GWに読みたい本 小野啓「モール」、鈴木涼美「JJとその時代」

 2020年の春以降、この2年はコロナ禍で移動が制限され、長期休みも外出が思うようにできなかった。しかしこのゴールデンウィークは、久しぶりに思いっきり旅行やショッピングなどを楽しむ人は多いはずだ。旅行なら長時間の移動になる。そんなときにぜひ読んで欲しい本を紹介する。

 「モール」(2022、赤々舎)は、写真家の小野啓が10年に渡って全国の大型ショッピングモールを撮り続けた意欲的な写真集だ。小野啓は処女作の「青い春」(2006、青幻社)以降、ライフワークのように高校生の写真を取り続けてきた。高校生たちとどこで撮影するかを話し合う際、モールを指定されたことが多く、テーマにモールを選んだという。

 多くのファッション企業/ビューティ企業にとって、この20年は全国の大型モールに進出し、そこで成功を収めることが一つの勝ちパターンだった。ショッピングセンターが年間30兆円の流通額を誇ることを考えれば当然のことだった。その一方で、派手でトレンドを左右する都心のファッションビルとは異なり、外観や内装で画一化、標準化の進んだ郊外、あるいは準郊外の大型モールはユーザーである市民にはあまりにも当たり前の存在であり、その派手で大きな流通額ほど注目される存在ではない。それは「モール」でも同様で、数多く登場するショッピングモールを、どこの地域のモールなのかを正確に言い当てることは至難の業だ。小野は、そうした空気のように当たり前の存在であり、かつ無個性な存在であるモールを、淡々とカメラに収めていく。

 ただ、ファッション/ビューティ業界でモールに出店している、あるいはその店舗運営に関わっている人であれば、一見無個性に見えるモールに多くの人が集まること、それを維持し、発展させるために多くの労力や手間をかけていることを知っているはずだ。そうであればなお、「モール」の平凡の1シーンのようにしか見えない写真に、時に痛いほど胸を打たれることに気づくはずだ。その理由は現代の日本の原風景を描写すべく、全国の高校生とモールを撮影するために足を使って全国を歩き回って写真を撮り続けてきた小野啓だからこそ捉えたワンシーンだからなのだ。ファッションとビューティ業界の大型ショッピング「モール」に関係するあらゆる人に、ぜひ手に取り、それらの1枚1枚を何度も見返して欲しい。

 3月に発行された「JJとその時代 女のコは雑誌に何を夢見たのか」(2022、光文社)は、同じ光文社の女性誌「JJ」を軸に、副題の「女のコは雑誌に何を夢見たのか」とある通り、女性の消費や生き方を絡めつつ、その歴史をたどった本だ。著者の鈴木涼美は、元「日本経済新聞」の記者で「『AV女優』の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか」(青土社)などの著書で知られる文筆家だ。鈴木は、雑誌「JJ」とその読者層だった「女のコ」を軸に、変遷する消費や社会、風俗の流れを、その時代背景の考察を交えながら描写していく。男性編集長の定めた編集方針や、強力なインフルエンサーとして誌面に君臨した”読者モデル=読モ”たち、当時の「女のコ」の心を捉えた「お嬢様」大学の女子大生、それらから導き出された当時の「女性たちの生き方」を、ある種のシビアでかつ生暖かな眼差しとともに、こう分析する。「前例のない新しい時代を、女性の身体を抱えて生きていく際に、何かしらの拠り所を求める気分はわからないでもない。『女性としての生き方」を全肯定して突き進むJJコードは、彼女たちが物事を決めながら若さを生き抜くための強い拠り所であり続けた」(P68)。

 1980年代以降、「JJ」「CanCam」「anan」「ノンノ」などの女性誌を筆頭にした雑誌は、ファッションと消費の最前線であり中心だった。だが2010年以降のインターネットの普及、特に「インスタグラム」の台頭はこうした雑誌発の消費に一つの区切りを付けた。だが、「インスタグラム」などのSNSメディアも永遠に続くわけではない。いずれ、新たなメディアが台頭し、その座を明け渡すことになる。40代以上であれば、「JJ」が仕掛け、一大ムーブメントとなった女子大生ブームはまさに同時代に起こった出来事である。だが「JJとその時代」は決して「若いあのころ」を振り返るための本ではない。今だからこそ読み返し、これからのメディアや消費のあり方を考えるための必読本なのだ。

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テンガの新ブランド「カレッサ」が渋谷パルコで限定店 “カップルのスキンシップを豊かに”

 テンガ(TENGA)は、2月に立ち上げた新ブランド「カレッサ(CARESSA)」のポップアップストアを渋谷パルコに5月16日まで開いている。

 「カレッサ」はテンガ初の年齢や性別を問わないブランドとして、“カップルのスキンシップを豊かにする”ことを掲げる。オンラインでの販売を中心にウォーミングデバイス(税込9900円)や、ジェル美容液(同3300円)、ボディ用乳液(同2750円)、防水仕様のベッドスロー(同9900円)などの、カップルの触れ合いに着目した商品を用意した。

 同店にはブランドの全商品をそろえ、ソファ席でウォーミングデバイスを使ったスパ体験を楽しめるほか、商品を試用するスペースも設けた。

■CARESSA POP UP STORE
会期:〜5月16日
場所:渋谷パルコ 4F(東京都渋谷区宇田川町15-1)
営業時間:11:00〜20:00

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脱サラしてモデルデビュー ヒロ クリヅカって何者?

 日本人モデルのヒロ クリヅカは、脱サラしてモデルデビューした異色の経歴の持ち主だ。坊主頭に鋭い目、鼻筋が通った端正な顔立ちで、2020-21年秋冬シーズンの「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のランウエイや、「トム フォード(TOM FORD)」の広告など、名だたるブランドに起用されている。モデルを目指した経緯からランウエイデビューまでの道のり、「コンプレックスの固まりだった」と語る学生時代までを聞いた。

海外出張でモデルを勧められ
一週間で辞表を提出

WWD:脱サラしてモデルになったのは本当?

クリヅカ:はい。大学卒業後、繊維商社に入社し、海外ブランドに生地を売っていました。メゾンブランドや「ザラ(ZARA)」などもクライアントでした。海外出張に行った際、あるブランドの生地デザイナーから「君、いいよ。モデルやりなよ」と言われてその気になり、一週間後に辞表を提出。数カ月後には海外コレクションを目がけて、イタリアに発ちました。

WWD:すごいスピード感ですね。いきなりランウエイデビューしたとか?

クリヅカ:いえ。当時は体重88kgで、とてもじゃないけどモデルができるルックスじゃなかった。オーディションも全く引っかかりませんでした。これじゃダメだと減量を決意し、いろいろと調べたら1カ月で4kg痩せる計算になったので、4カ月で16kg落としました。

WWD:どんな計算だったのか気になりますが、その後の流れは?

クリヅカ:やみくもにオーディションを受けてもダメだと、モデル市場をリサーチしました。パリや日本は、線が細くてウィアードな顔立ちのモデルが人気。骨格が太く、顔立ちも個性派じゃない僕は、ミラノやシンガポールにハマると考えて、シンガポールに行きました。すると2週間で事務所が決まり、雑誌とかショーとか、仕事のオファーがバンバン来ました。

WWD:戦略的にモデル業を行ったと。

クリヅカ:そうです。僕はスターモデルになるタイプじゃないし、普通にやっても上手くいきませんからね。シンガポールではモデル仲間にカナダのマザーエージェンシーを紹介してもらい、イタリアやドイツなど8カ国の事務所と契約できました。そこで可能性が一気に広がり、さらに当時はトレンドがストリートからテーラードに回帰していたタイミングで、「ミラノならイケるかも」と思って現地に行きました。そしてついに、2020-21秋冬シーズンに「ドルチェ&ガッバーナ」のショー出演を勝ち取りました。その後、他ブランドのランウエイや「バーバリー(BURBERRY)」「トム フォード」「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」などのキャンペーンも務めました。

WWD:名だたるブランドばかりです。印象深いショーや撮影は?

クリヅカ:まずは「ドルチェ&ガッバーナ」ですね。初の海外コレクションの大舞台は一生忘れません。モデルは100人くらいで、日本人はわずか3人でした。あと「バーバリー」も思い出深い。メッセージがダイレクトで届いて、日本の仕事も結構入っていたからかなり迷ったのですが、こんな機会はもうないとパリに発ちました。撮影の舞台は、パリの中心部から4時間くらい離れた森の中。スケールが異次元で、やっぱすげえなって。日本人モデルは歴代で2人目だったらしく、それもうれしかったです。

WWD:体型維持には気を使っている?

クリヅカ:もちろん。気を緩めるとすぐに体型は崩れちゃうし、プロとしてやらせてもらう以上、100%の自分を提供したいと思っています。撮影前日は絶対飲みにいかないし、当日は水も抜きます。モデルは一つの自己表現だし、それくらいの覚悟がないとやる意味がありません。

WWD:TikTokではモデルデビューまでのエピソードなどを投稿していますね。どんな思いで発信しているのでしょうか?

クリヅカ:いろんな人に夢を与えられたらといいなと。僕は自分にコンプレックスがあって、何をしても1位になれなかった。実は父親がバスケの元日本代表で、親戚にもプロスポーツ選手がいるなど、超がつくほどの体育会の家系。僕は大学までサッカーを本気でやったのですが、華が咲かなかった。しかも友達もいなくて、高校ではいじめも受けていました。そんな僕がモデルとして活動しているのって、夢があるじゃないですか。家族も最初はモデルに肯定的じゃなかったんですけど、最近、スバルの広告に出演させてもらい、それを見た父親が初めて褒めてくれました。めちゃくちゃうれしかったです。

ブランドや写真事業も運営
全ては「本気でモデルをやるため」

WWD:アパレルブランドのディレクションも行っていると聞きました。

クリヅカ:ブランドを2つ運営しています。繊維商社時代に培ったノウハウを生かして、企画・生産から販売まで担っています。キャンペーンなどのクリエイティブも自分で撮影しています。モデルのセカンドキャリアはマネージャーや会社員が多く、今からビジネスをちゃんとやっといた方がいいと考えて始めました。

WWD:写真はどのように学んだのでしょうか?

クリヅカ:いろんなブランドや写真を研究し、独学で学びました。最近は写真メインの仕事もやっています。僕は“フォトディレクション”と呼んでいて、ブツ撮りからSNS投稿までをディレクションし、投稿エンゲージメントのリポートも一括して請け負います。yutoriのブランドとか、飲食店のクリエイティブとか。

WWD:ブランド運営から写真事業までをやっていると、かなり稼いでいるのでは?

クリヅカ:サイドビジネスはモデルをヘルシーにやるためで、金もうけが大きな目的ではありません。別の収入源があるからこそ、本当にやりたいモデルの仕事に集中できるんです。

WWD:なるほど。最後に、今後の目標を教えてください。

クリヅカ:モデル以外の表現にもいろいろと挑戦したい。ヒップホップ好きなので音楽もやりたいし、ユーチューブでの情報発信も良さそう。“脱サラモデル”から、さらに活動を広げて、いろんな人に夢を与え続けたいです。

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アダストリア子会社の好調エレメントルール 初のメンズブランド「ヒューベント」を立ち上げ

 アダストリアの子会社で、「カオス(CHAOS)」「カレンソロジー(CURENSOLOGY)」などのウィメンズブランドを運営するエレメントルールが、初のメンズブランド「ヒューベント(HUM VENT)」を立ち上げた。ディレクションは、櫛部美佐子「カオス」ディレクター兼デザイナーが手がける。自社ECサイトで7月から予約販売すると共に、セレクトショップなどへの卸やポップアップショップで認知拡大を目指す。

 SCに出店するカジュアルブランドを主力とするアダストリアの中で、エレメントルールはファッション好きに向けてより高価格帯の商品を品ぞろえしている。ECの予約販売やライブ配信などのデジタル施策と、店頭での顧客接客力の掛け合わせで売り上げを伸ばしており、2022年2月期の「カオス」売り上げは前期比92%増、「カレンソロジー」は同41%増(どちらもアダストリア決算会見から)だったという。

 満を持して立ち上げるメンズの「ヒューベント」は40〜50代男性が主対象。コートで10万円超えと、価格帯は「カオス」「カレンソロジー」よりもさらに上だ。「エレメントルールとしてメンズブランドをやる以上は、アダストリアの既存ブランドにはない価値を提供したい」と坂本貴之ヒューベント事業責任者。まずは自社ECが主販路になるが、アダストリアのブランド横断型モール「ドットエスティ(.ST)」の中には組み込まず、「ヒューベント」単独でECを立ち上げる。7月に予約を開始し、本格販売は8月から。

 櫛部ディレクターはもともと古着好きといい、古着のワークウエアや軍モノから着想を得たデザインを、上質な素材で仕立てている。例えばPコート(12万円)には、カシミヤ混ウールのメルトンにはっ水加工をかけた生地を使用。梳毛ウールのダブルフェース生地は、張りのある素材感を生かし、袖がカーブした量感シルエットを描くコートに仕立てた。厚みのあるスエットには高級綿として知られるシーアイランドコットンを使用。これらの素材は全て独自に作り込んだ。デビューコレクションに用いた素材は、ダッフルコート(18万円)に使った英の老舗生地メーカー「ジョシュア エリス(JOSHUA ELLIS)」以外は、「ほぼ作り込んでいる」という。

 バリエーション豊富なニットも注目アイテムだ。カシミヤ・セーブルのニットガウン(20万円)やカシミヤ100%のあぜ編みセーターなど、大人のリラックススタイルにマッチする上質なアイテムをそろえた。「男性のファッションというと、どうしても“うんちく”が重視されがち。“うんちく”ではなく、触った時の質感や、羽織った時のシルエットの美しさなど、もっと感覚的な部分でファッションを楽しんでほしい」と櫛部ディレクター。

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安藤裕子、Kan Sanoが出演 富山・宇奈月温泉で温泉×音楽の“週末リトリート”

 富山県随一の規模を誇る宇奈月温泉郷は、1923(大正12)年の開湯以来多くの文人墨客から愛されてきた。四季折々の表情を見せる黒部峡谷の山々を望める温泉地で6月18日、音楽祭・“サウンド・オブ・セレネ(Sound of Selene)”が開催される。

 会場となる黒部市芸術創造センター セレネ(以下、セレネ)は、レンガや木を多用した卵型の大ホールと、黒部峡谷の魅力を芸術を通して発信する美術館を兼ね備えた文化施設だ。“サウンド・オブ・セレネ”は、自然との調和をテーマに厳選したミュージシャンを招くシリーズイベントとして誕生した。初回となる今年の出演アーティストは、感情を揺さぶるソングライティング力と歌声で魅了するシンガーソングライターの安藤裕子と、ビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ジャズとクラシックを融合した独自スタイルでピアノ一本の即興演奏も行うキーボーディスト、プロデューサーのKan Sanoの2組。

 チケットは、5月1日からチケットぴあ、アーツナビで発売を開始する。今チケットには、セレネに併設する美術館やカフェの割引が適用される。宿泊とセットのオプションプランも5月初旬からセレネの特設サイトで展開する。

■サウンド・オブ・セレネ
日程:6月18日
時間:16:00~18:30
場所:富山県黒部市芸術創造センターセレネ 大ホール
住所:富山県黒部市宇奈月温泉6-3
出演:安藤裕子、Kan Sano
料金:全席指定6000 円(高校生以下3000 円、未就学児入場不可)

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安藤裕子、Kan Sanoが出演 富山・宇奈月温泉で温泉×音楽の“週末リトリート”

 富山県随一の規模を誇る宇奈月温泉郷は、1923(大正12)年の開湯以来多くの文人墨客から愛されてきた。四季折々の表情を見せる黒部峡谷の山々を望める温泉地で6月18日、音楽祭・“サウンド・オブ・セレネ(Sound of Selene)”が開催される。

 会場となる黒部市芸術創造センター セレネ(以下、セレネ)は、レンガや木を多用した卵型の大ホールと、黒部峡谷の魅力を芸術を通して発信する美術館を兼ね備えた文化施設だ。“サウンド・オブ・セレネ”は、自然との調和をテーマに厳選したミュージシャンを招くシリーズイベントとして誕生した。初回となる今年の出演アーティストは、感情を揺さぶるソングライティング力と歌声で魅了するシンガーソングライターの安藤裕子と、ビートミュージックシーンを牽引する存在である一方、ジャズとクラシックを融合した独自スタイルでピアノ一本の即興演奏も行うキーボーディスト、プロデューサーのKan Sanoの2組。

 チケットは、5月1日からチケットぴあ、アーツナビで発売を開始する。今チケットには、セレネに併設する美術館やカフェの割引が適用される。宿泊とセットのオプションプランも5月初旬からセレネの特設サイトで展開する。

■サウンド・オブ・セレネ
日程:6月18日
時間:16:00~18:30
場所:富山県黒部市芸術創造センターセレネ 大ホール
住所:富山県黒部市宇奈月温泉6-3
出演:安藤裕子、Kan Sano
料金:全席指定6000 円(高校生以下3000 円、未就学児入場不可)

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「焦り」を感じていたスタイリスト小沢宏が、地元で審美眼を生かして在庫活用のセレクトショップ

 スタイリストの小沢宏は5月1日、地元の長野県上田市にセレクトショップ「エディトリアル ストア」をオープンする。取り扱うのは、「サイ(SCYE)」や「ミスター・ジェントルマン(MISTER GENTLEMAN.今春、ブランド名をソフトハイフン(SOFTHYPHEN)に改称」「マッキントッシュ(MACKINTOSH)」のほか、ビームスやネペンテス、エストネーション、ベイクルーズ 、デイトナインターナショナルなどが手掛けるセレクトショップの眠った在庫。シーズン落ちした商品をスタイリストならではの審美眼で買い付け、もちろん定価より安い値段で販売。古里での新たなビジネスのきっかけは、これまでの仕事が縮小していくことに対する「焦燥感」と、だからこその「新しい挑戦への意欲」だった。ゴールデンウイークのオープンを目指す小沢に話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):地元での新たな挑戦に駆り立てたものは?

小沢宏(以下、小沢):スタイリストとして業界に飛び込んで、21歳で「ポパイ(POPEYE)」のアシスタントになって、今は57歳。正直最近は「ボールを投げる距離が短くなってきた」と悶々とするようになった。プロ野球選手のトライアウトなどの“悲喜こもごも”が、自分にとって身近になった。焦燥感があった。

WWD:焦りの理由は?

小沢:「ヌメロ ウーノ(NUNERO UNO)」や「コーヒー アンド ミルク(COFFEE AND MILK)」など、手がけていたブランドが縮小した。かつての事務所を引き払ったとき、サンプルなど、大量の洋服が出てきて驚いた。自分のブランドは決して大規模じゃないし、廃棄が生まれないよう気を使ってもいた。「それでも、行き場のない洋服がこんなにあるのか?」「俺でこんななら、世の中、どうなっているのか?」と考えた。みんな、好きで洋服を作っている。だから「残っちゃいました」「捨てなければなりません」は、すごく悲しい。業界人の多くが同様に悲しい思いをしているなら、「何かできないか?」と考えた。

WWD:そこで、各ブランドの在庫をスタイリストの自分が選び、コーディネートし直して販売するショップを思いつく。

小沢:スタイリストは、いろんなブランドの洋服をディグって、1つのアイテム、1つのスタイルを見つけるような仕事。今、若い世代が夢中な古着屋のようなショップは、自分のこれまでの仕事に近く、今までにない価値を提供できるかもしれないと考えた。企画をまとめて業界の先輩や友人にぶつけてみたら、「成立しないよね」と否定“してくれた”。皆、思った以上に「自分ごと」として捉えてくれたからこその返答だった。それぞれ会社の事情があるから「ユニークなこと、やろうとしてますね」という反応も多かった。「必要とされているのかも?」と現実味が増した。

「広がらないと腹落ちしない」だろう
でも、続ければ「大きな渦になる」手応え

WWD:「ユニークなこと、やろうとしてますね」は、個人的には共感するけれど、会社の事情もあるから距離を置きたいという答え。交渉は、大変だったのでは?

小沢:正直、ラグジュアリーやインポートは、全滅(笑)。でも、親身になって話を聞いてくれるブランドも多かった。不安は、とてもよくわかる。外部の人間が倉庫に入って、商品をピックアップして、直営店とは異なる店頭で売るスキームが受け入れられるのか?という不安は大きく、本音で話して、意向を聞いて、修正を繰り返した。特にアウトレットを持つブランドは「なぜ、ここで?」と考えるし、セレクトは卸売りをしていない。ハードルは高かった。実店舗できて、ECがオープンして、広がらないと腹落ちできないこともあると思う。一方、続けば理解してもらえて、大きな渦になることもあるだろうという手応えを感じた。

WWD:各ブランドの倉庫を周り、一点一点商品をピックアップする過程も大変そうだ。

小沢:基本的にはエクセルの在庫リストとにらめっこしながら個々の倉庫に赴き、在庫の山からお目当てを探し出し、購入するカンジ。倉庫の一角にキレイな段ボールを広げて、洋服を床に置いて吟味している。地道な作業だが、かつて経験したアメリカでの古着の買い付けのようで、とても楽しい。自分で試着して、自撮りして、ピックアップするサンプルを決めるスタイリストの仕事にも通じる。ただ今の僕が目指すのは、「デッドストック」を「ライブストック」にすること。古着業界の「デッドストック」は、未使用のヴィンテージ品。一方の「ライブストック」=「生きた在庫」で、本来なら処分される在庫を新たな流通で新しい価値と共に甦らせたい。

WWD:ショップでは、洋服以外も扱う?ECは?

小沢:実店舗もECも、フルラインアップ。帽子では「キジマタカユキ(KIJIMATAKAYUKI)」、シューズでは「パラブーツ(PARABOOT)」に賛同していただいた。商品の他、残反も買い取った。2、3mの残反は洋服にもできないから業者にお金を払って回収してもらっていたようだが、大手のシャツメーカーのフレックスジャパン(百貨店や専門店、郊外のロードサイドの量販店などで販売するシャツの製造メーカーで、長野県千曲市に拠点を構える)でショッピングバッグにしてもらった。大と小、シューズ用の3種類を用意している。縫製を依頼したフレックスジャパンからは、シャツの端切れを頂いた。細長く切り裂いて三つ編みにして、フーディのドローコードなどにしている。

WWD:ショッピングバッグもフーディもカワイイ。

小沢:さまざまなブランドやスタイルを組み合わせてきた僕の得意技は、「マッシュアップ」。ブランドとシャツメーカーのマッシュアップで生まれたショッピングバッグや、そのメーカーと僕のマッシュアップによるドローコードは、そんなにお金や時間をかけなくても売れるのでは?と思う。最初から最後までを自己完結する形のアップサイクルは、ツラくて続けられない気がする。違うものを組み合わせ、単純に「あ、いいね」と思えるものにしたい。地元に帰り、自分の想いがブランドやシャツメーカーとつながり、彼らの想いがまた別の形につながっている。「ファッションのカラクリ」を知っていて、安易には「いいですね」と言い切れないことが多いと自覚している中、この取り組みは「いいことしかない」と言い切れる。信州大学の繊維学部がある上田市の、元気のない商店街にオープンする「エディトリアル ストア」は、きっとまた、次の想いにつながるだろう。想いの裏にある課題を知りながら、地方と東京、社会と業界をシェイク、ミックス、マッシュアップする架け橋になりたい。

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Nigoによる「ケンゾー」限定コレクション第4弾 メゾンを象徴する花“ポピー”がデザインに

 「ケンゾー(KENZO)」は、アーティスティック・ディレクターのNigoが手掛けたカプセルコレクション第4弾を5月6日に発売する。同ブランドの公式オンラインストアをはじめ、東京・表参道のジャイル(GYRE)や阪急うめだ本店、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。5月7日からは伊勢丹新宿本店メンズ館でも販売する。

 アイテムは、これまでのシリーズと同様に創業者の高田賢三への敬意を込め、同氏が手掛けたアーカイブアイテムのキーモチーフ、ポピーをデザインに取り入れた。ウィメンズとメンズ共に、それぞれ8種類を用意する。ウィメンズはポケットシャツ(税込4万9500円)やスカート(同8万1400円)、ショーツ(同5万2800円)などで、メンズはポケットシャツ(同4万9500円)やTシャツ(同3万800円)、ショーツ(同4万5100円)などを用意し、春夏らしいスタイルを提案する。

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どうする?!「ミドルゾーン」 マリエの「私の34年目のサステナブル」Vol.58

 「サステナブル」という言葉がハイブランドからファストファッションまで浸透しつつある現在、中間の「ミドルゾーン」と呼ばれるブランドは、サステナブル思考に転換できているのだろうか?最近出合う「ミドルゾーン」のブランドは、大きく分けて3つの状況にある気がしている。

 「サステナブルって何?」「お金にならないから、やらない」「商材でのアプローチは難しいから、社内のジェンダー平等や福利厚生に取り組んでいる」だ。

 「サステナブルって何?」という状況は、身の回りがサステナブルなことばかりの私には驚きだが、いずれも当たり前のように感じている。昔は、私もそうだった。ただ、いつまでも進化を遂げないブランドや企業が廃れてしまうのは、どの世界も一緒だろう。昔ながらの技術を大切に伝統工芸品を作るアルチザンも日々進化し、昨日より明日を目指し腕を磨いているのだから。

 「ミドルゾーン」のブランドは、ストリートからアウトドア、キャリア、キッズまでさまざまだ。仮にお客さまが「高い」「安い」で商品を買うのだとしたら、「ミドルゾーン」のブランドがハイブランドやファストファッションに勝つのは難しい。そこで大切になるのは、アイデンティティに基づくブランディングだ。「WWDJAPAN」にもよく登場する「パーパスのあるブランド」という言葉は、私自身すごく納得している。そしてブランドのアイデンティティやパーパスは、サステナブルになり得るのだろうか?と考える。

 「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」はパーパスの打ち出しでも成功し、日本でも「ダブレット(DOUBLET)」などは環境に配慮した素材を当たり前にしたい意向があるという。そう考えると、「ミドルゾーン」でもサステナブルがパーパスやアイデンティティになり得ると信じている。

 最近は、食や雑貨でもサステナブルなアプローチが増えた。大きく遅れをとっているような気がしてならない衣料界の、特に「ミドルゾーン」が、今後もっとサステナブルなパーパスを見出してくれることは、各ブランドにとって新しい顧客を取り込む術になるだろう。サステナブルは儲かる!今までとは真逆の時代が来るのは、すぐそこだ。

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人気のバケットハットをどうかぶる? ファッショニスタに学ぶ、夏の攻略法【22年春夏トレンド】

 バケツをひっくり返したような形の“バケットハット”がこの夏もファンを増やしそうです。装いにアウトドアやストリートのムードを呼び込んでくれるので、フェミニンや肌見せなど、真逆の着こなしに添えるとちょうどいい塩梅に仕上がります。日焼けした肌とも相性がいいので、大型連休や初夏の外出にもピッタリ。今回は、トレンドの腹見せルックやジェンダーミックス、ミニスカートに生かしやすいスタイリングを“街の達人”たちのスナップからピックアップしました。

大人の腹見せの名脇役

 

 クラウンが高めのバケットハットは、視線を引き上げてくれるので、全体のプロポーションが縦長に映ります。視線を上に引き込む分、ウエストまわりの肌見せが目立ちにくくなるので、肌の露出をアピールしたくない人には好都合のアイテムです。

 1枚目の写真は、チューブトップ×デニムパンツで大人の腹見せスタイル。素肌が目立ちすぎないのは、カラフルなバケットハットが一役買っているから。ゼブラ柄風のライトアウターをかぶせて、ヌーディーな要素をセーブ。グリーンのバッグも視線を体からそらしてくれる小道具です。

 アイキャッチーな柄を帽子に取り入れると、視線を集める効果がアップ。モチーフごとに別のイメージをまとえるのも、“お目立ちバケット”のいいところです。

 2枚目の写真では、パンチの効いたレオパード柄のバケットハットが装いのムードメーカーを務めました。クロップドTシャツとギャザースカートの隙間でチラ腹見せをしていますが、帽子のおかげで肌見せが目立たない仕掛け。チェック柄のグリーンのジャケットと、オレンジのバッグも視線の分散を助けています。

フェミニンなムードをほどよく引き算

 バケットハットにはボーイッシュな雰囲気があるので、装いのフェミニン度を下げるスタイリングにも使えます。帽子とワンピースまたはスカートを合わせるだけで女性らしさやエレガンスが“引き算”され、手軽にジェンダーミックスなスタイルに整えられます。

 1枚目の写真は、裾のフリンジが躍る格子柄のシャツワンピースを主役に据えた装い。フェミニンに寄りすぎないよう、黒のバケットハットをかぶり、全体のトーンを引き締めました。足元もボリュームブーツでタフさをアピール。レッグラインをほっそり見せる効果も引き出しています。黒と白のツートーンで全体をまとめて、クールに仕上げました。

 色・柄やシルエットが目立つスカートをまとうと、視線が腰から下に集中してしまいがち。下向きの目線は全体を縮こまった印象に見せやすいので、そんなときこそバケットハットの出番。高さを稼いだうえに、ムードのバランスも整えてくれます。

 2枚目の写真では、パレオ風のスカートが装いをカラフルに彩っています。スカートでリゾート気分をまといつつ、バケットハットとスニーカーでスポーティーさやストリート風味をミックス。クロップド丈のタンクトップで腹見せして、“街中リゾート”スタイルに。ゴールドのチェーンネックレスがリッチな雰囲気も寄り添わせています。

Y2Kのミニスカートスタイルを大人っぽく

 バケットハットは、装いに落ち着きを加えるピースとしても重宝したいアイテムです。ポイントは、深めにかぶること。眉毛が隠れるぐらい深くかぶれば、ミステリアスなムードも漂います。

 1枚目の写真は、シルバーのミニスカートがキュート。赤白のボーダーニットでチャーミングな印象です。若々しく見えすぎるのを防いでくれたのが、「ディオール (DIOR)」のロゴ入りバケットハットとバッグ。愛らしい服と小物がクラス感を添えました。スニーカーライクな白ブーツで足元に元気な印象をプラス。2000年頃のムードを復活させた「Y2K」テイストがトレンド気分を高めています。

 バケットハットにはアウトドアやカジュアルのイメージがありますが、ダークトーンで無地のデザインを選べば、穏やかなムードの着こなしにもなじみます。シックな表情を引き出すには、色数を抑えるスタイリングが効果的です。

 2枚目の写真は、白シャツにグレーのミニスカートでグッドガール風の着こなし。ロングアウターを重ねることで脚の肌見せを抑え、クラウンが高めのバケットハットで落ち着いたスタイリングにアレンジしました。バケットハットのおかげで、ミニ姿も幼く見えません。

 今回ご紹介したように、バケットハットをフェミニンな服と合わせると、一気にこなれた見え具合に整えられます。ワンピースやクロップド丈のトップス、ミニボトムスなど、初夏の休日にまといたくなるアイテムをバランスよく見せてくれるバケットハットは、紫外線除け以上の仕事ぶりが期待できるアイテムです。外出が楽しくなりそうなこれからのシーズンのお供に迎えてみてはいかがでしょうか。

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写真とアートを両立するココ・カピタン 「グッチ」「ディオール」も注目する若き才能

 スペイン出身の写真家でアーティストのココ・カピタン(Coco Capitan)による日本初の個展“ナイーヴィ(NAIVY)”がパルコミュージアムトーキョーで開催中だ。カピタンは2017年に「グッチ(GUCCI)」のコラボレーターに抜てきされ、手描きの強いメッセージを載せたアイテムなどで高い評価を得た。その後も「アー・ペー・セー(A.P.C.)」や「ナイキ(NIKE)」「ディオール(DIOR)」などさまざまなブランドとの協業を重ねているほか、コマーシャルフォトやファインアートの作品を発表し続けており、写真家とアーティストの狭間をいく独自のポジションを確立している。

 彼女が20代の10年間をかけて制作したという“ナイーヴィ”は、2020年にロンドンのギャラリー、マキシミリアン・ウィリアム(Maximillian William)を皮切りに、21年にアムステルダムの写真美術館ハイス・マルセイユ(Huis Marseille)を巡回し、今年東京・渋谷に上陸した。開催に合わせて来日したカピタンが、個展にかけた思いや、これまでのキャリアのこと、今後立ち上げる新ブランドについて語ってくれた。

――ひさしぶりの来日だそうですね。東京の印象はいかがですか?

