「バルクオム」が渋谷ヒカリエに自動販売機を設置 非対面型販売で新たな生活様式に対応

 メンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」は6月15日〜7月14日の期間限定で、日焼け止めやリップクリームなど全10製品を扱う自動販売機を渋谷ヒカリエ・シンクスB1に設置する。
 
 同ブランドはコロナ禍によって変化した生活様式に着目し、消費者が安心して利用できる新たなタッチポイントとして、シェアリングエコミー事業を展開するスキマデパートが運営する非対面型の自動販売機を導入する。決済方法はクレジットカードとQR決済のみで、紙幣や硬貨に触れる必要がないように配慮した。販売製品は、持ち運びに便利な朝夜1日分のフェイスケアセットや日焼け止め、リップクリーム、美容液マスクなど全10製品をラインアップする。

 自動販売機はスタイリッシュな白と黒を基調に、ブランドコンセプトの“THE BASIC”を歪ませたデザインで製品のテクスチャーを表現した。サイネージパネルではスキンケアのハウツー動画を流し、メンズスキンケアの啓もうを行う。

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「レディメイド」の細川雄太が本気でアートの世界へ 初個展で語った“アートの価値”とは?

 「レディメイド(READYMADE)」や「セントマイケル(©︎SAINT MXXXXXX)」を手掛ける細川雄太デザイナーは6月26日まで、村上隆が主宰する「カイカイキキギャラリー」(東京都港区元麻布2-3-30)で初個展「-YES-」を開催中だ。細川デザイナーの描いた洋服のグラフィックを見た村上が1年ほど前に、ラブコールを送りアートの世界に引き込んだという。構想約8カ月。作品は全てカイカイキキの三芳スタジオで製作された。その多くが細川のデザインした洋服に用いられているグラフィックだ。ファッションデザイナーが挑むアートの世界とは?細川デザイナーに意気込みを聞いた。

WWD:そもそも絵に興味を持ったきっかけは?

細川雄太「レディメイド」デザイナー(以下、細川):生まれてすぐに母親が入院することになって、僕は祖母のいる瀬戸内海の白石島(岡山県笠原市)にしばらく住むことになった。その島は信号もコンビニもなくて、自然ばっかり。カブトムシもたくさんいた。そこで海を眺めながら船の絵ばかり描いていたのを覚えている。小学校に入ってからは、「少年ジャンプ」が聖書みたいになって、「ドラゴンボール」とか「アラレちゃん」とかをよく描いていた。

WWD:自分の絵がビジネスになったのはいつ頃から?

細川:今もビジネスになったとは思ってない(笑)。アートのことも未だによく理解できていないし。アートって知らない人からしてみれば価値が無いものだし、評価がすごく難しい。例えば、みんなが必要とする冷蔵庫には定価があるけど、アートには100万円と言う人もいれば1000万円と言う人もいるし、要らないと言う人もいる。価値観が人それぞれだから答えが無い。

WWD:ファッションと似たような価値観でもあるのでは?

細川:すごく近いものはあると思う。ファストファッションで満足する人もいれば、スニーカーに10万円を出す人もいるし、それと同じような感覚。

WWD:今回、自分の作品にウン百万円の価値が付いたことについては?

細川:本当に未知の世界。村上さんありきの価値だと思う。

WWD:では、アートとファッションの違いは何?

細川:アートは歴史に残るべきものだと思う。僕らが学生時代に使っていたような教科書に載るのは、みんなが知っているアート。だから残ってゆくもの。そういうものがアートと呼ばれるんだろうな。

WWD:細川さん自身は、デザインしたものの値段を決めることはある?

細川:僕は全く決めないで、コストも関係なく作っている。出来上がったものに付いた値段がそのものの価値みたいな感覚で、まずはやりたいことをやるのが優先。

WWD:今回の「-YES-」という個展タイトルにはどんな意図がある?

細川:単純に肯定的な意味の「YES」とジーザス(Jesus)のイエスを掛けた。僕の作品にはパロディもあるけど、それも肯定的な目で見てもらいたい。その中で、見た人にそれぞれの答えを出してもらえればいいなと思う。

WWD:作品のインスピレーション源は?

細川:ほとんどが古着。年齢的には1990年代の影響が一番強いけど、バンドTシャツや60年代のスエット、40〜60年代のカレッジロゴなど、大体何でも古着屋でディグっている。絵のタッチの参考にすることが多いかな。

WWD:“絵のタッチ”というと?

細川:例えば、村上さんをモチーフにした音楽家シリーズ(音楽家の肖像画をプリントしたビンテージスエットの総称)の絵は、ペンで点線みたいな影をつけているんだけど、それがエリザベス女王の紙幣のタッチによく似ていたので参考にした。だから古着もそうだし、アートを見るときもそう。常に洋服に落とし込めるようなアイデアを探している。

WWD:今回アートに取り組んで“本業”への影響はあった?

細川:表現の仕方が変わるだけなので、スタンスはあまり変わらない。展示している作品と洋服に使っているグラフィックが一緒なので、洋服の価値が上がれば面白いけど。

WWD:一番思い入れのある作品は?

細川:一番大きい(横8m×縦3m)作品かな?ベツレヘムの壁(イスラム政府がパレスチナとの間に建てた分離壁)をイメージして、シルクスクリーンでプリントした上にスプレーで落書きした。初めて描いたキャンバスがあのサイズで……、体全体を動かして描かないといけないからビックリするぐらい疲れて、改めて絵を描くって大変なことだなと思った。

WWD:作品を見た村上さんの反応は?

細川:褒めてくれて、すごくうれしかった。

WWD:今後のアート活動は?

