「無印良品」30年に売上高3兆円へ 次期社長の堂前氏、6倍の成長掲げる

 「無印良品」の良品計画は21日、2022年8月期にスタートする新中期経営計画を発表した。会見に登壇したのは、9月1日に社長に就任する堂前宣夫専務。30年8月期の目標として、売上高3兆円、営業利益4500億円、国内・海外合わせて2500店体制を掲げ、「個店経営」「土着化」といったキーワードで表現する地域密着型の事業モデルを描く。こうしたビジョンを実行に落とし込むための仕組み作りや組織体制が、新中計の骨子となった。

 「(コロナ禍を経験し)本物、本質を重視する人が増えている。今の環境は、(消費社会へのアンチテーゼとしてスタートした)『無印良品』の創業時の思想に重なる。ならば当時の考え方を掘り起こし、テクノロジーも組み合わせながら今の時代に合った形にしていく」と堂前専務。「社会や人の役に立つ」という企業理念のもと、具体的には「生活に欠かせない基本商品・サービス群を、誰もが手に取りやすい価格で提供する」こと、「店舗が地域のコミュニティーセンターとなり、自治体や地域住民、企業と共に課題に取り組む」ことの2つを使命として定義する。

 24年8月期までに、商品政策の面では「生活の基本領域」に当てはまる商品の品ぞろえを拡大。同時に、ノウハウを持つ外部人材も積極登用して生産開発部を立ち上げ、商品計画部は精度を上げて欠品や供給過剰を防ぐ。調達・生産のサプライチェーンマネジメントを強化することで原価を下げ、価格の見直しを継続。衣料品の「ユニクロ(UNIQLO)」、家具の「ニトリ」などの競合専業メーカーに負けない価格と品質のバランスを追求し、海外で割高になっている内外価格差も是正する。

 出店政策では、まずは国内と中国に投資を集中し、地域密着型の個店経営モデルを構築する。国内では年間純増100店、中国で同50店ペースを目指し、22年8月期に国内で同50店を目標とする。国内は、近年検証を重ねて手応えを得ている地方の食品スーパーの隣接立地を中心に、1980平方メートル前後(現状の平均売り場面積は825平方メートル)で出店。出店ペースを支えるための店長育成の仕組み作りは、堂前専務が19年に入社して以来力を注いできた分野だ。

 海外は中国の他、実績のある台湾、タイ、香港、韓国でもスクラップ&ビルドと新規出店を重ね、店舗面積を同じく1980平方メートル前後に拡大。一方で苦戦が続く北米、欧州では新規出店は抑制する。

 24年8月期までのタスクとして、課題であるECや、基幹システムを含む本社管理部門の強化も掲げる。各分野で外部人材を登用すると共に、若手社員も抜擢し、「20代で執行役員に就くといったキャリアパスを作る」。

 ESG(環境、社会、ガバナンス)面では、全商品でのサーキュラーデザインの実現、他社との相乗り物流の導入による消費エネルギーの低減、原料まで遡った生産工程や労働環境の100%開示などを30年8月期までの目標として掲げた。

 「手堅く想定した」という24年8月期は、売上高7000億円(21年8月期は4900億円の見込み)、営業利益750億円(同490億円の見込み)が目標。既存店成長率は2%を目指し、店舗数は国内・海外合わせて現980店のところ、1300店に拡大する。

 日本の小売業で売上高が兆のケタに乗るのは、コロナ前の19年でもイオン、セブン&アイ・ホールディングスなど10社に満たない。堂前専務の古巣である「ユニクロ」のファーストリテイリングが2兆88億円(20年8月期)、ニトリホールディングスが7169億円(21年2月期)だった。堂前専務が掲げる売上高3兆円は、9年間で売上高を6倍に伸ばす野心的な数値目標だ。

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ゲオが原宿のど真ん中にオフプライスストア コロナを逆手に1兆円市場にリーチ

 ゲオホールディングス傘下のオフプライスストア、ラックラック(LUCK RACK)は7月22日、東京23 区で初となる「ラックラック 東急プラザ表参道原宿店」をオープンする。運営するゲオクリアの川辺雅之社長に、思い切った出店のわけなどを聞いた。

WWD:オフプライスストアは日本では郊外型が主流で、ラックラックも横浜の港北インター近くに1号店を出店した。今回、一気に2段、3段飛ばしで原宿のど真ん中にオープンした印象だが、その理由は?

川辺雅之ゲオクリア社長(以下、川辺):コロナの影響が大きい。原宿・表参道エリアでの退店は多く、また商品がプロパーで売れないことで当社への問い合わせが増えている。これらはいずれもラックラックにとってチャンスであり、逆に平時であれば考えられなかった。実際、中長期計画にも原宿・表参道エリアへの出店は含まれていない。

WWD:とはいえ、いずれは同エリアへの出店を考えていた?

川辺:考えていないことはなかったが、それは店舗数が100(表参道原宿店が13店舗目)をクリアし、世の中の認知度がもっと高まってからの想定だった。

WWD:具体的に何年先を想定していた?

川辺:ざっと5年後だろうか。しかし物件は水物、縁だ。これを逃したら次はないかもしれないと思い、またベストな立地だったため決断した。

WWD:それほどオフプライスストアに可能性を感じている?

川辺:オフプライスストア先進国のアメリカには、年間売り上げが4兆円を超える業態もある。また同国のオフプライス流通はアパレル全体の15%に達しており、日本でも同様に発展した場合、その規模は1兆円を超える。しかし、日本での認知はまだまだ低い。そのため、発信力のある若年層にリーチすべく、表参道原宿店の出店を決めた。ラックラックの既存店にはないラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドをそろえるなど、店づくりも工夫した。客単価も約2倍を見込んでいる。

WWD:ワールドやオンワード樫山、ビームスもオフプライスストアを運営するが、いずれもメーカーだ。一方で、メーカーでないゲオグループはオリジナル商材を持たない。商品はどう仕入れている?

川辺:供給元はメーカー7割、小売1割、仲介業者2割だ。2019年に1号店をオープンした際、取引企業は80だったが現在は250まで増えている。

WWD:その内訳は、ラックラック 東急プラザ表参道原宿店で扱う「バレンシアガ(BALENCIAGA)」や「ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)」「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」などラグジュアリーブランドでも変わらない?

川辺:その通りだ。

WWD:各ブランドが旗艦店を構える原宿・表参道エリアへの出店で、まわりからのアレルギー反応などはなかった?

