人生は猫とともに。100年時代を元気に美しく生きぬく方法【ニャンダフルなコスメたち】

 狂ったように猫を溺愛する美容ライターが、猫と美容を強引に結びつける力技ビューティコラムVol.37。猫にちなんで、毎月2(ニャー)日と22(ニャーニャー)日の2(ニャー)回更新しています。今回のテーマは「100年時代」。ペットの猫の平均寿命が30年前と比べ10年ものび、人間に換算すると100歳超えのご長寿猫も珍しくないという。長い人生、猫とできる限り長く元気に生きていくために心得ておくべきことを改めて考察しつつ、生きる原動力となる若さや美をブーストさせる先進のエイジングアイテムをご紹介。

人生も猫生も100年時代へ突入

 つい数日前、「もうすぐ27歳、世界最高齢の猫『フロッシー』にギネス認定」というニュースが飛び込んできた。猫の27歳は、人間に換算すると120歳にもなるそうだ。目はあまり良く見えず耳も聞こえないそうだが、健康状態はいたって良好なのだという。すごい。

 フロッシーはイングランドのリバプールにある病院の近くで野良猫として生まれ、この病院の職員が里親になった。しかし10年後、この飼い主が亡くなり親族に引き取られたが、2番目の飼い主も亡くなってしまう。その後、その息子と3年間暮らすがここでも飼育が困難になったため猫の保護団体キャッツ・プロテクションに引き取られたという。現在はその保護団体からフロッシーを譲り受けたビッキ・グリーンさんが里親となり幸せに暮らしているそうだ。「彼女はとても人懐こくて遊ぶのが大好き。年齢を思い出すと特にかわいい。こんなに素晴らしい猫と引き合わせてくれたことに感謝している」と語っているぐらい、4度目の飼い主ビッキさんも相当な猫好きであるとお見受けし、勝手にホッとしている。

 人間の都合でペットを捨てるクズがごまんといる中で、27年も生きて、4度飼い主が変わっても、毎度大切にかわいがってくれる飼い主に巡り会い何不自由なく暮らせているフロッシーは幸せものだ。ペット保険のアニコム損害保険会社が行った、猫の健康状態やライフスタイルについての「nekokusei(ねこくせい)調査」によると、猫と暮らした人のうち99%が「猫と暮らし始めて幸福度が高まった」と感じているそうだ。フロッシーは自分が幸せになるだけでなく、4つの家族を幸せにした尊い猫なのだ。

猫狂いのエイジングケアは、“ずっとのお家”であり続けるためのもの

 猫の平均寿命は、30年前と比べて約10年も伸びているという。昔は「猫は自由でいたい生き物だから」と放し飼いにする飼い主も多かったが、最近では動物病院のドクターから「猫を飼うなら外に出さないように」と釘を刺されるぐらい意識が変わった。交通事故や病気、怪我などのリスクが減ったのはもちろん、良質なフードやペット保険の普及などもあり、猫の平均寿命がぐんぐん伸びているのだろう。

 猫は本来縄張り意識の強い生き物で、住む環境や飼い主がコロコロ変わることはストレスになる。フロッシーはたまたま素晴らしい飼い主に巡り会えて27年間幸せに暮らすことができているが、一つの家族が“ずっとのお家”となることが猫にとって最も理想的であり幸せなこと。フロッシーの飼い主が4回も変わっていることを考えると、猫と暮らす側も“ずっとのお家”であり続ける努力が必要だ。

 私は現在42歳。人生100年なら、まだあと1つ2つ人生がある。そう考えると、健康も美容もペース配分が合っているのだろうかと少々不安になるが、そんな後悔をしても仕方がないし、今は細胞レベルの若返りをかなえる治療法もたくさんある。全ては猫と元気に長生きするため。そういうものを頼れるだけ頼って若々しさを維持し、愛する猫とともに100年時代を謳歌したい。

ヒト幹細胞コスメ、NMNがアツい! 100年時代を元気に美しく生きる先端コスメ

 介護がなければ生活もままならない体や、鏡を見るたびメンタルが落ちる顔では、猫のお世話どころではなくなる。反対に、自分に自信が持てればメンタルが上向き心に余裕が生まれ生きる気力が湧いてくる。美容も健康も、猫と長く生きていくために欠かせないもの。だからこそ、美容医療や先進のエイジングケアアイテムを駆使してエイジレスな若さと美しさをキープしよう。

 成長因子や酵素を豊富に含むヒト幹細胞培養液を配合したエイジングケア美容液。次世代レチノールとして注目を集めるバクチオールや、大人の乾燥肌に寄り添うスクワランもプラスしたパワフルさで、たるみやシワ、乾燥、毛穴トラブルなど、あらゆる肌悩みにアプローチ。時を忘れるかのような美しさをかなえる。健康状態やウイルスの有無を徹底検査し、厳格な基準のもと契約した健康なドナーによる歯髄由来の幹細胞培養液のみ使用した品質の確かさも魅力だ。


 老化に深く関わるサーチュイン遺伝子にエネルギーを与えると言われる話題のNMNを主役に、透明感のある艶肌へ導く乳酸菌生産物質や、大人の肌悩みにアプローチする成分が豊富に含まれたヒト脂肪細胞順化培養液エキスを配合したぜいたくなオールインワンジェル。若さの鍵を握る先進成分をトリプルで配合したパワフルさと、1本6役の手軽さを両立した、多忙な現代人に嬉しすぎるアイテム。ひと塗りでかなえたとは思えないハリ・輝き・透明感に感動!


 猫と健やかに美しく生きていくためにはインナーケアも重要に。「フラコラ(FRACORA)」の“グランド フラワージュ”は、生命科学の力で健やかな美しさを開花させるビューティドリンク。幹細胞美容で注目のタンパク「HIF-1」の働きに関わり、年齢とともに低下する美を育む力をサポートする「ヒフワンステム®︎」を125mg、プラセンタ末1gあたりエクソソームを1000億個以上も含む世界初の成分「エクソソームプラセンタ」を400mg、そして大人特有のぐったり感にアプローチする「サイタイエキス」を100mg配合。実感を追求し厳選された3種の先端美容成分のパワーをしっかりチャージして、体本来が持つ美のサイクルを土台からサポート。

 ちなみに、ギネス世界記録によると、史上最長寿命の猫はアメリカの家庭で暮らしていたクリーム・パフちゃんで、なんと38歳+3日! 人間の年齢に換算すると約170歳に相当する。そして、同じ飼い主に育てられた別の猫グランパ・レックス・アレンちゃんも34歳(人間年齢約152歳)まで生きたというからさらにびっくり。ご長寿の秘訣が一体なんのか、ものすごく気になる!

参考
Yahoo!ニュース「もうすぐ27歳、世界最高齢の猫『フロッシー』にギネス認定」
アニコム損害保険株式会社「nekokusei調査」(実施期間:2018年2月28日~3月8日、有効回答数:4036件)

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「ニューバランス」の人気モデル“ナインティシックスティ”が原宿店に集結 気鋭アーティストの作品展示も

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、今年の夏に発売したライフスタイルカテゴリーのスニーカー“ナインティシックスティ(90/60)”にフォーカスしたイベントをニューバランス原宿4階で12月3〜15日に開催する。2つの新色を含む全10カラーを展示・販売するほか、同モデルに着想して国内の気鋭アーティストが制作したオリジナル作品を展示する。入場は無料。

 “ナインティシックスティ”は、ブランドの伝統と革新を体現するモデルとして開発されたもので、ブランドを代表する“900番”シリーズと、2000年代初頭に販売したランニングシューズ“860”を融合したデザインが特徴だ。今年7月に発売し、女優の川口春奈がプライベートで愛用したことなどでも注目が集まり、ECや直営店では品切れが相次いでいるという。今回はイベントのために全国の直営店から在庫を集め、ブラックやブラウン、イエローといった既存カラーをフルラインアップするほか、“水と大地”を表現した2つの新色も用意する。価格は税込1万8700円。

 アート企画には、前田勇至と高畠新によるクリエイティブユニットMargt(マーゴ)をはじめ、日本古来の紋様を独自に解釈した作風で知られるBAKIBAKI(バキバキ)、3DCGやコラージュなどを駆使した作品を作る村田実莉ら全6組が参加。子ども向けゴーカートを“ナインティシックスティ”風にアレンジした作品や、モニターにシューズを投げつけて貫通させた作品など、バラエティーに富んだアートが並ぶ。そのほか、同フロアに構えるカフェスタンドではイベント限定ドリンクを提供する。

■90/60 The Re:Fusion
日程:12月3日〜15日
場所:ニューバランス原宿4階
住所:東京都渋谷区神宮前4-32-16

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1位は、「コム デ ギャルソン」×「ポーター」川久保玲デザインのバッグ4型を発売| 週間アクセスランキング TOP10(11月24〜30日)

週間アクセスランキング TOP10(11月23日〜12月1日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

 1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、11月24(木)〜30日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。

 「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントでも、毎週土曜日に【週間アクセスランキング】を配信開始。ファッション&ビューティ業界のニュースはもちろん、コレクションのルック、パーティーやストリートのスナップ、ライフスタイル情報など、幅広いジャンルの注目トピックを週3回お届けします。今すぐ「WWDJAPAN」のLINE公式アカウントを[友だち追加]して、最新トレンドやファッション&ビューティ業界で注目されているトピックをチェックしよう。
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- 1位 -
川久保玲がデザイン 「コム デ ギャルソン」×「ポーター」のバッグ4型

11月28日公開 / 文・三澤 和也

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」は12月1日、“HOLIDAYS WITH PORTER”をテーマに、青山店や大阪店、福岡店などに「ポーター(PORTER)」のポップアップストアをオープンする。期間は28日まで。「コム デ ギャルソン」が路面店で自社ブランド以外のポップアップを行うのは初めて。

