「エミリー、パリへ行く」シーズン2のファッションを米「WWD」が辛口評価 着用アイテムの検索数は急増

 ネットフリックス(NETFLIX)は、ドラマ「エミリー、パリへ行く(Emily in Paris)」のシーズン2を12月22日から配信している。「セックス・アンド・ザ・シティ(Sex and the City)」を手掛けたダーレン・スター(Darren Star)監督とスタイリストのパトリシア・フィールド(Patricia Field)が再びタッグを組んだシーズン1はファッション的に多くの議論を巻き起こしたが、シーズン2でも同ドラマのファッションは引き続き注目の的のようだ。

 ファッションECのポータルサイト、「ショップスタイル(ShopStyle)」によれば、同ドラマのキャラクターが着用したアイテムの検索数がシーズン2配信開始から24時間もしないうちに急上昇したという。

 同サイトによれば、例えばリリー・コリンズ(Lily Collins)演じるエミリー・クーパー(Emily Cooper)が着用したベレー帽をキーワードにした検索数は配信前と比較して43%増えたという。マリンボーダーのニット、ギンガムチェックのテイラードジャケットとバケットハットはそれぞれ42%増。赤いドレスの検索数は41%増え、ニーハイブーツは37%増えた。また、エミリーが劇中で頻繁に着用しているブランド「ディオール(DIOR)」のインターネットの検索数は40%増えた。

 シーズン2ではマリリン・フィトゥシ(Marylin Fitoussi)が衣装を手掛け、パトリシア・フィールドは衣装コンサルトとして関わっているが、引き続きプリントと色を多用したエミリーのファッションは健在だ。特にヘッドピースは、エミリーのシグニチャーアイテムとしてイエローのベレー帽、白と黒のバケットハット、チェックのバケットハット、ヘッドスカーフ、カチューシャなどあらゆる形で登場。大きなサングラスや全身単色コーデ、グローブもエミリーのお気に入りのファッションのようだ。ここでは米「WWD」による、ウィットと皮肉に富んだエミリーのシーズン2のファッション評を紹介する。

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ストライプ「ホテル コエ」が1月末閉館 コロナで訪日客激減、4年で幕

 ストライプインターナショナルは28日、渋谷で運営する「ホテル コエ トーキョー」を2022年1月末で閉館すると発表した。1階の飲食店「ホテル コエ ベーカリー」、2階のアパレルショップ「コエ 渋谷」の営業も終了する。

 同施設は2018年2月にオープン。渋谷の公園通りの渋谷パルコの隣に、ホテル、飲食店、 アパレルショップを併設するかたちで、同社のブランド「コエ(KOE)」の衣食住の世界観を国内外に発信する拠点として営業していた。ホテルは10室と小規模ながら、デザインに趣向を凝らした高級ホテルとして、開業時の室料はスタンダードが3万6000円〜、ミディアムが8万5000円〜、ラージが11万円〜、エキストララージが25万円〜で営業していた。1階はさまざまな企業やブランドのイベントでも使われていた。

 だが、コロナ禍によってインバウンド(訪日客)を見込んでいた宿泊施設は苦戦を強いられていた。同社では「(コロナなどの影響を鑑み)今後における事業の成長戦略を見直した結果」と説明している。

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ストライプ「ホテル コエ」が1月末閉館 コロナで訪日客激減、4年で幕

 ストライプインターナショナルは28日、渋谷で運営する「ホテル コエ トーキョー」を2022年1月末で閉館すると発表した。1階の飲食店「ホテル コエ ベーカリー」、2階のアパレルショップ「コエ 渋谷」の営業も終了する。

 同施設は2018年2月にオープン。渋谷の公園通りの渋谷パルコの隣に、ホテル、飲食店、 アパレルショップを併設するかたちで、同社のブランド「コエ(KOE)」の衣食住の世界観を国内外に発信する拠点として営業していた。ホテルは10室と小規模ながら、デザインに趣向を凝らした高級ホテルとして、開業時の室料はスタンダードが3万6000円〜、ミディアムが8万5000円〜、ラージが11万円〜、エキストララージが25万円〜で営業していた。1階はさまざまな企業やブランドのイベントでも使われていた。

 だが、コロナ禍によってインバウンド(訪日客)を見込んでいた宿泊施設は苦戦を強いられていた。同社では「(コロナなどの影響を鑑み)今後における事業の成長戦略を見直した結果」と説明している。

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濃度・泡立ち・彩度にこだわったカラーシャンプーが登場 ジュースのようなパッケージデザインにも注目

 ヘアケア商材などを展開するマウロアは、カラーシャンプーブランド「イロア(ILOA)」をローンチした。全国の美容室や、楽天などのショッピングモールで取り扱う。

 これは「染まりが悪い・泡立ちが悪い・シャンプー後の髪がきしむ」などといったカラーシャンプーのマイナス要素を、シャンプーのみで解消、かつカラートリートメントと同等の色づきを目標に開発したカラーシャンプー。「ダブルカラーを楽しみたい」「カラーリング後の色みを長く保ちたい」といったニーズに応えるブランドになっている。

 特徴は、カラートリートメントいらずのシャンプーのみの展開で、サロンクオリティーの色みを表現することにこだわり抜いた点。アミノ酸系を中心に、褪色防止効果と、泡立ちの良さをかなえる洗浄成分を使用している。さらに毛髪強度改善作用が認められた成分を配合して髪を保護。ハリと艶感のある髪に導く植物由来成分をバランスよく配合している。

 清潔感を感じられる優しいフレッシュフローラルの香りも特徴の1つ。トップノートは爽やかなグリーンノートの効いたホワイトティーで、ミドルでは華やかなオーキッドや透明感のあるリリー、ミュゲで優しさを演出。ラストにはナチュラルなウッディと清涼感のあるムスクの香りを採用している。

 パッケージデザインにもこだわりを発揮。ボトルには、ジュースのようなパック型を採用し、外箱にはぷっくりと浮き上がったようなエンボス加工を施した。エンボス加工がしてあることで、角度によって見え方が変わり、「触ってみたい」「手にとってみたい」と思ってもらえることを目指した。