ココ・カピタン(以下、カピタン):日本は大好きな国なので、戻ってくることができてとてもうれしいです。今回で訪れるのは3回目ですが、西洋とは異なる文化やデザイン、細部へのこだわりに刺激を受けています。東京はとてもモダンで、物事が迅速に進んでいるイメージ。より伝統的な日本の文化を楽しめる京都も好きですね。今回は日本に2週間滞在し、後半の6日間は京都に行く予定です。日本には憧れる写真家やアーティストがたくさんいて、特に森山大道さんや東松照明さんの作品がとても好きです。

――今回の写真展“ナイーヴィ”について教えてください。

カピタン:ネイビー(海軍)とナイーブ(純粋で傷つきやすいさま)の二つの言葉をかけ合わせた造語です。私はなぜかミリタリーから着想を得ることが多いんです。ネイビーの“戦う訓練をするための集団”という要素は好きではありませんが、人々が社会から離れた場所に集まり、一緒に生活をし、訓練するというような要素を取り上げるのは面白いと思いました。固定されたアイデアを壊しながら、ネイビーとナイーブを表現しています。

東京展のために現像した“決定的な50枚”の作品

――このプロジェクトに10年を費やしたと聞きました。この間、価値観はどのように変化していきましたか?

カピタン:“ナイーヴィ”の作品は長年撮りためてきたものなので、撮影した時期や場所はバラバラです。一番古い写真は私が20歳で初めてニューヨークを訪れたときのもので、当時からもう10年が経ちますね。振り返ると最初の方の写真はエネルギッシュでナイーブな空気感があり、最近の作品はより自信に満ち溢れている感覚です。しかし「こうでなければいけない」という先入観も次第に強くなり、葛藤することもありましたね。

――ロンドンとアムステルダムを巡回し、東京展ではどのように構成したのですか?

カピタン:日本は写真に特別な感性を持っている人が多いので、写真にフォーカスした展示にしたかったんです。“NAIVY : in fifty (definitive) photographs(ナイーヴィ:50枚の決定的な写真)”というタイトルで、東京で発表するために刷った新たな写真を発表しています。現像は暗室で3カ月かけて行いました。他都市で展示した写真と現像方法もサイズも異なる“決定的な50枚”のため、これ以降は“ナイーヴィ”に関する写真をプリントする予定はありません。

――キャリアについても話を聞かせてください。フォトグラファーやアーティストを志したきっかけは?

カピタン:私はスペインの小さな町で育ち、幼い頃から美術館に行くのが好きで、アートにも興味がありました。当時はアーティストが職業だなんて考えたこともなく、自分にできることだとも思っていませんでした。ただ、13歳から写真は撮り続けていて、クリエイティブな仕事をしたいということは分かっていました。そうして18歳でロンドンに引っ越してきたとき、「自分が一番楽しめることは何だろう?」と考え、雑誌で写真を撮り始めたんです。

――代表的な作品に、手描きのメッセージがありますね。これらはどのように制作しているのですか?

カピタン:子どもの頃は内気な性格で、自分の考えや気持ちを人に伝えることが苦手でした。その頃からノートをどこにでも持ち歩いていて、自分の考えを書き留める習慣がついています。今でも同じプロセスで、自分の中で何が起こっているのかを確認しています。それがこの作品につながりました。

――力強いメッセージが多いですが、たまに文字が反転していたり、誤字のようなものがあったりしますね。どのような意図があるのでしょうか?

カピタン:私は少し失読症で、文法はあまり重要ではないと思っています。完璧じゃなくても、見る人は自分なりの解釈をしてくれる。解読するのが難しい方がおもしろいし、個性があると感じますね。

アートの醍醐味は他者の考えにつながりを持てること

――今はロンドンとマヨルカ島を拠点にしているそうですね。それぞれの都市でどのように活動しているのですか?

カピタン:ロンドンでロックダウンを経験し、全てのイベントや文化的な発信が止まったことに衝撃を受けました。その後マヨルカ島で休暇をとり、友だちと楽しい時間を過ごすと、私の理想の居場所はロンドンではないということに気が付いたんです。自然に囲まれたマヨルカ島の方がインスピレーションをより受けられるだろうし、広いスペースで作業ができ、友人も招待できる。そうして、1年前にマヨルカ島に新たな拠点を作りました。気候も良く、海辺で美しいですよ。

――チームで仕事をしているのですか?

カピタン:プロジェクトによってチームを編成しています。ロンドンのチームには2人いて、マヨルカ島では別のチームで仕事をすることも。特にマヨルカ島のアトリエには、他のアーティストたちも招き入れているので、時には助け合い、それぞれ別の仕事もしています。アーティストは孤独な職業でもあるので、異なる目標を持つ人々と働くことは楽しいですね。

――数々のブランドとコラボレーションも行ってきましたね。特に印象深い仕事は何ですか?

カピタン:「グッチ」とのコラボレーションは、大きな経験になりました。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)と一緒に仕事をしたことで、自分の作品に対する考え方が大きく変わったと思います。またCEOのマルコ・ビッザーリ(Marco Bizzari)の考えにも感銘を受けました。デザイナーと親密に仕事を行い、ブランドにとって何がベストなのかを一緒に考えていることが印象的でしたね。

――パンデミックを経て、今年は戦争が起こるなど私たちは変化の大きい時代を生きています。このような時期にアートはどのような力を持っていると思いますか?

カピタン:私にとってアートは人生そのものであり、感情を処理する方法で、自分自身を表現する手段でもあります。アートの醍醐味は、人々が評価する感性を持つことができ、他者の考えに共感し、つながりを持つことができること。特に他人の立場に立って、客観的に物事を見る力は生きていく上でとても大切なことだと思います。

今後は油絵に力を注ぎ新ブランド「カピターナ」も計画中

――アーティストやフォトグラファーを目指す人にアドバイスはありますか?

カピタン:自分にも、周りの人にも正直になり、挑戦を続けること。全員に好かれる作品を作ることは難しいですが、自分自身が心地よく、満足できる表現を見つけることは重要です。有名になりたいのであれば、情熱を持って、世の中に伝えたいメッセージを持つことも大事。私は正統派なアーティストのキャリアを積んでいるとは言えませんが、このような展覧会を開くために努力を重ねてきました。誰かに「ノー」と言われたり、「無理だ」と否定されたりしても、失望せずに自分を信じることが大切です。

――今後、挑戦してみたいことはありますか?

カピタン:絵をもっと上達させたいです。写真家として経験を積んできたものの、画家としての技術を専門的に学んだことがありません。私は「誰のアシスタントにもつかずに写真家になれてラッキーだね」と言われることもありますが、今は誰かの元でスキルを身に付けたい。時間があれば学校に通ったり、尊敬するアーティストのもとで学んだりしたいですね。また今は“ナイーヴィ”に次ぐ、新しいテーマの作品作りにも取り掛かっており、油絵も描いています。

――直近で計画している仕事はありますか?

カピタン: 「カピターナ(CAPITANA)」というブランドをスタートさせる予定です。カピタンはスペイン語で船長という意味で、カピターナはその女性形(女性の船長)。シーズンごとに新作を出す典型的なファッションブランドではなく、手に取りやすいファッションアイテムとホームウエアを扱います。ファインアートに限らず、モノ作りをすることが好きなので、「カピターナ」ではより多くの人に私のデザインを届けたいです初めてのコレクションでは、マヨルカ島の職人たちと組んで、洋服や陶器などを作りました。将来的には家具にもチャレンジしたいですね。販売は、とあるオンラインプラットフォームとの協業で行う予定です。日本のみなさんが楽しみにしてくれるとうれしいです!

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「古着屋ジャム」が10店舗目となる名古屋店をオープン 東海エリア初出店

 JAM TRADING(大阪、福嶋政憲社長)が運営する「古着屋ジャム」は4月28日、名古屋店をオープンした。売り場面積は約191平方メートル。同店は東京、大阪、宮城(仙台)、京都、広島、福岡に9店舗を持つが、東海エリアへの出店は初めて。

 福嶋社長は「既存店同様、レギュラー古着から希少なビンテージまで幅広く扱い、オリジナルのリメーク商品も含めて約7000点をラインアップする」と話す。

 また次なる出店については、「8月末にアメ村(大阪)に出店する予定だ。アメ村にはすでに店舗を持つが、ウィメンズ古着の『エルル・バイ・ジャム』をショップインショップとしてオープンしたり、一方で“濃度の高い”古着を集積したりして差別化を図る」という。

■「古着屋ジャム」名古屋店
オープン日:4月28日
時間:11:00〜20:00
定休日:無休
住所:愛知県名古屋市中区大須3-18-7 オズコア1階

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「イケア」渋谷店が改装でより買い物しやすい環境に 店長に聞く、都心店および日本のビジネス

 スウェーデン発インテリアブランド「イケア(IKEA)」の東京・渋谷店が4月25日、一部改装オープンした。同ブランドは2020年、渋谷にB to Bサービス店舗「イケア フォー ビジネス(IKEA FOR BUSINESS以下、IFB)」を渋谷に開設。この度、渋谷店の5階にそれを統合することにより、ビジネスおよび個人向けのシームレスなカスタマイズサービスを強化する。

 改装のポイントは、5階、6階、2階だ。5階に「IFB」および、個人向けのカスタマイズパーツをそろえたコーナーを設置。これは、オフィスと家庭における需要両方に対応する場所だ。プロのアドバイザーによるプラニングやコンサルティングを提供するとともに、セミナーなども開催。オフィスや自宅のカスタマイズ需要に応える。6階は、リビングルーム、ベッドルーム、収納家具をまとめて展示。都市部で暮らす人々のニーズに合うように、一人暮らし、二人暮らしなどの消費者への提案をする。また、カーテン、ラグ、クッションなどを同じフロアで展示することで、より、コーディネート&イメージしやすい売り場にした。若い消費者層にアピールするフォトボックスが設置されており、新たな背景の前で撮影できるようになっている。2階は、ホームデコレーションとサーキュラーショップ中心の売り場へ改装。日々の生活を彩る商品を集める。アーティフィシャルな植栽はじめ、さまざまな日々の生活を彩るアイテムをそろえると同時に、サーキュラーショップでは、展示品などの商品を割引価格で販売する。

都心店の客層や人気商材は?

 イケアの都心店を統括する青木エリナ=IKEA渋谷・原宿・新宿マーケットマネジャーに、グローバルで先頭を切った日本の都心店について話を聞いた。渋谷店の一部階層に関して、青木マネジャーは、「個人および法人に対するシームレスなサービスの提供を目指す」と話す。改装した渋谷店5階には、キッチンやワードローブの扉や取ってなどのサンプルをそろえ、さまざまな需要に応える。

 5階に設置されたルームセットB to Bは不動産屋をイメージしたルームセットだ。青木マネジャーは、「オフィスや家庭の垣根がなくなっているので、ダイニングテーブルをはじめ、さまざまな商材を紹介したい」と言う。アドバイスカウンターを設置し、気軽にB to B 、B to Cの要望に応えられるようになっている。都心店における顧客の違いについて聞くと、「新宿店は、一人、または二人暮らし、子ども連れの家族が多い。原宿店は、若い一人暮らしや、両親と同居している消費者が多い。渋谷店は、一人、二人暮らしに加え、法人の需要が多い」と言う。

 売れ筋商品は、「ワゴンや、『イケア』のマスコット的なサメのぬいぐるみやロゴ入りのトートが好調だ。また、韓流インテリアの人気の高まりにより、それにマッチするベッドサイドテーブルも好調だ」という。

今後の都心店などにおける戦略は

 「イケア」といえば、郊外に自家用車で行くイメージが強い。それを覆したのが日本の都市型店舗だ。青木マネジャーは、「都市型店舗は、グローバルでも新しい取り組み。都市型店舗により、郊外に行けない顧客との接点を持つと同時にブランド認知度と情報発信につながっている。これは、オムニチャネルの取り組みの一環。さまざまな消費者にとって利便性の高い消費チャネルを提供することが目的だ」と話す。東京では、原宿、渋谷、新宿と都心に続々と店舗出店をしてきた。一方で、「都心に『イケア』があることを知られていない。それを、訴求するのが重要」と青木マネジャー。

 都心店ができたことによる郊外店の影響については、「仕事帰りは都心の店舗で、週末は家族で郊外店へ」という相乗効果が生まれているようだ。都市型店舗では、レストランをはじめとするフードビジネスを強化している点については、「家具は、常に買うものではないが、フードは日常購入するもの。ブランドのエントリーポイントになっている。また、プラントベース(植物由来の素材使用)の食品開発など、サステナビリティにもこだわっているので、都新型店舗では、その場所に合うフードサービスを提供している」と言う。「イケア」のプラントボールなどは、まるで、ミートボールのようで、味、食感、満足度全てにおいて遜色はない。「イケア」全体における食品の割合は1割以上。日本の都市型店舗では、原宿店では、軽食とカフェ、渋谷店ではレストランと軽食、新宿店では、テイクアウト中心と、各店の客層に合わせたサービスを提供している。「イケア」では、郊外店、都市型店、自社ECとオムニチャンネルを整備することで、あらゆる消費者とつながることを目指している。

ゴールデンウイークの楽しみ方

 4月25日〜5月8日のGW中に渋谷店をはじめ、各店舗でお楽しみイベントを開催。渋谷店では、改装エリアを回って文字を集める「ワードハント」を行い、文字を集めたら、期間中、毎日先着50人にミルクチョコレートをプレゼントする。また、5階のセミナールームで、予約制のセミナーを行う。また、4月29~5月1日には、1階センター街出入り口でガレージセールを開催。オフィスチェアやダイニングチェアなどを最大70%オフで販売。(なくなり次第終了。持ち帰りのみ)

 新宿店では、お買い得製品が期間中に日替わりで登場するほか、スウェーデン大使館商務部が手がける食品や飲料を販売。5月1〜5日には、1階に1000円のカプセルマシーンを設置する。賞品は、人気のフリーザーパックセットや快適寝具セット、1万円のギフトカードなど。また、全てのカプセルには2000円以上の買い物で使える500円券が入っている。

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「イケア」渋谷店が改装でより買い物しやすい環境に 店長に聞く、都心店および日本のビジネス

 スウェーデン発インテリアブランド「イケア(IKEA)」の東京・渋谷店が4月25日、一部改装オープンした。同ブランドは2020年、渋谷にB to Bサービス店舗「イケア フォー ビジネス(IKEA FOR BUSINESS以下、IFB)」を渋谷に開設。この度、渋谷店の5階にそれを統合することにより、ビジネスおよび個人向けのシームレスなカスタマイズサービスを強化する。

 改装のポイントは、5階、6階、2階だ。5階に「IFB」および、個人向けのカスタマイズパーツをそろえたコーナーを設置。これは、オフィスと家庭における需要両方に対応する場所だ。プロのアドバイザーによるプラニングやコンサルティングを提供するとともに、セミナーなども開催。オフィスや自宅のカスタマイズ需要に応える。6階は、リビングルーム、ベッドルーム、収納家具をまとめて展示。都市部で暮らす人々のニーズに合うように、一人暮らし、二人暮らしなどの消費者への提案をする。また、カーテン、ラグ、クッションなどを同じフロアで展示することで、より、コーディネート&イメージしやすい売り場にした。若い消費者層にアピールするフォトボックスが設置されており、新たな背景の前で撮影できるようになっている。2階は、ホームデコレーションとサーキュラーショップ中心の売り場へ改装。日々の生活を彩る商品を集める。アーティフィシャルな植栽はじめ、さまざまな日々の生活を彩るアイテムをそろえると同時に、サーキュラーショップでは、展示品などの商品を割引価格で販売する。

都心店の客層や人気商材は?

 イケアの都心店を統括する青木エリナ=IKEA渋谷・原宿・新宿マーケットマネジャーに、グローバルで先頭を切った日本の都心店について話を聞いた。渋谷店の一部階層に関して、青木マネジャーは、「個人および法人に対するシームレスなサービスの提供を目指す」と話す。改装した渋谷店5階には、キッチンやワードローブの扉や取ってなどのサンプルをそろえ、さまざまな需要に応える。

 5階に設置されたルームセットB to Bは不動産屋をイメージしたルームセットだ。青木マネジャーは、「オフィスや家庭の垣根がなくなっているので、ダイニングテーブルをはじめ、さまざまな商材を紹介したい」と言う。アドバイスカウンターを設置し、気軽にB to B 、B to Cの要望に応えられるようになっている。都心店における顧客の違いについて聞くと、「新宿店は、一人、または二人暮らし、子ども連れの家族が多い。原宿店は、若い一人暮らしや、両親と同居している消費者が多い。渋谷店は、一人、二人暮らしに加え、法人の需要が多い」と言う。

 売れ筋商品は、「ワゴンや、『イケア』のマスコット的なサメのぬいぐるみやロゴ入りのトートが好調だ。また、韓流インテリアの人気の高まりにより、それにマッチするベッドサイドテーブルも好調だ」という。

今後の都心店などにおける戦略は

 「イケア」といえば、郊外に自家用車で行くイメージが強い。それを覆したのが日本の都市型店舗だ。青木マネジャーは、「都市型店舗は、グローバルでも新しい取り組み。都市型店舗により、郊外に行けない顧客との接点を持つと同時にブランド認知度と情報発信につながっている。これは、オムニチャネルの取り組みの一環。さまざまな消費者にとって利便性の高い消費チャネルを提供することが目的だ」と話す。東京では、原宿、渋谷、新宿と都心に続々と店舗出店をしてきた。一方で、「都心に『イケア』があることを知られていない。それを、訴求するのが重要」と青木マネジャー。

 都心店ができたことによる郊外店の影響については、「仕事帰りは都心の店舗で、週末は家族で郊外店へ」という相乗効果が生まれているようだ。都市型店舗では、レストランをはじめとするフードビジネスを強化している点については、「家具は、常に買うものではないが、フードは日常購入するもの。ブランドのエントリーポイントになっている。また、プラントベース(植物由来の素材使用)の食品開発など、サステナビリティにもこだわっているので、都新型店舗では、その場所に合うフードサービスを提供している」と言う。「イケア」のプラントボールなどは、まるで、ミートボールのようで、味、食感、満足度全てにおいて遜色はない。「イケア」全体における食品の割合は1割以上。日本の都市型店舗では、原宿店では、軽食とカフェ、渋谷店ではレストランと軽食、新宿店では、テイクアウト中心と、各店の客層に合わせたサービスを提供している。「イケア」では、郊外店、都市型店、自社ECとオムニチャンネルを整備することで、あらゆる消費者とつながることを目指している。

ゴールデンウイークの楽しみ方

 4月25日〜5月8日のGW中に渋谷店をはじめ、各店舗でお楽しみイベントを開催。渋谷店では、改装エリアを回って文字を集める「ワードハント」を行い、文字を集めたら、期間中、毎日先着50人にミルクチョコレートをプレゼントする。また、5階のセミナールームで、予約制のセミナーを行う。また、4月29~5月1日には、1階センター街出入り口でガレージセールを開催。オフィスチェアやダイニングチェアなどを最大70%オフで販売。(なくなり次第終了。持ち帰りのみ)

 新宿店では、お買い得製品が期間中に日替わりで登場するほか、スウェーデン大使館商務部が手がける食品や飲料を販売。5月1〜5日には、1階に1000円のカプセルマシーンを設置する。賞品は、人気のフリーザーパックセットや快適寝具セット、1万円のギフトカードなど。また、全てのカプセルには2000円以上の買い物で使える500円券が入っている。

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アート専門ユーチューブ番組が恵比寿ガーデンプレイスでイベント開催 テーマは“New Soil”

 エイベックス・ビジネス・ディベロップメントが運営するアート専門ユーチューブ番組「ミート・ユア・アート(MEET YOUR ART)」は5月13〜15日、国内最大級のアートとカルチャーの祭典「MEET YOUR ART FESTIVAL 2022‘New Soil’」を恵比寿ガーデンプレイスで開催する。

 同祭典は「KAWS TOKYO FIRST」の日本側監修も務めた山峰潤也キュレーターが手がける、人間と環境のこれからの未来について思いを巡らすアート・エキシビション「Voice of No Mans Land」を実施する。篠田太郎氏や栗林隆氏、大巻伸嗣氏、宮永愛子氏、鈴木ヒラク氏、毛利悠子氏、AKI INOMATA氏、佐々木類氏ら8名が参加する。

 アートフェア「"New Soil” presented by MEET YOUR ART PICK UP ARTIST and coconala」には、東慎也氏や新井碧氏、飯田美穂氏、磯村暖氏、オートモアイ氏、川端健太氏、菊地匠氏、黒坂祐氏、菅原玄奨氏、高山夏希氏、仲衿香氏、能條雅由氏、野澤梓氏、畑山太志氏、松浦美桜香氏、三澤亮介氏、谷敷謙氏、やましたあつこ氏、大和美緒氏、李晶玉氏ら新進気鋭のアーティスト総勢20人が参加し、展示や販売を行う。

 さらに建築家の永山裕子氏が空間演出を担当する広場全域では、都市型グリーン&フラワーマーケット「ソルソファーム」や15以上のレコードショップが集まるフリーマーケット「東京レコードマーケット」、ヴィーガンバーガーの「ルナバーガー」など、カルチャーやサステナブル、エシカルに根ざした50以上のショップとブランドのブースが出展する。ステージでは、ユーチューブ番組「ミート・ユア・アート」でMCを務める森山未來氏が登場し、アーティストとの公開収録やスペシャル対談を行うほか、さまざまなコンテンツを用意。「だをこ(Daoko)」や「カメレオン・ライム・ウーピーパイ」、「ルンヒャン(RUNG HYANG)」、「タク・タカハシ(☆Taku Takahashi)」「アイドントライクマンデーズ(I Don't Like Mondays.)」らがクリエイティブ集団「コズミックラボ(COSMIC LAB)」とコラボした特別ライブも開催する。

 「MEET YOUR ART FESTIVAL 2022‘New Soil’」の入場チケットは2500円、学生1500円で、マーケットエリアは無料で入場できる。会場の様子はユーチューブ番組「ミート・ユア・アート」、TikTok Gated Liveなどで視聴可能だ。

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高島屋「売らない店」は海外市場の入り口 新宿に29日オープン

 高島屋は29日、新宿店にショールーミングストア「ミーツストア(MEETZ STORE)」をオープンした。「食・グルメ」「ジェンダーレスなライフスタイル」「ビューティー」「アート&クラフト」「エシカル」のテーマに沿って、D2Cブランドを中心に約60社の幅広い商品を並べる。店頭には在庫は置かず、消費者はウェブサイトを通じて購入する“売らない店舗”。百貨店として新しいビジネスモデルへの挑戦となる。

 新宿店で客の出入りが最も多い2階メインエントランス横の一等地に80平方メートルの店舗を設けた。商品を引き立てる白をベースにした清潔感のある空間。棚に出品企業の商品を並べて、棚単位で固定の出店料を取る。出店料は非公開だが、「既存のショールーングストアとほぼ同じ水準」(同社)だという。

 ユニークなD2Cブランドを集めるとともに、「食・グルメ」でタレントの寺門ジモン氏、「ビューティー」でモデルの浦浜アリサ氏ら5人のキュレーターを起用して、それぞれの目利きで選んだ商品を並べる。百貨店らしくギフトを強化しており、特に若い世代に広がるSNSを通じた「ソーシャルギフト」(サービス開始は5月16日)に対応する。来店できない人のためにオンライン接客も実施する。

 売上高などの目標は公表していない。高島屋のグループ企業でプロジェクトを主導するタカシマヤ・トランスコスモス・インターナショナル・コマース(本社・シンガポール、TTIC)の川口貴明CEOは「店舗として利益を出すよりも、新しい小売りの姿を探ることを主目的にしている。見えないスキームが重要になる」と説明する。

 見えない枠組みとは、第一に出店者への定量・定性データの提供だ。売り場の天井にはAI(人工知能)カメラを配して、客がどの商品に手を伸ばし、どのように動いたかの情報を集めて分析する。接客するコンシェルジュ(販売員)は、商品の詳しい説明をするだけでなく、客の隠れたニーズを引き出す。それらの情報を出店者に提供し、商品やMDの改善などにつなげる。米国発のショールーミングストア「ベータ」、大丸松坂屋百貨店の「明日見世」と同様の手法だ。

 第二に越境ECである。2015年に高島屋とトランスコスモスの合弁で設立されたTTICは、日本製品を東南アジアや中国に売る貿易業務で実績を重ねてきた。日本のファッション企業のアジアでの店舗開発も行っている。海外の有力商業施設やEC(ネット通販)のマーケットプレイスでの実績とネットワークを持つ。日本のD2Cブランドにとって「ミーツストア」は、越境ECおよびリアル店舗での卸売りのプラットフォームとしても機能する。ここが出店者への最大のアピールポイントになる。

 川口CEOは出店者に向けて「フェーズ1としてショールーミングストア、フェーズ2として海外に向けた越境EC、フェーズ3として海外での出店といった道筋を提供できるようにしたい」と話す。5年内に「ミーツストア」で国内外10店舗の体制を目指す。

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RECOMMEND: ROSANTICA

本日は銀座本店で新たに登場したスペシャルなバッグコレクションをスタッフ自らリコメンド!

ウィメンズチーム アシスタントバイヤーの小坂真穂が、新進気鋭のデコラティブなバッグブランドをご紹介します。

 

こんにちは。ウィメンズアクセサリー担当の小坂です。

今回は、4月29日(金・祝)より銀座本店にてご覧いただける、プレイフルなデザインとクラフツマンシップが融合したミラノ発のバッグブランド<ロザンティカ>をご紹介します。

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最近みなさまはどんなお買い物をされましたか?

不安定な状況が続き、快適性や機能性に優れたデイリーユーズのアイテムを手に取るようになった方も多いのではないでしょうか。

私自身も使いやすい定番アイテムや合わせやすいカラーを手に取る機会が増えましたが、それではどうしてもお出かけのテンションが上がらないのです…。

あれを着てこれを持ってさあどこに行こう?と計画を立てていた頃が少し懐かしく、またそんな風にときめくお出かけをしたい!といつもどこかで思っていました。そんな時に出会ったのが美しくプレイフルな<ロザンティカ>のバッグ。

 

こんな時だからこそ気分が華やぐようなバッグを!という思いから、16点限定でミラノからご用意させていただきました。

また今回すべてのモデルが、今シーズン国内ではバーニーズ ニューヨークのみでのお取扱いです。

唯一お手にとってご覧いただけるエクスクルーシヴな機会をお見逃しなく!

 

 RECOMMEND: ROSANTICA

 

<ロザンティカ>はアーティストミケーラ・パネロ(Michela Panero)氏により 2010年ミラノでジュエリーブランドとしてスタート。2019年からはステートメントジュエリーに加え、バッグのコレクションを毎シーズン発表している、オリジナリティと自信に満ちた唯一無二のブランドです。

遊び心たっぷりの見た目だけでなく、素材へのこだわり、全工程を社内で一貫しておこなうものづくりへの情熱は、イタリアのクラフツマンシップならでは。

また、世界的な宝石のプロ アシフ・ベグ(Assif Beg)氏が一流のジェムストーンを厳選し調達していることでも有名で、バッグコレクションも一つひとつが作品であり、まさに“持ち歩くジュエリー”。最旬のシェイプと折衷的なエレガンスをまとった大胆なデザインが特徴で、海外のセレブリティを中心に多くのファッショニスタの心を掴んでいます。

また最近では、ネットフリックスの爆発的人気ドラマ『エミリー、パリへ行く(EMILY IN PARIS)』において主人公を演じるリリー・コリンズが持ったことで大きな話題となりました。

 

今回はご用意したアイテムのなかで特におすすめのモデルをご紹介させていただきます。

Holli 2170268 RECOMMEND: ROSANTICA

ROSANTICA バッグ “Holli(ホリー)” ¥137,500(税込)

クリスタルとパールが贅沢にあしらわれたボックス型の”ホリー”はブランドを代表するアイコンバッグ。

中のポーチは取り外し可能で、ご自身でアレンジも自在。インテリアやティータイムのお供に、テーブルに置いているだけでもうっとりな逸品です。

Ghizlan 2170275 RECOMMEND: ROSANTICA

Ghizlan Model ver. RECOMMEND: ROSANTICA

ROSANTICA バッグ “Ghizlan(ギズラン)” ¥139,700(税込)

『エミリー、パリへ行く』シーズン1で主人公が持ち話題となったバッグはこちらの”ギズラン”!

トップのハンドルを腕に通すことで、ブレスレットのように見せてお持ちいただけます。

ドローストリング型のシンプルなデザインでありながら、動くたび底のクリスタルがキラキラと輝きを放ちます。

Billie 2170267 RECOMMEND: ROSANTICA

Billie Model ver. RECOMMEND: ROSANTICA 

ROSANTICA バッグ “Billie(ビリー)” ¥143,000(税込)

人工パールで全体を覆われた丸いフォルムがエレガントな”ビリー”は、圧倒的な存在感が魅力。

こちらも中のポーチは取り外しが可能。フェミニンなコーディネートにプラスしてもコンサバティブにならず、その個性的なシルエットでコーディネートを引き締めてくれること間違いなしです。

 

 RECOMMEND: ROSANTICA

 

銀座本店では今回ご紹介したアイテム以外にも、厳選されたデコラティブなバッグを直接お手にとってご覧いただけます。

ブライダルパーティーなどのオケージョンシーンはもちろん、アフタヌーンティーや芸術鑑賞のお供にもぴったり。楽しい気分をより一層盛り上げてくれるような、ハッピームード全開のコレクションは必見です。

これからの楽しい思い出の一部となりますように…!

