「ルイ・ヴィトン」が業界を率いるメゾンの一つであることを考えると、「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナーや「ロエベ(LOEWE)」のジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)=クリエイティブ・ディレクターといった名の知れたデザイナーから、グレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)やサミュエル・ロス(Samuel Ross)といった若手デザイナーまで、後任の可能性は多岐にわたる。後任の候補について「可能性は無限にある。地域、性別や性的指向、年齢などの制限はない」と話す。
「ルイ・ヴィトン」の親会社であるLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)はブランド別での売り上げを開示していないが、大手金融機関のHSBCが最近発表したリポートでは、同ブランドの21年度の売り上げを167億ユーロ(約2兆1376億円)と推定している。後任のデザイナーは、この巨大なブランドのメンズビジネスを率いることとなる。バーク会長兼CEOは、「30歳ながらも60代並みの落ち着いた性格の人もいるだろうし、実際の年齢ではなく、精神年齢を見る必要がある」と言う。また必須条件として「クラフトを理解し、素材を見極める力を持ち、グラフィックやデザインのセンスがあること。そして言うまでもないがプロダクトのセンスも問われる。消費者を理解するスキルも必要だ。実際ヴァージルは毎日のように店頭にいたからね」と続ける。女性がメンズ・コレクションのデザインを率いる可能性について聞かれると「ジェンダーで決める時代は終わった」と答えた。
「ドゥ・ラ・メール(DE LA MER)」は3月4日、ブランドを代表する化粧水“ザ・トリートメント ローション”(100mL、税込1万4300円/150mL、同1万9800円)をリニューアル発売する。進化した化粧水はブースター美容液の役割を兼ね備えた美容液レベルの処方にパワーアップ。潤い、透明感、エイジングケアの3つのアプローチで健やかな肌に導く高機能化粧水だ。
1階中央のプロモーションスペースでは、「さまざまな価値をポップアップ形式で提案する」。また、同スペース内に「オールグッドフラワーズ(ALL GOOD FLOWERS)」とコラボしたフラワーショップもオープンする。担当者は「男性にも花を通して⼼を豊かにしてほしい。ファッションを楽しむように花も楽しんでほしい」と話す。
2022年春夏アイテムの中でも目玉となるのが、コンセプトストア「ヒュッゲ ストア バイ ノルディスク(HYGGE STORE by NORDISK)」別注のブラックカラーシリーズだ。昨年発売して即完売したベル型テント“アスガルド 7.1”とタープ“カリ 12”を数量限定で再販する他、4月中旬には新作のブーツとアウトドアワゴンの発売も予定する。