映画「ハウス・オブ・グッチ」をのぞき見! レディー・ガガが魅せるスタイルとは?

 レディー・ガガ(Lady Gaga)が出演するグッチ(GUCCI)創業者一族の争いを描いた待望の映画「House of Gucci(原題)」の撮影が、3月にイタリアでスタートした。今秋公開予定の同作は、グッチ創業者のグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)の孫にあたるマウリツィオ・グッチ(Maurizio Gucci)が、元妻のパトリツィア・レッジアーニ(Patrizia Reggiani)が雇ったとされる殺し屋によって1995年に射殺された実話を題材としており、情熱、殺人、ファッション、並外れたキャラクターなど、映画化に相応しい要素が盛りだくさんとなっている。

 監督を務めるのはリドリー・スコット(Ridley Scott)、マウリツィオ・グッチ役はアダム・ドライバー(Adam Driver)、そしてパトリツィア・レッジアーニ役をガガが演じる。なお同作は、元「WWD」ミラノ支局長のサラ・ゲイ・フォーデン(Sara Gay Forden)の著書である「ザ・ハウス・オブ・グッチ(The House of Gucci: A Sensational Story of Murder, Madness, Glamour and Greed)」を基にしている。

 衣装選びに余念がないことがうかがえる映画「ハウス・オブ・グッチ」だが、公開を待ち望む声も多い中で、今回は衣装の着こなし等、徹底した役作りを行なっているガガのオフショットや、撮影でのファッションの数々を紹介する。

ローマのホテルに滞在中のレディー・ガガ

 ローマのホテルを出て撮影現場に向かうガガは、「セリーヌ(CELINE)」のシルクラメのレオパード柄ロングドレスに、黒のパンプスとブルーのハンドバッグを合わせたファッショナブルなイタリアの女性相続人風の装いで姿を見せた。ダークカラーに染め直した髪をルーズにまとめたエレガントなヘアスタイルや、オーバーサイズのサングラスを取り入れたことで、これ以上ないほど魅力的なスタイルに仕上がっている。

 次に見せたのは、「マックスマーラ(MAX MARA)」2021年春夏コレクションで発表されたケープのような袖が印象的なキャメルのベルト付きロングコートに、「セリーヌ」のトートバッグを合わせたコーディネートだ。白い手袋をプラスしたことで、レトロな雰囲気も漂っている。

 またある日には、「マックスマーラ」21年プレフォール・コレクションからオールホワイトのブレザーとパンツをチョイスして、黒いプラットフォームシューズと白のバッグを合わせた。ヘアスタイルも、当時に合わせてグラマラスなキャリアウーマン風に仕上げている。

印象的なファッションの数々を披露するレディー・ガガ

 ガガは、「オスカー(Oscar)」ノミネート作品の出演映画「アリー/スター誕生(A Star Is Born)」での数カ月に及ぶプレスツアーでも、一貫してテーマに沿ったレッドカーペット・ファッションを披露してきた。19年1月の「ゴールデン・グローブ賞(Golden Globes)」の授賞式では、「ヴァレンティノ(VALENTINO)」のライラック色のドレスを着用し、ヘアスタイルも同作の1954年版の映画「スタア誕生(A Star is Born)」に出演したジュディ・ガーランド(Judy Garland)と同じ髪色に染めて、作品にオマージュを捧げた。

 続く19年2月の「アカデミー賞(ACADEMY AWARDS)」の授賞式では、映画「ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)」の宣伝ポスターでオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)が身に付けていた「ティファニー(TIFFANY & CO.)」のイエローダイヤモンドのネックレスを着用した。

 また21年3月9日には、「ハウス・オブ・グッチ」のファーストルックとして、1980年代のスキー後の社交ファッションに身を包んで、ドライバーと共にイタリアのスキーリゾート、グレッソネイ・サイント・ジェアンで撮影した写真を自身のインスタグラム(INSTAGRAM)に投稿した。写真では、黒のタートルネックとパンツに目立つベルトを合わせて、ふんだんにあしらったパールとゴールドのジュエリーと、白いファーの帽子でコーディネートを完成させている。演技をする上で常にファッションを重視しているガガだが、「グッチ」側は「ハウス・オブ・グッチ」の制作にあまり好意的ではないと噂されていることもあり、「グッチ」を着用したガガを見られるのはまだ先になるかもしれない。

