【人気急上昇】カラーパンツ、着こなしの鍵は“ジェンダーレス” 22年春夏トレンド

 足取りまで軽やかになりそうなカラーパンツがブームになりつつあります。2022年春夏シーズンのヒットアイテムとして見込まれていますが、世界のファッショニスタは早くも取り入れ済み。シンプルなシルエットのパンツも、ポジティブな色を選ぶだけで、ぐんと若々しくアクティブに映り、気持ちが外へと向かっている潮流にもぴったりです。

 ジューシーなイメージのカラーパンツは見た目の印象が強いので、コーディネートの主役を任せられます。弾む気持ちを色で表現できるので、装いのムードメーカーとして活用しましょう。着こなしの軸に据えたいのは、ジェンダーレスなアレンジ。羽織り物やトップスなどと巧みに合わせたおしゃれマイスターたちのスタイリングをヒントに、カラーパンツの操り方をチェックしていきましょう。

ジェンダーレスな着映えがかなう“ボクシージャケット×カラーパンツ”

 クールな印象のパンツにボクシーなジャケットを合わせると、マニッシュな雰囲気に仕上がります。手軽にジェンダーレスな装いを完成できるキーピースです。

 海のように鮮やかなブルーは、ナチュラル志向が強まるこれからのトレンドカラー。パンツで取り入れれば、クールさが増します。きれいな若草色のボックスジャケットを重ねて、爽やかなイメージをプラス。薄いブルーのシャツと濃いブルーのバッグと合わせて、青系の“トーン・オン・トーン”にまとめました。

 羽織るジャケットのムードを変えれば、別の表情をまとえます。あえて“お父さん”顔のジャケットを引き合わせるコーディネートは、意外性を生む“ずらし”テクです。2枚目は、ナス色のフレアなカラーパンツと、同系色のポインテッドトーのヒールを合わせて、すっきりしたレッグラインを際立たせました。渋いグレーのジャケットに、ショート丈のトップスでチラ腹見せといった、22年春夏のトレンドを先取りしたミックスコーディネートです。

凜々しくセンシュアルな“レザー×レッド”

 原色の赤はフェミニンさが匂い立つ色です。女っぽさを濃く打ち出せるので、やり過ぎないようにミックストーンに仕上げたいところ。硬質なムードを漂わせるレザー仕立てのアウターなら、申し分のない凜々しさを演出できます。

 センタープレスが利いた、あでやかな真っ赤なパンツにハンサムな黒革ジャケットを羽織ると、絶妙なコントラストが生まれます。レトロフューチャーなアイウエアと、パープルのクルーネックで、モダンアートのような仕上がりに。

 また、赤パンツとロングコートを組み合わせは、縦長のイメージを増幅できます。2枚目の写真は、細身のレッドパンツに白シャツを合わせ、膝まで隠すロング丈のレザーコートで縦落ち感をアピール。前を開けて颯爽と歩き、スレンダーな脚線を印象づけました。自立した女性像をほうふつとさせる着こなしです。

リラックスとポジティブが同居する“イエローとグリーン”

 カラーパンツの魅力は、選ぶ色次第でいろいろな気分やキャラクターをまとえるところにもあります。ようやくポジティブなムードが戻ってきそうなタイミングだからこそ、ハッピー感をまとえる色に挑戦したいところです。

 目の覚めるようなイエローは注目カラー。生命や若々しさを表現する色として、22年春夏のヒットカラーとして有望視されています。ジューシーなイエローを主役に据えた着こなしからは、エネルギーがもらえそう。心地よさそうななニットトップスで、のどかな雰囲気を醸し出して、“リラックス×ポジティブ”を全身で表現しているかのようです。

 大自然や植物、穏やかさなどのイメージを兼ね備えたグリーンは、今の時代を代表する色。22年春夏にも勢いが続く見込みです。ゆったりしたパンツとも好相性を発揮することが2枚目のルックからも分かります。自然体なムードや清涼感もまとえるので、上手に生かしたいところ。オレンジのアウターを羽織って、ポジティブなイメージを上乗せし、パールネックスレスでエレガンスを添える小技も効いています。

 ご紹介したスナップからも分かるように、インパクトのあるカラーをチョイスすることで、パンツルックの鮮度がアップします。カラフルなパンツは存在感がある分、シンプルなアウターやトップスとスタイリングしやすいところも魅力。ジェンダーフリュイド(流動的)に着こなしやすいボトムスなので、冬のうちから取り入れて足元から装いを弾ませてみてはいかがでしょう。

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デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン」と幻のナチュールワイン、「グート・オッガウ」がコラボ アート作品を青山本店に展示

 デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は、オーストリアのナチュールワイナリー「グート・オッガウ(GUT OGGAU)」とコラボレーションして制作したアート作品を東京・外苑前のフリッツ・ハンセン東京で展示している。

 アート作品は、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)がデザインした名作“グランプリ”チェア“4脚をキャンバスに「グート・オッガウ」の赤ワインで彩ったものだ。脚部の先端にはワインのコルクを包むろうが施されている。アート作品の背景には、「グート・オッガウ」のワイナリーや制作の様子を捉えたフィルムが流され、幻想的な雰囲気を醸し出している。

 「グート・オッガウ」は2007年に創業以来、ナチュールワインの造り手法であるバイオダイナミック農法により土壌とぶどうを管理し、そのテロワール(ぶどう畑)を体現するワンを提供し続けている。オリジナリティーあふれる似顔顔が描かれたエチケットが特徴。

 ナチュールワイン好きに大人気で、ウェブサイトでも常に売り切れで、なかなか実際にお目にかかることのない幻のワインだ。今回のコラボを記念して「グート・オッガウ」は、世界限定120本で“グランプリ”チェアが描かれた特別なワインを提供。そのワインに使用されているぶどうの種類やブレンドなどについては秘密だという。

 デンマークを代表するインテリア「フリッツ・ハンセン」とオーストリアのワイナリー「グート・オッガウ」の展示は、12月23日まで。

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デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン」と幻のナチュールワイン、「グート・オッガウ」がコラボ アート作品を青山本店に展示

 デンマーク発インテリア「フリッツ・ハンセン(FRITZ HANSEN)」は、オーストリアのナチュールワイナリー「グート・オッガウ(GUT OGGAU)」とコラボレーションして制作したアート作品を東京・外苑前のフリッツ・ハンセン東京で展示している。

 アート作品は、アルネ・ヤコブセン(Arne Jacobsen)がデザインした名作“グランプリ”チェア“4脚をキャンバスに「グート・オッガウ」の赤ワインで彩ったものだ。脚部の先端にはワインのコルクを包むろうが施されている。アート作品の背景には、「グート・オッガウ」のワイナリーや制作の様子を捉えたフィルムが流され、幻想的な雰囲気を醸し出している。

