9月8日(現地時間、以下同)に亡くなった英国のエリザベス女王(Queen Elizabeth II)の国葬が、19日にロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われた。葬儀には王室メンバーや政府関係者、各国の元首や首脳が参列した。
キャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)は、英国ブランドの「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」の黒いコートドレスを着用。ヴェール付きの帽子と、エリザベス女王から受け継いだ真珠のチョーカーを組み合わせた。真珠はエリザベス女王が1975年に日本を公式訪問した際に日本政府が贈ったもので、王室御用達の宝石店が4連のチョーカーに仕立てた。中央にはダイヤモンドの留め具が配されている。キャサリン皇太子妃は、2017年にエリザベス女王とエディンバラ公爵フィリップ殿下(Prince Philip, Duke of Edinburgh)の結婚70周年記念式典が行われた際、女王からこのチョーカーを貸与されて初めて身に着けた。また、故ダイアナ・フランセス(Diana Frances)元皇太子妃も、1982年にオランダを公式訪問した時にこれを貸与されている。
店舗は「カナダグース」のフィロソフィー“LIVE IN THE OPEN”からインスピレーションを得て、インテリアの一部にカナダを象徴するメープル素材を使用。統一感のある店内カラーで、空間の広がりと北極圏の空気感と温度を表現したという。メンズ・ウィメンズ・キッズのカテゴリーを取り扱い、オールシーズン着用できる幅広いアイテムをそろえるほか、2022-23年秋冬新作や日本限定モデル、ブラックレーベルも販売予定だ。
益成恭子/記者:年齢問わず、多くの人が美術展に行く理由は“美”への探究心から。ハイジュエリーは、各メゾンの真髄が凝縮された芸術品で、ブランドバリューを伝える最高の武器になると思う (右)村上要/編集長:ジュエラーのみならず、各ブランドのアンバサダーやフレンズが増えていることに対し、「そろそろ紙面でまとめても?」と思っている。特にPRやマーケ、代理店に重宝がられる? ILLUSTRATION : UCA
益成恭子/記者:年齢問わず、多くの人が美術展に行く理由は“美”への探究心から。ハイジュエリーは、各メゾンの真髄が凝縮された芸術品で、ブランドバリューを伝える最高の武器になると思う (右)村上要/編集長:ジュエラーのみならず、各ブランドのアンバサダーやフレンズが増えていることに対し、「そろそろ紙面でまとめても?」と思っている。特にPRやマーケ、代理店に重宝がられる? ILLUSTRATION : UCA
個展「eyewater」で展示した橋爪の代表作“eyewater"シリーズ PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
WWD:上京前は何をしていた?
橋爪悠也(以下、橋爪):高校卒業後、地元の岡山を離れて大阪のバンタンキャリアカレッジでファッションビジネスの勉強をしていたんです。その後、ゴールドウインの「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」でアルバイトを始め、上司に恵まれて上京するチャンスをもらい、原宿の旗艦店で4年ほど販売スタッフをしていました。
同ラインは、個性や内面の美しさに着目した平等の精神“Spirit of Equality”をテーマに掲げ、メインカラーにディープブルーを採用。日本の紡績工場の落ちわたを再利用した倉敷のデニムファクトリーの生地を約98%使用したデニムシャツジャケット(税込2万4200円)をはじめ、オーガニック由来の原料を90%以上使用したデニムパンツ(同2万3100円)や、ペットボトル由来のリサイクルポリエステルを約62%使用したリバーシブル仕様のフライトジャケット(同3万6300円)、アッパーの約70%にリサイクルレザーを使用した2色展開のスニーカー“ユニロン(UNIRON)”(同1万5400円)などをラインアップする。
“2002Rミュール”は、人気スニーカー“2002R”のヒールカウンターとシューレースを排したミュールタイプのフットウエアだ。今回のコラボモデルは、“GOODS FOR HOME”をテーマに掲げたオリーブカラーの1足で、アッパーの素材にはスエードとメッシュを採用し、サイドには“990V3”の“N”ロゴを配している。
また今回のコラボを記念し、「SNS」のクリエイティブ・コントリビューターも務めるファッションアイコンのニコラ・ユタナン(Nicolas Yuthanan)との限定アイテムも用意。ユタナンが手掛けるブランド「シラージ(SILLAGE)」とコラボした2ペアソックス(同4070円)をはじめ、千葉を拠点とするフレグランスブランド「アポテークフレグランス(APOTHEKE FRAGRANCE)』に別注したお香(同2034円)、グラフィックデザイナーの小林一毅がアートワークを描いたTシャツ(同6797円)など、“GOODS FOR HOME”にちなんだアイテムがそろう。
ジェイ・パークの情熱や個性、自信に満ちたアティテュードが、「ディーゼル」の理念“Diesel For Successful Living”を体現していることから起用に至った。オフィシャルのポートレートでは、2022年プレ・フォール・コレクションからデニムのトロンプルイユシャツとデニムパンツを着こなした。今年後半には、アジアパシフィックで発売するカプセルコレクションをはじめ、コラボレーションが予定されているという。
