「トモ コイズミ」「リュウノスケオカザキ」が参加 香港「K11 MUSEA」×英V&Aの展覧会に東アジアのデザイナー6人が出展

 香港のアート&カルチャーセンター「K11 MUSEA」は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、以下V&A)と協業したファッション展覧会“クチュールへの愛:時を超えたファッションの職人技(The Love of Couture: Artisanship in Fashion Beyond Time)”を12月8日〜2023年1月29日まで開催する。

 同展では、香港の著名なプロダクションデザイナーであるウィリアム・チャン・スクピン(William Chang Suk-ping)のほか、東アジアの若手ファッションデザイナー6人が参加する。参加デザイナーは、LVMHプライズ2022のセミファイナリストに選出された中国のユエチ・チ(Yueqi Qi)、「ウインドーセン(WINDOWSEN)」を手掛ける中国のセンセン・リイ(Sensen Lii)、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)在学中から注目を集めていた香港のセリーヌ・クワン(Celine Kwan)、「ミス ソーヒー(MISS SOHEE)」のクリエイティブ・ディレクターを務める韓国のパク・ソヒ(Sohee Park)、日本からは小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーと岡﨑龍之祐「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」デザイナーが参加する。

 6人のデザイナーは、V&A が所蔵するイギリスとフランスのウィメンズウエアの歴史的アーカイブからインスピレーションを得て、東アジアのテイストを醸し出した新しいクチュールを製作し、同展で展示する。また、香港初公開のものを含む、V&Aが所有する1830〜1960年代のアーカイブも一般公開する。

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「トモ コイズミ」「リュウノスケオカザキ」が参加 香港「K11 MUSEA」×英V&Aの展覧会に東アジアのデザイナー6人が出展

 香港のアート&カルチャーセンター「K11 MUSEA」は、ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館(Victoria and Albert Museum、以下V&A)と協業したファッション展覧会“クチュールへの愛:時を超えたファッションの職人技(The Love of Couture: Artisanship in Fashion Beyond Time)”を12月8日〜2023年1月29日まで開催する。

 同展では、香港の著名なプロダクションデザイナーであるウィリアム・チャン・スクピン(William Chang Suk-ping)のほか、東アジアの若手ファッションデザイナー6人が参加する。参加デザイナーは、LVMHプライズ2022のセミファイナリストに選出された中国のユエチ・チ(Yueqi Qi)、「ウインドーセン(WINDOWSEN)」を手掛ける中国のセンセン・リイ(Sensen Lii)、セント・マーチン美術大学(Central Saint Martins)在学中から注目を集めていた香港のセリーヌ・クワン(Celine Kwan)、「ミス ソーヒー(MISS SOHEE)」のクリエイティブ・ディレクターを務める韓国のパク・ソヒ(Sohee Park)、日本からは小泉智貴「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」デザイナーと岡﨑龍之祐「リュウノスケオカザキ(RYUNOSUKEOKAZAKI)」デザイナーが参加する。

 6人のデザイナーは、V&A が所蔵するイギリスとフランスのウィメンズウエアの歴史的アーカイブからインスピレーションを得て、東アジアのテイストを醸し出した新しいクチュールを製作し、同展で展示する。また、香港初公開のものを含む、V&Aが所有する1830〜1960年代のアーカイブも一般公開する。

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松井里加メイクアップアーティスト監修の「セラリー」から肌を引き締める化粧水誕生

 国内外で活躍する松井里加メイクアップアーティストがプロデュースするビューティブランド「セラリー(SELALY)」はこのほど、化粧水“ルミヌ グロウミストローション”(150mL、税込4950円)を公式サイトやアマゾンなどで発売した。4月にデビューしたクレンジング3品に次ぐ第2弾アイテムで、肌に潤いを与えながら毛穴を引き締め、リフトアップ効果が期待できる高機能化粧水だ。

 同ブランドは「メイクアップで輝くためには美しい素肌があってこそ」(松井メイクアップアーティスト)との考えに基づき、出身地である奈良県が普及するハーブ、大和当帰をキー成分にスキンケアを提案する。スキンケアシリーズ“ルミヌ(LUMINEUX)”の第1弾であるクレンジング3品は無農薬栽培の大和当帰や柿の葉、よもぎ、甘茶など日本古来のハーブを配合。また、パラベン・シリコン・合成香料・合成着色料・硫酸系界面活性剤フリーとクリーンな処方も徹底する。

 第2弾の“ルミヌ グロウミストローション”はクレンジング同様に大和当帰など4種のハーブを配合。さらにネットのような形状を持つ3Dヒアルロン酸を加えることで、肌を引き締め、リフトアップ効果を発揮する。クリーンな処方も踏襲する。香りはフィトテラピーの第一人者である森田敦子氏がクレジング同様に手掛け、フランキンセンスやイランイラン、コリアンダー、ベチパーなど12種の精油を配合。「気持ちが前向きになる香り」を作り上げた。同製品は、スキンケアの最初に使用するほか、フィニッシングミストとしても使える。

 環境への配慮も推進し、プラスチックの最終焼却処分時に発生するCO2を削減するグリーンナノ技術を取り入れた容器を採用した。

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レザーは“脱・ハード”で着こなす! 今季取り入れたいレザー使い3【2022-23年秋冬トレンド】

 レザーアイテム(合皮含む)の着こなし方が変化しています。これまではタフさやハードな印象を与える着方が主流でしたが、今の流れは“脱・こわもて”。2022-23秋冬トレンドのフェティッシュなムードを追い風に、ソフトでライトなスタイリングが登場。控えめなパンクやデカダンス(退廃的)をデイリーに落とし込んだ提案も相次いでいます。

 例えば「ワイズ(Y'S)」は、オーバーサイズのライダースジャケットをジェンダーレスに着やすく仕立てました。従来のライダースはよろいのようなハードさが持ち味でしたが、同ジャケットはしんなりと体に沿う、落ち感が印象的。気張って見えない、しなやかライダースです。今回は、進化版が続々と登場するレザーアイテムの新たなまとい方をご案内します。

ワンピースや吊りスカートで意外性をまとう

 レザーアイテムは、ジャケットやボトムスといった上下別ピースのイメージが強いですが、ワンピースタイプだと質感がさらに生きて、しなやかな見え具合に。意外性も備わります。

 「ザ・リラクス(THE RERACS)」の吊りスカートは、ワンピース風のロング丈。面積が広くなればなるほど、レザー特有の質感が際立ちます。タートルネックのトップスに重ねて、フェティッシュなムードを上乗せし、ドレッシーな雰囲気が備わりました。ダークトーンでまとめることで、ミステリアスな風情も漂わせています。

 盛り上がる“フェティッシュ”のトレンドを迎え入れるには、レザーアイテムが最適です。かさばらないウエアは軽やかな見え具合に。明るい色を選べば、着こなしにも幅が出ます。

