「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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英国発の高級スパ・スキンケアブランド「エレミス(ELEMIS)」は今秋、ロクシタンジャポン(L'OCCITANE JAPON)傘下で日本事業を始動する。これまでスタービューティーが日本の代理店としてスパでの展開を手掛けてきたが、2019年に本国のロクシタングループ(L'OCCITANE GROUP)が「エレミス」を買収したことをきっかけに、今回日本事業の一部をロクシタンジャポンが担うことになった。今後スタービューティーは継続してスパ事業を展開し、ロクシタンジャポンは百貨店などでのリテールおよびEC展開を担う。
「エレミス」は1989年にアロマセラピストのノエラ・ガブリエル(Noella Gabriel)が自然由来の成分を用いたスキンケアラインとしてローンチ。自然由来成分とサイエンス、スパの3本柱を特徴とし、これまで世界中の高級ホテルやクルーズ船へのスパ・店舗出店やアメニティー提供に加え、英国の航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズ(BRITISH AIRWAYS)のファースト・ビジネスクラスのアメニティーとして製品を展開し、ラグジュアリーブランドとしてのポジションを確立してきた。45を超える国で1000以上の店舗とスパを手掛け、日本では現在ラグジュアリーホテル中心に8カ所にスパを出店している。人気製品は“プロコラジェン クレンジングバーム”(100g、税込7700 円)や“プロコラジェン マリンクリーム”(50g、税込1万5400円)などだ。
ロクシタンジャポンエレミス担当者は「『エレミス』はラグジュアリースパの目利きのお客さまに認められた、肌への手応えと心が満ちる実感の両方を兼ね備えたブランド。今の時代だからこそ、肌と心のウエルネスが求められていると確信している」と語る。日本では看板製品のクレンジングバームに加え、最高峰ライン“ウルトラスマート プロコラジェン”を注力製品として打ち出す。国内の一般認知度はそこまで高くないため、百貨店でのポップアップ・店舗出店で露出を高めることを最優先事項に掲げる。東京では10月20日から伊勢丹新宿店でポップアップを開催する。大阪では10月6日からうめだ阪急本店でポップアップを行い、10月20日には常設店舗をオープンする。また高島屋大阪店でも11月6日から販売を開始する。なお、それぞれの百貨店ECでも製品を同時販売し、来春にはブランド公式ECのリローンチに向けて準備中だ。欧米ではデジタルネイティブなブランドとしても知られ、日本でもデジタルマーケティングに重きを置いた戦略を取る」。
「エレミス」は“イギリスNo.1のラグジュアリースキンケアブランド”として知られ、これまで欧米を中心に展開してきたが、ここ数年で一気にアジア事業を強化した。ショーン・C・ハリントン(Sean C. Harrington)=エレミス最高経営責任者はブランドの成功について「今の消費者は成分や処方についての知識が豊富で、かつ高い・素早い効果実感を求める。『エレミス』は30年以上にわたりスパ施術の経験と、高い研究力を強みとしてきた。さらにコロナ禍で自宅でもぜいたくなセルフケアを求めるニーズが高まり、今まさに高まっているさまざまな消費者のニーズに応えている」と分析する。
またデジタルの戦略も成長の要だと話す。「製品と同じくらい重要視しているのが、デジタルコンテンツだ。インフルエンサーを積極的にし、彼らとともに製品だけでなくスキンケア全般に関するコンテンツを作っている。ECサイトもただ製品を売る場ではなく、バーチャルカウンセリングをはじめ消費者と対話できる重要なツールだと捉え、そこで拾った声は施術や製品開発に生かしている。トランスペアレント(透明)かつリアルな声を生かしたコンテンツにより独自のコミュニティを築いてきた。日本でも、デジタル戦略の成功を生かし、ビジネスを拡大したい」。
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英国発の高級スパ・スキンケアブランド「エレミス(ELEMIS)」は今秋、ロクシタンジャポン(L'OCCITANE JAPON)傘下で日本事業を始動する。これまでスタービューティーが日本の代理店としてスパでの展開を手掛けてきたが、2019年に本国のロクシタングループ(L'OCCITANE GROUP)が「エレミス」を買収したことをきっかけに、今回日本事業の一部をロクシタンジャポンが担うことになった。今後スタービューティーは継続してスパ事業を展開し、ロクシタンジャポンは百貨店などでのリテールおよびEC展開を担う。
「エレミス」は1989年にアロマセラピストのノエラ・ガブリエル(Noella Gabriel)が自然由来の成分を用いたスキンケアラインとしてローンチ。自然由来成分とサイエンス、スパの3本柱を特徴とし、これまで世界中の高級ホテルやクルーズ船へのスパ・店舗出店やアメニティー提供に加え、英国の航空会社、ブリティッシュ・エアウェイズ(BRITISH AIRWAYS)のファースト・ビジネスクラスのアメニティーとして製品を展開し、ラグジュアリーブランドとしてのポジションを確立してきた。45を超える国で1000以上の店舗とスパを手掛け、日本では現在ラグジュアリーホテル中心に8カ所にスパを出店している。人気製品は“プロコラジェン クレンジングバーム”(100g、税込7700 円)や“プロコラジェン マリンクリーム”(50g、税込1万5400円)などだ。
ロクシタンジャポンエレミス担当者は「『エレミス』はラグジュアリースパの目利きのお客さまに認められた、肌への手応えと心が満ちる実感の両方を兼ね備えたブランド。今の時代だからこそ、肌と心のウエルネスが求められていると確信している」と語る。日本では看板製品のクレンジングバームに加え、最高峰ライン“ウルトラスマート プロコラジェン”を注力製品として打ち出す。国内の一般認知度はそこまで高くないため、百貨店でのポップアップ・店舗出店で露出を高めることを最優先事項に掲げる。東京では10月20日から伊勢丹新宿店でポップアップを開催する。大阪では10月6日からうめだ阪急本店でポップアップを行い、10月20日には常設店舗をオープンする。また高島屋大阪店でも11月6日から販売を開始する。なお、それぞれの百貨店ECでも製品を同時販売し、来春にはブランド公式ECのリローンチに向けて準備中だ。欧米ではデジタルネイティブなブランドとしても知られ、日本でもデジタルマーケティングに重きを置いた戦略を取る」。
「エレミス」は“イギリスNo.1のラグジュアリースキンケアブランド”として知られ、これまで欧米を中心に展開してきたが、ここ数年で一気にアジア事業を強化した。ショーン・C・ハリントン(Sean C. Harrington)=エレミス最高経営責任者はブランドの成功について「今の消費者は成分や処方についての知識が豊富で、かつ高い・素早い効果実感を求める。『エレミス』は30年以上にわたりスパ施術の経験と、高い研究力を強みとしてきた。さらにコロナ禍で自宅でもぜいたくなセルフケアを求めるニーズが高まり、今まさに高まっているさまざまな消費者のニーズに応えている」と分析する。
またデジタルの戦略も成長の要だと話す。「製品と同じくらい重要視しているのが、デジタルコンテンツだ。インフルエンサーを積極的にし、彼らとともに製品だけでなくスキンケア全般に関するコンテンツを作っている。ECサイトもただ製品を売る場ではなく、バーチャルカウンセリングをはじめ消費者と対話できる重要なツールだと捉え、そこで拾った声は施術や製品開発に生かしている。トランスペアレント(透明)かつリアルな声を生かしたコンテンツにより独自のコミュニティを築いてきた。日本でも、デジタル戦略の成功を生かし、ビジネスを拡大したい」。
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ニューヨーク&ロンドンに続きスタートしたミラノ・コレクションも終盤に差し掛かりました。現地在住スタッフの取材に加え、日本の「WWDJAPAN」編集部員もデジタルショーを見て、ファッションウイークならではの“お祭り感”をリポートします。ミラノ第4弾は、編集部・益成がお届けします。
「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、アントニオ・ポンピリオ(Antonio Pompilio)がアーティスティック・ディレクションを手がける日本発のブランド。2回目の参加の今回、ポンピリオはショートフィルム「ミラノー東京」で新作コレクションを発表しました。その設定は、まるで映画「ロスト・イン・トランスレーション」のよう。東京の街の魅力が十分に伝わる内容になっています。
モデルたちが乗り込むのは「オニツカタイガー」のチャーター便。東京に到着後、スポーティーなクロップドブルゾンやセットアップなどをまとったモデルたちが夜の東京を放浪するというストーリーです。ブランドのシンボルで来年の干支である“寅”モチーフが、ボーダーやグラフィカルなラインのウエアのアクセントに。オレンジ、ミント、レッドと大胆なカラーミックスの軽やかなレイヤードスタイルが新宿のネオン街に映えます。色の組み合わせやレイヤードの楽しさがリアルに感じられるコレクション。デジタルならではの凝った演出も最高でした。
「エミリオ プッチ(EMILIO PUCCI)」は、デザインチームによるコレクションを発表しました。9月初めに「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」や「ディオール(DIOR)」などで活躍したカミーユ・ミチェリ(Camille Miceli)が同ブランドのクリエイティブ・ディレクターに就任したばかり。彼女によるコレクションは 2022-23年秋冬からを予定しています。
今回のコレクションのテーマは“海岸でのやすらぎ”。創設者であるエミリオのビジョン“飛行機でエキゾチックな場所への旅を楽しむ女性のワードローブ”を再解釈して表現しています。自宅やビーチで活躍するチュニックはもちろん、胸元を深くカットしたカラフルなマイクロミニドレスにブラトップ、大胆にカットアウトを施したホルターネックドレス、究極のリラックスウエアであるパジャマ風ルックなど開放的なスタイルを発表しました。アーカイブからのプリントをアップデートしたアイテムも登場。自宅にいながらバカンス気分を味わえるようなラインアップです。
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「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「MSGM(MSGM)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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しまむらが引き続き好調だ。2021年3〜8月期(22年2月期上期)連結業績は、売上高、営業利益、純利益それぞれで上期として過去最高を記録した。地方ロードサイドの独立店舗が中心の同社にとって、コロナ禍による都心への外出抑制は大きな追い風。実際、売上高の75%以上を占める「ファッションセンターしまむら(以下、しまむら)」業態の客数は、3〜8月で前年同期比10.6%増、コロナ禍前の19年同期に対しても伸ばしている。ただし、コロナの神風ばかりが好調の要因ではない。①商品、②販促、③ECの3軸それぞれで、この間実践してきた施策が実を結んでいる。
①の商品では、「しまむら」で進めてきたPB(自社開発ブランド)、JB(Joint Development Brand=サプライヤーとの共同開発ブランド)の強化策が奏功している。JBは、アウトドアショップ「ロゴス(LOGOS)」と共同開発し、6月に立ち上げた「ロゴスデイズ(LOGOS DAYS)」などが代表例。また、インフルエンサーを起用した共同企画にも注力している。「しまむら」での好調を受け、「アベイル」「バースデイ」など他業態でもPB、JB強化策の水平展開を進めている。
PB、JB強化に伴い、期初に大量に作り込んで売れ残ったら値引きするというこれまでの手法に代えて、旬の商品を短期間で生産し売り切っていくQR(クイックレスポンス)の比率が高まっている。「全体に占めるQRの比率は、3〜8月で28%にまで高まった。これにより、上期は在庫のコントロールも非常にうまくいった」と、9月27日に行われたリモート決算会見で鈴木誠社長は手応えを語った。
②の販促では、テレビCMをやめて動画サイトなどウェブへの広告出稿に切り替えると共に、「しまむら」の公式インスタグラムアカウント(@shimastyle.jp)を4月に立ち上げ。これらの成果により、広告宣伝費は19年3〜8月に比べて35.6%削減でき、これが値引きの抑制などと共に利益面に大きく貢献した。
③のECでは、「しまむら」で20年10月に自社ECを本格スタートした。配送料のかからない店舗受け取りを選択する客が利用客の90%を占め、店舗受け取りの際についで買いする客はそのうちの50%と狙い通り。会員登録者は3〜8月で60万人を超え、22年2月末には100万人突破を見込む。「EC開始から1年がたち、知見が大分蓄積されてきた」と鈴木社長は語り、EC限定商品や限定カラーなどを「EC取り扱い商品全体の65%にする」というのが、現時点で編み出している勝ちパターンだ。「ECは店頭よりもさらに回転率を高め、20日前後で商品が入れ替わるようにしている。売れ残りが出た際は実店舗を持つ強みを生かし、速やかに店頭に流す」。
ただし、22年2月期で目標としていた年間EC売上高は、50億円から35億円に修正した。昨年の「しまむら」EC立ち上げに続き、この9月には子ども服の「バースデイ」でもECを開始したが、当初は2月末までにこの2業態以外でもECを立ち上げる予定だった。しかし、ひとまずはこの2業態に注力。「ECセンターの稼働が追いつかず、3〜8月のEC売上高は10億円となり予算には届かなかった。ただし、9月以降はフル稼働できている」という。また、以前は外部EC倉庫も活用して「バースデイ」のEC売り上げを拡大していく構想を描いていたが、「内製化して社内にノウハウを貯めるべきという意見が強まったため、(スピードは落ちるが)今はしっかり基礎を固めている」。EC事業は23年2月期で黒字化を見込んでいる。
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「マルニ(MARNI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「ディオール(DIOR)」は、バスケットボールシューズから着想した新作スニーカー“D-プレイヤー(D-PLAYER)”を発売した。価格は税込13万7500円。全国の「ディオール」店舗と公式ECサイトで取り扱う。
デザインは、ハイトップのバスケットボールシューズを彷彿とさせるシルエットや、キルティングナイロンを用いたアッパーが特徴だ。色はホワイトや、ブルー、シルバーをラインアップする。
発売に合わせて、スナップチャット(SNAPCHAT)にAR(拡張現実)フィルターを公開している。カメラを足元に向けると、バーチャル上で同スニーカーを試着することが可能だ。
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ユニセフのグローバル・サポーターを務めるアイドルグループのBTSが9月24日、ニューヨークで開催された国連総会でスピーチを行った。2030年までに若者への安定した教育水準や技能研修、雇用の確保を掲げるパートナーシップが発足した本イベントでBTSは、サステナブルなモノづくりを行う韓国ブランド「リコード(RE;CODE)」のカスタムスーツを着用した。胸元には国連の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals、SDGs)を表すレインボーのスワロフスキーピンをつけた。
「リコード」は、韓国のアップサイクルブランド。在庫衣類やエコ生地を使用して、アイテムを再構築するコレクションを手掛ける。2020年秋冬コレクションでは、「ナイキ(NIKE)」とコラボレートして話題を集めた。国連総会での着用に際して、「このスーツは、持続可能なファッションの支援・後押しを目指してデザインした。国連でスピーチをするBTSのために、特別に制作した」と語った。
BTSは7分にわたるスピーチの中で、「新型コロナウイルスの蔓延によって、さまざまな機会から遠ざけられた10代・20代の若者たちは、“ロスト(失われた)”世代と見られているかもしれない。しかし、われわれは変化を恐れず前に進む世代、“ウェルカム”世代だ」と若者にメッセージを贈った。ほかにも、国連本部で撮影した「Permission to Dance」のパフォーマンス動画をユーチューブで公開した。
リーダーのRMは、メトロポリタン美術館で韓国の職人技を称えるイベントに参加し、スピーチをした。ほかにもヒットソング「Butter」のリミックスを手掛けるラッパーのミーガン・ジー・スタリオン(Megan Thee Stallion)とも合流するなど、ニューヨークで思い思いの時間を過ごした。
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今年もクリスマスコフレの季節が到来。各ブランドの個性が光る豪華なホリデーコレクションやコフレを発売順に随時更新でお届けする。
「ローラメルシエ(LAURA MERCIER)」は2021年ホリデーコレクションを10月6日から順次発売する。フランスの伝統文化からインスピレーションを受けた神秘的かつ優美なコレクションに仕上げた。豪華絢爛なボールルームで繰り広げられる幻想的で美しい舞踏会の雰囲気を全20種のアイテムに落とし込んだ。
第1弾は10月6日発売。発光するように輝く仕上がりのルースセッティングパウダー“トランスルーセント ルース セッティング パウダー ライトキャッチャー”(全3色、各税込5280円)と、人気のブラシコレクションから5本を厳選した“ストローク オブ ミッドナイト ブラシ コレクション”(税込8800円)がそろう。
「ローラメルシエ(LAURA MERCIER)」のホリデーコレクションをチェック
「ランコム(LANCOME)」は10月15日、2021年のクリスマスコフレ“ビューティーボックス“(税込2万1450円)を発売する。10月1日から予約を開始する。なお、公式サイトと「アットコスメ ショッピング」では先行して9月24日に予約を開始し、10月1日から販売する。
毎月パリのトレンドを取り入れた雑貨やコスメを届けるサブスクリプションサービス「マイリトルボックス(My Little Box)」から、アドベントカレンダー“クリスマス カウントダウン セット 2021”(税込8500円)が登場する。内容は、ヘアケアやスキンケア、メイクアップなど14点のコスメと、同製品のために作られたオリジナルの雑貨10点をセットにした。
「アディクション」は2021年ホリデーコレクション「スパークル カラー コレクション」(全3種、税込各5940円)を10月15日に発売する。クリアベースのスパークルな輝きで、まぶたや唇、指先を彩る。“ザ アイシャドウ スパークル”と”リップ オイル プランパー”、“ザ ネイルポリッシュ”の3アイテムをセットする。
「アディクション(ADDICTION)」のクリスマスコフレをチェック
日東電化工業の敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は10月20日、写真家の石田真澄とコラボレーションした “2021 HOLIDAY MAKEUP COLLECTION”を限定発売する。伊勢丹新宿本店ビューティーアポセカリー、三越伊勢丹のEC「ミーコ(meeco)」では10月13日から先行販売する。
「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は10月20日から2021年ホリデーコレクションを発売する。今年のホリデーコレクションのテーマは、「大切な人に、肌に、地球に。喜びの連鎖が広がるホリデー コレクション」。100%ビーガンフォーミュラで、動物実験を行わず、プラスチック削減にも取り組んだ、肌にも地球にもやさしいコレクションだ。10月20日発売の第一弾では、12色のアイシャドウパレット“トレジャード ミネラリスト アイシャドウ パレット ”(税込8250円)と、限定ブラシとポーチのセット“ホリデー メイクアップ ブラシ キット 2021”(税込9900円)が登場。11月3日発売の第二弾、12月1日の第三弾では、ファンデーションとフェイスパウダーを自由に選べるキットや人気スキンケアのセットなどを多数ラインアップする。
グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、ホリデーコレクション(全7品目13品種、税込4950〜6万6000円)を10月21日と11月21日に発売する。テーマは「Garden of Splendor Collection ~輝く花園は、あなたの中に~」。世界で活躍するアーティストのミカエルカイユが、ブランドオリジナルの花園の世界を描きパッケージに採用したコレクションを提案する。
「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」のホリデーコレクションをチェック
「エスティ ローダー」は10月22日、毎年好評のクリスマスコフレ“メークアップ コレクション 2021”(税込1万5400円)を発売する。オリジナルのコスメティック バッグにスターアイテムを詰め込んだごうかなセットだ。そのほか、11月5日に“アドバンス ナイト リペア セット”(税込1万5400円)、11月12日に“マイクロ エッセンス ローション セット”(税込 1万3750円)、“ファンデーション セット”(1万3420円~1万6280円)、12月1日にリップ、チーク、スキンケアのセット“グッド アズ ゴールド 2021”(税込7150円)を発売する。
〈“メークアップ コレクション 2021”セット内容〉
・ピュア カラー エンヴィ アイシャドウ アンド チーク パレット キャンディ グラム(アイシャドウ8色、チーク1色)
・ピュア カラー エンヴィ アイシャドウ アンド チーク パレット キャンディ グロウ(アイシャドウ8色、チーク1色)
・ピュア カラー エンヴィ リップスティック #380 #540
・ピュア カラー エンヴィ キッサブル リップシャイン #107
・ダブル ウェア ゼロ スマッジ マスカラ #01
・マイクロ エッセンス ローション 50mL/15mL
・アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス 15mL/7mL
・シュープリーム プラス トータル クリーム 15mL/7mL
・オリジナル コスメティック バッグ
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、2021年ホリデーコレクションを発売する。 第1弾は10月22日発売。ラグジュアリーシリーズ「リュクス」の新フォーミュラ“リュクス アイシャドウ フォイル”を詰めた限定パレット“リュクス プレシャス メタルズ アイシャドウ パレット”(税込1万450円)や、華やかな艶と血色美を与えるイルミネーターパレット“リュクス イルミネイティング デュオ”(限定2種、各税込6600円)などがそろう。そのほか、5種のブラシセットやマルチクリームアイシャドウスティックも展開する。
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」のホリデーコレクションをチェック
「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、2021年ホリデーコレクション「ゴールド アトリエ ナイト イン パリ」を10月22日から発売する。パリにあるクチュールのアトリエで開かれるシークレットパーティーにぴったりなブラックやゴールドのスペシャルパッケージのアイテムや、キットが豊富に登場する。
第1弾は10月22日発売。絶妙なくすみ感ときらめきを与えるウォームカラーを詰め込んだマルチカラーパレット“クチュール カラー クラッチ コレクター”(税込1万4850円)や、人気のリップカラーにゴールドシマーの輝きをプラスした“ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター”(限定4色、各税込4950円)、クッションタイプの限定チーク&ハイライター“アンクル ド ポー ルクッション ゴールドラッシュハイライター”(税込8800円)などがそろう。 第2弾は11月12日、第3弾は12月1日発売。