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- 2位 -
「バレンシアガ」、“児童虐待”と批判されたキャンペーンを取り下げて謝罪

11月24日公開 / 文・JOELLE DIDERICH

 「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は11月23日、ホリデーキャンペーンのビジュアルが児童虐待に当たると批判されたことを受けてこれを取り下げ、ブランドの公式インスタグラムのストーリーズで声明を発表した。同キャンペーンには、首輪や手首の拘束具といったボンデージギアを着けたテディベア型のハンドバッグを持った幼児が写されていた。バッグは「バレンシアガ」の2023年春夏コレクションで登場したアイテムで、ショーでは成人したモデルが手にしていたもの。

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- 3位 -
「グッチ」のアレッサンドロ・ミケーレ退任が決定 「一人ひとりが持つ視点の違いにより、道が別れる時がある」

11月24日公開 / 文・LUISA ZARGANI

 「グッチ(GUCCI)」と親会社のケリング(KERING)は23日(中央ヨーロッパ時間)、同ブランドのクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)がブランドを去ることを正式に発表した。米「WWD」は22日、このニュースをいち早く報じていた。後任は未定。声明によると、「新しいクリエイティブ組織が発表されるまで、デザインオフィスはメゾンの方向性を引き継いでいく」という。2002年に「グッチ」のデザインオフィスに加わり、15年1月からクリエイティブ・ディレクターを務めてきたミケーレは、「私たち一人ひとりが持つ視点の違いにより、道が別れる時がある。今日、私の愛と創造的な情熱の全てをたゆまず捧げてきた会社での20年以上にわたる素晴らしい旅が終わりを迎えた」とコメント。

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- 4位 -
「ナイキ」から「ゴアテックス」の“エア ジョーダン 5”が登場

11月29日公開 / 文・WWD STAFF

 「ナイキ(NIKE)」は、「ゴアテックス(GORE-TEX)」を用いたスニーカー“エア ジョーダン 5(AIR JORDAN 5)”を12月1日に「ナイキ」の公式アプリ「SNKRS」などで発売する。価格は2万6400円(税込)。

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- 5位 -
ユニクロの「マルニ」コラボ第2弾 注目のバラクラバやダウンを編集部員が試着!

11月25日公開 / 文・五十君 花実

 ユニクロは12月9日の発売に先駆けて、イタリアのファッションブランド「マルニ(MARNI)」とのコラボレーションコレクション「ユニクロ アンド マルニ(UNIQLO AND MARNI)」の2022-23年秋冬物を公開しました。22年春夏に続く2シーズン目のコラボですが、「マルニ」手掛けるフランチェスコ・リッソ(Francesco Risso)とユニクロ側との意思疎通がさらに進んで、いっそうパワーアップしている印象。“ヒートテック”やダウンといったユニクロ強みの商品から、バラクラバ、スカーフといった「マルニ」コラボだからこそのアイテムまで、充実したラインアップになっています。

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- 6位 -
サッカーW杯韓国代表 ワールドクラスの“美男”に注目!

11月28日公開 / 文・本橋 涼介

 サッカーW杯でアジア勢の活躍が際立っている。グループリーグでドイツを撃破した日本、アルゼンチンを破ったサウジアラビアなどの奮闘が目立つ中、韓国も強豪のウルグアイと引き分けるなど粘り強い戦いを見せている。サッカーファンからすると、同国の最注目選手は何を差し置いてもミッドフィールダーのソン・フンミン選手だろう。イングランド・プレミアリーグの有力クラブであるトッテナム・ホットスパーFCで主力として活躍し、世界の最優秀選手に贈られるバロンドールの候補者30人にも選ばれた。だがピッチ上のプレーだけでなく、選手のビジュアルにおいても韓国には“ワールドクラス”がいる。近年はK-POPアイドルやドラマの影響もあり、韓国のイケメンがアジアのみならず世界を席巻している。今回は、ピッチ上の“美男”にスポットライトを当ててみたい。

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- 7位 -
三陽商会・大江社長「アパレル市場は二極化なんてしていない」 7期ぶり黒字へ、再建の先をどう描くか

11月24日公開 / 文・林 芳樹

 三陽商会は、2023年2月期連結業績で営業損益が7期ぶりに黒字になる見通しだ。16年に屋台骨だった「バーバリー」事業を失って以来、リストラを繰り返したものの、3人の社長が再建できずに退場。コロナで店舗休業が続く20年5月、火中の栗を拾ったのが大江伸治氏だった。三井物産出身の大江氏は、やはり長期低迷していたゴールドウインをV字回復に導いた実績がある。常々「情緒的な判断はしない」と語るリアリストの大江氏は、苦悩する名門アパレルをどう変えたのか。

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- 8位 -
「ルイ・ヴィトン」×草間彌生の作品が東京の街全体に出現 コラボ第2弾を祝して

11月30日公開 / 文・大塚 千践

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、芸術家の草間彌生とのコラボレーション第2弾となるコレクションを、2023年1月1日に日本と中国で先行発売する。両者の協業は2012年以来10年ぶりで、ウィメンズとメンズのウエアからバッグ、シューズ、アクセサリー、ラゲージ、トランク、フレグランスまで幅広いアイテムをそろえる。アイテムは1月と3月の2回に分けて販売予定だ。日本を代表する前衛芸術家とのコラボレーションを祝し、11月29日から東京各所でキャンペーンを実施。3D動画やビジュアル、拡張現実(AR)を体験できるインスタレーションやイルミネーションなど、街全体でコレクションの世界観を表現する。

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- 9位 -
「ドクターマーチン」×「リック・オウエンス」の新作ブーツが12月2日に発売 8ホールと18ホールの2型

11月28日公開 / 文・福永千裕

 「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」は、「リック・オウエンス(RICK OWENS)」とのコラボシューズの新作を12月2日に発売する。ラインアップするのは8ホールブーツと18ホールブーツの2型。価格は8ホールブーツが5万7200円(税込、以下同)、18ホールブーツが6万4900円。サイズはどちらもUK4〜10(約23〜29cm)をそろえる。ドクターマーチン公式オンラインストアとショールームTYO、リックオウエンス取扱店舗で販売する。

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- 10位 -
ふるさと納税で「SK-II」「シュウ ウエムラ」「リファ」「シロ」などが手に入る 知っておきたいビューティアイテムが返礼品の自治体 

11月30日公開 / 文・福永千裕

 ふるさと納税は、返礼品として豪華な食材や特産品などの注目が集まる一方で、ビューティアイテムを豊富に取りそろえている自治体が多いことはあまり知られていない。そこで、ふるさと納税の返礼品としてもらえるビューティアイテムの一例を紹介する。デパコスや美顔器、フレグランスなどがお得に手に入る機会を、ぜひ活用してみてほしい。

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ユニクロ11月は3.8%減 高気温と前年の「+J」反動で客数減

 専門店チェーン、セレクトショップの2022年11月度売上高(既存店ベース)は、なかなか気温が下がらない中で防寒衣料が動かず、各社絶好調とは言えない状況にある。ユニクロや「無印良品」は前年実績を割り込んだ。

 国内ユニクロは前年同月比3.8%減だった。11月18〜28日に行った恒例の“感謝祭”は「前年と特に変わりはなかった」(広報担当者)が、前年「+J」や「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」などとのコラボを仕掛けていた反動もあって、客数が同9.7%減と落ち込み。「(値上げした)“ヒートテック極暖”のリブやワッフルのトップスなど、売れ筋は出ている。客数は減っているが、(客単価は同6.5%増と上がっており)買っているお客さまはしっかり買ってくださっている」。

 良品計画の「無印良品」は同8.0%減だった。今秋冬から大規模なテコ入れを行っている衣服・雑貨カテゴリーは同3.8%減と前年を割り込んではいるが、落ち込み幅は以前よりも小さくなってきている。「アパレル(ウエア類)が堅調だった一方、靴下などの雑貨が伸び悩んだ」(発表資料から)。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」(10月21日〜11月20日で集計)は前年同期比1.7%増。「(10月26日に開始した)大創業祭が好調でウィメンズのセーターやカーディガン、スカートなどの冬物が売り上げを伸ばした」(発表資料から)。

 アダストリアは前年同月比2.9%増。「気温が下がらず、アウター類が売れない中でニットなどを打ち出して健闘した」と広報担当者。

 ユナイテッドアローズは同2.0%増だった。10月まで3カ月連続で2ケタ増だったのに比べると減速してはいるが、「ニット、カーディガン、ジャケットに加え、冬物アウターの動きが目立った」といい、客単価は同7.6%増だった。

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デイトナ傘下のセレクト、ファーストハンドがビンテージEC「プワゾン ヴィンテージ」のポップアップ

 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップのファーストハンド(FIRSTHAND)は、ビンテージオンラインストアの「プワゾン ヴィンテージ(POISON VINTAGE)」のポップアップイベントを開催中だ。期間は12月11日まで。

 同イベントではウエアからバッグ、アクセサリーまで幅広くラインアップする。また期間中、不定期で「プワゾン ヴィンテージ」のスタッフが店頭に立って接客する。

 ファーストハンドは、「オンラインストアの商品を実際に手に取れる特別な機会だ。自分だけのお気に入りを見つけに来てほしい」と話す。

■「プワゾン ヴィンテージ」ポップアップ
日程:12⽉1〜11日
場所:ファーストハンド
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK North 2階

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デイトナ傘下のセレクト、ファーストハンドがビンテージEC「プワゾン ヴィンテージ」のポップアップ

 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップのファーストハンド(FIRSTHAND)は、ビンテージオンラインストアの「プワゾン ヴィンテージ(POISON VINTAGE)」のポップアップイベントを開催中だ。期間は12月11日まで。