 2枚目の写真「ファクイ(FAKUI)」は、レザー仕立てのスリップドレスが主役。シンプルな黒トップスに、ボディーコンシャスなシルエットを重ねました。つややかな質感と明るいブラウンが、フェティッシュな雰囲気を漂わせています。カジュアルなトップスに加え、膝上まで入ったスリットからソックスをのぞかせて、抜け感を添えました。

加工や色で楽しむ新・レザーパンツ

 黒レザーパンツは、ロックでクールな着こなしに生かされてきました。でも、近ごろはバリエーションが拡張し、加工タイプやカラー展開など、選択肢も広がってきました。

 「ミューラル(MURRAL)」のレザー風味のパンツは、センタープレスが施され、スラックス風の“きちんと感”とつやめいた質感が同居。着こなしもチュニックワンピの上からニットボレロをレイヤードして、全身で“異素材ミックス”のハーモニーを奏でました。

 白系に染めたレザーパンツは、意外性の高いボトムスです。つやめきを生かしながら、クリーンでライトに見せられます。同系色でまとめるワントーンコーデにも役立つ重宝アイテムです。

 2枚目の写真「メゾン スペシャル(MAISON SPECIAL)」は、全身をエクリュカラーで統一。重たく硬派に見えがちなダーク系レザーパンツも、上品でやわらかい色合いなら、優しげなムードに。ブーツも同系色でそろえて、つややかな脚線に見せています。レザールックでも穏やかに整えられるという好例です。

コンパクトサイズで“ゴツさ”を引き算

 レザーウエアの中で、最もハードでタフな印象の強いアイテムにライダースジャケットが挙げられます。これまでは持ち味のゴツさを生かした着方が主流でしたが、今は異なるムードの新顔が増え、スタイリングのレパートリーも広がっています。

 「ティート トウキョウ(TIIT TOKYO)」のライダースは、コンパクトなサイズでトレンドのクロップド丈を採用。グリーン系のカラーも目新しさがあります。上半身は引き締める一方で、ボトムスは裾広がりのスカートでボリュームたっぷりにして、上下でめりはりを利かせました。

 おなじみのブラックのライダースにも、シルエットのアレンジが加わっています。ストリートっぽく着こなすのがお約束でしたが、いろいろなムードでスタイリングしやすくなってきました。

 2枚目の写真「コトナ(KOTONA)」は、ウエストが細めのデザイン。これまでは割とかさばる感じの着方が多かったのですが、くびれが際立つ新しいフォームは、ボディーコンシャスな見せ方になじみます。細身のパンツと合わせてフェミニンさを演出し、従来とは別テイストに仕上がりました。

 パンクロックやバイカーなどのイメージが強かったレザーアイテムも、新タイプが増えたおかげで普段使いしやすくなってきました。着こなしのポイントは、今季トレンドの“フェティッシュ”を取り入れて、“脱・ハード”にまとうところ。秋冬に出番が増えるニットトップスやコートなど、異素材ウエアとの相性にも優れているので、この秋冬はレザールックをバージョンアップさせてみてはいかがでしょう。

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「ランコム」から“ベアブリック”とコラボした限定パッケージの“ジェニフィック”が登場

 「ランコム(LANCOME)」は11月18日、世界中で絶大な人気を誇る日本発のクマ型ブロックフィギュア“ベアブリック(BE@RBRICK)”とコラボした限定パッケージの美容液“ジェニフィック アドバンスト N”(50mL、税込1万6170円)と、化粧水“クラリフィック デュアル エッセンス ローション”(150mL、税込1万2100円)を期間限定で発売する。

 限定パッケージは、“ベアブリック”のボディーにランコムローズとハートをあしらった“ベアブリック”をデザイン。“ベアブリック”は、メディコム・トイが手掛ける日本生まれのクマ型ブロックタイプフィギュアで、国内外の多くのアーティストやブランドとコラボレーションし、“アートなトイ”として世界中に多くのファンを獲得してきた。今回、“ジェニフィック アドバンスト N”が日本専用フォーミュラを持つことから、日本発“ベアブリック”とのコラボ製品を発売する。

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「アー・ペー・セー」と「ミズノ」の初コラボは機能性に優れた日本限定コート

 「アー・ペー・セー(A.P.C.)」は、「ミズノ(MIZUNO)」と初めてコラボレーションした日本限定コートを10月7日に発売する。「アー・ペー・セー」の国内全店舗と両ブランドの公式オンラインストア、「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」「楽天ファッション(RAKUTEN FASHION)」などで販売する。

 フーテッドコートは、取り外し可能なキルティングライナー付きで、「アー・ペー・セー」らしいミニマルなデザイン。カラーはベージュとブラックの2色をそろえる。シンプルな見た目ながらも機能性に優れているのも特徴だ。ボディーには防風、保温、はっ水性、透湿性を備えた素材“ゴアテックス インフィニアム”を使用。ライナーの身ごろ上部には、「ミズノ」独自開発の吸湿発熱素材“ブレスサーモ”と“リフレクションギア”を採用している。価格は税込7万5900円で、サイズはユニセックスで着用できるようにXS〜Lを用意する。

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エブールが伊勢丹でポップアップ ブランド初のダウンも販売

 「エブール(EBURE)」は、伊勢丹新宿本店3階特設ステージで10月12〜18日に、2022-23年秋冬シーズンのコートコレクションを集めたポップアップストアを開く。

 今季はブランド初となるダウンコート(12万1000円)をはじめ、リュクスメルトンのPコート(12万1000円)やブルゾン、ショート丈のコートなどバリエーション豊富に企画した。「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」の生地を使ったダブルフェースのカシミヤコート(ショート丈・38万5000円)なども注目アイテムだ。コートに加えて、「『エブール』と共通する作り手の美学を感じるブランド」の視点でセレクトしたアクセサリーや雑貨も合わせて販売する。スウェーデン発の香水ブランド「アムロン(AMOLN)」や高級ブラシブランドで知られる「石川ブラシ」などがラインアップする。

■Coat+Limited selection “LOVE”
日程:10月12〜18日
場所:伊勢丹新宿本店3階センターパーク / ザ・ステージ3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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エブールが伊勢丹でポップアップ ブランド初のダウンも販売

 「エブール(EBURE)」は、伊勢丹新宿本店3階特設ステージで10月12〜18日に、2022-23年秋冬シーズンのコートコレクションを集めたポップアップストアを開く。

 今季はブランド初となるダウンコート(12万1000円)をはじめ、リュクスメルトンのPコート(12万1000円)やブルゾン、ショート丈のコートなどバリエーション豊富に企画した。「ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)」の生地を使ったダブルフェースのカシミヤコート(ショート丈・38万5000円)なども注目アイテムだ。コートに加えて、「『エブール』と共通する作り手の美学を感じるブランド」の視点でセレクトしたアクセサリーや雑貨も合わせて販売する。スウェーデン発の香水ブランド「アムロン(AMOLN)」や高級ブラシブランドで知られる「石川ブラシ」などがラインアップする。

