「ロクシタン」がスヌーピーとコラボ ベビーシリーズも

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は9月29日、スヌーピーとコラボしたシリーズを限定発売する。昨年初めて登場した同コラボレーションは大きな話題を集め、即完売。人気のあまり、今回再登場することになった。「ロクシタン」を代表する“シア”シリーズと、赤ちゃんにも使える“シアベイビー”シリーズでコラボする。

 “シア”シリーズは、ハンドソープやハンドローション、保湿バーム、ハンドクリームが登場し、それぞれにスヌーピーのキャラクターのモチーフを施している。コラボを記念した限定キットも多数用意する。“シアベイビー”シリーズには、シャワーフォーム、モイスチャーミルク、クレンジングウオーターに、“スヌーピーベイビー”のイラストを描いた。出産祝いなどのギフトにも最適なセットも登場する。

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フィリップ・リムの「洋服づくりに罪悪感は不要」に感動 地球の裏側からNYコレ鑑賞記 Vol.1

 ウィズ・コロナ生活が始まって早1年半。この間、ファッション・ウイークは必然的にデジタル開催を強いられましたが、「SNSでバズらない」や「バイヤーやメディアが、新しいブランドを探せない」などの課題が露わになりました。そのせいか(!?)、2022年春夏シーズンは「ガマンできない!」と言わんばかりにリアルショーを再開するブランドが続々。この記事にある通り、ニューヨークでは、ほとんどのブランドが何らかの形でリアルイベントを再開します。でも、日本にいる私たちは、未だかつてのような取材が再開できません。そしてブランドのいくつかは、「どうせ日本から人は来ない」と割り切り、現地在住の日本メディアの関係者さえ門前払いだそうです(泣)。「このままでは、イカン!!」。そう思い「WWDJAPAN」は、地球の真裏にある日本から引き続き情報発信。リアルショーの再開に伴いデジタル取材は難しくなりそうですが、ブランドのオウンドメディアやSNS、YouTube、そして米「WWD」の記事を見ながら、ウィズ・コロナ&アフター・コロナのファッションウィークの片鱗を探します。

「プロエンザ スクーラー」

・リアルショーを編集して後日配信
・全38ルック

 「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」は、2022年春夏コレクションのファッションショーをハドソン川に浮かぶ人工島リトル・アイランドで開催しました。屋外ではあるけれど、会場はまぁまぁ“密”。ソーシャル・ディスタンシングの面影は見えず、ゲストはほとんどノーマスク。見る限り、フロントローでマスクをしているのは1人だけでした。ワクチンの接種率は、日本がアメリカを猛追してそろそろ追いつく頃ですが、こんなにマスクなしで大丈夫なのかな?国民感覚の違いを感じます。

 肝心のコレクションは、迫力あるジャケットやフリンジが垂れ下がるドレスなど、従来より幾分シンプルですが、ジャック・マッコロー(Jack McCollough)とラザロ・ヘルナンデス(Lazaro Hernanderz)が得意とするスタイル。ジャケットもドレスも、ウエストにかけてほんのりカーブする砂時計のようなシルエットが特徴です。そこにレイの首飾りや、フリンジのディテール、ネオプレン素材のサンダルなど、ほんのちょっぴり南国のムードを漂わせます。2人は6月に22年のリゾート・コレクションを発表した後、久しぶりにハワイのカウアイ島を訪れたそう。なるほど、そこで得た刺激を、ほぼ完成していたコレクションにアクセサリーやディテールの形で加えたんですね。ハワイ、羨ましいなぁ(笑)。

 とは言え、コレクションは夕焼けを思わせるオレンジを除くと、ブラックやグレーを基調としたモノトーン。旅にぴったりのスタイルを、都会のカラーパレットで表現したように見えます。このスタイルは、街で暮らす女性に捧げたのか?それとも、そんな女性の旅に寄り添うものなのか?きっと、答えは「両方」なのでしょうね。だって今はまだ、半年先なんてわからない時代。自由に旅ができるようになれば嬉しいけれど、来年の春、それが許されているかは不透明です。そんな曖昧な時代に捧げるスタイルのように思えました。ジャック・マッコローは、「まだまだ危うげな、新時代の自由を祝いたかった」と話したそうです。

「3.1 フィリップ リム」

・ビジュアルを配信
・全31ルック

 「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」は、写真で最新コレクションを配信。今シーズンは柔らかな素材をタッキングして、まるで花のつぼみのようなシルエットを生み出しました。ハイウエストのプリーツスカートには、ウエスト周りに優雅なラッフル。トレンチコートのガンフラップも、生地を重ねて花のようなシルエットです。モノトーンの実用的なスタイルとコントラストをなすのは、チューリップのピンクやマリーゴールドのオレンジのような花の色合い。デザイナーのフィリップ・リムは、ニューヨーク州の北部にある、花とハーブがいっぱいという自宅の庭にインスパイアされたと言います。

 オーバーサイズや柔らかな生地使いでリラックスムードにあふれているのは、「プロエンザ スクーラー」同様かそれ以上です。

 花々にインスパイアされたのは、フィリップの心の中で高まるサステナブルへの想いゆえでもあります。彼は今シーズン、「(花が咲く)土をキレイにしたい」との想いを込め、リサイクル素材や天然由来の原材料を多用。「身近にあるモノや人と働けば、余計な二酸化炭素の排出も避けられる」と、過去のコレクションに用いた残反も積極的に使いました。「庭を見ると、いつも思い出すよ。僕らには、色、さまざまなテクスチャー、そして、美しい花にとって欠かせない土のような、確固たる基盤が必要なんだってね」とフィリップ。「(貴重な資源を使い)洋服を生み出し続けることに罪悪感を抱く必要はないよ。常に、『どうしたら、土をキレイなままに、もしくは元どおりキレイな状態に戻すことができるか?』を考え続ければいいんだ」との言葉には、なんだか励まされます。

「モスキーノ」

・リアルショーをライブ配信
・全49ルック

 「モスキーノ(MOSCHINO)」は今シーズン、ニューヨークでコレクションを発表しました。ジェレミー・スコット(Jeremy Scott)がアメリカを拠点にしているから、かな?ショーは、雨降る中の屋外(涙)。かつてのNYファッション・ウイークの公式会場ブライアントパークは、晴れていたらきっと気持ちよかったし、“ランチを楽しむ女性たち(Ladies who lunch)”というテーマにピッタリの環境だったでしょう。悲しいけれど、屋外の方が何かと安心なご時世です。

 コレクションは毎回笑わせてくれますが、今回は明るいパステルのカラーパレットに、可愛らしい動物のモチーフ。まるで子どもの夢の世界をそのまま洋服で表現したようです。クロップド丈やミニ丈が中心のジャケットやスカートは、いずれもスカラップドヘムで可愛らしさ3割増!!ポケットやボタンは、でっかいハート柄です(笑)。動物は、後半になるとますます巨大化。ゾウの頭から耳にかけての曲線をバストラインに見立てたチューブトップタイプのドレスなどは、カラフルな動物をコラージュしてドレスに仕立てたようです。

 ショーには中盤、電動車いすのモデルが現れました。堂々の“ウォーキング”に、映像からもゲストの多くが拍手している様子が伺えます。プラスサイズモデルも、パステルピンクのトレンチコートでラブリーながら威風堂々です。車いすモデルは、フィナーレではジェレミーと登場しました。

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ビジュアルにDISH//が登場 「ニューバランス」の“237”に新色

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、最新モデル“237”の新色を発売し、キャンペーンビジュアルにダンスロックバンドDISH//の北村匠海、矢部昌暉、橘柊生、泉大智を起用した。シューズの新色は全4色で、サイズはユニセックスに対応した22.5~29㎝をそろえる。価格は税込1万340円で、一部の「ニューバランス」取り扱い店舗と公式オンラインストアで扱う。