みなさまのご来店をお待ちしております。

 

ROSANTICA

4/29 FRI. – 銀座本店1F

古着デザートスノーが関西初進出 ルクア大阪にオープン

 デザートスノー(東京、鈴木道雄社長)は4月30日、ルクア大阪に新店舗をオープンする。売り場面積は約82平方メートル。同社は同名の古着店を関東に9店舗を運営するが、関西進出は初。

 デザートスノーは昨年11月にイオンレイクタウン(埼玉県越谷市)に、今年2月にルミネエスト新宿に期間限定店をオープンするなど、商業施設への出店を加速させている。

■デザートスノー ルクア店
オープン日:4月30日
場所:ルクア大阪7階
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3

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「ナイキ」が横浜ビブレに新店舗 “地域に根ざす”を掲げる独自コンセプト

 「ナイキ(NIKE)」は、神奈川・横浜の商業施設「横浜ビブレ」1階に新店舗「ナイキ バイ ヨコハマ(NIKE BY YOKOHAMA)」をオープンした。同店は地域コミュニティーとのつながりを重視したコンセプトストア「ナイキ ライブ(NIKE LIVE)」の新店舗で、ショップ周辺の「ナイキ」会員の意見やデジタルデータを駆使して、地域に根ざしたサービスと商品提案を行う。同コンセプトでの出店は東京・渋谷に次ぐ2店舗目だ。

 店舗面積は335平方メートル。地域住民が誇りを持てる店舗を目指して、同店のオリジナルロゴを制作したほか、イラストレーターの一乗ひかるが横浜を着想源にデザインしたグラフィックをストアデザインに採用した。カスタマイズサービス“ナイキ バイ ユー(NIKE BY YOU)”では、横浜の市外局番「045」をモチーフにした同店限定のシューレースやアクセサリーを用意する。リアルとデジタルの連動にも注力しており、バーコードをスキャンして素材や店舗・オンライン在庫をチェックし、複数サイズの試着をリクエストできる。最適なスポーツブラを提案するデジタルフィッティングサービスもある。

 オープンを記念して、一乗ひかるのイラストとオリジナルロゴを使ったアパレルのカスタマイズサービスを5月8日までの期間限定で実施中だ。

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「ヴーヴ・クリコ」が創業250周年を祝した初の世界巡回展 6月に日本で開催

 MHD モエ ヘネシー ディアジオ(MHD MOET HENNESSY DIAGEO)が手掛けるシャンパーニュメゾン 「ヴーヴ・クリコ(VEUVE CLICQUOT)」は、創業250周年を記念した初の世界巡回企画展「ヴーヴ・クリコ ソレール カルチャー(Veuve Clicquot Solaire Culture)~太陽のように輝く250年の軌跡~」を、東京・原宿のジング(JING)で6月16日から7月10日まで開催する。日本を皮切りに、アメリカ、オーストラリア、南アフリカ共和国、イギリスの4カ国を巡回する。

 同展では、ブランドの250年に及ぶ歴史に焦点を当て、“ラ・グランダム=シャンパーニュ地方の偉大なる女性”と称えられたマダム・クリコ(Madame Clicquot)の軌跡をたどる資料や、1841年に彼女が造ったとされるボトル(後に19世紀にバルト海に眠る難破船で発見)などを展示する。また、10人の女性アーティストとのコラボレーションも実施。日本からは草間彌生と漫画家の安野モヨコが参加し、それぞれが「ヴーヴ・クリコ」の伝統を現代的に再解釈した。ほかにも、シャンパーニュ地方でのワイン醸造の伝統を探究するセクションや、象徴的なオブジェ、文学、映画を通じて、ブランドの軌跡をたどる。

 さらに、「ヴーヴ・クリコ」とのフードペアリングが堪能できるレストランも併設。ブティックでは、同ブランドがこれまでに発売したアイコン的な商品をよりモダンでサステナブルによみがえらせた、250周年限定商品を数量限定で販売する。

 ジャン=マルク・ギャロ(Jean-Marc Gallot)=ヴーヴ・クリコ社長兼CEOは、「この世界巡回企画展は、『ヴーヴ・クリコ』にとって前例のないイベントであり、大きな夢を持ち、常に革新し続けるわれわれのブランド精神を体現するものだ。メゾンにとって重要な市場である日本を皮切りに、シャンパーニュメゾンのノウハウや、マダム・クリコの人生、そして草間彌生氏などのアーティストが『ヴーヴ・クリコ』のために制作した作品に光を当てている」と語っている。

■Veuve Clicquot Solaire Culture~太陽のように輝く250年の軌跡~
期間:6月16日〜7月10日
場所:ジング
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目35-6
時間:11:00〜21:00(最終入場20:00)/ レストラン 11:00〜21:00(L.O. 20:30)無休
入場料:無料(入場は20歳以上、ヴーヴ・クリコ公式LINEアカウントから事前予約受付)

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「ナイキ」の米本社で体感した世界1位の“デザイン力” 初公開の新施設やスニーカー“ISPA リンク”も

 国内外問わずさまざまなスポーツメーカーを取材し始めて7年目。派手なPRが得意な企業からコツコツタイプの職人肌なブランドまで、各社の特徴は本当にそれぞれです。中でも、世間的な注目を最も集めている企業の一つが、設立50周年を迎えたナイキ(NIKE)でしょう。同社の2021年5月通期決算の年間売上高は445億3800万ドル(約4兆8546億円)で、アディダス(ADIDAS)の21年12月通期決算が同212億3400万ユーロ(約2兆7179億円)ですから、スポーツ市場では未だに頭一つ抜きん出た状態といえます。

 そんなナイキが、アメリカ・ポートランドの本社で“デザイン”についてのビジョンを発表するイベントを4月20日に行うとのことで、現地まで取材に行ってきました。“デザイン”というと多くの人がスニーカーやアパレルなどの、プロダクトデザインをイメージすると思います。僕もてっきり新作スニーカーの発表がメインのイベントなのだと予想していました。しかし、実際は予想をはるかに超える規模でナイキの“デザイン力”を目の当たりにすることになったのです。

ポートランドはこんな街

 移動当日は成田空港からサンフランシスコを経由し、ポートランド空港へ。空港からダウンタウンまでは車で30分弱で、道中は大きな川や木々の緑が横目に通過していきます。ポートランドは自然に囲まれたコンパクトな街で、現地に詳しい人いわく、街の観光は1日あれば十分とのこと。緯度は日本の北海道と同じで、10月から5月までは雨ばかり。今回の出張では天気に比較的恵まれてはいたものの、青空から急転して小雨が降ってきたり、本降りから一気に晴れたりと、まるで「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」にいるような天気でした。

 イベント前日は、ナイキに36年間務めた故サンディ・ボディッカー(Sandy Bodecker)の自宅で開催されたレセプションへ。場所はポートランドの閑静な住宅街です。同氏は1982年に入社し、2018年に死去するまでさまざまな功績を残しました。例えばフットボールカテゴリーを本格始動させたり、フルマラソン2時間切りを目指すプロジェクト“ブレーキング2(BREAKING2)”を考案したり。さらにスケートボードブランド「ナイキ SB」では数々の人気シューズを手掛けており、自宅内にも大きなスケボーのボウルがあります。何てかっこいいんだろうか。こんな家に住んで、「今日雨だし、うちで滑る?」とか言ってみたい。

いよいよナイキ本社へ

 いよいよイベント当日。街の中心から車で約20分ほどかけて本社に移動します。郊外を車でしばらく走り、住宅街を抜け、オフィス街を通過し、時間的にはもう少しで到着するはず。いったいどんな場所なのだろうと期待していると、なんと目的地にはすでに着いていました。オフィス街だと思っていた場所が本社敷地だったのです。ビバートンに構える本社ナイキ ワールド キャンパス(NIKE WORLD CAMPS)の面積は約97万平方メートル。人間の動きや競争の力などに着想したデザインのさまざまなオフィスに加え、大きな池や森もあります。何て広いんだろうか。こんな場所で働いて、「そっちで打ち合わせ?こっちから移動に10分かかるから小走りで行くわ」とか言ってみたい。

新社屋はあのアスリートの名前

 本社敷地に圧倒されながら歩いていくと、今回のメインイベントの一つである新社屋セリーナ・ウィリアムズ ビルの前に到着。そう、“史上最強のテニスプレーヤー”と称されるセリーナ・ウィリアムズ(Serena Williams)の名を冠したビルなのです。本社にはほかにもマイケル・ジョーダン(Michael Jordan)やレブロン・ジェームス(LeBron James)、タイガー・ウッズ(Tiger Woods)、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)、マイケル・ジョンソン(Michael Johnson)ら、さまざまなトップアスリートの名を冠した施設があり、選手への深いリスペクトを感じます。
 
 セリーナ・ウィリアムズ ビルの延べ床面積は9万2903平方メートルで、テニスコート140面分の広さだそうです。広すぎてちょっと例えがピンときませんよね。メインタワーを中心に、フェノム、ウォリアー、ミューズという名の3つのウイングがつながります。ポートランドの建築会社スカイラブ・アーキテクチャー(Skylab Architecture)が、ナイキのCEOを約14年間務めたマーク・パーカー(Mark Parker)=エグゼクティブ・チェアマンと共に設計しました。主にクリエーションチームがここを拠点にし、デザイン、コンシューマーインサイト、アパレル&フットウエアプロダクトマーチャンダイジングなどさまざまなチームが仕事を行います。

細部へのこだわりも抜かりなく

 ただアスリートの名前を冠しているだけではありません。ビル全体で、セリーナが歩んできたストーリーをデザインしています。外壁にはイニシャルのSとWを組み合わせたロゴが付き、壁には彼女が好きな色であるパープルを採用し、椅子には好きな花のバラをかたどったエンブレムの番号を振り、ロビーに立つ23本の柱は彼女がメジャー大会での優勝した23回に合わせたもの。併設する4つのフードスペースは、USオープカフェ、ウィンブルドンレストランなどテニスの4大大会にちなんだネーミングです。

 ほかにも、ナイキ創業者のフィル・ナイト(Phil Knight)とビル・バウワーマン(Bill Bowerman)のストーリーや、地元オレゴンの自然への思い、そして所縁の深い日本への敬意も全てビルのデザインで表現しているのです。さらに、目に見えない部分にもナイキらしさが隠されています。建材の20%以上が地域で収穫・製造された再生材料だったり、648枚のソーラーパネルを設置したり、貯水した雨水をビルのトイレに使ったりと、サステナビリティに注力する同社のスタンスをデザインで示していました。

新作シューズはいろいろすごかった

 ビルを巡っているだけで情報量満載なのですが、イベントではデザインに関するセッションが続きます。デザイン部門を率いるジョン・ホーク(John Hoke)をはじめ、サステナビリティと、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョンの重役が登場し、それぞれのテーマがいかにデザインと深く結びついてるかを話しました。セッションの内容は別の機会にリポートしますね。

 そのサステナビリティセッションで登場したのが、新作スニーカーの“ISPA リンク(ISPA LINK、以下リンク)”と“ISPA リンク アクシス(ISPA LINK AXIS、以下アクシス)”です。“ISPA”は「ナイキ」でも実験的なアプローチが多いカテゴリーなのですが、今回はなんと“分解してリサイクルできるスニーカー”だそうです。新しい。

 6月発売の“リンク”(税込2万7500円)、23年初頭発売の“アクシス”(価格未定)共に、アッパーの穴にソールの突起を差し込んで組み立てます。自分で組み立てるには少し慣れが必要かなと感じましたが、この構造によってのり付けの接着作業が不要になり、既存のシューズ生産の工程で発生する冷却、加熱、ベルトコンベアなどのエネルギー消耗を抑えられるといいます。この分解できる構造により、例えばソールは消耗しているけれどアッパーはきれい、という状態であれば、新しいソールに既存のアッパーを付け替えて使うことができるかもしれません。まさに、サステナビリティを具現化したデザインです。

 また“アクシス”のアッパーは100%再生ポリエステルのフライニットを、ソールに用いたTPU(熱可塑性ポリウレタン)はエアバッグ素材のスクラップを使った100%リサイクル原料です。2モデルは個性的な見た目ですが、40人のアスリートが試作品を200時間着用し、安定感や通気性などの機能性も実証済みです。

“デザインカンパニー”の強さ

 イベント最後は敷地内のクリエイティブスペース、ブルー・リボン・スタジオ(BLUE RIBBON STUDIO)へ。このスペースは、同社に約1000人いるデザイナーたちが、自由な発想で作りたいものを作る図工室のような場所です。ここを作った目的はデザイナーたちのクリエイティビティーを保つためで、内部には遊び心溢れるユニークな作品がたくさん並んでいます。この日は若手スタッフがたくさんいたのですが、みんなかっこよくて生き生きしています。ナイキの未来を担う、若い才能の“デザイン力”にも投資を惜しまない姿勢が伝わってきました。

 今回のイベントで、ナイキがいかに“デザイン”を大切にしているかが十分すぎるほど実感できました。最初はその規模に驚いたものの、本社施設も、新オフィスも、プロダクトも、これ見よがしな感じは一切なく、全てのデザインに背景や意志が分かりやすく表現されているため、“圧倒される”というよりも“納得する”感覚でしょうか。アスリートへの敬意もデザインで、サステナビリティもデザインで、そして社員のモチベーションアップもデザインで――ナイキの強さは、この多角的なクリエイティビティーなのだと確信しました。規模の大小はあれど、デザインに惜しみなく投資するアプローチは、さまざまな業種にもヒントになりそうです。

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「スノーピーク」の新業態「ライフ ビオトープ ストア」が二子玉川にオープ ン 初の家具ブランドも販売

 「スノーピーク(SNOW PEAK)」は、東京・二子玉川の「二子玉川ライズ」テラスマーケット2階に新店舗「スノーピーク ライフ ビオトープ ストア 二子玉川(SNOW PEAK LIFE BIOTOPE STORE 二子玉川)」を4月29日にオープンする。

 店名の“ライフ ビオトープ”とは、同社がオートキャンプ事業で培った“野遊び”の知見を“衣食住働遊”のさまざまな生活シーンに取り入れ、自然に対する新しい価値観を生み出すプロジェクトだ。同店では、キャンプシーン以外も含めたライフスタイル提案を行う。店舗面積は約340平方メートル。

 同店最大の特徴は、スノーピーク初の家具ブランド「ツグナ(TUGUNA」の展示・販売だ。ブランド名は「継ぐ」「接ぐ」に家具を掛け合わせた造語で、“ウオールセット”(税込25万3000円〜)“コーナーセット”(税込38万5000円〜)などの骨組みをベースに、テーブルやシェルフなどさまざまなパーツを組み合わせて自分の生活に合った空間を演出できる。同店では“趣味”“ホームオフィス”“ファミリースペース”の3テーマに分けてサンプルを展示する。

 同エリアはファッションにこだわる客層も多いことから、アパレルも豊富に扱う。「スノーピーク」の定番アパレルに加えて、素材や泥染めなどの加工にこだわった「ヤマイ(YAMAI)」や、ファミリー層に向けたキッズサイズ、ドッグウエアも用意する。ほかにも家で使える折りたたみ式のコンロやLED照明を使ったランタンなどのキャンプ用品、北海道チーズのオイル漬けなどの食物販など、バラエティーに富んだアイテムをそろえる。イベントスペースも設け、トークセッションやギアを活用した体験コンテンツなどを予定する。

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ユニクロ「UT」の新クリエイティブ・ディレクターに河村康輔 NIGO®に続き2人目

 ユニクロのグラフィックTシャツブランド「UT」のクリエイティブ・ディレクターに、コラージュアーティストやグラフィックデザイナー、アートディレクターとして活躍する河村康輔が就任した。「UT」は2003年にスタートし、今年は20年目の節目。クリエイティブ・ディレクターは、13〜19年に同職を務めたNIGO®以来2人目。

 河村は19年にコラボレーターとして初めて「UT」に参画し、「ドラゴンボール」のコラージュ作品を提供。その後も協業を続けてきた。河村は就任に際し、「さまざまなジャンルのカルチャーをのせたTシャツを通して、まだ知らないものに触れる入り口や、より知識を広げるきっかけとなるブランドにしていきたい。国内外の若手アーティストにも積極的に声を掛け、『UT』を次世代を担うアーティストのプラットフォームにもしていきたい」とコメントしている。

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10回目を迎える「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2022」リポート 

京都の歴史的建造物や現代建築の空間を利用して、国内外で活動する写真家やアーティストの写真や映像作品等を展示する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭2022」が5月8日まで開催している。コロナ禍の影響で2年連続9月に行われた同芸術祭は、今回から従来通り春に開催する。

2013年の開催から記念すべき10回目を迎える今年のテーマは“ONE”。仏教用語の「一即(すなわち)十」から着想を得た。「一が単一性を、十は無限の数をあらわし、ひとつのもの(個)がそのものとして、他のすべて(全体)を自らに含みながら他と縁起の関係にある。個々の存在をCelebrate(祝祭)するとともに、その多様性について讃えたい」という思いが込められている。作品は京都文化博物館 別館や京都市美術館別館、琵琶湖疏水記念館等、京都市内10カ所の会場で展示している。

『10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭』
HOSOO GALLERY
Supported by KERING’S WOMEN IN MOTION

今回のテーマを象徴するような展示が、西陣織の老舗、細尾のフラッグシップストア内の「HOSOO GALLERY」の2階と5階で開催されている「10/10 現代日本女性写真家たちの祝祭」。ケリングが2015年に立ち上げたプラットフォーム「ウーマン・イン・モーション」によって支援されている企画で、今回は地蔵ゆかり、林典子、細倉真弓、稲岡亜里子、岩根愛、岡部桃、清水はるみ、鈴木麻弓、殿村任香、吉田多麻希、10人の日本人女性写真家が選ばれ、10分割したような空間に個展が集合する形で展示されている。ジェンダーギャップの大きさで、先進国の中でワーストにランクされる日本。アートやカルチャーの文脈で活動する女性作家に光を当てることを目的としている。

2階から5階にかけては暗い空間から光がのぞくような導線の展示がされている。自然環境やジェンダー、信仰といった多彩なテーマの下、緻密に作り込まれた空間に展示されている写真の力に圧倒される。同展は事前予約制となる。

イサベル・ムニョス×田中泯×山口源兵衛「BORN-ACT-EXIST」
誉田屋源兵衛 黒蔵、奥座敷

1738年創業の誉田屋源兵衛で開催されている「イサベル・ムニョス×田中泯×山口源兵衛|BORN-ACT-EXIST」では、2017年に来日した、スペイン人写真家のイサベル・ムニョス(Isabel Munoz)がダンサーの田中泯と帯匠の10代目の山口源兵衛(誉田屋源兵衛十代目)を撮影した作品が奥座敷と黒蔵に展示されている。今回の撮影は誉田屋の工房がある奄美大島で行われた。密林奥の泥田に潜る山口と着物を身に着け海中を踊る田中泯を写真に収めた。海中で踊る田中泯と奄美大島の雄大な自然によって神秘性や強い生命力が伝わる写真だ。ムニョスが手掛けたプラチナプリントを職人が裁断し糸に織り込んだ素材の帯も展示されている。

ギイ・ブルダン「The Absurd and The Sublime」
京都文化博物館 別館
Presented by CHANEL NEXUS HALL

昨年9月に「シャネル・ネクサス・ホール」で開催されたギイ・ブルダン(Guy Bourdin)の巡回展「The Absurd and The Sublime」では、重要文化財の京都文化博物館 別館に合わせて展示空間が一新。らせん状の構造物が重なるように設計された通路が展示空間となり、初期のモノクロ作品から始まり、壁の隙間からは次の空間がのぞき見られる。山口小夜子をモデルに起用した写真やポラロイド写真、映像作品等も展示されている。作品群がドラマのように演出され、まるで映画の絵コンテを追うような感覚を覚える。

アーヴィング・ペン「Irving Penn: Works 1939–2007. Masterpieces from the MEP Collection in collaboration with The Irving Penn Foundation」
京都市美術館別館
Presented by DIOR

京都市美術館別館ではポートレートの巨匠アーヴィング・ペン(Irving Penn)の展示が行われていて、パリのMEP(ヨーロッパ写真美術館)が所蔵する中から、静物写真や風景、ポートレート、ファッション写真等、貴重なビンテージプリント80点が集結した。アーヴィング・ペンがポートレートを撮影するときに被写体の個性を引き出すために作られたという展示壁の角を強調したV字形のセットも体感できる。特にマイルス・デイビスやパブロ・ピカソ等のポートレートの中でも、三角壁の撮影セットをスタジオに仮設した、マルセル・デュシャンの構図に驚かされる。また、タバコの吸い殻や道端に落ちていた手袋等、日常のありふれたものがモチーフになった晩年の手焼きプリントも見どころの一つだ。

サミュエル・ボレンドルフ「人魚の涙」
琵琶湖疏水記念館
Supported by agnès b.

ジェンダーや東日本大震災からの復興等の社会的メッセージのほかに、海洋汚染をテーマにしたフォトジャーナリストのサミュエル・ボレンドルフ(Samuel Bollendorff
)の作品が琵琶湖疏水記念館で展示されている。撮影のきっかけは、アニエスベー(Agnes b)が設立した海洋問題に特化したタラ オセアン財団が所有する海洋探査を目的としたタラ号に乗船したこと。航海のテーマは「マイクロプラスチック」で、ボレンドルフは、世界中の海を巡り、マイクロプラスチックで汚染されていない海がないことを目の当たりにし、一見普通に見える海にもマイクロプラスチックの問題が潜んでいる現況をシリーズ「Contaminations」としてまとめた。

プリンス・ジャスィ「いろのまこと」
ASPHODEL
Supported by Cheerio Corporation Co., LTD.

「いろいろアクラ—キョウト」
出町桝形商店街、DELTA/KYOTOGRAPHIE Permanent Space

今回2会場で作品を展示しているガーナのビジュアルアーティスト、プリンス・ジャスィ(Prince Gyasi)。祇園のギャラリーASPHODELの壁面を覆う作品が印象的な個展「いろのまこと」では、iPhoneで撮影しアプリで加工している作品が中心に展示されている。緑やピンクの空、背景の大地にも映えるグリーンやイエローの色鮮やかな衣装等、スマートフォンのカメラとは思えないビビッドでグラフィカルな世界の中では、ガーナの人たちの存在感が際立っている。

出町桝形商店街のアーケードの垂れ幕を利用した展示作品もジャスィによる「いろいろアクラ—キョウト」。コロナ禍で来日がかなわなかったジャスィに、出町桝形商店街からのぼり旗やTシャツ、ビール箱等さまざまなアイテムを送り遠隔で撮影を行った。実際に市場で働く人たちをモデルとして撮影したのだが、よく見ると、のぼり旗の日本語が逆さになっているなど、現地撮影のリアリティーも伝わってくる。

マイムーナ・ゲレージ「Ruh|Spirito」
嶋臺ギャラリー

イタリア系セネガル人アーティストのマイムーナ・ゲレージ(Maimouna Guerresi)による「Ruh|Spirito」は、「霊」「魂」を意味するアラビア語とイタリア語の単語を展示タイトルにした。ゲレージが目指しているのは、文化・社会・言語・民族・宗教にまつわる障壁の超越。作品では人間の体を魂が入る器と考え、象徴的なドアのイメージを衣装に用いている。背景の色の組み合わせや植物を手にした人物のシルエット等、写真の持つ神秘性と蔵の厳かさが融合している。

奈良原一高「ジャパネスク〈禅〉」
両足院(建仁寺山内)
Supported by LOEWE FOUNDATION

祇園の両足院(建仁寺山内)では2020年に逝去した奈良原一高による「ジャパネスク〈禅〉」が展示されている。同作は奈良原が1962年から1965年のヨーロッパ滞在から帰国後、1969年に「カメラ毎日」で連載していたシリーズ。
堅固な石造りの建物に代表されるヨーロッパの文化や風土に漬かって帰ってきた奈良原が、そのフィルターを通して再構築しようとした「日本」イメージの集積で、日本の伝統文化を再解釈したような作品群からはインパクトに加えて静ひつさも感じられる。また、京都最古の禅寺というロケーションで日本文化の奥深さを感じながら、作品を鑑賞することができる。

鷹巣由佳「予期せぬ予期」
y gion

グラフィック・デザイナーの鷹巣由佳とシャンパーニュ・メゾン「ルイナール(Ruinart)」のコラボ作品「予期せぬ予期」がy gionで展示されている。鷹巣は2021年に創設された「Ruinart Japan Award」を受賞後、「ルイナール」の招待でフランスのパリ・ランスを訪問。同作は、「多くのチェキを使用した街並みの融合」「Google Photosを使用したカラーウォール」「mirage glareの透明感のある立体アクリル作品」「カーヴの中のような没入感のある展示」「メゾン ルイナールを独自の視点で描いた作品」の5つのシリーズで構成されている。会場では、新作となる「RED」「YELLOW」「BLUE」「GREEN」の4つのカラーブックや今までのアートブックも展示している。

殿村任⾹「SHINING WOMAN PROJECT at KYOTOGRAPHIE 2022」
Sfera

「10/10 現代⽇本⼥性写真家たちの祝祭」に参加している殿村任⾹によるアソシエイテッドプログラムとして、がんと闘い向き合う⼥性のポートレートの展示「SHINING WOMAN PROJECT at KYOTOGRAPHIE 2022」がSferaで開催している。会期初日には、ポートレイト写真を施したプラカードを掲げた参加者たちと共にデモンストレーションを実施した。

世界報道写真展「民衆の力」──1957年から現在までの抗議行動のドキュメント
堀川御池ギャラリー

堀川御池ギャラリーで開催している世界報道写真展「民衆の力」では、1957年から現在までの抗議行動のドキュメント」として、世界報道写真財団が主催する世界報道写真コンテストで発表された「プロテスト」をテーマとする作品を展示している。ニュースで目にしたことのある有名な写真を通じて各国のプロテストの力を感じ取れる。

「KG+ SELECT」
くろちく万蔵ビル

毎年開催される公募プログラム「KG+」より8名を選出した「KG+ SELECT」がくろちく万蔵ビルで開催されている。参加作家の一人、松村和彦による「心の糸」は「認知症の人と認知症でない人は見える景色が違う」という当事者の言葉が作品制作のきっかけとなった。ほかにも、中国山西省出身の写真家・王露による「家」、福島の人と土地の関係や福島の人の心に刻まれた見えない被害を捉えた岩波友紀の「Blue Persimmons」等も展示されている。

京都の街を歩きながら写真に潜在する影響力を考える

10回目という節目を迎えた今回、改めて写真を通じて新たな価値観や世の中の見方を知ることができた。写真には作品に裏付けられた、美しさや楽しさから喜びや怒り等の感情まで、あらゆるメッセージが込められている。京都の街を歩きながらその意義を考えてみてはいかがだろうか。

■KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022
日程:5月8日まで
場所:京都市内

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発売直前!ユニクロと「マメ」のコラボ第3弾 ヒット請負人MDに聞くこだわりの商品開発

 ユニクロは4月29日、黒河内真衣子によるファッションブランド「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI以下、マメ)」との3シーズン目となるコラボレーションコレクション「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI)」を発売する。過去2シーズンも好評だった同コラボをユニクロ側で指揮するのは、炬口佳乃子グローバル商品本部ウィメンズMD部部長。ブラトップやワイヤレスブラ、エアリズムマスクなど、主にウィメンズインナーで数々のヒットを導いてきた敏腕MDだ。炬口部長に、同コラボの狙いや第3弾のポイントを聞いた。

WWD:第3弾商品のラインアップを見ると、第1弾である2021年春夏商品からの微細な“アップデート”という印象が強い。分かりやすく目新しいものを投入して、注目を集めるというやり方をあえて採らないのはなぜか。

炬口佳乃子グローバル商品本部ウィメンズMD部部長(以下、炬口):初めてお会いした時から、黒河内さんは「インナーウエアという肌に直接身に付けるものだし、パッと売り切って終わるのではなく、長く愛されるものを作りたい」というお話をされていた。それに私たちも非常に共感した。インナーウエアは、シーズンごとにどんどん新しいものを作るというやり方は難しい。それだとフィット感や着心地の改善が進められない。コラボ第3弾は、パッと見た時にすごく新しさを感じるコレクションではないかもしれないが、過去に売った商品を長く温めながら、シーズンごとにお客さまの声を聞いてアップデートして、改善された商品を作ることができている。過去と同じように見える商品も、実は1つ1つアップデートされている。そうした考え方は、デザイナーコラボの中でもこのコラボ独特のものではないかと思う。

WWD:21年春夏の第1弾、21-22年秋冬の第2弾の手応えはどうだったか。

炬口:第1弾は国内だけでなく、シンガポールやタイなどでも反響が大きかった。第2弾は発売が冬だったこともあって、第1弾のように爆発的に売るということはタイミングとして難しかった部分もあるが、グレーを基調にしたコレクションが新鮮だという声を多数いただいた。

WWD:今回、シルク混のエアリズム素材をタンクトップやブラキャミソールに採用している。このコラボのために新たに開発した素材だ。

炬口:既存のエアリズムとは異なる、天然素材ならではの光沢感を黒河内さんは求めていた。われわれの取引先の素材工場の力を生かしながら、素材開発から外部デザイナーと一緒に取り組めていることに手応えを感じているし、それはお客さまにとっても大きな付加価値になる。実はエアリズムというのは、一つの定まった合繊の糸があるわけではない。生地表面の平滑性やドライ性など、さまざまな社内基準を総合的にクリアした生地のことをエアリズムと呼んでいるため、さまざまなアプローチがある。シルク混エアリズムも、エアリズムの定まった糸にシルクを混ぜればできるというものではなく、シルクと合繊をちょうどいいバランスで生地にすることがとても難しかった。黒河内さんの求めるハードルは非常に高かったが、諦めずにそれを形にしていくことで従来のユニクロの考え方では生まれないものができた。

「ユニクロっぽくないからいい」ではダメ

WWD:第1弾から引き続き、「下着と洋服の境界線を超える」をコンセプトにしている。

炬口:ちょうどそのコンセプトに着地できるような商品企画が、素材開発の段階から黒河内さんと共にできていることがとても嬉しい。下着の素材メーカーからは、どうしても下着の境界を超えられないものしか出てこないことが多い。そこに黒河内さんの感性や要求が加わることで、われわれユニクロチームも素材メーカーの目線もぐっと上がって、新しいものを目指すことができている。

WWD:このコラボで得た知見で、既存のインナーウエアラインの企画にも生かせるものはどんなことか。

炬口:カッティング1つ取っても、黒河内さんには非常に細かなこだわりや絶妙なバランスの取り方がある。デザイナーやパタンナーは、恐らくMDである私以上にさまざまなことを吸収している。第1弾や第2弾の商品を購入したお客さまからは、繊細な作りの金具や光沢感のある素材が「ユニクロっぽくなくていい」といったコメントもいただいた。好評で嬉しい半面、そう言われてしまうのはやはり残念だ。普段からユニクロの商品を支持してくださっているお客さまも、実はそういう(より洗練された)商品を求めているということの表れであり、それは素直に受け止められる。「ユニクロのインナーはコスパがよくて便利だね」「洗っても頑丈だね」といった軸ではなく、純粋に女性に「すてきだな」と思って手に取っていただける商品を既存ラインでも増やしていきたい。「コラボコレクションだからできがいい」というのでは違う。コラボで得た知見が既存商品にもいい影響を及ぼし、ユニクロのインナー全体がさらにグレードアップしていけばと思っている。

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「ケイト」に聞いた絶好調の理由 “リップモンスター”やSNS世代に刺さる商品誕生の裏側

 カネボウ化粧品のメイクブランド「ケイト(KATE)」は、1997年に誕生した当初から“no more rules”を掲げ、ルールに縛られないメイクを提唱すると同時にクールでシャープなブランドイメージを確立してきた。ここ数年は、ユーザーの変身欲に着目したユニークなアプローチのものも多い。例えば、たれ目や涙袋を強調できる“マンガジェニックライナー”や、フェイクのふたえを描くことができる“トリプルグラデエキスパート”、白目の幅を自然に大きく見せるアイライナー“リアルアイズプロデューサー”などだ。

 また、コロナ禍で大ヒットを記録した“リップモンスター”は累計300万本を出荷し、2021年度は46部門のベスコスを受賞。“欲望の塊”や“ラスボス”といったユニークなカラー名も話題になった。今年3月にはイラストレーターの米山舞とのコラボビジュアルと共に“欲コレクション(YOKU COLLECTION)”をリリース。同時に、歌手のEveによるオリジナル楽曲「YOKU」のミュージックビデオを公開すると、2カ月足らずで650万回以上再生(4月28日現在)されている。

 このような商品は、どのように開発しているのだろうか。「ケイト」の変化について岩田有弘ブランドマネジャーとPRの若井麻衣に話を聞いた。

WWD:「ケイト」はなぜ変化したのか?