■Coat+Limited selection “LOVE”
日程:10月12〜18日
場所:伊勢丹新宿本店3階センターパーク / ザ・ステージ3
住所:東京都新宿区新宿3-14-1

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インバウンドの復活期待 松屋銀座本店と阪急メンズ東京が相互送客

 松屋銀座本店と阪急メンズ東京は、会員カード保有顧客を対象とした相互送客のための協業施策を10月5日からスタートした。政府は11日、外国人訪日客の入国制限を大幅に緩和し、入国者数上限を撤廃、ビザなしでの渡航許可を解禁する。再び増加が見込まれる銀座の来街客を囲い込み、業績回復の起爆剤にする。

 銀座・有楽町エリアはコロナ禍によるインバウンド客の消失が大きく、松屋銀座本店の22年2月期売上高は19年2月期と比較して約30%減。阪急メンズ東京(22年3月期)は19年3月期との比較で約25%減と、回復が遅れている。

 新たな協業の取り組みとして、松屋銀座本店と阪急メンズ東京のどちらかの会員カードを持っていれば、両店で価格優待(5〜10%の値引き)を受けられるようにする。また阪急メンズ東京の専門スタッフが松屋銀座本店まで同行し、客にあった商品選びやスタイリングなどをサポートするパーソナルスタイリングサービスも受けられるようになる。訪日客向けに、両店で使えるウィーチャットペイ(WE CHAT PAY)のクーポンも発行する。

 婦人ラグジュアリーファッションや化粧品に強い松屋銀座本店と、メンズに特化する阪急メンズ東京の相互送客は、どのような相乗効果を生むのか。阪急メンズ東京の中野源店長は、「ウィメンズファッションではオーバーサイズが一般化し、男性へのギフト目的だけでなく自分で着る服を求めて来店される女性が増えている」ことから、協業の意味は大きいとみる。松屋銀座本店の石原聡子副店長は「銀座は男女で連れ立ってお買い物をされるお客さまも多い。多様化するニーズを満たすためには、互いの百貨店で得意分野を補い合うことも必要だ」と話す。

 両者の協業施策は2018年から外商顧客など一部に向けて実施してきたが、これらを一般顧客にも開放することでより大きなシナジーを見込む。協業施策による年間売上高は現状の約8000万円から、24年度には5億円に拡大する。

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「ルイ・ヴィトン」が“タンブール”誕生20年を記念してエキシビジョン 渋谷メンズ店で開催

 「ルイ・ヴィトン」はブランドのアイコンウオッチ“タンブール(TANBOUR)”の誕生20周年の歴史をめぐるエキシビジョンを、渋谷メンズ店で10月16日まで開催中だ。2002年の誕生以来、クォーツから機械式の複雑機構、ハイコンプリケーションまでのバリエーションを通して、メゾンがDNAとする「旅の真髄(こころ)」とクラフツマンシップを体現してきた“タンブール”。エキシビジョンでは、過去の代表的な製品から最新のコレクションまでを展示。4つの空間に分かれた展示を通して、同ウォッチの世界観を表現する。

■ルイ・ヴィトン 渋谷メンズ店 2階
日程:2022年9月29日〜10月16日
時間:11:00〜21:00
場所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 ミヤシタパーク
※事前予約不要

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ビームスが東京・下北沢「リロード」にZ世代社員6人によるポップアップストアをオープン

 ビームスは、東京・下北沢の商業施設「リロード(RELOAD)」にポップアップストア「ボーダーレスショップ バイ ビームス(BORDERLESS SHOP BY BEAMS)」をオープンした。期間は10月13日まで。

 同ポップアップストアは、2018年にビームスに入社した6人が社内事業コンテスト「TANE.MAKI プレゼン大会 2021」に提案して採用されたもの。同社は、「Z世代のメンバーならではの感覚で、性別やジャンルなど、さまざまなボーダーを取り払った商品構成が特徴だ」と説明する。

 メンバーが30以上あるビームスのレーベルを横断して、服や雑貨をキュレーション。さらに高円寺の古着店メチャでセレクトした古着や、アパレルとアートを手掛けるブランド「ルーパス(RUPASS)」に別注した商品などを並べる。「既存レーベルの商品を自由に組み合わせることで、新たな発見を促す」という。

 内装は、架空の大学“ボーダーレスカレッジ”に通う大学生の部屋がテーマで、レコードやアート、自転車などをディスプレーする。

 メンバーの石井歩夢は、「われわれ6人は普段、それぞれ違う部署で働き、趣味や嗜好も異なるが、全員が“枠組みにとらわれずに自由に生きたい”というボーダーレスな志を持ち、共感し合って結束した。一番伝えたいメッセージは、“誰がどんな服を着てもいい”ということだ」と述べ、ビームスは「今後も『ボーダーレスショップ バイ ビームス』を継続していく」と話す。

■ボーダーレスショップ バイ ビームス
日程:10月3〜13日
時間:11:00〜21:00(最終日は18:00まで)
場所:リロード
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20

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ビームスが東京・下北沢「リロード」にZ世代社員6人によるポップアップストアをオープン

 ビームスは、東京・下北沢の商業施設「リロード(RELOAD)」にポップアップストア「ボーダーレスショップ バイ ビームス(BORDERLESS SHOP BY BEAMS)」をオープンした。期間は10月13日まで。

 同ポップアップストアは、2018年にビームスに入社した6人が社内事業コンテスト「TANE.MAKI プレゼン大会 2021」に提案して採用されたもの。同社は、「Z世代のメンバーならではの感覚で、性別やジャンルなど、さまざまなボーダーを取り払った商品構成が特徴だ」と説明する。

 メンバーが30以上あるビームスのレーベルを横断して、服や雑貨をキュレーション。さらに高円寺の古着店メチャでセレクトした古着や、アパレルとアートを手掛けるブランド「ルーパス(RUPASS)」に別注した商品などを並べる。「既存レーベルの商品を自由に組み合わせることで、新たな発見を促す」という。

 内装は、架空の大学“ボーダーレスカレッジ”に通う大学生の部屋がテーマで、レコードやアート、自転車などをディスプレーする。

 メンバーの石井歩夢は、「われわれ6人は普段、それぞれ違う部署で働き、趣味や嗜好も異なるが、全員が“枠組みにとらわれずに自由に生きたい”というボーダーレスな志を持ち、共感し合って結束した。一番伝えたいメッセージは、“誰がどんな服を着てもいい”ということだ」と述べ、ビームスは「今後も『ボーダーレスショップ バイ ビームス』を継続していく」と話す。

■ボーダーレスショップ バイ ビームス
日程:10月3〜13日
時間:11:00〜21:00(最終日は18:00まで)
場所:リロード
住所:東京都世田谷区北沢3-19-20