 「グート・オッガウ」は2007年に創業以来、ナチュールワインの造り手法であるバイオダイナミック農法により土壌とぶどうを管理し、そのテロワール(ぶどう畑)を体現するワンを提供し続けている。オリジナリティーあふれる似顔顔が描かれたエチケットが特徴。

 ナチュールワイン好きに大人気で、ウェブサイトでも常に売り切れで、なかなか実際にお目にかかることのない幻のワインだ。今回のコラボを記念して「グート・オッガウ」は、世界限定120本で“グランプリ”チェアが描かれた特別なワインを提供。そのワインに使用されているぶどうの種類やブレンドなどについては秘密だという。

 デンマークを代表するインテリア「フリッツ・ハンセン」とオーストリアのワイナリー「グート・オッガウ」の展示は、12月23日まで。

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マクドナルドと「マンハッタンポーテージ」が福袋 コラボリュックやポテト型ライトなどをラインアップ

 マクドナルドは、バッグブランドの「マンハッタン ポーテージ(MANHATTAN PORTAGE)」とコラボし、“マクドナルドの福袋2022”を販売する。価格は税込3000円で、10分の1の確率で“金のマックカード”500円分が当たる。22日までマクドナルドの公式アプリから応募でき、当選者に22年1月1日10時30分〜3日まで、マクドナルド各店(一部を除く)で販売する。

 福袋は、保温・保冷機能付のリュック、A4サイズのファスナーポーチ、480ミリリットル容量のロングコップ(いずれも全2種のうち1つ)、マンハッタンの街並みをモチーフにした“マックフライポテト”型のライト、マクドナルドの3130円相当の無料券(6メニュー、22年6月30日まで有効)がセットになっている。

 応募者全員に、通常200円が150円になる「モバイルオーダー限定、平日限定 チキンマックナゲット5ピース」クーポン(12月29日4時59分まで有効)も配信する。また、応募時に支払い方法で「モバイルオーダー」を選択すると応募口数が2口になり、当選確率が上がる。抽選結果の発表は、24日11時以降を予定する。

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アダストリア、「アロハテーブル」運営の飲食企業ゼットンを28億円で子会社化

 「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ニコアンド(NIKO AND…)」などを運営するアダストリアは、ハワイアンカフェ「アロハテーブル(ALOHA TABLE)」などを運営するゼットンを子会社化する。ゼットンが12月14日付で実施した第三者割当増資をアダストリアが引き受けると共に、TOB(株式公開買い付け)を行う。28億円を投じて株式の51%を上限に取得する。

 アダストリアは2017年10月に、グループ初の飲食事業会社としてアダストリアイートクリエーションズ(以下、AeC)を設立。21年5月にアダストリア社長に就任した木村治氏(AeC設立当時は常務)がAeCを率いてきた。AeCは国内外の有力飲食店をフランチャイズ運営しており、米カリフォルニア発のスムージー店「ジャンバ(JUMBA)」や「ザ シティ ベーカリー(THE CITY BAKERY)」などの店舗も運営している。ゼットンは1995年に名古屋で設立し、17年に飲食のDDホールディングスの子会社となっていたが、コロナ禍もあり資金繰りに窮していた。21年9月末時点のゼットンの店舗数は国内が65店、米ハワイなど海外が9店。

 アダストリアはゼットンの子会社化により、かねてから目指している「アパレルの枠を超えた、多様なライフスタイルの提案」(公開資料から)を強化する。例えば、ハワイアンカルチャーを打ち出したカフェである「アロハテーブル」では、アダストリアの生産背景を使ってオリジナルの食器や衣料品などを企画することで、ブランド価値を高める。ゼットンは会員登録者数1270万人のアダストリアの自社ECモール「ドットエスティ(.ST)」などを通じてプロモーションを行うことで、効率よく集客すると共に顧客化を目指すといったシナジーを描く。大型商業施設への出店交渉についても、国内に1378店を持つアダストリアの傘下になることで、賃料の面などで有利に働くと期待する。

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「WWDJAPAN 2021下半期ベストコスメ」 ボディーケア部門1位は「ディオール」や「デオコ」

  「WWDJAPAN 2021下半期ベストコスメ」を発表! 「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア・ECで2021年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップ「ボディーケア」部門の総合は、「ディオール(DIOR)」の“ミス ディオール ハンド ジェル”の数量限定品が首位を獲得。2位は、「サボン(SABON)」が躍進し“ボディスクラブ”がランクイン。ブランドの人気作にバイヤーは、「角質ケアができる定番の製品で、特にやさしい香りの“デリケートジャスミン”が人気」と話す。3位は、上半期に続いてランクインした「シャネル(CHANEL)」の“ラ クレーム マン”だった。

 新製品も「ディオール(DIOR)」が首位。“ミス ディオール ハンド ジェル”が獲得した。バイヤーの「デイリー使いで、人気の香りを楽しみながら手を保湿できる」の話からも保湿だけでなく、ハンドクリームにおける香りの重要性を改めて感じさせる結果だ。2位は、「ロクシタン(L’OCCITANE)」の“オスマンサス ハンドクリーム”。3位は、「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」の“ジェルネトワイアンプールレマン”でハンドケア製品に人気が集まった。

 バラエティー・ドラッグストア・ECの「ボディーケア」部門の総合1位は、「デオコ(DEOCO)」“薬用ボディクレンズ”に決まった。今回のヒットについて、バイヤーは「人気の高い定番品だが、新たにシャンプーが発売されたことで再注目された」と分析。2位に「ハウス オブ ローゼ(HOUSE OF ROSE)」の“ボディ スムーザーN。票の割れた3位は、「カウブランド(COW BRAND)」“赤箱ビューティクリーム”、「キュレル(CUREL)」“ローション”、「ニベア(NIVEA)」の“プレミアムボディミルクホワイトニング”、「ネイチャーリパブリック(NATURE REPUBLIC)」の“スージング&モイスチャーアロエゲル”、「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」の“ボムバストクリームリッチ”、「オルビス(ORBIS)」“クリアボディ スムースローション”の5製品が同率となった。

 新製品の首位は「ダイアン ビートゥルー(DIANE BE TRUE)」“ボディミルク リッチモイスチャー”。「90%以上の成分が天然由来で作られており、敏感肌の愛用者も多い」とバイヤーはコメント。2位は、総合3位の「カウブランド」の“赤箱ビューティクリーム)”、「ハウス オブ ローゼ」“ボディ スムーザー GA (青りんごの香り)”、「ミノン(MINON)」の“全身保湿ミルク”の3製品が同率。「カウブランド」は赤箱の香りボディークリーム。人気が不動のものや、高い知名度を誇るブランドのランクインはバラエティー・ドラッグストア・ECでも顕著だった。(価格は全て税込)





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「WWDJAPAN 2021下半期ベストコスメ」 リップ部門1位は「ディオール」や「ケイト」

