東京のアートシーンで注目される若手作家、中村桃子と塚本暁宣による二人展がSAIで開催

 東京を拠点に活動する2人の若手アーティスト、中村桃子と塚本暁宣による二人展「A Walk in the Park」が10月27日から11月6日まで、東京・渋谷の複合施設「ミヤシタパーク」のサイギャラリー(SAI GALLERY)で開催される。

 「肖像」 をモチーフに各々のスタイルを展開し表現を続ける2人は現在、東京のアートシーンを中心に注目される若手作家だ。装画やアパレルブランドのテキスタイルイラストなどを手掛けるほか、広告やミュージシャンとのコラボレーションなど、スタイリッシュで物憂げな世界観が、さまざまなカルチャーシーンから注目を集めている中村桃子と、グラフィティー文化から刺激を受け、ポップ・ストリートカルチャーとキュビズムが融合したかのようなユニークなスタイルを確立する塚本暁宣。塚本は昨年、「ベドウィン&ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)」 の渡辺真史ディレクターが手掛けるショップ、「デイズ(DAYZ)」内で個展を開催しているため、昨年に続いて「ミヤシタパーク」内の展示は2回目となる。

 同展のタイトル「A Walk in the Park」は「難しくない、簡単だよ」といった意味のスラング。軽妙なタイトルが、実験的な同展にバランスを取るかのごとく付与されている。展示には、100号を最大としてさまざまなサイズのキャンバス作品、ドローイングから立体作品まで、各作家の新作が登場する予定だ。

中村桃子(なかむら・ももこ)

1991年東京生まれ。グラフィックデザイン事務所を経て、イラストレーター、アーティストとして活動。広告、装画、雑誌、音楽 、アパレルブランドのテキスタイルなど。スタイリッシュでエモーショナルな女性と、生き物の様な特徴的な花をポップな世界観で描く。

塚本暁宣(つかもと・あき)

1989年生まれ。武蔵野美術大学大学院修了。2016年に渡米し4年間のニューヨーク滞在を経て、現在は東京を拠点に国内外問わず多数の展示を行っている。

■中村桃子×塚本暁宣2人展「A Walk in the Park」

会期:2022年10月27日〜11月6日(無休)
会場:SAI
住所:東京都渋谷区神宮前 6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
時間:11:00〜20:00

The post 東京のアートシーンで注目される若手作家、中村桃子と塚本暁宣による二人展がSAIで開催 appeared first on WWDJAPAN.

熊本の秘境に伝わる紙細工“山鹿灯籠”とは? ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第8回

 山本寛斎事務所のクリエイティブ・ディレクター高谷健太とともに、日本全国の名品や産地を巡る連載“ときめき、ニッポン。”。8回目となる今回は、熊本県山鹿(やまが)市の伝統工芸品、“山鹿灯籠(とうろう)”について。

 熊本県の北部に、山鹿という人口5万人ほどの市がある。同市には、電車の駅がない。いわゆる“陸の孤島”だ。しかし、1000年以上もの歴史ある山鹿温泉をはじめ、江戸時代の様式を今に伝える芝居小屋や、麹屋や造り酒屋が並ぶ石畳の街道など、素晴らしい景観に溢れ、訪れるたびに地域の魅力に触れることができる。

 ここでは毎年8月、2日間にわたって“山鹿灯籠まつり”が開催される。和紙と糊だけで作られる伝統工芸品“山鹿灯籠”によって、町全体が幻想的な光に灯される、九州屈指の祭りだ。2016〜19年に山本寛斎がこの祭りのアドバイザーを務めていたことから、僕も山鹿には数えきれないほど通っており、今や第二の故郷のように思っている。

 この山鹿灯籠まつりにおいて、とりわけ僕が心揺さぶられる行事が“千人灯籠踊り”と“奉納燈籠(上がり燈籠)”だ。千人灯籠踊りでは、日没後の黄昏時に、頭に金灯籠を掲げた約1000人の女性たちが、民謡の調べに乗せてゆったりと舞いを披露する。その姿がとても艶やかで、この世のものとは思えぬほど幽玄なのだ。その踊りが終わるころ、「ハーイトウロウ、ハーイトウロウ」という掛け声とともに、灯籠を乗せた約30基の神輿を大宮神社へと担ぎ込むのが、上がり灯籠だ。参道の向こうから掛け声が徐々に近づき、やがて神社へと遠のいていく様は、無常観というか、先祖の霊をあの世へと送り出す送り火のようにも感じられる。

 山鹿灯籠の起源は、第十二代天皇の景行天皇が深い霧に遭遇した際に、山鹿の里人がたいまつをかかげて現在の大宮神社まで導いたという伝説に由来する。以降、毎年この神社に灯火を献上するようになり、室町時代に灯火から和紙で作られた金灯籠へと代わったそうだ。

 そんな逸話のある山鹿灯籠は近年、より多くの人にその価値を届けるため、アロマディフューザーや縁起飾りといったインテリアにも活用されている。2016年には、われわれも「日本元気プロジェクト」のステージで、舞台衣装の小物として使用した。現在8人の“灯籠師”によって受け継がれており、ここでは最も若い中村潤弥さんに、その歴史とこれからを聞く。

高谷健太(以下、高谷):中村さんにとって山鹿灯籠まつりとはどのような祭りなのでしょうか?

灯籠師の中村潤弥(以下、中村):多くの人には千人灯籠踊りでなじみ深いと思いますが、歴史的には室町時代から続く上がり燈籠の方がずっと古いものになります。江戸時代になると、商工業で成り上がった富豪たちがより豪華な灯籠を灯籠師に作らせようと、現在のような創意工夫に富んだ灯籠が奉納されるようになったそうです。その後、昭和30年代頃になって、地域の人々が山鹿灯籠の復興を願い、祭りをさらに盛り上げるために千人灯籠踊りが生まれました。

高谷:豪商たちが町内ごとに競い合うようにして灯籠の技術も発展していったんですね。

中村:はい、そうです。江戸時代から昭和初期にかけては80ほどの団体・町内から、100基以上の灯籠が奉納されていたとも言われています。個人的には工芸品としての美しさはもちろん、街の文化として今も山鹿の人々に根付いていることが一番の魅力だと思います。

金属にも見みえる繊細な灯籠
重さはわずか卵1個分

高谷:中村さんはどのようなきっかけで、灯籠師になろうと思ったのですか?

中村:工作がもともと好きで、中学校の授業で山鹿灯籠づくりを体験したことがきっかけで興味を持ちました。生まれも育ちも山鹿ですが、大宮神社周辺の中心部ではなく、山鹿灯籠に親しんでいたわけではないんです。

高谷:そうだったのですね。僕も初めて金灯籠を見て、触れたときの衝撃は忘れません。繊細で美しい造形はもちろん、金属にしか見えないのに、あまりの軽さに驚きました。紙のわずかな厚みを貼り合わせて作られているんですよね?

中村:金灯籠でいえば、手すき和紙だけで作られています。中は空洞のため、重さは卵1個分くらいです。曲線部分に糊しろを作らないことで、ひずみのない美しい形に仕上がります。

高谷:卵1個分!?まさに熟練の技術ですね。

山鹿の「今」と「未来」

高谷:僕は2020年に逝去された中島清灯籠師とも交流があり、生前は「匠の技術とか言われても、使ってもらわないと意味がない。山鹿灯籠の技術を使って、ランプシェードをつくるのが、私の夢だ」と語っていました。いつも寡黙な中島灯籠師が、「売れるかな?」と笑みを浮かべていたことが今でも忘れられません。

中村:昔は市場向けに金灯籠しか作っていませんでしたが、7年ほど前からインテリアとしてモビールを販売し始めました。今はアロマディフューザーや縁起飾りなど、普段の生活に取り入れられるアイテムにまで拡大しています。工芸品に機能を持たせたことで、セレクトショップやアパレルブランドとの取引も増えているんです。

高谷:いい流れが生まれていますね。

中村:伝統工芸品としてではなく、純粋に「欲しい」と思い手に取ってもらえる商品ができたことは、山鹿灯籠にとって大きな進歩です。地元でも、20〜30代の同世代が、結納品や新築祝いとして縁起飾りを選んでくれることも多くなりました。人生の節目に、地元の伝統技術を取り入れた商品を選んでもらえるのは、とてもうれしいです。

高谷:先日、知人のバイヤーさんに山鹿のアロマディフューザーをご紹介したところ、目の前で全種類購入されておりました(笑)。中村さん自身も、人気漫画「ワンピース(ONE PIECE)」の“ゴーイング・メリー号”や、スタジオジブリの映画「天空の城ラピュタ」のラピュタ城を山鹿灯籠で制作するなど、作品の幅を広げていますね。

中村:「ワンピース」とジブリのファンなので、いつか作ってみたいと思っていて。夢がかなってうれしかったです。そもそも、山鹿灯籠を神社に奉納するのも、皆さんに見物してもらうことが目的だから、面白いと思ってもらう物作りは、山鹿灯籠の根幹にもあるんです。

高谷:なるほど。以前、青山の「スパイラルビル」で商品を拝見したときにも、山鹿灯籠の技術を生かしたさまざまなプロダクト開発をされていました。今後挑戦したいことはありますか?