岩田有弘(以下、岩田):2019年ごろから「ケイト」を進化させようと頑張ってきた。これまでも安定した売り上げのあるブランドだったが、イメージが固定化した上に売り上げの成長も鈍くなり、飽和状態になっていた。さらに、業界内でもデジタルシフトするブランドが多くなり、マスブランドとしてのお客さまとのつながり方を考えなくてはいけなかった。

WWD:方向性をどう改めた?

岩田: まずは、当初から唱えてきた“no more rules”のパーパスに、ブランドの意志をいっそう強めて発信していこうと決めた。さらに“no more rules”を通して戦うべきものが、時代と共に変化していることにも注目した。

 これまではハイヒールや制服など、誰かに押し付けられた美の基準が戦うべき“ルール"だった。しかし、ソーシャルが発達した現代は画像の加工技術が発達し、SNS上はきれいな人ばかりになった。その周囲からの“ソーシャルプレッシャー”が不安や自信喪失につながっているのではないかと考えた。そこでわれわれは、同調圧力や固定観念をといったある種の“ルール"に従うのではなく、お客さまと一緒に取り組むスタンスを大切にしようと話し合った。

SNS世代に刺さる商品はどうやって生まれている?

WWD:消費者のリアルなニーズをつかみ、商品化するまでが早いイメージだ。

若井麻衣(以下、岩井): チームのメンバーは美容への愛が本当に強いため、リサーチ力がものすごい。私から見ていても、お客さまのちょっとした発信から、ニーズを汲み取る早さと感性が素晴らしいと感じる。定期的に実施しているアイデア出し会では若いスタッフもどんどんアイデアを出している。みんな、とんでもなく積極的だ。

岩田: たしかに要所要所にジャッジが必要な場面はあるが、そこまではみんな自由な発想で楽しくやっている。そういう雰囲気のおかげで、今は発案とリリースのサイクルがすごくよく回っているなと感じる。ただ、スピード感を保ったままリリースするのはやっぱり大変で、現場は体力勝負だ。

WWD:大ヒットした“リップモンスター”はどうやって生まれた?

岩田: コロナ禍でリップ市場が縮小する中、われわれが注目したのは「マスクをするからってメイクをしないのはありえない!」と思っている、メイクが生きがいの若年層。落ちにくいのは大前提として、コロナ禍でも楽しめるリップを作ろうと企画したのがきっかけだ。

 ネーミングは、唇を起点に“欲”を考えたときに、色落ちを気にせず食べ物を食べたかったり、写真や動画に映る自分をかわいいくキープしたかったり、楽しくおしゃべりをしたかったりして、まるで怪物みたいだなと想像した。そこから“リップモンスター”という商品名が生まれた。

WWD:商品名だけでなく、ユニークな色の名前も特徴だ。

岩田: “思わず誰かに話したくなる商品”を目指して、“欲望の塊”や“ラスボス”など気になる色名を付けた。色の名前も候補が100案ほどあって、その中から厳選した。

若井: 色名だけでなく、カラーバリエーションも評価されたポイントだと思っている。SNSを見ていると、絶妙な色の違いを楽しみたい人が多そうだったので、普通はピンク、ブラウン、レッドと幅広くそろえるのが定石のところ、既存色はあえてブラウンベースのみのカラーに絞った。絶妙な色味の違いだからこそ似合う色が必ず見つかるし、集めてくれる人も多かったようだ。

WWD:3月にリリースした“欲コレクション”のような、イラストレーターや歌手との協業も好調を後押ししている。他ジャンルへのアプローチは一歩間違えるとイメージを左右することもあるはずだが、コラボの際に気をつけていることは?

岩田: 私たちも本気でやるという姿勢は大前提だ。「エヴァンゲリオン(EVANGELION)」と昨年コラボしたときもそうだったが、コンセプトをきちんと持ちながら、パロディにしないのは当然のこと、メイクの世界に元のコンテンツをいかに引き込んでいくかを意識している。

WWD:「ケイト」がものづくりで大切にしていることは?

岩田: 売れている商品の真似をせず、自分たちの感性を大切にすること。また、ニーズはシーズンではなくターゲットで捉える。「ケイト」のターゲットである若年層や、美容好きで感度の高い人が次に欲しいものは何だろうとメンバー全員が常に考えている。そのニーズを一番いいタイミングでキャッチすることが結果につながるはずだ。

WWD:ここ2〜3年の施策は成功と言える?

岩田: 成功だと思っている。今までもセルフメイクブランド部門では売り上げシェア1位だったが、去年は全メイク市場でナンバーワンのブランドになった。一つの通過点だが、方向性が定まって取り組むべき方向が見えてきたのは成長といえるだろう。今後はいかに継続しながら進化していくかが大事だと考えている。

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「ケイト」に聞いた絶好調の理由 “リップモンスター”やSNS世代に刺さる商品誕生の裏側

 カネボウ化粧品のメイクブランド「ケイト(KATE)」は、1997年に誕生した当初から“no more rules”を掲げ、ルールに縛られないメイクを提唱すると同時にクールでシャープなブランドイメージを確立してきた。ここ数年は、ユーザーの変身欲に着目したユニークなアプローチのものも多い。例えば、たれ目や涙袋を強調できる“マンガジェニックライナー”や、フェイクのふたえを描くことができる“トリプルグラデエキスパート”、白目の幅を自然に大きく見せるアイライナー“リアルアイズプロデューサー”などだ。

 また、コロナ禍で大ヒットを記録した“リップモンスター”は累計300万本を出荷し、2021年度は46部門のベスコスを受賞。“欲望の塊”や“ラスボス”といったユニークなカラー名も話題になった。今年3月にはイラストレーターの米山舞とのコラボビジュアルと共に“欲コレクション(YOKU COLLECTION)”をリリース。同時に、歌手のEveによるオリジナル楽曲「YOKU」のミュージックビデオを公開すると、2カ月足らずで650万回以上再生(4月28日現在)されている。

 このような商品は、どのように開発しているのだろうか。「ケイト」の変化について岩田有弘ブランドマネジャーとPRの若井麻衣に話を聞いた。

WWD:「ケイト」はなぜ変化したのか?

岩田有弘(以下、岩田):2019年ごろから「ケイト」を進化させようと頑張ってきた。これまでも安定した売り上げのあるブランドだったが、イメージが固定化した上に売り上げの成長も鈍くなり、飽和状態になっていた。さらに、業界内でもデジタルシフトするブランドが多くなり、マスブランドとしてのお客さまとのつながり方を考えなくてはいけなかった。

WWD:方向性をどう改めた?

岩田: まずは、当初から唱えてきた“no more rules”のパーパスに、ブランドの意志をいっそう強めて発信していこうと決めた。さらに“no more rules”を通して戦うべきものが、時代と共に変化していることにも注目した。

 これまではハイヒールや制服など、誰かに押し付けられた美の基準が戦うべき“ルール"だった。しかし、ソーシャルが発達した現代は画像の加工技術が発達し、SNS上はきれいな人ばかりになった。その周囲からの“ソーシャルプレッシャー”が不安や自信喪失につながっているのではないかと考えた。そこでわれわれは、同調圧力や固定観念をといったある種の“ルール"に従うのではなく、お客さまと一緒に取り組むスタンスを大切にしようと話し合った。

SNS世代に刺さる商品はどうやって生まれている?

WWD:消費者のリアルなニーズをつかみ、商品化するまでが早いイメージだ。

若井麻衣(以下、岩井): チームのメンバーは美容への愛が本当に強いため、リサーチ力がものすごい。私から見ていても、お客さまのちょっとした発信から、ニーズを汲み取る早さと感性が素晴らしいと感じる。定期的に実施しているアイデア出し会では若いスタッフもどんどんアイデアを出している。みんな、とんでもなく積極的だ。

岩田: たしかに要所要所にジャッジが必要な場面はあるが、そこまではみんな自由な発想で楽しくやっている。そういう雰囲気のおかげで、今は発案とリリースのサイクルがすごくよく回っているなと感じる。ただ、スピード感を保ったままリリースするのはやっぱり大変で、現場は体力勝負だ。

WWD:大ヒットした“リップモンスター”はどうやって生まれた?

岩田: コロナ禍でリップ市場が縮小する中、われわれが注目したのは「マスクをするからってメイクをしないのはありえない!」と思っている、メイクが生きがいの若年層。落ちにくいのは大前提として、コロナ禍でも楽しめるリップを作ろうと企画したのがきっかけだ。

 ネーミングは、唇を起点に“欲”を考えたときに、色落ちを気にせず食べ物を食べたかったり、写真や動画に映る自分をかわいいくキープしたかったり、楽しくおしゃべりをしたかったりして、まるで怪物みたいだなと想像した。そこから“リップモンスター”という商品名が生まれた。

WWD:商品名だけでなく、ユニークな色の名前も特徴だ。

岩田: “思わず誰かに話したくなる商品”を目指して、“欲望の塊”や“ラスボス”など気になる色名を付けた。色の名前も候補が100案ほどあって、その中から厳選した。

若井: 色名だけでなく、カラーバリエーションも評価されたポイントだと思っている。SNSを見ていると、絶妙な色の違いを楽しみたい人が多そうだったので、普通はピンク、ブラウン、レッドと幅広くそろえるのが定石のところ、既存色はあえてブラウンベースのみのカラーに絞った。絶妙な色味の違いだからこそ似合う色が必ず見つかるし、集めてくれる人も多かったようだ。

WWD:3月にリリースした“欲コレクション”のような、イラストレーターや歌手との協業も好調を後押ししている。他ジャンルへのアプローチは一歩間違えるとイメージを左右することもあるはずだが、コラボの際に気をつけていることは?

岩田: 私たちも本気でやるという姿勢は大前提だ。「エヴァンゲリオン(EVANGELION)」と昨年コラボしたときもそうだったが、コンセプトをきちんと持ちながら、パロディにしないのは当然のこと、メイクの世界に元のコンテンツをいかに引き込んでいくかを意識している。

WWD:「ケイト」がものづくりで大切にしていることは?

岩田: 売れている商品の真似をせず、自分たちの感性を大切にすること。また、ニーズはシーズンではなくターゲットで捉える。「ケイト」のターゲットである若年層や、美容好きで感度の高い人が次に欲しいものは何だろうとメンバー全員が常に考えている。そのニーズを一番いいタイミングでキャッチすることが結果につながるはずだ。

WWD:ここ2〜3年の施策は成功と言える?

岩田: 成功だと思っている。今までもセルフメイクブランド部門では売り上げシェア1位だったが、去年は全メイク市場でナンバーワンのブランドになった。一つの通過点だが、方向性が定まって取り組むべき方向が見えてきたのは成長といえるだろう。今後はいかに継続しながら進化していくかが大事だと考えている。

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ユーチューバー、モデルのそわんわんが「ガールズ バイ ピーチ・ジョン」に登場 “みんなそのままで素敵”SNS世代に投げかける自己肯定感のあり方

 「ピーチ・ジョン(PEACH JOHN)」の若年層向けブランド「ガールズ バイ ピーチ・ジョン(GiRLS by PEACH JOHN)」が運営する公式PRクラブ “ガーリスタ(GiRLISTA)”のメンバーにチャンネル登録者数63万人以上を抱える人気ユーチューバーのそわんわんが加入する。1年の活動期間中にコラムの執筆やブランドと自身のSNSを通してブランドメッセージや下着の魅力を発信するほか、下着の着用モデルも務める。

 そわんわんは親しみやすいキャラクターとポジティブなマインドで10〜20代を中心に支持を集める人気ユーチューバーで、20年からはファッション雑誌「ラファーファ(la farfa)」の専属モデルを務め、ライフスタイルやファッションなどを中心に発信している。今回の“ガーリスタ”の加入はブランドからのオファーではなく、そわんわん自らが「ピーチ・ジョン」にコンタクトをとり、出演を希望したことから始まったという。行動に至ったきっかけや今後の活動について聞いた。

WWD:自ら「ピーチ・ジョン」のインスタグラムにダイレクトメッセージを送ったと聞いた。

そわんわん:私は見た目が理由でできないことはないと信じて自分の悩みに関する発信も行っています。もちろん、発信するだけでなく行動で示さなければ説得力がありません。だから、可愛い服を着てファッションを楽しんでいる私の姿を見て「自分も楽しんでいいんだ!」と思ってもらえるように発信をしています。そういった思いから、年齢や体型を問わず魅力を発信し、「リアルサイズモデル™」の取り組みをしている「ピーチ・ジョン」と一緒に活動したい!やらせてほしい!と強く思いコンタクトを取りました。下着のモデルに挑戦することで、体型や外見に自信が持てない人でも1歩踏み出す勇気を持って行動を起こすことで、色んな可能性があることをもっとたくさんの人に伝えたいです。

WWD:外見をポジティブに捉えた発信が増えたきっかけは?

そわんわん:最近は自己肯定感という言葉をよく聞きますが、私は3〜4年前にユーチューブのコメントで「自己肯定感高いね」と言われて初めてその言葉を知りました。そして、世の中には自分の外見について悩んでいる人、他人の否定的な意見ばかり気にして生きている人が多いと感じました。私も昔は動画で自虐ネタをよくしていたのですが、「好きな洋服を着て楽しもう」と発信しているのに、「自分ブスやねん」と自虐していたら説得力ないですよね。その気づきがあって、自虐ネタは一切やめました。そして自己肯定感に悩む人が自分を好きになれるように、“みんなそのままで素敵”ということを積極的に発信しています。

WWD:発信する際に意識していることや大切にしていることは?

そわんわん: “誰かを否定していないか”をすごく考えます。自分の体型をポジティブに捉えて肯定する内容を発信していますが、やっぱり長い間“細い女性が美しい”という価値観があったし、人それぞれに価値観があって、どれも間違いじゃない。だから自分が発信するときは誰かを否定する言い方になっていないか?自分の価値観を押し付けていないか?と見直すようにしています。

WWD:ネットの世界は感情をむき出しでぶつけられることもある。発信することに怖さやためらいはなかった?

そわんわん:「どうしてこんな事が言えるんだろう」と怖く感じることもありますが、ネットとリアルの世界は分けて考えています。スマートフォンのこんな小さな世界の中で言われていることを気にするよりも、リアルを大切にしたいからです。悪口や批判など、どんな意見でも「そういう考え方もあるよね」といったん受け止めますが、否定的な意見に振り回されることはありません。誰かの否定的な意見で自分を変えるのって楽しくないし、自分のために生きていないと思うからです。

 人にとやかく言う人って自分に対しても厳しいんじゃないかな。だから人にも厳しく言ってしまう。もっと自分に甘くてもいいんです。でも、世の中には「美はこういうもの」という価値観の押し付けがまだ沢山あるのかな?と思ったり……。

WWD:今後“ガーリスタ”として発信したいことは?

そわんわん:サイズや体型で可愛い下着を諦めていた人って多いと思うんです。でも、手持ちのブラジャーのホックにセットしてアンダーを調整できる“ブラバックエクステンダーズ”というアイテムがあって、「こんな便利なものあるんだ!」と感動しました。私も最近まで知らなかったのですが、同じように知らなかった人に便利なアイテムがあることや、可愛い下着を楽しむ方法を発信したい。こういったアイテムを使うことは恥ずかしいと思う人もいるかもしれません。でも、可能性や選択肢が広がるとポジティブに捉えてほしい。製品だけじゃなくて身につける人のマインドも変えていきたいです。

WWD:やってみたいことや目標は?

そわんわん:大きな看板に出ることが目標です。多くの人の目に触れる場所で、私がファッションや自分自身を楽しんでいる姿を見せることで、今のあなたも十分素敵で、ファッションは楽しいものだと伝えたい。痩せていないからとか、なりたい自分になれていないからと今の自分を否定しないでほしい。発信していく中で傷つくような意見も出てくるかもしれません。でも、そこで自分を諦めずに“今の自分が楽しい”ことを伝え続けたいです。

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歴代「メットガラ」のアイコニックなルック60選 1996年から振り返るセレブたちのレッドカーペットルック

 毎年5月にニューヨークのメトロポリタン美術館(The Metropolitan Museum of Art)で開催されるファッション展覧会のオープニングイベント「メットガラ(MET GALA)」では、テーマに合わせたセレブたちの斬新で奇抜なファッションが注目を集める。5月2日に開催を控える2022年度の「メットガラ」を前に、米「WWD」による歴代のアイコニックなベストルック60選をテーマと合わせて紹介する。

1996年/「クリスチャン・ディオール」

2003年/「女神:クラシカル・モード」

2004年/「デンジャラス・リエゾン:18世紀のファッションと家具」

2005年/「ザ・ハウス・オブ・シャネル」

2006年/「アングロマニア:英国ファッションの伝統とトランスグレッション」

2007年/「ポワレ:キング・オブ・ファッション」

2008年/「スーパーヒーロー:ファッションとファンタジー」

2009年/「ミューズとしてのモデル:ファッションを体現する」

2011年/「アレキサンダー・マックイーン:サヴェージ・ビューティ」

2012年/「スキャパレリとプラダ:不可能な対話」

2013年/「パンク:カオスとクチュール」

2014年/「チャールズ・ジェームズ:ファッションを超えて」

2015年/「鏡の中の中国」

2016年/「マヌス×マシーナ:テクノロジー時代のファッション」

2017年/「川久保玲/コム デ ギャルソン:間の枝」

2018年/「天国のボディ:ファッションとカトリックのイマジネーション」

2019年/「キャンプ:ファッションについてのノート」

2021年/「イン・アメリカ:ファッションの辞書」

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花王が就業時間に休息を取り入れる働き方を推進 パフォーマンスアップなど効果を実感

 花王は社員の働きやすい環境作りの一環として、昨年9月から東京・茅場町の本社勤務社員を対象に、就業時間内に積極的な休息や休憩を取り入れた働き方「休み休みWork Style」を進めてきた。このほど本社以外の事業所に向けて「日中の休息でGENKIチャレンジ」と称し、事前公募した社員を対象に日中の休息や休憩時間(10〜15分)の確保と心身のリフレッシュを促す企画を行った。

 現在、花王は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、出社勤務と在宅勤務を併用したフレキシブルな就業体制を継続中だ。「日中の休息でGENKIチャレンジ」は、事前に公募した1257人の社員が昨年11月8日〜12月10日の期間に取り組んだ。対象社員はアイマスクなどを活用しながら「リフレッシュタイム」を取り入れたほか、期間中は社内コミュニティーサイトを活用して参加者同士で感想を共有・共感し合い、自身と異なる休息スタイルに“気付く”機会も設けた。

 その結果、出社・在宅に関わらず日中の休息・休憩時間を確保できるようになった社員が増加。また、パフォーマンスおよびワークエンゲージメントの向上がみられ、参加した社員は、「リラックスして業務に取り組めた」「午後からの集中力がアップした」など、積極的に休息を取り入れることへの効果を実感したという。このことから同社では、「『日中の休息でGENKIチャレンジ』でパフォーマンスがアップしたことから、今後は『休み休みWork Style』を本社以外の事業所にも拡大することを検討していく」(同社PR担当者)と話し、これまで以上に働きやすい環境作りの推進や心身の健康維持と業務の生産性向上に努めていく。

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カエルムが新メンズビューティ誌「シアン マン」創刊 表紙はSixTONESの京本大我

 「ナイロン ジャパン(NYLON JAPAN)」や「ハイスノバイエティ ジャパン(HIGHSNOBIETY JAPAN)」などを運営するカエルムは、8周年を迎えるビューティ誌「シアン(CYAN)」から、メンズビューティ&ファッション誌「シアン マン(CYAN man)」を5月30日に発行する。第1号の表紙にはSixTONESの京本大我を起用した。

 「シアン マン」は、20〜30代の“カルチャーにこだわりを持つ男性たちに向けた、新しいビューティ誌”として、リアリティのあるメンズビューティを発信する。ビューティ、ヘア、読み物、連載企画を核に誌面を構成し、ビューティでは“明日から真似できる”ような、日常に溶け込むメンズビューティを提案。ヘアでは、トップヘアデザイナーによるトレンドのヘア情報を人気サロン情報と合わせて伝える。読み物企画では、ビューティアイテムの新作や季節にあった最新情報を掲載し、連載ではブランドの成り立ちや背景に迫る企画のほか、香水にフォーカスするコンテンツを用意する。ウェブサイトとソーシャルメディアでも最新情報を配信し、本誌との連動企画はもちろん、ウェブのみのオリジナル記事を配信する。

 また、8周年を迎えるビューティ誌「シアン」は4月25日発売号でリニューアルした。話題のモデルやインフルエンサーとタッグを組み、よりビューティに特化したコンテンツを増やした。「シアン」は1、4、7、10月の各30日、「シアン マン」は2、5、8、11月の各30日に発売し、価格はそれぞれ税込1320円。全国書店、美容室、ウェブ書店で販売する。

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「マルニ」がポップアップ「マルニ マーケット」を開催 猫や犬がモチーフのアニマルバスケットなど新作を先行販売

 「マルニ(MARNI)」はポップアップストア「マルニ マーケット(MARNI MARKET)」を表参道ヒルズと阪急うめだ本店で開催する。表参道ヒルズは5月10日から、阪急うめだ本店では5月18日から。ポップアップでは新商品のほか、定番バッグの新色を先行販売する。バッグはそれぞれ発売日が異なり、一部商品はオンライン販売も実施する。詳細は表参道ヒルズ MARNI MARKET ONLINE 特設サイトと阪急百貨店公式通販 HANKYU E-STORES 特設サイトに記載している。

 表参道ヒルズでは、猫や犬などのアニマルモチーフをあしらった“アニマルバスケット”(税込1万9800円)や畳を用いた“タタミトート”(同1万4300円)を他店に先立って販売する。また“ストライプ バッグ ミニ”(同1万8700円)と“ハンモックバッグ”(同2万4200円)、“バンダナトート”の新色も登場する。

 阪急うめだ本店では、花や蝶がモチーフのバスケットバッグ(同1万9800円〜2万900円)や夏らしい“ジュルタバッグ”(同2万5300円)、ラージサイズの“テープバスケット”(同2万3100円)を販売。さらに“ストライプバッグ”(同2万900円)と“ハンモックバッグ”(同2万4200円)、“ジャージーハンドルピクニックバッグミニ”(同2万4200円)、“バンダナトート”(同1万9800円)の新色を先行販売する。

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2022年ウールマーク・プライズ、大賞はイギリスを拠点とする「サウル ナッシュ」

 若手デザイナーの登竜門「2022 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2022 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE 以下、IWP)」の受賞者が26日、ロンドンで発表された。

 大賞に輝いたのは、ガイアナ系イギリス人のサウル・ナッシュ(Saul Nash)による「サウル ナッシュ」。受賞に際して20万豪ドル(約1800万円)の賞金のほか、ビジネス運営に関するメンターシップやIWPのリテールパートナーである小売店で販売する機会が授与される。ダンサーとしての経歴も持つナッシュは、「ヒップホップバトルにも出場してきたので、落選することには慣れているが、自分のしてきたことが認められて光栄だ」と述べた。

 故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を讃えて20年に設立されたイノベーション部門のカール・ラガーフェルド・アワード(KARL LAGERFELD AWARD)には、「ムソマックスウェル(MMUSOMAXWELL)」が選出された。ブランドを手掛けるデザイナーデュオのマックスウェル・ボコ(Maxwell Boko)とムソ・ポッツェーン(Mmuso Potsane)には、10万豪ドル(約900万円)が贈られる。

 IWPを主催するザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)は、非営利団体オーストラリアン・ウール・イノベーション(AUSTRALIAN WOOL INNOVATION)の傘下。資金協力している約6万の牧羊業者を代表して、オーストラリア産ウールの研究開発やマーケティングを行い、世界的なサプライチェーンをサポートしている。ファイナリストに選出された7組は、2022-23年秋冬コレクション向けのメリノウールコレクションを披露して審査にのぞんだ。

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2022年ウールマーク・プライズ、大賞はイギリスを拠点とする「サウル ナッシュ」

 若手デザイナーの登竜門「2022 インターナショナル・ウールマーク・プライズ(2022 INTERNATIONAL WOOLMARK PRIZE 以下、IWP)」の受賞者が26日、ロンドンで発表された。

 大賞に輝いたのは、ガイアナ系イギリス人のサウル・ナッシュ(Saul Nash)による「サウル ナッシュ」。受賞に際して20万豪ドル(約1800万円)の賞金のほか、ビジネス運営に関するメンターシップやIWPのリテールパートナーである小売店で販売する機会が授与される。ダンサーとしての経歴も持つナッシュは、「ヒップホップバトルにも出場してきたので、落選することには慣れているが、自分のしてきたことが認められて光栄だ」と述べた。

 故カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)を讃えて20年に設立されたイノベーション部門のカール・ラガーフェルド・アワード(KARL LAGERFELD AWARD)には、「ムソマックスウェル(MMUSOMAXWELL)」が選出された。ブランドを手掛けるデザイナーデュオのマックスウェル・ボコ(Maxwell Boko)とムソ・ポッツェーン(Mmuso Potsane)には、10万豪ドル(約900万円)が贈られる。

 IWPを主催するザ・ウールマーク・カンパニー(THE WOOLMARK COMPANY)は、非営利団体オーストラリアン・ウール・イノベーション(AUSTRALIAN WOOL INNOVATION)の傘下。資金協力している約6万の牧羊業者を代表して、オーストラリア産ウールの研究開発やマーケティングを行い、世界的なサプライチェーンをサポートしている。ファイナリストに選出された7組は、2022-23年秋冬コレクション向けのメリノウールコレクションを披露して審査にのぞんだ。

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GW(ゴールデンウイーク)お出かけスポット&イベント11選 ミヤシタパークの屋上で楽しむ映画、アップカミングなアートギャラリーなど

 「WWDJAPAN」がオススメする、GW(ゴールデンウイーク)にオシャレして出掛けたい東京のスポットをお届け。宮下パークの屋上で楽しむ映画、アップカミングなアートギャラリー、移転オープンの「アートアクアリウム」、話題のポップアップなどの11スポットを紹介する。

 一昨年や昨年よりも多くのイベントの開催が見込まれているが、新型コロナウイルスの影響による事前予約の必要の有無、人数制限や急な予定の変更には引き続き注意が必要だ。今一度、感染対策にも気を配りながら、春の大型連休を存分に楽しもう。

「グッチ」のコレクションの世界観をインスタレーションや期間限定ショップ、カフェの3つのロケーションで表現

「グッチ(GUCCI)」が、渋谷のミヤシタパークで、最新のコレクション「グッチ ラブ パレード(GUCCI LOVE PARADE)」をテーマにした体験型イベント“グッチ ラブ パレード トーキョー(GUCCI LOVE PARADE TOKYO)”を開催。コレクションを発表したアメリカ・ハリウッドをイメージし、ハリウッド大通りにいるような写真を撮影できるコーナーや、映画のバックステージを思わせるスペースやレトロなゲームルームも設置する。

■“グッチ ラブ パレード トーキョー”

日程:~5月31日
場所:「グッチ」渋谷 ミヤシタパーク、「シークエンス ミヤシタパーク」
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10
入場方法:事前予約制 ※予約の詳細はイベント公式サイトをご覧ください。
>>詳細はこちら

人気アニメ「呪術廻戦」と「ドルチェ&ガッバーナ」コラボの
ポップアップストアは、GW前半にチェック

「呪術廻戦」と「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)」のコラボを記念したポップアップストアは、アイテムだけでなく店内のインスタレーションにも注目。虎杖悠仁、伏黒恵、釘崎野薔薇、禪院真希、狗巻棘、パンダ、七海建人、五条悟ら8人が空中に浮かび上がるようにホログラムディスプレイに映し出される。GW前半の5月1日までなので、早めに足を運びたい。

■「ドルチェ&ガッバーナ × 呪術廻戦」ポップアップストア in 渋谷

開催期間:~5月1日
場所:ゼロベース 渋谷(ZeroBase 渋谷)
住所:東京都渋谷区道玄坂2-5-8
入場方法:事前予約制 ※予約の詳細はイベント公式サイトをご覧ください。
>>>詳細はこちら

約60の店舗と80を超える企画が集まるライフスタイルイベント、
「生活のたのしみ展」

食べ物、衣服、アートなどジャンルを問わず暮らしのあらゆる“たのしみ”を集めた「ほぼ日」による“生活のたのしみ展”が3年ぶりに開催。NIGO®と「ほぼ日」がコラボしたチノパンツなど見逃せないコラボアイテムも登場する。

■生活のたのしみ展2022

場所:新宿住友ビル 三角広場(東京都新宿区西新宿2-6-1)
日程:2022年4月29日~5月4日
時間:11:00~20:00(最終日は18:00まで)
場所:新宿住友ビル 三角広場
住所:東京都新宿区西新宿2-6-1
料金:入場無料

能、オペラ、バレエからポップスまで
パフォーマンスが目白押しの「日比谷フェスティバル」

劇場が多くある日比谷・銀座の街にちなみ、多様なジャンルのパフォーマンスをミッドタウン日比谷にて無料で上演する「日比谷フェスティバル」が3年ぶりに開催。能や狂言、オペラ、バレエからポップスに加え、劇団四季の登場するパフォーマンスなど充実したプログラムを用意した。

■日比谷フェスティバル

日程:4月29日~5月8日
時間:11:00~20:00(ショップ営業時間)※各プログラムの詳細はイベント公式サイトをご覧ください。
場所:東京ミッドタウン日比谷
住所:東京都千代田区有楽町1丁目1
入場方法:入場自由、イベントによって事前予約制 ※予約の詳細はイベント公式サイトをご覧ください。

「逗子海岸映画祭」がミヤシタパークに上陸!
宮下公園の屋上で映画とクラフトビールを楽しもう

湘南エリアの初夏の風物詩となった人気イベント「逗子海岸映画祭」が、都市型の新イベント「宮下公園映画祭」を同時開催。「チョコーレートドーナツ(Any Day Now)」や「万引き家族」など話題作を上映する。映画以外にも、DJセットやメリーゴーラウンド、クラフトビールなどを販売するキッチンカーなどを用意し、ロマンチックな時間を過ごしたい人にオススメ。

■宮下公園映画祭(MIYASHITA PARK FILM FESTIVAL)

日程: 4月29日~ 5月8日
時間:11:00~22:00 ※上映スケジュールの詳細はイベント公式サイトをご覧ください。
場所:渋谷区立宮下公園
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10
料金:1000円(一般)※チケットの詳細はイベント公式サイトをご覧ください。

日本橋にあった「アートアクアリウム」がGW中に銀座三越に移転オープン!
15年目を迎えさらに豪華絢爛に

夏の人気イベントとして始まり、日本橋にあった「アートアクアリウム美術館」が「アートアクアリウム美術館 GINZA」として銀座三越に移転オープン。銀座三越の8階の全フロアを使い、これまでの人気作品に加え、新作も多く発表する。

■アートアクアリウム美術館 GINZA(ART AQUARIUM MUSEUM GINZA)

オープン:5月3日
時間:10:00~19:00
場所:銀座三越新館8階
住所:東京都中央区銀座4-6-16
料金:2300円(WEBチケット)、2400円(当日券)※チケットの詳細はイベント公式サイトをご覧ください。

公募展形式のアートフェスティバル「SICF」で気鋭の若手作家のアートに触れる

公募で集まった絵画、立体、メディアアートなどジャンルにとらわれない計100のアーティストが2つの日程に分かれ展示を行う。マーケットも同時に開催し、アクセサリーやアパレル、クラフトの販売もする。昨年は1万人以上が来場した若手の発掘と支援を目的としたアートフェスだ。

■SICF (Spiral Independent Creators Festival)

日程:5月3~8日
時間:11:00~20:00 (3日と6日は12:00~、5日と8日は~18:00)
場所:スパイラルホール(スパイラル3F)
住所:東京都港区南青山5-6-23
料金:800円(一般予約)、学生無料 ※チケットの詳細はイベント公式サイトをご覧ください。

男性の視点に偏っているアニメカルチャーなどテーマにしたフェミニズムアート、
“フー・セッド・イット・ワズ・シンプル?(Who said it was simple?)”展

10代で渡米し、日米の文化間のギャップをテーマとして活動する山本れいらが、フェミニズム視点でアニメカルチャーを解釈した作品を発表。個展の名前は白人中心的なフェミニズムに疑問を持った詩人オードリー・ロード(Audre Lorde)の作品から引用している。ポップなビジュアルとその強いメッセージ性に注目だ。

■山本れいら 個展 “フー・セッド・イット・ワズ・シンプル?”

