000本のリペアが行われた。同店はブランドの取り組みに共感する顧客に向けた新たなコミュニティー形成の場としてオープンした。リペアと回収サービスに加えて、顧客から回収したジーンズをクリーニングし、必要なリペアを施したリユースデニムも販売する。デニム本体に関するリペアの費用は無償で、リベットやファスナーなどのパーツが発生する部分の修理と丈詰めは有償となる。

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「ヌーディージーンズ」が新品を売らない新店オープン リペアとリユースに特化

 循環型デニムを提案するスウェーデン発の「ヌーディージーンズ(NUDIE JEANS)」はこのほど、リペアとリユースの専門店を東京・北青山にオープンした(東京都港区北青山3‐3‐7 第一青山ビル2階)。

 「ヌーディージーンズ」は全てのアイテムにおいて永久無償のリペアを保証し、色落ちを楽しんだり、リペアを施したりして一つのアイテムを長期的に愛用する提案を続けてきた。2014年にリペアサービスを開始以降、同サービスの利用件数は増加傾向にあり、19年には年間約6000本のリペアが行われた。同店はブランドの取り組みに共感する顧客に向けた新たなコミュニティー形成の場としてオープンした。リペアと回収サービスに加えて、顧客から回収したジーンズをクリーニングし、必要なリペアを施したリユースデニムも販売する。デニム本体に関するリペアの費用は無償で、リベットやファスナーなどのパーツが発生する部分の修理と丈詰めは有償となる。

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「スタイリスト私物」と「テクスト」がコラボ おしゃべりな人でもズレ落ちない抗菌マスク

 デザイナーの石川俊介が手掛けるファッションブランド「テクスト(TEXT)」は、スタイリストの山本康一郎の「スタイリスト私物」とコラボレーションしたマスク(5000円)を発売する。12月11〜14日に「テクスト」公式サイトで抽選応募を受け付け、その後順次配送する。

 “Face Mask for machine gun talkers(おしゃべりな人のためのフェイスマスク)”をコンセプトに、鼻との接地面に形状記憶樹脂を採用したり、あごのカーブに沿った形状にしたりと、会話中にずれ落ちにくい工夫を凝らした。表地にはオーガニックコットンのツイル素材を、裏地には通気性に優れたリサイクルポリエステルメッシュ生地を採用し、両生地の間に抗菌・抗ウイルス効果とその持続性が実証されているクラボウ社のクレンゼ加工フィルターを挟んでいる。外したときの置き場所に困らないネックストラップを付け、オリジナルのケースも付属する。

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「アディクション」の2021年春コスメは“朝露”を表現 リップオイルやチークティントが登場

 「アディクション(ADDICTION)」は2021年1月8日に、春コレクション“THE MORNING DEW”を発売する。

 同コレクションは朝露に着想を得て制作し、水滴のように艶めく唇や朝の冷気に自然と色づく頰を表現した。高いケア効果をかなえるリップオイル“リップ オイル プランパー”(全9色、各3000円)は、8種のオーガニック植物由来成分を含む美容成分を配合。自然な透け感のある発色でリップグロスやリップ下地としても使用できる。“チーク ティント”(全5色、各2800円)は自然な血色感を長時間キープするウォータリーチークで、肌に定着しやすい成分により、マスクをしても崩れにくい仕上がりが特徴だ。そのほか、人気シングルアイシャドウ“ザ アイシャドウ”からはコレクションの世界観を表現した限定8色(各2000円)が登場する。

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「クロエ」の新クリエイティブ・ディレクターはサステナビリティに取り組むガブリエラ・ハースト

 「クロエ(CHLOE)」は、12月7日付でガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst) を新クリエイティブ・ディレクターに指名した。2017年から約4年間同ブランドを率いた後、12月3日に退任したナターシャ・ラムゼイ・レヴィ(Natacha Ramsay-Levi)の後任。ハースト新クリエイティブ・ディレクターによる初のコレクションは21年3月、21-22年秋冬パリ・ファッション・ウイークで披露される予定だ。

 ハースト新クリエイティブ・ディレクターはウルグアイ生まれ。ORTウルグアイ大学でコミュニケーション学を専攻し、ファッションデザインは独学で身につけた。現地にある父親の牧場の経営を引き継いだ後、15年秋にニューヨークを拠点に自身のブランド「ガブリエラ ハースト」を設立。同牧場で生産するメリノウールをはじめとする上質な素材を用いて、タイムレス、クオリティー、サステナビリティの原則に基づいたラグジュアリーなウエアやバッグなどのアクセサリーを提案している。19年1月にはLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY- LOUIS VUITTON以下、LVMH)が擁する投資ファンドのLVMHラグジュアリー・ベンチャーズ(LVMH LUXURY VENTURES)から出資を受け、20年の「CFDAアワード(CFDA Awards)」ではウィメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。20年秋のファッション・ウイークからはコレクション発表の場をニューヨークからパリに移した。今後も自身のブランドのクリエイティブ・ディレクションは続けるという。

 そんな彼女のファッションへのアプローチは、“パーパス・ドリブン(目的主導型)”なビジネスモデルへの移行を表明した「クロエ」と相性が良さそうだ。リカルド・ベッリーニ((Riccardo Bellini)=クロエ最高経営責任者(CEO)によると「 “パーパス・ドリブン”というコンセプトは、収益性のある成長と地球や社会、コミュニティーへの積極的な貢献を両立させること」で、環境への責任や女性の地位向上とエンパワーメントに重点を置いた改革を推し進めているところだ。また、ハースト新クリエイティブ・ディレクターはバッグのデザインにも定評があり、新たなイットバッグ誕生も期待される。

 就任に際し、彼女は「『クロエ』のような愛されているブランドに携われる機会に、そしてナターシャ・ラムゼイ・レヴィをはじめ、創業者であるギャビー・アギョン(Gaby Aghion)の目的意識に満ちたビジョンの構築に貢献してきた歴代の素晴らしいデザイナーたちに感謝しています。またリッカルド・ベッカリーニCEOのリーダーシップの下で働くことを楽しみにしていて、社会的に高い意識を持ち、環境とのバランスがとれたビジネスを確立するという彼のコミットメントを支持します。この美しいビジョンをクリエイティブかつ責任のある方法で実現するために、『クロエ』のチームと共に取り組めて光栄です」とコメントしている。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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若い世代が行列を作るブランドを見て エディターズレター(2020年9月9日配信分)

※この記事は2020年9月9日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

若い世代が行列を作るブランドを見て

 リンク1本目にある「ディーゼル」 × GR8 × 東京ブランドというトリプルコラボの発表会に出掛け、面白い話を聞きました。「このご時世でも行列、特に若い世代が行列を作っているブランドって、どこだと思う?」と話を振られたのです。

 さて、どこでしょう?確かにインバウンドがほとんどゼロになって、ファッション&ビューティ業界では行列を見かける機会が減っています。そんな中でも行列を作るのは、そう、「ディーゼル」とGR8がコラボした東京のブランドたちです。石川涼社長をフォローしているせいか「#FR2」の行列はTwitterでよく見かけるし、「レディメイド」なんかは引き続きとんでもないことになっていますね。特に後者は小ロット生産で渇望感をかき立てまくっている感もありますが、いずれにしてもこのご時世、行列は海外のラグジュアリーから東京のストリートブランドにシフトしているのかもしれません。と言うより、後者の行列はまだまだ健在!!って感じでしょうか?前者の行列が少なくなった分、東京のストリートブランドの行列の存在感が際立ちます。「ディーゼル」に話を聞くと、そんなブランドと手を組むことで今なおファッション意欲旺盛な若い世代にリーチしないと「生き残れない」と明言します。なるほど。海外ブランドだけに肩入れしないフラットな世代の感覚を捉えようとするビジネスが本格化してきた印象です。

 若い世代は、特定のブランドの全てを愛するのではなく、TPOに応じ使い分けているとも聞きます。「好きなブランドは?」と聞かれて、「特になし」という回答が一番多い(ときに全体の6、7割を占めるときさえあると言います)のは、それも理由。「洋服に興味がない」のではなく、「どれか1つを挙げるほど、特定のブランドを偏愛していない」が正解なのです。

 それに対して、業界はどうでしょうか?こと古い世代は、未だヒエラルキーに縛られ、「もう、若い世代には通用しませんよ。その神通力」って思うことがあります。若い世代には、ラグジュアリーとかパリコレブランドとか、あんまり関係ありません。弊社の若手を見ていても、そう思います。パリコレブランドでも、ダメなものはダメ。盲目的ではありません。だから「まぁまぁ、相手が相手ですから」と、われわれ世代が“なだめる”ようなコミュニケーションは、本当に通じなくなっています。そこに依拠したコミュニケーションを続けていると、若い世代が業界をけん引する数年後には、「なんで威張ってんの、このブランド?」みたいなカンジで捉えられちゃうでしょう。ミヤシタパークの向かいにある「ディーゼル」の旗艦店で、オジさんは、そんなことを考えるのでした。

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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AP、新装「つかだ食堂」は月商700万円! モンテ「魚民」的な「郊外地域一番店」を取れる可能性を感じた

 エー・ピーホールディングス(以下AP)が不振の居酒屋業態に代わる新しい事業を次々と開発している。その一つが食堂業態の「つかだ食堂」だ。初期は、うまくいったとは言いづらい状況だったが、より食堂側に振った店を出してきた。この店、なかなか悪くない。
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【独自】「焼肉きんぐ」の物語コーポ、34歳新社長が語る未来。「ビジネスパーソンよりファミリー客」

 株式会社物語コーポレーションは、2020年9月24日付けで加藤央之(ひさゆき)氏が代表取締役社長に就任した。加藤氏は1986年生まれで同社のプロパー。34歳という若さでの代表就任は、異例の抜擢という印象を受ける。しかしながら、加藤氏は早期より営業、開発部門の重責を担ってきた。これまで社内における加藤氏の日ごろの存在感は、加藤氏の代表就任が内定した時に、社内では当然のことと納得されていたようだ。2020年6月期は、国内総店舗数529、売上高579億6000万円。
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52週MDの誤解とあるべきMDサイクル 小島健輔リポート

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。ファッションビジネスの根幹と言われているマーチャンダイジング(MD)はどうあるべきなのか。具体的な事例とともに考える。

 一時、「52週MD」が話題になるなどマーチャンダイジングの多サイクル化が試みられたが、現実の消化回転とかけ離れて在庫と値引きロスの肥大を招き、コロナ禍で売り上げが激減して以降は話題にものぼらなくなった。「52週MD」は品ぞろえと消化進行管理の精度を図るものであってMDサイクルを意味するものではないし、MDサイクルは消化回転との一致が必要だから多サイクル化にも限界がある。現実的なMDサイクルはどうあるべきか、MDの性格やサプライ手法との関連から問い直してみたい。

MDサイクルと在庫回転は一致しない

 ファストファッションがブームとなったのはもう一昔も前のことだが、「H&M」も「ザラ(ZARA)」も週サイクルで新商品を投入しても現実の在庫回転は「H&M」で2.92回(コロナ前の19年11月期)とスローファッションの「ユニクロ」の2.68回(ファーストリテイリングの19年8月期/国内ユニクロは2.78回)と大差なく、ロットを抑えてリードタイムが格段に短いインディテックス(INDITEX、20年1月期では「ザラ」が売り上げの69.2%を占める)でも5.01回に留まる。

 ファストファッションは「リードタイムが短い小ロット生産のトレンド商品を短サイクルに売り切るマーチャンダイジング」だから本来は高速回転するはずで、ODM業者が持ち込む企画をロット買取するバイイングSPAでは最盛期の「セシルマクビー(CECIL McBEE)」のように20回転を超えるケースもあった。それに比べると大規模化したグローバルなファストSPAは自社企画でロットもケタ違いに大きく、生産リードタイムもファストとは到底いえないくらい長くなり、投入サイクルと消化回転が大きく乖離している。

 発注から2週間という「ザラ」の裁断素材&副資材支給・工賃払いローカル調達(スペインとポルトガル、全商品の10%程度)は例外として、製品買い上げのグローバル水平分業調達では3カ月以上、工場の閑散期に入れてコストを落とす大ロット調達では6カ月以上もかかる。それでは企画決定から販売までのタイムラグが大きく需給ギャップが広がるから、当たり外れが生じて在庫回転がスローになり値引きロスも肥大する。

 スローファッションは「リードタイムの長い大ロット生産の定番的商品を長期サイクルで継続販売するマーチャンダイジング」と定義したい。定番的商品はシーズン末に売れ残っても翌シーズンに持ち越して「正価」販売できるから、在庫回転は遅くとも収益性は安定している。ファストを志向して結果、スロー回転になってしまうより確実なビジネスモデルで、プロ向け定番商品は「10年継続販売」を謳うワークマンや定番を年々進化させるユニクロに代表される。定番的商品もアパレルはフィットやディティールがデリケートに変化するから、持ち越しても翌シーズン中には売り切るべきで、ワークマンのプロ向け「10年継続販売」商品は例外だ。

 定番商品を大ロット一括調達してはシーズンかけた売り減らしになって年2回転が上限になるから、ユニクロは商社に生産地在庫を負担させ(18年8月期の上期までは国内倉庫在庫も負担させていた)、ワークマンはベンダーにVMI※1.で補給と補充生産を委任している。

※1.VMI(Vendor Managed Inventory)…あらかじめ定めた陳列棚割と販売計画に基づいてベンダーに補給と在庫管理を委任する取引形態

「線」と「面」のMD

 トレンド性の売り切り商品と定番性の継続商品では販売期間が異なるから、同じブランドや業態でもMDサイクルは分けて計画する必要があるし、前サイクル商品の売り切り消化も考慮する必要がある。

 小ロット短サイクルに投入して売り切るファスト商品はロットをミニマムに抑えれば週サイクル投入も可能だが、実際には月度やシーズンで残品を売り切って在庫調整する期間を要するから、キャリーSPA※2.やバイイングSPAでも年間36回が投入サイクルの上限になる。

 前サイクル商品と全く関係のない商品に切り替えると前サイクル商品の売り切り編集が困難になるから、慣れたマーチャンダイザーは同じサプライヤーと「トコロテンMD」を組む。同一デザイン&パターンの素材や柄、同一素材アイテムのディティールや色組みを替えて鮮度を維持し、リレー方式で需要を確実に捉え続けるマーチャンダイジング手法で、同一ラックに新旧商品をトコロテン式に編集陳列して売り切っていけるし、トップとボトムで「定型ルック」を組んでWトコロテン運用することもできる。ファスト商品ではSKU数を絞った「点」のMDを時系列にリレーする「線のストーリー」が問われるのだ。

 定番性継続商品のMDサイクルは、季節的な販売期間とサプライ方法によって年4サイクルか2サイクルになる。定番性の商品に限らず長期展開商品の店舗販売には「周知期間」「実売期間」「売り切り期間」が必要で、少なくとも12週を要する。一括調達の売り減らし商品は12週を目処に売り切り、VMI補給する継続商品は季節的性格によって12週または24週、陳列フェイスを維持し、フェイス解体後の売り切り期間を2週程度見ておく。

 素材軸で色やサイズ、アイテムの多SKUを一覧する陳列フェイス(VMD)を組んで継続展開する「面のストーリー」が問われ、VMI補給では陳列フェイスを維持すべく生機を積んでサイズや色の在庫バランスを補正生産したり、季節感を切り替える差し色を追加生産したりする。

 アパレルのマーチャンダイジングは小さな「点」のMDをリレーする「線のストーリー」で表層を流れる鮮度を訴求する一方、大きな「面」のMDを継続して売り上げのボリュームを稼ぐという二重構造が必要だが、両者のMDサイクルは対極に異なる。定番性継続商品が大半のユニクロでも、数量限定のタイアップ企画商品やスポットの季節商品が鮮度訴求を担っている。

※2.キャリーSPA…東大門など現物市場で調達した素材を使いサンプル商品をベースにビル内縫製工場で一両日で小ロット生産して持ち帰る即席型小規模SPA。韓国ではローカル専門店のオリジナル開発手法として定着しており、渋谷109の黎明期にも活用されていた  

年間のMDサイクルはいくつが適切か

 ファストMDを「スポット企画」と言い換え、「継続企画」と組み合わせて考えれば、MDサイクルを単純に年6シーズンとか8シーズンとか、ざっくり割り切るのは非現実的だと解ってもらえるだろう。実際、15年春夏期から8シーズンに多サイクル化したユナイテッドアローズの在庫回転と粗利益率は15年(3月期、以下同)の2.87回/51.9%から16年は2.92回/50.8%、17年は2.85回/51.0%、18年も2.94回/51.5%とほとんど改善されず、19年こそ3.10回/51.4%と上向いたものの20年には2.93回/50.8%に逆戻りしている。数字の動きは消費動向や天候変化で振れる範囲内で、多サイクル化は功罪半ばしてMDの効率化には至らなかったと推察される。

 店舗展開を前提とする限り、「スポット企画」と「継続企画」をはっきり区分けて毎シーズン、その比率を政策的に定め、「スポット企画」と「継続企画」を個々に積み上げて商品展開を構築すべきで、コレクション受注型のブランドでもない限り全体を何シーズンと設定するのは無理がある。ブランドや業態のMD性格やサプライ方法から年間の在庫回転の範囲は定まってしまうから、MDサイクルは在庫回転と乖離しない範囲で設定するべきで、それ以上を求めるならMD性格とサプライ方法を根本から変えて別のビジネスを模索するしかない。

 コレクションMDなら年2サイクルが基本で、プレフォールやクルーズを加えても年間の商品回転は2回転以上にはならない。定番性継続MDなら年2サイクルと4サイクルの組み合わせになるから年間3回転を目安にするべきで、スポット企画を増やしても値引きロスが肥大する弊害もあり、商品回転が大きく上向くわけではない。

