老舗酒造の福光屋がオーガニックコスメ マッシュビューティーラボと共同開発

 金沢・老舗酒蔵の福光屋は今春、マッシュビューティーラボと共同開発したオーガニックスキンケアブランド「フレナバ ナチュラル(FRENAVA NATURAL & ORGANIC以下、フレナバ)」を立ち上げた。ラインアップは、クレンジングクリーム、ローション、セラム、オイル美容液の4アイテムで、価格帯は3800~6000円。2月22日に全国のコスメキッチン(一部店舗除く)と同オンラインストアで先行発売し、4月13日にブランドのオンラインストアで取り扱う。初年度の売り上げ目標は1億円。

 1625年創業の福光屋は、米と水だけでつくる“純米蔵”にこだわる金沢最古の酒蔵で、代表銘柄「黒帯」や「加賀鳶」、「福正宗」などの日本酒を醸造する。2003年に化粧品事業に参入し、同社で「アミノリセ(AMINO RICE)」や「すっぴんイズム(SUPPIN ISM)」などを手掛ける。さらに、ビューティサロンの「ウカ(UKA)」が運営するオーガニックカフェ「ウカフェ(UKAFE)」とコラボレーションするなど、酒造りの枠を超えて、米の発酵技術を応用した食品や化粧品の開発を行っている。

 ブランド名の「フレナバ」は、ことわざの“触れなば落ちん風情”に由来し、「思わず触れたくなる、触れればすぐさま魅力に取り憑かれる」アイテムをラインアップする。マッシュビューティーラボは、ブランドコンセプトとテクスチャー、デザインへのアドバイスを実施。福光屋ならではの発酵技術を生かし、同社が手掛ける有機栽培米を100%使用した4種類のオリジナル原料(有機コメ発酵液、有機酒粕パウダー、有機酒粕エキス、有機酒粕オイル)とコスモスエコサート認証のグリセリンで抽出した日本酒酵母エキスを開発した。さらに、共通成分として白山麓の天然水や野生のクロモジによる独自原料を配合し、潤いのある滑らかな肌へと導く。

 香りは“鎮静と高揚”をテーマに、植物療法士でありファッションディレクターの風間ゆみえが監修。リラックス効果のあるクロモジに柑橘やハーブの香りを調合し高揚感を表現した。容器は可能な限りガラスや再生プラスチックを採用し、化粧箱はマッシュグループが開発した“コスキチペーパー”を使うなど、自然環境に配慮した取り組みを行う。福光屋の14代目である福光太一郎専務は、「すべて共通していることは“余計なものを一切入れない”こと。自然のサイクルを尊重し、米発酵の技術を生かしながら日常生活を豊かに貢献できるように注力する」と述べた。

 今冬には、クリームもしくはバームを発売する予定だ。

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神童・那須川天心はスニーカー愛でも「圧倒的勝利」 夢は「ジョーダン」とのコラボ

 プロ通算43戦無敗という実績を積み上げ、「キックボクシング史上最高の天才」と称される那須川天心。格闘家としての魅力はもちろん、トレードマークの奇抜な髪色や愛嬌のあるキャラクターから、若い世代を中心に人気を集めている。そんな彼が格闘技と同じくらい夢中になっているのがスニーカーだ。「格闘技のトロフィーよりも、スニーカーが欲しい」と話すほどのスニーカーマニアで、インスタグラムのスニーカー専用アカウントは7万2000フォロワーを抱える。昨年6月にはユーチューブアカウントも開設した那須川に、スニーカーについてのあれこれを聞いた。

所有200足は「全て外履きです」

WWD:スニーカーに興味を持ったきっかけは?

那須川天心(以下、那須川): 3〜4年前から興味を持ち始めました。知人にもらった「ナイキ(NIKE)」の“エア マックス デイ3.26(AIR MAX DAY 3.26)”で一気にスイッチが入りましたね。

WWD:現在、何足所有している?

那須川:衣装部屋と玄関に200足ほどあります。全て外履き用で、毎日違うものを履いています。観賞用のスニーカーはないですね。一番のお気に入りは「ナイキ」とカニエ・ウェスト(Kanye West)の“エアイージー2(AIR YEEZY 2)”で、履き口の赤とミッドソールの緑のカラーリングや、未来感のあるフォルムが気に入っています。

WWD:スニーカー専用のインスタアカウントを開設している理由は?

那須川:本アカウントにスニーカーばかりアップすると、離れていくフォロワーもいるかなと思ったので分けるようにしました。

WWD:これまでスニーカーの抽選に並んだことはある?

那須川:ありますよ。アトモス(ATMOS)千駄ヶ谷店で“エア ジョーダン 1(AIR JORDAN 1)”のバーシティーレッドの抽選に朝8時ぐらいから並びました。結局、前に並んでいた人が当たり、僕は外れました。周りから盗撮されるし、早朝で寒いし、おまけにスニーカーは当たらずで萎えましたね(笑)。

WWD:年間何足購入している?今後狙っているスニーカーは?

那須川:約50足です。「アンブッシュ(AMBUSH)」と「ナイキ」がコラボした“エア ジョーダン 1”のシカゴカラーが発売するのであれば手に入れたいです。デザイナーズブランドとのコラボは、既存モデルにはない新しい要素が加わっているのでつい欲しくなりますね。

日本人選手初コラボの願いは叶わず

WWD:ファッションのこだわりは?

那須川:特にこだわりはないですけど、似合う人は何を着ても似合うんだろうなとは思います。知人の紹介で知り合ったVERDYさんが作った洋服をよく着ます。VERDYさんには入場時のコスチュームをデザインしてもらったこともあり、普段からお世話になっていて、僕はそういう人の洋服を着たいです。

WWD:「トロフィーよりも、スニーカーが欲しい」と過去に発言していた理由は?

那須川:トロフィーは小学生の頃から貰っているので、家に沢山あるんですよ(笑)。だから試合を見に来てくれた子どもたちに渡して、少しでも夢を持ってくれたらいいなと思っています。もしスニーカーが勝利者記念品だったらめちゃくちゃ嬉しいですけどね。

WWD:無敗を誇る強さの秘訣は?

那須川:探究心ですかね。現在の立ち位置がいいとは思ってないし、満足しないことが一番です。格闘技は一日で有名になれる可能性を秘めているけど、一日で地獄にも落ちる。だから自分自身を日々高めていかないといけません。

WWD:今後挑戦したいことは?

那須川:ゆくゆくは「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」と“エア ジョーダン 1”を作りたいです。日本人スポーツ選手で初のシグネチャーモデルを狙っていたけど、男子バスケットボールの八村塁選手に先を越されてしまいました。格闘技では2021年が大事な年になります。キックボクシング選手としての現役は残りわずかなので、ボクシングに転向するためにも勝ち続けないといけません。

WWD:格闘家界でもスニーカーに関しては誰にも負けたくない?

那須川:すでに圧倒的勝利じゃないですか?(笑)。情報が多過ぎて、ほかの格闘家は追い切れないと思いますよ。

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意外と使い回し優秀 ゴツめのゴールドチェーン愛用者が続々!

 ゴツめのゴールドチェーンネックレスがおしゃれ好きの間でじわじわと主流になってきました。好まれる理由は、太めタイプならではのゴージャスな雰囲気。パンチが効いているので、“強い女性”を印象づけやすいアクセサリーです。シンプルなデザインでもゴールドの質感が強さを感じさせるので、ミニマルな装いにも適度なアピールが加わります。さらに、素肌の透明感も引き出して顔周りに華やぎを添えてくれるだけでなく、首をほっそり見せる効果も期待できます。

クールなパンツスーツにグラマラスな印象を注入

 ハンサムに決まりがちなパンツスーツを華やかなムードに昇華させたいなら、チェーンネックレスはうってつけのスパイスになります。ボリューム感のあるクロップド丈のジャケットにワイドパンツを合わせて、メリハリを持たせました。ジャケットの大きな襟に負けない、インパクトのあるゴールドネックレスでさらに存在感を高めました。トップスとバッグ、シューズを白で統一して、クリーンな印象を添えたのが賢いコーデのポイントです。

 2枚目の写真は、ボクシーなジャケットとパンツのセットアップ。全体的にややオーバーサイズ感があり、メンズライクなたたずまい。ポイントは、トップスをVゾーンからのぞかせないこと。ゴールドネックレスを素肌に重ねて、センシュアルなムードを引き出しました。ここでも白のクラッチバッグとポインテッドトーで、きれいめの印象を添えています。

スエットやカットソーにも リッチストリートに“味変”

 ゴールドチェーンはクラス感があるので、カジュアルなデイリーなスタイルに合わせても、ほどよいリッチテイストが加わります。人気継続中のオールホワイトコーデは、スエットシャツにスニーカーと気負わないスタイリングですが、異素材ミックスでめりはりをプラス。トップスの上にゴールドネックレスを重ねて、控えめなゴージャス感を演出しています。

