ベルリンを拠点に「ゲーエムベーハー(GMBH)」を手掛けるセルハト・イシク(Serhat Isık)とベンジャミン・A・フゼビー(Benjamin A. Huseby)が、イタリアの老舗ブランド「トラサルディ(TRUSSARDI)」のクリエイティブ・ディレクターに就任した。二人は今後、デザイン、イメージ、ブランディングのすべてを統括し、新たな方向性でブランドの再生に取り組む。デビューコレクションは、2022-23年秋冬シーズンに披露する予定だ。
日本ではこれまでも大手のセレクトショップが本国からの直輸入で「ガニー」の取り扱ってきたが、本格上陸の21-22年秋冬シーズンは、トゥモローランド(TOMORROWLAND)やユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)、エストネーション(ESTNATION)、アダム エ ロペ(ADAM ET ROPE’)、リステア(RESTIR)、伊勢丹新宿本店を含む27社での販売が決定。商品価格帯はトップス1万3000円〜4万円、ボトムス2万5000円〜7万円、ニット2万5000円〜6万円、ドレス3万円〜6万円、アウター2万5000円〜8万円。
「ガニー」は2000年にカシミヤ製品を扱う店として創業し、09年にニコライ・レフストラップ(Nicolaj Reffstrup)とディッテ・レフストラップ(Ditte Reffstrup)夫妻がウィメンズブランドとしてリブランディング。ウエアは実用性と機能性を備えた遊び心のあるデザインや、オリジナルプリントに定評があり、環境に配慮した天然素材やリサイクル素材の活用や、オンラインでサプライヤーを公開するなど、サプライチェーンの透明性でも支持を得ている。SNSマーケティングにも優れ、ブランド着用者の画像を集めたハッシュタグ「#GanniGirls」ではインスタグラム上で6万件以上の投稿がある。コペンハーゲン・ファッション・ウイークにも参加し、コペンハーゲン、ロンドン、ニューヨークなどに店舗を構える。2017年以降、LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)傘下の投資会社Lキャタルトン(L CATTERTON)も出資している。
村上要/編集長:東北大学教育学部で障がい児教育を学んだのは、自分の右耳がほとんど聞こえないから。左耳のピアスは、相手に左側に立ってもらうための工夫なのはナイショの話 (右)美濃島匡/記者:入社4年目。障がいの知識はゼロで、取材は目からウロコの連続だった。大柄で肩幅が広く、国内デザイナーズのジャケットがほとんど入らないのが悩み ILLUSTRATION : UCA