 “237”は、1980年代に発売した“420”“1300”“ゲイター(GATOR)”の3モデルから着想したシューズで、細身のシルエットと異素材を組み合わせたアッパーのデザインが特徴だ。70年代のアーカイブモデルに見られる大きな“N”ロゴも取り入れた。

 DISH//は2011年12月に結成した4人組ダンスロックバンド。メンバーはバンド活動のほかに俳優やモデルなど個々の活動も行っており、リーダーの北村匠海は「ランバン オン ブルー(LANVIN EN BLEU)」のアンバサダーを務めている。

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ポップアップは、どこまでサステナブルになれるのか?! Part2「私の33年目のサステナブル」Vol.27

 以前のコラムでお伝えしたように、私のブランド「パスカルマリエデマレ(PASCAL MARIE DESMARAIS.以下、PMD)」にはポップアップショップの機会が多い。そんな時は、スクラップ・アンド・ビルドが避けられない空間作りにおいてもゴミをなるべくゼロに近づけるなど、サステナブルな作り方を意識している。下北沢でのポップアップストアが幕を閉じて今チャレンジしているのは、渋谷のミヤシタパークで10月10日まで営業中のポップアップ。今回は、什器のアップデートを試みた。

 1つのブランドは、同じ什器を使い続ける場合が多い。もちろんそれも素晴らしいが、結果生まれる“あまり変わらない空間”はデザイン性が欠けがちだ。お客様にはブランドの成長と、毎回の様変わりを楽しんでほしい。そう思い、私たちは什器をアップデートした。

 前回の催事では、廃棄になるはずだった木製パレットを台やテーブルとして無造作に積み重ねた。「重たい什器は、女性スタッフだけでは動かせない」「上から吊り下げることは難しい」「期間中、さまざまに使いたい」「スタッフが座っても気にならない」「洋服のみならず、今後はアートも飾りたい」ーー。前回の問題を全て解決すべく、今回は9枚のパレットを使って移動式のパネル3枚を制作。ロックを外せば力を入れなくても移動できるパネルは、期間中頻繁にディスプレイを変える「PMD」にはぴったりだった。パレットの板をランダムに取り付けたカンジもちょうど良い。フックをつければ、額やポールなどを両面にディスプレイできる。最強の“リユース什器”が完成した。

 ここまで什器の形を毎回進化させると、その度に自分自身のサステナブルへの挑戦のモチベーションがまた上がる。ちなみに今回は、余った材料でブランドロゴ入りのハイチェアまでできた。今後は、家具のレンタルも考えたい。

 今回のポップアップのテーマは、ショップのウィンドーに大きく書いた「地球は汚れてしまった。この街はどう?」という強いメッセージ。そこに可愛らしいプラスティックモンスターのキャラクターを描いた。お客様が「何事か?」と足を止めてくださり、身の回りの一つ一つからサステナブルなアクションをとって欲しいという願いを込めた。是非一度、進化していく「PMD」の空間へのチャレンジを体感して欲しい。

■「パスカルマリエデマレ」ポップアップストア
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 MIYASHITA PARK South 1F S110区画
期間:10月10日まで
時間:11:00~20:00

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豊島傘下のエンメが新メンズブランド「コロン」の展示会を開催 イタリア服に疲れた40~50代を狙う

 繊維商社の豊島傘下で、輸入代理業やオリジナルの革小物ブランド「ラルコバレーノ(L'ARCOBALENO)」、OEMなどを手掛けるエンメ(東京、平能孝信社長)は、2022年春夏から、同社にとって初のメンズアパレルブランドとなる「コロン(COLON)」をスタートする。デビューシーズンはシャツ12型とパンツ15型を用意し、中心価格帯は税込2万円台中盤から後半。販路として、セレクトショップのドレス部門や百貨店の自主編集売り場などを見込む。

 小峰明彦プランニングディレクターは、「標ぼうするのは、セレクトショップのオリジナル以上、インポート未満。トレンドのビッグシルエットは意識しつつも、あくまで大人が上品に着られる商品を提供する」と話し、イタリア服に疲れた40~50代を狙う。その層にデイリーに着てほしいと、素材も「中の上」を用いる。シャツは熊本、パンツは秋田のドレス工場で生産し、パターンメーキングにより「肩やウエストで着たり、はいたりすることで、すっきり見せられる」という。

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「ビンテージ」は“ただの古着”じゃない? “めんどくさい”新米2人によるポッドキャスト連載:考えたい言葉 vol.5

 「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの新連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第5弾は、【ビンテージ】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。

ポッドキャスト配信者

ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む

佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン

若手2人が考える【ビンテージ】

 ファッション業界で「ビンテージ(vintage)」は、時間が経っても需要が増えたり保持されたりし、「今の時代でも通用する年代物」を表す。“誰かが一度着た服”やシーズンを過ぎた洋服の価値は下がるのが一般的だが、さまざまな要因によって需要を落としていないもの。ブランドものの希少価値の高い古着や、レザーやジーンズなど履きこなされるほど趣が出るとされているものが該当する。

 ワインのための「ぶどうの収穫」を意味するラテン語が派生し、「出来の良い年のワイン」を意味する言葉に。毎年の出来が良いわけではないことから、その年の新鮮なものより過去の樽の方が高値がつくヨーロッパの文化的背景から生まれた言葉がワイン以外の服などに使われるようになった。

 英語圏では単に“古いもの”に対して使うことも多く、値段やブランドを問わず古着を「ビンテージ」と呼ぶが、日本では誰かが袖を通しただけの“ただの古着”と区別され、よりプレミアムな印象を与える傾向がある。しかし、下北沢などで売られるビンテージから切り離される“ただの古着“の多くも、リサイクルショップなどで元値より大幅に安くなった価格で販売される中古品に比べると、高級である。これには日本で流通する古着は“お洒落”なイメージのあるアメリカやヨーロッパから買い付けたものが多いため、付加価値などが加わり国内の二次流通より高くなるという背景がある。日本オリジナルのビンテージの1つには、大正〜昭和初期の国内のファッションアイテムなどを扱う、現代の“モダンガール・モダンボーイ御用達”の「東京蛍堂」などがある。

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BLACKPINKのJENNIEが「カルバン・クライン」の広告に アンダーウエアスタイルを披露

 カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)は、「カルバン・クライン ジーンズ」と「カルバン・クライン アンダーウエア」の2021年秋グローバルキャンペーンに、ガールズグループBLACKPINKのJENNIE(ジェニー)を起用した。ウエストバンドにロゴが入った定番のアンダーウエアを着用したほか、アームに“CALVIN KLEIN JEANS”のロゴが付いたデニムジャケットをまとったスタイルも披露した。

 そのほか、女優のカイア・ガーバー(Kaia Gerber)やフランチェスカ・スコセッシ(Francesca Scorsese)、俳優のダムソン・イドリス(Damson Idris)、歌手のデブ・ネヴァー(Deb Never)やドミニク・ファイク(Dominic Fike)、モーゼス・サムニー(Moses Sumney)も登場する。

 キャンペーンビジュアルは、“ザ ラングエッジ オブ カルバン・クライン”をテーマに、写真家のレネル・メドラーノ(Renell Medrano)とホン・ジャンヒョン(Hong Jang Hyun)、映像ディレクターデュオのラバーバンド(RUBBERBAND)が手掛けた。「言葉の復唱」「空想を声に出す」「紙に筆を走らせる」「独り言を呟く」「遠い誰かに話しかける」などの言葉を、各キャストが自己表現している。

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“かわいい系原宿女子”をけん引するビームス ボーイ 今さら聞けないあれこれを“おじさん系記者”が問う

 メンズに限って、ファッションメディアの仕事を20年以上続けてきた。つまり、ウィメンズは完全なる門外漢だ。そんな僕だがここ2、3年、ビームス ボーイがなんとも気になる。別件でビームスを取材した際、それとなく広報担当者に聞くと、3年前にディレクターが交代したという。変化がそれによるものなのか?そして“四十路男子”な僕にとって、近くて遠いビームス ボーイを知るために、伊野宏美ディレクターをインタビューした。

WWD:この3年ほど、“ビームス ボーイが(ポジティブに)変わった”と感じており、それは伊野ディレクターの就任と時を同じくする。意識的なアクションによるものなのか?

