「ロクシタン」とスヌーピーのコラボアイテム第2弾 レフィルと限定デザインの詰め替えボトルが登場

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」は、スヌーピーとのコラボレーションアイテム第2弾を1月25日に発売する。全国の店舗と公式オンラインサイトで取り扱い、6〜24日は先着で予約を受け付ける。

 “TAKE CARE OF THE EARTH”をテーマにした第2弾では、人気ヘアケシリーズ“ファイブハーブス”からダメージケアの“リペアリング”(税込1万4960円、以下同)と、頭皮ケアの“バランシング”(1万4960円)のレフィルキット2種類をラインアップ。それぞれのキットを購入すると、頭を洗っているスヌーピーを描いた限定デザインの詰め替えボトルがセットで付く。

 また、シャワージェルのレフィルも用意。レモンを連想させるさわやかな香りの“ヴァーベナ”(8580円)とフレッシュな香りの“ローズ”(8580円)の2種類で、それぞれのレフィルを購入するとバスタイムを楽しむスヌーピーをあしらった詰め替えボトルが付属する。

 さらに、スヌーピーの仲間たちをあしらった限定パッケージのへアケアミニボトルキット3種類も販売する。ヘアオイルとダメージケアアイテムを詰めた“リペアリング”キット(5060円)、ミストと頭皮ケアアイテムをセットにした“バランシング”キット(5940円)、髪のボリュームケアが試せる“ボリューム&ストレングス”キットをそろえる。

 「ロクシタン」は、CSR(環境保全活動や企業統治)活動の一つに“地球の自然にやさしく”を掲げていて、ヘアケアなどのアイテムでは通常ボトルに比べて約65~90%のプラスチックを削減できるエコレフィルを使用。また、ブランドの空き容器(プラスチック、ガラス、アルミ)を全国の店舗で回収する「グリーンプログラム」を行なっている。

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【2023年】干支のウサギがモチーフのキュートなアイテムが続々登場 「ルイ・ヴィトン」「ロエベ」「グッチ」など10ブランド以上(※随時更新)

 2023年の干支である卯(うさぎ)にちなんで、各ブランドからウサギをモチーフにしたアイテムが続々と登場している。アイテムはウサギの姿を描いたものから、にんじん柄やファーをウサギに見立てたデザイン、さらには世界的に知られるキャラクターとのコラボまでさまざまだ。この記事では、バリエーション豊かなウサギアイテムを紹介。新年の景気づけにウサギアイテムを身に着ければ、ウサギのように軽やかなスタートダッシュを切れるかも?

※情報は全て1月4日現在のものです。
販売状況は各商品ページをご確認ください。


「ロエベ」

 「ロエベ(LOEWE)」は、日本に1号店をオープンした1973年から今年で50周年を迎える。そのアニバーサリーキャンペーンの一環で、ウサギにちなんだカプセルコレクションを発売した。コレクションでは、ウサギをかたどった“バニーバッグ”(24万5300円税込、以下同)や“バニー バケットバッグ(ラフィア&カーフ)”(13万5300円)、Tシャツ(6万9300円)、スエットシャツ(10万6700円)などをラインアップする。


「マーク ジェイコブス」

 「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」は、ウサギをモチーフにした“ルナ ニューイヤー(LUNAR NEW YEAR)”シリーズを発売した。同シリーズではアイコンバッグ“ザ トート バッグ(THE TOTE BAG)”(7万1500円)と、“ザ スナップショット(THE SNAPSHOT)”(6万7100円)をそろえる。いずれも、ウサギをイメージした毛足の長いポリエステルエコファー使いが特徴だ。“ザ トート バッグ”はボディー全体にエコファーを配してぬいぐるみのように仕上げ、“ザ スナップショット”はストラップにエコファーを用いた。


「ルイ・ヴィトン」

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ウサギをモチーフにした新作小物を発売した。ニットキャップ(6万8200円)にはストールを巻いたウサギのレザーパッチをあしらい、シルク製スカーフ(4万6200円)には「ルイ・ヴィトン」のハンドバッグを持ったウサギをデザインした。