 ネックレスをコーディネートにうまく取り入れるには、イヤリングと指輪の組み合わせも効果的です。2枚目の写真は、プレーンな白タートルネックにゴールドネックレスをオン。大ぶりのゴールドイヤリングと指輪とも好相性です。ペールイエローのジャケットが、ゴールドアクセサリーをつなぐブリッジの役割を果たしています。

ロングアウターを好バランスに

 見た目の印象が強いロングアウターを羽織る際は、それに匹敵するアクセサリーを迎えると好バランスに整います。写真は、ピンクベージュ系でまとめたロングアウターとパンツの組み合わせ。長さの違うネックレスを重ね付けすることで、ロングアウターの重さを削いでいます。

 ロングアウターを主役に迎えて縦長効果を狙いつつ、Vゾーンからチラリとゴールドネックレスをのぞかせる控えめな使い方も効果的。抑えた露出がかえって気品を薫らせます。2枚目の写真では、ブルーと黒でまとめたクールなコーディネートに合わせたゴールドアクセサリーが華やぎを加えています。

 インパクトが強いイメージのゴールドチェーンネックレスは意外にもアレンジしやすく、使い回しに優れたアイテム。ジャケットやアウターからチラリとのぞかせてみたり、Tシャツやスエットと合わせてリッチに格上げしたりと、手持ちのアイテムに別のムードを引き出してくれます。薄着になり、顔周りが目立ちやすくなる春先は、さらにいい仕事をしてくれるはずです。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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ケンダル・ジェンナーのテキーラビジネスがSNSで炎上 「文化の盗用」の声多数

 モデルのケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)が立ち上げたテキーラブランド「818」が文化の盗用問題で批判を浴びている。

 ブランド名の「818」は、ケンダルが住むロサンゼルスにある町、カラバサスの市外局番に由来する。ケンダルは2月16日にインスタグラムで「818」の立ち上げを明らかにし、「約4年間、私は最高のテキーラ作りの旅に出ていました蒸留所へ足を運び、何十回にもおよぶテイスティングを繰り返し」たと投稿している。

 この投稿には660万以上の「イイネ」が押され、4万5000件以上のコメントがついている。姉のキム・カーダシアン(Kim Kardashian)やサイモン・ポート・ジャックムス(Simon Porte Jacquemus)「ジャックムス」デザイナー、元「ラブ(LOVE)マガジン編集長でスタイリストのケイティ・グランド(Katie Grand)など、親族や業界関係者からは肯定的なコメントが投稿される一方で、ツイッターでは「ケンダル・ジェンナーはテキーラ生産に関するメキシコの文化背景を一切理解していなくて不快だ」といった否定的なコメントが多数散見され、文化の盗用だと批判されている。

 「818」のテキーラは、発売日や価格は明らかになっていないが、すでにワールド・テキーラ・アワードをはじめとする複数の賞レースで受賞を果たしているという。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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前田敦子が「スニーカーベストドレッサー賞 2021」受賞 芸人部門からはチョコプラ松尾

 ウェルネスウェンズデー協会が主催する「スニーカーベストドレッサー賞 2021」の授賞式が22日、オンラインで開催された。第4回となる今年は、女優部門から前田敦子、モデル部門から“めるる”こと生見愛瑠、俳優部門から川村壱馬、芸人部門からチョコレートプラネットの松尾駿が受賞した。

 前田敦子は「エミ(emmi)」と「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」がコラボした春らしいカラーリングのスニーカーを履いて登場。「学生の頃も、AKB時代も、そして母になってもずっとスニーカーを履いてきたので、今回選んでもらえてとてもうれしいです。流行りの色に合わせて毎シーズン一足は購入しています。最近は子どもが歩き始めたので、おそろいのスニーカーは買っちゃいますね」とコメントした。

 スニーカー好きで知られる松尾駿は「ヴァンズ(VANS)」の“オーセンティック レザーV44CF LEA(AUTHENTIC LEATHER V44CF LEA)”を着用。「(スニーカーベストドレッサー賞は)芸人の間ではM-1、キングオブコント、THEWに並ぶくらいの賞だと聞いていたので本当にうれしいです!」と全身で喜びを表現した。スニーカー選びのポイントを聞かれると、「僕はIKKOさんのモノマネすることが多いので、脚がキレイに見えるかどうかを基準に選んでいます。面白いかどうかはどうでもいいんです」とコメントした。

 「スニーカーベストドレッサー賞」とは、スニーカーが似合う人や今後スニーカーをはいて欲しい人、スニカーの需要喚起に貢献した人を各部門から表彰するもの。ウェルネスウェンズデー協会が「身体に負担をかけない、歩きやすいスニーカーで通勤しよう」と提唱し、2月22日を“スニーカーの日”に制定した。

 「スニーカーベストドレッサー賞 2021」の全受賞者と着用スニーカーは以下の通り。

【女優部門】
前田敦子/「ルコックスポルティフ(LE COQ SPORTIF)」×「エミ(EMMI)」の“L-U ワンダラー EM(L-U WANDERER EM)”

【俳優部門】
川村壱馬/「ホカ オネオネ(HOKA ONE ONE)」の“テンナインハイクGTX(TENNINE HIKE GTX)”

【モデル部門】
生見愛瑠/「エミ」×「ナイキ(NIKE)」の“WMNS エアフォース 1 '07 ESS(WMNS AIR FORCE 1 '07 ESS)”

【芸人部門】
松尾駿/「ヴァンズ」の“オーセンティック レザーV44CF LEA(AUTHENTIC LEATHER V44CF LEA)”

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得意のメンズパーマスタイルを発信 人気メンズサロン「ゴールド」の佐藤拓弥が語るインスタ活用術

 いま勢いのあるメンズヘアサロンの一つ「ゴールド(GOALD)」の渋谷店で、佐藤拓弥・店長は同サロンの飛躍を支えている。得意のメンズパーマスタイルをインスタグラムで発信し、現在フォロワー数は1万8000を超える。佐藤店長がゴールドに参画した経緯や、約8割の来店を促しているというインスタグラムの発信方法を聞いた。

WWD:「ゴールド」に参画した経緯は?

佐藤:都内1店舗を経て「ゴールド」に入社しました。前サロンは歴史があって会社の規模も大きくさまざまな経験を積ませてもらいましたが、自分の力で一から作り上げていくことも楽しそうだなと思い、「ゴールド」に入社しました。当時からメンズパーマを提案していたので、それに特化したメンズサロンをやりたかったというのも理由の一つです。まずは副店長を務め、昨年の9月、店長になりました。

WWD:店長として託されたミッションは?

佐藤:自分は今年30歳になりますが、代表の中村の次に美容師歴が長いのが僕。スタッフは若手がそろっているので、美容師として一番大切な技術力や接客において、僕のやり方を一つの正解として見てもらうことです。

WWD:男性はカットが中心になりがちだが、パーマも提案している。

佐藤:サロンワークの中で、強くかかりすぎたり、反対にゆるすぎて扱いずらかったり、カラーよりもパーマの方がイメージとかい離するから「もうやらない」と決めてしまう人が多いことに気づきました。特に地方から来店してくれたお客さまにはパーマで失敗した経験がある人が多くて。そういう人を減らしたいなと思って、まずは自分のお客さまのパーマに対するマイナスイメージをなくす、「むしろ思っていたよりもいいじゃん」って思ってほしいと考えました。

WWD:中村代表は「ゴールド」を立ち上げた18年、カラーやパーマなど、ワンランク上の上質なものを提供したいと言っていた。アイロンやコテを使ってスタイリングで仕上げる美容師も多い。

佐藤:パーマが得意だから入れたのかも(笑)。現在はヘアスタイルの写真や動画がSNSなどでいっぱい見れるので、その通りのヘアスタイルにしたいと来店してくれるお客さまがたくさんいます。そんなときにスタイリングでの仕上げは、来店したその日はかっこよくなれますが、次の日以降はお客さまご自身でスタイリングするから同じスタイルに仕上げることが難しくなってしまう。パーマの良いところはリアリティがあって、再現性があるところ。10代はアイロンで雰囲気を楽しむのもありですが、20、30代にはスタイリングを簡単にすませたいというニーズもある。がんばりすぎなくても毎日をかっこよく過ごせるというのは、今のムードにもあっているんだと思います。

男性に響きやすいSNSとは
美容師としての活用術

WWD:現在インスタグラムのフォロワー数は1万8000人。昨年かなり増えたが、その背景は?