川辺:賛否が5:5といったところか。ただ、かつては1:9だったので、風当りの変化を感じる。サステナビリティーへの関心、および社会的ムードの高まりに後押しされている。

WWD:EC化についても聞きたい。

川辺:オフプライス商材は一点物であり、ささげ作業に手間がかかる。EC化には設備投資や人件費などの維持費、送料もかかる。総合的なジャッジから、現在は考えていない。もちろんオフプライスストアの認知が高まり、市場が活性化されれば話は別だ。

■ラックラック 東急プラザ表参道原宿店
オープン日:7月22日
時間:11:00~21:00
定休日:不定休
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3 東急プラザ表参道原宿4階

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年52!? 「シーズン」がもたらすアンサステナブルなファッション 「私の33年目のサステナブル」 Vol. 20

世界で開かれるファッション・ウイークは、各都市年に2回ずつ。パリ、ミラノ、ロンドン、ニューヨーク、東京(他の都市でも行われている)”FASHION WEEK”。ビックメゾンやショーにこだわるブランドは、感染対策を講じながら今も開催し続けている。ファッション・フォロワーなら、業界人やインフルエンサーたちがこぞってSNSにアップするショーの様子を目にしているでしょう。

多くのブランドは、春夏と秋冬と1年を2つに分けているが、中には4つに区分しているブランドもある。今回のコラムは、その”シーズン分け”こそが、ファッション界が“アンサステナブル”になってしまった要因なのではないか?というお話。

中世ヨーロッパで男女がともにファッションを楽しむようになったのは、19世紀と言われている。特別な大富豪を除けば、高額ドレスやスーツは“お直し”しながら親から子どもへ受け継がれた。それは、日本でも同じ。着物は何度も“お直し”できて、子どもは親から受け継いだ。

だが20世紀に入ると、業界は“シーズン”を定めだす。年2回、もしくは4回のシーズン。そう、服に半年とか3カ月という3“賞味期限”を与えることにより、消費者に洋服を脱がせ、捨てさせ、購買意欲をかきたてることに成功したのです。流行り・廃りを明示し、「もう、これは前のシーズンのモノだから」と着づらくさせ、新しいものを求めさせる。売れ残りはセールでさばき、それでも残ったものは大量廃棄です。ちなみに、アウトレットで売っているものは元来セールの売れ残りでしたが、最近はアウトレット用に商品を生産しているブランドも多いと聞きます。

2018年頃までは、ホリデーやサマーなど、1年を6つに分けるブランドも少なくありませんでした。オーストラリアでは、毎月新作を発売するブランドにも出合いました。ファストファッションにおいては、シーズンを52に分けているところも……。一週間に一回のペースです。こうしてファッションに賞味期限を設けたことが、「ファッション界は、環境負荷をかけるトップランクの産業」と言われる一因なのです。

それでも最近は、素敵な未来も見えてきました。「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」のクリエイティブ・ディレクターに就任したダニエル・リー(Daniel Lee)は、「ジェンダーフリーを目指し、在庫を極力持たないためにシーズンレス」を掲げ、日々奮闘していることで認められてきたと聞き、「ついに変わってきたな!」とワクワクすることも多いんです。

ファッションを生物に変えてしまった私たち。けれど、そんな風に日々思いを巡らせる私自身、購買意欲をなくしてしまったわけでもなければ、ファッションが大好きで新しいモノが大好き(笑)!センセーショナルなモノが大好物です。私は、サステナブル・ファッションがセンセーショナルだから魅了されているのかも。シーズンに囚われるのではなく、自分のアイデンティティに合った服選びをすればいいだけなのです。

自分のアイデンティティを見つけるのは、とても難しい。でもわからないままだったり、アイデンティティ探しを楽しめなかったりすると、あなたも「シーズンごとに買わされるだけ」の浪費の多い人生になってしまいますよ!!

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「グッチ」が染めたピンク色の清水寺にセレブが大集結 よしミチ、MIYAVI、永山瑛太ら豪華な面々

 「グッチ」は7月18日、創業100周年を祝って、イタリア・フィレンツェと姉妹都市の関係にある京都市の清水寺で最新コレクション“アリア”を披露した。

 観光客らの参拝は、午後6時半に終了。そして午後8時には、清水寺はピンク色に染まった。“アリア”を紹介したムービーの冒頭に通じるカラーリングだ。経堂、本堂などはデジタルサイネージで彩られ、“アリア”コレクションに身を包んだマネキンが勢ぞろい。能楽師らの舞台が一夜限りのイベントを彩った。

 久しぶりの超ビッグイベントには、MIYAVIや鈴木えみ、永山瑛太、よしミチ兄妹ら、“アリア”コレクションをまとった多彩なゲストが勢ぞろいした。

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LVMHが「オフ-ホワイト」の株式60%を取得 ヴァージルと新ブランド立ち上げへ

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)は、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)が率いる「オフ-ホワイト ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH以下、オフ-ホワイト)」の商標を所有するオフ-ホワイト合同会社(OFF-WHITE LLC)の株式60%を取得した。取得金額は明らかにされていない。

 株式の残り40%は、引き続き「オフ-ホワイト」のクリエイティブ・ディレクターを務めるヴァージルが保有する。なお、同ブランドを擁するニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP以下、NGG)は、オフ-ホワイト合同会社とのライセンス契約に基づき、今後も運営パートナーとして「オフ-ホワイト」に携わる。NGGは、2019年にラグジュアリーECのファーフェッチ(FARFETCH)によって6億7500万ドル(約735億円)で買収されている。

 ヴァージルは、13年に「オフ-ホワイト」を設立。18年3月には、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ アーティスティック・ディレクターに就任した。今回の取引に加えて、LVMHとのさらなる協業についても合意しており、今後はLVMHと共に新たなブランドの立ち上げや、さまざまな分野のブランドとの提携などに取り組むという。

 ベルナール・アルノー(Bernard Arnault)LVMH会長兼最高経営責任者(CEO)は、「成功を収めているヴァージルとのパートナーシップを拡大することができ、大変うれしく思っている。『オフ-ホワイト』のさらなる成長を支援すると共に、当社との協業によって、ヴァージルがそのユニークな感性をラグジュアリー分野でより幅広く発揮することを楽しみにしている」と語った。

