コロナの勝ち組企業にブレーキ ユニクロと無印良品5月度は前年割れ

 専門店チェーン、セレクトショップの2021年5月度売上高(既存店ベース)は、コロナ禍で昨年は多くの店舗が休業していた反動で、3割前後の増収となったという声も多かった。一方で、ユニクロ、「無印良品」という“コロナの勝ち組”企業にややブレーキがかかっている。ユニクロは20年5月以来12カ月ぶりに、「無印良品」は同年11月以来6カ月ぶりに前年割れとなった。

 ユニクロは前年同月比0.6%減、一昨年同月比では18.6%減。緊急事態宣言による客足減の影響は大きかったが、臨時休業店舗数は昨年5月が最大311だったのに対し、今年は最大で190。その中で、昨年の実績に届かなかった。「ニュース性のある商品が不足していたことに加え、発信も足りていなかったことが要因」と見る。

 「無印良品」は前年同月比8.6%減。「店頭売り上げは堅調」だったものの、昨年は巣ごもり需要にあててECで家具の10%オフキャンペーンを行なっていたため、その反動でECが苦戦した。家具を含む生活雑貨の売り上げは同17.0%減。衣服・雑貨は値下げを行った機能性インナーやTシャツなどが売れて同0.2%減、食品は同18.4%増だった。なお、昨年30日以上休業した店舗の売り上げを除いたうえでの既存店売り上げの一昨年同月比は、3.0%増だった。

 一方で、「ファッションセンターしまむら」(4月21日〜5月20日)は前年同月比31.2%増と大幅に伸ばした。コロナ禍前はやや苦戦していたこともあって、一昨年同月比でも0.1%増とコロナ禍前の水準を確保。「今年は梅雨入りが早く、気温が低かったものの、初夏物、夏物は堅調だった」。

 アダストリアは前年同月比28.5%増、一昨年同月比では28.5%減。夏用のパンツや半袖トップス、アウトドアシーンにも適したサンダルやレイングッズなどが売れた。月後半にかけて「一部店舗では徐々に客足が回復していた」といい、6月以降も同様の流れは続くと見る。

 ユナイテッドアローズの前年同月比は27.5%増、一昨年同月比は34.4%減。昨年の休業の反動で、「店頭売り上げは大きく前年を上回ったが、ECは昨年は既にセールを行っていたことから前年を下回った」。

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NiziUがフェイスマスク「オルフェス」のイメージモデルに 7月からテレビCM放送

 ロハス製薬は、ドラッグ&バラエティーストアで販売するフェイスマスクブランド「オルフェス(ALFACE)」のイメージモデルに、ガールズグループ「NiziU(ニジュー)」を起用した。7月1日からテレビCM「ALFACE+×NiziU キラキラ篇」を全国で順次放送する。

 「オルフェス」は、日々変化する女性の肌に合わせ、保湿ケアや毛穴ケア、くすみケアなど、肌コンディションや目的に合わせて選べる、全10種類のフェイスマスクをラインアップする。

 今回のCMやキービジュアルでは、「潤いのある愛され素肌」をテーマにメンバー9人がそれぞれ10種類の魅力を表現。普段のアクティブで元気なイメージに加え、清楚で大人っぽい姿を披露する。

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Sexy Zone中島健人がセクシーにスキンケアを紹介 「パーフェクトワン」新CM

 新日本製薬は、スキンケアブランド「パーフェクトワン(PERFECT ONE)」のイメージキャラクターにSexy Zoneの中島健人を昨年から引き続き起用する。6月3日から新CM「LIVE」篇を全国で放映し、ライブ中の中島が客席のファンに向かって肌悩み別に「パーフェクトワン」商品を紹介する内容となっている。

 「パーフェクトワン」は、“進化するシンプル”をコンセプトにコラーゲンとテクスチャーにこだわり、無理なく・スマートに・心地よく使えることを目指したスキンケアブランド。ブランドを代表する“オールインワン美容液ジェルシリーズ”は、オールインワン市場で5年連続国内売り上げNo.1を獲得(富士経済、モイスチャー部門およびオールインワン部門/メーカー、ブランドシェア2016〜20実績)、累計販売実績は6500万個を突破している。

 CMでは、さまざまな肌質を持つ女性一人一人にぴったりな「パーフェクトワン」があることを、ライブ中の中島が紹介。潤いがほしい人には「モイスチャージェル」、美白ケアをしたい人には「薬用ホワイトニングジェル」、シワ改善も美白ケアも望む人には「薬用リンクルストレッチジェル」を、赤・青・黄色のバラを使ったセクシーな動きと共に語りかける。

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「ベスト・ファーザー賞」に日本環境設計の岩元社長、俳優の谷原章介氏ら

 日本メンズファッション協会(MFU、八木原保理事長)は2日、「第40回ベスト・ファーザー イエローリボン賞」の発表・授賞式を都内で開き、俳優の谷原章介氏、日本環境設計社長の岩元美智彦氏らを表彰した。同賞は6月の「父の日」商戦を盛り上げる目的で1982年に始まり、今回で40回の節目を迎えた。芸能界、スポーツ界、政財界などから「理想の父親」が時代の顔として選ばれてきた。

 今回は芸能部門の谷原氏、経済部門の岩元氏のほか、政治部門で原発事故からの復興に邁進する福島県双葉町町長の伊澤史朗氏、学術・文化部門で“寿司サムライ”として寿司職人の育成活動を行う小川洋利氏、スポーツ部門で元プロサッカー選手の中村憲剛氏が受賞した。

 服のリサイクルを行う日本環境設計を通じ、循環型社会を啓蒙してきた岩元氏は「家族が一番びっくりしている。『なんでパパなの?』と。パパの素晴らしさを知ってもらうため、今日は家族総出で来ました」とあいさつした。2人の娘との会話からリサイクル事業のヒントを得ているとも明かした。