時間:13:00~20:00
休廊日:火曜日、水曜日、木曜日(祝日を除く)
場所:リツキ・フジサキ・ギャラリー(Ritsuki Fujisaki Gallery )
住所:東京都中央区東日本橋 2-2-10
料金:入場無料

トランスジェンダー男性にフォーカスした展示会

LGBTQ+の中でも特にトランスジェンダー男性(出生時に割り当てられた性別が女性で、性自認が男性の人)にフォーカスしたイベント。写真展のほか、雑誌、アパレル商品やアンダーウエアの販売も行う。当事者はもちろん、LGBTQ+の中でも光が当たりにくいトランスジェンダー男性についての理解を深めたい人も楽しめる展示会を目指したという。

■新宿ダイアログ企画「トランスジェンダー展」

日程:~5/1
時間:11:00~23:00
場所:新宿ダイアログ
住所:東京都新宿区新宿3-1-32 新宿ビル1号館 2階、3階
料金:入場無料

ラシード・ジョンソンによる植物とスチールの美しいインスタレーション

アメリカ人アーティスト、ラシード・ジョンソンの作品「Plateaus」をルイ・ヴィトン表参道で展示する。黒人アーティストとひとくくりにされることを拒む“ポスト・ブラック”運動の一翼を担ったアーティストの作品は、日本での公開は初めて。スチールと植物の美しいインスタレーションには本やアフリカのシアバターなどを置き、アイデンティティの複雑さを表現している。

■ラシード・ジョンソン 「Plateaus」

日程:~9月25日
時間:12:00~20:00
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F
料金:入場無料

「ヒステリックグラマー」が出版していた森山大道の写真集がテーマの写真展

プレミアが付くほどの人気を誇る、「ヒステリックグラマー」が出版していた森山大道による同名の写真集がテーマ。未公開のアーカイブ作品が見られる貴重なチャンスだ。同時開催で、「ヒステリックグラマー」渋谷店でも森山の作品を展示する。

■森山大道 「DAIDO HYSTERIC」

日程:4月29日~5月22日
時間:12:00~19:00
休館日:月曜日、火曜日
場所:ギャラリー・コモン(Gallery COMMON)
住所:東京都渋谷区神宮前5-39-6 B1F
料金:入場無料

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フェムテック市場創出を行うフェルマータが2億1000万円の資金調達を実施

 女性のウエルネス課題の解決や支援事業を行うフェルマータ(FERMATA)はこのほど、シリーズAラウンドにおいて第三者割当増資により総額2億1000万円の資金調達を実施した。引受先は、リードインベスターである東京大学エッジキャピタルパートナーズ(以下、UTEC)のほか、DEEPCORE、iSGSインベストメントワークス、伊藤忠商事。本調達によって、市場全体から必要とされるグローバルプラットフォーマーとして、全てのステークホルダーから信頼されるキュレーターとしての存在価値の確立を目指す。

 フェルマータは現在のアジア・日本のフェムテック市場を黎明期を抜けて過渡期となったと捉え、膨大な選択肢や情報があふ れている一方で、まだまだフェムテック製品・サービスにアクセスするのに物理的・心理的障壁を感じる人が多く存在するなど、これまでにないアクセスギャップが生じ始めているとしている。また、フェムテックを含むヘルステック業界の急速な成長に対し、個々人のヘルスケアデータを企業および社会全体で利活用する際に、プライバシーをどのように保護していくかといった点において、十分な議論やルール整備が追いついていない状況にあるという。

 そこで同社は今後その需要に応えるキュレーションおよびレコメンデーション機能をはじめとしたシステムを提供する予定ため、今回調達した資金はこれらのシステム開発および既存事業を含む採用の強化に充てる。

 UTECはプラットフォーム開発や各事業の拡大、アカデミア、行政との連携においてサポート。DEEPCOREはプラットフォームの技術支援を、iSGSインベストメントワークスはプラットフォームにおける個人向けのサービス構築において支援する。また、伊藤忠商事とは資本・業務提携を行い、流通面におけるアジア・日本市場の拡大および参入支援、法人向けサービスの展開をともに行う予定だ。

 なおUTECから、片田江舞子パートナーが社外取締役に、郷治友孝代表取締役CEO マネージングパートナーが監査役に就任する。

 フェルマータは「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンに掲げ、2019年に創業。アジア・日本でのフェムテック市場創出に寄与する多様な事業を展開する。900社を超える世界各国のフェムテック企業とのネットワークや、9つのフェムテック主要国際ハブとのパートナーシップ、国際色豊かなメンバーが公衆衛生やコミュニティ育成など各分野の専門性を武器に成長を遂げている。昨年は創業2周年を記念して「フェムテック ・フェス(Femtech Fes!)」をリアルイベントで開催。世界6地域、27カ国から、157ものプロダクトやサービスをキュレーションした。

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渋谷パルコに新名所爆誕!? 超ハイクオリティーな等身大フィギュアを展示&販売

 渋谷パルコは4月27日、新たな自主編集スペースとしてアートフィギュアギャラリー「ワンスラッシュ(1/ONE SLASH)」を5階にオープンした。フィギュア界の重鎮であるデザインココとタッグを組み、約9坪のスペースで等身大フィギュアを展示・販売する。第一弾として7月18日まで、コーエーテクモゲームの「ソフィーのアトリエ2」の主人公ソフィーの等身大フィギュアを展示・販売する。高さと幅が2mの等身大フィギュアで台座付きの特別バージョン(1個限定)が605万円、通常バージョンが429万円、1/7スケールの高さ26cmのフィギュアが2万3980円で、フィギュアは全商品がパルコのオンラインストア「カエルパルコ」経由での完全受注生産&販売になる。

 デザインココと同社を率いる千賀淳哉・代表取締役は、フィギュア界ではよく知られた存在だ。同社はフィギュアを、デザインから3Dデータ作成、製造、彩色までの一貫生産しており、これまで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催された「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展」や「エヴァンゲリオン」「初音ミク」の等身大フィギュアなど、数多くのプロジェクトも手がけてきた。千賀代表に聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):なぜ渋谷パルコに?

千賀淳哉デザインココ社長(以下、千賀):これまでも数多くの企業から出店要請や共同プロジェクトを持ちかけられてきたが、ほとんど断ってきた。ただ、フィギュアを売ることだけが目的のプロジェクトなら、パルコでも断っていただろう。最大の目的は、フィギュア、それ自体の付加価値をもっと高めたかったからだ。漫画やアニメ、ゲームは大ヒットした作品ばかりに目が行きがちだが、実際にはヒットするのは本当に少ない。それでも作者から出版社、ゲーム会社などと一体になって全員で夢を追い求めてきて、今がある。加えて、フィギュアにする場合は、それぞれのキャラクターや原作の世界観を生かしながら、2次元のものを3次元にするわけだから当然難易度も高い。評価を受けているのは、常に全力で取り組んできた結果だが、このフィギュア自体の価値を高めるためには、単独では難しい。フィギュアの歴史に新たな価値を付け加えたいと考えたときに、パルコからオファーがあった。

WWD:特別バージョンは605万円、通常バージョンでも429万円とかなり高いですね。

千賀:フィギュアに馴染みのない人には高いと思うかもしれないが、それは違う。これまでもアート作品なども数多く手がけてきたが、この「ソフィー」に関しては、手間や細部のこだわり、クオリティーの高さを考えれば10倍の価格で販売してもいいくらいだ。ただ、価格や売り上げよりもこれまでECのみで売ることが多かったフィギュアを、リアルな場所で、国内外のいろいろな人が行き交う「渋谷パルコ」という場所で見せられることに意義を感じている。

WWD:今後は?

千賀:当社の工場は宮城県登米市にあって、最先端の機械も使うし、丹念な手作業も行っているが、そうした社員のほとんどは、最近は美大出身者も増えてきたが、地元雇用の女性だ。我々が漫画やアニメが原作のキャラクターをフィギュア化するときは、誇張でもなんでもなく、原画1枚から最終的にフィギュアにまで仕上げることだって少なくない。実際に当の漫画の作家本人からフィギュアを見て「ようやく本当に漫画の中から出てきてもらえた!」と言われることだって少なくない。それくらい心血を注いでフィギュア作りに取り組んできた。フィギュアはまだ現時点ではポップカルチャーの一種と取られられているが、最終的なゴールは現代アートを目指している。そのためにはこれからはパルコと組み、ファッションやアート、カルチャーとった分野の企業やクリエイター、アーティストとのコラボレーションを積極的に進めたい。

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渋谷パルコに新名所爆誕!? 超ハイクオリティーな等身大フィギュアを展示&販売

 渋谷パルコは4月27日、新たな自主編集スペースとしてアートフィギュアギャラリー「ワンスラッシュ(1/ONE SLASH)」を5階にオープンした。フィギュア界の重鎮であるデザインココとタッグを組み、約9坪のスペースで等身大フィギュアを展示・販売する。第一弾として7月18日まで、コーエーテクモゲームの「ソフィーのアトリエ2」の主人公ソフィーの等身大フィギュアを展示・販売する。高さと幅が2mの等身大フィギュアで台座付きの特別バージョン(1個限定)が605万円、通常バージョンが429万円、1/7スケールの高さ26cmのフィギュアが2万3980円で、フィギュアは全商品がパルコのオンラインストア「カエルパルコ」経由での完全受注生産&販売になる。

 デザインココと同社を率いる千賀淳哉・代表取締役は、フィギュア界ではよく知られた存在だ。同社はフィギュアを、デザインから3Dデータ作成、製造、彩色までの一貫生産しており、これまで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催された「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展」や「エヴァンゲリオン」「初音ミク」の等身大フィギュアなど、数多くのプロジェクトも手がけてきた。千賀代表に聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):なぜ渋谷パルコに?

千賀淳哉デザインココ社長(以下、千賀):これまでも数多くの企業から出店要請や共同プロジェクトを持ちかけられてきたが、ほとんど断ってきた。ただ、フィギュアを売ることだけが目的のプロジェクトなら、パルコでも断っていただろう。最大の目的は、フィギュア、それ自体の付加価値をもっと高めたかったからだ。漫画やアニメ、ゲームは大ヒットした作品ばかりに目が行きがちだが、実際にはヒットするのは本当に少ない。それでも作者から出版社、ゲーム会社などと一体になって全員で夢を追い求めてきて、今がある。加えて、フィギュアにする場合は、それぞれのキャラクターや原作の世界観を生かしながら、2次元のものを3次元にするわけだから当然難易度も高い。評価を受けているのは、常に全力で取り組んできた結果だが、このフィギュア自体の価値を高めるためには、単独では難しい。フィギュアの歴史に新たな価値を付け加えたいと考えたときに、パルコからオファーがあった。

WWD:特別バージョンは605万円、通常バージョンでも429万円とかなり高いですね。

千賀:フィギュアに馴染みのない人には高いと思うかもしれないが、それは違う。これまでもアート作品なども数多く手がけてきたが、この「ソフィー」に関しては、手間や細部のこだわり、クオリティーの高さを考えれば10倍の価格で販売してもいいくらいだ。ただ、価格や売り上げよりもこれまでECのみで売ることが多かったフィギュアを、リアルな場所で、国内外のいろいろな人が行き交う「渋谷パルコ」という場所で見せられることに意義を感じている。

WWD:今後は?

千賀:当社の工場は宮城県登米市にあって、最先端の機械も使うし、丹念な手作業も行っているが、そうした社員のほとんどは、最近は美大出身者も増えてきたが、地元雇用の女性だ。我々が漫画やアニメが原作のキャラクターをフィギュア化するときは、誇張でもなんでもなく、原画1枚から最終的にフィギュアにまで仕上げることだって少なくない。実際に当の漫画の作家本人からフィギュアを見て「ようやく本当に漫画の中から出てきてもらえた!」と言われることだって少なくない。それくらい心血を注いでフィギュア作りに取り組んできた。フィギュアはまだ現時点ではポップカルチャーの一種と取られられているが、最終的なゴールは現代アートを目指している。そのためにはこれからはパルコと組み、ファッションやアート、カルチャーとった分野の企業やクリエイター、アーティストとのコラボレーションを積極的に進めたい。

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渋谷パルコに新名所爆誕!? 超ハイクオリティーな等身大フィギュアを展示&販売

 渋谷パルコは4月27日、新たな自主編集スペースとしてアートフィギュアギャラリー「ワンスラッシュ(1/ONE SLASH)」を5階にオープンした。フィギュア界の重鎮であるデザインココとタッグを組み、約9坪のスペースで等身大フィギュアを展示・販売する。第一弾として7月18日まで、コーエーテクモゲームの「ソフィーのアトリエ2」の主人公ソフィーの等身大フィギュアを展示・販売する。高さと幅が2mの等身大フィギュアで台座付きの特別バージョン(1個限定)が605万円、通常バージョンが429万円、1/7スケールの高さ26cmのフィギュアが2万3980円で、フィギュアは全商品がパルコのオンラインストア「カエルパルコ」経由での完全受注生産&販売になる。

 デザインココと同社を率いる千賀淳哉・代表取締役は、フィギュア界ではよく知られた存在だ。同社はフィギュアを、デザインから3Dデータ作成、製造、彩色までの一貫生産しており、これまで六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催された「尾田栄一郎監修 ONE PIECE展」や「エヴァンゲリオン」「初音ミク」の等身大フィギュアなど、数多くのプロジェクトも手がけてきた。千賀代表に聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):なぜ渋谷パルコに?

千賀淳哉デザインココ社長(以下、千賀):これまでも数多くの企業から出店要請や共同プロジェクトを持ちかけられてきたが、ほとんど断ってきた。ただ、フィギュアを売ることだけが目的のプロジェクトなら、パルコでも断っていただろう。最大の目的は、フィギュア、それ自体の付加価値をもっと高めたかったからだ。漫画やアニメ、ゲームは大ヒットした作品ばかりに目が行きがちだが、実際にはヒットするのは本当に少ない。それでも作者から出版社、ゲーム会社などと一体になって全員で夢を追い求めてきて、今がある。加えて、フィギュアにする場合は、それぞれのキャラクターや原作の世界観を生かしながら、2次元のものを3次元にするわけだから当然難易度も高い。評価を受けているのは、常に全力で取り組んできた結果だが、このフィギュア自体の価値を高めるためには、単独では難しい。フィギュアの歴史に新たな価値を付け加えたいと考えたときに、パルコからオファーがあった。

WWD:特別バージョンは605万円、通常バージョンでも429万円とかなり高いですね。

千賀:フィギュアに馴染みのない人には高いと思うかもしれないが、それは違う。これまでもアート作品なども数多く手がけてきたが、この「ソフィー」に関しては、手間や細部のこだわり、クオリティーの高さを考えれば10倍の価格で販売してもいいくらいだ。ただ、価格や売り上げよりもこれまでECのみで売ることが多かったフィギュアを、リアルな場所で、国内外のいろいろな人が行き交う「渋谷パルコ」という場所で見せられることに意義を感じている。

WWD:今後は?

千賀:当社の工場は宮城県登米市にあって、最先端の機械も使うし、丹念な手作業も行っているが、そうした社員のほとんどは、最近は美大出身者も増えてきたが、地元雇用の女性だ。我々が漫画やアニメが原作のキャラクターをフィギュア化するときは、誇張でもなんでもなく、原画1枚から最終的にフィギュアにまで仕上げることだって少なくない。実際に当の漫画の作家本人からフィギュアを見て「ようやく本当に漫画の中から出てきてもらえた!」と言われることだって少なくない。それくらい心血を注いでフィギュア作りに取り組んできた。フィギュアはまだ現時点ではポップカルチャーの一種と取られられているが、最終的なゴールは現代アートを目指している。そのためにはこれからはパルコと組み、ファッションやアート、カルチャーとった分野の企業やクリエイター、アーティストとのコラボレーションを積極的に進めたい。

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「GU」と「ポケモン」がコラボ ベビー&キッズウエアから新作を発売

 「ジーユー(GU)」は、ベビー&キッズウエアから「ポケモン」と協業した新作コレクションを4月29日に発売する。「ジーユー ベビー(GU BABY)」と「ジーユー キッズ(GU KIDS)」の取り扱い店舗と公式オンラインストアで販売する。

 ベビーアイテムは、キャラクターのピカチュウやポッチャマ、モンスターボールをプリントした愛らしいグラフィックTシャツ(各税込990円)の3種類で、サイズは80cm、90㎝、100㎝を用意する。キッズアイテムは、モノクロで手描き風のピカチュウをあしらったTシャツ(同990円)や、カラフルな“POKEMON”の文字を配したTシャツ(同990円)など6種類で、サイズは100〜160cmをラインアップ。またピカチュウやカビゴンなどをデザインに落とし込んだラウンジウエアのセット(同1690円)も4種類そろえる。

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ポーラ・オルビスHDが米子会社H2O PLUSを解散

 ポーラ・オルビスホールディングス(HD)は28日付で、米国の子会社H2O PLUS HOLDINGS(エイチツーオープラス ホールディングス、以下H2O PLUS)を解散および清算すると発表した。

 H2O PLUSの業績は計画を下回っており、回復のための施策を実施したが今後の事業継続に利点を見出すことは困難と判断した。精算の終了は、取り引き先との契約に伴う商品供給義務などを果たしたのち、2023年下期以降に清算結了となる見込み。なお、解散に伴う損失は約2億円、税金費用の減少による約45億円を計上する予定で、22年12月期通期の純利益は期初発表予想から約43億円増加する見込み。

 同社は11年に米国のスキンケアメーカーH2O PLUSを買収。米国を中心に化粧品を製造・販売していた。H2O PLUS解散により、同社グループが取り扱う海外ブランドは「ジュリーク(JURLIQUE)」のみとなる。

 ポーラ・オルビスHDの22年1〜3月(第1四半期)決算は、売上高が376億円(前年同期比13.5%減)、営業利益が19億円(同55.6%減)、経常利益が41億円(同28.2%減)、純利益が71億円(同82.3%増)だった。

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「ルイ・ヴィトン」から女性向けダイバーズウオッチ 白地にピンクゴールドが映える

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は5月6日、ダイバーズウオッチコレクションの“タンブール ストリート ダイバー”から、新作のレディス時計“タンブール ストリート ダイバー ゴールド ラグーン スティール & ゴールド”を発売する。100m防水で、価格は税込136万7300円。

 白を基調とし、そこにピンクゴールドを組み合わせる。これは、「“朝日が昇る瞬間の、水面に映る美しい金色”から着想したもの」だという。また同ブランドは、「スポーティーさは残しつつ、フェミニンな魅力を強調した」と説明する。

 “タンブール ストリート ダイバー”コレクションは2021年に発売。同年、「ジュネーブ・ウオッチメーキング・グランプリ(GPHG)」で、自動巻きモデルが「ダイバーズウオッチ賞」を受賞した。

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ビームス ウィメン 原宿で古着1000点を集めたポップアップ開催

 ビームスは、約1000点の古着を集めたポップアップイベントを4月29日〜5月29日にビームス ウィメン 原宿で開催する。

 商品は、ビンテージバイヤーの栗原道彦が手掛ける古着店ミスタークリーン トミガヤと、1930〜80年代のビンテージ古着などを扱うピグスティ(PIGSTY)からセレクトした。春夏シーズンに向けたスエットアイテムやTシャツ、カットソー、プリントワンピースなどを中心にバリエーション豊富にそろえた。

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ビームス ウィメン 原宿で古着1000点を集めたポップアップ開催

 ビームスは、約1000点の古着を集めたポップアップイベントを4月29日〜5月29日にビームス ウィメン 原宿で開催する。

 商品は、ビンテージバイヤーの栗原道彦が手掛ける古着店ミスタークリーン トミガヤと、1930〜80年代のビンテージ古着などを扱うピグスティ(PIGSTY)からセレクトした。春夏シーズンに向けたスエットアイテムやTシャツ、カットソー、プリントワンピースなどを中心にバリエーション豊富にそろえた。

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バンクシーの壁画がある建物を売却か 保有する米アクセサリーブランドが破産申請

 ロサンゼルスを拠点とするアクセサリーブランド「タリナ タランティーノ(TARINA TARANTINO)」を運営するタリナ・タランティーノ・マネジメント(TARINA TARANTINO MANAGEMENT)が、日本の民事再生法に当たる米連邦破産法第11条の適用を破産裁判所に申請したことが一部で注目を集めている。同社が保有する建物の壁に、覆面アーティストのバンクシー(Banksy)による作品が描かれているためだ。

 “ザ・スパークル・ファクトリー(The Sparkle Factory)”と呼ばれるこの建物は、1914年に建てられた。ロサンゼルスのアパレル卸問屋街であるファッション・ディストリクトにあり、広さはおよそ2400平方メートル。23年に公開されたサイレント映画の名作「ロイドの要心無用(原題:Safety Last!)」の撮影が行われたことでも知られている。また、ハリウッド映画の衣装を専門に取り扱うウェスタン・コスチューム・カンパニー(WESTERN COSTUME COMPANY)が長年にわたって入居していた。2007年に、「タリナ タランティーノ」の創業デザイナーであるタリナ・タランティーノと夫のアルフォンソ・カンポス(Alfonso Campos)ほか数人が同建物を400万ドル(約5億円)で購入。その後、10年にバンクシーが“ガール・オン・ア・スイング(Girl on a Swing)”として知られる作品を壁に描いた。なお、これはバンクシーが自身の作品だと認めているものの一つ。14年には、メルローズ・アベニューにあった「タリナ タランティーノ」の店舗が同建物に移転。現在は、ほかに複数のテナントが入っている。

 ファッション・ディストリクトは、14年に米シアトル発のライフスタイル型ホテル「エースホテル(ACE HOTEL)」がオープンした頃から人気が高まり、「アクネ ストゥディオズ(ACNE STUDIOS)」「イソップ(AESOP)」「アー・ペー・セー(A.P.C.)」「ガニー(GANNI)」「ポール・スミス(PAUL SMITH)」などのブランドが相次いで出店した。

 「タリナ タランティーノ」は1995年創業。色鮮やかなビーズや「スワロフスキー(SWAROVSKI)」のクリスタルを使用したアクセサリーを手掛けており、ハローキティや米マテル(MATTEL)のバービー人形などともコラボレーションしている。タリナ・タランティーノ・マネジメントは、タランティーノとカンポスが株式を41.5%ずつ保有しており、800万ドル(約10億円)の抵当貸付などの返済を迫られている。同社が破産裁判所に提出した書類によれば、建物自体の価値は1600万ドル(約20億円)、バンクシーの壁画は別途1000万ドル(約12億円)程度と見積もられているようだ。カンポスは、「コロナ禍の影響により苦難に直面しているが、破産裁判所の支援の下、事業再建を目指したい。“ザ・スパークル・ファクトリー”には多大な労力と資金を注ぎ込んでおり、これからも価値のある素晴らしい建物として維持してロサンゼルス市に貢献したいと考えている」とコメントした。

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「サマンサタバサ」が「ちびまる子ちゃん」&「コジコジ」とコラボ リュックやポロシャツを発売

 サマンサタバサジャパンリミテッド(東京、門田剛社長)は「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE)」と「アンダー25サマンサタバサ(UNDER25 SAMANTHA THAVASA)」から、さくらももこ作品の「ちびまる子ちゃん」「コジコジ」とコラボした“モモコ サクラ コレクション”を発売する。価格はリュックが税込1万7600円、財布が1万8700円、ポロシャツが1万9800円など。4月27日から、公式オンラインショップと実店舗で予約を受け付けている。

 リュックのかぶせや財布のボディーに猫や花を型押ししたり、金具部分に星のステッキを持って空を飛ぶまる子をあしらったり、ディテールでも物語の世界観にこだわる。

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「サマンサタバサ」が「ちびまる子ちゃん」&「コジコジ」とコラボ リュックやポロシャツを発売

 サマンサタバサジャパンリミテッド(東京、門田剛社長)は「サマンサタバサプチチョイス(SAMANTHA THAVASA PETIT CHOICE)」と「アンダー25サマンサタバサ(UNDER25 SAMANTHA THAVASA)」から、さくらももこ作品の「ちびまる子ちゃん」「コジコジ」とコラボした“モモコ サクラ コレクション”を発売する。価格はリュックが税込1万7600円、財布が1万8700円、ポロシャツが1万9800円など。4月27日から、公式オンラインショップと実店舗で予約を受け付けている。

 リュックのかぶせや財布のボディーに猫や花を型押ししたり、金具部分に星のステッキを持って空を飛ぶまる子をあしらったり、ディテールでも物語の世界観にこだわる。

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ワークマン銀座店、入場規制で40分待ち オープン初日

 ワークマンは28日、東京都心初出店となる「#ワークマン女子」銀座イグジットメルサ店をオープンした。売り場での密を避けるために整理券を配布。「(混雑が)いったん落ち着いた」(同社スタッフ)という12時半時点で40分ほどの入店待ちだった。メディアでもたくさん紹介された話題の店舗のため、午後から夕方にかけてさらに人が集まることが予想される。

 平日の正午ということもあって、40〜60代くらいの女性客が多かった。大半の人が買い物カゴに数点の服を入れていた。アウトドアウエアだけでなく、暑い日に活躍しそうな吸汗速乾のTシャツ(税込780円)や雨を弾く撥水機能のスカート(同1900円)などタウンウエアが人気だった。都内在住という30代の女性は「初めてワークマンに入った。安くてかわいい服が多くて迷う」と話していた。

 11時から20時までの営業で、入場制限をしながら1200〜1300人の入店客を見込み、初日売り上げ500万円を見込む。ゴールデンウイーク中も同様の入店客と売り上げを想定する。

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「イケア」が全国の店舗でアウトドアショップ GW中には各種イベントも開催

 「イケア(IKEA)」は、初夏を楽しく過ごすための商品やアイデアを紹介するアウトドアショップを4月18日から順次開催する。対象は都市型店舗を除く全国の店舗で、1階のセルフサービスエリアで展開する予定だ。公式オンラインストアでも、アウトドアの商品やアイデアを公開する。また、ゴールデンウイーク期間中は、各種イベントを開催。詳細は公式ホームページに記載している。

 アウトドアショップでは、新商品のテーブルと折り畳みチェア2脚がセットになった“フェヤン(FEJAN)”(税込4999円)やクッションカバー“グルベルソ(GULLBERGSÖ)(同799円)、ブロックキャンドルの“エーデロヴスコグ(ÄDELLÖVSKO)”(同1299円)などもラインアップする。

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藤原ヒロシや滝沢伸介、オカモトレイジらが出演 「ドクターマーチン」の裏原宿カルチャーに着目したドキュメンタリームービー

