「ジョーダン ブランド」が NBAの次世代スター、ザイオンのシグネチャーライン

 「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」は、NBAニューオーリンズ・ペリカンズに所属するザイオン・ウィリアムソン(Zion Williamson)選手のシグネチャーラインを発表した。初のシグネチャーシューズ“ザイオン ワン(Zion 1)”(1万4300円、税込)とアパレルコレクションを用意する。4月23日から、「ナイキ」公式オンラインストアやアプリ、一部店舗などで順次販売する。

 “ザイオン ワン”は、同選手の個性とバスケットシューズへのこだわりを全面に押し出したモデル。コートで大胆なプレーを見せる一方、普段は穏やかで物静かだという二面性を表すため、アッパーにはカラーやグラフィックを前後で切り替えるデザインを採用した。またザイオン選手が「シューズ選びで最も重視するパーツ」であるシュータンは、ボリュームのあるパッドを通常と異なる配置で縫製。シューレースによる圧迫感を改善し、足なじみの良さを高めている。着用時の安定感を上げるため、前足のソール幅は広く設計し、甲周りには足を固定する2本のストラップを付けた。カラーは、ザイオン選手が最もお気に入りという白黒カラー“ジェン ザイオン(Gen Zion)”のほか、流星をイメージした“ゼットエヌエー(ZNA)”、ザイオン選手の弟の名前を冠して兄弟の絆を表現した“ノア(Noah)”、故郷サウスカロライナをイメージした“マリオン(Marion)”の全4種。“ジェン ザイオン”は4月23日、“ゼットエヌエー”は5月5日、“ノア”は19日、“マリオン”は26日から販売する。

 アパレルは、動きやすさとデザイン性を備え、バスケシーンから普段着まで対応するアイテムをそろえる。ポップカルチャー好きなザイオン選手の意見を取り入れた、アニメ風のグラフィックをプリントしたフーディー(9900円、同)をはじめ、ウエストにロゴテープをあしらったフリースパンツ(1万5400円、同)や通気性・速乾性に優れたメッシュショーツ(8800円、同)などがラインアップする。

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【動画】ファッション業界人辞典Vol.2 村上要「WWDJAPAN」編集長の1日に密着

 「ファッション業界人辞典」は、ファッション業界で働く人にフォーカスし、その仕事柄を伝えます。業界のさまざまな職業を紹介しながら、「実際、どんな仕事をしているの?」「どうしたらその職に就けるのか?」などの疑問を解決。これからの若者たちの指針になるような情報や、業界人が気になるあの人の素顔や過去を、日々の仕事姿や過去の映像・写真を通して発信します。

 第2弾は、“誰よりもファッションを楽しむ”村上要「WWDJAPAN」編集長が登場。意外な経歴や自分の強みから、社内最速の原稿書きで意識していること、定時に退社する理由までを、自転車の通勤・退勤シーンや社内業務、ライブ配信の映像を交えて紹介します。「サルバム(SULVAM)」2021-22年秋冬コレクションのショー会場では、ブランドの印象やコレクションを見るときのポイントのほか、藤田哲平デザイナーと話し込む姿をキャッチしました。

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「H&M」21年のGWキャンペーンの顔は新垣結衣

 「H&M」を運営するエイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンは、4〜5月の大型連休(GW)に向けたキャンペーンに、女優の新垣結衣さんを起用した。キャンペーンテーマは「LET’S CHANGE」。同キャンペーン商品は4月27日から全国の店舗とECで販売する。

 グローバルSPAが特定の国や地域に向けたキャンペーンを実施することは以前はまれだったが、「H&M」は近年、毎年GWにあてて日本独自のキャンペーンを実施している。18年は引退直前の安室奈美恵さん、19年は黒柳徹子さんらを起用し、話題になった。

 今年の同キャンペーン商品は“サステナブル”をキーワードの一つとしており、100パーセントオーガニックコットンの透かし編みカーディガンやスカート、生産時の環境負荷を軽減したレーヨン製のトップスやワンピースなどをラインアップする。「環境に配慮した素材をキャンペーンのほとんどのアイテムで使用している」という。なお、「H&M」は2030年までに、使用する全ての素材をリサイクル、もしくは環境負荷を軽減する形で調達されたものに切り替えることを目標としており、現在の達成率は65%という。

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「H&M」21年のGWキャンペーンの顔は新垣結衣

 「H&M」を運営するエイチ・アンド・エム ヘネス・アンド・マウリッツ・ジャパンは、4〜5月の大型連休(GW)に向けたキャンペーンに、女優の新垣結衣さんを起用した。キャンペーンテーマは「LET’S CHANGE」。同キャンペーン商品は4月27日から全国の店舗とECで販売する。

 グローバルSPAが特定の国や地域に向けたキャンペーンを実施することは以前はまれだったが、「H&M」は近年、毎年GWにあてて日本独自のキャンペーンを実施している。18年は引退直前の安室奈美恵さん、19年は黒柳徹子さんらを起用し、話題になった。

 今年の同キャンペーン商品は“サステナブル”をキーワードの一つとしており、100パーセントオーガニックコットンの透かし編みカーディガンやスカート、生産時の環境負荷を軽減したレーヨン製のトップスやワンピースなどをラインアップする。「環境に配慮した素材をキャンペーンのほとんどのアイテムで使用している」という。なお、「H&M」は2030年までに、使用する全ての素材をリサイクル、もしくは環境負荷を軽減する形で調達されたものに切り替えることを目標としており、現在の達成率は65%という。

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ネットフリックス、9月からオフィス出勤を推奨

 パンデミック以来1年以上にわたって在宅勤務を推奨してきたネットフリックス(NETFLIX)は、米国の祝日である9月6日の“労働者の日”以降は、オフィス勤務に戻るよう従業員に通達した。同社には2020年の時点で9000人超の正社員が在籍しているが、この件に関して担当者からのコメントは得られていない。

 新型コロナによって在宅勤務が定着している人も多いが、これまでオフィス勤務を中心としてきた企業では、企業規模の大小に関わらず、従業員をいつ、どのようにオフィス勤務に戻すのか、という問題に直面している。コロナ禍において、当初は一時的措置と考えられていた在宅勤務だが、米国のオフィスワーカーの間ではリモートワークがすでに新しい生活様式として定着しており、ビジネスリーダーたちはさまざまな見解を示している。