「グッチ」

 「グッチ(GUCCI)」は、ウサギをテーマにしたカプセルコレクションを発売した。同コレクションではニットやTシャツ、ローファー、時計にウサギをデザインしたほか、アイコンバッグもウサギをイメージした限定アレンジで登場している。アイテムは一部の店舗で取り扱い、取扱店ではウサギのスプレーペイントがウインドーを彩る。


「ロンシャン」

 「ロンシャン(LONGCHAMP)」はウサギをモチーフにした限定デザインの“ル プリアージュ(Le Pliage)”を発売した。バッグにデザインしたのは、ウサギの好物であるにんじん柄や、“ル プリアージュ”をくわえたウサギのレザーバッジなど。価格は2万2000円から。ウサギのキーリング(1万7600円)も販売している。


「スウォッチ」

 「スウォッチ(SWATCH)」は、ウサギをモチーフにした時計を発売した。カラーは赤と金の組み合わせで、時針と分針、さらに遊環(ストラップループ)がウサギの耳になっている。価格は1万3530円。「スウォッチ」は、干支を題材にした時計を1999年から発売している。


「ジェラートピケ」

 「ジェラートピケ(GELATO PIQUE)」は、マッシュホールディングスのオンラインストア、「ウサギオンライン」限定のルームウエア2型を発売した。アイテムは、ワンピース(8800円)と、ルームウエアの上下セット(1万4300円)。どちらも、ふんわりとした心地良い肌触りが特徴の素材“パウダー”を採用している。


「ロクシタン」

 「ロクシタン(L'OCCITANE)」はスヌーピーとコラボしたアイテムを数量限定で発売した。発売中の第1弾では「Take Care of YOURSELF (自分への思いやり)」をテーマに、自分へのご褒美やギフトに適したハンドケアアイテムをそろえた。ウサギとスヌーピーをパッケージに描いた“SNOOPY 2023 NEW YEAR ベストセラーキット”(3080円)は保湿バームのミニサイズと定番の“シア ハンドクリーム”をセットにした。限定アイテムは、全国の店舗と公式オンラインサイトにて取り扱っている。さらに、1月25日には第2弾、2月15日には第3弾も登場する。


「トミー ヒルフィガー」

 「トミー ヒルフィガー(TOMMY HILFIGER)」は、1955年にオランダ人作家・イラストレーターのディック・ブルーナ(Dick Bruna)が生み出したウサギのキャラクター、“ミッフィー”とのコラボコレクションを発売した。同コレクションはメンズ、ウィメンズ、キッズのウエアとアクセサリー43型で、スタジャンやチノパン、ラガーシャツ、カレッジセーター、ベースボールキャップなどのアイテムにミッフィーをあしらっている。ブランドのシグネチャーカラーであるレッドやブルーをはじめとする鮮やかな色使いも特徴だ。


「ファミリア」×「ビームス」

 ファミリアは、ビームスが運営する、日本の魅力を国内外に発信するブランド「ビームス ジャパン(BEAMS JAPAN)」とのコラボアイテムを発売した。コラボの題材は、ウサギをモチーフにしたお月見。アイテムはデニムバッグ(2万2000円)やポーチ(8250円)、ミニケース(4950円)だ。ファミリア公式オンラインショップとビームス ジャパン取り扱い3店舗、ビームス公式オンラインショップで販売中。

 両社はこれまでも「子どもたちが楽しく日本文化を楽しむきっかけになるように」と、21年には丑(うし)、22年には寅(とら)と、干支をモチーフにしたコラボアイテムをリリースしてきた。第3弾となる今回は、女の子とウサギ、クマが木に登り月を眺める様子や、ウサギがにんじんを分け合うアートを採用している。

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【2023年バレンタイン】三越伊勢丹がチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2023」を開催 1月6日10時からオンラインで先行スタート

 三越伊勢丹は、パリ発のチョコレートの祭典「サロン・デュ・ショコラ2023」のオンライン販売を1月6日午前10時から開始する。伊勢丹新宿本店 本館6階の催物場では、1月19〜25日の期間と29〜2月5日の期間、同イベントを開催する。オンラインストアでは仮想待合室を設け、サイトの混雑状況や待ち時間の目安を確認することがきる。仮想待合室には販売開始当日の午前9時30分ごろから入室が可能だ。