 「WWDJAPAN 2021下半期ベストコスメ」を発表!「WWDJAPAN」は、 百貨店・セミセルフショップ、バラエティー・ドラッグストア・ECで2021年下半期(5~10月)に売れた製品を調査。この期間に発売された新製品(NEW PRODUCT)のベスト3と、新製品だけでなく既存品を含めた総合(HERO PRODUCT)のベスト3を紹介する。

 百貨店・セミセルフショップ「リップ」部門の総合1位は、「ディオール(DIOR)」の“ディオール アディクト リップ マキシマイザー”。バイヤーは「縦じわをなくし、ふっくらとした唇に導いてくれるとの声が多い」と話す。2位は、「シャネル(CHANEL)」の“ルージュ ココ ボーム”。3位は「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ウォーターステイン”だった。

 新製品も「ディオール(DIOR)」が首位を獲得し、“アディクト リップ グロウ”がランクイン。バイヤーの「マスクに付きにくく、トリートメント効果が高い」との言葉から、昨年から続くコロナ禍の影響が色濃く映し出されているのがわかる。2位は、「スック(SUQQU)」の“シアーマット リップスティック”。3位は「アディクション(ADDICTION)」の“ザ マット リップ リキッド”と国産ブランドの健闘が目を引いた。

 バラエティー・ドラッグストア・EC「リップ」部門の総合1位は、「ケイト(KATE)」の“リップモンスター(05)”。バイヤーは「マスクをしても落ちない口紅として話題だったことに加え、唇が乾燥しないことも多くの支持を得た」との見解を示す。2位は「ロムアンド(ROM&ND)」の“ジューシーラスティングティント(13)”。「オペラ(OPERA)」の“リップティント N(09テラコッタ)”と「リカフロッシュ(RICAFROSH)」の“ジューシィリブティント(06ルーブラウン)”が同率で3位だった。

 新製品の首位も「ケイト(KATE)」の“リップモンスター (05)”、そして「セザンヌ(CEZANNE)」の“ウォータリーティントリップ 05”だった。後者についてバイヤーは「濡れたような艶が持続するティントタイプのリップは今期も人気だった」とコメント。3位は「オペラ(OPERA)」“リップティント N (11フィグ)”、で、みずみずしい質感とカラーをキーとするアイテムが並ぶ結果となった。(価格は全て税込)






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ビーアットがナーディーズと組み1000万円の若手支援プロジェクト AAAやビンテージアクセサリーの期間限定店も

 ビーアット(東京、土井地博社長)は、ラフォーレ原宿6階に設けるコミュニティースペース「ビーアット スタジオ ハラジュク(BE AT STUDIO HARAJUKU)」で、年末に向けて複数のポップアップショップやイベントを開催する。

 12月18〜25日は、アパレルOEMのナーディーズ(NERDIES)と組んだイベントを行う。ナーディーズが総額1000万円分の製作費を支援し、若手デザイナー6組を販売までフルサポートするもので、“REVENGE OF APPAREL(原宿リベンジャーズ)”をテーマにした作品を発表するほか、これまでナーディーズが製作してきたサンプルも展示する。

 12月17日までは、パフォーマンスグループAAAのデビュー15周年を祝うポップアップショップを構える。AAAのドームツアー会場で販売するアイテムが「ビーアット スタジオ ハラジュク」にも並ぶ。AAAの“A”のグラフィックを使ったスエット(税込6500円)やTシャツ(5500円)、キャップ(3800円)、サコッシュ(3800円)、バンダナ(3500円)などをラインアップするほか、原宿限定でBE ATの頭文字“B”のグラフィックを使ったアイテムも販売する。

 12月17〜26日は、「エルメス(HERMES)」や「ティファニー(TIFFANY)」のビンテージアクセサリーを扱う「ナイス アンド スムース(NICE & SMOOTH)」のポップアップショップを開設する。“Different from Others”をコンセプトに「周りと違うもの、人とは被らないもの」を世界中から集めたといい、希少価値の高いゴールドのアクセサリーも並べる。

 ビーアットはビームスとデザイン会社フロウプラトウの合弁会社として2021年1月に始動。ビームスの得意とする“目利き力”や“カルチャーの創造”と、フロウプラトウの“実装力”や“リアルとオンラインを横断したクリエイティブ”という両社の武器を生かし、“これからの世界に相応しい全ての表現者が創造することによって生きていける社会”をコンセプトに掲げる。社長は、ビームスの経営企画室 グローバルアライアンス部 部長兼コミュニケーションディレクターの土井地博が務める。

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みちょぱが美ボディーを披露 インナーの「トゥシェ」からラクにくびれを実現する“ミューズメーカー”が登場

 グンゼのインナーウエアブランド「トゥシェ(TOUCHE)」は12月中旬、新シェイプウエア“ミューズメーカー”とみちょぱとコラボレーションした“ナイト”パジャマインナーを発売する。“ミューズメーカー”のキャンペーンビジュアルでは、それらを着用したみちょぱが2人重なり合うようにポージングして美ボディーを披露。“ナイト”のビジュアルでは、自然体のみちょぱが捉えられている。

 “ミューズメーカー”は、コロナ太りによる補正下着のニーズにこたえるラインで、ストレスフリーの着心地でありながら、ボディメイクができるのが特長だ。アイテムは、脇肉シェイプブラレット、くびれくっきりカップ付きキャミ、くびれくっきりショーツ、くびれくっきりロングガードルの4種類。くびれがくっきりできるパターンで切りっぱなしのレースを使用しているため、肌への食い込みが軽減され、楽にくびれを実現する。カラーはハニーベージュ、オレンジ、ブラックの3色で価格は,1980~3300円と手頃だ。

 “ナイト”パジャマインナーは、深めのVネックでバックはラウンドネックなので前後2ウェイで着用可能。袖口はくしゅくしゅのかわいらしいデザインだ。素材には保湿性の高いシアバター加工が施されている。カラーは、ロマンカーキー、スイートベージュ、ブラックの3色で価格は1980円。

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「シュプリーム」と「ザ・ノース・フェイス」がインパクト大の最新コラボコレクション

 「シュプリーム(SUPREME)」は、「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」とのコラボコレクションを12月18日に発売する。「シュプリーム」の公式オンラインストアと渋谷や原宿などにある旗艦店で販売し、「ザ・ノース・フェイス」では取り扱わない。

 両者のコラボは毎シーズンの定番で、2021-22年秋冬シーズンだけでも今回が2度目となる。アイテムは「ザ・ノース・フェイス」定番アウターのヌプシジャケットや、マウンテンジャケット、フリースジャケット、マウンテンパンツ、ヌプシトルーパー、6パネルキャップ、パッカブルのダウンスカーフ、バックパック、ボディーバッグ、ショルダーバッグ、寝袋の全11型を用意し、どれもブリーチ加工風のプリントを施したブルー&ホワイトと、ブラック&オレンジの2カラーをそろえる。ヌプシジャケットやヌプシトルーパー、ダウンスカーフには、防水ナイロンのシェルに700フィルダウンを詰め込んだ。その他のアイテムでも撥水性の高いポリエステルやリップストップなどの素材を用いているのが特徴だ。