 同イベントではウエアからバッグ、アクセサリーまで幅広くラインアップする。また期間中、不定期で「プワゾン ヴィンテージ」のスタッフが店頭に立って接客する。

 ファーストハンドは、「オンラインストアの商品を実際に手に取れる特別な機会だ。自分だけのお気に入りを見つけに来てほしい」と話す。

■「プワゾン ヴィンテージ」ポップアップ
日程:12⽉1〜11日
場所:ファーストハンド
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK North 2階

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デイトナ傘下のセレクト、ファーストハンドがビンテージEC「プワゾン ヴィンテージ」のポップアップ

 デイトナ・インターナショナルが運営するセレクトショップのファーストハンド(FIRSTHAND)は、ビンテージオンラインストアの「プワゾン ヴィンテージ(POISON VINTAGE)」のポップアップイベントを開催中だ。期間は12月11日まで。

 同イベントではウエアからバッグ、アクセサリーまで幅広くラインアップする。また期間中、不定期で「プワゾン ヴィンテージ」のスタッフが店頭に立って接客する。

 ファーストハンドは、「オンラインストアの商品を実際に手に取れる特別な機会だ。自分だけのお気に入りを見つけに来てほしい」と話す。

■「プワゾン ヴィンテージ」ポップアップ
日程:12⽉1〜11日
場所:ファーストハンド
住所:東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK North 2階

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「コム デ ギャルソン」×「ア ベイシング エイプ®」×メディコム・トイの“ベアブリック”

 「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」、「ア ベイシング エイプ®(A BATHING APE®)」、メディコム・トイは、トリプルコラボした“ベアブリック(BE@RBRICK)”を12月3日に発売する。100%&400%のセットで、価格は2万4200円(税込)。ベイプ ストア コム デ ギャルソン大阪で販売する。

 「ア ベイシング エイプ®」は、「ブラックとグレーを基調とし、そこに“CDGカモ”をあしらうことで、普段とはひと味違うシックな雰囲気に仕上げた」と話す。

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「ハフ」と「ナイキ SB」からコラボ“ダンク ロー”が登場 カラーはランダムに決定

 「ハフ(HUF)」は、ナイキ(NIKE)のスケートボードライン「ナイキ SB」とコラボレーションしたスニーカー“ダンク ロー(DUNK LOW)”を発表した。価格は税込1万2100円で、ホワイト&グレー&ネイビーとブラック&グレー&ホワイト2カラーを用意。12月4日まで「ハフ」の原宿店と大阪店、公式オンラインストアで抽選販売を受け付け中だが、中身が見えないブランドバッグに梱包されるためカラーは選択できない。

 今回のコラボ“ダンク ロー”は、「ハフ」のブランド創設20周年を記念して実現。カラーは、創設者の故キース・ハフナゲル(Keith Hufnagel)が過ごしたニューヨークとサンフランシスコの2つの街に着想しており、ニューヨーク・ヤンキースとサンフランシスコ・ジャイアンツにインスパイアされている。どちらもヒールに、「ハフ」のキャッチフレーズ“HUF Forever”を彷ふつとさせる“Keith Forever”の文字を配置し、トゥ部分にはクラシックな「ハフ」のブランドロゴと共にクロム素材のスウッシュをあしらっている。

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起業から5年で年商10億円 高級ブランドも信頼する元双子タレント広海の「仕事の流儀」

広海:HIROMI/Hi Inc. CEO、マーケティングディレクター

PROFILE:本名は長谷川堅二。1989年11月29日生まれ、三重県出身。深海(FUKAMI)とは一卵性双生児。10代半ばに家出して自活。調理師免許を取得。「笑っていいとも!」の素人参加コーナー「花より双子」への出演がキッカケでスカウトされ、2008年にドラマデビュー。ファッション・ビューティに精通する双子タレントとして「次世代のおすぎとピーコ」として注目を集める。2016年からリデルでインターンをし、後に社員に。2018年デジタルマーケティング会社Hi Inc.を設立。東京服飾専門学校講師も務める

 双子のオネエ系タレントとしてテレビや舞台に出る一方、イベントのMCとしても活動していたHIROMI・FUKAMI(広海・深海)。彼らは今、ファッション&ビューティ業界のプロフェッショナルとして活躍している。FUKAMIがスタイリストとして活動の幅を広げ、ブランドのクリエイティブディレクションなども手がける一方で、HIROMIは2018年にデジタルマーケティング企業の株式会社Hiを設立して代表取締役に就任。国内外のビューティやラグジュアリーブランドなどの企画ディレクションやクリエイティブ、キャスティングなどを担い、設立5年で年商10億円を超えるほど手腕を発揮している。また、2人の“ぶっちゃける”インスタライブやYouTubeも人気で、彼らが「友の会」と呼ぶファンたちは20~50代まで幅広く、バリキャリ女子も多い。エンゲージメントが高く評価も高まっている。今回はビジネスパーソンとしてのHIROMIにスポットを当て、彼のキャリアや仕事に対峙する姿勢、さらには、今の時代に求められるマーケティング考察について聞いた。


――Hiの企業サイトを見ると、クライアントにはビューティ系でロレアルグループ(L'OREAL)、P&Gグループ、資生堂グループエスティロダー(ESTEE LAUDER)グループ、ファッション系ではLVMHグループ、ギャップ(GAP)、変わり種では味の素(AJINOMOTO)など大手がずらりと並んでいる。ズバリ、Hiが頼られ、仕事の依頼が来るのはなぜか?

HIROMI:「僕らの強みはこれです!」といえるものは実はあまりなくて……。

 でも、しいて言えば「忖度しないこと」と「着地力」かもしれません。忖度は昔からしないタイプでしたが、仕事はより、シビアに。クライアントさんに寄り添うことも重要ですがイエスマンになってはいけないと思っています。しっくりこなければ、こういう案もあるんじゃないか、と時間があれば再提案も繰り返し、一緒に最善策を模索します。

 たとえ予算が3万円でも30万円でも、300万円でも3000万円でも、同じように一緒に費用対効果を考えてみます。もちろん、結果は絶対に出さなきゃダメ!をモットーに、違うと思ったら「本当にそれでいいの?」と疑問を投げかけ、一緒に悩みますよ。正直『もうこれでいいかな』って思うこともあると思うのです。でもそこは奮い立たせて最後まで本当にこれが最善か、もうできることはないかを一緒に最後の最後まで粘って担当者の人と一緒に考え、施策を最大化し着地まで持っていくことを意識しています。

信頼のミルフィーユを積み重ねる

HIROMI:社員にも、「寄り添うことは重要だけどイエスマンになる必要はない」「クライアント様と真摯に向き合い結果を出す」と伝えています。予算が高いとか低いとか、工数で考えるのではなく、一つひとつのお仕事で結果を出す。それが次のお仕事につながると僕らは考えています。そういった“信頼と結果のミルフィーユ”でお仕事をいただけているんだと思います。

 だから、僕たちは営業したことがないんですけど、クライアントさんからの仕事がキャスティングだけだったものが広告枠の買い付け以外ほぼ全部、とか、既存のクライアントは引き続きお仕事させていただきつつ、担当者さんが部署や会社が変わって転職した先からも新しいお仕事をいただいたり、大手企業と並んでコンペに参加してほしいと言われたりして、仕事が増えていったという感じですね。

 真摯にクライアントと付き合いきちんと結果を出すことによって、ミルフィーユのように信頼が重なり、次の仕事に繋がりっていく、デジタル化が進んでる世の中ですが、この方針というか考え方は今も昔も未来も同じでずっと大切にしていくモノだと感じてます。

――マーケティングやコンサルティングでの新しいリーダーシップの形なのかもしれませんね。ではあらためて、Hi.incとは何屋さんなんのか?

HIROMI:基本的には何でも屋ですね(笑)。だけど私たちに期待されるのは、「今」へのマッチングなんじゃないでしょうか。最も重要にしていることはトレンドになりすぎたものは落ちていくだけ、なので、その一歩手前をつかむ、そんなことじゃないでしょうか。

 やっぱり僕もそうですが女性は情緒的なものが好きだから。数字に強い人々だと優秀だけど、数字やデータを信じすぎてしまってこれからくるトレンドやセンスみたいなものは無視しがち。女性って移ろいやすいモノだと思うんですよね。だから情緒と数字のバランスを取ることはとても難しいけれど、自分達の知見と数字をバランスよくみることが必要考でそこが僕たちが得意なところかなとも思っています。

 そして田舎出身っていうのも引き合いになってる要素かも。都心からの企画・発信が常なので、エクスクルーシブでとがった企画が多々ですが、エッセンスとして実は全国に住む人々が喜んでくれるようなマスに刺さるプロモーションも意識する必要があります。その視点が持てるかが重要かと思っています。花火みたいな華やかで刹那的なプロモーションも楽しいですが、これからは本質的なものしか残っていない気がします。歴史あるブランドが展覧会でレガシーやヒストリーしっかりと伝えたり、現代アートとコラボレーションしたりと根がしっかりしたものは普遍的ですよね。

 あとは代理店さんに近い領域もやってますね。大手の代理店と同じコンペにも入るし、一喜一憂しています。具体的にはイベントや広告、CMのキャスティングや、企業やブランド、プロジェクトのコミュニケーション・プランのディレクションや実施などがメインになります。ただし、クライアントのブランドや企業の看板を活用して仕事をさせていただいているので、僕たちだけがすごいことなんてぜんぜんなくて。全部お相手のふんどしをお借りしないとできないような仕事ばかりなので、そのブランドの価値を少しでも高められるように、サービスや製品が欲しいと思う人が増えるように、真摯に頑張ってます(笑)。

 何でも屋の僕らが特に大切にしてることは、先ほどもお話しした通り、新しいサービスやビジネスや製品を世に出していくときに、どうやったらお客さまに響くか、ちゃんと伝わるかをクライアントの方々と一緒に考えて実践していくことです。

――なるほど。では、マーケティングの仕事の魅力は何か?