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「クリニーク」がメリッサ・バレラをグローバルアンバサダーに起用

 「クリニーク(CLINIQUE)」はメキシコ出身の女優で歌手のメリッサ・バレラ(Melissa Barrera)をグローバルアンバサダーに起用した。2020年1月からグローバルアンバサダーを務めるイギリス人女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke)とともに、スキンケアやメイクアップなど複数のキャンペーンに登場する予定だ。なおメリッサを起用した新しいクリエイティブ(ビジュアル?)は21年秋から展開予定。

 「クリニーク」上席副社長兼ゼネラルマネージャーのミシェル・フレイリ(Micelle Freyre)は、「世界が危機に立ち向かい、新しい生活様式を踏まえた日々を送る中、私たちは未来志向で前向きな気持ちでいたいと願っている。メリッサは多彩な才能を持ち、美しさと可愛らしさを兼ね備えたラティーナ。私たちにポジティブなパワーを与えてくれる。彼女の情熱、エネルギー、人生観、ルーツやアイデンティティの全てがブランドに新たな風をもたらすことは間違いない」と期待を述べる。

 今回のアンバサダー起用に際し、「クリニーク」はグローバルアンバサダーに求める側面を再定義。「クリニーク」グローバル クリエイティブ ディレクターのエリザベス・ノーラン(Elizabeth Nolan)は「ブランドを代表するアイコンとして、容姿の美しさや話題性だけでなく、豊かな人間性や個性を重視した。メリッサに会った瞬間に、彼女の大胆さと知性を兼ね備えたアイデンティティーが、内側から溢れ出る真の美しさを表していることがわかった」という。

 メリッサは「クリニークは私の家族が代々愛用し続けてきた象徴的なブランド。心から喜びを感じている」とコメント。さらに、「『クリニーク』は化粧品という枠を超えて、多くの女性リーダーが活躍する企業として、女性のエンパワーメントを推進している。そんなブランドのアンバサダーとなることを誇らしく思う。また、ブランドを代表する初のラティーナであることは、とてもうれしく光栄だ。私たちの文化は非常に多面的で、一つの顔がラテン系の美しさの全てを表すことは決して出来ないが、私のルーツを深める今回の挑戦にワクワクしている」と語った。

 メリッサはメキシコのモンテレイで育ち、ニューヨーク大学・ティッシュ芸術部で学んだ後、メキシコのテレビシリーズ「シンプレ・トゥヤ・アカプルコ」に出演。アメリカのテレビドラマ「ヴィダ」、新作ミュージカル映画「イン・ザ・ハイツ」など、ドラマを中心に数多くの作品に出演する。現在はロサンゼルスを本拠地として活動している。

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「クリニーク」がメリッサ・バレラをグローバルアンバサダーに起用

 「クリニーク(CLINIQUE)」はメキシコ出身の女優で歌手のメリッサ・バレラ(Melissa Barrera)をグローバルアンバサダーに起用した。2020年1月からグローバルアンバサダーを務めるイギリス人女優のエミリア・クラーク(Emilia Clarke)とともに、スキンケアやメイクアップなど複数のキャンペーンに登場する予定だ。なおメリッサを起用した新しいクリエイティブ(ビジュアル?)は21年秋から展開予定。

 「クリニーク」上席副社長兼ゼネラルマネージャーのミシェル・フレイリ(Micelle Freyre)は、「世界が危機に立ち向かい、新しい生活様式を踏まえた日々を送る中、私たちは未来志向で前向きな気持ちでいたいと願っている。メリッサは多彩な才能を持ち、美しさと可愛らしさを兼ね備えたラティーナ。私たちにポジティブなパワーを与えてくれる。彼女の情熱、エネルギー、人生観、ルーツやアイデンティティの全てがブランドに新たな風をもたらすことは間違いない」と期待を述べる。

 今回のアンバサダー起用に際し、「クリニーク」はグローバルアンバサダーに求める側面を再定義。「クリニーク」グローバル クリエイティブ ディレクターのエリザベス・ノーラン(Elizabeth Nolan)は「ブランドを代表するアイコンとして、容姿の美しさや話題性だけでなく、豊かな人間性や個性を重視した。メリッサに会った瞬間に、彼女の大胆さと知性を兼ね備えたアイデンティティーが、内側から溢れ出る真の美しさを表していることがわかった」という。

 メリッサは「クリニークは私の家族が代々愛用し続けてきた象徴的なブランド。心から喜びを感じている」とコメント。さらに、「『クリニーク』は化粧品という枠を超えて、多くの女性リーダーが活躍する企業として、女性のエンパワーメントを推進している。そんなブランドのアンバサダーとなることを誇らしく思う。また、ブランドを代表する初のラティーナであることは、とてもうれしく光栄だ。私たちの文化は非常に多面的で、一つの顔がラテン系の美しさの全てを表すことは決して出来ないが、私のルーツを深める今回の挑戦にワクワクしている」と語った。

 メリッサはメキシコのモンテレイで育ち、ニューヨーク大学・ティッシュ芸術部で学んだ後、メキシコのテレビシリーズ「シンプレ・トゥヤ・アカプルコ」に出演。アメリカのテレビドラマ「ヴィダ」、新作ミュージカル映画「イン・ザ・ハイツ」など、ドラマを中心に数多くの作品に出演する。現在はロサンゼルスを本拠地として活動している。

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存在そのものが尊い!触れてよし&香りよしの猫的美人になりたい 【ニャンダフルなコスメたち】

 ふわふわとした柔らかな毛並み、しなやかな曲線、むっちりとしたボディー、クリッと大きな瞳、お日さまをたっぷり浴びたお布団のようなほっこり温かな香り——-この全てを兼ね備えた「猫」という魔物に魅了されて11年。そんな猫溺愛ライターがオススメの猫美容を紹介する。初回は猫的美人になれるボディーケアアイテムについて。