伊野宏美ビームス ボーイ ディレクター(以下、伊野):レーベルの特徴として、テイストを変えないことが大前提であり、私自身変えようとしたことはない。初代の窪(浩志)以降、私が4代目ディレクターとなるのだが、創設時の思いを継承している。

 ただ、“より分かりやすくしたい”ということはあるかもしれない。代替わりに伴って、スタッフも“ビームス ボーイとは?”を自問自答したし、レーベルの“人格”をあらためて外に向けて発信したいと考えている。

 おかげさまでビームス ボーイには熱狂的なファンが社内外に多く、あうんの呼吸で成立してしまっているところがある。それを可視化、言語化することに務めている。その一つの施策が小冊子「ボーイズ ルール」「ボーイズ ライフ」であり、一定額以上買い上げいただいた方にノベルティーとして渡している。製作にあたって過去の資料や写真を探り、“変わっていない”ことを再確認することもできた。

WWD:伊野ディレクターは、ビームス ボーイひと筋だと聞いた。

伊野:中学生のころからビームス ボーイで買い物をしていたので、ビームス ボーイ歴は社歴より長い(笑)。その間もビームス ボーイは変わっていない。私はずっとビームス ボーイが好きだし、ほかのスタッフにもビームス ボーイのことをもっと好きになってほしくて、それが小冊子作りの原動力ともなった。販売員時代からビームス ボーイの仕事に携わることは日々楽しくて、気持ちが高まりついつい早め出勤してしまい、スタバで誰に見せるわけでもないのに、その日のコーディネートについて手帳に書き出したり(笑)。考えてみれば、当時から伝えたい気持ちはあふれていたのだと思う。当時はそれがお客さまに向いていて、今は小冊子やウェブ、SNSなどでより多くの人に発信している。

WWD:ビームス ボーイは現在、原宿店のみ?

伊野:単独店舗としてはそうだ。そのほかは、複合店に収まる形で運営している。

WWD:顧客像について教えてほしい。

伊野:30代後半~40代が圧倒的。カジュアルに着られて、体型を問わないからか主婦層からの支持も厚い。それに続くのが20代前半だ。土地柄、美容師などが多く、また20代のころにビームス ボーイに通っていた方が母となり、娘と来店することもある。

WWD:客単価は?

伊野:1万5000円ほど。

WWD:店頭に顔を出すことも?

伊野:原宿店が明治通りを挟んでオフィスの目の前ということもあり、週1で顔は出すようにしている。

WWD:約30あるビームスのレーベルの中で、ビームス ボーイはどういう存在?

伊野:ビームス ボーイのコンセプトは、“女性がメンズ服を着る”というもの。服の背景にあるストーリーや、ヘビーデューティーの考え方などを女性に伝えることを大事にしている。個人的に、ビームス ボーイはビームスらしさを最も体現しているレーベルであると考えていて、例えばロゴもビームス創業時のフォントを継承している。アメリカにあこがれるスタイルを、今なお提案しているのがビームス ボーイだ。

WWD:“伊野版ビームス ボーイ”を象徴する3つのキーワードを挙げるとしたら?

伊野:重複となるが、ビームス ボーイの根幹はディレクターによって変わってはならないもので、あくまでレーベルとしての意見となるが3つある。

1.ルールを知って、ルールを破る

 体型がきれいに見えるとか、トレンドに沿っているとか、皆が着ているとかではなく、ビームス ボーイは独自の判断基準(ルール)を持っている。ビームス ボーイにとって服のルーツを知ることは必須条件であり、同時に喜びでもある。それによってスタイリングに深みが生まれるし、服への愛着も増す。ただ、それ以上に大事なのは“ファッションは楽しい!”ということ。だから、ルールを理解しつつもそれにとらわれず、自分の好きなように着てほしいし、それによって得られる服のパワーを伝えたい。ルールを破ることで、初めて発見できる自分らしさがあるはずだから。

2.お洒落はユーモア!

 ビームス ボーイの商品や服装は「面白い」と言われることが多く、「かわいい」ではない……(笑)。でも、それがわれわれにとって最大の褒め言葉。ビームス ボーイは1998年の創設当初からクセが強く、でもそれは“ファッションは楽しい!”を提案しているからこそで、それが色や柄などに自然と表れているのだと思う。ユーモアのある商品や服装によって自分らしくいられ、それによって周りもハッピーになる。この好サイクルに共鳴する方をファン化、コア化できている。また“高いから良い”でもなく、歴史ある名品や傑作だけを扱いたいわけでもない。チープでキッチュなアメリカンスーベニアもとても魅力的で、それをバッグやジャケットにちょこっと付けるだけで気分が高揚する。それでいいじゃない!という思い。

3.女性が着ることで際立つメンズ服の魅力

 性別でセグメントするのは時代的にナンセンスだと思うが、女性がメンズ服を着ることで、メンズ服の魅力を再発見できると信じている。例えば、女性がビッグシルエットの軍パンをベルトでぎゅっと締めてはく。男性ではありえない、しわやフォームが現れる。アイテムが本来持つ機能は十分に発揮できないかもしれないが、ファッション的には新たな可能性が付与される。ビームス ボーイは、女性がメンズ服を着ることがまだ斬新だった98年から、このような着こなしを提案してきた。不都合の中に生まれる面白さを“個性”ととらえ、まもなく四半世紀を迎えようとしている。

WWD:変わらないビームス ボーイを今後どのようにけん引する?

伊野:カジュアル服の楽しさを新たな世代にも発信してきたい。そのためには、アンテナを張り続けることが大事。ランウエイ的なそれとは違うがベーシック服にもトレンドがあり、逃さず拾っていかなくてはならない。

WWD:“老舗ラーメン店の味が変わらないのは、日々味を改良しているから”のように?

伊野:その通りだ(笑)。

WWD:原宿女子とはほど遠い、僕のような“四十路男子”もビームス ボーイに入店していい?

伊野:もちろん!ビームス ボーイにはカップル客も多く、男性客が売り上げの5%ほどを占める。最近は小柄な男性も多いので服を買う方もいるし、小物だけ購入する方もいる。また近年、「メンズサイズが欲しい」という声が高まり、ビームス ボーイ別注の商品をビームス ジャパンで販売している。

<インタビューを終えて>
 店頭取材時、オープン直前ということもあって20代の女性販売員たちが慌ただしく準備していた。娘ほど年の違う彼女たちと同等に話ができるのは、ひとえにファッションのおかげだ。ある1人が履いていた英国靴「サンダース(SANDERS)」の木型について話したり、別の1人が着ていたミリタリー由来の服についてオリジナルのステンシルプリントについて話したり。共有言語としてのファッションがあり、それが性別や世代を超越するパスポートとなる。思えば、今年91歳になる祖父世代の現役ファッションイラストレーター穂積和夫さんに仕事を依頼する際も、シアサッカーのジャケットに合わせるバミューダショーツの色について意見交換したり、「眼鏡は定番のウエリントン型ではなく、あえてラウンド型にしたい」などと話したりできる。これもファッションの力だ。「ルールを知りつつもそれにとらわれず、自分の好きなようにファッションを楽しんで!」、伊野ディレクターにあらためて背中を押され、今日もコスプレのような格好で取材に出掛けよう。

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読者が選んだ1位は? 東コレ頂上決戦“T-1グランプリ”結果発表!

