ユニクロ、冬のスポーツ向け高機能服を相次ぎ発売 汗をかいても冷えないインナーやダウン

 ユニクロは12月13日、「スポーツと日常の境目をなくした“スポーツユーティリティーウエア”」として、スウェーデンのトップアスリートと共同開発した冬のスポーツシーン向けアイテム群「+S」を発売する。同社は2022年2月に開幕する北京冬季五輪、パラ五輪(以下、北京冬季大会)でスウェーデン選手団に公式ウエアを提供しており、選手とのやり取りの中で公式ウエアに取り入れた機能や仕様などを「+S」でも採用。国内は11店と公式ECで販売する。

 商品は、二重織の表地のダウンジャケット(9990円)とダウンショートパンツ(5990円)、ウールブレンドの長袖Tシャツ(2990円、同商品のみ20日発売予定)、撥水加工を施した高ストレッチ素材のサイドファスナーパンツ(4990円)、新素材“ウルトラストレッチドライ”の長袖Tシャツ(2990円)と同素材のスポーツタイツ(2990)円、ユニクロ最大容量という35リットルのバックパック(5990円)の7型。全てメンズ、ウィメンズ共にそろう(一部はユニセックスでの提案)。

 ユニクロの冬の機能商品としては“ウルトラライトダウン”や“ヒートテック”が代表的だが、実際に運動時にそれらを着用すると、動きやすさの点や汗をかくことによって逆に体を冷やしてしまうといった点で課題があった。そこで、ダウンアイテムは同社の従来商品にはなかったという伸縮性を実現。アウターシェル(外衣)の内側にレイヤードしても動きやすいよう配慮した。ウールブレンドのTシャツや“ウルトラストレッチドライ”のアイテムは、暖かさは保ちながら汗は素早く乾かす仕様になっている。

 ダウンアイテムには、回収したペットボトルに由来するリサイクルポリエステルの粒中綿を同社として初めて採用。それ以外の商品も生地にリサイクルポリエステルを使うなど、環境にも配慮している。撥水についても、環境汚染物質として近年スノースポーツで使用禁止の動きが広がっているフッ素を使わない加工を採用した。

平野歩夢選手と開発したスノボウエアも

 冬のスポーツシーズンの本格到来を受けて、また北京冬季大会開幕を前に、ユニクロでは「+S」以外でも機能商品の開発・発売が目立つ。6日には、プロスノーボーダーで同社のグローバルブランドアンバサダーを務める平野歩夢選手と共同開発したスノーボードウエア(上衣のみ、1万9900円)の2021年版も発売した。スノーボードウエアとしてだけでなく街着としても着られるデザインで、XS〜4XLを展開。計2000着限定で、国内は11店舗と公式ECで販売しており、ECでは6日18時時点でサイズ欠けが出ている。

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ユニクロ、冬のスポーツ向け高機能服を相次ぎ発売 汗をかいても冷えないインナーやダウン

 ユニクロは12月13日、「スポーツと日常の境目をなくした“スポーツユーティリティーウエア”」として、スウェーデンのトップアスリートと共同開発した冬のスポーツシーン向けアイテム群「+S」を発売する。同社は2022年2月に開幕する北京冬季五輪、パラ五輪(以下、北京冬季大会)でスウェーデン選手団に公式ウエアを提供しており、選手とのやり取りの中で公式ウエアに取り入れた機能や仕様などを「+S」でも採用。国内は11店と公式ECで販売する。

 商品は、二重織の表地のダウンジャケット(9990円)とダウンショートパンツ(5990円)、ウールブレンドの長袖Tシャツ(2990円、同商品のみ20日発売予定)、撥水加工を施した高ストレッチ素材のサイドファスナーパンツ(4990円)、新素材“ウルトラストレッチドライ”の長袖Tシャツ(2990円)と同素材のスポーツタイツ(2990)円、ユニクロ最大容量という35リットルのバックパック(5990円)の7型。全てメンズ、ウィメンズ共にそろう(一部はユニセックスでの提案)。

 ユニクロの冬の機能商品としては“ウルトラライトダウン”や“ヒートテック”が代表的だが、実際に運動時にそれらを着用すると、動きやすさの点や汗をかくことによって逆に体を冷やしてしまうといった点で課題があった。そこで、ダウンアイテムは同社の従来商品にはなかったという伸縮性を実現。アウターシェル(外衣)の内側にレイヤードしても動きやすいよう配慮した。ウールブレンドのTシャツや“ウルトラストレッチドライ”のアイテムは、暖かさは保ちながら汗は素早く乾かす仕様になっている。

 ダウンアイテムには、回収したペットボトルに由来するリサイクルポリエステルの粒中綿を同社として初めて採用。それ以外の商品も生地にリサイクルポリエステルを使うなど、環境にも配慮している。撥水についても、環境汚染物質として近年スノースポーツで使用禁止の動きが広がっているフッ素を使わない加工を採用した。

平野歩夢選手と開発したスノボウエアも

 冬のスポーツシーズンの本格到来を受けて、また北京冬季大会開幕を前に、ユニクロでは「+S」以外でも機能商品の開発・発売が目立つ。6日には、プロスノーボーダーで同社のグローバルブランドアンバサダーを務める平野歩夢選手と共同開発したスノーボードウエア(上衣のみ、1万9900円)の2021年版も発売した。スノーボードウエアとしてだけでなく街着としても着られるデザインで、XS〜4XLを展開。計2000着限定で、国内は11店舗と公式ECで販売しており、ECでは6日18時時点でサイズ欠けが出ている。

