「トム ブラウン」2022年プレ・フォール・コレクション

 「トム ブラウン(THOM BROWNE)」が2022年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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ベラ・ハディッドが「ヴィクトリアズ・シークレット」との仕事に復帰 かつて決別したブランドと再び関わる理由は?

 モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)は、「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET、以下VS)」による「VS コレクティブ(VS COLLECTIVE)」イニシアチブに参加する。同取り組みは、キャンペーンを通してバックグラウンドの異なる女性たちにスポットライトを当て、それぞれのストーリーを伝えるもの。11月にはプロテニスの大坂なおみ選手が選出されたほか、米国サッカーチームのキャプテン、ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)やインド出身の女優プリヤンカー・チョプラ(Priyanka Chopra)、サイズ14モデルのパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)らがメンバーに名を連ねる。

 かつて「VS」の“エンジェル”として活躍していたベラは、同ブランドの変化や新たなミッションについて、責任者らと約一年半にわたって議論を重ね、再び一緒に活動していくことを決めたという。雑誌「マリ・クレール(MARIE CLAIRE)」でのインタビューでは、今回の決断について「『VS』との仕事は数年ぶりになるけれど、復帰の決め手は『VS』が舞台裏で大きく変化していることが分かったから。『VS』でモデルを務めた女性の多くは、ブランドのやり方・あり方に思うことがあったと思う。今は役員の7人中6人が女性になり、モデル撮影のルールも刷新された。以前とは、本当に多くのことが変わった。『VS』のようなブランドが世界には必要だし、その存在によって自分らしくいられると感じる人もいるはず」と語った。

 「VS コレクティブ」については、「キャンペーンへの参加することは、本当の意味で自信を取り戻し、私の体を支配する力を再び自分のものにすることだった。このキャンペーンの素晴らしさは、みんなが集まり、対話を生み出していくことにあると思う。今回の撮影時には、以前のような男性が男性のために経営していたランジェリー企業であった頃に抱いた感情とは違って、すごく支えられていると感じられて、ただただうれしかった。パロマやアドゥ(・アケチ)といった他の参加者をはじめ、セットで周りを見渡すだけで、あらためてみなぎる自信を実感した。自分の体がお金儲けのためだけにあるように感じるのではなくて、ランジェリーが力をもたらしてくれた」という。

 「VS」は、かつて名物イベントである豪華なファッションショーや広告を中心に人気を集めていたが、2016年をピークに売り上げが減少している。“エンジェル”と呼ばれる痩身でセクシーなモデルばかりが登場するプロモーションは、人種から体型、LGBTQ+コミュニティーの包括性(インクルージョン)など多様性(ダイバーシティ)が欠けていると批判を浴びてきた。18年には、当時同ブランドの擁していたLブランズ(L BRANDS)のエド・ラゼック(Ed Razek)元チーフ・マーケティング・オフィサーが、「プラスサイズやトランスジェンダーのモデルには全く興味がない」と発言したことが物議を醸したほか、性犯罪者と関わりがあったという疑惑が浮上。19年にはモデルのサラ・ジフ(Sara Ziff)が立ち上げたモデルの人権を守る団体、ザ・モデル・アライアンス(THE MODEL ALLIANCE)が、「VS」のジョン・ミハス(John Mehas)元最高経営責任者(CEO)宛に性的違法行為からモデルを守るよう求める公開書簡を発表するなど、企業のあり方が問われていた。「VS コレクティブ」は、ブランドの路線変更と、多様性&包括性の向上に取り組むための一環。21年6月の開始以来、異なるバックグランドを持つ女性らを集め、ブランドイメージの刷新を進めている。

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ベラ・ハディッドが「ヴィクトリアズ・シークレット」との仕事に復帰 かつて決別したブランドと再び関わる理由は?