 マイケル・バーク(Michael Burke)=ルイ・ヴィトン会長兼CEOは、「ヴァージルは壁を壊し、非常に多様で包括的な哲学を表現することで、『ルイ・ヴィトン』に長く続く影響をもたらすと同時に、『ルイ・ヴィトン』のラグジュアリーな世界をより多くの人々に届けてくれた。これまで共に歩んできた道のりを誇らしく思っており、今後の新たな旅路についてもワクワクしている」と述べた。

 ヴァージルは、「(今回の取引を)心から光栄に思っている。ブランドとクリエイティブ・ディレクターの関係性にはさまざまなパターンがあるが、これは全く新しい形だ。私に幅広い才能があると信じ、ファッションショーという枠に収まらない提案ができる現在の立場に至るまで私を育ててくれた、ベルナールとマイケルに感謝している」と話した。

 今後どのような分野を手掛けたいかについて、ヴァージルは、「ホテルなどのホスピタリティー分野や、ジュエリーなどに関心がある。また、以前からファッション、アート、カルチャーの融合に興味を持っているので、そうした面でも新たな分野に踏み出す機会になると思う」と説明した。

 バーク会長兼CEOは、LVMHが以前からオフ-ホワイト合同会社の少数株式を保有していたことを認めたものの、その取得時期や持ち分については開示しなかった。19年1月には、LVMHがNGGへの出資に向けて水面下で話し合いをしていると一部で報じられたが、その後の経緯については明らかにされていない。同氏は、「ヴァージルとの取引により、NGGとの関係ができて非常にうれしく思っている。彼らは『オフ-ホワイト』を傘下に収め、同ブランドを成功へと導いた。そうした主要なパートナーを変更する必要があると考えていたら、今回の取引はしなかっただろう」と述べた。

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NEW ARRIVALS! FALL & WINTER 2021

 こんにちは。

梅雨が明けて、青空がひときわ爽快に感じられますね。

バーニーズ ニューヨークの各フロアには、2021年秋冬シーズンアイテムが続々到着しています。

今日は銀座本店の店頭ディスプレイとともに、新着アイテムをご紹介します。

 

ウィメンズフロアには人気デザイナーブランドの新作が並んでいます。

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<ジル サンダー>からは、デイリーユースに取り入れやすいベーシックカラーのアイテムがラインナップ。

 

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色味がきれいなこちらのニットは<イザベル マラン エトワール>のもの。

モヘア素材でやわらかな着心地です。

 

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色鮮やかな<オーラリー>のニットは、大きめな襟が特徴。

1枚でも着ていただくのはもちろん、インナーとしてもお使いいただけます。

 

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レトロチックなプリントのセットアップは<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションのアイテム。

秋の装いを華やかに演出します。

 

バッグやシューズにも新作アイテムが到着していますよ!

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<ザ ロウ>の洗練されたミニマルなバッグはお仕事バッグにもおすすめ。

スエード素材のポーチはバッグインバッグとしても活躍してくれます。

 

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リサイクルキャンバス素材を使用した<アニヤ ハンドマーチ>のトートバッグは収能力たっぷり!

ハンドルが2WAY仕様なので、使い勝手も良いです。

 

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カジュアルなコーディネートをクラスアップしてくれる

上質なショートブーツもご紹介しております♪

 

メンズフロアにも注目の新作アイテムが続々到着。

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<ヴァレンティノ>からはデイリーに活躍してくれそうなシャツやアウターがラインナップ。

いますぐ使えるTシャツもございます。

 

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<モンクレール>のロングTシャツはシンプルながら上質さが際立つアイテム。

ブランドのアイコンがスタイリングのポイントになりますよ。

 

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<カラー>の新作アイテムは、ブランドらしいユニークなデザイン。

個性的なトータルコーディネートが叶います。

 

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<ラルディーニ>のジャケットは秋めいた上品な色合い。

大人っぽく落ち着いた雰囲気で、コーディネートが引き締まります。

 

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<フラテッリ ルイージ>は、2021年秋冬シーズンからバーニーズ ニューヨークに初登場するニューブランド。

色・柄のバリエーションを豊富にご用意しておりますので、お気に入りの一本を見つけてください!

 

明日からの4連休はおうちで過ごされる方も多いのではないでしょうか。

オンラインストアでも秋冬シーズンの新着アイテムをご紹介しておりますので、

ぜひご自宅でもショッピングをお楽しみくださいね。

 

WOMEN’S

https://onlinestore.barneys.co.jp/women/women_new_arrival/

 

MEN’S

https://onlinestore.barneys.co.jp/men/men_new_arrival/

 

※店舗によりお取扱いアイテム・ブランドが異なります。詳しくはおたずねください。

 

「ギャップ」が販売スタッフを募集 副店長候補としての業務を担う

 モダンな“アメリカンカジュアル”を提案するギャップジャパン(GAP JAPAN)は、店舗マネージャーを募集する。「ギャップ」などの店舗で副店長候補としての業務を担う。販売・接客に加えて、在庫管理や売り上げ管理などを通して店舗全体を監督する。お客さまや市場の動向を探りながら、ディスプレイの作成やスタッフ対応といった戦略を立てる。それらを店長に報告し、ともに店作りのアイデアを実現していけるポストだ。店舗状況も読み取って適切な人材配置も行う。

 店頭では多くのアルバイトスタッフをまとめるリーダーとして活躍できる。スタッフの年齢層は18〜70代半ばと幅広い。売り上げ目標は社員とスタッフを含めた全員が把握し、個人ノルマは設けない。お互いに意見も出し合い、コミュニケーションを深めながらチームワークを大切にした環境での勤務となる。希望や意欲に合わせた教育でキャリアアップにも挑戦できる。

募集職種
店舗マネージャー

雇用形態
正社員、契約社員
※雇用形態はご希望を考慮の上、選考により決定
※正社員登用制度あり

応募条件
何らかの販売・接客の経験をお持ちの方
※社員としてではなく、アルバイトでの販売・接客経験のみでも可

学歴不問
業種未経験、第二新卒、歓迎

勤務地
ギャップアウトレット 佐野プレミアム・アウトレット店:栃木県佐野市越名町2058
ギャップストア くずはモール店:大阪府枚方市楠葉花園町15−1
ギャップストア イオンモール高岡店(ギャップキッズ・ギャップベビーオンリーストア):富山県高岡市下伏間江383(契約社員)

※成長、スキルアップ次第で全国の店舗での勤務も可能
※U・Iターン歓迎
※マイカー通勤可(店舗による)