 ラインアップは、鮮やかな発色の“イロア カラーシャンプー ピンク”、髪に透明感をもたらす“同 パープル”、寒色やマットカラーにぴったりの“同 アッシュ”、艶と潤いのあふれる髪に導く“同 ベージュ”の4種(各185mL、各税込2750円)。

 なおブランド名の「ILOA」は、フィンランド語で喜びを意味する。世界一幸福度が高い国であるフィンランドのように、同ブランドを使うことで理想のヘアカラーを実現し、「1人でも多くの人に喜んでほしい」という思いを込めている。

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ミラノメンズ 2022-23年秋冬スケジュール 「JW」や「アリックス」参加

 イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、2022年1月14〜18日に開催する、2022-23年秋冬シーズンのミラノ・メンズ・コレクションのスケジュールを発表した。各ブランドの発表方法は明らかになっていないが、スケジュールによると最終日の18日を除くほぼ全てのブランドが、リアルでのショーを現段階では予定している。前シーズンまでパリ・メンズのスケジュールで参加していた「ジェイ ダブリュー アンダーソン」と「1017 アリックス 9SM」も名を連ねている。

【ショースケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)

1月14日(金)
15:00 「ゼニア(ZEGNA)」
17:00 「ディー スクエアード(DSQUARED2)」
18:00 「フェデリコ・チーナ(FEDERICO CINA)」
19:00 「44 ラベル グループ(44 LABEL GROUP)」
20:00 「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」

1月15日(土)
11:00 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」
12:00 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
14:00 「フェンディ(FENDI)」
16:00 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
19:00 「MSGM」
20:00 「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」

1月16日(日)
10:00 「マリアーノ(MAGLIANO)」
12:00 「エトロ(ETRO)」
14:00 「プラダ(PRADA)」
15:00 「ヌメロ 00(NUMERO 00)」
18:00 「ジャスティン ゴール(JUSTIN GALL)」
20:00 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」

1月17日(月)
11:00 「デヴィッド カタラン(DAVID CATALAN)」
12:00 「ミゲル ヴィエイラ(MIGUEL VIEIRA)」
14:00 「ケーウェイ(KWAY)」
16:00 「スパイダー(SPYDER)」
18:00/19:00 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」

1月18日(火)※デジタル発表
10:00 「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」
10:30 「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」
11:00 「APN73」
11:30 「KB ホン(KB HONG)」
12:00 「MTLスタジオ(MTL STUDIO)」
12:30 「ダルパオス(DALPAOS)」
13:00 「セルダー(SERDAR)」
13:30 「レヴェナント RV NT(REVENANT RV NT)」

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ミラノメンズ 2022-23年秋冬スケジュール 「JW」や「アリックス」参加

 イタリア・ファッション協会(Camera Nazionale della Moda Italiana)は、2022年1月14〜18日に開催する、2022-23年秋冬シーズンのミラノ・メンズ・コレクションのスケジュールを発表した。各ブランドの発表方法は明らかになっていないが、スケジュールによると最終日の18日を除くほぼ全てのブランドが、リアルでのショーを現段階では予定している。前シーズンまでパリ・メンズのスケジュールで参加していた「ジェイ ダブリュー アンダーソン」と「1017 アリックス 9SM」も名を連ねている。

【ショースケジュール】(日時はすべて現地時間。変更の場合あり)

1月14日(金)
15:00 「ゼニア(ZEGNA)」
17:00 「ディー スクエアード(DSQUARED2)」
18:00 「フェデリコ・チーナ(FEDERICO CINA)」
19:00 「44 ラベル グループ(44 LABEL GROUP)」
20:00 「1017 アリックス 9SM(1017 ALYX 9SM)」

1月15日(土)
11:00 「エンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)」
12:00 「ジョーダンルカ(JORDANLUCA)」
14:00 「フェンディ(FENDI)」
16:00 「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」
19:00 「MSGM」
20:00 「フィリップ プレイン(PHILIPP PLEIN)」

1月16日(日)
10:00 「マリアーノ(MAGLIANO)」
12:00 「エトロ(ETRO)」
14:00 「プラダ(PRADA)」
15:00 「ヌメロ 00(NUMERO 00)」
18:00 「ジャスティン ゴール(JUSTIN GALL)」
20:00 「ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW ANDERSON)」

1月17日(月)
11:00 「デヴィッド カタラン(DAVID CATALAN)」
12:00 「ミゲル ヴィエイラ(MIGUEL VIEIRA)」
14:00 「ケーウェイ(KWAY)」
16:00 「スパイダー(SPYDER)」
18:00/19:00 「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」

1月18日(火)※デジタル発表
10:00 「ア コールド ウォール(A-COLD-WALL)」
10:30 「チルドレン・オブ・ザ・ディスコーダンス(CHILDREN OF THE DISCORDANCE)」
11:00 「APN73」
11:30 「KB ホン(KB HONG)」
12:00 「MTLスタジオ(MTL STUDIO)」
12:30 「ダルパオス(DALPAOS)」
13:00 「セルダー(SERDAR)」
13:30 「レヴェナント RV NT(REVENANT RV NT)」

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Tシャツの「グラニフ」がミッフィーとコラボ スエットやキッズアイテムも

 グラフィックTシャツブランドの「グラニフ(GRANIPH)」は、ミッフィー(Miffy)とコラボしたコレクションを2022年1月18日に発売する。「グラニフ」の国内店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 コレクションは、ミッフィーのアップリケがついたスエット(税込4950円)やミッフィーを刺繍したシャツ(同6600円)、ボーダーのロングTシャツ(同3520円)、ポケット付きTシャツ(同2200円)、長袖のワンピース(同4950円)。キッズ・ベビー用の、ワンピース(同3300円)やボアフリースのスエット(同3850円)、ロンパース(同3850円)、ロングTシャツ(同3300円)も用意する。

 ミッフィーは、オランダ人絵本作家ディック・ブルーナ(Dick Bruna)による同名の作品の主人公。過去には、「レスポートサック(LESPORTSAC)」などとのコラボも発表した。

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J.フロント黒字転換 3〜11月期、名古屋や神戸で外商がけん引