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ドリス ヴァン ノッテンの新社長に、アクセル・ケラー前ジル サンダーCEOが就任

 ドリス ヴァン ノッテン(DRIES VAN NOTEN)は、新社長にアクセル・ケラー(Axel Keller)前ジル サンダー(JIL SANDER)最高経営責任者(CEO)を任命した。2020年1月に就任したものの、1年足らずで退任したマッテオ・デ・ローサ(Matteo De Rosa)前社長の後任となる。また新副社長には、同社に25年間勤めているサビーヌ・ファンディーノ・フィノー(Sabine Fandino Fineau)氏が就任した。

 ケラー新社長は、バレンシアガ(BALENCIAGA)で14年間、メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)で13年間、コマーシャル・ディレクターを務めた後、18年2月にジル サンダーに入社。同年10月にコマーシャル・ディレクターからCEOに昇進した。

 なお、ドリス ヴァン ノッテンの社長職は、18年6月にプーチ(PUIG)傘下に入って以降、ビジネス面での初の戦略的な動きとして設けられたポジション。創業デザイナーのドリス・ヴァン・ノッテン(Dries Van Noten)は引き続き、同社の少数株主であるとともに、チーフ・クリエイティブ・オフィサー兼会長を務める。

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コスパ勝負からの脱却 「ザ・スーツカンパニー」が“量より質”の戦略転換

 紳士服大手の青山商事は、20〜30代向け業態「ザ・スーツカンパニー(THE SUIT COMPANY、以下TSC)」の店舗・商品戦略を大きく転換する。コロナ禍でビジネススーツ需要が減少する中、デジタルツールの導入で店舗運営を効率化し、面積を縮小。商品面では“量より質”を掲げ、オーダースーツや生活者の声を反映した企画を強化し、多様化・個別化するビジネスウエアニーズの取り込みを図る。

 同社は10月、「TSC」新宿本店をブランド複合型業態「TSCスクエア」としてリニューアルオープンした。「大量の在庫を抱え、それを売り減らすという商売は限界。デジタルを駆使し、在庫を多く抱えずとも、お客さまに不自由なくお買い物を楽しんでいただける仕組みを作る」と河野克彦TSC事業本部長。

 売り場は、改装前の約250坪から約140坪へ。店舗面積を縮小することで、出店のハードルが下がり、運営効率も改善する。「TSCスクエア」はこの考えを反映した改装第1号案件となる。これをモデルケースに、都心店から段階的に店舗の中身を入れ替える。全店の平均売り場面積は約150坪だが、これを60〜100坪程度まで圧縮する。

 売り場を縮小した分はデジタルで補完する。「TSCスクエア」で導入する「デジラボ試着室」では、サイネージを操作してEC含む全店在庫から商品を選択し、その場でサンプルを試着することでサイズ確認が可能。購入した商品は自宅に配送されるため、取りに行く手間も不要だ。

 オーダースーツ業態の「ユニバーサルランゲージ メジャーズ(UNIVERSAL LANGUAGE MEASURE’S)」の売り場も設けた。2016年のスタート以来、30〜50代が支持層だったが、「コロナ禍でスーツを着る機会が減った分、若いビジネスパーソンの間でもハレ着としてオーダースーツ需要が高まっている」という。「TSCスクエア」のオープンと合わせてウィメンズスーツのオーダーも新たにスタートした。

 価格は4万2900円〜。「クオリティーを勘案すれば(同業他社と比較しても)かなりリーズナブルに抑えている。スーツ量販で培ってきた生地の調達網や、お客さまの声をもとに修正を重ねてきたゲージサンプルの精度も高く、品質には一定の評価を頂いている」と手応えを口にする。同業態は「TSCスクエア」を含め全国に22拠点。フィッターを同年代の若手に配置転換することで、世代特有のニーズや悩みに寄り添った接客を強化する。

 また、自宅や職場にいながらフィッターの採寸が受けられる「出張オーダーサービス」もコロナ禍でスタートした。出張費など追加料金はかからない。利用は法人が多くを占めるが、今後は個人客の開拓にも力を入れるという。

リアルな声を元にした商品開発

 働く男女の声を反映した商品開発にも取り組む。青山商事はこのほど、Tポイント・ジャパン(東京、北村和彦社長)、CCCマーケティング(同)と協業し、オン・オフ兼用ライン“ボーダレススタイル”(ウィメンズ4型、メンズ4型)を企画。「TSCスクエア」のリニューアルと合わせ、同店含む一部店舗で販売している。

 商品企画に当たって、CCCグループが運営するコミュニティープラットフォーム「ブラボ(BLABO)」を通じ、ビジネスパーソンの意見を募集した(「ブラボ」は企業の投げ掛けたお題に対して誰でも自由にリアクションができる。JR東日本やキリンなど大手企業も参画している)。そこで吸い上げた「オンライン会議での服装に困る」「オンオフ兼用ウエアがほしい」といったさまざまなニーズを生かした。

 ラインアップは女性向けがセットアップ、ワンピース、トレンチコート。セットアップは、カジュアルシーンにも使い回ししたいという要望に応えてジャケット(2万900円)の襟は取り外しが可能で、パンツ(1万790円)の丈はスナップボタンで調整が可能。ワンピース(1万780円)は総柄と無地のリバーシブル仕様。トレンチコート(2万900円)はショートコート、ロングジレ、中綿ベストに分解して使える。男性向けセットアップのジャケットは襟がデタッチャブルで、自転車通勤にも対応できるよう防シワ加工、ウオッシャブル機能を施したものもある(ジャケット2万900〜2万5300円、パンツ1万780〜1万2100円)。

立地戦略だけでは「通用しない」
ビジネスパーソンに歩み寄る

 青山商事の「洋服の青山」は1980年代、百貨店の紳士服よりも安価なスーツを武器に「カテゴリーキラー」として郊外ロードサイドに店舗網を広げた。その後若年層のビジネスマンをターゲットとして00年に立ち上げたのが「TSC」。都心の駅近くやショッピングセンターの大型区画などに出店してきた。だが近年は働き方と服装が多様化、EC販売も台頭する中で苦戦を強いられていた。

 そこに新型コロナが襲来。「もはや車通りの多いロードサイドであろうが、駅周辺の一等地であろうが、立地の集客力に頼っていては生き残れない。ツープライススーツ(2万円〜3万円台のスーツ)を売るだけの商売もジリ貧だ。お客さまを待ち構えるだけでなく、来店動機となる仕掛けを打ち出し、自らビジネスパーソンに歩み寄っていく必要がある」と河野本部長。「スーツ量販で培ってきた生産背景やスピード感を、新時代のビジネスウエアを作る原動力にしていきたい」。