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、裏原宿カルチャーに着目したドキュメンタリームービー“ドクターマーチン ジュークボックス ジョインツ(Dr. Martens JUKEVOX JOINTS)”を特設サイトで公開した。

 ムービーは、これまでのコラボレーションカルチャーや東京のストリートに焦点を当て、各界のレジェンドたちのインタビューをもとに原宿カルチャーのはじまりと今をひも解いていく。藤原ヒロシや「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」の滝沢伸介、「ダブルタップス(WTAPS)」などを手掛ける西山徹らが語るほか、OKAMOTO'Sのオカモトレイジやグラフィックアーティストのヴェルディ(VERDY)らも出演する。

 またアートワークは「C.E」のデザイナーであるスケートシング(SKATE THING)、ナビゲーターはミュージシャンの高木完、構成は「アウトスタンディングM(OUT STANDING M)」の編集長兼クリエイティブ・ディレクターのデッツ松田、総合監督は映像作家のタケイ・グッドマン(TAKEI GOODMAN)がそれぞれ担当した。

 ムービーの公開を記念し、同ブランドのロンドン本社から集めたコラボレーションアイテムを展示する、世界初となるミュージアム展“ドクターマーチン コラボレーション ミュージアム(Dr. Martens COLLABORATION MUSEUM)”を開催中だ。会場は東京・表参道のドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(Dr. Mrartens SHOWROOM TYO)で、5月23日まで行う。

■Dr. Martens COLLABORATION MUSEUM
会期: 4月28日〜5月23日
場所:Dr. Mrartens SHOWROOM TYO
住所:東京都渋谷区神宮前5-2-28 1階
時間:12:00〜19:00(火曜日と水曜日は定休)

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藤原ヒロシや滝沢伸介、オカモトレイジらが出演 「ドクターマーチン」の裏原宿カルチャーに着目したドキュメンタリームービー

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、裏原宿カルチャーに着目したドキュメンタリームービー“ドクターマーチン ジュークボックス ジョインツ(Dr. Martens JUKEVOX JOINTS)”を特設サイトで公開した。

 ムービーは、これまでのコラボレーションカルチャーや東京のストリートに焦点を当て、各界のレジェンドたちのインタビューをもとに原宿カルチャーのはじまりと今をひも解いていく。藤原ヒロシや「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」の滝沢伸介、「ダブルタップス(WTAPS)」などを手掛ける西山徹らが語るほか、OKAMOTO'Sのオカモトレイジやグラフィックアーティストのヴェルディ(VERDY)らも出演する。

 またアートワークは「C.E」のデザイナーであるスケートシング(SKATE THING)、ナビゲーターはミュージシャンの高木完、構成は「アウトスタンディングM(OUT STANDING M)」の編集長兼クリエイティブ・ディレクターのデッツ松田、総合監督は映像作家のタケイ・グッドマン(TAKEI GOODMAN)がそれぞれ担当した。

 ムービーの公開を記念し、同ブランドのロンドン本社から集めたコラボレーションアイテムを展示する、世界初となるミュージアム展“ドクターマーチン コラボレーション ミュージアム(Dr. Martens COLLABORATION MUSEUM)”を開催中だ。会場は東京・表参道のドクターマーチン ショールーム ティーワイオー(Dr. Mrartens SHOWROOM TYO)で、5月23日まで行う。

■Dr. Martens COLLABORATION MUSEUM
会期: 4月28日〜5月23日
場所:Dr. Mrartens SHOWROOM TYO
住所:東京都渋谷区神宮前5-2-28 1階
時間:12:00〜19:00(火曜日と水曜日は定休)

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EUが「グリーンウォッシング」への規制を強化 「環境にやさしい」「エコ」はブラックリスト入り

 欧州委員会は、「循環型経済行動計画(Circular Economy Action Plan)」に基づきサステナブルな製品を標準化するための新たな政策パッケージを発表した。消費者が買い物をする時に、十分な情報を得た上で環境に配慮した選択ができるよう既存の指令を見直し、サステナブルな商品と見せかける「グリーンウォッシング」につながる行動規制を強化する。

 消費者の権利に関する指令では、商品の耐久性や修理のしやすさに関する情報公開を求める。生産者や販売者には、そうした情報をウェブサイトやパッケージ上の商品説明で「明確に、分かりやすく表記する」ことを呼びかける。

 また「グリーンウォッシング」を規制するため、根拠のない主張は認めない方針だ。耐久性を制限する要素について言及しないことや、「環境にやさしい」「エコ」「グリーン」といった曖昧で検証不可能な言葉を用いた訴求、実際には商品の一部にしか関係していない環境配慮の取り組みによって商品全体をサステナブルだとうたうこと、第三者機関や公的機関による検証を行っていない任意のサステナブルラベルを付けることなどを“ブラックリスト”にあげた。

 ディディエ・レンデルス(Didier Reynders)欧州委員会司法委員は、「サステナブルな消費活動をしないことには、委員会が立てた気候変動対策『欧州グリーンディール(European Green Deal)』の目標は達成できないだろう。消費者の環境意識が高まっている一方で、最近では“グリーンウォッシング”や、早いスピードで商品の買い替えを促す商習慣が見られる。消費者はサステナブルな選択をするために十分な情報を得る権利があり、環境に良いものを選びたいと思う気持ちを悪用しようとする不公平な商習慣から守られるべきである」とコメントした。

 持続可能な製品のためのエコデザイン規則案では、トレーサビリティを可能にするデジタルパスポートの導入や「繊維製品からの意図しないマイクロプラスチックの放出」に対する措置、環境にまつわる主張の正確さ、再利用や修理などを含む循環型ビジネスモデルの促進などを要件にあげた。委員会の声明では、「ファストファッションへの対策として、年間のコレクションの回数を減らすことや温室効果ガスの排出などの環境への影響を最小限に抑えるよう責任を持って行動すること、加盟国に対し再利用や修理部門に有利な税制措置を行うことなどを呼びかける」と述べている。

 EUは2050年までに気候中立(カーボンニュートラル)の達成を目指す。そのためにEU市場の衣料品は2030年までに「耐久性があり、リサイクル可能であること」「有害物質を使用しないこと」「人権や環境に配慮していること」を条件に生産されたもののみを扱う方針だ。これらの指令案は今後、理事会および欧州議会で審議される予定。採択されれば、加盟国内の国内法に反映される。

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EUが「グリーンウォッシング」への規制を強化 「環境にやさしい」「エコ」はブラックリスト入り

 欧州委員会は、「循環型経済行動計画(Circular Economy Action Plan)」に基づきサステナブルな製品を標準化するための新たな政策パッケージを発表した。消費者が買い物をする時に、十分な情報を得た上で環境に配慮した選択ができるよう既存の指令を見直し、サステナブルな商品と見せかける「グリーンウォッシング」につながる行動規制を強化する。

 消費者の権利に関する指令では、商品の耐久性や修理のしやすさに関する情報公開を求める。生産者や販売者には、そうした情報をウェブサイトやパッケージ上の商品説明で「明確に、分かりやすく表記する」ことを呼びかける。

 また「グリーンウォッシング」を規制するため、根拠のない主張は認めない方針だ。耐久性を制限する要素について言及しないことや、「環境にやさしい」「エコ」「グリーン」といった曖昧で検証不可能な言葉を用いた訴求、実際には商品の一部にしか関係していない環境配慮の取り組みによって商品全体をサステナブルだとうたうこと、第三者機関や公的機関による検証を行っていない任意のサステナブルラベルを付けることなどを“ブラックリスト”にあげた。

 ディディエ・レンデルス(Didier Reynders)欧州委員会司法委員は、「サステナブルな消費活動をしないことには、委員会が立てた気候変動対策『欧州グリーンディール(European Green Deal)』の目標は達成できないだろう。消費者の環境意識が高まっている一方で、最近では“グリーンウォッシング”や、早いスピードで商品の買い替えを促す商習慣が見られる。消費者はサステナブルな選択をするために十分な情報を得る権利があり、環境に良いものを選びたいと思う気持ちを悪用しようとする不公平な商習慣から守られるべきである」とコメントした。

 持続可能な製品のためのエコデザイン規則案では、トレーサビリティを可能にするデジタルパスポートの導入や「繊維製品からの意図しないマイクロプラスチックの放出」に対する措置、環境にまつわる主張の正確さ、再利用や修理などを含む循環型ビジネスモデルの促進などを要件にあげた。委員会の声明では、「ファストファッションへの対策として、年間のコレクションの回数を減らすことや温室効果ガスの排出などの環境への影響を最小限に抑えるよう責任を持って行動すること、加盟国に対し再利用や修理部門に有利な税制措置を行うことなどを呼びかける」と述べている。

 EUは2050年までに気候中立(カーボンニュートラル)の達成を目指す。そのためにEU市場の衣料品は2030年までに「耐久性があり、リサイクル可能であること」「有害物質を使用しないこと」「人権や環境に配慮していること」を条件に生産されたもののみを扱う方針だ。これらの指令案は今後、理事会および欧州議会で審議される予定。採択されれば、加盟国内の国内法に反映される。

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アイウエアブランド「ブラン」が原宿に初の直営店をオープン

 アイウエアブランド「ブラン(BLANC)」は、東京・原宿に初の直営店「ライト(LHITE)」を4月29日にオープンする。

 店舗名「ライト」は、フランス語の“BLANC”(白)と英語の“WHITE”(白)、“LIGHT”(光)を組み合わせた造語だ。ブランドのアイウエアをフルラインアップでそろえるほか、オリジナルのアイウエアアクセサリーを用意し、視力測定やフレームの調整・メンテナンスも実施する。内装デザインは、二俣公一が主宰するケース・リアルが手掛けた。手前から奥に広がるカーテン使いが特徴で、什器も淡いグレーを基調とした明るく気持ちの良い空間を目指した。

 オープンを記念し、2型の限定アイテムを発売する。それぞれ既存のコレクションにはない新しいフレームを使い、紫外線にあたることで薄いカラーから濃いカラーレンズに変化する調光レンズを採用した。

 「ブラン」は渡辺利幸デザイナーが2012年にスタートし、今年で設立10周年を迎えた。“ファッションアイテムとしての空気感”を大切にしている。2014年1月に「ケイスリー ヘイフォード(CASELY HAYFORD)」のランウエイショーで使用され、20年1月には「ダブレット(DOUBLET)」とのコラボレーションを発表。20年にはグローバルライン「ブラン(817 BLANC LNT)」をスタートしている。渡辺デザイナーは直営店について「訪れるたびに新しい発見があり、『あのお店に行けば何か面白いものがありそう』と、お客さまにわくわくしてもらえるような場所」を目指すとコメントした。

■LHITE
オープン日:4月29日
住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4
時間:11:00〜20:00(水曜定休)

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「イコーランド」と「アキコアオキ」が余剰在庫をリメイクしたコラボ イベントにはデザイナー⻘木明子も来店

 「イコーランド トラスト アンド インティメイト(EQUALAND -TRUST AND INTIMATE-)」は、「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」とコラボレーションし、服の在庫をリメイクするプロジェクト“The Upcycled Collection by Akiko Aoki, bringing new life to surplus stock.”のコレクションを発売した。販売は「イコーランド」公式オンラインストアに加え、イコーランド渋谷(EQUALAND SHIBUYA)ではポップアップイベントも開催中だ。4月30日には、デザイナーの⻘木明子が来店。本人による接客やスタイリング提案を行う。

 同コレクションでは、「イコーランド」の服に「アキコアオキ」らしい立体感や、自由なフェミニンさを加え、新たに生まれ変わったウエアを提案。既存品のリメイクやアップサイクルを通じて、環境配慮へのメッセージを消費者の日常に届けることを目指す。

■The Upcycled Collection by Akiko Aoki, bringing new life to surplus stock. POP-UP SHOP
日程:〜5月4日
時間:11:00〜21:00
場所:EQUALAND SHIBUYA
住所:東京都渋谷区神宮前6丁目20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3階
※デザイナー⻘木氏の来店は、4月30日14:00〜17:00

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「フェンディ」×「ヴェルサーチェ」の「フェンダーチェ」が発売 東京と大阪でポップアップを開催

 「フェンディ(FENDI)」と「ヴェルサーチェ(VERSACE)」がタッグを組んだ「フェンダーチェ(FENDACE)」コレクションが、5月12日に発売する。世界の主要都市でポップアップを開催し、日本では伊勢丹新宿本店でメンズとウィメンズを、阪急うめだ本店ではウィメンズを、阪急メンズ大阪ではメンズを取り扱う。12日のみ入場整理券が必要で、「フェンディ」と「ヴェルサーチェ」の公式LINEアカウント内の特設ページで4月29日10時から5月5日まで応募を受け付けている。

 ほかにも「フェンディ」の店舗では“ヴェルサーチェ バイ フェンディ(Versace by Fendi)”を、「ヴェルサーチェ」の店舗では“フェンディ バイ ヴェルサーチェ(Fendi by Versace)”を、両ブランドの公式オンラインストアと一部店舗ではカプセルコレクション“フェンダーチェ ロゴ(Fendace Logo)”を販売する。

 今回のコレクションについて、キム・ジョーンズ(Kim Jones)「フェンディ」クチュール&ウイメンズウエア・アーティスティック・ディレクターは、「これはコラボレーションというより、互いの役割の交換で、友情から始まった。それは、離ればなれになったあとに再び協力できることの素晴らしさ、そしてこれまで私に多くのインスピレーションを授けてくれた女性への賛美だ」とコメント。

 ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)「ヴェルサーチェ」チーフ・クリエイティブ・ディレクターは、「キムやシルヴィア・フェンディ(Silvia Venturini Fendi)、『フェンディ』チームと共に、このプロジェクトを手掛けたときに感じた友情と楽しさを表現している。私にとって『フェンダーチェ』は、これからもずっと愛を意味するでしょう」と語っている。

 キャンペーンビジュアルは写真家スティーヴン・マイゼル(STEVEN MEISEL)が撮影し、ビデオは映画監督アレックス・マックスウェル(Alex Maxwell)が撮り下ろした。

■「フェンダーチェ」ポップアップイベント
日程:5月12〜31日
場所:伊勢丹新宿本店 本館2階 イセタン ザ・スペース
住所:東京都新宿区新宿3丁目14番1号

日程:5月12〜17日
場所:阪急うめだ本店 1階 コトコトステージ11
住所:大阪府大阪市北区角田町8番7号

日程:5月12日〜17日
場所:阪急メンズ大阪 1階 メインステージ
住所:大阪府大阪市北区角田町7番10号

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佐々木希が語る、かわいさも機能性も詰めこんだ“アンティミテ バイ アイヴァン”のこだわり

 アイヴァンは、佐々木希が手掛ける「アンティミテ(INTIMITE)」と協業した新レーベル“アンティミテ バイ アイヴァン(INTIMITE BY EYEVAN)”を発表した。5月4〜10日に「シープ アイヴァン」のニュウマン新宿店と横浜店、伊勢丹新宿本店で開催する「アンティミテ」のポップアップストアで先行予約を受け付け、「アンティミテ」のオンラインストアなどでは5月中旬以降に一般販売を開始する。

 コラボでは、着心地の良い上質な素材のワンマイルウエアを生み出す「アンティミテ」のデザインと、1972年の設立以降培ってきた「アイヴァン」の技術が融合した7型をラインアップする。いずれも、プライベートでもアイウエアを愛用している佐々木が、着用時に気になった点を反映しつつ、手に取りやすいデザインを意識したバランス感のあるモデルばかりだ。新ラインの発表に合わせて、コラボの制作背景について語ってもらった。

愛用者から見た
「アイヴァン」の魅力は?

 以前から「アイヴァン」を愛用している佐々木にブランドの魅力について尋ねると、「掛け心地も良いし、お店に行くと丁寧にフィッティングしてくださるから、細やかな心遣いをされている印象です。デザインの種類もたくさんありますし、あれもこれも欲しくなってしまいます」と話すほど思い入れがある。そもそもアイウエア愛が強く「最近ノーズパッドにシェルを使ったモデルを購入したのですが、オーロラみたいな輝きがかわいいし、掛け心地もいいんです。ほかの人からはあまり見えない部分ですけど、細部へのこだわりに感動します」とディテールに引かれたモデルについて話してくれた。

デザインと機能性を
追求した7型

 「アンティミテ」は佐々木がプライベートや仕事を通じて、洋服に対して感じた理想を具現化したブランドだ。リラックス感がありながらも上品な印象のワンマイルウエアは全て日本製で、デザインはもちろん、着心地にもこだわっている。「若い時はデザインのかわいさが最優先でしたが、ある時からニットなどのチクチクする不快感にストレスを感じるようになったんです。1日のほとんどは服を着て過ごすわけですから、着心地は大事ですよね。あとは機能性。洗濯しやすくて乾きやすいことや、シワになりにくいことなども考えています」。

 今回のコラボでも、「アンティミテ」らしい柔らかな雰囲気をまとったデザイン性、そして1日中掛けても疲れない機能性を両立させた。「かわいくて疲れないというのが大事なんです。いくらデザインが良くても、身につけていて少しでも頭が痛くなると出番が少なくなりますよね」。

 こうした考えから生まれたコラボモデルは、「アンティミテ」の上品さに加えて、細部のパーツまで、ディテールに対するこだわりが反映されている。七宝のリムとゴールド系のメタルテンプルが調和した“INE-1000”と“INE-1001”は、斜めや横からでもきれいに見えるようなシルエットで制作。“INE-2000”と“INE-2001”は、掛け心地の良さを追求したオリジナルの板バネを取り入れた。“INE-3000”と“INE-4000”は、「一番テンションが上がるパーツ」だというヨロイ部分の飾りが美しい。“INE-5000”は、βチタンテンプルに施した模様がアクセントになっている。「品のある大人の抜け感が生まれた」と語るフェミニンなデザイン性と「アイヴァン」のクラフツマンシップが融合したアイウエアに仕上げた。

ファッションやヘアメイクを
意識したカラー展開

 カラーリングはベージュやグレージュ、ダスティピンクといったニュアンスカラーを基調にしているが、これは佐々木が普段からメイクにも合わせてアイウエアを選び、トータルコーディネートを意識しているため。「ニュアンスカラーのアイウエアは肌なじみが良いので、さまざまなスタイリングに合わせやすいです。ナチュラルなピンクベージュとの相性はもちろん、ビビッドな赤いリップにもアイウエアがコーディネートのアクセントになる。ニュアンスカラーは今回のコラボのポイントです」。

 また、アイウエアのケースも日常生活における“気付き”から着想を得た「アンティミテ」のコンセプトが落とし込まれている。見た目が豪華なケースではなく、軽くてコンパクトな、使い勝手の良さを意識した。

「アンティミテ」5周年を
記念したムック本が誕生

 2017年に誕生した「アンティミテ」は、今年で5周年を迎えた。これを記念して、初となる公式ブランドブック(税込2915円)が宝島社から5月2日に発売する。誌面では、新作コレクションのほか、制作現場やものづくりへのこだわりに迫る佐々木のインタビューも掲載。また特典として、500mLのペットボトルや長財布が入るサイズのレザー調トートバッグと、バッグインバッグの2点セットを用意する。いずれも、付属のストラップによってショルダーバッグとしても使うことができる。

問い合わせ先
アイヴァン カスタマーセンター
0120-117-120

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ラフォーレ原宿に気鋭クリエイターが集まる売り場がオープン 軍地彩弓がデイレクション

 ファッションクリエイティブディレクターの軍地彩弓がディレクションする常設の自主編集売り場「愛と狂気のマーケット~“おもしろい”才能の出会い系~」が、4月28日にラフォーレ原宿の地下0.5階にオープンした。222平方メートルの売り場で、ファッションやビューティ、アート、飲食、工芸など多岐にわたるジャンルの最大80の出品者の作品・商品を販売する。

 オープン時には、脳外科医兼ファッションデザイナーのDr.まあやや、モデル・タレントとして活動するアーティスト、アダムス亜里咲、米原康正がキュレーションする+DA.YO.NE、金沢市長最優秀賞に選ばれた若手漆芸作家の五月女晴佳ら約70のアーティストやクリエイターらが出品した。

 軍地ディレクターは、「原宿はかつて雑多な人々が集まり交流する場があったが、今はそうした才能を持つ人々の活躍の場がSNSになり、偶然の出会いが生まれにくくなっている。原宿を再び個人が輝く場にし、裏原カルチャーが生まれた頃のようなカオスを再び作りたくて企画した。売らない店的なアプローチも見てきたが、ここではもっとカオスな人を集めて熱量のある場所にしたい」と話す。

 出品者は随時募集する。「原宿に店を出すハードルを下げたい」という思いから、出品スペースを大・中・小にわけ、小スペースには1ヶ月2万円から出店できる。(25歳未満の出品者には割引設定あり。)ラフォーレの販売スタッフが常駐しているため、展示のみの出店も受け付ける。軍地ディレクターは、「愛と、何かを超越する狂気を感じる才能に集まってほしい」という。

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未体験の肌感!超絶本気の原液美容液【爆裂!健康美容マニア道】

 1日8食、ジャンクフード漬けの超不健康児から超健康優良児へと大変身を遂げたフリーアナウンサーの名越涼。およそ15年かけて自らの体で人体実験を繰り返してきた結果、“超絶良かったもの”だけを余すことなくお伝えする。今回はスキンケアの時短がかなう原液美容液について。

 健康美容オタクとして普段からスキンケアに気合いは入れているものの、ある日気づいた。「あかん、これじゃ追いつかない(汗)」。これまでの生活に育児が加わり、睡眠不足と疲れがすでにMAX。いや、常にMAX!幸せな笑いじわは増えてもいいけど、疲れきったシワシワ感は避けたいもの。エステにさくっと行きたいところだけど、なかなかそれもかなわないドタバタした日々。だからこそ、これまで以上に毎日のケアの重要さを痛感しているところ。お手入れが楽で、時短で、取り急ぎ実感できる(これ大事)という三拍子そろったスキンケアはないものか。そうしてたどり着いたのが、原液美容液だった。

足さない・混ぜない・薄めない

 無添加のスキンケアを展開する長寿乃里の新しいブランド「ユニト(UNITO)」。“スペシャリティスキンケア”と銘打っているだけあって、こだわりが恐ろしいほどすさまじい。美容液に使用する素材は旬や産地、品種に加え、栽培や育成方法にまでこだわって厳選したものを採用。その素材の持つ栄養価やパワーを余すことなく、生のまま原液でボトリングしたという原料美容液なのだ。と、ここまではこれまでにもありそうな内容。だが、ユニトはひと味もふた味も違う。驚くのは、畑の土質や収穫時期にまで目を凝らし、素材に合わせて抽出方法まで徹底していること。「え?そこまでやるの?もう最高やん!」と健康美容オタクが泣いて喜ぶレベルなのだ。これだけでなく、エタノールなどの添加物はもちろん、希釈するための水は一切使わないという“足さない・混ぜない・薄めない”を実現。石油系の界面活性剤や防腐剤なども使用しておらず、ピュアで濃厚なエキスがそのまま1本にぎゅぎゅっ。1滴1滴に魂がこもった、まさに“スペシャリティ”な美容液なのだ。

オーダーメードなスキンケア

 馬プラセンタ、新芽アロエベラ、発酵米コウジなど10種類以上の素材を原料単位で選べるユニト。乾燥やくすみ、毛穴など悩みに合わせて自由に組み合わせることができるので、肌の悩みにダイレクトにアプローチできるのがとってもうれしい。色々な成分が入っている化粧品は手軽だけど、肌に合わなかった場合に何の成分がダメだったのかが発見しづらいもの。季節によっても肌に合う・合わないは変わってくるから、その都度オーダーメードにできるのが原料単位の良さ。今回、名越がチョイスしたのはエイジングケアにアプローチしてくれそうな“馬プラセンタ200”と“発酵米コウジ”、“発芽ハトムギ”。リズムの乱れたお疲れ肌に、大きな声でセイグッバイ!では、早速使ってみよう。

 こちらは“発酵米コウジ”。原料素材そのままだということが分かる、独特の香りと色合いにびっくり。この原液を洗顔後に5、6滴ほど肌にオン。まじりっ気のない濃厚なエキスがじんわり肌に届いてうれしいもっちり感。バシャバシャつけなくても、ほんの数滴で「あ、これいい」が実感できるのが原料勝負の実力なのね。


 原液をそのまま使うのはもちろんのこと、おすすめなのは、原液の美容成分の浸透性を高めてくれるというブースタエッセンスと混ぜること。自分の肌の状態に合わせてカスタムすれば、オーダーメードの美容液が完成。いつでも新鮮な、“私”のための1本に。うん、これ、最高じゃないか。

いつでも、最適な1滴を

 肌トラブルがあるとついついあれこれ足したくなってしまうけど、本当はもっとシンプルでいいのかも。超絶レベルのこだわりが詰まった原料美容液だからこそ実現できる、引き算のスキンケア。いつでも最適な1滴で、美肌づくりへの近道を、ぜひ。

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ローソン全店舗で「無印良品」を販売 5月2日からまずは関東甲信越5000店で

 良品計画とローソンは5月2日から、ローソン店舗に「無印良品」の商品を本格導入する。今後約半年間で、関東甲信越地区約5000店のローソンに専用什器を導入して商品を展開。その後、「2023年中を目処に全店へ拡大する」(発表資料から)。ゆくゆくは、共同でのPB商品開発やサービス開発なども目指しているという。

 導入商品は「無印良品」が“生活の基本”と位置付ける約200型で、靴下(税込230円)、化粧水(携帯用250円〜)、レトルトカレー(250円〜)ノート(70円〜)、菓子類など。ローソン各店の立地や客の声に合わせて、品ぞろえは協議していく。

 良品計画とローソンは20年6月から、実験的に一部のローソン店舗で「無印良品」商品を販売していた。実験時の展開店舗は東京、千葉、埼玉の約110店。良品計画はローソンという生活導線の中に売り場を組み込むことで、より幅広い層に商品を届け、生活者の利便性を高める狙い。

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ローソン全店舗で「無印良品」を販売 5月2日からまずは関東甲信越5000店で

 良品計画とローソンは5月2日から、ローソン店舗に「無印良品」の商品を本格導入する。今後約半年間で、関東甲信越地区約5000店のローソンに専用什器を導入して商品を展開。その後、「2023年中を目処に全店へ拡大する」(発表資料から)。ゆくゆくは、共同でのPB商品開発やサービス開発なども目指しているという。

 導入商品は「無印良品」が“生活の基本”と位置付ける約200型で、靴下(税込230円)、化粧水(携帯用250円〜)、レトルトカレー(250円〜)ノート(70円〜)、菓子類など。ローソン各店の立地や客の声に合わせて、品ぞろえは協議していく。

 良品計画とローソンは20年6月から、実験的に一部のローソン店舗で「無印良品」商品を販売していた。実験時の展開店舗は東京、千葉、埼玉の約110店。良品計画はローソンという生活導線の中に売り場を組み込むことで、より幅広い層に商品を届け、生活者の利便性を高める狙い。

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「デュオ」からメンズライン誕生 毛穴・皮脂・炎症に着目

 プレミアアンチエイジングのエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から5月10日、メンズスキンケアライン“デュオメン(DUO MEN)”がデビューする。男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みに着目し、バーム状の洗顔料とオールインワン化粧水の2品をそろえる。

 「デュオ」は、男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みには専用のコスメが必要だと考え、“デュオメン”を立ち上げた。毛穴や皮脂など、もともと持ち合わせている肌の特徴にも日々のシェービングやストレス、加齢などによる後天的な影響にも男性ホルモンは複雑に絡み合っているという。そこで、男性が抱える肌悩みの根本原因に迫り、触覚、嗅覚、視覚にもアプローチするアイテムを開発した。

 洗顔料“ザ ウォッシュバーム”(90g、税込3960円)は、固まってしまった皮脂や古くなった角質を落とす力が強いバームを採用。ピート由来の炭と国産のクレイを配合し、男性ホルモン由来の角質肥厚や活発な皮脂腺などが影響する毛穴汚れを落とす。また、無意識に強い力で肌の摩擦を起こしてしまわないように、指の力を吸収する摩擦軽減テクスチャーが特徴。環境にも配慮し、捨てられる素材を原料化した「ひえぬかオイル」や生分解性ワックスを使っている。

 化粧水“ザ オールインワンローション”(130mL、税込3630円)は、男性の肌の炎症に着目。シカ成分や和漢成分、グリチルリチン酸ジカリウムなどの複合成分で抗炎症にアプローチ。さらに不足しがちな栄養素であるミネラルMIXやビタミンMIX、肌に必要なアミノ酸のタウリンなどを黄金比率で配合する。2アイテムとも6種の精油をブレンドしたナチュラルノーブル調の香り。

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「デュオ」からメンズライン誕生 毛穴・皮脂・炎症に着目

 プレミアアンチエイジングのエイジングスキンケアブランド「デュオ(DUO)」から5月10日、メンズスキンケアライン“デュオメン(DUO MEN)”がデビューする。男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みに着目し、バーム状の洗顔料とオールインワン化粧水の2品をそろえる。

 「デュオ」は、男性ホルモンの影響を受けている男性の肌悩みには専用のコスメが必要だと考え、“デュオメン”を立ち上げた。毛穴や皮脂など、もともと持ち合わせている肌の特徴にも日々のシェービングやストレス、加齢などによる後天的な影響にも男性ホルモンは複雑に絡み合っているという。そこで、男性が抱える肌悩みの根本原因に迫り、触覚、嗅覚、視覚にもアプローチするアイテムを開発した。

 洗顔料“ザ ウォッシュバーム”(90g、税込3960円)は、固まってしまった皮脂や古くなった角質を落とす力が強いバームを採用。ピート由来の炭と国産のクレイを配合し、男性ホルモン由来の角質肥厚や活発な皮脂腺などが影響する毛穴汚れを落とす。また、無意識に強い力で肌の摩擦を起こしてしまわないように、指の力を吸収する摩擦軽減テクスチャーが特徴。環境にも配慮し、捨てられる素材を原料化した「ひえぬかオイル」や生分解性ワックスを使っている。

 化粧水“ザ オールインワンローション”(130mL、税込3630円)は、男性の肌の炎症に着目。シカ成分や和漢成分、グリチルリチン酸ジカリウムなどの複合成分で抗炎症にアプローチ。さらに不足しがちな栄養素であるミネラルMIXやビタミンMIX、肌に必要なアミノ酸のタウリンなどを黄金比率で配合する。2アイテムとも6種の精油をブレンドしたナチュラルノーブル調の香り。

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フリークス ストアがGWに茨城でキャンプフェス! 古着の販売やスケボー&サップ体験も

 セレクトショップのフリークス ストアなどを展開するデイトナ・インターナショナルは4月29日から5月1日まで、茨城県のザ キャンプ フリークス ストアで「ザ キャンプ フェス」を行う。