 「サロン・デュ・ショコラ2023」では、東京会場とオンライン限定の商品も取り扱う。板チョコはフランスの老舗ショコラトリー、「ボナ(BONNAT)」の8種類のカカオ豆をブレンドしたビターチョコレートをフリーズドライのチェリーを入れたチョコレート(2592円)や、ノルウェー発「フョークチョコレート(FJAK CHOCOLATE)」のホワイトチョコレートにカシスなタルトやグラノーラをミックスしたパイをミックスしたチョコレート(1512円)をラインアップする。

 アソートは、フランスの「イバン・シュバリエ(YVAN CHEVALIER)」による東京限定のプラリネサラザンのハート粒を含んだ“ショコラアソート”(4320円)や「ネル クラフト チョコレート トーキョー(NEL CRAFT CHOCOLATE TOKYO)」のレモン、パッションフルーツ、海風しいたけ、そばチーズなどのボンボンショコラを含んだ“アーバンデザインコレクション2023”(4104円)をそろえる。

 そのほか、イスラエル発「イカチョコレート(IKA CHOCOLATE)」の塩を含んだ“死界の塩コレクション”(2700円)や「トシ・ヨロイヅカ(TOSHI YOROIZUKA)」の柔らかなマロンギモーブとマロンプラリネクランチをショコラでコーティングした“ギモーヴ・ド・マロン”(1601円)など、個性豊かな顔ぶれが並ぶ。

 また、三越伊勢丹の公式YouTubeチャンネルでは、人気声優、西山宏太朗をパーソナリティに迎えたラジオ番組、三越伊勢丹ラジオショコラを放送する。「サロン・デュ・ショコラ2023」に関する放送は6日、17日、19日、25日を予定している。

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アイヴァン リュクスとシープ アイヴァンが別注サングラスを発売

 アイヴァン リュクスとシープ アイヴァンは1月7日、「アイヴァン(EYEVAN)」に別注したサングラスを発売する。価格は5万6100円(税込)。

 「アイヴァン」の定番である“ウェブ”と、ネクストアイコンと位置付ける“サドラー”をベースにしたワイドモデルで、特注の10mm生地を使う。これについて「アイヴァン」は、「1930年にハンドメードされたビンテージアイウエアの持つ重厚感にインスピレーションを得た」と話す。また、テンプルは新たに型から起こし、掛け心地の良さを追求した。

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「シスレー」のロングセラー美容乳液が43年目で初のアップデート マイクロバイオームのバランスと免疫機能に着目

 「シスレー(SISLEY)」は1月5日、1980年から販売を続けるロングセラー美容乳液“エコロジカル コムパウンド”の成分を強化し、現代環境に合わせた新処方の新製品“エコロジカル コムパウンド アドバンスト”(60mL、税込1万9250円/125mL、同3万1350円)を発売した。

 1980年の製品登場以来初となる成分アップデートは、一人一人で異なる皮膚常在菌など肌のマイクロバイオーム(微生物叢)とそのバランス、肌本来の免疫力に着目した。保湿や整肌の独自成分スキンエコロジーコンプレックスのほか新成分も配合し、潤いのある健やかな肌へと導く。

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エシカルジュエリー「ジプフィー」が「ニューエラ」と初コラボ シンプルデザインが特徴のキャップを発売

 ジュエリーブランドの「ジプフィー(GYPPHY)」は1月7日、「ニューエラ(NEW ERA)」とコラボしたキャップを発売する。両者のタッグは初めて。

 前面に「ジプフィー」のロゴを入れたシンプルなデザインで、価格は5500円(税込)。「ジプフィー」自由が丘店と、同ブランドの公式オンラインストアで扱う。

 “それぞれのライフシーンを彩るエシカルジュエリー”をコンセプトに掲げる「ジプフィー」は、フェアトレードで調達した金や銀、人工石のモアサナイトを用いたジュエリーを製作・販売している。

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香りのセレクト「ノーズショップ」代表が考える「日本の香水市場の次なる課題」

