梅雨明け以降、一気に夏物動く 専門店2022年6月度

 専門店チェーン、セレクトショップお2022年6月度売上高(既存店ベース)は、月初の梅雨寒で各社売り上げを落としたものの、関東甲信地域で梅雨明けが宣言された27日前後以降は好調という声が中心となった。前年実績を割り込んでいるユニクロやしまむらも、実質的な内容は悪くないという。

 ユニクロの国内店舗とECの売上高は、前年同月比10.2%減だった。ただし、「前年は6月に開催していた感謝祭を5月に前倒しした影響が大きく、5、6月の累計では前年実績を上回っている」(広報担当者)。梅雨明け宣言の前後から「一気に客数も伸びた」といい、メンズは“感動パンツ”“感動ジャケット”、ウィメンズはドルマンスリーブのTシャツやUVカットのカーディガンなどが売れ筋で、「通勤着としても着られるアイテムのニーズが戻ってきている」。

 しまむら(5月21日〜6月20日で集計)は同0.2%減と、21年10月以来8カ月ぶりの前年実績割れ。ただし、「気温が低かった6月第2週以外は好調だった。集計期間に入っていない21日以降も夏物がよく動いており、問題はない」と広報担当者。
 「無印良品」を運営する良品計画は同11.4%減。衣服・雑貨カテゴリーは主力の婦人服が伸び悩んで同8.0%減、生活雑貨カテゴリーは同15.2%減と大幅に割り込んだ。同社は30日に、22年8月期の業績予想を下方修正している。

 アダストリアは同8.1%増。「社内での数字の受け止め方は“まあまあ”といったところ。梅雨明け以降、7月にかけて盛夏物がしっかり動いている」と広報担当者。

 ユナイテッドアローズは同6.3%増。「気温上昇と共に夏物衣料の動きが活発化し、客単価は前年同月に対し2ケタ増」(発表資料から)という。コロナ禍前の19年6月との対比では21.0%減。メンズでジャケット、パンツが動くなど、ビジネス衣料のニーズに戻りが見られる。

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コーセー「プレディア」天然泥のヘッドスパクレンズが刷新 清涼感と保湿効果で頭皮環境を整える

 コーセーの化粧品専門店向けブランド「プレディア(PREDIA)」は8月21日、ヘッドスパクレンズ“ファンゴ ヘッドクレンズ SPA”をリニューアル発売する。新“ファンゴ ヘッドクレンズ SPA+”は、地肌ケア・シャンプー・トリートメントの3機能を兼ね備え、清涼感のある使い心地が特徴。チューブ(250g、税込2200円)とポンプ(500g、税込3850円)、トライアル(税込275円)の3サイズをラインアップする。

 新“ファンゴ ヘッドクレンズ SPA+”は、皮脂吸着効果のある天然ミネラル泥を配合。泡立たない濃厚なクリームが地肌に密着し、頭皮や毛穴の汚れをオフする。さらに保湿成分や毛髪内部補修成分を配合し、頭皮環境を整えながら、自然なハリコシや艶のある滑らかな手触りの髪へと導く。

 同社によると、近年、美しく健やかな髪のためには頭皮環境を健やかに保つことが大切という考えが定着し、スカルプケア市場が拡大しているという。20代を含む比較的若い年齢層も抜け毛や細毛、白髪などに悩む人が増えるなど幅広い世代にニーズがあることから、新“ファンゴ ヘッドクレンズ SPA+”を通じて、頭皮と毛髪のケアを提案しながら顧客との接点を拡大する。

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「デルヴォー」から新たなレザー技術を用いた新作コレクションが登場

 「デルヴォー(DELVAUX)」は、職人による巧みなレザーワークを生かした新作コレクション“ザ レザー マスタリー(THE LEATHER MASTERY)”を7月8日に発売する。ブランドの取り扱い店舗などで販売する。

 アイテムは、ブランドのアイコンバッグ“ブリリアント(Brillant)”と “ピン(Pin)”をベースにした3型で、ブラウンとブラック、グレーを用意する。D型のタイル状のレザーを一つひとつ手作業で縫いつけた“レザーD(Leather D)”テクニックを採用し、やわらかいレザーの感触と通気性を備えたデザインに仕上げた。さらに“ブリリアント”のバックルとハンドル部分には、螺旋状に編み込まれた“アンレースド(Enlaced)”テクニックを施しているのも特徴だ。

 発売に合わせて、写真家のコト・ボロフォ(Koto Bolofo)が手掛けたキャンペーンビジュアルを公開した。“コト·ボロフォの目(L’Oeil de Koto Bolofo)”と題した作品には、モデルで女優のリリー・マクメナミー(Lily Mcmenamy)と、バレエダンサーのオニール八菜、モデルで活動家のニャーシャ・マトンホゼ(Nyasha Matonhodze)を起用し、才能あふれる彼女たちが「デルヴォー」の世界観を体現している。

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「コス」が写真家レア・コロンボとのコラボアイテムを発売 Tシャツやワンピースなど

 「コス(COS)」は、写真家のレア・コロンボ(Lea Colombo)とコラボレーションしたカプセルコレクションを7月上旬に発売する。同ブランドの店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 コレクションは、コロンボの故郷である南アフリカのケープタウンに着目し、大自然から得たエネルギーを表現している。アイテムはウィメンズとメンズを用意し、3パターンのプリントをあしらったTシャツや開襟シャツ、ワンピース、ショーツ、キャップなどをそろえる。

 「コス」と協業したことについて、コロンボは次のようにコメントしている。「今回のプロジェクトに取り組むにあたり、常に私の創造性を覚醒させてくれる故郷、ケープタウンに戻りました。そして、その素晴らしい大自然から得た美しいエネルギーを作品の中に吹き込むことができたのです。これらのアートワークは暗い部屋の中で力強く、色鮮やかに描いた私のフラワーシリーズの一部です。色は花々の優しいイメージと相まって、私が常に追い求める二元性、緊張感、バランスを表しています」。

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「ジバンシィ」がディズニーコラボ第2弾 「101匹わんちゃん」モチーフのカプセルコレクションを発売

 「ジバンシィ(GIVENCHY)」はディズニーとのコラボシリーズの第2弾として、アニメーション映画「101匹わんちゃん」のキャラクターをモチーフにしたカプセルコレクションを発売した。公式オンラインストアと一部のストアで取り扱っている。