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小嶋陽菜の「ハーリップトゥ」が初のカフェを代官山に期間限定オープン

 モデルでタレントの小嶋陽菜が手掛けるライフスタイルブランド「ハーリップトゥー(HER LIP TO)」は、東京・代官山の商業施設「カシヤマ ダイカンヤマ(KAHIYAMA DAIKANYAMA)」とコラボレーションし、同ブランド初のカフェとなるハーリップトゥーカフェ(Her lip to CAFE)を12月11日から26日までオープンする。これまでポップアップショップに隣接するカフェは開いていたが、単独では初めて。

 メニューは、フレンチレストラン「コトー(COTEAU.)」のシェフがフードメニューを手掛けたアフタヌーンティーセット(税込7000円)と、ローズペタルを散りばめた"スライスアボカドトースト""アーモンドクランチフレンチトースト""オーガニックサーモンとクロワッサンのサンドイッチ"のいずれかと、"マンハッタンクラムチャウダー"がセットになったブレックファーストメニュー(同3000円)の2種類をそろえる。

 店内の壁やソファはブランドカラーのモーブピンクに統一し、巨大なツリーやイルミネーションなどでホリデーシーズンらしい空間づくりにこだわった。

 また会場では、同イベントのためにデザインしたカップ&ソーサー(同7700円)やプレート(同3300円)、トートバッグ(同4400円)、タンブラー(同5500円)などオリジナルアイテムも販売する。

■Her lip to CAFE
日程:12月11日〜26日
時間:11:00〜17:00(予約制)
場所:KASHIYAMA DAIKANYAMA CAFE
住所:東京都渋谷区代官山町14-18 1F

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「YSL」からシロップのような艶をかなえる新リップが登場 スキンケア成分78%配合でケアも両立

 「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT、以下YSL)」は2022年1月14日、新リップスティック“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”(全9色、各税込4730円)を発売する。

 同製品はシロップのような濃厚な艶と高発色の仕上がりをかなえ、スキンケア成分配合でメイクとケアを両立するハイブリットリップだ。「YSL」独自のキャンディルミナスコンプレックスを配合し、濃厚なテクスチャーが唇に密着することでリキッドリップのような艶とボリュームのある唇に仕上がる。体温で溶ける設計のテクスチャーでとろけるような滑らかなつけ心地が特徴だ。さらに、ヒアルロン酸やビタミンE 、コールドプレスマンゴーオイルなどのスキンケア成分を78%配合し、使うほどにハリのある唇に導く。カラーは唇をふっくらと仕上げるプランパータイプの“ヘルシー グロウ プランパー”と、キャンディーのようなフレッシュな8色をラインアップする。

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POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

みなさまこんばんは。PRの中野です。

日毎に寒くなりようやく本格的な冬の到来となりました。暑がりの私にはスタイリングの幅が広がる大好きな季節で、アウターやジャケット選びが楽しい毎日です。

ホリデーシーズンのギフト選びに弾む私の穏やかな心を、真っ赤に燃え上がらせる熱いイベントをご紹介します。

Number eight 1 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

輝き、大きさ、ルックス全てが完璧と言ってよい、ネバダ州産のナンバーエイトターコイズのバングル。デザインも秀逸で実物を見るだけでも貴重なブックピースです。

Number eight 2 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

12月10日(金)から12月14日(火)まで横浜店、12月16日(木)から12月19日(日)まで六本木店にて、ターコイズ&インディアンジュエリーの名店「スカイストーン・トレーディング」の期間限定ストアが開催されます。期間中は「スカイストーン・トレーディング」の代表であり、自身の名を冠したシグネチャーブランドの<ヤストモ コデラ>とバーニーズ ニューヨークのためにスタートしたブランド<スカイ ブルー ホーク>のデザイナー 小寺康友氏が来店。お客様に直接ターコイズの素晴らしさをご紹介します。

今回お客様にお会いするのが毎回楽しみな横浜店に加え、12月開催が初となる六本木店の2店舗にて開催します。最初にご紹介したバングルから、すべてお越しいただくお客様を思い浮かべながら厳選した商品をご紹介します。

今回はレジェンド作家の逸品からスタートします。

Bisbee Fred Peshlakai 2 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

アリゾナ州産のビズビ―ターコイズがセットされた、インディアンジュエリーの歴史を創った1人、フレッド・ペシュラカイ作のリング。FPのホールマーク(サイン)入り。私が彼の作品に憧れて、当時販売していたスカイストーン・トレーディングの扉を開いたのが約20年前。作品集も出版されてから更に入手が困難となった作家です。彼がいたからこそインディアンジュエリーのデザインが一段も二段も洗練されました。

Bisbee Fred Peshlakai 1 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

サイドのワイヤーや、アップリケの意匠もらしさが溢れていて、写真を見てニヤケてしまいます。

Burnham Fred Peshlakai 2 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

ネバダ州産バーナムターコイズがセットされたフレッド・ペシュラカイのリング。デザインを優先してターコイズをカットしていて、3石をバランス良く配置した贅沢なリングです。こちらもFPのホールマーク入り。昔の作家なのでホールマークが無い作品が非常に多く、値段も大きく異なります。この種のデザインでホールマーク入りは大変貴重です。

Blue wind John Hoski 1 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

1970年代を代表するデザインであるこちらは、大きく素晴らしいネバダ州産ブルーウィンドターコイズがセットされたバングル。

Blue wind John Hoski 2 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

猛々しい雰囲気でいながら70年代を代表するリーフモチーフを厚みのあるシルバーで繊細にあしらっていて、技術の高さが伺えます。このバングルが似合うのはレニー・クラヴィッツとあの方しかいないと思っています。I川さん、ご紹介をよろしくお願いします!