 ユナイテッドアローズの場合、コロナ禍でようやく思い切ったとは言え、コレクション発注のセレクト商品が主体でビジネスウエアの比率も高く、定番商品のVMI化を進めない限り年間3回転が上限だったと思われる。カジュアルシフトして「スポット企画」の比率を高めれば4回転までは改善できるだろうが、商品単価が落ちて販売効率も落ちるから1人当たり販売額が維持できなくなり、経費倒れになって収益性はかえって悪化するリスクが指摘される。
 

MDサイクルだけで収益性は改善できない

 1人当たり販売額は商品単価との相関性が極めて強く、コロナ禍前のユナイテッドアローズは3431万円(19年3月期)と国内ユニクロの3119万円(19年8月期)や良品計画国内直営店の2503万円(19年2月期)を引き離し、1人当たり人件費も489.0万円と国内ユニクロ直営店の386.8万円、良品計画直営店の384.3万円を大きく凌駕して販売力を支えていたが、このロジックが崩れると15%台に収めてきた売上対比人件費率が上昇して収益を圧迫する。

 商品単価を下げれば在庫回転は上向くが、1人当たり販売額が下がれば収益性は悪化する。コレクション受注に基づいて自社工場中心に計画生産するラグジュアリービジネスの在庫回転は2回転に届かないが(19年12月期のLVMHは1.38回/ケリングは1.53回)、単価が高いゆえ1人当たり販売額も極端に高く、売上対比30%前後(LVMHは低収益のセレクティブリテイリング部門を除く)の営業利益率を稼いでいる。

 MDサイクルを細分化することがマーチャンダイジングの効率を高めるとは限らず、MDサイクルと在庫回転の乖離を最小化することがロスを圧縮して粗利益率を高め収益を押し上げる。定番性継続商品中心のビジネスなら売れ残っても持ち越して販売すれば収益の圧迫は最小限に抑制できるから、MDサイクルも在庫回転もスローでも両者が乖離しない限り手堅く収益が得られる。トレンド性のファスト商品でも小ロット短サイクルMDのリレーに徹すればMDサイクルと在庫回転の乖離が最小化され、高回転が高収益に直結する。

 マーチャンダイジングの収益は計画と実現の乖離を縮めるほど高まるから、過剰なギャンブルを回避して無理のないMD計画を組み、VMIやテザリング※3.で最適補給を図り、「52週MD」で週サイクルの消化進行管理を緻密に行って編集陳列やキックオフなどの販売消化ドライブに努め、計画値の実現を追求するべきだ。

※3.テザリング…店舗間で在庫を融通して在庫効率を高めるローカル・ディストリビューション手法で、修理加工の集約やC&Cの店出荷と連携される 
 

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。近著は店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)

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牛乳石鹸“赤箱”がオンラインイベントを開催 イガリシノブのインスタライブや限定商品を販売

 牛乳石鹸共進は12月21日まで、「カウブランド」の“赤箱”にフォーカスした美容オンラインイベント「赤箱 AWA-YA@ONLINE」を開催している。ヘアメイクアップアーティストのイガリシノブによるインスタライブ(12月8日12時~)やオリジナルのインスタグラムエフェクト、石けん作りの様子を楽しめる“バーチャル工場見学”などオンラインならではのコンテンツを展開する。また、“赤箱”のハート缶やスキンケアクリーム、ルームミストなど限定商品も販売する。

 「赤箱 AWA-YA」は、“赤箱”の魅力を広げるために2018年にスタートしたイベント。これまで京都と福岡で実施し、来場者は計2万人以上が訪れた。3回目となる今回は、新型コロナウイルスの感染防止の観点からオンラインで実施する。

 “赤箱”は、同社の主力ブランド「カウブランド」の製品として1928年に誕生した。近年、若い女性の間で赤箱を「洗顔」に使う“赤箱女子”が増加しており、口コミサイトや美容媒体のベスコスに選出されるなど注目を集めている。

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体格の良い男性のD2C「カロリイ」、初のポップアップに”big”なメンズが集結

 体格の良いメンズに向けたアパレルD2Cブランド「カロリイ(CARORIE)」が代官山 蔦屋書店2階の音楽フロアでポップアップストアをオープン中だ。期間は12月25日まで。同ブランドが”bigger”と呼ぶ体格の良い人のために、ストレッチや速乾性があり、シワになりにくい素材を用いて作ったウエアと、代官山蔦屋書店限定カラーであるネイビーのコットンブロードシャツの全21型をそろえる。本格的なアパレルブランドのポップアップストアを開くのは、代官山蔦屋書店としても初の試みだという。

 同ブランドは、スニーカーのキュレーションメディア「足元倶楽部」やメンズファッションのキュレーションメディア「SNS世代」をインスタグラム上で運営する株式会社いいねの小林稜社長が2020年6月に設立。「今回のポップアップをきっかけに、”biggerは、誇りだ”というメッセージを打ち出していくつもりだ。体が大きいことは格好よく、それをさらに引き立てる服として『カロリイ』が存在している。今回のポップアップの反響を見て、今後のポップアップなどのリアルでの施策も考えていきたい」と小林社長は語る。

 ポップアップには、モデルやインフルエンサーから、起業家、経営者まで、幅広い”bigger”たちが来店していた。

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体格の良い男性のD2C「カロリイ」、初のポップアップに”big”なメンズが集結

 体格の良いメンズに向けたアパレルD2Cブランド「カロリイ(CARORIE)」が代官山 蔦屋書店2階の音楽フロアでポップアップストアをオープン中だ。期間は12月25日まで。同ブランドが”bigger”と呼ぶ体格の良い人のために、ストレッチや速乾性があり、シワになりにくい素材を用いて作ったウエアと、代官山蔦屋書店限定カラーであるネイビーのコットンブロードシャツの全21型をそろえる。本格的なアパレルブランドのポップアップストアを開くのは、代官山蔦屋書店としても初の試みだという。

 同ブランドは、スニーカーのキュレーションメディア「足元倶楽部」やメンズファッションのキュレーションメディア「SNS世代」をインスタグラム上で運営する株式会社いいねの小林稜社長が2020年6月に設立。「今回のポップアップをきっかけに、”biggerは、誇りだ”というメッセージを打ち出していくつもりだ。体が大きいことは格好よく、それをさらに引き立てる服として『カロリイ』が存在している。今回のポップアップの反響を見て、今後のポップアップなどのリアルでの施策も考えていきたい」と小林社長は語る。

 ポップアップには、モデルやインフルエンサーから、起業家、経営者まで、幅広い”bigger”たちが来店していた。

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「バレンシアガ」がゲーム内で発表したコレクションを記者が体験リポート 2031年の世界で「NASA」や「PS5」とのコラボも

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は6日、2021年秋コレクション(2021-22年秋冬シーズンに相当)を、オリジナルのビデオゲーム「アフターワールド:ザ・エージ・オブ・トゥモロー(Afterworld: The Age of Tomorrow」内で発表した。ゲームは一般向けにオンラインで公開され、「WWDJAPAN.com」の取材班も公開と同時にチャレンジ。また、編集部には米フェイスブックが開発したVRヘッドセット“オキュラス クエスト(OCULUS QUEST)”が届き、VRでショーを見られるという仕掛けも用意されていた。

 ここでは、ウィメンズ・ファッション・ウイーク取材担当の記者の大杉真心と、入社2年目の若手記者で普段からゲーマーでもある大澤錬の2人がゲームを体験。それぞれの視点から今回のコレクションを読み解く。

VRで360度で見渡せるショーに大興奮

大杉真心「WWDジャパン」記者(以下、大杉):ゲームの中で発表するって聞いて、数日前からこの日を楽しみにしていました。私はまずはスマホでプレイして、2回目はパソコンから操作してみたんですが、デバイスが変わるだけで見え方や表示画面が全然異なって驚き!パソコンの方が画面が大きいから迫力が出るし、最初にキャラクター選択画面のような動くルックが見られて興奮(笑)。これはスマホでは見れなかったです。大澤くんは会社に届いたヘッドセットでコレクションを見たんだよね? 

大澤錬「WWDJAPAN.com」記者(以下、大澤):始まる前から「わ!“オキュラス クエスト”だ。お高いものだから丁重に扱わないと」とちょっと緊張しました。ヘッドセットの調整をし、両手にはコントローラーを持ち、準備万端で22時のスタートと同時に自宅で見ました。始まると歓声と共にBGMが流れ始め、本当のショーのように、目の前のステージを原寸大のモデルがウオーキングして、360度で見渡せてとても興奮。ショー中にコントローラーを左右上下に振り回したときには何も反応せず…..でしたが、贅沢にもフロントローの中央の席でショーを見れたのは嬉しかったですね。ショー内の周りの観客は全てアバターで構成されていて、家の中で頭を左右に動かして横の人を確認したり、ランウエイの方に近づいてみたりしてました。

大杉:すごく近未来的!デジタルの中に入り込んだように没入できちゃうよね。フロントローでショーを見れるのも貴重な体験だね。ショーの音楽など演出はどうだった?

大澤:BGMは、2017年のメンズコレクションからデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)のショー音楽を手掛けているBFRNDことロイク・ゴメス(Loik Gomez)の「エージ・オブ・トゥモロー(The Age of Tomorrow)」が流れていました。

大杉:本題のゲームも「アフターワールド:ザ・エージ・オブ・トゥモロー」というタイトルでリンクしているね。操作は普段からゲームをしていない私には難しかったな。最初の10分間は進行方向に進むことすらできず、壁にぶつかってばっかりで四苦八苦(笑)。この時点で酔っちゃった人もいたみたい。モデルのアバターたちの間を通りながら進むと、途中で一輪のバラを持った男性が目の前に現れたり、手から火を出す男性の前でバスが宙に浮いたりとサプライズが待っていたよね。あと、アバターの中にはデーモン閣下みたいな白塗りに黒いアイメイクの人とか、口から血が垂れた流血メイクもシュールだった!スクリーンショットを撮りながら、ゆっくり進んでたらあっという間にゲームオーバーになっちゃって、最終面のゾーン5に行くまでに50分はかかったよ。普段からゲームに慣れている大澤くんには簡単だった?

大澤:操作方法としては単純で左側が進行方向キー、右側がカメラワークでしたね。僕はスマホでプレイしている時に一度落ちてしまい、最初からやり直しというハプニングが(笑)。恐らくゲームの性能・質が高すぎて、スマホでは耐えきれなかったのが原因かもしれません。僕はひたすら本気モードで、右上の時間制限なんか気にせず、楽勝でゴールまで駆け抜けました。各ステージは店舗から街並み、森林まで、さまざまなロケーションで楽しむことができました。最初は“ゲームあるある”で、アバターに近付くと何か喋ったり説明したりしてくれるのかと思いましたがそれはなく、360度でアイテムを見るための仕様でしたね。ヘッドセットでコレクションを見た最後のルックの騎士がゲームのエンディングでも登場してきました! 

2031年の世界を舞台にした未来の服

大杉:騎士はジャンヌ・ダルク(Jeanne d'Arc)のようでかっこよかったね!ゲームの世界は2031年が舞台になっていて、デムナは未来の服を想像しながら、何十年も着用できる洋服をデザインしたとのこと。実はテーラードスーツはジャージー素材で作られていて、ストーンウオッシュ加工で着古されたような仕上がりになっていたり、メッシュ裏地が付いたストレッチ素材のスーツは、パフォーマンスウエアのような着心地だったりと、こだわりが詰まっているんだって。ダッフルバッグにもなるパーカや、コートになったブランケットなど、変身しているアイテムも多かったね。そこに、ゲームキャラクターらしいアーマー風のブーツをあわせて、非日常的なデザインのバランスがよかった。あれ、400年前の本当の鎧の形を3Dプリンターで再現しつつ、鋼よりも軽い素材でできているらしい。日本での販売は未定だけど、ちゃんと商品化されるそう!

大澤:ゲームの世界で登場するようなウエアで出てきて面白かったです。また「ナサ(NASA)」や、先日発売された「プレイステーション5(PLAY STATION 5以下、PS5)」とのコラボアイテムも登場しましたね。「ナサ」とのコラボでは、宇宙服をほうふつとさせるアウターのほか、MA1やショルダーバッグなどがあり、特にバックパックは多くのモデルが着用していたのでイチ押しだということが分かりました。「PS5」とのコラボパーカは、ゲーマーの人たちがかなり欲しがるんじゃないでしょうか。フロントに「プレイステーション」のアイコニックなロゴと「PS5」の文字、アームには「バレンシアガ」のロゴも施されていてコーディネートに取り入れやすそうです。ゲームとファッションの融合が少し、現実味を帯びてきた気がします。

大杉:Tシャツのメッセージも目を引いて「If I am lost, take me to the Balenciaga store(私が迷子になったら、バレンシアガ店舗に連れてってください)」とクスッと笑えた。シャツには「When I am done with this shirt, I will donate(このシャツを着なくなったら、寄付します)」とあって、ユーモアを混ぜながら、循環型経済をちゃんと促しているのもさすがだなと思いました。これまでもWFP(国連世界食糧計画)などとのチャリティー商品もあったけど、こういう風にソーシャルグッドな発信を自然に取り入れているのはすごく共感できる。クリエイションの雰囲気は大きく変化はないけれど、毎回新しい取り組みや素材のアップデートがあって「バレンシアガ」はやはり先進的なブランドだと感じたな。

大澤:僕のようなZ世代は特に小さい時からゲームで遊ぶ環境があったので、やはり自然とワクワクしちゃいました。ファッション好きだけでない、幅広い層へ刺さるコレクションだったと思います。ゲームだけにフォーカスするのではなく、『バレンシアガ』らしさは残しつつ、さまざまな取り組みを同時に見せていくのは素晴らしいですね。異業種と掛け合わさることで、どんなハレーションが起きるのか今後も楽しみにしています!

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「バレンシアガ」のデムナ、ゲームを語る 21年秋コレクションを発表

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は6日、2021年秋コレクション(2021-22年秋冬に相当)を、オリジナルのオンラインゲーム「アフターワールド:ザ・エージ・オブ・トゥモロー(Afterworld: The Age of Tomorrow」で披露した。ゲームでは2031年を舞台に5つのゾーンを冒険しながら、ルックをチェックできる。公式サイトからプレイでき、ゲーム内を移動しながら、各ルックの細かい刺しゅうやデザインを好きな角度から見られる。

 ゾーン1はまずストアの中から始まり、モデルがたたずむ中を進む。ゾーン2は一転してニューヨーク市内が背景となるが、ゾーン3では再び建物内を揚々としたBGMと共に歩く。そこから場面は森の中に変わり、ゾーン4では白いウサギが導く方へ進むとモデルたちが踊るシーンが登場する。ラストステージでは石場の険しい山の上で鎧を着た主人公が地中に刺さった剣を抜き、山頂の一本道を通って夕日に向かって歩いて行く。ゴールにたどり着くと夕日が丸い形に変わり、プレイヤー向けに呼吸法のワークアウトが行われるという流れだ。

 「バレンシアガ」のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)=アーティスティック・ディレクターはゲームを通じて発表するというアイデアを、4月には思いついていたという。メールでのインタビューでは「ファッションとは洋服を愛することであり、人々が性格や自分自身を表現するのに必要な“現代の鎧”だ」と述べている。ゲームについて「1から全世界を作った。どのような種類の木を置いて、どんな葉っぱをつけるか、どのような夕日にするかなど全てを決めた。ゲームのビジュアルを本物でリアルに見せるためには、細部にこだわらないといけない」と語った。

 コレクションはビッグシルエットやストリートウエアの要素が、鮮やかな色合いと質感の良い素材、オートクチュールのようなカッティングと融合している。アウターはナサ(NASA)のロゴが入ったボマージャケットやオフショルダーのダウン、フード付きのブランケットコートなどバリエーション豊かにそろえた。中世ヨーロッパの鎧をモデルにした銀色のブーツも大胆なスタイリングでコレクションに活気を与えている。

 ヴァザリア=アーティスティック・ディレクターは、「洋服全体において、古くなった洋服をどう処理するかについてよく考えた。将来のサステナブルでスマートな消費方法では、洋服がボロボロになるまで着ることになると信じている。そのため、このコレクションには着古したような洋服がたくさんある」と語った。

 同コレクションではアップサイクルにも取り組んでおり、残布をダウンジャケットに刺しゅうして毛皮のような質感を実現した。多くのアイテムはユニセックスでユニサイズとみられ、サステナブルな素材を93.3%に使用したという。

 彼自身ゲームにハマっているという程ではないが、カーレースのゲームはやっているという。「家で仕事をするときの短い休憩時間でプレイしている。頭を少し休ませて仕事から離れるのに助かっているので、瞑想に近い感覚だ。オンラインゲームの美学や、90年代から現在までいかに発展してきたかにずっと魅了されてきた」と述べた。

 「アフターワールド」は寓話的な冒険を軸に、キャラクターやビジュアルには写真から3DCGモデルを作成するフォトグラメトリーを採用している。ヴァザリア=アーティスティック・ディレクターは自身のヒーローについて「個人的には祖母や両親、夫のロイック(Loick)が、私のヒーローだ。神話では、アキレス(Achilles)かな。小さいところながら急所となる弱点を持つヒーローが好きだから。歴史上の人物からは若さと勇気の象徴であるジャンヌ・ダルク(Joan of Arc)。ゲームの世界では『ホライゾン・ゼロ・ドーン(Horizon Zero Dawn)』のアロイ(Aloy)だ。彼女は私と同じような異端児だから」と語った。

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モンクレールが「ストーンアイランド」買収、評価額は1400億円