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渋谷109がWeb3テーマのイベント開催 女性に向けてトークショーやNFT展示

 渋谷109は、10月11日の国際ガールズ・デーを記念し、8〜10日にWeb3をテーマにしたイベント「ウェブ3 ガールズ コレクション2022」を開催する。渋谷109の8階イベントスペースで、Web3に関わる女性をテーマにしたトークイベントやNFTアートの展示、オリジナルグッズの販売Web3業界の女性を支援する団体「Web3 Girls」とのコラボレーションによるもので、若い世代の女性がWeb3に興味を持つきっかけをつくることを目指す。入場料は無料。

 Web3とは、ブロックチェーン技術を活用した分散型インターネットで、渋谷109はブロックチェーンゲームの大手プラットフォームである「ザ・サンドボックス(THE SANDBOX)」と組み、同メタバース上に「SHIBUYA109 LAND」の開設を予定するなど、Web3事業に積極的だ。

 トークイベントには、SHIBUYA109エンタテイメントの石川あゆみ社長のほか、ゲームメーカーデザイナーの鳩豆ボタン、モデルの大社カリンらが登壇。おにぎりまんやむぎ田、九十九凛ら人気アーティストによるNFTを会場限定で無料で配布する。また、Tシャツやポーチなどのオリジナルグッズを販売し、その利益をWeb3業界に所属または興味のある女性に向けたセミナーや勉強会開催に充てる。

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「バレンシアガ」ショー会場にはセレブ大集結 レッドカーペットに負けない豪華な装い

 「バレンシアガ」が10月2日(現地時間)、2023年春夏コレクションをパリで発表した。会場となったのは、シャルル・ド・ゴール(Charles de Gaulle)空港近くにある大きな展示会場。ショルダーを誇張したビッグサイズのアウターや、シューズとグローブが一体化した全身黒ずくめのボディースーツ、体のラインを強調するタイトなロングドレスなど、レッドカーペットさながらの装いが目立った。ファッション、音楽、映画界から多くのセレブリティが来場したが、最もフラッシュを浴びていたのはカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)のようだった。また、会場がパリの中心地から離れていたにもかかわらず、多くのカメラマンとセレブリティのファンが駆けつけていたのも印象的だ。

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「フェノメノン」と「マスターマインド・ワールド」の10年ぶりのコラボコレクションが発売

 「フェノメノン(PHENOMENON)」は、「マスターマインド・ワールド(MASTERMIND WORLD)」とコラボレーションしたコレクションを10月15日に発売する。全8型のアパレルを用意し、「マスターマインド」の直営店および両ブランドの国内外の取扱店舗で販売する。

 「フェノメノン」と「マスターマインド・ワールド」のコラボは、2012年以来10年ぶりだ。「フェノメノン」を代表するブルータイガーカモ柄のグラフィックをブラックにアップデートし、「マスターマインド・ワールド」を象徴するスカルのグラフィックと融合。背面に複数のポケットをクロス柄に配したボンバージャケットや、マルチスピンドル付きフーディー、「フェノメノン」のアーカイブピースに着想したクルーネックスエットシャツなど全8型を展開する。

 なお、キャンペーンビジュアルのモデルには韓国人ラッパーのレディー(Reddy)を起用した。

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「プーマ」と「エムシーエム」がコラボスニーカー“スリップストリーム ロウ”を発表

 「プーマ(PUMA)」は、「エムシーエム(MCM)」とコラボレーションしたスニーカー“プーマ x エムシーエム スリップストリーム ロウ(PUMA x MCM SLIPSTREAM LO)”を10月6日に発売する。価格は税込1万7500円で、「エムシーエム」の公式オンラインストアと一部直営店で取り扱う。

 今作は、9月に発表されたコラボコレクションの第2弾モデルだ。「プーマ」の1980年代を代表するバスケットボールシューズ“スリップストリーム ロウ レトロ”をベースモデルに採用し、カラーリングはブラックとホワイトでまとめ、サイドの“フォームストリップ”には「エムシーエム」のアイコニックなキュービックモノグラムをあしらっている。キービジュアルのモデルには、現役高校生ながら「プーマ」とエンドースメント契約を結んだ未来のバスケットボール界のスーパースター、マイキー・ウィリアムズ(Mikey Williams)を起用した。

 なお、“TRC ブレイズ コート(TRC BLAZE COURT)”をベースとした第3弾モデルを2023年前半に発売する。

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「ジュンヤ ワタナベ」は、80年代の”ニュー・ロマンティック”を現代に パリコレで勝負する日本人デザイナーVol.5

 6月のメンズに続き、ウィメンズでもパリでのショーを再開した「ジュンヤ ワタナベ(JUNYA WATANABE)」は、今季も音楽からヒントを得たコレクションを披露した。渡辺淳弥デザイナーが思い描いたのは、もし80年代ロンドンのサブカルチャーである“ニュー・ロマンティック”に没頭する若者たちが現代に現れて、「ジュンヤ ワタナベ」の服を着たらというテーマ。会場にはデュランデュラン(Duran Duran)やロキシー・ミュージック(Roxy Music)の曲が流れ、2人ずつ登場するモデルには、当時のミュージシャン顔負けのヘアメイクがバッチリ施されている。実際に男性モデルも2人いたが、その姿はジェンダーの枠を超越した雰囲気が漂う。

 序盤に提案したのは、一枚のスーツ地を用いたシリーズ。厚みのある肩パッドが80sムード満点の力強いシルエットを描く一方で、そこから流れ落ちるケープのような生地は軽やかに風をまとう。肩パッドのデザインは全体にプリーツが施されたシャツやトレンチにも反映。ボトムスにはネオンカラーやスパンコールがあしらわれたレギンス、ウォッシュドジーンズを合わせる。パールやチェーンのジュエリーはオーバーサイズシャツやドレスに組み込むことで、ドレープを生んだり、装飾となったり。足元にも同様のデコレーションで仕上げたポインテッドトーのレザーシューズや厚底ブーツ、「アッシュ(ASH)」とのコラボスニーカーを合わせることで、ギラギラ感を増している。

 一方、後半には日本のバイク用品メーカー「コミネ(KOMINE)」とコラボレーションしたウエアを披露。白黒に鮮やかな赤や青を加えたスポーティーな配色のバイカージャケットをミニドレスのようなスタイルにアレンジしているのが印象的だ。ショーには「コミネ」のみが登場したが、「ホンダ(HONDA)」や「マクラーレン(McLAREN)」とのコラボアイテムもあるという。そんなバイクにも通じるような疾走感のあるショーは、見ていて気持ちがいい。

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BLACKPINKのLISA編を公開 「ブルガリ」がドキュメンタリー映画の予告動画で