レディー・ガガの映画「ハウス・オブ・グッチ」でのファッション

 「ハウス・オブ・グッチ」の撮影では、オールブラックの衣装に大ぶりのパール、ピンヒール、ドラマチックな帽子を合わせて80年代のスタイルを完璧に再現している。

 また、当時のイタリアにおける貴族階級の典型とも言える毛皮のコートのスタイルでは、赤いラップドレスにゴールドのジュエリーを合わせてグラマラスな悪女を演じた。

グッチ役のアダム・ドライバーのファッションも見逃せない

 マウリツィオ・グッチ役のアダム・ドライバーは、「グッチ」のアイコニックなメガネにクラシックなトレンチコートとフェアアイル柄のセーターを合わせた80年代のイタリア上流階級の定番スタイルを披露した。サイドパートの流れるようなヘアスタイルも印象的だ。

 ダブルのストライプスーツに同系色のネクタイ、チャンキーなネクタイピン、そしてアイコニックな革製のローファーを合わせたスタイルは、まさにイタリアファッション界のトップそのものだ。

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脱ハードの“デニム on デニム” 今年らしく着こなす5つの選択肢

 1970年代ファッションのリバイバルもあり、上下デニムの“デニム on デニム”が再び盛り上がってきました。ハードルが高いと思われがちですが、スタイリング次第で自分好みに着こなせます。今年流は、タフさやストリート感を抑えた、しなやかでリラクシングな“脱ハード”路線です。

 キーアイテムは、シャツ、ジャケット(Gジャン)、パンツの3点。写真のようなジャケットとシャツの“いいとこ取り”をしたようなシルエットも登場しています。“ナチュラル”や“ヘルシー”がトレンドの中、かつてのヒッピー気分を漂わせる“デニムonデニム”は休日の装いにもぴったり。今回は、自在に着こなす上で役立つ、5つの選択肢を紹介します。

ポイントは白ブーツ 色落ちでさわやかに

 色落ち加工を強めに施したタイプなら、軽やかな見た目に仕上がります。しっかりブリーチされたアイスウオッシュのデニムは、夏らしいウォーターカラーをまとえる色味。上下セットアップで着れば、さわやかなイメージに。オーバーサイズのシャツはしなやかな生地感で、まるでチュニックのよう。決め手はトレンドの白ブーツ。これだけで今年らしく決まります。さらに、チェーンバッグでデニムルックを格上げしています。

サングラスやミニバッグでセレブの休日風に

 だぼっとしたシルエットのオーバーサイズデニムは、くつろいだムードのアイテム。ややストリート感が強くなりがちですが、添える小物次第で大人っぽく整えられます。

 アイスウオッシュデニムの上下コンビネーションは、どちらもオーバーサイズなので、いっそうイージーな装い。ラフな印象を抑えられたのは、頭に乗せたサングラスとバッグのおかげ。バックパックやウエストポーチなどのカジュアルなバッグではなく、キュートなミニバッグにすることで、LAセレブの休日風に様変わり。前後で切り替えられたパンツが動きを加えています。

クロップド丈のトップスで脚長効果アップ

 ウエストゾーンで素肌を少しのぞかせる“チラ腹見せ”は、この春夏のトレンド。引き立て役は、ショート丈のクロップドトップスです。シャツを加えた3点セットなら、肌を隠しつつ、丈の違いで立体感を際立たせるレイヤードに仕上げられます。

 デニムジャケットはハードに見えがちですが、クロップド丈を選べば、軽快さが強まります。股上が深めのパンツと組み合わせて、脚長効果もアップ。パンツの裾の折り返し幅を大きく取ることで、レッグラインをすっきり見せました。色落ち具合の異なるデニムジャケットを腰に巻いたアレンジは、上級者のデニムミックススタイル。両袖も折り返し、こなれた印象を演出しています。