Nevada blue Julian Lovato POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

前回の神戸店で私が毎回必ず写真を撮って見惚れていたボロタイは、素敵なご縁がありお買上げいただきました。今回小寺さんから同じサントドミンゴ(ケワ)族のレジェンド、ジュリアン・ロバト作のボロタイをご用意いただきました。揃ったルックスの素晴らしいネバダブルーターコイズがセットされていて、エンドの意匠と共にジュリアンだからこそのクリエイティブ力に溢れていて素晴らしい1本です。2018年に氏が亡くなってからますますこのレベルの作品は入手しづらくなっているので、ぜひ実物をご覧いただきたいです。

IMG 0230 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

もちろん小寺さんの代表作、<ヤストモ コデラ>のアイランドリングも素晴らしいピースをご用意しています。ネバダ州産のローンマウンテンターコイズのナゲット(塊)を贅沢にセットしたゴールドのリングは、装着した時の重さとゴールド特有の柔らかい感触がたまりません。

IMG 0226 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

干支や星座で選ぶ方もいる、紀元前のコインがセットされたリングや

IMG 0227 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

天然の水晶にゴールドが入り込んだゴールドインクルージョンクォーツのリングもございます。

IMG 0218 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

いつも完売してしまう20KYGや22KYGを使ったバングルも数量限定でご用意。1本でも重ね付けでも、手放せなくなる心地よい着け心地です。

IMG 0150 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

前回のブログでご紹介したこちらは

IMG 0237 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

このような素晴らしいバングルになりました。こちらは2022年の新作モデルとなりますが、いち早く実物をご覧いただけます。

IMG 0235 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

ゴールドのバングルとも相性良いですね。

 

横浜店と銀座本店に必ずお越しいただき、小寺さんと私の3人で記念写真を撮影することがルーティンとなっている仲良しM先生へは、現在最終仕上げで写真が間に合わなかったですが、素晴らしいゴールドリングとバングルを小寺さんが用意しています。「多分気に入っていただけると思います」と小寺さんからメッセージを預かりましたのでM先生楽しみにお待ちください。T末さん、ご案内をよろしくお願いします!

IMG 0232 POP UP STORE: SKYSTONE TRADING in YOKOHAMA & ROPPONGI !

私のスカイストーン・トレーディングとターコイズにかける思いは、12月4日放送のTOKYO FMのラジオ番組「THE COMMITMENTS supported by BILLY’S」でも熱く語らせていただきました。このリングにセットされたネバダ州産、ランダーブルーターコイズについても語っています。

12月11日頃まではラジコで聴けますので、興味を持っていただけた方はお聴きいただけたら幸いです。

https://radiko.jp/share/?sid=FMT&t=20211204210000

 

この他全て自信を持っておすすめできる魅力的なジュエリーばかりです。ご来店が難しいお客様も、カスタマーセンターにご連絡いいただき横浜店・六本木店よりリモートにてご紹介やお買上げもできますので、ぜひお気軽にお問合せください。

 

POP UP STORE:

SKYSTONE TRADING

12/10 FRI. – 12/14 TUE. 横浜店5F

12/16 THUR. – 12/19 SUN. 六本木店2F

集英社の少女まんが誌「りぼん」がオンラインショップ開設 藤井みほなの「GALS!」ともコラボ

 集英社が1955年から発行する少女まんが誌「りぼん」は12月3日、オンラインショップ「りぼんのおみせ」をオープンした。2020年3月に東京・原宿で実施したポップアップストアの第2弾という位置づけで、今回はオンラインのみでの展開。同誌のロゴフォントを生かしたグッズと共に、同誌で00年前後に連載されていた藤井みほなによる「GALS!」、同じく00年代に連載されていた槙ようこによる「愛してるぜベイベ★★」とのコラボレーション商品も販売する。

 「雑誌の長い歴史の中で、たくさんの“りぼんっ子”たちがこの雑誌を支えてくれている。(現在の読者である)小中学生だけでなく、大人の“りぼんっ子”たちのために何かしたいという気持ちで、『りぼんのおみせ』は始まった」と、同誌の相田聡一編集長はコメント。昨年のポップアップストアで、「原宿だけでなく、全国で商品が買えるようにしてほしい」という声がSNSに集まったことから、今回はオンラインショップでの開催にしたという。