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、同ブランドのクリエーションにフォーカスしたドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」の予告動画(ブラックピンク[BLACKPINK]のリサ[LISA]編)を公開した。

 同作は、ルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)「ブルガリ」ジュエリー クリエーション&ジェム バイイング エグゼクティブディレクターの足跡をたどりながら、石の買い付けからジュエリーの制作に至るまで「ブルガリ」の本質に迫る内容だ。監督を新鋭マチュー・ムニュ(Mathieu Menut)が、制作をパリのターミナル9スタジオが手掛ける。

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BLACKPINKのLISA編を公開 「ブルガリ」がドキュメンタリー映画の予告動画で

 「ブルガリ(BVLGARI)」は、同ブランドのクリエーションにフォーカスしたドキュメンタリー映画「インサイド・ザ・ドリーム」の予告動画(ブラックピンク[BLACKPINK]のリサ[LISA]編)を公開した。

 同作は、ルチア・シルヴェストリ(Lucia Silvestri)「ブルガリ」ジュエリー クリエーション&ジェム バイイング エグゼクティブディレクターの足跡をたどりながら、石の買い付けからジュエリーの制作に至るまで「ブルガリ」の本質に迫る内容だ。監督を新鋭マチュー・ムニュ(Mathieu Menut)が、制作をパリのターミナル9スタジオが手掛ける。

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“EC時代にわざわざ行きたい店”、桐生の「エスティーカンパニー」 「タナカ」によるコト提案型イベントに密着

 群馬・桐生に、ファッション業界では「桐生にこの店あり」とよく知られた個店セレクトショップがあります。店の名前は「エスティーカンパニー(ST COMPANY)」。環敏夫社長が創業して約40年、2018年に桐生駅前にあった以前の店舗から商店街の中にある現在の場所に移転増床しました。以来、ユニークでモダンな店の作りや、ここでしか体験できないさまざまなポップアップイベント、家族のようなアットホームな接客で、ますます存在感を強めています。“ECでなんでも買える時代にわざわざ行きたくなる店”の実例として、ぜひ紹介させてください。

 コロナ禍は多くのファッション小売りにとって大きな痛手となりましたが、「エスティーカンパニー」のようにしっかり顧客との関係性ができている店は、危機の中でも強い。県外からの客も多く、まさにこの店のために桐生を訪れるという“デスティネーションストア”になっています。私も年1〜2回ほど同店を訪れていますが、今回は先日「東京ファッションアワード」を受賞した「タナカ(TANAKA)」がイベントを行うというので10月1日にお邪魔してきました。

 「タナカ」はニューヨークを拠点にするブランドで、凝った加工を施したきれいなパターンのジーンズ(3〜4万円前後が中心)が看板アイテム。デザイナーのタナカサヨリさんはヨウジヤマモト、ユニクロのウィメンズグローバルデザインチームを経て17年にブランドを立ち上げました。ユニクロ時代も多数のジーンズを企画していたと言います。現在、卸先は国内が約40アカウント、海外が80アカウント。毎シーズン、東京、ニューヨーク、ミラノ、パリで展示会を行っています。今回は「イベント前日にパリから来日し、空港から桐生に直行した」と話していました。

テラスでニューヨークを感じるジャズライブ

 通常、セレクトショップでのポップアップイベントというと、イベント用のVMDを組んで商品を集積し、デザイナーが店頭に立って接客する、といったことが主なコンテンツになると思います。それも十分に特別感があって楽しいですが、「エスティーカンパニー」でのポップアップはそれだけでは終わらない企画も多いんです。今回は「『タナカ』の拠点であるニューヨークの空気を感じてもらう」ことと「購入した商品をその場で職人がカスタマイズする」の2軸でイベントを設計していました。

 まずは「ニューヨークの空気を感じてもらう」の部分。「エスティーカンパニー」は2階にカフェも併設されていて(ナポリタンがとても美味しい)、そのテラス部分でデザイナーのタナカさんがニューヨークで出会ったというジャズミュージシャン3人の即興演奏が始まったり、人気のタコス店「キタデ タコス(KITADE TACOS)」の屋台が出ていたり。イベントに合わせてオーガニックワインも豊富にそろえていました。

 「購入した商品をその場でカスタマイズ」は、会場が1階のギャラリーに移ります。ポップアップイベントではこのギャラリーが会場になることが多いですが、今回はギャラリーに秋冬物を陳列するだけでなく、床に汚れ防止用シートをひいて、中央のテーブル上で客が購入したデニムアイテムやスエットに1つずつペイントを施していました。ペイントを手掛けるのは、いつも「タナカ」のデニム加工を担っているという西江デニムの柞磨知弥(たるま・ともや)開発室室長。柞磨室長は、「タナカ」が使用するデニム生地メーカー、カイハラの担当者と共に、はるばる岡山から駆けつけていました。

 お客さまはタナカさんと相談しながらペイントの色合いや仕上がりのイメージを決めていきます。そして、ペイントが始まるとタナカさんが柞磨室長の横に立ち、「この部分にこうペイントするのはどう?」「いや、こっちの方がいい」といったやり取りをして世界に1つだけの商品を作っていきます。加工賃はデニムアイテムで2000円ほどです。これ、加工風景を見ているだけでもとても面白い。実際にお客さまからも好評で、私が滞在していた数時間だけでも5着以上のペイントが行われていました。

店が顧客の人生の一部に

 「イベントを通して、ニューヨークの空気感やアートの要素など、私がインスピレーション源にしているものをお客さまに感じてほしかった」とタナカさん。ギャラリーでの商品展示は10月10日まで行っており、9日には再びジャズ演奏やタコス屋台なども予定しているそうです。ペイントによるカスタマイズも、好評を受けて10日まで受け付けを延長しました。

 タナカさんは「『エスティーカンパニー』は単にモノを売り買いするだけでなく、人が集まる場所になっていて、集まる人たちのライフスタイルを感じられる店になっている。働いているスタッフ全員から、ここが好きだという気持ちが伝わってくる。その中のコンテンツの1つとして、『タナカ』のポップアップができることがとても嬉しい」とも話していました。これには私も完全に同意です。あの店に行くといろんな業界人に偶然会えますし(今回は伊勢丹新宿本店や阪急うめだ本店、「エスティーカンパニー」などと組んで「デニム de ミライ」プロジェクトを行ったヤマサワプレスの山澤亮治社長に会いました)、お客さまとも顔見知りになって徐々に打ち解けてくる。まさに人が集まるコミュニティーです。