 J.フロント リテイリングの2021年3〜11月期業績(国際会計基準)は、営業損益が44億円の黒字だった。前年同期の184億円の赤字から転換した。主力の大丸松坂屋百貨店では緊急事態宣言が解除された10月以降、入店者数や売り上げが少しずつ回復している。総額売上高は前年同期比16.6%増の6233億円、純損益も20億円の黒字(前年同期は215億円の赤字)に戻した。

 大丸松坂屋百貨店は総額売上高が同19.3%増の3543億円だった。ラグジュアリーブランドなど高額品がけん引した。店舗別の売上高をコロナ前の19年3〜11月期と比べると、ターミナル駅の立地で集客する大丸東京店や大丸梅田店が未だ4割前後の減収であるのに対し、外商などの固定客に強い松坂屋名古屋店は14.7%減、大丸神戸店は12.3%減まで戻している。ターミナル立地も宣言明け以降は客足が回復傾向にある。

 通期(22年2月期)は、総額売上高が前期比19.8%増の9220億円、営業損益が55億円の黒字(前年同期は184億円の赤字)、純損益が10億円の黒字(同156億円の赤字)を見込む。

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「カール・ラガーフェルド」がNFTコレクション第3弾を発売 イベントへの招待状を兼ねた特別限定モデルも

 「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」は12月17日、NFTコレクションの第3弾をファッション関連のマーケットプレイス、「ザ・ディマテリアライズド(The Dematerialised)」で発売した。

 2021年9月にリリースされた第1弾と同様に、19年2月に逝去したデザイナーのカール・ラガーフェルド氏をアニメのキャラクター風に仕上げたバーチャルフィギュアが登場。今回は、ロンドンを拠点とするアーティストのエンドレス(Endless)によるグラフィティーがフィギュアのスーツに描かれている。なお、19年6月にフィレンツェで開催されたメンズファッション最大の見本市、ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)に「カール・ラガーフェルド」が参加した際、エンドレスはラガーフェルド氏の巨大な壁画を制作している。

 今回発売された2種類のバーチャルフィギュアのうち、“KL7×エンドレス(KL7 x Endless)”は、エンドレスによるパフォーマンスも行われるという22年6月に開催予定のイベントへの招待状も兼ねている。価格は777ユーロ(約9万9400円)で、限定7個というエクスクルーシブなモデルだ。なお、ラガーフェルド氏は7を自身のラッキーナンバーとしていた。

 より手ごろな“KL×エンドレス(KL x Endless)”モデルの価格は100ユーロ(約1万2800円)で、こちらは500個限定となっている。エンドレスによるパフォーマンスのハイライト映像や舞台裏シーン、独占ニュースなどにアクセスできる権利が含まれている。

 ピエール・パオロ・リーギ(Pier Paolo Righi)=カール ラガーフェルド最高経営責任者は、デジタルとリアルイベントを融合した今回のハイブリッドなアイテムを「エキサイティングな進化」だと語り、「当社は創業デザイナーであるカールの“今”を大切にするスピリットを受け継ぎ、今後も新しい分野に挑戦して顧客のために素晴らしい体験を作り続けていく」と述べた。

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「カール・ラガーフェルド」がNFTコレクション第3弾を発売 イベントへの招待状を兼ねた特別限定モデルも

 「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」は12月17日、NFTコレクションの第3弾をファッション関連のマーケットプレイス、「ザ・ディマテリアライズド(The Dematerialised)」で発売した。

 2021年9月にリリースされた第1弾と同様に、19年2月に逝去したデザイナーのカール・ラガーフェルド氏をアニメのキャラクター風に仕上げたバーチャルフィギュアが登場。今回は、ロンドンを拠点とするアーティストのエンドレス(Endless)によるグラフィティーがフィギュアのスーツに描かれている。なお、19年6月にフィレンツェで開催されたメンズファッション最大の見本市、ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMAGINE UOMO)に「カール・ラガーフェルド」が参加した際、エンドレスはラガーフェルド氏の巨大な壁画を制作している。

 今回発売された2種類のバーチャルフィギュアのうち、“KL7×エンドレス(KL7 x Endless)”は、エンドレスによるパフォーマンスも行われるという22年6月に開催予定のイベントへの招待状も兼ねている。価格は777ユーロ(約9万9400円)で、限定7個というエクスクルーシブなモデルだ。なお、ラガーフェルド氏は7を自身のラッキーナンバーとしていた。

 より手ごろな“KL×エンドレス(KL x Endless)”モデルの価格は100ユーロ(約1万2800円)で、こちらは500個限定となっている。エンドレスによるパフォーマンスのハイライト映像や舞台裏シーン、独占ニュースなどにアクセスできる権利が含まれている。

 ピエール・パオロ・リーギ(Pier Paolo Righi)=カール ラガーフェルド最高経営責任者は、デジタルとリアルイベントを融合した今回のハイブリッドなアイテムを「エキサイティングな進化」だと語り、「当社は創業デザイナーであるカールの“今”を大切にするスピリットを受け継ぎ、今後も新しい分野に挑戦して顧客のために素晴らしい体験を作り続けていく」と述べた。

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桐生の名店と「ダブレット」がタッグ 新春の買い物気分を盛り上げる“食レポTシャツ”

 コロナ禍以降、フリー客中心の都心のショップに対し、顧客との関係性が深い地方の専門店の強さが際立っている。群馬・桐生のセレクトショップ、エスティーカンパニー(ST COMPANY)はそうした店の代表格の1つだ。毎シーズン、取り扱いブランドと組んで受注会などさまざまなイベントを仕掛けているが、2022年の新春は人気ブランド「ダブレット(DOUBLET)」、親交のある名古屋発のセレクトショップ、ミッドウエスト(MIDWEST)と組み、トリプルコラボ企画としてお土産感覚の特別商品を両店で販売する。

 企画したアイテムは、題して“食レポTシャツ”。エスティーカンパニーでは、群馬名物の焼きまんじゅう、ミッドウエストでは名古屋めしとして人気の天むすをプリントのモチーフにしたロングスリーブTシャツを1月2日の初売りに合わせて発売する。それぞれ4サイズ展開で各1万5000円(本体)。