みんなみんな、狂ったように猫が好き

 美容業界では「ああ、あの狂ったように猫が好きな人ね」という認知度がちょっとずつ広がり始めたようで、ここ最近は猫絡みの記事を書く仕事も増えてきたが、いにしえの人々やかつての偉人たちと比べれば、私の猫狂いレベルなど屁のようなものだ。

 事実、古代エジプト時代の壁画には、首輪をつけた猫や餌の入ったボウルのようなものが描かれており、猫のミイラまでゴロゴロ発掘されている。また、江戸時代の浮世絵師・歌川国芳は猫専用の仏壇や位牌で亡くなった猫たちを弔っていたというし、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)は愛猫と豪華クルージングを楽しんだり高級レストランに同席させたりするなど、愛猫シュペット(Choupette)にメイドを2人つけファーストクラスで共に旅をしていたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)のようなことを当時からやっていたという。このように、猫狂いの偉人たちの変態的な猫エピソードは枚挙にいとまがない。

 人類はオオカミを犬に、イノシシを豚にとあらゆる動物を家畜化してきた歴史があるが、猫は人類と出会った約1万年前から見た目も習性もほぼ変わっていない、非常にまれな生き物だという。猫はハンターである本能を買われ、食用としてではなく“ネズミ捕り担当”という使命を与えられていたが故に、野生の本能がそのまま残されているのだそうだ。つまり猫は、この世に生まれ落ち、人類と出会い今に至るまで、本能丸ごと受け入れられ、愛されてきたということ。ナチュラルに存在するだけで尊い。そんな幸せで最強な生き物、ほかにいるだろうか。自分は自分のままで、いにしえの人も現代人も翻弄する猫。その魅力は、もはや末恐ろしくもある。

猫は五感を揺さぶる美の爆弾

 猫の魅力は何か。そんなことをいちいち考えることがやぼに思えるほど、猫のかわいさに理屈はないが、ビューティ的視点で強引に考えてみるとするなら、人間は猫を構成する全ての要素に、「美」を感じているのではないだろうか。ルックスよし、香り良し、触り心地良し、鳴き声良しと、猫は五感を揺さぶる美の塊、美の爆弾なのだ。

 猫にはなれないが、猫のように五感に訴えかける美を意識するのは素敵。例えば、思わず触れたくなるあのムチムチ感に近づきたいなら、昨年リニューアルした「メルヴィータ(MELVITA)」の“ロルロゼ アクティベート ボディオイル”を。引き締め成分のブラックペッパーが従来品の1.5倍も配合されているから、パワフルな引き締め+保湿がかなって今すぐ猫ボディーを目指したい人にオススメ。肌見せシーズンにもピッタリだ。


 ふわふわな毛並みの優しいムードをまといたいなら、やっぱりボディーパウダー。「ハウスオブローゼ(HOUSE OF ROSE)」の“アクアファヴール マリンハーブスパ ボディパウダー”は、ブルターニュ近海の海水や5種類のマリンハーブをベースにした美容成分が肌をしっとり滑らかに整えつつ、透明感のあるさらすべの肌に。水のような透き通る香りにも、シュペットのような毛足長めのふわふわパフにもうっとり♡


 仕上げは、朝露にぬれるホワイトフラワーをイメージした「ミュウミュウ(MIU MIU)」“レ ゾー アラモード ヘッドインザクラウズ”を。みずみずしいルバーブやモダンでロマンチックなピオニーに、ホワイトアンバーが優しく重なるドリーミーな香りは、猫のような気まぐれさやホワンとした柔らかさに包まれ、一瞬にして猫気分に。香りは全部で4種類から選ぶことができ、「ミュウミュウ」のアイコニック柄がプリントされたケースもトップとボトムを各4パターンから選び自由にカスタムできるが、ここはやっぱり猫柄で。

 マスク生活で五感が鈍っている今こそ、猫美容の始めどき。香りで、触れ心地で、そして質感で引き寄せる、そんな魅力を鍛えたい!

サカイナオミ/美容ライター。東京都出身。美容室勤務、美容ジャーナリスト齋藤薫氏のアシスタントを経て、美容ライターとして独立。「WWDJAPAN」のほか、「25ans」「VOGUE GIRL」「kiitos.」をはじめとする女性誌やweb媒体、百貨店媒体、広告などさまざまなメディアで執筆。ジャンルはメイク、スキンケア、ヘアケア、ヘルスケアをメインに、着物や占いまで多岐にわたる。無類の猫好き

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高島屋、循環型のモノ作りプロジェクト始動 日本環境設計と提携

 高島屋は2日、日本環境設計が運営する衣料リサイクル「ブリング(BRING)」と提携し、循環型衣類の販売および回収プロジェクト「デパート デ ループ(DEPART DE LOOP)」を開始した。

 日本環境設計のケミカルリサイクル技術による再生ポリエステル素材(一部バージンポリエステルを含む)を使った婦人服、紳士服、子ども服、リビング用品、クリエイターズブランドとのコラボTシャツなど約60アイテムを高島屋各店と公式オンラインサイトで販売する。購入後、不要になった商品は高島屋の購入店舗で回収し、再び再生ポリエステル樹脂の原料として活用する。

 2〜15日には高島屋新宿店と大阪店でポップアップショップと衣料品の回収キャンペーンを開催する。会場では、クリエイターズブランドとのコラボTシャツと「ブリング」のオリジナル商品を販売する。コラボブランドは「ミュラー オブ ヨシオクボ(MULLER OF YOSHIOKUBO)」「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」「ウジョー(UJOH)」「コーヘン(COOHEM)」「08サーカス(08SIRCUS)」「バウム ウンド ヘルガーデン(BAUM UND PFERDGARTEN)」「レルディ(RELDI)」「ターク(TAAKK)」。また回収ボックスを設置し、素材やブランド問わず不要になった衣料を消費者から集める。回収した衣料のうち、ポリエステル製品はリサイクルし、そのほかの素材はブリングの提携先を通じて可能な限りリサイクルする。