 「WWDJAPAN」の「日本が、やがて香水砂漠ではなくなる理由」という記事を読んで、嬉しくなった。「ノーズショップ(NOSE SHOP)」を作った5年前とは比べ物にならないほど日本の香水市場が活性化していることを社外の定量的なデータや、社内の売れ筋情報、店頭の活況ぶりからもヒシヒシと感じていた自分の感覚とぴったりだったからだ。

 「ノーズショップ」を作った頃、日本の香水市場は「香水砂漠」と揶揄されていて、香水専門店、それもニッチな香水ばかりを集めて店舗という構想は誰も賛同してくれなかったことは、以前「WWD JAPAN」のインタビューでお話した通りだ。実際に開店当初は、閑古鳥が鳴くような時期もあった。それがいまや10万円を超す超高額の香水や複雑で難解な香り、ハイコンテクストなストーリーを持つものまで、これぞニッチという香水がしっかりと売れるようになり、「ノーズショップ」は日本国内に10店舗を構えるまでに成長した。700種を超える香水を取り揃え、売れ筋は定番的な人気商品に偏らず、個性的な香りたちに光が当たる状況がこんなにも早くやってくるとは。創業者である自分にとっても容易には想像できなかった。

 「ノーズショップ」は、いわゆる常識的な香水の売り方とは一線を画するようなメッセージや手法で、既存の香水ファンだけでなく、新しい顧客層も掘り起こしてきたと自負している。しかし現在の日本の香水市場全体の盛り上がりは、一企業の努力だけで成し遂げられたものではない。一夜にして起こった変化でもなく、香水という文化に惚れ込み、貴重な時間と熱量を注ぎ込むたくさんの優れた企業やプレイヤーたちによって成し遂げられた革命だ。

 「ノーズショップ」の外に目を向けてみると、渡辺裕太クリエイターが手掛ける「サノマ(CANOMA)」や、山根大輝社長が手掛ける「リベルタパフューム(LIBERTA PERFUME)」などは、日本の香水市場を牽引する輝かしいブランドとして、熱狂的な支持を受けて多くの新しい香水ユーザーを生み出した。有名ブランドの香水を手軽に試せるサブスクサービスも、複数社がしのぎを削りながら急成長を続けている。「ジェイセント(J-SCENT)」「エディット(EDIT(H))」「ディセル(DI SER)」などの日本産香水の国内外での評価も次第に高まっている。情熱溢れる新進気鋭の香水専門ディストリビューターの存在も光る。長年、専門性の高い情報発信を続けてきたフレグランスメディア「プロフィーチェ(profice)」によるマーケット拡大への貢献も多大だ。フレグランス文化の正確な紹介と業界全体の教育を推進してきた日本フレグランス協会の長年の功績も見過ごせない。例を挙げればきりがないが、こういった多くの功労者たちによって、日本の香水マーケットの変革は成し遂げられようとしている。

それでも中国や韓国に比べ
「大きく劣後が国際評価」

 とはいえ、今の日本の香水市場のプレゼンスは、諸外国に比べれば大きく劣後しているというのが国際的な評価だ。日本の市場は国際的に見れば、「まだまだ」なのだ。

 昨年の6月、コロナ渦を経て3年ぶりにイタリア・ミラノで開催されたニッチフレグランスの国際的な祭典「エクセンス(ESXENCE)」に参加してきた。そこでは一時期香水業界を席巻していた中東向けの濃く強い香水が比較的おとなしくなり、代わって柑橘系を主体とするような比較的ライトなつけ心地のフレグランスが多く見られた。大きな盛り上がりを見せ始めているアジアマーケットを意識してのものだ。東南アジアなどは高温多湿な気候も背景にあって比較的軽やかフレグランスが好まれ、日本同様に中国や韓国には香水のライトユーザーが多く柑橘系などの繊細なフレグランスが好まれる。これらの国の中でも、特に中国と韓国のマーケットの躍進は目覚ましい。中国では数年前の輸入化粧品に関する規制緩和などもあり、主要な香水ブランドが続々と進出。現在はニッチなブランドの多くも中国本土への進出を果たし、数年前には世界の香水マーケットのわずか数%を占めるのみと言われていた中国の香水市場は、毎年爆発的な成長を見せている。香水に対して日本と同様に控えめと言われていたお隣の韓国も、香水ブランドのマーケッターの話を総括すると、おそらくすでに日本の香水市場よりも大きくなっているようだ。財閥企業などの大手資本によるニッチフレグランスマーケットの進出などの話も聞く。