細川:次はいつできるか分からないけど、やっぱり絵を描くのは嫌いじゃないので、こういう表現の仕方もありだなと思った。村上さんも世界のさまざまな場所でアート展を開催しているので、僕も世界に持って行ければ嬉しい。

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2021年度のウールマーク賞は奇才マティ・ボヴァンが圧勝

 ザ・ウールマーク・カンパニーは、若手デザイナーの登竜門「2021 インターナショナル・ウールマークプライズ(2021 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE以下、IWP)」の受賞者を発表し、イギリスのマティ・ボヴァン(Matty Bovan)が大賞とイノベーション部門のカール・ラガーフェルド・アワードをダブル受賞した。ボヴァンには大賞の賞金20万豪ドル(約1500万円)と、カール・ラガーフェルド・アワードの賞金10万豪ドル(約750万円)が授与される。

 ボヴァンはロンドンのセント・マーチン美術大学(​Central Saint Martins)でニットウエアを学び、15年に卒業した後は「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターの下で1年間経験を積んだ。その後自身の名を冠した「マティ ボヴァン」を立ち上げ、2018-19年秋冬シーズンにロンドン・コレクションで単独ショーデビューを果たした。服作り以外にもイラストレーターやモデル、メイクアップアーティストなどでもクリエイティブの才能を発揮する、異質のデザイナーだ。

 ダブル受賞したコレクションは“海への頌歌(しょうか)”と名付けられ、トラウマになるほどの出来事から逃避する旅を描いている。拠点にするイギリス・ヨークのサプライヤーやメーカーと協力し、現地のビジネスやアーティストの支援に貢献している点も評価された。ボヴァンは「受賞によって私にどのような道が開けるのかが楽しみ。IWPに参加したことで、ビジネスやブランドとしての運営方法について知見を高めることができた。本当に素晴らしい体験だった」と喜びを語った。

 審査員のカリーヌ・ロワトフェルド(Carine Roitfeld)は「ボヴァンは革新性と創造性の両方を兼ね備えており、両賞の受賞に値する能力を持っている。彼が作り出すのは“純粋なファッション”であり、私に夢を与えてくれた。若き日のヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)やジョン・ガリアーノ(John Galliano)を思い出した」とコメント。同じく審査員のトム・ブラウン(Thom Browne)も「ボヴァンは正真正銘のクリエイティブだ。全てが純粋な創造性から始まることを証明し、かつ表現している」と絶賛した。

 また、今回のIWPから新設したウールマーク・サプライチェーン・アワードは、中国の南山グループが受賞した。

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新フェムテックブランド「リネ」が吸水ショーツとブラを発売 環境に配慮した素材使い

 信近エリによるネイト(Neith)は6月10日、フェムテックブランド「リネ(RINE)」を発売した。商品第1弾は、ナプキンやタンポンなしで使用できる新たな生理用品として注目される吸水ショーツと、ブラトップの2種。公式オンラインストアで扱う。

 「リネ」は、環境に配慮した素材使いが特徴。ショーツとブラトップは天然の木材を原料とするテンセル素材を採用。テンセル素材は吸水速乾性、抗菌防臭機能、伸縮性に優れているといい、生分解性であるため堆肥化可能で、自然環境に還るのが魅力だ。発送時のパッケージも紙製でテープレス設計にこだわった。従来の吸水ショーツブランドはショーツ単品での販売が多いが、「リネ」ではセットのブラを提案する。

 吸水ショーツは、60mLの経血を吸収するレギュラーサイズ(税込4580円)、110mLの吸収力を持つフルサイズ(同4950円)の2タイプで、S、M、Lの3サイズ、ベージュ、ブラック、ピンクの3色をそろえる。ブラトップ(同4900円)は、胸が張りやすい月経期間を快適に過ごせるように伸縮性のあるショーツと同素材で提案し、ショーツと同じ3サイズ、3カラーをラインアップ。今後、商品第2弾として、授乳期の女性に向けた母乳漏れを受け止める吸水ブラレットの販売も計画している。

 ネイトは、シンガーソングライターとして活動する信近エリが「女性が女性特有の悩みによってパフォーマンスを左右されることなく、心身ともに健やかに過ごすサポートをしたい」という思いで20年12月に立ち上げたフェムテック企業。信近はこれまでアーティスト活動のほかに、飲食店のブランドディレクターなども経験。SNS戦略により3時間待ちの行列ができる店舗へ成長させ、国内外にフランチャイズ展開した実績がある。21年6月3日にはエンジェル投資家の島田亨、アカツキの石倉壱彦執行役員、トリコの花房香那代表取締役CEO、南里勇気バイソンホールディングスCEOらに対した第三者割当増資と、デット・ファイナンスにより総額約5000万円の資金調達を実施したことを発表した。

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「スナイデル ビューティ」から初のアイブロウアイテム登場 今秋にポイントメイク全16品投入

 マッシュビューティーラボが展開するコスメブランド「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は7月9日、ポイントメイク全16アイテムをそろえたプレフォールコレクション“プレシャス モーメンツ(Precious Moments)”をスナイデル ビューティ全店舗と公式オンラインストアで発売する。ブランド初となるアイブロウアイテムをはじめ、人気アイテムであるマルチカラーの新作や新登場のリップグロスがラインアップする。7月2日からは阪急うめだ本店で先行発売を行う。

 ブランド初となるアイブロウアイテムはペンシル&パウダーとマスカラを展開。“アイブロウ ペンシル&パウダー”(全3色、税込各2860円)は、ラインもぼかしもこれ1本で思いのままに立体感のある表情を描けるダブルエンド仕様。野菜油やマカデミア種子油がミネラルパウダーをしっかりと密着させ、皮脂や汗、こすれに強くにじみにくい処方で、1日中美しい仕上がりをキープする。

 ニュアンスカラー全4色で展開する“アイブロウマスカラ”(全4色、税込各2640円)は、軽いテクスチャーで眉毛を固め過ぎずに、 眉本来の毛流れを自然に整えホールド。肌につきにくいコンパクトなオリジナルツリー型ブラシは、眉毛の根元からしっかりと色がのり、眉頭の立ち上げや眉尻の微調整などディテールまで自在に表現できる。汗や皮脂、こすれに強いロングラスティング処方でありながら、 お湯で簡単に落とせるフィルムタイプだ。

 新登場のリップグロス“ピュアグロス”(全6色、税込各2960円)は、潤いをキープしながらベタつかず、心地よく唇にフィットするみずみずしいジェルオイルタイプ。 水分を抱えこむ植物オイル配合で 唇表面に天然由来のフィルムを形成し、荒れを防いでハリを与える。スイートオレンジやパルマローザ、ネロリ精油によるシトラスフローラルの香りが爽やかさと落ち着きを与えてくれる。

 マスクにつきにくいと人気のマルチカラー・アクアジェムシリーズからは新色“アクアジェム ティント”(全3色、税込各3080円)が登場。寒天ベースのユニークなテクスチャーはそのままに、肌や唇と一体化し、内側から染まるようなソフトマットな質感が特徴。肌や唇にぴったり密着してマスクなどにも色移りしづらく、ヨレ知らずなつけたての仕上がりを維持する。染料無配合なので色素沈着せず、石けんで簡単に落とせる。