 JPモルガン・チェース(J.P. MORGAN CHASE)のジェイミー・ダイモン(Jamie Dimon)会長兼最高経営責任者(CEO)は、最近公開された株主向けの年次書簡で「アメリカのビジネスにおけるリモートワークは今後も続くだろう」と予測しており、従業員の10%は在宅勤務を継続し、そのほかの従業員もリモートワークと出社を組み合わせた“ハイブリッド・ワーク”を行うとの見通しを立てている。一方で、リモートワークのマイナス要素として、従業員同士の交流が減ったことや、対面でのクリエイティビティーを発揮できない点を挙げた。

 片やリード・ヘイスティングス(Reed Hastings)=ネットフリックス創業者兼共同CEOは、リモートワークに対して真っ向から否定的な見解を示している。20年9月の「ウォール・ストリート・ジャーナル(The Wall Street Journal)」のインタビューで従業員の在宅勤務について質問された際には「プラス要素は1つもない」とコメントし、社員がオフィス勤務に戻るタイミングについては「ワクチンが承認されてから12時間後」といったジョークも飛ばしたほどだ。

 ヘイスティングス創業者兼共同CEOは、従業員の勤務スタイルをパンデミック以前の状態に戻したいと考えているが、実施するのはワクチンの承認から半年後になると述べている。ワクチンが初めてアメリカ食品医薬品局(Food and Drug Administration、FDA)に承認されたのが12月であったことから、オフィス出勤の再開にあたって当初の予定とはズレが生じたが、現在ネットフリックスではできるだけ多くの社員がワクチンを完全接種することを目指している。

 オフィス勤務に戻す計画を進めているネットフリックスだが、在宅勤務の選択肢が残るかどうかは不明だ。ヘイスティングス創業者兼共同CEOは、「多くの企業において、週4日はオフィス勤務で、残りの1日は在宅でバーチャル的に仕事をする状態になって“しまう”だろう」と予測している。

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「グッチ」が「バレンシアガ」を“ハッキング” アナリストらの評価は?

 「グッチ(GUCCI)」は4月15日、創業100周年を祝う最新コレクションをデジタルプラットフォーム上で発表した。オペラやクラシックなどで歌われる独唱曲を指す“アリア(Aria)”と題された同コレクションでは、13日頃から噂されていた通り、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)=クリエイティブ・ディレクターによる「バレンシアガ(BALENCIAGA)」へのトリビュート作品が登場した。

 「グッチ」によれば、今回の試みはコラボレーションやカプセルコレクションではなく、「バレンシアガ」のデザインなどをミケーレ流に再解釈して取り入れた、特別な“ハッキング・プロジェクト”だという。「グッチ」のGGパターンやアイコンモチーフ“フローラ”の上に「バレンシアガ」のロゴが重ねられていたり、「バレンシアガ」に特徴的なシルエットと「グッチ」らしさを掛け合わせたジャケットがあったりと、相手ブランドの要素を“ハック(盗み取る)”したアイテムなどが注目を集めた。なお、生産や販売について現時点では未定となっている。

 ミケーレ=クリエイティブ・ディレクターは、「コレクションの視聴者を驚かせたかった。クリエイティビティーは対話や実験、自由を必要とするので、閉ざされた空間であるアトリエを出て対話を続けようと考えた。認知度の高い2つのブランドの特徴や要素、ロゴなどを混ぜ合わせるのは、冒涜的な遊びをしているようだった」と語った。

 「バレンシアガ」のデムナ・ヴァザリア(Demna Gvasalia)​=アーティスティック・ディレクターは、「デザイナー同士がある意味では互いに影響を受けあっているということを認め、それを形にした今回のプロジェクトは、とても素晴らしいし勇気のあるコンセプトだと思う。ファッションは影響を受けることで進化していくものであり、『グッチ』はそれを優れた方法で表現した。ブランド同士が互いをどう見ているかについて、新たな視点をもたらした」と述べた。

 今回のプロジェクトは、「グッチ」と「バレンシアガ」がいずれもケリング(KERING)の傘下であることから実現したものと思われる。同社のフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者(CEO)は、「ファッションやラグジュアリーにおけるクリエイティビティーは、社会の絶え間ない変化を養分にして育つものだ。さまざまな変化によって新たなニーズが生まれ、クリエイターはそれに触発されて新鮮な作品を作り出す。アレッサンドロとデムナは両者とも画期的で多様性に満ちたビジョンを持っている、因習を打破するデザイナーだ。アリア・コレクションにおけるユニークでクリエイティブな試みは、彼らの独創性を示すと同時に、当社がいかに自由なクリエイティビティーを重視しているかの証左でもある」と話した。

 現代においてファッション業界でのコラボレーションは珍しいものではないが、人気の高いラグジュアリーブランド同士によるこの斬新なプロジェクトは、驚きと好感を持って受け止められたようだ。

 知的財産分野を専門とするジェフ・グラック(Jeff Gluck)弁護士は、「今回の取引の詳細については分からないが、一般的に知的財産権はデザイナーではなくブランド側が保有している。親会社が同じであることから比較的容易に合意に達したのではないかと思われるが、とても面白い試みで、いい意味で業界のルールを破った事例だ。個人的には『ナイキ(NIKE)』と『アディダス(ADIDAS)』のコラボレーションが見てみたい」とコメントした。

 ブランディングのコンサルティング会社、ザ・スタイルゲート(THE STYLE GATE)のアレッサンドロ・マリア・フェレーリ(Alessandro Maria Ferreri)CEO兼オーナーは、「共同ブランディングよりもさりげなくて、とても知的なプロジェクトだと思う。これにより、『グッチ』はさらに魅力的なブランドになった。今回のプロジェクト作品への反応を見て、好評であれば調整の上でアイテムを販売する可能性もあるのではないか」と分析した。

 マーケティングおよびコミュニケーションの専門家であるパオロ・ランディ(Paolo Landi)は、「今回の試みは高度にコンセプチュアルで、とても美しいアイデアだと思う。希少な作品ゆえに売り上げの面で利益をもたらす可能性も高いが、それ以上に、ブランドカルチャーの観点から『グッチ』と『バレンシアガ』の双方に大きな無形財産をもたらした。競合するのではなく、これまでにない画期的かつ現代的な方法で協力しあうことで、それぞれのブランドがさらに強くなると同時にファッション業界にも活力を与えた」と述べた。