 今回、10年ほど前に「ファセッタズム(FACETASM)」の受注イベントで「エスティーカンパニー」を取材した際に声をかけたお客さまたちにもお会いすることができました。「ファセッタズム」のイベント以降も何度かイベントでお見かけしていましたが、今回は新たな家族が増えたといったお話も聞くことができ、店を通して人とつながり、その近況を知ることができることになんだか胸がジーンとしました。聞けば、20〜30年間お店に通っている顧客さんだそうです。「専門学校の入学式に来ていく服を買ったのが『エスティーカンパニー』での最初の買い物だった」とも話されていました。お客さまの人生とともに店があることを感じる、すてきなエピソードですよね。地方の個店だからこそとも言えますが、働いているスタッフが変わらない点もコミュニティー感、安心感につながっているんだと思います。事情があって退職したスタッフも、イベントには遊びに来てお客さまと交流していました。

 ただ、そんなふうに聞くと店が年数を経るとともにお客さまの年齢層も上がっているんじゃないかと考えますよね。その点、「エスティーカンパニー」は若い世代の取り込みもしっかり進んでいるんです。「タナカ」のジャズライブにも家族連れや長年の顧客に加え、若いカップルなどの姿がありましたし、20代の男性スタッフにはしっかり同世代のファッション好きのお客さまがついています。イベントを告知するSNSを見て、店を訪れる若い世代は増えているといいます。

他社にも参考になる“デスティネーションストア”の好例

 「エスティーカンパニー」では、9月17〜25日には「セブン バイ セブン(SEVEN BY SEVEN)」のポップアップイベントを行い、7月にはカフェでスイーツ×バーのイベントを実施。また、10月末には桐生市内のアウトドアショップ「パーヴェイヤーズ(PURVEYORS)」と組んだイベントも予定しています。人員も限られる中で、こうしたイベントを毎回実務的に運営できているということが、実はとてもすごいことなんじゃないかと思います。「今回のイベントも当日どうなるか分からない部分もあったが、スタッフが『とにかくやってみましょう。私たちならできるから』と話していた」と「エスティーカンパニー」の環社長は話していましたが、私の知る限り、10年以上前からさまざまなイベントを行ってきたことで、しっかりノウハウが蓄積されているんでしょうね。

 そのノウハウはちょっとやそっとでは真似できないでしょうし、取り組むブランド側にとっても「エスティーカンパニー」はやはり特別で、同店だからこそ「あんなことがやりたい」「こんなこともやりたい」といった思いやアイデアがあふれてくるんだとは思います。とは言え、この店のあり方はこれからの時代の実店舗のあるべき姿として、さまざまな分野・規模の小売りにとって非常に参考になると思います。こういうお店がさらに増えて、ファッション業界全体がより盛り上がっていくといいなと感じています。

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「レペット」がレオパード柄をあしらった日本限定シューズを発売

 「レペット(REPETTO)」は、“サファリ”をテーマにした2022-23年秋冬コレクションから日本限定シューズを発売した。10月5日に公式オンラインストアと新宿伊勢丹本店で先行販売し、12日に全国の取扱い店舗で販売する。

 シューズは、ブランドのアイコンモデルであるラウンドトゥの“サンドリオン(Cendrillon)”(税込3万6300円)と、ポインテッドトゥの“ブリジッド(Brigitte)”(同4万1800円)にレオパード柄をあしらったデザイン。いずれもボディーにはベロア素材を使用し、秋冬らしいスタイルを提案する。

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「ケンゾー」のパーティーはパリで大盛況 Nigoアーティスティック・ディレクターらのスナップをお届け!

 パリ・ファッション・ウイーク中の9月30日、「ケンゾー(KENZO)」はパリのシルク・ド・ハイバー・ブリオーネ(Cirque d’Hiver Bouglione)でパーティーを開催した。赤を基調としたビンテージテイストの会場には、Nigoアーティスティック・ディレクターやラッパー兼プロデューサーのタイラー・ザ・クリエイター(Tyler, the Creator)、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)、パフォーマンスを披露したドージャ・キャット(Doja Cat)ら豪華ゲストが来場。そんな彼らを一目見ようと多くの見物客が駆けつけ、盛り上がりを見せた。パーティーの様子や、ゲストらのスナップを紹介する。

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72万部を売る“ほぼ日手帳”が3年ぶりにリアルイベント 漫画・アニメ「ワンピース」とのコラボ手帳も販売

 ほぼ日(東京、糸井重里社長)が企画・販売を行う“ほぼ日手帳”は10月6~19日の期間、渋谷ヒカリエにポップアップストア「HOBO SHOP」をオープンする。2023年版の手帳や、漫画・アニメ「ワンピース(ONE PIECE)」とコラボした手帳をはじめ、ポーチや文具も販売する。

 ほぼ日は、「3年ぶりのリアルイベントだ。“ほぼ日手帳”で人気のカバー色“ドリーミーソーダ”にちなんだ、『HOBO SHOP』限定のショッパーを用意し、来場者全員に“ほぼ日手帳スーパービギナーズガイド”をプレゼントする」と話す。

 “ほぼ日手帳”は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」から生まれた商品。2023年版で22年目を迎える。22年版は世界156の国や地域で、72万部を売り上げた。

■HOBO SHOP
日程:10月6~19日
時間:11:00~21:00
場所:渋谷ヒカリエ ShinQs(シンクス)2階 イベントステージ2
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1

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米化粧品コティ、3年以内にスキンケア売り上げ倍増を計画 カーダシアン家プロデュースブランドに商機

 「グッチ(GUCCI)」や「バーバリー(BURBERRY)」のビューティ製品手掛ける米化粧品メーカー、コティ(COTY)はこのほど、スキンケアに注力する計画を発表した。これまでフレグランスやメイクアップが同社の主力カテゴリーだったが、キム・カーダシアン(Kim Kardashian)や妹のカイリー・ジェンナー(Kylie Jenner)の化粧品ブランドの好調を背景に今後さらにスキンケアを強化する。

 スー・ナビ(Sue Nabi)最高経営責任者(CEO)は投資家に向けて、「これまでのリーダーや管理職はスキンケアにあまり目を向けてこなかった。非常に高い競争力が求められるスキンケア市場において戦略を立てられず、コティのスキンケアブランドをうまく育てることができなかった」と明かした。しかし、スキンケアブランド「オルヴェーダ(ORVEDA)」を共同創設したほか、ロレアル(L’OREAL)に約20年間在籍し「ランコム(LANCOME)」のブランドプレジデントなどを務めた経験を持つナビ最高経営責任者は、今こそスキンケアカテゴリーで戦う体制が整ったと自信を見せる。2025年度までにスキンケア売り上げを倍増させ5億〜6億ドル(約715億〜858億円)を達成し、26年以降もさらなる成長を目指すという挑戦的な計画を掲げた。「3年で売り上げを倍増させることは決して簡単なことではない。グローバルのインフラを整え、イノベーションを続ける必要もある。一方で、5億〜6億ドルは大手企業のスキンケアブランドでは売り上げのほんのわずかに過ぎない。われわれにとっては非常にアグレッシブな計画だが、同時に現実的な数字であることを示したい」。実際、エスティ ローダー カンパニーズ(ESTEE LAUDER COMPANIES)の最新の決算発表では、スキンケアの売り上げが約100億ドル(約1兆4300億円)だった。

