この投稿には660万以上の「イイネ」が押され、4万5000件以上のコメントがついている。姉のキム・カーダシアン(Kim Kardashian)やサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)「ジャックムス」デザイナー、元「ラブ(LOVE)マガジン編集長でスタイリストのケイティ・グランド(Katie Grand)など、親族や業界関係者からは肯定的なコメントが投稿される一方で、ツイッターでは「ケンダル・ジェンナーはテキーラ生産に関するメキシコの文化背景を一切理解していなくて不快だ」といった否定的なコメントが多数散見され、文化の盗用だと批判されている。
フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、3月1〜9日にオンラインで開催する2021-22年秋冬パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)の暫定スケジュールを発表した。9日間で全93ブランドが参加予定だ。
今季の注目は、20年12月にクリエイティブ・ディレクターに就任したガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)による「クロエ(CHLOE)」のデビューショーだ。またニコラ・ディ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)による新生「クレージュ(COURREGES)」も今季のパリコレで本格的なデビューを飾る。
「ワタル トミナガ」を手掛ける富永航デザイナーは、文化服装学院、ヘルシンキ芸術デザイン大学(University of Art and Design Helsinki)、セントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins) などで学び、16年の「イエール国際モードフェスティバル(Le Festival International de Mode, d’Accessoires et de Photographie a Hyeres)」でグランプリを獲得している。
また、パリコレ史上初めてパリの服飾学校「IFM(INSTITUT FRANCAIS DE LA MODE MASTER OF ARTS)」がラインアップに加わり、卒業コレクションを公開する。ほかにも「ジル サンダー(JIL SANDER)」がミラノからパリに発表の場を移し、「ランバン(LANVIN)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」などがスケジュールに復帰。「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」は、伊セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)傘下に入ってから初のコレクションとなるが、セバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)前クリエイティブ・ディレクターの後任は発表されていない。
展示会の見どころは、一定の基準を満たした「TOKYO KNIT」認証企業のファクトリーブランド商品およびOEM(相手先ブランドの生産)/ODM(相手先ブランドの企画生産)アピールの展示の他、「TOKYO KNIT」と森永邦彦デザイナーの「アンリアレイジ(ANREALAGE)」、志鎌英明デザイナーの「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」とのコラボレーション商品だ。主催者は「東京および、日本のファッションの今を支える『TOKYO KNIT』の底力を、この機会にぜひ感じてもらいたい」と話す。