 2022年春夏シーズンの「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」が9月5日に閉幕しました。「WWDJAPAN DIGITAL」は、編集部が選出した全20の候補から、読者投票でNo.1ブランドを決定する“T-1グランプリ”を開催!トップ10をランキング形式で発表します。

【1位】「セイブソン(SEIVSON)」

理由:フェミニンな感じも残しつつシャープでクールな印象も与えられるデザイン。他のブランドと比べた時に一番着たいと感じた/モデルの神原むつえさんの歩きが一番かっこよかった/まっすぐな表現で、可能性をたくさん秘めていると感じたため/ドメスティックブランドには無い刺激的なテイスト。台湾というファッションの歴史が浅い国だからこその闘争心が、シルエットやデザイン、Tシャツのメッセージに込められていた/ヌーディでフェミニンでありながらもカッコ良さを巧みに取り入れたスタイルに心惹かれました。実際にショーを歩かせていただき、このまま着て帰りたいと心から思いました/タイトな服だけど、肌見せやプリーツスカートが優美さをあたえていた/不思議な雰囲気を醸し出すレイヤードと、肌の露出のハードなセクシーさのバランスが魅力

【2位】「UCF」


理由:ホワイトカラーで体にふわりと沿うラインがカッコいい/学生がデザインしたと思えないクオリティー/日本産の生地を使ってるのが魅力的でした/パッと見たときの圧倒的な美しさ。ピュアさと芯の強さが飛び込んできました/学生さんなのですね。「他のデザインも見たい」と思わせてくれるコレクションだと思います/プロが参加する中、学生がコレクションを発表するのは凄い。色がシンプルな分、素材感やシルエットなどデザインが際立っていた/トランスジェンダーな要素がふんだんに組み込まれていた/同年代の洋服に感銘を受けた/カッテイングがよく、シルエットが美しい/フレッシュさを感じるコレクション/従来の西洋の服にとらわれないシルエット/シンプルで繊細なのに迫力あるデザインだった/ミニマルなシルエットで、素材の良さが際立つ。ヘッドピースとのマッチングも素晴らしい/日本の伝統産地素材のみを使用しているのに、"和"の要素が強すぎない/日本の素材の良さを引き立てるクリエイション。学生のレベルの高さに脱帽

【3位】「ナオキトミヅカ(NAOKITOMIZUKA)」


理由:デビューからずっと好きなブランドです/服をリアルで見てみたいと思った/ドレスにキレがあってかっこいい/ロマンチックでかわいい/デザインコンセプトが素敵でした。服もかわいくて大好きです/大振りなフリルが層になっていてスタイル良く見える/遊び心があるのに少しメランコリックな雰囲気がいい。クロマキーというテーマも面白い/個性的なデザインと着やすさを両立していると思う/色、形、独特なスタイルに惹かれました/フリルギャザーがかわいくて、女性らしい。グリーンも素敵です/他ブランドに比べて独創的だと感じた/シンプルな色遣いなのに華やかでかっこいいから/演出のアイデアが斬新だった/削ぎ落とされたミニマルな服ばかりでは面白くない。分量を贅沢に使った昔の童話に出てくるような洋服が好き/世界観が確立されている

【4位】「スリュー(SREU)」

理由:古着をレースやシースルー素材と合わせて、魅力的に蘇らせる技がかっこいいと思いました/メンズパールがいいですね/サステナビリティとデザイン性を兼ね備えているのが良いと感じた/コンセプトが時代に沿っている。コレクションでやりたい内容も明快。会場の音響も良かった/街中を着て歩きたいコレクションでした/服の持つエネルギーが他のブランドと異なるベクトルだった。古着リメイクをこのクオリティまで仕上げてくるブランドなら、もっと注目されるべきたど思う/個性的なだけではなく、デザインが洗練されている。フェミニンさもいいスパイス/カジュアルとモードが融合した唯一無二な雰囲気が素敵/洋服の色とスタイルセンスが抜群に良かったです/インパクトがありつつ自然体な感じが素敵/ごちゃついていないバランス/毎シーズンクオリティが上がっている/これが一番リアルなモードっぽい/センスがいい。今後の期待も込めて

【5位】「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」

理由:カッケェ/この時代の現状をぶっ飛ばすような迫力と、目に見えない大きなエネルギーを感じた。唯一無二の存在。応援したいです/未来的でもあり、植物のような落ち着いた雰囲気もある。沢山のパーツを重ねているように見えるのに「重そう」とか「着ずらそう」という印象を受けないのもすごい。久々に衝撃を受けました/東京コレクションではあまり見られないアート系の作品。素晴らしかったです/時代を感じさせるまとまったスタイリングが多い中、一味違う世界観に未来を感じました/東コレでは中々見ないブランド。「売れる」や「使いやすさ」が重視される昨今で、ここまで攻め切れるのが凄い/スターが登場した感じがする/プロでもここまでのデザインと形にはなかなか到達できない。素晴らしい芸術作品/奇抜に見えるが、上品さや色味のバランスがあり、他の作品に飲まれない美しさがある。画面越しでも目を引かれ、細かい所まで見入ってしまった。他のコレクションもぜひ見たいと思った/見た瞬間に投票を決めてしまうほどのインパクト/ファーストコレクションということもあり、あまり情報がなかった中でこのコレクション。強い衝撃を受けた。この先、ファッションとアートの融合がどう進化していくかとても楽しみ/夢があり、気持ちが湧き立つファッションを見せてくれた/アートピースではあるけれど、圧倒的な美とファッションの力を感じました/素材の特徴を活かした大胆なデザインと構築的なスタイル、わかりやすいテーマが素晴らしい。今までにいなかったデザイナーであり、クリエーターだと思う/心躍るショーでした/“新しさ”という点で群を抜いていた。静止画での造形美、歩行とともに生じる予測不可能な衣服の揺れ、込められたメッセージの全てにおいて、見て本当に良かったと思えるコレクションでした/誰が作った服かが明確に伝わる。ドレスとしても素晴らしいデザイン。「トモコイズミ」に続いて欲しい/今回のデザイナー陣の中で突出して個性的かつ美しかったです/「イリス ヴァン ヘルペン」を彷彿とさせする生物的なデザイン。でも「イリス」のように「3Dプリンターで作りました」ではなく、素材選びとそれらを活かす技術、そしてモデルの性別まで熟考した上でデザインしている。他のデザイナーとは遥かに異なる独自の美しさを感じます/今回のコレクションはコスチュームチックですが、これを実際に使えるレベルにダウングレードすることも彼にとって容易いことでしょう/常識の壁をゆうに越えてしまう彼の今後がとても楽しみです/低迷したファッション業界にまだ見ぬ表現の希望を見出しました。若き天才の登場に期待を込めて/ファッションとアートラバーにドンピシャなクリエイティビティー。目が離せません/“ファッションとは何か”を考えさせられた

【6位】「カラー(KOLOR)」


理由:好きなブランドということを差し引いても、京急線でのショーは最高!記事の通り、日常と非日常の絶妙な加減が洋服の世界観とうまくマッチしていたと思います/1番印象に残った/発表の仕方が面白かった。かつて「ケイスケカンダ」も井の頭線でショーをやっていました。そのオマージュかどうかわかりませんが、今の時代のリアリティを感じる演出でした/大胆なミックス感に圧倒された/電車というリアルな生活シーンにファッションが溶け込み、コレクションを身近に感じることができた/揺るがないブランドアイデンティティ/インスタで電車でのコレクションを多く見かけた。ユニークな見せ方で、「こういう楽しみを与えてくれるブランドなんだ!」と新しい発見だった。気づいたらECをチェックしていた/蒲田駅という意外性/京急線ジャックなんて粋!いつも以上に着てみたいと思った。とくに3体目と5体目のウィメンズがかわいい/パリでの発表より服がよく見えた気がする。やっぱり東京のブランドなんだと良い意味で思いました/海外にみんな出ていくのではなく、こんな時だからこそ国内をもっと盛り上げて欲しい!と思うコレクションでした/デザイナーの実力と、共感を得る企画力/つい二度見してしまう洋服を作り続けている/ハイブリッドなウエアもポップさが増して、これまで以上に着たいと思わせるコレクションだった/電車でのランウェイというアイデアが秀逸。着て、街に出てこその“服”