中村:まずは灯籠師としての仕事を確立させていきたいです。きちんと商売を成り立たせないことには、伝統も技術も残していくことは難しい。いくら後継者を育てても、仕事がなければ後に続きませんから。何百年も続いてきた文化を、僕の代で終わらせないためにも、“残すだけ”ではなく時代に合った作品や商品を作っていきたいです。


山鹿に見る真の「豊かさ」とは

 国内外の都市から秘境の地まで、さまざまな場所に足を運んできたが、こんなにも魅力に富んだ場所を知らない。“山鹿灯籠まつり”はもちろん、僕にとっては残りの時期もときめきでいっぱいだ。目が合うと大きな声で挨拶をしてくれる子供たちがいて、古墳を訪れたら、1500年前の先祖と現代に生きる人々が地脈で繋がっていることを確かに感じる。生前寛斎も、「山鹿にある豊かさは、目に見える華美さではなく、日々の営みの中にある」と言っていた。それは、山鹿の市民にとっては当たり前の日常かもしれないが、今の時代において本当に貴重で、特別なものだと思う。

The post 熊本の秘境に伝わる紙細工“山鹿灯籠”とは? ファッションデザイナー高谷健太と巡る“ときめき、ニッポン。”第8回 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】韓国のストリートは肌見せ“Y2K”が人気 2023年春夏ソウル・ファッション・ウイークの来場者

 2023年春夏のソウル・ファッション・ウイークが10月11〜15日(現地時間)に開催した。今シーズンは大幅な入国制限の緩和と海外でのK-POPブームの加熱により、メイン会場の東大門デザインプラザ付近では、国内のみならず海外からの来場者の姿もあった。

 来場者の装いはトレンドの“Y2K”ファッションが多く、ミドリフ丈のトップスやレザージャケット、ローライズジーンズ、ミニスカートなど2000年前後を象徴するアイテムを組み合わせた着こなしが目立っていた。足もとは男女ともに重厚感のあるボリュームソールのスニーカーと、ブーツが人気だった。また、横長シルエットのサングラスやネクタイ、ヘッドフォンなどの小物を主張するコーディネートも見られた。

The post 【スナップ】韓国のストリートは肌見せ“Y2K”が人気 2023年春夏ソウル・ファッション・ウイークの来場者 appeared first on WWDJAPAN.

【スナップ】韓国のストリートは肌見せ“Y2K”が人気 2023年春夏ソウル・ファッション・ウイークの来場者

 2023年春夏のソウル・ファッション・ウイークが10月11〜15日(現地時間)に開催した。今シーズンは大幅な入国制限の緩和と海外でのK-POPブームの加熱により、メイン会場の東大門デザインプラザ付近では、国内のみならず海外からの来場者の姿もあった。

 来場者の装いはトレンドの“Y2K”ファッションが多く、ミドリフ丈のトップスやレザージャケット、ローライズジーンズ、ミニスカートなど2000年前後を象徴するアイテムを組み合わせた着こなしが目立っていた。足もとは男女ともに重厚感のあるボリュームソールのスニーカーと、ブーツが人気だった。また、横長シルエットのサングラスやネクタイ、ヘッドフォンなどの小物を主張するコーディネートも見られた。

The post 【スナップ】韓国のストリートは肌見せ“Y2K”が人気 2023年春夏ソウル・ファッション・ウイークの来場者 appeared first on WWDJAPAN.

“GG”パターンの着用率が高い「グッチ」のショー来場者 IUや満島ひかりの姿も

 「グッチ(GUCCI)」は2023年春夏ミラノ・ファッション・ウイーク期間中、ミラノの拠点 “グッチ ハブ(GUCCI HUB)”でショーを開催した。68組の双子が登場した驚きのコレクションが話題になったが、その来場者たちも豪華で華やかだった。

 フロントローには、俳優のジェシカ・チェスティン(Jessica Chastain)やデイジー・エドガー=ジョーンズ(Daisy Edgar Jones)、グッチのグローバルブランドアンバサダーである韓国の人気歌手IUらが着席。日本からは満島ひかりや冨永愛らも駆けつけた。

 来場者は“GG”パターンが施された象徴的なアイテムの着用率が高い。デニムジャケットやパンツ、バッグ、ソックスに至るまで、アイコニックかつ一目で「グッチ」と分かる。また昨シーズン発表された「アディダス(ADIDAS)」とのコラボコレクションから、象徴的なスリーストライプス(三本線)が入ったジャケットやドレスなどの着こなしも見られた。

The post “GG”パターンの着用率が高い「グッチ」のショー来場者 IUや満島ひかりの姿も appeared first on WWDJAPAN.

LVMHプライズにノミネートされた「レイブ レビュー」が日本初上陸 「フォーゲットミーノッツ」で取り扱い開始

 東京・代官山にショップを構えるフォーゲットミーノッツ(FORGET-ME-NOTS)は、ストックホルム発の「レイブ・レビュー(RAVE REVIEW)」を2022年秋冬コレクションから日本国内で初めて取り扱う。

 「レイブ・レビュー」は、2020年のLVMHプライズにノミネートされた実力派ブランドで、ジョセフィーヌ・ベリークヴィスト(Josephine Bergqvist)とリヴィア・シュック(Livia Schück)により16年にストックホルムでスタート。生産は全てスウェーデン国内で行っている。持続可能で高品質なウィメンズウエアを展開し、廃棄物を出さないというブランドの理念は、ユニークなパッチワークスタイルに反映されている。また、どの家庭にもある使い古したベルベットのカーテン、ウールのブランケットなど、身近な布製品を分解しパーツに替え組み合わせることで、色や形、コントラストが印象的なアイテムを販売している。

 フォーゲットミーノッツでは、「レイブ・レビュー」の国内初となる取り扱いを記念して、10月22日〜11月6日まで、クローズアップして商品を展開する。

■Forget-me-nots代官山本店
日程:10月22日〜11月6日
時間:11:00〜20:00
住所:東京都渋谷区猿楽町 20-13 佐久間ビル 1F

The post LVMHプライズにノミネートされた「レイブ レビュー」が日本初上陸 「フォーゲットミーノッツ」で取り扱い開始 appeared first on WWDJAPAN.

【2022年クリスマスコフレ】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ第1弾は10色セットのアイシャドウパレットや人気アイテムの限定パッケージ 発売日や購入方法まとめ ※随時更新

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」2022年クリスマスコフレ

 秋も深まり、いよいよ2022年のクリスマスコフレシーズンも本番に差し掛かっている。「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」は、“ゴールドスター”をテーマにしたコフレを3回に分けてリリースする。アイシャドウパレットやリップ、香水など、クリスマスコフレにおける人気アイテムが続々と登場する予定だ。この記事では「YSL」のクリスマスコフレ予約方法や発売日、値段を紹介する。

目次
・【10月21日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第一弾
-クチュール カラー クラッチ コレクター
-アンクル ド ポー ルクッションN ノエル コレクター
-リブレ ルパルファム
-ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター
-ルージュ ピュールクチュール ノエル コレクター
-ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド
・【11月11日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第二弾
-YSL アドベント カレンダー
-YSL ミニフレグランスセット
-モン パリ ギフトセット
-YSL オーナメントセット
-ラディアント タッチ グロウパクト ノエルセット
-YSL ピュアショット ノエル ミニ セット
-オールージュ ラ クレーム エサンシエル
・【12月1日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第三弾
-リブレ ギフトセット
-オールージュ ユイル N ノエル コフレ
-リブレ ボディバーム
・2022年「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレの予約と購入方法
・「イヴ・サンローラン」のクリスマスコフレの予約ができるサイト一覧
・「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレを予約・購入する際の注意点
・まとめ

【10月21日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第一弾

数量限定

公式オンラインブティック、全国「イヴ・サンローラン・ボーテ」カウンターで予約受付中
10月12日 公式オンラインブティックで先行発売
10月19日 阪急うめだ本店、「HANKYU BEAUTY ONLINE」で先行発売

 第1弾では全7品の限定アイテムをリリースする。目玉アイテムは、ゴージャスなアイパレット“クチュール カラー クラッチ コレクター”(1万5510円、以下同)。そのほか、定番のリップ“ルージュ ボリュプテ シャイン”(5390円)と“ルージュ ピュールクチュール コレクター”(5940円)、クッションファンデーション“アンクル ド ポー ルクッションN コレクター”(1万450円)が限定パッケージで登場する。普段使っているお気に入りのアイテムも、このシーズンは限定パッケージを選んでみては。


クチュール カラー クラッチ コレクター

価格:1万5510円

■カラーラインナップ
(上段左から)
1.クリームホワイト
2.スモーキーヌード
3.モロッカンキャラメル
4.スパークルブラウン
5.スターゴールド

(下段左から)
6.サンディラメブラウン
7.モーニンググロウ
8.コーラルデザート
9.サンセットローズ
10.メタリックレッド

イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)クチュール カラー クラッチ コレクター

  “クチュール カラー クラッチ コレクター”は、ホリデーシーズンらしい高揚感を与えてくれるアイパレット。カラーラインアップはミックスしやすい温かみのあるカラーと、アクセントになるマルチカラーの計10色で、マットやグリッターなど異なる質感がそろっている。チークやハイライト、ブロンザーとしても使えるため、手持ちのアイテムと組み合わせることでメイクの幅が広がりそうだ。


アンクル ド ポー ルクッションN ノエル コレクター

価格:各1万450円(プリセット価格)

■カラーラインナップ
・20 やや明るめの肌色
・25 黄みよりのやや明るめの肌色(標準色)

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)アンクル ド ポー ルクッションN ノエル コレクター

 “アンクル ド ポー ルクッションN コレクター”はメイク崩れの原因となる皮脂や汗、乾燥から肌を解放し、つけたての美しいツヤ肌をキープする。同シリーズからも、スターが輝くゴールドの限定パッケージが登場。パッケージ中央部の“YSL”のロゴのゴールドと相まって、特別感を演出する。カラーはやや明るめの“20”と標準色の“25”の2色をそろえる。


リブレ ルパルファム

価格:1万4300円

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」リブレ ルパルファム

 自由を象徴する、ブランドのアイコニックな香り“リブレ”。ホリデーシーズンに限定で登場する“リブレ ルパルファム”は、“リブレ”史上もっとも濃厚で深く香る香水。モロッコにあるYSL ウリカ コミュニティガーデンで採取したサフランとジンジャーが調和し、クールなラベンダーのスパイスとして香る。ラストノートでは、柔らかく官能的なハニーアコードがオレンジブロッサムの甘さを研ぎ澄ます。


ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター

価格:5390円

■カラーラインナップ(写真は左から)
・No.122 バーント ゼリージュ(ブリックブラウン)
・No.153 ロゼ ダンテル(ダスティローズピンク)

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」ルージュ ヴォリュプテ シャイン コレクター

 「YSL」を代表するリップカラーといえば、“ルージュ ボリュプテ シャイン”。美容オイル65%のバームスティックが唇になめらかに馴染み、みずみずしく透明感のあるクリアな発色とツヤをかなえる。ホリデーシーズンは、同シリーズの人気色“NO.122 バーント ゼリージュ”と“NO.153 ロゼ ダンテル”がスターモチーフの限定パッケージで登場。ゴールドに輝くパッケージが、ホリデー気分を盛り上げる。


ルージュ ピュールクチュール ノエル コレクター

価格:5940円

■カラーラインナップ(写真は左から)
・No.157 ニュ アンアタンデュ(ブリックブラウン)
・No.1966 ルージュ リブレ(バーントレッド)

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」ルージュ ピュールクチュール ノエル コレクター

 “ルージュ ピュールクチュール”は、鮮やかな発色となめらかな付け心地が特徴のリップシリーズ。その中から、ムッシュ・イヴ・サンローランが1966年に発表した“スモーキングルック”に着想したアイコンカラー“No.1966”と、赤みを帯びたブラウンカラーの“No.157”がスターモチーフの限定パッケージで登場。ケースはゴールドミラーで仕上げ、ラグジュアリーにドレスアップした。


ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド

価格:5500円

■カラーラインナップ(写真は左から)
・No.4 リベンジド レッド
・No.8 フェアレス カーネリアン

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」ルージュ ピュールクチュール ザ ボールド

 今年9月にデビューしたばかりの“ルージュ ピュール クチュール ザ ボールド”は、鮮烈な発色で唇を際立たせるリップスティック。このホリデーシーズンは、既存の7色に加えて新色2色が新たにラインアップされる。“N°4 リベンジド レッド”は華やかで力強いディープレッドで、“N°8 フェアレス カーネリアン”は、個人の魅力を引き出してドレスアップするオレンジブラウン。パッケージには大胆な“YSL”のロゴが輝く。


【11月11日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第二弾

数量限定

公式オンラインブティックで予約受付中
10月21日 全国「イヴ・サンローラン・ボーテ」カウンターで予約開始
11月1日 公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで先行発売
11月2日 伊勢丹新宿店、三越伊勢丹オンラインストア 「ミーコ(MEECO)」で先行発売

 第2弾では、自分へのご褒美やギフトにぴったりな心躍るセットやアドベントカレンダーが登場する。目を引く“YSL アドベントカレンダー”(5万9400円)は人気商品の現品とミニアイテムが24点入った豪華なセット。“リブレ”オーデパルファムとリップカラー“ルージュ ピュール クチュール”をミニサイズで用意した“YSL オーナメント”(5940円)など、手に取りやすいセットもそろっている。


YSL アドベント カレンダー

一部店舗限定

公式オンラインブティックで予約受付中
11月11日 公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで発売

価格:5万9400円

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」YSL アドベント カレンダー

 第2弾の目玉アイテム“YSL アドベントカレンダー”は、長年愛されるアイテムの現品やメイクアップ、スキンケア、フレグランスなどのミニアイテム計24点がドロワーに入っている。見た目にも華やかなこのセットで、ホリデーまでの24日間のカウントダウンを楽しんでみては。


YSL ミニフレグランスセット

価格:9680円

■セット内容
・ブラック OP オーデパルファム 7.5mL
・モン パリ オーデパルファム 7.5mL
・リブレ オーデパルファム 7.5mL

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」YSL ミニフレグランスセット

 ブランドの人気のフレグランスが、お試しにぴったりなミニサイズのセットになって登場。ラインアップしたのは、甘くセンシュアルなホワイトフローラルシプレー“モン パリ オーデパルファム”と自由をテーマにしたジェンダーレスな“リブレ オーデパルファム”、さらにパワフルで中毒になるようなコーヒーフローラルの媚薬“ブラック OP オーデパルファム”の3種類。


モン パリ ギフトセット

価格:1万1000円

■セット内容
・モン パリ オーデパルファム 30mL
・モン パリ ボディローション 50mL
「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」モン パリ ギフトセット

 “モン パリ オーデパルファム”は、恋愛の絶頂を表現したブランドの人気フレグランス。そんな本品を同じ香りのボディーローションをセットにしたのが“モン パリ ギフトセット”だ。ボディーローションは柔らかなミルク状のテクスチャーで、ほのかに甘く香りながら肌をしっとりと保湿する。オーデパルファムとのレイヤリングによって、香りを心ゆくまで楽しむことができる。


YSL オーナメントセット

一部店舗限定

公式オンラインブティックで予約受付中
11月1日 公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで先行発売
11月11日 「アットコスメショッピング(@COSME SHOPPING)」 数量限定発売

価格:5940円

■セット内容
・リブレ オーデパルファム 7.5mL
・ルージュ ピュールクチュール ミニサイズ NO.1 ル ルージュ
ボックスサイズ:高さ70mm 幅70mm 奥行き70mm
「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」YSL オーナメントセット

 アイコニックなフレグランスの一つである“リブレ”のオーデパルファムと、鮮やかな発色とツヤが続くリップカラー“ルージュ ピュールクチュール”のミニサイズがセットに。ボックスは、クリスマスツリーを彩るオーナメントに見立て、ブラックとゴールドのカラーリングで仕上げた。第2弾の中でも手に取りやすい価格の本品は、ギフトにもぴったり。


ラディアント タッチ グロウパクト ノエルセット

一部店舗限定

公式オンラインブティックで予約受付中
11月1日 公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで先行発売
11月11日 公式ショップ 楽天市場店 限定発売

価格:1万4300円

■セット内容
・ラディアント タッチ グロウパクト B10 / B20
・ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ NO.2 ヘルシー グロウ プランバー
・ルージュ ヴォリュプテ シャイン ミニ NO.80 チリ チュニック
・"YSL" オリジナル ポーチ 高さ 170mm 幅 215mm マチ70mm

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」ラディアント タッチ グロウパクト ノエルセット

 今年の「YSL」のセットの中で、唯一限定ポーチが含まれているのがこちら。中身は、トーンアップした“白光肌”をかなえるクッションファンデーション“ラディアント タッチ グロウパクト”の現品と、唇のボリュームアップや保湿、ケアをかなえる“ルージュ ヴォリュプテ シャイン 02リッププランバー”の現品、定番のリップカラー“ルージュ ヴォリュプテ シャイン”のブラウンレッドカラー“NO.80”のミニサイズ。ポーチはブラックをベースにしたスクエア型で、ゴールドの“YSL”ロゴを添えた。


YSL ピュアショット ノエル ミニ セット

価格:9350円

■セット内容
・オールージュ ユイル N ミニサイズ 7mL
・ピュアショット エッセンス ローション ミニサイズ 30mL
・ピュアショット ナイトセラム ミニサイズ 7mL
・ピュアショット クリーム ミニサイズ 7mL

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」 YSL ピュアショット ノエル ミニ セット

 スキンケアにフォーカスしたセット“YSL ピュアショット ノエル ミニ セット”も登場する。内容は導入オイル“オールージュ”のミニサイズと、“ピュアショット”シリーズのスキンケアアイテム。毛穴ケア美容液とクリームをミニサイズで用意し、肌を潤いで満たす化粧水の現品が入っている。1年間頑張った肌を労るセットだ。


オールージュ ラ クレーム エサンシエル

価格:1万5400円

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」 オールージュ ラ クレーム エサンシエル

 ブランドの最高峰クリーム“オールージュ ラ クレーム エサンシエル”から、15mlのミニサイズが登場する。同シリーズは、サフランエキスが複合的なエイジングサインにアプローチする、スキンケアシリーズの最新クリーム。官能的なテクスチャーが移ろいながら五感に響き渡り、肌に恵みを届ける。現品の購入する前に、ミニサイズでお試ししてみては。


【12月1日発売】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ "ホリデーバンケット" 第三弾

数量限定

11月1日 公式オンラインブティックで予約開始
11月11日 全国「イヴ・サンローラン・ボーテ」カウンターで予約開始
11月25日 公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで先行発売

 シーズンのラストを飾る第3弾では、「YSL」のアイコニックなフレグランス“リブレ”にフューチャーしたアイテムや、贅沢なスキンケアセットなどが登場する。“リブレ”からは、乾燥が気になるホリデーシーズンにぴったりなボディーバームがデビュー。さらに、エイジングサインにアプローチする“オールージュ ユイル N ノエル コフレ”を挑戦しやすいミニサイズで集めたセットがお目見えする。


リブレ ギフトセット

一部店舗限定
公式オンラインブティック、表参道フラッグシップブティックで発売

価格:1万6720円

■セット内容(上から)
・リブレ オーデパルファム 50mL
・リブレ ボディバーム 50mL×2
ボックスサイズ:高さ172mm 幅252mm 奥行き46mm

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」 リブレ ギフトセット

 ブランドのアイコニックなジェンダーレスフレグランス“リブレ”の現品サイズとボディバームがセットになった本品。ボディーバームは肌なじみの良いテクスチャーで肌を潤し、フレグランスとのレイヤー使いによって、全身で“リブレ”の香りを堪能できる。ボックスはブラックとゴールドを合わせたデザインで、“リブレ”のボトルデザインとのコントラストが引き立つ。


