古着やデッドストックアイテムのリメイクを中心とした一点モノのブランド。植木沙織デザイナーが1着ずつ素材を選んでおり、愛情を感じるモノ作りが魅力です。私のお気に入りのルックは、ロングヘアが美しいメンズモデルのKEITAが着用していた、パールを施したジャケットとショートパンツのセットアップ。「ミキモト(MIKIMOTO)」と「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCON)」のコラボが火付け役となり、メンズに向けたパールネックレスがブームになりつつありましたが、装飾でも素敵ですね。甘すぎず、程よくぬけ感もあり、洗練された印象。またデザインスタジオ「アントレース(UNTRACE)」とのコラボレーションも発表し、今後も楽しみです。(リポーター大杉)
PHOTO:SEIGO ISHIZAKA
「セイヴソン(SEIVSON)」
東京コレクション初参加で台湾人デザイナーのヅゥチン・シン(Tzu Chin Shen)が2017年に立ち上げたウィメンズブランド。コロナ禍でデザイナーの来日が叶わなかったため、本番は遠隔で指示を出しながらショーを実現させたそう。リアルショーを実現することも簡単ではなくなった今、生で見られる喜びを改めて感じるとともに、見る側の責任も増しているなと気が引き締まりました。コレクションは近未来の世界で潜入捜査する“名もなき秘密捜査官”をテーマに、コロナ禍で必需品となったマスクの代わりになる目出し帽を数体のモデルが着用。そのほかプリーツワンピースとトレンチコートを合わせたボリュームのあるアウターや、至るところをカットアウトしたインナーなどが斬新で面白かったです。フィナーレでは、台湾にコロナワクチンを無償提供した日本に対する感謝と東コレに参加できた喜びを「THANK YOU JAPAN WE ARE FROM TAIWAN」のメッセージにしてTシャツに乗せました。僕のお気に入りはシャープなシルエットから裾にかけてボリュームが出る、膝上から切り替えしたレギンスパンツ。来年の夏はこれでスナップされたい!(現場担当・大澤)
久しぶりに東コレに戻ってきた「ベッドフォード」が、雨上がりの夕暮れの八芳園でロマンチックなショーを見せてくれました。席に着くと、コレクションのテキスタイルで作られた造花が配られて、キュン。ショーでは、透け感のあるグラデーションのコートや、ラメ糸の入ったジャカードのジャケットなどがライトに照らされて輝き、とても美しかったです。女性モデルが着こなすシャツのルックも上品でハンサム。葉っぱや花などの自然のモチーフも、秋に近付く自然を見渡せるロケーションにぴったりでした。naomi tokyo parisの生演奏にもうっとり…。ブランドの印象に強くある儚さを体感でき、リアルで発表する利点が最大限に生かされていたショーでした。(リポーター大杉)
“ネオンアンバー”は、フレグランス業界で象徴的な調和の一つである“アンバー83”に、新世代のパフューマーとされるジェローム・ド・マリノ(Jerome Di Marino)がひねりを加えた新作。バニラ、シスタス、ラブダナム、パチョリを中心に構成される“アンバー83”の典型的なバニラノートに代わり、新しいバニラと呼ばれる“トンカ アブソリュート”を多く加え、クリーミーで複雑なハートノートに仕上げた。「心を奪われる斬新さ、審美的でクリーミーなトンカビーンを多く配合しモダンさを醸し出すことで、ダークアンバー系かつマスキーウッディなアンブロキサンにアクセントを与えます」とジェローム。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)、“オードトワレ”(100mL、同1万5400円)、“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)、“ボディローション”(300mL、同5940円)の4種をそろえる。
“ネオンアンバー”は、フレグランス業界で象徴的な調和の一つである“アンバー83”に、新世代のパフューマーとされるジェローム・ド・マリノ(Jerome Di Marino)がひねりを加えた新作。バニラ、シスタス、ラブダナム、パチョリを中心に構成される“アンバー83”の典型的なバニラノートに代わり、新しいバニラと呼ばれる“トンカ アブソリュート”を多く加え、クリーミーで複雑なハートノートに仕上げた。「心を奪われる斬新さ、審美的でクリーミーなトンカビーンを多く配合しモダンさを醸し出すことで、ダークアンバー系かつマスキーウッディなアンブロキサンにアクセントを与えます」とジェローム。“オードパルファン”(100mL、税込2万2000円)、“オードトワレ”(100mL、同1万5400円)、“バス&シャワージェル”(300mL、同3960円)、“ボディローション”(300mL、同5940円)の4種をそろえる。