竹鼻新子が手掛けるウィメンズの新ブランド「アウル(OWIL)」が2022年春夏シーズンにデビューした。ブランド名は“Only What I Love(好きなものだけでいい)”の頭文字を取った造語で、トラッドスタイルにルーツを持つ竹鼻デザイナーの洗練されたデザインと上質な素材を組み合わせ、本物志向の女性たちのクローゼットにずっと残る服を届ける。公式ECサイトのほか、ベイクルーズグループの「イエナ(IENA)」や「ノーブル(NOBLE)」、パルの「ガリャラルダガランテ(GALLARDAGALANTE)」などのセレクトショップで取り扱う。
ボディーケアアイテムを取り扱うピーチ・ジョンのビューティカテゴリー「ピーチ・ジョン ビューティ(PEACH JOHN BEAUTY)」のミューズに、美容クリエーターとして活動するタレントの吉田朱里を起用した。ミューズ就任を記念し公式通販サイトにスペシャルコンテンツページを開設したほか、今後吉田は「ピーチ・ジョン ビューティ」の製品とともに、パーツケアの重要性も伝えていく。
アウトドア人気の立役者の一つともいえるゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE以下、TNF)」は、テントやクーラーバッグ、ツールボックス、カトラリーケースなどのキャンプギアを出展。長年、クライマーなどに向けた本格派のテントを企画してきたが、近年はレジャーとしてのオートキャンプを意識した商品ラインアップを増やしている。「キャンプ用品は2012年ごろから徐々に強化していたが、20年以降特にニーズが強まっている」と担当者。22年春夏物では、クーラーバッグなどで黒とグレーを新たに投入。キャンプから帰ってきて室内にしまっておく時も、家の中で浮かない色合いがポイントだ。価格はカトラリーケースやツールボックスで6000〜7000円前後。
「ヴァンライフ サプライ バイ フリークスストア」
人気セレクト発のアウトドアブランド
「ヴァンライフ サプライ バイ フリークスストア(VAN LIFE SUPPLY BY FREAK’S STORE)」は、セレクトショップ「フリークスストア(FREAK’S STORE)」を運営するデイトナインターナショナルが2021年9月に立ち上げたブランド。現在、全国の「フリークスストア」約20店内で販売するほか、地方のアウトドアショップへ卸販売もしている。目玉商品は愛車の横に設置できるカーサイドテント(4万9500円=税込)。現在、車も置いて世界観を強く打ち出している店舗は茨城・古河の「フリークスストア」1号店などに限られるが、「デベロッパーから、同様の見せ方をしてほしいという要望はとても多い」と担当者。「TOS」では、1等商品としてカーサイドテントが含まれた1000円クジが来場者に大人気だった。
コレクションは、ルーヴル美術館に展示されていレオナルド・ダ・ヴィンチ(Leonardo da Vinci)の「モナ・リザ」やヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の「天文学者」など、さまざまな作品をモチーフとして採用した。デザインは、これまで雑誌「ポパイ(POPEYE)」や「東京メトロ」のマナーポスターなどを手掛けてきたイラストレーターの長場が担当し、特徴を捉えた持ち味のシンプルな線画で表現した。
さらに、「コーチ」を含むタペストリー傘下のブランドは非営利団体のセイヴォリー研究所(SAVORY INSTITUTE)の「ランド・トゥ・マーケット(Land to Market)」プロジェクトと連携して、環境再生型農業への取り組みにも着手する。シルバースタイン=グローバルヘットによると、このパートナーシップによって「年内には環境再生型レザーの新しいスタイルを確立する」とのことだが、詳細については明らかにされていない。
タペストリーは昨年秋に、SBT(サイエンス・ベースド・ターゲット)へのコミットメントや50年までに事業活動における二酸化炭素排出量を“ネットゼロ ”にする目標を発表している。レザーのサプライチェーンに関しては、1月時点で「コーチ」のレザー製品の77%とフットウエアの99%が、レザーワーキンググループ(Leather Working Group)のゴールド認証およびシルバー認証取得済みの施設から調達している。