給与・待遇
【正社員】
年俸制274万円~

【契約社員】
時給980円~
※あくまでも最下限の金額です。経験を考慮します
※各都道府県の最低賃金を割ることはありません

年収例
年収350万円/28歳(入社5年・副店長候補)
年収450万円/37歳(入社8年・副店長)
年収720万円/42歳(入社15年・店長)

勤務時間
シフト制(実働8時間)
(例)8:00~17:00/14:00~22:00

※残業は月15時間以下

休日休暇
<年間休日120日>
完全週休2日制(シフト制)
有給休暇
慶弔休暇
産前・産後・育児休暇(※取得実績あり、また取得後復帰している社員も多数います)
介護休暇

※長期有給休暇の取得が可能
※年に2回、5日以上の長期休暇が取得可能

福利厚生
昇給年1回(4月)
交通費支給(半年間で上限18万円)
社会保険完備(雇用・労災・健康・厚生年金)
時間外手当(全額支給)
企業型確定拠出年金(正社員のみ適用)
従業員割引制度
マイカー通勤可(店舗による)
出産・育児支援制度(ベビーシッター割引など)
時短勤務OK
オフィス内禁煙・分煙
※女性管理職も増え、キャリアアップやあなたらしい働き方をかなえる環境あり

社内資格・教育制度
・「ギャップ」の社内資格
デニムエキスパート:デニムの知識が豊富なスタッフに、テスト合格で認定バッジを進呈
ベビー向け商品アドバイザー:デザイン性が高く、人気のある同商品に詳しいスタッフを認定

※各ブランドの特徴に応じて、多様な取り組みを実施

応募期間
8月22日まで

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匠大塚「全国の百貨店から声がかかっている」 池袋東武に大型店を22日オープン

 東武百貨店池袋本店は21日、「匠大塚 池袋東武店」を22日の開店に先駆けて関係者に公開した。5階の紳士服フロアに1200平方メートルの売り場を設け、ソファ、ベッド、ダイニングテーブル、イス、絨毯、カーテンなど国内外の高級家具を1000点以上そろえる。

 池袋本店はこれまでも催事で何度か匠大塚と取り組んできた。執行役員の川村徹・賃貸事業部部長は「催事での反響が大きかった。常設の大型店によって百貨店に来なかったお客さまを呼び込みたい」と話す。池袋本店では6階に「ニトリ」も入っている。同じ家具・インテリア専門店でも対照的な両店の比較購買が可能になる。

 匠大塚は、大塚家具の創業者・大塚勝久氏が2015年に勃発した長女・久美子氏との主導権争いに敗れて、退場したのを機に設立した。その後、久美子氏が率いる大塚家具は業績悪化に歯止めがかからず、家電大手のヤマダホールディングスの傘下に入った。久美子氏は20年末に社長を退任している。

 一方、匠大塚は出店が軌道に乗りつつある。20年には東急百貨店吉祥寺店、21年4月には渋谷の東急百貨店本店、5月には金沢の大和に出店した。売り場面積2万7000平方メートルの春日部本店(埼玉県)、青山店(東京都)以外の4店舗は百貨店への出店になる。百貨店の店舗は現在まで400平方メートル以下の小型店ばかりで、池袋東武店は初の大型店だ。

 匠大塚の勝久会長は「百貨店は前の会社(大塚家具)と共通のお客さまが多い」とポテンシャルを強調する。家具・インテリア売り場を自前で運営できる百貨店は少なくなっており、高級家具のMDに強い匠大塚は魅力的に映る。長男の勝之社長も「今は全国の百貨店から声がかかっている。社内の体制が十分ではないため、すぐに出店拡大とはいかないが、念願の大型店である池袋東武店で実績を作り、今後につなげたい」という。

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「ラッシュ」がデリバリーサービス「ウォルト」と提携 30分で製品を配達

 「ラッシュ(LUSH)」は7月21日、デリバリーサービス「ウォルト(WOLT)」と提携し、全国5都市9店舗で配達サービスを開始した。注文から30分程度で製品を届ける。なお、デリバリーサービスと化粧品ブランドの協業は国内初だ。

 対象になるのはスキンケアやボディーケアをはじめとした合計113種類の製品で、新宿店、渋谷駅前店、原宿店、上野マルイ店、心斎橋店、大阪梅田店、広島本通り店、福岡パルコ店、札幌パルコ店で提供。同サービス限定のスペシャルセットも用意する。

 また、7月14日からは製品と生花をフレッシュな状態で届けるサブスクリプションサービス「フレッシュ&フラワーボックス」(税込5000円)の登録受付も開始した。新鮮なフルーツや野菜、摘みたての花やハーブなどを使ったスキンケアアイテムと、四季折々のオーガニックフラワーを積み合わせたボックスだ。毎月異なる内容になっており、製品を製造してから48時間以内に配送する。

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「オニツカタイガー」がeスポーツ世界大会に参画 山下智久によるゲーム動画シリーズも

 日本発のファッションブランド「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、eスポーツの世界大会「インテル・ワールド・オープン(IWO)」の公式パートナーに就任した。年齢や性別、国籍、障害の有無を超えて愛されるeスポーツを支援し、インクルーシブな社会の発展を推進する。公式パートナーとして「インテル・ワールド・オープン」のオフィシャルユニホームを制作したほか、ユニホームのレプリカTシャツ(税込1万1000円)をブランド公式サイトで販売。さらに、山下智久を起用したユーチューブ動画シリーズも始動させる。

 eスポーツの普及を目指し、山久智久を起用したユーチューブ動画シリーズでは、eスポーツ初心者の山下が幼少期にプレーしていた「ストリートファイター」に再チャレンジする企画や、大会優勝者にインタビューする動画などなどさまざまなコンテンツを用意する。ブランド公式チャンネルで順次公開していく。

 ユニホームは、ブランドアイコンのトラックスーツをはじめ、TシャツやロングスリープTシャツ、「インテル・ワールド・オープン」の競技である「ストリートファイター」「ロケットリーグ」をイメージしたシューズなど全6型を制作。黒を基調に、大会ロゴやブランドロゴ、eスポーツをイメージしたグラフィックなどを落とし込み、競技を楽しむための快適性を取り入れている。

問い合わせ先
オニツカタイガージャパン
0120-504-630

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三陽商会「クレストブリッジ」が復調へ手応え 2021-22年秋冬は「強さのあるデザイン」を追求