佐藤:何が受けるのか色々と試していた中、昨年の4月ごろの自粛期間中に投稿したヘアスタイルの動画がとてもヒットしました。それ以来、動画を使ったスタイル紹介を継続しています。コロナ下で作品撮りもしにくいですし、毎日投稿が続けられるように、お客さまを撮影するようになりました。お客さまを動画で撮影しているのでリアルなヘアスタイルが届けられているとも思います。今では8割ほどがSNSを見て来店してくれています。

WWD:動画にスタイルの説明が文字で載せてあるのもオーダーするときにわかりやすい。

佐藤:ハッシュタグ検索より、ぱっと見てわかりやすいようにしたいと思っています。自分の投稿の中でも似ているスタイルが多いので、オーダーされたときに、僕自身が思い出すための工夫でもあります。発信することも大事ですが、それで終わりではありません。自分で把握することも大切です。

WWD:男性に響く発信のポイントは。

佐藤:フォントはポップにしすぎず毎回同じものを使用して、文字は白で色は使わないこと。ぱっと見て洗練されていて統一感があるように意識しています。男性は面倒くさがりなところがあるので、わかりやすさは必要です。美容師として人柄がわからないと単なる仕事アカウントになってしまうので、自分のファッションやライフスタイルも投稿しています。

WWD:続けるためのコツは。

佐藤:フィードの列ごとにヘアスタイルやファッションなどカテゴリーを分けている人もいるますが、なるべく続けられるように細かい決めごとは作ってはいません。本職は美容師なので、あくまで空いた時間にささっと、毎日続けられることを重視しています。1つの投稿にかける時間も5分ほどです。

WWD:店長としてスタッフにも活用術をシェアしている?

佐藤:それぞれの人間性や、やりたいスタイルがあるので、単純にフォロワー数が多い人の真似すればいいというものではありません。最近はバズらせようという風潮が強いですが、自分のスタイルを見つけ出すには時間がかかるものです。自分はこれができるようになったから、どうやって発信しようかという順番が理想的ですよね。発信のノウハウを教えるよりも、まずは美容師としての技術力が一番。一人ひとりと向き合ってそれぞれのスタイルを見つけるようにしています。接客や技術、サロンワークで細かいことにこだわれる人は、SNSにもこだわることができます。発信するための動機はなんでも良いと思いますが、得意分野や他の人と違って何ができるのかスキルを整理するよい機会です。

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ロレアルの2020年12月期決算 「ラ ロッシュ ポゼ」などドクターズブランドが過去最高の成長率

 ロレアル(L’OREAL)の2020年12月期決算は売上高が前期比6.3%減の279億9210万ユーロ(約3兆5270億円)、営業利益が同6.2%減の52億900万ユーロ(約6563億円)、純利益が同5%減の35億6760万ユーロ(約4495億円)だった。新型コロナウイルスの影響を大きく受け、約7年ぶりの減収となった。

 事業部別で見ると、「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE POSAY)」「セラヴィ(CERAVE)」「ヴィシー(VICHY)」などのプロフェッショナルスキンケアブランドを擁するアクティブコスメティクス事業部の売上高は同13%増の30億1100万ユーロ(約3793億円)と唯一成長する事業となった。また、2年連続で過去最高の成長率を達成した。同事業部は皮膚科医などの皮膚のプロフェッショナルが支持するブランドから成り、健康意識の向上や肌トラブルの増加などニューノーマルのニーズとマッチし、急成長した。中でも「セラヴィ」は北米で人気上昇中で、売り上げは倍増した。

 「ケラスターゼ(KERASTASE)」や「ロレアル プロフェッショナル(L’OREAL PROFESSIONNEL)」などサロン向けヘア商材を展開するプロフェッショナルプロダクツ事業部はサロンの休業が業績に響き売り上げは同10%減の30億9730万ユーロ(約3902億円)だったが、ヘアケアが好調で「ケラスターゼ」は2ケタ成長を遂げた。同じくコンシューマープロダクツ事業部でもヘアケアが好調で、「ロレアル パリ(L’OREAL PARIS)」の“エルセーヴ ドリーム ロング”シリーズがけん引。メイクアップはマスク着用や外出自粛で苦戦し、その結果同事業部の売り上げは同8.2%減の117億380万ユーロ(約1兆4700億円)だった。ロレアル リュクス事業部は同7.6%減の101億7990万ユーロ(約1兆2800億円)で、渡航制限によるトラベルリテールの不調が影響した。厳しい状況の中でスキンケアが健闘し、「ランコム(LANCOME)」「ヘレナ ルビンスタイン(HELENA RUBINSTEIN)」「キールズ (KIEHL’S)」などスキンケアが強いブランドが持ちこたえた。

 地域別ではアジアパシフィックが唯一売り上げを伸ばした。特に中国本土の売り上げが同24.1%増で、全事業部において2ケタ成長を記録するなど引き続き成長をけん引した。11月11日の「独身の日」セールでは「ランコム」と「ロレアル パリ」がTモールの美容カテゴリー売り上げの1位に輝いた。

 また、EC売り上げは同62%増(現地通貨ベース)を記録し、全体の売り上げの26.6%と過去最高値となった。

 アライアンス・バーンスタイン(AB BERNSTEIN)のアナリスト、ブルーノ・モンテイン(Bruno Monteyne)は「ここ数年のロレアルは市場平均を上回るパフォーマンスを成し遂げている。2021年も引き続きマーケットをリードするだろう」とコメント。JPモルガン・カザノブ(J.P. MORGAN CAZENOVE)のアナリスト、セリーヌ・パヌッティ(Celine Pannuti)は「ヨーロッパ中に広がるロックダウンにも関わらずこのパフォーマンスを達成できたのは、ロレアルのデジタル戦略の奏功を物語っている。ジャン・ポール・アゴン(Jean-Paul Agon)会長兼最高経営責任者(CEO)は5月に、安心してCEOのポジションをニコラス・イエロニムス(Nicolas Hieronimus)に引き継ぐことができるだろう」と語った。

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2021-22年秋冬パリコレスケジュール 初参加の「ウジョー」「ソロイスト」など見どころまとめ

 フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode以下、サンディカ)は、3月1〜9日にオンラインで開催する2021-22年秋冬パリ・ファッション・ウイーク(以下、パリコレ)の暫定スケジュールを発表した。9日間で全93ブランドが参加予定だ。

 今季の注目は、20年12月にクリエイティブ・ディレクターに就任したガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)による「クロエ(CHLOE)」のデビューショーだ。またニコラ・ディ・フェリーチェ(Nicolas Di Felice)による新生「クレージュ(COURREGES)」も今季のパリコレで本格的なデビューを飾る。

 日本からは「ウジョー(UJOH)」と「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」がショー形式で、「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」がプレゼンテーション形式で初めてウィメンズのパリコレで発表する。「ウジョー」はこれまでオフスケジュールでパリで発表していたが、今回初公式スケジュールとなる。「タカヒロミヤシタザソロイスト.」はパリ・メンズ・コレクションで発表していた。

 「ワタル トミナガ」を手掛ける富永航デザイナーは、文化服装学院、ヘルシンキ芸術デザイン大学(University of Art and Design Helsinki)、セントラル・セント・マーチンズ (Central Saint Martins) などで学び、16年の「イエール国際モードフェスティバル(Le Festival International de Mode, d’Accessoires et de Photographie a Hyeres)」でグランプリを獲得している。

 また、パリコレ史上初めてパリの服飾学校「IFM(INSTITUT FRANCAIS DE LA MODE MASTER OF ARTS)」がラインアップに加わり、卒業コレクションを公開する。ほかにも「ジル サンダー(JIL SANDER)」がミラノからパリに発表の場を移し、「ランバン(LANVIN)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」などがスケジュールに復帰。「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」は、伊セレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)傘下に入ってから初のコレクションとなるが、セバスチャン・ムニエ(Sebastien Meunier)前クリエイティブ・ディレクターの後任は発表されていない。

 なお、3月11日と26日にそれぞれ独自で発表予定の「アミ アレクサンドル マテュッシ(AMI ALEXANDRE MATTIUSSI)」と「ケンゾー(KENZO)」のほか、「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」などは参加を見送った。

【公式スケジュール】(日時はすべて現地時間)
*は初参加ブランド

3月1日(月)
17:30 「IFM(INSTITUT FRANCAIS DE LA MODE MASTER OF ARTS)」*
18:00 「セシル バンセン(CECILIE BAHNSEN)」
18:30 「ベンジャマン ベンモヤル(BENJAMIN BENMOYAL)」*
19:00 「キムヘキム(KIMHEKIM)」
19:30 「ワタル トミナガ(WATARU TOMINAGA)」*
20:00 「ヴァインサント(WEINSANTO)」*

3月2日(火)
10:30 「マリーン セル(MARINE SERRE)」
11:30 「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」
12:30 「ローデス(LOURDES)」*
13:30 「シチュエーショニスト(SITUATIONIST)」
16:00 「ダウェイ(DAWEI)」
17:00 「オットリンガー(OTTOLINGER)」
18:00 「コシェ(KOCHE)」
19:00 「エリオット エミル(HELIOT EMIL)」*
19:30 「テベ マググ(TEHBE MAGUGU)」

3月3日(水)
10:00 「オーラリー(AURALEE)」*
10:30 「ネヘラ(NEHERA)」
11:30 「ミュグレー(MUGLER)」
12:30 「ポール・スミス(PAUL SMITH)」
14:00 「クロエ(CHLOE)」
14:30 「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」
15:00 「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」
16:00 「クレージュ(COURREGES)」
17:00 「パトゥ(PATOU)」
18:00 「ディ ペツァ(DI PETSA)」*
19:00 「リトコフスカヤ(LITKOVSKAYA)」
20:00 「ウジョー(UJOH)」*