「イヴ・サンローラン(YSL)」のホリデーコレクションをチェック
「ロクシタン(L'OCCITANE)」は2021年のホリデーコレクションを10月27日から発売する。コンセプトは“想いを届けるギフトファクトリー”。プロヴァンスの森で見つけたとっておきの香りを収穫、抽出して、3つの限定の香りを展開する。
10月27日発売の“フルーティフィグシア”シリーズは、いちじくの実の芳醇さに森の花や木々の香りがとけこんだフルーティな香り。“フルーティフィグ シア シャワークリーム”(250mL、税込3190円)や“同 スノーシア ボディクリーム”(200mL、税込5390円/125mL、4290円)などがそろう。さらにブランドのベストセラーアイテム24個がミニサイズになって詰まった“アドベントカレンダー2021”(税込9350円)が登場する。
「ロクシタン(L'OCCITANE)」のホリデーコレクションをチェック
「サボン(SABON)」は2021年ホリデーコレクションを10月28日から順次発売する。テーマは“Everything You Can Imagine”。豊かなチョコレートと情熱的なブラッドオレンジを掛け合わせた甘美で芳醇な“ゴールデン・ディライト”の香りの製品をラインアップする。パッケージやギフトボックスに描かれるデザインは、イスラエルの彫刻家でありオプ・アートやキネティック・アートに貢献する実験芸術家ヤコブ・アガム(Yaacov Agam)の作品に着想を受けて創作した。
「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、ハローキティとコラボした2021年ホリデーコレクションを11月1日と11月15日に発売する。“Rock the party! ハローキティときらめくトウキョウ ロックナイト”をテーマに、東京のナイトシーンにインスパイアされたグラマラスロックなコレクションを展開する。世界的なセレブリティーをはじめ、多くのファッションアイコンからも支持されるハローキティが、「シュウ ウエムラ」らしいエッジィシックなメイクで、よりおしゃれにドレスアップ。かわいいだけじゃない、大胆でワイルドに変身した新たなハローキティの魅力が詰まったコレクションに仕上げた。
「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」のホリデーコレクションをチェック
「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」は、ゴールドのきらめきをふんだんに使用したメイクアップコレクションを11月1日に発売する。
“ロイヤルグロス シャインリッププランパー”(限定2色、各税込4510円)は、反射率の高いグリッターがクリスタルのような輝きを実現。伸びがよく軽いテクスチャーでありながら、唇に潤いを与える。“ロイヤルシャドウ リキッドアイシャドウ”(限定2色、各税込4510円)は、鮮やかでシマーな仕上がりのリキッドアイシャドウ。ワンストロークで鮮やかに発色する。
「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のホリデーコレクションをチェック
「コスメデコルテ(DECORTE)」は11月1日に、ホリデーシーズンを記念したメイクアップアイテムを発売する。
“AQ リップスティック”(限定2色、各税込6600円)は、レッドカラーのデザインが華やかな限定パッケージで登場。表面にはふんだんにパールを吹き付け、見た目も美しいリップスティックに仕上げた。レッドパールが華やかなディープレッドと、多彩なパールが可憐なコーラルピンクの2色がそろう。
“メイクアップ コレクション2021”(税込8250円)は、オリジナルポーチにピンク系のメイクアップアイテムをセットする。人気の“アイグロウジェム”や“ルージュ デコルテ”など4アイテムが全て限定色&限定デザインで登場。リラックス感、安心感を演出した繕う自分が心地よくいられるメイクアップコレクションに仕上げた。
「コスメデコルテ(DECORTE)」のクリスマスコフレをチェック
「RMK」は2021年ホリデーコレクションを11月3日と19日に数量限定で発売する。この春に就任したクリエイティブディレクターのYUKIが「プリズマティックラスター」をテーマに、色や質感の光沢でさまざまに表現。心地よく、可愛らしく、上品なアイテムがそろう。
11月3日発売の第1弾は、5アイテム10製品をラインアップ。光のプリズムがまぶたを彩る“プリズマティックラスター アイシャドウパレット”(全2種、各税込6600円)や、上品な光と影を生み出すフェイスカラー“プリズマティックラスター フェイスパレット”(全2種、各税込6050円)などを用意する。
「スック」は2021年クリスマスコフレを11月5日に発売する。漢詩に由来し、日本の自然美をうたう言葉「雪月花」をイメージした2つの色調を用意。キットAは雪景色に映える椿のような凛としたフェミニンな表情に仕上げるピンク系のカラー、キットBは冬の柑橘や木の花のように暖かな表情を演出するアースカラーのアイテムがそろう。価格はそれぞれ税込1万1000円。
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今年もクリスマスコフレの季節が到来。各ブランドの個性が光る豪華なホリデーコレクションやコフレを発売順に随時更新でお届けする。
「ローラメルシエ(LAURA MERCIER)」は2021年ホリデーコレクションを10月6日から順次発売する。フランスの伝統文化からインスピレーションを受けた神秘的かつ優美なコレクションに仕上げた。豪華絢爛なボールルームで繰り広げられる幻想的で美しい舞踏会の雰囲気を全20種のアイテムに落とし込んだ。
第1弾は10月6日発売。発光するように輝く仕上がりのルースセッティングパウダー“トランスルーセント ルース セッティング パウダー ライトキャッチャー”(全3色、各税込5280円)と、人気のブラシコレクションから5本を厳選した“ストローク オブ ミッドナイト ブラシ コレクション”(税込8800円)がそろう。
「ローラメルシエ(LAURA MERCIER)」のホリデーコレクションをチェック
「ランコム(LANCOME)」は10月15日、2021年のクリスマスコフレ“ビューティーボックス“(税込2万1450円)を発売する。10月1日から予約を開始する。なお、公式サイトと「アットコスメ ショッピング」では先行して9月24日に予約を開始し、10月1日から販売する。
毎月パリのトレンドを取り入れた雑貨やコスメを届けるサブスクリプションサービス「マイリトルボックス(My Little Box)」から、アドベントカレンダー“クリスマス カウントダウン セット 2021”(税込8500円)が登場する。内容は、ヘアケアやスキンケア、メイクアップなど14点のコスメと、同製品のために作られたオリジナルの雑貨10点をセットにした。
「アディクション」は2021年ホリデーコレクション「スパークル カラー コレクション」(全3種、税込各5940円)を10月15日に発売する。クリアベースのスパークルな輝きで、まぶたや唇、指先を彩る。“ザ アイシャドウ スパークル”と”リップ オイル プランパー”、“ザ ネイルポリッシュ”の3アイテムをセットする。
「アディクション(ADDICTION)」のクリスマスコフレをチェック
日東電化工業の敏感肌向けコスメブランド「オサジ(OSAJI)」は10月20日、写真家の石田真澄とコラボレーションした “2021 HOLIDAY MAKEUP COLLECTION”を限定発売する。伊勢丹新宿本店ビューティーアポセカリー、三越伊勢丹のEC「ミーコ(meeco)」では10月13日から先行販売する。
「ベアミネラル(BAREMINERALS)」は10月20日から2021年ホリデーコレクションを発売する。今年のホリデーコレクションのテーマは、「大切な人に、肌に、地球に。喜びの連鎖が広がるホリデー コレクション」。100%ビーガンフォーミュラで、動物実験を行わず、プラスチック削減にも取り組んだ、肌にも地球にもやさしいコレクションだ。10月20日発売の第一弾では、12色のアイシャドウパレット“トレジャード ミネラリスト アイシャドウ パレット ”(税込8250円)と、限定ブラシとポーチのセット“ホリデー メイクアップ ブラシ キット 2021”(税込9900円)が登場。11月3日発売の第二弾、12月1日の第三弾では、ファンデーションとフェイスパウダーを自由に選べるキットや人気スキンケアのセットなどを多数ラインアップする。
グローバルラグジュアリーブランド「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は、ホリデーコレクション(全7品目13品種、税込4950〜6万6000円)を10月21日と11月21日に発売する。テーマは「Garden of Splendor Collection ~輝く花園は、あなたの中に~」。世界で活躍するアーティストのミカエルカイユが、ブランドオリジナルの花園の世界を描きパッケージに採用したコレクションを提案する。
「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」のホリデーコレクションをチェック
「エスティ ローダー」は10月22日、毎年好評のクリスマスコフレ“メークアップ コレクション 2021”(税込1万5400円)を発売する。オリジナルのコスメティック バッグにスターアイテムを詰め込んだごうかなセットだ。そのほか、11月5日に“アドバンス ナイト リペア セット”(税込1万5400円)、11月12日に“マイクロ エッセンス ローション セット”(税込 1万3750円)、“ファンデーション セット”(1万3420円~1万6280円)、12月1日にリップ、チーク、スキンケアのセット“グッド アズ ゴールド 2021”(税込7150円)を発売する。
〈“メークアップ コレクション 2021”セット内容〉
・ピュア カラー エンヴィ アイシャドウ アンド チーク パレット キャンディ グラム(アイシャドウ8色、チーク1色)
・ピュア カラー エンヴィ アイシャドウ アンド チーク パレット キャンディ グロウ(アイシャドウ8色、チーク1色)
・ピュア カラー エンヴィ リップスティック #380 #540
・ピュア カラー エンヴィ キッサブル リップシャイン #107
・ダブル ウェア ゼロ スマッジ マスカラ #01
・マイクロ エッセンス ローション 50mL/15mL
・アドバンス ナイト リペア SMR コンプレックス 15mL/7mL
・シュープリーム プラス トータル クリーム 15mL/7mL
・オリジナル コスメティック バッグ
「ボビイ ブラウン(BOBBI BROWN)」は、2021年ホリデーコレクションを発売する。 第1弾は10月22日発売。ラグジュアリーシリーズ「リュクス」の新フォーミュラ“リュクス アイシャドウ フォイル”を詰めた限定パレット“リュクス プレシャス メタルズ アイシャドウ パレット”(税込1万450円)や、華やかな艶と血色美を与えるイルミネーターパレット“リュクス イルミネイティング デュオ”(限定2種、各税込6600円)などがそろう。そのほか、5種のブラシセットやマルチクリームアイシャドウスティックも展開する。
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「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、2021年ホリデーコレクション「ゴールド アトリエ ナイト イン パリ」を10月22日から発売する。パリにあるクチュールのアトリエで開かれるシークレットパーティーにぴったりなブラックやゴールドのスペシャルパッケージのアイテムや、キットが豊富に登場する。
第1弾は10月22日発売。絶妙なくすみ感ときらめきを与えるウォームカラーを詰め込んだマルチカラーパレット“クチュール カラー クラッチ コレクター”(税込1万4850円)や、人気のリップカラーにゴールドシマーの輝きをプラスした“ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター”(限定4色、各税込4950円)、クッションタイプの限定チーク&ハイライター“アンクル ド ポー ルクッション ゴールドラッシュハイライター”(税込8800円)などがそろう。 第2弾は11月12日、第3弾は12月1日発売。
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「ロクシタン(L'OCCITANE)」は2021年のホリデーコレクションを10月27日から発売する。コンセプトは“想いを届けるギフトファクトリー”。プロヴァンスの森で見つけたとっておきの香りを収穫、抽出して、3つの限定の香りを展開する。
10月27日発売の“フルーティフィグシア”シリーズは、いちじくの実の芳醇さに森の花や木々の香りがとけこんだフルーティな香り。“フルーティフィグ シア シャワークリーム”(250mL、税込3190円)や“同 スノーシア ボディクリーム”(200mL、税込5390円/125mL、4290円)などがそろう。さらにブランドのベストセラーアイテム24個がミニサイズになって詰まった“アドベントカレンダー2021”(税込9350円)が登場する。
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「サボン(SABON)」は2021年ホリデーコレクションを10月28日から順次発売する。テーマは“Everything You Can Imagine”。豊かなチョコレートと情熱的なブラッドオレンジを掛け合わせた甘美で芳醇な“ゴールデン・ディライト”の香りの製品をラインアップする。パッケージやギフトボックスに描かれるデザインは、イスラエルの彫刻家でありオプ・アートやキネティック・アートに貢献する実験芸術家ヤコブ・アガム(Yaacov Agam)の作品に着想を受けて創作した。
「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」は、ハローキティとコラボした2021年ホリデーコレクションを11月1日と11月15日に発売する。“Rock the party! ハローキティときらめくトウキョウ ロックナイト”をテーマに、東京のナイトシーンにインスパイアされたグラマラスロックなコレクションを展開する。世界的なセレブリティーをはじめ、多くのファッションアイコンからも支持されるハローキティが、「シュウ ウエムラ」らしいエッジィシックなメイクで、よりおしゃれにドレスアップ。かわいいだけじゃない、大胆でワイルドに変身した新たなハローキティの魅力が詰まったコレクションに仕上げた。
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「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」は、ゴールドのきらめきをふんだんに使用したメイクアップコレクションを11月1日に発売する。
“ロイヤルグロス シャインリッププランパー”(限定2色、各税込4510円)は、反射率の高いグリッターがクリスタルのような輝きを実現。伸びがよく軽いテクスチャーでありながら、唇に潤いを与える。“ロイヤルシャドウ リキッドアイシャドウ”(限定2色、各税込4510円)は、鮮やかでシマーな仕上がりのリキッドアイシャドウ。ワンストロークで鮮やかに発色する。
「ドルチェ&ガッバーナ ビューティ(DOLCE&GABBANA BEAUTY)」のホリデーコレクションをチェック
「コスメデコルテ(DECORTE)」は11月1日に、ホリデーシーズンを記念したメイクアップアイテムを発売する。
“AQ リップスティック”(限定2色、各税込6600円)は、レッドカラーのデザインが華やかな限定パッケージで登場。表面にはふんだんにパールを吹き付け、見た目も美しいリップスティックに仕上げた。レッドパールが華やかなディープレッドと、多彩なパールが可憐なコーラルピンクの2色がそろう。
“メイクアップ コレクション2021”(税込8250円)は、オリジナルポーチにピンク系のメイクアップアイテムをセットする。人気の“アイグロウジェム”や“ルージュ デコルテ”など4アイテムが全て限定色&限定デザインで登場。リラックス感、安心感を演出した繕う自分が心地よくいられるメイクアップコレクションに仕上げた。
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「RMK」は2021年ホリデーコレクションを11月3日と19日に数量限定で発売する。この春に就任したクリエイティブディレクターのYUKIが「プリズマティックラスター」をテーマに、色や質感の光沢でさまざまに表現。心地よく、可愛らしく、上品なアイテムがそろう。
11月3日発売の第1弾は、5アイテム10製品をラインアップ。光のプリズムがまぶたを彩る“プリズマティックラスター アイシャドウパレット”(全2種、各税込6600円)や、上品な光と影を生み出すフェイスカラー“プリズマティックラスター フェイスパレット”(全2種、各税込6050円)などを用意する。
「スック」は2021年クリスマスコフレを11月5日に発売する。漢詩に由来し、日本の自然美をうたう言葉「雪月花」をイメージした2つの色調を用意。キットAは雪景色に映える椿のような凛としたフェミニンな表情に仕上げるピンク系のカラー、キットBは冬の柑橘や木の花のように暖かな表情を演出するアースカラーのアイテムがそろう。価格はそれぞれ税込1万1000円。
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「ディースクエアード(DSQUARED2)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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東京発の招待制ゲームルーム「ボルトルーム(VAULTROOM)」は、ゲームにまつわる言葉やロゴを刺しゅうした新作グッズを9月30日に公式オンラインストアで発売する。イメージビジュアルには、EXILEや三代目J Soul Brothersでパフォーマーを務める関口メンディーを起用した。そのほかスタイリングは大島陸が担当し、撮影は岩本幸一郎が、ヘアメイクは木村一真が務めた。
グッズは、銃を射撃したときの反動を指す言葉“リコイル(RECOIL)”と銃のグラフィックが付いたTシャツ(税込8800円)、家庭用ゲーム機のコントローラーを指す“パッド(PAD)” をフロントに刺しゅうし、同様のデザインをバックプリントしたTシャツ(同8800円)の2型を用意する。なお10月前半には、FPS(主観視点のシューティングゲーム)で敵に武器の照準を合わせる“エイム(AIM)”や、オンラインゲームの初心者を指す“ヌーブ(NOOB)”のロゴTシャツ(同8800円)も販売する予定だ。
「ボルトルーム」は、土井郁輝オーナーら4人が始動した、東京に2拠点、福岡に1拠点を構える日本最大級のゲームコミュニティーだ。普段は有名ブランドのアパレルを製造する土井オーナーの知見を生かしたオリジナルグッズも注目を集めており、今年6月にオープンしたECサイトでは発売と同時に全商品が完売した。またそれらのグッズは、セレクトショップのGR8(グレイト)でも販売し、発売日には約300人が並んだという。定期的に開催するカスタムマッチでは毎試合、オリジナルのアパレルグッズをプレゼントしている。
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ボンジョールノ(こんにちは)!いや、日本でアップされる頃は、ボナセーラ(こんばんは)でしょうか。ヨーロッパ通信員の藪野です。ミラノコレ2日目は、朝一の「マックスマーラ(MAX MARA)」から、夜の「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」までリアルショーが盛りだくさん。その後には「ポメラート(POMELLATO)」のパーティーも待っています。長い1日になりますが、朝食をしっかり食べて、ミラノの街を駆け回ります。
「マックスマーラ」の会場は、コロナ前と同じボッコーニ大学。地下のランウエイを見下ろせるガラス張りの壁には学生と見られる若者たちがズラリと並び、かつてと変わらない風景が広がります。
今季のインスピレーション源は、作家のフランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)と彼女が1954年に発表した小説「悲しみよ こんにちは」の主人公セシル。6月にイタリア・イスキア島で発表した2022年リゾート・コレクションもトルーマン・カポーティ(Truman Capote)による旅行記が着想源になっていましたが、その時に「ロックダウン中にたくさん本を読み直した」と話していたイアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクターは、昔の本からさまざまのアイデアを得たようですね。
軸となるのはワークウエアですが、カジュアルではなく、テーラリング技術を生かしてエレガントに仕上げているところが、「マックスマーラ」ならでは。クロップド丈のトップスやブラトップとミニスカートの上に、アウターをさらりと羽織るスタイルが目を引きます。座席のデッキチェアにも使われていたようなマルチカラーのボーダーは、日に焼けて少し褪せたような色合いでショーのルックにも登場。ヨーロッパのリゾートやビーチを想起させますね。
「ボス(BOSS)」の会場は、中心地から離れたケネディ・スポーツ・センターの野球場。野球やバスケットボールのユニフォームも手掛ける「ラッセルアスレティック(RUSSELL ATHLETIC)」と再びコラボした22年プレ・スプリング・コレクションをお披露目するのに、ぴったりのロケーションです。
数多くのインフルエンサーを招待した今回のショーは、演出にもかなり力が入っていて、正直びっくり。会場に入ると、ハンバーガーやホットドッグ、ポップコーン、アイスクリームなどが振る舞われ、グラウンドでは野球チームがウォーミングアップ中。その横ではオリジナルのマスコットが来場者を迎え、反対側の観客席にはお揃いのTシャツを来たサポーターたちの姿も見えます。さらに、アメリカ英語での実況中継も始まり、マーチングバンドの行進とチアリーダーのパフォーマンスからショーはスタート。そんな演出からも分かるように、コレクションもスポーツカジュアルとゆったりしたテーラリングをミックスしたカレッジスタイル。まさにアメリカンな要素てんこ盛りのエンターテインメントショーを満喫しました。
「エトロ(ETRO)」は、巨大な倉庫のような空間でショーを開催しました。「エトロ」の春夏といえば、リゾートの風を感じるカラフルでハッピーなスタイル。「IN FULL BLOOM(咲き誇る)」と名付けられた今季も、さまざまな花柄やペイズリーをはじめ、室内装飾からヒントを得た幾何学柄、鳥のモチーフ、マルチカラーストライプなどがウエアを飾ります。そこに加えるのは、リラックス感のあるドローストリングパンツや端正なテーラリング、ゴールドの大ぶりなジュエリー。今季多くのブランドが提案しているブラトップも多色使いのクロシェ編みやスポーティーな素材で作り、ヘルシーな印象に仕上げています。
7月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社であるLキャタルトン(L CATTERTON)の傘下に入り、新たなスタートを切った「エトロ」。ほかにも転換期を迎えているイタリアのファミリーブランドは多く、その動向にも注目です。
キム・ジョーンズ(Kim Jones)が加わってからの「フェンディ(FENDI)」は、テーラリングがグッと良くなった印象です。今シーズンも、前身頃だけレイヤードしたようなでデザインのジャケットにスーパーワイドなパンツを合わせるスタイルが新鮮でした。過去のモチーフやブランドのヘリテージを蘇らせ、現代のエレガンスに仕上げるキムのディレクション力はあっぱれ。袖口のボタンやファスナーがアクセサリーと共通する”オーロック”になっていたり、キルティングが“ダブルF”パターンになっていたりと、細かな部分のデザインもニクいです。今後がますます楽しみになりました!