 

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「スナイデル ビューティ」から初のアイブロウアイテム登場 今秋にポイントメイク全16品投入

 マッシュビューティーラボが展開するコスメブランド「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は7月9日、ポイントメイク全16アイテムをそろえたプレフォールコレクション“プレシャス モーメンツ(Precious Moments)”をスナイデル ビューティ全店舗と公式オンラインストアで発売する。ブランド初となるアイブロウアイテムをはじめ、人気アイテムであるマルチカラーの新作や新登場のリップグロスがラインアップする。7月2日からは阪急うめだ本店で先行発売を行う。

 ブランド初となるアイブロウアイテムはペンシル&パウダーとマスカラを展開。“アイブロウ ペンシル&パウダー”(全3色、税込各2860円)は、ラインもぼかしもこれ1本で思いのままに立体感のある表情を描けるダブルエンド仕様。野菜油やマカデミア種子油がミネラルパウダーをしっかりと密着させ、皮脂や汗、こすれに強くにじみにくい処方で、1日中美しい仕上がりをキープする。

 ニュアンスカラー全4色で展開する“アイブロウマスカラ”(全4色、税込各2640円)は、軽いテクスチャーで眉毛を固め過ぎずに、 眉本来の毛流れを自然に整えホールド。肌につきにくいコンパクトなオリジナルツリー型ブラシは、眉毛の根元からしっかりと色がのり、眉頭の立ち上げや眉尻の微調整などディテールまで自在に表現できる。汗や皮脂、こすれに強いロングラスティング処方でありながら、 お湯で簡単に落とせるフィルムタイプだ。

 新登場のリップグロス“ピュアグロス”(全6色、税込各2960円)は、潤いをキープしながらベタつかず、心地よく唇にフィットするみずみずしいジェルオイルタイプ。 水分を抱えこむ植物オイル配合で 唇表面に天然由来のフィルムを形成し、荒れを防いでハリを与える。スイートオレンジやパルマローザ、ネロリ精油によるシトラスフローラルの香りが爽やかさと落ち着きを与えてくれる。

 マスクにつきにくいと人気のマルチカラー・アクアジェムシリーズからは新色“アクアジェム ティント”(全3色、税込各3080円)が登場。寒天ベースのユニークなテクスチャーはそのままに、肌や唇と一体化し、内側から染まるようなソフトマットな質感が特徴。肌や唇にぴったり密着してマスクなどにも色移りしづらく、ヨレ知らずなつけたての仕上がりを維持する。染料無配合なので色素沈着せず、石けんで簡単に落とせる。

 

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「ニューバランス」のエリート向けランシューズが進化 カーボンの機能を最大化

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、カーボンプレート入りのランニングシリーズ“フューエルセル(FUELCELL)”から、最新モデル“フューエルセル アールシー エリート ブイツー(FUELCELL RC ELITE V2)”(税込2万8600円)を発売した。公式オンラインストアや全国の直営店、スポーツ量販店などで扱う。

 昨年発売したエリートランナー向けシューズ “フューエルセル アールシー エリート”を改良し、ミッドソールには従来よりも反発弾性とクッション性を強化した“フューエルセル”素材を採用。着地時の衝撃を前方への推進力に変えるカーボンファイバープレートがより効果的に機能し、推進力が向上する。ニットアッパーは前作から継続し、つま先などの補強が必要ない部分の編み方を変化させ、通気性を高めた。アウトソールはグリップ力と耐久性に優れたラバー素材に変更。安定感にも優れ、クセのない走りが楽しめる。紫をベースに、ロゴやアウトソールのカラーを左右で切り替えたデザインも特徴だ。

 発売に合わせて、「ニューバランス」と世田谷区スポーツ振興財団が6月14日まで共催している東京・多摩川のレース場「タマガワ エフケーティー バイ リバーサイドマイクロレース(TAMAGAWA FKT by Riverside Micro Race)」でメディア向けの体験会を実施した。同シューズを着用し、1マイル(約1.6km)のコースを試走すると、参加者から「足が前に進む」「反発性が格段に上がった」との声が上がった。

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「ニューバランス」のエリート向けランシューズが進化 カーボンの機能を最大化

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、カーボンプレート入りのランニングシリーズ“フューエルセル(FUELCELL)”から、最新モデル“フューエルセル アールシー エリート ブイツー(FUELCELL RC ELITE V2)”(税込2万8600円)を発売した。公式オンラインストアや全国の直営店、スポーツ量販店などで扱う。

 昨年発売したエリートランナー向けシューズ “フューエルセル アールシー エリート”を改良し、ミッドソールには従来よりも反発弾性とクッション性を強化した“フューエルセル”素材を採用。着地時の衝撃を前方への推進力に変えるカーボンファイバープレートがより効果的に機能し、推進力が向上する。ニットアッパーは前作から継続し、つま先などの補強が必要ない部分の編み方を変化させ、通気性を高めた。アウトソールはグリップ力と耐久性に優れたラバー素材に変更。安定感にも優れ、クセのない走りが楽しめる。紫をベースに、ロゴやアウトソールのカラーを左右で切り替えたデザインも特徴だ。

 発売に合わせて、「ニューバランス」と世田谷区スポーツ振興財団が6月14日まで共催している東京・多摩川のレース場「タマガワ エフケーティー バイ リバーサイドマイクロレース(TAMAGAWA FKT by Riverside Micro Race)」でメディア向けの体験会を実施した。同シューズを着用し、1マイル(約1.6km)のコースを試走すると、参加者から「足が前に進む」「反発性が格段に上がった」との声が上がった。

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「ランバン」の親会社が「セルジオ ロッシ」を買収

 中国の投資会社フォースン ファッション グループ(FOSUN FASHION GROUP、以下FFG)は、イタリアのラグジュアリーシューズブランド「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」を所有するセルジオ ロッシ SPAをインベストインダストリアル(INVESTINDUSTRIAL)から譲り受け、完全子会社化した。セルジオ ロッシの現経営陣は全員続投予定で、買収額などその他の契約内容は非開示。

 セルジオ ロッシ社の買収には多くの企業が名乗りを上げていたが、FFGのブランドを長期的に発展させていくという戦略と中国市場での優位性が売却先として選ばれた理由だとみられている。