 米投資銀行バーンスタイン(BERNSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=​アナリストは、「素晴らしいアイデアだと思う。『グッチ』は中国市場で人気が高いが、今回の試みは中国のSNS上で大きな反響を呼んでいる。新規性や希少性があり、これまでにないデザインの作品だということで、消費者の購入意欲はさらに高まるだろう。ブラボーだ」と高く評価した。

 ブランディング会社インターブランド(INTERBRAND)のレベッカ・ロビンス(Rebecca Robins)最高人材組織開発責任者兼最高文化責任者は、「ここ数年、ファッション業界におけるコラボレーションは新たな形を取るようになってきている。『モンクレール(MONCLER)』が世界中のクリエイターと協業する『モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)』や、ミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)とラフ・​シモンズ(Raf Simons)が共同で手掛ける『プラダ(PRADA)』などがその例だ。『グッチ』は以前からさまざまなコラボレーションを行っているが、今回はこれまでにない目新しい方法だ」と述べた。

 同じくブランディング会社コーリー・ポーター・ベル(COLEY POETER BELL)のジェン・セーケイ(Jenn Szekely)=マネジング・パートナーは、「今回のプロジェクトは一般的な意味でのコラボレーションとは少し異なるかもしれないが、こうした協業は顧客にとって魅力的なものだ。両方のブランドのエッセンスをうまく取り入れた、1足す1が3となっているユニークな商品であれば購買意欲を強く喚起できるので、そのブランドにおける通常の価格帯よりも高価格で販売できる」と説明。また、「コラボをする際には、共同ブランディングをしたりどちらかが主導したりとさまざまな方法があるが、双方のブランドにとって最適な形を見つけられるかどうかが成功のカギとなる」と語った。

 ケリングは4月20日に2021年1〜3月期(第1四半期)決算を発表しており、売上高は前年同期比21.4%増の38億9000万ユーロ(約5018億円)だった。20年10~12月期には同8.1%減だったことを踏まえると大幅に回復している。この理由として、スターブランドである「グッチ」の売り上げが10~12月期には同13.5%減と不調だったのが、今期は中国市場で3ケタ成長だったことが寄与して同20.1%増の21億6770万ユーロ(約2796億円)とV字回復していることが挙げられる。なお、ほかの傘下ブランドである「サンローラン(SAINT LAURENT)」は同18.8%増の5億1670万ユーロ(約666億円)、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」は同19.9%増の3億2820万ユーロ(約423億円)といずれも好調だった。その他のメゾンに含まれるため「バレンシアガ」単体での売上高は開示されていないが、同ブランドも非常に好調だったという。

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ロコンドが新ビジョン、2030年にGMV1000億円、営業利益100億円

 ファッション通販モールを運営するロコンドは20日、2031年2月期をターゲットに商品取扱高(GMV)1000億円、営業利益100億円を目指す長期ビジョンを発表した。田中裕輔社長は2030年に向けてアパレルとシューズのEC市場が3兆5000億円にまで拡大すると試算。ITと物流をかけ合わせたプラットフォーム事業、通販サイト「ロコンド」「ファッションウォーカー」を軸にしたEC事業、ユーチューバーとのコラボによるD2Cブランド事業の3事業を軸に、年率17%で取扱高を拡大させる。田中裕輔社長はYouTubeで配信した決算説明の中で、「物流とITをかけ合わせた仕組みは日本でも圧倒的な優位にある。2030年に市場シェア3%は十分に獲得可能な数字だ」と意気込みを語った。

 ロコンドの21年2月期決算は、GMV(返品後)は前期比12.7%増の205億円、売上高が同19.8%増の102億円、営業利益が14億3800万円(前期は8300万円の赤字)、経常利益が14億4800万円(同7700万円の赤字)、純利益が12億5000万円(同2億5600万円の赤字)だった。人気ユーチューバーのヒカルと宮迫博之などを軸にしたD2Cブランド事業が絶好調で、ECモール「ロコンド」の取扱高の増加にも寄与。ロコンドはヒカルとのコラボを機にYouTubeシフトを加速している。広告費をYouTubeメーンに切り替えたことで販管費率(対GMV)は3.8ポイントも改善。売上高総利益率も前期から2.2ポイント改善の37.5%になった。

 2031年2月期に営業利益100億円を掲げる背景には、すでに倉庫を大幅に拡張しており、今後5年間は拡張不要であることと、強みとするITと物流をかけ合わせた効率的な倉庫物流を中心に固定費用がGMVの増加以上に抑えられることにある。「自社倉庫は当日の入出荷や、リアル店舗とECをカバーし、その上、商品と販売管理のための基幹システムも自社開発し、それらを外部にも提供している。こうした仕組みはまさにオンリーワンだ」(田中社長)。

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BLACKPINKのROSEが「ティファニー」のグローバルアンバサダーに  キャンペーンも公開

 「ティファニー(TIFFANY & CO)」は、ガールズグループBLACKPINKのROSE(ロゼ)のグローバルアンバサダー就任を発表した。ROSEは4月23日に同ブランドの公式サイトや各SNSで公開される“ティファニー ハードウェア(TIFFANY HARDWEAR)”のキャンペーンに登場予定だ。

 ROSEはアンバサダー就任に際して「私は『ティファニー』のジュエリーを長く愛用しています。私の人生の一部であり、アイコンでもあるブランドの一員になれたことは、私にとって非常に特別なことです。このキャンペーンに参加できることをとてもうれしく光栄に思います。多くの方に見ていただけるのを楽しみにしています」とコメントした。

 “ティファニー ハードウェア”は、1971年のアーカイブネックレスから着想を得て、ニューヨークの精神や文化、エネルギーを表現したコレクションとして2017年にデビュー。「ティファニー」は起用の理由について「大胆でモダンなスタイルを発信するROSEを、同コレクションのアイデンティティーを体現する人物」としている。今回のキャンペーンでROSEは、イエローゴールドとローズゴールドの地金にパヴェダイヤモンドがセットされたリンクデザインのジュエリーを着用している。