「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」で「2 モンクレール 1952(2 MONCLER 1952)」のウィメンズを手がけているヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)による新ブランド「クイラ(QUIRA)がデビューしました。そんな彼女は、創業者時代の「ジル サンダー(JIL SANDER)」ではヘッド・ニットデザイナー、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」ではプレ・コレクションのヘッドデザイナーを務めていたという経歴の持ち主。期待せずにはいられません。「若手ではない自分が今ブランドを立ち上げる上で必要なことを考えた」というコレクションは、ファーストシーズンから多彩なウエアからバッグやシューズ、アクセサリーまでをフルラインアップ。質や完成度も高く、個人的にはテーラードとニットに惹かれました。「スタイルと質にこだわり、タイムレスでありながらユニークなアイテムを求める人に向けて、年齢や性別を問わず提案していきたい」そう。会場ではヴェロニカとあまり話す時間がなかったので、近々、改めて取材したいなと思います。
「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、ブランド設立40周年!1年半ぶりに所有するショー会場アルマーニ / テアトロで男女合同ショーを開催しました。メンズとウィメンズに共通するブランドらしさとは、素材の軽やかさや流れるようなカット、そして絶妙な色使い。空想の砂漠を出発点にしたという今季のコレクションにも、それらが凝縮されています。例えば、ゆったりとしたシルエットと柔らかな素材で仕立てたパンツや、サンドベージュやホワイトからパステルカラーまでの優しい色。ウィメンズは透け感のある素材をミニドレスやシャツからパンツにまでに使い、メンズはソフトなテーラリングが際立っています。終盤にパッと鮮やかになったカラーパレットは、未来への明るい希望を表現しているかのようでした。
そして、フィナーレでアルマーニさんと共に登場したのは、メンズの右腕として長年働いているレオ・デルオルコ(Leo Dell'Orco)(6月のメンズショーの最後にも一緒に姿を見せましたね)と、アルマーニさんの姪っ子であり、ウィメンズで右腕を務めるシルヴァーナ・アルマーニ(Silvana Armani)。アルマーニさんはすでに2人の名前を自分の後継者として挙げていますし、次の40年をしっかりと見据えていることが分かります。
若手のニコラ・ブロニャーノ(Nicola Brognano)がクリエイティブ・ディレクターに就任してから3シーズン目になる「ブルマリン(BLUMARINE)」は、彼が追求する方向性が確立されてきました。その方向性とは、2000年代初期のパリス・ヒルトン(Paris Hilton)に代表されるようなキュート&セクシーで”小悪魔”的なスタイル。今季は、そこにミッシー・エリオット(Missy Elliott)やアリシア・キーズ(Alicia Keys)、TLCといったアイコニックな黒人ミュージシャンたちのイメージをプラスして、セクシー&ヒップホップ感強めです。コンパクトなカーディガンやお尻が見えそうなほど短いホットパンツやミニスカート、透け感のあるシフォンドレスに加えるのは、ダボっとしたデニムやカーゴパンツ、ブラトップ、アニマルやデニムの柄をプリントしたドレスなど。米「WWD」によると、こういった00年代スタイルがインスタグラムでビッグトレンドの一つになっているとか。日本ではどうなんでしょう?
「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、昔ながらのカフェ、La Belle Auroreの中と外を使ってショーを開催。「ブルマリン」の会場から離れていたので焦りながら向かいましたが、着いたら全然始まる気配なし。「マルジェラ」らしく”白”で統一されたスナックセットとカクテルで、アペリティーボを楽しみながら開始を待ちます。
今季のスタイルのカギは、袖とロンググローブ。テーラードジャケットやドレスのウエストや胸の横から飛び出た”余分”な袖は前や後ろで結ばれ、ロンググローブもスタイルの仕上げとしてだけでなく、ウエアやバッグのデザインにドッキングされています。首や手首には、ピエロを思わせるひだのアクセサリー。多用された市松模様は、拡大鏡で覗いたかのように歪んでいます。そんなちょっと違和感のあるデザインは、クロード・カアン(Claude Cahun)らシュールレアリスムの美学を表現した女性アーティストから着想を得たものだそう。バッグは、昨シーズンに続き、「イーストパック(EASTPAK)」とのコラボアイテムが登場しました。
本日最後は、「ポメラート(POMELLATO)」のアイコンジュエリー“ヌード(NUDO)”コレクションの20周年記念パーティーへ。会場となったショッピングアーケードには、「あれ?まだコロナ禍だっけ?」と疑うような人!人‼︎人!‼︎フォトブースやフードやドリンクのスタンドだけでなく、占いブースや花屋の屋台まであります。いや〜、盛大なパーティーは久しぶりだったので圧倒されました。一番奥では、新作コレクションを展示。色とりどりのストーンが際立つデザイン、やっぱりカワイイです。
本日は、「マックスマーラ」と「ポメラート」で可愛いワンちゃんを発見。チワワの飼い主さんをよく見ると、ゴールドの骨型ネックレスをつけていました。
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ボンジョールノ(こんにちは)!いや、日本でアップされる頃は、ボナセーラ(こんばんは)でしょうか。ヨーロッパ通信員の藪野です。ミラノコレ2日目は、朝一の「マックスマーラ(MAX MARA)」から、夜の「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」までリアルショーが盛りだくさん。その後には「ポメラート(POMELLATO)」のパーティーも待っています。長い1日になりますが、朝食をしっかり食べて、ミラノの街を駆け回ります。
「マックスマーラ」の会場は、コロナ前と同じボッコーニ大学。地下のランウエイを見下ろせるガラス張りの壁には学生と見られる若者たちがズラリと並び、かつてと変わらない風景が広がります。
今季のインスピレーション源は、作家のフランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)と彼女が1954年に発表した小説「悲しみよ こんにちは」の主人公セシル。6月にイタリア・イスキア島で発表した2022年リゾート・コレクションもトルーマン・カポーティ(Truman Capote)による旅行記が着想源になっていましたが、その時に「ロックダウン中にたくさん本を読み直した」と話していたイアン・グリフィス(Ian Griffiths)=クリエイティブ・ディレクターは、昔の本からさまざまのアイデアを得たようですね。
軸となるのはワークウエアですが、カジュアルではなく、テーラリング技術を生かしてエレガントに仕上げているところが、「マックスマーラ」ならでは。クロップド丈のトップスやブラトップとミニスカートの上に、アウターをさらりと羽織るスタイルが目を引きます。座席のデッキチェアにも使われていたようなマルチカラーのボーダーは、日に焼けて少し褪せたような色合いでショーのルックにも登場。ヨーロッパのリゾートやビーチを想起させますね。
「ボス(BOSS)」の会場は、中心地から離れたケネディ・スポーツ・センターの野球場。野球やバスケットボールのユニフォームも手掛ける「ラッセルアスレティック(RUSSELL ATHLETIC)」と再びコラボした22年プレ・スプリング・コレクションをお披露目するのに、ぴったりのロケーションです。
数多くのインフルエンサーを招待した今回のショーは、演出にもかなり力が入っていて、正直びっくり。会場に入ると、ハンバーガーやホットドッグ、ポップコーン、アイスクリームなどが振る舞われ、グラウンドでは野球チームがウォーミングアップ中。その横ではオリジナルのマスコットが来場者を迎え、反対側の観客席にはお揃いのTシャツを来たサポーターたちの姿も見えます。さらに、アメリカ英語での実況中継も始まり、マーチングバンドの行進とチアリーダーのパフォーマンスからショーはスタート。そんな演出からも分かるように、コレクションもスポーツカジュアルとゆったりしたテーラリングをミックスしたカレッジスタイル。まさにアメリカンな要素てんこ盛りのエンターテインメントショーを満喫しました。
「エトロ(ETRO)」は、巨大な倉庫のような空間でショーを開催しました。「エトロ」の春夏といえば、リゾートの風を感じるカラフルでハッピーなスタイル。「IN FULL BLOOM(咲き誇る)」と名付けられた今季も、さまざまな花柄やペイズリーをはじめ、室内装飾からヒントを得た幾何学柄、鳥のモチーフ、マルチカラーストライプなどがウエアを飾ります。そこに加えるのは、リラックス感のあるドローストリングパンツや端正なテーラリング、ゴールドの大ぶりなジュエリー。今季多くのブランドが提案しているブラトップも多色使いのクロシェ編みやスポーティーな素材で作り、ヘルシーな印象に仕上げています。
7月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社であるLキャタルトン(L CATTERTON)の傘下に入り、新たなスタートを切った「エトロ」。ほかにも転換期を迎えているイタリアのファミリーブランドは多く、その動向にも注目です。
キム・ジョーンズ(Kim Jones)が加わってからの「フェンディ(FENDI)」は、テーラリングがグッと良くなった印象です。今シーズンも、前身頃だけレイヤードしたようなでデザインのジャケットにスーパーワイドなパンツを合わせるスタイルが新鮮でした。過去のモチーフやブランドのヘリテージを蘇らせ、現代のエレガンスに仕上げるキムのディレクション力はあっぱれ。袖口のボタンやファスナーがアクセサリーと共通する”オーロック”になっていたり、キルティングが“ダブルF”パターンになっていたりと、細かな部分のデザインもニクいです。今後がますます楽しみになりました!
「モンクレール ジーニアス(MONCLER GENIUS)」で「2 モンクレール 1952(2 MONCLER 1952)」のウィメンズを手がけているヴェロニカ・レオーニ(Veronica Leoni)による新ブランド「クイラ(QUIRA)がデビューしました。そんな彼女は、創業者時代の「ジル サンダー(JIL SANDER)」ではヘッド・ニットデザイナー、フィービー・ファイロ(Phoebe Philo)時代の「セリーヌ(CELINE)」ではプレ・コレクションのヘッドデザイナーを務めていたという経歴の持ち主。期待せずにはいられません。「若手ではない自分が今ブランドを立ち上げる上で必要なことを考えた」というコレクションは、ファーストシーズンから多彩なウエアからバッグやシューズ、アクセサリーまでをフルラインアップ。質や完成度も高く、個人的にはテーラードとニットに惹かれました。「スタイルと質にこだわり、タイムレスでありながらユニークなアイテムを求める人に向けて、年齢や性別を問わず提案していきたい」そう。会場ではヴェロニカとあまり話す時間がなかったので、近々、改めて取材したいなと思います。
「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」は、ブランド設立40周年!1年半ぶりに所有するショー会場アルマーニ / テアトロで男女合同ショーを開催しました。メンズとウィメンズに共通するブランドらしさとは、素材の軽やかさや流れるようなカット、そして絶妙な色使い。空想の砂漠を出発点にしたという今季のコレクションにも、それらが凝縮されています。例えば、ゆったりとしたシルエットと柔らかな素材で仕立てたパンツや、サンドベージュやホワイトからパステルカラーまでの優しい色。ウィメンズは透け感のある素材をミニドレスやシャツからパンツにまでに使い、メンズはソフトなテーラリングが際立っています。終盤にパッと鮮やかになったカラーパレットは、未来への明るい希望を表現しているかのようでした。
そして、フィナーレでアルマーニさんと共に登場したのは、メンズの右腕として長年働いているレオ・デルオルコ(Leo Dell'Orco)(6月のメンズショーの最後にも一緒に姿を見せましたね)と、アルマーニさんの姪っ子であり、ウィメンズで右腕を務めるシルヴァーナ・アルマーニ(Silvana Armani)。アルマーニさんはすでに2人の名前を自分の後継者として挙げていますし、次の40年をしっかりと見据えていることが分かります。
若手のニコラ・ブロニャーノ(Nicola Brognano)がクリエイティブ・ディレクターに就任してから3シーズン目になる「ブルマリン(BLUMARINE)」は、彼が追求する方向性が確立されてきました。その方向性とは、2000年代初期のパリス・ヒルトン(Paris Hilton)に代表されるようなキュート&セクシーで”小悪魔”的なスタイル。今季は、そこにミッシー・エリオット(Missy Elliott)やアリシア・キーズ(Alicia Keys)、TLCといったアイコニックな黒人ミュージシャンたちのイメージをプラスして、セクシー&ヒップホップ感強めです。コンパクトなカーディガンやお尻が見えそうなほど短いホットパンツやミニスカート、透け感のあるシフォンドレスに加えるのは、ダボっとしたデニムやカーゴパンツ、ブラトップ、アニマルやデニムの柄をプリントしたドレスなど。米「WWD」によると、こういった00年代スタイルがインスタグラムでビッグトレンドの一つになっているとか。日本ではどうなんでしょう?
「MM6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」は、昔ながらのカフェ、La Belle Auroreの中と外を使ってショーを開催。「ブルマリン」の会場から離れていたので焦りながら向かいましたが、着いたら全然始まる気配なし。「マルジェラ」らしく”白”で統一されたスナックセットとカクテルで、アペリティーボを楽しみながら開始を待ちます。
今季のスタイルのカギは、袖とロンググローブ。テーラードジャケットやドレスのウエストや胸の横から飛び出た”余分”な袖は前や後ろで結ばれ、ロンググローブもスタイルの仕上げとしてだけでなく、ウエアやバッグのデザインにドッキングされています。首や手首には、ピエロを思わせるひだのアクセサリー。多用された市松模様は、拡大鏡で覗いたかのように歪んでいます。そんなちょっと違和感のあるデザインは、クロード・カアン(Claude Cahun)らシュールレアリスムの美学を表現した女性アーティストから着想を得たものだそう。バッグは、昨シーズンに続き、「イーストパック(EASTPAK)」とのコラボアイテムが登場しました。
本日最後は、「ポメラート(POMELLATO)」のアイコンジュエリー“ヌード(NUDO)”コレクションの20周年記念パーティーへ。会場となったショッピングアーケードには、「あれ?まだコロナ禍だっけ?」と疑うような人!人‼︎人!‼︎フォトブースやフードやドリンクのスタンドだけでなく、占いブースや花屋の屋台まであります。いや〜、盛大なパーティーは久しぶりだったので圧倒されました。一番奥では、新作コレクションを展示。色とりどりのストーンが際立つデザイン、やっぱりカワイイです。
本日は、「マックスマーラ」と「ポメラート」で可愛いワンちゃんを発見。チワワの飼い主さんをよく見ると、ゴールドの骨型ネックレスをつけていました。
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スイス発のスポーツブランド「オン(ON)」は、東京・原宿のキャットストリートにアジア初の直営店オン トーキョー(On Tokyo)を2022年春にオープンする。昨年12月に開業した米ニューヨーク店に次ぐ2つ目の直営店で、店舗面積は320平方メートル以上となる。
同店はアジア初のフラッグショップと位置づけ、最新技術で顧客体験を提供するという。店舗のほぼ全ての壁にカメラを内蔵した“マジック・ウォール”を設置。来店客が数歩歩くだけでランニングスタイルを分析し、誤差1.25ミリメートルの深度カメラでおすすめのモデルと最適なサイズを提案する。専門スタッフも在中し、同ツールの使い方やより詳しい接客も受けられる。ほかに、アパレルコレクションを試着するスペースや、ブランドのルーツであるスイス・アルプスの岩山をスキャンした3Dプリント作品も用意する。
オンジャパン代表の駒田博紀は、「われわれはパンデミックにより、これまでに以上に走ることの癒しと喜びを実感している。そんな今こそ、アジア初のフラッグシップのオープンに最適だと考えた。『オン』はずっとランニングコミュニティを大切にしてきた。キャットストリートは、活気ある東京の中でも多くのランナーが集まり、最新情報を共有する場所。ランナーのハブとしての役割も果たせるはず」と意気込む。
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「ポーツ1961(PORTS 1961)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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大丸松坂屋百貨店は、D2Cブランドのショールーミングストア「明日見世(ASUMISE)」を10月6日、大丸東京店4階にオープンする。
4階は婦人服フロアで、ストアの場所はエスカレーター横のイベントスペース。ファッションやビューティ、ライフスタイル雑貨やフードなど、商品カテゴリーの枠を超えて新進のブランドを取りそろえる。大丸松坂屋百貨店の社員が常駐し、「アンバサダー」としてそれぞれのブランドや商品の魅力を説明する。客は欲しい商品があれば、見本商品に付帯するQRコードを読み取り、ブランドのECページで購入する。その場で購入して持ち帰ることはできない。大丸松坂屋側は在庫を持たず、ブランド側から一定の出展料を徴収する仕組み。
ショールーミングストアは数カ月のスパンでテーマを変え、ブランドも入れ替える。第1回(10月6日〜2022年1月11日)は“社会を良くするめぐりとであう”をテーマに、生分解性素材やオーガニック原料を使用したブランドに焦点を当てる。ファッションでは日本環境設計の「ブリング(BRING)」などが出展。ビューティでは出雲近郊のナチュラルな原料を使用した「アンディズモ(ANDIZUMO)」や国産自然農栽培コスメの「クオン(QUON)」、ライフスタイル雑貨ではオーガニックコットンを使用した大阪・泉州のタオルブランド「ティティ(TITI)」など。計19ブランドが見本商品を並べる。
今後は大丸東京店での成果検証などを踏まえ、「他店での展開も検討する」(大丸松坂屋百貨店広報)としている。
なお今月2日には、そごう・西武がD2Cブランドの売り場「チューズベース シブヤ(CHOOSEBASE SHIBUYA)」を西武渋谷店にオープン。大手百貨店各社は、従来の消化仕入れ型のビジネスモデルに替わる新たな売り場の形態を模索し始めている。
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「ボス(BOSS)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「グッチ(GUCCI)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「サンローラン(SAINT LAURENT)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」などを擁するラグジュアリーブランドの複合企業ケリング(KERING)はこのほど、2022年フォールコレクションからグループ全体で動物の毛皮使用を廃止する。
フランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)会長兼最高経営責任者は「ケリングは長年にわたり、最高レベルの環境・社会的価値や基準と切り離すことのできないラグジュアリーのビジョンに基づき、サステナビリティの分野で主導的な役割を果たすことを目指してきた。動物福祉に関して当グループは、自社のサプライチェーンおよびラグジュアリー業界全体の慣行を改善する意欲を常に示してきた。この度、私たちの全てのコレクションで毛皮の使用を中止し、さらなる一歩を踏み出す時が来た。世界はお客さまとともに変化しており、ラグジュアリーも当然それに適応させていく必要がある」 とコメントを発表した。
ケリングは17年の「グッチ」を皮切りに、「バレンシアガ」「ボッテガ・ヴェネタ」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」「ブリオーニ(BLIONI)」「サンローラン」など、グループ全てのメゾンが順次このステップを踏むことを決定。19年には、他の動物の繊維や素材に関して、今後も適用される動物福祉スタンダードを正式に策定・発表している。
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しまむらは、春夏商戦の好調を受けて2022年2月期の連結業績予想を上方修正した。修正後の予想は、売上高が5705億円(前回予想は5548億円)、営業利益が456億円(同386億円)、純利益が312億円(同262億円)とする。純利益は最高益だった前期を2割近く上回る見通しだ。
27日に発表した21年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比11.9%増の2845億円、営業利益が同58.6%増の253億円、純利益が同65.6%増の172億円だった。
緊急事態宣言の長期化でファッション市場が苦戦を強いられる中、しまむらの好調は際立っている。既存店売上高をコロナ前の19年3〜8月期と比較すると、主力業態「ファッションセンターしまむら」で5.3%増、「アベイル」で4.8%増、「バースデイ」で19.3%増だった。短期生産の活用など一連のMD改革によって値引きと在庫を抑制し、「ファッションセンターしまむら」で粗利益率を0.8ポイント改善させた。デジタル販促の活用などによって販管費率も1.7ポイント圧縮している。
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「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「ブルマリン(BLUMARINE)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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ニューヨーク発のインディペンデント・マガジン「リチャードソン(Richardson)」はこのほど、3年ぶりとなる新刊を発表した。同号は、“道徳”を意味する「A10:ザ・モラリティー・イシュー(A10 The Morality Issue)」と題し、アートやカルチャー、学術的視点を交えて、「性」に関する倫理観や歴史を掘り下げている。
表紙に起用したポルノスター兼モデルのドミニク・シルバー(Dominique Silver)へのインタビューをはじめ、現代アーティストの作品、「有害な男らしさ(トキシック・マスキュリニティ)」を批評するエッセイなどを掲載している。さらに、「フッド・バイ・エアー(HOOD BY AIR)」のデザイナーとして世間をたびたび騒がせているシェーン・オリバー(Shayne Oliver)の「アノニマスクラブ(ANONYMOUS CLUB)」とコラボレーションした限定のカプセルコレクションも発売する。同雑誌を設立したアンドリュー・リチャードソン(Andrew Richardson)に、この“コントロバーシャル(=議論を巻き起こすような内容)”な号の発行について、インタビューした。
WWD:新刊のテーマを“モラリティー(道徳)”にした背景は?
アンドリュー・リチャードソン(以下、アンドリュー):「リチャードソン」は進化しながら形を作っていく、天然の産物である。テーマを決めて素材を編集したのではなく、興味関心があるものを寄せ集めていったら、それらをつなぐものが「モラリティー」だった。それがまた派生して新しいコンテンツになっていった。
WWD:どのようなコンテンツが同テーマにつながったのか?
アンドリュー:きっかけは、アメリカの白人男性社会を中心に行われている、新入生歓迎会での過激な洗礼儀式「ヘイジング(Hazing)」の非公開写真を見つけたこと。仲間として認めてもらうために、どれだけ過激なことができるかを見せつける儀式があるんだ。それを起点に精神分析学の専門家、ジェイミソン・ウェブスター(Jamieson Webster)を招いて「有害な男らしさ」について考察した。
WWD:「有害な男らしさ」とは、“男らしくない”行動や思想をバカにし、排斥する偏った男らしさを指す。近年は男性自身の心身の健康に害をおよぼしたり、女性蔑視や性暴力に発展する可能性があると指摘されているが、「リチャードソン」が触れる意義とは?
アンドリュー:本誌では、良し悪しの決めつけや矯正するといったことを目的にせず、考察・批評をしている。読者がどういう考えを抱くかは自然の反応に任せて、われわれはたださまざまなトピックスについて語ることが大事だと考えている。
WWD:コンテンツを通じて読者に正解は掲示しないということ?