 FFGは「この買収によってFFGの戦略的なブランドエコシステムがより充実したものになるだけでなく、『セルジオ ロッシ』が所有する最先端の工場を通じたブランド間のシナジー効果に期待する」とコメントを発表。「中国発のラグジュアリーコングロマリット立ち上げの第一歩だ」と続けた。

 FFGのジョアン・チェン(Joann Cheng)会長もブランド間のコラボを含めたシナジーに期待するとコメントする。また、中国市場に対応するためのローカルチームの強化や、デジタルおよびオムニチャンネルビジネスの強化、マーケティング費用の増加によるブランドの認知度向上を目指すという。

 チェン会長は、同ブランドのクラシックラインのアップデートや、「複数のクリエイターとのコラボや、今日の環境や消費者のニーズに合うストーリーテリングの方法」を用いて新しさを表現していくとコメントした。

 FFGは、「ランバン(LANVIN)」やオーストリア発のレッグウエアブランド「ウォルフォード(WOLFORD)」、イタリアのメンズウエアを製造するカルーゾ(CARUSO)、アメリカの「セント ジョン(ST. JOHN)」などを傘下に収めている。

 セルジオ ロッシは世界に64の店舗を展開し、そのうち45店舗が直営店。「グッチ(GUCCI)」や「サンローラン(SAINT LAURENT)」を有するケリング(KERING)が2015年に投資会社のインベストインダストリアルに譲渡し、この度FFGが傘下に収めた。20年4月には創業者のセルジオ・ロッシ氏が新型コロナウイルスで死去。84歳だった。20年の売上高は6000万ユーロ(約79億8000万円)。

YU HIRAKAWA:幼少期を米国で過ごし、大学卒業後に日本の大手法律事務所に7年半勤務。2017年から「WWDジャパン」の編集記者としてパリ・ファッション・ウイークや国内外のCEO・デザイナーへの取材を担当。同紙におけるファッションローの分野を開拓し、法分野の執筆も行う。19年6月からはフリーランスとしてファッション関連記事の執筆と法律事務所のPRマネージャーを兼務する。「WWDジャパン」で連載「ファッションロー相談所」を担当中

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ロンハーマンなど21-22年秋冬メンズ展を“浦島太郎”系新担当はこう見た

 6月1日に「セレクトショップ(メンズ)」担当を引き継ぎ、さっそく3つの展示会にお邪魔した。長く雑誌に携わっていたせいでセレクトショップの(だけでなく)展示会は、“SAY HELLOの場”との認識もあった。だから“取材頭”で訪れるのは初だ。5年以上ぶりだったり、展示会には初めて訪れる業態もあったり。そんな“浦島太郎”状態の新担当の目に、2021-22年秋冬展がどう見えたかお伝えしたい。

シンプルな男服に機能性や高級感をトッピング

 まずはサザビーリーグ傘下のエストネーション。展示会は東京・銀座にあるエストネーション セントラルの3階で行われ、ディスプレーされたのは主にオリジナルブランドだった。シーズンテーマは“ラグジュアリー オブ エストネーション”。ジャケット&パンツを機能的な素材やカッティングで再構築したり、カシミヤなどの天然高級素材を使った飽きずに着られそうなアイテムを展開していたり。実はこのあたりの提案って、10~15年ほど前に僕を含めた当時のファッション誌関係者ががんばって啓蒙していたことだったりします。そのときに植えた種が、それなりに長い時間を経て、花を咲かせ実を付けたのだなぁ……と勝手にしみじみ感に入ったり。メンズ服の“変わらなさ”に安心すると同時に、ファッションがいつの時代も楽しいものであるために、われわれメディアは次なる種をせっせとまかなければならない!と、これまた勝手にふんどしを締め直したのでした。

“アメリカ西海岸 meets 東海岸”って、ええやん!

 エストネーションをあとに(突風で傘をひっくり返されながら!)向かったのは、千駄ヶ谷のサザビーリーグ本社ショールームで行われたロンハーマンの展示会。「WWDJAPAN」のデニム担当でもある僕は、コロナ以前、ロンハーマンがセレクトするジーンズブランドのデザイナー来日時にインタビューを行っており、比較的なじみのあるセレクトショップの一つだった。ただ、展示会を見るのは相当に(最後がいつだったか分からないほど……)久しぶり。

 第一印象は、“日本における先駆者として、変わらずアメリカ西海岸スタイルしている”。プレス担当者も「はい、変わりません」と笑う。そんな中、異彩を放っていたのがアメリカ東海岸を代表するブランドである「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」とのコラボカプセルコレクションだ。これまでアイテムベースでの取り組みはあったものの、カプセル化するのは初だとか。コートやパンツも展開する中、アメリカントラッド好きな僕が気になったのは、「ブルックス ブラザーズ」がオリジンである“ポロカラーシャツ(ボタンダウンシャツ)”。いまはなき米国の生地メーカー、ダンリバー(DAN RIVER)の生地で、「ブルックス ブラザーズ」がいまはもう生産していない“赤タグ”ことトラディショナルフィットを別注復刻していた。つい1年ほど前まではヤフオク!などで5000円以下で見つけることもできたが、「ポパイ」(マガジンハウス)などの影響で若年層が同ブランドのシャツをビッグサイズで着ることが流行り、急に絶滅危惧種化……。そういった事情もあり、“おっ!”だった。でも「ブルックス ブラザーズ」は昨夏、アメリカにある工場を全て閉鎖したはずでは?これは、裾に「インディビジュアライズド シャツ(INDIVIDUALIZED SHIRTS)」のタグを発見して納得。「インディビジュアライズド シャツ」は1961年創業の米国のシャツメーカーで、長く「ブルックス ブラザーズ」のカスタムシャツを受注・製造していた。今でも、ニュージャージー州の工場でモノ作りを続けている。そして縁の下の力持ちだった「インディビジュアライズド シャツ」のタグが、主役である「ブルックス ブラザーズ」のシャツに付くのはこれが初。このマッチング感に、とても“セレクトショップしてる!”と感じた。惜しむらくは7つボタンであること。6つボタンなら襟のロールがいっそう美しく……とこれは長くなるのでやめておこう(笑)。ロンハーマンは8月末、展示会同様のディスプレーでカプセルコレクションを店舗でコーナー展開する予定だ。

ベイクルーズの圧倒的ポートフォリオに心地良い疲労感(笑)