 今回のコレクションではポンゴ、パーディタとその子犬たちがパリで愉快な冒険に出かける時の「愛」と「忠誠」を表現したという。アイテムにはダルメシアン柄や、子犬たちが「ジバンシィ」の4Gエンブレムで戯れる様子を描いたプリントなどを盛り込み、遊び心あふれるラインアップに仕上げた。

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ドット専門店「ドドット」が初のポップアップストアを表参道で開催

 「ドドット」は、“do dot.(ドットしよう)”を合言葉に、ドットの魅力を追求したオリジナルのアイテムほか、ヨーロッパや韓国など世界中からセレクトしたデザイン性の高いドットアイテムを取りそろえ、公式オンラインストアを中心に販売している。

 ポップアップストアでは、ドットの直径から選べる“φ”シリーズや、ドットの輪郭をトレースして罫線でデザインされた“Line dots”、服そのものがひとつの大きなドットになっている“a dot”など、ブランドを象徴する個性的なデザインの2022年春夏コレクションアイテムをはじめ、イベント限定アイテムも多数販売する。また、公式オンラインストアで先行予約販売を行なっている2022年秋冬コレクションアイテムなども展開する。

■dodot. OMOTESANDO
日程:7月7~11日
時間:11:00〜20:00 ※ 11日のみ11:00〜17:00
住所:東京都渋⾕区神宮前6-4-1

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「フェラガモ」がNYに最新テクノロジーを備えた新店舗オープン NFTアートを作れる体験型ブースも

 「サルヴァトーレ フェラガモ(SALVATORE FERRAGAMO以下、フェラガモ)」は米ニューヨーク・ソーホーに6月24日、新店舗をオープンした。広さは約250平方メートル。“没入型”、“モジュール型”、“コラボレーション型”の3種の空間を用意し、同ブランド初のコンセプトストアという位置付けだ。

 同店の外観はソーホーの建物の特徴である柱などはそのままに、店内は「フェラガモ」の他店舗同様に淡いブルーにペイントされている。アルミニウムの棚はモジュール式で、大きな鏡のディスプレーも可動式なため、商品入れ替えやイベント時に開放できるように設計されている。

 注力したのはもちろん品ぞろえで、このソーホー店限定のアイテムを多く用意する。特にソーホーのロゴをプリントし、「フェラガモ」のシグネチャーである金具“ガンチーニ”をあしらったバッグ“スタジオ”(3000ドル、約40万円)、メタリックレザーの“ボックスバッグ”、アッパー部分に漁網のリサイクル素材を使用したサステナブルなユニセックススニーカー、“6r3ene”などが注目アイテムだ。

 “6r3ene”は、店内に設置されたタッチスクリーンでカスタマイズできる。3Dのホログラムを見ながら、スニーカーの色やシューレース、ソール部分など46種のバリエーションの中から選ぶことができる。店頭で注文してから納品まで10週間程度で、価格は1150ドル(約15万5000円)だ。タッチスクリーン部分のインスタレーションはクリエイティブスタジオ、ディーヤン(DE-YAN)と提携して制作した。

 店内にはディーヤンとデジタルアーティスト、シェイクスピア(Shxpir)のコラボレーションで制作されたNFTブースも用意。このブースではシェイクスピアがデザインしたステッカーを使ってNFTアートを制作することができる。ブースには高性能のカメラが設置されており、等身大のスクリーンで自身の作品を確認しながら制作することができる。制作した作品は256個限定で、NFTのマーケットプレイス「オープンシー(Opensea)」を通してイーサリアムのブロックチェーンでミントすることが可能だ。ミントにかかる費用はすべて「フェラガモ」が負担する。

 ダニエラ・ヴィターレ(Daniella Vitale)「フェラガモ」北米最高経営責任者(CEO)は、このような没入型のテクノロジー要素を新店舗に備えた理由について、「クールで他とは違う体験を取り入れたかった。でも操作は簡単で、すぐにその世界に入り込むことができる。若者はSNSやEメールにNFT作品を載せて自己表現している。NFTは社会的な通貨なのだろう。新店舗は、人々が集まり、時間を過ごし、何か新しいことを経験できるユニークな空間だ」と説明する。

 6月のプライド月間には、シェイクスピアのNFTのグラフィックをプリントしたTシャツ250枚とスウェット150枚ををそれぞれ350ドル(約4万7000円)と650ドル(約8万7000円)で限定販売した。その収益はマンハッタン・ウェストヴィレッジのレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーセンター(The Lesbian, Gay, Bisexual, Transgender Center)に寄付される予定だ。

 3月に若手デザイナーのマクシミリアン・デイヴィス(Maximilian Davis)が「フェラガモ」クリエイティブ・ディレクターに就任したが、彼のディレクションのもとアップデートされた小売り戦略が2023年半ばに発表されるという。

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「コーチ」×トム・ウェッセルマンが発売 アメリカン・ポップアートを大胆にデザイン

 「コーチ(COACH)」はこのほど、アメリカン・ポップアートの巨匠であるトム・ウェッセルマン(Tom Wesselmann)にインスパイアされたコレクション“コーチ × トム・ウェッセルマン”を発売した。公式オンラインストアなどで販売中だ。

 コレクションは“ローグ トップハンドル”(税込15万4000円)や“ダッフル 16”(同9万3500円)、“キャリッジ トート”(同16万5000円)といったバッグ、トレンチ(同10万1200円)やデニムジャケット(同9万200円)、オーガニックコットンTシャツ(同1万7600円)などのウエア、ネックレス(同3万1900円)といったアクセサリーなど豊富なアイテムを用意した。唇や花といったウェッセルマンのアートワークを、スパンコール刺しゅうやパッチワークレザー、スクリーンプリントで大胆にあしらった。

 クリエイティブ・ ディレクターのスチュアート・ヴィヴァース(Stuart Vevers)は「五感を刺激する、楽しさあふれる今回のコラボレーションは、トムが創作活動の過程で見出した享楽的な感覚へのオマージュです。彼の家族とともにこの作品を世に送り出せたことを大変光栄に思うとともに、彼の作品を新しい世代と共有できることを誇りに思います」と述べた。