HIROMI:マーケティングとは、究極、「人の心に響かせること」だと思っています。統計学の素養も必要だし、時代の流れを読まなければならないし、未来を見る力が重要ですよね。直感と、経験も必要です。マーケの仕事にはデモグラ(デモグラフィック。人口統計学的属性)などのデータマーケティングもありますが、僕はインサイトマーケティングのほうが得意です。ターゲットとする女子が「こう思う」「こうは思わない」とか、どうだったら響くのか、動くのかなどを想定するのが好きで。その反復で精度を上げながら、ターゲットを深掘りしたり、その子たちに流行っているものは何なのかを探ったり、目指している女性像や刺さるコンテンツを考えるのが好きですね。しかも、それらはみんな流動的だからこそ面白い。今仕込んでいるものは数カ月後や1年後といった未来のものですし、その時期だったらこんなことを考えているのだろうなとか想像することにワクワクします。そして、僕自身が、見たことのないもの、既視感のないものを見てみたい、やってみたい、新しいコトや表現を体験してみたい、実現したいという想いが一番強くて、それを楽しめているのかなとも思っています。

ゲイでADHDの僕。インフルエンサーマーケティングのリデル社での経験で感覚・直感にロジックを融合

――タレント業からビジネスの道に転身したきっかけは?

HIROMI:25歳のとき、気づかず溜まったリボ払いがMAXになり、借金が500万円まで膨らんでしまったんですよ(苦笑)。「稼がなきゃ!働かなきゃ!」と焦って、東京ガールズコレクション(TGC)初代チーフプロデューサーで今も弊社の顧問をお願いしている、マーケティングやPRのコンサルをされている永谷亜矢子さんに相談したところ、「あなたはユーザーを読み解くセンスが良くて勘がいいから、マーケティングの仕事に向いている。だからインフルエンサーマーケティングのリデルという会社でインターンしてみたら」とアドバイスと紹介をしてくださり、リデルの福田晃一社長を紹介してくれたんです。ただの双子のオカマのタレントでしかなかった僕に、マーケティングの道を開いてくれた永谷さんと、ちゃんと勉強させたら少しは使い物になるかもと期待して拾ってくれた福田社長にはとても感謝をしています。

――リデルで学んだこと、教えてもらったことは何か?

HIROMI:インターンから始めて、会社で働くことのイロハ、デジタルマーケティングのこと、お金の稼ぎ方のノウハウや、説得力を高めるロジカルな組み立て方をしっかり教えてもらいました。僕はADHDでLGBTQなので、とても感情的で感覚的で、「キモイ」か「キモくない」「素敵」というのが判断基準だったんです(笑)。でも、福田さんはとてもセンスもロジックも忍耐力もある方で、「えーっと、それってどうキモイの?もっと掘り下げて教えて?」と言語化してロジカルに説明するトレーニングをしてくれたんです。

 それから自分の思いや考えを対外的にお伝えしやすくなりましたし、仕事の幅もすごく広がりました。3年間働いて、チャレンジするつもりで独立しました。

――会社の現状と、できれば稼ぎの内訳まで聞いてみたい。

HIROMI:(笑)。2018年に設立し、ありがたいことに、5期目で一つの目標にしていた年商10億円に到達しました。スタッフは6人(業務提携含めると10名)で、企画、マーケティング、キャスティング、撮影やイベントなどの制作、が大半を占めており、FUKAMIちゃんがブランドディレクターを務める年2回の完全受注型のファッションブランド「ウィークエンド(WEEKEND)」を中心とした物販、FUKAMIちゃん含めたクリエイターのエージェント業務が残りの収益となります。FUKAMIちゃんは今までTGC等で培ったMCの経験をもとにライブ配信の分野でとても活躍しています。

――インスタライブやYouTubeが好調だが、フォロワーや視聴者が増えたきっかけは?

HIROMI:インスタライブで「友の会」(フォロワーや視聴者などのファン)の方々が爆発的に増えたのは、コロナ禍になってFUKAMIちゃんと一緒に住んだことがきっかけです。会社設立2年目で借金も返し終え、少し蓄えもできるようになったタイミングで、コロナで仕事も減り、最初はどうしよう!!という気持ちもあったのですが、在宅時間が長くなり自分のあり方を見つめ直したとき、「そのままでいっか!」と思えたんです。それで、時間もあったし、FUKAMIちゃんと「インスタライブでもやってみる?」ってなんとなく軽い気持ちで始めたんです。

 ただし、一つだけ決めたルールが「そのままでやること」でした。普段の生活とまるっきり同じテンションで毎日夜ごはんや寝るまでのリラックスタイムなどに合わせてリアルな私たちのそのままをさらけ出していきました。お金の話もするし、だらだらもするし、最近のお気に入りや買ったものも紹介する。超フラットに「あれキモイ」「それ嫌い」など完全なる個人の主観でバッサリダメ出しもする。ちょっとしたガチャガチャした世間をお騒がせはしないリアリティーショーみたいな感じです(笑)。

 でも、それが逆にウケたのか、「友の会」の方が急に増えたんです。コロナで時間を持て余したり、悩みやストレスを抱える方々などが見てくれて、応援してくれるようになったんです。お金の話や買い物の話も赤裸々にするし、バッサリ切るのも痛快だったのかも。意外かもしれませんが、バリキャリのお姉さんが多いのも特徴かもしれませんね。タレント時代には「こういうものが求められているのでは?」と、ちょっとオカマのキャラを強めてみたり、期待に応えるつもりで試行錯誤してみたのですが、芸能界ではあんまりうまくいかなくて。それが、今、ありのままでやったらウケたという。時代の変化もあるんでしょうね。それを見てくれていた出版社のワニブックスの方がウェブ連載のお話をくださって。それをまとめた書籍「むすんでひらいて」を今年5月に出版させていただき、3回も重版しました。これも「友の会」のおかげです。

 そして本業の方もコロナになって、最初は暇だったのですが、各社がコロナをきっかけにデジタルにフォーカスし始めて、インフルエンサービジネスや、インスタライブやTikTok、ユーチューブ等のSNSにより注目が集まるようになって、お仕事も増えて。気付けばコロナ前に比べて売り上げが3倍以上になったので、コロナ禍は試練でもあり追い風にもなりました。

――「ありのままで」がなぜ受けたのだと思う?

HIROMI:嘘じゃなく全部本当のことだから。みんな嘘のコンテンツが嫌になったり作り込んだコンテンツに飽きてしまったんだと思うんです。だから、自分たちの仕事でマーケやプランニングをするときにも、「もうそんなに作り込んだものは求められていない」ことを理解したうえで企画するように心がけています。20年前なら情報も少なくてカスタマーのデジタルリテラシーも低かったけれども、今はなんでもすぐに検索できるし、もう嘘なんかつけない。何よりも、期待や理想を高くし過ぎると、そうでもないことに気付いたときの落胆が激しくなってしまいますよね。楽しんでもらいたいとか喜んでもらいたいという気持ちはありつつも、期待させすぎないこと、嘘はつかないリアルさが大切な時代なんだと思います。

もう嘘はいらない。「ありのままで」「リアル」が受けるワケ

――なるほど。他にも今、マーケティングで感じている時代の潮流とは?

HIROMI:グローバルブランドとのお付き合いが多いのですが、グローバルのレギュレーションと今の日本との状況が全然違いすぎて驚きます。海外はまだインフルエンサーやセレブリティが強くて、彼らが持てば簡単に売れる状況にあります。それはトップ・オブ・トップの絶対的人気のセレブリティがいるから。でも、日本はタレントもモデルも俳優もアスリートもアーティストも、YouTuberもTikTokerもインスタグラマーもいてそれぞれに人気があるけれど、細分化してトレンドが薄く広がってしまっている状態なんです。だから、勘のいい会社はローカライズの重要性に気付いて、かなり日本独自のマーケや広告などを打ち出すようになっています。それに、イベントなどだと、テレビ向けのインパクトも、ソーシャルのインパクトも獲得できるハイブリットなキャスティングが求められるので、難易度が高まっていると感じます。

 そして特に強く思うのは、ありのまま(リアル)、にもつながるのですが、リアリティのあるものをみんなが求めだしているということ。これは真剣にとらえたほうがいいですね。とくに、ジェンダーZ(Z世代)の人々の中には、ビッグネームやビッグブランドはあまり好まないという人が増えている気がします。これとても僕ら世代からみるとびっくりですよね。

 ただ、誰もが知るメゾンブランドなどのレガシーがあるトップブランドや、本質的な圧倒的付加価値のあるブランドは好きという一面もありますよね。

 なので小さいブランドが頑張ってSDGsやサステナブルな貢献をしていることに対して好感を持って購入する傾向にあります。10年前から言われてきましたが、「ミドル層がなくなる」ことにもつながっているとも思います。たとえば、すごいセレブリティを呼んできて、その時の売上げにつながったとしても、ブランディングはできなかった、というブランドもありますよね。そのブランドのエクイティというか、持っているレガシーをみんな見るし、本当にブランドにマッチしているかどうか、生真面目さ?みたいなものが買う意味になる。日本の消費者行動はとくにこちらに重きが置かれている気がします。

 そして、広告でもインスタライブでも、エンゲージメントが測れてしまう時代。有名なタレントの方でもぜんぜんビュー数が出ない方もいますし、逆に知名度はそれほどなくてもファンがついていたり、コメント欄にも活気があったり温かかったり。実際にモノが売れるかどうかも一目瞭然です。何もかも見えてしまう時代の今、「認知」よりも「人気」がある人を探すことが重要ですね。

――最近手がけた仕事でとくに面白かったものやバズったものなどは?