コロナ禍のマスクの影響が
香りの楽しみ方を変えた

 それでも日本のフレグランス市場は、業界の自助以外の外部環境によっても成長を続けている。マスクの影響だ。長引くコロナ渦のマスク着用によって、日本人の身にまとう香りの楽しみ方そのものが変化した。「ノーズショップ」ではコロナ渦の自粛期間から、ウードを使った香水やスモーキーレザーな香りなどが顕著によく動くようになった。聞けば、ほぼすべての人はマスクで他人の鼻を意識することが減り、自分の好きな香りを楽しもうというモチベーションがあがったという。香水は本来まず自分の鼻を楽しませるものだが、その香りは周囲の鼻にも届く。「人様への迷惑を気にする」のは我々日本人の国民性のひとつだ。この感性はアジア圏でも広く見られるが、日本においては特に顕著だ。

 マスクによる恩恵とは裏腹に、日本独特の「香害」という概念がすでに一般化しつつあることも認識しなければならない。香りが苦手な人の「鼻の権利」とでも呼ぶべきものについても、しっかりと配慮される世の中でなければならない。町中でさまざまな香りが華やかに咲く中東や欧米ではこうだから、日本でもこうあるべきいう「べき論」はローカルマーケットを前提にしたときにはむなしく響くだけだ。新型コロナの影響が少なくなり、マスクの着用が日本全体として減ってきたときに、果たして現在のようなマーケットの盛り上がりは維持されているのだろうか。私達の次なる課題は、社会全体の香りに対する需要度を上げることではないかと思う。無臭も含めた「香りの多様性」が認められる社会。これぞ自分の香りだと自身をもって表現でき、それが社会的にも受け入れられる状態。そういう未来の実現には、業界の垣根を超えた社会運動の醸成が必要となるはずだ。かつて「香水砂漠」と呼ばれた日本の新しい香りの未来は、もうすぐそこまできている。

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ユニクロの12月度売上高は16.9%増 “ヒートテック”極暖、カシミヤセーターなど値上げ商品が好調

 国内ユニクロの2022年12月度売上高(既存店ベース)は、前年同月比16.9%増だった。前年12月が同11.1%減と苦戦していたという与件もあるが、客数は同1.8%増ながら客単価が同14.8%増と大きく伸び、売り上げを押し上げた。今秋冬は値上げが焦点となっているが、値上げと同時に機能性やデザインをアップデートした商品が支持されている。

 11月は高気温で冬物の動きが鈍く、同3.8%減だった。12月は気温低下とともに“ヒートテック”インナーやシームレスダウン、ハイブリッドダウン、ウォームパデッドジャケット、ニット類が動いた。3年ぶりの行動制限のない年末年始で、外出着を購入する動きが目立った。「“ヒートテック”の極暖やカシミヤセーターなど、値上げした商品が支持されている。お客さまは(値上げを)気にされていない」と広報担当者。

 しまむらの「ファッションセンターしまむら」12月度(11月21日〜12月20日で集計)は3.9%増、ユナイテッドアローズ12月度は同3.5%増だった。

 良品計画の「無印良品」、アダストリアは6日に12月度売上高を発表する。

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マーケットプレイスにおける商標権侵害の責任の所在 欧州でアマゾンの責任が認められる可能性

 欧州連合司法裁判所(CJEU)は12月22日、マーケットプレイス出品者が他のブランドの商標を不当に使用した場合、マーケットプレイスの運営者であるアマゾン(AMAZON)も責任を負う可能性があると判断した。

 ことの発端は2019年、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN、以下ルブタン)」と無関係の第三者がアマゾンで「ルブタン」の商標やアイコンの“レッドソール”を使用した広告を掲載し、模倣品を販売していたにもかかわらず、アマゾンが差し止めなどの対応を行わなかったため、「ルブタン」がアマゾンに対してルクセンブルクとベルギー・ブリュッセルの2カ所で訴訟を提起したことだ。第三者の出品に起因する商標権侵害についてマーケットプレイスの運営者が責任を負うことができるかを判断するにあたり、両国の裁判所はCJEUの予備的判決を求めた。その結果、CJEUはマーケットプレイスの運営者は責任を負うことができるという予備的判決を下した。これを基に、ルクセンブルクとブリュッセルで審理を再開させ、それぞれの判断を下していく。