【7位】「ミカゲシン(MIKAGE SHIN)」

理由:知性を感じるショーだった。今後の可能性を感じるブランド/ジェンダーレスな
デザインとディテールが好き。SDGsに配慮しているのもいい/大理石の柄がとてもかわいかった/テーマが素晴らしい。そこからつくられる服も素敵/シーズン毎に完成度が上がっている/デザインを大切にしながら、SFGsなどもやれることから取り組んでいく精神に共感します/街中でもこんなメンズウエアを見たいと思った/哲学的なデザインの組み立て方と表現方法が面白い/モデルさんと洋服がマッチして、とても似合っていた。拍手!/ブランドコンセプトに共感する。ジェンダーや環境に配慮したブランドで、これからはデザイン性だけではなくこのような軸でもブランドが評価されていくべきだと思う/メッセージがしっかり伝わるコレクションでした。応援しています/わたしが考える“theファッションショー”って感じでかっこよかった/ファッションの可能性を広げるブランドだと思う/エレガントで詩的なコレクション。引き込まれました/ボーダレスなデザインが今にピッタリだと感じました

【8位】「レインメーカー(RAINMAKER)」


理由:和と洋を合わせたテイストや春夏らしい柄など、ワクワクするデザインが多かった/造形やビジュアルの先にある奥深さ。それを感じるさりげないディテールがよかった/名声や地位にこだわらない、日本的な謙虚な強さを感じました/ブランドの得意とするテーラードが鮮やかな色合いと組み合わさり、とても新鮮でした。ブランド名にある"雨"を想起させる傘が登場していたのも面白かった/「クールで寡黙な男」みたいなムードの映像。服と演出を通してデザイナーの情熱が伝わってきました/瞬きを忘れるくらいにかっこよく、美しく、洗練されたショーだった/自分でも取り入れられそう。すごく好みです/服作りに勢いが感じられた/きれいなスタイリング。海外でも十分勝負できると思う/リラックスした雰囲気のメンズライクな服がとても気に入った/ミニマルながら大胆さも備えていて、素敵なコレクションでした/色彩と形のバランスが素晴らしい/和装を活かしたクリエイションがさらに進化した。色と柄を取り入れたテキスタイルが今までにない鮮やかさで、新たなステージに入った印象を受けた。京都の誇りともいえるブランドです/ファンタジーとリアリティーが両立したコレクション

【9位】「コンダクター(EL CONDUCTORH)」


理由:コレクションを映画で見せるというコンセプトにしびれました/モデル・キャストの起用が最高/リアルクローズでありながらコンセプトがしっかりと伝わってきた/ファッションショー=ランウェイという概念を壊したショートフィルムでの発表。スタイリングも素敵で見入ってしまいました/「コレクションを映画で」という話題性だけではなく、ストーリーもグッとくるものがありました/映画の見せ方はもちろん、シンプルに服の印象が強く残った/映画だからこそ、時代感やリアルな服の動きが見られた/デジタル配信への強い思いを感じた/圧倒的なクリエイティビティー/時代に合わせるのでなく、時代に提示しているスタンス。自由で軽やかなのに、たくましい企画とコンセプトを持っている

【10位】「ハイク(HYKE)」


理由:とにかくかっこいい/今の空気感を感じた/色と形が美しい/デザインが好き/リアルに着用できる。クチュール技術に心を掴まれた「ジュンアシダ」と悩みましたが、時代を越えて着用できる「グリーン」のデザインを踏襲した「ハイク」に一票。今シーズンも店舗に行ってしまいそう/クリエイションが素晴らしい/ミリタリーを「ハイク」らしくアップデートした感じが好き。シンプルなのにシルエットがオシャレ

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2019年に即完売した「ラリン」の“ベストウィッシュ”が再登場

 イスラエル発の自然派コスメブランド「ラリン(LALINE)」は9月17日、2019年冬に限定発売し、当時、続々と完売となった限定コレクション“ベストウィッシュ”を数量限定で発売する。ボディーソープ、ボディースクラブ、ボディーミスト、ボディークリーム、ハンドクリーム(税込1200〜3400円)の5アイテムをラインアップするほか、公式オンラインストア限定で、各アイテムを詰め合わせた限定セット4種類(税込4000〜1万2000円)も発売する。9月10日には一部の直営店舗と公式オンラインストアで先行発売する。

 「幸せが訪れますように」という思いを込めたフレグランス“ベストウィッシュ”は、弾けるシトラスやベリーのフルーティさに、アンバーやムスクがやさしく重なる香りが特徴。各アイテムのパッケージには、勇気をくれる幸せのメッセージを記している。また売り上げの一部を難病と戦う子どもたちの夢をかなえるボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ ジャパン(MAKE A WISH JAPAN)」に寄付する。

 泡タイプのボディーソープ“ベストウィッシュ バス&ボディバブル”(500mL、税込3000円)は、死海のミネラル、ホホバオイル、キャスターオイル、アロエベラエキスなどの天然保湿成分を配合し、心地よい香りに包まれながら、洗い上がりはみずみずしい肌へ整える。また、湯船に入れてバブルバスとしても楽しむことが可能だ。

 繊細に輝くシルバーグリッター入りの“ベストウィッシュ スパークリング ボディスクラブ”(240g、3200円)は、死海のミネラルソルトにエモリエント成分である、ヒマワリシードオイル、グレープシードオイル、アボカドオイルがブレンドされ、マッサージしながら使用することで、くすみの原因となる余分な古い角質をやさしく取り除き、なめらかな透明感のある肌に。

 フルーティかつスタイリッシュな香りの“ベストウィッシュ スパークリング ボディミスト”(100mL、3400円)は、同じくシルバーグリッター入りでミストタイプのボディ用化粧水。さっぱりとしたテクスチャーながら、保湿成分のカモミールウォーターが配合されており、心地よい香りを楽しみながら肌に適度な潤いを与えてくれる。

 “ベストウィッシュ チューブボディクリーム”(200g、3400円)は、死海のミネラルや植物由来成分の潤いヴェールが弾力のある肌に仕上げ、また、スキンケア効果で注目されているトマト、カレンデュラ、アロエベラのエキスを配合し、なめらかな手触りのクリームが肌をやさしく包み込む。

 同じくカレンデュラやアロエベラのエキスを配合した“ベストウィッシュ ハンドクリーム”(30g、税込1200円/100g、税込2100円)は、さらっとした付け心地でべたつかず、スマートフォンなどの操作も快適に行える。

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フェイスブックが「レイバン」とスマートアイウエアを開発

 フェイスブック(FACEBOOK)は9月9日(現地時間)、世界最大のアイウエア企業エシロールルックスオティカ(ESSILORLUXOTTICA以下、ルックスオティカ)と共同開発したスマートアイウエア、“レイバン ストーリーズ(RAY-BAN STORIES)”を発売した。

 このアイウエアのフレームには500万画素の小型カメラが2つ組み込まれているほか、マイク、スピーカー、操作用のタッチセンサー、バッテリーなどが内蔵されており、写真や動画の撮影、音楽再生、通話などが可能となっている。撮影はアーム部分にあるボタンを押すか、フェイスブック アシスタント(FACEBOOK ASSISTANT)の音声コマンドによって行うことができ、動画は30秒まで撮影できる。