 後日、ベイクルーズの展示会に。同社が本社を構える渋谷キャストは、ツイードランの際に階段に並んで集合写真を撮ったものの、ビル内に入るのは初めて。まずは業態数の多さに圧倒され、各ブースで「5分ほどでダイジェストだけ教えてください……」とお願いしたのに、3時間ほど滞在してしまった(笑)。

 核であるジャーナル スタンダードとエディフィスは、それぞれのアイデンティティーであるアメリカとフランスにあらためてフォーカス。2業態とも“ワーク”“ミリタリー”“トラッド”といった男服の三原色とも言える不変のテーマで構成していた。ある関係者は「紆余曲折の末にたどり着いた現時点での答え」と謙遜するが、いえいえ、どうぞ胸を張ってください。

 ほかにもエディフィスから派生した417 エディフィス、同様の出自のジャーナル スタンダード レリューム、レショップ、ETS.マテリオ、ウィズム、パルプ、パリ・サンジェルマンFC、ジョイントワークス、オリエンス ジャーナル スタンダード、アンフォロー……と情報の渦に飲まれつつ(笑)、楽しく濃密な時間を過ごした。特記事項もあり、そちらは別途まとめるつもりだ。

 いずれのセレクトショップも、自分らしさを見つめ直し(おそらくは、それこそが武器である!と再認識し)いっそう研ぎ澄ませていた。SPA化するにせよ、仕入れを強化するにせよ、日本式セレクトショップが生き残るためには、とても大事なステップであり、コロナによる一時停止状態が再考する時間を与えてくれたのかな?なんて考えた。新担当として、またオールドファンとして引き続き応援したい。

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「ユニクロ」21-22年秋冬展から【後編】 「ファッションを楽しむ」ムードが戻ってくる

 「ユニクロ(UNIQLO)」の2021-22年秋冬展示会では、「機能性や快適性の追求」といった軸になる要素と共に、改めて「ファッションを楽しむ」といったムードも打ち出されていました。コロナ禍になって以降のこの1年は、イエナカ〜ワンマイルか、さもなくばスポーツ(アウトドア)、といった提案が「ユニクロ」の中心だったので、アーバンでクリーンな感覚の提案は久々に感じます。ワクチンも広がり、特に欧米では徐々にコロナ禍前の生活が戻ってきています。ファッションもいつまでも同じ提案だけでは、消費者に置いていかれてしまいますね。

 コアラインでは、“キュレイティッド・シティー・リビング(CURATED CITY LIVING)”というテーマで、ボタンダウンシャツやセットアップ、ダブルフェースのウール混コートなど、ぱりっとした大人のアーバンスタイリングを提案していました。とは言え、シャツはアイロンいらず、セットアップもウールのトラディショナルなヘリンボーン地に見えて実は伸縮性バツグン、といった点が「ユニクロ」ならではです。昨年好調だったスフレヤーンニットはメンズでも企画。ウィメンズではよりスムースな編み地も登場して、きれいめな着こなしにいっそうマッチするようになりました。

 クリストフ・ルメール(Christophe Lemaire)率いるパリR&Dセンターによる「ユニクロ ユー(UNIQLO U)」は、引き続き独特のくすんだ色使いが特徴。エクリュやベージュ、ブラウンといった色合いに、今季はグリーンとビビッドなピンクを差してファッションムードを盛り上げていました。注目アイテムはパデット(中綿入り)ジャケットやキュロット。今秋冬、ヤングのマーケットではミニボトム×ロングブーツの着こなしが本命になりそうですが、キュロット×ロングブーツなら大人も挑戦しやすそうです。

 最後に、6月18日発売の「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」とのコラボラインも全商品展示していました。インナーウエアと部屋着に焦点を当てた、「下着と洋服の境界線を超える」商品群ですが、ノースリーブカットソーのアームホールが大きく開いていてあえてブラトップを見せる着こなしを提案していたり、ブラトップやブラキャミのフロントのカッティングが「マメ」を象徴する有機的な曲線になっていたり。人からなかなか見えないところにも気を使うのがファッションの楽しさの一つですが、まさにそういったところからファッションムードを盛り上げてくれるアイテムラインアップになっていました。

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「アレキサンダー ワン」が2021年プレ・フォール発売に合わせて3部構成の映像を公開 アジア人3姉妹のストーリー

 「アレキサンダー ワン(ALEXANDER WANG)」は、2021年プレ・フォールコレクションの発表に合わせて3部構成の映像“シスターズ(Sisters)”を公式サイトやソーシャルメディアのチャンネルで順次公開する。映像は、力強く卓越性を備えたアジア人3姉妹の物語で、監督はパベル・ブレナー(Pavel Brenner)。登場人物や作品のムードを通じてコレクションの世界観を表現し、多様性の尊重や固定観念を覆してきたブランドのアイデンティティーを発信する。

 6月に公開した第1弾は3姉妹の末っ子プリンセス(Princess)のストーリーで、“ベロア クチュール”コレクションを表現した。2000年代初頭に流行したベロアのスポーティーなセットアップに思いを馳せながら、テーラードの要素を盛り込んで現代風に再解釈している。7月には長女メンター(Mentor)の“ナイト スイム”コレクション、8月には次女ウォーリアー(Warrior)の“ベースメント プレップ”コレクションをイメージした映像を発売に合わせて公開する。

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9割以上がグルテンフリーのダイニング「ビオターブル」が東京・田町にオープン 

 企画・広告制作会社のアドライブ(ADLIVE)と、飲食事業などを手掛けるそらは、メニューの9割以上がグルテンフリーのダイニングスペース「ビオターブル(biotable.)」を東京・田町にオープンした。無農薬野菜や減農薬野菜を使用し、一部ビーガンにも対応する。

 ランチはパスタかリゾットの単品(税込1600円)とコース(随時スタート・価格未定)の2種類で、ディナーはアラカルトで提供する。松木順水アドライブ代表が現地を直接訪れ、契約を結んだ農家から食材を仕入れることで価格を抑えているという。食材の栄養素を生かした調理法にもこだわり、健康につながる料理を豊富にそろえる。フランス・リヨンでミシュラン・ビブグルマンを獲得したフレンチレストラン「サク(Saku)」の宮本聖作シェフが監修したメニューも一部用意する。