3月4日(木)
10:00 「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」
10:30 「ヴェロニク ルロワ(VERONIQUE LEROY)」
11:00 「ビクトリア トマス(VICTORIA/TOMAS)」
11:30 「メゾン マイ(MAISON MAI)」
12:30 「ゴシェール(GAUCHERE)」
14:30 「ディオール(DIOR)」
15:30 「ボヤロフスカヤ(BOYAROVSKAYA)」
16:30 「ユマ ワン(UMA WANG)」
17:30 「リック・オウエンス(RICK OWENS)」
19:00 「アンファン リッシュ デプリメ(ENFANTS RICHES DEPRIMES)」
29:30 「コペルニ(COPERNI)」

3月5日(金)
10:00 「アレクサンドル・ヴォチエ(ALEXANDRE VAUTHIER)」
10:30 「レオナール(LEONARD)」
11:30 「ロエベ(LOEWE)」
12:30 「イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)」
13:00 「クリスチャン ワイナンツ(CHRISTIAN WIJNANTS)」
14:30 「ニナ リッチ(NINA RICCI)」
15:30 「ジェルマニエール(GERMANIER)」
16:00 「オリヴィエ ティスケンス(OLIVIER THEYSKENS)」
17:00 「アンドリュー ゲン(ANDREW GN)」
18:00 「ルッツ ヒュエル(LUTZ HUELLE)」
19:00 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」
20:00 「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」

3月6日(土)
10:30 「メゾン ラビ カイルー(MAISON RABIH KAYROUZ)」
11:30 「クリスティーナ フィデルスカヤ(KRISTINA FIDELSKAYA)」
12:00 「エスター マニャス(ESTER MANAS)」
13:00 「アルチュザラ(ALTUZARRA)」
14:00 「アンドレアス・クロンターラー フォー ヴィヴィアン・ウエストウッド(ANDREAS KRONTHALER FOR VIVIENNE WESTWOOD)」
14:30 「エルメス(HERMES)」
15:30 「エリー サーブ(ELIE SAAB)」
16:30 「アントン ベリンスキー(ANTON BELINSKIY)」
17:00 「マザリン(MAZARINE)」
18:00 「ニコラ ルクール マンション(NICOLAS LECOURT MANSION)」
18:30 「カルバン ルオ(CALVIN LUO)」
20:00 「ロク(ROKH)」

3月7日(日)
10:00 「ジル サンダー(JIL SANDER)」*
11:00 「ディーチェ・カヤック(DICE KAYEK)」
12:00 「アレクシ マビーユ(ALEXIS MABILLE)」
13:00 「サダエルス(SADAELS)」
14:00 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」
15:30 「ザディグ エ ヴォルテール(ZADIG & VOLTAIRE)」
16:00 「ヴェジャス(VEJAS)」
17:00 「ニーナムーナ(NINAMOUNAH)」*
18:00 「イーチ アザー(EACH OTHER)」
18:30 「WOS」
19:00 「マーシャ・マ(MASHA MA)」
20:00 「ジバンシィ(GIVENCHY)」

3月8日(月)
11:00 「スキャパレリ(SCHIAPARELLI)」
12:00 「アニエスベー(AGNES B.)」
13:30 「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATTISTA VALLI)」
14:30 「ランバン(LANVIN)」
15:30 「アクリス(AKRIS)」
16:30 「シュリー ベット(XULY BET)」
17:00 「アンリアレイジ(ANREALAGE)」
17:30 「ケニス イズ(KENNETH IZE)」
18:00 「シャッツィ・チェン(SHIATZY CHEN)」
19:00 「モッシ(MOSSI)」
20:00 「バルマン(BALMAIN)」

3月9日(火)
10:30 「シャネル(CHANEL)」
11:30 「ヴァレンティン ユダシュキン(VALENTIN YUDASHKIN)」
12:00 「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」
12:30 「パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)」
13:00 「タカヒロミヤシタザソロイスト.(TAKAHIROMIYASHITATHESOLOIST.)」*
13:30 「ジャレル ザン(JAREL ZHANG)」
14:00 「ミュウミュウ(MIU MIU)」
14:30 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」

参考

Organizers Unveil Preliminary Paris Fashion Week Schedule

Andreas Aresti Debuts New Brand Lourdes in Paris

Wataru Tominaga Scoops Fashion Prize in Hyères

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「SK-II」から新美白美容液“ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス”が登場 さらに輝きにあふれる“オーラ肌”へ  

 「SK-II」の美白シリーズから2月21日、新美白美容液が発売した。国内シェアNo.1の人気を博した(BEAUTE RESEARCH調べ:2016年7月~19年6月)美白美容液“ジェノプティクス オーラ エッセンス”より速く、明るく輝く“オーラ肌”に導き、保湿効果を高めた処方だ。

 “ジェノプティクス ウルトオーラ エッセンス” (30mL、1万6800円 50mL/2万4000円)は、美白有効成分、保湿成分を含む“ウルトオーラカクテル”でメラニンの生成を抑えて、シミやソバカスを防ぎ、毎日のスキンケアで明るく輝きにあふれる“オーラ肌”を目指す。また、50種類以上のビタミン類やアミノ酸類などの成分を含み、肌本来の健やかさを保つブランド独自の天然由来成分ピテラ*1も配合した。

*1. 特別な酵母の株から独自のプロセスで生み出した、「SK-II」だけの天然由来成分(ブランド独自の整肌保湿成分)

問い合わせ先
「SK-II」お客様相談室
0120₋021325

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スーツビジネスは終わったのか 既製スーツからアクティブスーツへ 小島健輔リポート

 ファッション業界の御意見番であるコンサルタントの小島健輔氏が、日々のニュースの裏側を解説する。リモートワークの浸透が追い討ちをかける格好で、男性のスーツ離れが止まらなくなっている。スーツ市場はこれからどうなるのか。

 WWDJAPAN.comに掲載された「アクティブスーツ」に関する2つの記事のギャップがすごかった。2月16日の「“スーツに見える作業着”がブランド刷新、目指すは『上場&5年後100億円』」はオアシスライフスタイルグループ(以下、オアシス)の「ワークウエアスーツ」がブランド名を「WWS」に変えてロゴも刷新し、アスリートの寺田明日香さんをアンバサダーに起用してリブランディングするという華やかな記事。17日の「ワークマンが4800円でスーツ販売 裏返すと作業服に早変わり」は高機能・低価格が売りのワークマンが裏表ツーウェイの「ワークスーツ」を激安価格で売り出したというショッキングな記事だった。ビジネススーツ市場の縮小が加速する中、華やかなリブランディングとエッセンシャルな激安価格という両極の「ワークスーツ」がどう評価されるのか、価格も両極なだけに注目せざるを得ない。

「WWS」とワークマンの価格差をどう見る

 オアシスの「WWS」は2018年にローンチして早くも年商10億円規模に成長し、「アパレル界のアップル」を標榜して25年2月期の年商100億円を目指している。水道工事現場から生まれた「スーツに見える作業着」は撥水・速乾・ストレッチ・通気性・イージーケアという「ワークスーツ」の機能性を備え、セットアップで税別2万8000円・3万円という「適正価格」が企業のユニフォーム需要を捉えて伸びてきた。

 ワークマンの「ワークスーツ」は帝人フロンティアの「ソロテックス」や東レの「ドットエア」を使って開発したPB(プライベートブランド)のセットアップで、撥水・速乾・ストレッチ・通気性・イージーケアに加えてスーツとワークウエアをリバーシブルで使える優れものながら、セットアップで税込4800円(ジャケット2900円、パンツ1900円)という激安価格で売り出した。

 どうしてそんな激安価格で売れるのかというと、全量をFC(フランチャイズチェーン)店中心に「正価」販売できるからだ。初年度は2型で20万着しか生産しないから、人気の「ワークマンプラス」「ワークマン」902店舗(20年12月末、うちFC店が857店舗)で販売すれば容易に消化できるし、一部の色・サイズが残っても来シーズンに持ち越して「正価」販売するから消化歩留まりは100%で、値引きや残品のロスを価格に乗せる必要が全くない。スペックを改善しながら同一アイテムを何年も「正価」で売り続けるサステナブル MDだから(プロ向けアイテムは10年継続をうたっている)、シーズンごとに売り切る必要がないのだ。

 コロナ禍の21年3月期第3四半期累計(4〜12月)もチェーン全店売り上げは22.0%、既存店売り上げは16.0%も伸び、通期のチェーン全店売り上げは13.9%増の1389億9800万円、既存店売上は10.1%増と手堅く見込んでいる。本部の営業総収入990億900万円中の営業総利益39.8%に対して販管費は17.8%(チェーン全店売上対比12.6%!)と極めて低く22.1%の営業利益を確保すると見込んでいるから、ユニクロ以上に価格を安く抑えることができる。