 コレクション発売に合わせ、ハリ・ネフ(Hari Nef)、カイ・イサイア・ジャメル(Kai-Isaiah Jamal)、木下実凡を起用し、ユルゲン・テラー(Juergen Teller)が撮影したグローバルキャンペーンも公開した。

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米レザー「ショット」が“キャプテンズヘルム ゴルフ”とコラボ 武骨な商品をラインアップ

 米レザーブランド「ショット(SCHOTT)」はこのほど、東京ブランド「キャプテンズヘルム(CAPTAINS HELM)」のゴルフライン“キャプテンズヘルム ゴルフ(CAPTAINS HELM GOLF)”とコラボした商品を直営店で発売した。

 ボーダーのモックネックTシャツ(9900円税込、以下同)はスイングの際にストレスがかからないよう肩のラインを落とし、柔らかくグリップ力に優れる羊革を用いたレザーグローブ(7700円)や、米タンナー、ホーウィン(HORWEEN)のクロムエクセルレザーを使ったレザーベルト(1万6500円)には「ショット」のアイコンである“ワンスター”をあしらう。

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「アレキサンダー・マックイーン」2023年春夏メンズ・コレクション

 「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」が2023年春夏メンズ・コレクションを発表した。

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ケイト・モスが「ダイエット コーク」のクリエイティブ・ディレクターに就任

 コカ・コーラ(COCA-COLA)はこのほど、モデルのケイト・モス(Kate Moss)を「ダイエット コーク(Diet Coke)」のクリエイティブ・ディレクターに起用した。製品の誕生40周年を祝い、新キャンペーン“ラブ ホワット ユー ラブ(Love What You Love)”に登場する。

30周年を迎えた2013年には、デザイナーのマーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)が同職を務めた。これまでも「ダイエット コーク」は故カール・ラガーフェルド氏(Karl Lagerfeld)、ジャン・ポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)、ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)、マシュー・ウィリアムソン(Matthew Williamson)、ロベルト・カヴァリ(Roberto Cavalli)らとコラボをしている。

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青山学院大学発のファッション系サークルがコレクションムービーを作成 3月には展示会も

 青山学院大学発のファッション系サークル、AOYAMA FASHION ASSOCIATION(アオヤマ ファッション アソシエーション以下、AFA)はこのほど、2021-22年秋冬コレクションのショートムービーを公開した。

 渋谷エリアを拠点にデザインや生産管理、販売などを行う“本格派”ファッションサークルのAFAは、毎年1回コレクションを制作し、展示会を開催している。22年は3月24〜25日の2日間にわたって渋谷で展示会を開いた。会場ではノルウエー出身の現代美術アーティスト、マティアス・ファルドバッケン(Matias Faldbakken)や漫画「AKIRA(アキラ)」の世界観をインスピレーションに、「常識や日常を疑うという視点」で作ったコレクションを披露。150人ほどが来場したという。コレクションのテーマは、「PARANOID SUN(パラノイド サン)」。「誇大妄想的な、病的に疑い深い」を意味する“パラノイド”と、「太陽、希望、憧れ、象徴」を意味する“サン”を組み合わせて、「自分たちが信じ、当たり前だと思い込んでいるものに対する確実性や存在そのものを問う」というコンセプトを起こし込んだショートムービーを作成した。

 AFAは、2018年設立のサークル。青山・渋谷エリアを拠点に、ファッションのデザインや生産管理、販売を行う。22年現在は、100人を超えるメンバーが在籍する。制作コンセプトは「プロと共に最高品質のファッションを作る」。販売できる製品クオリティーを目指し、パターン制作から資材手配、縫製までデザイン以外の全ての工程を提携先のOEM会社に外注する形で運営している。学生だけでなく業界や社会とつながる、“ニュー アソシエーション”を作ることを目的とし、社会も学生も巻き込んだ新たなファッションの企画実現を目指す。

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「ららぽーと」「三井アウトレットパーク」が初の併設 大阪・門真に23年春開業

 三井不動産は4日、大阪府門真市に「ららぽーと」と「三井アウトレットパーク」の複合型ショッピングセンター(SC)を2023年春に開業すると発表した。プロパーのSCとアウトレットのSCの併設は同社では初めて。店舗面積6万6300平方メートルに計250店舗が入る。

 日本のアウトレットモールの先駆けとして1995年に開業した「三井アウトレットパーク大阪鶴見」を閉館し、プロパーのSC「ららぽーと門真」(約150店舗)とアウトレットのSC「三井アウトレットパーク大阪門真」(約100店舗)として装いを新たにする。3層の建物の主に1階と3階をららぽーとにし、2階の三井アウトレットパークを挟む格好になる。

 このエリアは「(仮称)大阪府門真市松生町商業施設計画」として再開発が進んでおり、隣接地では三井不動産のマンションやコストコなどの建設も進んでいる。

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葵ローズがプロデュースする美容サロンの新キャンペーン プラネタリウムを見ながらよもぎ蒸し体験

 日韓ハーフのアーティスト、葵ローズがプロデュースする日韓美容エステサロン「チャンミ(changmi)」は、プラネタリウムを見ながらよもぎ蒸しができるキャンペーンを開始した。期間は8月31日まで。

 「チャンミ」は、完全貸切予約制で、よもぎ蒸しや韓国エステを受けることができるサロン。これまで国内外でさまざまなよもぎ蒸しサロンを見てきた葵ローズが、「友だち同士やカップル、家族などがプライベートな空間でよもぎ蒸しを体験してほしい」という思いでプロデュースした。

 よもぎ蒸しは韓国の民間療法として600年以上前から存在する。よもぎの葉などの漢方を蒸した蒸気を、膣や肛門の粘膜から吸収させ、体全体を温めていく療法だ。同サロンでは、通常の80倍の効果があると言われている、黄土100%の手作り座浴器を本場韓国から直輸入している。

 キャンペーン期間中は、よもぎ蒸し(45分、5000円※健康茶付きの初回割引価格)を予約したお客は、無料でプラネタリウムを楽しむことができる。プライベート空間かつ、都会にいるとは思えないくらい幻想的な星空の下で施術を受けられるので、カップルにもおすすめだという。