アンドリュー:そう、あくまで対話を生み出したい。専門家や思想家などの、知的視点を土台にして会話を重ねている。私たちはニッチな出版社なので、自分たちでやりたい企画を決めやすい。いわば大きな“バブル”の中で、みんなで作業している感覚だ。私たちも作りながら一緒に学んでいるので、制作しながら生まれる対話や疑問を全てマガジンに落とし込んでいる。
WWD:シェーン・オリバーの「アノニマスクラブ」とコラボレーションしたきっかけは?
アンドリュー:シェーンとは昔から親しかったし、彼が今号でドミニクへのインタビューを担当したことからコラボレーションが決まった。彼とは目的や意思がすごく似ていて、売ることをゴールにしない広い視点に共感した。
WWD:カプセルコレクションのデザインにあるテキストは何を意味する?
アンドリュー:シェーンによるドミニクへのインタビューから、有益な部分を引用した。本人たちが直面する日常を淡々と描いて、新しい見方で世の中を感じるきっかけとなるような一文を選んだ。
WWD:特に力を入れたページは?
アンドリュー:全ページが自分の子どもみたいに大切だが、表紙とカバーストーリーは特にエネルギーを注いだ。ほかにもセックス・ポジティブ・フェミニズム(セックスをポジティブに捉える運動)のアーティスト、ペニー・スリンガー(Penny Slinger)のエッセイページには、特色の銀を使ってこだわった。
WWD:プリント版で発行することへのこだわりは?
アンドリュー:アートの美しさを感じるには、自分の目や手で直接触れられる印刷物が適していると思う。本号ではコンテンツに合わせて、使用する紙などを一からこだわっている。例えば、挑発的な作品で知られるジョーダン・ウルフソン(Jordan Wolfson)のアートをシール状にし、自由にめくって遊べるようにしている。表紙には、70年代で主流だったグラビア印刷を採用した。細かい濃淡が表現できるので、試行錯誤の末に印刷方法を習得し、モノクロ写真を際立たせた。
WWD:表紙にドミニク・シルバーを起用した理由は?
アンドリュー:ドミニクは、ナターシャ・ドリームス(Natashia Dreams)という名でポルノスターのキャリアもある。セックスワークへのスティグマ(恥や不名誉などのネガティブなイメージ)について対話を生むことも、本号の大きなテーマだ。セックスワーカーのトランスジェンダー女性であるということは、彼女の人生にさまざまな影響を与えている。LGBTQ+コミュニティーの中にいても、セックスワーカーであるということで生まれるハードルがある。そんな人たちのためにも、トランスコミュニティーの日常やリアルな部分に光を当てたかった。
WWD:“コントロバーシャル”な雑誌を制作することに苦悩はないのか?
アンドリュー:クリエイションをする上で、社会的なトピックに触れていくことは私にとって自然で、避けては通れないこと。トラブルをわざと起こそうと思っているわけではないが、時々議論を起こすことはある。
WWD:コアなファンが多い理由は何だと思う?
アンドリュー:きっと誠実さに惹かれている人が多いのだと思う。純粋な気持ちでクリエイションに向き合っているから、一部の人は作品に感銘を受けるが、一部の人は全く気に入らない。大好きか大嫌いか、のどちらかだろう。
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「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「スンネイ(SUNNEI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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イタリアを拠点とする「マリアーノ(MAGLIANO)」は、サルトリア仕込みのテーラリング技術を武器にしたシェイプの面白さと、ポルノ漫画など奇抜なモチーフ使いでジワジワと知名度を上げているメンズブランドだ。2018年に「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」で新人デザイナー賞「Who’s on next !」受賞し、19年にミラノ・コレクションでランウエイデビューを果たした。現在、海外で20、日本で15のアカウントに卸している。
デザイナーのルカ・マリアーノ(Luca Magliano)は1995年生まれの26歳。「まだまだ小さなブランドだよ」と話す彼に、デザイナーを目指した原体験から毎シーズンのコレクションの作り方、ブランド初期から登場する謎のおじさんモデルなどについて聞いた。
WWD:服作りを始めたきっかけは?
ルカ・マリアーノ(以下、ルカ):小さなころから服が好きだった。僕の地元ボローニャには大きなマーケットがあって、そこで服を買ったり売ったりしながら、 “服を着てハッピーになる感覚”を覚えたんだ。これがデザイナーを目指した原体験だね。高校卒業後、ジャーナリストで建築家のバルバラ・ネロッツィ(Barbara Nerozzi)に師事して、服や建築などデザイン全般を学んだ。
WWD:ファッションに専念していたわけではなかった。
ルカ:そう。建築からグラフィック、プロダクトまでいろんなデザインを勉強した。知らないことだらけで、毎日衝撃を受けていたよ。そんな時、師匠から「ルカはファッションがいいんじゃない?」と勧められて、ファッションデザイナーに専念することに決めたんだ。その後、運良くアレッサンドロ デラクア(Alessandro dell'Acqua)のもとで経験を積めて、16年に「マリアーノ」を立ち上げた。
WWD:デラクアのもとで学んだテーラリングは「マリアーノ」の軸になっている。
ルカ:そうだね。「マリアーノ」はストリートブランドではなく、フォーマルな日常着。だからサルトリアの技術やイタリアの工場でしか表現できない素材・ディテールを積極的に使ってるんだ。
WWD:その一方で、生地をツイストさせたり、ポルノのグラフィックを用いたりと、斬新なデザインも目を引く。これらの根底にはどんな思いがある?
ルカ:フォーマルでありながら、“ハッピーな時間に着てもらうプレタポルテ”を目指している。着るだけで気分が上がるのはファッションの一番の面白さだからね。最近は頭の中でヒーローを作って、それにインスパイアされながらコレクションを広げている。例えばスーパーセクシーなキャラクターだったり、ボローニャで有名なゲイのキャラクターだったり。ポルノの絵をジャケットに貼り付けたのも、ここから派生したアイデアだね。あとは「こういうコミュニティがいるんだよ」と政治的なメッセージも忍ばせている。洋服はメッセージを伝えるツールでもあるから。
WWD:2022年春夏コレクションではアップサイクルを大々的に取り入れた。その理由は?
ルカ:ブランドを始めたときから、デッドストック素材を使ったり、古着をリユースしたりしてアップサイクルを取り入れてきた。予算の都合だけじゃなく、エコロジカルな服をどう提案していくのかは毎シーズン考えているテーマなんだ。今回はミリタリーウエアを再利用するなど、エコロジカルなアイテムを拡大した。ロックダウン以降、服作りの環境が変わって、よりサステナブルについて考えるようになったんだと思う。今、この時代にファッションをやる以上、環境に対する責任は持たないといけないからね。
WWD:現在の顧客層は?
ルカ:マーケットにもよるけど、幅広い年齢層に男女問わず着てもらっている。若者向けなイメージがあるかもしれないけど、実はおじいさん、おばあさんにも人気なんだ。クラシックな作りがベースだから、手に取りやすいんだと思う。
WWD:一番大きなマーケットは?日本のマーケットは何番目に大きい?
ルカ:日本が一番大きい。セールス戦略もしっかり練っているし、毎シーズンフィードバックももらっている。2番目はフランスで、ここ数シーズンは中国もすごく伸びている。まだまだ大きなブランドじゃないけど、着実に成長している。どんなものが市場で必要か、そして自分たちにとってベストなどんな手段は何か。地味だけど、これを意識し続けることが大事なんだと思う。
WWD:チームメンバーはどんな人がいる?
ルカ:スタイリストのエリーザと、MDやプロモーション、ディベロプメントを担当するヌンツィオ、そして僕の3人。この3人で密にコミュニケーションを取り、SNSコンテンツやコレクションの方向性を決定している。そして外部のクリエイターと協力しながら、40〜50型のコレクションを制作しているんだ。少数だからこそ、自分たちのやりたいことを純度高く表現できている。
WWD:毎シーズン登場するおじさんモデルは誰?
ルカ:トニーのこと?よく見てるね!彼は仲の良い友達で、ファーストシーズンのショーから起用しているんだ。クールでチャーミングでセンシュアリーだから、ブランドの象徴なんだ。
WWD:26歳でいろんなことに興味があると思う。休日は何をしている?
ルカ:今は仕事ばかりだね(笑)。ファッションデザインが好きなというのはもちろん、それ以上に、今が頑張りときだと思ってるから。本当にフリーなときは、ビーチで1日中本を読んでるかな。
WWD:今後ブランドの展望を教えてください。
ルカ:ブランドをもっと成長させたい。あと、ショーもやりたい。さらに先のことを言えば、ビスポークにチャレンジしたいと思っている。プレタポルテはあくまで量産できる服。個人の好みをそのまま反映できるビスポークで、よりスペシャルな服が作ってみたい。あとは自分の店を持って、ブランドのはハッピーな世界観を伝えながら、それに共感する人が集まる場所を作りたい。でもまずは、目の前の仕事に打ち込んでいくよ。
The post ミラノの異才「マリアーノ」 26歳デザイナーが世界に届ける“ハッピーなプレタポルテ” appeared first on WWDJAPAN.
イタリアを拠点とする「マリアーノ(MAGLIANO)」は、サルトリア仕込みのテーラリング技術を武器にしたシェイプの面白さと、ポルノ漫画など奇抜なモチーフ使いでジワジワと知名度を上げているメンズブランドだ。2018年に「ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO)」で新人デザイナー賞「Who’s on next !」受賞し、19年にミラノ・コレクションでランウエイデビューを果たした。現在、海外で20、日本で15のアカウントに卸している。
デザイナーのルカ・マリアーノ(Luca Magliano)は1995年生まれの26歳。「まだまだ小さなブランドだよ」と話す彼に、デザイナーを目指した原体験から毎シーズンのコレクションの作り方、ブランド初期から登場する謎のおじさんモデルなどについて聞いた。
WWD:服作りを始めたきっかけは?
ルカ・マリアーノ(以下、ルカ):小さなころから服が好きだった。僕の地元ボローニャには大きなマーケットがあって、そこで服を買ったり売ったりしながら、 “服を着てハッピーになる感覚”を覚えたんだ。これがデザイナーを目指した原体験だね。高校卒業後、ジャーナリストで建築家のバルバラ・ネロッツィ(Barbara Nerozzi)に師事して、服や建築などデザイン全般を学んだ。
WWD:ファッションに専念していたわけではなかった。
ルカ:そう。建築からグラフィック、プロダクトまでいろんなデザインを勉強した。知らないことだらけで、毎日衝撃を受けていたよ。そんな時、師匠から「ルカはファッションがいいんじゃない?」と勧められて、ファッションデザイナーに専念することに決めたんだ。その後、運良くアレッサンドロ デラクア(Alessandro dell'Acqua)のもとで経験を積めて、16年に「マリアーノ」を立ち上げた。
WWD:デラクアのもとで学んだテーラリングは「マリアーノ」の軸になっている。
ルカ:そうだね。「マリアーノ」はストリートブランドではなく、フォーマルな日常着。だからサルトリアの技術やイタリアの工場でしか表現できない素材・ディテールを積極的に使ってるんだ。
WWD:その一方で、生地をツイストさせたり、ポルノのグラフィックを用いたりと、斬新なデザインも目を引く。これらの根底にはどんな思いがある?
ルカ:フォーマルでありながら、“ハッピーな時間に着てもらうプレタポルテ”を目指している。着るだけで気分が上がるのはファッションの一番の面白さだからね。最近は頭の中でヒーローを作って、それにインスパイアされながらコレクションを広げている。例えばスーパーセクシーなキャラクターだったり、ボローニャで有名なゲイのキャラクターだったり。ポルノの絵をジャケットに貼り付けたのも、ここから派生したアイデアだね。あとは「こういうコミュニティがいるんだよ」と政治的なメッセージも忍ばせている。洋服はメッセージを伝えるツールでもあるから。
WWD:2022年春夏コレクションではアップサイクルを大々的に取り入れた。その理由は?
ルカ:ブランドを始めたときから、デッドストック素材を使ったり、古着をリユースしたりしてアップサイクルを取り入れてきた。予算の都合だけじゃなく、エコロジカルな服をどう提案していくのかは毎シーズン考えているテーマなんだ。今回はミリタリーウエアを再利用するなど、エコロジカルなアイテムを拡大した。ロックダウン以降、服作りの環境が変わって、よりサステナブルについて考えるようになったんだと思う。今、この時代にファッションをやる以上、環境に対する責任は持たないといけないからね。
WWD:現在の顧客層は?
ルカ:マーケットにもよるけど、幅広い年齢層に男女問わず着てもらっている。若者向けなイメージがあるかもしれないけど、実はおじいさん、おばあさんにも人気なんだ。クラシックな作りがベースだから、手に取りやすいんだと思う。
WWD:一番大きなマーケットは?日本のマーケットは何番目に大きい?
ルカ:日本が一番大きい。セールス戦略もしっかり練っているし、毎シーズンフィードバックももらっている。2番目はフランスで、ここ数シーズンは中国もすごく伸びている。まだまだ大きなブランドじゃないけど、着実に成長している。どんなものが市場で必要か、そして自分たちにとってベストなどんな手段は何か。地味だけど、これを意識し続けることが大事なんだと思う。
WWD:チームメンバーはどんな人がいる?
ルカ:スタイリストのエリーザと、MDやプロモーション、ディベロプメントを担当するヌンツィオ、そして僕の3人。この3人で密にコミュニケーションを取り、SNSコンテンツやコレクションの方向性を決定している。そして外部のクリエイターと協力しながら、40〜50型のコレクションを制作しているんだ。少数だからこそ、自分たちのやりたいことを純度高く表現できている。
WWD:毎シーズン登場するおじさんモデルは誰?
ルカ:トニーのこと?よく見てるね!彼は仲の良い友達で、ファーストシーズンのショーから起用しているんだ。クールでチャーミングでセンシュアリーだから、ブランドの象徴なんだ。
WWD:26歳でいろんなことに興味があると思う。休日は何をしている?
ルカ:今は仕事ばかりだね(笑)。ファッションデザインが好きなというのはもちろん、それ以上に、今が頑張りときだと思ってるから。本当にフリーなときは、ビーチで1日中本を読んでるかな。
WWD:今後ブランドの展望を教えてください。
ルカ:ブランドをもっと成長させたい。あと、ショーもやりたい。さらに先のことを言えば、ビスポークにチャレンジしたいと思っている。プレタポルテはあくまで量産できる服。個人の好みをそのまま反映できるビスポークで、よりスペシャルな服が作ってみたい。あとは自分の店を持って、ブランドのはハッピーな世界観を伝えながら、それに共感する人が集まる場所を作りたい。でもまずは、目の前の仕事に打ち込んでいくよ。
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「シャネル(CHANEL)」は28日、BLACKPINKのJENNIE(ジェニー)が登場する2021-22年「ココネージュ(Coco Neige)」コレクションのキャンペーンを公開する。コレクションアイテムは10月19日に「シャネル」の公式ウェブサイトや一部店頭に並ぶ。
JENNIEは、山や自然、アフタースキーをテーマにした本コレクションを自然体で体現。「雪の中でウィンター・スポーツを楽しむことや、雪の感触が大好き。コレクションのアイテムを着て、明日にでもスキーに行けそう!」と語る。17年から「シャネル」のアンバサダーを務め、ファッションイベントにも多く同ブランドのアイテムを着用して登場している。19年にソウル市に「シャネル」の旗艦店がオープンした際には、パフォーマンスを行った。
キャンペーンビジュアルは、オランダ出身のフォトグラファーデュオ、イネス&ヴィノード(Inez & Vinoodh)が撮り下ろした。JENNIEは灰色のパファーダウンコートにホットピンクのゲレンデを着想にしたウエアに、チャームウエストやベールのついた黒いヘッドバンドを合わせたルックを披露している。
BLACKPINKは2016年結成。ヒット曲の「How You Like That」では、リリース時に2つのギネス世界記録を樹立した。他メンバーのLISA(リサ)は2020年7月に「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーに就任しているほか、20年9月には「セリーヌ(CELINE)」の、20年10月には「M・A・C」のグローバルアンバサダーに就任。ROSE(ロゼ)は「サンローラン(SAINT LAURENT)」のブランドアンバサダーを務める。最近では、JENNIEがカルバン・クライン(CALVIN KLEIN)2021年秋グローバルキャンペーンに起用されている。
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アインファーマシーズは10月10日、美と健康をテーマにしたドラッグストア「アインズ&トルペ 原宿クエスト店」を閉店する。関東1号店として18年間存在感を示してきたが幕を下ろす。同日には33年間営業してきた複合商業施設の原宿クエストも閉館する。
アインズ&トルペは、ドラッグストアとバラエティーストア両方の商品をそろえる店舗として誕生。中でも化粧品のボリュームが多いのが特徴だ。原宿クエスト店は2003年に出店し、14年にオーガニック&ナチュラルコスメを拡充して全面刷新するなど、同社の旗艦店舗として運営してきた。今後は15年にオープンした路面旗艦店である新宿東口店などが顧客をカバーする。
なお、原宿クエストは25年初頭をメドに新たな複合商業施設に生まれ変わる予定だ。
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アインファーマシーズは10月10日、美と健康をテーマにしたドラッグストア「アインズ&トルペ 原宿クエスト店」を閉店する。関東1号店として18年間存在感を示してきたが幕を下ろす。同日には33年間営業してきた複合商業施設の原宿クエストも閉館する。
アインズ&トルペは、ドラッグストアとバラエティーストア両方の商品をそろえる店舗として誕生。中でも化粧品のボリュームが多いのが特徴だ。原宿クエスト店は2003年に出店し、14年にオーガニック&ナチュラルコスメを拡充して全面刷新するなど、同社の旗艦店舗として運営してきた。今後は15年にオープンした路面旗艦店である新宿東口店などが顧客をカバーする。
なお、原宿クエストは25年初頭をメドに新たな複合商業施設に生まれ変わる予定だ。
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フォトグラファーのCHITOとフローリストの岡本美穂、スタイリストの宇和島英恵によるアートプロジェクト「ふとった女,Q」の初の展示会が東京・原宿で開催中だ。神宮前のギャラースペース、ニュースペース パでは10月10日まで、神宮前二丁目の商店街、神二商和会では10月末まで作品を展示している。
同プロジェクトは、仕事で出会ったメンバー3人が花、スタイリング、写真といったそれぞれのスキルを持ち寄り「ふっとた女,Q」をテーマに製作した。同展では、2年間かけて製作した約26点が登場した。
メンバーは「当初は外見的に太った女性の魅力を表現していたが、製作を続けるうちに“太っている”という言葉が、感情の増幅といった内面的な要素にも広がった」という。作品は、太った体型の女性を表現したものもあれば、欲張りな女性や幸せに満ちた女性など、“ふとった女”というテーマから連想できるさまざまな女性の個性や感情を表現している。
「ふっとた女,Q」の“Q”とは、特定の人物ではない“誰か”という意味。作品を見た人たちに、自由に自身を投影してもらうことが狙いだ。メンバーは「自分が抱えているコンプレックスは、外に表現することで唯一無二の愛らしい個性になる。作品を通じて自分の内側に目を向けて、愛すべきものとしてとらえてほしい」と話した。
今回はギャラリーだけでなく、神宮前2丁目商店街の外壁10箇所にも作品を展示した。パリやブルックリンで暮らした経験を持つメンバーが、日常にアートが溶け込んでいた生活を地元でも再現したいという思いから、商店街の協力を経て実現。メンバーは「日常のちょっとした風景に変化を生むことで、会話のきっかけになってほしい」と言う。
■「ふとった女,Q」
会期:9月25日〜10月10日
時間:12:00~19:00
場所:ニュースペース パ
住所:東京都渋谷区神宮前2-20-9 ホワイトビル1階
会期:9月10日〜10月末
場所:神宮前2丁目商店街外壁面
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フォトグラファーのCHITOとフローリストの岡本美穂、スタイリストの宇和島英恵によるアートプロジェクト「ふとった女,Q」の初の展示会が東京・原宿で開催中だ。神宮前のギャラースペース、ニュースペース パでは10月10日まで、神宮前二丁目の商店街、神二商和会では10月末まで作品を展示している。
同プロジェクトは、仕事で出会ったメンバー3人が花、スタイリング、写真といったそれぞれのスキルを持ち寄り「ふっとた女,Q」をテーマに製作した。同展では、2年間かけて製作した約26点が登場した。
メンバーは「当初は外見的に太った女性の魅力を表現していたが、製作を続けるうちに“太っている”という言葉が、感情の増幅といった内面的な要素にも広がった」という。作品は、太った体型の女性を表現したものもあれば、欲張りな女性や幸せに満ちた女性など、“ふとった女”というテーマから連想できるさまざまな女性の個性や感情を表現している。
「ふっとた女,Q」の“Q”とは、特定の人物ではない“誰か”という意味。作品を見た人たちに、自由に自身を投影してもらうことが狙いだ。メンバーは「自分が抱えているコンプレックスは、外に表現することで唯一無二の愛らしい個性になる。作品を通じて自分の内側に目を向けて、愛すべきものとしてとらえてほしい」と話した。
今回はギャラリーだけでなく、神宮前2丁目商店街の外壁10箇所にも作品を展示した。パリやブルックリンで暮らした経験を持つメンバーが、日常にアートが溶け込んでいた生活を地元でも再現したいという思いから、商店街の協力を経て実現。メンバーは「日常のちょっとした風景に変化を生むことで、会話のきっかけになってほしい」と言う。
■「ふとった女,Q」
会期:9月25日〜10月10日
時間:12:00~19:00
場所:ニュースペース パ
住所:東京都渋谷区神宮前2-20-9 ホワイトビル1階
会期:9月10日〜10月末
場所:神宮前2丁目商店街外壁面
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新型コロナウイルスの感染拡大により、こまめな手洗いと消毒が日常となった。同時に手肌のかさつきや手荒れにより、ハンドケアアイテムへのニーズが拡大している。ドイツ生まれのサステナブルビューティケアブランド「オーセンティック ビューティ コンセプト(AUTHENTIC BEAUTY CONCEPT)」から10月1日、手肌と髪に使えるビーガン処方の“ハンド&ヘア ライトセラム”が登場する。
“ハンド&ヘア ライトセラム”には、レチノールの代替成分として注目される植物由来成分「バクチオール(整肌成分・コンディショニング成分)」と保湿効果の高いヒアルロン酸を配合。さらりとしたテクスチャーが体温でとろけるようになじみ、心地よく手肌を整える。また、乾いた髪になじませると指通りのよいまとまり感のある髪へと導く。ナチュラルなスタイリング剤としてもおすすめだ。白牡丹にバラ、フリージア、スミレ、ほのかに残るムスクと木々の香りが、フレッシュなエレガンスさを演出。ブランドの人気アイテムである“オードトワレ”や“ヘアオイル”と同じく、年齢やジェンダーを超えて愛される香りに仕上がっている。
「何を入れるか」と同じくらい大切なのが、「何を入れないか」――。を理念とする「オーセンティック ビューティ コンセプト」。“ハンド&ヘア ライトセラム”は、ビーガン処方で98.6%天然由来成分を配合している。シリコーン、硫酸塩※1、パラベン、鉱物油、人工色素はフリー。チューブには95%リサイクルで作られたアルミニウムを、キャップには100%リサイクルのプラスチックを採用。包装材にはクライメイト・ニュートラル※2なものを使用している。
9月29日には東京初となる常設ショップを伊勢丹新宿店(本館地下2階ビューティアポセカリー内)に、また、10月14日には渋谷ヒカリエ(ShinQs地下1階)にフラッグシップショップをオープンする。ブランド名にあるように“美しさの本質”を掲げる「オーセンティック ビューティ コンセプト」。使う人の心や暮らしに心地よく働きかける製品づくりに注目したい。
※1硫酸系界面活性剤
※2二酸化炭素の実質排出量ゼロ
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「プラダ(PRADA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「トッズ(TOD’S)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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二度目のコロナ夏休みのとはいえ、子どもと過ごす長い休みに外遊びは避けられない。日焼け対策はもちろん、お家時間も増えたことで身近なお風呂アイテムなどを新しくして気分転換を。朝からフル稼働の中学生・小学生・幼稚園児を持つ3児のママと初めて1日の大半を学童で過ごす1児のママの夏の過ごした方をお届けします。
野島一美(以下、ひとみ):オリンピックが終わって二学期が始まったね、夏休みはどう過ごした?