 発売に合わせて、エスティーカンパニーの桐生店とミッドウエストの名古屋店では、“服笑い”をテーマにしたインスタレーションも実施。ファッションを楽しむ気持ちを盛り上げる。

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業界の次世代を担うネクストリーダーの自薦・他薦を募集 ルミネと「WWDJAPAN」で最終審査

 「WWDJAPAN」は2017年、創刊2000号企画として、未来のファッション業界をけん引するであろうネクストリーダーを発掘・紹介する企画を立ち上げました。将来の日本のファッション&ビューティ業界を広い視野と高い志で引っ張ってくれる人たちを選び、紹介し、応援したいという気持ちで取り組んでいます。

 今回「WWDJAPAN」はルミネとともに、あらゆる業界人と、業界を取り巻くビジネスパーソン&クリエイター、そしてファッションを楽しむ皆さんと、業界の前進・進化・成熟を考えるプロジェクト「MOVE ON」をスタート。今回は「MOVE ON」というプロジェクトの中で、未来のファッションとビューティ業界をけん引するネクストリーダーの自薦・他薦によるエントリーを募集しています。

 選考は、特設ページからエントリーいただいた情報をもとに一次審査を行い、通過者には、ルミネと「WWDJAPAN」が1月21日に開催するオンラインプレゼンテーションに参加していただきます。最終審査で選ばれたネクストリーダーは、2月14日発売・公開する「WWDJAPAN」で発表し、3月2日に開催する「Next Generations Forum」で表彰します。

 応募締切は22年1月10日まで。そしてオンラインプレゼンテーションは、1月21日午後に開催します。(一次審査の通過者には、追って詳細をお伝えします)。ぜひ特設ページからふるってご応募ください。

“Msスナイデル”に1日密着して分かったブランド好調のわけ

 「WWD JAPAN」11月8日号の販売員特集で、好調な「スナイデル(SNIDEL)」を支える中心人物(=Msスナイデル)として、横内真由美マッシュスタイルラボ担当課長を取材した。特に注目したのが、横内課長が“監督”となり全国のショップスタッフに配信する5分程度の短い動画の存在だった。「『スナイデル』快進撃の秘密はここにある!」と感じたのだが、その時には取材がかなわなかった……。もっと横内課長を知りたいと、1日密着を依頼。もちろん、動画の撮影現場もリクエストした。特集では伝え切れなかった人となりや「スナイデル」スタッフの仕事ぶり、果てはマッシュホールディングス(HD)の福利厚生についても伝えたい。

動画撮影現場でのMsスナイデルは、
まるで映画監督のよう!?

 まずは、追加取材最大のモチベーションである、販売員向け動画の撮影現場にお邪魔した。「スナイデル」では隔週ペースで、強化アイテムとそのポイント、提案すべきコーディネート例など、接客に役立つ具体的な情報を5分ほどの短い動画にして配信している。出演は平田彩織さんと井口冬美さん両トレーナー店長で、横内課長は台本片手にカメラ(iPhone)の横に陣取る。この日は、パーティーシーン向けアイテムの効果的な販売方法をロープレ形式で撮影。時に、温厚な横内課長から厳しい言葉が飛ぶ。それもそのはずで、この動画こそが全国に31店舗(FCを除く)ある「スナイデル」の“原動力”となる。横内課長も、「撮影現場に毎回同席はできませんが、企画段階、台本ができた際、編集済みの状態で必ずチェックしています」と話す。

 動画は1つのテーマを決めて、約2時間半かけて撮影する。販売員が出勤時や休憩中に手軽に見やすいよう5分程度に編集して、3本ほどで配信する。編集済みの動画を見せてもらうとタイトルや字幕はもちろん、専門的な原料についての説明もイラスト入りで分かりやすく解説されていた。展示会時やデザイナーを招いた店舗営業後の勉強会などで販売員向けに商品説明を行う店舗は少なくないが、「スナイデル」では動画配信によって隙間時間で効率良く学ぶことができる。そして、確かな知識を持つことで“厚みのある接客”が可能になる。

 トレーナー店長らに、横内課長について尋ねると「ひと言でいえばムードメーカー。スタッフのことをよく見てくれて、褒めてほしいポイントを的確に褒めてくれます(笑)。逆にダメ出しも的確なので、改善しなくちゃという前向きな気持ちになれます。スタッフ全員から愛されている方です」と2人声をそろえた。


 

売上一番店の店長に聞く、
「Msスナイデルは接客も一流!」

 展示会シーズンなどの繁忙期を除き、横内課長は週に1度は店頭に顔を出す。中でも、マッシュスタイルラボの全店舗の中で、トップの売上を誇る「スナイデル」ルミネ新宿2店は最も頻度が高い。同店には14人の販売員が所属し、店長も2人いる。店舗や販売員の様子について、店から報告される情報を聞くのだけでなく、自分の目で確かめるのが横内流だ。時間さえあれば1日店頭に立ち、接客もする。

 半田あかり店長にも、横内課長について聞いた。「一番の相談相手で、いつも親身になってくれます。そして、優しい人柄がにじみ出た接客も素晴らしいんです!だから、若手スタッフには『お手本になるから、よく観察して』と言っています。どんなタイプのお客さまの懐にも、すっと入り込むところが特にすごいです」と大絶賛だった。


 

「パリヤ」の社食に代表される
マッシュHDの手厚い福利厚生

 東京・四ツ谷にあるマッシュHD本社には、ファッション業界でもうわさの社員食堂がある。運営するのは傘下のデリカデッセン「パリヤ」だ。「店舗回りもしているので、残念ながら社食を食べられるのは週に1回ほど……。でも、ほんとにおいしいんです!」と横内課長。取材後に食べさせてもらうと、確かにおいしい。それに見た目に美しく、ボリュームも満点。これには、2022年春夏にスタートするメンズブランド「アウール(AOURE)」の影響で増えたという男性スタッフも満足なはずだ。

 同社は17年4月に「ウェルネスデザイン研究所」という専門の研究機関を設立し、コーポレートスローガンにも“ウェルネスデザイン”を掲げるなど社員の健康に気を遣っており、社食のほかにフィットネスジムやヨガスタジオ、託児施設も備える。横内課長は、「コロナ禍の今は休止していますが、本社では“ウェルネスウェンズデー”と称して毎週水曜日の午前中はヨガや瞑想、フィットネス、ウォーキングなどをする時間として、仕事を一切しない時間を設けているんですよ」と説明する。