 伊モンクレール(MONCLER)は、同じくイタリアの人気ブランド「ストーンアイランド(STONE ISLAND)」の親会社スポーツウェアカンパニー(SPORTSWEAR COMPANY)を買収する。モンクレールのレモ・ルッフィーニ(Remo Ruffini)会長兼CEOは「私は常に、トレンドやファッションのルール以上に、独自性や消費者への近さを武器にしているブランドの開発を進めてきた。『ストーンアイランド』とは同じビジョンを共有していることが決め手になった」とステートメントの中で語っている。

 モンクレールは、「ストーンアイランド」の社長兼CEOのカルロ・リベッティ(Carlo Rivetti)氏がオーナーを務めるリベテックス(Rivetex)社が所有するスポーツウェアカンパニー株50.1%分とリベッティ氏の親族が所有する19.9%分のスポーツウェアカンパニー株を買い取る。

 「ストーンアイランド」の評価額は11億5000万ユーロ(約1449億円)で、これはマルチプル法だと2020年の「ストーンアイランド」のEBITDAの16.6倍、21年度のEBITDAの13.5倍に相当する。またリベッティ氏はモンクレールの取締役になる。

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ファッション愛にまみれた「WWDジャパン」スタッフのベストバイ 「THE TEN」や「マルニ」、中国コスメなど

 ファッション業界で働く人たち、ファッション好きな人であれば、一度は聞いたことがあるであろう「アパレル不況」「潰れないと変われないのか」。心ない言葉が飛び交う度、あるいは業界に対するイメージで、希望のある若者は入社を拒み、両親から反対されるケースも少なくないでしょう。また新型コロナウイルスにより、“倒産”、“破綻”というニュースを見る機会も増えました。けれど業界で働く人たちは必死に毎日働き、周りから何を言われようと、見えない敵と戦い続けています。一番の理由は「ファッションが好きだから」。「WWDジャパン」のスタッフたちもアパレルの皆さん同様にファッション愛にまみれた、お気に入りのアイテムを一挙に紹介します。

世界で一番開くのを躊躇する雑誌

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とコラボして制作された「ハイプビースト(HYPEBEAST)」の第20号。雑誌をカバーする袋には"DO NOT OPEN(開けるな)"の文字。買ったは良いものの、このメッセージのおかげで開けるのを躊躇し数カ月後に満を辞して開けました。レアものかどうかは分からないですが、きっと世界で一番開けるのを躊躇する雑誌です(笑)。開けずにはいられないからこそ"開けるな"という文字を置くところが、彼らしいユーモアです。

 雑誌が発行されたのはヴァージルが「ルイ ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任する以前で、「ナイキ(NIKE)」とのコラボ「THE TEN」が話題になっていたころのインタビューが掲載されています。コラボというだけあり、ヴァージルの落書きが至る所にされています。本人による注釈によれば、自分について書かれた記事は絶対読まないそう。
(デジタルマーケティング部 丸山瑠璃)

「THE TEN」を自分だけの一足に

 ナイキ(NIKE)とヴァージル・アブローによる、ナイキのアイコニックなスニーカーを再構築するデザインプロジェクト「The Ten」の“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”。恐らくこれを手にしたマニアたちは履かずに、大事に保管、観賞用にするのが大半だと思います。僕は履きまくっていますが(笑)。というのも、学生時代にパリに行った際、アパレル業界で働く外国人(恐らくどこかのバイヤーかな?)が、かなりの味が出ている同スニーカーを履いているのを見て、「カッコいい!」と思ったのがきっかけです。改めて、「スニーカーは履いてナンボや」というのを感じた瞬間でした!
(WWD JAPAN.com編集部 大澤錬)

手持ちコスメの中で最重量⁉︎中国コスメに一目惚れ

 韓国コスメの人気もさることながら、今熱いのは中国コスメ!パッケージデザインや世界観にこだわったブランドが多く、ユニークなアイテムと出合えます。今回自慢したいアイテムは、SNSパトロールをしていた際に一目惚れして即購入した中国のコスメブランドのアイシャドウパレット。木箱に入っていて、本体のケースはかなり重さがあります。(計量してみたところ、約1.5kgありました。)繊細な彫刻と立体の花のデザインが美しく、眺めているだけで幸せ……。もちろん中のアイシャドウも質が良く、しっとりとした粉質で高発色です。現在、中国コスメのほとんどは限られた通版でしか購入できないため、日本上陸が待ち遠しいです。
(デジタルマーケティング部 浅野ひかる)

命の重みを感じるきれいなハンティングジャケット

 

 古着屋をあてもなく見て回っている時に出合った老舗ハンティングウエアメーカー「ボブ アレン(BOB ALLENE)」のジャケットです。ハンティングジャケットは男臭いものや野暮ったいものが多い中で、ハリ感のある素材で、きれいなシルエットに惹かれました。前の所有者がハンティングしていた際に付いたであろう動物の血痕のようなシミがあり、命の重みを感じる1着です。
(デジタルマーケティング部 森川竜生)

思わず運命を感じてしまったハワイアンシャツ

 映画「ロミオ+ジュリエット(Romeo + Juliet)」のレオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)に憧れハワイアンシャツにハマっていた学生時代、たまたま見つけた「ポール・スミス(PAUL SMITH)」のシャツ。偶然にも大好きな絵本「かいじゅうたちのいるところ」を思わせるプリントに運命を感じました(笑)。「ポール・スミス」日本公式アカウントが、自分のインスタグラムにアップした着用写真をリポストしてくれた思い出もあって、今もお気に入りの一着です。
(デジタルマーケティング部 佐立武士)

新社会人、自分へのプレゼントに購入した財布と名刺入れ

 好きなブランドは特にない私ですが、色合いにひかれ、「マルニ(MARNI)」の財布と名刺入れを購入しました。長く使えるものをと思い、ついにブランド品デビュー。特に「マルニ」の財布は、手のひらサイズでポケットに入り、使い勝手がとても良いです。ゲットしてから半年が経ちますが、見る度にウキウキします!
(ビジネスプランニング部 笹谷南月)

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商品を追跡できるマップを公開 米「ザ・ノース・フェイス」親会社に聞くトレーサビリティーの取り組み

 サステナビリティ先進企業として知られ、トレーサビリティー(追跡可能性)への取り組みでも注目を集めるのが「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」、そして「シュプリーム(SUPREME)」を傘下に持つ米VFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VFC)だ。同社はサプライチェーンの情報を消費者に共有するため、2016年に全製造工程を可視化したトレーサビリティーマップの開発に着手し、18年からホームページで掲載。現在、主要12ブランド計46製品が公開されている。

 アパレル産業のサプライチェーンは複雑で、把握するのが困難といわれている。だが自社の製品に責任を持つには、原材料生産から製品ができるまでの製造工程を把握することは必要不可欠だ。トレーサビリティーを追求することは、自社の労働環境や環境への負荷などの問題を浮き彫りにし、その解決の糸口となる。シャネル・オートン(Shanel Orton)=レスポンシブル・マテリアルズ&トレーサビリティー・シニアマネジャーに同社の取り組みを聞いた。

WWD:トレーサビリティーに着手したきっかけは?

シャネル・オートン=レスポンシブル・マテリアルズ&トレーサビリティー・シニアマネージャー(以下、オートン):2013年にバングラデシュの首都ダッカ近郊で死者1000人以上を出したラナ・プラザ崩落事故です。ラナ・プラザの縫製工場に発注はしていなかったものの、自社のサプライチェーンで働く労働者のために工場の安全性や人権問題を改善する必要があると痛感しました。世界中の工場で100万人以上の人々が当社の製品製造に携わっており、100万人以上の消費者がそれらを購入してくれています。品質はもちろん、労働者や消費者の安全に至るまで、私たちは製品に関わる全ての人々に対して責任があります。

WWD:トレーサビリティーマップは製品の製造背景を知ることができる画期的なシステムだ。

オートン:マップ上でサプライチェーンのデータをビジュアル化したことで、原材料や各パーツがどのような工程を経て製品化されたのかがクリアになりました。ただ、大企業の複雑なサプライチェーンに対応したプログラムを構築することは並大抵ではありませんでした。私たちは年間4億ユニット以上の製品を作っています。調達先は40カ国以上、一つの製品を作るのに50以上の工場が関わることもあり、仕入先は世界中に何千とあります。

WWD:どのように確立していったのか?

オートン:マップの開発を始めた頃は、現在ほどトレーサビリティーや透明性が社会に認知されていませんでした。でも、問題を認識しなければ解決策に取り組むことはできません。開発する過程で提携先のサプライチェーンと協業して信頼関係を築き、このプログラムの重要性や正確なデータが必要であることを理解してもらいました。また常に新たな原料やサプライヤーが加わるので、その都度課題を洗い出し、プログラムに含めていく必要があります。

WWD:現在マップ上でデータ化されている製品は?

オートン:「ティンバーランド」の“イエローブーツ”こと、“6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ”や「ヴァンズ」の白黒チェック柄の“チェッカーボード スリッポン”、「ザ・ノース・フェイス」の“サーモボール エコ フーディ”などです。追跡できる製品数は全体に対してまだ低い割合ですが、いずれも主要製品なのでボリュームは大きい。アイコニックな製品のサプライチェーンを完全にできたのは意義のあることだと思います。2021年末までに140製品に増やすことが目標です。

WWD:VFCでは、トレーサビリティーを徹底するために全工場をモニタリングしていると聞く。

モートン:タナリー(皮なめし工場)から織物工場、カッティングや縫製工場、スクリーン印刷会社、刺しゅうアトリエ、製品洗い工場、梱包施設、完成品の生産工場まで全てモニタリングしています。特に注視しているのが皮革で、現在はブラジル産の使用を禁じています。理由はアマゾン地域の大規模な森林火災をめぐり、傘下ブランドに使用される素材が環境の悪化につながっていないという確証が持てないためです。トレーサビリティーを推進することでこれまでモニタリングできなかった分野も可視化でき、“人と地球にポジティブな影響を与える”という目的主導型の経営判断が可能となりました。

そのほか、新規の森林伐採や森林劣化の原因となった土地で放牧された動物の皮革の使用も禁止しています。より信頼性の高いデータを得るために、オンライン調査に加え、原材料サプライヤーの施設へ現地調査も行っています。

WWD:トレーサビリティーへの積極的な投資の先に目指すものは?

オートン:「サステナブルなファッションを発展させるには、プロダクトデザインと開発、調達、生産など、事業全体のテクノロジーに投資する必要がある」という理念のもとに投資しています。私たちの根底にあるのは“人と地球にポジティブな影響を与えたい”という願い。その実現には、製品をエシカルかつサステナブルな方法で生産する事業戦略が不可欠です。トレーサビリティーの範囲を広げ、サプライチェーン全体の透明性を高めることは、よりよい経営判断につながります。

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商品を追跡できるマップを公開 米「ザ・ノース・フェイス」親会社に聞くトレーサビリティーの取り組み

 サステナビリティ先進企業として知られ、トレーサビリティー(追跡可能性)への取り組みでも注目を集めるのが「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「ヴァンズ(VANS)」、そして「シュプリーム(SUPREME)」を傘下に持つ米VFコーポレーション(VF CORPORATION以下、VFC)だ。同社はサプライチェーンの情報を消費者に共有するため、2016年に全製造工程を可視化したトレーサビリティーマップの開発に着手し、18年からホームページで掲載。現在、主要12ブランド計46製品が公開されている。

 アパレル産業のサプライチェーンは複雑で、把握するのが困難といわれている。だが自社の製品に責任を持つには、原材料生産から製品ができるまでの製造工程を把握することは必要不可欠だ。トレーサビリティーを追求することは、自社の労働環境や環境への負荷などの問題を浮き彫りにし、その解決の糸口となる。シャネル・オートン(Shanel Orton)=レスポンシブル・マテリアルズ&トレーサビリティー・シニアマネジャーに同社の取り組みを聞いた。

WWD:トレーサビリティーに着手したきっかけは?

シャネル・オートン=レスポンシブル・マテリアルズ&トレーサビリティー・シニアマネージャー(以下、オートン):2013年にバングラデシュの首都ダッカ近郊で死者1000人以上を出したラナ・プラザ崩落事故です。ラナ・プラザの縫製工場に発注はしていなかったものの、自社のサプライチェーンで働く労働者のために工場の安全性や人権問題を改善する必要があると痛感しました。世界中の工場で100万人以上の人々が当社の製品製造に携わっており、100万人以上の消費者がそれらを購入してくれています。品質はもちろん、労働者や消費者の安全に至るまで、私たちは製品に関わる全ての人々に対して責任があります。

WWD:トレーサビリティーマップは製品の製造背景を知ることができる画期的なシステムだ。

オートン:マップ上でサプライチェーンのデータをビジュアル化したことで、原材料や各パーツがどのような工程を経て製品化されたのかがクリアになりました。ただ、大企業の複雑なサプライチェーンに対応したプログラムを構築することは並大抵ではありませんでした。私たちは年間4億ユニット以上の製品を作っています。調達先は40カ国以上、一つの製品を作るのに50以上の工場が関わることもあり、仕入先は世界中に何千とあります。

WWD:どのように確立していったのか?

オートン:マップの開発を始めた頃は、現在ほどトレーサビリティーや透明性が社会に認知されていませんでした。でも、問題を認識しなければ解決策に取り組むことはできません。開発する過程で提携先のサプライチェーンと協業して信頼関係を築き、このプログラムの重要性や正確なデータが必要であることを理解してもらいました。また常に新たな原料やサプライヤーが加わるので、その都度課題を洗い出し、プログラムに含めていく必要があります。

WWD:現在マップ上でデータ化されている製品は?

オートン:「ティンバーランド」の“イエローブーツ”こと、“6インチ プレミアム ウォータープルーフ ブーツ”や「ヴァンズ」の白黒チェック柄の“チェッカーボード スリッポン”、「ザ・ノース・フェイス」の“サーモボール エコ フーディ”などです。追跡できる製品数は全体に対してまだ低い割合ですが、いずれも主要製品なのでボリュームは大きい。アイコニックな製品のサプライチェーンを完全にできたのは意義のあることだと思います。2021年末までに140製品に増やすことが目標です。

WWD:VFCでは、トレーサビリティーを徹底するために全工場をモニタリングしていると聞く。

モートン:タナリー(皮なめし工場)から織物工場、カッティングや縫製工場、スクリーン印刷会社、刺しゅうアトリエ、製品洗い工場、梱包施設、完成品の生産工場まで全てモニタリングしています。特に注視しているのが皮革で、現在はブラジル産の使用を禁じています。理由はアマゾン地域の大規模な森林火災をめぐり、傘下ブランドに使用される素材が環境の悪化につながっていないという確証が持てないためです。トレーサビリティーを推進することでこれまでモニタリングできなかった分野も可視化でき、“人と地球にポジティブな影響を与える”という目的主導型の経営判断が可能となりました。

そのほか、新規の森林伐採や森林劣化の原因となった土地で放牧された動物の皮革の使用も禁止しています。より信頼性の高いデータを得るために、オンライン調査に加え、原材料サプライヤーの施設へ現地調査も行っています。

WWD:トレーサビリティーへの積極的な投資の先に目指すものは?

