エルバスは生前、第二次世界大戦後にフランスのファッション業界復興のため、多くのデザイナーたちがミニチュアドレスを制作・発表した展覧会「テアトル・ドゥ・ラ・モード(Theatre de la Mode)」から着想を得て、新たなプロダクトやストーリーの制作に取り組んでいたという。今回のショーは、そんな彼のために有名デザイナーたちが協力して実現。驚くのは、ファッション・ウイークを総括するかのような参加デザイナーの豪華さだ。
3Dプリント技術を使用してできた“3Dプリントバスト”。非常に柔らかく、約2時間程度で造形できるわずか5秒でからだの周経や体積を測定できる、ワコール独自の3Dボディースキャナー。セルフで計測できるため、体が人の目に触れることがない3Dボディースキャナーで計測したデータ“ワコール 3D スマート アンド トライ”東急プラザ表参道原宿店。ブラジャーを選ぶためのサービスと医療用サービスの壁をなくしていく
同氏は1948年にニューヨーク州ビンガムトンで生まれた。アメリカ、フランス、ドイツで育ち、ミュンヘンのメリーランド大学卒業後、79年にニューヨーク・マガジン(New York Magazine)でジャーナリストとしてのキャリアを開始。82年から「WWD」の元親会社、フェアチャイルド(FAIRCHILD)のメンズウエアを広く扱うメディアにて、次世代のデザイナーを次々と発掘した。その後フェアチャイルドを離れ、「ヴォーグ(VOGUE)」などを擁する米コンデナスト(CONDENAST)の元で働く。パリやロンドンでの生活を経て、晩年はロサンゼルス、ニューヨーク、サンタフェで時間を過ごした。米国版「WWD」の元名物記者、ブリジット・フォーレイ(Bridget Foley)がともに働いた日々を回想しながら、思い出を振り返る。
彼がトムとヨーロッパに戻り、「ヴォーグ オム インターナショナル(Vogue Hommes International)」の編集長に就任した後、ばったりショーで会いました。私のレビューを読んだと報告をしてくれましたが、キュロットとスカートを間違えていると指摘。「とても素晴らしいレビューだったけれど、完璧ではないね」と一言。5月に画面上で会った時、彼は相変わらずエレガントでありながらズバズバとモノを言うので、とても楽しかった。話をしていると2人きりでオフィスに篭っていた日々を思い出します。私たちは若くて、タフでした。タフすぎるくらいに。お互いを支え合って過ごしていました。その時から彼はすっかり私のハートを掴んでしまい、今も離してくれません。
「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、10 月 10 日の世界メンタルヘルスデーに向けたキャンペーン“ブレイブ トゥギャザー”イラストデザインコンテストを開催中だ。キャンペーンでは“BRAVE TOGETHER”“#強くていいんだ”“You are not alone”“LOVE MYSELF”などの9つのテーマを表現するイラストを募集し、入賞作品を同ブランドの製品のデザインとして採用する。募集期間は10月24日23時59分まで。
ソンミ:これまで広告を出さずに売ってきて、「代わりに私たちが拡散します」と口コミをしてくれるファンの方もいた。なので広告を出す際は前もってファンの方たちに「もっと大きくなるために、これからは広告もやります」と伝えるインスタライブを配信した。今も広告は必要な分だけ。最初に出したのはタクシーの車内広告。タクシー広告はインパクトが強く、客層が近い。掲出期間は短かったが、いまだに反響をもらう。またJウェーブ(J WAVE)の番組「アクロスザスカイ(ACROSS THE SKY)」に協賛する。この番組はグローバルな感性や感覚を磨くというテーマで、リスナーは客層が近く、内容も「ミース」が注力するSDGsにも近い。ブランドのユーザーの方にも届けたかった。
向千鶴/編集統括サステナビリティ・ディレクター:業界のサステナビリティ・シフトのため活動中。ほぼ毎週、ワークショップを主催しており参加者と喧々諤々。サステナきっかけで人の輪が広がっていくのが楽しくて仕方ない (右)木村和花/記者:入社3年目のZ世代記者。主にサステナビリティやセレクトショップ関連のニュースを担当する。最近購入したお気に入りアイテムは、「ヴィロン」のりんごレザー100%のブーツ ILLUSTRATION : UCA
「ビュリー」のヴィクトワール・ド・タイヤック(Victoire de Taillac)は引き続きプロダクトストラテジー、イメージ&コミュニケーションディレクターを務める一方で、夫で最高経営責任者(CEO)兼アーティスティック・ディレクターのラムダン・トゥアミ(Ramdane Touhami)はCEO職を退く。
開店時は“社会を良くするめぐりと出会う”をテーマに19ブランドが出品した。うち11ブランドがビューティカテゴリー。島根・出雲地域で採取された藻塩を原料に使用したネイルブランド「アンディズモ(ANDISMO)」や、モデル・女優の太田莉菜がプロデュースするスイセンジノリが分泌する天然保湿成分を使用した「コガネ バイ サクラン(KOGANE BY SAKURAN)」など。ファッションでは日本環境設計の「ブリング(BRING)」やデザイナー川島幸美のサステナブルブランド「リン(WRINN)」が出品した。テーマは3カ月スパンで変え、ブランドも入れ替える。
同社は2012年に韓国の大手消費財メーカーのLG生活健康(LG HOUSEHOLD & HEALTHCARE)の傘下に入っており、コロナ以前は銀座の本社1階でLG生活健康の「后(THE HISTORY OF WHOO)」などを中心にインバウンド向け免税販売を行い、月に1億円程度を売り上げていた。新事業開発部門・島田雄一郎ゼネラルマネージャー(GM)代行は「会社としてはインバウンド減少で売り上げが落ちた。これまで日本商品を購入するインバウンドを見てきたので、中国本土には日本の商品を欲しい人が今でもいるのではないかと考え、銀座ステファニー化粧品としても中国市場へのチャレンジを検討した」と話す。スモールテストの形で、今年度は大きな予算をかけずに実施する考え。そのため、まずは感触を確かめるのが商品体験会の目的だ。