髙田翔子(以下、しょうこ):毎朝学童に通う息子のお弁当作りがあって、料理苦手だから冷凍食品で隙間を埋めたり、「お好み焼き弁当がいい!」とリクエストされ、長芋がなくてもトロフワに仕上がるオートミールでお好み焼きを作ったりしながら乗り切ったよ。息子は毎日「美味しかったー!」ってお弁当箱を空っぽにして帰宅!
ひとみ:その魔法の言葉で母は頑張れるよね!食欲がない日は甘さ控えめの「イート・ラボ(EATLAB)」“マヌカハニーオートミール”と「ピカール(PICARD)」の“キヌア、シリアル、小さなグリル野菜ミックス”が定番に。野菜嫌いの次男も気に入っちゃってリピ買い。
しょうこ:いいこと聞いた!オートミールは大人でも罪悪感少なく食べられるのがいい!
しょうこ:夏休み、子どもを連れて出かけた?
ひとみ:親子ヨガに参加したり、外遊びが好きな娘を乗せて自転車で片道10キロメートル以下の公園にはしょっちゅう行ったりしたよ。川遊びもしたし、おかげで私の腕は真っ黒!
しょうこ:往復20キロメートル弱、すごい!わが家も川や札所巡りのお寺に行ったら、案の定日焼けしちゃって。スマホで記念写真を撮ったら、想像以上に腕の毛穴や黒ずみがハッキリ写ってショック!久しぶりにボディーパックやボディースクラブでケアしたの。それだけでもざらざらと毛穴が目立たなくなって透明感が出たような気が。ケアの大事さが身に沁みた~。「オサジ(OSAJI)」の陽を浴びてほてった肌をひんやりさせるボディーパック“シオサイ”と「リーフ&ボタニクス(LEAF&BOTANICS)」の砂糖でできている“ボディスクラブシュガー”を使ったよ。時間がないときにはそのまま泡立って体を洗えるタイプの「エステニー(ESTENIY)」の“ソルティスクラブ”も楽ちんだった。
ひとみ:スクラブか!私は長距離バイクの日はお風呂で「美人ぬか(BIJINNUKA)」の“うっとり発酵酒粕パック”。酒粕の匂いがぷんぷんする硬めのクリームをたっぷり塗るんだけど、汗をかいても全然垂れないし、オバケー!と娘が大喜び。ほかにも、「ピュレア(PURELEA)」の“眠れる美女マスク”を塗ったり、溜まったサンプル品を試したり、コロナでイベントが少ないから気になるコスメを惜しみなく使ってみたの。
しょうこ:夏はシャワーだけになりがちだから、なるべく湯舟に浸かって夏の疲れをとりたくて、定番ではあるけど「アユーラ(AYURA)」の“メディテーションバスt”の入浴剤はやっぱりいい。ほっと安らぐ香りで、短いお風呂タイムでもリラックスできるの。お風呂上りには、「サバイアロム(SABAIAROM)」のボディークリームをよく使うよ。野性味のあるジャスミンの香りで大好き。軽めに仕上げたいときは、ぷるぷるのジェリー状の「ザボディショップ(THE BODYSHOP)」の“ボディヨーグルト”もよく使う。最近買ったのは大ブーム中の「オサジ」のキンモクセイの香りのボディーミルク。
ひとみ:お風呂絡みだとシャンプー、リンス、洗顔フォームも一新したわ。
しょうこ:新しい発見はあった?
ひとみ:中1長男のニキビが気になって、「ジオソープ(GEOSOAP)」“フェイス&ボディ”を購入。恥ずかしいのか、弟を先にお風呂から出させて一人で洗っている(笑)。
しょうこ:思春期男子!
ひとみ:私の年齢だと角質が取れすぎて日常的には使えないから、生理前後のデリケートゾーンにだけ。「リサージ(LISSAGE)」 のクレンジングオイルでメイクを落とした後、泡の形が可愛いくて使えなかった「カネボウ(KANEBO)」の“エビータ ビューティーホイップソープ(ローズ&ストロベリー)”をついに解禁。くっきりと浮かび上がるバラの花に娘が毎回感激してくれるの。クリームがしっかりしている分、うっかり顔を強くこする心配もないし、匂いもきつくなくて洗い上がりもさっぱり。
しょうこ:私は「ウルオッテ(URUOTTE)」の“ナチュラルシャンプーミントシトラス”がお気に入り。コンディショナーいらずだから、息子とのお風呂で時短にもなるし、スーッと心地よい刺激と爽快感でシャンプーしながらマッサージすると凝り固まっていた頭がほぐれて気持ちいい!
ひとみ:あぁ、頭皮マッサージに行きたい。
しょうこ:なにかと出かけづらい時代よね~。
ひとみ:そうなのよ。買い替えのタイミングでシャンプーとリンスは「レヴール ゼロ(REVEUR0)」に。まずプッシュしたときの香りが好き!泡立ちはないけどさっぱり感があるのは家族で一致。疲れている日はトリートメントに「アルジェラン(ARGELAN)」の“ベルガモット&ジンジャー”をさっと馴染ませて、あえて香りに癒されてる。
しょうこ:香りは大事よね、私たち疲れているのかも(笑)。
ひとみ:スタイリッシュなボトルに魅かれて「(アンダーノイル(_NEUR)」の“タイムレスジェリーセラム”を買ったら、見た目以上に優れもの。キッチンに置いても映えるし、1プッシュの量が少ないから無駄使いしないし、なによりこの1本で化粧水、乳液、美容液、クリーム、パックの5役!部活で日焼けする息子には、“ハトムギ化粧水”を。
しょうこ:ハトムギなら子どもにも安心して使えそう。
ひとみ:息子たちは香りがあると逆に嫌がるから、無香料、界面活性剤フリーで大容量、コスパがいいのはこれしかない!長男のニキビ対策にもいいかなと。
しょうこ:効果はどう?
ひとみ:どうかな、継続は力なり?見てる限り、私に誘導されてるだけ!
しょうこ:ネイルのグリーン、夏らしくてすごくきれい!
ひとみ:うれしい!今夏、アップサイクルに取り組んでいる「ユニコッコ(UNICOCCO)」のリングに一目ぼれして、ネイルもグリーン系に。
しょうこ:サステナブル!それにしても相変わらずマスク生活でメイクはしても口紅は付けていない……。
ひとみ:オンライン保護者会で少人数に分かれて懇談会があったから、ばっちりフルメイクで顔出ししたら口紅までしているのは私だけだった(笑)。
しょうこ:いいのいいの!
ひとみ:お家時間が増えたことで娘のメイクへの興味がより深くなって、子ども用のメイクセットを買ったら「ママのメイク直してあげる」って言われることも(笑)。4歳児に対抗してたまに「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」の“SPステイマットインク135”を塗ると、飲食をしても長持ちするのはもちろん、娘に褒められるのもうれしくて。
しょうこ:娘ちゃんの将来が楽しみだな。今度、私に似合う色聞いちゃおうかな。
髙田翔子(たかだしょうこ):1982年東京都東村山市生まれ。大学卒業後、ビジネス・実用書出版社勤務を経てフリーライターに。主に女性誌、書籍、WEBでインタビュー、読み物記事などを執筆。肌年齢だけは20代の診断。旅と読書とお酒が好き。電車好き1男の母
野島一美(のじまひとみ):1976年東京都杉並区生まれ。幼少期を香港、NYで過ごす。大学卒業後はテレビ制作会社で報道映像資料編集等に携わった後、東京大学生産技術研究所で教授秘書に。結婚後はフリーのライターとして雑誌VERY(光文社)で育児・早期教育について等執筆。和太鼓にはまる2男1女の母
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三越伊勢丹ホールディングス(HD)は9月30日、中国・天津に新店舗「仁恒伊勢丹」を開業する。3館構成で、下層が商業エリア、上層がレジデンス(A、B館)とオフィス(C館)の商・住・職一体の複合施設。同社の子会社天津伊勢丹有限公司と現地の不動産開発大手・仁恒投資集団有限公司による合弁会社である仁恒伊勢丹商業有限公司が運営する。同日にA館を先行オープンし、そのほかの館は12月開業を予定する。A館の商業エリアのみでも店舗面積が約5万8000平方メートルと、全館開業となれば既存の中国5店舗と比較してもはるかに大型となる。これまでの最大は「天津伊勢丹」の約3万平方メートルだった。
天津市は北京市や河北省とともに「京津冀地域」を形成する高成長都市で、「仁恒伊勢丹」は三越伊勢丹HDの天津エリア3店舗目となる。地下鉄で国際空港まで約30分、ターミナル駅の天津駅まで約4分の好立地にあり、1キロ圏内には、高級住宅街や大企業のオフィスビルが並ぶ。北部には古文化街、東部にはイタリア街など、観光客に人気のスポットもある。
A館の商業エリアは百貨店部分が3割、テナント運営が7割で、地下2階〜地上5階の7層構造。“ショッピングミュージアム”をうたい、食品からファッション、ライフスタイル雑貨まで幅広く網羅する。1階ビューティフロアは30の化粧品ブランドのほか、フェイシャルトリートメントなど体験型コンテンツを提供する美容サロンが8店。編集ショップ「イセタンビューティー」では三越伊勢丹の越境ECで取り扱いのある人気ブランドを試せる。
現地で人気の高い日本のコンテンツにも注力する。2階婦人服・婦人雑貨のフロアでは中国の人気ブランドだけでなく、「ココシュニック(COCOSHNIK)」「フェスタリア トウキョウ(FESTARIA TOKYO)」といった伊勢丹新宿本店で人気の日本のアクセサリーブランドを販売。地下2階にはCCCのカフェ併設型書店「ツタヤブックストア(TSUTAYA BOOKSTORE)」を誘致した。また、3階子供服フロアには室内遊具やゴーカートで遊べるキッズランドを設置するほか、5階には映画館もあり、エリアのファミリー層の取り込みに注力する。
三越伊勢丹HDは今後、仁恒グループとの関係をさらに深め、「将来的には仁恒グループが手掛ける複合施設の開発段階から協業していきたい」(同社広報)としている。
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2022年春夏シーズンのミラノ・ファッション・ウイーク(以下、ミラノコレ)は、現地在住のスタッフがリアルショーを取材中。現地取材に加え、日本の「WWDJAPAN」編集部員も現地のスタッフがカバーしきれなかったブランドのデジタルショーをレビューします。
ラフ・シモンズ(Raf Simons)が共同クリエイティブ・ディレクターに就任して以来、初めてリアルショーを行った「プラダ(PRADA)」は、なんとミラノと上海で同時開催しました!ミラノは、プラダ財団(Fondazione Prada)で9月24日15時に、上海はバンド・ワン(Bund One)で同日21時に開催。ミラノの会場のいたる所に設置されたモニターには上海の映像が映し出されたほか、配信の映像でも両都市のショーから同じルックを順に見せたり、2画面で同時に見せたりする演出がされました。2都市で同時開催、同時配信するのはファッションショーの歴史において初めてだそう。
ラフは「ショーを2カ所で同時開催することで、『プラダ』のショーはどこでも開催できるという可能性を見せることができた。テクノロジーで映像を共有するというだけでなく、リアルのイベントを共有するのだ。同じイデオロギーや価値観、信念を持った人々を集める、コミュニティーというアイデアが根幹にある」と語ります。ミラノの会場には女優のメイジー・ウィリアムズ(Maisie Williams)や、陸上のディナ・アッシャー・スミス(Dina Asher Smith)選手、TikTokスターのアヴァニ(Avani)、アンソニー・リーヴス(Anthony Reeves)、ウィズダム・ケイ(Wisdom Kaye)らが来場。一方上海の会場には蔡徐坤(Cai Xukun)やチュン・シャー(Chun Xia)といった現地のスターが来場しました。同時開催は容易なことではないですが、国境を越えてブランドのコミュニティーにリーチするということに、いかにブランドが重きを置いているかを感じ取れます。
コレクションは、長いトレーンのミウッチャ・プラダ(Miuccia Prada)らしいサテンのミニスカートに、ラフらしいシルエットのレザージャケットやMA-1、ウエスト部分にギャザーが入ったミディ丈ドレス、バックが大きくV字に開いたドレス、ブラの型でシルエットにメリハリをつけた厚手のニット、コルセットのようなレースアップのトップス、メンズにも登場したミニスカートと合体したようなニットのロンパースなど、総じてミニマルなシルエットで構成。
ミウッチャとラフは今季、トレーンのついたイブニングドレスやコルセットといったクラシックな服を、「現代の女性が魅惑的に着るには」という課題からクリエイションを出発したそう。「まず私たちはエレガントといった言葉を思い浮かべたけど、なんだかとてもオールドファッションな言葉に感じられた。“魅惑的(seduction)”という言葉は身体と深く関係している。この発想と伝統的な服を使って、現在における“魅惑的”の意味を明らかにしようとした。なぜこの言葉は何百年という時を経ても重要なのか?こうしたアイデアを膨らませて、向き合った」とミウッチャ。
ラフも「トレーン、コルセット、イブニングドレスなどは、歴史的に美しいとされてきたもので、それが興味深い。でもそれを揺り動かしたいと思った。21世記を生きる現代の女性にとって現実的なものにしたかったんだ。美しさを楽しみたい、でもそれは昔の方法でなくてもいい。イブニングドレスは複雑な作りになりがちだけど、複雑じゃないものにしたかった。それが今らしく感じるから」と説明します。
リアルショーになったことで、過去のシーズンのショーの後に行われてきたようなラフとミウッチャ、アンバサダーたち、そして世界中の学生との対話の時間が公に配信されなくなったのは寂しくもありますが、一方で今季からは現地で彼らの対話を生で聞くことができた人たちもいます。「WWDJAPAN」でも現地在住の取材陣による展示会リポートが公開されるので楽しみにしててください!
「ブラボー!ドナテラ(Donatella)!!ブラボー!デュア・リパ(Dua Lipa)!!」という歓声が大きな拍手とともに聞こえてきそうなほど、「ヴェルサーチェ(VERSACE)」のリアルショーは配信の画面越しでもその熱気が伝わってきました。ショーのトップバッターを務めたのは歌姫デュア・リパ。脇腹のスリットから背中まで大きく開いたテイラードジャケットとブランドのアイコンであるセーフティピン(安全ピン)でスリットを留めたタイトスカートで登場し、カメラ席の目の前まで来ると微笑みます。
BGMももちろんデュア・リパ。特に“Let's Get Physical”という歌詞が印象的な「Physical」は、久々のリアルなショー、つまり“フィジカル”なショーを「ヴェルサーチェ」ファミリーと開催できることを祝福するかのよう。彼女の楽曲をバックに、その後もジジ・ハディッド(Gigi Hadid)、エミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、マドンナ(Madonna)の娘のローデス・レオン(Lourdes Leon)といったビックネームなモデルたちが続々登場しました。
今季のコレクションの鍵は、会場の上にもはためいていたシルクスカーフ。「シルクスカーフはブランドの伝統とアイデンティティーを継ぐ基本アイテムで、キャンバスのようなもの。首元に巻くだけでなく、ヘッドスカーフやバッグのアクセサリーなどさまざまな使い方ができて、あらゆる装いを『ヴェルサーチェ』のスタイルに仕上げてくれる。シルクスカーフは創業以来継続してきたが、今季は発想を一新し、ふんわりと巻いてドリーミーな雰囲気ではなく、挑発的でセクシーにきつく巻いた」とドナテラが語るように、シャーベットカラーから蛍光カラーまで、ビビッドな色合いのシルクカーフはスリットやブラの下に当ててアクセントとして、セットアップやシャツの全面に使いスタイルの主役としても、コレクションに贅沢に散りばめられていました。
今回は定番のプリント「ラ グレカ」に加え、王冠と紋章の柄の「ロイヤル リベリオン」やアシッドカラーの春の花がぶつかり合うような柄の「アシッド ブーケ」などが登場しました。さらに、鮮やかに塗られてパワーアップしたセーフティーピンもスリットやポケット、ボタンの代わりや身体のラインを際立たせる留め具としても配され、コレクションにアクセントを加えます。
ラストルックは再びデュア・リパが務め、ホットピンクの輝くメッシュドレスで煌びやかなショーをクローズしました。最後にはドナテラとともに挨拶し、ブランドのミューズの仲間入りしたことを強調しているかのよう。コロナ禍による長い休息期間から脱し、着飾る高揚感とそのエネルギーを思い出させてくれるようなパワーと熱気に満ちたショーでした。なお、会場の上のシルクスカーフをはためかせていたのは風ではなくなんと人力。シックスパックが綺麗に割れたメンたちが天井から下りたロープを引っ張ってシルクスカーフを動かしていました。人力である必要はないけれどあえて筋肉隆々の黒子に頼むという(笑)、なくても大丈夫なものもユーモラスに見せて作品の一部にしてしまうような遊び心も私たちに思い出させてくれました。
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「フェンディ(FENDI)」は、2022年春夏コレクションの展示会をミラノで開催した。今季はニューヨークの伝説的なディスコ「スタジオ 54(STUDIO 54)」から着想した1970年代のナイトシーンを、同ブランドの歴史とともに蘇らせた。ウィメンズのクリエイティブ・ディレクターを50年以上に務めてきたカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)と親交があったファッションイラストレーター、アントニオ・ロペス(Antonio Lopez)の作品をウエアやアクセサリーに描いている。ロペスが制作したロゴは、ドレスの裏地にも見られた。
代表的バッグの“バゲット(BAGUETTE)”“ピーカブー(PEEKABOO)”や、21-22年秋冬にデビューした“フェンディ ファースト(FENDI FIRST)”には、ロペスの色鮮やかな作品をレザーやスパンコールであしらった。シューズは華奢なストラップで官能性を引き出したサンダルが中心。デルフィナ・デレトレズ・フェンディ(Delfina Delettrez Fendi)が手掛けたアクセサリーの中には、ロペスのイラストをアレンジしたユリの花のヘアアクセサリーもあった。
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フットウエアブランド「クロックス(CROCS)」は、独自の特製樹脂“クロスライト”をバイオベースに改良した新素材の導入を発表した。定番モデル“クラシック クロッグ”を含む既存製品に採用し、2022年初めに発売する。
新たな“クロスライト”は、素材科学企業ダウ(DOW)の新技術“エコリブリアム(ECOLIBRIUM)”を用いており、バイオベースの再生可能な原料を使用。新素材を既存製品に使うことで、見た目や機能性はそのままに、シューズ1足あたりのカーボンフットプリント(CO2e・温室効果ガス)を2030年までに50%削減することを目指す。
「クロックス」は7月、2030年までにバリューチェーン全体での温室効果ガスの排出量・吸収量・除去量の合計値をゼロにする“ネットゼロ”達成を目標に掲げており、新素材の導入はその取り組みの一環。同社は21年中に100%ビーガンブランド化を宣言しているほか、リサイクルプログラムやサステナブルなパッケージの切り替えにも積極的に取り組んでいる。
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「トッズ(TOD’S)」は、柏崎亮デザイナーが手掛ける東京発のフットウエアブランド「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」とコラボレーションしたカプセルコレクションの発表を兼ねたイベントを、ミラノ・ファッション・ウイーク初日の22日に現地で開催した。アイテムの披露とカクテルイベントを老舗セレクトショップ、ディエチコルソコモ(10 CORSO COMO以下、コルソコモ)で実施し、イベントでは日本から1人で渡伊した柏崎デザイナーがプレスや一般客からの質問に自ら説明した。
カプセルコレクションは、“TOD’S”のTとDを入れ替えた“DOT’S”と題し、ドットのデザインがクリエーションの起点だという。「トッズ」が選んだという会場のコルソコモでも、ドットをロゴやインスタレーションに取り入れており、コレクションの世界観と統一させた。
柏崎デザイナーは、パンデミックが起こる直前の2019年11月に「トッズ」のファクトリーを訪れたという。「ファクトリーは美術館みたいに美しく飾られた空間だった。いい環境で製品を作ることを大切にするという精神が、物にも影響していると思う。職人はいわゆる堅物な感じではなく、ラテン気質な明るい人ばかりで、『トッズ』のクラフトマンシップのポジティブな未来を感じた」と柏崎デザイナーは振り返る。さらに「献身的に物づくりに取り組む老舗と協業でき、今日このように発表できてうれしい」と続けた。イタリアには1週間ほど滞在し、「時間に余裕があるので観光も楽しみたい」。「トッズ」と「エンダースキーマ 」のカプセルコレクションは、9月28日から国内販売開始予定。
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ネットフリックス(NETFLIX)の大人気ドラマ「セックス・エデュケーション(Sex Education)」に出演し、オラ役を演じるパトリシア・アリソン(Patricia Allison)は今をときめく俳優の1人。セックスをテーマに性教育やクィア・アイデンティティを包括的に扱う学園物語「セックス・エデュケーション」に出演したことをきっかけに話題を集めている。最近では、ヴェネチア映画祭や同ドラマ待望のシーズン3のオンラインプレミアに参加し、「ミュウミュウ(MIU MIU)」を着用した。そんなパトリシアのヴェネチアでの“ファッション日記”を写真とコメントでお届けする。
WWD:「ミュウミュウ」のルックのお気に入りポイントは?