HIROMI:たくさんありますが、「ギャップ」は面白いですね。担当者さんがいい意味でクレイジーなんです。最初はFUKAMIのスタイリングのお仕事から始まって、最近では、あんなに大きい会社なのにうちに制作、キャスティング、クリエイティブ、OOH(屋外広告)など、広告のバイイング以外のほとんどのお仕事を任せてくれています。キャンペーンに窪塚洋介さんファミリーや、山田優さんやSHIHOさんの母娘、富永愛さんと息子さんなど、人気のある著名人のリアルなファミリーや親子を起用したところ、すごく反響がありました。本物の家族起用は賛否を巻き起こすものなのですが、話題にもなり、売上げにもつながりました。

 またビューティーでは「ケラスターゼ」の広告が大きな話題になり、とても売り上げに貢献できたかと思います。宮脇咲良さんは、絶大な人気だけでなく、モノを動かす力があると直感し、IZ*ONE(アイズワン)を辞めた瞬間に、問い合わせて最初に広告に起用しケラスターゼの「ブロンド アブソリュ」でお仕事をご一緒させていただいていました。コロナ禍中で、韓国と日本と連携を取りながら、リモート撮影を敢行でしたので色々と苦労はありましたが結果、すご~く売れました。

 他にも、注目ブランドのビューティの上陸や、旗艦店のオープンなど、多角的にお手伝いしています。

著書「むすんでひらいて」の印税をお世話になった児童相談所に寄付

――今年、著書「むすんでひらいて」(ワニブックス刊)を出版して、3重版になりました。印税はすべて、自身がお世話になった児童相談所に寄付したと?

HIROMI:はい。連載をまとめていただいたものなので、僕たちとしては書籍にしていただいてありがとうという気持ちだったので、印税はあんまり気にしていなくて。でもそれが誰かの役に立てるならと、お世話になった児童相談所に寄付することを決めました。僕たち、もともと両親の育児放棄で、祖父母に育ててもらいました。世の中的には極貧といわれるような状況だったんです。ただ、お金はなくても僕たちは僕たちなりに幸せでした。でも、施設に入れられて可哀想な子ってレッテルを貼られることに対して、僕は感情がコントロールできずに怒りまくっていて、深海ちゃんは失語症になって一言もしゃべらなくなって……。扱いづらかったと思います。

 今回、先生たちがみんなお帰りと温かく歓迎してくれて、感謝状をいただき、講演までさせていただきました。送り出した子が戻ってきたのは初めてなんですって。子どもが大きくなると管轄部署が変わってしまうし、児相にお世話になっていたことを隠したい人も多いからだそうです。東京の港区に児相ができるときにも相当話題になりましたが、児相のイメージを払拭したり、独り立ちする子たちを支援するようなこともライフワークで取り組んでいきたいなと思っています。ちなみに「ギャップ」さんが、講演を聞きにいらしてくれた児童相談所、児童養護施設等の子どもたち全員に服をプレゼントしてくれました。当時欲しくても高くて買えなかった「ギャップ」さんとお仕事が実現できていることも幸せですし、僕たちの訪問は忘れても、「ギャップ」の服をもらって嬉しかったなという記憶が残ってくれたらよいなと思っています。

――今後、挑戦したいことや、力を入れていきたい分野は?

HIROMI:いまターゲットにしているのは、25~45歳という案件が多いので、自分と同じ世代の方々なので気持ちがわかります。でも、僕がキャッチできる年齢って、45歳ぐらいまでかなと。そう思うと、プランナーって薄命ですよね。仕事の精度を上げていくとか、喜んでもらえる人を増やしていくということには興味があるのですが、この先どうするか、本気で考えなくちゃいけないと思っています。5年間で実績やクレジットできる仕事はたくさん蓄積してきました。その経験や実績を活かして、そして、そんな僕らなりの、僕らならではの、地方の産業を盛り上げていくことであったり、ひいては日本を盛り上げていけるように、大袈裟で無謀かもしれませんがそんな分野にも挑戦していきたいです。

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予想価格の15倍で落札! ジョン・ガリアーノによる「ディオール」のドレスがオークションに

 英競売会社ボナムス(BONHAMS)が11月28日に開催したオンラインオークションで、ジョン・ガリアーノ(John Galliano)が「ディオール(DIOR)」のアーティスティック・ディレクターを務めていた当時に手掛けたドレスが、1万5300ユーロ(約218万円)と予想の約15倍の価格で落札された。

 ドレスは同ブランドの2000-01年秋冬コレクションのもので、新聞をモチーフとした柄が全体にプリントされている。人気ドラマシリーズ「セックス・アンド・ザ・シティ(SEX AND THE CITY)」で、サラ・ジェシカ・パーカー(Sarah Jessica Parker)が演じるメインキャラクターの一人、キャリー・ブラッドショー(Carrie Bradshaw)が着用したことで大きな注目を集めた。今回のオークションでの落札予想価格は、800~1000ユーロ(約11万〜14万円)だった。

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「トミー ヒルフィガー」×ミッフィーのコラボコレクション 2023年の卯年を祝して

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は12月8日、2023年の卯(ウサギ)年を祝した“ミッフィー”とのコラボコレクションを発売する。表参道店と公式オンラインストアで扱う。

 同コレクションはメンズ、ウィメンズ、キッズのウエアとアクセサリー43型からなる。スタジャンやチノパン、ラガーシャツ、カレッジセーター、ベースボールキャップといったプレッピースタイルに欠かせないアイテムに、ミッフィーを時に大胆にあしらう。「トミー ヒルフィガー」のシグネチャーカラーであるレッドやブルーをはじめとする鮮やかな色使いも特徴だ。

 トミー・ヒルフィガー(Tommy Hilfiger)「トミー ヒルフィガー」デザイナーは、「ウサギは楽観主義、機知、幸運を象徴する存在だ。そして、ミッフィーは私たちのブランドバリューである“冒険心”“新しいことを受け入れるオープンな姿勢”“常にポジティブであること”を体現する」と話す。

 ミッフィーは、1955年にオランダ人作家・イラストレーターのディック・ブルーナ(Dick Bruna)によって生み出されたウサギをモチーフにしたキャラクター。ミッフィーが登場する書籍は、世界中で8500万部以上を売り上げる。

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「ギャップ」と伝説のデザイナー、ダッパー・ダンのコラボフーディーが発売 “DAP”ロゴを配した4種類

 「ギャップ(GAP)」は、ハーレムを拠点とするファッションデザイナー、ダッパー・ダン(Dappar Dan)との協業により制作したフーディーを発売した。フーディーは4種類で、価格は税込1万5900円。ギャップ ストア6店舗とギャップ ポップアップストア2店舗、公式オンラインストアで取り扱っている。

 今回のコレクションでは、アイコンアイテムとして人気のアーチロゴフーディーにダッパー・ダンとギャップをミックスした「DAP」ロゴを配した。カラーはグリーンチエック、イエローチェック、レッドチェック、千鳥柄を用意する。

 本コレクションのローンチを祝し、両者は青少年育成や社会的公正に取り組む非営利団体、ブラザーフッド シスターソル(Brotherhood Sister Sol)とともに「ギャップ ハウス セッションズ」シリーズを開始する。同シリーズは、若者たちとのディスカッションやPeace Poetsによるパフォーマンス、サプライズを盛り込んだセッションとなる予定だ。また、ギャップはブラザーフッド シスターソルに10万ドルを寄付する。

 ダッパー・ダンは、1980〜90年代にヒップホップアーティストらに向けたメイドトゥオーダーを手掛け、カルト的人気を集めたファッションデザイナー。過去には「グッチ」ともコラボコレクションを発表している。

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リアーナの「サヴェージ×フェンティ」がサブスク料金トラブル 1億6000万円を支払い決着

 リアーナ(Rihanna)が手掛けるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、定期購入プログラム(サブスクリプションプログラム)の料金体系や価格の表示内容に誤りがあったことなどが消費者に誤解を与えたとして、120万ドル(約1億6560万円)を支払うことで決着させることに合意した。「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」の代表者からのコメントは得られなかった。

 「サヴェージ×フェンティ」は、定期購入プログラムにかかる定期料金についてVIP会員に知らせず、自動更新料についても適切な同意を得ていなかったという。また、価格や商品購入に使用できるポイントについて誤った内容を宣伝していたとみられている。

 カリフォルニア州サンタ・クララ市の地方検事局が作成した裁判資料の中で、ジェニファー・デン(Jennifer Deng)副地方検事は、「消費者は何にいくら支払っているのか、またその頻度を事前に知る権利がある」「企業は自動更新料について透明性を保つ義務がある」と述べている。

 カリフォルニア州法では、消費者向けの事業者は自動更新にかかる費用について「はっきりと目立つように」開示しなければならないと定められている。VIP会員は入会金の支払後、商品を追加で購入していなくても料金を請求されたと裁判資料に記されている。また、会員登録を解約した消費者は全額払い戻しを受けられなかったという。

 同社は調査に協力し、ウェブサイトや自動更新通知、ポイント制度、広告手法などに変更を加えたほか、罰金100万ドル(約1億3800万円)、調査費用5万ドル(約690万円)、VIP会員への返還金15万ドル(約2070万円)の計120万ドル(約1億6560万円)を支払うことに合意した。

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Sexy Zoneやチョコプラ、町田啓太が登場 「GQ メン・オブ・ザ・イヤー 2022」開催

 コンデナスト・ジャパンの「GQジャパン(GQ JAPAN)」は11月30日、日本で17年目となる「GQメン・オブ・ザ・イヤー 2022(GQ MEN OF THE YEAR 2022)」の授賞式を東京・港区の東京アメリカンクラブで開催した。