 “レイバン ストーリーズ”は、ルックスオティカが擁する人気ブランド「レイバン」の定番モデル、“ウェイファーラー(WAYFARER)”“メテオ(METEOR)”“ラウンド(ROUND)”をベースにしており、スマートアイウエアの悩みの一つである“見た目の違和感”を軽減。フレームの色やレンズの種類などの組み合わせによって20型を展開し、いずれもハードシェル型の充電ケースが付属している。価格は299ドル(約3万2500円)からとなっており、9日から米国、英国、アイルランド、イタリア、オーストラリア、カナダにある「レイバン」の店舗とECで販売しているほか、13日からはルックスオティカが提携する小売店の一部でも発売する。

 ジアイア・レナー(Giaia Rener)=エシロールルックスオティカ・グローバル「レイバン」ブランド・ディレクターは、「日常生活に自然になじむスマートアイウエアを作りたかった。このため、まず『レイバン』のアイコニックなデザインを生かすことを考え、その中にテクノロジーを詰め込んでいくという方向で開発した。非常に難しかったが、通常の『レイバン』モデルと比べても5グラム程度しか重さが変わらない製品を作ることができた」と語った。

 スマートアイウエアなど眼鏡型のウエアラブル機器は、スマートフォンの次を担う次世代の情報端末として注目を集めたものの、普及には至っていない。グーグル(GOOGLE)が2014年に一般発売した“グーグル・グラス(GOOGLE GLASS)”はプライバシー侵害の危険性があるとの指摘を受け、15年に販売を終了。以降は業務用モデルのみを提供している。

 こうしたことを踏まえ、“レイバン ストーリーズ”では、カメラ使用時にはフレームに埋め込まれたLEDライトが点灯し、周囲に撮影中であることが分かるようになっている。また、撮影した写真や動画がフェイスブックやインスタグラム(Instagram)などに自動的に投稿されるようには設定できず、手動で共有する必要があるという。

 フェイスブックは、以前より仮想現実(VR)や拡張現実(AR)関連技術の開発に注力している。同社のマーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)最高経営責任者は、20年9月にオンラインで行った会見の際、ルックスオティカとの協業によって21年にスマートアイウエアを発売する予定だと明かし、これを「本格的なARアイウエア開発に向けた次のステップ」だと説明している。

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「ファーと同じ」 「ネクストダイヤモンド ニューヨーク」社長に聞くこれからのダイヤモンドの選択肢

 ジュエリーブランド「ネクストダイヤモンド ニューヨーク(NEXT DIAMOND NEW YORK以下、ネクストダイヤモンド)」が日本に上陸した。ラボグロウンダイヤモンド(以下、ラボグロウン)と日本で常設店舗は初のダイヤモンドより輝くといわれるモアサナイトに特化したジュエリーを販売するブランドだ。8月末、松屋銀座本店(以下、松屋)1階にショップおよび公式ECサイトをオープン。同ブランドを率いるのは米ニューヨークを拠点に、さまざまなジュエリーブランドを運営している二宮美生ネクストダイヤモンド ニューヨーク社長だ。上陸に伴い来日した二宮社長に、ブランドをはじめラボグロウンとモアサナイトについて聞いた。

WWD:「ネクストダイヤモンド」を立ち上げたきっかけは?

二宮美生ネクストダイヤモンド ニューヨーク社長(以下、二宮):ジュエリー業界における新しい価値観を提供したいと思った。日本でエンゲージメントリングに使用される平均的な天然の大きさは0.3カラット、アメリカでは1カラット以上だ。天然より価格の安いラボグロウン、ラボグロウンよりも手に取りやすいモアサナイトを扱うことで、予算とエシカルという観点で消費者に選択肢を与え、若年層のブライダル需要や第二のエンゲージメントリング世代(アメリカで再婚が多い年代)といわれる50〜60代の女性のニーズに応えたい。

WWD:ラボグロウンとは、具体的にどのようなものか?

二宮:天然と全く同じ組成で、「ネクストダイヤモンド」が扱うものの主な製法は、CVD(CHEMICAL VAPORDEPOSITION)と呼ばれる化学気相蒸着法とHPHT(HIGH PRESSURE AND HIGH TEMPERATURE)と呼ばれる高温高圧法の2種類が主流。アメリカやインド、中国などで製造されており、約5年前から市場で出回り始めた。

WWD:扱うラボグロウンのグレード(4C)や価格、調達方法などは?鑑定書は付くか?

二宮:カラーは、無色〜ほぼ無色のD〜H、クラリティーはIF〜VS(ベリー・スライトリー・インクルーデッド)以上、カットはエクセレントかベリー・グッド、カラットは1〜7カラット。価格は天然の価格相場である週刊ラパポルト・ダイヤモンド・レポートと連動しており、天然の3分1程度。調達はインドやアメリカのメーカーから。インドはカッティングの技術が優れており独自のカットなどもできる。中国にもメーカーがたくさんあるが、小ぶりのものを製造しているメーカーが多いため扱わない。鑑定書は国際宝石学会(IGI)、または米国宝石学会(GIA)のものが付く。

WWD:デザインや製造はどこで行うか?

二宮:デザインはニューヨークで、360度どこから見ても美しいデザインにしている。製造は、アメリカ、日本、中国。日本の工房と提携してアフターサービスを提供する。

WWD:ラボグロウンの1カラットのリングの税込価格は?

二宮:プラチナ四つ爪リングが39万6000円から。地金はプラチナ以外に、ピンク・イエロー18金から選べる。

ラボグロウンより価格の低いモアサナイト

WWD:モアサナイトとは?

二宮:1893年に米アリゾナ州で発見された隕石の中の鉱物で、地球上でほぼ天然のものは存在しない。研究が進められ、1998年に米企業のチャールズ&コルバード(CHARLS & COLVARD)が開発に成功し特許を取得し製造を始めた。今は特許が切れてチャールズ&コルバード社以外でも製造されている。化学組成は、炭化ケイ素で硬度は天然・ラボグロウンに次いで高く、光の屈折率や分散度は、天然・ラボグロウンよりも高い。だから、欧米では天然やラボグロウンの代替としてエンゲージメントリングなどに使用されている。価格はラボグロウンよりも安い。

WWD:グレードや1カラットの税込価格は?

二宮:モアサナイトはダイヤモンドとは違うが「ネクストダイヤモンド」の基準でグレードを付けている。カラーはD〜F、クラリティーはVVS(ベリーベリー・スライトリー・インクルーデッド)、カットはエクセレントでラウンドブリリアントの場合はH&C(ハート&キューピッド)が確認できる。「ネクストダイヤモンド」の保証書が付き、1カラット、プラチナ四つ爪リングが19万2500円〜。

WWD:エンゲージメントリングの納品方法は?それ以外の商材はあるか?

二宮:受注してから納期は1〜2ヶ月程度。エンゲージメントリング以外にも、ファッションジュエリーも販売するが、それらは在庫を持つ。

消費者の価値観により市場が分散化

WWD:天然、ラボグロウン、モアサナイトのすみ分けをどのように考えるか?

二宮:天然とラボグロウンは、全く同じ組成で鑑定士が見ても見分けがつかない。天然は1gを採掘するのに1トンの土砂を掘り起こしている。一方、ラボグロウンは人と地球に優しい。ダイヤモンドにこだわる人は、天然かラボグロウンのどちらかを選択するだろう。モアサナイトはダイヤモンドではないが虹色の強い輝きがあり、ラボグロウンより安価。予算でこちらを選ぶ人もいるはずだ。消費者それぞれの価値観で、天然、ラボグロウン、モアサナイトを選べばいいと思う。ただ、正しい知識に基づいて選ぶことが大切だ。

WWD:「ネクストダイヤモンド」の戦略は?