 販売する商品は、大人になった“りぼんっ子”の日常になじむデザインを意識した。分かりやすいロゴ入りTシャツやマスクなどもそろうが、まんがの登場人物が実際に身につけていそうなヒョウ柄のスカーフや、足の裏の部分にメッセージを入れたソックスなどもあって、ファン心をくすぐる。「読者であればあるほど、作品のファンであればあるほど、理解することができるデザイン」だ。

 価格はロゴ入りTシャツで8580円(税込)、ソックス3300円、マグカップ2530円など。親子のリンクコーデが楽しめるよう、キッズアイテムも作った。オンラインショップは期間限定の予定だが、反応を見て継続も予定している。ショップを実際に手掛けているのは、ブランディング支援などを手がけるスパイスボックス。

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百貨店×町工場のジーンズ再生プロジェクト 「3.1フィリップ・リム」「ダブレット」など参加

 三越伊勢丹、阪急阪神百貨店など6社は、ファッションブランドやクリエーターと協業し、廃棄された「リーバイス(LEVI’S)」の“501”ジーンズをリメイク販売する「デニム de ミライ」プロジェクトを来年3月23日にスタートする。

 プロジェクトは、東京・足立区で小さなプレス工場(アパレル製品の仕上げや検品などを行う)を営むヤマサワプレスの山澤亮治社長が2019年夏、米ロサンゼルスの市場に捨てられた約20トンの“501”ジーンズを、「後先顧みず」(山澤社長)引き取ったことに端を発する。この取り組みに三越伊勢丹と阪急阪神百貨店が共鳴し、輪を広げてきた。

 プロジェクトには、井野将之の「ダブレット(DOUBLET)」、落合宏理の「ファセッタズム(FACETASM)」森永邦彦の「アンリアレイジ(ANREALAGE)」など国内有力ブランドだけでなく、「3.1 フィリップ リム(3.1 PHILLIP LIM)」「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI」)「ゴールデングース(GOLDEN GOOSE)」など海外ブランドも含めて約50ブランド・クリエーターが参画。このほど開かれた展示会で、リメイク商品第1弾として150型以上におよぶ商品サンプルが披露された。

 ジーンズはヤマサワプレスの工場での検品補修・洗浄を経てクリエイターの下へ送られ、新たな命を吹き込まれる。リメイク商品は三越伊勢丹、阪急阪神百貨店が運営する店舗のほか、岩田屋三越の岩田屋本店、エスティーカンパニー(群馬・桐生市)やミッドウエスト(名古屋市)、佐藤繊維(山形・寒河江市)が運営するセレクトショップでも販売する。

 山澤氏社長とともにプロジェクトを主導してきてきた三越伊勢丹の神谷将太・伊勢丹新宿本店「リ・スタイル」バイヤーは、「工場で見た廃棄ジーンズの塊がデザイナーの手で生まれ変わるのを目の当たりにし、このプロジェクトが『ビジネス』として成り立つという実感が湧いてきた」と話す。「サステナビリティという大義が根底にはあるものの、それを押し付けがましい形ではなく、お客さまの気持ちが高揚するようなファッションアイテムとして届けていけたらいい」と話す。

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メード・イン・ジャパンのラグ「スタジオ・ザ・ブルーボーイ」が国内で展示会開催 海外アーティストのコラボ作品も

 メード・イン・ジャパンのラグやお香などのライフスタイルブランド「スタジオ・ザ・ブルーボーイ(STUDIO THE BLUE BOY以下、ブルーボーイ)」ば12月17〜19日、東京・渋谷で国内第2回目の展示会を開催する。「ブルーボーイ」は、「WWDJapan Digital」でも活躍したアートディレクターの正田啓介が手がけるライフスタイルブランド。今回の展示は、フランス・パリを拠点に活動るアーティストのアナ・カーカー(Ana Karkar)の作品も紹介。また、職人の手仕事で仕上げられるラグのクオリティーを感じられるように、旧作と新作を床に敷いて展示する。ラグは12色から好きな色を選びオーダーできるようになっている。イタリア・フィレンツェのアーティストレジデンスである「ヌメロヴェンティ(NUMEROVENTI)」とコラボレーションしたお香の他、ブランケットや新作テーブルクロスなども販売する。

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メード・イン・ジャパンのラグ「スタジオ・ザ・ブルーボーイ」が国内で展示会開催 海外アーティストのコラボ作品も

 メード・イン・ジャパンのラグやお香などのライフスタイルブランド「スタジオ・ザ・ブルーボーイ(STUDIO THE BLUE BOY以下、ブルーボーイ)」ば12月17〜19日、東京・渋谷で国内第2回目の展示会を開催する。「ブルーボーイ」は、「WWDJapan Digital」でも活躍したアートディレクターの正田啓介が手がけるライフスタイルブランド。今回の展示は、フランス・パリを拠点に活動るアーティストのアナ・カーカー(Ana Karkar)の作品も紹介。また、職人の手仕事で仕上げられるラグのクオリティーを感じられるように、旧作と新作を床に敷いて展示する。ラグは12色から好きな色を選びオーダーできるようになっている。イタリア・フィレンツェのアーティストレジデンスである「ヌメロヴェンティ(NUMEROVENTI)」とコラボレーションしたお香の他、ブランケットや新作テーブルクロスなども販売する。

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「ハミルトン」が映画「マトリックス」シリーズに着想を得た限定ウオッチを発売