 古着を含む服の販売イベントやプロライダーによるスケートボードスクール、プールでのサップ体験、アーティスト下本美紅による展示などを行う。

 ザ キャンプ フリークス ストアは、フリークス ストアの1号店である旧古河本店を“Life Share Park~豊かさを見つける店~”をコンセプトに2020年にリニューアルしたもの。

■ザ キャンプ フェス
日程:4月29日〜5月1日
場所:ザ キャンプ フリークス ストア
住所:茨城県古河市中田2268

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「サムソナイト」が“旅の再開”を記念した新キャンペーンをアジア地域で限定公開

 「サムソナイト(SAMSONITE)」は、“世界各国での旅の再開”を記念した新たなキャンペーンを日本や中国、シンガポールなどのアジア地域でスタートする。同キャンペーンは、新型コロナウイルスで長く制限されていた旅の規制緩和を祝い、3つの施策を2022年末まで継続的に打ち出していく。

 第1弾は「HELLO AGAIN」キャンペーンと題して、ストーリー性のあるムービーとビジュアルを5月1日~6月30日の期間限定で公開。“reconnect(再びつながること)”をテーマに、家族や友人、ビジネスパートナー、クラスメートと再会する喜びや大切さを公式サイトやSNS、店頭などで発信していく。

 4つのムービーでは、息子の帰郷を喜ぶ母、いつもの学校生活が戻ってきた子ども、カフェでの新たな出会いに心弾む女性、リアルな商談でクライアントと心通わせる男性、と異なる境遇の4人にフォーカス。コロナ禍で、SNSやビデオ通話でつながる“便利さ”の恩恵を受ける一方、オンラインならではのコミュニケーションのもどかしさ、リアルに顔を合わせることの重要性を心温まるストーリーで描き出している。

 また、期間中は直営店で「GWP」キャンペーンも実施。「サムソナイト」の対象のスーツケースやバッグ購入者にはオリジナルノベルティーをプレゼントする。

問い合わせ先
サムソナイト・ジャパン
0800-12-36910

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高島屋横浜店の“サウナー”向けイベント 地元温浴施設のグッズや“サウナパン”を販売

 高島屋横浜店は4月27日から、サウナの魅力を発信するイベント「サウナはぜんぶ違って、ぜんぶいい『横浜高島屋×サウナランド SAUNA GRADATION~サウナグラデーション~』」を開催中だ。会期は5月9日まで。箕輪厚介が創刊したサウナ専門誌「サウナランド」の協力の受け、コンセプトに“偏愛・混沌・丸裸”を掲げる。

 昨年11月に開催した「横浜高島屋×サウナランド サウナに人生を奪われた人展」に続くもので、前回好評だったTシャツやサウナハット、タオルといったサウナグッズに加え、地元横浜の温浴施設の紹介コーナーを設置してオリジナルグッズを販売する。

 サウナで大量に汗をかいた後は塩味や甘味に敏感になり、食べるものが一段とおいといわれ注目の“サウナ飯”ならぬ“サウナパン”もラインアップする。

■「サウナはぜんぶ違って、ぜんぶいい『横浜高島屋×サウナランド SAUNA GRADATION~サウナグラデーション~』」
日程:4月27日〜5月9日
場所:高島屋横浜店8階催会場
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-6-31

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ファーフェッチの出資で分かった「バーグドルフ・グッドマン」の価値 鈴木敏仁USリポート

 アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。ラグジュアリーブランドのEC(ネット通販)を展開するファーフェッチが、米老舗百貨店ニーマン・マーカス グループと資本提携を結んだ。オンラインの急成長企業が、なぜオフラインの古い小売企業と組むのだろうか。

 ロンドンに本社を置くラグジュアリーブランドのマーケットプレイス、ファーフェッチ(FARFETCH)が米国のニーマン・マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)に2億ドルを投資する資本関係を結ぶことが発表された。

 ニーマン・マーカスは全米に44店舗を展開する高級百貨店で、ニーマン マーカス37店舗、バーグドルフ・グッドマン(BERGDORF GOODMAN)2店舗、オフプライスストアのラストコール(LAST CALL)と3つの業態を傘下に持っている。競合するブルーミングデールズ(BLOOMINGDALE'S)が55店舗で、アメリカの高級百貨店はこの2社に収斂されている。

 今回の資本提携は投資だけではなく、ファーフェッチによるバーグドルフのECのオーバーホールが含まれており、さらにこれが一段落したらニーマンマーカス本体のECにも取り組むとしている。

 ニーマン・マーカスは1900年代初頭に創業した老舗で、長い歴史の中で資本が変遷した。現在のオーナーは複数の投資企業である。2020年にはパンデミックによる営業停止で運転資金が枯渇し、いったん破綻し、負債を整理して再スタートするというエピソードもあり、ここ数年は決して業績順調とはいえない状態が続いている。

 投資企業には出口が必要である。ファーフェッチによるデジタル技術で営業を立て直し、上場して投資を回収するという絵を描いていると推測することに無理はないだろう。またファーフェッチによるデジタルインフラの提供からは、ファーフェッチによる買収という可能性も感じる。つまり今後をいろいろ臆測できるディールなのである。

富裕層をがっちりつかむ百貨店

 この戦略的提携のブリーフィング資料を読んで私が気づいたのは、1899年の創業でニーマン・マーカスよりも歴史が長いバーグドルフの価値である。ニューヨークの店舗は私にとって、良くいえば古式ゆかしく、悪くいえば古くさく、昔の百貨店はこういうデザインだったんだなということを見ることができるレガシーのような存在である。

 ところがこれは単に店を歩いて見て回るだけの私のような庶民の視点に過ぎないようだ。超富裕層をクライアントとして持っていて、典型的な顧客は年間に1万ドル以上を買い、店員の3分の2は年間に100万ドル以上を売り上げるという。NYマンハッタンの五番街というプレミアムなロケーションに長く立地し、アッパーサイドに住む超富裕層との関係をしっかり維持しているというわけである。

 例えばマーク・ジェイコブス(MARC JACOBS)のランウェイはリアル店舗チャネルとしてバーグドルフでしか売っていないという。バーグドルフでしか販売していないラグジュアリーブランドはそれ以外にも多数存在するそうだ。バーグドルフでまず売って超富裕層の反応を見るといったラグジュアリーブランドの実験の場としても利用されているという。

 つまり高級ブランドにとってバーグドルフは依然価値のある存在で、ファーフェッチはここに目を付けたのだ。

 ファーフェッチは自ら開発したエンドツーエンドのECシステム、ファーフェッチ・プラットフォーム・システム(FPS)をSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として販売しており、これをバーグドルフに導入しウェブサイトとアプリを刷新し、マーケットプレイスを通してグローバルへの露出を高めるとしている。米国内にとどまっているバーグドルフの価値を米国外に売り込もうというわけである。

 発表されているのはECのテコ入れだけだが、リアル店舗にも手を入れるのではないかと見られている。その参考になるのが、ファーフェッチが2015年に買収したイギリスのブラウンズである。バーチャルやリアルでのアポやウィッシュリストといった顧客向けシステム、在庫管理や特定顧客向けの推奨商品の提案といった店員向けシステム、また試着室には双方型のスマートミラーを設置といった最先端のデジタル技術が導入されていて、これをバーグドルフに適用する可能性は高いだろう。

リアルにはEC、ECにはリアルが必要

 ファーフェッチの流通総額は2018年の12億ドルから2021年の42億ドルへと急増し、昨年は黒字化も果たしている。資料によるとパーソナル・ラグジュアリーEC市場(680億ドル)の6%を占めているという。

 また21年のパーソナル・ラグジュアリー市場におけるEC比率は22%で、2025年には28~30%となって販売チャネルとして最大になると見込まれている。ラグジュアリー市場も順調にデジタル化していて、その先端を走っているのがファーフェッチである。

 D2Cにもリアル(店舗かホールセール)が必要で、リアルにもECが必要で、両者はいずれにしてもクロスオーバーすることが最近は分かってきている。今回のニーマン・マーカスとの提携によってラグジュアリーECのプラットフォーマーも同じ戦略を取り始めているということが明らかになった。

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TTPされまくる『挽肉と米』。新たなTTP店は、挽肉6種と2種の調理法を選べるカスタムスタイルだよ

TTP(徹底的にパクる)されまくっている、大ヒット店「挽肉と米」。日本人なら誰もが大好きなハンバーグを、炊きたての米と味わうシンプルど真ん中な業態でウケている。シンプルだからこそ、"側"だけの模倣店が増えているが、TTP店は課題が多い店も少なくない。
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TTPされまくる『挽肉と米』。新たなTTP店は、挽肉6種と2種の調理法を選べるカスタムスタイルだよ

TTP(徹底的にパクる)されまくっている、大ヒット店「挽肉と米」。日本人なら誰もが大好きなハンバーグを、炊きたての米と味わうシンプルど真ん中な業態でウケている。シンプルだからこそ、"側"だけの模倣店が増えているが、TTP店は課題が多い店も少なくない。
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クラシック音楽愛あふれるニッチ香水ブランド「ラニュイ」 演奏会など“五感”に訴える販促に注目

 コロナ禍によるライフスタイルの変化で、暮らしをより豊かに、快適にするための消費に注目が集まっている。そうした潮流を象徴するアイテムが香水だ。元々日本は欧米に比べて香水の市場規模が非常に小さいと言われてきたが、ここ1〜2年で徐々に伸長。分かりやすいブランド香水だけでなく、“ニッチフレグランス”と呼ばれる、小さな規模で作られた個性的な香水を楽しむ人も増えてきた。2021年秋に販売を開始し、クラシック音楽とのつながりを打ち出す「ラニュイ(LA NUIT)」もそうしたニッチフレグランスの1つ。クラシック音楽への愛と自身のキャリアで培ってきた編集の知見を掛け合わせて「ラニュイ」を自費で立ち上げ、“コンダクター(指揮者)”を名乗る編集者の海老原光宏に聞いた。

WWD:そもそも、編集者がなぜ香水ブランドを立ち上げたのか。

海老原光宏「ラニュイ」コンダクター(以下、海老原):僕は趣味がピアノ演奏で、クラシック音楽は人類の優れた遺産だと思っている。しかし、クラシック音楽で飯が食えている人はそんなに多くない。もっと多くの人にクラシック音楽のすばらしさを知ってほしいが、現状の音楽業界のようにクラシック音楽をクラシック音楽好きに向けて訴求していては、市場は広がらない。そこで、クラシック音楽をライフスタイルアイテムと組み合わせて打ち出せば裾野が広がるんじゃないかと考えた。僕はクラシック音楽のイメージを変えていきたい。(残念ながら今はそうではないが)クラシック音楽を聴いたり、コンサートに行ったりすることがクールなことだというようにしていきたい。そういったことを考える中で、クラシック音楽と香水という組み合わせは相性がいいんじゃないかと思うようになった。

WWD:具体的に「ラニュイ」ではどんな商品を作っているのか。

海老原:第1弾商品として昨年9月に発売したのは、ラヴェルのピアノ組曲「夜のガスパール」を構成する3曲をイメージしたオードトワレだ。香りのディレクションは、高級ホテルやレストランなどの香りを手がける和泉侃(いずみ・かん)氏に担当してもらった。初回限定版は3本(各10ミリリットル)セット(1万8700円)で、「夜のガスパール」の楽譜や著名ピアニストへのインタビュー、音楽家・文筆家の菊地成孔氏によるエッセイなどから成るブックレットも付けている。

WWD:狙った通り、クラシック音楽好き以外の層に届いているのか。

海老原:主販路は自社のECだが、セレクトショップなどに卸販売することで、おしゃれな人たちがクラシック音楽の魅力を知るきっかけになればと思っている。実際、名古屋の有力メンズセレクト店「グーフォ(GUFO)」にはこちらからアプローチして販売してもらっているし、他地域のセレクトショップなどからも少しずつ問い合わせをもらっている。また、「代官山 蔦屋書店」でも委託契約で販売している。同時に、クラシック音楽好きの間で認知を高めることももちろん大切だと思っていて、(インフルエンサーへのギフティングではなく)人気ピアニストへのギフティングも行っている。そのピアニストのファンが買ってくれるケースも少なくない。

第2弾商品はスクリャービンの楽曲から

WWD:2月18〜20日には京都でイベントを行うなど、ポップアップ企画にも力を入れている。

海老原:クラシック音楽は聴覚を刺激し、香水は嗅覚を刺激するもの。ブランドの認知拡大のために、人間の五感全てに訴えかけるような企画ができないかと考えている。2月の京都のイベントは、二条城そばのホテルMOGANAで香水を販売すると共に、写真家の野村佐紀子さんに「夜のガスパール」の楽曲をイメージして撮影してもらった写真を展示した。ホテル内のバーでオリジナルレシピのカクテルも提供した。また、ホテル近くのカフェで開かれた、ピアニスト長富彩さんの演奏会とも連動した。偶然、長富さんも21年の夏に「夜のガスパール」のアルバムを出しており、そこから縁がつながった形だ。ECが主販路のため、実際に商品を手に取って確かめてもらえるイベントは、一般的なD2Cブランドと同様に重要だ。京都でのイベント以外にも、21年10月にはギンザ シックスで行われたニッチフレグランスを集めた催事や、22年3月には同じくギンザ シックス内の「銀座 蔦屋書店」のイベントなどに参加している。また、常時商品を手に取れる場所として、棚ごとに異なるオーナーが好きな書籍や雑貨を打ち出す神保町の書店「パサージュ」とも契約している。一般的に神保町は書店の街というイメージが強いだろうが、実はクラシック音楽の名店がある街でもある。

WWD:今後、事業をどのように育てていくのか。

海老原:ここまでの話でクラシック音楽普及のための慈善事業のように感じたかもしれないが、もちろんやるからには黒字にしたい。また、本業である編集業にもいい刺激になっている。僕にとって紙面やウェブ記事を作るような編集業は2次元で、実際に商品を作る「ラニュイ」のビジネスはそこからさらに次元が増えるような感覚で面白い。今後の課題は卸先を増やすこと。第1弾商品はラヴェルの「夜のガスパール」だったが、第2弾商品としてスクリャービンの楽曲に着想を得た香水を構想している。「夜のガスパール」もそうだが、正直、世間でよく知られている曲や作曲家ではない。でも、知られていないだけでこんな名曲があるんだということを伝えていきたい。

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GPS時計「ガーミン」がアニメ「ワンピース」とコラボ ソーラー充電でバッテリーが無限に持続

 アメリカのGPS機器ブランド「ガーミン(GARMIN)」は5月5日、漫画&アニメの「ワンピース(ONE PIECE)」とコラボしたスマートウオッチ“インスティンクト 2 デュアル パワー ワンピース(INSTINCT 2 DUAL POWER ONE PIECE)”をアジア限定で発売する。価格は税込6万5450円。「ワンピース」によるスマートウオッチの発売は世界初。また、5月5日は主人公ルフィの誕生日だ。

 デザインはルフィ、ゾロ、チョッパー3人の登場キャラクターから着想し、パッケージも宝箱をイメージした特別なもの。機能面では、ソーラー充電の利用によりスマートウオッチモード(ルフィ、ゾロモデル)でバッテリーが無限に持続し、アメリカ国防総省が定めたミルスペック(100mの耐水性や耐熱性、耐衝撃性)も備える。

 「ガーミン」ならではの高精度なGPSナビゲーション機能や気圧高度計、電子コンパスも搭載し、ランニングやサイクリング、スキー、登山など30種類以上のスポーツに対応する。心拍数やストレスレベル、体のエネルギー残量を数値化するシステムや血中酸素トラッキング、ヘルスモニタリング機能も持つ。スイカ(Suica)決済も可能だ。

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ZOZO22年3月期、流通額が21.3%増の5088億円 コスメは今期で100億円の大台へ

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOの22年3月期決算は、商品取扱高(流通総額)が前期比21.3%増の5088億円、売上高が同12.8%増の1661億円、営業利益が同12.5%増の496億円、経常利益が同11.9%増の496億円、純利益が同11.5%増の344億円だった。親会社のZホールディングスが運営するECモール「ペイペイモール」内に出店している「ゾゾタウン」の商品取扱高が同55.5%増の438億円と全体の伸びを牽引した。

 「ペイペイモール」を除く「ゾゾタウン」事業は同9.6%増の3916億円。年間購入者数は第3四半期末(21年12月末)で1000万人の大台に乗せ、22年3月末も3.1%増の1041万人と引き続き増加した。平均出荷単価は、セット率がやや落ち込んだことで前期比0.2%減の7974円だった。商品取扱高対比の粗利率は33.8%で前期比で0.5ポイント悪化した。

 澤田宏太郎社長CEOは、「定期的に実施している調査で、『ファッションを購入するときに思い浮かぶ場所/店舗は?』という第一想起の調査で、EC全般ではナンバーワンになった。ファッションに特化していることが強みになっている。ただ、圧倒的なリアル店舗を持つブランドを含めると、まだナンバーワンになれていない。ここでもナンバーワンとなるべくさまざまな施策を実行する」という。

 23年3月期は夏ごろをめどにコーディネートアプリ「WEAR」にフリマ機能を付与するほか、無店舗販売ブランドの導入・強化、コスメの強化にも力を注ぐ。「ZOZOコスメ」は今回から取扱高を公表し、22年3月期は57億円で、23年3月期には100億円の大台に乗せる。

 22年3月期の業績は、商品取扱高が6.9%増の5438億円、売上高が9.1%増の1813億円、営業利益が3.7%増の515億円、純利益が4.1%増の359億円を計画する。商品取扱高は、「ゾゾタウン」と「ペイペイモール」をあわせて10.2%増の4798億円と、2ケタ成長を続ける考え。

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「ケイスケヨシダ」が荻窪の廃ビルで22-23年秋冬コレクションを発表 カナダに着想したポジティブな服作り

 吉田圭佑による「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」は、2022-23年秋冬コレクションをショー形式で発表した。シーズンテーマは“It will be fine tomorrow”。この言葉は、吉田デザイナーが今年1月、カナダ・バンクーバーに1カ月滞在した際に、地元の人から言われたものだという。「オーロラが95%の確率で見られる場所に行ったのに、全く見えなくて。イライラしていたとき、ふとこの言葉を投げかけられて、すっと心が軽くなった。雲はあるけど、その奥にはオーロラはあるかもしれないーー今の社会や自分の心境ともリンクして、すごくいい言葉だなって」。会場は東京・荻窪の廃ビルで、「寂しさのある空気感がどこかバンクーバーに通じているから」と理由を語った。

極端なオーバーサイズと独創的な柄
カナダ滞在を直球で反映

 コレクションは、白いレースとビニール素材で“てるてる坊主”を表現したルックでスタートした。その後、極端なオーバーサイズのダウンジャケットやウールコートなどをレイヤードしたスタイルが続く。これは、バンクーバーでダウンを重ね着する人々に着想したもので、「僕から見ると当たり前じゃないスタイルだけど、現地ではなじみがある。その感覚が新鮮だった」と説明する。ほかにも、カナダ旅行を機によく飲むようになったという炭酸水“ペリエ”のボトルや、宿泊したロッジに飾ってあったタペストリーのトナカイ柄、街並みで印象的だったストリートグラフィティなど、現地で印象的だったものや景色をストレートに取り入れた。終盤は、「シンプルで大胆なデザインに、自分らしさを表現する」ことを意識して、裏地をたっぷりと使ってドレープを生み出したテーラードジャケットや、首回りにドローコードを通した個性的なシェイプのウールコートなどを披露した。

 吉田デザイナーは、昨年3月に披露した2021-22年秋冬コレクション以降、「閉塞感を抱いて、ものづくりの思考が一瞬止まった」という。しかし、「カナダ滞在を経て、手がスラスラと動くようになった。当時を思い出だして、『環境のせいにしてんじゃねえよ』とさえ思う。今はポジティブにものづくりと向き合えています」とショー直後に語った。

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「ケイスケヨシダ」が荻窪の廃ビルで22-23年秋冬コレクションを発表 カナダに着想したポジティブな服作り

 吉田圭佑による「ケイスケヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」は、2022-23年秋冬コレクションをショー形式で発表した。シーズンテーマは“It will be fine tomorrow”。この言葉は、吉田デザイナーが今年1月、カナダ・バンクーバーに1カ月滞在した際に、地元の人から言われたものだという。「オーロラが95%の確率で見られる場所に行ったのに、全く見えなくて。イライラしていたとき、ふとこの言葉を投げかけられて、すっと心が軽くなった。雲はあるけど、その奥にはオーロラはあるかもしれないーー今の社会や自分の心境ともリンクして、すごくいい言葉だなって」。会場は東京・荻窪の廃ビルで、「寂しさのある空気感がどこかバンクーバーに通じているから」と理由を語った。

極端なオーバーサイズと独創的な柄
カナダ滞在を直球で反映

 コレクションは、白いレースとビニール素材で“てるてる坊主”を表現したルックでスタートした。その後、極端なオーバーサイズのダウンジャケットやウールコートなどをレイヤードしたスタイルが続く。これは、バンクーバーでダウンを重ね着する人々に着想したもので、「僕から見ると当たり前じゃないスタイルだけど、現地ではなじみがある。その感覚が新鮮だった」と説明する。ほかにも、カナダ旅行を機によく飲むようになったという炭酸水“ペリエ”のボトルや、宿泊したロッジに飾ってあったタペストリーのトナカイ柄、街並みで印象的だったストリートグラフィティなど、現地で印象的だったものや景色をストレートに取り入れた。終盤は、「シンプルで大胆なデザインに、自分らしさを表現する」ことを意識して、裏地をたっぷりと使ってドレープを生み出したテーラードジャケットや、首回りにドローコードを通した個性的なシェイプのウールコートなどを披露した。

 吉田デザイナーは、昨年3月に披露した2021-22年秋冬コレクション以降、「閉塞感を抱いて、ものづくりの思考が一瞬止まった」という。しかし、「カナダ滞在を経て、手がスラスラと動くようになった。当時を思い出だして、『環境のせいにしてんじゃねえよ』とさえ思う。今はポジティブにものづくりと向き合えています」とショー直後に語った。

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個性派セレクト、ヌビアンが名古屋パルコに新店オープン

 ヴェイパースが運営するセレクトショップのヌビアン(NUBIAN)は4月30日に、名古屋パルコ西館1階に新店舗をオープンする。上野店、原宿店、渋谷店に続く4店舗目で東京都外初出店となる。

 商品ラインナップなどは全て非公開。オープンを記念したポップアップでは、同店限定販売となる別注アイテムなどを販売予定。詳細は随時公式インスタグラムで公開する。

 同社は昨年、「ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)」などを手掛けるベイクルーズと資本業務提携を締結した。ベイクルーズは名古屋パルコ南館の地下1階から地上3階までの4フロアに複合大型店「ベイクルーズ ストア(BAYCREW’S STORE)」をオープンしている。

■NUBIAN NAGOYA
オープン日:4月30日
時間:11:00〜20:00
住所:愛知県名古屋市中区栄3-29-1 名古屋パルコ西館1階

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ビーピーラボがロフトと協業、繊維製品の回収ボックスを銀座店に設置

 ビーピーラボ(BPLab)はロフトと協業し、使用済みの繊維製品の回収・循環プラットフォーム「ビオロジックループ(BIOLOGIC LOOP)」の回収拠点を銀座ロフトに設置したと発表した。

「ビオロジックループ」は2021年8月に開始したプラットフォーム。回収した繊維製品はBPラボが契約した廃棄物処理事業所で分別し、マテリアルリサイクルで同社が再生活用する。

 ロフトは2021年11月から「LOFT GREEN PROJECT‟雑貨のチカラで、暮らしと地球をしあわせに。“」というスローガンのもとで本格的にサステナブルな暮らしの提案を掲げており、中でも銀座店は2017年のオープン当初からサステナブルな商品や企画を発信している。

■銀座ロフトの「ビオロジックループ」概要
期間:2022年4月22日〜2023年4月14日
設置場所:銀座ロフト1階、3階、4階
回収対象:繊維衣類品、繊維製品(例:タオル、キャップ帽含む帽子、ナイロン含むエコバッグ、カーテン、ぬいぐるみなど)
※肌着、布マスク、布団、スリッパ、水や油などで濡れているものは回収の対象外

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ZOZOがコーデアプリ「WEAR」服のフリマ機能を拡充

 「ゾゾタウン(ZOZOTOWN)」を運営するZOZOは今夏、コーディネートアプリ「WEAR」を服の売買アプリに刷新する。「WEAR」は現在1600万ダウンロードされており、1200万件が投稿されているが、夏以降はユーザー同士での服を売買できるフリマ機能や、他の人が投稿したアイテムに「WANT」ボタンを通じて出品をオファーする機能などを付与する。また、「WEAR」に出品したアイテムは、「PAYPAYフリマ」にも同時出品できるようにする。「WEAR」はもともと、「ゾゾタウン」で購入したアイテムを登録できる機能に加え、ユーザーの身長や着用コーデ投稿などを分析し、膨大な「WEAR」内の投稿からユーザーのサイズ感や好みにあった投稿マッチさせ表示してきた。強力な情報&コミュニケーション機能にフリマ機能を加えることで、フリマアプリ「メルカリ」などで行われてきた個人間取引の取り込みを狙う。

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「グッチ」が渋谷で体験型イベントを開催中 アンバサダーの志尊淳、桜田通、岩橋玄樹ら豪華セレブが多数来場

 「グッチ(GUCCI)」は5月31日まで、2022年春夏にあたる「グッチ・ラブ・パレード」コレクションの体験型イベント“グッチ ラブ パレード トーキョー”を、東京・渋谷のミヤシタパークで開催中だ。

 ミヤシタパークには、グローバルブランドアンバサダーの志尊淳をはじめ、桜田通、MIYAVI、岩橋玄樹、高畑充希、鈴木えみら豪華セレブが多数来場し、イベントのスタートを祝福。「グッチ」らしいグラマラスな洋服を見にまとい、愛や多様性を讃える「グッチ・ラブ・パレード」のイメージを表現した。

 イベントは同コレクションの開催地である米ロサンゼルスのハリウッドの魅力を「グッチ」が再解釈したもの。「グッチ 渋谷 ミヤシタパーク」、期間限定ストア「グッチ・スニーカー・ルーム」、ホテル「シークエンス ミヤシタパーク」4階の「グッチ カフェ バイ ヴァレーパークスタンド」の3カ所で展開している。

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3年ぶりの「東京レインボープライド」参加者は多様性を体現するそれぞれの“プライドファッション”

 「東京レインボープライド2022(Tokyo Rainbow Pride 2022) 」パレード&フェスティバルが、東京・渋谷区で4月22~24日で開催された。

 同イベントはLGBTQ+と性の多様性を祝い、差別や偏見へ反対のメッセージを発信するもので、リアルでの実施は3年ぶり。ブース出展やステージパフォーマンスを行うフェスティバルが代々木公園で4月22~24日に、渋谷の街を行進するパレードが24日に行われた。新型コロナウイルス感染拡大防止のための入場規制などで規模を縮小したものの、3日間で6万6949人が来場した。パレードにはモデルで俳優のカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)の姿も見られ、大きな盛り上がりを見せた。

 パレードとフェスティバル参加者の“プライドファッション”は、“レインボーまみれ”から“オールブラック”までさまざま。グリッターなどを多用したメイクや、カラフルなヘアカラーにも注目だ。

※撮影時のみマスクを外しています
PHOTOS:MIRI SAITO

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サザビーリーグが輸入するティアードドレスの「マーレット」 日本でのビジネスは「驚くほど好調」

 サザビーリーグが日本における独占輸入販売権を持つウィメンズブランド「マーレット(MERLETTE)」が、順調に売り上げを伸ばしている。同社が取り扱うようになった2020年春夏から「毎シーズン、卸と公式ECの売り上げは前年同期に対し10〜50%増といった水準で推移している」と、原瑛一サザビーリーグリトルリーグカンパニー新規事業本部代理店ブランド営業部/商品部部長。2022年春夏はブランド設立5周年を迎え、4月に有力セレクト店、百貨店の4店で旅をキーワードにしたポップアップストアも行った(一部店舗は26日まで実施)。

 同ブランドはデザイナーのマリーナ・コートバゥイ(Marina Cortbawi)が、ニューヨークを拠点に16年にスタート。ティアードのコットンドレス(5万5000円前後中心)がアイコン商品で、国内の卸先は大手チェーンセレクトや地方の有力個店など、約30口座という。「コロナ禍で取り引きが終了した店舗もなくはないが、毎シーズン消化率が高いことから1店あたりのオーダー金額が徐々に大きくなっている」(辻慶子サザビーリーグリトルリーグカンパニー新規事業本部マーレット担当)ことが好調の背景にある。

 コロナ禍でも萎縮せず、本国サイドが臨機応変にMD面で仕掛けを行っていることも成長理由という。同ブランドは商品の供給過多を防ぐ意味も込めて、通常は1シーズンに1コレクションのみ投入している。しかし、例えば21年春夏は、“エッセンシャル”と名付けたカプセルコレクションで、定番色のティアードドレスやティアードブラウスなどのブランドの顔のアイテムを投入した。コロナ禍で「本当にほしいものを少しだけ買う」といった意識が広がったことから、卸先がプレシーズンでもメインシーズンでも店頭展開でき、値引きもすることなく売れるように、と考えた企画だった。

 また、ティアードドレスやブラウスのみに依存するのではなく、バッグやニットなどアイテムの幅も少しずつ拡大しており、ブランドの世界観を広げている。サザビーリーグとしても、ブランドの全体的なイメージが伝わるような買い付けを卸先に働き掛けている。

 人気ブランドであるがゆえ、特にティアードドレスは他ブランドによる類似商品も多い。「幸いファンのお客さまからは、『やはり本物は着たときのシルエットや高揚感が違う』と言っていただけている。媒体への露出や有力立地でのポップアップショップ開催などでブランドやデザイナーのマリーナ自身のことをもっと多くの人に知ってもらうことが、何よりも差別化につながるはず」と辻担当は話す。

 今春夏はブランド設立5周年を記念し、カプセルコレクションを企画した。公式ECで予約販売を行ったほか、4月9〜17日には同じサザビーリーグが運営する「ロンハーマン(RON HERMAN)」六本木店と「RHCロンハーマン」みなとみらい店でイベントを実施。伊勢丹新宿本店(同13〜26日)、阪急うめだ本店(同13〜19日)でもポップアップストアを実施した。これらの売り上げも予算の1.5倍以上の進捗という。