アリソン:一番好きなのは、ブルーの「ミュウミュウ」のスーツにあしらわれたスタッヅが、私のヘアースタイルにぴったり合っているところ。スカートもすごく気に入っていて、履き心地もよかったし、“無敵”って気分だった。
WWD:ファッションはどんなスタイルが好き?
アリソン:ファッションにハマった最初のころは、ビンテージアイテムや両親のクローゼットから借りたオーバーサイズの洋服をよく着ていた。そこからいろんなテイストや着こなしを楽しむようになったかな。自分で選んだアイテムやブランドのファッションを通して、自分に“しっくり”くる感覚がとてもワクワクする。「ミュウミュウ」は中でも、いつでも私らしさを表現してくれる存在。
WWD:ヴェネチアではどんなひとときを過ごした?
アリソン:「ミュウミュウ」のショートフィルム「MIU MIU WOMEN’S TALES(女性たちの物語)」を観て、トークセッションにも参加して、とっても楽しかった。毎日いろんな「ミュウミュウ」のアイテムを着て過ごしたよ。素敵なティードレスや猫柄のトップスに合わせたレザーのスカートがお気に入り。ヴェネチアは本当に素敵な都市だったので、また絶対訪れたい。
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「アルベルタ フェレッティ(ALBERTA FERRETTI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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エムアイシーは9月19日、神奈川県鎌倉市にヘアカラースペシャリティサロン「ハーバーズ(Harbors)」をオープンした。
ヘアカラーブームである今日、色を作るだけで質感を壊してしまうのでは、質の高いヘアカラーとは言えない。そこで“極上の艶”をテーマに、オリジナルの”ラスティングカラー”を提供する。ローダメージで髪や体、環境にも優しいオーガニック由来のカラーなどもラインアップ。専門性の高い薬剤もあり、従来のヘアサロンでは全てを取りそろえることができなかった薬剤と、それらを扱うスペシャリストの技術を体験できる。
800年の歴史を持つ鎌倉という土地に合わせ、来店客に“鎌倉に来た”という雰囲気や気持ちを体感してもらえるよう、外観や内観にもこだわった。“鎌倉らしさ”と“ヘアカラー”の両側面を表現した空間に仕上げている。また、扱うカラー剤も水で分解され環境に優しく、使用後のアルミカラーチューブは車椅子のリサイクルに再利用するなど、社会貢献としてSDGsの取り組みにも注力する。
エムアイシーは、大手サロングループ「エムスラッシュ(M.SLASH)ホールディングス」の子会社。“横浜に拠点を構えるライフスタイルコミュニティブランド”をコンセプトに、ヘア、ネイル、スパ、フィジカルビューティ、トリミングサロン、ドッグシッターなどを手掛ける。
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「ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)」が2022年春夏コレクションを発表した。
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「モンクレール(MONCLER)」によるクリエーターコラボプロジェクト“モンクレール ジーニアス”は25日、2022年春夏コレクションをデジタルショー形式で発表した。ショーは「モンド ジーニアス」と題し、“国境を越え、世界中の人々を結びつける”というコンセプトの下、11人のデザイナーがそれぞれミラノ、ニューヨーク、上海、東京、ソウルで制作したコンセプチュアルなムービーを披露。コラボデザイナーのうち4人が初参画で、日本の「ハイク(HYKE)」も名を連ねた。
ショーの案内人は、「モンクレール」グローバルパートナーの米国歌手アリシア・キーズ(Alicia Keys)。ミラノと中国・上海をつなぎ、同国の歌手・ヴィクトリア・ソンとの掛け合いで進行した。公式サイトのほかインスタグラムなどのSNS、各国のオンラインマガジンなど30以上のプラットフォームで同時配信した。
ラインアップは以下の通り。
1 MONCLER JW ANDERSON (1 モンクレール JW アンダーソン)
2 MONCLER 1952 WOMAN (2 モンクレール 1952 ウーマン)
2 MONCLER 1952 MAN (2 モンクレール 1952 マン)
3 MONCLER GRENOBLE (3 モンクレール グルノーブル)
4 MONCLER HYKE (4 モンクレール ハイク)
5 MONCLER CRAIG GREEN (5 モンクレール クレイグ・グリーン)
6 MONCLER 1017 ALYX 9SM (6 モンクレール 1017 アリックス 9SM)
7 MONCLER FRGMT HIROSHI FUJIWARA (7 モンクレール フラグメント ヒロシ・フジワラ)
8 MONCLER PALM ANGELS (8 モンクレール パーム・エンジェルス)
MONCLER + GENTLE MONSTER (モンクレール + ジェントルモンスター)
MONCLER + DINGYUN ZHANG (モンクレール + ディンユー・チャン)
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2022年春夏シーズンのロンドン・ファッション・ウイーク(以下、LFW)後半戦の3〜5日目は、4ブランドのリアルショーと現地で話を聞いた車椅子インフルエンサーについてリポートする。ショーはロンドン市内の歴史ある建物を会場に、リアルならではの臨場感溢れるパフォーマンスだった。ただ、派手な演出だからといってコレクションが良いとは限らない。その場の空気に飲み込まれることなく、冷静にコレクションを見て考察を深めるべきだと、リアルショー解禁のLFWで興奮気味な自分に言い聞かせた。
15周年を迎えた「アーデム(ERDEM)」は、大英博物館の回廊でショーを行った。過去の女性の偉人から着想を得ることが多いアーデム・モラリオグル(Erdem Moralioglu)が今季触発されたのは、イギリスの詩人イーディス・シットウェル(Edith Sitwell)と貴族で芸術家のオットリン・モレル(Ottoline Morrell)の生き方。19〜20世紀を生きた2人の女性は、知識人として知られる一方、前衛的で奇抜なファッションや派手な交友関係で、破天荒な生涯を送ったことでも有名である。「エリザベス女王のような洋服を好むシットウェルと、ヴィクトリア朝のドレスをまとうモレルはともに、時代にそぐわないスタイルを貫いています。世間から距離を置き、“時代の外”を生きるという精神が、とても魅力的に見えたのです」とモラリオグルは説明した。繊細な刺しゅうなどの手仕事に重きを置く「アーデム」のスタイルは、良い意味で流行を感じさせず、独自のロマンチックな世界観を見せてきた。2人の女性の精神が、ブランドの真髄とオーバーラップしたのだろう。
「とにかく詩的にしたかった」というショーは、シットウェルの詩を読み上げる女性の声で始まった。15年間の歩みをたどるように、これまでに創作した草花のオリジナルプリントをロング&リーンなドレスに描き、過去に使用した型紙に少し手を加えて、異素材でアップデートを試みた。パニエを仕込んで大きく膨らむキルトのスカートや、刺しゅうを全体にあしらったドレスなど、手仕事による温かみは彼が意図した通りの詩的な印象だった。15年間の多くの要素を凝縮させた44のルックは、過剰にならずバランス良くまとまり、メモリアルイヤーの見事な集大成となった。
21年春夏にスタートしたメンズラインについては、「男女間のワードローブで洋服がダンスするように行き交うことがあってもいいと思うのです」と述べた。花柄のプリントを描く艶やかなシルクのスーツや、肌が透けて官能性を引き出す繊細なニットは、ハリー・スタイルズ(Harry Styles)やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)など中世的な若い男性をイメージしているのだろう。詩的なショーが甘美な教会音楽でフィナーレを迎える頃、雨上がりの夕景に虹がかかり、空も15周年を祝福した。
「マルベリー(MULBERRY)」は、創立50周年を記念して3人のコンテンポラリーデザイナーとのコラボレーションプロジェクト「マルベリー エディション」始動。6月に発表したプリヤ・アルワリア(Priya Ahluwalia)に続く第2弾は、リチャード・マローン(Richard Malone)が手掛けた。
アイルランド出身でロンドンを拠点に活動するマローンは、セント・マーチンズ美術大学(Central Saint Martins)を卒業後、ラグジュアリーブランドでデザイナーを経験。17年に自身の名を冠したブランドを立ち上げると、「2020 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2020 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE)」など数々の賞を受賞。実家が農家で農業の知識もあり、持続可能なコレクションを制作するために環境負荷の少ない生地作りにも取り組んでいる。
ショーはヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum)で行われた。ルックは生地を贅沢に使ってドレープを重ねたドレスが中心。ショー終盤には大きな帆を背負っているような芸術性の高い作品が登場した。主力のバッグは、「マルベリー」のシグネチャーであるトライアングル・ベイズウォーターとバレルバッグ、ショルダータイプのダーリーの3型。2色のカラーブロッキングで内側のプレートやポケットを表に出し、金具部分をレザーですっぽりと包み込むマローン独自のアレンジを加えた。見た目や機能性に差異はないが、レザーは廃棄されるはずの穀物を原料に選び、環境に優しいレザーを使用しているという。ただ、実用性が高いバッグなだけに、コンテンポラリーアート作品のようなウエアとの相性がいいとは言えなかった。バッグを際立たせることには成功していた思う。
韓国出身でロンドンが拠点の「レジーナ ピョウ(REJINA PYO)」は、2012年ロンドンオリンピックの際に設立されたプール施設を会場に選んだ。ショーは、3人のイギリス人飛び込み選手による華麗なパフォーマンスからスタート。選手の緊張感や水しぶきはリアルなショーならではの臨場感で、ワクワクさせられた。
コレクションは、スイムウエアと都会的スタイルのミックス。蛍光オレンジやライムグリーン、淡いパープルの鮮やかな色彩を、肌が透けるナイロンやニットに取り入れて、レイヤードで遊ぶ手法だ。ステイホーム中に何度もアルバムを見返したというピョウは、お気に入りの都市であるニューヨークと祖国の韓国で撮影した写真を、プリントやニットに描いた。
コレクション全体からはリゾートや旅行を連想させる、明るいメッセージを受け取ることができたものの、これといって強く印象に残る作品は見られなかった。記憶に残っているとすれば、バッグが「ボッテガ ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」か「コペルニ(COPERNI)」のようだったというぐらいだろうか。もしかすると、飛び込みパフォーマンスの迫力が大きすぎたのかもしれない。
セルビア出身のロクサンダ イリンチック(Roksanda Ilincic)による「ロクサンダ(ROKSANDA)」は、ケンジントン・ガーデン内にある近現代建築のサーペンタイン・パヴィリオンでリアルなイベントを開催した。ランウエイ形式ではなく、プロのダンサーによる物語性のあるダンスパフォーマンスで16のルックを披露した。
振り付けは、「グッチ(GUCCI)」や「ヴィヴィアン ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」のイベントも手掛けてきた、ダンサーで振付師のホリー・ブレイキー(Holly Blakey)。円形型の会場の四方八方からルックをまとったダンサーがなめらかな動きで次々に入場すると、争ったり愛し合ったり協力したりするダンスで、さまざまな感情を表現した。着る人の心に呼応するように、特大のケープやガウン、パラシュートフォームのドレスは、流動的に動き続けた。淡いピンクやコーラルの柔らかいカラーと、バイオレットとペルシャブルーのビビッドなカラーがダンスによってさらに感情豊かに映える。ロクサンダはショーの後、「私たちが18カ月のパンデミックで味わった、さまざまな感情を凝縮させることがコンセプト。見た人の心に訴えかけ、何らかの感情が生まれたなら喜ばしいことだ」と語った。ショーの後にケンジントン・ガーデン内を歩いていると、アクション映画を見終わった後のようなスッキリした気分になった。リアルでパフォーマンスを鑑賞することの喜びを思い出させてくれた。
インクルージョンを推し進める昨今のファッション業界で、特に注目しているのがハンディキャップを持つ人々を受け入れようとする流れである。LFW中、ショーにゲストとして来場していた車椅子に乗る女性を見かけて、話を聞いてみた。彼女の名前はクララ・ホームズ(Clara Holmes)で、インフルエンサーとして活動しており、最近はポルトガル版「ヴォーグ(VUGUE)」で紹介されたという。昔からファッションが大好きで、ようやく障がい者を包括する動きが業界に見られることをうれしく思っているという。「まだはじめの一歩にも満たない0.5歩程度ですが、変化が起こりそうな初動は感じています。物珍しく注目されるのではなく、障がい者が必要としていること、不足だと感じていることを理解しようという姿勢があると思います。私の場合はアダプティブウエア(障がいのある人のために着脱しやすい機能を加えたアパレル)は不要で、普通の洋服を着ることができますが、このジャンルが拡張していくことに期待したいです。障がいがあっても無くても、人の心なんてそんなに変わらない。個性を表現してファッションを楽しむことは、みんなに平等に与えられているはずです」と話してくれた。
彼女の横に並んで一緒にショーを見ていると、ときには不快な視線を感じることもあった。もちろん、何ごとも経験しなければ分からないし、感情を共有することは近しい関係でも難しいものではあるが、想像力を働かせることでマイノリティを包括し、本当の意味での多様性を実現できるはずだ。アダプティブウエアはこれから実例を重ねて、選択肢が増えるジャンルになっていくだろう。それらに取材できる機会をたくさん持ちたい。インクルージョンについて考える機会を得られたことは、今回のロンドン渡航で得た大きな収穫だった。
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「アディダス(ADIDAS)」は、「マリメッコ(MARIMEKKO)」とのコラボコレクション第2弾を発表した。スポーツウエアは9月30日、"スタンスミス(STAN SMITH)"を含む「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」の商品は10月15日から順次発売。「アディダス」直営店と公式ECサイト、公式アプリ、一部の「アディダス」取り扱い店舗で販売する。
コレクションの中心となるのは、スエットドレス(税込8789円)やスエットパンツ(同8239円)など、1964年にマイヤ・イソラ(Maija Isola)がデザインした"ウニッコ(ケシの花)"を取り入れたアイテム。この柄がスポーツアイテムへ採用されるのは初めて。
そのほかミディアムサポートブラ(同5489円)やタイツ(同8789円)、"ウルトラブースト21(ULTRABOOST21)"(同2万4200円)、フーディ(同1万989円)、"スタンスミス(STAN SMITH)"(同1万4300円)などをそろえる。
また、アイテムの一部にはリサイクル素材や、海に流入する前に回収されたプラスチック廃棄物をアップサイクルした素材"パーレー オシャン プラスチック(Parley Ocean Plastic)"を使用している。
ティーナ・アラフフタ・カスコ(Tiina Alahuhta-Kasko)=マリメッコ最高経営責任者(CEO)は「『アディダス』と再びタッグを組みコラボレーション第二弾が実現できたこと、またクリエイティビティの真の象徴であるマリメッコのアイコン的プリント"ウニッコ"を初めてスポーツアパレルに取り入れたコレクションを発表できることを嬉しく思う。同コレクションには、両ブランドのサステナビリティに対する姿勢、オリジナリティ、そしてエンパワーメントといったメッセージが込められている。」とコメント。
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「ディオール(DIOR)」は9月5~10日、イタリア・ミラノ市内で“メダリオンチェア”をテーマにした展示を行った。“メダリオンチェア”とは、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)がファッションショーのゲスト用に選んだ椅子。回想録でムッシュ・ディオールは、「落ち着きがあり、シンプルかつクラシックでパリらしい」と述べている。リボンをあしらった楕円形の背もたれを持つ椅子は「ディオール」初のパリのブティックに置かれたほか、メゾンのコードとして香水のボトルなどにも影響を与えている。今回の展示では、世界中のクリエイターが再解釈した“メダリオンチェア”を展示。日本からは、吉岡徳仁とネンドの佐藤オオキが参加した。2人の作品に対する思いを紹介する。
吉岡は、“人の感覚を超越すること”を模索しながら抽象と現実の間にあるオブジェを制作し続けている。“メダリオンチェア”に関しては、「光を素材そのものへ転換した。境界や外観の概念を超えて夢見ることへ誘うインビテーションだ」と述べている。彼が好んで用いるガラス素材を用いた作品は透明感と優美な起伏の融合からレトロフューチャリスティックな雰囲気を醸し出している。シンデレラのガラスの靴を想起させるエレガントなチェアだ。
ミニマルなアプローチで世界的に評価されている佐藤も“メダリオンチェア”の素材にガラスを使用。背面、座面、脚は単一のパーツで構成されている。フューチャリスティックな印象の作品は、メゾンのシンボルカラーであるグレーやムッシュ・ディオールが好んだペールピンクで彩られている。背面を楕円形にくり抜くことで、“メダリオンチェア”のフォームを暗喩的に引き立たせている。佐藤は、「ムッシュ・ディオールとの長い会話」を表現したとコメントしている。
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「ヴァレンティノ(VALENTINO)」は9月24日、伊勢丹新宿本店1階ザ・ステージのポップアップストア「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ハイライト」で、招待客に向けたトークショーを開催した。モデルの冨永愛をゲストに迎え、向千鶴「WWDJAPAN」編集統括兼サステナビリティ・ディレクター(以下、向)と共に、ブランドの魅力とサステナビリティについて語り合った。
冨永は、「ヴァレンティノ」の2021-22年秋冬コレクション“アクト”のゴールドのニットとスカートを着て登場。「服からパワーをもらいたくて、このスタイリングに決めた。ニットは上から金の箔が施されていてパンキッシュ。中でもパンプスがお気に入りで、足がきれいに見えるだけでなく歩きやすい。最近はフラットやスニーカーがトレンドだが、改めてヒールの魅力を実感した」と、自身のコーディネートについて語った。バッグは、新作シリーズ“ロックスタッズ アルコーブ”の中からボックスバッグを選んだ。ポップアップ限定カラーのローズクォーツの色味について「少しグレーがかっている大人ピンクでどんな服にも合わせやすい。小さいサイズだからこそ使い勝手が大事。このバッグは、口が大きく開くので使いやすい」と冨永。
さらに、18歳のときに初めて「ヴァレンティノ」のオートクチュールのランウエイを歩いた当時を振り返り、キャスティングの様子や創業者ヴァレンティノ・ガラヴァーニ(Valentino Garavani)とのエピソードを話した。トークが進む中、冨永と向は「『ヴァレンティノ』は愛」と意気投合し、冨永は「『ヴァレンティノ』のランウエイは、最後に作り手であるクチュリエたちが登場する。作り手への敬意があり、愛に溢れたショーは見ていて幸せな気分になれる」と賞賛した。
また、バッグにペットのイラストをイニシャルとともにパーソナライズできる「ヴァレンティノ ガラヴァーニ ロックスタッズ ペット」の話題になると、「犬を飼っているので、バッグとリードでリンクコーデがしたい」と笑顔を見せた。“ロックスタッズ ペット”の売り上げの10%は「公益財団法人 日本補助犬協会」に寄付される。
サステナビリティの話に移ると、冨永は「コロナ禍で人とのつながりの大切さを感じたように、自分だけではなく、誰かのためになる生き方の方がより豊かだという考え方が、サステナビリティやSDGsの根本。ファッションは投票であり、そのブランドを応援することでもある。ブランドの活動も踏まえて購入を決めることが、私たちのこれからの消費のあり方だと思う」と述べた。そして向の「最近もう一度ファッションを楽しみたい気持ちが強まっている」という思いに、冨永も「ファッションはそれだけパワーを持っている。ファッションは魔法。身につけるもので、これほど自分の心が動かされることを、今日ハイヒールを履いて改めて感じた」と共感した。
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「アンテプリマ(ANTEPRIMA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「ロクサンダ(ROKSANDA)」が2022年春夏コレクションをロンドンで発表した。
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フリューは、オリジナルカラーコンタクトブランド「ファッショニスタ(FASHIONISTA)」の新イメージモデルに藤田ニコルを起用した。
同ブランドのコンセプトは、“ファッションのように、瞳も気分次第で着替える”。さまざまなファッションテイストを切り口に、こだわりのドット配置と絶妙なニュアンスカラーで、透き通るような発色を実現したシアー系カラコン全7種類(各税込1760円)を展開している。
藤田ニコルはTVや雑誌、SNSなど幅広く活躍し、“ファッショニスタ”として注目を集めていることからイメージモデル就任に至った。新ビジュアルでは「ファッショニスタ」のレンズデザインに合わせ、それぞれテイストの異なる4種類のスタイリングを披露している。
さらに今回のイメージモデル就任に合わせて、本格的なプロデュースカラコン開発プロジェクトの始動も決定した。一連の取り組みについて、本人は「『ファッショニスタ』のカラーコンタクトは、自然と瞳に馴染みやすく、こなれた印象になれるカラーが多いので、私も毎日使っているほどお気に入り!それと、今回フリューさんと一緒に、プロデュースのカラーコンタクトを作ることになりました!今本当に付けたいもの、みんなが欲しいものを心掛けて作れたらいいなと思っているので、これから楽しみにしていてください」とコメントした。
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フリューは、オリジナルカラーコンタクトブランド「ファッショニスタ(FASHIONISTA)」の新イメージモデルに藤田ニコルを起用した。
同ブランドのコンセプトは、“ファッションのように、瞳も気分次第で着替える”。さまざまなファッションテイストを切り口に、こだわりのドット配置と絶妙なニュアンスカラーで、透き通るような発色を実現したシアー系カラコン全7種類(各税込1760円)を展開している。
藤田ニコルはTVや雑誌、SNSなど幅広く活躍し、“ファッショニスタ”として注目を集めていることからイメージモデル就任に至った。新ビジュアルでは「ファッショニスタ」のレンズデザインに合わせ、それぞれテイストの異なる4種類のスタイリングを披露している。
さらに今回のイメージモデル就任に合わせて、本格的なプロデュースカラコン開発プロジェクトの始動も決定した。一連の取り組みについて、本人は「『ファッショニスタ』のカラーコンタクトは、自然と瞳に馴染みやすく、こなれた印象になれるカラーが多いので、私も毎日使っているほどお気に入り!それと、今回フリューさんと一緒に、プロデュースのカラーコンタクトを作ることになりました!今本当に付けたいもの、みんなが欲しいものを心掛けて作れたらいいなと思っているので、これから楽しみにしていてください」とコメントした。
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フリューは、オリジナルカラーコンタクトブランド「ファッショニスタ(FASHIONISTA)」の新イメージモデルに藤田ニコルを起用した。
同ブランドのコンセプトは、“ファッションのように、瞳も気分次第で着替える”。さまざまなファッションテイストを切り口に、こだわりのドット配置と絶妙なニュアンスカラーで、透き通るような発色を実現したシアー系カラコン全7種類(各税込1760円)を展開している。
藤田ニコルはTVや雑誌、SNSなど幅広く活躍し、“ファッショニスタ”として注目を集めていることからイメージモデル就任に至った。新ビジュアルでは「ファッショニスタ」のレンズデザインに合わせ、それぞれテイストの異なる4種類のスタイリングを披露している。
さらに今回のイメージモデル就任に合わせて、本格的なプロデュースカラコン開発プロジェクトの始動も決定した。一連の取り組みについて、本人は「『ファッショニスタ』のカラーコンタクトは、自然と瞳に馴染みやすく、こなれた印象になれるカラーが多いので、私も毎日使っているほどお気に入り!それと、今回フリューさんと一緒に、プロデュースのカラーコンタクトを作ることになりました!今本当に付けたいもの、みんなが欲しいものを心掛けて作れたらいいなと思っているので、これから楽しみにしていてください」とコメントした。
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「レジーナ ピョウ(REJINA PYO)」が2022年春夏コレクションをロンドンで発表した。
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「プラダ(PRADA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「プラダ(PRADA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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ニューヨーク&ロンドンに続き、ミラノ・コレクションがスタート。現地取材に加え、日本の「WWDJAPAN」編集部員もデジタルショーをレビューし、ファッションウイークの“お祭り感”を楽しみます。初日の編集長ムラカミに続き、2日目は編集部・美濃島がお届け!