 モデルのベラ・ハディッド(Bella Hadid)は、「ヴィクトリアズ・シークレット(VICTORIA’S SECRET、以下VS)」による「VS コレクティブ(VS COLLECTIVE)」イニシアチブに参加する。同取り組みは、キャンペーンを通してバックグラウンドの異なる女性たちにスポットライトを当て、それぞれのストーリーを伝えるもの。11月にはプロテニスの大坂なおみ選手が選出されたほか、米国サッカーチームのキャプテン、ミーガン・ラピノー(Megan Rapinoe)やインド出身の女優プリヤンカー・チョプラ(Priyanka Chopra)、サイズ14モデルのパロマ・エルセッサー(Paloma Elsesser)らがメンバーに名を連ねる。

 かつて「VS」の“エンジェル”として活躍していたベラは、同ブランドの変化や新たなミッションについて、責任者らと約一年半にわたって議論を重ね、再び一緒に活動していくことを決めたという。雑誌「マリ・クレール(MARIE CLAIRE)」でのインタビューでは、今回の決断について「『VS』との仕事は数年ぶりになるけれど、復帰の決め手は『VS』が舞台裏で大きく変化していることが分かったから。『VS』でモデルを務めた女性の多くは、ブランドのやり方・あり方に思うことがあったと思う。今は役員の7人中6人が女性になり、モデル撮影のルールも刷新された。以前とは、本当に多くのことが変わった。『VS』のようなブランドが世界には必要だし、その存在によって自分らしくいられると感じる人もいるはず」と語った。

 「VS コレクティブ」については、「キャンペーンへの参加することは、本当の意味で自信を取り戻し、私の体を支配する力を再び自分のものにすることだった。このキャンペーンの素晴らしさは、みんなが集まり、対話を生み出していくことにあると思う。今回の撮影時には、以前のような男性が男性のために経営していたランジェリー企業であった頃に抱いた感情とは違って、すごく支えられていると感じられて、ただただうれしかった。パロマやアドゥ(・アケチ)といった他の参加者をはじめ、セットで周りを見渡すだけで、あらためてみなぎる自信を実感した。自分の体がお金儲けのためだけにあるように感じるのではなくて、ランジェリーが力をもたらしてくれた」という。

 「VS」は、かつて名物イベントである豪華なファッションショーや広告を中心に人気を集めていたが、2016年をピークに売り上げが減少している。“エンジェル”と呼ばれる痩身でセクシーなモデルばかりが登場するプロモーションは、人種から体型、LGBTQ+コミュニティーの包括性(インクルージョン)など多様性(ダイバーシティ)が欠けていると批判を浴びてきた。18年には、当時同ブランドの擁していたLブランズ(L BRANDS)のエド・ラゼック(Ed Razek)元チーフ・マーケティング・オフィサーが、「プラスサイズやトランスジェンダーのモデルには全く興味がない」と発言したことが物議を醸したほか、性犯罪者と関わりがあったという疑惑が浮上。19年にはモデルのサラ・ジフ(Sara Ziff)が立ち上げたモデルの人権を守る団体、ザ・モデル・アライアンス(THE MODEL ALLIANCE)が、「VS」のジョン・ミハス(John Mehas)元最高経営責任者(CEO)宛に性的違法行為からモデルを守るよう求める公開書簡を発表するなど、企業のあり方が問われていた。「VS コレクティブ」は、ブランドの路線変更と、多様性&包括性の向上に取り組むための一環。21年6月の開始以来、異なるバックグランドを持つ女性らを集め、ブランドイメージの刷新を進めている。

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ふわもこの“パフィアウター”は着やせ効果あり!? 好相性のアイテムは?