オートン:「サステナブルなファッションを発展させるには、プロダクトデザインと開発、調達、生産など、事業全体のテクノロジーに投資する必要がある」という理念のもとに投資しています。私たちの根底にあるのは“人と地球にポジティブな影響を与えたい”という願い。その実現には、製品をエシカルかつサステナブルな方法で生産する事業戦略が不可欠です。トレーサビリティーの範囲を広げ、サプライチェーン全体の透明性を高めることは、よりよい経営判断につながります。

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「エヌドット」の“ポリッシュオイル”がアットコスメベストコスメアワード殿堂入り スタイリング剤としての認知も上昇

 プロフェッショナルヘアメーカー・ナプラのヘアケアブランド「エヌドット(N.)」のヘアオイル“ポリッシュオイル”(150mL、3400円)が、12月1日に発表になったアットコスメベストコスメアワードで殿堂入りを果たした。

 殿堂入りは毎年開催されるアットコスメベストコスメアワードにおいて、複数回1位に輝きアットコスメメンバーからの支持を不動のものとしたアイテムに対して評されるもの。“ポリッシュオイル”は2018年にベストヘアスタイリング部門で、19年にヘアスタイリング・カラー部門で1位を獲得。アットコスメでの口コミ数は1400件超えるほどの評判だ。

 “ポリッシュオイル”は、ナプラが「エヌドット」の第一弾として2017年に発売したヘアオイル。シアバターなど天然由来成分のみで作られ、スタイリングの仕上げに使用すると艶感とウエットな質感を表現できる。それまでオイルといえばヘアケアというイメージが根付いていたが、スタイリング剤としての立ち位置も確立した。もちろんアウトバストリートメントとしてヘアオイルやボディーオイルとしても使用することが可能で、マルチオイルの先駆的な存在だ。

 「WWDビューティ」が開催した「ヘアサロン版ベストコスメアワード2019」でも“ポリッシュオイル”は、ヘアスタイリング剤部門とヘアオイル部門で3年連続二冠を達成するほど美容師からの支持も厚い。さらに、なみいる一般流通向けブランドの中でサロン専売品という限られた販路ながらも美容誌が開催するベストコスメ企画では、ヘアスタイリングやアウトバストリートメントなどさまざまな部門でランクインを果たしている。インスタグラムでは「#ポリッシュオイル」をつけた投稿が10万件を超えるほど認知されている。発売から3年以上たった今も取り扱いサロンが増えており、今後も注目のサロン専売品ブランドだ。

問い合わせ先
ナプラ
03-5362-3052

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デザイナー夫婦が移住し始めたアトリエ兼ボードゲームカフェ「ふふふ」 いま、ローカルが面白い!桐生編 VOL.3

 群馬・桐生市の注目ショップ3店目は、2019年11月にオープンしたファッションのオープンアトリエ兼ボードゲームスペースの「ふふふ」。こちら、この連載の初回で紹介したセレクトショップ「エスティ―カンパニー(ST COMPANY)」の隣にあります。店のオーナーはデザイナーの和崎拓人(通称、大小=タイショー)さん、門井里緒さんご夫婦。この2人も群馬県や桐生市の出身者ではなく、街にほれ込んで移住したIターン組です。

 和崎さんは渋谷の個性派セレクトショップ「デスペラード(DESPERADO)」を経て自身のモノ作りを開始。門井さんは「アウアー・バイ・キンフォーク(OUUR BY KINFOLK)」「エイトン(ATON)」などの企画チームで働いてきた経歴の持ち主です。2人はデザイナーとしてモノ作りのために各地の産地を回る中で桐生に出合い、織物工場や染工場、刺しゅう工場、プリーツ工場といった、ファッションのモノ作りのための多様な技術が集積されている点にひかれたと語ります。「エスティーカンパニー」や同店を運営する環敏夫社長との出合い/出会いも、移住を決めた大きな要因だったそう。

飲食店なども巻き込んで街のマップを作成

 ガラス越しに商店街からも店の中がよく見える「ふふふ」は、ミシンや大きな作業台があり、共同のワーキングスペースやアトリエとして開放しています。和崎さんの趣味という世界各地の珍しいボードゲームも約550種(!)取りそろえており、時間料金制でそれらを楽しむことも可能。私が訪れた11月8日には、近隣に住んでいるという横振り刺しゅう(桐生が産地として知られる、熟練技がいる刺しゅうの技法)のアーティストの女性がお店に遊びに来ていて、私やほかのお客さんに店のミシンを使って横振り刺しゅうを披露してくれました。

 2人は得意とするイラストやグラフィックなどを生かして、桐生の飲食店や商店を紹介するおしゃれなマップやクーポンなども製作しています。「僕らは桐生の新参者ですが、老舗の飲食店などに『マップやクーポンを作って来街者にもっと街を楽しんでもらい、地域を活性化したい』と相談に行くと、皆さん歓迎してアイデアに乗ってくださる」そう。前回の連載で紹介した「パーヴェイヤーズ」同様、ここでも移住者によって街に新しい活気がプラスされていることを感じました。

■ふふふ
住所:群馬県桐生市本町6-400
営業時間:平日16~23時、休祝日13~22時
定休日:月曜

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マシュー・M・ウィリアムズによる新生「ジバンシィ」のファーストアイテムが限定発売

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」は12月1日、マシュー・M・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)新クリエイティブ・ディレクターによる初のコレクションから厳選されたアイテムで構成する“ティザー”カプセルコレクションを発売した。これは2021年2月下旬に予定する21年春夏コレクションの正式ローンチに先駆けたもので、12月22日まで3週間限定で販売。東京・表参道店をはじめ、ヨーロッパ、アジア、アメリカの7店舗と公式オンラインショップのみで取り扱う。メゾンの新たな一章が垣間見える同コレクションは、ウィメンズ・メンズともに遊び心と反骨的なムード、そしてエフォートレスなエレガンスが特徴。ウィリアムズ=クリエイティブ・ディレクターのハードウエアやテクスチャーへのこだわりを感じられるアイテムがそろう。

 ウィメンズウエアは、ラペルをずらしたようなデザインが印象的なテーラードジャケットやハイウエストのスリムテーラードパンツ、4Gエンブレムをジャカードで織り込んだデニムライクなジャケットとパンツ、オーバーサイズのポプリンシャツなどをラインアップ。一方、メンズウエアは、ボックスシルエットのテーラードジャケットやスリムなテーラードパンツ、ファスナーとスナップボタンの付いたポプリンシャツ、オットマン素材のオーバーサイズパーカなどをそろえる。さらに、ヒビ割れのようなハードなペイントや光沢のある加工が施されたデニムアイテムをはじめ、オーバーサイズのウインドブレーカー、メタルディテールを加えたスエットシャツやフーディー、プリントTシャツなど、メンズ・ウィメンズ共通のデザインが多いのも新たな「ジバンシィ」の特徴と言える。

 そんなユニセックスな雰囲気はアクセサリーでも顕著だ。バッグはアイコンの“アンティゴナ”を再解釈。これまでよりも長いハンドルと4Gエンブレムの南京錠でアップデートされたボックスレザーバッグをはじめ、ユニセックスのチェーン付きバッグ“バーティカル・ミニ”、メンズのクロスボディバッグ“アンティゴナ・U”などがラインアップに加わった。シューズは南京錠付きのユニセックスなアンクルブーツ“ロック”や、男女共通のデザインをウィメンズはウエッジソールで、メンズはフラットソールで仕上げたサンダル“マシュマロ”などを提案。「G」を象ったチェーンネックレスやブレスレット、存在感のあるツノが目を引くキャップがスタイルを完成させる。

 また現在、コレクションのローンチを記念して表参道店は特別仕様に。ウインドーには10台のスクリーンが横一列に並べられ、コレクションを着たモデルたちが画面をシームレスにまたぐように歩く姿が映し出されている。これはランウエイショーでの発表を行わなかったウィリアムズ=クリエイティブ・ディレクターが服の動きを見せるために考案したもの。パリのショールームでも用いられている映像だ。

TEXT : JUN YABUNO

問い合わせ先
「ジバンシィ」表参道店
03-3404-0360

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「ディオール」が2021年メンズ・プレ・フォール発表 アーティストのケニー・シャーフとコラボ

 「ディオール(DIOR)」のキム・ジョーンズ(Kim Jones)=メンズ アーティスティック・ディレクターは、12月8日に同ブランド公式サイトで発表する2021年プレ・フォール・コレクションで、アーティストのケニー・シャーフ(Kenny Schar)と協業することを発表した。

 ケニー・シャーフは、1980年代のポップアートシーンを代表する人物で、キース・ヘリング(Keith Haring)やジャン=ミシェル・バスキア(Jean-Michel Basquiat)と共に活躍したアメリカ人アーティスト。海外アニメの「カートゥーン(CARTOON)」キャラクターや、彼の独自の世界観で表現した色鮮やかな生物が一番の特徴だ。

 昨年12月にマイアミで行われた2020年プレ・フォール・コレクションでは、「ステューシー(STUSSY)」創業者のショーン・ステューシー(Shawn Stussy)と協業した。キムはこれまでに空山基、カウズ(KAWS)、レイモンド・ペティボン(Raymond Pettibon)、ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)らの現代美術家とコラボレーションをしている。

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「ビューティ&ユース」と「5525ギャラリー」が協業 ジェンダーレスな新ブランド「アレリー」をスタート

 ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY & YOUTH UNITED ARROWS)は「5525ギャラリー(5525GALLERY)」との協業ブランド「アレリー(ALLERY)」をスタートした。ユニセックスのバッグやポーチなどをそろえ、公式オンラインストア限定で取り扱っている。

 サステナビリティ・ダイバーシティ・ジェンダーレスをテーマに、動物性素材を使用せず、ミニマルなデザインと手頃な価格が特徴だ。

 スクエアショルダーバッグ(4950円税込)、ベルトバッグ(4950円税込)、ポーチ(4950円税込)、ショッパーバッグ(5720円税込)、パスホルダー(6720円税込)、バックパック(7260円税込)を用意した。

 「5525ギャラリー」はTITOが手掛ける日本のブランドで、「オーラリー(AURALEE)」 などさまさまなブランドとコラボしている。

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ジュゼッペ・ザノッティが新たにクチュールブランドのシューズをデザイン カード

 オートクチュールブランド「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」とシューズデザイナーのジュゼッペ・ザノッティ(Giuseppe Zanotti)は、シューズにおけるライセンス契約を結んだ。これにより、ザノッティが2021年プレ・フォールから同ブランドのシューズコレクションをデザインし、ジュゼッペ・ザノッティ社がイタリアの工場での生産とミラノとニューヨークのショールームでの卸販売を手掛ける。契約期間は非公表。

 今回の協業について、アレクサンドル・ヴォチエ=デザイナーは「私のコレクションからの自然な流れに感じられるような、そしての『アレクサンドル・ヴォチエ』をまとう女性の自信に満ちたパーソナリティーを引き立てるような、独創的なシューズコレクションを作りたかった」とコメント。「世界中で私のコレクションを身につけている女性たちは、センシュアルであると同時に力強い。ジュゼッペ・ザノッティとのコラボレーションは、そんな大胆で刺激的な女性のためのものだ。ジュゼッペはそれを完璧に理解していて、2人で私のクチュールコレクションの象徴的なディテールをシューズに落とし込んだ」と続ける。

 一方、ザノッティは「アレクサンドルとの仕事はごく自然に感じられた。というのも、最初から私たちが語りかける女性像が同じであることに気づいたからだ。そんなエネルギーが服から靴に、そして靴から服に流れていることがわかると思う」と話す。5月に店頭に並ぶ予定の21年プレ・フォールに向けては、70sと80sのナイトライフを想起させるムードを取り入れながら、大胆で自信にあふれるブランドらしい女性らしさを再解釈。イブニングサンダルやプラットホームサンダル、デイタイム向けのフラットシューズ、ブーティ、バイカーブーツといった新たなスタイルを含むグラマラスな90型を提案する。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。

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懐かしの観光ペナントを使ったジーンズ エドウインが限定販売

 エドウインは、日本の観光土産の定番だった観光ペナントをリメイクパーツに用いたジーンズ“旅の想いデニム”を12月12日から販売する。50本限定で全てが異なるデザインになる。セルビッジの生地を使い、ハードウオッシュを施した凝った商品で、価格は4万円。

 観光ペナントは1960〜80年代にはやった土産で、ペナント(三角旗)に観光名所の風景画や名前が描かれており、旅の記念として自宅に飾る人も多かった。コロナ禍で気軽に旅行できない今、旅先に想いを巡らす商品として企画した。

 セルビッジの生地は海外でも評価の高い日本綿布のもの。オーガニックコットン糸をピュアインディゴで染色し、100年前のシャトル織機でゆっくり織り込んだ。昭和の時代に作られた観光ペナントを当て布にし、独特の雰囲気を出した。

 “旅の想いデニム”は旗艦店「エドウイン トーキョー ハラジュク」の4周年を記念したもので、同店限定での販売となる。

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脱サラから香水ベンチャーを立ち上げ 映画とのペアリングなどユニークなアイデアを生み出す「セレス」

 香水の総合販売サイト「セレス(CELES)」は香水を「試す」「相談する」「買う」の3つがかなうさまざまなサービスを展開し、注目を集めている。500種類以上の香りの現品サイズはもちろん、気楽に試せるムエット(無料)や0.7mL(15プッシュ分)・2.5mL(50プッシュ分)・5mL(100プッシュ分)を販売するほか、日本フレグランス協会の資格を持ったスタイリストにイメージに合わせた香水を提案してもらえる「セレス セレクト」、ランダムに香水が届く「セレス ガチャ」などさまざまなサービスをそろえる。また10月には好きな映画を選び、その映画をイメージした香りを提案する「セレス シネマ」をスタートし、12月28日まで提供している。

 そんな「セレス」を手掛けるのは、大学院卒業後に大手電力会社を2年で退職し、香水業界のホワイトスペースを見つけ起業した代表のソールズベリー夏生。そもそも香水ビジネスの着想源になったのは、アメリカでも行われている高級腕時計のレンタルサービスだったという。「昔から香水はつけていたが、すごく興味や知識があったわけではないし、絶対に独立して起業したい!と思っていたわけでもない。ただ、腕時計のレンタルビジネスには注目していて、ぼんやりとビジネスチャンスがあるのでは、と思っていた。高価な腕時計は簡単に買えるわけではないし、お店で試着するのも敷居が高い。そんな腕時計を気楽に試せるビジネスは需要があると思った」と話す。

 結局腕時計ビジネスはコスト面など諸々を考慮したときに断念したが、当時香水をネットで販売していた知り合いがビジネスを続けられなかったときに、在庫を買い取ったことが「セレス」のはじまりになった。「買い取った香水を小さな瓶に詰め替え、手ごろな価格で香水を試せるようにした。最初は友人や知り合いが買ってくれていた。注文数も増えていくにつれ、香水を低価格・少量で気楽に試せるサービスが日本にあまりはないことに気づいた」。腕時計同様にビジネスになると思ったソールズベリー代表は、副業でコツコツ続けていたウェブサイトを本格的にビジネスにすると決心し、27歳という若さで2018年に起業。「ちょうど電力会社の仕事でシンガポールへの転勤の話をされたタイミングだった。給料も待遇も上がる機会だったけれど、まだ若いときにいろいろチャレンジしたいという思いがあり、成功する確信や自信はなかったけれど、香水事業にかけることにした」と当時の心境を振り返る。

「香水をつけるハードルを下げたい」

 そこから始めた「セレス」は、ラテン語で「天国」を意味する“セレスト(Celeste)”から名前をつけた。古来エジプトでは香りは天国に捧げるものだったこと、さらにヘビーメタルバンド「セレスティア」のファンだったことから、「セレス」にしたという。最初は少ない人数で四苦八苦しながら始めたビジネスが、現在は香水の注文数がスタートから2万5000件を達成し、来月には3万件を超えると予測する。また、現状単独注文が取引の半数を占め、残りは「セレス セレクト」や「セレス ガチャ」など独自のサービスだという。「日本の香水市場はまだまだ小さい。同じアジアでも韓国の人口は日本の3分の1にもかかわらず、香水市場の規模は同等レベル。でも今は香水に対する意識も変わり、ファッション同様に自己表現として楽しむ手段になりつつある。ただ、まだどんな香水をつけたらいいのか分からないという人も多く、香水をつけるハードルを下げるためにも、気楽に試せるサービスをいろいろ考えている」と話す。

 デジタルで香りを売るのが難しいともされる中で、今までにない切り口で香りに触れられるサービスとして10月にスタートしたのが、映画とのペアリングだ。好きな映画を入力すると、映画と香水に詳しいスタイリストが選んだ、映画に合わせた香りをが、送られるという仕組みだ。一見映画と香水は遠い業界に感じるが、「映画ははっきりしたテーマやストーリーがあり、感じ方は人それぞれ。そこは香水と似ているものだと思った」と説明。「もちろん難しい映画もある。例えば『ホームアローン(英表記?)』。子どもが家に一人で残されていろいろなハプニングが起こるストーリーだが、実は子どもながら大人に憧れてシェービングクリームを塗っているシーンがあったり、泥棒を退治したり、親がいないときに“大人”になりきるシーンがたくさん出てくる。だからあえて幼い香りと言うより、少し背伸びするような、スモーキーで渋めな香りを提案してみた。あとは、ホラー映画も香りと結びつけるのは難しかったりする(笑)」。

香りのプラットフォーム化を目指す

 ユニークなサービス以外に、同社の強みの一つとして挙げるのは、現在1万件を超える消費者のレビューだ。「香水は主観的なものでもあり、いろいろな人の正直なレビューが求められる。ブランド公式ECだといいレビューが目立つが、実はネガティブな意見こそ参考にされる。いずれは一般消費者のレビューに加え、スタイリストのプロのレビューも掲載し、香水の図鑑のような役割を果たせるようになりたい」。なお現在人気なのは、「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」「イソップ(AESOP)」だという。

 これまで香水をより身近な存在にするためにさまざまなサービスを展開してきたが、今後も同じ目標の元、オンラインのチャットサービスの導入やリアル店舗の出店も視野に入れる。「消費者のレビューを見られるだけでなく、スタイリストとリアルタイムでコミュニケーションをとったり、さらに香水を買ったり、香りのプラットフォーム化を目指す。また、いずれはリアルな空間で香りを体験できる場も作りたい」。

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SNSの口コミ、どう利用する?「オルビス」のオンライン販売戦略

 オンライン上の口コミが購買に大きな影響を与えることは周知の事実だが、近年はその影響力がより増している。特に今年は新型コロナにより、テスター使用ができない、カウンターで相談できないといった事情もあり、購入にあたって口コミを含むオンラインの情報が重視される傾向にあった。

 その中で一般消費者からの投稿、いわゆるUGC(User Generated Content)は欠かせない存在となっている。企業広告やインフルエンサーマーケティングが発展する中で、よりリアルで消費者に近い存在が発する声は、認知形成から購入の“最後の一押し”までを担っている。しかしUGCは自然発生的なもの。企業はどのようにUGCを活用しているのか。

 「オルビス(ORBIS)」はクレンジングクリーム“オフクリーム”のオンライン販売でランディングページ(LP)を制作しており、その中でUGCを活用している。通常、LPでは企業が発信したい効果や性能、開発ストーリーなどが語られ、スクロールしていくと販売リンクにたどり着く。“オフクリーム”の場合は、LPではそういった企業のメッセージの間に、インスタグラムで一般ユーザーが投稿した画像や動画を差し込んでいる。投稿はSNSを活用したマーケティング支援を行うアライドアーキテクツのUGC活用ツール、レトロ(Letro)を使用して埋め込んでおり、投稿全文を開いて見ることや、横スクロールで多くの投稿を見ることができる。

 オンライン販売戦略を担当するオルビスの松枝奏輔マーケティング戦略部部長は「時代的に広告や一方的な発信を嫌う消費者が多い。そこに課題があり、客観的な第三者の声をお伝えしていきたいとUGCを活用した。能動的にリアリティーのあるコンテンツを見せられるのが魅力的」と語る。使用するUGCは消費者が自発的に投稿したものや、発表会に招いたインフルエンサーの投稿で、自由な感想が綴られている。

 レトロではUGC毎に効果測定が可能で、「オルビス」が表示した投稿の中で一番反応がよかったのは動画だったという。その理由について新規顧客販売戦略を担当する山口直マーケティング戦略部 新規戦略グループマネジャーは、「動画はテクスチャーや肌への浸透具合が可視化でき、反応がいい」と説明する。そのほか、「今までのクレンジングで1番好き」いったシンプルな感想も、リアル感があって反響があったという。形のない化粧品の使用感を伝えるのに動画は効果的だ。

消費者が欲しい情報と企業が発信したい内容

 率直な声こそ消費者が求めたものであり、「オルビス」が提供したかったものだ。一方で、この活用にはクオリティーが高く、商品の良さが伝わる投稿が集まっていることが前提にあった。このような良質な投稿が集まったのはなぜか。

 同社はインフルエンサーには商品の良さを知ってもらうため、ギフティングだけでなく商品説明会に招待している。山口マネジャーによると、「バズったものの多くは説明会に参加した方の投稿」だという。発表会では商品の効果などの説明だけでなく、「ここちを美しく」というブランドメッセージとともに、「日々働いている女性の方にメイクオフの時間を楽しんでもらいたい」という開発ストーリーを伝えた。「投稿を確約してもらっていたわけではないが、メッセージの部分に共感して投稿してもらえた。消費者にもコンセプトがきっちりと届いているのが、UGC発生の大きい要素になっていると思う」と続ける。

 また、企業が発信しにくいことを発信してくれるのもユーザー発信ならではの魅力だ。「“オフクリーム”はボトルデザインに非常にこだわったアイテムだが、企業が広告宣伝で訴求すべきポイントではない。しかしその思いは消費者に伝わり、『見た目もかわいい』と口コミでも好評だった」という。注目してほしいことを必ずしも企業が発信する必要はないのだ。

 さらに公式オンラインショップでは、商品ページに使用したユーザーが評価を記入できるコメント欄「みんなのクチコミ」が設けられ、星評価とコメントが表示される。「サイトの口コミ欄は2014年に導入した。中にはマイナス評価もあるが、そういったところをオープンにしている方が消費者の方にとっては信頼できる、価値が高い情報なのではないか。消費者のリテラシーも上がっているので、評価の平均点ではなく、口コミ内容をしっかり見て判断すると考えている」。

SNSで「エゴサ」 検索数20倍のバズの正体は?