二宮:アメリカ市場では約3年間でラボグロウンがメジャーになった。日本でもそのような動きが出てくると思っている。「ネクストダイヤモンド」を通して日本のジュエリー業界を変革したい。ECをメーンにLINE接客など気軽に相談できるサービスを提供したい。いろいろな企業とコラボレーションしながら、ラボグロウンの市場を作っていくつもりだ。ラボグロウンやモアサナイトがどのようなものかという啓蒙活動も行っていく。多様性が求められる時代だからこそ、異なる価値を提供するのは大切なこと。5年後にエンゲージメントリング市場でトップを目指したい。そのうち、日本でも「エンゲージメントリングの石は、何にした?」というような会話が当たり前になってほしい。

WWD:現在のラボグロウンの製造状況は?

二宮:DやIFを作れる技術はあり進化しているのは確実だ。大きさは、7〜8カラットまで。大きくなれば、その分内包物も増えるので、課題もある。

WWD:現在のラボグロウンの大きな市場は?

二宮:アメリカと中国だ。

WWD:今後のラボグロウン市場をどのように分析するか?

二宮:金の市場の成長率は、ここ数年では毎年15〜20%。ラボグロウンに関しては、2015年に1億5000万円の市場規模だったのが20年には1兆円を超え、約700倍に成長した。ある意味、天然はリアルファーと同じようなものだと思う。今では、エコファーが主流。だから、エシカルな考えを持つ消費者が増えるにつれ、あえてラボグロウンを選ぶ層が増加するはずだ。これからは、消費者の価値観によって、天然、ラボグロウン、モアサナイトそれぞれの市場に需要が分散すると思う。

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「ジル サンダー」のキャンペーンを撮るオリヴィエ・ケルヴェーンが写真集を復刊 全国でイベント開催

 「ジル サンダー(JIL SANDER)」のビジュアルなどを手掛ける写真家のオリヴィエ・ケルヴェーン(Olivier Kerven)はこのほど、2015年に自費出版した写真集「プロフェッシオン ダン サンティマンタル(profession d’un sentimental)」を本人の再編集・再装丁で復刊した。

 同写真集は絶版となっていたものの、周囲のリクエストに応えて昨年から企画を進め、21年9月の販売開始に至った。全84ページで、価格は税込1万円。ケルヴェーンによる直筆サイン入りだ。

 この出版を記念して、展覧会と販売イベントを東京・中目黒のコンプレックス ブースト(COMPLEX BOOST)を皮切りに、名古屋のグーフォ(gufo)、大阪のポート(PORT)、京都の二手舎で順次開催する。展覧会は、写真集からセレクトしたプリント10枚の展示などを予定する。

■「プロフェッシオン ダン サンティマンタル」展覧会・販売イベント
日程:9月10~12日
場所:コンプレックス ブースト(東京都目黒区青葉台1-15-10 1F)

日程:9月17~26日
場所:グーフォ(愛知県名古屋市東区泉1-12-1 1F)

日程:11月中旬
場所:ポート(大阪府大阪市北区大淀中1-8-19)

日程:12月中旬
場所:二手舎(京都府京都市上京区下木下町144-4)

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10周年の「フィーニー」がポップアップイベント 「プロダクトトゥエルブ」とのコラボコート受注会も

 秋元舞子が手掛ける「フィーニー(PHEENY)」は、ブランド10周年のポップアップイベントをビューティー&ユース(BEAUTY & YOUTH)渋谷公園通り店で9月17日まで開催中だ。

 イベントでは、バウハウスやミッドセンチュリーの家具から着想源を得た2021-22年秋冬コレクションの販売をはじめ、「オールモストブラック(ALMOSTBLACK)」の川瀬正輝が手掛けるブランド「プロダクトトゥエルブ(PRODUCT TWELVE)」とコラボレーションしたアウターの受注会を実施中だ。

 コラボアウターは超軽量のナイロンタフタ中綿のロングコート(税込11万円)と、高機能素材のポーラテック(POLARTEC)を使ったフリースのショートブルゾン(税込5万2800円)の2型。10周年を記念して、秋元デザイナーがリアルに愛用する同ブランドとのコラボを実現させたという。
  
 「フィーニー」は「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」でパタンナーとして経験を積んだ秋元が2012年にスタートしたウィメンズブランド。”ストリート、クリーン、リラックス”をテーマに「ふと手にとってしまうような服作り」を目指す。

■PHEENY POPUP EVENT
会期:9月17日まで
時間:12:00~20:00
住所:東京都渋谷区神南1-19-11

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ガモウ関西がヘアショーの可能性を追求 無観客で収録しユーチューブで配信

 美容ディーラー大手のガモウ関西は、ヘアショーを無観客で開催・収録し、全国の美容師や美容学生に向けてユーチューブで継続的に発信していくプロジェクト“ザ ヘアショー”を開始した。

 ユーチューブの公式サイト“THE HAIR SHOW”から視聴でき、既に「snob(スノッブ)」「リム(LIM)」「ヤヨイブレインズ(YAYOI〜BRAINS)」「ビファイン(Befine)」「スローフロー(SLOW FLOW)」など関西圏を代表するヘアサロンがヘアショーを公開している。

 基本的に2週間に1本くらいのペースで新規動画を公開。10月には「ラジ(Laji)」のヘアショーがアップ予定だ。

 「コロナ禍で全国的にヘアショーの開催がなくなっている。しかしヘアショーは美容業界のクリエイションの最高峰であり、憧れや特別な場として存在し続けることで、多くの人々に感動を与え続けてきた。“ザ ヘアショー”は今の時代だからこそできる形で、クリエイションの刺激となる動画を継続的に届けていきたい」とガモウ関西の担当者は話す。

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「スナイデル」×新木優子×雑誌「スウィート」のコラボ第2弾 8WAYコートを発売

 「スナイデル(SNIDEL)」は、女優の新木優子と雑誌「スウィート(sweet)」(宝島社)とのトリプルコラボレーションの第2弾として、8通りの着こなしが可能なポンチョコート(税込2万9700円)を直営店とオンラインストアで9月10日に発売した。

 今年5月に登場した第1弾のドレスでは、発売日当日の店舗に行列ができ、人気カラーは販売開始からわずか5分で完売したという。第2弾の8WAYコートはアイボリーとグレー、ピスタチオの3色をそろえ、サイズはフリー。正面からはセーラーカラーのように見える取り外し可能なマフラーフードや、カラーごとに異なるパイピングが特徴だ。

 新木はコラボアイテムについて「カラーはグレーと白は決めていて、最後に悩んだのがピスタチオかブラウンか。決め手は私がグリーンを着たい欲が高まっていたのと、今季のトレンド色という点です」とコメント。また、特にこだわったというボタンについては「柄があるほうがかわいいんじゃないかってお話しして。今年は丑年ということもあり、私も牛柄が好きだったので、オリジナルで柄を制作しました」と明かした。同誌10月号では、新木によるこだわりポイントの解説や製作過程を掲載している。

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渋谷パルコが都市型アウトドアゾーン開設、「オガワ」「ノルディスク」など8ショップ

 渋谷パルコは10日、5階に人気のキャンプ・アウトドアブランドを集積した「パルコ アウトドア パーク」をオープンした。“都市型アウトドア”を掲げ、「ノルディスク(NORDISK)」「オガワ(OGAWA)」などハイエンドなテントブランドを誘致する一方で、テントのようなギアだけでなく、アパレルや雑貨など、周辺のグッズも充実させ、キャンプでも街でも使えるグッズを揃えた。リーシングを担当した渋谷パルコの平松有吾営業課課長は「アウトドア市場が伸びている中で、ギアだけでなくパルコらしい高感度なアイテムを提案したかった。1年という時間をかけて有力なブランドを誘致できた。こんな時代だからこそテーマ性のある売り場作りが必要だ。今後はパルコ渋谷での知見をベースに他の館にも広げていきたい」という。