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シャネルの新グローバルCEOにユニリーバの人事部トップが就任

 シャネル(CHANEL)は2022年1月末付で、リーナ・ネアー(Leena Nair)=ユニリーバ(UNILEVER)チーフ・ヒューマン・リソース・オフィサー(CHRO)を新たなグローバル最高経営責任者(CEO)に任命した。これに伴い、現在同職を務めるアラン・ヴェルタイマー(Alain Wertheimer)共同オーナーはグローバル・エグゼクティブ・チェアに就任する。

 ネアーCHROはユニリーバで30年以上のキャリアを持ち、16年に同社初の女性CHROに抜擢された。1992年に同社のインド法人に入社し、2006年にはインド法人の人事部を統括するマネジャーに就任。ユニリーバではダイバーシティ&インクルージョン(D&I)をけん引し、シャネルでも同様の功績を残すことが期待される。アラン・ジョープ(Alan Jope)=ユニリーバCEOは彼女について「CHROとしてイクオリティー(平等性)やダイバーシティ(多様性)、インクルージョン(包括性)を推し進め、社内のリーダーを育ててきた。パーパスドリブンなわれわれのビジネスに大きく貢献した」と評価する。

 調査会社のバーンスタイン(BERSTEIN)のルカ・ソルカ(Luca Solca)=シニア リサーチ アナリストは「シャネルは長年、日用消費財企業のトップを迎え入れてきた。ユニリーバやプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE 以下、P&G)は優秀なマネジメント人材が在籍し、ラグジュアリー企業に転身するケースが多い。P&G出身で現在LVMHモエヘネシー・ルイヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)のグループ・マネジング・ディレクターを務めるアントニオ・ベローニ(Antonio Belloni)や同じくP&G出身で現在エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)のファブリツィオ・フリーダ(Fabrizio Freda)社長兼CEOらがその例だ」とコメント。

 一方、ヴェルタイマーCEOは16年から、モーリーン・シケ(Maureen Chiquet)前グローバルCEOの後任としてシャネルのトップを率いてきた。なお、ユニリーバではネアーCHROの後任は発表されていない。

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「サステナは関心がある・ないではなく“やらなければいけない”にシフトしている」 ファッションロー弁護士×実務家がサステナビリティに向き合う企業をサポート

 三村小松山縣法律事務所の“ファッションロー・ユニット”は11月、「CFCL」のチーフ・サステナビリティ&ストラテジー・オフィサーを務める岡田康介氏とタッグを組み、サステナビリティに向き合う企業を実務とリーガルの双方からサポートする取り組みを始めた。

 「何から手を付ければいいかわからない」という企業が多い中で、「そうは言っていられないフェーズに来ている」と話すのは、ファッション業界の法律問題に特化したリーガルサービスを提供する“ファッションロー・ユニット”のメンバー、小松隼也弁護士と海老澤美幸弁護士だ。

 「これまでも、児童労働の禁止やセクシャルハラスメントの禁止といった“努力義務”は存在しましたが、ここ1~2年で内容はより細かく具体的になり、“守るべき義務”として契約書の中に盛り込まれるようになりました。こうした規定が盛り込まれた契約書にサインすれば、違反した際に賠償問題に発展する可能性もあります」と海老澤弁護士は説明する。これまでは、対象範囲が自社や下請け企業程度だったのが、サプライチェーンの末端まで広がったり、第三者機関による監査をいつでも受け入れなければいけないといった規定が契約書の中に盛り込まれるようになったという。

 日本企業の担当者にとっては言語の壁も高いハードルになっていると小松弁護士は指摘する。「英語で書かれている上に内容も細かいので、かなり分厚い契約書が届きます。細かすぎる内容にどう対応したら良いか分からないという相談もありますが、サステナビリティの文脈では、『そもそも何が書いてあるのか分からない』という相談も多いです。内容をきちんと読まずにサインしてしまう企業が多く、契約交渉時に日本企業側が内容を変更・修正するようアプローチすることもほとんどありません」。

 守れない内容が盛り込まれた契約に合意したからといって、直ちに何かが起きるわけではないが、違反した際のダメージは大きいと小松弁護士は説明する。「例えば違反した内容によっては世間で話題となり、不買運動につながり、大きな損失が出ることもあり得ます。契約時に“違反したら何が起きるか”ということまで考えられる企業は多くありません」。

 そうしたトラブルが起きれば、訴訟に発展するリスクも当然高まる。「環境関係の訴訟は2019年までに世界で1200件程起きていると報じられています」と岡田氏は話す。「上場企業が責められることが多いですが、非上場企業はどうなんだという話も出ています。そうした状況から考えると、日本でもいつ訴訟が起きてもおかしくない状態になっています」。

 「『やりたい』とか『興味がある』ではなくて、『やらなければいけない』にシフトしている」と小松弁護士が話すとおり、企業同士の“契約”になった時点でサステナブルに関心がなくても経営リスクが発生するという点では、すべての企業が等しく向き合わなければいけない問題になっていると言えるだろう。

 にもかかわらず、日本のファッション業界では「契約内容が分からない」という段階で足踏みしている企業がマジョリティだ。小松弁護士、海老澤弁護士、そして岡田氏の話を聞くと、契約書の中身が分からなくてもビジネスを止めることはできず、自社の基準に合わない内容や、到底守れないような内容に合意してしまうことで、自分たちで自分たちの首を絞めているケースが多い印象を受けた。そんな日本企業を短期的、中期的、そして長期的な3段階のステップでサポートするのが今回の取り組みの目的だという。

 個別の取引時に弁護士が契約書をチェックして交渉や助言を行うのが短期的なサポートだとすると、場当たり的な対応を行うのではなく、企業が自走するための体制づくりを助言するのが中期的サポートに当たる。「一度にすべての企業がサステナビリティに対応することは現実的ではないので、まずはファッションロー・ユニットに相談に来た人・企業から対応していきましょうと促しています。やる気のある人たちから始めていくことで、そのあとに続く企業も増えてくるでしょう」と岡田氏は話す。また、「弁護士は、『契約書の内容に違反してはいけません』ということは指摘できますが、実際にどの程度だと違反になるのかという判断は専門的な知識が必要になるため、弁護士だけで判断することは難しい。そんなときには岡田さんと連携して対応しています」と小松弁護士が説明するように、実際の取引対応についてもファッションロー・ユニットと岡田氏がタッグを組んでサポートする体制を構築している。