「アクティブスーツ」の拡大と低価格化

 「アクティブスーツ」とか「ワーキングスーツ」とか呼び方はさまざまだが、軽量・撥水・透湿通気・ストレッチ・イージーケア・パッカブルを売り物にする高機能合繊素材のワークスーツで、17年頃からデサントやミズノなどスポーツウエアメーカーが競技用高機能合繊素材を使ってビジネスウエアに進出したのが始まりだった。当初はジェットセッターなビジネス・ライフスタイルを訴求してスタイリッシュなデザイン、ツイードなど織り組織プリントでファッション性も売り物に百貨店やセレクトショップとも取り組んだが、18年10月に青山商事がデサントと共同開発して税抜3万9000円で売り出したのを契機に実用的なビジネスウエアとして広がって低価格化も進み、2万円を切る商品も珍しくなくなったが、さすがにワークマンの税込4800円は三段跳びだった。

 もとより合繊織物やジャージのトラックスーツと大差ない製造方法だからテーラードデザインにしても縫製コストは変わらず、卸流通でも2万円を切るのは当たり前で、直開発のSPA(製造小売業)なら素材をおごっても1万円を切るのは難しくなかった。ワークマンのようにほぼ全量を「正価」販売できて大ロットで計画生産すれば、税込4800円という激安価格も無理ではなかった。紳士服のAOKIも税込4800円でセットアップ(ジャケット2900円、パンツ1900円)を売り出しており、「税込4800円」が量販ワークスーツの標準価格になりそうだ。

 高機能「アクティブスーツ」がお値頃になって急拡大すれば、既製スーツの多くが取って代わられる。革製ビジネス靴同様、高価で窮屈で時代ずれしていくテーラーリングの既製スーツは経済的にも身体的にも勤労者の負担が重く、はるかに手頃で使い勝手がよく着心地も楽でカジュアル化するビジネスシーンにフィットする「アクティブスーツ」に代わっていくのは必然だ。

崩壊する既製スーツ市場

 もとよりビジネスウエアはエグゼクティブ階級の「誂えスーツ」、オフィサー(中間管理職)階級の「ブランドスーツ」や「ビジカジ」(ジャケット+センタープレスパンツ)、セールスマン階級の「吊るし既製スーツ」、ワーカー階級や非正規就業者の「カジビジ」(ブルゾン+カジュアルパンツ)や「アスビジ」(パーカ+トラックスーツのアスレジャー通勤着)と組織階級や雇用形態で分かれており、スニーカー通勤やオフィススタイルのカジュアル化で「ブランドスーツ」や「吊るし既製スーツ」、「ビジカジ」は年々衰退してきた。コロナ禍でリモートワークが広がる中、機能性ニーズの強いセールスマン階級やオフィサー階級が「アクティブスーツ」にシフトするのは必然で、既製テーラードスーツやジャケットは加速度的に減少していかざるを得ない。

 古典的なビジネススタイルは1991〜92年をピークに減少を続けており、2020年の百貨店紳士服売り上げは91年の4分の1に落ち込み、ロードサイド紳士服専門店売上も94年の43%ほどまで落ちた。百貨店紳士服より落ち込みが小さいように見えても、青山商事の売り上げに占める紳士服売上比率は年々落ちて20年3月期は54.6%、紳士スーツ売り上げは19.9%、約434億円、160.1万着でしかなく、AOKIでも同期の紳士服売り上げは42.5%、紳士スーツ売り上げは14.5%、約261億円、104.3万着でしかない。21年3月期の紳士スーツ売上は両社合わせて190万着まで落ち込むのではないか。

 紳士スーツ市場は92年の1350万着、7750億円をピークにリーマンショック後の11年には670万着、2180億円まで落ち込んだ後、14年にかけてやや回復したが15年以降は再び減少が続き、消費増税が秋冬商戦を直撃した19年は480万着まで落ち、コロナ禍でビジネス需要が激減した20年は350万着まで落ち込んだと推計される。

 ここまで落ち込むとシルエットやサイズ、素材の最低限の品ぞろえも維持できなくなるから、顧客の選択肢が狭まり修理のコストもかさむようになり、既製スーツ販売が成り立たなくなってしまう。もとより既製スーツは年々、3分の1前後が売れ残って持ち越され、新規調達でサイズや素材のバランスを補正して品ぞろえしてきたのだから、ここまで落ち込むと品ぞろえも採算も不可能になる。紳士服チェーンが形振り構わず異分野事業に走るのも必然なのだ。

アフターコロナのスーツ市場はこうなる

 11年の670万着から20年に350万着まで落ちた320万着はどこへ行ったのだろうか。そんな統計は存在しないから想像の域を出ないが、ざっくりと仕分けてみたい。

 ジャケットスタイルの「ビジカジ」はデジタル化に伴う中間管理職の減少でかえって縮小したから移行先には数えられない。ビジネススタイルのカジュアル化や非正規雇用の拡大でブルゾンスタイルの「カジビジ」やパーカスタイルの「アスビジ」に多くが移行し、リモートワークが広がって以降は急拡大したと思われる。「カジビジ」「アスビジ」へほぼ230万着、「アクティブスーツ」に50万着、PO(パターンオーダー)に40万着が移行したのではないか。

 では21年以降はどうなるのだろうか。コロナが収束したら、いずれ既製スーツ市場が回復するという期待は100%裏切られる。350万着からさらにジリジリと減り続けると見るのが賢明だ。非正規雇用とリモートワークはさらに増えて「アスビジ」が拡大し、セールスマン階級だけでなくオフィサー階級も「アクティブスーツ」に流れるから早々に100万着を超える市場を形成するが、単価の下落と競争の激化で紳士服業界に恩恵はないだろう。既製スーツの品ぞろえが細れば1週間以内の短納期POに移るビジネスマンも多そうだが、リモートワークと生活圏シフトはテーラードスーツの着用機会を激減させるから、コロナを契機にPOの拡大は止まる。

 紳士服業界に残された可能性は婦人のビジネスウエアで、売り上げの絶対額は減少に転じたとはいえ20年3月期段階の青山商事で紳士服売り上げの21.4%、紳士スーツ売り上げの58.8%、AOKIで紳士服売上の23.9%、紳士スーツ売り上げの70.2%まで上昇している。伸びるのは紳士同様に「アクテイブスーツ」とPOスーツだが、「アクティブスーツ」は紳士ほど広がらないわりに婦人アパレルとの競争が厳しく、POスーツも限られたパイの奪い合いになる。

 結局のところ、紳士服業界にとって既製スーツの激減を穴埋めするアパレル商材は見当たらず、紳士服チェーンは立地や顧客を活かした別事業を模索するしかない。自社商品のC&C(クリック&コレクト)に留まらず広範なEC事業者の商品を取り寄せて試したり受け取ったり返品するC&C 拠点ビジネスは顧客の広がりと売上増も期待できるから、カフェやシェアオフィスなどと組み合わせてチャレンジする価値があるのではないか。

小島健輔(こじま・けんすけ):慶應義塾大学卒。大手婦人服専門店チェーンに勤務した後、小島ファッションマーケティングを設立。マーケティング&マーチャンダイジングからサプライチェーン&ロジスティクスまで店舗とネットを一体にC&Cやウェブルーミングストアを提唱。著書に店舗販売とECの明日を検証した「店は生き残れるか」(商業界)、12月11日に出版した「アパレルの終焉と再生」(朝日新書)

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着物の古布を再利用した新プロジェクト 「ヨウヘイ オオノ」が表参道スパイラルでポップアップ

 大野陽平が手掛けるウィメンズブランド「ヨウヘイ オオノ(YOHEI OHNO)」は2月28日まで、着物の古布を再利用した新プロジェクト「3711プロジェクト(3711 Project)」のポップアップストアを東京・表参道のスパイラル1階にオープンしている。“3711”とは反物の幅37cm、長さ11mの規格に由来する。大野デザイナーが収集してきたデッドストックの着物の反物を活用して、1点モノの新たな服に仕立てるプロジェクトだ。

 第1弾の今回は、シルクやウールの絣(かすり)柄の生地を中心に、ブランド定番の3型のドレスに仕立てた。1着1着、色柄や風合いが異なる1点モノで、25点限定の販売となる。価格は6万〜10万円。大野デザイナーも店頭に立ち、自ら接客を行う。

 「ヨウヘイ オオノ」の大野陽平は愛知県小牧市出身。文化服装学院を経て、文化ファッション大学院大学、英ノッティンガム芸術大学でファッションを学ぶ。帰国後の14年12月にブランドをスタート。16年には「東京ファッションアワード」を受賞し、17-18年秋冬に東京ファッション・ウイークでコレクションを発表。18年に伊「ヴォーグ(VOGUE)」主催の若手発掘プロジェクト「ヴォーグ タレント 2018」や、若手デザイナーの登竜門「インターナショナル・ウールマークプライズ」の2018/19年度のウイメンズ部門のファイナリストに選出された。古今東西のアート、建築、彫刻やプロダクトから着想を得て、自由な素材使いやフォルムアプローチを通じてモダンな女性像を探求している。