色のトーンを上下でずらして、めりはりを演出

 単品の手持ちデニムを組み合わせるコーディネートは、色合いがばらつきがち。でも、そのずれ具合をあえて生かすことで、カラートーンの違いがパッチワークのような印象のスタイリングに整えられます。

 手軽に試しやすい“デニムonデニム”の代表は、シャツ(またはジャケット)とパンツの組み合わせ。ポイントは、薄めのトーンのトップスを選んで、パンツとのコントラストを際立たせる着こなし。ボトムスの色が濃い分、腰から下が引き締まって映る効果も。中途半端に上下で色をそろえるよりも、色の差をはっきり出した方がめりはりが出ます。シャツボタンを開けて素肌を見せると、みずみずしい印象を引き出せます。

華奢ネックレス&細ベルトでしなやかコーデ

 濃い色のデニムの上下セットは、ワイルドな印象が強いスタイリング。フェミニンなアクセサリーを足すことで、全体のバランスが整います。

 シャツとパンツのコンビネーションにロング丈のライトアウターを重ねて、ミックス感を添えました。注目は、襟と袖口からデニムをのぞかせるレイヤードテクニック。パーカやカーディガンなど、手持ちのアイテムで簡単にムードを変えられるアレンジです。さらに、華奢なネックレスと細ベルトを合わせることで、フェミニンな装いに仕上がるアレンジ術です。

 ハードな雰囲気やストリートテイストの象徴だった“デニム on デニム”も、アレンジ次第で出番を増やせます。サイズやカラートーン、小物使いを自由に使いこなして、自分らしいデニムルックを楽しんでみては。

ファッションジャーナリスト・ファッションディレクター 宮田理江:
多彩なメディアでコレクショントレンド情報、着こなし解説、映画×ファッションまで幅広く発信。バイヤー、プレスなど業界での豊富な経験を生かし、自らのTV通版ブランドもプロデュース。TVやセミナー・イベント出演も多い

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「アディダス」の3Dプリントソール“4D”初の本格ランシューズ 500万パターンから選んだ“蝶ネクタイ”形状

 「アディダス(ADIDAS)」は、3Dプリンターで製作した“フォーディー ミッドソール(4D MIDSOLE)”を用いた新作ランニングシューズ“フォーディー フォワード(4DFWD)”を発表した。ボウタイ(蝶ネクタイ)型の格子を無数に結合した新型ミッドソールが、着地の衝撃を前方への推進力に変換し、スムーズな足運びをかなえる。一部の国でブラック×レッドのカラーを5月15日に発売し、日本では別のカラーを7月に販売する。

 ボウタイ型の格子は、500万パターンの候補から選び抜いたもの。これまでの“4Dミッドソール”と比べて約3倍の推進力を持ち、着地の衝撃による減速も約15%抑えている。アッパーは、リサイクルポリエステルを一部に使用した“プライムニット プラス(PRIMEKNIT+)”を採用。アスリートの走行データに基づき、パーツごとに異なる密度で編み込まれたニットアッパーで、足を包み込むようなフィット感と優れた通気性を備える。

 発売に先駆けて実施したメディア向けプレゼンテーションには、本国ドイツの開発者らが登壇した。サム・ハンディ(Sam Handy)「アディダス ランニング」デザイン部門ヴァイスプレジデントは、「“次のレベルへの進化”を掲げ、数百万もの格子構造をコーディングし、最適な形状を検証した。格子1つ1つが生み出すこれまでにない推進力と滑らかなランニング体験は、『アディダス』に所属するトップランナーからも好評だ。より多くのランナーに手にとってもらいたい」とコメント。ステファン・スコルテン(Stephan Scholten)=フットウエア・グローバルディレクターは、「スリーストライプスまで黒く統一したアッパーや明るい色を目立たせたソールなど、デザイン面でも“フォーディー フォワード”のコンセプトをうまく表現できた。(トップランナー向けの)“アディゼロ(ADIZERO)”とは異なり、ターゲットは制限していない。これからランニングを始める人から記録更新を目指す人、異なるランニング体験を求める人まで幅広いランナーに対応する」と話す。

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あなたはいくつ知ってる? 有名コスメブランドのネーミングの秘密