 目先の取引に対応する短期的なサポートと企業の自走を助ける中期的なサポートを行いつつ、業界全体の取り組みを活性化させるのが長期的なサポートだ。「契約書の内容をよく読まずに判をついている企業が大半、というのが日本の現状です。リスクを知り、危機感を持ってもらうための啓蒙活動はやらなければいけないことの1つです。また、相談に来てくれた企業との対話を通じて、実際の取引でどういったことが求められるのかという事例集めを続け、各企業が共通で対応できることがあるなら、アライアンスを組むなど、業界全体で対応していけるように働きかけを行わないといけないと考えています」と海老澤弁護士は説明する。

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30周年を迎えた芦田多恵デザイナーに、学生から30の質問

 芦田多恵デザイナーがコレクションデビュー30周年を迎えた。1991年に「ミスアシダ(MISS ASHIDA)」で初のコレクションを披露し、2012年に「タエ アシダ(TAE ASHIDA)」をスタート。18年には故・芦田純デザイナーから「ジュン アシダ(JUN ASHIDA)」を受け継いだ。いずれのブランドも、上質な素材と手仕事を生かした加工、時代の空気を反映したクリエイションを続けている。

 そんな芦田デザイナーのパーソナリティーに迫るべく、都内の大学でファッションサークルに所属する学生4人が、インタビューを敢行した。好きな食べ物から尊敬するクリエイター、父親との関係、今後のアドバイスまで、等身大な30の質問をぶつけた。

―「タエアシダ」は来年で30周年を迎えます。当初から長く続けるつもりでしたか?

芦田多恵デザイナー(以下、芦田):そんなつもりはなかったです。私、目の前のハードルを飛び越えることに必死で、10年後の自分とかブランドとかを一切考えられないので(笑)。

―10月には、「タエアシダ」2022年春夏コレクションをリアルショーで披露しました。どんな思いでリアルショーに挑んだのでしょう?

芦田:世の中にファッションのパワーを再確認してほしい。その使命感で突き進みました。

―当日の感想は?

芦田:本当に楽しかった。私だけじゃなく、ヘアメイクやモデルたちもテンション上がりっ放し。いつもはクールな販売責任者もボロ泣きでした。ここまでの感動はデジタルではまだ生み出せません。

―ショーでのこだわりは?

芦田:一番はモデル。本当に体がきれいで、ちゃんと歩ける人は実はかなり少ない。オーディションは業界でもかなり厳しい方だと思います。

―デジタルコレクションのフル3D映像や複製のアイデアなどはどこから生まれるのでしょうか?

芦田:「こんな感じで撮りたい」と漠然と話していたら、それに適したスタッフやアーティストとご縁があって、広がっていく感じです。

―新しい技術に抵抗はありませんか?

芦田:全くないです。自分でコントロールすると想定内のものしかできないから、むしろ知らない技術やクリエイターとやる方が面白いでしょう?

自分の言葉で説明できないなら
その作品の価値は半分になる

―デザインのインスピレーション源は?

芦田:日常の全て。「このデザインはここから採用しました」と明確に言えるものはあまりないです。それもできるけど、つまらないし。今、皆さんとお話していることも、何かと重なって、クリエイションにつながります。

―お仕事で行き詰まったとき、どうやってリフレッシュしていますか?

芦田:違うデザインをしたり、思い切って気分転換したり。そのまま続けても、間違った選択を続けてしまうだけです。

―1シーズンに試作も含めてどれくらいデザインしていますか?

芦田:最終的に発表するコレクションの3倍はデザインしています。最近はiPadで描いていて、違うと思ったらすぐに削除しちゃうから、正確には分かりませんけど。

―iPadなのですね。

芦田:年上のアーティストがiPadで絵を描き始めたと聞いて、すごく衝撃を受けて。コロナでステイホームしているうちにマスターしました。

―「ジュンアシダ」と「タエアシダ」はデザインの手法にどんな違いがありますか?

芦田:全然違います。「タエアシダ」はでき上がったデザインに対して、「これはなんだろう」と問いかけながら、ゴールを模索します。一方で「ジュンアシダ」は、デザインチームから上がって来たものを第三者的に判断するから、「これはもっとドレッシーな素材でやるべき」「これはこの色がいい」と自分でも驚くほどクリアに進んでいきます。

―近年はメンズウエアにも挑戦しています。ウィメンズと違う面白さはありますか?

芦田:メンズを手掛けて6シーズン目にして、一つ大きな発見がありました。女性は「きれい」「かわいい」があれば、理屈はいらない。でも男性はそれだけじゃダメで、なぜそうなったのかという理屈や、背景の説明が必要なんです。突き詰めれば生態の違い。こういった気づきが楽しいです。

―男女の違いで言えば、私たちのサークルには男性部員も多く、パンフレットの進行などでレイアウトの説明を求められることもあります。理屈なしで作った場合、どう回答すればよいでしょうか?

芦田:「自分で作ったものを自分の言葉で説明できないなら、その作品の価値は半分だと思いなさい」――私がアメリカの大学でよく言われた言葉です。アーティストは自分の感覚で作品を作るし、アーティスト同士なら分かりあえるかもしれない。でも、世の中はそうじゃない。クリエイティブマインドでない人に、自分の言葉で説明して伝えるというプロセスがとても重要です。細部まで理由をつける必要はないけど、コンセプトだけは自分の言葉で伝える。これを意識して、説明する癖をつければ、自然と身につきますよ。

意外にも
「あんまりオートクチュールはやっていません」

―「タエ アシダ」のメンバーは何人いますか?

芦田:アシスタントが2人で、その下に数人のスタッフ、ほかに製図と縫製の担当者がそれぞれ20〜30人です。「ジュン アシダ」は私がクリエイティブディレクターで、 4〜5人くらいのデザインチームを統括しています。

―パターンは自分で引くのでしょうか?

芦田:引きません。でも、パターンを踏まえてデザインしています。服を学んだ美術大学(米ロードアイランド造形大学)のカリキュラムが、デザインだけでなくスカートからオーバーコートまでパターンも習得する内容だったから、頭に入っています。

―芦田デザイナーにとって黒はどんな色?どんなときに使いたくなりますか?

芦田:その人がむき出しになり、デザインが際立つ色。クリエイティブなものを作りたいときに使います。

―「タエアシダ」はどんな人に着てほしいですか?

芦田:洋服のみならず、ライフスタイルに軸を持っている人に着てもらいたいです。あとは、社会で活躍する都会的な女性にも支持されたらうれしいですね。

―オートクチュールの面白さはなんですか?

芦田:実はあんまりオートクチュールはやっていません。父も、“高級服といえばオートクチュール”の時代に、「理想的な体型をイメージした洋服に、その人の体を入れた方が美しいのでは」という発想で高級な既製服を作りました。私も同じです。クチュールの技術者もいますし、たまに作りますが、基本はプレタです。

―アパレルで働く中で大切にしていることは?

芦田:ものづくりかな。産業だから、利益を上げるとか、大量に作って安価にするとか、いろいろな戦略もありますが、私たちはやりません。

―サステナビリティな取り組みはしていますか?