全体の雰囲気は、まるで「ビデオ・ミュージック・アワード(MTV VIDEO MUSIC AWARDS)」に出演したときのブリトニー・スピアーズ(Britney Spears)だが、クチュールライクに仕上げている。目を見張るようなデニムのドレスにカジュアルな印象は全くなく、美しくセクシー、かつエレガントに着こなしている。ブルーのアイシャドーが完璧なアクセントだ。
ショー本番からさかのぼること10日、デザイナー個人のSNSアカウントから告知が突然届いた。「ザゼン・ボーイズ(ZAZEN BOYS)とライブやります!みんな平日だけど、来れるよね?」――どういうことなのだろう。驚いた理由は二つある。一つ目は、ザゼン・ボーイズと「アズマ」がなぜコラボレーションできたのかということ。ザゼン・ボーイズは、伝説的ロックバンドのナンバーガール(NUMBER GIRL)でボーカル&ギターを務める向井秀徳が03年に結成。変則的なリズムと祭囃子(まつりばやし)のリズムを取り入れた独特な作風で「ロックの新境地を開拓した」と音楽誌が評し、「フジロックフェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL)」など国内の主要イベントにも出演する人気バンドである。一方の「アズマ」は、“秘密結社”や“隠れキリシタン”などをコレクションの題材にしてきた、いわばニッチの極み。
その後も同柄のセットアップやシャツが続き、ザゼン・ボーイズのバンドロゴやアルバムのアートワーク、ギターの吉兼聡がいつも着ているシャツから着想したイラストなど、グラフィックで攻める。「めっちゃいいねと褒めてくれる人と、バカだな言う人に分かれる」というのは、バンドのアー写を全面にプリントしたシャツやパンツだ。そしてオーバーサイズのブルゾンなどには、バンドロゴをオマージュしたフォントで“EVERYTHING IS CHANGING”の文字を刻んだ。今回のコレクションテーマであると同時に、向井秀徳がたびたび楽曲で発する「くりかえされる諸行無常、よみがえる性的衝動」という言葉から抽出したキーワードである。
「アズマ」は和のムードを取り入れたクリエイションをもともと得意にしていた。しかしある時期に友人から「正直、和は着づらいんだよね」と指摘され、急にとてもきれいな服を作り出した迷走期がある。その後、ザ・ブルーハーツ(THE BLUE HEARTS)を題材にした21年春夏コレクションを機に「好きなことや、影響を受けたカルチャーをまっすぐ表現する」という手法に手応えを感じ、今シーズンのザゼン・ボーイズでやりたいことと、できることがついに合致した。「俺は日本人なので、日本文化の中で育ってきた背景は変えられない。だからザゼン・ボーイズの、“自分のオリジナリティを探求したら、日本的要素が自然とにじみ出してきた”という作風が大好きだ。現役で日本語ロックを続ける彼らと、どうしても協業したかった」。ナンバーガールのTシャツを着た東デザイナーは、さらにこう続ける。「もともとつながりがあったわけではない。バンドの公式サイトから、今回の企画と思いについて綴った文章を個人のメールアドレスから送った。そうすると『面白い、やりましょう』と一言の返信が届いた」。
ホテル「メズム東京」は、名画をモチーフにしたアフタヌーンティー「アフタヌーン・エキシビジョン」の第6弾として、17世紀オランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメール(Johannes Vermeer)の代表作「真珠の耳飾りの少女(Girl with a Pearl Earring)」の世界観を表現したアフタヌーンティー、「パール(Pearl)」を10月31日まで平日15食限定で提供中だ。
同店は時期によって取り扱いブランドを入れ替える新業態で、オープン時はホワイトのシャツをそろえる新ブランド「パワー オブ ザ ホワイトシャツ(POWER OF THE WHITE SHIRT)と「リミ フゥ(LIMI FEU)」をそろえる。また、公式オンラインストアと連携した機能を初めて導入しており、商品タグからECサイトにアクセスし、情報を見ることができる。
小嶋陽菜が代表取締役CCO(チーフクリエイティブオフィサー)を務めるheart relationは9月26日に、ランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER BY HER LIP TO)」の販売を開始する。2018年6月に立ち上げたライフスタイルブランドの「ハーリップトゥ」はECを主販路に急成長し、この7月には東京・神宮前に初の直営店もオープンした。 > 記事の続きはこちら
ファッション業界人だけでなく、著名なアスリートなどスポーツ関係者も参加することから、ショーの開始予定時刻の21時に近づくころには、会場周辺は異常なまでの熱気に包まれた。赤いライトの光が差し込むランウエイは、荒野のよう。ダンスなどのパフォーマンスののち、体のムーブメントに自由を与える、モノグラムデザインのぴったりとしたワンピースに身を包んだモデルが登場。その後もスポーティーでありながら、シティのストリートを闊歩できるルックが続く。トラックスーツのセットアップは、黒地に白のラインや赤地に白のラインなど。おなじみのジャージーの上下……と思ったらレザー製で、“ワンマイル・ルック”にはオシャレ過ぎるくらいだ。そして世界最速の男のウサイン・ボルト(Usain St. Leo Bolt)がゆっくりとランウエイを歩いて魅せたのは、アスレチックなタキシードだった。