 今年のテーマは"新時代の先駆者たちを讃える"で、俳優の大泉洋や町田啓太、アーティストのセクシーゾーン(Sexy Zone)、お笑い芸人のチョコレートプラネット、ラッパーのAwich、格闘家の那須川天心、作家の川上未映子、モデル/インフルエンサーの川原渓青の計8組12人が受賞した。

 会場では受賞者へのトロフィー贈呈やスピーチ、クロストークセッションを行った。ほかにもAwichによる『Queendom』のパフォーマンスや、昨年の受賞者でもあるラッパーのJP THE WAVYがサプライズゲストで登場し、『GILA GILA』を披露した。

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カネボウ化粧品の社長に前澤洋介エキップ社長が就任 エキップ社長続投は未定

 花王は2023年1月1日付で、前澤洋介エキップ社長がカネボウ化粧品社長、上席執行役員 コンシューマープロダクツ事業統括部門 化粧品事業部門長、モルトンブラウン会長に就任すると発表した。なお、エキップ社長の続投は未定。

 前澤エキップ社長は、1963年11月10日の東京生まれ。1986年立教大学を卒業後、鐘紡(現カネボウ化粧品)に入社。カネボウ化粧品 欧米マーケティング室 欧米マーケティンググループ統括マネジャー、マーケティング部門 国際マーケティンググループ統括マネジャー、スイスのKaneboCosmeticEuropeLtd.代表取締役を経て、17年から現職となるエキップ社長兼コンシューマープロダクツ事業統括部門 化粧品事業部門 プレステージビジネスグループ長を務める。

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江戸っ子が愛した甲斐の織物が令和のメディアアートに 布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2022」が山梨県富士吉田市開催中

 日本屈指の織物産地である山梨県富士吉田市で、布の芸術祭「FUJI TEXTILE WEEK 2022」が12月11日まで開催されている。美術評論家で森美術館前館長の南條史生氏がキュレーションを手掛け、国内外のアーティストが参加するアート展「織りと気配」と産地展「WARP & WEFT」を同時開催している。今年で2回目となる。

 富士山の北麓に位置し、豊富で綺麗な湧き水が使用できたこと、また、農業にあまり適さない環境のため養蚕に力を入れていたことから機織りが盛んになり、平安時代には織物の一大産地となった富士吉田。山梨(甲斐)の東部地方(郡内)で生産されたことから「甲斐絹(かいき)」「郡内織物」などと呼ばれた織物は、江戸時代には、贅沢を禁じられた江戸っ子たちから羽織の裏地として人気を博し、井原西鶴の『好色一代男』にも登場した。

 織機の原点にコンピュータと共通する原理があることに関心を持ったというメディアアーティストの落合陽一は、木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)の伝説が残る小室浅間神社の神楽殿で作品を展示。甲斐絹を高精細撮影した画像と、伝説にまつわる炎や馬、妊婦といったモチーフをAIによって生成した画像が組み合わされ、滑らかに舞い踊っているかのような映像を大型LEDで投影した。

 自己組織的なパターンを絵画やドローイングを通して表現してきた村山悟郎は、貝殻やトカゲの表面にも見られる数理モデルから織りデータを生成し、コンピュータの先祖とされるジャガード織機を用い、機屋とともに織物を制作した。展示空間には本作のために使用されたパンチカード(紋紙)の一部が張り巡らされ、その情報量の膨大さも表わされている。

 そのほか、アメリカ・カリフォルニア出身で元ライターのパトリック・キャロルは家庭用編み機でジェンダーや労働などに関する言葉を綴ったニット作品を旧喫茶店に展示。テキスタイルの技法で生命の本質的な姿を描き出す小林万里子は富士吉田と馬の関係に着目した刺繍作品を寺の池に展開した。また、ファッションブランド「ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)」は、来年1月に開催されるパリ・オートクチュールウイークのための4分の1スタディーモデルを並べ、インスタレーションとして見せている。

 9名の作家が富士吉田市各所で作品を展開しているのだが、それらを見る前に、産地展「WARP&WEFT」に立ち寄っておくのがおすすめ。ここでは織物産地としての富士吉田の歴史や現代のテキスタイルシーンが紐解かれていて、それらを押さえておくと、作品鑑賞を一層深く楽しめるはずだ。

小林沙友里/ライター・編集者:1980年生まれ。「ギンザ(GINZA)」「アエラ(AERA)」「美術手帖」などで執筆。編集者としては「村上隆のスーパーフラット・コレクション」の共同編集など。アートやファッションなどさまざまな事象を通して時代や社会の理を探求

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銀座・和光が誇る、希少なアショカダイヤモンドのジュエリーコレクションを発売

 銀座・和光は、ニューヨーク発の希少なアショカダイヤモンドを用いたジュエリーコレクションを発売した。

 エレガントな長方形のフォルムと丸みを帯びたコーナーが特徴のアショカダイヤモンドは、ニューヨークの有力な宝石商でユダヤ系ダイヤモンドディーラーでもあったウィリアム・ゴールドバーグ(William Goldberg)により1999年に誕生。インド南部・ゴルコンダ地方で発見された41.37カラットのダイヤモンドの研究から、2種類のブリリアントカットを組み合わせた62面体の独創的なフォルムが考案された。

 高い透明感と華麗なきらめきを引き出すカットには、大きくて長い原石を必要とするが、その基準を満たすのはダイヤモンド全体の1%未満。ハリウッド女優リース・ウィザースプーン(Reese Witherspoon)が婚約指輪に贈られたことで、その名が一躍世界に広まったダイヤモンドだ。名称の“アショカ”は、古代インド・マウリヤ朝時代の王の名に由来する。

 和光では、厳選したアショカダイヤモンドをニューヨークで買い付け、オリジナルのジュエリーを製作。普段使いからリュクスなものまで、洗練されたデザインと滑らかな着け心地、一粒一粒の美しさを最大限に表現した同店限定のコレクションを豊富に取りそろえる。また、12月25日まで、ホリデーギフトにおすすめの“フォーカス”コレクションの新作もラインアップ。

 日本では目にする機会が少ないアショカダイヤモンドの販売は、和光バイヤーの情熱と、1940年に「命のビザ」発給で多くのユダヤ人系難民を救ったことで知られる日本の外交官、杉原千畝の子孫の仲立ちで実現したという。

問い合わせ先
和光
03-3562-2111

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スペイン撃破 堂安選手や三笘選手のスーパープレーを支えた「プーマ」のスパイク

 サッカーW杯で日本代表がスペインを2対1で撃破し、決勝トーナメント進出を決めた。優勝候補のドイツに続きスペインにも勝ち点をもぎとり、グループEをトップで通過した。

 強烈なミドルで同点ゴールを決めた堂安律選手と、ゴールラインすれすれのクロスで逆転ゴールを演出した三笘薫選手は、いずれも鮮やかなオレンジカラーのスパイクを履いていた。これは、「プーマ(PUMA)」の人気スパイクシリーズ“ウルトラ(ULTRA)”の最新作“ウルトラ アルティメット(ULTRA ULTIMATE)”だ。

 同シューズは、ピッチでのスピードを重視して開発されたモデルで、27.0cmの重さは片足約185g。アッパーに軽量の織り素材をコーティングして使用することで、フィット感を持ちながら高い安定感とサポート力も備えている。踏み出す力を大きくするため、アウトソールには高反発な特殊素材と柔軟性に優れたポリウレタンを組み合わせた新システムを導入している。今大会では堂安選手と三笘選手のほか、伊東純也選手や川島永嗣選手ら全8名がこのシューズを着用する。

 オレンジにゴールドのラインという力強い配色は、W杯に向けて用意した限定カラーで、“大胆不敵”の意味を込めたもの。10月に発売し、多くの日本代表が着用することも話題となり、好調に売れているという。

 日本代表は12月6日の午前0時に、グループF2位のクロアチア代表と対戦する。この試合で勝利を納めれば、初のベスト8という快挙だ。「プーマ」を着用した選手による、“大胆不敵”な活躍に期待したい。

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H&M、従業員1500人を削減へ コスト削減策の一環として

 H&Mヘネス・アンド・マウリッツ(H&M HENNES & MAURITZ)は11月30日、従業員をおよそ1500人削減すると発表した。同社は9月に年間20億スウェーデンクローナ(約260億円)規模のコスト削減・合理化計画を打ち出しており、今回の人員削減もその一環。リストラ関連費用として、2022年9〜11月期(第4四半期)に約8億スウェーデンクローナ(約104億円)を計上する。

 同社の21年12月~22年5月期決算は、売上高が前年同期比19.7%増の1036億7000万スウェーデンクローナ(約1兆3477億円)、営業利益は約2倍(同99.9%増)の54億4600万スウェーデンクローナ(約707億円)、純利益は2倍以上(同129.7%増)の38億9900万スウェーデンクローナ(約506億円)と増収増益だった。しかし、6~8月期は売上高が同3.3%増(現地通貨ベースでは同4%減)の574億5000万スウェーデンクローナ(約7468億円)、営業利益は同85.6%減の9億200万スウェーデンクローナ(約117億円)、純利益は同88.6%減の5億3100万スウェーデンクローナ(約69億円)と苦戦。その主な要因として、7月にロシア市場から撤退したことや、原料や輸送費の上昇、物価高の影響による消費意欲の減退などを挙げている。

 ヘレナ・ヘルマーソン(Helena Helmersson)最高経営責任者は、「コスト削減・合理化計画には組織の見直しが含まれており、従業員がその影響を受けることは重々承知している。彼らが次のステップに進むために必要な支援をする」と述べた。

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俳優「のん」のブランド「ウィ・ユー」が原宿で初のポップアップ 衣装や私服をポーチやバッグ、雑貨にアップサイクル

 俳優の「のん」がプロデュースするアップサイクルブランド「ウィ・ユー(OUI OU)」は12月16〜18日の期間、東京・原宿の東急プラザ表参道原宿(4階)に初のポップアップストアをオープンする。