 ふんわりボリューミーな“パフィアウター”が、冬のキーアイテムとして脚光を浴びています。進化した素材や縫製のおかげで、軽くてあたたかい上に“着やせ”まで叶えてくれるとあって、外出ウエアの筆頭候補に昇格です。

 イタリアを代表するスノーリゾートで発表した「ミュウミュウ(MIU MIU)」の2021-22年秋冬パリ・コレクションは、パフィアウターの宝庫。コロナ禍から抜け出して、外に出たい気持ちをジョイフルに表現していました。両腕までしっかりボリュームを持たせた、コロンとした愛らしいシルエットに、ピンクがときめく気持ちを伝えています。今回は、本格的な冬を迎え、さまざまなシーンで着こなしたいパフィアウターの3パターンのアレンジ術をご紹介します。

過剰なボリュームで遊ぶ ワイドパンツで相乗効果を発揮

 パフィなアウターの魅力は、ファニーな着映えに仕上がるところ。だからこそ、狙い目はややトゥーマッチなぐらいのボリュームです。着ぶくれは冬ルックの大敵ですが、あえてその上をいく“スノーマン(雪だるま)”を意識して。

 「ザ・ノース・フェイス パープルレーベル(THE NORTH FACE PURPLE LABEL)」のアウターは、超もこもこの量感が朗らかなムードを呼び込みました。アウターのたっぷりのボリュームに合わせて、ワイドパンツもゆったりしたシルエットをチョイス。シャツは裾を長めにウエストアウト。ジェンダーレスな雰囲気でまとめています。

 2枚目の写真「オトアー(OTOAA)」は、ウインターホワイトを全身で表現。ノーブルで清潔感のあるミルキールックでまとめることによって、リュクスなたたずまいに。極太のワイドパンツとも好パートナーです。大きな襟がフードにつながるデザインは、ユーモラスな表情も添えています。引き締め色の黒を靴だけに迎えて、コントラストを際立たせました。

スリムパンツでめりはり強調 ボリュームの落差をアピール

 戦略的にパフィアウターを着るメリットは、見かけ上の“着やせ”マジックにあります。本来の体型をはるかに上回った見え具合になるので、細身のボトムスと合わせれば、腰から下の細さを印象づける効果を発揮。冬にありがたい、スレンダーな印象が叶うというわけです。

 「ユニクロ(UNIQLO)」のコラボレーションライン「+J」は、最終シーズンとなった2021年秋冬コレクションで、ボリューミーなアウターを投入。スキニーデニムと合わせて、量感の“落差”を際立たせました。“たっぷり×ほっそり”のコンビネーションでめりはりもくっきり。防寒ルックにありがちなもっさり感を遠ざけることに成功しています。

 シャープな印象を強めるには、レザーパンツという選択肢もあります。パフィアウターとの風合いの違いがコントラストを生んで、さらに細さを引き出せる仕掛け。中でもタイトパンツを選べば、申し分のない相棒になってくれます。2枚目の写真「エレ ストリオフ(ELE STOLYOF)」は、レザーパンツがつやめきを添えています。パフィアウターで首周りまでくるむことで、抜群の小顔効果が生まれました。

異素材ミックスで着ぶくれオフ 決め手はボトムスの質感

 量感が目を引くだけに、パフィアウターは着こなしの主役として映ります。アウターの印象に引きずられて、着映えが単調にならないようにするには、表情の異なるボトムス選びが肝心。異素材やミニ丈を選べば、動きが加わります。

 「フィル ザ ビル(FILL THE BILL)」は、パフィアウターにサテン系のスカートを合わせてフェミニンな要素を投入。アウターにも光沢があるので、全体的にシャイニーな見え加減に仕上がっています。色のコントラストもくっきり。ふわっと裾広がりのシルエットで、量感のめりはりを強めています。

 丈がコンパクトなボトムスを選ぶと、パフィアウターのボリュームとのずれ具合を引き立てる効果が見込めます。つややかなレザーを生かしたボトムスなら、さらに質感の違いが鮮明に。カラートーンも上下でずらせば、めりはりのあるコーディネートの出来上がりです。