 三陽商会の「クレストブリッジ・ブルーレーベル/ブラックレーベル(CRESTBRIDGE BLUE LABEL/BLACK LABEL)」が復調している。緊急事態宣言期間を除いた3〜4月は、国内客の売上高が19年同月実績を上回った。2021-22年秋冬からは、この間の好調要因である「デザインに強さのある服」(江角泰俊クリエイティブ・ディレクター)をさらに強化すべく、同氏の名を冠した新ライン“ブルーラボ/ブラックレーベル:エズミ(BLUE LAB/BLACK LABEL EZUMI)”をスタートする。

 ウィメンズの「ブルーレーベル」のメインラインの新作は、ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート美術館がデザインの着想源。シグネチャーのタータンチェックに異なる柄の別布を重ねたキルトスカート、ボリュームスリーブのニットカーディガンなど、オーセンティックなデザインをベースにひねりを加えたアイテムがそろう。メンズの「ブラックレーベル」では、従来のスポーツテイストにアウトドアやミリタリーの要素を融合させた。

 就任から1年が経ち、「自分の掲げてきたデザインやブランド戦略がいい方向に向かっているという手応えが出てきた」と江角氏。異素材使いや配色などを従来より大胆にし、「大学生っぽいイメージから離れ、アーバンなイメージを研ぎ澄ませた」ことが新客を取り込み、顧客の目にも新鮮に映った。

 パッと目に映えるデザイン性はSNSなど発信面にも寄与した。昨年10月にオープンした原宿旗艦店から計8回にわたって発信したインスタライブも、一定の反響を得た。「放送終了後、全国各地のお客さまからのお問い合わせの電話が鳴り止まないこともあった」。

 “ブルーラボ:エズミ”は「(メインラインと比較して)よりコンテンポリーでラグジュアリーな雰囲気を加えた」という17型をラインアップ。英国のトラッドなコートをベースに腕部分をMA-1ジャケットに切り替えたアウター(4万9500円)、併せて着用するとロングトレンチコートのように見えるショートジャケットとワンピースのセット(6万1600円)、5通りの着こなしに対応するスカート(3万5200円)などをそろえる。“ブラックレーベル:エズミ”は、キルティングやボアなどを随所に用いて遊び心を効かせた。

 「お客さまに求められるためには、他にない“強さ”を持ったデザインが必要だ」と江角氏は強調する。これは現状のマーケットにおける差別化だけでなく、アフターコロナも見据えての戦略でもある。「ワクチンの接種が始まり、観光客が戻ってくる日もそう遠くない。その時、(観光客に)しっかりと刺さるものを店に並べておけるかが勝負になる」。

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語るのは美ではなく「希望」 「KANEBO」が「希望よ、動き出せ。」に込めた想い

 「カネボウ(KANEBO)」は2020年春、美ではなく、希望を語るブランドとしてリブランディング。同年1月に放映したTVCMは、ブランドメッセージの「I HOPE.」を楽曲「唇よ、熱く君を語れ」にのせて発信し、大きな反響を呼んだ。そして今年、「一人一人のポジティブな面を引き出す力として、化粧品も存在したい」(内河昌恵ブランドマネジャー)という思いを込めて作成した新TVCMは、「希望よ、動き出せ。」とのメッセージを伝えるべく、今なお様々な制約を伴う中で生きる世界各都市の人々の、自然でポジティブな表情を切り取っている。新TVCMは、7月18日に放映をスタート。このメッセージに込めた想いや願いとは何か?内河ブランドマネジャーに聞いた。

語るのは美ではなく、「希望」

WWDJAPAN(以下、WWD):親しい人と共に過ごす時間、自分の好きなことをして過ごす時間だからこそ発露した感情や表情を綴った印象深いTVCMだった。6、7月に世界中で発表されているコレクションから垣間見える、「楽しい時間が待ち遠しいんだ」「そろそろ、楽しいことを想像していいんだ」「そんな時、ファッションやビューティは元気の源になるはずなんだ」というデザイナーの想いともシンクロしている。この新TVCMに込めた想いは?
内河昌恵「カネボウ」ブランドマネジャー(以下、内河):今はまだ、さまざまな不安が世界を覆っているかもしれません。でも私たちも「いつかきっと、前を向けるタイミングが来る」と信じています。そしてその時は、化粧品も一人一人に寄り添い、後押しできるはず。「一人一人のポジティブな面を引き出す力として、化粧品も存在したい」という思いを込めて製作しました。ポジティブなムードを表現したい、でも、それを勝手に押し付けてはいけない。そのバランスやメッセージ、放映時期については状況も鑑みながら、考え抜きました。メッセージは、100以上考えたんです。

WWD:ポジティブなメッセージさえ「押し付けてはいけない」という姿勢にも共感を覚える。先日、Z世代のKOLが「“能動的に受け身になる”こと。ブランドは消費者に何か聞かれた時、初めて選択肢を提示するくらいの心構えが大事」と教えてくれた。「ポジティブな気分になりたくなったら、化粧品もあるよ」というムードは、今の時代感にマッチしている。
内河:「希望を持つこと」を押し付けたくはありません。でも希望があると、苦しい時、心がふっと軽くなることがあります。私たちは、それぞれが意志を持って歩き出す時が来ることを信じています。そして、そんなとき化粧品も、その人に寄り添い、ポジティブな力を引き出すことができる存在でありたいと思っています。そんな想いを込めているんです。

「一番ポジティブさが伝わる」のは
口紅

WWD:コロナ禍の撮影で苦労したのは?
内河:多様な希望の形を表現したかったので、世界各都市の生活そのものを切り取り、真実で自然な笑顔からポジティブな生命力が溢れる瞬間を紡ぎました。もちろん現地には赴けなかったので、各都市をオンラインでつなぎ、ミーティングを行いました。でも、「親密な人との絆」や「心の発露」そして「遊び心」などをポジティブな要素として組み合わせたいとの想いは、各都市の監督を含め、多くの方に共鳴いただけました。

WWD:カラーメイクの中では、口紅をフォーカスしている。正直、コロナ禍の今は一番苦戦しているアイテム。でも、コロナの収束が見えてきたアメリカではネットでの検索数が大幅に伸びているアイテムとも言われている。口紅は、希望の象徴として選んだ?
内河:「一番ポジティブさが伝わるのは、どのアイテムなんだろう?」と考え、口紅を選びました。幼い頃、お母さんの口紅をこっそり使ってみた時のいたずらしているような遊び心。初めて塗った時の、ちょっと背伸びしているようなドキドキ感。そして今も、自分にとって新しい色を塗るときに感じるワクワク。単純に唇に色をのせるという特性だけを表現するのではなく、子どもが手に持つ、空間に色をのせる、ワクワクするようなアートワークが流れ出すなど、希望の象徴としてさまざまな描き方をしました。