 世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「ハミルトン(HAMILTON)」はこのほど、映画「マトリックス(THE MATRIX)」シリーズに着想を得たモデル“PSR MTX”を発売した。価格は税込13万2000円で、限定数は「マトリックス」の第1弾が公開された年にちなみ1999本とした。

 ベースは「ハミルトン」のアイコンモデルである“PSR”(2020年に“パルサー”からリモデル)で、文字盤、ベゼル、ケースをオールブラックにし、デジタル表示をグリーンで浮かび上がらせる仕様とした。さらにケースバックと特製ボックスでは、「マトリックス」を象徴する“デジタルレイン”(劇中で雨が降るように流れる文字や数字)を表現した。

 映画「マトリックス」はキアヌ・リーブス(Keanu Reeves)が主人公ネオを演じるSFアクション映画。最新作「マトリックス レザレクションズ(THE MATRIX RESURRECTIONS)」が12月17日、日本でも公開される。一方の「ハミルトン」は1892年に創業。1957年に世界初の電池式腕時計、70年にLED式デジタルウオッチを発表した。「ハミルトン」のブランド担当者は「『ハミルトン』と映画の関係は密で、これまで500作以上に登場している」と話す。

問い合わせ先
「ハミルトン」/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371

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「ハミルトン」が映画「マトリックス」シリーズに着想を得た限定ウオッチを発売

 世界最大の時計企業スウォッチ グループ(SWATCH GROUP)傘下のスイスブランド「ハミルトン(HAMILTON)」はこのほど、映画「マトリックス(THE MATRIX)」シリーズに着想を得たモデル“PSR MTX”を発売した。価格は税込13万2000円で、限定数は「マトリックス」の第1弾が公開された年にちなみ1999本とした。

 ベースは「ハミルトン」のアイコンモデルである“PSR”(2020年に“パルサー”からリモデル)で、文字盤、ベゼル、ケースをオールブラックにし、デジタル表示をグリーンで浮かび上がらせる仕様とした。さらにケースバックと特製ボックスでは、「マトリックス」を象徴する“デジタルレイン”(劇中で雨が降るように流れる文字や数字)を表現した。

 映画「マトリックス」はキアヌ・リーブス(Keanu Reeves)が主人公ネオを演じるSFアクション映画。最新作「マトリックス レザレクションズ(THE MATRIX RESURRECTIONS)」が12月17日、日本でも公開される。一方の「ハミルトン」は1892年に創業。1957年に世界初の電池式腕時計、70年にLED式デジタルウオッチを発表した。「ハミルトン」のブランド担当者は「『ハミルトン』と映画の関係は密で、これまで500作以上に登場している」と話す。

問い合わせ先
「ハミルトン」/スウォッチ グループ ジャパン
03-6254-7371

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ユニチカがサステナブルな新素材開発を強化 5種の素材を販売開始

 素材大手ユニチカのグループ会社であるユニチカトレーディングは、部分植物由来ポリトリメチレンテレフタート(PTT)樹脂“デュポン ソロナ”を使用した、独自の特殊複重層系技術による紡績糸“パルパー メイド ウィズ ソロナ ポリマー(Made with Sorona Polymer”の新素材を12月に販売する。新たに開発したのは、植物由来のPPT樹脂とリサイクルPETや、オーガニックコットンを使うなど環境に配慮した5種類で、2022年春夏シーズン向けの素材として提供する。

 新素材の販売計画は、22年度の売上高が3億円、24年度以降は20億円を目指す。今後はオーガニックコットンやリヨセル繊維“シルフ KF”などを使ったサステナブル素材のほか、異なる2つの素材を合わせる技術“パルパー”方式を用いたハイブリッド素材を開発していくという。

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「ハーパーズ バザー」の塚本香編集長が退任 後任は「エル・ガール」の小栗裕子

 ハースト婦人画報社は、2022年1月1日付で「ハーパーズ バザー(Harper's BAZAAR)」の新編集長に小栗裕子が就任すると発表した。同誌を約7年間率いてきた塚本香編集長は退任し、編集者として第一線を退くことを表明している。

 新編集長となる小栗は2011年にハースト婦人画報社に入社し、日本版「ハーパーズ バザー」の創刊や「エル・ジャポン(ELLE JAPON)」のファッション エディターを経て、19年からデジタルメディア「エル・ガール(ELLE GIRL)」コンテンツ・マネジャーと編集長を歴任。インフルエンサーコミュティやオンラインサロンを立ち上げた。編集長就任にあたり「まず注力するのは、デジタル領域でのブランドバリューの最大化。『ハーパーズ バザー デジタル』およびSNS全般を“働く女性ための社会派ラグジュアリーメディア”とし“質×量×視点”の特性を武器に、多様化するニーズにスピーディーに応えていきます」とコメントした。さらに雑誌のローカライズブランディングの刷新や、コミュニティづくりなども強化ポイントに掲げ、「みなさんと共にチャレンジするメディアとして、注目ください」としている。

 年内で退任する塚本香編集長は、「40年におよぶ編集者生活に一度区切りをつけ、人生の第2章へ向かって一歩を踏み出すことにしました。『ヴォーグ ジャパン』『フィガロ ジャポン』『エル・ジャポン』で歩んできたキャリアを、歴史ある『ハーパーズ バザー』の編集長として終えることができたのは光栄です。小栗は次世代向けメディアとして『エル・ガール』を成功に導くなど、ファッションとデジタルにおいて幅広い経験を持っています。『ハーパーズ バザー』の次なるステージにぜひご期待ください」と綴っている。