 2枚目の写真「タトラス(TATRAS)」では、パフィアウターをまとった女性のボトムス選びがルックに動きを出しています。右端の女性は、レザーパンツでクールな風情に。ハイヒールで合わせると、グラマラスなムードが引き立ちます。一方、左端から2人目の女性はミニ丈を着て、アウターとの“長短アシンメトリー”を演出。どちらもパフィアウターの着こなしに活用したいスタイリングです。

 アウトドアやカジュアルウエアの印象があったパフィアウターですが、今ではさまざまなコーディネートに取り入れられるおしゃれユーティリティーな存在に。冬のスタイリングを助けてくれる着ぶくれ防止効果も期待できるので、本格的な冬シーズンに生かしてみては。

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「ロクシタン」がSNSで“むちゃぶり”ギフト診断 プレゼントが当たるキャンペーンも

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は12月25日まで、ツイッターの公式アカウントで「#むちゃぶりギフト診断」を提供中だ。設問に答えると、ブランド誕生地である仏プロヴァンスの妖精が自分に合ったギフトと贈り相手、シチュエーションを“勝手に”提案し、さらに「ロクシタン」製品も緒にオススメしてくれる。結果をシェアした人には、抽選で50人にミニサイズのハンドクリーム5種のセットをプレゼントする。

 「ロクシタン」は1976年に創業したライフスタイルコスメティックブランド。世界90カ国以上、約3000店舗で販売されている。

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“午後の紅茶”ならぬ午後のカクテル“アフタヌーンバー”に注目 ウィズコロナで進化する幸せ産業

 緊急事態宣言が解除されてもなお、感染拡大への不安は募り、積極的に夜の街へ繰り出そうという気持ちにはまだなれない。皆で集うのは楽しいけれど、なんとなく地元でなじみのある店を選んだり、10時過ぎにはおひらきになったりという優等生な日々。

 その分、この期間に覚えた“昼呑み”に味をしめ、スタートを早めるようになった。これは時間の融通が利く、フリーランスならではの役得。“午後の紅茶”ならぬ午後のカクテルもなかなか乙なものなのだ。日本一のハイボールでおなじみの銀座の名店「ロックフィッシュ(ROCK FISH)」でも、緊急事態下に「純喫茶かさご」として営業していたなごりで、ピザやサンドイッチなどのフードメニューがますます充実。週末だけでなく平日も14時半から営業開始し、宣言中に出していたノンアルコール“あのハイボール”も引き続き提供しているという。

時間やエリアをずらして、くつろぎを提供

 そして年末。バーの季節がやってきた。友と語らう機会も増えるこの時期、時間帯やエリアをずらして、ゆったりと過ごす“アフタヌーンバー”が今年は注目されそうだ。1年を振り返りながら、自分自身と向き合う時間をつくるのもいい。

 先日、そんな今のバー事情を反映するようなイベント取材があった。「東京カクテル7デイズ」という2017年から続く企画で、各バーが趣向を凝らしたオリジナルカクテルを1杯1100円(税込)で提供し、カクテルの奥深さを広める。1000円分の無料クーポン付きのパスポートを2420円(税込・前売価格)で購入し、それを手に、好きなとき、好きなタイミングで各バーを巡るというものだ。

 今まで7日間だった開催期間が、密を避けるために1カ月に延長。都心以外に吉祥寺や小岩などにもエリアは広がり、参加店舗は80軒以上となった。

 特筆すべきは、早い時間から営業を開始するバーが増えたこと。例えば、渋谷ファイヤー通りの「バー ロカイユ(Bar Rocaille)」や、荒木町の「バー アードロッサン(BAR ardrossan)」などは14時から、日比谷OKUROJIの「ミクソロジーヘリテージ(Mixology Heritage)」や、池袋駅前の「バー リブレ(Bar LIBRE)」は15時から営業している。いずれも夜のムード漂うオーセンティックなバーだ。コロナ禍を機に、週末は午後、早い時間から営業するバーも急増した。