カネボウ化粧品は長年、
強く美しく生きる人を応援

 WWD:そもそも昨年、美ではなく、希望を語るブランドとしてリブランディングした背景は?
内河:世界には、モノや情報があふれています。でも、私たちは幸せなのでしょうか?もちろん希望もありますが、一方で閉塞感を覚える機会も多く、将来に不安を感じている人も多いのでは?正直「希望がある時代」ではなく、「希望が必要な時代」なのかな?と思うんです。

WWD:同時に多様性が叫ばれ、それぞれが、それぞれの「自分らしさ」に自信をもって生きていく時代になっている。
内河:おっしゃる通りです。お化粧は身だしなみや欠点をカバーするものととらえられてきましたが、これからは一人一人の個性を讃えたい。カウンセリングなどの丁寧なコミュニケーションを通じて、それぞれの美はもちろん、希望まで引き出せるブランドになりたいと思いました。そんな風に思っていたら、カネボウ化粧品は元来、人々を応援するメーカーだったことに改めて気づいたんです。例えば今から40年以上も昔の1979年には全国紙の新聞広告で、来日したサッチャー首相(当時)を歓迎する気持ちに今後の女性像を重ね合わせ、「これまでの女性像を超えて社会的にも目覚ましい活躍をしてほしい」というエールを日本の女性たちに送っています。強く美しく生きる人たちを応援し続けているんです。希望を見出すと、気持ちが、行動が変わる。そのパワーは社会まで変える力になると思っています。「I HOPE.」という言葉には、私たちの、そんな希望も込めています。

WWD:勇気ある想いの発信は、消費者にも伝わっていると思う?
内河:リブランディング当初から「化粧品ブランドが、ここまで言ってくれるのか!」というお声をいただいています。徐々に幅広いお客様にも受け入れられるようになってきました。私たちの想いを形にした製品の指名買いも増えています。

個性を引き出し、
加速させる製品を

WWD:想いは、コミュニケーションだけじゃなく製品にも詰め込んでいる?
内河:秋にむけて発売する「スマイル パフォーマー」はその名の通り、笑顔を呼び覚ますようなシートマスクです。コロナ禍により、マスクをつけて過ごす日が増え、笑顔が減り、無表情な時間が増えたことに着目して誕生しました。シートマスクが、頬と口角、フェースラインをこめかみに向かって引き上げて、「笑顔」を形作り、さらに気分まで引き上がることを目指して開発しました。うるおって、ハリとツヤに満ちた肌に導いてくれます。さらに内側にある強さや気高さを引き出すような血色カラーで、ケアまで同時に叶えるリップ、影色を仕込むことでなりたい印象を自在に操るアイブロウシリーズなど、何かをカバーしたり、覆い隠すのではなく、その人らしさを引き出し、高めていくための製品づくりを心がけています。

問い合わせ先
カネボウインターナショナルDiv.
0120-518-520

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「マルジェラ」と「フェンディ」は映像で世界観を巧みに表現 ドキドキワクワクのクチュール初体験記 Vol.4

 こんにちは〜、WWDJAPANヨーロッパ通信員の藪野です。あっという間にオートクチュール・ファッション・ウイークも最終日。期間中は微妙に肌寒い曇り続きでしたが、なんとか最終日まで大雨は降らずにもってくれました。今日は、ショールームやプレゼンテーション回り。これまでのファッション・ウイークだとふらっと立ち寄れたのですが、今回はコロナによる制限もあって、ほぼすべてが事前アポ制です。これまたスケジュール調整が大変であまり詰め込む訳にもいきませんでしたが、夜のフライトでベルリンに戻るまでガッツリ取材してきます!

8日12:00 ジュリー ドゥ リブラン

 朝からパッキングとチェックアウト、そして薬局で帰国に必要な抗原検査を済ませていたので、遅めのスタート。まず、「ジュリー ドゥ リブラン(JULIE DE LIBRAN)」のプレゼンテーションにお邪魔しました。植物が生い茂る小さな中庭で行われていたのですが、ちょうど晴れ間が見えて、心地よい気が流れる空間でした。ジュリーは2019年3月まで「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」のクリエイティブ・ディレクターを務めていましたが、退任後に自身の名を冠したドレス中心のブランドを設立。今季で4シーズン目になりますが、過剰な在庫を抱えないために受注生産型にしているそう。提案するのも、いわゆる豪華なクチュールドレスではなく、日常に少し特別感を加える服というイメージです。

 今シーズンは、これまでに制作したデザインを出発点に、長年付き合いのあるフランス国内の小さなアトリエとの取り組みにフォーカス。中には過去のコレクションのアイテムに職人の手でアレンジを加えたものもあり、素朴なイギリス刺しゅうやキラキラしたビジュー装飾がポイントになっています。また、次世代に技術を継承していくことも重要と考えるジュリーは現在、マランゴーニのパリ校で教鞭をとっているのですが、コレクション制作には刺しゅう職人から指導を受けた学生も関わったそうです。

8日13:00 アエリス クチュール

 お次は、“サステナブルなアート・トゥ・ウエア”を掲げる「アエリス クチュール(AELIS COUTURE)」。ジョン・ガリアーノ(John Galliano)時代の「ディオール(DIOR)」などでキャリアを積んだイタリア人女性デザイナー、ソフィア・クロチアーニ(Sofia Crociani)によるブランドです。コレクションには、ビンテージウエアもしくは環境に配慮されて作られた素材のみ使用しているので、立ち上げ当時の17年は生地を見つけるのが大変だったそう。ですが、それから数年で素材メーカーの姿勢は大きく変わり、今ではずいぶん選択肢が広がったといいます。今回はイタリア製のシルクやコットンを中心に使い、ドレープを生かしたドレスを制作。トスカーナの雄大な草原で自然との共生を感じさせる映像を撮影しました。