 アマゾンは自社の出品物とマーケットプレイス出品者の出品物を区別して表示しておらず、在庫管理や配送の面でマーケットプレイス出品者をサポートしていることから、アマゾンが責任を負うことができると判断された。また、アマゾンはマーケットプレイスの運営だけでなく、アマゾン自身が小売業も行っているという点で、全ての出品物が第三者によって出品されているeBayとも扱いが異なるとCJEUは判断した。

 「ルブタン」は「ノウハウを守ろうとするすべてのブランドにとっての勝利」と予備的判決の内容を支持。ハイブランドとして「創造性、独自性、そして消費者との信頼関係を守る」ことを改めて強調した。アマゾンの担当者は、「CJEUの決定の内容を精査する。アマゾンは販売者情報を表示することで、消費者がだれから買っているのかを明確にしている」とコメントした。

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マーケットプレイスにおける商標権侵害の責任の所在 欧州でアマゾンの責任が認められる可能性

 欧州連合司法裁判所(CJEU)は12月22日、マーケットプレイス出品者が他のブランドの商標を不当に使用した場合、マーケットプレイスの運営者であるアマゾン(AMAZON)も責任を負う可能性があると判断した。

 ことの発端は2019年、「クリスチャン ルブタン(CHRISTIAN LOUBOUTIN、以下ルブタン)」と無関係の第三者がアマゾンで「ルブタン」の商標やアイコンの“レッドソール”を使用した広告を掲載し、模倣品を販売していたにもかかわらず、アマゾンが差し止めなどの対応を行わなかったため、「ルブタン」がアマゾンに対してルクセンブルクとベルギー・ブリュッセルの2カ所で訴訟を提起したことだ。第三者の出品に起因する商標権侵害についてマーケットプレイスの運営者が責任を負うことができるかを判断するにあたり、両国の裁判所はCJEUの予備的判決を求めた。その結果、CJEUはマーケットプレイスの運営者は責任を負うことができるという予備的判決を下した。これを基に、ルクセンブルクとブリュッセルで審理を再開させ、それぞれの判断を下していく。

 アマゾンは自社の出品物とマーケットプレイス出品者の出品物を区別して表示しておらず、在庫管理や配送の面でマーケットプレイス出品者をサポートしていることから、アマゾンが責任を負うことができると判断された。また、アマゾンはマーケットプレイスの運営だけでなく、アマゾン自身が小売業も行っているという点で、全ての出品物が第三者によって出品されているeBayとも扱いが異なるとCJEUは判断した。

 「ルブタン」は「ノウハウを守ろうとするすべてのブランドにとっての勝利」と予備的判決の内容を支持。ハイブランドとして「創造性、独自性、そして消費者との信頼関係を守る」ことを改めて強調した。アマゾンの担当者は、「CJEUの決定の内容を精査する。アマゾンは販売者情報を表示することで、消費者がだれから買っているのかを明確にしている」とコメントした。

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BTSのJ-HOPEが「ディオール」を着用してアメリカ最大規模のライブショーに出演

 アメリカ最大規模のライブショー「ディック・クラークス・ニュー・イヤーズ・ロッキン・イヴ・ウィズ・ライアン・シークレスト2023(Dick Clark’s New Year’s Rockin’ Eve with Ryan Seacrest 2023)」に出演したBTSのJ-HOPE(ジェイホープ)が、「ディオール(DIOR)」を着用してパフォーマンスを披露した。

 J-HOPEが着たのは、「イーアールエル(ERL)」とコラボした2023年スプリングカプセルコレクションの商品。“CALIFORNIA COUTURE”の文字を刺しゅうしたモックネックニットにオーバーサイズのジーンズを合わせ、足元にはピンクのスニーカー“B9S”を選択した。

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英国で1929年誕生の発電所が商業施設として改装オープン マレーシア企業が1兆円以上で開発