 ROSEはファッションにおいては「サンローラン(SAINT LAURENT)」のアンバサダーを務めており、ほかにもBLACKPINKのLISAは「セリーヌ(CELINE)」と「M・A・C」、JENNIEは「シャネル(CHANEL)」、JISOOは「ディオール(DIOR)」のアンバサダーを務めている。

 「ティファニー」は1837年に創業。2021年にLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が買収し、現在はアンソニー・ルドリュ(Anthony Ledru)最高経営責任者(CEO)のもと、アレクサンドル・アルノー(Alexandre Arnault)がプロダクトおよびコミュニケーション部門のエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めている。

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メイクと仏教の教えで説く、西村宏堂流“自分らしい生き方”【ネクストリーダー2021】

 メイクアップアーティストで、僧侶でもある西村宏堂は、LGBTQ+の当事者として啓発活動も行う。米国でメイクアップアーティストの地盤を築き、ミス・ユニバース世界大会やクロイ&ハリーやハリマ・エイデンなどのセレブのメイクを担当。一方で、アイデンティティーに悩む人々をセミナーや仏教の教えを通して勇気づける。共通するメッセージは、「性別や人種に関係なく皆平等であり、自分らしく輝くこと」だ。

WWD:メイクアップアーティスト、そして僧侶を目指したきっかけは?

西村宏堂(以下、西村):劣等感を感じ、自分の価値を見いだせなかった昔の私が、メイクをすることで自分に対して可能性や希望を感じられたように、メイクを通して人々を応援したいと思ったから。米ボストン留学時代、学校の成績や人間関係で悩んでいた友人を元気づけたくて、アイライナーとマスカラでメイクをしてあげた。すると、彼女の表情はみるみる変わり、自信をまとった。興味深かったのは、メイクを落としてもその表情が変わらなかったこと。メイクは人の心を動かす一つのきっかけになると思った。

 また、私はお寺に生まれたが、小さいころはお坊さんになりたくなかった。そんな私が僧侶を目指そうと思ったのは、ニューヨークのパーソンズ美術大学在学中。休学して兵役に行かなければならなかった韓国人のクラスメートが、ある授業で軍隊のパフォーマンスをした。その複雑な心情の表現がとても心に響いた。「自分が目を背けていたものに向き合ったらどんな人間になるだろう」と、仏教の修行に入ることを決めた。僧侶の修行は厳しかったけれど、一番学んで良かったのは、仏教はLGBTQ+を含め、人々のあるがままの多様な姿を肯定して応援してくれている、みんなが平等に幸せに生きることを願っていると分かったことだ。

WWD:海外での経験が生かされている点は?

西村:同性愛者であること、LGBTQ+であることに胸を張れている点だ。アメリカやスペインで出会ったLGBTQ+の人たちは、みんな笑顔で一緒にいて楽しかった。私も自分らしくいられることの幸せを感じ、恥じる必要も、劣等感を感じる理由もないとわかった。カミングアウトしづらい日本の環境では、培えなかった気持ちだ。

メイクとファッション、仏教は平等をかなえてくれる

WWD:メイクをするときのこだわりは?

西村:私のメイクで人の心が変わること。もちろん技術も必要だけれど、メイクされた人の気持ちがときめくことが大事。私はマイクロエクスプレッションを大切にしていて、服装や髪型、香水、姿勢、所作など、あらゆる細かい部分を見て、その人が本当に必要なものを処方するようなメイクを常に心掛けている。

WWD:西村さんはメイクやファッションの力を信じていると感じる。

西村:おしゃれをすることで、自分の声がメガホンで拡張されるように、自分の存在が強く大きくなると感じる。私は同性愛者で、米国でアジア人であったことに胸を張りきれなかった経験があるが、メイクやファッションが自分に自信を与え、プロフェッショナルとして胸を張れるようになった。その経験から、メイクやファッションは人が平等で不条理でない社会を求めていく後押しになる存在だと捉えている。

WWD:メイクとファッション、仏教に通じることとは?

西村:平等をかなえてくれるところ。メイクやファッションは、その人の魅力を倍増させて応援することができるツールだ。人々をすてきにする希望が詰まっている。仏教は「どんな人も平等」と説いていて、自分の可能性や価値を信じることを教え、「私も頑張ったら願いがかなえられる」と思わせてくれる。

ダイバーシティーとは「全ての人を個として捉えること」

WWD:昨年7月に出版した自著『正々堂々』の反響は?

西村:多くいただいたのは「自分はLGBTQ+でも僧侶でもないけれど、悩んでいたことに共通点があり参考になった」という声。特にうれしかったのは、あるお母さんから届いた「私にはディズニープリンセスが好きな息子がいます。宏堂さんも同じような子供だったことを知り、息子のことが理解できて良かった。不安に思っていたけれど、宏堂さんが活躍されているのを見て励まされました」というメッセージだ。私が小さい頃はお手本となる人がおらず、母は1人で悩んでいた。私がどのように成長できたかを、母と似た悩みを持つ方に伝えられ、支えになれたことは深く記憶に残っている。

WWD:昨今よく聞く言葉だが、真のダイバーシティーとは何だと思う?

西村:カテゴリーをなくして、全ての人を個として捉えること。その人がどういう人間なのかに向き合えば、カテゴリーに分けられないことが分かり、実はみんながそれぞれ違う感情や経験を持って生きているダイバースな存在なのだと気付く。そもそもみんな違うのだから、わざわざ“ダイバーシティー”と言う必要もないのでは?

WWD:今、関心があることは?

西村:2019年から国連人口基金(UNFPA)の活動に参加し、ニューヨークで「宗教とセクシャリティー」について講演した。国連人口基金は、宗教の教えや知識を用いて、各国の性の問題やそれに苦しむ人々の現状の改善に取り組んでいる。僧侶である私だからできることだし、いろいろなバックグラウンドを持つ人々が、カテゴリーなど関係なく、同じ目的に向かって知恵を出し合い、進んでいる姿に強く関心を持っている。競争が楽しさややる気を引き起こすこともあるが、人をさげすんだり攻撃したりする競争ではなく、どれだけの人を助けられるかや、ポジティブでいい効果が生めたかを競争する方がいいと思う。

WWD:10年後、この業界でどんな役割を担っていたい?