「作り過ぎず、でもワクワクも提供」

【デザイナー、マリーナ・コートバゥイから】

 日本市場でのビジネスは、サザビーリーグと2019年に代理店契約を結び、また21年に日本で公式ECを開始して以来、驚くほど好調に推移しています。われわれの目標は、美しい服やバッグを作り続け、品質を損なうことなく、お客さまに幸せなライフスタイルを提供するブランドに成長すること。そのためには、時にスピードを落とし、商品を作り過ぎないことも重要です。でも、新しいカプセルコレクションやコラボレーションなど、ワクワクすることもしっかり考えています。

 生地生産から縫製、出荷に至るまで、全ての場面でサステナビリティに配慮しています。例えば(アイコンアイテムのティアードドレスやブラウスの素材であり、同時に環境への負荷の大きさが知られている)コットンは、追跡可能な米国産のピマコットンや、「エコテックス」スタンダード100認証を取った生地に早い段階で切り替えました。また、同じ生地をシーズンを超えて使用しているので、生地を余らせることもありません。パターンメーキングも生地の廃棄が最小になるように計算しています。「マーレット」はトレンドに左右されず、いつの時代も着られるデザインを目指しています。それも無駄を減らす点で非常に大切なことです。

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長渕剛が「シックスパッド」の新CMに登場!“愛する人のために鍛える”という気持ちに共鳴

 EMSを中心としたトレーニング機器を扱う「シックスパッド(SIXPAD)」は、ミュージシャンの長渕剛氏とパートナーシップを締結し、4月27日から発売の“シックスパッド パワースーツ コアベルト(SIXPAD Powersuit Core Belt)”の新TVCMに起用した。長渕氏の「大切な人を幸せにしたり、愛する人を守るためには、まず自分自身が強くなる必要がある、そのために鍛える」という思いに「シックスパッド」が共鳴し、“歌を届ける肉体”をサポートすることになった。

 CMソングには、今月20日に発売した長渕氏の新曲「REBORN」を特別アレンジ。長渕氏は「猛威を振るうコロナ感染が一向におさまらない中、 生活者たちの暮らしは限界にまで追い詰められています。 そんな苦しむ人々の姿を感じ、約2年の間、自分自身も苦しみ、 人間としての『弱さ』を感じる中で、一つの思いが生まれました。僕たちは『弱い』。だけど、だからこそ、こんなところで負けてたまるか、諦めてたまるか、みんなで一緒にもう一度、立ち上がろう、『REBORN 人は何度でも生まれ変われるさ』というメッセージを日本中に届けていきたい。これから先の辛いことも苦しいこともうれしいことも楽しいことも、全てみんなで分かち合いたいと、この時代の今、さらに強く思っています」と語った。今回の撮影に向けて約半年間、過酷なトレーニングを重ねて仕上げた“圧巻の筋肉”を披露し、視聴者にエールを送る。

 “シックスパッド パワースーツ コアベルト”は、ジェルシートの代わりに水で通電を可能にした「シックスパッド」の新モデルで、腹筋と脇腹、背筋を同時に鍛えられる。EMSトレーニングやランニング、筋肉トレーニングと組み合わせた“ハイブリッドトレーニング”を可能にした。サイズはS、M、L、LLの4展開で、価格は税込4万9800円。

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YKKがエレン・マッカーサー財団に加盟発表 循環型経済への取り組みを加速

 YKKはこのほど、循環型経済を推進する英エレン・マッカーサー財団(ELLEN MACARTHUR FOUNDATION)のグローバルネットワークに加盟した。他の加盟企業と知見を共有し、同財団が提唱する循環型の原則、「廃棄物・汚染をなくす」「製品と資源を循環させる」「自然を再生する」に沿って循環型経済の実現に向けた取り組みを強化する。

 具体的には、海洋プラスチックごみを使用したファスナーのほか、有害物質を含まない新たなめっき技術の開発など、環境配慮型の商品および技術開発に注力する。また、ファスナーの引手にNFCチップを内蔵した「タッチリンク(TouchLink)」で資源循環に貢献する。これは、引手にスマートフォンを近づけると、登録情報を読み取り、ウェブサイトやアプリと連動ができるというもの。従来アパレル製品のタグやラベルに記載されているケア情報やトレーサビリティに関連する情報を格納でき、再販やレンタルなどの循環型の施策をサポートする。

 同社は、2020年3月に「ファッション業界気候行動憲章」に署名。同年10月には、50年までに気候中立(事業全体で排出する温室効果ガスと削減量をプラスマイナスゼロにすること)を達成するための持続可能性目標「YKK サステナビリティビジョン 2050」を策定した。同社の30年度に向けた温室効果ガスの削減目標は、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5度未満に抑えるというパリ協定へのコミットを証明するSBT(Science-Based Targets)認定を取得している。

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「オサジ」から22年夏限定のフレグランス登場 青ユズをイメージした夏の日差しの香り

 トータルビューティブランド「オサジ(OSAJI)」は5月13日、フレグランスラインから季節限定の香り“オードトワレ Aoyu〈青柚〉”(50mL、税込4950円)を数量限定で発売する。5月6日からブランド直営店並びにオンラインストアで予約受付を開始予定。

 「オサジ」は毎年5月に夏限定の香りを販売しており、今年は青ユズをイメージした夏の日差しの香りを打ち出す。ユズやベルガモットなど柑橘の爽やかさにグリーンやウッディが重なり、ベースにはアンバーやサンダルの甘さを添えている。植物由来のエタノールを採用するほか、香りとの相性を考慮した精油をブレンドし、強い香りが苦手な人でもつけやすい軽やかなフレグランスアイテムに仕上がっている。

 オードトワレのボトルやキャップには“ホワイトマット”のパッケージを採用し、ラベルはユズを絞ったときのフレッシュさと酸味をイメージして和紙に印刷。ミニマルでスッキリした香りの印象をパッケージでも表現している。

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「ア ベイシング エイプ®」から機械式時計の新作“クラシック ベイペックス”

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、時計“ベイペックス(BAPEX®)”の新作“クラシック ベイペックス”を発売する。価格は税込5万380円で、4月28日に公式オンラインストア、29日に実店舗で販売する。

 ステンレススチール製のケースとブレスレットに黒の文字盤が映えるデザインで、機械式自動巻きムーブメントを搭載する。また100m防水で、40時間以上のパワーリザーブを持つ。

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「ア ベイシング エイプ®」から機械式時計の新作“クラシック ベイペックス”

 「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」は、時計“ベイペックス(BAPEX®)”の新作“クラシック ベイペックス”を発売する。価格は税込5万380円で、4月28日に公式オンラインストア、29日に実店舗で販売する。

 ステンレススチール製のケースとブレスレットに黒の文字盤が映えるデザインで、機械式自動巻きムーブメントを搭載する。また100m防水で、40時間以上のパワーリザーブを持つ。

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「ポロ ラルフ ローレン」のアイコン“ポロシャツ”のスタイルブックが発売 冨永愛と鈴木正文の着こなしは?

 「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、ブランドを象徴するアイテム“ポロシャツ”の誕生50周年を記念したスタイルブック「ラルフ ローレンズ ポロシャツ(RALPH LAUREN’S POLO SHIRT)」を4月27日に発売した。1972年の誕生以来、数多くのセレブリティーや著名人がポロシャツを着用し、文化的な影響を与えてきた歴史をたたえて、バラク・オバマ(Barack Obama)元米大統領や歌手のエド・シーラン(Ed Sheeran)、俳優のトム・クルーズ(Thom Cruise)、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)、レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)ら名だたる人物のスタイルを紹介する。日本からは冨永愛や鈴木正文、EXILE AKIRA、前澤友作らが出演する。全544ページ、税込5500円。

 発売を記念して、「ラルフ ローレン」銀座店でメディア向けの発表会を行い、スタイルブックにも出演する冨永愛と鈴木正文が登壇した。冨永はスリムフィットのポロシャツにスカートを合わせて「レディライクに仕上げてみました。マニッシュにもできるし、幅広く着こなせるのがポロシャツの魅力です」とコメント。鈴木は、マドラスチェックのダブルブレストジャケットに赤いポロシャツを合わせて、「普通は白だけど、(『ポロ ラルフ ローレン』のポロシャツは)24色あるから、せっかくだし赤にしました。黒のニットタイもポイントです」と語った。「ポロ ラルフ ローレン」との出合いを聞かれると、冨永は「高校時代、制服の上に『ポロ ラルフ ローレン』のカーディガンを着るのが流行っていて、それが初めてかな。大きめのカーディガンにルーズソックスを合わせていましたね」と回答。鈴木は「僕も今日はルーズソックスですよ。Y2Kですね」としながら、「僕が初めて手に取ったのは76年。池袋の西武でダブルブレストのブレザーかポロシャツを買いました。会社が京橋で、池袋で乗り換えるのでよくお店に行っていました」と思い出を語った。

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「マノロ ブラニク」表参道でアーカイブ展 英国から届いた厳選の21足が並ぶ

 「マノロ ブラニク(MANOLO BLAHNIK)」は、表参道店で5月22日までブランド50周年を記念した「マノロ・ブラニク展」を開催している。

 同店舗の2階に上がってすぐの通路には、マノロ・ブラニクが描いた色鮮やかなドローイングが並ぶ。また奥へ進むと、マノロの姪のクリスティーナ・ブラニク(Kristina Blahnik)最高経営責任者(CEO)自らがキュレーションし、今回のために英国から届けられた21足の貴重なアーカイブやドローイングが展示されている。

 1979年に発表した「マノロの最も大切な靴」の1つと言われるピンクのサテンにロゼッタリボンをあしらったハイヒールパンプスを筆頭に、マノロ・ブラニクと親交が深かった伊「ヴォーグ」の編集長フランカ・ソッツァーニ(Franca Sozzani. 2016年12月に肺がんで死去)へのオマージュとしてデザインしたシューズなど、マノロお気に入りのアイテムが選ばれている。

 「マノロ ブラニク」は、1971年にロンドンに初のブティックをオープン。これまでにも50周年を記念してゴールドをコンセプトにしたカプセルコレクションの発表や、バーチャルミュージアム「The Manolo Blahnik Archives A New Way of Walking」の公開など、さまざまな企画を打ち出している。今回の展示はバーチャルミュージアムの世界観とリンクさせ、その中で公開しているドローイングやシューズを実際に展示する企画になっている。

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「ディーゼル」のポップアップストアが銀座に BTSの振り付けも担当するRIEHATAやeスポーツチーム“FENNEL“とコラボ

 「ディーゼル(DIESEL)」は、ブランドと日本のローカルカルチャーをつなぐことを目的としたプロジェクト“ディーゼル スタジオ(DIESEL STUDIO)”を始動させた。その皮切りとして、東京・銀座のマロニエゲートに期間限定のポップアップストア“ディーゼル スタジオ ポップアップストア(DIESEL STUDIO POP-UP STORE)”を6月12日まで開催中だ。今の東京を象徴するカルチャーとして、ストリートダンスとeスポーツにフォーカスし、同店限定のコラボアイテムやリアルイベントを行う。

 ポップアップストアは、1階の物販フロアと地下1階のイベントスペースの2フロア構成。内装にはブランドカラーの赤とグラフィカルなロゴデザインを大胆に用いた。同店のコンテンツは、会期中の前後半で入れ替える。4月27日~5月22日までの前半は、BTSやTWICEなど世界的アーティストの振り付けも手掛けるダンサー、RIEHATAとコラボ。彼女が率いるダンスグループ“RHT”のメンバーがインストラクターを務めるダンスレッスンやワークショップを実施する。また同グループとのコラボコレクションとして、デニム風のスエット素材“ジョグジーンズ”をベースに、“RHT”のロゴをあしらったフーディー(税込4万2900円)やTシャツ(同2万7500円)、パンツ(同4万2900~4万6200円)などを販売する。

 5月26日からの後半は、プロeスポーツチーム“FENNEL”との協業だ。所属選手と交流できるリアルイベントやオンラインでのエキシビションマッチなどを企画する。コラボアイテムは、フーディー(同3万800円)やTシャツ(同1万1000円)、パンツ(同2万2000円)、ショーツ(同1万7600円)などで、1990年代後半から2000年代初頭のスポーツに着想したアクティブウエアに“FENNEL”のグラフィックを落とし込んだ。

■DIESEL STUDIO POP-UP STORE
期間:4月27日~6月12日
時間:11:00~21:00
場所:マロニエゲート銀座1 地下1~地上1階
住所:東京都中央区銀座2-2-14

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「ルイ・ヴィトン」からヴァージルが手掛けた初のドライビングシューズ 鮮やかなソールが特徴

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが手掛けた初のドライビングシューズ“LVドライバー・ライン ローファー”を発売した。カラーは7色で、価格は税込11万1100〜11万5500円。

 モカシンタイプの新作は、鮮やかなカラーのソールが特徴で、アイコンの“モノグラフ・モチーフ”を施したスエードカーフレザーとグレインカーフレザーの2タイプを用意した。軽くしなやかな履き心地を実現するチューブラー製法を採用し、ヴァンプ部分は1時間以上かけて手作業で仕上げているという。

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「ルイ・ヴィトン」からヴァージルが手掛けた初のドライビングシューズ 鮮やかなソールが特徴

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)=メンズ アーティスティック・ディレクターが手掛けた初のドライビングシューズ“LVドライバー・ライン ローファー”を発売した。カラーは7色で、価格は税込11万1100〜11万5500円。

 モカシンタイプの新作は、鮮やかなカラーのソールが特徴で、アイコンの“モノグラフ・モチーフ”を施したスエードカーフレザーとグレインカーフレザーの2タイプを用意した。軽くしなやかな履き心地を実現するチューブラー製法を採用し、ヴァンプ部分は1時間以上かけて手作業で仕上げているという。

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ワークマンが銀座店を公開 「空白の都心」攻略ののろし

 ワークマンは27日、東京・銀座の「#ワークマン女子」を28日の開店に先駆けて関係者に公開した。同社初の東京都心店であり、これまで接点を持てなかった消費者を呼び込む戦略店舗と位置付ける。店舗面積は300平方メートル。同業態の標準店よりも小ぶりながら、売上高5億〜6億円の同社一番店を目指す。

 銀座5丁目の中央通りに面した商業施設イグジットメルサの5階に出店する。銀座のショッピング客や、銀座が仕事の生活の動線になっている人に向けて、アウトドアウエア、タウンウエア、スポーツウエア、キャンプ用品などをそろえる。商品構成はウィメンズ3割、メンズ3割、ユニセックス4割。ファミリー需要を見込んで、子供服も充実させた。

 作業服店である同社は地方・郊外の幹線道路沿いの立地が多かった。18年以降に本格化したアウトドアウエアの「ワークマンプラス」「#ワークマン女子」で、横浜・桜木町、大阪・なんばなどに進出していたが、東京都心への出店は銀座が初となる。

 土屋哲雄専務は「ようやくメジャーリーグに昇格できた」と話す。「(近隣にある)『ユニクロ』や『ジーユー』の旗艦店と比較検討してショッピングするお客さまも多いだろう。われわれは低価格と機能性で差別化したい」。6月に開店を控える池袋や出店要請が増えているという百貨店など、都心攻略にアクセルを踏む。

 混雑が予想される明日28日のオープン初日は、整理券の配布などで来店者数を1200〜1300人程度に制限し、500万円の売り上げを見込む。ゴールデンウイーク中もほぼ同様の売り上げを狙うため、在庫や人員の態勢を整える。

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ヒューゴ ボスが再販プラットフォーム立ち上げへ 顧客から下取りした衣類を販売

 ヒューゴ ボス(HUGO BOSS)は、循環型社会を目指す取り組みとして、再販プラットフォーム「ヒューゴ ボス プレラブド(HUGO BOSS Pre-Loved)」を2022年後半に立ち上げる予定だ。

 同プラットフォームでは、顧客から下取りした同社の衣類を販売する。下取り希望者は仏ヒューゴ ボスのオンラインストアから専用ページにアクセスし、着用済みアイテムをヒューゴ ボスに送ると、公式オンラインストアや店舗で使用可能なクレジットと交換できる仕組みだ。プラットフォームは25年には本国ドイツやイギリス、アメリカにも拡大し、将来的にはアクセサリーなどの小物も取り扱う予定だという。

 さらに、アイテムを長く使うための施策として、今年後半にはドイツの一部店舗でスーツやジーンズ、シューズ、ジャージー商品、レザーグッズを対象にケア&修理サービスを開始する。主要市場での実施も視野に入れている。

 ヘイコ・シャファー(Heiko Schäfer)最高執行責任者(COO)は、「私たちの商品は高品質で何度も使用することができるため、成長する再販市場に参入することは企業として自然な流れだ。『ヒューゴ ボス プレラブド』は、私たちにとっては循環型ビジネスモデルへの移行をサポートし、お客さまにとっては修理サービスによってお気に入りのアイテムをより長く使うことで、希少資源の消費を減らすことができる」とコメントしている。

 なお、再販はファッション産業の環境負荷を低減する市場として急成長しており、すでに全世界で300〜400億米ドル(約3兆7800億〜5兆400億円)の市場規模を有するという。また、セカンドハンド品を購入した場合、新品を購入する場合と比較してCO2排出量を平均44%削減できるとされている。

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「ルイ・ヴィトン」のブランド・アンバサダーに「ストレンジャー・シングス」のミリー・ボビー・ブラウンが就任

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のブランド・アンバサダーに、モデルで俳優のミリー・ボビー・ブラウン(Millie Bobby Brown)が就任した。モデルのカーリー・クロス(Karlie Kloss)、歌手のルース・アンド・ザ・ヤクザ(Lous and the Yakuza)とともにアイウエアの広告キャンペーンに登場。キャンペーンの動画は26日、オンラインで公開された。

 ニコラ・ジェスキエール(Nicolas Ghesquiere)=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターは、ブラウンが主演を務めたネットフリックスの人気シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界(原題:Stranger Things)」のファンとして知られており、2018年春夏コレクションではドラマポスターをプリントしたTシャツも披露している。同ドラマのキャストがブランドスタジオを訪れたこともあり、かねてよりコラボレーションの可能性がささやかれていた。

 ブラウンは、「ニコラ・ジェスキエール=ウィメンズ・アーティスティック・ディレクターに初めて会ったのは、6年前。それから彼の手掛けるもののファンになった。『ルイ・ヴィトン』のファミリーの一員に迎えられてとても光栄で、夢のようだ」とコメント。同氏はこれまで「カルバン クライン(CALVIN KLEIN)」や「パンドラ(PANDORA)」、「モンクレール(MONCLER)」、「サムスン(SAMSUNG)」などの広告に出演。13歳の時に17年「全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards)」の女優賞にノミネートされたほか、同アンサンブル賞を共演者とともに受賞し、18年にはユニセフ(UNICEF)親善大使に最年少で選ばれている。

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若手社員だからこそ読んでほしい! 今だけ0円の業界深掘り記事を紹介

 「WWDJAPAN」4月4日発売号は“新入社員のAtoZ”特集。ファッション&ビューティ業界に入ったものの、右も左もわからない!という人に向けて、仕事で役立つ基礎知識や、同世代の働きぶりを発信しています。より多くの人に届けるため、特集の一部を期間限定で無料公開中!ファッションでよく聞く“コレクション“の解説や、ビジネスで成功した企業の徹底解説、大先輩の新入社員時代エピソードなど、ここでしか読めない内容ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。


【今だけ0円!】
若手社員こそ読んでほしい
有料記事一覧

【ファッション&ビューティ業界の基礎知識】
 ファッション業界におけるランウエイショーは、一番華やかで取材がとっても楽しい世界。とは言え、その全容を知る人は多くないでしょう。「WWDJAPAN」は洋服が生まれるまでの過程、デザイナーの想いはもちろん、彼らを衝き動かした社会背景まで解説します。 この記事を0円で読む→

【ロンハーマンで活躍する若手社員】
 セレクトショップのロンハーマンは、“ラブ フォー トゥモロー”をスローガンに掲げ持続可能なビジネスモデルへの転換をいち早く始めた企業だ。同社のサステナビリティ計画を推進する中心人物の1人、若手社員の藤田トラヴィス恭輔さんに話を聞いた。 この記事を0円で読む→

【高島屋で活躍する若手社員】
 日本橋高島屋S.C.は昨年8月、期間限定の催事「つづくつなぐマーケット」を開催した。同イベントを運営するのは、入社2〜4年目の若手社員7人を中心とするプロジェクトメンバーだ。 この記事を0円で読む→

【ZOZOで活躍する若手社員】
 大手ECモールのZOZOは、新規事業「YOUR BRAND PROJECT」を2020年に始動した。インフルエンサーを起用してオリジナルブランドを企画し、ZOZOのプラットフォームから消費者に直接商品を届けるD2C事業だ。同事業で働く、入社6年目の尾田典子さんを取材した。 この記事を0円で読む→

【私が新入社員だった頃〜三越伊勢丹】
 仮想世界の百貨店「バーチャル伊勢丹」は、メタバース時代の新しい事業モデルとして注目を集めている。今ではデジタルの最前線に立つ三越伊勢丹の仲田朝彦さんだが、入社当時すでに百貨店は「冬の時代」と呼ばれていた。迷いを打破させたのが販売員としての接客経験だった。 この記事を0円で読む→

【私が新入社員だった頃〜資生堂】
 資生堂は、事業の中核部門である研究開発(R&D)を強化している。R&D領域をリードするのは、長年マーケティングに携わり多方面でイノベーションを巻き起こしてきた岡部義昭エグゼクティブオフィサーだ。入社から今年33年目を迎え、これまでとは異なるフィールドの旗振り役を務める彼の原点とは。 この記事を0円で読む→

【成功企業の裏側「アメリ」(前編)】
 ビーストーン(黒石奈央子CEO)のウィメンズブランド「アメリ(AMERI)」は、2014年の立ち上げ以来順調に成長を続け、21年7月期の売上高は38億円となった。ウィメンズのリアルクローズ市場で圧倒的な人気を誇る「アメリ」のデザインのプロセスを取材した。 この記事を0円で読む→

【成功企業の裏側「アメリ」(中編)】
 「アメリ」のデザインチームのメンバーは6〜7人(育児休業などで変動)。毎シーズン、アシスタントも含めメンバーそれぞれが企画を持ち寄ってデザインを決めていく。何を商品化するかの最終決定権は黒石奈央子ビーストーンCEOが握っているが、シーズン初めのディレクションは、特に黒石CEOが主導するものではないという。 この記事を0円で読む→

【成功企業の裏側「アメリ」(後編)】
 「アメリ(AMERI)」は立ち上げの2014年から週2回、4〜5型の商品投入を続けている。ECを訪問する客を飽きさせないために始め、それがEC成長の原動力にもなった。現在は国内外に実店舗6店(うち1店はブランドビンテージアイテムの専門店)を構えているが、週2回の投入は継続している。 この記事を0円で読む→



 「WWDJAPAN」は25歳以下を対象に、ファッションとビューティ業界の“今”と基礎知識を学ぶ「U25スペシャルプラン」をスタートします。価格は年間で1万6500円(税込)。申込み受付は5月15日まで。新入社員や若手社員への活用をご希望の企業人事や教育ご担当の方からのお問い合わせもお待ちしています。
詳細はこちら→

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メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

こんにちは。

今週末からゴールデンウィークですね。
最近は夏のような暑さになる日もあり、ゴールデンウィーク中に衣替えをされる方も多くいらっしゃるかと思います。
バーニーズ ニューヨーク各店店頭・オンラインストアにもTシャツやサンダルなどのアイテムが増え、夏に向けてにぎやかな雰囲気になってきました!
本日は六本木店の様子とともに、店頭にラインナップしている春夏シーズンの新作アイテムをご紹介いたします。

IMG 5151 2 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

 

トレンドのバケットハットにビンテージライクなロゴプリントが映えるTシャツなど、
旬なカジュアルスタイルをお楽しみいただけるアイテムもご用意しております。

IMG 5077 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

NEEDLES
HAT 各¥13,200(税込)/ T-SHIRTS 各¥10,450(税込)

 

オーストラリア発サーフブランド<ザ クリティカル スライド ソサイエティ>より、
「TCSS」のロゴを復刻し、箔プリントでアウトラインを縁取ったバーニーズ ニューヨーク限定Tシャツも登場。

IMG 5058 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

THE CRITICAL SLIDE SOCIETY
T-SHIRTS 各¥7,480(税込)

 

こちらはキャップに爽やかなストライプのシャツジャケットを合わせた、クリーンな印象のカジュアルスタイル。

IMG 5070 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

THOM BROWN
CAP ¥61,600(税込)>>> / SHIRT JACKET ¥257,400(税込)/ SHORTS ¥67,100(税込)

 

おうち時間に着たいセットアップや、軽く羽織れるフーディなどのリラックスウェアも充実しております。

IMG 5091 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

THE ELDER STATESMAN
CUT & SAWN ¥73,700(税込)/ SHORTS ¥67,100(税込)

IMG 5138 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

THREE DOTS
OUTER ¥30,800(税込)/ CUT & SAWN ¥19,800(税込)
BE.ABLE
PANTS ¥31,900(税込)>>>

 

カジュアルなスタイリングやゴルフを楽しまれる方におすすめのポロシャツも豊富に取り揃えております。

IMG 5134 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

LACOSTE
POLO SHIRTS 各¥19,800(税込)

 

IMG 5146 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

BARNEYS NEW YORK
POLO SHIRTS 各¥24,200(税込)>>>

 

コーディネートのアクセントになるボディバッグや…

IMG 5121 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

MAISON MARGIELA
BAG ¥216,700(税込)

IMG 5129 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

VALENTINO
BAG ¥104,500(税込)

IMG 5130 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

LOEWE
BAG ¥158,400(税込)

 

オンにもオフにも活躍するトートバッグなど、バリエーション豊富にご紹介しております。

IMG 5126 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

BARNEYS NEW YORK
BAG ¥28,600(税込)>>>

 

足元を軽快に演出するサンダルや、きれいめに合わせられるスニーカー・スリップオンシューズもラインナップ。

IMG 5081 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

NEEDLES
SANDALS 手前から¥8,580(税込)>>> / 各¥9,680(税込)

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SUICOKE
SANDAL ¥19,800(税込)>>>

IMG 5105 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

HENDERSON
SNEAKERS 各¥58,300(税込) WHITE>>> / BEIGE>>> / WINE>>>

 

IMG 5116 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

BARNEYS NEW YORK
SHOES 各¥28,600(税込)>>>

 

220421 middle 01 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

5月15日(日)までにバーニーズ ニューヨーク各店・オンラインストアにて、
<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションの商品を¥10,000(税抜)以上お買上げいただき、
メンバーシッププログラム<MY BARNEYS>にご登録のお客様に、
8月31日(水)までご使用いただける期間限定の5,000ポイントをプレゼントいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。>>>

 

暑くなるこれからのシーズンに着たくなるアイテムを、各店・オンラインストアにて豊富にご用意しております。
オンラインストアでは、メンズのリゾートスタイルにフォーカスしたページを公開中!
こちらもぜひあわせてご覧ください。>>>

 

ゴールデンウィークのショッピングは、ぜひバーニーズ ニューヨークでお楽しみくださいね!

 

感染拡大防止へのお願いと安全・安心への取組みについて>>>

メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

こんにちは。

今週末からゴールデンウィークですね。
最近は夏のような暑さになる日もあり、ゴールデンウィーク中に衣替えをされる方も多くいらっしゃるかと思います。
バーニーズ ニューヨーク各店店頭・オンラインストアにもTシャツやサンダルなどのアイテムが増え、夏に向けてにぎやかな雰囲気になってきました!
本日は六本木店の様子とともに、店頭にラインナップしている春夏シーズンの新作アイテムをご紹介いたします。

IMG 5151 2 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

 

トレンドのバケットハットにビンテージライクなロゴプリントが映えるTシャツなど、
旬なカジュアルスタイルをお楽しみいただけるアイテムもご用意しております。

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NEEDLES
HAT 各¥13,200(税込)/ T-SHIRTS 各¥10,450(税込)

 

オーストラリア発サーフブランド<ザ クリティカル スライド ソサイエティ>より、
「TCSS」のロゴを復刻し、箔プリントでアウトラインを縁取ったバーニーズ ニューヨーク限定Tシャツも登場。

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THE CRITICAL SLIDE SOCIETY
T-SHIRTS 各¥7,480(税込)

 

こちらはキャップに爽やかなストライプのシャツジャケットを合わせた、クリーンな印象のカジュアルスタイル。

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THOM BROWN
CAP ¥61,600(税込)>>> / SHIRT JACKET ¥257,400(税込)/ SHORTS ¥67,100(税込)

 

おうち時間に着たいセットアップや、軽く羽織れるフーディなどのリラックスウェアも充実しております。

IMG 5091 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

THE ELDER STATESMAN
CUT & SAWN ¥73,700(税込)/ SHORTS ¥67,100(税込)

IMG 5138 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

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OUTER ¥30,800(税込)/ CUT & SAWN ¥19,800(税込)
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IMG 5134 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

LACOSTE
POLO SHIRTS 各¥19,800(税込)

 

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BARNEYS NEW YORK
POLO SHIRTS 各¥24,200(税込)>>>

 

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IMG 5121 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

MAISON MARGIELA
BAG ¥216,700(税込)

IMG 5129 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

VALENTINO
BAG ¥104,500(税込)

IMG 5130 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

LOEWE
BAG ¥158,400(税込)

 

オンにもオフにも活躍するトートバッグなど、バリエーション豊富にご紹介しております。

IMG 5126 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

BARNEYS NEW YORK
BAG ¥28,600(税込)>>>

 

足元を軽快に演出するサンダルや、きれいめに合わせられるスニーカー・スリップオンシューズもラインナップ。

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NEEDLES
SANDALS 手前から¥8,580(税込)>>> / 各¥9,680(税込)

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SUICOKE
SANDAL ¥19,800(税込)>>>

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HENDERSON
SNEAKERS 各¥58,300(税込) WHITE>>> / BEIGE>>> / WINE>>>

 

IMG 5116 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

BARNEYS NEW YORK
SHOES 各¥28,600(税込)>>>

 

220421 middle 01 メンズの新作アイテムが店頭に続々ラインナップ!

5月15日(日)までにバーニーズ ニューヨーク各店・オンラインストアにて、
<バーニーズ ニューヨーク>オリジナルコレクションの商品を¥10,000(税抜)以上お買上げいただき、
メンバーシッププログラム<MY BARNEYS>にご登録のお客様に、
8月31日(水)までご使用いただける期間限定の5,000ポイントをプレゼントいたします。
詳しくはこちらをご覧ください。>>>

 

暑くなるこれからのシーズンに着たくなるアイテムを、各店・オンラインストアにて豊富にご用意しております。
オンラインストアでは、メンズのリゾートスタイルにフォーカスしたページを公開中!
こちらもぜひあわせてご覧ください。>>>

 

ゴールデンウィークのショッピングは、ぜひバーニーズ ニューヨークでお楽しみくださいね!

 

感染拡大防止へのお願いと安全・安心への取組みについて>>>