 通信販売からスタートした「オルビス」だが、松枝部長によると、既に1番大きなチャネルはオンラインだという。これまで同社は購入者に紙のカタログを発送し、商品情報だけでない情報発信を行ってきたが、そうしたコンテンツ発信もオンラインで展開している。「カタログのコンテンツは、毎月購入をしなくともブランドの存在を意識してもらえる機会となっている。現在はアプリでもコンテンツを配信し、紙媒体で提供できなかったテック領域のコンテンツのような体験価値も提供している」。

 特に話題となったのが顔の自撮りからAIが解析する「パーソナルカラー診断」と「AIアイブローシュミレーター」だ。これらの機能はローンチ後すぐツイッターなどで大きく取り上げられ、利用者数が急増。見込み以上の結果だったというが、「バズったから良し」ではない。「購入時の一回きりでなく、一連の流れとして『美容における成功体験を得たい』というニーズに応えられるかが重要だ」と松枝部長は語る。

 この機能だけでなく商品も、SNSの拡散、いわゆるバズが大きな購買要因となっている。「例えば10万の“いいね”がついた時には検索数が20倍になった。ツイッターやユーチューブの大きな影響力を感じている」と松枝部長。そのため常日頃、自社の関連ワードで検索する“エゴサーチ”をしていると語る。「当社は自社ECに加えてロハコやアマゾンでも販売しているが、コンテンツを見てそのまま購入する方が多いようで、EC全体の売り上げが伸びることもある」。

 時には予期せぬバズが湧いてくることもある。「あるとき、急にメンズラインのネイルが爆発的に売れた。いろいろと調査したが、某有名人がメンズネイルの話をインスタグラムにアップしていたタイミングで、考えられる原因がそれしかなかった。『オルビス』製品を紹介していたわけではなかったが、メンズネイルとして販売している製品は市場にまだ多くないので、検索などで引っかかって購買につながったのではないか」と語る。直接的な影響がどれほどあったかたどりにくい事象ではあるが、一種の口コミが購買を促した一例だ。

 前述の”オフクリーム”もツイッターなどで話題となった商品だ。ターゲットは20代後半の大人世代だが、多くのUGCが生まれたことで、SNS世代である20代前半の消費者など消費者層は拡大した。山口マネジャーは「LPに限らず、ブランドの新規顧客の開拓としてもUGCは今後必要な要素になってくる」と話す。今後は芸能人やインフルエンサーだけでなく、ますます消費者の発信がブランドの鍵を握るようになるだろう。

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もしも「ワークマン プラス」が違う名前だったら… エディターズレター(2020年10月20日配信分)

※この記事は2020年10月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

もしも「ワークマン プラス」が違う名前だったら…

 米マクドナルドの初期の実話を描いた映画「ザ・ファウンダー」(2016年)は、成功のためなら手段を選ばない強欲なビジネスマンの物語です。業務用ミキサーのセールスマンだった主人公レイ・クロックは、お客を待たせずにハンバーガーを提供する仕組みを作ったマクドナルド兄弟に近づき、ビジネスパートナーになります。同社が巨大チェーンになる前の1950年代のことです。やがて経営路線を巡って兄弟と対立したクロックは、法律のスキを突いて商標権を奪い取ってしまいます。

 自分たちの名前を封じられる屈辱を受けたマクドナルド兄弟は、一方で疑問に思いました。クロックは合理的な調理システムやレシピの詳細など経営の裏側まで熟知しているのだから自分で起業すればいいじゃないか、と。

 これに対し、クロックは答えます。

 「マクドナルドが持つ“特別な何か”に気づかないのか?それは、マクドナルドという輝かしい名前だ。制限もなくオープンで、音の感じがいかにもアメリカらしい。“クロック”って名前の店で食べようと思うか?マクドナルドは美しい響きだ」――。

 この引用だけではピンとこないかもしれませんが、映画全編を見れば、アメリカという移民国家や、その後の大量消費社会を示唆した逸話であることが分かります。

 昨今のワークマンの人気ぶりに、この映画を思い出しました。

 18年秋に始まったカジュアルウエア業態「ワークマンプラス」は、当初は「WMプラス」の屋号で展開する予定でした。ロゴデザインまで完成していたそうです。ワークマンという名前は汗臭くてダサい。一般消費者には受けないし、まして女性は敬遠するだろう。ワークマン側はそう思い込んでいました。

 しかし、1号店の出店先「ららぽーと立川立飛」を運営する三井不動産の担当者が反対します。ワークマンは建築や土木などの現場で長年支持されている。プロが認める機能性、安全性、高品質の服としてアピールすべきだ。大事な看板を外してはいけない。

 ワークマンの仕掛け人として今や時の人になった土屋哲雄専務は、「目からウロコだった」と当時を振り返ります。「ワークマンにそんなブランド価値があるとは想像できなかった。われわれは完全に自社の価値を見誤っていた」。

 「ワークマンプラス」は1号店から人気に火がつきます。作業服のブランド価値が一般消費者からも肯定されたことを知り、社員の士気も上がっていきました。

 ワークマンという名前は単純明快で、老若男女を問わず何の店か知っています。長年放送していた吉幾三のCMソングも多くの人に刷り込まれている。もし「WMプラス」の名前だったら、これほどの社会現象になっていたでしょうか。また、他の作業服メーカーが同じように機能的で安価なカジュアルウエアの店を作っても、これほどの反響を呼んだでしょうか。

 マクドナルドとワークマンの逸話は、マーケティングの妙味を教えてくれます。

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もしも「ワークマン プラス」が違う名前だったら… エディターズレター(2020年10月20日配信分)

※この記事は2020年10月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

もしも「ワークマン プラス」が違う名前だったら…

 米マクドナルドの初期の実話を描いた映画「ザ・ファウンダー」(2016年)は、成功のためなら手段を選ばない強欲なビジネスマンの物語です。業務用ミキサーのセールスマンだった主人公レイ・クロックは、お客を待たせずにハンバーガーを提供する仕組みを作ったマクドナルド兄弟に近づき、ビジネスパートナーになります。同社が巨大チェーンになる前の1950年代のことです。やがて経営路線を巡って兄弟と対立したクロックは、法律のスキを突いて商標権を奪い取ってしまいます。

 自分たちの名前を封じられる屈辱を受けたマクドナルド兄弟は、一方で疑問に思いました。クロックは合理的な調理システムやレシピの詳細など経営の裏側まで熟知しているのだから自分で起業すればいいじゃないか、と。

 これに対し、クロックは答えます。

 「マクドナルドが持つ“特別な何か”に気づかないのか?それは、マクドナルドという輝かしい名前だ。制限もなくオープンで、音の感じがいかにもアメリカらしい。“クロック”って名前の店で食べようと思うか?マクドナルドは美しい響きだ」――。

 この引用だけではピンとこないかもしれませんが、映画全編を見れば、アメリカという移民国家や、その後の大量消費社会を示唆した逸話であることが分かります。

 昨今のワークマンの人気ぶりに、この映画を思い出しました。

 18年秋に始まったカジュアルウエア業態「ワークマンプラス」は、当初は「WMプラス」の屋号で展開する予定でした。ロゴデザインまで完成していたそうです。ワークマンという名前は汗臭くてダサい。一般消費者には受けないし、まして女性は敬遠するだろう。ワークマン側はそう思い込んでいました。

 しかし、1号店の出店先「ららぽーと立川立飛」を運営する三井不動産の担当者が反対します。ワークマンは建築や土木などの現場で長年支持されている。プロが認める機能性、安全性、高品質の服としてアピールすべきだ。大事な看板を外してはいけない。

 ワークマンの仕掛け人として今や時の人になった土屋哲雄専務は、「目からウロコだった」と当時を振り返ります。「ワークマンにそんなブランド価値があるとは想像できなかった。われわれは完全に自社の価値を見誤っていた」。

 「ワークマンプラス」は1号店から人気に火がつきます。作業服のブランド価値が一般消費者からも肯定されたことを知り、社員の士気も上がっていきました。

 ワークマンという名前は単純明快で、老若男女を問わず何の店か知っています。長年放送していた吉幾三のCMソングも多くの人に刷り込まれている。もし「WMプラス」の名前だったら、これほどの社会現象になっていたでしょうか。また、他の作業服メーカーが同じように機能的で安価なカジュアルウエアの店を作っても、これほどの反響を呼んだでしょうか。

 マクドナルドとワークマンの逸話は、マーケティングの妙味を教えてくれます。

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【ランダムトーク】大豆ミートなど代替肉に関心。コロナ禍でエシカル消費が外食にも

 鶏の細胞から培養した肉「培養鶏肉」をチキンナゲットの材料として販売することを12月2日にシンガポールが世界で初めて承認しました。米国のベンチャー、イート・ジャスト社が開発したものです。他国でも承認が広がると言われています。ランダムトークです。
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今週のスケジュール(2020年12月7日〜2020年12月13日)

FASHION

10 THU
ハーマンミラージャパン
「ハーマンミラーストア青山」プレス内覧会
11:00〜 ハーマンミラーストア青山
(東京都港区南青山5-13-1)

BEAUTY

10 THU
ラフラ・ジャパン
「ラフラ」ブランドリニューアル発表会
13:00~/14:00~/16:00~
オンライン配信

フェース
新製品発表会
10:30~/12:30~/14:30~
オンライン配信

11 FRI
ヴァントルテ
「ヴァントルテ」新商品発表会
11:00~/14:00~
オンライン配信

オルビス
新製品発表会
11:00~/13:00~/15:00~/17:00~
オンライン配信

ビーバイシー
新製品発表会
11:00~/14:00~/16:00~
オンライン配信

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「エトヴォス」の2021年春夏コレクションは“サンライズ”に着目 ヒット製品“ミネラルアイバーム”の限定色も

 「エトヴォス(ETVOS)」は2021年1月6日、2021年春夏コレクションを発売する。“release yourself”をテーマに、1日の始まりであるサンライズの淡い色のグラデーションからインスパイアした。全7品をラインアップする。

 キーアイテムはアイカラーパレットの“ミネラルクラッシィシャドー”から登場する“サンライズデュー”(限定、4000円)。メインとなるライムイエローから、青みを含むペタルピンクまで4色をそろえる。

 スター製品の美容クリームがベースの単色アイシャドー“ミネラルアイバーム”からは、青みがかったシトラスカラー(限定、2500円)がお目見え。ペールホワイトをベースにグリーン、ブルー、レッドの繊細なパールを配合し、透明感のある目元を演出する。

 そのほか、目元、頬、唇とマルチに使える“ミネラルマルチパウダー”からはモーブカラー(限定、2300円)、“炭インク”処方でマットな質感のアイライナー“ミネラルスムースリキッドアイライナー”からは、グレージュブラウンとピンクグレージュ(限定、各2700円)、リップの“ミネラルルージュ”からは青みを含んだローズカラーのロージィミューズ(限定、3000円)と肌なじみがよい黄みを含んだ朱赤のアネモネレッド(3000円)が新たに仲間入りする。

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ポイントメイク・総合部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ポイントメイク・総合部門の百貨店・セミセルフ1位は、「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”。「口コミが良く、根強い人気を誇っている。保湿力が高いのも特徴」と評価された。2位は「アディクション(ADDICTION)」の“ザ アイシャドウ”、3位は「セルヴォーク(CELVOKE)」の“ディグニファイド リップス”がランクインした。バラエティー・ドラッグストア1位は、「エクセル(EXCEL)」の“パウダー&ペンシル アイブロウEX”、2位は「ウズ(UZU)」の“アイオープニングライナー”、3位は「ケイト(KATE)」の“デザイニングアイブロウ3D”となった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ディオール アディクト リップ マキシマイザー”

「ディオール」

 唇をケアしながら、ふっくらとしたボリューム感を演出するリッププランパー。ヒアルロン酸を配合したフォーミュラで、唇表面を滑らかに整え、重ねるごとにふっくらとしたボリューム感を演出。2020年6月には、日本限定色“019 トーキョー ピンク”が加わった。“ディオール バックステージ フェイス グロウ パレット”と連動した“103 ピュア ゴールド”“104 ローズ ゴールド”“105 コッパー ゴールド”の3色も数量限定で発売。(全10色、各3700円)

2位 “ザ アイシャドウ”

「アディクション」

 インドから着想を得た2020年夏コレクション“カララダズル(KALLARA DAZZLE)”も好調だった「アディクション」“ザ アイシャドウ”。2020年8月には、KANAKOクリエイティブディレクターにより全面リニューアルを果たした。リニューアル後は、パール・スパークル・マットの3つの質感に加えて、ティント・クリームと2つのテクスチャーを新たに追加。5つの質感と新しい99色を展開し、カラーと質感のレイヤードを自由に楽しめるアイシャドウにアップデート。(全99色、各2000円)

3位 “ディグニファイド リップス”

「セルヴォーク」

 2017年の発売以来、人気が衰えない“ディグニファイド リップス 09”が3位にランクイン。天然由来成分98%のナチュラル処方でありながら絶妙な艶感とニュアンスのあるカラーを楽しめる。ベストセラーの“09テラコッタ”は、赤みを帯びたくすんだオレンジで日本人の肌になじみやすい。「ひと塗りでアカぬけた印象に仕上がる」と指名買いする人も多い。再販しても欠品状態が続いていたことから「幻のリップ」とも呼ばれていた。(全39色、各3200円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “パウダー&ペンシル アイブロウEX”

「エクセル」

 ペンシル、パウダー、スクリューブラシの3機能が一体になったアイブロウ。繊細なラインを描きやすいペンシル、濃淡がつけやすいパール感のあるふんわりパウダー、描いたラインをぼかすためのスクリューブラシがセットになっていて、眉メイクが苦手な人でもナチュラルで立体的な眉を描きやすい。特に人気が高いのは“PD01ナチュラルブラウン”と“PD02キャメルブラウン”。(全8色、各1450円)

2位 “アイオープニングライナー”

「ウズ」

「フローフシ(FLOWFUSHI)」の新ブランドとして2019年3月に誕生した「ウズ(UZU)」。“アイオープニングライナー”は「大和匠筆」を使用し、コシのある描き心地を実現。水、湿気、皮脂に強いロングラスティング処方で、こすってもにじまず美しいラインを長時間キープする。定番のブラウン、カーキ、バーガンディに加えてネイビーやパープル、オレンジ、イエローなど遊び心あるカラーがそろう。ぬるま湯で簡単にオフできる。(全14色、各1500円)

3位 “デザイニングアイブロウ3D”

「ケイト」

 2001年の発売以来、不動の人気を誇る“デザイニングアイブロウ3D”。立体的なグラデーション眉だけでなく、薄いカラーはノーズシャドウとしても使える。3色の濃淡カラーは、色ごとの仕切りがなく、メイク初心者でもグラデーションを作りやすい。質感は、エアリーで肌になじむマットなテクスチャー。形状の異なるWブラシで、太いブラシは、眉頭、ノーズ、アイホール、シェードに。コシのある細いブラシは眉尻や色ムラ調整に使える。(全4種、各1100円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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珍しくメディアの前に登場した川久保さんはきれいでした エディターズレター(2020年10月20日配信分)