 また今シーズンは、新たにNFT(Non-Fungible Token、非代替性トークン)にも取り組み、コレクションの中のドレス1着がNFTとリンクしているとのこと。「サステナブルな未来へと歩んでいくには、伝統的な技術を守ることだけでなく、クリエイティブな表現に新しいテクノロジーを活用していくことも重要」と話していたのが、印象的でした。今後は、クチュールも現実だけでなく、バーチャルの世界へと広がるかもしれません。

8日14:00 シャルル ドゥ ヴィルモラン

 ランチを食べる暇もなく向かったのは、「シャルル ドゥ ヴィルモラン(CHARLES DE VILMORIN)」のプレゼンテーション会場であるバカラメゾン パリ。コロナ禍に自身のブランドを立ち上げ、「ロシャス(ROCHAS)」のクリエイティブ・ディレクターにも抜擢された24歳のシャルルとは、どんな人物なのか気になります。会場で迎えてくれた彼は、物静かで繊細な雰囲気の青年。すらっとした長身で、過去にモデルをしていたというのも納得です。

 コレクションはと言うと、先シーズンの鮮やかな色を組み合わせたカラフルなクリエイションから一転、今季はほぼ黒一色にフォーカスしています。その理由を尋ねると、「カラフルな服を作るのは好き。だけど、そのイメージがブランドについてしまう前に、黒のコレクションで自分の異なる側面を見せたかった」そう。植物のような造形や大きなフェザー、プリーツを取り入れたドレス中心のコレクションからは、「アダムスファミリー(The Addams Family)」や「マレフィセント(Maleficent)」のようなダークでミステリアスな雰囲気が漂います。ディテールを見るとちょっと粗い部分があり、コスチュームっぽい印象も否めないのですが、今後に期待したい次世代のクチュールデザイナーです。

 今は、9月のパリ・ファッション・ウイークでの「ロシャス」のデビューショーに向けて準備を進めているそう。さらに、「自分のブランドのショーも開きたいし、ゆくゆくは自分のブランドのプレタポルテも始めたい」と意欲的なシャルルでした。

8日14:30 フェンディ

 車で移動中にデジタルで発表された「フェンディ(FENDI)」の映像をチェック。小説家ヴァージニア・ウルフ(Virginia Woolf)の「オーランドー(Orlando)」から着想したコレクションで1月に注目のクチュールデビューを果たしたキム・ジョーンズ(Kim Jones)は、どんなコレクションを見せてくれるのでしょうか。

 今季の出発点は、ローマの映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)の詩情あふれる作品。その世界を通して、フェンディの本拠地であるローマを探求したようです。「パゾリーニは近代化していくローマを目の当たりにした。時代をつなぎ、古きものと新しきもの、過去と現在を結びつけること、そこにこそ私は興味を引かれる」とキムが語るように、コレクションのポイントは異なる時代を重ね合わせるような手法です。例えば、1800年台半ばや1920年代に作られたドレスのファーやファブリックをスキャンして、シルクジャカードで表現。カットアウトやクリスタルビーズの刺しゅうを施し、新たなアイテムを生み出しています。また、「フェンディ」の象徴でもあるファーアイテムは、大半が再生されたものを使用しているそうで、タイルのような小さなファーパーツを並べたデザインも印象的でした。

 映像のセットに見られるアーチは、ブランドの本社を構えるイタリア文明宮を想起させますが、その形状はシューズのヒールにも。こういうキャッチーなアイデアを入れてくるところが、キムらしいですね。シルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)の娘であるデルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が手掛けるジュエリーには、手彫りしたイタリア産大理石やマザーオブパールのモザイクが用いられています。

 ちなみに美しい映像は、映画「君の名前で僕を呼んで(Call Me By Your Name)」や「ミラノ、愛に生きる(Io sono l'amore)」で知られるルカ・グァダニーノ(Luca Guadagnino)監督が手掛けたもの。スローなカメラワークや意味深にカメラを見つめるモデル、神秘的かつ壮大な音楽でノーブルな雰囲気を演出しつつ、クローズアップを効果的に取り入れることで贅を尽くした服のディテールを伝えています。

8日15:00 エリー サーブ

 最後のアポは、レバノン・ベイルート発の「エリー サーブ(ELIE SAAB)」。2月中旬〜3月初旬に発表された2021-22年秋冬のプレタポルテで台頭した“オプティミスティック(楽観的で前向きな感覚)”で明るい未来への希望を込めたようなクリエイションは、クチュールでも顕著で、こちらもテーマは“希望の芽(Bud of Hope)”でした。ただ新型コロナウイルスだけでなく、20年8月に起こったベイルート港の巨大爆発事故による被害などレバノンが抱える苦難を乗り越えた先をイメージしたそうです。

 「エリー サーブ」のクチュールといえば、やはりレッドカーペットにも度々登場する装飾たっぷりの華やかなイブニングガウン。今季はテーマにちなみ、クリスタルやスパンコール、パール、刺しゅう、立体モチーフ、ラッフルなどさまざまな手法で咲き乱れる花を表現していました。63ルックあるコレクションはすべてベイルートのアトリエで仕上げて、パリに持ってきているそうです。

8日16:00 メゾン マルジェラ

 「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」は、デジタルでの発表と同時にシャンゼリゼ通りの映画館で上映会を開催したのですが、僕はフライトの時間が変えられなかったので諦めてオルリー空港へ。タクシーの中で見ようと思っていたら、今回も超大作のようで、めちゃくちゃ長い!なんと、まさかの1時間超え!!ということで、ベルリンに戻ってから家のテレビでじっくり拝見しました。

 「ア フォーク ホラー テール(A Folk Horror Tale、ホラーな民話)」と題された映像の冒頭の19分間は、今回もジョン・ガリアーノが今シーズンのクリエイションの背景について、饒舌に語ります。これは、もはや立派なドキュメンタリー作品!と思って見ていたら、そこからはジョンがコンセプトと脚本を手掛け、フランス人映画監督のオリヴィエ・ダアン(Olivier Dahan)が監督を務めた作品がスタート。フランス国内最大級のLEDスクリーンで仮想空間を作り出し撮影されたという同作は、昔の漁村のようなシーンから始まり、ミステリアスでSFホラーのようなストーリーが展開していきます(ネタバレになるので、気になる方はぜひ映像をご覧くださいね)。正直、1時間以上ある映像は、たとえファッション好きでもすべての人が見るわけではないと思います。ですが、コレクションの背景にこれだけのエピソードがあることを知り、その世界観に浸るということを、望む人全員が体験できるというのは、デジタル発表ならではですね。