オールージュ ユイル N ノエル コフレ

11月23日 西武池袋本店先行発売

価格:3万8500円

■セット内容
・オールージュ ラ ローション ミニサイズ 30mL
・オールージュ セラム N ミニサイズ 7mL
・オールージュ ラ クレーム エサンシエル ミニサイズ 7mL
・オールージュ ユイル N 現品サイズ

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」 オールージュ ユイル N ノエル コフレ

 YSL ウリカ コミュニティガーデンで採取したサフランを配合し、エイジングサインにアプローチする“オールージュ”シリーズから、ホリデー限定のセットが発売。導入美容液の現品に、たるみ毛穴もケアする高機能化粧水、輝きをもたらすセラム、4時間で肌を変化させるという新クリームのミニサイズ3点をセットにした。深紅とゴールドのパッケージもホリデーらしい。


リブレ ボディバーム

11月23日 西武池袋本店先行発売

価格:8800円

「イヴ・サンローラン(イブ・サンローラン、YVES SAINT LAURENT、YSL)」 リブレ ボディバーム

 “リブレ”は、クールなラベンダーやフェミニンなオレンジブロッサムが合わさって香る、ブランドのアイコニックな香り。その香りを昇華した“リブレ ボディバーム”が登場する。ほどよくクリーミーなテクスチャーで、ボタニカル成分ヴァーベナを配合している。容量は200mlで、ホリデーシーズンのボディケアアイテムとして日常使いしやすい。


2022年「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレの予約と購入方法

 2022年の「YSL」クリスマスコフレは、以下の3つの方法で予約・購入することができる。中には予約販売の時点で完売する商品もあるため、入手したい商品があれば、予約するのがベターだ。

店舗に電話予約

 現在、全国の「イヴ・サンローラン・ボーテ」カウンターでは、クリスマスコフレの電話予約を受け付けている。発売日以降であれば、予約をした店舗で購入することができるので、発売日に来店できない場合でも安心だ。

店舗に店頭予約

 現在、全国の「イヴ・サンローラン・ボーテ」カウンターでは、クリスマスコフレの店頭予約を受け付けている。発売日以降であれば、予約をした店舗でピックアップできるので、発売日に来店できない場合でも安心だ。

公式オンラインブティックから予約

 現在、第一弾と第二弾は、「YSL」公式オンラインブティックで、予約を受け付けている。近くに店舗がないという方も、速やかに手に入れることができる。


「イヴ・サンローラン」のクリスマスコフレの予約ができるサイト一覧

「イヴ・サンローラン」公式オンラインブティック

送料:8800円以上のお買い物で送料無料


「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレを予約・購入する際の注意点

1.購入サイトで事前に会員登録

 初めて買い物をするサイトでは、利用時に会員登録を求められることもある。受け付け開始と同時にアクセスが集中する人気商品がお目当てであれば、購入時に会員登録で時間を取られるのは避けたいところ。事前に会員登録を済ませておくとスムーズだ。

2.マイページで支払い情報を事前に入力しておく

 会員登録と同様に、当日に時間を取られたくないのが支払い情報の入力。慌ててしまわないよう、事前に済ませておくのがベター。利用するサイトで支払い情報の事前登録ができない場合や、万が一登録を忘れてしまった場合には、代引き決済を選択するのがおすすめだ。そのほか商品の情報の確認など、発売日以前できることは早めに終えておくと安心だ。

3.予約開始10分前にはログインをしておく

 受け付け開始後すぐにお目当ての商品をカゴに入れるために、当日は10分前にログインを済ませるのがよい。時間に余裕があればもう一度、支払い情報の登録が済んでいるかを確認しておきたい。

4.購入したい商品ページを開いておく

 ログインを終えたら、受け付け開始時刻を待たずにお目当ての商品ページを開いておく。受け付けがスタートすると、アクセスが集中して繋がりにくくなることも予想できるため、事前にページを開いておいて待つのが堅実だ。インターネット環境も万全に整った場所で挑みたいところ。

5.購入ボタンが現れたら購入手続きに進む

 受け付け開始時刻になり、開いていた商品ページに購入ボタンが表示されたらすばやく購入手続きに進む。商品によっては“瞬殺”のケースも少なくないため、受け付け開始時刻きっかりに画面の前でスタンバイしておきたい。


まとめ

 今年の「YSL」のクリスマスコフレは、ゴールドの眩いきらめきが気分を盛り上げるラインアップ。マルチに使えるアイシャドウパレットや、ポーチがついた機能的なセット、特別な香水など人気が集中しそうなアイテムもそろっている。お目当ての商品が見つかったら、早めにアクションを起こすのが吉。

The post 【2022年クリスマスコフレ】「イヴ・サンローラン」クリスマスコフレ第1弾は10色セットのアイシャドウパレットや人気アイテムの限定パッケージ 発売日や購入方法まとめ ※随時更新 appeared first on WWDJAPAN.

話題のパッケージフリーの雑貨店も NYで見つけたサステナブルを実践するショップ4選 AMIAYAと学ぶサステナビリティvol6.

 私たちAMIAYAがリアルな目線でサステナビリティを学ぶ本連載。今回は、2年ぶりのニューヨークで見つけたSDGsに取り組むお店を紹介します。日本でもさまざまなエシカルブランドやサステナブルなお店が増えていますが、まだまだ限られているのが現状です。ニューヨークには、今までの常識を変えるような革新的なアイデアや強い信念を持つブランドやお店がたくさんありました。

遊び心溢れるコスメが豊富な「ザ・デトックス・マーケット」

 まず訪れたのは、マンハッタンにある「ザ・デトックス・マーケット(THE DETOX MARKET)」。人や動物、環境に配慮したコスメやビューティアイテムを取り扱うお店です。さまざまなカテゴリーの商品やブランドが豊富で、日本では見たことがない商品がたくさんありました。オーガニックコスメと聞くとシンプルでナチュラルなイメージですが、遊び心のあるパッケージや発色の良いビビットなカラー、バリエーションも多くて驚きました。パッケージには環境配慮マークのほか、“woman owned”というマークを初めて目にしました。“woman owned”は女性が経営するブランドであることを示すものだそうです。ジェンダーの平等や女性のエンパワーメント、SDGsの観点からも、そういったブランドのサポートが出来るのがとても良いなと感じました。

ゼロウエイストを実践する「パッケージフリー」

 次に訪れたのは、ブルックリンにある「パッケージフリー(PACKAGE FREE)」。その名の通り、商品の包装を減らすことがコンセプトで、ゼロウエイストを実践するお店です。店内には計り売りの洗剤や、天然素材のブラシ、布ナプキン、歯磨きタブレットなど、さまざまな雑貨が並んでいました。現代のゴミ問題はとても深刻です。日本人1人が1日当たり出すゴミの量は900g前後と言われています。なかでも、プラスチックゴミにおいては1人あたり(年間)32kg。世界では2番目に多いという結果です。どうすれば日々の生活の中で極力ゴミを出さずに生活出来るのでしょうか。全くゼロにするのはリアリティが無いようにも感じてしまうけど、1つでも2つでもパッケージフリーに変わると、大きなインパクトにつながっていくと思います。日本にもこういったお店がどんどん増えたらいいな。

環境配慮素材で長く履けるのがうれしい「オールバーズ」

 次はサンフランシスコ発祥のスニーカーブランド「オールバーズ(ALLBIRDS)」のソーホー店に行きました。地球環境への配慮をブランド理念に掲げ、商品には化学繊維を使わず、サトウキビなど植物由来の素材や再生ポリエステル、ウールやユーカリなどを使用しています。素材選択の徹底ぶりにも驚きますが、洗濯機で丸洗い出来る点も魅力。汚れやすいスニーカーがすぐ洗えて、きれいに長く使えるのはとってもうれしいですね。履き心地も快適です。

透明性を追求する「リフォメーション」

 最後に訪れたのは、私たちもよく着用しているLA発祥のサステナブルブランド「リフォメーション(REFORMATION)」。“BEING NAKED IS THE #1 MOST SUSTAINABLE OPTION. WE’RE #2(1番サステナブルな選択は裸でいること。2番目は「リフォーメーション」を着ること)”というキャッチフレーズを掲げて、サステナブルファッションを発信しています。スタイリッシュでレディーライクなアイテムや、エッジの効いたアイテムもたくさんあって私達もすごく好きなブランドです。驚くのは高い透明性です。生産工程や原材料の詳細、輸送や梱包などの流通の情報を細かく開示し、商品に対しどれくらい二酸化炭素排出や水使用量、廃棄物を削減できたかといったことまで詳細に明記しています。私たち消費者がファッションを楽しみながら、環境に配慮した選択ができるのはとってもうれしいですよね。

 今回訪れたお店では、SDGsを実践する強い信念にパワーをもらいました。私達もひとつひとつ出来ることを実践していきたいと思わせてくれた時間でした。日本にももっと持続可能なファッションやライフスタイルの選択肢が増えていくことを願っています。

The post 話題のパッケージフリーの雑貨店も NYで見つけたサステナブルを実践するショップ4選 AMIAYAと学ぶサステナビリティvol6. appeared first on WWDJAPAN.

サッカー年間最優秀選手となったカリム・ベンゼマが表彰式に「フェンディ」で登壇

 サッカーフランス代表でスペインリーグのレアル・マドリードに所属するカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)がバロンドール(年間最優秀選手賞)を受賞し、表彰式に「フェンディ(FENDI)」のタキシードで登壇した。

 同タキシードは、表彰式のためにベンゼマが「フェンディ」でビスポークしたもの。シャツはバンドカラーで、その襟型にリンクした蝶ネクタイも特徴的だ。小物使いにもこだわり、ゴールドカラーの細いメタル製眼鏡でジェントリーに装う反面、手元には貴石をあしらったバングルが艶っぽく光る。

 ベンゼマがバロンドールを受賞するのは初。なおベンゼマは、「フェンディ」のスニーカー“フェンディ ファスター”のアンバサダーを務める。

The post サッカー年間最優秀選手となったカリム・ベンゼマが表彰式に「フェンディ」で登壇 appeared first on WWDJAPAN.