「マックスマーラ(MAX MARA)」は、作家フランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)が1954年に発表した小説「悲しみよ こんにちは」に着想したコレクション。学校を2回退学するなど“ちょいワル”だったサガンが、大学入試試験に落ちた夏のバカンス中に家で書き上げた“空想の夏休み”の物語で、作品の世界観と、彼女が好んで着ていたワークウエアのスタイルを拡大解釈しました。
フィッシュマンズスモックやワークジャケット、カーペンターパンツなどクラシカルなワークウエアを、パリっとしたギャバジンやキャンバス、ポプリンに落とし込み、タンプトップやベアトップ、クレープソールのサンダルなどに合わせれば、現代版“ちょいワル少女”スタイルの完成。羽根を刺しゅうしたファンタジーなドレスも差し込み、程よいガーリーさを加えます。デニムジャケットとスカートのセットアップでラストルックを飾ったジジ・ハディッド(Gigi Hadid)もとにかく可愛かったです。
程よく肩の力が抜けた、ワークすぎず、ストリートすぎず、リゾートすぎないスタイルは、コロナ禍の人々に共感されそう。ノスタルジックなムードと、夕日が差し込む大学というロケーション、幼少期に使ったことがありそうなデッキチェアなどの演出が相まって、気づけば“空想の夏休み”に浸っていました。
ワクチン接種などで明るい兆しが見えつつある社会状況を反映し、「自然、ポジティブな考え、そして愛を、“色の爆発”で祝福したい」と語るのは、「エトロ(ETRO)」のヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)です。その言葉の通り、今シーズンも色・柄のてんこ盛りでした。
大胆な花柄や写実的な花柄に、ブランドシグネチャーのペイズリー柄を融合したド派手なグラフィックを連発し、フレアシルエットのデニムやニットワンピ、ロングシャツ、レギンスなど、ボヘミアンテイストなアイテムに落とし込んで行きます。無地のセットアップなどのミニマルなスタイルには、大ぶりのゴールドアクセサリーや刺しゅうしたプラットフォームシューズを合わせます。スパンコールをちりばめたジャケットやパンツ、全面キラキラに装飾したタンクトップやチューブトップが歩くたびにきらめき、人間のエネルギーを強く感じました。
ウエアのムードと異なり、会場はだだっ広いスタジオにライトのみの無機質な空間。コレクションを仕上げるため、ヴェロニカが“自分を抑制”していた気持ちを表現したそう。メンズは会場から屋外に飛び出るデジタルショーだったし、来年はきっと晴れ切ったビーチで感情を爆発させてくれるでしょう。
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ニューヨーク&ロンドンに続き、ミラノ・コレクションがスタート。現地取材に加え、日本の「WWDJAPAN」編集部員もデジタルショーをレビューし、ファッションウイークの“お祭り感”を楽しみます。初日の編集長ムラカミに続き、2日目は編集部・美濃島がお届け!
「マックスマーラ(MAX MARA)」は、作家フランソワーズ・サガン(Francoise Sagan)が1954年に発表した小説「悲しみよ こんにちは」に着想したコレクション。学校を2回退学するなど“ちょいワル”だったサガンが、大学入試試験に落ちた夏のバカンス中に家で書き上げた“空想の夏休み”の物語で、作品の世界観と、彼女が好んで着ていたワークウエアのスタイルを拡大解釈しました。
フィッシュマンズスモックやワークジャケット、カーペンターパンツなどクラシカルなワークウエアを、パリっとしたギャバジンやキャンバス、ポプリンに落とし込み、タンプトップやベアトップ、クレープソールのサンダルなどに合わせれば、現代版“ちょいワル少女”スタイルの完成。羽根を刺しゅうしたファンタジーなドレスも差し込み、程よいガーリーさを加えます。デニムジャケットとスカートのセットアップでラストルックを飾ったジジ・ハディッド(Gigi Hadid)もとにかく可愛かったです。
程よく肩の力が抜けた、ワークすぎず、ストリートすぎず、リゾートすぎないスタイルは、コロナ禍の人々に共感されそう。ノスタルジックなムードと、夕日が差し込む大学というロケーション、幼少期に使ったことがありそうなデッキチェアなどの演出が相まって、気づけば“空想の夏休み”に浸っていました。
ワクチン接種などで明るい兆しが見えつつある社会状況を反映し、「自然、ポジティブな考え、そして愛を、“色の爆発”で祝福したい」と語るのは、「エトロ(ETRO)」のヴェロニカ・エトロ(Veronica Etro)です。その言葉の通り、今シーズンも色・柄のてんこ盛りでした。
大胆な花柄や写実的な花柄に、ブランドシグネチャーのペイズリー柄を融合したド派手なグラフィックを連発し、フレアシルエットのデニムやニットワンピ、ロングシャツ、レギンスなど、ボヘミアンテイストなアイテムに落とし込んで行きます。無地のセットアップなどのミニマルなスタイルには、大ぶりのゴールドアクセサリーや刺しゅうしたプラットフォームシューズを合わせます。スパンコールをちりばめたジャケットやパンツ、全面キラキラに装飾したタンクトップやチューブトップが歩くたびにきらめき、人間のエネルギーを強く感じました。
ウエアのムードと異なり、会場はだだっ広いスタジオにライトのみの無機質な空間。コレクションを仕上げるため、ヴェロニカが“自分を抑制”していた気持ちを表現したそう。メンズは会場から屋外に飛び出るデジタルショーだったし、来年はきっと晴れ切ったビーチで感情を爆発させてくれるでしょう。
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「マックスマーラ(MAX MARA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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こんにちは。
朝夕に少しずつ秋の訪れを感じるようになりましたね。
今日は福岡店メンズフロアより、季節の変わり目から活躍するレザーアウターウェアのご紹介です。
<カリブロドーディチ>のシングルライダースジャケット“マックス”は、主張のあるゴールドのジップづかいと上品な袖口のデザインが特徴。ワンランク上のコーディネートをお楽しみいただけるおすすめの逸品です。
「ライダースジャケットを使ったスタイリングってどうしてもカジュアルになりがち…」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらは上品な作りゆえにカジュアルはもちろんドレッシィなコーディネートまでカバーしてしまう万能選手です!
今回はブラックの“マックス”に、鮮やかなブルーが目を惹く<マウロ オッタヴィアーニ>のニットと<ベルナール ザンス>の柄物のパンツを合わせて上品にスタイリングしました。
<ドリス ヴァン ノッテン>のスカーフでアクセントを加えてドレッシィな装いに。
足元は<クロケット&ジョーンズ>のサイドゴアブーツですっきりと仕上げました。
無地のTシャツにデニムの王道の組合せももちろん良いですが、振幅のある合わせでこの秋のファッションを楽しんでみてはいかがでしょうか。
また、明日9月26日(日)まで福岡店店頭では、¥10,000(税込)以上お買上げいただいた<MY BARNEYS>メンバーのお客様にショッピングの際にお使いいただけるポイントプレゼントへの抽選【LUCKY DRAW】も実施しています。
●プレゼント●
<MY BARNEYS>100,000ポイント 1名様
<MY BARNEYS>10,000ポイント 5名様
●ご応募期間●
9月26日(日)まで
●ご応募対象●
期間中、福岡店各フロアにて¥10,000(税込)以上お買上げいただいた<MY BARNEYS>メンバーのお客様
※<MY BARNEYS>への新規ご入会も店頭にて承っております。
●ご応募方法●
お会計時にレジカウンターにて応募券をお渡しさせていただきます。
必要事項をご記入の上、福岡店1Fに設置しております応募箱へご応募ください。
※応募用紙のお渡しは一回のお会計につき、一枚までとさせていただきます。
●当選発表●
当選発表は10月初旬以降に、ポイントの付与およびご当選者のお客様への公式アプリ・メールでのご連絡をもって代えさせていただきます。
※当選に関するお問合せはご遠慮ください。
過去の福岡店ブログは↓からご覧いただけます。
福岡店のお客様から愛されるDR.VRANJESのご紹介はこちらから>>>
福岡店スタッフから愛されるMALCOLM BETTSのご紹介はこちらから>>>
福岡店スタッフがご提案するメンズドレスクロージングのご紹介はこちらから>>>
福岡店スタッフがおすすめするウィメンズアウターウェアのご紹介はこちらから>>>
福岡店にて開催中の<MY BARNEYS>のポイントプレゼントへの抽選【LUCKY DRAW】は、明日9月26日(日)までです。
この機会に秋のショッピングをお楽しみくださいね。
HAPPY BIRTHDAY TO US! FUKUOKA 10TH ANNIVERSARY
アイリスオーヤマは、家電製品の技術を応用したアパレル事業を本格化させる。オリジナルブランド「ファンクト(FNCT)」で夏に発売したファン付きアウターに続き、秋冬物としてヒーター付きのアウターを販売した。体感できる機能性をつけた服によって、アウトドアスポーツやキャンプなどの市場を開拓する。
9月24日に発売した新商品21アイテムは、ヒーターを搭載しながら薄さと軽さを両立した“ファンクトヒートシリーズ”と、ユニセックスで日常のファッションになじみやすい“ファンクトシリーズ”で構成する。グループのホームセンターであるユニディやダイシンの店舗のほか、ネット通販で販売する。ヒーター搭載のウエアは炭素原子の繊維“カーボンナノチューブ”を採用することで、ヒーターの電源稼動後に短時間で均一に温まる。温度も4段階で調整できる。衣類部分は給電コードも含めて水洗いできる。
ヒーター搭載の代表的なアイテムの税込価格は、撥水リバーシブルヒートブルゾン8900円、マウンテンヒートパーカ8500円、インナーヒートベストセット9900円。ヒーターが付かないタイプでは、あったか裏アルミボアパーカ4900円など。
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ナイキのスケートボードライン「ナイキ SB」は、人気アニメ「機動戦士ガンダムUC」とのコラボスニーカー“ユニコーンガンダム ダンク ハイ”(税込1万3200円)と“バンシィ ダンク ハイ”(同1万3200円)を9月24日に一部の「ナイキ SB」取り扱いショップで発売した。スニーカー専用EC「スニーカーズ(SNKRS)」では、“ユニコーンガンダム ダンク ハイ”のみ27日から販売する。
コラボスニーカーは、既存モデルにはないパネルとレイヤーを追加して、“ユニコーンガンダム”と“ユニコーンガンダム2号機 バンシィ”の特徴を立体的に表現した。自由にカスタマイズできるスウッシュのデカールが付属するほか、ヒールにはアニメ内で登場する財団法人“ビスト財団”のロゴをあしらった。カラーは、ユニコーンガンダムの戦闘形態である“デストロイモード”中の“ユニコーンガンダム”のホワイト×アマリロと、“2号機 バンシィ”のサンダーブルー×メタリックゴールドを採用した。
コラボ限定ビジュアルには、パイロットスーツを身にまとったプロスケーターの堀米雄斗選手と、ポール・ロドリゲス(Paul Rodriguez)選手のイラストを描いた。
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「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIELA)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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循環型の、サステナブルなデザインで大切なことは、その服がどう捨てられ、どう生まれ変わるのかまでをデザインすることだ。現代のモノづくりとは、まさにこのサイクル/システムを考えること。私はそうやって生まれるアイテムがたくさん並ぶ未来を模索しているが、今すでに所持している衣類はどう手放したらいいのだろう?衣替えの時期だ。今回は、もう着なくなった服の手放し方を考えたい。どの方法が、各々のスタイルに合っているのだろうか?
そう思ったきっかけは、マンションのごみ収集所に大量の子ども服が捨てられていたのを目にしたときだった。心が痛くなって、見ていられなかった。どこかに寄付したり、再利用を模索したりはできなかったのだろうか?一気にゴミに出したオーナーは、「時短」を選んだ。それは、オーナー家族にとって一番都合のいい選択だったと思うことにした。それも一個の選択肢として、リサーチを続けている。私だったら、どうするだろう?考えた選択肢は、以下の通りだ。
プランA:ゴミに出す
これは、効率的で衣類のオーナーにとって時間やカロリーが削減できる手段。一方、環境への負荷が気がかりだ。
プランB:フリマに出品
コロナの影響で従来型のフリマは無くなった。現在は、フリマアプリなどへの出品で利益に変えることが多い。なれると簡単で「ゲーム感覚が好き」というユーザーも多いが、写真にこだわったり、相手との交渉が大変だったり、難しいケースも多い。もちろん、シミや穴があったらなかなか売れない。何度も着たTシャツなどは、なかなか動かないのが現状だ。
プランC:寄付
古着を回収するNPO団体などの中には、ポリオ撲滅運動の一環としてワクチンを寄付するなど、さまざまな取り組みをしているところも。規定の場所に持っていくケースもあるが、自宅からダンボールで送るだけという場合も。ただ団体のトレーサビリティを調べたり、どこを選んだらいいのか悩んだりするケースは多く、プランAに比べれば大変。発展途上国や難民キャンプで重宝されることも多いが、あまりに汚い洋服も多く、「選別が難しい」という運営の悩みを耳にしたこともある。
プランD:リサイクルボックスに入れる
「H&M」や「ザラ(ZARA)」「スノーピーク(SNOW PEAK)」など、昨今は近くのショッピングモールやアパレルショップなどに回収ボックスが設置されている。各ブランドによって回収業者は違うが、費用は無料。「H&M」では、お買い物券までついてくる。ただ各社によってトレーサビリティはさまざま。どのくらい循環しているのかは、見えづらい。
プランE:リメイク
これは個人的に実践しており、節約にもつながっている。何度も着たTシャツなどは、切って雑巾に。モノづくりが好きなら、ニットは編み直せる。Tシャツなどの布帛は、ヒモ状に切って編み直すとちょっとしたラグやコースター、エコバックなどにアップサイクルできるキットなども販売されている。ただ雑巾くらいなら誰でもできるが、本格的なリメイクは時間が必要。モノづくりが好きな人に限定されるかもしれない。
上述の選択肢の中で、私にとって都合のいいのは、プランDのリサイクルボックスだった。実際「H&M」に行き、キレイな服が並ぶところにいらなくなった服を持参した自分はなんだか滑稽で少し恥ずかしかったが、店員さんに声をかけると、いつものことのように対応してくれたのでホッとした。「500円のクーポンをアプリで~」と教えてもらったが、めんどくさくてクーポンはもらわなかった。どうやら他にも持ってくる方が多いみたいで、山のように服が積まれていた。確かに簡単だった。
今は、大きな企業に任せよう。
と、預けた服がどのくらい循環されるのか気になりながら渋谷の街を後にした。もっと自分に合ったプランを見つけたい。衣類の手放し方についてもデザインしたいし、一眼でわかるプラン表があったらいいなと日々考えている。
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ニューヨーク&ロンドンに続き、ミラノ・コレクションが始まりました。2022年春夏シーズンは、現地在住のスタッフがリアルショーを取材中。とはいえ、日本にいる「WWDJAPAN」編集部員も、何か手伝い、日本で“お祭り感”を楽しみたい!そう考え、現地のスタッフがカバーしきれなかったブランドのデジタルショーをレビューします。
キム・ジョーンズ(Kim Jones)が共同アーティスティック・ディレクターに就任して以来、「フェンディ(FENDI)」はビジネスも好調と聞きます。頑張れば買えるジュエリーが若い世代に、一着数千万円のオートクチュールが富裕層にと、“全方位”な商品提案が効果を発揮しつつあるように見えますが、キムはその理由を「リアルだから。ビンテージでもなく、アバンギャルドでもない。そしてタイムレスだから」と答えます。
今シーズンの「フェンディ」は、まさに、そんな彼の哲学を体現するようなコレクションでした。インスピレーション源の大きな1つは、ニューヨークの伝説的なディスコ「スタジオ 54」。カルチャーの世界ではアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ファッションの世界ではカルバン・クライン(Calvin Klein)らに愛された、1970年代の象徴です。さまざまな人が、自由なファッションを楽しんだという「スタジオ 54」の雰囲気は、「シャープ」より「エッジー」という言葉の方がぴったりなセットアップや、マイクロミニのホットパンツ、フリンジをカスケード(滝)のように重ねたフラッパードレス、そしてもちろん豪華なファーコート(リサイクル素材も多いそうです)などから漂ってきます。カラーパレットは、新時代のいまにふさわしいピュアホワイトに始まり、淡いベージュやグレーに転じたかと思えば、後半は鮮やかなベビー&ショッキングピンク。シルクサテンの素材やゴールドの色合いは、ミラーボールの下にピッタリです。カフタンドレスやブラトップ、ニットで作ったボディコンドレスは、もはや欠かせない着心地に配慮したもの。ユニークなアクセサリーとセットで、70年代のスタイルをアップデートする大事な要素です。そこに、ファッション界で活躍したイラストレーター、アントニオ・ロペス(Antonio Lopez)が描いた、「FENDI」の新しいロゴをプラスしました。ロペスは、前任のカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が招待状の制作などを依頼したデザイナーであり、キムは「彼のスケッチは、アンディ・ウォーホルやデイヴィッド・ホックニー(David Hockney)のクリエイティビティをかき立てたんだ」と語ります。カールという「フェンディ」にとって欠かせないレガシーと、アンディ・ウォーホルという「スタジオ 54」を語る上でやっぱり欠かせないレガシーを意識した上でのイラストレーターの選定に、ブランドの歴史をコンテンポラリーに蘇らせるキムのセンスを感じます。キムって、どうやって歴史を調べているのかな?