 イギリスでは、1929年に誕生して83年に操業を停止したバタシー発電所が、10年間の修復作業を経て2022年に複合商業施設として生まれ変わった。テムズ川の南に位置する、ハイエンドとハイストリートをミックスした新たなショッピングスポットの誕生だ。アール・デコ様式を取り入れた1950年代のタービンホールの中に100のショップやバー、レストランなどが入っている。百貨店は入らず、店舗をカテゴリーごとに分類もしていない。あらゆるニーズに対応できるよう、さまざまな価格帯の店舗を招いた。

 施設には今後、254戸のレジデンスやオフィススペース、2つのスクリーンを持つ映画館も入る予定だ。施設主は、マレーシアの投資持株会社のサイム・ダービー(Sime Darby Bhd)とエスピー・セテイア(S P Setia Bhd)、そして同国最大の従業員積立基金制度を有するEPFの3社からなるコンソーシアム。3社は90億ポンド(1兆4000億円)を費やし、東京ドーム40個分以上の施設を再開発した。

 最大のテナントは、「アップル(APPLE)」。このほか施設のグランドオープンには約60のショップが入居した。「ユニクロ(UNIQLO)」や「ザラ(ZARA)」が多くのスペースを占め、ナイキ「(NIKE)」や「アディダス(ADIDAS)」「イソップ(AESOP)」「ル ラボ(LE LABO)」「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」「マルベリー(MULBERRY)」「ルルレモン(LELELEMON)」のほか、地元の個人経営の店も40以上が子ども服やホームウエア、アート作品などを販売する。これらのショップは、大小の店舗が隣接。レストランも同様で、高級店とリーズナブルな店とが混在しており、来年にはフードホールがオープン予定だ。

 同発電所は、最盛期にはロンドンの石炭火力発電の5分の1を担い、現在もその名を残した地下鉄の駅がある。最終的には、2万5千人もの人々が施設を利用する見込みだ。ロンドン中心部では最大級の商業施設で、200億ポンド(3兆1200億円)の経済インパクトを生み出すと推定されている。

 15年に始まった計画は、イギリスのEU離脱は大きな問題にならなかったものの、コロナ禍による打撃は大きかった。それでも20年から21年にかけて膨大な数の契約を結んだという。ロックダウンの期間は、人々がバタシー周辺を再訪していたという。

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「カルティエ」パリ旗艦店が2年の改装期間を経てオープン 世界三大店舗の1つ

 「カルティエ(CARTIER)」は、2年かけて改装したパリの旗艦店を再オープンした。メゾンの香水を手掛けるマチルド・ローラン(Mathilde Laurent)とボタニカルデザインのスペシャリスト、メアリー・レノックス スタジオ(Studio Mary Lennox)によって外観の色は一新され、窓には植物が飾られ、その様相は大きく変わった。シリル・ヴィニュロン(Cyrille Vigneron)=カルティエインターナショナル最高経営責任者(CEO)は、「以前を知っている人なら、ここが『カルティエ』の新しいブティックとは思わないかもしれないね」と笑う。全6フロアには10のサロンのほか、アーカイブを展示する空間やワークショップのためのスペース、ダイニングルームや広々としたキッチン、ウィンターガーデンまで完備したレジデンスも作った。

 1階には時計や革製品が並び、奥にはパリの中庭を模した吹き抜けアトリウムをしつらえた。中庭を見下せる窓からは、バックオフィスのスタッフが店舗の様子を確認できる。1933〜70年までアーティスティック・ディレクターを務めたジャンヌ・トゥーサン(Jeanne Toussaint)のオフィスはサロンへと生まれ変わった。

 2階にはハイジュエリーが並び、「インド」や「フローラ」と名づけられた接客スペースのほか、スペシャルオーダーに対応するサロンがある。3階にはカスタマーサービス、4階には18の作業台を設けたハイジュエリーアトリエを構え、5階の一部と6階にはアーカイブを展示した。