<まとめ>
 売り場で仕事をしていると本社都合の仕事にうんざりするのに、本社勤務になったとたんに店でのことをすっかり忘れて本社都合の指示を出してしまう“本社病”というのがあるが、横内課長がなぜ“本社病”にかからないのか1日密着して分かった。「スナイデル」というブランドを支えるハブ的存在でありながら店頭にも立ち、現場の今を熟知しているからこそ、販売員が働きやすい店舗を作るアクションができる。そして、いつもにこやかにハードワークをこなす横内課長の後ろ姿にスタッフは信頼を寄せ、この心の強固なつながりが「スナイデル」好調の理由であることを知った。

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「アタッチメント」がデザイナー交代で新体制 託す者の思い、継ぐ者の覚悟

 メンズブランド「アタッチメント(ATTACHMENT)」は、2022年春夏シーズンをもって創業者の熊谷和幸デザイナーが退任し、22-23年秋冬からは熊谷のアシスタントだった榎本光希デザイナー率いる新体制で動き出す。新社長は、親会社である繊維専門商社のヤギから迎える。榎本デザイナーは「アンダーカバー」や「ユリウス」でも経験を積み、同じ運営会社の「ヴェイン(VEIN)」も手掛ける36歳だ。00年代の東京メンズを牽引したブランドの一つ「アタッチメント」が迎えた転機の背景や、ビジネスの現状、ブランドがどう変わるのかを新旧デザイナーに聞いた。取材現場で新たなコレクションのビジュアルを初めて見た創業者は、「変わったね」と表情をゆるめた。

事業拡大と共に生じた創業者の葛藤

WWD:デザイナー退任を決めたのはいつごろ?

熊谷和幸(以下、熊谷):2020年の年末です。1999年に「アタッチメント」を1人で創業し、日本の中ではニッチなブランドとしての立ち位置を築いて規模も少しずつ拡大していきました。一方で、経営とクリエイションを両立させる難しさも感じていたんです。そこで、2017年に繊維専門商社のヤギとM&Aをし、将来的にはデザイナーに専任しようと計画していました。ただ、これまでのニッチな立ち位置から、店を増やしたり、規模を拡大したりと、よりマスに向けたブランドへの進化が必要でした。加えて、ファッション業界がものすごいスピードで変化する中で、デザイナーとしていい物をただ真面目に作るだけではなく、会社全体をデザインする総合力やスピードが今の時代には求められます。その点、私はチーム全体をまとめて運営していくのが得意ではなかった。そこで、ファーストアシスタントだった榎本君にデザイナーも引き継ぐ決意をし、本人に伝えました。

WWD:創業デザイナーからその思いを聞いたときの率直な感想は?

榎本光希デザイナー(以下、榎本):「本当に言ってますか?」と驚きました。「ヴェイン」が立ちげ2年でこれからというタイミングだったので、規模の大きい「アタッチメント」を同時にディレクションできるのだろうかという不安が大きく、4日ほど悩みましたね。でも、ずっと一緒に仕事をしてきた熊谷さんが後任として認めてくれたうれしさと、自分がやらないとという使命感もあり、最終的に引き継ぐことを決めました。

WWD:榎本デザイナーに期待することは?

熊谷:彼にはクリエイターとしての才能に加え、私にはない優れたコミュニエーション能力があり、会社全体をデザインできる総合力を持っています。チームを盛り上げて、ブランドをさらに高みへと導く力があるんです。ワンマンプレーヤーである私が不得意だった部分を彼が持っているので、そこに期待しています。

榎本:自分では総合力を意識したことはありませんが、ファーストアシスタントとして先輩たちに指示を出さないといけない状況に揉まれ続け、それでも周りに助けられている様子を熊谷さんは見てくれていたんだと思います。

“原点”を守る継承者が目指す先

WWD:チームの刷新に近年のビジネスの状況は影響している?

熊谷:コロナウイルスによる売り上げの落ち込みは、きっかけの一つではあります。近年は年間売上高10億円前後で大きな変動はなく推移していました。しかし昨年はコロナ禍による直営店の営業停止とインバウンドの落ち込みで、リーマンショックが直撃した08年以来となる、創業以降2度目の赤字に終わりました。今年度は計画通り売上高8億円前後の黒字着地で復調傾向ではあるものの、今後は売り方や販路の調整など、ビジネスをよりスピードアップさせないといけません。私は正直、そのビジネスのスピードに追いつけなかった。

榎本:ビジネスでは、現在の直営店ベースの運営を維持させながら、売り上げ全体の約2割を占める海外セレクトとの取り組みを拡大させるために、世界に向けたクリエイションも意識していきたいです。今は欧米アジア各国で約30アカウントとの取引があり、近年も少しずつですが伸び続けています。輸出すると日本よりも上代が上がって富裕層向けの価格帯になりますが、それでも通用する国や地域はあります。日本と海外では、サイズ感はもちろん、求められるスタイルやカルチャーも異なるので、その両方に刺さるバランスを物作りと見せ方の両面から探るのが今後の課題ですね。

WWD:では逆に、変えずに守っていきたいことは?

榎本:熊谷さんが創業時に掲げた“服は、着る人の魅力や個性、内面を引き出す付属である”という物作りの姿勢です。22年前からこの考え方で物作りしてきた人は他にいないですし、僕にとっては今でも心に刺さる言葉。デザイナー就任の話をもらったときも、そこだけは絶対にブラしてはいけないと覚悟しました。「アタッチメント」は一見するとシンプルですが、素材や仕上げ、シルエットなど一つひとつが本当に丁寧で真面目なんです。僕自身いろいろと経験しましたが、どのシーズンでも均一のサイズで仕上げるのはなかなかできることではないんです。熊谷さんが創業時から積み重ねてきた表には見えない当たり前を、今後も変えるつもりはありません。僕にとっての原点ですから。

WWD:新体制での初となるコレクションのビジュアルに若いモデルを起用したのは、客層の若返りを意識しているから?