 今回のキャンペーンについて、葵ローズは「プラネタリウムキャンペーンは、お客さまにくつろげる空間を提供したく、考えた結果に生み出したアイデア。着想のきっかけは、私の故郷では夜空一面に広がる星を見ることが日常だったこと。都会では高層な建物や明かりが多く、人の流れも活発なので、私も疲れを感じてしまうことが増えた。私のように疲れを感じてしまう方にお越しいただき、恋人や家族とよもぎ蒸ししながらプラネタリウムを見て、完全貸切のプライベート空間をお過ごしいただけたら、と考えている。カップルのデートや、家族の夏休みの思い出作りとしても利用してほしい」とコメントした。

 なお「チャンミ」は、東京・原宿のキャットストリート奥の閑静なエリアにあるサロン。まるで城のような建物や、店内に装飾されたシャンデリアなど、“女の子の大好きが詰まったSNS映えするガーリーなインテリア”が特徴だ。施術後は韓国コスメでメイクアップして、そのまま遊びに行けるようなサロンとなっている。よもぎ蒸しのほか、アンプルを使ったフェイシャルエステなどの人気メニューがある。

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「ロエベ」2023年春夏メンズコレクションにkemioやよしミチ、キット・コナー、ケイトラナダらが来場

 「ロエベ(LOEWE)」は現地時間6月25日、2023年春夏メンズコレクションをフランス・パリで発表した。クリエイティブ・ディレクターのジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)によるコレクションは、テクノロジーと自然を実験的に掛け合わせ、デジタルスクリーンや生きた植物の装飾が印象的だ。衣服やシューズに植えられた植物は、デザイナーのパウラ・ウラルギ・エスカローナ(Paula Ulargui Escalona)が手掛けた。

 会場には、動画クリエイター・モデルのkemioやモデルのよしミチ姉弟のほか、俳優のチャーリー・プラマー(Charlie Plummer)、シンガーソングライターのロロ・ズーアイ(Lolo Zouai)、DJのケイトラナダ(Kaytranada)、俳優のキット・コナー(Kit Connor)、モデルのリヤ・ケベデ(Liya Kebede)らが来場し、コレクション発表を楽しんだ。

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“ポカリスエット”にリターナブル瓶が登場 イオンの「ループ」で容器回収

 大塚製薬は、“ポカリスエット リターナブル瓶 250ml”を循環型ショッピングプラットフォーム「ループ(Loop)」を利用して7月12日から販売する。東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、茨城、京都のイオンおよびイオンスタイル66店舗で取り扱う。

 同社は循環型社会の実現に向けて、“ポカリスエット”の品質基準をクリアする容器の完成に至ったという。「ループ」専用返却ボックスを利用して、使用済み容器を回収し瓶を洗浄、再充填を行い販売する。リターナブル瓶の容量は250mlで、ロゴなどは直接印刷しているためラベルレス、キャップは栓抜きで開ける王冠タイプだ。メーカーの希望小売価格は税抜230円で、デポジット料金70円を含む。

 「ループ」は、米テラサイクル社によるリユース容器を利用した“循環型ショッピングプラットフォーム”。使い捨て容器で販売されていた製品をリユース可能な容器で販売し、使用済み容器を回収、洗浄、製品の再充填を行い販売する。2019年1月の発売以降、米仏英加日の世界5カ国で展開している。

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「ケラスターゼ」から頭皮ケアに特化したスカルプケアシリーズが登場

 

 パリ発のヘアケアブランド「ケラスターゼ(KERASTASE)」は、頭皮のディープクレンジングと艶のある手触りの良い髪質にこだわったライン”ディバレント”と、最新テクノロジーを搭載し頭皮のバリア機能をサポートするブランド初の洗い流さないスカルプトリートメント”ポテンシャリスト”を7月13日に発売する。

 ”ディバレント”はアミノ酸とビタミンB6の配合により、洗浄とケアのバランスを絶妙に保ちながら、滑らかな指通りの良い髪へと導くライン。すっきりとした洗い上がりと髪の潤いの両立を目指したスカルプシャンプー“バン ディバレント R” (250mL、税込3740円)と、2種のクレイと炭により立ち上がりのよい髪質を実現するクレンジングシャンプー “クレイ ディバレント” (250mL、同4070円)、頭皮と髪を保湿するスカルプ&ヘアトリートメント“マスク リイドラタント” (200mL、同6380円)をそろえた。

 美肌菌に着想を得た“ポテンシャリスト” (30mL、同2970円/90mL、同6600円)は、外部刺激から頭皮を守るアウトバストリートメント。トップノートにレモンや洋梨、ミドルにローズ、ベースにバチュリーなどを用いたフレッシュで落ち着きのある香りも特徴となっている。

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「バーバリー」阪急うめだ本店のウィメンズストアがリフレッシュオープン 滝沢眞規子と鈴木えみが来店

 「バーバリー(BURBERRY)」は、阪急うめだ本店のウィメンズストアを新しいデザインコンセプトを取り入れて6月29日にリフレッシュオープンした。シグネチャーである“バーバリーチェック”を再解釈したデザインコンセプトで、ベージュ、ブラック、ホワイト、レッドをキーカラーに、グリッドが交差するミラーの天井や、チェッカーボード状のフロアタイルなどが特徴だ。

 ストアでは、最新コレクションから定番のトレンチコート、アクセサリーを幅広くラインアップ。オープンを記念して、“トーマス・バーバリーモノグラム”がアクセントのピーチピンクの“TBバケットバッグ”(税込26万4000円)を限定販売している。

 また同店のリフレッシュオープンを記念して、1階のプロモーションスペース12では、アイコンバッグ“ローラバッグ(LOLA BAG)”にフォーカスしたポップアップストアを同時オープンした。期間は7月12日まで。同バッグのピスタチオ(同25万3000円)、ブラック/ホワイト(同26万9500円)、ナチュラル(同26万9500円)を限定販売する。オープン当日には、モデルの滝沢眞規子と鈴木えみが来店し、“ローラバッグ”を身につけて新店舗とポップアップストアを楽しんだ。

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英投資会社が「キャス キッドソン」を買収 香港の投資ファンドから