 フードロス削減にも積極的に取り組み、過食部分以外はスープやソースの素として加工している。客は容器を持参すれば、食べ残ったメニューを持ち帰ることもできる。他にも、地域やコミュニティーと連携しながら、「不ぞろい野菜のマーケット」の開催や子供たちへの「食育ツアー」も予定している。

 松木代表は、「家族で振る舞われるご飯のように、毎日食べたくなるメニューをそろえた。作り手の顔が見えて安心でき、そしてビーガンやグルテンフリーなど、それぞれの食の価値観や宗教観を尊重しながら、皆がひとつのテーブルを囲むことができる空間を目指したい」とコメントする。

■biotable.
営業時間:11:00〜15:00(LO 14:30)/ 17:00〜24:00(LO 23:00)
住所:東京都港区芝浦3丁目19−17 アンビエンテ芝浦 2F
定休日:日曜

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時計「オメガ」が6月10日、銀座・並木通り店を約1.2倍に拡張リニューアル

 世界最大の時計企業であるスウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「オメガ(OMEGA)」は、銀座・並木通りのブティックを6月10日にリニューアルした。最大の特徴は、売り場面積を約1.2倍に拡張して総面積を約62平方メートルとした点で、最新および定番の時計コレクションはもちろん、サングラスやジュエリーもラインアップする。

 最新のデザインコンセプトに則り、店内はブランドカラーである赤を差し色使い。店舗奥にはソファーを備え、「オメガ」にまつわる書籍を集めた“ライブラリー”も新設した。

 沖早織オメガ事業本部長は、「『オメガ』の国内販売平均価格は70万円前後だが、100万円を超える商談も増えている。ライブラリーはこれを補完する重要な設備だ。拡張に伴い時計の取り扱い点数が増え、アイウエアやジュエリーもラインアップした。これらを“クロスセリング”(時計と共に提案)することで、さらなる単価アップを狙いたい」と話す。

■オメガブティック 並木通り
オープン日:6月10日
時間:月〜土曜日 11:00〜19:30 / 日・祝日 10:00〜18:30
定休日:木曜日
住所:東京都中央区銀座6-7-16

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根強い人気の“白玉点滴”を続けてみた【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回は歌手のビヨンセ(Beyonce)が発信して話題となった“白玉点滴”について。

 私が憧れるのは韓国アイドルのような真っ白な美肌。内側から潤っているような艶感と、透明感。360度どこから見ても美しい――。一体、どうしたらそうなれるの?今は1年の中で、最も紫外線が強い時期。 マスクをしているとはいえ、マスク焼けや摩擦によるくすみなどが気になる今日このごろ(ぴえん)。スキンケアはもちろん大事なのだけど、内側ケアにも本腰を入れたい。ならばと、ここ数年根強い人気の“白玉点滴”を受けてみた。

そもそも白玉点滴とは?

 歌手のビヨンセが好んで受けていることで話題となったことから“ビヨンセ点滴”と呼ばれたり、ホワイトニング効果が期待されることから“白玉点滴”ともいわれたりするこの点滴。主な成分は「グルタチオン」である。グルタチオンとはグルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸が結合したもの。グルタミン酸は成長ホルモンを促し免疫を高める働きが、システインはメラニン生成を抑制する働き、グリシンはコラーゲンを生成する働きがある。グルタチオンは体内のほとんどの細胞に存在しているものの、20代をピークに減少してしまうという(とほほ……)。しかも胃腸ではなかなか体内に吸収されないため、点滴で投与するのが理想的だそう。そんなグルタチオンの働きは、抗酸化作用や解毒作用、酵素の補酵素など多岐にわたる。

 中でも注目したいのが抗酸化作用と解毒作用だ。老化の原因となる活性酸素の発生を抑制する働きがあることから、体のサビつきを防ぎ、エイジングケアにも期待。また、メラニンの生成を阻害し、今あるメラニン自体も減らす作用があるそうで、シミやくすみの改善にパワーを発揮してくれそうだ。そうした肌へのうれしいアプローチだけでなく、免疫力を高める働きから、アレルギーへの耐性も高めてくれるという。調べれば調べるほど「グルタチオンって心強いわ……」と、思わず声が漏れてしまう。さらに、体内に蓄積された有害物質を排出してくれる解毒作用があるため、肝機能の改善も目指せるとのこと。肝臓の解毒パワーって本当に大事で、ここがうまく機能していないと疲れやすくなったり、なんだか調子が悪かったりするのよね。年齢を重ねるほど肝臓をいかに健康に保つことが重要か、しみじみ思う。ヘルスケアとしても注目なのだ。

「くすみ疲れ顔」に、SAY GOOD BYE!

 ということで、今年に入ってから1回/1000mgのグルタチオン点滴を月に2〜3回続けている。点滴時間はグルタチオンの濃度にもよるが、15〜30分ほど。継続した結果、個人的にまず感じたのは、疲れの軽減。いつもならヘトヘトになってしまうようなスケジュールでも「あれ?まだ動けるわ」という元気さ。そして、くすみが改善されたことで鏡に映る自分に透明感が……!これはいつものスキンケアも楽しくなるわい。くすんだ疲れ顔から、シャキッとるんるん顔へ。この夏は、内側ケアでいつでも絶好調な自分で過ごしたい。そうそう、グルタチオンは医療現場で広く使われ、安全性が高いといわれていますが、持病のある人などは医療機関に相談してみてくださいね。


名越涼/フリーアナウンサー。香港出身。福井と愛知のテレビ局アナウンサーを経て独立。司会やライター、セミナー講師、企画・プロデュースなど幅広く活躍するパラレルワーカー。趣味・特技は手作り発酵食、食文化研究、ヨガ(歴15年)eスポーツと農業にも精通

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ZOZOと阪急が異色のコラボ、互いに送客し「ロエベ」販売

 阪急阪神百貨店とZOZOは、「ロエベ(LOEWE)」の共同販売キャンペーンを実施する。両社はお互いの売り場でイベントの告知を行うなど相互に送客する。ZOZOの伊藤正裕取締役COOは、「ロエベ・ジャパンと協議する中で、阪急阪神百貨店の森井規文取締役の紹介を受けた。消費者がシームレスにリアルとネットを行き来する中で、チャネル同士が連携する必要があるという点で一致した」と語り、「ロエベ」が2つの販売チャネルをつないだ形だ。ZOZOは今後、この取組を皮切りに有力な商業施設との協業を加速する。

