「グッチ」がEXOのKAIを主役にした“ARIA”コレクションのキャンペーン

 「グッチ(GUCCI)」は、グローバルブランドアンバサダーを務めるK-POPグループEXO(エクソ)のKAI(カイ)を主役にした、“ARIA(アリア)”の広告キャンペーンをスタートした。遠くに険しい山々を望む雪に覆われた森を舞台にしたもので、白馬も現れる幻想的な雰囲気の中で、“ARIA”のスーツやニット、アクセサリーをコーディネートしたKAIのルックが数々登場する。動画では、KAIのエレガントな所作やダンスも見られる。

 “ARIA”は、創設100周年を迎えた「グッチ」がアニバーサリーイヤーに発表した最初のコレクション。オペラやクラシックなどで用いられる独唱曲を表すイタリア語だ。

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CCCの「シェアラウンジ」が出店攻勢 代官山蔦屋2階もリニューアル、「まずは首都圏に100店舗」

 TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、代官山 蔦屋書店の3号館2階をラウンジ&ワークスペース業態「シェアラウンジ(SHARE LOUNGE)」にリニューアルした。12月3日にグランドオープンする。

 代官山 蔦屋書店は、音楽フロアだった3号館2階を「シェアラウンジ」に転換する。既存の内装を生かしつつ、テーブルや椅子、ソファを増やしてワークスペース・ラウンジ機能を拡充。約660平方メートルのフロアに187席を設ける。動画配信の機材をそろえた個室も用意し、オンライン会議にも対応する。

 仕事の休憩やラウンジ利用に対応するよう、スムージーやジュース、コーヒーなど全25種のドリンクと、代官山T-SITEのイタリアンベーカリー、プリンチ(PRINCI)のパンやスナック、スパークリングワインやクラフトビールなども提供する。“コンパクトな代官山 蔦屋書店”をテーマにアートや建築の書籍、ビジネス書や雑誌など約3500冊も並べる。

 営業時間は朝7時から夜10時まで。アプリで予約・決済ができ、QRコードによるスマートチェックイン・アウトも可能だ。60分プラン(税込1650円)をはじめ、1デイプラン(同6600円)や月額利用プラン(同5万5000円)など幅広いメニューをそろえる。

 「シェアラウンジ」は、“発想が生まれ、シェアする場所”をコンセプトに、2019年に渋谷スクランブルスクエアに初出店した。その後、二子玉川や湘南、名古屋や福岡などの地方にも出店し、代官山で13店舗目。CCC蔦屋書店カンパニーの梅谷知宏社長は、「以前から“個人の時代”になると考え、19年に同業態を始めた。既存店の反響と、コロナによるニーズの拡大を受け、出店攻勢をかける。まずは首都圏で100店舗だ」と話す。

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百貨店11月度、冬物衣料売れる 5社中3社が2ケタ増

 百貨店大手5社の11月度の売上高は、全社が前年同月の実績を上回り、3社が2ケタ増収だった。大手5社がそろってプラスになるのは2カ月連続。コロナ前の一昨年の同月に比べても5%前後のマイナスまで回復した店舗が多い。外出機会の増加と気温の低下に伴い、衣料品も復調に向かっている。

 前年同月との比較では三越伊勢丹が14.5%増、高島屋が9.2%増、大丸松坂屋百貨店が15.9%増、そごう・西武が7.8%増、阪急阪神百貨店が11.5%増だった。ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品だけでなく、コートやブルゾンといった冬物衣料に動きが出ている。阪急うめだ本店では婦人ファッションを中心に2割増のカテゴリーが目立ったという。「家族行事やブライダル、友人との会食といったハレの日のニーズや、ギフトなどリアルのコミュニケーションも戻りつつある」(阪急阪神百貨店)と分析する。クリスマスケーキやおせちの予約も前年実績を上回る店舗が多い。

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ヴァージル・アブロー氏の功績を讃えるデザイナーらの言葉 同氏がファッションに与えたもの

 ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)氏の早すぎる死を受けてファッション界が悲しみに包まれる中、業界人やデザイナーらは彼がどのように道を切り開き、若い才能を育て、次世代のデザイナーの新たな手本となったかなどについてコメントを寄せている。ヴァージル氏は29日、闘病の末にシカゴで亡くなった。自身のブランド「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」の創業者であり、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のメンズ・アーティスティック・デザイナーだった。