 英投資会社ヒルコ・キャピタル(HILCO CAPITAL)は、英国のライフスタイルブランド「キャス キッドソン(CATH KIDSTON)」を、香港の投資ファンド、ベアリング・プライベート・エクイティ・アジア(BARING PRIVATE EQUITY ASIA以下、BPEA)から買収した。取引額などの詳細は公表されていない。

 「キャス キッドソン」は、1993年にイギリスのデザイナーであるキャサリン・イザベラ・オードリー・キッドソン(Catherine Isabel Audrey Kidston)がロンドンで創業。小花やバラ、野イチゴなどのクラシカルなモチーフをモダンに再解釈した柄が特徴的で、インテリアや雑貨など幅広い商品を展開している。2010年に米投資会社TAアソシエイツ(TA ASSOCIATES)が過半数株式を取得。16年には、「キャス キッドソン」の少数株主だったBPEAがTAアソシエイツの保有する株式を取得し、支配株主となった。その後、業績がやや低迷しているところにコロナ禍が追い打ちをかけ、20年には管財人の管理下(会社管理)となったが、店舗の閉鎖や人員削減などを経て事業を再建。BPEAによれば、EC、卸、フランチャイズ事業に注力し、22年3月通期決算の売上高は2900万ポンド(約47億円)で黒字だったという。なお、売り上げのおよそ3分の1を海外市場が占めている。

 同ブランドの日本事業は10年までユナイテッドアローズが手掛け、11年からはサンエー・インターナショナルが引き継いだが、15年に撤退。以降は英キャス キッドソン本社が全額出資するキャスキッドソンジャパンが事業を継承していたが、20年4月に破産した。一方で、19年には伊藤忠商事が「キャス キッドソン」のコスメ・化粧品分野の日本市場における独占輸入販売権を取得し、化粧品や日用品の専門商社である東京堂を通じてバラエティーストアやドラッグストアなどで販売している。

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落合宏理によるファミマの「コンビニエンスウェア」が「ストレンジャー・シングス」と“少しダークな”コラボ

 ファミリーマートは、落合宏理デザイナーが手掛けるアパレルライン「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」とネットフリックス(Netflix)シリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界4」のコラボレーションアイテムを全国のファミリーマートで7月12日に発売する。

 アイテムは同ラインの人気商品“ラインソックス”(税込429円)2カラーと“今治タオルハンカチ”(同539円)を用意する。同作の世界観をダークながらレトロポップに仕上げたデザインで、“ラインソックス”の足底には「ストレンジャー・シングス」と「コンビニエンスウェア」のWネームロゴを入れ、“今治タオルハンカチ”ではオリジナルのタグをつけた。

 コラボレーションにあたって、落合宏理デザイナーは「『ストレンジャー・シングス』の世界観である、さまざまなミステリー・アドベンチャーなどのオマージュや衣装のクオリティーの高さなど、2016年に配信スタートしてから私自身も世界中にいるファンの一人で、5月から3年ぶりとなるシーズン4の配信が始まるニュースを聞き、すぐにオファーをさせて頂き光栄にもコラボが実現しました。世界的作品である『ストレンジャー・シングス』と『コンビニエンスウェア』の少しダークなコラボレーションアイテムを是非、作品とともにお楽しみください」とコメントした。

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「ストレンジャー・シングス」がプロントとコラボして渋谷に期間限定カフェ 作品の世界観を体感できるフォトスポットやトリックアートを用意

 プロントは渋谷フクラス店に、ネットフリックスシリーズ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」とコラボしたカフェ「ストレンジャー・プロント」をオープンする。期間は7月6日から9月4日まで。

 オリジナルコラボメニューの販売のほか、店内にシーズン1〜4までのアイコニックなシーンを再現したフォトスポットやトリックアートを用意し、缶バッジのプレゼントも行う。

■コラボカフェ「ストレンジャー・プロント」
日程:7月6日〜9月4日
時間:9:00〜22:00
定休日:無休
場所:プロント渋谷フクラス店
住所:東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス1階

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「ファーフェッチ」が限定商品を定期的に発売する新プロジェクトの第2弾を発表 3型のTシャツを用意

 ラグジュアリーEC「ファーフェッチ(FARFETCH)」は、アーティストとコラボレーションした限定商品を定期的に発売するプロジェクト“ファーフェッチ ビート(FARFETCH BEAT)”の第2弾“ビート 002”を発表した。現在、「ファーフェッチ」限定で取り扱い中だ。

 “ビート 002”では、ポップアートの巨匠アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)が1969年に創刊した米カルチャー誌「インタビュー マガジン(Interview Magazine)」のアイコンTシャツを、1980年代のニューヨーク・アートシーンで活躍したタブー!(Tabboo!)がイラストを通じて復活。アンディ・ウォーホルと、1960~70年代におけるトランスジェンダーのアイコン的存在キャンディ・ダーリン(Candy Darling)、ドラァグクイーン姿で知られる70~80年代の俳優ディヴァイン(Divine)の3人にフォーカスし、タブー!がそれぞれの似顔絵をフロント部分に描いた3型のTシャツを用意した。価格は全て税込1万6300円で、売り上げの20%はLGBTQIA+の若者の支援と教育サービスを目的とする米国最古で最大の擁護団体「ヘトリック・マーティン・インスティテュート(HETRICK-MARTIN INSTITUTE)」に寄付されるという。

 発売に先駆け、6月23日(現地時間)にはニューヨークのイーストビレッジにある伝説的なナイトスポットでローンチパーティーが開催。メル・オッテンバーグ(Mel Ottenberg)やジュリア・フォックス(Julia Fox )、エミリー・ラタコウスキー(Emily Ratajkowski)らが参加した。

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スパイバーからジャスティン・ビーバーまで 世界で支持を集めるパンゲアとは

 スパイバー(Spiber)が長期的パートナーシップの相手として選んだパンゲア(PANGAIA)とはどのような企業なのか。2018年設立の新興企業で、フーディやスウェットパンツなどシンプルなデザインの製品を提供する。マテリアルサイエンスを掲げ、アパレル製品の製造・販売だけでなく、素材開発にも力を入れ、素材の製造・販売も行うユニークな企業だ。資金調達額などは非公表だが、調達ラウンドはシリーズA。設立メンバーに実業家で環境活動家、インフルエンサー(インスタグラムのフォロワー数は187万人)のミロスラヴァ・デュマ(Miroslava Vasilyevna Duma)がいる。スパイバーが生み出す人工構造タンパク質素材“ブリュード・プロテイン”を生地やアパレル製品の形にできるパンゲアはいわば科学をベースにした”近未来のマテリアル&アパレルメーカー“。アマンダ・パークス(Amanda Parkes)=パンゲア・チーフ・イノベーション・オフィサーにオンラインで話を聞く。

WWD:パンゲアとはどんな企業か?