 阪急うめだ本店とZOZO、「ロエベ」は10日から、それぞれの公式通販サイトで、「ロエベ」のカプセルコレクションである“パウラズイビザ(PAULA'S IBIZA)”のアイテムを先行販売する。また、阪急うめだ本店は21日から、9階の祝祭広場で「ロエベ」の催事を計画しており、そこでもコラボレーションした装飾を施すほか、店頭POPなどで「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」での販売告知を行ったり、「ゾゾタウン」の告知を見て来場した客にノベルティを配布する。

 ZOZOは4月の決算発表でもリアル店舗の売り場で使用するライブコマースアプリを、今年中にリリースすることを明かしており、今後もリアル店舗との連携施策を加速する考え。

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都内ヘアサロンの進出にも負けない 鎌倉発ローカルサロン「ビアンカ/パドメ」のブランディング

都心からほど近い位置にありながら、歴史と文化の香りがする神奈川県の古都・鎌倉。そこでは近年、都内有名ヘアサロンの出店や、都内から移住した美容師の独立開業も目立つ。そんな中で地元発のヘアサロンとして奮闘しているのが「ビアンカ(bianca)」と、4月にオープンした姉妹店「パドメ(padme)」だ。地域密着型でありながら、中央のサロンに負けないブランド力を備える「ビアンカ/パドメ」の中井宏昭オーナーに、鎌倉という土地でのブランディングについて聞いた。

WWD:美容業界も注目する鎌倉のブランド化をどう見ている?

中井宏昭代表(以下、中井):鎌倉には元々豊かな暮らしをされている方が多く、映画のロケ地になったり海外の人気のレストランやカフェが出店したりで注目を集め、露出の多い町になってきました。12年前に「ビアンカ」が鎌倉でスタートしたのとほぼ同時期に、都内の某有名ヘアサロンが鎌倉に出店。その後も都内から続々とヘアサロンが進出し、神奈川の中でも美容レベルが高い町として一気に認知された印象があります。僕らは完全にローカル発のブランドとして、唯一抗っているサロンかもしれません。

WWD:ローカル発のサロンとしての戦略は?

中井:「ビアンカ」では最初からサロンというよりもブランドと捉え、何が人の心を揺さぶり残っていくのかを深く考えてきました。今でも外部の広告系アカデミーに参加し、業界外のクリエイティブやブランディング、マーケティングなどを掛け持ちで学んでいます。
 今の鎌倉は、東京からの移住者がとても多い。ということは東京から進出してきたサロンは有利と言えます。ただ、僕らは永続的にカルチャーにフィットした人材を採用し、育成・成長させることができれば大丈夫だと思っています。「ビアンカ/パドメ」の経営理念は“つくる人を創る”。常に時代に合ったクリエイターを生み出すことが未来につながります。人材を育てるのは難しいと言われますが、僕はそこに特化してやってきているので難しいとは思っていません。美容業界のキャスティングボードには、枠というか“穴”が必ずあります。デザイン力のある人、ファッションセンスの高い人、ケミカルに強い人など、何でもいいのですがスタッフの能力や個性を強くして、うまく美容業界のキャスティングボードの空いた穴にはめていくのが僕の仕事だとも考えています。

WWD:ヘアカラーのレベルが圧倒的だが、それもブランディングのひとつ?

中井:ブランディングというよりは、いい人材を採用するためにまずは労働環境を高めることが目的でした。ヘアカラーメニューをウリにハイレベルな技術で高単価、高生産性のサロンにする。そして休日や給与、保険なども一般企業並みの待遇というベースを築き、整備をしてきました。クリエイティブだけでなく、そういった面もあり「ビアンカ/パドメ」にはすごい人数の美容学生が見学や応募をしてくれます。この業界で長くやっていくためには、いい人材を採らないと沈んでいく。ローカルでいい人材を確保するのは相当難しいことですが、その危機感がすべての原動力になっています。

WWD:新ブランド「パドメ」を立ち上げた背景は?

中井:「パドメ」のブランドディレクターを務めるHITOMIは新卒で「ビアンカ」に入社し、今では彼女のつくるクリエイティブな作品が様々なコンテストで評価されたり、美容業界のイベントや撮影のオファーが相次いだり、全国規模で名前の知られる存在に成長しました。これからはHITOMIが次の世代を育てていく時代。そのステージとなるのが「パドメ」です。鎌倉エリアで最もかわいいヘアサロンを作ったと思っています。美容学生たちにも「ここで働きたい」と思ってもらい、同世代、同じファッション感を持つZ世代以降のゲストを呼び込んで、一緒に成長してほしいとですね。

WWD:これからの展望は?

中井:時代が変わり美容業のあり方も多様化していますが、お客さまに喜んでいただける美容師の本質やその答えはローカリズムの中にあるのではないかと思います。いろんな波が鎌倉に押し寄せる中、地元のお客さまに技術やセンスを提供するだけでなく、人間味のあるお付き合いをしながら長く認められ続けたい。そのような職人性と精神性をきちんと継承していきたい。その思いを実はサロン名にもこめています。「パドメ」は蓮の花という意味ですが、「スターウォーズ」のキャラクターのイメージでもあります。「スターウォーズ」は端的に言えば“フォースの継承”の物語。僕が主役のサロンだった時代から、HITOMIを中心に外に向けて戦いを挑んできた時代に続き、これから育てる次世代のスタッフに「ビアンカ/パドメ」のストーリーを繋いでいってほしいと願っています。

坂本尚子:島根県松江市出身。総合ライフスタイル誌や育児雑誌の編集を経験したのち、美容業界専門誌を発行する出版社に入社。美容師が作るリアルヘア、クリエイティブヘアの作品ページやインタビュー企画を担当するうちに、すっかり美容業界の虜に。2009年から美容業界に特化したフリーライターとして活動中

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「アットコスメ」2021年上半期ベストコスメ大賞は「キャンメイク」のスクラブリップ “近所で手軽に買える”アイテムがヒット

 アイスタイルは10日、「アットコスメ(@COSME)」の2021年上半期新作ベストコスメを発表した。総合大賞に選ばれたのは「キャンメイク(CANMAKE)」の“プランプリップケアスクラブ”。プランパーとスクラブのWケアを低価格帯で実現し、マスク生活で生まれた新たな唇悩みに寄り添えたことが幅広い支持につながった。同製品は当初限定品として販売していたが大きな反響を受け、今夏から定番化するという。総合2位は「スック(SUQQU)」のアイシャドウパレット“シグニチャー カラー アイズ”、3位は「KANEBO」の洗顔フォーム“カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ”がランクインした。