榎本:特にそういう意図はありません。中心顧客である30代は維持しながら、10〜50代まで幅広くリーチさせる物作りの方向性はこれまでと同じです。21歳の池谷陸さんに撮影をお願いし、若いモデルを起用してビジュアルでユース感を意識したのは、若いころのファッションに対する情熱を表現したかったから。僕が入社した20歳のころは、昼ご飯を100円のカップラーメンにして節約しながら服を買うほどでした。そういう感情を込めながら、新しい「アタッチメント」像を表現しています。実は、今この取材で熊谷さんも初めてビジュアルを見るんですよ。

熊谷:確かに、変わったね。

WWD:熊谷さんの今後は?

熊谷:2021年末で社長を退任し、22年5月で退社します。その後はやりたいことが多くてか迷っているので、今はじっくり考えたいですね。服作りには携わりたいですが、組織として運営していくというより、1人でもできることがしたいです。

榎本:僕もまだ何をやりたいか知らないんですよ。熊谷さんは実家の父親のような存在なので、気になります。

熊谷:榎本君は昔はもっとやんちゃだったのに、歴代アシスタントで一番バランスがとれたデザイナーに成長してくれました。僕がとっちらかしたところをまとめ上げてくれる存在だと信じています。ブランドを託すよりも受け取る方が勇気がいるのに、引き受けてくれて本当にありがとう。

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写真家・奥山由之が初のクライアントワーク集を出版 米津玄師や星野源の写真など400点以上収録

 写真家・映像監督の奥山由之は、デビューから12年間のクライアントワークをまとめた写真集「BEST BEFORE」(青幻舎)を発売する。黒の表紙の通常版(8000円)と、シルバーの表紙でサインと著者による手書きナンバーが入る500部限定のスペシャルエディション(1万5000円)を用意。2022年1月23日から代官山 蔦屋書店で先行発売し、2月上旬に一般発売する。

 全512ページにおよぶこの写真集は、米津玄師や星野源、Mr.Children、RADWIMPS、あいみょん、福山雅治、サカナクションといったアーティストとのコラボ、ポカリスエット、JR SKISKI、NTTドコモなどの広告写真、大河ドラマ「麒麟がくる」のメインビジュアル、広瀬すず、菅田将暉、平手友梨奈、小松菜奈といった時代を象徴するアイコンたちのポートレートなどを収録する。平林奈緒美がアートディレクションを手掛けたタイトル「BEST BEFORE」は“賞味期限”を意味する言葉、収録された作品の輝きが永遠に色褪せないことを証明するため、逆説的に名付けられた。

 奥山由之は、1991年東京生まれ。2010年のデビュー以来、数々の写真集や展覧会で作品を発表し続け、写真新世紀優秀賞や、講談社出版文化賞を受賞。近年では、米津玄師や星野源、あいみょんのMVや「ポカリスエット」のTVCMを監督し、クリエイティブシーンをけん引している。「マメ クロゴウチ」2021年春夏と2021-22年秋冬のコレクションムービーの監督も務めた。

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NANAMIが渋谷からサステナを発信 ヘアケアブランド「ヘアキッチン」体験イベントでの取り組み

 資生堂プロフェッショナルのサロン向けヘアケアブランド「ヘアキッチン(HAIR KITCHEN)」は12月18・19 日の2日間、体験スペース“ヘアキッチンマルシェ”を東京・渋谷にオープンした。渋谷モディの店頭プラザ(正面入口)に、同ブランドの原材料の1つでもある規格外野菜や果物を、商品ともにディスプレイ。さながらマルシェ(市場)のような装いになった会場の、身近なサステナブルワードを学べる展示物を通して、野菜や果物の力を髪に生かす「ヘアキッチン」の取り組みを紹介した。

 冒頭のトークショーでは、モデル兼アイデザイナーで、同ブランドの愛用者でもあるNANAMIさんがゲストとして登壇。会場の世界観に驚きつつ、“ヘアキッチン フィニッシングミスト”を使った、自身の日々のヘアケア方法などを紹介。同ブランドがコンセプトに掲げるサステナブルに関しては、「私も廃棄野菜問題には関心があり、本当に小さな取り組みですが、例えばスーパーで大根を買った時など、葉まで活用するようにしています。私に限らず周りの同年代の友だちも、サステナやSDGsへの関心は高いのですが、一歩踏み込んで何かアクションを起こすとなると、何から始めればいいのか分からない人が多いですね。この会場に来て、『ヘアキッチン』で楽しくヘアケアすることが、サステナアクションにしっかりとつながっていることを改めて実感できました」と話した。

 そのほか、“ヘアレシピチェッカー”を使って自身の髪・頭皮に合ったレシピを見付ける提案や、スタイリストによるヘアアレンジレクチャーなども実施。「ヘアキッチン」の“クリーンビューティ”ブランドとしての取り組みと、ヘアケアブランドとしての機能性、双方を体験できる場となった。フォトジェニックな空間になったことで、足を止めて写真を撮る通行人や、SNSで拡散する来場者の姿も見られ、時代を象徴する次世代ブランドの世界観が多くの人に発信された。

渋谷の真ん中に
“ヘアキッチンマルシェ”が出現

 海外のキッチンにあるような大きいテーブルを会場の中心に置き、ブランドを象徴する規格外フルーツや野菜、花などを使った市場のような世界観でイベントスペースを演出。ゆったりとリラックスした雰囲気で、来場者は気楽にテーブルを囲みながら、レシピの提案を受けたり、商品を試したりした。NANAMIさんは規格外フルーツなどのディスプレイを見て、「普通においしそうなのに、規格外というだけで廃棄されちゃうんですね……」と驚いていた。