※この記事は2020年10月20日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

珍しくメディアの前に登場した川久保さんはきれいでした

 「コム デ ギャルソン」は19日、2021年春夏コレクションを南青山のオフィスで発表しました。ソーシャルディスタンシングを保ったショー形式で、客席は50ほどでしょうか。パリコレでのギャルソンのショーはいつも“ギュウギュウ”でその密度の濃さが期待値を高めてもいました(以前、私の隣ではデザイナーのシモーン・ロシャが、誰かの膝の上で見ていました)。だからフェイスカバーを身に着けてソーシャルディスタンシングを保って見る「コム デ ギャルソン」はある意味新鮮で貴重な体験でした。

 ショーが終わって鳴りやまない拍手の中でもデザイナーの川久保玲さんが姿を見せないのはいつものこと。でもその後がいつもとは違いました。来場者がバックステージへ挨拶に向かおうとすると川久保さんの方から姿を見せ、自然と囲み取材になりました。そして穏やかに、質問に対して丁寧に答えました。

 >ショーの内容やコメントは大杉記者の渾身リポートに譲ります。

 話を聞きながら私が目を引かれたのは、川久保さんの肌でした。“おい貴重なインタビューの場面で何見てるんだよ!”と突っ込んでいただいて構いません(笑)。もちろんちゃんと話を聞きながらですが、パッツリ切った前髪とマスクの間からのぞく繊細なまつげがしっかり上がり、目の下に入れた(多分)赤色のアイラインとコントラストが効いていて、肌がきめ細やかだったことを私は見逃しませんでした。着ている服がライダースではなく黒のテーラードジャケットとバルーンスカートだったことや、話す口調が穏やかなことも関係しているかもしれませんが、とても優しく女性らしい印象を受けたのです。

 パリでの川久保さんは率直に言えばもっと近寄りがたく、時々街角を速足で歩く姿を見かけても気軽に声をかけることはできませんでした。そんな強い川久保さんと今日の川久保さんには小さなギャップがあり、私は優しい川久保さんがすごく好きでした。地元東京だから見せた表情なのだとしたらラッキーです。

 私の中に「“今”であり続けるファッションデザイナーは肌が若々しい」という説(?)があります。ブランドが「過去のもの」とならず“今”であり続けるには、デザイナー自身が自分もアップデートし続けることが不可欠だと思うからです。「もういいや、こんなもんでしょ」と投げだしたら終わり。ちなみにこれってお金や技術の話ではありません。もちろん永遠の若さを手に入れよう、という話でもありません。自分自身に関心を持ち、自分をケアし続けることで得られるその時々の健やかな美、という意味です。だから肌がきれいな川久保さんが手掛ける「コム デ ギャルソン」は改めて強し、と思ったのです。

 だからなんだ、というオチがある話ではありません。コロナにより強引に環境が変わったことで見えたひとつのできごととして受け取っていただければ幸いです。そして私も肌の手入れをもっとちゃんとしようっと、と思ったのでした。

IN FASHION:パリコレもストリートも。ジュエリーもインテリアも。今押さえておきたい旬なファッション関連ニュースやコラムを「WWDジャパン」編集長がピックアップし、レターを添えてお届けするメールマガジン。日々の取材を通じて今一番気になる話題を週に一度配信します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在9種類のテーマをお選びいただけます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ポイントメイク・新商品部門



 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ポイントメイク・新製品部門には、人気ブランドのリニューアルしたシグネチャーアイテムがランクイン。百貨店・セミセルフの1位に「ディオール(DIOR)」“サンク クルール クチュール”が輝いた。「SNSで話題になり、リピーターの購入も多かった」との声が上がる。2位は「アディクション(ADDICTION)」の“ザ アイシャドウ”、3位は「ディオール(DIOR)」の“アディクト リップ グロウ オイル”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はNMB48の吉田朱里がプロデュースする「ビーアイドル(B-IDOL)」“ザ アイパレ”、2位は「デジャヴュ(DEJAVU)」の“アイブロウカラー”、3位はユーチューバー・モデルの古川優香がプロデュースする「リカフロッシュ(RICAFROSH)」の“ジューシーリブティント”だ。発信力のあるアイドルや、ユーチューバー・モデルがプロデュースするブランドが2品ランクインするという結果になった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “サンク クルール クチュール”

「ディオール」

 ロングセラー「サンク クルール」が、“サンク クルール クチュール”として2020年8月にリニューアル。アロエベラ、パインオイル配合でケア効果がプラスされ、まぶたにしっかり密着する新処方に。新デザインのケースは6%サイズアップ。カラーはディオール クチュールのアイコニックなドレスにインスパイアされた全13種類がそろう。日本人の肌になじみやすいと、ブラウン、コッパー、ゴールドのグラデーションが楽しめる“689 ミッツァ”が大人気に。(全13種、各7600円)

2位 “ザ アイシャドウ”

「アディクション」

 2020年8月にKANAKOクリエイティブディレクターにより全面リニューアルを果たした「アディクション」“ザ アイシャドウ”がランクイン。肌に滑らかになじんで密着する「スキンメルトテクノロジー」を採用し、自然な立体感を演出。パール・スパークル・マット・クリーム・ティントという異なる5つの質感をそろえることで、質感同士を重ねる質感のレイヤードが可能になった。全99色をラインアップ。(全99色、各2000円)

3位 “アディクト リップ グロウ オイル”

「ディオール」

 チェリーオイル(セイヨウミザクラ種子油)でトリートメントしながら、ナチュラルな発色と艶が楽しめる“アディクト リップ グロウ オイル”。オイルなのにべたつかず、濃密なリップケアとグロスの艶を同時にかなる。「カラー リバイバル テクノロジー」を採用し、一人一人の唇の水分量に反応し、その人だけの血色感で唇を彩る。単品で使えば保湿とグロスに使えるほか、リップ前のベースやリップ後のトップコートなどマルチユースが可能。(全5色、各3800円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ザ アイパレ”

「ビーアイドル」

 NMB48の吉田朱里がプロデュースする「ビーアイドル」。“ザ アイパレ”は、質感が異なるカラー3色と、ハイライト1色がセットになったカラーパレット。「アイドルになって、テレビに映る自分の目の小ささに驚いた。『目を大きくすること』にこだわってメイクを研究した」という彼女のこだわりが詰まったカラーパレット。アイカラーとしても使えるハイライトは、鼻筋、頬の高い位置、目頭から八の字に入れるメイクとして提案している。(全5種、各1800円)

2位 “アイブロウカラー”

「デジャヴュ」

 「発色の良さ」と「眉毛を固めない柔らかな質感」を実現する“アイブロウカラー”。一般的な眉マスカラがパリッとしていたのは「フィルム成分」の影響が。そこで従来のフィルム成分よりも粒子径が小さく、薄膜のフィルムを作る「ミクロフィルム成分」を採用することで、毛が固まることなく眉毛本来のやわらかな質感をかなえる。高発色ながらもナチュラルな仕上がりで、お湯だけで簡単にオフできることも支持につながった。(全3色、各800円)

3位 “ジューシーリブティント”

「リカフロッシュ」

 ユーチューバー・モデル古川優香がプロデュースするコスメブランド「リカフロッシュ」の“ジューシーリブティント”がランクイン。2020年8月には、“オランジェット”“バラタレッド”“ミアローズ”“クランベリー”に加えて、新色“ピーチスキン”“ルーブラウン”が加わった。一度塗りはほんのりとした色づきを、二度塗りではハッキリした色合いが楽しめる。ニュアンスの異なる仕上がりが楽しめるリップティントとして人気を集め、累計販売個数は50万個を超えた。(全6色、各4.5g、各1680円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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ピルを届けるオンライン診療 累計37万ダウンロードの「スマルナ」が企業向けサービスを開始したわけ

 社員の健康を経営的な課題として取り組む、健康経営を推進する企業が増えている。これまで生理などの女性特有の健康課題は、公の場で語ることをダブー視されてきた歴史や女性が職場に少なかったことなどから、支援の手が差し伸べられてこなかった分野だ。米国では2014年にフェイスブックが卵子凍結のサポートを福利厚生に取り入れ、グーグルやアップルなども後に続いた。誰もが働きやすい環境を作る上で、これらの課題にきちんと向き合い、ソリューションの選択肢を提供する姿勢が今企業に求められている。

 テクノロジー技術を用いて女性の健康課題を解決するフェムテック市場が盛り上がりを見せるなか、個人だけでなく企業に向けたサービスを提供する事例も出てきた。ピルのオンライン処方アプリ「スマルナ」を運営するネクストイノベーションもその一つだ。同社の子会社ネクイノメディカルテクノロジーズは9月、企業に向けた“スマルナ for Biz”をスタートさせ、女性社員のピル服用支援や産婦人科専門医によるウェルネスセミナーの社内実施などのサービスを提供する。低容量ピルは高い避妊効果をはじめ、生理痛やPMSの緩和などのホルモンバランスの乱れによる不調にも効果が期待できる。

 ピルの支援額は各企業が自由に設定することができ、まずは補助なしで社員の利用状況を検証する企業や、ピル代を全額補助する企業など導入の仕方はさまざま。利用者はピル処方のためのオンライン診察に加えて、助産師や薬剤師にチャット形式で生理や避妊の悩みを相談することができる健康相談サービスも利用が可能だ。現在導入企業は、日清食品ホールディングスやオールアバウトなど6社で、来年の9月には100社まで伸ばすことを目標に掲げる。

「誰も声を上げない=ニーズがない」わけではない

 「スマルナ」は18年に個人向けサービスとして開始し、20年10月時点で累計37万ダウンロードを達成した。同社の菅沼名津季サービス担当は“スマルナ for Biz”を開始した背景について、「健康経営を推進する企業は、利用できるスポーツジムの拡充など社員から要望があるものに対して取り組んでいるようだが、生理に関しては要望がないので問題ではないと認識されていることが多い。これは私たちが個人向けのサービスを開始した当初、男性の投資家から『周りでピルを飲んでいる人がいない』『ニーズがないのでは』と言う意見をもらっていた状況と同じだ。実際に『スマルナ」の登録者は毎月伸びていることからも、企業と一緒に問題のあぶり出しからサポートするサービスが必要だと考えた」と話す。

 先行導入企業のオールアバウトと希望社員を対象に実施した実証実験では、“スマルナ for Biz”導入後、女性社員が生理を原因に仕事を休んだ日数は1人1カ月あたり1.1日減少、パフォーマンスは5.5ポイント改善、一人当たりの経済的損失額は2.9万円削減したと言う結果が出た。「導入企業からは、月経困難症やPMSの症状に苦しんでいた社員がピルの服用により明らかに改善し、マネジメント層からも効果を実感していると言う声をもらっている」と菅沼担当。

困っている人に必要なサポートを確実に届ける

 同社はマネジメント研修の一環としてセミナーを実施するなどし、ピルの正しい認識を広めると同時に男性社員にも自分ごと化してもらうきっかけ作りに取り組む。菅沼担当は「ピルを飲んで働けと言う意味ではなく、あくまで困っている人たちに手を差し伸べる選択肢の一つとして提案している。導入企業のみなさまにも伝え方には気を使っていただいているようだ。ピルに対するネガティブなイメージを急に変えていくことは難しい。必要としている人たちに必要な情報を確実に届けていきたい」と話す。

 同社は今後、10代向けの性教育の分野や妊活支援、更年期障害や生活習慣病のケアに寄り添えるサービスなどを視野に入れ、ひとりの女性が年を重ねる中で起こる体調の変化に伴走するプラットフォームを整備していくという。

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“爪に優しい”NY発ネイル「サンデイズ」が日本上陸 10フリー処方でアメリカのベスコス受賞

 サハラ・インターナショナルグループはニューヨークのネイルサロン「サンデイズ(SUNDAYS)」のオリジナルネイルブランドの独占輸入販売権を取得し、12月8日にビープルコスメキッチンで先行発売し、2021年1月15日から公式サイトで販売する。製品はスプルース、メープル、白樺など天然由来成分で作られ、さらにフタル酸ジブチルやホルムアルデヒド、パラベンをはじめとする10種類の化学物質を完全にカット。ビーガンでクルエルティーフリーな処方にもこだわっている。

 日本に上陸するのは16のスタイリッシュなカラー(全16色、各14mL、各2500円)で、ポップなカラーからソフトなパステルまで、日常使いできる色がそろう。中でも鮮やかなレッド“No.13 チリペッパーレッド”は米美容誌「アリューア(ALLURE)」、モーブパープルの“No.21 パープルグレープ”は「ナイロン(NYLON)」、肌になじむヌードカラー“No.7 ウォームヌード”は「スポットライト(SPOTLYTE)」のアワードを受賞している。どれも高発色で塗りやすく、塗りやすさや持続性にこだわっている。ネイルカラーに加え、ベースコート(14mL、2500円)、速乾性でUVカットするトップコート(14mL、2500円)、アセトンフリーでビタミンやエッセンシャルオイルを配合したリムーバー(120mL、3600円)を発売する。

 「サンデイズ」はニューヨーク・マンハッタンに3店舗を構える。施術中にアロマキャンドルを焚いたり、マインドフルネス音楽を流したり、ウエルネスをテーマにリラックスできる空間とサービスを提供している。

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エンタメと旅、街をつなぐ「シークエンス水道橋」 都心初の顔認証を導入

 三井不動産による新ホテルブランド「シークエンス(SEQUENCE)」が11月25日、東京・水道橋にオープンした。同ホテルは渋谷のミヤシタパーク、京都・五条に続き3つ目。「シークエンス」は“やさしいつながり”をコンセプトにした次世代型ホテルで、自由に街や人がつながり体験をうながす工夫がされている。「シークエンス」ではチェックインが17時、チェックアウトが14時というユニークな時間帯を採用しており、非対面でセルフチェックイン・アウトができる。「シークエンス水道橋」では、京都・五条のホテルに続き、都心初の顔認証システムを導入し、ゲストに自由な時間と過ごし方を提供。宿泊客が利用できるセルフクロークもあり、館内各施設利用時にはキャッシュレスで対応する。

 「シークエンス水道橋」は地上12階で全119室。同ホテルは、JR水道橋駅から徒歩1分。東京ドームシティ至近なので、東京ドームのスポーツ観戦やライブなどの興奮がそのままホテルで味わえるようになっている。地上12階で全119室。駅近だが2重窓で騒音の心配は無用だ。ツインから4人まで滞在可能なバンクルームがあり、全客室にタブレットを配置し、レジャーからビジネスなどさまざまな需要に対応する。客室のデザインはシンプルかつ実用的で、バンクルームの中には、プロジェクターや65インチのテレビが設置された部屋もあり、ライブの前夜祭や後夜祭でワイワイ過ごせるようになっている。「シークエンス水道橋」では、女子旅やグループ需要の高まりに応じて、パーティープランを用意する予定だ。

スポーツやエンタメの感動や興奮の“瞬間”の共有がコンセプト

 シークエンス水道橋」のコンセプトは“瞬間”。宿泊客が感動や興奮などの“瞬間”を共有できるようになっている。2階には宿泊者専用のシアターラウンジがあり、スポーツ専門動画配信サービス「ダゾーン(DAZN)」やゲストが持参した映像コンテンツを120インチの大型スクリーンで味わうことができる。同ラウンジは、アートギャラリーとしての一面もあり、半蔵門のアートスペース「アナグラ(ANAGRA)」で活躍する新進気鋭のクリエイターによる作品を展示すると同時に、ビジネスラウンジや多目的スペースとしても使用が可能だ。

スポーツバー感覚で街とつながる「カンパイテラス」

 1階には、大型スクリーンやDJブースのあるバー&ダイニング「カンパイテラス」があり、カジュアルなスタイルで正午まで朝食が食べられる“エニタイムブレックファスト”サービスをはじめ昼食、カフェ、バーメニューを提供。朝食のセットメニューはビーガン対応のものもありボリュームたっぷりで、メインに本日のスープ、ヨーグルト、ドリンク付きで1200円と値頃感がある。スポーツバーのような開放的な雰囲気で、宿泊客でなくても気軽にランチや仕事後の一杯を楽しめるようになっている。1階にはボックスシートも用意されており、カジュアルなビジネスミーティングなどにも対応する。また、オリジナルグッズの販売も行う。旅行客も地元の人々がスポーツやライブなどの興奮を共感できて、つながれる自由度の高いホテルだ。

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「セルヴォーク」の2021年春夏コレクションは“ビターピンク”を提案 エアリーなフェイスカラーが初登場

 「セルヴォーク(CELVOKE)」は2021年1月8日、2021年春夏コレクション発売する。“愛”をテーマに、ほのかにくすみを帯びたピンクのカラーバリエーションとビターなパープル系のムードを仕込むアイテムをラインアップする。

 「セルヴォーク」といえば、赤みを帯びたくすみオレンジの“テラコッタ”のリップやグロスが大ヒットし、テラコッタカラーブームをけん引してきたが、今シーズンは“ビターピンク”をキーカラーにした。田上陽子クリエイティブ・ディレクターは、「今年は一度立ち止まり、自分自身を見つめ直す機会が多かった。新型コロナで生活様式が変わる中で、沈んだ気持ちをハッピーに、そして未来に向けて普遍的で本質的な美しさを提案すべく、『セルヴォーク』らしいピンクを打ち出す」と話す。

 植物由来のオイルを配合しムラなく密着するアイカラー“ヴォランタリー アイズ”は、ピンクからパープルにかけてレイヤリングが楽しめる新色4色と限定4色(各2000円)の抜け感のあるペールトーンカラーをそろえる。肌から浮かない透け感のある発色で奥ゆきのある目元を演出する。

 今回初登場の“ブロウイング フェイスカラー”は、ピンクからベージュにかけて、毛穴や小ジワなどをスムースにカバーする限定3色(各3200円)を用意する。クリーム状からパウダー状へと変わるテクスチャーで、セミマットな肌をかなえる。