アマンダ・パークス=チーフ・イノベーション・オフィサー(以下、パークス):私たちはファッションブランドでありマテリアルサイエンスの会社だ。共同体で経営しており、設立に関わったのは5人。R&D部門を持つことを目標に、ファイナンス、マーケティング、ファッション、サイエンスとさまざまな領域で経験のある人が集まって始めた。当社が他のアパレルメーカーと異なる点は、社内にR&D部門があり科学者がいる点で、初期段階にあるアイデアも研究所やスタートアップ企業と協働している。私たちは素材の哲学を*“ハイテクナチュラリズム”として、見捨てられているモノに注目して廃棄物を減らす技術や工程を採用している。

“ハイテクナチュラリズム”とは「最新技術と自然を活用して、テキスタイルの機能性を拡張していくもの。 自然の豊かさを生かし、最新技術と組み合わせることで、自然の力を最適化して補強していくこと」と広報担当者

WWD:具体例は?

パークス:グースダウンの代替素材“FLWRDWNTM”は、ワイルドフラワーにバイオポリマーとセルロースエアロゲルを混ぜた素材で、動物由来のダウンのような機能を持つ。私たちのダウンには動物も石油由来の材料も含んでいない。

WWD:「H&M」が採用した素材だ。開発に10年以上かかったとか。

パークス:H&Mへネス・アンド・マウリッツの「コス(COS)」の商品にも採用された。私たちは開発したマテリアルをBtoBで販売するビジネスも行っており、ブランドにマテリアルをシェアしている。

WWD:R&D部門を持つアパレル企業は非常に珍しい。新技術や新素材を取り入れたアパレルアイテムを開発し、メンバーのほとんどがバイオテクノロジーなど科学に造詣の深い科学者や技術者だと聞く。スパイバーは協働先としてパンゲアを選んだ理由に「マテリアルサイエンスカンパニーであり、タンパク質素材開発がいかに革新的か、またその一方で相当の困難や挑戦が強いられることを理解していた点」を挙げ、「生地を渡して終わりではなく、より良くするために、紡績方法や生地の編み方、染め方や仕上げ方などの加工方法で何度も試行錯誤を重ね、さまざまな知見が蓄積した。次の素材開発にとっても大きな財産になった」と話していたのが印象的だった。改めてR&D部門について教えてほしい。

パークス:現在研究者が18人在籍しており、物質科学や生化学、生物学、繊維工学、機械工学などさまざまなバックグランドを持つ人が、ロンドン、ポルトガル、イタリア、ニューヨークなどに分散している。さらに外部コラボレーターがいる。加えて、当社には、環境科学に関しての専門知識を持つ科学者によるインパクト部門がある。

WWD:インパクト部門の役割は?

パークス:テキスタイルや製品全てのサプライチェーンを把握・分析し、ライフサイクルアセスメント(LCA)調査を行っている。バリューチェーン全体の環境フットプリントを検証するために活動している。事業の中核にあり、コレクティブに透明性を持たせている。会社が与える影響を分析しており、私たちが今後どう前進すればよいのか、会社をよりよくするための、科学に基づいた目標を設定することができる。

WWD:スパイバーをはじめとした注目企業と具体的にどのように協働しているのか。

パークス:私たちの研究の柱である生物多様性に基づいて進めている。さまざまなリサーチを基に、創業メンバーでミーティングを重ね、さらにR&Dチームを交えて詳しい調査を行い、どのように協働するのがいいか議論を重ねたうえで、アプローチしている。大切なのは関係を築き、各企業が何を必要としているかを見極め、それに応じること。なので、協働する企業によって方法は異なる。商業化への手助けをしたり、製造をサポートしたり、マーケティングの手伝いをしたりーー私たちは、挑戦的なイノベーションを素早く市場に出すことができる企業として、高品質な製品を製造できることで知られている。

ーー使用する素材のガイドラインは?

パークス:*コットンからの脱却を目指すべく、新しい植物を取り入れた素材開発に注力している。リサイクルカシミアなどの動物繊維を使用することはあるが、動物由来のものは全て倫理的に調達し、皮革は使用しない。化石燃料由来の素材や有害物質も使用しない。廃棄物削減も心掛けており、製造工程で出た廃棄物を再利用したり、全ての工程において廃棄物を減らすことを行っている。

パンゲアは1つの植物繊維に依存することは、単作を促進する可能性があると考え、より多様な素材を取り入れようと試みている。最終的な目標は「真の循環型経済の発展に貢献すること」で、そのために素材、農業、エネルギーが本質的に結びつき、バイオマスを中心としたバイオエコノミーへの転換が必要だと考えている。生物多様性を促進し、石油化学物質を排除し、気候変動に配慮した未来をサポートする問題解決型の素材を見つけることに注力している

WWD:現在何件くらいコラボレーションを行っているか。

パークス:これまでに8件、現在少なくとも15件以上を計画している。

WWD:特に力を入れている技術は?

パークス:全て、というしかない。それこそがブランドが前進するために大切なことだから。多くのテクノロジーは重複していて、例えば、農業廃棄物を用いることは生物多様性の保全と廃棄物削減、両方を推進する。農業廃棄物に注目することもあれば炭素変換技術にも注目しており、用いるのは多くのバイオファブリケーション技術だ。

WWD:話は変わるが、硬派な社風の一方で、ブランドが知られる機会となっているのはジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)やナタリー・ポートマン( Natalie Portman)、ジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez )らセレブリティが着用している点だ。

パークス:自然に起こったことだった。セレブリティにお金を支払ったことはなく、特定の人にギフトとして贈った。それを着てタグ付するかは本人次第。なので、賃金が支払われるようなキャンペーンはしていない。

WWD:特徴的なデザインでない点もポイント?