 「ウィ・ユー」は“好きなアーティストと、いつも一緒”をコンセプトとし、のんや、のんが尊敬するアーティスト(後日発表)のステージ衣装や私服をアップサイクルしたポーチやミニトートバッグ、雑貨を展示・販売する。衣装や私服はインスタレーション的にディスプレーもし、ビフォーアフターを見せる仕掛けだ。期間中に、ポップアップストアおよびウェブサイトで抽選予約を受け付け、後日当選者に販売する。

 のんは、「初のポップアップイベントを開催でき、うれしい。“推し”の衣装や私服を日常的に持ち歩けるものにアップサイクルして届ける。憧れのかけらが手元にあれば、幸せいっぱいになれるはず!この機会に、たくさんの方に『ウィ・ユー』を知ってもらいたい」と話す。

■「ウィ・ユー」ポップアップストア
日程:12月16〜18日
時間:11:00〜21:00(16日のみ17:00〜21:00)
場所:東急プラザ表参道原宿4階
住所:東京都渋谷区神宮前4-30-3

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「ゼニス」がホラン千秋を「ドリームハーズ」に 自らの目標を追いかける人を応援

 時計ブランドの「ゼニス(ZENITH)」は、「グローバル フレンド オブ ブランド」および「ドリームハーズ(DREAMHERS)」にタレントやキャスターとして活躍するホラン千秋さんを指名した。「ドリームハーズ」とは、輝く女性にスポットライトをあてたプロジェクトだ。自立した女性たちがそれぞれの経験を共有し、ほかの人たちにも夢をかなえてもらうよう刺激を与えるプラットフォームとして、今年で3年目を迎える。10月にはシンガポールで「ミート ザ ドリームハーズ(MEET THE DREAMHERS)」イベントを開催し、各国のプレスやジャーナリストに向けて、最新の「ドリームハーズ」のメンバーを紹介した。

 そして11月には、東京で「ゼニス」のジュリアン・トルナーレ(Julien Tornare)CEOとホランさんを招いたトークセッションを披露。最近のジェンダー平等や女性のエンパワーメントに向けた取り組み、さらには、長らく発信し続ける「Time to Reach Your Star. 最も高い、あなたの星をつかむために」というブランド哲学の意味や意義について語った。

“成功までの道のり”に共感し
「ドリームハーズ」へ

 トークセッションでは、村上要「WWDJAPAN」編集長がモデレーターを務めた。トルナーレCEOに、ホランさんを「ドリームハーズ」に選んだ理由を問うと、「シンガポールに集まってもらったのは、夢を実現された女性たち。すでに成功し、有名な方たちではあるが、何より素晴らしいのは、成功するまでの道のりにある。成功は素晴らしいものだが、そればかりだと静止画のようなもの。だから、ホランさんを選んだ理由は明らかだった。すでに日本を代表するパーソナリティになられているが、これまでの道のりに感銘を受けた。私たち『ゼニス』は、これまで歩んできた道のりと、これから続くであろう旅路に大きな関心を抱いている。彼女からは、男性も大きなインスピレーションを感じられるだろう」と答えた。

 ホランさんは「『ドリームハーズ』の活動は以前から知っていたので、選んでいただき光栄だった。大人になると結果を求められることが多くて、結果が出ないと努力が足りないと言われることもあるけど、人生を振り返るといかにしてそこに辿り着いたのかという方がエモーショナルだし、自分にとっては大切なプロセス。そういう部分を評価されたのがうれしい」と語った。

誰もが星をつかめるような状況に
その役割を担いたい

 トルナーレCEOは、人々の「Time to Reach Your Star.」のための取り組みについても言及した。「ジェンダー平等と女性のエンパワーメントは、ブランドのコミットメントおよびアクションを推進する『ゼニス HORIZ-ON』の中核を成している。この『ゼニス HORIZ-ON』の柱は、ウェルビーイング、サステナビリティ、インクルージョン&ダイバーシティの3つ。それらが最初の一歩だ。今後も女性をサポートする取り組みを行っていき、米国や中東へも広げていきたい」。

 さらにホランさんが、「日本は比較的に、星をつかむために努力すれば前へ進むことができる国だと思う。だけど国や地域によっては星を目指すことすらできない状況にある人もいる。老若男女が星をつかみたいと思ったら、それをつかみにいけるような状況を作るべき。ニュースキャスターとしてもいろんな意見を吸い上げて、その役割を担えたらいいなと思う」と続けた。

 最後は、「『WWDJAPAN』も『ゼニス』に共鳴し、女性のみならず、一人ひとりが自分ならではの高みを目指し、星をつかむことができる世の中づくりに『WWDJAPAN』らしく貢献したいと思う」と、村上編集長が締め括った。

シンガポールで開催した
「MEET THE DREAMHERS」

 「ドリームハーズ」は今回、エクストリーム・電動ラリーレーサーのキャシー・ムニングス(Catie Munnings)さん、26歳のバイオリニストのエスター・アブラミ(Esther Abrami)さん、トランスジェンダーをカミングアウトしたモデルのローラ・ロドリゲス(Lola Rodriguez)さん、シンガポールの女優、シェイラ・シム(Sheila Sim)さん、台湾の起業家、メロディ・シュー(Melody Hsu)さん、そしてホラン千秋さんを、自らの目標を追いかけ、それぞれ独自の道を歩んできた女性たちに選んだ。

 10月にシンガポールで開催した「MEET THE DREAMHERS」では、最新の「ドリームハーズ」のメンバーを紹介し、女性のエンパワーメントを讃えるとともに、米国政府以外で乳がん研究に対する最大の資金提供団体である、スーザン G. コーメン®乳がん財団とのパートナーシップも発表した。10月に発売したクロノグラフコレクション、“クロノマスター オリジナル ピンク”は、世界各国で乳がん撲滅のシンボルとなっているピンク色に敬意を表したもの。「ゼニス」は、このモデルの売り上げの20%をスーザン G. コーメン®乳がん財団に寄付する。

PHOTO:KAZUSHI TOYOTA
TEXT:YUKI KOIKE
問い合わせ先
「ゼニス」
03-3575-5861

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長場雄が個展「A PIECE OF PAPER」を渋谷パルコで開催

 イラストレーターの長場雄が、個展「A PIECE OF PAPER」を渋谷パルコ4階のアートスペース「パルコミュージアムトーキョー(PARCO MUSEUM TOKYO)」で開催する。入場料は500円で、会期は12月9日から25日まで。

 長場氏がパルコで個展を開催するのは、2017年以来約5年ぶり。今回の個展は、“1枚の紙から始まる”という意味から名付けられ、長場氏が「現在の自分を形成するのに大きな影響を与えた」と語るアイコンを描きおろしたキャンパス作品をはじめ、過去最大規模となる立体作品なども展示する。また、オリジナルグッズやポスターを販売するほか、2023年1月に発売予定の同タイトル書籍「A PIECE OF PAPER」の先行予約も行う。

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新宿フラッグスの「ニューエラ」で感じた意外性 キャップを持参すればいつでもアイロンサービス

 12月1日に改装グランドオープンした新宿駅直結の商業施設、新宿フラッグスの内覧会を取材しました。われわれアパレル業界紙的なホットトピック筆頭は、「アメリカンラグシー(AMERICAN RAG CIE)」が4年ぶりに日本1号店の地、新宿フラッグスに再出店した、という話だったんですが、それとは別で「このブランド、今こんな取り組みもしているのか!」という驚きがあった店があるので紹介します。ニューエラジャパンが運営する「ニューエラ(NEW ERA)」です。

 「ニューエラ」と言えば、“つばが平らなベースボールキャップのブランド”“よくBボーイがかぶっているキャップのブランド”といったイメージを抱く人も少なくないと思います。でも、今はキャップだけでなく、アパレルやバッグなども多数企画しているんですね。しかも、アパレルはブランドロゴ入りの分かりやすい商品だけでなく、“ブラックレーベル”と呼ぶロゴを抑えたファッションラインにも注力しているそうです。新宿フラッグス3階の店舗(今回新規出店したわけではなくリニューアルです)でも、入り口すぐの場所に“ブラックレーベル”を陳列していました。

EC全盛時代に練られた“実店舗の価値”

 ……とまあ、ここまでは単に私がブランドについて勉強不足だっただけで、知っている人は知っている情報だと思います。お店のあり方として興味深い話はここから。店外のエレベーター横のスペースに、ブランドロゴ入りのロッカーが設置してあるんです。聞けばEC購入商品の受け取り用ロッカーとのこと。店舗内外にそうしたロッカーを設けるショップやブランドは昨今増えつつありますが(例えば「無印良品」など)、「ニューエラ」もやっているのか、と。「ニューエラ」としては、ロッカー設置店舗はここが初だそうです。新宿駅で乗降する忙しい客がサッと商品を受け取って帰ることができるように、というのが設置意図。ECで商品を買う際に、店頭受け取りかロッカー受け取りか(もちろん自宅配送も)は選べます。

 そしてロッカーよりも驚いたのが、店内のカウンターにキャップ用のプレス機(アイロン)が2台あり、「ニューエラ」の代表的なモデルのキャップならいつでもプレスして形を整えてくれるという点。さらには、プレス機の横に熱圧着のワッペン用のアイロンもあり、「ニューエラ」で購入したキャップ(一部除く)には購入後1カ月以内であれば2文字までのワッペンも無料で付けてくれるんだとか。ECを含む同店舗以外での購入商品も、レシートさえあれば対応するとのことです。どうですかこの施策。EC全盛時代に実店舗にどんな価値を持たせるか、実店舗とECをどう使い分けるかといった視点で、すごくよく練られていますよね。