 10店舗目となる直営店舗業態「オガワ グランドロッジ」を出店したキャンバルジャパンの大木英樹・広報課次長は、「これまで出店してきた郊外店舗とは異なり、車で来てそのまま持ち帰るという形ではないかもしれないが、商品をきちんと見せられて、自然への向き合い方やキャンプの考え方などコミュニケーションできる場を作れるというのが大きい」という。同店舗の売り場面積は約70坪で、代表的なアイテムであるロッジ型のテント“タイプ52R(10万4500円)などを軸に、寝袋やチェア、ストープなどの幅広いアイテムを扱う。

 もう一つの大型店舗「ノルディスク キャンプ サプライストア」は直営店舗としては3店舗目。運営は「エフシーイー(F/CE)」を展開するオープン ユア アイズで、約70坪の店舗には、「ノルディスク」のハイエンドなテントやキャンプギアに加え、「エフシーイー」などのアパレル製品も充実させた。「都会のど真ん中にテントを見せることで、新たな顧客層を開拓したい」(広報担当者)という。

 都市型アウトドアというコンセプトを象徴するショップの一つがポートランド発の新感覚のアウトドアブランド「ポーラー(POLeR)」だ。アウトドアとサーファーやスケーター、スノーボーダーのライフスタイルをミックスしたブランドで、代表アイテムの着る寝袋などの遊び心のあふれるアイテムが並ぶ。平松課長とともに今回のリーシングを担当した渋谷パルコの箱田耕平氏は「アウトドアをベースにさまざまなライフスタイルをミックスさせるガレージブランドがいま面白い。パルコがレジや什器などをパッケージで提供するポップアップショップのスペースで、雑誌『ゴーアウト(GO OUT)』とコラボレーションして、『カイメン(KEIMEN)』や『ネイタルデザイン(NATAL DESING)』などのガレージブランドを販売する」という。

 「アウトドア パーク」は、主にアーバンリサーチの「ケービーエフ(KBF)」と三陽商会の「ラブレス」の跡地。他に「エルエルビーン」「レッドウイング」、CBDのセレクトショップ「CBDモーテル」などが出店する。

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カナダ発の「レイニング チャンプ」がベイクルーズと契約 アジア初の旗艦店を原宿にオープン

 ベイクルーズは、カナダ初のアスレチックウエアブランド「レイニング チャンプ(REIGNING CHAMP)」と国内総代理店契約を締結し、9月24日にはアジア初の旗艦店を東京・原宿にオープンする。ベイクルーズ公式オンラインストアでは15日から同ブランドの取り扱いを開始する。

 同旗艦店は約76平方メートルのワンフロアで、内装は白が基調。定番のスエットアイテムをはじめ国内限定品なども取り扱うほか、店舗イベントやコラボレーション企画なども予定している。

 2007年創業の同ブランドは、デザインから縫製までを自社工場で行い、高品質なアスレチックウエアをユニセックスで販売する。18年にサザビーリーグが独占販売契約を締結したが、21年5月末で終了した。

■REIGNING CHAMP
オープン日:9月24日
時間:12:00〜20:00
住所:東京都渋谷区神宮前2-21-14

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米ファッションサブスク企業がトリップアドバイザーと提携 レンタル品をホテルに直接お届け

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は、宿泊施設などの価格比較サービスを運営する旅行プラットフォーム、トリップアドバイザー(TRIPADVISOR)と提携し、特別プログラムの提供を開始した。

 このプログラムでは、トリップアドバイザーの有料会員が同サイトから米国内のホテルを予約すると、専用のランディングページのアドレスがメールで送付される。そこを経由すれば、レント・ザ・ランウェイでレンタルしたアイテムが滞在先のホテルに直接届けられるという仕組みだ。対象となるホテルは約30万軒。返却は通常通り、宅配便を利用もしくは回収スポットに持参となっており、ホテルのフロントに預けることはできないという。

 レント・ザ・ランウェイでは、月に4アイテムを月額89ドル(約9700円)、8アイテムを同135ドル(約1万4000円)、16アイテムを同199ドル(約2万1000円)で提供しているが、今回のプログラムでは全アイテムの中から何点でもレンタルできるほか、割引価格でサービスを利用できる。なお、トリップアドバイザーの有料会員は年会費が99ドル(約1万700円)かかるが、新規に入会する場合、レント・ザ・ランウェイのプロモーションコードにより初年度の会費が20%オフとなる。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴。19年には、大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)が手掛ける「Wホテル」と提携し、今回のプログラムと同様のサービスを米国内の一部で提供している。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。一方で、同社は21年7月に新規上場(IPO)の申請を米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に行っているが、IPOの規模などは明らかにされていない。

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米ファッションサブスク企業がトリップアドバイザーと提携 レンタル品をホテルに直接お届け

 ファッションレンタル事業の先駆けであるレント・ザ・ランウェイ(RENT THE RUNWAY)は、宿泊施設などの価格比較サービスを運営する旅行プラットフォーム、トリップアドバイザー(TRIPADVISOR)と提携し、特別プログラムの提供を開始した。

 このプログラムでは、トリップアドバイザーの有料会員が同サイトから米国内のホテルを予約すると、専用のランディングページのアドレスがメールで送付される。そこを経由すれば、レント・ザ・ランウェイでレンタルしたアイテムが滞在先のホテルに直接届けられるという仕組みだ。対象となるホテルは約30万軒。返却は通常通り、宅配便を利用もしくは回収スポットに持参となっており、ホテルのフロントに預けることはできないという。

 レント・ザ・ランウェイでは、月に4アイテムを月額89ドル(約9700円)、8アイテムを同135ドル(約1万4000円)、16アイテムを同199ドル(約2万1000円)で提供しているが、今回のプログラムでは全アイテムの中から何点でもレンタルできるほか、割引価格でサービスを利用できる。なお、トリップアドバイザーの有料会員は年会費が99ドル(約1万700円)かかるが、新規に入会する場合、レント・ザ・ランウェイのプロモーションコードにより初年度の会費が20%オフとなる。

 レント・ザ・ランウェイは、2009年にニューヨークで創業。オケージョン用のドレスやアクセサリー類のレンタルからスタートした同社は、ラグジュアリーブランドを中心としたハイエンド商品の品ぞろえが豊富なことが特徴。19年には、大手ホテルチェーンの米マリオット・インターナショナル(MARRIOTT INTERNATIONAL)が手掛ける「Wホテル」と提携し、今回のプログラムと同様のサービスを米国内の一部で提供している。しかし、コロナ禍によって華やかなイベントが激減したことや、衛生面での懸念から苦戦を強いられ、20年8月にはニューヨーク旗艦店を含めた全店を閉店した。一方で、同社は21年7月に新規上場(IPO)の申請を米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に行っているが、IPOの規模などは明らかにされていない。

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【独断】外食銘柄、上がる株・下がる株。「こちとら株は素人でも外食は専門家でぇ」

 コロナで外食銘柄が軒並み株価を下げた2020年。21年に入ると企業によっては、復活の手応えを感じ、それが株価にも反映されている。これから上がる株、下がる株はどこか。中堅企業を中心に「独断」で評価する。「当たるも八卦、当たらぬも八卦」。
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焼肉食べ放題・関西の雄「ワンカルビ」の新業態「焼肉タイム」は、大阪侵攻を続ける「焼肉きんぐ」の刺客だ。「間違いない!」

 株式会社ワン・ダイニングから焼肉食べ放題3168円という低価格が武器の新業態「焼肉タイム」が登場した。同社には焼肉食べ放題業態「ワンカルビ」「あぶりや」が存在するが、違いや強みはどこにあるのか、潜入取材を行なった。
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