この5年で経営もデザイナーも激しく入れ替わってきた「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」。現在はドバイの投資会社が、ファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)を起用して再起を図ろうとしています。イタリア・シチリア生まれの、ど直球を投げるタイプのデザイナーで、アニマルプリントやバロックモチーフで表現するセクシーが得意技です。
コレクションは、良くも悪くも(いや、どっちかと言えば良いのかな?)「ファウスト・プリージ」でした。とってもわかりやすく、タイガー!ゼブラ!!レオパード!!!超マイクロミニ丈、見えそうで心配なくらいの深いスリット、その一方で大きなスカートのボールガウン。タイガーが「『ロベルト カヴァリ』復活だガォ~」と咆哮しているようです。
正直「ロベルト カヴァリ」の要素を見つけるのは難しかったのですが、だんだん見ているうちに「『ロベルト カヴァリ』ってなんだっけ?」と思うようにもなりました。それくらい創業デザイナーの退任直前から現在に至るまでの数年で、ブランドのレガシーは消え失せたのです。もともと確固たるアイデンティティがあったら、こんな事態にもなっていなかったでしょう。「そんなブランド、復活させる意味ある?」という意見も一理ありますが、その知名度にはまだ可能性があるはず。ど直球でその可能性に賭けたブランドを、応援してみたいと思います。
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ニューヨーク&ロンドンに続き、ミラノ・コレクションが始まりました。2022年春夏シーズンは、現地在住のスタッフがリアルショーを取材中。とはいえ、日本にいる「WWDJAPAN」編集部員も、何か手伝い、日本で“お祭り感”を楽しみたい!そう考え、現地のスタッフがカバーしきれなかったブランドのデジタルショーをレビューします。
キム・ジョーンズ(Kim Jones)が共同アーティスティック・ディレクターに就任して以来、「フェンディ(FENDI)」はビジネスも好調と聞きます。頑張れば買えるジュエリーが若い世代に、一着数千万円のオートクチュールが富裕層にと、“全方位”な商品提案が効果を発揮しつつあるように見えますが、キムはその理由を「リアルだから。ビンテージでもなく、アバンギャルドでもない。そしてタイムレスだから」と答えます。
今シーズンの「フェンディ」は、まさに、そんな彼の哲学を体現するようなコレクションでした。インスピレーション源の大きな1つは、ニューヨークの伝説的なディスコ「スタジオ 54」。カルチャーの世界ではアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ファッションの世界ではカルバン・クライン(Calvin Klein)らに愛された、1970年代の象徴です。さまざまな人が、自由なファッションを楽しんだという「スタジオ 54」の雰囲気は、「シャープ」より「エッジー」という言葉の方がぴったりなセットアップや、マイクロミニのホットパンツ、フリンジをカスケード(滝)のように重ねたフラッパードレス、そしてもちろん豪華なファーコート(リサイクル素材も多いそうです)などから漂ってきます。カラーパレットは、新時代のいまにふさわしいピュアホワイトに始まり、淡いベージュやグレーに転じたかと思えば、後半は鮮やかなベビー&ショッキングピンク。シルクサテンの素材やゴールドの色合いは、ミラーボールの下にピッタリです。カフタンドレスやブラトップ、ニットで作ったボディコンドレスは、もはや欠かせない着心地に配慮したもの。ユニークなアクセサリーとセットで、70年代のスタイルをアップデートする大事な要素です。そこに、ファッション界で活躍したイラストレーター、アントニオ・ロペス(Antonio Lopez)が描いた、「FENDI」の新しいロゴをプラスしました。ロペスは、前任のカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)が招待状の制作などを依頼したデザイナーであり、キムは「彼のスケッチは、アンディ・ウォーホルやデイヴィッド・ホックニー(David Hockney)のクリエイティビティをかき立てたんだ」と語ります。カールという「フェンディ」にとって欠かせないレガシーと、アンディ・ウォーホルという「スタジオ 54」を語る上でやっぱり欠かせないレガシーを意識した上でのイラストレーターの選定に、ブランドの歴史をコンテンポラリーに蘇らせるキムのセンスを感じます。キムって、どうやって歴史を調べているのかな?
この5年で経営もデザイナーも激しく入れ替わってきた「ロベルト カヴァリ(ROBERTO CAVALLI)」。現在はドバイの投資会社が、ファウスト・プリージ(Fausto Puglisi)を起用して再起を図ろうとしています。イタリア・シチリア生まれの、ど直球を投げるタイプのデザイナーで、アニマルプリントやバロックモチーフで表現するセクシーが得意技です。
コレクションは、良くも悪くも(いや、どっちかと言えば良いのかな?)「ファウスト・プリージ」でした。とってもわかりやすく、タイガー!ゼブラ!!レオパード!!!超マイクロミニ丈、見えそうで心配なくらいの深いスリット、その一方で大きなスカートのボールガウン。タイガーが「『ロベルト カヴァリ』復活だガォ~」と咆哮しているようです。
正直「ロベルト カヴァリ」の要素を見つけるのは難しかったのですが、だんだん見ているうちに「『ロベルト カヴァリ』ってなんだっけ?」と思うようにもなりました。それくらい創業デザイナーの退任直前から現在に至るまでの数年で、ブランドのレガシーは消え失せたのです。もともと確固たるアイデンティティがあったら、こんな事態にもなっていなかったでしょう。「そんなブランド、復活させる意味ある?」という意見も一理ありますが、その知名度にはまだ可能性があるはず。ど直球でその可能性に賭けたブランドを、応援してみたいと思います。
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「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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ボンジョ〜ルノ!ヨーロッパ通信員の藪野です。1年半ぶりにミラノにやって参りました!今シーズンは、ミラノとパリからファッション・ウイークの現地リポートをお届けします。ニューヨークに続き、ヨーロッパでもいよいよリアルイベントが本格的に再開しました。朝から晩まで1時間刻みで動くスケジュールは、コロナ前とほぼ同じ。違うのは、ショーの席数が少ないことや、入場時にグリーンパス(もしくは陰性証明書や回復証明書)のチェックがあること、そして室内では皆マスクをしていることくらいといった感じです。これから約2週間、コレクションの熱気やニュースからヨーロッパの現状や街の雰囲気までをお伝えできればと思いますので、どうぞお付き合いください!
かつてグッチオ・グッチ(Guccio Gucci)も「グッチ(GUCCI)」を創業する前に働いていたという老舗トランクメーカー&レザーグッズブランド「フランツィ 1864(FRANZI 1864)」が、新オーナーのもとで再始動しました。新たな始まりにフォーカスしたのは、イタリアの初代女王から名付けられたというワンハンドルバッグ“マルゲリータ”。デザインは1940年代のアーカイブから着想を得たもので、上部のバーと表裏両方にフラップがついているのがポイントです。価格は3700〜4500ユーロと、かなりラグジュアリー。10月末から公式オンラインとヨーロッパの一部セレクトショップで販売をスタートするとのことで、アジアでは現地パートナーを探しているそう。
奇しくも“マルゲリータ”続きになりますが、「マックス&コー(MAX & CO.)」は「ミッソーニ(MISSONI)」創業者の孫であるマルゲリータ・ミッソーニ(Margherita Missoni)とコラボしました。彼女自身が90年代に着ていた「マックス&コー」の服からインスピレーションを得たというコレクションは、さまざまな着方を楽しめることにこだわったというデザインが特徴。トップスと2段階の長さのスカートに分かれるドレスや、ドレスとして着ることも考えたスポーティーなコートなど、“一着で2、3度美味しい”アイテムが揃います。「パーソナルなスタイルを反映して、小さなワードローブを作る感覚でデザインした」とマルゲリータ。花のアップリケがキュートなカーディガンが1番のお気に入りだそうです。
「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」は、ミラノを代表するショッピングストリート、モンテナポレオーネ通りの旗艦店の横に構えるポップアップショップで、新作を披露しました。今季のテーマは“街からのエスケープ”。まさに誰もが今憧れるムードですよね。その逃避行の行き先は、カリフォルニアのリゾート地、パームスプリングスをイメージ。手触り抜群!(=着たら、きっと最高!)なカシミアシルクやサテンのようなツヤのあるコットンなどの上質素材で作られたアイテムをラインアップしています。小物のバリエーションも増やしていて、アイコンバッグ“セージア”には、トートや、ハンドルの付け根とレザーピースのカーブラインがスマイルマークのように見える“ハッピーデイ”が新登場。スエードにパイピングをあしらったエフォートレスなサンダルも魅力的です。
「トッズ(TOD’S)」×「エンダースキーマ(HENDER SCHEME)」のコラボコレクションを一足先に見るために、ミラノを代表するセレクトショップの「ディエチ コルソ コモ(10 Corso Como)」へ。今回のお披露目のためにミラノ入りされている「エンダースキーマ」デザイナーの柏崎さんが迎えてくれました。「いい意味で『トッズ』のチームなら作らなそうなものを作りたかった」とのことで、一から生み出したというシューズやウエアがズラリ。“TOD’S⇄DOT'S”をテーマにしたコレクションには、いろんなところにドットや丸いモチーフが見られます。中でも、ブランドのアイコンシューズである“ゴンミーニ”のペブルを大胆に拡大してソールに配したタッセルモカシンがやはり印象的でした。
今回のミラノコレで一つ目のショーは、コロナ禍の昨シーズンデビューした期待の若手「デル コア(DEL CORE)」。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)率いる「グッチ」でVIP用衣装担当デザイナーとして経験を積んだダニエル・デルコア(Daniel Del Core)が手掛けています。持ち味はレッドカーペットで映えるエキセントリック&ドラマチックなドレス。デビューコレクションを着たインフルエンサーがズラリ並ぶと、かなり強そうです(笑)。今季は、肩やスカートから剥がれて垂れたようなラッフルがカギ。デビューシーズンに比べ、一般人でも着られそうなパーティードレスが増えました。会場には、米「ヴォーグ」のアナ・ウィンター(Anna Winter)様をはじめ、有名エディターやジャーナリストの姿もあり、注目度は大。イタリアファッション界のスター候補として、今後に期待です!
「フルラ(FURLA)」は、かつての大ヒット商品“キャンディ”の10周年を記念して、サステナブルにアップデートした“リキャンディ"をお披露目しました。オリジナルのデザインを踏襲しつつ、素材にはリサイクルプラスチック、生産には再生可能エネルギーのみを使って、ポップなカラーが際立つアイテムに仕上げました。チェーンストラップなどのアクセサリーも全てリサイクル素材を使っているとのこと。こちらはsee now, buy nowなので、すでに公式オンラインショップで販売されています。
ミラノ・ファッション・ウイーク取材の初日と言えば、個人的には「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」のショールームを訪れるというのが定番。プレゼンテーションを見た後、ブランドが拠点を構えるソロメオ村の食材を生かしたランチや軽食を中庭でいただくと、ファッション・ウイークのバタバタから解放された気分になります。今シーズンも、そんなひとときの安らぎを味わえました。
コレクションはというと、ニュートラルカラーを中心とする同ブランドにしては珍しく、差し色に鮮やかな赤を使用。喜びを感じさせる色として選んだそうで、コレクション全体も未来への前向きなビジョンを表現しています。スタイルは、テニスを想起させるチルデンニットやヘッドバンド、バスケットボールショーツ、ブランドの創業年を入れたフーディーなど、スポーティーなアイテムのミックスが印象的。着心地が良くて動きやすいアイテムを、コロナを経て再び動き出した世界に向けて提案しています。
お次は、「ヌメロ ヴェントゥーノ(NUMERO VENTUNO)」です。「誘惑に負けてしまうことはタブーではなく、むしろ新たなことへの挑戦を意味し、予期せぬ可能性を切り開くための手段」だと考えるアレッサンドロ・デラクア(Alessandro dell'Acqua)は今季、ブランドを象徴するセンシュアルなスタイルに、さまざまな要素をミックスしました。カレッジロゴ風のフォントを用いた「PARADISE」の文字が入ったキャミソールやスリッポンシューズ、ノースリーブTシャツ、袖をカットオフしたパーカなどは、アメリカ西海岸のスケータースタイルを想起させ、カジュアルなムード。チュールを6層に重ねたテーラードジャケットの背中には、裏地のヤシの木プリントがうっすら浮かびます。一方で、素朴なクロシェニットでセンシュアルなミニドレスから男女共通のパンツまでを提案したり、キラキラ輝くクリスタルやスパンコールのフリンジ、フェザーなどクチュール的装飾をたっぷり取り入れたり。いつもバランス感覚が冴えている「ヌメロ ヴェントゥーノ」ですが、今季はちょっといろんな要素を盛り込みすぎたかなという印象でした。
「ジル サンダー(JIL SANDER)」の会場は、薄紫色の光で照らされ、床も椅子も同じ色でまとめられた長いトンネルのような空間。「ショーが大好きだし、その制作過程をとても楽しんでいる」と以前語っていたルーク&ルーシー・メイヤー(Luke & Lucie Meier)による1年半ぶりのリアルショーに期待が高まります〜。ショーで目を引いたのは、序盤に登場したボクシー&オーバーサイズのノーカラージャケットとスカーフ襟が片方に流れるシャツ。コットンドリルや滑らかなレザーのパンツと合わせたスタイルが印象的です。縦のラインが際立つトップス&ロングスカートのセットアップやドレス、スモッキングやクロシェを駆使したクラフトへのこだわりを感じるアイテムなど得意とするスタイルは健在ですが、今季はタイガープリントのコートやペイズリーモチーフとスパンコールをあしらったガウンといった新たな一面を感じさせるアイテムも提案。ウエアだけでなく空間にまで取り入れたパステルカラーや心地いい音楽も相まって、どこか優しく癒されるコレクションでした。
デジタルの映像の音楽は、実際のショー音楽と異なるので、すかさずシャザムしたトラックリストを下記に載せておきます。気になる方は、ぜひYouTubeなどで検索を!
「An Angel Gets His Wings Clipped」 by Croatian Amor
「O Selenites」 by Gaspar Claus
「In Spite Of All」by Max Richer
「Then & Now」 by Andy Dragazis
昼間に見た「トッズ」×「エンダースキーマ」のカクテルがあったので、ディエチ コルソ コモに戻ってきました。コレクションはすでにしっかり見せていただいたのですが、世界に羽ばたく日本人デザイナーの晴れ舞台を見逃すわけにはいきません!コラボコレクションは、日本では9月28日発売。映像もかなりカッコよく仕上がっていたので、下記の関連記事からインタビューと合わせてご覧ください。
無類の犬好きなので、ショーやプレゼンでワンちゃんを見つけたら、ついつい写真を撮ってしまいます。本日は、「フランツィ 1864」新オーナーの愛犬デクスターくんと、「ジル サンダー」で見つけた招待状の布を首に巻いたオシャレ犬を激写!
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「エトロ(ETRO)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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KADOKAWAは、トータルビューティカンパニー「ウカ(UKA)」が運営するトータルビューティサロン「ウカ 東京ミッドタウン 六本木」所属の保科真紀ヘアスタイリストが簡単ヘアアレンジを提案する書籍「ヘアゴム1本でなんとかする」(税込1485円)を9月25日に発刊する。
“髪は顔の額縁”といわれるほど、マスクをする日常になったことでより髪型やスタイリングへの注目が高まっているが、「難しい」「時間がかかる」「不器用だから」など苦手意識をもっている人も多い。そこでヘアゴム1本で「より簡単に」「これだけやればなんとかなる」というヘアスタイリングを、簡単なプロセスで保科スタイリストが提案。むくみ顔やエラの張り、髪の毛のうねり、白髪といった悩みをカバーしながら、ロングヘアにもミディアムヘアにも対応できる25のヘアアレンジを紹介する。
保科スタイリストは、2007年に美容師としてのキャリアをスタート。「ウカ 東京ミッドタウン 六本木」でチーフクリエイティブマネージャーを務める。ヘアだけでなくメイクやアレンジの提案にも定評があり、ウカサロンにおいてリピート率はトップクラスを誇る。インスタグラム(@uka_makihoshina)でセルフスタイリング動画を数多くアップ。わかりやすく、簡単でおしゃれに仕上がるスタイルが人気となり、リールの再生回数は250万以上、フォロワー数は4万5000を超える。
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「フェンディ(FENDI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「デル コア(DEL CORE)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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「WWDJAPAN」ポッドキャストシリーズの新連載「考えたい言葉」は、2週間に1回、同期の若手2人がファッション&ビューティ業界で当たり前に使われている言葉について対話します。担当する2人は普段から“当たり前”について疑問を持ち、深く考え、先輩たちからはきっと「めんどうくさい」と思われているだろうな……とビビりつつも、それでも「メディアでは、より良い社会のための言葉を使っていきたい」と思考を続けます。第6弾は、【ファストファッション(fast fashion)】をテーマに語り合いました。「WWDJAPAN.com」では、2人が対話して見出した言葉の意味を、あくまで1つの考えとして紹介します。
佐立武士(さだち・たけし):He/Him。入社2年目、ソーシャルエディター。幼少期をアメリカ・コネチカット州で過ごし、その後は日本とアメリカの高校に通う。早稲田大学国際教養学部を卒業し、新卒でINFASパブリケーションズに入社。在学中はジェンダーとポストコロニアリズムに焦点を置き、ロンドン大学・東洋アフリカ研究学院に留学。学業の傍ら、当事者としてLGBTQ+ウエブメディアでライターをしていた。現在は「WWDJAPAN」のソーシャルメディアとユース向けのコンテンツに注力する。ニックネームはディラン
ソーンマヤ:She/Her。入社2年目の翻訳担当。日本の高校を卒業後、オランダのライデン大学に進学して考古学を主専攻に、アムステルダム大学でジェンダー学を副専攻する。今ある社会のあり方を探求すべく勉強を開始したものの、「そもそもこれまで習ってきた歴史観は、どの視点から語られているものなのだろう?」と疑問を持ち、ジェンダー考古学をテーマに研究を進めた。「WWDJAPAN」では翻訳をメインに、メディアの力を通して物事を見る視点を増やせるような記事づくりに励む
同じ服がソーシャルメディアに並ぶことを避けたり、パーティーやフェスなどのイベントで普段着ないような"映える"服を着たり、テーマをそろえた服をグループやペアで着たりする若年層中心の文化では、ファストファッションが重宝される一面もある。特に「ブーフー(BOOHOO)」や「シーイン(SHEIN)」「ファッション・ノバ(FASHION NOVA)」といったECのファストファッションがその需要に応えている。
今や最も身近になったファッションの形と言えるが、そのスピードと低価格を武器に競走するあまり、搾取的な労働環境や環境負荷の高い生産体制になりかねないのではないかと危惧されている。しかし、英国のNPO団体ファッションレボリューション(Fashion Revolution)が220の指標をもとに、対象のファッションブランドの透明性を評価する「ファッション トランスペアレンシー インデックス(Fashion Transparency Index)」では2020年、スコア73%で「H&M」が1位の座についた。ラグジュアリーやスポーツウエアを含めた全250のブランドの半数以上は20%以下のスコアであったことから、スピードと価格のためにサステナビリティや倫理を蔑ろにしない姿勢を見せる企業やブランドも増えていることがわかる。
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米G-IIIアパレル グループ(G-II APPAREL GROUP)は9月23日、仏ファッションブランド「ソニア リキエル(SONIA RYKIEL)」をエリック(Eric)とマイケル・ダイヨン(Michael Dayan)共同オーナーから買収すると発表した。買収額は公表していない。
「ソニア リキエル」は経営不振が続き、買い手や提携先を探したものの見つからず、2019年7月に清算。その後20年からエリックとマイケル・ダイヨン兄弟が買い取ったが、ブランドの再建に苦戦していた。
G-IIIアパレル グループは今後、ヨーロッパを中心に2022年秋シーズンに「ソニア リキエル」を再始動する。また、同社傘下のスイムウエアブランド、ヴィルブレクイン(VILEBREQUIN)のローランド・エロリー(Roland Herlory)CEOをソニア リキエルの新CEOに任命した。
モリス・ゴールドファーブ(Morris Goldfarb)=G-IIIアパレル グループ会長兼最高経営責任者(CEO)は「『ソニア リキエル』の買収でラグジュアリービジネスを強化できることをうれしく思う。同ブランドは大きなポテンシャルを持ち、今後はアパレルやアクセサリーに加え、さまざまなライフスタイルカテゴリーもローンチする予定だ」とコメント。エロリー新CEOは「ブランドの歴史を守りつつ、モダンにアップデートする。15年前ブランドの売り上げ規模は1億ユーロ(約128億円)だったが、今後3〜5年で同様の水準に戻すことを目指す」と意気込む。なお、ブランドは“アフォーダブルラグジュアリー”のポジションで打ち出し、数年以内に世界中に12〜15店舗をオープンする計画だ。また、デザイナーはこれから起用するという。
創業デザイナーのソニア・リキエル(Sonia Rykiel)は“ニットの女王”と称えられ、ストライプやスパンコールを施したニットが人気を博した。フランスのファッション史を代表する存在で、女性のためのフェミニンな洋服を多く手掛けた。16年にはパーキンソン病との闘病の末86歳で死去した。
一方のG-IIIアパレル グループは「DKNY」「ダナ キャラン(DONNA KARAN)」「ヴィルブレクイン」「G.H.バス(G.H. BASS)」「アンドリュー マーク(ANDREW MARC)」を擁する。さらにライセンス事業では「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」「カール ラガーフェルド パリ(KARL LAGERFELD PARIS)」「ゲス(GUESS)」「コール ハーン(COLE HAAN)」などを手掛ける。2021年度決算は21億ドル(約3990億円)を売り上げた。
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「ブルネロ クチネリ(BRUNELLO CUCINELLI)」が2022年春夏コレクションをミラノで発表した。
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