 「満ち足りた生活」「3つのノン」「凜とした女性の立ち姿」と聞いて、あなたは何のブランドのことかお分かりになるだろうか? 今回は誰もがきっと1度は耳にしたことがある、「有名化粧品ブランド」のネーミングの秘密をご紹介。意外な名前の意味や、ブランド名に込められた思いをひも解きたい。

肌の刺激となる3つの要因に対して「ノー」を宣言
「ミノン」

 「ミノン(MINON)」の由来は「3つのNon(ノン)」。具体的には「Non allergic (ノンアレルジック=アレルギーの原因物質を極力使わない)」「Non toxic(ノントキシック=低刺激性)」「Non alkaline(ノンアルカリ=アルカリ性ではない)」である。

 敏感肌という言葉が一般的でなかった1973年から、このポリシーを守り続けるミノン。現在に至るまで、赤ちゃんからお年寄りまで、安心して使える製品作りにこだわっている。ブランドカラーは、優しさを表現した穏やかなピンク。ブランドを代表する洗浄シリーズのロゴ上には、「肌とやさしさのあいだに。」というメッセージを配置している。

ギリシャ語で「満ち足りた生活」を意味するロングセラー
ビオレ

 「ビオレ(BIORE)」の名前の由来は、ギリシャ語の「Bios(生活)」+「Ore(満ち足りた)」。肌の調子がいいと、前向きで充実した生活が送れる、前向きで充実した生活をしていると、肌の調子がいい……そんな好循環を表現している。

 洗顔料といえば、まだ石けんが主流だった時代から、研究開発に7年を費やして誕生したビオレ。1980年に「ペーストタイプの洗顔料」が登場して以来、突っ張ることなく肌に優しい洗い上がりが、ニキビに悩む若年層を中心に支持されている。ビオレのロゴは、世界共通。白地にディープブルーの文字で「清潔」と「すがすがしさ」を表現している。

名づけ親は当時の社長。「雪のように透明感あふれる肌」を表現
「雪肌精」

 1985年に誕生した「雪肌精(SEKKISEI)」の名づけ親は、当時コーセー社長であった小林禮次郎。実は「〇肌精」という後ろの2文字はすぐに決定したものの、最初の1文字だけがなかなか決まらなかった。数百にも及ぶ候補の中から「女性の肌を雪のようにみずみずしく、透明感あふれる質感に導きたい」という願いを込めて、最終的に小林社長が「雪」という1文字を選択したという。

 ロゴには長年、漢字の曽蘭隷(そうらんれい)書体を用いていたが、2020年のブランド誕生35年を機に初のリブランディングを実施。グローバルでの認知度向上を視野に入れ、メインのロゴをアルファベット の「SEKKISEI」に変更。漢字の「雪肌精」においては、日本独自のモダンな明朝体に刷新した。

クールでシャープな世界観を体現する「架空の人物」
ケイト

 「ケイト(KATE)」とは、ブランドのテーマである「クールでシャープな世界観」を体現する架空の人物。「短く覚えやすい」名前であること、ルールにとらわれない攻めのメイクを想起させる「語感」にこだわり、複数の人物名から選定された。

 ブランドカラーの黒と赤を用いたロゴは、「こびない芯の強さ」「クール&シャープさ」を印象づける、強く鋭いシンプルな字体。ほんの少し横に広がるデザインで、揺るぎない自信を表している。2014年から海外展開を視野に入れ、日本の象徴となる“TOKYO”の文字が加えられた。

「すっくとまっすぐに立つ」、凜とした女性像
スック

 「スック(SUQQU)」は、文字通り「すっくと、まっすぐに立つ立ち姿」のこと。自立している一方で、みずみずしく艶やかな印象を失わない、凛とした女性像を表している。

 ロゴは同じく、「すっくとした立ち姿」を表現した縦書きのデザイン。丸みを帯びたアルファベットは、りりしさとたおやかな女性らしさを感じさせる書体だ。2003年のデビュー当初は大人の女性をターゲットにしていたが、現在はカラーアイテムを中心に20代にも幅広く支持されている。