 ここでは米「WWD」に寄せられた、ヴァージル氏の功績を称え追悼する言葉を紹介する。

ラルフ・ローレン(Ralph Lauren)

 「ヴァージル・アブローの好奇心と情熱は、彼の人生やクリエイティビティー、夢に大きな影響を与えた。こんなに若く才能あふれる人物が突然亡くなってしまって本当にショックを受けている。彼が愛した妻、子どもたち、そしてご家族に心からお悔やみを申し上げる。アートが持つ、人々の人生を変えたり、次世代にインスピレーションを与えたりする力を信じていたヴァージル氏の思いを胸に、私たちみんながその遺志を引き継いでいければと思う」

マイケル・コース(Michael Kors)

 「ヴァージルは、ファッションと文化の融合を現代的な文脈で行った、真の意味での“ルネサンス的教養人”だった。2009年に初めて彼のセレクトショップ、RSVPギャラリー(RSVP GALLERY)を訪れた時のことは今でも覚えている。その頃はまだヴァージルのことを知らなかったが、一瞬でその場のエネルギーや空間に心を掴まれた。彼のクリエイティビティーには境界線というものがなかった。ストリートウエアを新たな高みへと押し上げ、伝統的なラグジュアリーファッションを現代的に再解釈した。彼の才能は、ファッションデザイナーという枠に収まらないものだった」

オーロラ・ジェームズ(Aurora James)
「ブラザー ベリーズ(BROTHER VELLIES)」創業者兼「15パーセントプレッジ(15 Percent Pledge)」設立者

 「ヴァージル・アブローは、クリエイティブの世界への贈り物のような存在だった。彼は私たちを引き込む明るい光であったと同時に、多くがその後ろに続いていけるよう道を照らしてくれた。彼が見せてくれた黒人として活躍する姿は業界を超越して、ブラックコミュニティーの若者たちのインスピレーションとして永遠に生き続けるだろう」

トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)

 「ヴァージルは、手掛けるもの全てに前例のないビジョンをもたらした、クリエイティブの天才だった。ストリートウエアからラグジュアリーファッション、アート、音楽などをつないで新しい時代をけん引するイノベーターであり、壁を壊していく“破壊者”であった。中でも、彼がカルチャーに与えた影響は大きい。業界を跨いで自身のプラットフォームをコミュニティーのために生かし、次世代のクリエイターを育て、よりインクルーシブ(包括的)な環境を築いた。先駆者としてのレガシーや功績はこれからもずっと次世代のインスピレーションとなり、引き継がれていくだろう」

スティーブン・コルブ(Steven Kolb)
アメリカファッション協議会最高経営責任者(CEO)

 「ヴァージルは前例のないインパクトをファッション業界に与えた。今後も彼のような人物はなかなか現れないだろう。革命的という言葉は使われすぎているが、彼は新たなアプローチでクリエイティビティーに挑戦した、本当の“革命児”だった。人生や仕事を意義深いものにするためには物事に情熱的に取り組み、伝統に縛られるべきではないと教えてくれた。彼はクリエイターであると同時に、多くのコラボレーションを行った。その関心はファッションにとどまることなく、デザインを多角的に捉えて文化をより豊かなものにしてくれた。ヴァージルは、アメリカ発祥のストリートウエアを自身の発信によって広め、初めてグローバルなファッション業界に浸透させた。彼はベテランたちも虜にしたが、その真の功績は次世代の若者たちを勇気づけ、後に続こうというモチベーションを与えたことだろう」

フィリップ・リム(Phillip Lim)

 「私たちはカルチャー、ファッション、人類のいわば“守護神”を失ってしまった。彼が立ち上がって声を上げたことで、私たちには物事を変える力があるということを示した。自分の個性を大切にしつつ社会に貢献することは、彼を失ったわれわれが今一度学ぶべきこと。ヴァージルは多くの人々のために勇敢に道を切り開いてくれた。その想いを忘れない。友よ、安らかにお眠りください」

マシュー・ウィリアムズ(Matthew M. Williams)
「ジバンシィ(GIVENCHY)」クリエイティブ・ディレクター

 「ヴァージルは私にインスピレーションを与えてくれたし、多くの人にとってそうだったと思う。仕事へのコミットぶりは比類のないものだった。彼はこの業界の常識に果敢に挑み、これからのクリエイティブたちのために道を開いた。彼と出会ってたくさんの思い出を一緒に作れたことは本当に幸運だと思うし、もう会えないと思うと本当に寂しい。ヴァージルはこれからも、人々に与えた影響とその想いの中に生き続けるだろう」

ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)

 「敬愛する天才が亡くなったと聞いて衝撃を受けたし、とても悲しい。ご家族や彼と親しかった方々にお悔やみ申し上げます。アーティストとして多才かつ革命的な存在で、自分の道を自ら切り開いていった。ヴァージルの思いや作品は多くの人にインスピレーションを与えた。彼はこれからもずっとレジェンドであり続けるだろう」

ロニー・ファイグ(Ronnie Fieg)
「キス(KITH)」クリエイティブ・ディレクター兼CEO

 「みんながより大きな夢を描けるよう、たくさんの扉を開いてくれた人。私が知っている中で最も聡明で優しい、ピュアな魂を持っている人物だった」

トレイシー・リース(Tracey Reese)

 「ヴァージル・アブローは、才能と先見の明に恵まれていた。彼は(有色人種など多くの人々に)閉ざされていた扉を開き、ラグジュアリーファッションをもっとモダンで、身近なものにしてくれた。先駆者であることは苦労を伴うが、ヴァージルはそうした中でもみんなを一緒に引き上げ、誰もが“テーブル”につけるようにしてくれた。ひどく惜しまれることだろう」

トリー・バーチ(Tory Burch)

 「ヴァージルは稀に見るクリエイティブの天才で、多くのことを成し遂げた。アメリカのストリートウエアを、グローバルレベルで通用するエキサイティングなものに発展させた。彼の優しく誠実な心、そしてこれから続く人のために道を切り開いていこうとする勇敢さは多くの人のインスピレーションとなったことだろう」

ダイアン・フォン・ファンステンバーグ(Diane von Furstenberg)

 「本当に悲しいことだ。彼はまだ若かったが、大きな成功を収め、誠実でインスピレーションを与えてくれる人物だった。彼は本当に多くの人々のため、多くの事柄に立ち向かっていた。大きな影響を及ぼしていたし、これからさらにそうしていくはずだった。短すぎる人生の中でもこれほどのものをわれわれに残したのだから、レガシーを築いていくに違いなかった。責任感あふれる人物だった。病気を患っていたと知ってから振り返ってみると、彼の瞳はどこか悲しげに見える。ファッションは常に時代を反映するものだが、彼はまさに時代の寵児だった」

ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(ROYAL COLLEGE OF ART、RCA)

 「われわれ一同、彼の訃報を聞いて大きな悲しみに包まれている。ヴァージル・アブローはRCAの大切な、素晴らしいアンバサダーだった。客員教授として同氏を迎えられたことを光栄に思う。クリエイティブにおける教育と機会の平等を実現するためにかけがえのない存在だった」

ベサン・ハーディソン(Bethann Hardison)

 「ヴァージルは、18年に私が黒人デザイナーらと一丸になって活動を始めたときのインスピレーションの源だった。それが今では『デザイナーズハブ』(若手デザイナーを支援するオンラインサロン)に成長している。黒人として活動する中で、『黒人のデザイナーは何をしているの?』と何回も聞かれることに疲れていたので、私はいつも『誰もがヴァージル・アブローにはなれないけど、確かに存在している』と答えていた。ヴァージルはエンジニアリングとファッションを融合させて、新しい基準を作った。お悔やみ申し上げます」

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「ゾゾヴィラ」で人気作家のアート作品を販売、価格は33万円〜49万5000円

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは12月4〜17日、高級ブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」で現代アート作家の井田幸昌氏のシルクスクリーン作品を限定販売する。価格は33万円〜49万5000円で、ファッションの通販サイトでアート作品を売るのは珍しいが、3月のリニューアルでも井田氏とコラボレーションしており、高級ブランドを集積した「ゾゾヴィラ」ならではの取り組みになる。

 井田昌幸氏は東京芸術大学油絵科出身のペインターで、最近はシルクスクリーンやリトグラフなどの版画作品も数多く発表しており、今秋には「ディオール(DIOR)」とのコラボレーションも発表していた。今回「ゾゾヴィラ」で販売する作品も、同時期(12月4日〜2022年1月8日)に東京・銀座の「リコーアートギャラリー」で開催される個展「Ontology」に合わせたもの。「ゾゾヴィラ」で販売する作品は9型(全38種類)で、抽選販売になる。