芦田:いいものを無駄なく作り、できるだけ値段を抑える。この基本姿勢を続けていくことが一番だと思っています。ほかに、具体的な数値目標の掲出や、洋服を回収する仕組み作りも進めています。

―Z世代に向けてやりたい企画は?

芦田:Z世代の人って、日本をすごい国だと思っていないと思う。でも私たちバブル世代は、 “ジャパンイズナンバーワン”の気持ちで育ってきた。順位はどうでもから、日本は今もいい国で、ものづくりも素晴らしいというメッセージを届けたいです。

―好きな食べ物はなんですか?

芦田:基本何でも食べます。和洋中全部好き。でも、「今後それしか食べられない」と言われたらパンとチーズを選ぶかな。

―毎日欠かさないルーティンは?

芦田:メディテーション。コロナになってから、毎朝20分くらいやっています。正直、“無になる”とかよく分かんないし、雑念だらけ(笑)。ただ、頭の中の状態がよく分かるのがいい。

―尊敬するデザイナーやクリエイターは?

芦田:父はもちろん、クリスチャン・ラクロワ(Christian Lacroix)とイブ・サン=ローラン(Yves Saint-Laurent)もすごく好きです。ラクロワはまず、絵が天才的にうまい。彼とわが家は深い関係があって、彼が20代で無名のころ、トレンドを日本に持ってくる仕事をお願いしていました。次はこういう色が来る、シルエットはこんな感じ、とか。そのムードを伝えるため、自分で絵を描いてくれていて、それが本当に素晴らしかった。私はデビュー前に2回彼の元で研修もさせてもらって、今でもいい関係です。

 サンローランは、もはや説明不要。世の中には、時代を一歩先、半歩先に進める使命を持った人がいる。彼はその使命を持っていました。

―憧れの女性像は?

芦田:自分のキャリアと社会貢献のバランスが取れていることかな。あとは、どんなライフステージでも、自分に対する美意識を持ち続ける人がやっぱり素敵だと思う。

―80年代や90年代はSNSやネットがなく、能動的な情報収集が普通でした。個人的に、今よりもおしゃれな人が多かったと思うのですが、芦田デザイナーはどう考えますか?

芦田:私はむしろ今の方がおしゃれだと思います。80年代、90年代は「これがトレンド」というアイテムをこぞって身につけて、みんな同じ格好をしていた。今は選択肢が広がって、自分の好きなものを、自分のセンスでコーディネートしています。ただ、薄味にはなったかも。でもそれが悪いことではなく、そういう時代なのでしょうね。

―幼い頃からファッションデザイナーを夢見ていたのでしょうか?

芦田:夢見るというか、“なるもの”だと思っていました。私は姉と二人姉妹で、姉はものづくりが大嫌い。私は絵を描くのが大好き。だから私がデザイナーになるんだなって。同級生からも「タエちゃんはデザイナーになるもんね」って言われていました(笑)。

―他の道に興味がわいたことはありませんでしたか?

芦田:写真に興味を持ったことがあります。アメリカの大学でフォトグラフィーの授業を受けて、すごく楽しかった。しかも父の友人で写真界の巨匠に自分の作品を見せたら、絶賛してくれて。「デザインよりも写真に進むべきかも」とさえ思いましたが、次の作品を見せると「前の方が良かった」とあっさり言われて、踏ん切りがつきました。

―日本と海外のファッション業界の違いは?

芦田:日本は新しい人を見出すことに特化している。ファッションはビジネスだから、インキュベーションはとっても重要。でも、長くファッションに携わっている人にも目を向けないと、上っ面な産業になっちゃう。そのバランス感覚が必要かもしれません。

―故・芦田淳デザイナーはどんな父親でしたか?

芦田:すごく子煩悩な人だった。私が中学でバスケ部に入りたいと言ったら、「土日に試合があるでしょ?土日しか一緒にいられないのに、そんな部活はダメだ!」と言われたくらい(笑)。

―デザイナーとしては?

芦田:本当に不思議な人でした。30代前半で皇室の専属デザイナーになり、80歳までものづくりがほとんど変わらなかった。動物的な勘が働いて、いろんなことが最初から分かっていたのかな。

「昔がよかった」は一度もない
毎回“楽しい”を更新し続ける

―30年間で最も印象に残っているコレクションはなんですか?

芦田:「ミスアシダ(MISS ASHIDA)」の1996年春夏コレクションです。“お見合い服”として知られるスイートなブランドで、91年に父からデザインを受け継ぎました。ずっと同じイメージでデザインしていましたが、ある日、「父の真似事で洋服を作るのはもういいや」と、アニマル柄を多用したワイルドなコレクションにしちゃいました。賛否両論があり、離れるお客さまもいたけれど、ブランドを新しく知ってくれたり、「いいじゃん、こういうの」と支持する人も多かった。それ以降、“作りたいものを作る”というマインドで、今もデザインを続けています。

―30年間で辞めようと思った時期はありましたか?

芦田:ありません。そもそも、辞めるタイミングがない(笑)。コレクションが終わった次の日には来季の生地を探し始めますから。ものづくりはもちろん辛いけど、最近はその苦しみも楽しめるようになってきた。父は最後の10年くらい、「生みの苦しみがなくなった。楽しくてしかたない」と言っていました。今はそれを目指しています。

―最も楽しかったコレクションは?

芦田:最新の22年春夏コレクションですね。「昔がよかった」と思うことは一度もなく、毎回“楽しい”を更新し続けています。

―チャレンジングな姿勢を保つ秘訣は?

芦田:「これが必要」と確信したときらすぐにやること。昨年は、ラウンジウエアやホームウエアなどに特化した新ブランドを3つ立ち上げたし、メンズウエアも「今シーズンからやります」って宣言して、勉強しながら仕上げました。いつかやろうじゃ絶対にやらないし、火事場の馬鹿力が必要なんです。

―今後チャレンジしたいことは?