■3711 Project  POP UP STORE EVENT in Spiral
日程:2月22〜28日
時間:11:00-19:00
住所:東京都港区南青山5-6-23 スパイラル1階
場所:ショーケース

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ルックHD20年12月期は下期の回復で黒字に コロナで「ブランド間格差が浮き彫りに」

 ルックホールディングス(HD)の2020年12月期は、売上高が前期比15.7%減の370億円、営業利益が同61.7%減の6億3600万円、純利益が同78.6%減の4億3100万円だった。「景気は今後回復していくだろうが、アパレル消費意欲はなかなか戻らないだろう。コロナ禍はブランド間格差を浮き彫りにした。プロパー価格で売り切れるブランドをどれだけ育成できるかを、今後はますます重視していく」と、多田和洋社長

 傘下の中核会社であり、国内アパレル事業を担うルックの売上高は同10.4%減の168億円、営業利益は同56.2%減の4億9800万円だった。「コロナ禍の影響で特に1~3月が厳しく、4、5月には店舗の自主休業もあったものの、3月に完了した実店舗とECの在庫一元化、販管費の絞り込み、仕入れの抑制の効果で下期は大幅に回復した。収益構造を強化できたことには一定の手応えを感じている」。国内アパレルの販路別売上高は百貨店が前期から7.1ポイントシェアを下げて22.3%。一方でECは9.4ポイント増の20.5%だった。23年12月期で目標にしていたEC売上高は、21年12月までに達成する見込み。

 好調ブランドの代表は「マリメッコ(MARIMEKKO)」。ブランド70周年のイベントを松屋銀座本店で2月半ばから行っているが、初日は510万円を売り上げたという。「コロナ禍でも売れるブランドは売れ続けており、一方で売り上げが半分になるブランドもある。本当に求められているブランドかどうか、ふるいにかけられている」と見る。

 子会社アイディールックによる韓国事業を主とする海外事業の売上高は、同3.8%減の186億円と国内アパレル売上高(200億円)に肉薄してきた。「韓国は日本よりもコロナ禍の影響が軽微だったことと、19年に子会社化した伊イルビゾンテ社が卸事業中心だった」ことで、海外事業の落とし幅は国内事業に比べて比較的小さかった。

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ルックHD20年12月期は下期の回復で黒字に コロナで「ブランド間格差が浮き彫りに」

 ルックホールディングス(HD)の2020年12月期は、売上高が前期比15.7%減の370億円、営業利益が同61.7%減の6億3600万円、純利益が同78.6%減の4億3100万円だった。「景気は今後回復していくだろうが、アパレル消費意欲はなかなか戻らないだろう。コロナ禍はブランド間格差を浮き彫りにした。プロパー価格で売り切れるブランドをどれだけ育成できるかを、今後はますます重視していく」と、多田和洋社長

 傘下の中核会社であり、国内アパレル事業を担うルックの売上高は同10.4%減の168億円、営業利益は同56.2%減の4億9800万円だった。「コロナ禍の影響で特に1~3月が厳しく、4、5月には店舗の自主休業もあったものの、3月に完了した実店舗とECの在庫一元化、販管費の絞り込み、仕入れの抑制の効果で下期は大幅に回復した。収益構造を強化できたことには一定の手応えを感じている」。国内アパレルの販路別売上高は百貨店が前期から7.1ポイントシェアを下げて22.3%。一方でECは9.4ポイント増の20.5%だった。23年12月期で目標にしていたEC売上高は、21年12月までに達成する見込み。

 好調ブランドの代表は「マリメッコ(MARIMEKKO)」。ブランド70周年のイベントを松屋銀座本店で2月半ばから行っているが、初日は510万円を売り上げたという。「コロナ禍でも売れるブランドは売れ続けており、一方で売り上げが半分になるブランドもある。本当に求められているブランドかどうか、ふるいにかけられている」と見る。

 子会社アイディールックによる韓国事業を主とする海外事業の売上高は、同3.8%減の186億円と国内アパレル売上高(200億円)に肉薄してきた。「韓国は日本よりもコロナ禍の影響が軽微だったことと、19年に子会社化した伊イルビゾンテ社が卸事業中心だった」ことで、海外事業の落とし幅は国内事業に比べて比較的小さかった。

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人気ユーチューバーさぁやプロデュース コスメブランド「リルア」がデビュー

 インフルエンサーとの協働による商品企画開発や販売などトータルでプロデュースする「インフルエンサーD2Cラボ」を運営するダイレクトテックは2月22日に、マルチビューティ系ユーチューバーのさぁやがプロデュースするコスメブランド「リルア(LILLUA)」を発売する。艶感のある仕上がりとティント効果を両立させたリップスティック“オイルリッチティント”(全4色、各1450円)を公式サイトで販売する。

 さぁやはSNS総フォロワー数214万人を誇るマルチビューティ系ユーチューバーで、主にメイク、ヘアなどの美容系動画やファッションなど幅広い情報を発信し、Z世代を中心に支持を集めている。「リルア」の開発はコロナ禍の影響が大きくなりはじめた1年ほど前からスタートし、マスク生活が続くことを前提にアイデアを練ったという。「コロナ禍でマスク生活になり、色落ちやメイク直しがしづらいという悩みから、色持ちの良さや質感にこだわった。“むっちり”とした仕上がりをかなえつつ軽いつけ心地もポイントだ。また、イエローベース・ブルーベースを気にする声が多く、どちらの人でも似合うようカラーに調整した。肌なじみの良さも意識し、どんな人でも使いやすいカラーになっている」と製品へのこだわりを述べる。カラーはそれぞれに「#恋 #ひとめぼれ #ときめき」などキーワードを添え、なりたいイメージや使用するシーンを想像しながら選べる4色をラインアップ。また、ティントタイプのリップは時間の経過で色が変化してしまう特性があるが、“オイルリッチティント”見たままのカラーが持続する処方だ。

 今回の新ブランドについてさぁやは「『リルア』のリップでなりたい自分をかなえ、自分を好きになってほしいという思いを込めて制作した。『リルア』のアイテムで自分のかわいいを更新してほしい」とコメント。「自分のファン以外の人にも手に取ってもらえるようなブランドにしたい」と意気込みを語った。

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人気ユーチューバーさぁやプロデュース コスメブランド「リルア」がデビュー

 インフルエンサーとの協働による商品企画開発や販売などトータルでプロデュースする「インフルエンサーD2Cラボ」を運営するダイレクトテックは2月22日に、マルチビューティ系ユーチューバーのさぁやがプロデュースするコスメブランド「リルア(LILLUA)」を発売する。艶感のある仕上がりとティント効果を両立させたリップスティック“オイルリッチティント”(全4色、各1450円)を公式サイトで販売する。

 さぁやはSNS総フォロワー数214万人を誇るマルチビューティ系ユーチューバーで、主にメイク、ヘアなどの美容系動画やファッションなど幅広い情報を発信し、Z世代を中心に支持を集めている。「リルア」の開発はコロナ禍の影響が大きくなりはじめた1年ほど前からスタートし、マスク生活が続くことを前提にアイデアを練ったという。「コロナ禍でマスク生活になり、色落ちやメイク直しがしづらいという悩みから、色持ちの良さや質感にこだわった。“むっちり”とした仕上がりをかなえつつ軽いつけ心地もポイントだ。また、イエローベース・ブルーベースを気にする声が多く、どちらの人でも似合うようカラーに調整した。肌なじみの良さも意識し、どんな人でも使いやすいカラーになっている」と製品へのこだわりを述べる。カラーはそれぞれに「#恋 #ひとめぼれ #ときめき」などキーワードを添え、なりたいイメージや使用するシーンを想像しながら選べる4色をラインアップ。また、ティントタイプのリップは時間の経過で色が変化してしまう特性があるが、“オイルリッチティント”見たままのカラーが持続する処方だ。

 今回の新ブランドについてさぁやは「『リルア』のリップでなりたい自分をかなえ、自分を好きになってほしいという思いを込めて制作した。『リルア』のアイテムで自分のかわいいを更新してほしい」とコメント。「自分のファン以外の人にも手に取ってもらえるようなブランドにしたい」と意気込みを語った。

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人気ユーチューバーさぁやプロデュース コスメブランド「リルア」がデビュー

 インフルエンサーとの協働による商品企画開発や販売などトータルでプロデュースする「インフルエンサーD2Cラボ」を運営するダイレクトテックは2月22日に、マルチビューティ系ユーチューバーのさぁやがプロデュースするコスメブランド「リルア(LILLUA)」を発売する。艶感のある仕上がりとティント効果を両立させたリップスティック“オイルリッチティント”(全4色、各1450円)を公式サイトで販売する。