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英国クイーンズガードの帽子の毛皮が「エコペル」の人工ファーに 動物愛護と税金使用の観点から

 「エコペル(ECOPEL)」とPETA(国際動物愛護団体)はこのほど、バッキンガム宮殿の大きな帽子の衛兵でおなじみ、クイーンズガードのキャップに用いる素材が「エコペル」製に代わることを発表した。これまでキャップにはリアルなベアファーが用いられていたが、今後全てのキャップが「エコペル」の人工ファーに代わる。「エコペル」は2030年までイギリス防衛省(MOD)に素材を無償で提供する予定だ。

 「エコペル」はリアルベアファーに近い風合いで100%防水する人工ファーの開発に成功し、MODの認定テストでもその素材の性能は立証されたという。

 国際動物愛護団体のPETAのイングリッド・ニューカーク(Ingrid Newkirk)創設者は、「この21世紀のキャップを見るのを楽しみにしている。これは2年前にファーフリーを宣言された女王陛下と動物を愛する英国人の価値観を反映しているものだ」とコメントを発表している。

 英国で毛皮の採取が禁止されてから約20年が経ち、かねてから毛皮の輸入販売に関して議論が巻き起こっていた。さらにEU離脱後に毛皮の輸入禁止を想定し、高品質の人工ファーを探していたいう。そこでエコペル社の技術と出合ったという。また、PETAは動物愛護という倫理的な見地以外に、過去7年間だけでも891個のベアスキンキャップに100万ポンド(約1億5100万円)を超える税金が費やされたことを明示していた。

 「エコペル」はラグジュアリーブランドからグローバルSPAまで多くの有力ブランドを顧客に持つ高級人工ファーブランドで日本では八木通商がエコペルジャパン(ECOPEL JAPAN CORPORATION)を運営する。

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英国クイーンズガードの帽子の毛皮が「エコペル」の人工ファーに 動物愛護と税金使用の観点から

 「エコペル(ECOPEL)」とPETA(国際動物愛護団体)はこのほど、バッキンガム宮殿の大きな帽子の衛兵でおなじみ、クイーンズガードのキャップに用いる素材が「エコペル」製に代わることを発表した。これまでキャップにはリアルなベアファーが用いられていたが、今後全てのキャップが「エコペル」の人工ファーに代わる。「エコペル」は2030年までイギリス防衛省(MOD)に素材を無償で提供する予定だ。

 「エコペル」はリアルベアファーに近い風合いで100%防水する人工ファーの開発に成功し、MODの認定テストでもその素材の性能は立証されたという。

 国際動物愛護団体のPETAのイングリッド・ニューカーク(Ingrid Newkirk)創設者は、「この21世紀のキャップを見るのを楽しみにしている。これは2年前にファーフリーを宣言された女王陛下と動物を愛する英国人の価値観を反映しているものだ」とコメントを発表している。

 英国で毛皮の採取が禁止されてから約20年が経ち、かねてから毛皮の輸入販売に関して議論が巻き起こっていた。さらにEU離脱後に毛皮の輸入禁止を想定し、高品質の人工ファーを探していたいう。そこでエコペル社の技術と出合ったという。また、PETAは動物愛護という倫理的な見地以外に、過去7年間だけでも891個のベアスキンキャップに100万ポンド(約1億5100万円)を超える税金が費やされたことを明示していた。

 「エコペル」はラグジュアリーブランドからグローバルSPAまで多くの有力ブランドを顧客に持つ高級人工ファーブランドで日本では八木通商がエコペルジャパン(ECOPEL JAPAN CORPORATION)を運営する。

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三越伊勢丹による「サロン・デュ・ショコラ」が来年20周年 ECで先行販売やチョコ好きコミュニティーサイトも

 世界最大級のチョコレートの祭典である「サロン・デュ・ショコラ(SALON DU CHOCOLAT)が、伊勢丹新宿本店本館6階催事場(以下、伊勢丹新宿店)で2022年1月20日〜2月3日に開催される。同展は1995年にフランス・パリで誕生。世界中から一流ショコラティエやざまざまなブランドが集まるイベントだ。三越伊勢丹では2003年に伊勢丹新宿で同展の開催をスタート。同グループ各店などで毎年開催し、来年20周年を迎える。