 コティのスキンケア強化戦略には、現在北アメリカで展開中のキム・カーダシアンの新スキンケアライン「スキン・バイ・キム(SKKN BY KIM)」に加え、カイリー・ジェンナーのブランドのスキンケライン「カイリー・スキン(KYLIE SKIN)」のヨーロッパ・中東・アフリカへの進出を含む。「カイリー スキン」はオーストラリアへの展開も視野に入れるが、アジアは検討していないという。アジアでは、すでに進出しているスキンケアブランド「ラナカスター(LANACASTER)」に注力する。ナビCEOは「カイリーのブランドは欧米でかなり成功している。最近、メキシコやブラジルなど中南米に進出したほか、トラベルリテールでもメイクアップが好調だ。全てのブランドにおいて、むやみに拡大せず成功できる国や地域を着実に強化する」と述べた。

 今年発売した「スキン・バイ・キム」は、予測を上回る売り上げを達成しているという。中でも人気は、製品のフルラインアップを収めたセット(673ドル、約9万6200円)だ。コティは19年にカイリーのコスメブランド「カイリー・コスメティクス(KYLIE COSMETICS)」の過半数株式を6億ドル(約858億円)で、20年にキムのコスメブランド「KKWビューティ(KKW BEAUTY)」の株式の20%を2億ドル(約286億円)で取得している。

 なお、コティは22年7〜9月期の売上高を前年同期比6〜8%から同8〜9%に上方修正すると発表した。欧州、アメリカ、トラベルリテールにおけるプレステージ・マスブランドの復調を理由に挙げた。

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「ナイキ」と「アンダーカバー」のコラボ“エア フォース 1 ロー”が発売

 「ナイキ(NIKE)」は、高橋盾デザイナーの「アンダーカバー(UNDERCOVER)」とコラボレーションしたスニーカー“エア フォース 1 ロー(AIR FORCE 1 LOW)”を10月8日から順次販売する。「アンダーカバー」の一部店舗および公式オンラインストアで10月8日に先行発売後、12日から「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで取り扱う。価格は1万8700円(税込)で、カラーは3色をそろえる。

 今回のスニーカーは、「アンダーカバー」2022年春夏メンズ・コレクションのルックブックで披露していたモデルだ。アッパーは、“エア フォース 1 ロー”と「ナイキ ACG」の“エア リバデルチ(AIR REVADERCHI)”のディテールを融合したデザインで、素材には“ゴアテックス(GORE-TEX)”を使用している。また、履き口には“エアハラチ(AIR HUARACHE)”同様のネオプレン素材をあしらい、デュブレには「アンダーカバー」の標語である“Chaos”と“Balance”の文字を刻印した。

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ゴルチエ、クチュールのゲストデザイナーにハイダー・アッカーマンを招へい

 デザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のゲストデザイナーとして、来年1月に2023年春夏オートクチュール・コレクションを披露する。

 ゴルチエは20年1月に、20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにした。これまで「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナー、「ディーゼル(DIESEL)」および「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、「バルマン(BALMAIN)」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターを迎えており、今回で4回目。

 ゴルチエは、「以前からハイダーの作品を敬愛しており、特にテーラリングが素晴らしい。卓越したクチュール・コレクションとなることは間違いなく、その出来上がりが待ちきれない」と語った。

 アッカーマンは、「ジャンポール・ゴルチエの存在を抜きにファッションを語ることはできないし、その先進性やアバンギャルドさに心からの敬意を抱いている。クチュールを手掛けることは私の昔からの夢であり、それをジャンポールのゲストとして行えるのは信じられないほど名誉なことだ」と述べた。

 アッカーマンは1971年コロンビア生まれ。著名デザイナーを数多く輩出してきたベルギーの名門校、アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)で学んだ後、2001年に自身のブランド「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」を立ち上げた。20-21年秋冬シーズンまでコレクションを発表し、21年2月にはベルギー発のウィメンズウエアブランド「メゾン ウレンス(MAISON ULLENS)」のクリエイティブ・コンサルタントに就任。また、16年から18年には「ベルルッティ(BERLUTI)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていた。シャープなシルエットや美しいドレープ使いに定評があり、最近では俳優のティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)がイベントなどに登場する際、アッカーマンによるカスタムメイドの衣装を着用していることでも話題となっている。

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ゴルチエ、クチュールのゲストデザイナーにハイダー・アッカーマンを招へい

 デザイナーのハイダー・アッカーマン(Haider Ackermann)は、ジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)のゲストデザイナーとして、来年1月に2023年春夏オートクチュール・コレクションを披露する。

 ゴルチエは20年1月に、20年春夏オートクチュール・コレクションのショーが「私の最後のものとなる」と発表。同年3月、今後はゲストデザイナーを招いてオートクチュールを披露することを明らかにした。これまで「サカイ(SACAI)」の阿部千登勢デザイナー、「ディーゼル(DIESEL)」および「Y/プロジェクト(Y/PROJECT)」のクリエイティブ・ディレクターを務めるグレン・マーティンス(Glenn Martens)、「バルマン(BALMAIN)」のオリヴィエ・ルスタン(Olivier Rousteing)=クリエイティブ・ディレクターを迎えており、今回で4回目。

 ゴルチエは、「以前からハイダーの作品を敬愛しており、特にテーラリングが素晴らしい。卓越したクチュール・コレクションとなることは間違いなく、その出来上がりが待ちきれない」と語った。

 アッカーマンは、「ジャンポール・ゴルチエの存在を抜きにファッションを語ることはできないし、その先進性やアバンギャルドさに心からの敬意を抱いている。クチュールを手掛けることは私の昔からの夢であり、それをジャンポールのゲストとして行えるのは信じられないほど名誉なことだ」と述べた。

 アッカーマンは1971年コロンビア生まれ。著名デザイナーを数多く輩出してきたベルギーの名門校、アントワープ王立芸術アカデミー(Royal Academy of Fine Arts Antwerp)で学んだ後、2001年に自身のブランド「ハイダー アッカーマン(HAIDER ACKERMANN)」を立ち上げた。20-21年秋冬シーズンまでコレクションを発表し、21年2月にはベルギー発のウィメンズウエアブランド「メゾン ウレンス(MAISON ULLENS)」のクリエイティブ・コンサルタントに就任。また、16年から18年には「ベルルッティ(BERLUTI)」のクリエイティブ・ディレクターも務めていた。シャープなシルエットや美しいドレープ使いに定評があり、最近では俳優のティルダ・スウィントン(Tilda Swinton)やティモシー・シャラメ(Timothee Chalamet)がイベントなどに登場する際、アッカーマンによるカスタムメイドの衣装を着用していることでも話題となっている。