フランス語で「化粧」を意味する、王道メイクブランド
「マキアージュ」

 「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は、フランス語で「メイクアップ・化粧」を意味する言葉。時代を超えた本物であること。そして上質な美しさを追求する「メイクアップの王道ブランド」として、この名前がつけられた。

 ロゴデザインはタイポグラフィの大家、故ヘルムート・シュミットによるもの。ベースのフォントは、強い縦線と繊細なラインのコントラストが美しいモダン・ローマン体。大文字と小文字を組み合わせる自由な発想は、機能性とエレガンスを融合したマキアージュ・デコ(アール・デコから着想したブランド独自のスタイル)を象徴している。

「3」は、想像を超える「第3の価値」を生み出す数字
「スリー」

 ブランド名の「スリー(THREE)」は数字の「3」、創造を表す数字であるという。相反する2つの概念―――例えば、自然とテクノロジー、不変の条理と移りゆくモードなど、異なる2つの価値を掛け合わせて、想像を超える「第 3 の価値」を生み出すブランドでありたいという願いが込められている。

 名づけ親は、グローバルクリエイティブ ディレクターのRIE OMOTO。ロゴは力強さとエレガントさを兼ね備えた、シンプルな書体を採用している。「3」にちなんで、スリーでは毎年3月3日に限定のコレクションを発売している。

スキンケアの楽しい気分を、ロゴとまつ毛で表現
「ルルルン」

 大容量フェースマスク「ルルルン(LULULUN)」のブランドコンセプトは、「ごきげんをつくる」。ブランド名には、肌をいたわることで、「ルルルン♪」と楽しい気分になってほしいという願いが込められている。ロゴは、肌がじんわり保湿される様子を表現した、柔らかな書体。製品のシンボルであるまつげのイラストは、女性が目を閉じて「ルルルン♪」と鼻歌を歌っているような姿を表現している。

 ブランドが創業した2011年、フェースマスクはまだ「特別な日のケア」というイメージが強かった。同年発生した東日本大震災の経験により、開発チームは「特別じゃない日なんてない、毎日を特別な1日として過ごせるように」という願いの下、毎日使える大容量フェースマスクの開発に注力したという。

ブランドの創設者と、家族の名前から命名
「シロ」

 「シロ(SHIRO)」は、創設者である今井浩恵の名前「HIRO」と、今井の大切な家族(息子たち)の名前の頭文字「S」を融合したブランド名。創業時から天然素材の可能性を信じ、その機能を引き出す製品作りを続けてきた今井は、2015年に前身となるブランドの世界観を強化し、「シロ」という新たなブランドへと刷新した。

 2019年には世界展開を視野に入れ、ロゴを力強く存在感の際立つゴシック調の太字へと変更。ロゴのカラーは“SHIROネイビー”と呼ばれる落ち着きのあるネイビーブルー。存在感がある一方で、自然素材を用いた優しいもの作りの姿勢や、親近感を表現している。

「シワ」に「狙いを定める」、効果にこだわるネーミング
「リンクルショット」

 日本で初めて、医薬部外品として「シワ改善効果」が承認され、その後に巻き起こった「シワコスメブーム」をけん引したポーラ(POLA)のリンクルショット。「リンクル」はシワ、「ショット」にはシワに狙いを定め、その根本要因に迫るという意味が込められている。

 ロゴは女性の肌悩みに誠実に応えたいという思いを「手書き風のサイン」で表現。歴史上の著名人のサインを参考に、何種類もの候補から決定したという。ボトルのカラーは宇宙服にインスパイアされたチャレンジングオレンジ。シワ改善という、前人未踏の領域に挑戦したいという、ブランドの強い意志を表している。

宇野ナミコ:美容ライター。1972年静岡生まれ。日本大学芸術学部卒業後、女性誌の美容班アシスタントを経て独立。雑誌、広告、ウェブなどで美容の記事を執筆。スキンケアを中心に、メイクアップ、ヘアケア、フレグランス、美容医療まで担当分野は幅広く、美容のトレンドを発信する一方で丹念な取材をもとにしたインタビュー記事も手掛ける

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若い世代や女性に釣りが人気増加 アウトドアブランドもこぞって強化