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美容室業界の“IT王子”こと前原穂高も認める “LINEミニアプリ”による予約&顧客管理のメリットとは

 新型コロナウイルスの感染拡大によって、対面でのコミュニケーションが制限され、さまざまな規模の企業間でユーザーとのオンラインの接点作りや、関係性を深めるためのデジタル施策への意識が高まっている。経済産業省による中小企業のデジタル化に関する調査(令和2年度中小企業のデジタル化に関する調査に係る委託業務報告書)でも、過半数の企業が「デジタル化に積極的に取り組んでいる・取り組みつつある」と回答している。

 デジタル施策として、自社アプリの開発を行うサロンも少なくない。しかし、開発にかかる人的・時間的コストが高い、ユーザーにダウンロードされない、(ダウンロードされても)継続利用されない、など数々の課題がつきまとっているのが実情だ。

 ヘアサロン業界も例外ではなく、“ユーザーとの関係性を深めるためのデジタル施策”は大きな課題となっている。業界のトレンドセッターで、デジタル施策に精通していることでも知られるヘアサロン「バイオレット(Violet)」の前原穂高代表も、「“顧客との親密性”の重要さが増している。強いつながりを作れるか否かが生き残りのカギ、と考える経営者も多い」と話す。

 そんな前原代表が採用した施策が、“LIEN公式アカウント”の開設と“LINEミニアプリ”の導入だ。中でも“LINEミニアプリ”は国内利用者数8900万人(2021年9月末時点)のLINE上でデジタル会員証の提示やサロン予約などの機能を提供でき、先述した課題の解決が見込めるサービスでもある。ここでは“LINEミニアプリ”の特徴と、「バイオレット」での活用事例を紹介する。

“LINEミニアプリ”の5つの特徴

前原穂高代表が明かす
“LINEミニアプリ”の
「バイオレット」での活用術

 以前から「お客さまとのコミュニケーションツールがメールだけでは限界がある」と感じていた。さらにコロナ禍で“顧客との親密性”の重要さが声高に叫ばれるようになり、そうした背景から自分が“最もお客さまとの距離が近いSNS”と考えるLINEに着目。1年以上前に“LINE公式アカウント”を開設し、今年7月に“LINEミニアプリ”を導入した。さらに、以前から利用していたハイパーソフト社のPOS “サロン ド ネット”(売上管理・顧客管理・経営分析システム)と“LINE公式アカウント”を連動させ、ユーザーに各種メッセージを配信する仕組みを整えた。

 「バイオレット」では、過去に別のツールを組み込んだLINE公式アカウントを保有していた。しかし“LINEミニアプリ”を導入した際、システム上の制限で2020年に現在運用しているLINE公式アカウントを新たに開設し、お客さまに友だち追加し直してもらう必要性が出てきた。一般的には、こうした働きかけがツール導入の大きなハードルとなるところだが、驚くほどスムーズにほぼ100%の顧客が切り替えてくれた。さらに以前のLINE公式アカウントの友だち数が2000人くらいだったのに対し、短期間でその数字を超え、現在は3700人以上が友だち追加してくれている。移行のしやすさにも、LINEの知名度と信頼度を改めて感じた。

 “LINEミニアプリ”は利用メリットを詳しく説明しなくても、「今までの会員カードが“LINEから見られるデジタル会員証”に変わりました」と話すだけで利用してくださるお客さまが多い。そのうえで「LINEからも予約が取れます」「残ポイントが見られます」「今後は履歴も見られるようになります」ということを伝えるのみで、「LINEミニアプリ」というサービス名はあえて出していない。どのサービスを使うかはサロン側の事情なので、あくまでお客さまに「LINEだと便利」と感じてもらえることが大切だと思っている。

 サロンにとって最大のメリットに感じているのは、全てのSNSやサービスの窓口をLINEに集約できたことだ。“LINEミニアプリ”はもちろん、インスタグラム、ツイッター、公式サイト、さらには7月から始めたECなどへのリンクを、LINE公式アカウントの“リッチメニュー”に設置。“最もお客さまとの距離が近いSNS”であるLINEに一本化できたので、お客さまが迷う心配がない。その点で、キャンペーンなどいろいろなデジタル施策をやりたいサロンに適していると思う。

 予約においても“LINEミニアプリ”は活躍している。現在は、新客はインスタグラムのDMとサロン検索・予約サイトから予約を受け、2回目からの予約は“LINEミニアプリ”でやり取りするオペレーションが完成しつつある。最も効果を感じるのが“次回予約”において。当サロンでは失客を防ぐため、次回予約を取ることに注力していて、以前から次回予約率が約50%と高かった。しかし最もネックになっていたのが、“予約日を変更するときに、お客さまから電話で連絡しなければならない”ということ。その点が“LINEミニアプリ”の導入により解消され、「LINEで簡単に、何度でも変更できますよ」と言えるようになった。それによりさらに次回予約率が高まり、既に60%を超えている。