 こういう策が今の時代は非常に大切だという話はO2Oなどの文脈でよく語られますが、こんなに分かりやすく実践している店って、実はそんなに多くないようにも感じます。このプレス機とワッペン用アイロン、実は「ニューエラ」の国内直営全店(アウトレットを除くと10店あります)に導入されているらしく、ブランドファンにとっては目新しい話では全くないのかもしれません。しかし、勉強不足だった私には「『ニューエラ』って、そんなにオムニ施策に意識的なブランドだったのか!」という驚きがありました。

 それらに加えて、店内にはキャップが買える自販機もあって、今回のリニューアルの目玉の1つとなっていました。ショップの総面積が約198平方メートルと比較的広いからこそ、いろいろ実験的なことができている印象です。自販機も店外ロッカーと同様に、キャップがほしい人が接客なしにササッと買えるというのがポイントだそう。自販機というフォーマットは、訪日外国人客にも“日本的”として人気が出そうです。実際、羽田空港には「ニューエラ」店舗はないものの、このキャップ自販機は2台設置しているそうですよ。

 以上、「ニューエラ」をよく知る人には「何を今更……」な情報ばかりかもしれませんが、意外と「未チェックだった!」という人も少なくないのでは。新宿フラッグスに立ち寄った際は、EC時代に打ち出す実店舗の価値、O2O施策として何をやっているか、といった視点で「ニューエラ」を是非パトロールしてみてください。

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「スタージュエリー」が来春中国。上海に初出店 ブライダル大手のプリモグローバルHDと業務提携によりアジアで販路拡大

 横浜・元町発ジュエリーブランド「スタージュエリー(STAR JEWELRY)」などを運営するスタージュエリーブティックス(以下、スタージュエリー)は11月30日、ブライダルジュエリー大手のプリモグローバルホールディングス(以下、プリモHD)と業務提携し、2023年春に、中国・上海に「スタージュエリー」初の店舗を出店する。同ブランドは2003~08年、香港で2店舗を運営。中国本土への出店は初になる。

 同提携の目的は、メード・イン・ジャパンのオリジナリジュエリーで中国でも高い人気を誇る「スタージュエリー」のアジアにおける販路拡大だ。中国本土、台湾、香港における豊富な店舗運営実績を持つプリモHDが運営を担当。中国では一級都市を中心に、3年間で5店舗の展開を目指す。

 上海店は22年3月にオープンした「スタージュエリー」表参道ヒルズ店をモデルとし、ほぼ同じスペースで日本と変わらない品ぞろえとサービスを提供。また、中国向け公式ウェブサイトも開設予定だ。

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三陽商会「ラブレス」 浮上のカギは「統一感のない」店作り

 三陽商会が運営するセレクトショップ「ラブレス(LOVELESS)」は、旗艦店の「ラブレス 青山」の移設オープン3周年を記念し、ファッションデザイナーやクリエイターと協業した限定商品を11月30日に発売した。

 商品は全5種。取り扱いブランドの「ダブレット(DOUBLET)」にネルシャツ(3万8500円)、「ヨウヘイオオノ(YOHEI OHNO)」にクラッシュベロアトップス(2万5300円)、「ヨシオクボ(YOSHIOKUBO)」に半袖Tシャツ(7500円)と長袖Tシャツ(1万2000円)をそれぞれ別注した。ニューヨークを拠点とするイラストレーターのジュン・イナガワが描き下ろしたグラフィックを施したキャップ(6600円)とバンダナ(3300円)も販売する。「ラブレス」ディレクターの佐々木拓真が手がける「ノーマティーディー(NOMA T.D.)」は、実店舗を持たない古着店「ウィーバー(WEBER)」と協業し、写真家・森山大道の作品をプリントしたTシャツ(9900円)を制作した。

新客獲得とコアなファン作り
両輪で復活の道筋を描く

 「ラブレス 青山」は2019年11月に青山のみゆき通りから現在地に移転するも、間もなくコロナ禍に直面。ラブレス事業全体の業績低迷もあり、同社の構造改革の中で存続が危ぶまれる状況が続いた。

 だが光明も見えてきた。足元では新型コロナの影響緩和とともに客足が戻りつつある。11月の売上高は、移設オープンしたコロナ前の19年同月とほぼ同水準まで回復した。「コロナ禍は試練だったが、その中で撒いてきた種が実を結びつつある」と並木君典・第一事業本部セレクトショップビジネス部長。店舗移設後、国内デザイナーズブランドの買い付けを強化し、「(ファッションシーンの)“旬”を切り取るラインアップ」に軸足を移したことで新客獲得につながった。

 顧客のエンゲージメント強化も進める。今回の3周年企画は、気鋭のクリエイターやデザイナーと協業することで、コアなファッションやカルチャーを好む層に向けた発信を意識した。並木部長は「トレンドやカルチャーが入り混じり、いい意味で統一感のない『カオス感』で深いファンを作る。ここ(青山店)での成功事例を他店にも広げていきたい」と話す。

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英「グラフ」がウオッチ“ザ グラフ エクリプス”の新作 各パーツのデザインを刷新

 英発ジュエラー「グラフ(GRAFF)」はこのほど、ブランドを代表するウオッチ“ザ グラフ エクリプス”をアップデートさせた新作を発売した。価格は141万円(税込)。

 新作は、「グラフ」と一目で分かるデザインはそのままに、ダイヤルや針、アワーマーカー、ブラックダイヤモンドをあしらったリューズなどを新たにデザイン。各パーツはより深みを増したブラックで仕上げた。ケースは、軽量で耐久性に優れたオールブラックのチタンを採用。ケース径43mm、ケース厚7mmの超薄型で、心地いい着用感を実現させたという。スイスで設計・製造した自動巻きムーブメントを搭載し、パワーリザーブによって最長42時間の駆動が可能だ。

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バーニーズ ニューヨーク六本木店がアーティストHimeと植物店「青坊主」のポップアップ

 バーニーズ ニューヨーク六本木店は12月10、11日、新進気鋭のアーティストHime(ヒメ)と植物店「青坊主」のポップアップストアをオープンする。

 Himeは2021年に活動を本格スタート。ポップでカラフルな“1980年代テイストの現代の女の子”を描くことで知られる。「青坊主」は塊根植物やアガベ(多肉植物)、植木鉢をはじめ、現代アートやアパレルについて長野を拠点に発信している。Himeと栗岡慧伍「青坊主」店主は、両日とも店頭に立つ予定だ。

 ポップアップストアでは、Himeが描き下ろした作品を販売する。モチーフは「青坊主」が「バリエム(VALIEM)」に製作を依頼した陶器製の鉢を掲げる女の子で、鉢のカラーに合わせてモノトーンで仕上げた。原画を132万円(約800mm×1000mm、税込、以下同)、シルクスクリーンプリントを16万5000円(約560mm×745mm)で販売する。また、同作品をプリントした鉢(2万7500円)やTシャツ(7700円〜)、ステッカー(1100円)も発売する。

 ポップアップストアへの入店およびアート作品の購入(抽選)には、バーニーズ ニューヨーク公式アプリでの事前申し込みが必要で、12月4日17時59分まで受け付けている。

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「クロエ」が英発「バブアー」とコラボ コートやバッグ、ブーツを販売

 「クロエ(CHLOE)」は12月9日、1894年創業の英国ブランド「バブアー(BARBOUR)」とコラボした商品を発売する。「クロエ」の店舗と「バブアー」の取り扱い店舗および公式オンラインストアで扱う。「クロエ」は、「『バブアー』との協業は、ウィメンズを展開するラグジュアリーブランドとして初めて」と説明する。

 ウエアは1910年代の「バブアー」のアーカイブを参考に、デザインを「クロエ」、製造を「バブアー」が担当。ショルダー部分にフリルを用いたジャケット(27万3900円税込、以下同)やコート(29万400円)を販売する。

 また、バッグ(31万5700円〜)、ブーツ(15万700円〜)、バケットハット(5万8300円)、シルク製スカーフ(7万5900円)などのアクセサリーも用意し、こちらは「バブアー」を象徴するワックスドコットンを用いて「クロエ」が製作する。同じく「バブアー」のシグネチャーであるタータンチェックを取り入れるのもポイントだ。

 ガブリエラ・ハースト(Gabriela Hearst)「クロエ」クリエイティブ・ディレクターは、「実父と継父がカウボーイで、ウルグアイにある実家の牧場などで彼らが『バブアー』のジャケットを着用していた。そのため同ブランドへの思い入れは強い」と話す。

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「ニューバランス」と「オーラリー」のコラボスニーカー“XC72”から日本限定カラーが登場

 「ニューバランス(NEW BALANCE)」は、「オーラリー(AURALEE)」とコラボレーションしたスニーカー“XC72”の日本限定カラーを12月9日に発売する。価格は税込1万9800円で、キャメルとホワイトの2色を用意。両ブランドの公式オンラインストアをはじめ、東京・日本橋浜町のティーハウス ニューバランス(T-HOUSE New Balance)とニューバランス 六本木 19:06、ドーバー ストリート マーケット ギンザ(DOVER STREET MARKET GINZA)で取り扱う。

 今作は、10月に発売したグローバル展開カラーと同じく、ベースモデルに採用した“XC72”のオリジナルではメッシュを配しているアッパー部分を、高品質のヘアリースエードとヌバック、スムースレザーにアップデート。パーツ毎に素材を変更することで、ワントーンの中に奥行きを感じるデザインに仕上げた。またアウトソールの一部は、リグラインド(粉砕再生材料)のラバーを用いて生産している。

 “XC72”は、1970年代後半に発売されたトレイルシューズ“375”とクロスカントリーシューズ“XC15”、1980年に発売されたランニングシューズ“620”の要素をミックスしたモデル。アシンメトリーなアウトソールパターンや多角的にシェイプしたヒール、スクエアトゥなどのデザインが特徴だ。

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