 コレクションは、時の経過とともに魂が吹き込まれてきたものに敬意を表したもの。ジョンは歴史が染み込んだ年代的なものに宿る安心感や信頼性に現代の若い世代の切望や憧れの要素を見出し、それをアトリエの手仕事を生かして表現しています。例えば、穴の空いたセーターを修繕するように昔の新聞を刺しゅうしたり、チャリティーショップで売っているようなさまざまな人の記憶が宿るバンダナやエプロン、ウエアなどをパッチワークしたり。また今季は、「水分を絞り取る」という意味を持つ“エソラージュ(Essorage)”を新たなテクニックとして採用。8〜12倍に拡大したアイテムに酵素加工とストーンウオッシュ加工を施すことで、サイズを縮小させるとともに色や質感を変え、時の経過によってもたらされる着古した感覚を表現しているそう。実際のビンテージアイテムをアトリエが修復・復元したピースが今季も登場します。

 今回、パリでの現地取材を通してあらためて実感したのは、現代のクチュールはただ華やかな装飾があしらわれたドレスやフォーマルウエアだけではないということ。その解釈は広がり続けていて、共通しているのは、創造性の自由とモノづくりにおけるあらゆる要素を徹底的に追求できる“ぜいたくさ”だと思います。そこには、やはりファッションの“夢”や“真髄”があります。また縁遠いと思いがちなクチュールの世界ですが、芸術や文化としての価値は高く、実際にオーダーする顧客ではなくても見るものを引きつける魅力があると感じました。

JUN YABUNO:1986年大阪生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションを卒業後、「WWDジャパン」の編集記者として、ヨーロッパのファッション・ウィークの取材をはじめ、デザイナーズブランドやバッグ、インポーター、新人発掘などの分野を担当。2017年9月ベルリンに拠点を移し、フリーランスでファッションとライフスタイル関連の記事執筆や翻訳を手掛ける。「Yahoo!ニュース 個人」のオーサーも務める。20年2月からWWDジャパン欧州通信員

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「アタッチメント」創業デザイナーの熊谷和幸が退任

 メンズブランド「アタッチメント(ATTACHMENT)」創業者の熊谷和幸が、2022年春夏シーズンをもってデザイナーを退任する。ブランドは継続し、22-23年秋冬シーズンからは榎本光希「ヴェイン(VEIN)」デザイナーが後任として引き継ぐ。同ブランドは退任の理由について「昨今のファッション業界を取り巻く状況も踏まえ、新しい世代へ継承していくことでブランドの活性化を促し、ブランドの新しい一歩を踏み出すタイミングとして退任の決断に至った」とコメントした。熊谷は退社予定。また自身の名を冠した「カズユキ クマガイ(KAZUYUKI KUMAGAI)」を22年春夏から休止するため、運営会社のアタッチメントは今後「アタッチメント」「ヴェイン」、ウィメンズの「ファモン(FEMMENT)」の3ブランド体制となる。

 「アタッチメント」は、イッセイ ミヤケなどで経験を積んだ熊谷が1999年春夏シーズンにスタート。素材感にこだわったシンプルなデザインからにじみ出す強いクリエイションが持ち味だ。2017年には繊維専門商社のヤギがアタッチメントの全株式を取得し、子会社化していた。現在は東京の表参道ヒルズやギンザ シックス(GINZA SIX)、名古屋、新潟に直営店を構えるほか、海外でも20前後のアカウントに卸している。

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百貨店にはまだまだ可能性がある! 「今週の特集お届け隊」2021年7月19日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年7月19日号からの抜粋です)

本橋:今回で僕は3回目の百貨店特集でした。このコロナ下の苦しい状況とあって、百貨店の社長たちもあまり多くを語りたがらないだろう。でも現場の社員となら、腹を割って、もうちょっと先の未来のことも話してもらえるのでは?と考えたのが、この特集の出発点でした。

林:社長の話だけだとどうしても大所高所の話になってしまうからね。実際、この変わり目の時期に現場のスタッフがどう奮闘しているかが見えてきて、面白かった。今回登場した人たちはおそらく百貨店の10年後、20年後を担っている人たちで、改めてユニークな人材を抱えていると感じたね。

本橋:はい。若手と社長をつなぐ企画になりましたし、僕が1対1でインタビューするよりも、社長の本音やパーソナリティーが引き出せたという手応えがありました。

林:何が一番印象的だった?

本橋:高島屋の橋祐介M D本部バイヤーが「循環型売り場を常設化したい」と明かしたときに、「それはやらなければならないことだ」と村田善郎社長が応じていて。橋さんの心の底にあった思いが、取材を通じて実現に近づけられたことがうれしかったです。

林:僕は百貨店の最大の強みは、お客さんとのつながりだと感じた。百貨店のお客さんのロイヤルティーの高さといったら他の小売業やE Cモールがうらやむほどだと思う。その財産にどうデジタルを活用するかがカギ。三越伊勢丹H Dは外商とバイヤーの融合の話だったが、顧客に販売員だけでなく、バイヤーまでつなげていこうという流れはすごく象徴的だと思った。EC企業ではできないことだし、外商以外の人もそういう動きをするようになると可能性が広がると感じた。

本橋:僕もデジタル化の先に何があるのか、巨大ECモールとどう戦うのかと思っていたのですが、決め手はやはり“人”なんだなと。

林:緊急事態宣言で休業を余儀なくされ、明らかに割を食っている中で、今まで以上に危機感が強いし、「百貨店とは何だろう」と向き合っている。そんな中で本質が見えてきているようだね。

本橋:そう思います。今後も盛り上げていきたいです!

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「ハンバーグ・ステーキチェーンとは呼ばないで欲しい」創業38年、宮崎発「平家の郷」

 ハンバーグ・ステーキチェーンが乱立する昨今、これらのチェーンとは一線を画す存在でありながら、決して目立つようなステーキやハンバーグではないけれども、そこにプライドを持って一つ一つ手を抜かずに作り続けているのが「平家の郷」である。和食レストランを連想させるような店名ではあるが、霜降りハンバーグと宮崎牛ステーキの専門店である。
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「名ばかり1部上場」を減らす「東証プライム市場」改革。「内定」のお墨付きをもらった企業の「はしゃいだ」リリース相次ぐ

 外食上場企業から「新市場区分『プライム市場』適合に関するお知らせ」というリリースが次々出ている。「プライム市場」とは何だ? そして、リリースを出している企業を見ると一つの傾向があった。
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