 今回の上半期新作ベストコスメは、20年11月1日~21年4月30日の新製品が対象で、アイテム3839製品、口コミ件数6万9105件からカテゴリー別に選出した。同社によると、集計期間中に発売された新製品は前年比16%減で、企業側が新製品の発売に対して消極的だったと分析する。一方で全体の口コミ投稿数が同23%増に対し、新製品の口コミ投稿数は前年同期間と横ばい。新型コロナによる先行き不安や経済不安から、「安心感」を求める心理が高まった生活者は、新商品購入に対してやや消極的だったという。

 また、21年上半期の主な傾向として、新製品の説明文では「マスク」「崩れる」「こする」「ゆらぎ肌」「肌荒れする」「疲れる」といったワードの増加を挙げた。中でも製品説明文内の「マスク」という訴求ワードの出現率は前年比で約17倍と大幅に増加した。さらに、昨年の20年上半期では上位4位までがスキンケア製品で占めていたのに対し、今年はマスクニーズに対応した製品に支持が集まり、リップなどのメイクアップ製品がバランスよくランクイン。マスクありきのスキンケアやメイクが当たり前になった今、マスクニーズに対応した製品に支持が集まっている。

「アットコスメベストコスメアワード 2021 上半期新作ベストコスメ」
1位「キャンメイク」の“プランプリップケアスクラブ”
2位「スック」“シグニチャー カラー アイズ”
3位「KANEBO」“カネボウ スクラビング マッド ウォッシュ”
4位「セザンヌ(CEZANNE)」“ウォータリーティントリップ”
5位「マキアージュ(MAQUILLAGE)」“ドラマティック ヌードジェリー BB”
6位「エリクシール(ELIXIR)」“エリクシール ルフレ バランシング みずクリーム”
7位「我的美麗日記(私のきれい日記)」“復活草ハイドレーションマスク”
8位「フジコ(FUJIKO)」“フジコ ニュアンスラップティント”
9位「マキアージュ」 “ドラマティックパウダリー EX”
10位「ディオール(DIOR)」“ディオールスキン フォーエヴァー クッション パウダー”

カテゴリー別1位
ベストクレンジング「KANEBO」“カネボウ インスタント オフ オイル”
ベスト化粧水「ベネフィーク」“リセットクリア N”
ベスト乳液「ナチュリエ」“ハトムギ浸透乳液”
ベスト美容液「DEW」“DEW キャビアドットブースター”
ベストオイル「毛穴撫子」“お米のオイル”
ベスト日焼け止め「ニベア」“ニベア UV ディープ プロテクト&ケア ジ ェル”
ベストまつげ美容液「UZU BY FLOWFUSHI」“UZU まつげ美容液”
ベストアイケア「リンクルショット」“リンクルショット メディカル セラム”
ベスト化粧下地「マキアージュ」“ドラマティックスキンセンサーベース E X UV+”
ベストリキッドファンデ「マジョリカ マジョルカ」“ミルキーラッピングファンデ”
ベストクッションファンデ「NARS」“ピュアラディアントプロテクション アク アティックグロー クッションファンデー ション SPF50+/PA+++”
ベストコンシーラー「コスメデコルテ」“トーンパーフェクティング パレット”
ベストハイライト・シェーディング「レブロン」“スキンライト プリズマティック ハイライター”

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「H&M」が「トーガ」とコラボ 9月2日にウィメンズ、メンズ商品を発売

 「H&M」は、恒例となっているデザイナーズコラボレーションで、古田泰子による「トーガ(TOGA)」と協業することを発表した。ウィメンズ、メンズのウエアや雑貨を、9月2日から世界各国の一部店舗と自社ECで販売する。

 今回の「トーガ・アーカイブス×エイチ・アンド・エム(TOGA ARCHIVES×H&M)」コレクションは、「トーガ」の過去の人気商品をアップデートしたもの。スカーフをドッキングしたデザインのトレンチコートや、エッジの効いたビーズ装飾が主張するテーラードジャケット、花柄のドレス、解体されたようなデザインのストライプシャツなど、どこか毒っけが漂う「トーガ」流のエレガンスを表現したアイテムがそろう。雑貨はビーズ装飾のイヤアクセサリーやバッグなどのほか、人気のシューズでもメッシュパンプスやブーツなどを販売する予定。

 具体的な価格や日本での販売店舗などは未公表。「今回のコラボコレクションで、より多くの方々に『トーガ』を知っていただき、楽しんでいただけることを期待しています」と古田はコメントしている。
 
 「H&M」は、最近では今年3月に「シモーン・ロシャ(SIMONE ROCHA)」とのコラボ商品を販売し、中国を中心にヒット。それ以前も2019年に「ジャンバティスタ ヴァリ(GIAMBATISTA VALLI)」、18年に「モスキーノ(MOSCHINO)」など、有力ブランドから若手実力派デザイナーなど、さまざまなコラボを続けている。「H&Mジャパンが中心となって世界発信するコラボは今回が初」と広報担当者。

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「小池サワーはじめました。」

 緊急事態宣言の再延長で、飲食店のイライラは頂点に達し、酒類の提供を再開するお店が増えている。「せっかく、お酒を提供するのなら楽しまなくちゃ!」と、政府や都知事を皮肉ったお酒や販促POPを掲示するユーモア溢れるお店にお客が殺到している。飲食店の皆さん、皮肉を込めた販促でストレスを発散しませんか。
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156億円赤字のクリエイトR、川井新社長。「本当は岡本前社長と一緒に辞めるつもりでした」

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスの新社長、川井潤氏が始動している。岡本晴彦前社長の片腕として、クリエイトRを引っ張ってきた実務家だ。巨額赤字を計上した直後の就任に「クリエイト第2章を作っていきたい」と言う。
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158億円赤字のクリエイトR、川井新社長。「本当は岡本前社長と一緒に辞めるつもりでした」

 クリエイト・レストランツ・ホールディングスの新社長、川井潤氏が始動している。岡本晴彦前社長の片腕として、クリエイトRを引っ張ってきた実務家だ。巨額赤字を計上した直後の就任に「クリエイト第2章を作っていきたい」と言う。
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