パークス:現時点でのデザインビジョンは、“ライフスタイルベーシックス”と呼ばれる、ワードローブの必須アイテムになるものを提案している。汎用性が高く、何度も着られるようにね。

WWD:ファッション業界の通例であるシーズン提案を行っていない。

パークス:私たちは異常とも言えるほど速いスピードのファッション業界に考え直してほしいと思っている。私たちは、技術開発をして素材の準備が整ったら販売したいと考えている。ハイテク企業みたいにね。もちろんシーズンによって色やスタイリングを変えることはあるし、夏にはリネンのような軽めの生地を用いるなど、季節感は意識するけど、ベースカラーで1年を通じてワードローブの土台となるような衣類を提供することがいいことだと信じている。人々のクローゼットの安定性を作りだすことが大切で、季節ごとに絶え間なく変化するクローゼットはどうかと考えている。

WWD:今後の展望は?

パークス:とても楽観的だ。R&Dと投資を加速・拡大する。既存製品は改良し続ける。マテリアル販売も拡大し、私たちの素材を用いたプロダクトが他社から売られているのを見たい。

WWD:最後にアマンダさん自身について。ファッション科学者という珍しい肩書きを名乗り、「ファッションは科学を表現できるすばらしいプラットフォームだ」ともインタビューで答えている。改めてその意図を教えてほしい。

パークス:自分を正しく描写している言葉だと思ったから。服の形や体とのバランスだけでなく、製造工程を科学的な視点でアプローチしたいと本気で考えている。だから私はこの言葉を使い始めた。

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世界市場をリードする「レクサス」と“ウルトラスエード”に共通する哲学 東レの動画プロジェクト「Beyond the Material」最終章

 東レは、人工皮革“ウルトラスエード®(Ultrasuede®以下、ウルトラスエード)”のインタビュー動画プロジェクト「Beyond the Material」のラストを飾る第5弾に、「レクサス(LEXUS)」のカラーデザインを統括する、北村陽一朗を迎えた。7月4日から公式ウェブサイトで公開している。同プロジェクトは、1970年にデビューした“ウルトラスエード”が50年以上育んだ“5つの価値観”を、著名クリエイターの声を通して解き明かすことを目的に、4月4日にスタートした。

 第1弾は「東レの代表ブランドとして。」について、「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」の宮前義之デザイナー。第2弾は「技術革新で、無限の広がりへ。」について、米カリフォルニアのバークレーにある気鋭のデザイン会社ビリオ(BILIO)の設立者、ビリー・スミス(Billy Smith)。第3弾は「お客様と価値を高め合う。」について、“現代の名工”家具職人であるコマ(KOMA)の松岡茂樹。そして、第4弾は「豊かな社会を次世代へ。」について、ロンドンのセント・マーチン美術大学のサラ・グレスティ(Sarah Gresty)教授が登場した。

 今回は、「ジャパンクオリティで世界を繋ぐ。」をテーマに、メイド・イン・ジャパンで世界の車市場をリードする「レクサス」カラーデザイン室の北村にインタビューを実施した。プレミアムブランドである「レクサス」において、カラーデザインは重要なポイントの一つ。北村は初めて“ウルトラスエード”を見たときの印象を、「すっきりとした素材なのに色や表情に奥行きがあって、人工素材なのに非常に豊かで上質な素材だと感じた。お客さまにも、よりダイレクトに響くだろう」と、振り返る。
 
 「レクサス」が、これまでに培ってきた技術や知見、それに基づいた高品質なものづくりについて、「クオリティーを担保しているのは機械だけではなく、匠の目や使う人のシーンを意図した配慮にある」と説明する。

 さらに、「繊細な人間の感覚を信じることで、人の心に響く機能や体験に昇華したい。そういったモノを超えた価値こそが、ジャパンクオリティーだと考えている。視覚から感じる上質感、落ち着いた風合いはもちろん、シートの滑りにくさや耐久性、タフさなど『レクサス』がインテリアに求める重要な質感・機能を、東レは“ウルトラスエード”を通じてさまざまに提案してくれている。互いに切磋琢磨する関係ができ、信頼感の醸成につながっている」と、語った。

 “ウルトラスエード”は、“未来の美しき可能性”に向けて進化する素材らしく、「素材で次世代のためにできること」を今後も追い求めていくという。

問い合わせ先
東レ ウルトラスエード事業部
03-3245-5401

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「ヴァンズ」からBMXのためにデザインした新作スニーカー“BMX スタイル 114”が誕生

 「ヴァンズ(VANS)」の自転車競技BMXに特化したライン“ヴァンズ BMX”は、BMXのためにデザインした新作スニーカー“BMX スタイル 114(BMX STYLE 114)”を発表した。価格は税込1万2100円で、「ヴァンズ」直営店と「エービーシー・マート グランドステージ(ABC-MART GRAND STAGE)」の公式オンラインストア、“ヴァンズ BMX”を取り扱う一部店舗で販売中だ。

 “BMX スタイル 114”は、ペダルのグリップ力と耐久性を高める「ヴァンズ」独自のゴム製ラバーコンパウンドVDFPRを採用しているほか、トゥキャップとインサイドのクランクバッシュガードを一体化することで堅牢性を高め、トップクラスのインソールのポップクシュ(POPCUSH)を搭載しているため高いクッション性と衝撃吸収性も実現している。

 発売にあわせ、“ヴァンズ BMX”に所属するトップライダーのケヴィン・ペラザ(Kevin Peraza)とのコラボモデル“BMX スタイル 114 バイ ケヴィン・ペラザ”を含むカプセルコレクションも用意。“BMX スタイル 114 バイ ケヴィン・ペラザ”は、オールスエードのアッパーを採用し、ヒールには彼のイニシャルをモチーフとしたグラフィックをエンボス加工であしらっている。カプセルコレクションは、テーパードパンツとTシャツ、バケットハットをラインアップ。テーパードパンツとバケットハットには、ペラザが自ら描いたオリジナルアートを全面にプリントし、Tシャツには背面にユニークなグラフィックを落とし込んでいる。価格は、“BMX スタイル 114 バイ ケヴィン・ペラザ”が同1万3200円、テーパードパンツが同8800円、Tシャツが同4950円、バケットハットが同4400円だ。