ABCマートがENHYPENを起用した「ナイキ」“マノアレザー”のビジュアルを10月27日に公開

 ABCマートは、グローバルボーイグループ・ENHYPENを起用した「ナイキ(NIKE)」の“マノアレザー(MANOA LEATHER)”のビジュアルとムービーを10月27日から、全国のABC マートと公式オンラインストアで公開する。

 ムービーは、プロモーションのテーマ「EXPLORE YOUR NEW STYLE」から、新しいスタイルを探しに踏み出すストーリーになっている。プロジェクションマッピングを使い、“ナイキ マノアレザー”を履いたメンバーが、韓国・ソウルから公園やトレイルを経て東京にたどり着くまでを描いている。

 また、今回のキャンペーンではノベルティーも用意する。10月27日7時以降に公式オンラインストアで、“マノアレザー”を購入したユーザーに先着でオリジナルステッカーをプレゼント。さらに、10月27日から11月13日の期間内に公式インスタグラムアカウントをフォローし、“マノアレザー”を着用した写真と履き心地、またはムービーの感想を指定のハッシュタグとともに投稿したユーザーの中から抽選で6人にENHYPENのポラロイドをプレゼントする。

The post ABCマートがENHYPENを起用した「ナイキ」“マノアレザー”のビジュアルを10月27日に公開 appeared first on WWDJAPAN.

「オニツカタイガー」×「うる星やつら」スニーカーはトラ柄“デレシティ” ラムとあたるを施したウエアとバッグも

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」は、アニメ「うる星やつら」とコラボレーションしたアイテムを10月29日に発売する。同ブランドの一部店舗と公式オンラインストアで取り扱う。

 1980年に放送された「うる星やつら」は、36年ぶりにフジテレビの「ノイタミナ」と系列局で完全新作を放送中だ。「オニツカタイガー」はコラボレーションの一環として、アニメ本編の衣装協力を行っている。

 アイテムは、スニーカーとスエット、トートバッグの3種類をそろえる。スニーカー(税込2万6400円)は、「オニツカタイガー」の厚底シューズ“デレシティ(DELECITY)”をベースに、アイコニックなトラ柄をあしらったデザイン。第3話でヒロインのラムが履いているという。スエット(同2万4200円)は、同ブランドのウエアとシューズを着用したキャラクターをプリントしている。トートバッグ(同8800円)はモノクロのラムを施していて、取り外し可能なショルダーストラップが付属する。

 発売を記念し、10月29日〜11月6日に「オニツカタイガー」渋谷2店でポップアップをオープンする。近未来の渋谷を舞台にしたスペシャルムービーの世界観を体験できるほか、コラボアイテムの販売や描き下ろしたビジュアルの展示を行う。

The post 「オニツカタイガー」×「うる星やつら」スニーカーはトラ柄“デレシティ” ラムとあたるを施したウエアとバッグも appeared first on WWDJAPAN.

「楽天ファッション」のトップ松村氏が楽天グループの常務執行役員に昇格

 「楽天ファッション」「ラクマ」事業を率いる松村亮・楽天グループ上級執行役員は10月14日付で、常務執行役員に昇格した。松村氏は慶應義塾大学を卒業後、ロンドン大学修士、エンジニアや東京とロンドンでの外資系戦略コンサルを経て、2013年8月に楽天入社。社長室や楽天USA ヴァイスプレジデントを経て、17年に執行役員、22年4月に上級執行役員マーケットプレイス事業デピュティヴァイスプレジデントに就任していた。2019年に楽天グループがファッション部門のテコ入れを開始後は、冠スポンサーとなっている「楽天 ファッション ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)」や、「楽天ファッション」へのラグジュアリーブランドの導入、ファッションブランド/企業のDX支援を行う「楽天ファッション オムニチャネルプラットフォーム(Rakuten Fashion Omni-channel Platform以下、RFOP)」をリリースするなど、「楽天ファッション」事業の陣頭指揮を執っている。

The post 「楽天ファッション」のトップ松村氏が楽天グループの常務執行役員に昇格 appeared first on WWDJAPAN.

「ジーユー」銀座の新店は予約制で1時間の接客サービス実施 カラー、骨格診断から着こなし提案

 「ジーユー(GU)」は10月21日、東京・銀座に、同地区で2店舗目となる旗艦店をオープンする。接客強化を掲げており、販売員約150人のうち、60人をジーユー独自の認定試験に合格した販売員“おしゃリスタ”で構成。ウェブ予約制でパーソナルカラー診断や骨格診断を盛り込んだスタイリング提案も実施する。客自身が商品を探すセミセルフ方式がメインであるのは他店と変わらないが、“おしゃリスタ”による接客でECでは味わえない「満足度の高い買い物体験」(柚木治社長)を提供する。

 店があるのは、「ユニクロ トウキョウ(UNIQLO TOKYO)」が1〜4階に入るマロニエゲート銀座2の5階。売り場面積は約1420平方メートルで、ウィメンズ、メンズ、キッズ、ベビーを扱う。4フロア構成の「ユニクロ」に比べるとかなり商品がみっちりと置かれている印象だが、さらにその中に「通常、大型店で使用するマネキンの2倍の数のマネキンを設置」。スタイリングの幅を見せることがその狙いだ。

 店内の目立つ柱4本の周りは“おしゃリスタ”によるスタイリング提案を打ち出すスペースとなっており、その名も“おしゃ柱”。柱の近くに“おしゃリスタ”が待機するようにして接客につなげる。また、“おしゃリスタ”の顔写真や得意なスタイリングを記したボードも柱に掲示し、QRコードから予約制の接客サービスに申し込めるようになっている。予約制の接客は1人1時間をめどに行い、オープン前日の時点で既に30人ほどから予約が入っているという。

 オープン日から11月6日までは、店内にパーソナルカラー診断や骨格診断用のチャート表も掲出し、接客予約をしていない客もセルフチェックの形で気軽に診断ができるようにしている。

 シューフィッターを店頭に配置しているのも同店の特徴だ。オフィス街である有楽町に近い同店はきれいめパンプスなどを求める客が多いと見て、シューズ類は超大型店並みのフルラインアップを陳列。足のサイズを3D計測できる診断機も設置し、シューフィッターのガイダンスを聞きながら、または客自身で診断が進められるようになっている。

 ジーユーは出店再強化の中で、今秋冬は国内25店の出店を予定している(移転リニューアル含む)。その中でも、10月28日にオープンする大阪・天王寺ミオ5階の店舗、ルミネ横浜6階の店舗とこの銀座店は、EC時代に実店舗ならではの体験価値を打ち出す戦略的な店舗となっている。

The post 「ジーユー」銀座の新店は予約制で1時間の接客サービス実施 カラー、骨格診断から着こなし提案 appeared first on WWDJAPAN.

サムスン電子が「メゾン マルジェラ」とのコラボを発表 Galaxyシリーズで

 韓国のサムスン電子は、同社が展開しているモバイルブランド「サムスンギャラクシー(Samsung Galaxy)」と「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」とのコラボレーションを同社のギャラクシー(Galaxy)シリーズの公式インスタグラムで発表した。

 投稿には「A beautiful juxtaposition of state-of-the-art technology and haute couture(最先端テクノロジーとオートクチュールの美しい並置)」とのテキストを添えている。詳細はまだ発表されていない。

 同社は過去に「トム ブラウン(THOM BROWNE)」や「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」ともコラボレーションしている。

The post サムスン電子が「メゾン マルジェラ」とのコラボを発表 Galaxyシリーズで appeared first on WWDJAPAN.

「ザボディショップ」の“ホワイトムスクフォーメン”が刷新 より爽やかに進化

 「ザボディショップ(THE BODY SHOP)」は11月2日、人気フレグランス・ホワイトムスクシリーズの“ホワイトムスクフォーメン”を刷新し、“ブルームスク”シリーズとして新たに発売する。トップノートにベルガモットを加え、より爽やかな香りに進化させた。

 ラインアップはヘア&ボディーシャンプーの“ブルームスク ヘア&ボディウォッシュ”(250mL、税込2200円 以下同)、ヘア&ボディー用の“ブルームスク フレグランスミスト”(100mL、2750円)、“ブルームスク オードトワレ”(60mL、4620円)の3種。ミドルノートにはフレッシュラベンダーやゼラニウム、ラストノートはサンダルウッドとムスクをブレンドした。

 なお、“ヘア&ボディウォッシュ”にはコミュニティフェアトレードでインドから調達したリサイクルプラスチックを含むパッケージを採用し、使用後のリサイクルを可能とした。フレグランスミストやオードトワレのボトルもリサイクルガラスを使用している。

The post 「ザボディショップ」の“ホワイトムスクフォーメン”が刷新 より爽やかに進化 appeared first on WWDJAPAN.

「G-SHOCK」が40周年を記念してNYのグラフィティー・アーティストとのコラボモデルを発売

 「G-SHOCK」は10月28日、ニューヨークを拠点に活動するグラフィティー・アーティストのエリック・ヘイズ(Eric Haze)とのコラボモデル“GMW-B5000EH”を発売する。2023年4月に「G-SHOCK」が40周年を迎えることを記念したもので、価格は9万6800円(税込)だ。

 コラボとしては初のフルメタルモデルで、「G-SHOCK」初号機のデザインを継承する“GMW-B5000D”をベースとする。ブラックIP(イオンプレーティング)加工を施したバンドに、レーザーでヘイズのアートを描き出す。また、ライトを点灯すると文字盤にヘイズのロゴが浮かび上がり、裏ぶたにはヘイズがデザインした40周年記念ロゴを刻印する。

 「G-SHOCK」とヘイズはこれまでも、同ブランドの周年ロゴをデザインしたり、渋谷店にハンドペイントアートを展示したりするなど協業してきた。

The post 「G-SHOCK」が40周年を記念してNYのグラフィティー・アーティストとのコラボモデルを発売 appeared first on WWDJAPAN.