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コペンハーゲン発の「ガニー」がBコープ認証取得

 コペンハーゲン発のファッションブランド「ガニー(GANNI)」はこのほど、Bコープ認証を取得した。

 2006年にアメリカの非営利団体Bラボ(B Lab)が制定したBコープ認証は、ガバナンス、社員、コミュニティ、地球環境、顧客の5つの主要分野におけるビジネスの様々な側面について、300以上の質問を含む厳格な審査を経て与えられるもの。継続的な問題解決により社会と地球環境に対する影響の改善が証明された場合のみ、認証が維持される。

 「ガニー」の総合スコアは90.6だったが、中でも高得点を獲得したのが地球環境に関する項目。コレクションの大部分に用いている、認証を取得したオーガニック素材や定環境負担素材、リサイクル素材の継続的な使用が評価された。

 一方で、カーボンオフセットの代替となるカーボンインセット方式のプロジェクトについては高得点が得られず、次回に課題を残す結果となった。カーボンインセットとは、自社のサプライチェーン内で二酸化炭素排出の削減に取り組むこと。同社は温室効果ガス削減を実現するための素材開発に取り組むプロジェクト「ファブリックス・オブ・ザ・フューチャー」を行なっているが、これが評価対象に含まれなかったようだ。

 今後は2025年までに150点取得することを目標に、カーボンインセットのスキーム展開、革新的な素材開発の拡大、循環型ビジネスモデルの構築に重点を置いて取り組んでいくという。

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「サンローラン」がライフスタイルプロダクトラインの扱いを公式ECでスタート 日本で本格ローンチ

 「サンローラン(SAINT LAURENT)」は10月5日、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vaccarello)クリエイティブ・ディレクターが監修するライフスタイルプロダクトライン“サンローラン リヴ・ドロワ(SAINT LAURENT RIVE DROITE)”の扱いを公式オンラインストアでスタートし、日本で本格ローンチする。

 公式オンラインストアで扱う商品は、コーヒーマグ(1万6500円税込、以下同)や使い捨てカメラ(8800円)、犬用リード(4万6200円)、サーフボード(77万円)など多岐にわたる。

 “サンローラン リヴ・ドロワ”は、パリとロサンゼルスに店舗を構える。

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リサイクルの円を描くために大事なこと 「今週の特集お届け隊」2022年10月3日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年10月3日号からの抜粋です)

向:この3カ月くらいで、サステナビリティに関する話題が商品の素材や調達から店頭に移ってきていると感じていて。消費者に伝えていくフェーズになってきているようです。店頭でのサステナビリティといえば、分かりやすいのが回収ボックス。でも、その回収ボックスが「免罪符になっていませんか?」という木村さんの問いが、今回の特集のテーマになりましたね。

木村:ゴミをどう循環させるか。回収ボックスのその先について取材しましたが、私にとっては初めての静脈産業取材で、本当にいろいろと勉強になり、考えさせられました。

向:私も本当に知らないことばかりだと思いました。廃品回収をリサイクルするには、分別が大事。でもそれはとても地道な作業で、時間と労力とお金を要します。企業が負担するには荷が重過ぎて、集めておしまいになっていることもあるようです。家電のように、捨てる側がある程度負担するといった仕組み作りが大事で、ゴミを資源へ循環させるには、洋服の流れと共にお金とゴミの流れの大きな地図を描く存在が必要だと実感しました。

木村:洋服はパーツが多く、素材も混ざっているものが多いので、分別するのはすごく大変ですが、それができるようにならないと、サーキュラーエコノミーは実現しないということですね。

向:そう。まだどこもその円を描けていないから、日本は先陣を切って描くべき。

木村:米国版の翻訳をしていると、繊維リサイクルをするスタートアップが資金調達したニュースが多くて、欧米では成長分野になっているようです。日本でも伊藤忠商事が提携したエコミットや、帝人フロンティアなど、リサイクル事業のニュースが増えてきていますね。

向:デジタルやアイデアも入ってきている部分でもあり、ブルーオーシャンビジネスとして成長している場所でもあります。でも一次流通と二次流通の間には深い断絶があることもよく分かりました。素材が生まれる畑や牧場も知るべきですが、廃棄現場こそ最初に見るべきかも。

木村:複数回にわたって追いかけるべきテーマですね。これができるのは「WWDJAPAN」ならではだと思います。

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リサイクルの円を描くために大事なこと 「今週の特集お届け隊」2022年10月3日号

 毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2022年10月3日号からの抜粋です)

向:この3カ月くらいで、サステナビリティに関する話題が商品の素材や調達から店頭に移ってきていると感じていて。消費者に伝えていくフェーズになってきているようです。店頭でのサステナビリティといえば、分かりやすいのが回収ボックス。でも、その回収ボックスが「免罪符になっていませんか?」という木村さんの問いが、今回の特集のテーマになりましたね。

木村:ゴミをどう循環させるか。回収ボックスのその先について取材しましたが、私にとっては初めての静脈産業取材で、本当にいろいろと勉強になり、考えさせられました。

向:私も本当に知らないことばかりだと思いました。廃品回収をリサイクルするには、分別が大事。でもそれはとても地道な作業で、時間と労力とお金を要します。企業が負担するには荷が重過ぎて、集めておしまいになっていることもあるようです。家電のように、捨てる側がある程度負担するといった仕組み作りが大事で、ゴミを資源へ循環させるには、洋服の流れと共にお金とゴミの流れの大きな地図を描く存在が必要だと実感しました。

木村:洋服はパーツが多く、素材も混ざっているものが多いので、分別するのはすごく大変ですが、それができるようにならないと、サーキュラーエコノミーは実現しないということですね。

向:そう。まだどこもその円を描けていないから、日本は先陣を切って描くべき。

木村:米国版の翻訳をしていると、繊維リサイクルをするスタートアップが資金調達したニュースが多くて、欧米では成長分野になっているようです。日本でも伊藤忠商事が提携したエコミットや、帝人フロンティアなど、リサイクル事業のニュースが増えてきていますね。

向:デジタルやアイデアも入ってきている部分でもあり、ブルーオーシャンビジネスとして成長している場所でもあります。でも一次流通と二次流通の間には深い断絶があることもよく分かりました。素材が生まれる畑や牧場も知るべきですが、廃棄現場こそ最初に見るべきかも。

木村:複数回にわたって追いかけるべきテーマですね。これができるのは「WWDJAPAN」ならではだと思います。

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「ラムすごいよ、ラム」第4の肉として第3次ブームの中、恵比寿女子が通う『ラムアンドピース』 経営母体はさまざまなプロを集めて何かするみたいだよ

【記事のポイント】 ●多国籍料理でラム料理を展開する専門店「ラムアンドピース」  ●経営陣には料理人と飲食コンサルの他に不動産、IPO、事業再生などのプロが集結  ●ラムでグローバルを狙うのと、地方創生事業も計画
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