 2日に新宿店で行われた記者発表会で高島屋の橋祐介バイヤーは「衣料品は年間9200万トンが廃棄されている。衣料品を売り上げの主軸とするわれわれは、この問題の当事者であると認識し、同プロジェクトを立ち上げた。一度で終わらせずに、今後も商品開発を続け、地下資源(石油など)に依存しない新たなビジネスモデルを推進していきたい」と話した。

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「ナイキ」など複数のスポンサーが全仏棄権の大坂なおみを支持 「彼女の勇気を称える」

 プロテニス選手の大坂なおみが心の健康などを理由に全仏オープンを棄権したことを受け、ナイキ(NIKE)など複数のスポンサーが同選手を支持する声明を発表した。

 大坂選手は今大会への出場に先立ち、「選手のメンタルヘルスがないがしろにされている」として、自身の心の健康を守るため記者会見に出席しないことを5月26日に表明。30日に行われた初戦の後、実際に会見場での取材に応じなかったため、大会主催者は「契約上の義務を怠った」として同選手に1万5000ドル(約163万円)の罰金を科した。

 同選手は31日、「大会やほかの選手、私の健康のためにも棄権することが最良だと思う。みんなテニスに集中してほしいし、大会の邪魔をしたくない」と棄権を発表。その際には、2018年の全米オープン以来、長くうつ状態に苦しんできたことも明らかにした。

 こうした事態を受け、ナイキは31日、「われわれの思いはなおみと共にある。当社は彼女を支持し、心の健康に関する自身の経験を共有してくれた彼女の勇気を称えたい」との声明を出した。同社は19年に大坂選手とスポンサー契約を締結。キャンペーンなどに起用しているほか、コラボコレクションも発表している。

 21年1月に同選手をブランドアンバサダーに起用したスイスの時計ブランド「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」は、「当社はアンバサダーが勝利したときばかりでなく、難局にあるときも応援している。現在、なおみは困難に直面しているが、いずれ戻ってきてくれることを心から願っている。彼女は素晴らしいチャンピオンであり、プロのテニス選手としても、個人としても、この時期を乗り越えていっそう強くなると確信している」とコメントした。

 「タグ・ホイヤー」はLVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁するブランドだが、やはり同社の傘下である「ルイ・ヴィトン」も、21年1月に同選手をアンバサダーに起用している。

 大坂選手はほかにも、18年11月に資生堂とグローバル契約を結んでおり、サンケアブランド「アネッサ(ANESSA)」とミネラルコスメブランド「ベアミネラル(BAREMINERALS)」のブランドアンバサダーを務めている。「ベアミネラル」は、「われわれはなおみのテニスの技術はもちろん、その強さや勇気にもインスパイアされている。当社は彼女と共に立ち、心の健康を優先するという彼女の決断を支持する」と述べた。

 全仏オープンは、全米オープン、全豪オープン、ウィンブルドンと共に“テニスの4大大会(グランドスラム)”の一つ。4大大会の主催者らは当初、大坂選手が今後も記者会見に応じない場合は、グランドスラムへの出場停止処分などを受ける可能性があるとの共同声明を出していた。しかしこうした対応への批判の高まりや、同選手が今大会を棄権したことなどを受け、「大坂選手にできる限りの支援をしたい。メンタルヘルスは非常に難しい問題であり、彼女が感じているプレッシャーや不安を自らの言葉で語ってくれたことを称賛する」と1日に共同で発表。「選手、ツアー、メディア、そしてテニス界とより広範囲に協力し、意義ある改善を行うつもりだ」と表明した。

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「ネイルズ インク」が東京・表参道の旗艦店を移転オープン 限定の施術サービスも

 イギリス発のネイルブランド「ネイルズ インク(NAILSINC)」は、東京・表参道のフラッグシップショップを6月2日に移転オープンした。国内唯一の路面店として、ブランドの世界観を表現したモダンな空間に仕上げた。テスターは表に出さず、店舗スタッフとコミュニケーションをとりながらゆったりとネイルカラーを選ぶことができる。

 同店ではプロのマニキュアリストによる施術サービスメニューも用意する。直営店で受けられるエクスプレスマニキュア(爪の長さ・形を整え、カラーリングを施す30分のメニュー)に加え、ネイルケアやペディキュアなど表参道店だけのメニューがそろう。また、ギフトにもぴったりなエクスプレス マニキュアチケットも販売する。

 「ネイルズ インク」は、昨年日本上陸5周年を迎えた1999年創業のイギリス発のネイルブランド。ルミネ新宿やルミネ横浜といったファッションビルにも出店し、ネイルもファッションを表現するための一つとして発信している。今春デビューした “45セカンド スピーディ ネイルカラーポリッシュ”は速乾性と豊富なカラーバリエーションで人気を集め、6月16日に新色を発売する。

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アルビオン21年3月期決算 百貨店休業の影響で創業以来初の営業赤字

 アルビオンの2021年3月期決算は、化粧品専門店が検討したものの百貨店休業による影響を受け、売上高が前期比18.8%減の537億円、営業損益が16億円の赤字(前期は79億円の黒字)、純損益が7億円の赤字(同53億円の黒字)と減収減益だった。営業赤字は創業以来初めて。

 昨年4〜5月の緊急事態宣言で百貨店が休業となり、同社は初の試みとして期間限定でEC販売に乗り出したが「想定する売り上げを確保できなかった。新客開拓にもつなげられなかった」と小林章一アルビオン社長は語る。