「ディオール」から“ディオール エッセンシャル”コレクションの新作 スニーカーやパーカを用意

 「ディオール(DIOR)」は、タキシードからスエットまでメンズウエアの基本を再考し、同ブランドのシンボルを再解釈するコレクション“ディオール エッセンシャル”から新作を発売した。

 価格は、「ディオール」の象徴である“CD ダイヤモンド”を用いた“サドル”バッグが39万6000円(税込、以下同)、“ディオール オブリーク”をあしらったスニーカーが14万5000円など。

The post 「ディオール」から“ディオール エッセンシャル”コレクションの新作 スニーカーやパーカを用意 appeared first on WWDJAPAN.

「ゾフ」がアニメ「ハンターハンター」と初コラボ 6人のキャラクターをモチーフに

 眼鏡ブランド「ゾフ(ZOFF)」はこのほど、アニメ「ハンターハンター(HUNTER×HUNTER)」と初のコラボレーションしたアイウエア6型の受注予約販売を公式オンラインストアで開始した。期間は11月23日までで、2023年7月ごろに配送する。

 各キャラクターをモチーフにデザインしたコラボは、メガネフレーム5型とサングラス1型の計6型を用意する。価格はメガネフレームがセットレンズ代込みで税込1万1100円、サングラスが同8800円。同コラボのために描き下ろしたイラストがデザインされたメガネ拭きが付属する。

 「ゴン」をモチーフにしたスクエア型のメガネは、グリーンの衣装をテンプルと芯金の模様で表現したほか、テンプルエンドにはジャジャン拳のメタルプレートなどをあしらった。「キルア」をモチーフにした細身のメガネは、電気をイメージしたテンプルが特徴。テンプルエンドには電気を模した形を施したほか、ヨーヨーのメタルプレートを埋め込んだ。「クラピカ」のメガネは、クルタ族ならではの“緋の眼”をフロントサイドに表現した。「ヒソカ」をモチーフにしたメタルフレームのメガネは、顔の模様やトランプマークを随所にデザインした。「クロロ」をモチーフにしたメガネは、黒縁ベースのフレームで、テンプルエンドには蜘蛛のプレートを埋め込んだ。「レオリオ」をモチーフにしたサングラスは、自身が作中でいつもかけているサングラスを忠実に表現し、テンプル内側にはレオリオのハンター文字を印字した。

 また、一部店舗ではコラボコレクションのタッチ&トライコーナーを設置し、予約した客に先着でオリジナルステッカーを数量限定でプレゼントするほか、グランド東京渋谷店にはメインキャラクターの等身大パネルが登場する。

The post 「ゾフ」がアニメ「ハンターハンター」と初コラボ 6人のキャラクターをモチーフに appeared first on WWDJAPAN.

無添加石けんで海の環境改善 シャボン玉石けんが実証実験を報告

 無添加石けんで知られるシャボン玉石けんはこのほど、福岡県宗像市地島(じのしま:玄界灘と響灘の境界部に面する周囲9.3km、人口約140人の島)で実施した「未来の海を守る 島まるごと無添加石けん生活~ 生活排水の環境及び生物に対する影響に関する実証実験プロジェクト~」の結果を発表した。これは、宗像市、九州環境管理協会、山口大学大学院創生科学研究科と合同で生活排水が環境や生物へ及ぼす影響について、洗浄剤(洗濯用、台所用、シャンプーなど)として「石けん」を使う前後でどのような変化があるのかを調査するもの。地島の一般家庭約60世帯、地島小学校、漁村留学センター「なぎさの家」で、2021年9月から11月までの3カ月間、洗浄剤に石けんを使用し、実証実験前後の水質や生物の分析を行い、生活排水による環境影響を調査した。島民へのアンケート結果では約80%以上が何らかの無添加石けん商品を使用したという。

 その結果、石けんに切り替えたことで、下水処理場から海に放流されるは、処理後の水の汚れが少なくなり、下水処理場の曝気槽(水をきれいにする施設)にいる微生物は、微生物の種類・量が増えていることが分かったという。また、汚泥状況が良好な場合に現れる菌が確認され、曝気槽水をきれいにする施設)の環境に良い影響を与えたと考えられると発表した。

 無添加石けんに限らず、合成洗剤や化学物質の安全性など洗濯が与える海洋汚染の影響の調査は難しく、同プロジェクトのような地域単位での実証実験は業界内でも珍しいといえる。”真っ白に見せる”ための添加物や“香りや肌触りのよさ”をうたった柔軟剤など合成洗剤が衣類に残ったときの影響や排水後に環境に与える影響を明らかにすることは難しい。他方で石けんも水を多く使う点や、 硬水で利用した場合、ミネラルと結び付いて石鹸カスになり洗浄力が弱まるといった課題もある。

 環境負荷を軽減したいと考えるなら、着たから洗うから汚れたから洗うへと、洗濯そのものを見直すこと、現代人にはハードルが高いが洗濯機ではなく手洗いすること、洗濯機を用いる場合は、低環境負荷の洗剤を選び、洗濯バッグを活用することが推奨される。

The post 無添加石けんで海の環境改善 シャボン玉石けんが実証実験を報告 appeared first on WWDJAPAN.

宮永えいとの「レタッチ」からヘア&スカルプケアシリーズが登場 カスタマイズ&サブスクで男性の悩みに寄り添う

 現役美容師で人気ユーチューバーの宮永えいとCiiK代表がプロデュースする身だしなみブランド「レタッチ(RETOUCH)」は、ヘア&スカルプケアシリーズ“レタッチ ユー(RETOUCH YOU)”を立ち上げ、シャンプー・トリートメント(全5種、各税込3300円)を10月25日に発売する。販売は公式ECサイトで行う。

 “レタッチ ユー”は人によって異なる毛髪や頭皮の悩みを、プロダクトの組み合わせをカスタマイズすることで解決に導く、カスタマイズシャンプー&トリートメント。シャンプーは、乾燥した頭皮や髪に潤いを与える“モイスト”、髪にハリコシを与え頭皮の潤いバランスを整える“バウンス”、頭皮のベタつきを抑えさらさらな髪を目指す“クリア”の3種をラインアップする。トリートメントは、ダメージを補修しまとまりのある柔らかな質感を与える“スムース”、髪にさらさら感を与え頭皮にも優しい“スパ”の2種をそろえる。

 公式ブランドサイトには、ウェブ診断システムを導入。ユーザーは全12の質問に答えることで、6000以上のカウンセリングパターンから自分に合ったシャンプー・トリートメントの組み合わせを見つけることができる。診断結果には、「現在の毛髪・頭皮の状態」、研究員からの「シャンプー選びのアドバイス」、スタイリストからの「スタイリングのアドバイス」も表示される。なお、シャンプー・トリートメントのセットが10%オフの税込5940円で、30日に1度届く定期購入プランも用意し、男性の継続的なヘア&スカルプケアをサポートする。

 宮永CiiK代表は、“レタッチ ユー”の発売に至るまで、1年半もの歳月がかかったと振り返る。企画は男性の洗髪、つまりはシャンプー習慣における課題を見つけるところからスタート。自身のフォロワーやインフルエンサー、美容師の協力を得て、髪や頭皮の悩みにまつわるアンケート調査を重ねた。

 「想定していた頭皮の臭いやフケといった悩みだけでなく、意外にもうねりやくせなど髪の毛にまつわる悩みもあることが分かった。背景には長さのあるスタイルを選ぶ人が増えていることや、きれいな髪でいた方が“映える”スタイルが増えているから、男性にもヘアケアが必要になっていると分析している。そもそもスカルプケアの文脈は男性市場には根付いているが、10年前、20年前には顕在化していなかった男性のヘアケアへのニーズが高まっていることが分かった」(宮永CiiK代表)。こういったことから、ヘアケアもスカルプケアも、どちらもかなう設計を検討。1種類ではあらゆる毛髪や頭皮の悩みをカバーできないと、全5種類の展開を決定した。

 さらに男性の「プロダクト選びが難しい」という声や、おすすめされるとプロダクトの購入に至る男性顧客が多いという美容師経験から、ウェブ診断の制作を決定。6000パターンにものぼるカウンセリングパターンの組み合わせを1つ1つ導き出し、精度を磨いた。「せっかく良いものを1度購入しても、美容室に行かないと購入できないとなると、リピートにつながらない。せっかく納得いくものをお金をかけて購入したのなら、離脱してしまうのはもったいないと思い、定期購入を導入した。自分に合うシャンプー・トリートメントを使い続けたら毎日のヘアケアやスタイリングがグッと楽しくなる」とヘアケア&スカルプケアの習慣化を伴走するために導入した定期購入プランへの思いも語る。

The post 宮永えいとの「レタッチ」からヘア&スカルプケアシリーズが登場 カスタマイズ&サブスクで男性の悩みに寄り添う appeared first on WWDJAPAN.