 また、珈琲スタンドでもあり、珈琲のカクテルもある渋谷の「リキッド ファクトリー(LIQUID FACTORY)」はなんと平日朝9時から、週末も11時からオープンしている。ジェラート専門店でもあり、カクテルとのマリアージュも楽しめ、テラス席もある四谷の「ティグラート(TIGRATO)」など、カフェ気分で明るいうちから通いたくなるバーもある。14時からオープンしている日本初プロセッコ専門バー「マルティノッティ プロセッコ バー&カフェ(MARTINOTTI Prosecco Bar & Caffè)」など、夕暮れ前からカクテルを楽しめる名店も多い。

ラグジュアリーホテルのバーで心の旅を

 今年の東京カクテル7デイズは、「マンダリン オリエンタル 東京」「ザ・リッツ・カールトン東京」「ザ・ペニンシュラ東京」など、ラグジュアリーホテルのバーも多く参加した。「キンプトン 新宿東京」「アンダーズ 東京」「トランク ホテル」など、エッジィなホテルのラウンジも早い時間から営業しているので、敷居の高い洗練された空間も気軽に活用できそうだ。

 私ならば昼間のバーで読書を楽しみたい。カクテル片手に本を読むのに適した環境のラウンジも増えた。神谷町駅に直結したホテル「東京エディション 虎ノ門」内の「ロビーバーアットエディション(Lobby Bar at EDITION)」もそのひとつ。フロア全体が観葉植物に包まれ、陽当りがよい空中庭園のようだ。カクテルを片手に物語の世界に没頭する——なんてぜいたくなひとときだろう。日が暮れていくうちに目の前にせまる東京タワーがライトアップされ、現実に戻る。

 新宿のフルーツブランデー専門店「バー ビー&エフ(Bar B&F)」も大きな窓があり、読書や手紙を書くなど、一人の時間を豊かに過ごすのに適している。離れのような感覚で、集中したいときにこもる昼営業のバーを行きつけにすることも、この時期のぜいたくだろう。海外旅行に匹敵するような、心の旅だって可能だ。

 今や“バー=アルコール”という概念はなく、贅沢な時間を過ごすための空間となった。フォトジェニックなホテルのアフタヌーンティーの人気は相変わらずだが、芝浦の「メズム東京、オートグラフ コレクション」では、ノンアルコールのモクテルとのマリアージュをバー&ラウンジ「ウィスク(Whisk)」で提供している。芸術家のアトリエをコンセプトとしたこのバーでは、アフタヌーンコレクションと称してレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の「最後の晩餐」や、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)の「記憶の固執」など、誰もが知る名画をモチーフとしている。この冬のテーマはマネ(Edouard Manet)の「笛を吹く少年」。コース仕立てのアフタヌーンティーは、マネが影響を受けたスペインのチュロスと日本の芋羊羹、甘酒のモクテルから始まる。メインの少年の衣装を模したフォトジェニックなケーキには、ホットワインをほうふつとさせる、スパイスを効かせた紅茶のモクテルを。いずれもアルコールこそ含まれていないが、複雑に重なり合う奥行きのある味や、アーティスティックな華やかさはカクテルならでは。そんな非日常的な高揚感を味わえるのが、バーでのアフタヌーンティーだ。

NoLo傾向の時代に対応したモクテルバーも

 そして驚いたのは、モクテル専門のバーの台頭。六本木にオープンした「0%」は、「エスジー クラブ(The SG Club)」の名バーテンダー後閑信吾氏が考案した、モクテルも提供するノンアルコールに特化したバーだ。ドリンクやフードもヴィーガン対応で、リラックス効果のあるCBDオイルを追加するなど、今の時代に即したノンアルコールドリンクを提供している。

 今年7月、日本橋から神田万世橋の高架下へ移転リニューアルした「ローノンバー(LOW-NON-BAR)」もユニークだ。モクテルと低アルコールドリンクの専門で、さまざまな自家製素材や発酵技術を駆使したローアルコールカクテルは絶妙。カクテルが持つ奥行きのある複雑さを表現している。「0%」と「ローノンバー」は、いずれも昼間から営業。世界的にもアルコールをあえて控えるNoLo傾向があり、日本でも今後広まるだろう。