 部門別では、営業本部(国内)の売上高が同21.3%減だった。チャネル別は専門店が業態店(専門店とアルビオンの協業店舗)が同2.7%増と前年を上回ったものの全体では同10.5%減、百貨店が48.1%減と厳しい結果となった。ブランド別では「アルビオン(ALBION)」の売上高が同23.9%減、「イグニス(IGNIS)」が昨年のリニューアルによる効果があり同6.8%増、「エレガンス(ELEGANCE)」が同20.7%減だった。カテゴリー別では全体の66.9%を占めるスキンケアの売上高が同21.9%減で前年より11.6ポイント下がった。ベースメイクが同23.5%減、ポイントメイクが同25%減だった。

 国際事業部の売上高は同11.6%減だった。ブランド別の売上高は「ポール & ジョー ボーテ(PAUL&JOE BEAUTE」が同39.7%減、「レ・メルヴェイユーズ ラデュレ(LES MERVEILLEUSES LADUREE)」が同44.6%減、「アナ スイ コスメティックス(ANNA SUI COSMETICS)」が同50.6%減、「アルビオン」が18.6%増となった。「アルビオン」以外の3ブランドでは新製品の発売時期を後ろ倒しにし、既存品の販売に注力したがメイクアイテムが中心だったため売り上げが振るわなかった。「『ラデュレ』は今年ライセンス契約の更新時期だが、今後の取り組みを検討中だ。『アナ スイ』は既存店舗を見直し、eコマース主体にシフトするほか、大型商業施設への出店、ポップアップイベントを強化する。『ポール&ジョー』も近く公式サイトを立ち上げ、情報発信やeコマースで新客とのタッチポイントを増やす」と小林勇介・常務 国際事業本部 本部長は述べた。

 同社はここ数年転売業者への対策を講じ、外国人売り上げをあえて絞ってきた。しかし15〜19年度の累計外国人売り上げは約573億円あり、コロナ禍の影響が今後2〜3年続くと予測し年間100億円規模の売り上げが見込めなくなる。「日本人のお客さまで年間15万円以上購入する人の離脱率を調べたところ、専門店と百貨店とも2〜5%程度。一方で15万円以下が30%前後だった。今後は15万円以下のお客さまとの接点を強め、当社のファン作りを推進する」と当面は強固な顧客作りを最優先する。

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ワコール、顧客データ活用によるオムニ戦略 今期120万人の新規客獲得へ

 ワコールは1日、オムニチャネル戦略促進を柱とした事業方針を発表した。オンライン・オフラインの融合と顧客データ活用による顧客体験の向上を目指す。22年3月期の新規顧客データの獲得目標として120万人(前期は80万人)を掲げ、5年以内に購入した顧客のデータを440万人(同360万人)に増やす。

 同社は17年以降、オムニチャネル戦略の環境整備やサービス開発に毎年20億〜30億円を投資してきた。19年には5秒で体形を計測できる3Dボディスキャナーを導入、昨年はアバター接客「パルレ」を始めるなどデジタル革新を進めてきた。3Dボディスキャナーの計測者数は21年3月末で累計5万人以上、購買率は30%に達する。主に20~30代の新規顧客獲得につながっている。また、自社ECの21年3月期の売上高は、コロナ禍で前期比55%増の79億円と好調だった。

 今後は、オムニチャネル戦略を「CX戦略」と名称を改め、経営資源を重点的に投じる。3Dボディスキャナーや「パルレ」に関しては、店舗の減少や接客を担当するビューティーアドバイザー(BA)不足などの問題の解消となると同時に、BAの働き方改革にも寄与。また、コロナ禍でソーシャルディスタンスが重要視される中、顧客がストレスなく購入できる選択肢の一つにもなっている。

 1日にオンラインで行われた会見で伊東知康ワコール社長は、「昨年は新型コロナウイルスに翻弄された年だったが、成長するために必要なものや変革を進めてきたのでCX戦略は今後の力強いエンジンになる」と述べた。ワコールでは新宿伊勢丹本店のファッション売り場の“マッチパレット”というスタイリングサービス用に3Dボディスキャナーを提供するなど、異業種との協業も今後積極的に行なっていくという。

 組織再編に関しては、エリアごとに全ての販売チャネルの管轄、ブランド価値の最大化と業務効率のための商品企画業務の統合、ブランドやチャネルを横断した投資や広告の最適化を目指したマーケティング業務統合などを行う。それにより、一人一人の顧客に対応し、利便性を高める柔軟な組織を目指し、より愛される商品作り、顧客に伝わる一環したマーケティングをしていく。

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ロクシタンがヴァーベナの香りで提案する「#見えないペアルック」

 会いたい人に自由に会えず、改めて人と人との繋がりの大切さを感じるという声が多く聞かれる。そんな今、「ロクシタン(L’OCCITANE)」は目に見えない「香り」を大切な人とシェアする「#見えないペアルック」を提案する。

 「ロクシタン」が行った調査によると、「コロナ禍でパートナーと会えず“寂しい”と感じる瞬間が増えた」という人が64.6%。さらに35%が「街中で過去の恋人や好きな人の香りがして、その人を思い出した」との回答があった。そこで「ロクシタン」は記憶とも結びつきやすい香りによる「#見えないペアルック」を実施する。

 そこで「ロクシタン」が「#見えないペアルック」におすすめするのは、魔女が恋の媚薬に使ったことから“恋を呼ぶハーブ”と言われるヴァーベナの香り。レモンに似たフレッシュな香りは、シェアフレグランスとしても人気だ。

人気のヴァーベナシリーズから
夏仕様の限定品が登場!