「リーボック」が米スニーカーショップ「コンセプト」とコラボ “1996年”をテーマにしたスニーカーを発売

 「リーボック(REEBOK)」は10月22日、米国のスニーカー&ストリートウエアショップ「コンセプト」とコラボしたスニーカー“クエスチョン ミッド セレブレート ‘96”を発売する。価格は2万900円(税込)で、「リーボック」渋谷店と原宿店、同ブランドの公式オンラインショップで扱う。

 アレン・アイバーソン(Allen Iverson)を筆頭に、“史上最高”と称されるNBAの1996年ドラフト組に敬意を表したもので、アイバーソンの最初のシグネチャーシューズである“クエスチョン ミッド”を題材とする。なお、96年はコンセプトがオープンした年でもある。

 大胆なマルチカラーが特徴で、アッパーには異素材をミックスする。また、かかとにはコラボロゴと“‘9”“6”の文字をあしらう。パッケージも、コンセプトのアーカイブ広告をオマージュした特別仕様だ。

 コンセプトは1996年、米国・ボストンにオープン。ストリート・スケートボード・ファッションの世界をいち早く融合させたショップとして知られる。現在はニューヨーク、ドバイ、上海にも店舗を持つ。

The post 「リーボック」が米スニーカーショップ「コンセプト」とコラボ “1996年”をテーマにしたスニーカーを発売 appeared first on WWDJAPAN.

スパーティー社外取締役に日本ロレアル人事部長が就任 パーソナライズヘアケア「メデュラ」などを展開

 スパーティー(SPARTY)は、大田浩充・日本ロレアル 副社長兼人事本部長を社外取締役として選任し、9月30日付で就任したことを発表した。

 同社は、今年5月に仏・ロレアルグループ(L’OREAL GROUP)のコーポレート・ベンチャーキャピタルファンドBOLD(Business Opportunities for L’oreal Development)を引き受け先として、第三者割当増資による資金調達を実施。

 大量生産・大量消費で誰もが「同じもの」を選ぶ“マスの時代”、その後インターネットが普及し誰もが「評判」で選ぶ“ブランドの時代”、そしてこれからは自分に合ったものを簡単に「自分で作る」、“パーソナライズの時代”という流れが国際的にも高まりつつある。この流れの中で、スパーティーは「自分にマッチするものを探すのは難しい」という普遍的課題に対して、答えを提示するのではなく悩みを分かち合いながらデイリーケアをサポートし、リアルとデジタルを融合させたサービスとして提供することで、既存産業の変革を目指し、ロレアルグループとの取り組みを進めている。

 今回の大田・副社長兼人事本部長の社外取締役就任によって、両社の連携を強化するとともに、より優れた顧客体験の構築を行う。

 スパーティーは17年7月に創業。“一人ひとりの個性を価値化したい”という思いのもと、「色気のある時代を創ろう」をミッションに、パーソナライズを基軸としたD2Cブランドを展開する。パーソナライズヘアケア「メデュラ(MEDULLA)」、パーソナライズスキンケア「ホタル パーソナライズド(HOTARU PERSONALIZED)」、パーソナライズボディメイク「ウェイトレス(WAITLESS」の3ブランドを主軸に展開し、累計会員数は50万人を超える(22年2月時点)。

The post スパーティー社外取締役に日本ロレアル人事部長が就任 パーソナライズヘアケア「メデュラ」などを展開 appeared first on WWDJAPAN.

モンベルが奈良に最大店舗 辰野会長「これからは地方の時代」

 アウトドア用品大手のモンベルは、同社最大の旗艦店「モンベル アウトドアヴィレッジ奈良店」を奈良市内の幹線道路沿いに20日オープンした。国内127店舗目の直営店で売り場面積は約2500平方メートル。直営飲食店「ベルサイドカフェ」を併設し、総店舗面積は約3300平方メートルとなる。

 自社ブランド「モンベル」の登山用具を中心にクライミング、キャンプ、自転車、パドルスポーツ、フィールドウエア、ファクトリーアウトレットなど全カテゴリーをそろえ、商品点数は約2万5000点にのぼる。日本正規代理店を務める韓国のアウトドアブランド「ヘリノックス」なども取り扱う。奈良のご当地デザインアイテムとして人気の鹿や寺などをプリントした限定Tシャツ、マグカップ、クリアボトルも販売する。

 店内と屋外の広い空間を生かして、擬似体験できるのも特徴だ。

 店内には高さ10mのクライミング体験用ピナクル(人工の岩壁)を設置した。大人だけでなく子供も本格的なクライミングを安全に楽しめる。パドルスポーツコーナーには、フォールディングカヤックのオリジナルブランド「アルフェック」をはじめ、さまざまなブランドのカヌー、カヤック、SUPを約30艇展示する。屋外にはカヤック体験ができる池も設けた。

 サイクリングコーナーには、オリジナルブランド「シャイデック」を中心に本格的なロードバイクから子供用まで常時100台を置く。併設したサービスピットでは、専門知識を持つスタッフが常駐し、点検・整備を受け付ける。

 テラス席を含めて54席のカフェでは、焼きたてのナンが付いたカレーセットや窯焼きのナポリピッツァなどを提供する。買い物の合間にくつろげて、長く滞在できる。

 世界最大店舗を奈良に出店した理由について、辰野勇会長兼CEOは「自分が奈良に住んでいて、近くに自分の居場所があれば、楽しめると思ったから。縁があってこれだけ大きな物件を取得できたが、着工から足かけ3年がかかった。当社のビジネスは店作りも物作りも、採算を優先してやっているわけではない。自分が一番楽しめる店、自分が欲しいと思うものを作ってきた。ここで面白いことをやっていれば、モンベルを知らない人にも来てもらえると思う」ときっぱり。

 モンベルは他のアウトドアブランドが出店しないような地方への出店を増やしている。北海道の大雪山のふもとにある東川町、島根県の大山町、四国の中心に位置する高知県の山間部の本山町などは、アウトドアレジャーもさかんな地域だが、人口は少ない。農業や林業に従事する地元住民に向けたウエアなども売る。

 4月には人口わずか2300人の北海道・南富良野に道内最大店舗をオープンした。その際も「勝算があったわけではなかった。地元の熱い思いとチャンスとそれに応えたいというわれわれの思いがあり、実現した」(辰野会長)。半年経った今も南富良野店の売り上げは絶好調という。広域からも同店をめざして客が集まる。一方で都心の東京・六本木ヒルズ店は売り上げ不振で21年12月に撤退した。

 「これがいまの日本の現状。都心のマーケットもようやく回復してきたが、都会が空洞化し苦戦する一方、地方の店が健闘している。キャンプブームとは思っていないが、アウトドア人気で、まさにこれからは地方の時代だと思っている」

 同社の21年8月期のグループ売上高は約850億円。22年8月期は前期比20%増で推移した。有料会員組織「モンベルクラブ」の会員数は、21年6月に100万人を突破。この1年間で新規会員が10万人増えている。

The post モンベルが奈良に最大店舗 辰野会長「これからは地方の時代」 appeared first on WWDJAPAN.

繊維から生まれた“土”、「トゥッティ」が広がるワケ

 服地卸の最大手スタイレム瀧定大阪が昨年スタートした「プラスグリーンプロジェクト」が今、大きな広がりを見せている。同プロジェクトは従来廃棄される衣類などのポリエステル繊維をリサイクルした培地「トゥッティ」を用いて、緑を増やし未来へとつなぐ取り組み。協業先はアパレルブランドや園芸会社、商業施設など多岐にわたり、プロジェクト発足から1年余りで60件以上の実績を残している。そこに共通するのは、サステナビリティを身近に感じるライフスタイルの提案だ。

様々な企業・ブランドとコラボ、
店頭での強いVPで集客にも寄与

 「プラスグリーンプロジェクト」の中心となる、ポリエステル繊維リサイクル培地「トゥッティ」は、普段着用している衣料品などを廃棄するのをやめよう、循環させて緑を増やそう…そんな思いから誕生した。オーケストラ全員で合奏することを「トゥッティ」ということに由来し、全ての人が演奏することで素晴らしい音楽が生まれる、そんな存在でありたいとの願いが込められている。ロゴにリピート記号が付いているのはリサイクルすることで、資源を循環させることを目指しているから。「おしゃれを楽しみながら緑を育てる」、この循環に参加することで、共に環境に優しい未来を生み出す。それは「プラスグリーンプロジェクト」の活動全般に通じている。象徴的な事例の一つが、6月に愛知県名古屋市のイオンモール大高にオープンした「ジーナシス」国内最大規模の店舗での取り組みだ。ユニバーサル園芸社と協業し、「トゥッティ」や「トゥッティ」を使用した観葉植物の販売とともに、同店では「トゥッティ」の原料となるポリエステル素材の衣料品回収キャンペーンも実施。その回収ボックスもポリエステル繊維をリサイクルしたフェルトの「トゥッティボード」で作った。店頭のディスプレイとしても使うことで、衣料品の回収、それをリサイクルした土、その土で栽培された植物、という循環を具体的に見せた。また、自分の生活の中の一部として、衣類から植物への循環を、来店客に感じてもらうとともに、サステナビリティの取り組みに興味を持たせ、店内へと足を進めさせる効果もあったという。

大型商業施設と組んだワークショップも

 サステナビリティを生活の一部として感じる取り組みは、商業施設でのイベントなどでも行われている。今春は阪急西宮ガーデンズで開催されたSDGs推進活動「ぎゅうっと未来 阪急西宮ガーデンズ」で、「不要になった洋服を捨てないアイデア」をテーマに、家族そろって参加できるワークショップを開催した。参加にあたっては、自宅の不要な洋服を持参してもらい、「トゥッティ」を使った植木鉢を製作。それを家に持ち帰り、廃棄される衣料品回収から緑を育てる循環を体験するという試みだ。プロジェクト発足時から一つの目標にしていた緑化事業もすでに実現しており、プロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」が若者文化発信拠点として運営する「カワサキ文化会館」の屋上約80m²に「トゥッティ」を敷き詰め、食育や地産地消の促進を目的とする屋上菜園「アンドワンファーム」を誕生させた。ここで栽培される野菜は、クラブハウスで提供する選手の食事の材料などに活用予定。将来的には、試合会場で回収した衣類も「トゥッティ」の一部になり、チームを中心とする環境の中で循環することを検討している。