 さぁやはSNS総フォロワー数214万人を誇るマルチビューティ系ユーチューバーで、主にメイク、ヘアなどの美容系動画やファッションなど幅広い情報を発信し、Z世代を中心に支持を集めている。「リルア」の開発はコロナ禍の影響が大きくなりはじめた1年ほど前からスタートし、マスク生活が続くことを前提にアイデアを練ったという。「コロナ禍でマスク生活になり、色落ちやメイク直しがしづらいという悩みから、色持ちの良さや質感にこだわった。“むっちり”とした仕上がりをかなえつつ軽いつけ心地もポイントだ。また、イエローベース・ブルーベースを気にする声が多く、どちらの人でも似合うようカラーに調整した。肌なじみの良さも意識し、どんな人でも使いやすいカラーになっている」と製品へのこだわりを述べる。カラーはそれぞれに「#恋 #ひとめぼれ #ときめき」などキーワードを添え、なりたいイメージや使用するシーンを想像しながら選べる4色をラインアップ。また、ティントタイプのリップは時間の経過で色が変化してしまう特性があるが、“オイルリッチティント”見たままのカラーが持続する処方だ。

 今回の新ブランドについてさぁやは「『リルア』のリップでなりたい自分をかなえ、自分を好きになってほしいという思いを込めて制作した。『リルア』のアイテムで自分のかわいいを更新してほしい」とコメント。「自分のファン以外の人にも手に取ってもらえるようなブランドにしたい」と意気込みを語った。

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「TOKYO KNIT」のリアル&デジタル展に注目 「アンリアレイジ」と新作コラボのニットも

 東京ニットファッション工業組合(TKF)は、「TOKYO KNIT」展示会を3月1日から3日まで感染予防を徹底したリアル展とデジタル展を組み合わせて開催する。

 「TOKYO KNIT」はTKFが取り組む東京発ニット産地のブランディング事業で、国内外で活動を活発化している。コロナ禍においても、より多くの人に「TOKYO KNIT」の優れた品質と卓越した技術をアピールしたいと発表の機会を設けた。リアル展は東京・青山のifs未来研究所サロンを会場とし、完全予約入場制とする。デジタル展は「リモテン(REMOTEN)」を活用し、主催者も来場者もフルリモートで参加できる仕組みを採用。デジタルでも密にコミュニケーションが取れ、どこでも効率的に商品や各ブランドをチェックすることができる。開発テーマは「サステナブル」で、「TOKYO KNIT」独自のサステナブルな取り組みを可視化したチャートも設置する予定だ。

 展示会の見どころは、一定の基準を満たした「TOKYO KNIT」認証企業のファクトリーブランド商品およびOEM(相手先ブランドの生産)/ODM(相手先ブランドの企画生産)アピールの展示の他、「TOKYO KNIT」と森永邦彦デザイナーの「アンリアレイジ(ANREALAGE)」、志鎌英明デザイナーの「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」とのコラボレーション商品だ。主催者は「東京および、日本のファッションの今を支える『TOKYO KNIT』の底力を、この機会にぜひ感じてもらいたい」と話す。

 「TOKYO KNIT」は2017年から東京都の支援を受け、ニット産地としての東京の付加価値向上を目指す取り組みの一環としてスタート。現在は一定の基準を満たす31社の認証企業を中心にグローバルなクリエイション活動を推進している。昨年1月にイタリア・フィレンツェで開催されたメンズウエアの総合展「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」に初出展。各社の技術力と開発力を結集して製作した「品質・技術コレクション」と「『TOKYO KNIT』 × アンリアレイジ」カプセルコレクションの2コーナーを展示し、国内外から高い評価を得た。

 「ピッティ・イマージネ・ウオモ」で「TOKYO KNIT」と出会い、現在は同プロジェクトの認証審査員も務めるユナイテッドアローズの栗野宏文・上級顧問クリエイティブディレクション担当は「デザイナーのクリエイティブな潜在能力も引き出せるテクニックが魅力」と語る。「江戸時代に始まる東京産地ならではの伝統と革新のテクニックを融合させ、長く愛用できる付加価値の高いニット商品を提供してほしい」と期待を示した。コロナ禍におけるステイホームでリラックスしたニット商品の人気が高まる中、「TOKYO KNIT」が新しい存在感をアピールする。

■「TOKYO KNIT」東京展&リモテン
日程:3月1〜3日 10:00〜17:00
東京展会場:ifs未来研究所サロン(東京都港区・外苑前駅)
※東京展またはリモテンに来場希望者は、2月26日までに「TOKYO KNIT」 PR事務局までお問い合わせ下さい。

問い合わせ先
「TOKYO KNIT」 PR事務局(伊藤忠ファッションシステム内)
info.press@ifs.co.jp

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ベルリン在住モデルに聞く、お手軽美容法&日本と異なるモデル事情

 世界に目を向けると日本とは異なる美容トレンドが生まれている。そこで連載「海外ビューティ通信」では、パリとニューヨーク、ソウル、ベルリンの4都市に住む美容通に最新ビューティ事情をリポートしてもらう。

 ベルリンは例年より雪の日が多く、ロックダウンも重なったことから外出が億劫になりがち。運動不足になるだけでなく、日照時間が少ないことからビタミンDが不足し、ウィンター・ディプレッション(Winter Depression)と呼ばれる冬季うつ病の可能性も高くなる。私たちはどう美と健康を維持すれば良いのか?インターネットには大量の情報が溢れており、どれを選べば良いのか分からず、調べているだけで疲れてしまう。

昨年から海外でのキャリアをスタート

 「とにかく何でもいいので気になったものから試すのが大事。始めるまでが一番大変なので、まずは始めて、いろいろなエクササイズを試すと合うものが見つかるはず」。そう語るのは、ベルリンでモデルとして活躍中の長谷川彩華さん。日頃から私たちの何倍も美容と健康に気を使いながら生活しているモデルという職業は、日々の努力の賜物といえる。

 日本でもモデルとして活躍した彩華さんは、2020年1月にベルリンへ移住し、すぐに現在のエージェンシー、ヴィヴァ・モデルズ(VIVA MODELS)に所属。海外でのキャリアスタートは順調と思ったところに、新型コロナウイルスのパンデミックとなった。当然ながら撮影の仕事は減り、慣れない土地での自粛生活を余儀なくされた。そんな現役モデルの彼女に、自粛生活でも気軽にできるエクササイズや美容法を教えてもらった。自宅で過ごすことが多い日々の中で、毎日実践していることは下記の通りだという。

「美は1日にしてならず」

1.早寝早起き、きちんと7時間眠る
2.朝昼晩、3食きちんととる
3.よくかんで、ゆっくり食べる
4.食物繊維やカリウムが多く、加熱後も成分が変わらないセロリを中心とした野菜とビタミンが豊富なグレープフルーツなどのかんきつ系の果物を食べる
5.1日5分でもいいから毎日欠かさずエクササイズを行う。体幹を鍛えるエクササイズを実行中
6.サプリメントに頼らない
7.可能な限り湯船につかる

 今すぐ実行できそうなことも多い。しかし「美は1日にしてならず」という言葉があるように、ただやればいいというのではない。毎日欠かさず継続しなければ効果は期待できない。まず自分に合った美容法や健康法を見つけることが重要だ。例えばスポーツジムに通えない今、エクササイズはユーチューブでお気に入りのインストラクターの動画チャンネルを見つけて参考にすれば、プロからの正しい知識やアドバイスを得ることができる。自宅で行う際もスポーツジム同様、専用のトレーニングウエアを着用すると体形の変化をリアルに知ることができてモチベーションが上がるという。

 「私は実は太りやすい体質なんです。東京にいた時はもっと忙しかったこともあり、不規則な生活に。ストレスからお酒を飲む機会も多かったんです。今よりハードなダイエットをしていたし、食事制限やサプリメント摂取もしていました。移住で生活はガラリと変わったんですが、不思議なことに体重は東京でダイエットをしていた時と変わらないんですよね。規則的な生活で健康は維持できるし、ストレスをためないことが何よりも大切だと気付きました。ベルリンは自然が多いので、公園までジョギングやウオーキングをして新鮮な空気を吸ったり、毎日ルートを変えて景色を変えたり、ロックダウン中でもできることはいろいろあるので、普段と変わらないモチベーションを保てています」。

個性が求められるベルリンのモデル業界

 日本でのモデルの仕事はまず美を追求されるというが、ベルリンでは個性が重要視され、多様性を求められるという。多国籍、LGBT、プラスサイズモデルなどが活躍するヨーロッパならではといえるが、ゲイカルチャーが確立しているベルリンは、特にそういった傾向が強いかもしれない。「まず、日本人どころかアジア人モデルと撮影現場が一緒になることは少ないし、自分と比べる対象がいないんです。ヨーロッパ人の美しさは、もう別物なんですよね。彼らは、私の黒髪のカーリーヘアがすてきだと言ってくれる。モデル同士がライバル視するのではなく、お互いに褒め合って、高めていくことが多いです。とはいえライバルからの刺激も必要なので、インスタグラムで日本のモデル仲間の近況を見ながら、自分も頑張ろうと気合いを入れています」。

 環境の変化は新たな価値観を生み、自粛生活は改めて自分と向き合うために有効な時間になっている。先の見えない状況の中で、今できることをポジティブに続けることが、心身ともに健康でいられる方法ではないだろうか。