西村:自分で考え、決断して行動する人のお手本になりたい。トレンドや性別、年齢に捉われることなく、ド派手なファッションだろうがメイクだろうが、自分がやりたいのであれば、周りの目を気にせず楽しめる生き方でいい。それを受け入れる社会はきっと楽しいし、それを祝福し合えるような社会を応援したい。

WWD:今後の目標は?

西村:自分の番組を持って、宗教や政治に対してさまざまな考えを持つ異なる地域の人々を訪れてメイクを施し、内に秘めた気持ちを聞きたい。きっかけはミッシェル・オバマの「It’s hard to hate up-close.(すごく近い人を嫌いになるのは難しい)」という言葉。私はメイクというツールを使って人々に近づき、生い立ちやストーリーを聞き出し、人と人をつなぎたい。民族や宗教、政治に対する考えが違っても、自分と共通点があることに気付けば、戦いは生まれにくくなるはずだから。

【推薦理由】
メイクアップアーティスト、かつ僧侶と多彩な肩書きを持つ西村宏堂は、同性愛者であることを公言し、LGBTQ+への理解を伝えるための啓発活動にも積極的だ。アイデンティティーに悩んだ自身の体験を包み隠さず率直に伝え、「人と違う自分を認め、自分らしく生きよう」というメッセージは、人種や性別を越えて人々の心に響いている。国内外から注目を集めており、国連でのスピーチやイェール大学、増上寺での講演など、その活躍は多岐にわたる。メイクと仏教で人を救いたいという信念のもと平等な社会を目指す、時代のリーダー的存在だ。

川原好恵:ビブレで販売促進、広報、店舗開発などを経て現在フリーランスのエディター・ライター。ランジェリー分野では、海外のランジェリー市場について15年以上定期的に取材を行っており、最新情報をファッション誌や専門誌などに寄稿。ビューティ&ヘルス分野ではアロマテラピーなどの自然療法やネイルファッションに関する実用書をライターとして数多く担当。日本アロマ環境協会認定アロマテラピーアドバイザー。文化服装学院ファッションマーチャンダイジング科出身

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ウテナが社長交代 田頭基明常務が昇格

 ウテナは、4月20日付で田頭基明(たがしら・もとあき)常務が社長に就任したことを発表した。青﨑正紀・前社長は任期満了により退任した。

 田頭新社長は、1966年11月20日生まれの55歳。89年に二松学舎大学を卒業し、同年、ウテナに入社。営業統括部長、経営企画部部長を経て、2018年4月から常務に就いていた。

 ウテナは1927年に創業。「真心を持って、社会に貢献し、人々の満足を喜びとする」を企業理念とし、社名の由来である花の萼(がく)のように「すべての人の美しさを支えたい」という思いで化粧品を開発する。スタイリング剤の「マトメージュ(MATOMAGE)」、スキンケアの「シンプルバランス(SIMPLE BALANCE)」「ゆず油」「ジュージィクレンズ(JUICY CLEANSE)」などを擁する。

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小嶋陽菜が手がける「ハーリップトゥー」から肌にやさしい日焼け止めが登場 パール配合で艶肌に

 モデルでタレントの小嶋陽菜が手掛けるブランド「ハーリップトゥー(HER LIP TO)」は、UVカット美容セラム“グロウサンスクリーンセラム(SPF50+・PA++++)”(35mL、税込3960円)を発売する。4月24日から公式サイトで先行予約を行う。

 同製品は高い紫外線予防効果でUVA波とUVB波を同時にブロックし、天然由来の美容成分を配合することで肌を守りながらスキンケアもかなえるUVカット美容セラムだ。微粒子パール配合で艶やかな肌に仕上げ、一般的な日焼け止めに含まれる紫外線散乱剤不使用のメタルフリー処方で肌にやさしい使い心地が特徴。さらに、PM2.5や花粉などの空気中の微粒子から素肌を守るアンチポリューション効果を備え、環境ストレスによる肌トラブルにも対応。石けんで落ちる軽やかなテクスチャーで肌の負担も軽減する。

 また、同製品は石油系合成界面活性剤、合成香料、タール色素、アルコール、BHT、鉱物油、パラベン、動物実験を必要とする原料不使用で、肌へのやさしさと環境にも配慮した。

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「ギャップ」「カルバン・クライン」「ラルフ ローレン」など米系ブランドの2020年業績まとめ

 米国のアパレルおよび小売業界は引き続き厳しい状況にあるが、2020年10~12月期はホリデー商戦もあり、業績は少しずつ回復している。しかし中国を中心としたアジア地域は好調だったものの、欧州は新型コロナウィルスの感染再拡大を受けて再びロックダウンに踏み切った国もあり、回復が遅れている状態だ。20年通期の決算情報を中心に、主な米系ファッション企業の状況を解説する。

 「ギャップ」「バナナ・リパブリック(BANANA REPUBLIC)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」などを擁するギャップ(GAP)の2021年1月通期決算は、売上高が前期比15.7%減の138億ドル(約1兆5042億円)、純損益は前年の3億5100万ドル(約382億円)の黒字から6億6500万ドル(約724億円)の赤字となった。

 ブランド別の売上高では、「オールドネイビー」は同5.6%減の75億3600万ドル(約8214億円)、「ギャップ」は同26.8%減の33億8800万ドル(約3692億円)、「バナナ・リパブリック」は同42.4%減の14億6200万ドル(約1593億円)だった。

 四半期ベースで見ると、20年11月~21年1月期(第4四半期)の売上高は前年同期比5.3%減の44億2400万ドル(約4822億円)、純損益は前年同期の1億8400万ドル(約200億円)の赤字から2億3400万ドル(約255億円)の黒字に回復している。ブランド別では、米国とカナダが好調だった「オールドネイビー」が同4.8%増の23億7500万ドル(約2588億円)と増収だった。「ギャップ」は同18.6%減の10億8800万ドル(約1185億円)、「バナナ・リパブリック」は同31.6%減の5億400万ドル(約549億円)だった。

 ソニア・シンガル(Sonia Syngal)=ギャップ最高経営責任者(CEO)は、「未曾有の事態となった20年はこれまでにないほど苦戦したが、長期的な成長を目指すべく社員一丸となって尽力した。アクティブウエアやフリースなど、時流にマッチしたカテゴリーに強いことも奏功した。危機的な状況はチャンスでもある。中期計画の“パワープラン2023”を実行し、21年は利益を上げてさらに成長したい」と語った。