 伊勢丹新宿で開催される同展は2部構成。『テイスト・オブ・カカオ、広がる、楽しむ、カカオの世界』は1月20〜25日で、カカオの原産国にこだわったビーントゥバーなどのチョコレートをそろえると同時に、カカオと日本酒やクラフトビールのペアリングやカカオを使用したビーガンディッシュなどイートインメニューをそろえる。『ザ・アルチザン、最高峰ショコラティエの技』は1月28日〜2月3日。『ベルナシオン(BERNACHON)』や『フィリップ・ベル(PHILIPPE BEL)』などの人気ブランドをはじめ、「ニコ エ レ ショコラ(NICO ET LES CHOCOLAT)」や「アレクシア サンティニ(ALEXIA SANTINI)」「マキシム・フレデリック(MAXIME FREDERIC)」など5ブランドが登場する。

 会場開催に先駆けて三越伊勢丹オンラインストアで22年1月3日から先行販売をスタート。商品の配達は2月11、12、13日から選べる。

 また、チョコレート好きのためのコミュニティウェブサイト「ツール・デュ・ショコラ」を今月中旬に開設する。ショコラにまつわるストーリーや携わる人々、トレンドなどを紹介し、ショコラ好きな人々をつなげるのが目的だ。コミュニティーへの参加は、三越伊勢丹ウェブ会員登録が必要。

 「サロン・ドゥ・ショコラ」に続き、伊勢丹新宿では2月5〜14日、バレンタインのイベント「スイーツコレクション2022」を開催する。テーマは「チョコレートのある暮らし」。多様なライフスタイルや嗜好性に合うチョコレート約65ブランドをそろえる。日本のショコラティエの参加も多く、中心価格帯は2000~3000円。最近は、高額品を購入していく人が増えているようだ。

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ヤギのサステナ活動プロジェクト「ヤギシカル」が新宿でポップアップ

 繊維商社のヤギは、同社が展開するエシカル・サステナビリティ活動プロジェクト「ヤギシカル(YAGIthical)」のポップアップストアを新宿マルイにオープンする。期間は12月10日から来年1月11日まで。

 ポップアップでは、グループ企業のツバメタオル、NPO法人のDEAR MEとの三者協業による、規格外品タオルを有効活用した「B子プロジェクト」のアップサイクルタオルを中心に販売する。そのほか、ヤギのライフスタイルブランド「エイトワール(EITORE)」の日本製吸水サニタリーショーツやネパール産のフェルトを使用した「ザ・ラギーズ(THE RUGGY'S)」のフェルト人形なども取り扱う。期間中には消費者参加型のワークショップも行う予定だ。

 「ヤギシカル」は国連のSDGs(持続可能な開発目標)達成貢献のために創設されたプロジェクト。ヤギは人や社会、環境に配慮した多様な企業活動を同プロジェクトの下で行っており、上記のブランドに加え、有機栽培したコーヒー豆「ヤギシカル コーヒー」や、環境負荷の少ないテキスタイルブランド「フォレシカ」など幅広い分野で展開を広げている。

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「ビューティフルピープル」2022年スプリングコレクション

 「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」が2022年スプリングコレクションを発表した。

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「ハッカキッズ」創業47年で初の単独ショー 「コロナ禍で落ち込む市場にパワーを!」

 ファッション須賀が手掛ける「ハッカキッズ(HAKKA KIDS)」は11月26日、1976年のブランド創業以来初となる単独ファッションショーを開催した。本社の1フロアで行われた全2回のショーには、取引先やプレス関係者ら約120人が来場。“ポジティブ&リラックス”をテーマに、子どもたちから癒しとパワーをもらえるようなイベントには「コロナ禍で落ち込む市場をファッションの力で元気にしたい」という同社の想いが込められた。

 ショーでは、男女のキッズモデルが2022年春夏コレクションを披露。ガールズでは、水彩画タッチの花柄をパフスリーブのドレスにプリントしたり、カーディガンに刺しゅうで施したりなど、可愛らしいモチーフを大人顔負けのディテールで提案した。ボーイズでは、恐竜や星などのポップなモチーフをプリントや繊細なスパンコールで表現。アウトドアテイストのアイテムをシックな色味でまとめることで、動きやすさとカッコ良さを両立させた。また、中盤には「ケイ ハヤマ プリュス(KEI HAYAMA PLUS)」「ハク(H.A.K)」などのウィメンズブランドも登場。「ハッカキッズ」からも大人サイズの商品を特別に打ち出し、キッズと同じモチーフを採用することで、親子で楽しむリンクコーデを提案した。