 明るい時間からゆったり過ごせ、サードプレイスとなり得るアフタヌーンバー。呑兵衛にも、そうでもない層にとっても、バーとの向き合い方がこれからは進化しそうだ。

※各店舗の営業時間は、時期によって変更する場合があります。

間庭典子(まにわ・のりこ)/フリーライター:婦人画報社(現ハースト婦人画報社)を退社後、ニューヨークへ渡る。現在は東京を拠点に各メディアに旅、グルメ、インテリア、ウエルネスなど幅広いテーマで執筆。著書に「ホントに美味しいNY10ドルグルメ」「走れば人生見えてくる」(共に講談社)など

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TSIと京セラ、ハンガーで顧客行動をデータ化

 TSIホールディングスは、京セラとの協業によって店舗内で顧客の動きをデータ化する行動取得システムを開発し、実証実験を始めた。ハンガーに取り付けたセンサー(センシングデバイス)によって「商品を手に取る」「姿見の前で合わせる」「試着室に入る」といった関心の具合をデータ化する。データをもとにECのレコメンデーションなどに活用し、顧客の体験価値を高める。

 11月から「ナノ・ユニバース」のラゾーナ川崎店で導入した。まず同店で半年間の実証実験を行う。その後「ナノ・ユニバース」の他店やTSIの他の業態に広げる。

 仕組みとしては、「ナノ・ユニバース」のアプリ会員の客が店舗の入り口の読み取り装置にスマートフォンをかざしてチェックインする。気に入った商品のハンガーを持ち上げるとセンシングデバイスが反応。さらに姿見や試着室に取り付けたビーコンから位置情報や商品情報がアプリに送信される。それらの情報と店舗内のカメラで検知した行動変化情報などが、顧客IDとともにクラウド上にある行動分析システムに送信される。顧客の商品に対する関心をデータとして把握する。

 関心があっても購入に至らなかった商品については、後日ダイレクトメールなどを通じてECや店舗への再来店を促す。収集したデータは実証実験のみに使用し、プライバシーの保護に配慮する。

 オンライン(EC)であれば、閲覧する、色・サイズを見る、お気に入りに入れる、カートに入れる、購入する、といった一連の顧客行動のデータを細かく蓄積し、レコメンデーションなどに活用することが当たり前になっている。OMO(オンラインとオフラインの融合)を進める上で、オフライン(実店舗)の顧客行動も継ぎ目なくつなぐこと課題だった。TSIホールディングスの渡辺啓之・執行役員デジタルビジネス部長は「顧客体験の連続性がどのような効果を生むのか検証したい」と話す。データの一元化によって、店舗で品定めした後にECで買うなどの顧客行動が分かれば、接客した販売員の評価などにも反映できる。

 京セラは人の行動を追える技術の開発に取り組んできたが、実際に小売店の顧客の行動をデータ化する取り組みは今回が初めて。「商品を買う、買わないとの間にはグラデーションがある。そこでデータを活用できるようにしたい」(京セラのコミュニケーションシステム研究開発部の出川智博氏)。
 実証実験でデータを集積することに軸足を置き、顧客体験の向上に活用する。将来データ分析の知見が高まれば、商品企画などの分野に応用することも考えられる。

 「ナノ・ユニバース」は売上高に占めるEC化率が約50%で、アプリを利用する顧客が多いため実証実験のデータ収集に選ばれた。同じく11月から顧客体験プラットフォーム「カルテ(KARTE)」を運営するプレイド(東京、倉橋健太CEO)と協業し、オンラインの顧客行動データと店舗在庫データを組み合わせた顧客体験の実証実験を、ラゾーナ川崎店を含む3店舗で始めている。

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