 「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」などを擁するPVHコープ(PVH CORP)の21年1月通期決算は、売上高が前期比27.6%減の67億9870万ドル(約7410億円)、純損益が前年の4億1730万ドル(約454億円)の黒字から11億3610万ドル(約1238億円)の赤字だった。

 ブランド別に見ると、「トミー ヒルフィガー」の売上高は同22.8%減の36億3640万ドル(約3963億円)、「カルバン・クライン」は同28.0%減の26億3830万ドル(約2875億円)だった。販売チャネルでは、自社ECの売り上げが前年と比べて69%増と非常に好調で、売上高全体の25%近くを占めるようになっている。これは前年の倍程度だという。

 四半期ベースでは、20年11月~21年1月期(第4四半期)の売上高は前年同期比19.5%減の19億9600万ドル(約2175億円)、純損失は前年同期から970万ドル(約10億円)改善して5770万ドル(約62億円)の赤字だった。ブランド別では、「トミー ヒルフィガー」は同16.0%減の10億9640万ドル(約1195億円)、「カルバン・クライン」は同16.5%減の7億8120万ドル(約851億円)だった。中国市場は好調だったものの、ホリデーシーズンに再び外出規制が行われた欧州では70%、カナダでは同75%の直営店が一時休業していた。

 同社のステファン・ラーソン(Stefan Larsson)CEOは、「第4四半期は欧州で再びロックダウンが実施されたにもかかわらず、ほぼ予想通りの業績を上げることができた。危機的な状況の中、尽力してくれた世界中の従業員に心から感謝している。今後の展望としては、引き続き主力ブランドである『カルバン・クライン』と『トミー ヒルフィガー』に注力しつつ、カジュアルウエアやECなどをさらに強化していく」と述べた。

 リーバイ・ストラウス(LEVI STRAUSS & CO.) の20年11月通期決算は、売上高が前期比22.7%減の44億5300万ドル(約4853億円)、純損益は前年の3億9500万ドル(約430億円)の黒字から1億2700万ドル(約138億円)の赤字となった。

 20年9~11月期(第4四半期)では、売上高が前年同期比11.6%減の13億8600万ドル(約1510億円)、純利益は同40.6%減の5700万ドル(約62億円)だった。

 同社のチップ・バーグ(Chip Bergh)CEOは、「これまでにない逆境の中、予想以上の結果を残すことができた。コスト構造やキャッシュマネジメントを見直し、機敏に対応できるようにしたことが成果につながった。今後も『リーバイス』というアイコニックなブランドの存在感をさらに高めるべく尽力し、顧客とのエンゲージメントを高め、急激に成長しているデジタルをいっそう強化することで、より強くて利益性の高い企業になれるものと確信している」とコメントした。

 ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)の20年10~12月期(第3四半期)決算は、売上高が同18.1%減の14億3280万ドル(約1561億円)、純利益は同64.1%減の1億1980万ドル(約130億円)だった。

 「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヴァンズ(VANS)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)の20年10~12月期(第3四半期)決算は、売上高が同5.8%減の29億7154万ドル(約3238億円)、純利益は同25.3%減の3億4724万ドル(約378億円)だった。

 「コーチ(COACH)」「ケイト・スペード ニューヨーク(KATE SPADE NEW YORK)」「スチュアート・ワイツマン(STUART WEITZMAN)」などを擁するタペストリー(TAPESTRY)の20年10~12月期(第2四半期)決算は、売上高が同7.1%減の16億8540万ドル(約1837億円)、純利益は同4.0%増の3億1100万ドル(約338億円)だった。

 同社のジョアン・クレヴォイセラ(Joanne Crevoiserat)CEOは、「大変な逆風の中、増益という予想以上の結果を残すことができて非常に誇らしく思っている。これには消費者のニーズにフォーカスして全てのブランドで新たな顧客を獲得したことや、ECおよび中国市場での売上増が貢献した。いまだ社会情勢は不透明だが、競争力をさらに高めることで長期的かつ持続的に成長できるものと楽観視している」と述べた。

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「ビームス」「無印良品」など54ブランドが集結 第4弾「パスザバトン マーケット」が東京・品川で開催

 スープストック トーキョー(SOUP STOCK TOKYO)などを運営するスマイルズは4月23〜25日、東京・品川のコクヨ品川キャンパスで「パスザバトン マーケット(以下、PTBM)」を開催する。PTBMは2019年に企業やブランド、産地が抱えているデッドストックなどに代表される“もったいない”や“困りごと”に向き合い、それらを紹介する蚤の市としてスタートした。第4弾の今回は、アパレルの「ビームス(BEAMS)」「ユナイテッド アローズ(UNITED ARROWS)」「アーバンリサーチ(URBAN RESEACH)」などをはじめ、生活雑貨の「無印良品(MUJI)」など、業界問わず日本全国から54ブランドが参加し、訳ありなどの理由で販売できなかったモノを販売する。

 会場内には、「スープストックトーキョー」やマグロの尾の身を使用した食品「マグロのイタダキ(MAGURO NO ITADAKI」、明太子でおなじみの「ふくや(FUKUYA)」などのフードトラックでスペシャルメニューを提供するほか、食品物販のコーナーがある。また、子どもが遊べるキッズスペースや屋外スペースもあるので、家族全員で楽しめるようになっている。

 「無印良品」では、不要になった同ブランドのユニットシェルフパーツの回収・再販売や、デニムブランド「イトナミ(ITONAMI)」による必要なくなったデニム回収、「アーバンリサーチ」による衣料品の染め替えプロジェクトなども開催し、単なる“売り買い”の場ではなく来場者が参加し、再利用を促す場を設ける。会期中には、YOU TUBE LIVEで“サステイナブルな暮らし”“サーキュラーエコノミー” “食とファッションと暮らし”などのウェビナーを行うほか、会場では、出展者のインタビューをラジオで放送する。

 入場料金は300円、小学生以下無料で、新型コロナ感染対策のため「パスザバトン」公式サイトから事前登録が必要だ。混雑が予想される一部会場には、整理券を配布する。

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休業要請に身構える百貨店・SC 「影響はあまりに大きい」