「バイオレット」が導入した
“LINEミニアプリ”のこだわりとは

「バイオレット」は、開発会社であるハイパーソフトの協力を得て、“LINEミニアプリ”を導入した。ここでは美容サロン向けPOSをはじめ、セルフレジや電子カルテなど、美容業界のソフト・ハード開発に精通しているハイパーソフトの木透真悟 マーケティンググループ 統括責任者と、前原「バイオレット」代表との対話から、“LINEミニアプリ”の特徴を明らかにする。

前原「バイオレット」代表(以下、前原):経営者は、新たなシステムの導入には、すごく慎重になるんです。導入したシステムが良くなくて、また切り替えることになったら、お客さまにもスタッフにも大きな負担をかけますからね。今回はハイパーソフトとLINEの“最強タッグ”ということで決断することができました。

木透真悟 マーケティンググループ 統括責任者(以下、木透)今回、貴サロンに提供した弊社システム「サロン ド ネット」の“LINEミニアプリ”は、“POSで蓄積したビッグデータ”と、国内最大手のSNS“LINE”との連携を実現させ、24時間オンラインで簡単にLINE上で予約を受けることを可能にしたものです。加えて、POSとLINE公式アカウントを連携したことは大きく、お客さまの属性や履歴などに応じて個々にメッセージを配信できるようにしました。

前原:次回予約してくれたお客さまに対し、再来店日の数日前に、自動的にリマインドメッセージを送れるようになったことは大きいですね。また“LINEミニアプリ”上で表示されるデジタル会員証はメンバーズカードとしても利用できるので、顧客の“囲い込み”にもつながります。

木透:“LINEミニアプリ”の“マイページ”では、会員証のほかにも保有ポイントや会員ランク、予約履歴の確認が可能なので、“使っていて楽しい”メンバーズカードになっていると思います。ここ数年、大手集客サイト等を活用した集客以外にも、SNS集客に注力するサロンが確実に増えています。さまざまなサロンのSNS集客を分析していく中で、“新規集客=インスタグラム”“リピーター集客=LINE”という構図が確立されつつあると感じています。“LINEミニアプリ”は、LINEによる集客・ファン客化を最大化できるサービスになると確信しており、今後も“LINE ミニアプリ”を活用したクライアントサロンのブランディングに貢献していきたいですね。

“LINEミニアプリ”の導入には
“パッケージ”がおすすめ

 “LINEミニアプリ”を導入するには、まずハイパーソフトをはじめとした開発会社に相談する必要がある。大きく分けて“個別開発”と“パッケージ”の2つの方法があり、それぞれの特徴を押さえた上で自店に合った導入方法を選択することができる。

 個別開発は、“自社用に最適なサービス設計が可能”“既存システムとの連携がスムーズ”といったメリットがある一方で、“(パッケージ利用に比べて)時間と費用がかかる可能性がある”というデメリットもある。

 パッケージは、“パッケージ化されている以外の機能は、別料金で追加開発する必要がある”というデメリットがある一方で、“すぐに導入可能”“初期費用+月額費用のみで安価に利用できる”といったメリットがある。一般的に、初めて導入するサロンにはパッケージがおすすめだという。

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ワコールが社員の「健康推進計画」スタート 女性特有の課題に取り組む

 ワコールホールディングス(HD)は12月3日、京都市内のホテルで2022年上期の振り返りと「ワコールGENKI計画2025(以下、元気計画)」発表した。安原弘展ワコールHD社長は、「欧米市場は新型コロナのリベンジ消費で回復したが、日本は“戸惑い消費”。12月に入ったがジングルベルが聞こえてこない状況だ」と語った。欧米市場は新型コロナに対する規制の緩和により、店舗売り上げがECを上回る状況になっているという。一方で、日本は10月以降、回復傾向にあるが欧米ほどの勢いはない。ワコールHDの2021年4〜9月期連結業績(米国会計基準)は、売上高が前年同期比19.5%増の874億円、営業利益が同211.6%増の39億円、純利益が同67.4%増の29億円だった。国内事業は7月以降の感染者数増加により苦戦したが、欧米の業績回復によりカバーした。

 伊東知康ワコール社長は、「CX戦略、コスト構造改革、サステナビリティの推進が最成長の3本柱。C Xはデジタル技術活用などにより、新規顧客獲得および既存顧客のロイヤルカスタマー化を目指すものだが、上期はコロナの影響で既存顧客の購買人数は増加したが新規顧客獲得に苦戦した」と話す。ECに関しては自社が前年同期比1%増、他社が同11%増と好調で、売り上げ構成比率は23%。コスト削減に関しては、人件費や諸経費の最適化、自主管理店舗への移行、ブランドや品番の集約により計画通りだった。「卸と直営店(百貨店、テナント店を含む)の20年3月期の割合は約8対2だったのを25年3月期には6対4にしたい」と伊東社長。サステナビリティに関しては、30年に向けた環境目標「自社排出量・製品破棄ゼロ、環境配慮型素材50%」を発表したばかりだ。

 これらの戦略に新たに“健康経営”「元気計画」が加わった。これは、食事や運動、睡眠、など社員の心身の健康を整えて生産性をあげ、仕事へのエンゲージメントの向上を目指すもので、ワコールと健康保険組合、労働組合が三位一体となって戦略的に推進する。小川直子ワコール執行役員 人事総務本部 人事部長は、「ワコールの社員の9割が女性、消費者も女性が多いため、女性特有の健康課題への取り組みを強化していく」と語った。