宮沢香奈(みやざわ・かな):フリーランスライター兼コラムニスト。プレス、ブランドディレクターなどを経て、フリーランスとしてPR事業をスタート。その後、ライターとして執筆活動を開始。2014年に東京からベルリンに拠点を移し、ヨーロッパを中心に現地情報を多数の媒体で執筆中

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イラストレーターfaceが原宿の「セカンドストリート」旗艦店を初体験

 中古マーケット専門メディア「リサイクル通信」(リフォーム産業新聞社)によると、リユース市場は調査開始以来9年連続で成長を続け、2020年には約2兆5000億円、22年には約3兆円に拡大するという。そんなリユース市場をけん引するのが、業界大手ゲオホールディングス(愛知県、遠藤結蔵社長)傘下の「セカンドストリート」だ。自身も「よくリユースショップを利用する」というイラストレーターのfaceさんに、原宿にある旗艦店を初体験してもらった。

専門店の上を行く
ビンテージの品ぞろえ

 車で郊外に出掛けたときなど、道沿いにリユースショップを見つけるとつい立ち寄ってしまう」というfaceさん。気になる商品をネットオークションで見つけたところセカンドストリートが出品していたもので、実物を確認したいと取り寄せサービスを利用した経験もあるという。ただ原宿店を訪れたのは初めてで、地下1階のビンテージを中心としたアウトドア、ミリタリーの品ぞろえに驚いた様子だった。セカンドストリート 原宿店のある裏原宿にはビンテージ専門店が軒を連ねるが、引けを取らない充実ぶりに関心仕切りだった。2階にはストリート&デザイナーズブランドもラインアップされ、「いわゆるリユースショップの枠組みを超えた、セレクトへの強いこだわりを感じた」と話した。

服好きも納得・安心の買取査定

 リユースショップでは買う専門だったfaceさんに、買取査定にも挑戦してもらった。店舗ごとに持ち込まれる商品にも土地柄が出るとのことで、「原宿店ではファッション感度の高いお客さまから、旬のアイテムや過去の名品が持ち込まれることが多い」(三沢卓也セカンドストリート 原宿店店長)。また持ち込まれるアイテムは「販売する商品とリンクする」そうで、服好きの持ち込み客にも納得・安心してもらえる品ぞろえを意識しているという。原宿店で売り、それを元手にあらためて原宿店で買い物をするヘビーユーザーも少なくない。

 査定は同社の買取データベースを基に状態やトレンド性などで判断され、「真贋に最も気を付ける」という。原宿店で買取を強化しているのが、「ナイキ(NIKE)」のスニーカーや「リーバイス(LEVI'S)」をはじめとするビンテージのデニムウエアだ。査定を終えたfaceさんの感想は、「想定以上に高値が付いたものもあって驚いた」だった。三沢店長は、「ドイツのハイテク系ウエアブランド『アクロニウム(ACRONYM)』はリユース市場に出回ることが少なく、6万円を付けさせてもらった」と説明する。

2月26日から買取金額
20%アップキャンペーンを実施

 セカンドストリートでは2月26日から3月29日まで、アパレルおよび日用雑貨、家電などの買取金額を20%アップするキャンペーンを実施する。店頭、ウェブ(宅配)買取のどちらにも対応し、査定は1点からでも無料で受け付ける。

※取扱品は店舗および買取の形態によって異なる

2020年6月に
リニューアルした原宿店

 セカンドストリート 原宿店は2012年にオープン。20年6月にリニューアルして什器やその配列を変え、また商品数をあえて減らして「見せ方にこだわった」。併せて原宿の買物客に合わせて、ストリート&デザイナーズブランドを拡充。「原宿店の強みを前面に押し出した」。おかげで客から「見やすく、探しやすくなった」との声が届いているという。一方、オープン当初から強化してきた地下1階のビンテージは、競合他社である専門店のスタッフやそれら専門店の常連客も訪れるクオリティーで、裏原宿での認知を広めている。

※セカンドストリートでは新型コロナウイルス対策として、レジ前に飛沫防止用のビニールカーテンを設置。また客に対しても、来店時のマスク着用や手指消毒の協力を依頼している

PHOTO : SHIMPEI SUZUKI
TEXT : KAORI TOMABECHI

問い合わせ先
セカンドストリート 原宿店
03-5772-3427

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「アンダーカバー」が楽天支援で18年ぶりの国内単独ショー 仕掛け人が語る“東コレ改革”のカギ

 「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO以下、RFWT)」の冠スポンサー、楽天による日本発ブランドの支援プロジェクト「バイアール(by R)」に「アンダーカバー(UNDERCOVER)」と「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が参加する。「ビューティフルピープル」は15日に、「アンダーカバー」は18日に2021-22年秋冬コレクションをリアルとデジタルを融合して発表する。「アンダーカバー」が東京で単独のショーを行うのは18年ぶりだ。

 楽天は前シーズンに「バイアール」を立ち上げ、「ダブレット(DOUBLET)」と「ファセッタズム(FACETASM)」をサポート。リアルのショーの加え、エフェクトをかけた映像や観客目線のライブ配信など、デジタルとリアルを融合した演出でインパクトを残した。

 今シーズンから「バイアール」のプロジェクトメンバーとして本格参加する飯島仁ファッション事業部 ラグジュアリーブランド課 シニアマネージャーがプロジェクトメンバーは、ヨウジヤマモト出身でコレクションビジネスを熟知する人物。昨年10月にローンチした「楽天ファッション・ラグジュアリー(RAKUTEN FASHION LUXURY)」の立ち上げに携わるなど、楽天とファッション業界をつなぐキーマンに、「バイアール」と東コレの可能性について聞いた。

「デザイナーを軸に東コレの価値を高める」

WWD:なぜこの2ブランドを選出した?

飯島:“日本を代表するブランドと「RFWT」を盛り上げたい”という思いに賛同してくれたのが「アンダーカバー」と「ビューティフルピープル」だった。「RFWT」では、海外のメディアやインフルエンサーを招待して世界へ発信したいと考えてきたが、コロナ禍ではそれが難しい。国内デザイナーを軸とする「バイアール」なら、この状況でもファッション・ウイークを海外にアピールできる。東コレは若手デザイナーの登竜門で、国内外で活躍する人材を多く輩出してきた。「バイアール」を通して、「RWFT」をもっと注目されるイベントに成長させたい。

WWD:前回の「バイアール」の反響は?どんな点をアップデートする?

飯島:初回となった前シーズンは、“リアルショー開催”が最大のミッションだった。バイヤーやメディアの反響で手応えを感じた一方、ECを中心とする楽天の強みはまだまだ生かせるとも思った。今回はコレクション発表だけでなく、ECプラットフォーム「楽天ファッション・ラグジュアリー(RAKUTEN FASHION)」に参加してもらう。限定アイテムも用意して物販を強化し、デザイナーのビジネスを後押しする。「バイアール」に限らず“買えるファッション・ウイーク”のコンセプトは継続し、国内のコレクションブランドに特化した常設ECプラットフォームも3月に公開する予定だ。インタビューコンテンツを用意するなど、ブランドの世界観をより明確に伝える施策も考えている。

WWD:ショーの支援もさらに強化する?

飯島:もちろん。前回で満足せず、もう一段階上を目指そうと関係者各位が一丸となって進めている。困難な状況ながら、ブランドも前のめりな姿勢を見せてくれている。彼らの期待に応えるため予算も増やし、ベストなショーを必ず実現させる。

WWD:今後強化していきたいことは?

飯島:私はコレクションブランドに長年在籍し、ビジネスをやってきた。楽天の事業は把握しているつもりだったが、1億を超える会員にリーチする多様なサービスと、それらを有機的につなぐ包括的なシステムの価値など、入社して初めて分かったことも多い。これらはブランド側にまだまだ伝え切れていない分、大きな可能性を秘めている。リソースを抑えてクリエイションに集中できるなど、われわれの機能を使うメリットをブランドにもっと発信し、日本のファッション業界に貢献したい。

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【内幕】赤字275億円のロイヤル、商社・双日が筆頭株主に。「食」に強くない双日で相乗効果はあるのか?

 ロイヤルホールディングスが2月15日に発表した内容は衝撃的だった。大手商社の双日と銀行団が合計で160億円を出資し、双日が12%あまりを持つ筆頭株主に躍り出るという内容だ。増資としては外食業界屈指のディール。ただ、ロイヤルは双日の支配下になるのではないかという憶測がくすぶる。内幕を探った。
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114店舗のファイブグループ、21年採用1200名以上を。コロナ禍がチャンス。

「スパゲッティーのパンチョ」「居酒屋いくなら俺んち来い。」など114店(2021年1月末現在)を展開する、株式会社ファイブグループ(本社:東京都武蔵野市、代表取締役社長:坂本 憲史)が、2021年度の採用計画を新卒・中途・アルバイト採用含め1,200名以上に拡大する。
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新進外食経営者は、なぜ大卒が多い。

 稲本健一氏が取締役を辞任。山本勇太氏に次いでDDからまた幹部が抜けました。コロナ禍を受けて、従来の外食業界は変貌を迫られているようです。ランダムトークです。
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