 新型コロナウイルスの第4波を受けて、大阪府、兵庫県、東京都に3度目の緊急事態宣言の発令される見通しになった。休業要請の対象に百貨店やショッピングセンター(SC)など商業施設が含まれており、小売関係者に動揺が広がっている。昨年の1度目の緊急事態宣言による休業とその後の消費低迷の痛手が残る中、追い討ちをかけられる格好だ。

 21日午前時点では大阪府や東京都の休業要請の中身が明らかになっていないため、百貨店やSCは「正式な要請が分かり次第、議論する」(三越伊勢丹ホールディングス)と口とそろえるにとどまる。だが、あるSCの担当者は「要請が出れば、従わざるを得ない。この1年、私たちも取引先も感染防止策を講じて、ギリギリのところで踏ん張ってきた。再び営業できなくなる影響はあまりに大きい」と無念さをにじませた。

 百貨店は昨年の緊急事態宣言に伴う1〜2カ月休業によって、全国売上高(日本百貨店協会加盟企業の合計)が4月で前年同月比72%減、5月で同65%減と壊滅的な打撃を受けた。コロナ前から続く衣料品の構造不況に拍車がかかり、大手アパレルメーカーの従業員や売り場のリストラを招く事態になった。今回も長期間の休業を余儀なくされれば、従業員への補償、家賃交渉、在庫の過多など、あらゆる問題が浮上する。

 日本百貨店協会は15日付で、大阪府と政府に緊急事態宣言が発令された場合に、休業要請から百貨店を外すよう要望書を出した。同協会の村田善郎会長(高島屋社長)は19日に読売新聞のインタビューに応じ、行政の要請にはしっかり応えるとしながらも「食料品をはじめ、百貨店には必要ものがたくさんあり、一つの生活基盤になっている。百貨店は単独で営業できるわけでなく、取引先の雇用を守り、経済を殺さない思いもある」と語った。

 また全国のSCが加盟する日本ショッピングセンター協会も20日付で小池百合子・東京都知事宛てに要望書を提出した。「休業要請を拡大せざるを得なくなった場合でも、衣食住という生活に必要な商品を消費者に提供し続けることができるような措置を検討する」ことを求めている。

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写真家・若木信吾による「リーバイス」“501 DAY”の広告撮影を被写体としてリポート

 「リーバイス(LEVI'S)」は、5月20日の“501”の誕生日(リベットの特許申請が1873年の同日に受理された)を祝う“501 DAY”に先駆けて、写真家・若木信吾が撮り下ろした写真を使った広告キャンペーンを4月23日から行う。2020年に続く第2弾で、新たにミュージシャンや古着店店長などを撮り下ろした。そして、大変光栄なことに「WWDJAPAN」のデニム担当である僕もその中の1人に選ばれた。ここでは撮影日の様子と若木さんへのインタビューを掲載する。

WWD:2日間で28人を撮影すると聞いた。連続して“青い”モチーフを撮ることになるが、気を付けていることは?

若木信吾(以下、若木):確かに青一色とも言えるが、その中にある“濃淡”を表現したいと考えている。企画コンセプトの通り、“501”とひと口に言ってもはく人やはき方によって色落ちや表情は千差万別だ。そのため、背景となる壁面も特別にオーダーした。濃い色のジーンズなら水色の前、三澤さんのように淡い色のジーンズなら白の前で撮るようにしている。

WWD:若木さんがスタジオに陣取りそこに被写体が次々とやって来る、定点観測とも言える撮影方法だ。

若木:僕としては定点観測ではなく、むしろロケの気持ちでいる。そのため壁面は夏、もっと言えばキューバをイメージした。スタジオも密にならないようにという狙いもあるが、なるべく大きなところを押さえてもらって、そこでもロケ感を出した。

WWD:今回の撮影では何を切り取りたい?

若木:日本人の、それもモデルや芸能人ではない一般の方の自信にあふれた表情=強さを撮りたかった。その点、私物の“501”で登場いただくというのは奏功していると思う。

WWD:とはいえ、中には緊張する人もいるのでは?

若木:そんな時でも“その人らしさ”を見つけるのが僕らプロの仕事だ。たくさん撮ることで次第に緊張がほぐれる人もいるし、逆にどんどんかたくなってしまう人もいる。自然体を収めたいから、あれこれ撮ったあとで結局ファーストカットが一番良かったということもある。少し格好つけて言うなら、瞬時に相手を見抜く必要がある。だけど最良の一枚が残せればよいので、方法や型にはこだわらない。

WWD:型を持たないのが若木さんの型である?

若木:“「リーバイス」をはく人はこうであるはず”という先入観は捨てている。僕が誘導してしまうのもご法度だ。

WWD:昨年に続いて2回目となる撮影で意識したことは?

若木:「リーバイス」には申し訳ないが、1年ぶりの撮影で、その間多くの仕事をこなしてきたので、良い意味で昨年のことは忘れていた(笑)。だからこそフラットな気持ちで臨めたと言える。技術的なことを言えばライトの向きや壁面を昨年とは変えているが、大事なのはやはり撮る側と撮られる側の気持ちだと思う。

WWD:若木さんも今日はジーンズをはいている。

若木:特に「リーバイス」に気を使ったわけではなくて、ジーンズは僕ら写真家のユニホームとも言える存在。今日の撮影に向けて、ここ3カ月は「リーバイス」のジーンズだけで過ごした。

WWD:すごい心掛けだ。「リーバイス」のジーンズは何本所有している?

若木:10~15本。古着好きを否定するつもりはないが、誰かの型に自分が合わせているような気がするので、ジーンズは新品のリジットしか買わない。またジーンズファンには洗濯法などにこだわる方もいるが、僕にとってはあくまでユニホームなので、1回はいたら洗うようにしている。そのため、ある程度の本数が必要になる。

WWD:最後に、今日の僕の点数は?

若木:三澤さんらしく撮れたので、もちろん100点!