モデルのNANAMIが
“フィニッシングミスト”の
使い方をレクチャー
会場では商品体験や
サンプリングを実施

大阪の阪急ビッグマン前広場でも
“ヘアキッチンマルシェ”を実施
コンセプトに賛同した
ヘアサロンも協力

「ヘアキッチン」とは

 「ヘアキッチン」は、7月にデビューした新ヘアケアブランド。髪のパサつきや艶の低下、頭皮のニオイなど、さまざまな悩みの根源となる“酸化”に着目し、野菜や果物が持つ、自然環境を生き抜くパワフルな力を用いたオリジナル処方が特長だ。シャンプーは乾燥、デリケート、脂性などの頭皮悩みに合わせてチョイスできて、トリートメントは乾燥、まとまり、ボリュームといった髪悩みに合わせて複数のラインアップを用意。ユーザーはシャンプー、トリートメント、フィニッシングミストなどのステップごとに最適なアイテムを選び、よりパーソナルな組み合わせで楽しめる。

 髪や頭皮だけでなく、地球環境にも負荷の少ない成分やパッケージを使用するなど、サステナブルにまつわる情報をデジタルやサロンで配信し、社会問題への意識が高い次世代のニーズに応える。

PHOTOS:YOHEI KICHIRAKU
問い合わせ先
資生堂プロフェッショナル
0120-785-466

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ビームスのバーチャルショップ案内 2階が浅草に! タクシーで渋谷上空の周遊も

 ビームス(BEAMS)は12月4〜19日に開催された世界最大級のバーチャルイベント「バーチャルマーケット2021」に出展した。バーチャルリアリティー空間でさまざまな展示や体験、3Dアイテムやリアル商品の売買ができる同イベントへの参加は3回目。ビームスは主催社HIKKYとxR領域における業務提携を結んでおり、毎回ユニークな取り組みとスタッフによるリアルタイム接客で注目を集めている。

 今回は渋谷の街を再現した「パラリアル渋谷」に出店。1階では初のオリジナルアバター2体を販売したほか、TVアニメ「ちびまる子ちゃん」「オッドタクシー(ODD TAXI)」などとのコラボアイテムも用意した。エレベーターで2階に上がると、12月9日配信開始のネットフリックス映画「浅草キッド」の舞台となった昭和の浅草が再現されており、居酒屋や演芸場などが楽しめる。

 筆者は2階の福引でゲットした「浅草キッド」法被Vketちゃんで取材。ビームスの木下香奈VR担当にショップを案内してもらった。外国人の一団が通り過ぎるなど、「バーチャルマーケット」ならではの面白さを紹介する。

ビームスのバーチャルショップ案内

【おまけ】
 店外には「オッドタクシー」の主人公、小戸川が運転するタクシーが。乗り込むと渋谷の上空を周遊してくれる(筆者はうまく座れず、タクシーから頭が飛び出ていた模様……)。

タクシーで渋谷の上空を周遊

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「ショーメ」のアイコン“ビー マイ ラブ” 重ねづけが楽しめるラッキーモチーフのリングやペンダント

 フランス・パリ発の「ショーメ(CHAUMET)」のアイコンジュエリー“ビー マイ ラブ”コレクション。ハニカム(ミツバチの巣)の繊細で精密なフォルムと内に秘めた力強さを表現した同コレクションは、グラフィカルかつシャープなデザインが特徴だ。1780年の創業から貫く自然主義のスタイルをモダンに踏襲している。“黄金のミツバチ”は、皇帝ナポレオン・ボナパルトの勲章にもあしらわれた由所あるモチーフでもある。

 2021年8月に発売され、人気の“ハニカム”ペンダントは、ハニカムシェイプを積み重ねたようなシンプルで洗練されたデザイン。ミラーポリッシュ仕上げのセルのひとつひとつが光りを捉えて、身に付ける人の動きに合わせて美しく反射する。ラインアップは、ピンクゴールドと、それぞれ12個のダイヤモンドを散りばめたピンクゴールドとホワイトゴールドの全3タイプ。ダイヤモンドカットのチェーンは、3段階のアジャスター付きで、ファッションや気分に合わせて長さを調整することが可能だ。

 “富と繁栄”の象徴ミツバチのラッキーモチーフは、リングからピアス、ペンダントまでバリエーション豊かなラインアップ。重ねづけやコーディネートの幅が広がる。

問い合わせ先
ショーメ
03-5635-7057

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しまむら3〜11月期、売上高と純利益が過去最高 調達コスト上昇を受け価格見直しへ

 しまむらの2021年3〜11月期連結業績は、売上高が前年同期比8.0%増の4368億円、営業利益が同24.5%増の387億円、純利益が同24.9%増の269億円だった。売上高、純利益は、3〜11月の累計として過去最高となった。

 売り上げの75%超を占める「ファッションセンターしまむら」で、引き続き自社開発ブランド(PB)、サプライヤーとの共同開発ブランド(JB)、インフルエンサーとの共同企画商品が好調。ヤングファッションの「アベイル」、ベビー・トドラーの「バースデイ」でもJBが好調だった。売り場のレイアウト変更やタブレット端末の導入による人件費の削減、マス広告からデジタル広告への切り替えなども利益に貢献した。

 「ファッションセンターしまむら」国内の9〜11月の既存店売上高は、前年同期比0.2%増。前年は緊急事態宣言明けの反動消費で一昨年同期比14.5%増と大きく伸ばしていたが、それを上回ったことに手応えを得ている。3〜11月の累計の既存店売上高は前年同期比7.5%増となった。

 中国の電力不足を受けて、9〜11月は部門によっては1割程度の商品に1週間前後の納期遅れが発生したという。今後は、同一商品の生産地分散によるリスク回避や、テスト運用中の生地契約や縫製ライン契約の拡大で納期の安定を目指す。また、世界的な原材料高騰を背景に、定番商品は早期発注をロット拡大を進めると共に、寝具等は国内生産に切り替えて物流費を圧縮。ただし、「調達コスト上昇は避けられない」として、23年2月期に向けてサプライチェーンや価格帯の見直しを進める。

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ファーストリテイリング財団が難民支援 学習支援教室をメディアに公開

 ファーストリテイリング財団はこのほど明治学院大学で、「難民子女のための学習支援教室」をメディア向けに公開した。同教室は、2018年に設立した同財団がいくつか行っている支援活動のひとつで、日本在住の難民の小中学生、高校生を対象にその学力を向上させ全日制高校・大学への進学や将来の選択肢を広げることを目的としている。