 「ロクシタン」の人気No.1フレグランス“ヴァーベナ オードトワレ”が今夏限定パッケージに衣替えして登場するほか、夏のボディーケアにぴったりの新アイテムを6月2日にリリースする。オーガニックヴァーベナを主役に、ローズやゼラニウムをかすかに感じるフレッシュな香りは、男女問わず愛されているロングセラー。新アイテムの中で注目は「ロクシタン」初の2in1のハンドクリームで、ジェルとクリームが2色で出てくるユニークなテクスチャーを、ぜひ試してほしい。さらに火照った体に爽やかさをもたらすひんやりボディージェル、濃密泡のシャワーホイップ、ジェル状フレグランスなど数々のアイテムが限定で登場する。

柑橘のポジティブパワーを
プラスしたシトラスヴァーベナ

 ヴァーベナにレモン、オレンジ、グレープフルーツなど人気のシトラスを加えた“シトラスヴァーベナ”は気持ちを明るく前向きにしてくれる香り。リフレッシュしたいときのスイッチフレグランスにもおすすめの「シトラスヴァーベナ オードトワレ」をはじめ、ひんやりとする成分を配合したボディーケア製品が4月に限定発売された。レモンジュレのようなボディースクラブ、夏の肌を保湿するボディークリーム、肌にも髪にも噴いてリフレッシュできるミストなど、シトラスのポジティブパワーを全身で感じられるアイテムをラインアップ。

よしみち姉弟や野崎萌香も
楽しんでいる
夏の香りシトラスヴァーベナ

 柑橘系の香りのヴァーベナは、夏を迎える季節はさらに人気が高まる。“恋を呼ぶハーブ”とのエピソードも、人との出会いや繋がりを大切にしたい今だからこそ、心に響く。

TEXT:YOSHIE KAWAHARA
問い合わせ先
ロクシタンジャポン カスタマーサービス
0570-66-6940

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「バレンシアガ」がLGBTQ支援のカプセルコレクション プライド月間を記念

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、毎年6月にLGBTQの権利啓発を促すイベントが世界各地で行われる“プライド月間”に合わせて、カプセルコレクション“バレンシアガ プライド 2021(Balenciaga Pride 2021)”をバレンシアガ 青山とオンラインストアで6月4日に発売する。

 商品は“Gay Pride Balenciaga 2021”というワードなどを綴ったフーディー(税込10万8900円)やスエット(同10万3400円)、Tシャツ(同6万9300円)のほか、レインボーフラッグのデザインを取り入れたTシャツ(同6万9300円)、ボクサーブリーフ(同2万900円)、パーティーブレスレット(同4万5100円)、キャップ(同5万6100円)などをそろえる。売り上げの15%はNPOのトレバー・プロジェクト(The Trevor Project)に寄付され、LGBTQの若者の自殺防止に向けた活動に充てられる。

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「すべての人の、より健康的で、よりよい生活のために」 「ユニクロ」21-22年秋冬 VOL.1

 「ユニクロ(UNIQLO)」2021-22年秋冬の展示会に行ってきました。コロナ禍を背景に、引き続き機能性や快適さの追求やアウトドアシーンを意識したデザインが豊富でしたが、一方で都会的なムードのクリーンなアイテムも打ち出しており、「ファッションを楽しむ」といった気持ちが久々に戻ってきている印象を受けました。今回の記事では、前者の「機能性や快適さの追求」「アウトドアシーンを意識したデザイン」について紹介します。後者についてはまた別記事で。

 秋冬は4つの編集軸で商品を構成しています。1つ目は、「アクティビティーと日常生活との境目がなくなること」を意識した“フリーダム・イン・モーション(FREEDOM IN MOTION)”です。スポーツウエアやアクティブウエアではない日常着も、機能性や快適性を高めることでよりよいものになる、という考え方は「ユニクロ」の幹の一つですが、世の中全体のニーズとしてもそういった傾向はますます強まっていると感じます。スポーツメーカーやアウトドアメーカーが軒並み業績好調なのも、単純にキャンプがはやっているからというのではなく、服に機能性や快適さが求められるようになった結果、日常着としてもスポーツウエアが買われるようになったから、ということなんだと思います。

 「ユニクロ」流のアクティブウエアと日常着の融合としては、例えばメンズのワークジャケットをジャージーで作ってゴワつきを抑えていたり、ウィメンズのストレッチジーンズで、腰回りがゆったりしたペグトップシルエットを企画していたり。コロナ禍で自転車人気も世界的に高まっているといいますが、これらの服なら自転車を漕ぐ際も動きを邪魔しません。また、定番の“ウルトラライトダウン”では、室内着としてのニーズが高いことを受け、表地をより柔らかく仕立て、サイドスリットで座ったときなどのもたつきを抑えたカーディガンタイプをウィメンズで出していました。

素材や細部のアップデートで定番商品をより快適に

 2つ目の軸は、まさにアウトドアシーンを意識した“ニード・フォー・ネイチャー(NEED FOR NATURE)”です。日常の防寒インナーとしてすっかり定着している“ヒートテック”は、ウィメンズでムレにくくするドライ機能を追加し、メンズは繊維を細くすることで、着心地のよさをさらに追求。日常からキャンプやハイキングなどのシーンまでカバーします。シームレスダウンや“ウルトラライトダウン”では、腕を動かしやすいように袖付けのパターンを変えたものを複数企画していました。サステナビリティの意識も引き続き拡大。“ファーリーフリース”は、21-22年秋冬からメンズだけでなくウィメンズも全て再生ペットボトル繊維製にするそうです。

 3つ目の軸は、“レスト&リチャージ”と名付けたホームウエアやリラックスウエアのカテゴリー。21年春夏にルームウエアとして企画したウィメンズのサテン地のパンツは、実際には外出着とする客が多かったことを受け、インナーショーツなどのあたりが出ないように生地をやや厚めにアップデートしました。人気の“ヒートテック毛布”に、敷きパッド、枕カバーが加わった点もポイントです。