 なんだか最後は若木さんに気を遣わせてしまったが……、写真は4月23日から直営全店舗の壁面を装飾したり、ホームページやSNSで使われたりするというので、僕もさっそく原宿店を覗いてみようと思う。

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クリス・ヴァン・アッシュ、「ベルルッティ」を去る 今後のコレクション発表は独自スケジュールに

 LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)傘下のメンズブランド「ベルルッティ(BERLUTI)」は、今後のコレクション発表を独自のスケジュールに改める。これに伴い、クリス・ヴァン・アッシュ(Kris Van Assche)=アーティスティック・ディレクターは退任する。アントワン・アルノー(Antoine Arnault)最高経営責任者は声明の中で、今回の方針変更について「サヴォアフェール(受け継がれる職人技術)とイノベーション双方への深いこだわりを維持するため」と説明。今後はコラボレーションによるプロジェクトやアイテムを含む新製品の発表を独自の方法に切り替え、コレクションカレンダーに新たなアプローチをとるという。そのため、クリスの後任を指名する予定はないようだ。

 現在44歳のクリスは、エディ・スリマン(Hedi Slimane)の後任として2007年から11年間、「ディオール オム(DIOR HOMME)」(当時)を率いた後、18年4月にハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)の後任として「ベルルッティ」のアーティスティック・ディレクターに就任。レザーシューズで知られる同ブランドの象徴的な染色技法“パティーナ”からイメージをふくらませ、アートを感じさせる生き生きとした色使いと美しいテーラリングが際立つコレクションを発表してきた。3年の間にはウエア、アクセサリー、シューズの審美的な統一感を高めるとともに、ビンテージ家具のカスタマイズやトラベルバッグなどに用いるシグネチャーキャンバスの開発にも取り組んできた。4月8日に披露されたばかりの21-22年秋冬シーズンがラストコレクションとなり、これから数週間のうちにいくつかのプロジェクトを仕上げた後、ブランドを去るという。

 クリスは、「『ベルルッティ』での仕事によってデザイナーとして成長できたし、スタジオのチームや職人たちには感謝してもしきれない。私はテーラリングであってもレザーグッズあっても、常にアトリエと一緒に取り組むことが好き。品質やリサーチに対する期待の大きさは、間違いなく刺激的だった」とコメント。「次はどんなことができるか、ワクワクしている」と話す。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「ベルルッティ」2021年ウィンターコレクション

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2021年ウィンターコレクションを発表した。

「ベルルッティ」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

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「ベルルッティ」2021年ウィンターコレクション

 「ベルルッティ(BERLUTI)」が2021年ウィンターコレクションを発表した。

「ベルルッティ」2021-22年秋冬パリ・メンズ・コレクション

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メンズヴィンテージウォッチコレクションのご紹介

こんにちは。

ファッションアイテムとして年々注目度が高まっているヴィンテージウォッチ。

1940~1970年代物の希少なメンズヴィンテージウォッチを、5月1日(土)より期間限定で銀座本店にてご用意します。

 

本日はイベントに先駆けて、展開アイテムの一部をご紹介します。

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<オメガ>“シーマスター ツートンダイヤル” 1960年代

¥220,000(税込)

 

今では貴重品になった純正のジュビリーブレスレット付きの定番モデル“シーマスター”。

使うシーンを選ばず、使い勝手の良い自動巻きです。

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十字クロスラインが新鮮な文字盤・特徴的なインデックス・<オメガ>の人気モデル“コンステレーション”を彷彿させる短めの長針・短針、そして内側に印刷された分の刻みが2トーンカラーと相まって当時のモノづくりのレベルの高さを感じます。

シャツの袖口に収まりのいい直径33ミリのケースサイズなので、優美な腕元を演出してくれます。

 

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<オメガ>“シーマスター コスミック グレーツートンダイアル カレンダー” 1960年代

¥165,000(税込)

 

裏蓋のないワンピース構造のモデル“シーマスター コスミック(宇宙)”。

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正面から見ると両サイドの曲線は、後にCラインと呼ばれるケースデザイン。

直径35ミリなので、男性だけでなく女性にもカジュアルな場面でお楽しみいただけます。

古きよき時代の<オメガ>、やはり文字盤の2トーンカラーは今見ても新鮮。クロコ系のレザーベルトに付け替えて、ビジネスシーンでも活躍してくれそうな一品です。

 

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<エテルナ>“クラムシェル 全アラビア数字インデックス リーフ針” 1940年代

¥286,000(税込)

 

ブルーのリーフ針、スモールセコンド、全アラビア数字にシルバー文字盤。実に端正な表情をした1940年代の<エテルナ>ヴィンテージウォッチ。

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風防(ガラス)を含めカーブした時計は、腕にのせたときに着け心地、美しさが際立ちます。

21ミリ×38ミリのケースサイズで、ファッションに敏感な方のセンスに応えるシンプルでさりげなくも上質さが凝縮されたデザイン。

手巻き式なので、ご自身で巻き上げる楽しさを感じていただきながら長くご愛用いただけるアイテムです。

 

このほかにも<オーデマ ピゲ>や<パテック フィリップ>などから貴重なコレクションをご用意しています。

厳選したヴィンテージウォッチの中から、お気に入りのアイテムをぜひお探しください。

 

SUMMER 2021

MEN’S VINTAGE WATCH COLLECTION

5/1 SAT. – 5/16 SUN. 銀座本店1F

簡単&ウマいトレンド食のプルドポーク!!バーガーと合わせればコロナ禍のテイクアウト需要にもピッタリ

 コロナ禍により、テイクアウトの需要が拡大している。それに伴い、ハンバーガーなどの料理を開発する飲食店が増えているが、注目したいのがアメリカ南部の伝統的なBBQ料理「プルドポーク」を挟んだプルドポークバーガーだ。メニューに取り入れている店舗は、どのように活用しているのだろう。メリットやお客の反応などを現場に聞いた。
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まん防でも大阪・西成はアツい。地元民はマスクせずに「飲み」を楽しむ

 大阪市の「新今宮エリアブランド向上事業」が思わぬ注目を集めている。電通案件のPR記事である、しまだあや氏の「ティファニーで朝食を。松のやで定食を。」が感動ポルノだと大炎上したからだ。コロナ禍でインバウンド客が去った西成の街は今どうなっているのか。西成はコロナ禍でもアツかった。
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ヴィアHD、再生手続き完了。長男にも助けられた。

「備長扇屋」や「日本橋紅とん」などを展開する株式会社ヴィア・ホールディングス(本社:東京都文京区、代表取締役社長:横川 紀夫)が、4月19日開催された債権者会議で対象債権者たる全ての取引金融機関の同意得て、事業再生 ADR 手続が成立したと発表した。
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