 「ハッカキッズ」は、1984年に誕生したウィメンズブランド「白花(ハッカ)」の子ども服ラインとしてスタート。子どもに媚びない、エッジの効いたデザインを強みに、当時は珍しかった「大人目線の子ども服」を、47年前から作り続けているパイオニア的存在だ。2002年には、キッズのセレクトショップの先駆けとなる「リボンハッカキッズ(RIBBON HAKKA KIDS)」をオープン。同時期に創業したキッズブランドには「シャーリーテンプル(SHIRLEY TEMPLE)」や「ティンカーベル(TINKERBELL)」(19年にブランド終了)などがある。

 須賀次雄・同社代表は、ショーを開催した経緯について「きっかけは新型コロナ。約2年間、僕らも取引先も厳しい状況が続いたため、来場者が自然と笑顔になれるキッズのファッションショーでパワーを届けたいと思った」。

 「ハッカキッズ」は現在、直営および代行店で31店舗、卸で30店舗を展開している。特に卸は、百貨店がメインだが「郊外型になると、デザイン性よりも低価格であることが重視されがち。でも子どもの感性を育てるには、そればかりでなく、大人の感性で本気で作った服も必要。婦人服と乖離しない子ども服を作りたいと47年前にスタートしたが、“子どもらしさ”に捉われない自由な発想が、結果的にブランドの強みとなっている。僕自身もここまで続くとは思っていなかった(笑)」と約半世紀、子ども服と婦人服の双方と向き合ってきた同氏ならではの価値観について語る。

 さらに「新しい子ども服を手にするきっかけは、大人の外出やイベントの機会と密接。もう何年も企画していなかった服を訴求するイベントで、皆に楽しんでもらいつつ、この状況を少しでも解きほぐしたかった」というのも趣旨となった。

 ファッション須賀は、年商約15億円(2021年7月期)。ウィメンズ、キッズ&ベビー、飲食雑貨の3部門から成り、売上高は約3分1ずつで構成されているという。今後は「モノづくりの精度をさらに上げ、ロスを出さない生産体制へとシフトしていきたい」と語る。

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元H&Mジャパン社長のエドマン氏がZOZOの執行役員に

 ファッション通販サイト「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは、12月1日付で、現LVMHグループ傘下のジバンシィジャパン プレジデント&CEOのクリスチャン・エドマン(Christin Edman)氏を起用する。エドマン氏は「H&M」の日本進出を成功に導いた人物として知られる。ZOZOは3月に「ゾゾタウン」リニューアルの際にラグジュアリー/デザイナーズブランドを集積した「ゾゾヴィラ(ZOZOVILLA)」を再登場させており、エドマン氏は海外ブランドの新規開拓と出店サポートなどの強化を担う。

 エドマン氏は1975年12月23日生まれ。「バービー」人形で知られるマテル・インターナショナルからキャリアをスタートし、2005年にスウェーデンのH&M本社に入社、香港子会社のエリアマネージャーを経て、08年3月からH&Mジャパンの社長に就任。銀座店を皮切りにした「H&M」の日本進出の陣頭指揮を執った。17年6月からはLVMH ファッション・グループ・ジャパン社のジバンシィジャパン プレジデント&CEOに就任していた。

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創業118年、神戸の老舗「ブティックセリザワ」の挑戦【上】 原点は一枚のカーディガン

 2021年秋、神戸の老舗専門店「ブティックセリザワ(BOUTIQUE SERIZAWA以下、セリザワ)」が3代目から4代目への代替わりを発表した。「セリザワ」は1903年(明治36年)創業、絵画や額縁などを販売した芹澤商店を基盤とし、戦後の46年に、洋服の小売業に進出した。“神戸ファッション”という言葉がまだ生まれる前から、海外のファッションをいち早く取り入れ、広めてきた老舗企業だ。3代目の芹澤豊成社長の娘夫婦である森山卓司取締役、芹澤麿衣取締役を取材した。