 冒頭で「秋冬は4つの編集軸で商品を構成」と書きましたが、残りの1カテゴリーは「ファッションを楽しむ」のムードにリンクするものなので、次回の記事でご紹介します。このように書いてくると、“ウルトラライトダウン”や“ヒートテック”を筆頭に、毎シーズン出している定番商品の素材やデザインを少しずつアップデートすることで、より着心地や機能性を高めていることに気づくと思います。「ユニクロ」が取り組むこうしたアップデートの考え方については、昨年秋冬の展示会の記事も参照ください。

「服の基礎研究所」設立、アスリートの声を日常着に

 最後に、今回の展示会では6月7日に発売する「ユニクロプラス(UNIQLO +)」の商品も展示していました。「ユニクロプラス」とは、スウェーデンの現役トップスポーツ選手ら13人からのフィードバックをもとに開発した、「アスリート仕様のLifeWear」商品群です。アスリートの求める機能性を実現するために、ユニクロは有明本部内に「服の基礎研究所/ラボ(人工気象室)」なる施設を19年に設け、「世界のあらゆる人々の体形、生理、生活環境を研究し、科学的視点でLifeWearを開発」するように実験を重ねてきたのだとか。

※ユニクロはスウェーデンオリンピック・パラリンピックチームとメイン・オリンピック・パートナー兼オフィシャル・クロージング・パートナー契約を結んでおり、東京五輪・パラ五輪のスウェーデン代表選手団に選手団制服や競技用ウエアを提供しています。

 同研究所の存在は、実は今回初めて明らかにされました。同様の研究施設は、機能性の追求が他社との最大の差別化ポイントになるスポーツやインナーの専業メーカーは持っていたりしますが、ユニクロはそういった専業メーカーではなく、あくまで老若男女に日常着を提供する総合SPAです。そんなユニクロも今後は同研究所を旗振り役に、専業のスポーツメーカーと同じレベルで機能性や快適性の研究を進めていくぞ、ということなんだと思います。

 ユニクロはこれまでも、テニスのロジャー・フェデラー(Roger Federer)選手やゴルフのアダム・スコット(Adam Scott)選手、スノーボードの平野歩夢選手らとグローバルアンバサダー契約を結び、彼らの声を取り入れた商品開発は行っていました。今回、研究所ができたことでそういった動きがますます進み、その成果によってわれわれ一般人にとっても着心地のよい日常着ができるということですね。あらゆる人が、より健康的で快適に暮らせるための服。それが、ユニクロが掲げる「LifeWear=究極の普段着」なんだと改めて感じる展示会でした。

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サステナビリティはバランスが難しい! 「今週の特集お届け隊」2021年5月31日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年5月31日号からの抜粋です)

牧田:毎年恒例のナチュラル&オーガニック特集は「WWDビューティ」が先駆け的存在で、創刊からの目玉でしたが、15年近くたって、世の中にもカテゴリーとして浸透して、私たちの役割もある程度果たせたのではないかと感じていました。一方で、サステナビリティ推進の機運は業界だけでなく、社内でも高まっています。そこで今回はビューティ企業のサステナビリティへの取り組みを幅広く特集しました。

新関:実は私自身、サステナビリティについて消化できていませんでした……。私のような読者や、より幅広い層にどうサステナビリティを伝えるかと考えた時に、長谷川ミラちゃんが浮かんで。今回4社の取材に同行してもらいました。

牧田:ミラちゃんは、企業の姿勢や取り組みをしっかり勉強していて、好きか嫌いかがすごくはっきりしていたよね。悩みや矛盾はいいけれど、ウソをついたり隠したりすることに対しては厳しくて、内心ドキドキする場面もありました(笑)。

新関:それが彼女の魅力ですが、必ずしも賛同の声ばかりではないらしいです。それでも「自分が犠牲になってもより良い環境になってほしい」というのが言動に表れていて、「見習いたい」と思いました。「押し付けたくはない。難しくしたくない」という意志も明確で、私もようやくサステナビリティについて腑に落ちたというか。

牧田:押し付けや難しさを感じさせないことは大事だけど、記者としては熱く濃く書きたいという欲求もあり、難しかったね。読者に拒絶反応を起こさせないように、でも深く報じるっていう。

新関:私もそこのバランスの難しさをすごく感じました。“正解”ってないんじゃないかなと思うので、これからも探り続けていきたいです。

牧田:私はサステナブルグリル「ザ・バーン(THE BURN)シェフの米澤文雄さんの「不便に立ち戻った方がいいんじゃないか」という言葉に共感しました。なんでも便利さをお金で手に入れているけれど、自分の時間と労力を費やせば自然環境に優しい行動になるということに「もっともだな」と思いました。矛盾は当然生まれるものだと思うので、自分が良いと思うことを実践していきたいと思います。

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ロンハーマン2021年秋冬ウィメンズ展示会 時代が変わっても愛せる名品を提案

 ロンハーマン(RON HERMAN)のウィメンズ2021年秋冬は、“Beauty of time, Beauty of life(時の美しさ、人生の美しさ)”がテーマ。時が経つごとに深まる服への愛着や奥深さ、豊かさを味わってほしいという思いを込め、天然素材や再生素材などを用いた長く愛せるアイテムを打ち出す。ここでは、秋冬の新規取り扱いブランドや注目トピックスを中心に紹介する。

 今シーズン新規導入した高橋悠介が手掛ける「CFCL」は、生産背景の透明性を追求し、環境配慮型素材を用いた“現代生活のための衣服”を提案するブランド。3Dニッティングで丸みのあるシルエットが特徴的な“ポッタリーシリーズ”から、ドレス(税込5万9400円)、トップス(同3万1900円)、スカート(同4万6200円)の3型をカラー別注した。福田円レディース商品部バイヤーは「構築的な美しさがありながら、素材は自宅で洗濯できるウォッシャブルウールと再生ポリエステルという点も魅力だ」と話す。