 25年度までの目標数値と活動計画を策定し、社員の“ウェルビーイング(心も体も社会的に満たされた状態)の実現”を目指す。ベースとなる心身の健康を整える項目に関してはKPIを設定済み。追って生産性やエンゲージメント向上の目標数値を定める。伊東社長は、「まずは、社員に健康でやる気になってほしい」とコメント。20年後の企業像に“ウェルネスのワコール”を掲げる同社ならではの取り組みだ。

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「スナイデル ビューティ」に初のフレグランスライン 香りとケアを両立させたヘアミストとハンドクリーム発売

 マッシュビューティーラボの「スナイデル ビューティ(SNIDEL BEAUTY)」は12月10日、フレグランスライン“パフュームド トリートメント ライン”を発売する。ラインアップはヘアミストとハンドクリームの2種類。ファッションブランド「スナイデル(SNIDEL)」と同様にサステナビリティとモードを両立させ、“ニュークリーンビューティ”をコンセプトに今年3月にデビューした同ブランドだが、香りにフォーカスした製品は初めて。

 化粧ポーチにも収まるサイズ感の“パフュームド ヘア ミスト”(25mL、税込3300円)は、軽やかで繊細なミストと数プッシュでやわらかな香りが心地よく広がりが特徴。ヘアケア成分を配合しているため乾燥やドライヤー類の熱ダメージからも髪を守り、なめらかな指通りや艶もかなえる。 “パフュームド ハンド & ネイル クリーム”(50g、税込2530円)は上質な香りとうるおいを与えながら、透明感のある手肌に導く。共に合成香料や合成着色料、石油系界面活性剤などは不使用。

 2アイテム共に天然香料で構成しており、トップノートは柑橘系のベルガモットとレモンを、ミドルにはネロリやカモミール、ラベンダー、ダマスクローズ、ダヴァナ、イランイランなど豊潤なフローラルノートを採用。ラストノートは落ち着きのあるサンダルウッドで仕上げている。

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「コロナ以前から構造的な業績悪化に直面していたことが不幸中の幸いでした」。株式会社SANKO MARKETING FOODS 長澤社長

 2021年10月1日(金)、株式会社三光マーケティングフーズ(本社:東京都中央区、代表取締役:長澤成博)は、商号を株式会社SANKO MARKETING FOODSに変更した。2000年はじめ個室居酒屋の火付け役となった「東方見聞録」、「月の雫」が大ヒットした。2011年には焼き牛丼を看板メニューに掲げた「東京チカラめし」は牛丼業界に旋風を巻き起こし、全盛期には260億の売上を記録した同社であったが、その後は長期に渡り低迷の時代に入った。三光マーケティングフーズからSANKO MARKETING FOODSへ、今までと何が変わったのか。
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百貨店は生き残れるか:記者談話室vol.10

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの連載「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の専門記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第10回は「百貨店は生き残れるか」。四半世紀以上続く市場縮小にコロナが重なり、百貨店の変革が待ったなしです。駅前一等地で集客力を競う手法、アパレルを中心にした売り場構成、当たり前と考えられた百貨店のビジネスモデルも見直しが進みます。百貨店はどこに向かうのか、話し合ってみました。

【今回のキーワード】
松屋の美術催事/国内百貨店売上高ピークは9.7兆円だったが…/閉店記事たくさん書いた/伊勢丹松戸店/ららぽーと、イオンモール/豊かな中間層の消失/手堅い富裕層/ゆりかごから墓場まで/「みんなの百貨店」から「お金持ちの百貨店」へ/伊勢丹新宿本店のVIPルーム/ハロッズは駅弁甲子園やらない/呉服屋/座売りに先祖返り?/松坂屋静岡店に水族館/西武渋谷店のチューズベースシブヤ/冠婚葬祭の常識を教えてくれる/叙勲の知らせがきたら三越日本橋本店/阪神梅田本店の食/捨てたものじゃない

出演者:
林芳樹(はやし・よしき):1972年、千葉県生まれ。大学卒業後、出版社勤務を経て、98年に業界紙の日本繊維新聞社に入社。広告営業を経て編集記者になり、メンズウエア、スポーツウエア、SPAなどを取材する。2009年2月にINFASパブリケーションズに入社。「WWDジャパン」編集部に配属され、主にビジネスニュースを担当する

横山泰明(よこやま・やすあき):1978年生まれ。繊維・ファッション業界紙「日本繊維新聞」の記者を経て、2010年から「WWDジャパン」で記者。合繊メーカー、素材、商社、EC、ファッションビル、ショッピングセンターを担当。東京外国語大学ヒンディー語専攻出身

五十君花実(いそぎみ・はなみ):1983年、愛知県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、2006年に繊研新聞社に記者として入社。大手アパレル、セレクトショップ、百貨店、デザイナーズブランド、海外コレクションなど一通りの分野を経験した後、2018年3月にINFASパブリケーションズに「WWDジャパン」記者として入社。同年5月からニュースデスク。現在の取材分野はグローバルSPA、ウィメンズアパレル、百貨店など

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