 社会福祉法人さぽうと21が難民からの相談窓口や教室運営を行い、明治学院大学が教室や学習の効果測定を提供。活動を支えるのはボランティアスタッフで同大学の学生も参加している。東京・錦糸町での毎週日曜日の対面教室に加えて、オンラインでは毎日教室を開き、春・夏休みには集中学習教室を開催している。同財団はこの活動に2020年度は1050万円を支援した。

 現在は61人の難民が受講している。出身国はミャンマー45人、シリア6人、エジプト5人、アンゴラ2人、アフガニスタンとコンゴとウガンダがそれぞれ1人。うち22人が難民の両親を持つ、日本生まれの子供たちだ。

 さぽうと21は1979年から日本で暮らす難民などの教育を支えてきた。現在ミャンマー出身の子供が多いこと理由ついて矢崎理恵コーディネーターは記者会見で、「1988年の民主化運動以降、ミャンマーから逃れた人が日本で結婚し、その子どもが教室を利用している」と説明。両親の多くは非正規雇用や無職など経済的に不安定な状態に置かれているという。「やむを得ず日本に逃れてきた難民の多くが、子どもにはしっかりした教育を受けさせたいと考えている。彼らは日本にとっても貴重な人材だと思う」と話す。このような背景から当初の目標は全日高校への進学だったが、現在は進学校、大学への進学へと変化している。

 会見には、教室の卒業生代表として現在は明治大学に通うシリア難民のラーマ・ジャマール・アルディーンが出席。小学6年生で来日したころを振り返り「来日したばかりの頃は支援がなく偏見も強く、日本語と文化の壁が大きかった。ボランティアの方が学習をサポートしてくれたことで、精神的に大きな支えになり居場所ができた。これからは私も貢献したいし、応援する側になりたい」と夢を語った。

 難民支援を行う理由について、財団の理事長を務める柳井正ファーストリテイリング会長兼社長は「難民の方は好んで母国を出たわけではない。難民問題は全世界で取り組むべきだ」とコメントしている。ユニクロでは難民を数名採用しており「どの方も非常に優秀で、勤勉である。ファーストリテイリング財団は、日本に居住するさまざまな背景を持つ難民の方の子どもたちに、未来があることを感じさせてあげたい。小学校・中学校が未来を決める大事なときだと思う」とも話している。

 難民は紛争や人権侵害でやむを得ず自国を離れることを余儀なくされた人を指し、「第3国定住難民」「条約難民」「人道配慮」などいくつかの分類がある。同財団の石田吉生事務局長は「当初はどこに何人くらいの難民がいるのかもわからなかった。続けてきて得た知見を活かして、今後は行政や地域と連携して対象地域も広げてゆきたい」と話している。

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旭化成「ベンベルグ」が2050年カーボンニュートラル実現、トレーサビリティ強化、サプライチェーンの環境負荷低減へ

 旭化成は、キュプラ繊維「ベンベルグ」をリブランディングする。今年90周年を迎え、次の100年を見越してサステナビリティをさらに推進する。具体的には2050年カーボンニュートラル達成に向けた施策の実行、原料調達におけるトレーサビリティ(追跡可能性)の強化に加え、サプライチェーン全体の環境負荷低減技術の開発に取り組む。

 「ベンベルグ」は綿糸としては使用されないコットンのための周りに生える産毛(コットンリンター)を100%原料に用いた生分解する素材。これまでも生産工程での廃棄物のゼロ・エミッション化や生産工程の環境負荷低減技術開発、自社発電による再生可能エネルギーを活用するなど環境に配慮した生産に取り組んできた。リブランディングの理由は外部環境の変化にあるといい、前田栄作ベンベルグ事業部長によると「環境・社会・経済への取り組みはやっていて当然という状況で、求められている内容も高度になっているから」という。

 リブランディングに伴い、タグラインと公式ウェブサイトをリニューアルした。タグラインは上質さを前面に打ち出した“It feel so precious”から“Crafted Elegance”に。Craftedは「拘りをもって造られた、日本産のセルロース繊維」をEleganceは「華美ではない、普遍的な美しさ」を表現し、「環境改善や社会課題の解決を通じた技術革新に努め、お客さまから愛されるオンリーワン素材として付加価値の向上を追求していく」。公式サイトでは、原料の調達先や世界各地のパートナー企業、燃焼生成ガスの発生率の低さなどの機能性を紹介している。また、ステークホルダーのインタビューも紹介しており、中でも注目は世界の繊維産業の環境負荷を抑えることを目的としたNPO団体テキスタイル・エクスチェンジ(Textile Exchange)のラ・レア・ペッパー(La Rhea Pepper)最高経営責任者(CEO)のインタビューだ。ファッション業界の目指すべきサステナビリティや再生セルロース繊維の役割と目標、テキスタイル・エクスチェンジの、役割と使命などを語っている。

 「ベンベルグ」は旭化成が世界で唯一、宮崎県延岡市で生産するキュプラ繊維。シルクのような光沢となめらかさがある。吸放湿性が高くムレにくく、また、繊維の中に水分を多く含むので静電気を逃す機能がある。

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「虎へび珈琲」が渋谷パルコでポップアップ 「スノーピーク」などとコラボしたアイテムも販売

 コーヒー豆ブランドの「虎へび珈琲」は、1月2日から渋谷パルコにポップアップストアをオープンする。会期は10日まで。

 オリジナルブレンドの深煎り(税込3240円)、浅煎り(3780円)やエイジドブレンド(4860円)をそろえ、限定で“パルコブレンド”(3240円)も用意する。また、“焼き菓子虎へび”(1650円)を初披露する。

 「サスクワァッチファブリックス(SASQUATCHFABRIX.)」とコラボしたスエットの第2弾、「スノーピーク(SNOW PEAK)」とコラボした珈琲染めチェアの第3弾、「ヤマイ(YAMAI)」とコラボした巾着バッグ、陶芸作家の伊藤環とコラボしたデミタスカップなども発売する。

 「虎へび珈琲」は、科学者として研究・開発を行ってきた焙煎士の今井惇人が新潟県で創業したコーヒー豆ブランド。

■「虎へび珈琲」×渋谷パルコ ポップアップストア
日程:1月2〜10日
場所:渋谷パルコ1階 ポップアップスペース「ゲート」
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1

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