 そのほか、ピンクニュアンスを帯びた新色2色と限定2色をそろえるクリアな発色の“エンスロール グロス”(各2800円)や、パールでくすみ感を帯びた限定3色を用意する“シュアネス アイライナーリキッド S”(各2800円)、水・汗・皮脂に強いラスティングタイプの“シュアネス アイライナーリキッド C”には、深みのあるディープレッド(2800円)が限定で仲間入りする。

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ベースメイク・総合部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ベースメイク・総合の、百貨店・セミセルフ部門は、石けんでオフできるタイプやUVカット効果が高いアイテムがランクイン。1位は、「クレド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールコレクチュール”。「人気の下地がリニューアルして話題になった」との声。2位は「エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)」の“ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ”。3位は「ポール&ジョー(PAUL & JOE)」の“プロテクティング ファンデーション プライマー”と“モイスチャライジング ファンデーション プライマー S”が同率で並んだ。バラエティー・ドラッグストア部門の1位は、「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」の“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”に決定。「マスク着用が定番化し、敏感肌需要が追い風になった」といった声。2位は「プリマヴィスタ(PRIMAVISTA)」の“皮脂くずれ防止化粧下地”、3位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」の“UVイデア XL プロテクショントーンアップ”がランクインした。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴォワールコレクチュール”

「クレド・ポー ボーテ」

 クリームのようなテクスチャーで、小ジワ、毛穴、色ムラをカバーし、潤いのある美しい仕上がりを長時間持続させる化粧下地。肌表面の加水分解シルクなどを配合したブランド独自成分「イルミネイティングコンプレックス」(保湿成分)を配合していて、滑らかな素肌へ仕上げる。旧製品の“ヴォワールコレクチュール”の生産は終了しており、現在は“ヴォワールコレクチュールn”として販売している。<SPF20・PA++>(全1色、40g、6000円)

2位 “ダブル ウェア ステイ イン プレイス メークアップ”

「エスティ ローダー」

 1998年の発売以来、ロング&ベストセラーを誇るリキッドファンデーション。毛穴、くすみ、シミ、色ムラをしっかりカバーし、滑らかでセミマットな仕上がり。24時間続くロングラスティング力で、朝から夜までくすみのない美しい色をキープ。“ダブル ウェア”には、「シリコーン中水」処方を採用。肌に塗布すると、持続性ポリマーが肌に密着し、表情の動きに合わせてしなやかに伸びるため時間が経っても崩れにくい。カラーバリエーションは全10色、公式オンラインショップでは23色展開。<SPF10・PA++>(各30mL、各6000円)

3位 “プロテクティング ファンデーション プライマーS”

「ポール&ジョー」

 「ポール&ジョー」史上最高レベルのUVカット効果を備えながら、美容液のように心地良いみずみずしさと透明感のある仕上がりに。紫外線から肌を防御しながら、潤いと透明感のある肌に仕上げる。UV吸収剤をカプセル化して水層に配合することで、高いUVカット効果を実現した。艶のあるスキンフィットオイルを配合することで、みずみずしい使用感をかなえる。旧製品の“プロテクティング ファンデーション プライマーS”は生産を終了しており、現在はリニューアルして“プロテクティング ファンデーション プライマー”として販売している。<SPF50+・PA++++>(全2色、各30mL、各3500円)

3位 “モイスチャライジング ファンデーション プライマー S”

「ポール&ジョー」


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 光を乱反射し肌を美しく見せてくれる“トーンアップUV”の新色。肌なじみのいいピンク色で、艶があり透明感のある肌を演出する。PM2.5を含む大気中微粒子などの外的要因から肌を守るマルチプロテクションテクノロジーを採用し、敏感肌など幅広い肌質に使用できる。肌のバリア機能をサポートする、「ラ ロッシュ ポゼ ターマルウォーター(整肌成分)」を配合し、スキンケア効果も期待できる。メイク落とし不要で洗顔料でオフできる。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

2位 “皮脂くずれ防止 化粧下地”

「プリマヴィスタ」

 皮脂崩れしにくい「オイルブロック処方」で皮脂を広げず、テカりのないファンデーションの仕上がりが持続する。また、肌の密着度が高く、表情の動きでヨレやすい目元や口元もしっかりカバー。皮脂くずれが気になる夏場は全顔に、冬場はTゾーンのみにとシーズンによって塗る箇所を分ける愛用者も多い。ヒアルロン酸、カミツレ花エキス(保湿成分)を配合。<SPF20・PA++>(25mL、2800円)

3位 “UVイデア XL プロテクショントーンアップ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 アジア人の敏感肌向けに開発したアイテム。1位の“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”はピンク色だが、こちらは無色。トーンアップ、日焼け止め、化粧下地を1本でかなえる。くすみ、色むらを自然にカバーし、まるで光のヴェールをまとっているかのような自然な艶感を演出。「ラ ロッシュ ポゼ ターマルウォーター(整肌成分)」を配合していてスキンケア効果も期待できる。無香料、パラベンフリー。石けんでオフできる。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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藤原ヒロシの「フラグメント デザイン」が英カルチャー誌「ザ・フェイス」とコラボ 限定アイテムはセルフリッジとトキオン ザ ストアで発売

 藤原ヒロシが手掛ける「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」と英カルチャー誌「ザ・フェイス(THE FACE)」とのコラボレーションアイテムがセルフリッジ(SELFRIDGES)で12月1日に発売した。

 アイテムは同誌の歴代の表紙やロゴ・フォントセットを用いたデザインが特徴で、Tシャツ(8000円)、ロンT(1万円)、パーカ(1万5000円)、レインコート(3万8000円)、トートバッグ(6000円)、ポーチ(5000円)、ニットキャップ(6500円)、キャップ(6500円)、ステッカー(900円)、ミラー(1万8000円)をラインアップする。

 「ザ・フェイス」は、80年にロンドンで創刊。音楽をメーンにファッションやアートなどあらゆるカルチャーの垣根を超えた特集が若者の支持を集める、80〜90年代のイギリスを代表する雑誌だ。ケイト・モス(Kate Moss)が16歳で初めて雑誌の表紙デビューをした雑誌としても知られている。90年代にはジョニー・デップ(Johnny Depp)が表紙に起用され、昨年の12月号には、娘でモデルのリリー・ローズ・デップ(Lily Rose Depp)が表紙に登場しことでも話題を呼んだ。

 藤原がセレクトした表紙は、ドイツの写真家ユルゲン・テラー(Juergen Teller)がミュージシャンのシネイド・オコナー(Sinead O'Connor)を撮影した号やロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)、ビョーク(Bjork)、クリエイティブ集団「バッファロー(BUFFALO)」の創設者でスタイリストのレイ・ペトリ(Ray Petri)がスタイリングした表紙など。

 日本国内では、12月12日に「トキオン(TOKION)」オフィシャルECのほか、東京・渋谷のミヤシタパークのトキオン ザ ストア(TOKION THE STORE)で発売する。

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ベースメイク・新製品部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ベースメイク新製品の、百貨店・セミセルフ部門1位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールコレクチュールn”に決定。「SNSの口コミが良く、特に若年層の新客が多かった。リニューアル前からのファンも多く、リピート率が高いアイテム」と評価。2位は、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」“フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”、3位は「スック(SUQQU)」の“ザ クリーム ファンデーション”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」“ファンシーラー”に決定。2位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”、3位は「アンドビー」“グロウハイライター”となった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴォワールコレクチュールn”

「クレ・ド・ポー ボーテ」

 肌表面の乱れを補正し、肌の内側からまるでヴェールをまとったようなワントーン明るい肌に仕上げる化粧下地“ヴォワールコレクチュールn”が1位。落とした後も、潤いのある滑らかな肌が続くと話題に。小ジワ、毛穴、色ムラをカバーし、滑らかでしっとりとした肌に導く。皮脂によるテカリやヨレといった化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりを長時間キープ。肌につけると、白ワインとローズを再現した香りがほのかに感じられる。<SPF25・PA++>(全1色、40g、6500円)

2位 “フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”

「ローラ メルシエ」

 ベースメイク“フローレス ルミエール”シリーズのクッションファンデーションが2位に登場。超微粒子のダイヤモンドパウダーを配合し、色ムラを補正して動くたびに光を反射して上品な艶感を与える。一度塗りはもちろん、重ね塗りしてもナチュラルで素肌のような仕上がりに。また、プロテクト成分を配合し、紫外線、花粉といった外的環境のストレスからもガードする。2020年9月30日に、新色“0C1(PEARL IVORY)”が加わった。<SPF50・PA+++>(全6色、各15g、各5800円)

3位 “ザ クリーム ファンデーション”

「スック」

 3位は、時間の経過とともに「移り変わる艶」が楽しめる「スック」のクリームファンデーション。新たに緑茶エキスやシルクプロテインの国産美容保湿エキスを配合することで、スキンケア効果がアップ。また、全てのピグメントにアミノ酸誘導体コーティングを施すことで、粉感の少ないテクスチャーに進化。イエロー系5色、オークル系5色、ピンク系2色と、それぞれ明度の異なる色をそろえることで求める肌色が見つかるカラーバリエーションに。<SPF20~SPF30・PA++~PA+++>(各30g、各1万円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ファンシーラー”

「アンドビー」

 人気ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー」のファンデとコンシーラーを兼ねた“ファンシーラー”が1位に。オレンジとベージュの2色からなり、ファンデーションのように軽く伸ばせながらコンシーラーのカバー力を持つ、いいとこ取りアイテム。伸びがよく少量で隠したい箇所をカバーできる。オレンジは、クマのカバーにも使えてひと塗りで表情が明るく。石けんタイプの洗顔料とお湯でオフできる。<SPF20・PA++>(全2種、各4g、各3500円)

2位 “UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 2018年の発売以来、人気の“トーンアップUV”シリーズに新色ピンクが加わった。トーンアップ、日焼け止め、化粧下地を1本でかなえてくれる。スクワラン、グリセリンなどの保湿スキンケア成分を配合し、乾燥によるダメージから肌を守ってくれる。深海微生物由来のヴェニュセアン(サーマスサーモフィルス培養物)、シアバター由来のデトキシル、ビタミンE、ボタンエキスなどを配合し、敏感肌でも使える低刺激設計。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

3位 “グロウハイライター”

「アンドビー」

 バーム状ハイライター。シルバー、ブロンズ、ピンクの3色を独自ブレンドしたオリジナルカラーが⻩ぐすみ抑え、透明感を高める。微細なパールが入っていて、小ジワ、シミなどの肌のアラを光で飛ばし、柔らかな質感に。内側から発光しているかのような立体感を与え、奥行きのある小顔メイクがかなう。肌荒れを防ぐ整肌成分を配合しているため、肌に潤いを与え、健やかでキメの整った肌に。石けんタイプの洗顔料でオフできるのも特徴だ。(全1色、3g、3000円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ベースメイク・新製品部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ベースメイク新製品の、百貨店・セミセルフ部門1位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールコレクチュールn”に決定。「SNSの口コミが良く、特に若年層の新客が多かった。リニューアル前からのファンも多く、リピート率が高いアイテム」と評価。2位は、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」“フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”、3位は「スック(SUQQU)」の“ザ クリーム ファンデーション”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」“ファンシーラー”に決定。2位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”、3位は「アンドビー」“グロウハイライター”となった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴォワールコレクチュールn”

「クレ・ド・ポー ボーテ」

 肌表面の乱れを補正し、肌の内側からまるでヴェールをまとったようなワントーン明るい肌に仕上げる化粧下地“ヴォワールコレクチュールn”が1位。落とした後も、潤いのある滑らかな肌が続くと話題に。小ジワ、毛穴、色ムラをカバーし、滑らかでしっとりとした肌に導く。皮脂によるテカリやヨレといった化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりを長時間キープ。肌につけると、白ワインとローズを再現した香りがほのかに感じられる。<SPF25・PA++>(全1色、40g、6500円)

2位 “フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”

「ローラ メルシエ」

 ベースメイク“フローレス ルミエール”シリーズのクッションファンデーションが2位に登場。超微粒子のダイヤモンドパウダーを配合し、色ムラを補正して動くたびに光を反射して上品な艶感を与える。一度塗りはもちろん、重ね塗りしてもナチュラルで素肌のような仕上がりに。また、プロテクト成分を配合し、紫外線、花粉といった外的環境のストレスからもガードする。2020年9月30日に、新色“0C1(PEARL IVORY)”が加わった。<SPF50・PA+++>(全6色、各15g、各5800円)

3位 “ザ クリーム ファンデーション”

「スック」

 3位は、時間の経過とともに「移り変わる艶」が楽しめる「スック」のクリームファンデーション。新たに緑茶エキスやシルクプロテインの国産美容保湿エキスを配合することで、スキンケア効果がアップ。また、全てのピグメントにアミノ酸誘導体コーティングを施すことで、粉感の少ないテクスチャーに進化。イエロー系5色、オークル系5色、ピンク系2色と、それぞれ明度の異なる色をそろえることで求める肌色が見つかるカラーバリエーションに。<SPF20~SPF30・PA++~PA+++>(各30g、各1万円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ファンシーラー”

「アンドビー」

 人気ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー」のファンデとコンシーラーを兼ねた“ファンシーラー”が1位に。オレンジとベージュの2色からなり、ファンデーションのように軽く伸ばせながらコンシーラーのカバー力を持つ、いいとこ取りアイテム。伸びがよく少量で隠したい箇所をカバーできる。オレンジは、クマのカバーにも使えてひと塗りで表情が明るく。石けんタイプの洗顔料とお湯でオフできる。<SPF20・PA++>(全2種、各4g、各3500円)

2位 “UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 2018年の発売以来、人気の“トーンアップUV”シリーズに新色ピンクが加わった。トーンアップ、日焼け止め、化粧下地を1本でかなえてくれる。スクワラン、グリセリンなどの保湿スキンケア成分を配合し、乾燥によるダメージから肌を守ってくれる。深海微生物由来のヴェニュセアン(サーマスサーモフィルス培養物)、シアバター由来のデトキシル、ビタミンE、ボタンエキスなどを配合し、敏感肌でも使える低刺激設計。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

3位 “グロウハイライター”

「アンドビー」

 バーム状ハイライター。シルバー、ブロンズ、ピンクの3色を独自ブレンドしたオリジナルカラーが⻩ぐすみ抑え、透明感を高める。微細なパールが入っていて、小ジワ、シミなどの肌のアラを光で飛ばし、柔らかな質感に。内側から発光しているかのような立体感を与え、奥行きのある小顔メイクがかなう。肌荒れを防ぐ整肌成分を配合しているため、肌に潤いを与え、健やかでキメの整った肌に。石けんタイプの洗顔料でオフできるのも特徴だ。(全1色、3g、3000円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ベースメイク・新製品部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ベースメイク新製品の、百貨店・セミセルフ部門1位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールコレクチュールn”に決定。「SNSの口コミが良く、特に若年層の新客が多かった。リニューアル前からのファンも多く、リピート率が高いアイテム」と評価。2位は、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」“フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”、3位は「スック(SUQQU)」の“ザ クリーム ファンデーション”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」“ファンシーラー”に決定。2位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”、3位は「アンドビー」“グロウハイライター”となった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴォワールコレクチュールn”

「クレ・ド・ポー ボーテ」

 肌表面の乱れを補正し、肌の内側からまるでヴェールをまとったようなワントーン明るい肌に仕上げる化粧下地“ヴォワールコレクチュールn”が1位。落とした後も、潤いのある滑らかな肌が続くと話題に。小ジワ、毛穴、色ムラをカバーし、滑らかでしっとりとした肌に導く。皮脂によるテカリやヨレといった化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりを長時間キープ。肌につけると、白ワインとローズを再現した香りがほのかに感じられる。<SPF25・PA++>(全1色、40g、6500円)

2位 “フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”

「ローラ メルシエ」

 ベースメイク“フローレス ルミエール”シリーズのクッションファンデーションが2位に登場。超微粒子のダイヤモンドパウダーを配合し、色ムラを補正して動くたびに光を反射して上品な艶感を与える。一度塗りはもちろん、重ね塗りしてもナチュラルで素肌のような仕上がりに。また、プロテクト成分を配合し、紫外線、花粉といった外的環境のストレスからもガードする。2020年9月30日に、新色“0C1(PEARL IVORY)”が加わった。<SPF50・PA+++>(全6色、各15g、各5800円)

3位 “ザ クリーム ファンデーション”

「スック」

 3位は、時間の経過とともに「移り変わる艶」が楽しめる「スック」のクリームファンデーション。新たに緑茶エキスやシルクプロテインの国産美容保湿エキスを配合することで、スキンケア効果がアップ。また、全てのピグメントにアミノ酸誘導体コーティングを施すことで、粉感の少ないテクスチャーに進化。イエロー系5色、オークル系5色、ピンク系2色と、それぞれ明度の異なる色をそろえることで求める肌色が見つかるカラーバリエーションに。<SPF20~SPF30・PA++~PA+++>(各30g、各1万円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ファンシーラー”

「アンドビー」

 人気ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー」のファンデとコンシーラーを兼ねた“ファンシーラー”が1位に。オレンジとベージュの2色からなり、ファンデーションのように軽く伸ばせながらコンシーラーのカバー力を持つ、いいとこ取りアイテム。伸びがよく少量で隠したい箇所をカバーできる。オレンジは、クマのカバーにも使えてひと塗りで表情が明るく。石けんタイプの洗顔料とお湯でオフできる。<SPF20・PA++>(全2種、各4g、各3500円)

2位 “UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 2018年の発売以来、人気の“トーンアップUV”シリーズに新色ピンクが加わった。トーンアップ、日焼け止め、化粧下地を1本でかなえてくれる。スクワラン、グリセリンなどの保湿スキンケア成分を配合し、乾燥によるダメージから肌を守ってくれる。深海微生物由来のヴェニュセアン(サーマスサーモフィルス培養物)、シアバター由来のデトキシル、ビタミンE、ボタンエキスなどを配合し、敏感肌でも使える低刺激設計。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