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“ディスコード ヨウジヤマモト”が伊勢丹新宿に期間限定ストア ラボグロウンダイヤ付きバッグなどを発売

 「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」のアクセサリーライン“ディスコード ヨウジヤマモト(DISCORD YOHJI YAMAMOTO)”は7月6日、伊勢丹新宿本店本館1階に期間限定ストアをオープンする。期間は7月19日まで。

 「シンカ(SHINCA)」のラボグロウン(工場で製造した)ダイヤモンドを配したバッグの限定・先行販売(23万1000円〜税込)や、2022-23年秋冬コレクションの一部先行販売を行う。

■DISCORD YOHJI YAMAMOTO POP-UP STORE
日程:7月6〜19日
場所:伊勢丹新宿本店本館1階 ハンドバッグプロモーション
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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「トム フォード ビューティ」がブランドの新しい顔に韓国スター、コン・ユを起用

 「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」は7月1日、アジア・パシフィックにおけるアンバサダーの役割を担う“トム フォード ビューティ アタッシェ”に、韓国人俳優のコン・ユ(GONG YOO)を起用すると発表した。今後フレグランスからメイクアップまで幅広いコレクションにおいて、ブランドが展開するキャンペーンなどでブランドの顔を務める。

 パートナーシップの第一弾として、8月発売の新作フレグランス“ホワイト スエード”のキャンペーンでアタッシェとしてのビジュアルを披露する。同製品はムスクがレザーとスエードを際立たせる温かみのある官能的な香り。コン・ユは「ラグジュアリーという言葉を21世紀にふさわしく再定義している『トム フォード ビューティ』において、アジア・パシフィックの新しいアタッシェになれることを光栄に思います」とコメントしている。

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「アンダーアーマー」のドームが経営陣刷新、伊藤忠の幹部がトップに 創業者の安田氏は退任

 「アンダーアーマー」を展開するドームは7月1日付で、役員を刷新した。社長CEOには伊藤忠商事の執行役員で前ブランドマーケティング第一部門長の北島義典氏が、取締役副社長執行役員には元ブランドマーケティング第一部門長の三浦省司氏が就任した。非常勤取締役には伊藤忠のファッションアパレル部門長の中西英雄氏、米「アンダーアーマー」のアジア太平洋(APAC)部門のトップであるジェイソン・アーチャー氏と法務部門長のメーリ・シャドマン氏の5人体制になる。繊維カンパニーの新旧幹部3人と本国の幹部が勢揃いする強力なボードメンバーで、日本市場での「アンダーアーマー」のテコ入れを図る。三菱商事出身で創業者である安田秀一・前会長CEOは退任する。

 伊藤忠は4月にドームの過半数の株式を取得し、子会社化すると発表していた。

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「ディオール」からブルー×ホワイトがさわやかなサーフボード 価格は125万円

 「ディオール(DIOR)」は、サーフボードを発売した。価格は125万円(税込)。フランス・バスク地方で製作され、デッキ(表面)にブランドの象徴であるブルー×ホワイトの“トワル ドゥ ジュイ”(精緻な総柄)をあしらうのが特徴だ。

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濃密泡の“モッチスキン吸着スパークリングシャンプー”が「WWDJAPAN2022上半期ベストコスメ」で2位を受賞 

 ジェイ・ウォーカーが展開するスキン&ヘアケアブランド「モッチスキン(MOCCHI SKIN)」は、「WWDJAPAN2022上半期ベストコスメ」において4月発売の“モッチスキン吸着スパークリングシャンプー”(200g、税込1980円)がECカテゴリー「シャンプー・コンディショナー」新製品部門2位を獲得した。幅広い年齢層から支持を受け、注目を集めている。

 同製品は、高濃度※1の炭酸※2泡で頭皮の毛穴汚れを吸着除去し保湿してしっとりと洗い上げる、ヘッドスパ感覚のシャンプーとして誕生した。髪のダメージの原因となる摩擦を抑えるため、泡の密度を保つ独自処方を開発。泡の質にこだわり10分後もへたれないほどの濃密さと泡切れの良さを実現した。発泡力で細かな毛穴の汚れを浮かせ、沖縄産のクレイの吸着力で落として頭皮環境を健やかに保つ。

 毛髪の補修・保湿成分として、吸着型ヒアルロン酸※3やハチミツ、浸透性オイル※4、マコンブエキスを配合した。汚れをしっかり取り除くことでこれらのトリートメント成分の吸着力がアップして、爽快感と滑らかな指通り、艶のあるまとまり感が同時にかなう。

 頭皮環境を整えることで臭いやベタつき、髪のボリューム不足やパサつき、ヘアカラー後の褪色の速さなどさまざまな髪の悩みにアプローチする。

※1 自社製品比較
※2 噴射剤として
※3 ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム
※4 ツバキ種子油・アルガニアスピノサ核油

問い合わせ先
ジェイ・ウォーカー
0120-550-665

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アルビオンの主力スキンケア“エクサージュ”が生産終了

 アルビオンは、スキンケアシリーズ“エクサージュ(EXAGE)”の生産を終了すると発表した。“モイストバンテージ クリーム”など一部製品は継続するが在庫がなくなり次第終了となる。

 “エクサージュ”は同社の主軸スキンケアシリーズとして1997年に誕生。肌の潤いに着目した製品を展開し、新客との出会いを創出する導入シリーズとして幅広い層から支持を得ていた。

 小林章一アルビオン社長は自身のツイッターで「私がマーケティング担当して最初に手がけたシリーズなので思い入れは誰よりも強いのですが、発売から約25年経って全く新しいコンセプト、美容理論、内容成分でより一層個性的でお肌で実感していただけるシリーズを開発することにしました」と述べている。

 同社の公式ツイッターでは8月18日に新スキンケアシリーズ“フラルネ(FLARUNÉ)”の発売を告知している。

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秋冬のファッショントレンドを考える:記者談話室Vol.38

 「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

 第38回は「秋冬のファッショントレンドを考える」です。トレンド不在と言われるようになって久しいですが、2022-23年秋冬の婦人服はコロナ明けのポジティブなムードを反映してか、各ブランドがユニークな打ち出しを行なっています。秋冬のトレンドを予想するとともに、そもそもトレンドとは何かを考えました。

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