 新世代の「セリザワ」の挑戦を語る前に、まずは神戸という街とファッションの関わりの歴史や、「セリザワ」の成り立ちを紹介したい。幕末から明治期にかけ開港した神戸には、ジャズや映画、ファッションなどの海外文化が一気に流れ込んだ。開港翌年には日本最古のテーラーができ、神戸で作られた紳士服のことは“神戸洋服”と呼ばれた。次第にファッションの最先端として注目を集め、そのムーブメントは全国へと広がり、富裕層に愛される憧れの存在となっていった。

 独自のハイカラ文化を構築した神戸は、当時の日本の流行発信源の一つ。芹澤商店はそんな街で産声をあげ、日露戦争、第一次世界大戦、戦間期の好景気と世界恐慌、太平洋戦争など、激動の時代を幾度も超えてきた。神戸大空襲では街は焼け野原と化し、多くのものが壊滅したが、敗戦後は人々の「世を良くしよう」という思いが力強い灯火となり、徐々に街に息づいた。その中の一つに、商店からブティックに名前を変えて再起を図る「セリザワ」の姿も混じっていた。

敗戦後の女性の心を潤したファッション

 戦後の大丸神戸店は、多くの進駐軍で賑わう日本人禁制の米軍のPX(軍の売店)となっていた。PX前に店を構えていた「セリザワ」へ、米国のカタログ販売企業、シアーズ・ローバック(2018年に経営破綻した米百貨店シアーズの前身)のカタログを抱えたアメリカ人の女性将校がふらりと来店。すらりとした長身の彼女は、カーディガンの袖を通さず肩に羽織るだけというスタイルだった。出迎えた2代目の芹澤豊男社長(当時)にとってそのスタイルは格好良く斬新なものに映り、衝撃を受けたのだという。同時に世界中で話題を集めていたシアーズ・ローバックのカタログを持っていたことにも目が釘付けになったという逸話が残されている。

 豊男氏がその衝撃を女性将校に伝えたところ、将校はカタログに掲載されていたカーディガンを1枚取り寄せてくれた。それを解体し、型を丹念に学んだ豊男氏はカーディガンを商品化して「セリザワ」で販売。その結果、一瞬で完売したそうだ。この経験から、「戦後の女性の心を潤すものはファッションに他ならない」と確かな手応えを得た。これが、ファッションの「セリザワ」の原点だ。

 ファッション感度が高く、美貌も誇った豊男氏の妻、禮江(ひさこ)氏の存在も大きかった。ファッションをこよなく愛した彼女は、豊男氏と共に店の経営を担い、デザインルームを担当。今も神戸・元町の本店4階に残るミシンがずらりと並ぶクチュリエの部屋で、洋服を作り出した。ウインドー越しに往来する外国人女性の装いに見入り、「ヴォーグ(VOGUE)」などの洋雑誌も幾度も眺めていたという。夢中で仕事をする禮江氏のことを、スタッフたちは“ママちゃん”と呼んで親しんでいたそうだ。

 何もかもが新鮮で、初めて見るものばかり。そんな西洋ファッションに心を踊らせた禮江氏は、コルセットから女性を解放したと言われる「シャネル(CHANEL)」や、「エミリオ・プッチ(EMILIO PUCCI)」によるジャージードレスに着目。「神戸女性はエレガントなものを好む、一方で活動的な性質を持つ。ジャージードレスは注目を集めるに違いない」。そう予感した。そこで「エミリオ・プッチ」の取り扱いをスタートし、フレンチブランド「ベッシー(BESSI)」の直輸入も開始した。

 この頃(1954年)、マリリン・モンロー(Marilyn Monroe)が2番目の夫である野球選手のジョー・ディマジオ(Joe DiMaggio)と新婚旅行で神戸の旧オリエンタルホテルに宿泊したことがニュースとなった。その影響もあってか、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)が流行させた“ニュールック”風の装いを楽しむ女性たちが神戸の街を彩ったという。華やいだ1950年代の神戸で、ファッションの「セリザワ」の存在は大きかったであろう。

サロンとして、紳士淑女の社交場に

 今では婦人服専門店となっている「セリザワ」だが、かつては紳士服店も運営していた。分厚い木材とガラス材を組み合わせた、重厚でモダンなエントランスの紳士服店には、戦後、世界に精通する知識人や文化人などが集い、粋な会話を交わしながらお気に入りの服をこぞって求めたという。まるで西洋のサロンのように、大人の男性たちの社交場となり、その名を高めていた。