3位 “グロウハイライター”

「アンドビー」

 バーム状ハイライター。シルバー、ブロンズ、ピンクの3色を独自ブレンドしたオリジナルカラーが⻩ぐすみ抑え、透明感を高める。微細なパールが入っていて、小ジワ、シミなどの肌のアラを光で飛ばし、柔らかな質感に。内側から発光しているかのような立体感を与え、奥行きのある小顔メイクがかなう。肌荒れを防ぐ整肌成分を配合しているため、肌に潤いを与え、健やかでキメの整った肌に。石けんタイプの洗顔料でオフできるのも特徴だ。(全1色、3g、3000円)

PHOTO : HIROKI WATANABE
TEXT : MISA KOTAKE

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「WWDビューティ ベストコスメ2020」ベースメイク・新製品部門

 「WWDビューティ ベストコスメ2020」は、百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストアで今年もっとも売れた製品を発表。ベースメイク新製品の、百貨店・セミセルフ部門1位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ヴォワールコレクチュールn”に決定。「SNSの口コミが良く、特に若年層の新客が多かった。リニューアル前からのファンも多く、リピート率が高いアイテム」と評価。2位は、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」“フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”、3位は「スック(SUQQU)」の“ザ クリーム ファンデーション”となった。バラエティー・ドラッグストア部門1位はヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー(&BE)」“ファンシーラー”に決定。2位は「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」“UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ”、3位は「アンドビー」“グロウハイライター”となった。

百貨店・セミセルフ部門

1位 “ヴォワールコレクチュールn”

「クレ・ド・ポー ボーテ」

 肌表面の乱れを補正し、肌の内側からまるでヴェールをまとったようなワントーン明るい肌に仕上げる化粧下地“ヴォワールコレクチュールn”が1位。落とした後も、潤いのある滑らかな肌が続くと話題に。小ジワ、毛穴、色ムラをカバーし、滑らかでしっとりとした肌に導く。皮脂によるテカリやヨレといった化粧崩れを防ぎ、美しい仕上がりを長時間キープ。肌につけると、白ワインとローズを再現した香りがほのかに感じられる。<SPF25・PA++>(全1色、40g、6500円)

2位 “フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション”

「ローラ メルシエ」

 ベースメイク“フローレス ルミエール”シリーズのクッションファンデーションが2位に登場。超微粒子のダイヤモンドパウダーを配合し、色ムラを補正して動くたびに光を反射して上品な艶感を与える。一度塗りはもちろん、重ね塗りしてもナチュラルで素肌のような仕上がりに。また、プロテクト成分を配合し、紫外線、花粉といった外的環境のストレスからもガードする。2020年9月30日に、新色“0C1(PEARL IVORY)”が加わった。<SPF50・PA+++>(全6色、各15g、各5800円)

3位 “ザ クリーム ファンデーション”

「スック」

 3位は、時間の経過とともに「移り変わる艶」が楽しめる「スック」のクリームファンデーション。新たに緑茶エキスやシルクプロテインの国産美容保湿エキスを配合することで、スキンケア効果がアップ。また、全てのピグメントにアミノ酸誘導体コーティングを施すことで、粉感の少ないテクスチャーに進化。イエロー系5色、オークル系5色、ピンク系2色と、それぞれ明度の異なる色をそろえることで求める肌色が見つかるカラーバリエーションに。<SPF20~SPF30・PA++~PA+++>(各30g、各1万円)


バラエティー・ドラッグストア部門

1位 “ファンシーラー”

「アンドビー」

 人気ヘアメイクアップアーティストの河北裕介がプロデュースする「アンドビー」のファンデとコンシーラーを兼ねた“ファンシーラー”が1位に。オレンジとベージュの2色からなり、ファンデーションのように軽く伸ばせながらコンシーラーのカバー力を持つ、いいとこ取りアイテム。伸びがよく少量で隠したい箇所をカバーできる。オレンジは、クマのカバーにも使えてひと塗りで表情が明るく。石けんタイプの洗顔料とお湯でオフできる。<SPF20・PA++>(全2種、各4g、各3500円)

2位 “UVイデア XLプロテクショントーンアップ ローズ”

「ラ ロッシュ ポゼ」

 2018年の発売以来、人気の“トーンアップUV”シリーズに新色ピンクが加わった。トーンアップ、日焼け止め、化粧下地を1本でかなえてくれる。スクワラン、グリセリンなどの保湿スキンケア成分を配合し、乾燥によるダメージから肌を守ってくれる。深海微生物由来のヴェニュセアン(サーマスサーモフィルス培養物)、シアバター由来のデトキシル、ビタミンE、ボタンエキスなどを配合し、敏感肌でも使える低刺激設計。<SPF50+・PA++++>(30mL、3400円)

3位 “グロウハイライター”

「アンドビー」

 バーム状ハイライター。シルバー、ブロンズ、ピンクの3色を独自ブレンドしたオリジナルカラーが⻩ぐすみ抑え、透明感を高める。微細なパールが入っていて、小ジワ、シミなどの肌のアラを光で飛ばし、柔らかな質感に。内側から発光しているかのような立体感を与え、奥行きのある小顔メイクがかなう。肌荒れを防ぐ整肌成分を配合しているため、肌に潤いを与え、健やかでキメの整った肌に。石けんタイプの洗顔料でオフできるのも特徴だ。(全1色、3g、3000円)

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「先陣は『LV』」に期待しているワタシ エディターズレター(2020年9月7日配信分)

※この記事は2020年9月7日に配信した、メールマガジン「エディターズレター(Editors' Letter)」のバックナンバーです。最新のレターを受け取るにはこちらから

「先陣は『LV』」に期待しているワタシ

 先週行われた「ルイ・ヴィトン」のファッションショー、こんな時のリアルショーについては賛否両論あるのかもしれませんが、「先陣を切るのは、やっぱり『ルイ・ヴィトン』なんだな」と思いました。

 このメゾンについては同じこと、つまり「最初は、やっぱり『ルイ・ヴィトン』なんだ」と思う時が度々訪れ、正直、それを願っているフシさえあります。例えばヴァージル・アブローがアーティスティック・ディレクターに就任した時は、黒人で、建築出身で、ストリートな彼を、「ルイ・ヴィトン」という世界最大のメガ・ラグジュアリー・ブランドが選んだことに意義があると感じました。「いよいよファッション業界が人種や出自、経験にとらわれず、才能やビジョン、そして大義でジャッジする時代が到来する!!」と期待したのです。そのインパクトは、小さなブランドの似たような人事とはワケが違います。「ルイ・ヴィトン」の一挙手一投足はファッション業界を超え、ファッション代表として社会に認知され、ゆえに社会を変え得る力を持っていると考えています。だからこそ、「まずは『ルイ・ヴィトン』から」を期待してしまうのです。そしてヴァージルはデビュー以来、ダイバーシティー&インクルージョンというコアバリューを連打。これも、「ルイ・ヴィトン」が示すこと、「ルイ・ヴィトン」から示すことに意味があるのです。

 その意味で今回のショーは、ファッションがくじけていないこと、新しい形のランウエイショーを模索していること、本国の首脳陣は来日できないからジャパン社のスタッフに相当の権限を委譲して実行を託したローカライズなどの意味において、業界を前進させ得る1つの契機になり得るのでは?と思っています。さまざまな意見が飛び交っていることは承知の上で、私は、ブランド単体はもちろん業界全体の前進の原動力になり得ている動きを応援したいと思っています。そして規模はず~っと小さいけれど、ヴァージル同様に1つの組織を率いる人間として、大いに刺激を受けるのです。

 そう考えると、トップがこれだけ大胆かつ勇敢に、そしてSNSなどで意思を表明しながら道を開拓してくれる組織は強いですね。ヴァージル同様に意思表示に勇敢なのは、Twitterで存在感を増しているテック系企業のトップたちでしょうか?昔ながらの大企業は、そのあたりやっぱり難しいでしょうか?

 「正直に語る」「ウソをつかない」「直接語りかける」は、サステナブルに繋がる透明性においても、D2C的マインドのコミュニケーションにおいても欠かせません。そろそろ決断の時が迫っているように思うのですが、いかがでしょうか?

FROM OUR INDUSTRY:ファッションとビューティ、関連する業界の注目トピックスをお届けする総合・包括的ニュースレターを週3回配信するメールマガジン。「WWD JAPAN.com」が配信する1日平均30本程度の記事から、特にプロが読むべき、最新ニュースや示唆に富むコラムなどをご紹介します。

エディターズレターとは?
「WWDジャパン」と「WWDビューティ」の編集者から、パーソナルなメッセージをあなたのメールボックスにダイレクトにお届けするメールマガジン。ファッションやビューティのみならず、テクノロジーやビジネス、グローバル、ダイバーシティなど、みなさまの興味に合わせて、現在7種類のテーマをお選び頂けます。届いたメールには直接返信をすることもできます。

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コロナ禍でも2ケタ成長を続ける「ラ ロッシュ ポゼ」 “トーンアップUV”が大ヒットした要因は 

 日本ロレアル(NIHON L’OREAL)が展開する、フランス発のダーマコスメブランド「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」はコロナ禍で成長が加速した稀有なブランドのひとつだ。過去2〜3年、毎年2ケタ成長し、新型コロナウイルスにより多くの経済活動にブレーキが掛かる中、時代に合った製品とコミュニケーションで成長をし続けている。同社の中でドクターズコスメブランドを主に扱うアクティブコスメティクス事業部をリードするブランドだ。

 「ラ ロッシュ ポゼ」はフランス中西部に位置するラ ロッシュ ポゼ村の皮膚ケア施設から生まれたブランドで、同地域の湧水、ターマルウォーターを配合している製品を展開している。敏感肌でも使えるアイテムを手掛け、一般消費者だけでなく世界中の皮膚科医からも推奨されている。中でも、肌色を自然に明るく見せる日焼け止め“UVイデア XL プロテクショントーンアップ”がブランドのキーアイテムとして存在感を発揮している。

 2020年1月に事業部長に就いたスティービー・キャメロン(Stevie Cameron)氏は人気の要因について「まずは、われわれが敏感肌のエキスパートとして信頼を得ていることが大きいだろう。肌を紫外線や大気中微粒子から守るプロテクション効果や肌を保湿するスキンケア効果、さらに自然にトーンアップしたり艶を出すメイクアップ効果も備えながら、敏感肌でも使えるというマルチ機能が大きなポイントだ。その信頼と製品力により多くの口コミを生み出し、さらにベストコスメ賞を数多く獲得したことがヒットにつながった」と説明する。
 
 コロナにより人々の意識は大きく変わった。体の内側から免疫力を高めることに加え、外的要因からプロテクトするという考え方が台頭している。化粧品ではスキンケアを重視する傾向が強くなっているが、加えてベースメイクでも守るといったコミュニケーションが人気の引き金になっている。“UVイデア XL プロテクショントーンアップ”はまさに、それをかなえる製品として好評で、さらには守るだけでなく、スキンケアやトーンアップ効果などのプラスαの差別化も人気を高めている。同アイテムで若年層を含む多くの新規顧客の獲得にも奏功し、使用者のリピート率も高くブランド顧客を増やしているという。

 差別化は製品開発の段階から始まっている。フランス発グローバルブランドでありながら、アジア人女性の肌悩みやニーズを研究して開発。「日本、中国、北米、ヨーロッパに研究所があり、ローカライズされた製品を生産している。日本の研究所で開発された製品は、日本と韓国マーケットに向けた製品を手掛けている」とし、「本社はフランスなので基本的に製品はフランス発のものが中心になるが、今後も日本人・韓国人特有の肌ニーズがあれば応えていきたい」と話す。

新型コロナで変化する消費者の意識も影響

 多くの化粧品ブランドはロックダウン中に実店舗の閉店でビジネスに影響を受けたが、ロックダウン中でも営業を続けていたドラッグストアで扱いがあるのは大きなプラスになったのではないかと考えたが、「実際、ドラッグストアも打撃を受けたので、成長し続けているのはそれだけではない。ますます健康に気を遣う人が増える中で、化粧品の中身や安全性に気を遣う人も増えている。創業当時から皮膚科医の協力を得て製品を開発し、世界中の皮膚科医から採用されているわれわれの製品への信頼が改めて厚くなったと考える。何十年もの間、医療従事者と協力して製品を開発し、敏感肌の人や赤ちゃんでも使える製品を作ってきた。今後も、肌の健康を追求し、肌トラブルに対するソリューションを提供する」と語る。混沌とする今の時代に求められる要素が詰まっている。

 さらに、今の時代に避けては通れない環境問題にも積極的だ。本国では、ロレアルがフランスのアルベア(ALBEA)と協業して開発したペーパーチューブの導入を同社のブランドの中で「ラ ロッシュ-ポゼ」が先行してはじめている。具体的な施策は現在計画中だが、日本市場でも同様にサステナビリティの取り組みを企画しているという。

 日本施策として11月12日(“皮膚の日”)から5週間にわたりライブ配信番組「#MySkinStories」も配信した。友利新・皮膚科医兼内科医や吉田貴子・皮膚科医兼美容皮膚科医ら皮膚科医が近藤千尋やクリス・ウェブ佳子など敏感肌のタレントとともにトークショーを行っており、敏感肌ならではの悩みを話し合ったり、視聴者とのコメントに応えたり、敏感肌コミュニティーをサポートする施策にも力を入れる。

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「アトモス ピンク」が世界的ラテン歌手J・バルヴィンの手掛けた“エア ジョーダン1”を発売

 女性の為のスニーカーセレクトショップ「アトモス ピンク(ATMOS PINK)」は12月8日に、コロンビア出身のラテン歌手、J・バルヴィン(J Balvin)が手掛けた“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1以下、AJ 1)”を発売する。
 
 バルヴィンは世界的なラテンポップムーブメントの火付け役として知られる。ユーチューブで最も再生されるアーティストの世界トップ3で、総再生回数は150億回以上、登録者数は約2950万人。2019年には全世界で最も「シャザム(SHAZAM)」された。
 
 今回発売するコラボ“AJ 1”は、アッパーを7色のレインボーカラーに染め上げ、素材の端をギザギザにしたり、丸みをつけた切り込みを入れたりと、通常モデルにはない大胆なディテールが特徴だ。付け替え可能なスマイルマークのパッチなども付属しており、好みでカスタマイズできる。

 「アトモス ピンク」では、イメージモデルに女優やモデルなどとして活動するNiinaを起用し、特別サイトを公開。5日9時から7日の8時59分まで、「アトモス ピンク」の公式ウェブサイトで抽選応募を受け付ける。

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YOONが女性デザイナーとして初めてNBAとコラボ 「アンブッシュ」×「ナイキ」のNBAコレクション

 「アンブッシュ(AMBUSH)」は「ナイキ(NIKE)」とNBA(National Basketball Association)とコラボしたコレクションを12月11日に発売する。

 「アンブッシュ」直営店、公式オンラインストア、SNKRS、「ナイキ」のナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 NBAが女性デザイナーとコラボするのは、「アンブッシュ」クリエイティブ・ディレクターのYOONが初となる。バスケットボールファンの女性に向けたコレクションで、YOONはロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)とブルックリン・ネッツ(Brooklyn Nets)のユニフォームを再解釈したという。

 YOONは「女性が誇りを持って自分の好きなチームを応援できたらという思いでこのプロジェクトは生まれた。メンズファッションを着こなす1990年代の強く自立した女性たちを思い出した」とコメント。

 脇にボタンがついた伝統的なバスケットボールのウォームアップパンツにインスパイアされた遊び心あふれるパンツ(2万円)、レトロなジャージー風の長袖トップス(1万2500円)、チーム名を配した90年代風のジャケット(3万5000円)をロサンゼルス・レイカーズとブルックリン・ネッツの2タイプでそれぞれ用意した。また、バスケットボール(1万円)も発売する。

 同時に「アンブッシュ」と「ナイキ」のコラボのスニーカー“NIKE x AMBUSH DUNK HI”(2万円)も発売する。日本のバイク、車、トラックのカルチャーにインスパイアされ、「ナイキ」のマークがバイクのパイプのように飛び出しているのが特徴だ。

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「ヴェルサーチェ」が「コンプレックスランド」に参加決定 ドナテラのアバターも公開

 「ヴェルサーチェ(VERSACE)」は、7~11日に開催される「コンプレックスランド(ComplexLand)」に参加する。

 「コンプレックスランド」は米コンプレックス・ネットワークスが主催し、ストリートの祭典として世界的に知られる「コンプレックスコン(ComplexCon)」のデジタル版。参加者は無料で入場でき、アバターで移動しながら物販やアートインスタレーション、音楽ライブなどをバーチャル空間で体験する。世界中のどこからでもスマートフォンやパソコンからサイトにアクセスし、登録するだけで参加できる。

 「ヴェルサーチェ」は同イベントで、100足限定の“トリグレカ”厚底スニーカーを販売する。ブランドの特徴である古代ギリシャの要素と、ゴムを活かした靴紐が施されたアイテムだ。バーチャル空間内で同ブランドのストアを設置し、参加者はそこでリアルで履ける限定版スニーカーを購入できる。

 「コンプレックスランド」に参加予定のドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)=クリエイティブ・ディレクターのアバターも公開され、「このプロジェクトに非常にワクワクしている。バーチャルアバターになるのは初めてだが、とてもモダンでクール。ブランドの美学やアプローチにも沿っている動きだ。アバターを開発するのはとても楽しいプロセスだった。ほかの参加者との交流を楽しみにしている」とコメントした。

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