 福田バイヤーがその着心地に惚れ込んだという「テイクス(TAKES)」は、竹とオーガニックコットンの混紡素材を用いたユニセックスデザインのカットソー(同9000円〜)をそろえる。アイテムは土に埋めると1年以内に分解される生分解性で、竹の持つ吸水・速乾・消臭の機能性も兼ね備える。別注Tシャツ(同1万4300円)は、体のラインがきれいに見える丈感やバランスにこだわった。

 そのほか新規では、チベット出身デザイナーのテンジン・ワイルド(Tenzin Wild)と、女優で環境活動家としても活動するTAOによるアウターウエアブランド「アボード オブ スノー(ABORD OF SNOW)」も導入。ヴィーガンで環境に配慮したライフスタイルを営む彼らは、ヤクウールとリサイクルダウンを採用し、チベットの伝統服に着想を得たデザインのダウンジャケット(同13万3000円)などを提案する。

 既存取り扱いブランドでも、“時代が変わっても着られる名品”を意識して商品をセレクトした。「マックスマーラ(MAX MARA)」のアイコンの“マニュエラ”コート(同32万8900円)やフランスのアウターブランド「スプラング(SPRUNG)」のノーカラージャケット型ムートン(19万8000円)、「ザ ロウ(THE ROW)」のPコートのカラー別注(37万8400円)など、バイヤーが実際に長年愛用しているアイテムを切り口にそろえる。

 注目のトピックスとして、NYの「オーガニック バイ ジョンパトリック(ORGANIC BY JOHN PATRICK)」との新プロジェクト「ザ ビューティフル(THE BEAUTIFUL)」も立ち上げた。発売は8月28日予定。地産地消のモノ作りを目指す同プロジェクトは、デザイナーのジョン・パトリック(John Patrick)のデザインを全て日本で製造するというもの。輸送にかかるコストや環境負荷を削減し、素材は豊島のトレーサブルオーガニックコットン糸など、生産者の顔が見えるものを採用する。アイテムは定番カーディガンやTシャツなどで、柔らかな印象のカラーリングが特徴。価格帯は1万9800〜11万円。

 引き続き力を入れる店頭イベントでは、「ミヤギヒデタカ(MIYAGIHIDETAKA)」を手掛ける宮城秀貴デザイナーとコラボし、「ハロー アゲイン(HELLO AGAIN)」と題したイベントを7〜8月に千駄ヶ谷店ほか3店舗で実施する。顧客が、ブランド問わず着なくなったジーンズを持ち込み、その場でハンドバッグへと生まれ変わらせるというもの。同プロジェクトを担当する篠崎茜レディース商品部バイヤーは「ロンハーマンのお客さまが持っていそうなアイテムとして上がったのがジーンズだった。久しぶりに昔の自分に再会したような気分を楽しんでほしい」という。余った端材は「ミヤギヒデタカ」のほかのプロジェクトで活用する。

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「一風堂」、売上高で「一蘭」に追い抜かれた? 有望な合弁事業も解消で「次の一手」が見えない

 ラーメン界のレジェンドとも言える「一風堂」が大きくつまずいている。コロナ禍、国内外で業績を落とし、2020年度、売上高では同じ九州出身の「一蘭」にわずかに遅れをとったようだ。力を注いでいた中華ファストフード分野の合弁事業も解消の道を選んだ。70歳を迎える創業者、河原成美社長は、どこに行こうとしているのか。
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リンガーハット、内食ビッグデータを使った「梅肉と鶏むね肉の冷やしまぜめん」発売。売れるハズよね?

株式会社リンガーハット(本社:品川区大崎、代表取締役社長兼CEO:佐々野諸延)が、レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」のビッグデータを分析して開発した夏季限定メニュー「梅肉と鶏むね肉の冷やしまぜめん」690円(税込)を6月23日(水)からリンガーハット全店で発売する。
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「H&M」が素材の環境負荷をスコア表示 透明性を推進

 「H&M」は、サステナブル・アパレル連合(SAC)とヒグ(HIGG)が共同開発した新たな素材の環境負荷測定ツール「ヒグ・インデックス・サステナビリティ・プロファイル(Higg Index Sustainability Profile)」を欧州と米国のオンラインストアで販売する一部商品を対象に導入した。これにより、顧客がより簡単に商品の環境負荷に関する情報にアクセスすることでき、透明性を推進する。

 同ツールは、10年に渡って収集したデータをもとに各素材の環境負荷をスコア化して公表するというもの。スコアは標準値とレベル1〜3で評価し、従来の素材に比べて最も環境負荷が少ない素材にはレベル3を表示する。また、水の使用、地球温暖化、化石燃料の使用、水質汚染などへの影響に関する詳細なデータも合わせて表示する。今回計測の対象となったのは、ウィメンズとキッズの2021年夏コレクションの一部商品。日本での導入時期は未定だが、2022年までに全オンライン市場への導入拡大を目指す。

 パスカル・ブルン(Pascal Brun)=H&Mサステナビリティ責任者は「これは私たちにとって大きな節目であり、この10年間取り組んできたことでもある。お客さまやステークホルダーとのオープンで誠実な対話を継続していくことは私たちにとって不可欠で、最終的には私たちが約束したことに対する説明責任を果たすことにつながるだろう。このツールがさらに発展し、近い将来、製品に関する環境データ、さらには社会に関するデータをお客さまに共有できるようになることを楽しみにしている」とコメントした。

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釜飯を出す「ルノアール」があるってホント?「ルノアール」は和菓子店から生まれ、あの「ルノアール」だけが大きくなった

 東京都内で知名度が高い喫茶店「喫茶室ルノアール」。100店弱の店舗があるが、ごく一部に釜飯を出したり、定食を出したりする「個性派」の店がある。こうした店は、いわゆるボランタリーチェーンで、同じ「ルノアール」の店名を共有している。その中で、株式会社銀座ルノアールだけが店舗数を増やし、上場した。それはなぜか?
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