 スポーツ釣りとして知られる趣味目的の釣りは、新型コロナのパンデミックとなって以来、安全かつ手軽に自然と触れ合う手段としてアメリカで人気を集めている。

 米メーン州を拠点にするアウトドアブランド「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」は、2019年に比べて釣りアイテムの売り上げが4%増加し、中でもルアー釣り用のウエアは120%増加したと報告した。ほかにも穴釣りが20%増で、2020年5〜9月のフライフィッシングシーズンには同カテゴリーは60%増加したという。

 チャーリー・ブルーダー(Charlie Bruder)「エル・エル・ビーン」マーチャンダイジング・バイスプレジデントは、「2020年の間にアメリカでは、レクリエイション釣りが記録的な盛り上がりを見せている。すでに釣りにハマっていた人はより多くの時間を釣りに費やし、気分転換のために釣りを始めたビギナーも増加した。アウトドア産業協会によるデータでは、20年の淡水釣りプレーヤーは340万人にのぼる。息抜きにもなるし、他のアウトドアスポーツに比べて、スキルやコストのハードルが低いようだ」と述べた。

 これらの新しい参加者の多くは、若い世代や女性が占めている。レクリエーショナル ボート アンド フィッシング ファンデーション(Recreational Boating and Fishing Foundation)による最近の調査では、女性の釣りプレーヤーが過去最高の1800万人に達したと報告した。釣り用のアパレルウエアを展開するグルンデン(GRUNDENS)のアッシュ・ウィリアムス(Ash WIlliams)=マーケティング・バイスプレジデントも、釣りプレイヤーのジェンダーギャップは年々縮まっていると分析。21年現在プレイヤーの46%は女性で、「女性の中でも、13〜17歳の層が6%で最も増加した。ブランドはこの変化に目をつけ、女性をターゲットにした商品の開発に乗り出している」と言う。

 ファッションに関しては、他のスポーツウエア同様に高い機能性が求められる。同氏は「スポーツ釣り向けのアパレル製品の販売も好調だ。“シーニット ボート シューズ”の発売で、フットウエア市場への参入も成功した。消費者は防水性や通気性、軽量性を備え、釣り体験が向上する製品を求めている。動きを制限し、かさばる、通気性のないウエアの時代は終わった」と語った。

 続けて、釣りを楽しむ人の90%は幼少期に家族と釣りをした経験を持っていることから、「釣り業界を盛り上げるには、若い層にもっと魅力を伝えていかなければいけない。若い世代の参加者の増加はわれわれにとってもプラスなだけでなく、長期的に見て業界が存続するために良い影響をもたらすだろう。釣りの経済的利益は莫大で、年間売上高は500億ドル(約5兆4000億円)を超える。パンデミックにより他者と十分な距離を保つ必要があるので、釣り免許を取得する人も増加。免許に関連する収益の一部は水質と漁業の保全プログラムに向けられるため、環境問題にも良い効果をもたらしている」とコメント。

 一方釣りへの関心の高まりに合わせて、アウトドアブランド側もパンデミック中における消費者との新しいつながり方を模索した。釣り専門のアパレルと道具を扱う「オービス(ORVIS)」は、かねてより運営していたブログやポッドキャスト、釣り教室などをオンライン向けに強化。

 サイモン・パーキンス(Simon Perkins)「オービス」プレジデントは、「お客様と新たなつながりを生むために、バーチャル機能を生かした手段を開拓しなければいかなかった。対面で行う教室などに影響が出ることは早期からわかっていたため、バーチャルのキャスティングレッスンツールを作成し、そのほかのクラスもデジタルに切り替えた。毎週フェイスブック(FACEBOOK)とインスタグラム(INSTAGRAM)でライブイベントも開催し、釣り人同士の交流を深めた」と言う。

 同ブランドが展開する“50 50 オン ザ ウォーター”プログラムでは、女性による女性のためのウエアの開発やレクチャーを提供し、コミュニティー育成に乗り出した。同氏は「スポーツ釣りのみに情熱を注ぎすぎると、広い視野でその分野を見られなくなることがある。常に好奇心を持って新しい機会を探し、多様な声に耳を傾ける必要がある」と語った。

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