芦田:まだ降りて来てません。降りて来てたら、すでにやってます(笑)。

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資生堂「エリクシール」の朝用乳液の容量不足が判明 特製サンプルで対応

 資生堂は12月15日、スキンケアブランド「エリクシール(ELIXIR)」の朝用乳液“エリクシール シュペリエル デーケアレボリューション T+”の内容量が約4mL不足していると判明したため、購入者に対し特製サンプル(5mL×2)を送付すると発表した。

 同社によると、同製品の表示容量35mLに対して内容量が約4mL不足していたという。原因は開発最終段階での内容量の数値の入力ミスによるもの。販売期間は2018年10月21日~21年12月14日。専用窓口を設け、期間中の購入者に対して特製サンプルを送付する。

 今後は、今回の原因を分析し開発プロセスや人材教育等を徹底的に見直し、再発防止に取り組むとしている。

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「ラコステ」がオンラインギャラリーをオープン! 2000円台から買えるアートの全収益を寄付

 「ラコステ(LACOSTE)」は12月7日(日本では12月13日)、「機会均等」を使命とした新たな取り組みとして「ラコステギャラリー」をオープンする。第1弾として45点のプリントアーカイブ作品をオンライン上のバーチャルギャラリーで展示販売。収益の全てをラコステ財団の提携団体へと寄付する。

 ラコステ財団は、2006年の設立以来、スポーツと教育を組み合わせた200件のプロジェクトを延べ22カ国50の地元団体と実施。社会的に不利な立場にいる若者や障がいのある若者10万人以上を支援し、社会的および職業的統合、さらに地域社会における生活の向上を目指してきた。「ラコステギャラリー」は、同社が21年春からグローバルで掲げるCSRビジョン「持続可能なエレガンス(Durable Elegance)」に沿った、ラコステ財団の取り組みの一環として始動する。

 美術館を巡るようにアート鑑賞ができる没入型のバーチャルギャラリーでは、1.キャンペーンのビンテージポスター 2.初代ブランドロゴをデザインしたロベール・ジョルジュ(Robert George)のグラフィック 3.「ラコステ」ファミリーの写真 4.ブランドコードを連想させるイラスト、といった4つのカテゴリーで作品をラインアップ。ブランドのコアである“ファッション×スポーツ”を象徴する作品を、17.50ユーロ(約2200円)から購入することができる。

 アートのオンライン販売という新たな取り組みから、同社所有のアート作品に興味を持つコレクターのニーズにも応えていく方針。作品は定期的に更新し、今後は未発表作品も販売予定だ。

 ラコステ財団の実行委員会メンバーでもある、キャサリン・スピンドラー(Catherine Spindler)最高責任者は「象徴的なアート作品をこれまでにない手法で多くの人に楽しんでいただきつつ、顧客とラコステ財団の使命を結び付けることができることをうれしく思う」とコメントする。

問い合わせ先
ラコステお客様センター
0120-37-0202

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サステナビリティでファッションの夢が広がる! 「今週の特集お届け隊」2021年12月13日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年12月13日号からの抜粋です)

廣田:11月24日のサステナビリティサミットは、レアな組み合わせが実現して意義のあるセッションになり、紙面にしても読み応えがあるね。それにしても当日は、LAのドレスX(DRESS X)の2人がリハーサルに現れなくて、本当にハラハラしたよね。

木村:時差もありますし、プライベートの連絡先なども聞いていたにもかかわらず、どうにもつながらなくて。本当に焦りましたが、無事本番に登場してくれてよかったです。サステナビリティから始まった取り組みでしたが、デジタルファッションがサイズや年齢を超越して楽しめるというのは、いろんな人が共感できるフレーズでしたね。

廣田:「メタバースとユニバースは共存できる」とか、名言が多かったよね。私は美術館にあるアーカイブもデジタル化しているというのを聞いて、時代も超越していくんだろうなと考えたよ。博物館に展示されているような「うわー!」と感動した服を着られる日が来るかもしれない。夢が広がるよね。

木村:本当ですね。教育の側面からもすごく可能性がありそうです。私は「Z世代の奇譚のない意見を大人にブツけたい」というところから、佐座(槙苗)さんと資生堂の大山(志保里)さん、H&Mジャパンの山浦(誉史)さんのセッションを企画したのですが、佐座さんが台本から外れて、思いのタケを語り始めて。ここでもハラハラしましたが、結果的に「一番やりたかったことはこういうことだった」というものになりました。まだサステナビリティについて半信半疑な人たちに、何か化学反応が起こるといいなと思いました。

廣田:佐座さんは熱量がとても高くて、自分の役割が分かっているよね。私はマッシュルームレザーについてのセッションで「ダブレット(DOUBLET)」の井野(将之)さんの、今まで使ったことのない素材に果敢に攻めていく感じが素敵だなと思った。「使いやすい、使いにくいじゃなくて、使い慣れていないだけ」という言葉にも納得したな。サステナブルでありつつ、ファッションがより楽しめる感じはとてもいいよね。

木村:そうですね。特にデジタルファッションについては、もっと掘り下げたら面白そうです。今度特集してみたいです!

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サステナビリティでファッションの夢が広がる! 「今週の特集お届け隊」2021年12月13日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2021年12月13日号からの抜粋です)

廣田:11月24日のサステナビリティサミットは、レアな組み合わせが実現して意義のあるセッションになり、紙面にしても読み応えがあるね。それにしても当日は、LAのドレスX(DRESS X)の2人がリハーサルに現れなくて、本当にハラハラしたよね。

木村:時差もありますし、プライベートの連絡先なども聞いていたにもかかわらず、どうにもつながらなくて。本当に焦りましたが、無事本番に登場してくれてよかったです。サステナビリティから始まった取り組みでしたが、デジタルファッションがサイズや年齢を超越して楽しめるというのは、いろんな人が共感できるフレーズでしたね。

廣田:「メタバースとユニバースは共存できる」とか、名言が多かったよね。私は美術館にあるアーカイブもデジタル化しているというのを聞いて、時代も超越していくんだろうなと考えたよ。博物館に展示されているような「うわー!」と感動した服を着られる日が来るかもしれない。夢が広がるよね。

木村:本当ですね。教育の側面からもすごく可能性がありそうです。私は「Z世代の奇譚のない意見を大人にブツけたい」というところから、佐座(槙苗)さんと資生堂の大山(志保里)さん、H&Mジャパンの山浦(誉史)さんのセッションを企画したのですが、佐座さんが台本から外れて、思いのタケを語り始めて。ここでもハラハラしましたが、結果的に「一番やりたかったことはこういうことだった」というものになりました。まだサステナビリティについて半信半疑な人たちに、何か化学反応が起こるといいなと思いました。

廣田:佐座さんは熱量がとても高くて、自分の役割が分かっているよね。私はマッシュルームレザーについてのセッションで「ダブレット(DOUBLET)」の井野(将之)さんの、今まで使ったことのない素材に果敢に攻めていく感じが素敵だなと思った。「使いやすい、使いにくいじゃなくて、使い慣れていないだけ」という言葉にも納得したな。サステナブルでありつつ、ファッションがより楽しめる感じはとてもいいよね。

木村:そうですね。特にデジタルファッションについては、もっと掘り下げたら面白そうです。今度特集してみたいです!

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「大阪王」って、もしかして「大阪王○」のパクリ? 実は老舗の関西3大餃子チェーン

 過去にはミシュランガイドに掲載されたことがある関西ローカルの餃子チェーン「大阪王」をご存知だろうか。店舗数はテイクアウト専門店を含めて12店舗と規模では2強に圧倒的な差をつけられているが、「餃子の王将」「大阪王将」に加えて、「3大餃子チェーン」と呼ぶことがあるくらい、地元ファンからは愛されている。そんな「大阪王」が、今ちょっと面白いことになっている。
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