ファッションを入り口に、
コスメなど多彩な“共創”も

 同プロジェクト発足時から取り組んでいるのが、淡路島パルシェが運営する「パルシェ 香りの館」内にオープンした「スタイレムアグリラボ」だ。ここは「トゥッティ」の生育実証の場、知見を広げる場であり、「トゥッティ」を開発したアースコンシャスや近畿大学と共に、最新設備のもと、約20種類の果樹・野菜を栽培している。すでにこのラボで栽培したハーブを原料とする、ローズゼラニウムやハッカのエッセンシャルオイルの製造・販売がスタート。8月に合同展示会「JUMBLE TOKYO」に出展したところ、大きな反響があり、新たなコラボ企画創出の機会となった。このラボのような「トゥッティ」を使った農園はほかの場所でも増え、井入農園では和ハーブ、山本農園ではストックの栽培が進んでいる。ほかにも、ノベルティーやオリジナル商品の開発、植栽ディスプレー、「トゥッティボード」を使ったバッグの製作など、ブランドの世界観とリンクさせながら、サステナブルを身近に感じられる数々の提案を行っている。「入口は繊維だが、出口は新規事業。業界の枠を意識せずさまざまな企業と協業していく」と同プロジェクトを担当するスタイレム瀧定大阪R & D部R & D室の坂本和也氏。今後は「衣料品を回収するアップサイクル事業、グリーンの販売やレンタル事業、緑化事業を含めた空間プロデュース、「スタイレムアグリラボ」の発展など、それぞれの分野での広がりを見据えている」と言う。2025年に開催される大阪・関西万博の参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」にも参画し、さらなる共創を呼びかけている。

繊維から生まれた土
「トゥッティ」とは?

 「トゥッティ」は、従来なら廃棄されていたポリエステル繊維を主体に人工ゼオライトを特殊混合して作られた“繊維から生まれた土”。従来の培養土と同じように、花でも野菜でもハーブでも育てることができる。非常に軽量のため運搬や栽培作業が容易、虫が発生しにくく室内栽培に適している(無機肥料使用の場合)、経年劣化が生じにくいなど、扱いやすさも大きな特長だ。現在、自社ECのほか、竹中庭園緑化のショップや公式オンラインショップなどでも販売されている。

問い合わせ先
スタイレム瀧定大阪
06-4396-6534

The post 繊維から生まれた“土”、「トゥッティ」が広がるワケ appeared first on WWDJAPAN.

繊維から生まれた“土”、「トゥッティ」が広がるワケ

 服地卸の最大手スタイレム瀧定大阪が昨年スタートした「プラスグリーンプロジェクト」が今、大きな広がりを見せている。同プロジェクトは従来廃棄される衣類などのポリエステル繊維をリサイクルした培地「トゥッティ」を用いて、緑を増やし未来へとつなぐ取り組み。協業先はアパレルブランドや園芸会社、商業施設など多岐にわたり、プロジェクト発足から1年余りで60件以上の実績を残している。そこに共通するのは、サステナビリティを身近に感じるライフスタイルの提案だ。

様々な企業・ブランドとコラボ、
店頭での強いVPで集客にも寄与

 「プラスグリーンプロジェクト」の中心となる、ポリエステル繊維リサイクル培地「トゥッティ」は、普段着用している衣料品などを廃棄するのをやめよう、循環させて緑を増やそう…そんな思いから誕生した。オーケストラ全員で合奏することを「トゥッティ」ということに由来し、全ての人が演奏することで素晴らしい音楽が生まれる、そんな存在でありたいとの願いが込められている。ロゴにリピート記号が付いているのはリサイクルすることで、資源を循環させることを目指しているから。「おしゃれを楽しみながら緑を育てる」、この循環に参加することで、共に環境に優しい未来を生み出す。それは「プラスグリーンプロジェクト」の活動全般に通じている。象徴的な事例の一つが、6月に愛知県名古屋市のイオンモール大高にオープンした「ジーナシス」国内最大規模の店舗での取り組みだ。ユニバーサル園芸社と協業し、「トゥッティ」や「トゥッティ」を使用した観葉植物の販売とともに、同店では「トゥッティ」の原料となるポリエステル素材の衣料品回収キャンペーンも実施。その回収ボックスもポリエステル繊維をリサイクルしたフェルトの「トゥッティボード」で作った。店頭のディスプレイとしても使うことで、衣料品の回収、それをリサイクルした土、その土で栽培された植物、という循環を具体的に見せた。また、自分の生活の中の一部として、衣類から植物への循環を、来店客に感じてもらうとともに、サステナビリティの取り組みに興味を持たせ、店内へと足を進めさせる効果もあったという。

大型商業施設と組んだワークショップも

 サステナビリティを生活の一部として感じる取り組みは、商業施設でのイベントなどでも行われている。今春は阪急西宮ガーデンズで開催されたSDGs推進活動「ぎゅうっと未来 阪急西宮ガーデンズ」で、「不要になった洋服を捨てないアイデア」をテーマに、家族そろって参加できるワークショップを開催した。参加にあたっては、自宅の不要な洋服を持参してもらい、「トゥッティ」を使った植木鉢を製作。それを家に持ち帰り、廃棄される衣料品回収から緑を育てる循環を体験するという試みだ。プロジェクト発足時から一つの目標にしていた緑化事業もすでに実現しており、プロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」が若者文化発信拠点として運営する「カワサキ文化会館」の屋上約80m²に「トゥッティ」を敷き詰め、食育や地産地消の促進を目的とする屋上菜園「アンドワンファーム」を誕生させた。ここで栽培される野菜は、クラブハウスで提供する選手の食事の材料などに活用予定。将来的には、試合会場で回収した衣類も「トゥッティ」の一部になり、チームを中心とする環境の中で循環することを検討している。

ファッションを入り口に、
コスメなど多彩な“共創”も

 同プロジェクト発足時から取り組んでいるのが、淡路島パルシェが運営する「パルシェ 香りの館」内にオープンした「スタイレムアグリラボ」だ。ここは「トゥッティ」の生育実証の場、知見を広げる場であり、「トゥッティ」を開発したアースコンシャスや近畿大学と共に、最新設備のもと、約20種類の果樹・野菜を栽培している。すでにこのラボで栽培したハーブを原料とする、ローズゼラニウムやハッカのエッセンシャルオイルの製造・販売がスタート。8月に合同展示会「JUMBLE TOKYO」に出展したところ、大きな反響があり、新たなコラボ企画創出の機会となった。このラボのような「トゥッティ」を使った農園はほかの場所でも増え、井入農園では和ハーブ、山本農園ではストックの栽培が進んでいる。ほかにも、ノベルティーやオリジナル商品の開発、植栽ディスプレー、「トゥッティボード」を使ったバッグの製作など、ブランドの世界観とリンクさせながら、サステナブルを身近に感じられる数々の提案を行っている。「入口は繊維だが、出口は新規事業。業界の枠を意識せずさまざまな企業と協業していく」と同プロジェクトを担当するスタイレム瀧定大阪R & D部R & D室の坂本和也氏。今後は「衣料品を回収するアップサイクル事業、グリーンの販売やレンタル事業、緑化事業を含めた空間プロデュース、「スタイレムアグリラボ」の発展など、それぞれの分野での広がりを見据えている」と言う。2025年に開催される大阪・関西万博の参加型プログラム「TEAM EXPO 2025」にも参画し、さらなる共創を呼びかけている。

繊維から生まれた土
「トゥッティ」とは?

 「トゥッティ」は、従来なら廃棄されていたポリエステル繊維を主体に人工ゼオライトを特殊混合して作られた“繊維から生まれた土”。従来の培養土と同じように、花でも野菜でもハーブでも育てることができる。非常に軽量のため運搬や栽培作業が容易、虫が発生しにくく室内栽培に適している(無機肥料使用の場合)、経年劣化が生じにくいなど、扱いやすさも大きな特長だ。現在、自社ECのほか、竹中庭園緑化のショップや公式オンラインショップなどでも販売されている。

問い合わせ先
スタイレム瀧定大阪
06-4396-6534

The post 繊維から生まれた“土”、「トゥッティ」が広がるワケ appeared first on WWDJAPAN.

「ディーゼル」からグレン・マーティンス初監修のジェンダーフリーフレグランスが登場

 「ディーゼル(DIESEL)」は10月20日、グレン・マーティンス(Glenn Martens)クリエイティブ・ディレクターが初めて監修したフレグランス「ディー・バイ・ディーゼル(D BY DIESEL)」(100mL、税込1万3200円/50mL、同9900円/30mL、同6600円)を発売する。

 ブランド初となるジェンダーフリーのフレグランスとなる同製品は動物由来成分を使わず、サステナブルな方法で調達されたマダガスカル産のバーボンバニラ、プロヴァンス産のディーヴァラベンダーなどクリーンな原材料を使用した。

 トップノートのスパイシーなジンジャーとベルガモットからデニムコットンやラベンダーへ移り変わり、ラストノートは官能的なバーボンバニラへと変化する。ボトルはブランドロゴを握りつぶしたようなデザインで、素材の25%はリサイクルされた透明なガラスを使った。また、今回初めて詰め替えが可能となっており、150mLのリフィル(同1万4300円)も同時発売する。

 キャンペーンムービーもグレン・クリエイティブ・ディレクターが監修。キャストにはアーティストでトランスジェンダー権利活動家のエラ・スナイダー(Ella Snyder)、俳優のディケン・ブルーマン(Deaken Bluman)、TikTokerのネイサン・ホプキンソン(Nathan Hopkinson aka Curlyfrysfeed)、イメージメーカーでDJ、ラッパーのOmizsらが登場する。

The post 「ディーゼル」からグレン・マーティンス初監修のジェンダーフリーフレグランスが登場 appeared first on WWDJAPAN.