 婦人服と紳士服の両翼を羽ばたかせ、時流に乗った「セリザワ」は、65年頃には全国に10数店を展開するようになった。神戸の人々から「セリザワ」が信頼を集めていたことを物語るこんなエピソードがある。89年に日本で公開されたハリウッド映画「ブラック・レイン」の撮影の際、顧客によって映画会社へ推薦される形で、店が撮影クルーのメイクルームとして使用されたのだ。俳優の高倉健氏や小野みゆき氏なども店で衣装替えをしたのだという。

 順風満帆だった「セリザワ」に予期せぬ出来事が次々訪れる。バブル崩壊で事業縮小を余儀なくされ、追いうちをかけたのが95年の阪神・淡路大震災だ。元町の本店は半壊し、ウインドーは粉々に散った。本社のあった三宮交差点の北西に位置する神戸交通センタービルも倒壊。街の交通網は麻痺、経済機能は停滞した。その状況は簡単には元通りにはならない。当時会社を率いていた豊男氏は、自社の被害が甚大であったことに関わらず人々の心の復興への願いを込め、神戸市に金色の「マリーナ像」を寄贈したという。

 数多の苦難を乗り越え培われた広い心とタフな精神を持ちつつも、時代のうねりには逆らえない。店舗数を縮小し、顧客が減少した元町の紳士服店は2007年に閉じた。現在は神戸に2店、姫路に1店の3店の規模となったが、創業118年という歴史と長きにわたり足を運ぶ顧客は「セリザワ」にしかないもの。20年からのコロナ禍でも、そうしたコミュニティーが店を支えており、厳しい環境下でも老舗の底力を発揮している。

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メディアと編集者の進化を考える 「今週の特集お届け隊」2021年11月29日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年11月29日号からの抜粋です)

小田島:編集長が他媒体の編集長を多数取材するというのは「WWDJAPAN」ならではですが、いかがでしたか?

村上:「メディア、どこも頑張ってるじゃん!」と勇気づけられましたね(笑)。それぞれの媒体、なによりブランドとしてのビジネスがそれぞれらしく進化し始めたなと感じました。紙媒体にはどこも独自性があったのに、黎明期のウェブはどの媒体もトピックスを時系列に紹介する形になってしまって、正直「らしくないな」と思っていましたが、それぞれらしく進化しています。会員制を導入し始めた媒体は多く、量より質のシフトも鮮明です。読者にいかに深く刺さるかが問われますね。その人たちに何をしていくかが焦点なので、この先は読者と彼らの志向に応じて、どんどん独自性が増すと思います。

小田島:ウェブやSNSによって、読者やユーザーと直接コミュニケーションが取れるようになったという変化も大きいですよね。読者が編集長のSNSアカウントにダイレクトメッセージを送るような双方向性が生まれています。

村上:一方で「クラッシィ(CLASSY)」のライター養成講座や「MEN'S EX」の選択肢が増え過ぎて着るべき服が分からなくなってきた働く男性に向けての装いセミナーは、ものすごく深く、直接寄り添うイベントですよね。イベントからSNSまであらゆるフォーマットに対応できるのは媒体に対する信頼と、長年の知識や経験の蓄積がある編集者がいるから。それを生かすビジネスがどんどん芽生えているし、それだけ編集者の視点や意志が重要になっているとも感じました。

小田島:よりプロとしての視点や経験が編集者に必要ですね。

村上:「ハニカム」の武井幸久編集長の個人名刺には“edit everything”とありました。編集者が編集するものはどこかに掲載するコンテンツに限らず、もっと広がっている。それが多すぎて&新しすぎてツラいと思うか、今までできなかったことだから楽しい!と思うかは編集者次第だけれど、「レオン(LEON)」の石井洋編集長がいう“編集者2.0”になれるかどうかの岐路には立っているんでしょうね。我が社の記者&編集者のアプデを促しましょう(笑)。

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同じ値段でグラスがドンドン大きくなる「出世サワー」が人気。7割のお客が注文し、それで昨対180%

 「王道居酒屋のりを」を展開する株式会社ケイビーフーズが、新業態「焼きんしゃい」5店舗で出世サワーを導入。コロナで売上激減した2020年比では180%と、売上に大きく貢献しているという。出世サワーを活用する秘訣を業態責任者に聞いた。
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