 アルノー・カレズ(Arnaud Carrez)=インターナショナルマーケティング&コミュニケーション ディレクターは、パリのラペ通りにあるこの店舗と、ロンドンのボンドストリート、ニューヨークのマディソン街に構える3つ旗艦店には、「過去と現在、そして未来を結びつける、体験型の空間」という役割を与えているという。そこでこの旗艦店は、外観のフレンドリーな雰囲気作りにもこだわった。「カルティエ」は、同じパリのシャンゼリゼ通りに面した店舗では、その入りやすい印象から年間で1億人の消費者を出迎えているという。今後はパリのみならず、ジュネーブやミュンヘン、ミラノでも大規模なリニューアルを行う予定だ。

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「トッズ」がイタリアの美しさを通して調和の必要性を説く書籍発売 会長が思いをのせる

 「トッズ(TOD’S)」は2023年2月、現代のイタリアン・ライフスタイルとその価値観を讃える書籍「アリア・ディタリア(Aria d'Italia)」のインターナショナル版を発売する。食卓から芸術にいたるまで、 あらゆる場面でクオリティ・オブ・ライフを追求するイタリアの才能と情熱、陽気な雰囲気と伝統に対する思いを閉じ込めた。本書は「喜び」や「タイムレス」「想像」「クラフトマンシップ」「情熱」「伝承」「大胆さ」などの8つのキーワードで、イタリアの文化やアイデンティティの本質に情熱を燃やし、それを象徴する若きアーティストやビジネスピープル、職人たちのプライベートや職業の物語を伝える。昨年日本で開催したイベントで、ディエゴ・デッラ・ヴァッレ(Diego Della Valle)会長に「アリア・ディタリア」への思いを聞いた。

「WWDJAPAN」(以下、「WWD」):「アリア・ディタリア」の発売に至った経緯は?

ディエゴ・デッラ・ヴァッレ=トッズグループ会長(以下、ディエゴ会長):世界中の、若い世代に「美しいイタリア」を知ってほしかった。特にイタリアを知らない人、行ったことがない人たちに向けて、発信したかった。世界的なコロナ禍や高まるばかりの緊張関係などで、海外渡航はまだまだ制限されている。だからこそ、イタリアの美しさを直接感じてもらいたい。もちろんコンテンツはウェブでも見られるが、紙媒体にこだわった理由だ。

「WWD」:一般的にブランドが発売する書籍と言えば、主役は洋服やバッグ、そしてシューズだ。だが「アリア・ディタリア」は、あくまでも人が主役。商品を全面に押し出していない。

ディエゴ会長:イタリアのライフスタイルや品質、気品、美しさにかける思いは、「トッズ」も体現している。つまりイタリアの美しさを表現することは、「トッズ」の美しさを表現することだから、商品は主役じゃなくても良い。麗(うるわ)しきイタリアを世界に伝えることで、「トッズ」の精神は自ずと伝わる。

「WWD」:この書籍を読んで、若い世代にどんなふうに感じてほしい?

ディエゴ会長:一番嬉しいのは、「イタリアに行きたい」「イタリアで、何ができるか考えたい」と思ってもらうこと。でも家族や同僚と共に生きるイタリア人の美しさを知ってもらうことで、コロナ後の世界に必要な価値観である「調和」の必要性を感じ取ってほしい。

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「LV」「ディオール」「ティファニー」……LVMHのアトリエ見学会に20万人が大興奮 チケットは6分で完売

 LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON以下、LVMH)はこのほど、高級品を生み出すアトリエの職人みずからが実演や対話型プレゼンテーションを行う5回目のイベント「レ ジュルネ パルティキュリエール(Journées Particulières)」を4年半ぶりに開催した。ニューオークのデザインオフィスを公開した「ティファニー(TIFFANY)」や、パリのビスポークにゲストを招いた「ベルルッティ(BERLUTI)」などの初参加ブランドを含め、傘下にある計57のメゾンが15カ国93の拠点を一般公開し、合計20万人が訪れた。なかでも「ディオール(DIOR)」や「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のチケットは、たった3秒で完売。イベント自体のチケットも6分以内に売り切れ、当日は朝5時から一目見ようと外で並ぶ人々もいた。

 アントワン・アルノー(Antoine Arnault)=ベルルッティ(BERLUTI)CEO兼ロロ・ピアーナ(LORO PIANA)会長およびLVMHのヘッド・オブ・コミュニケーション&イメージは3日に及んだイベントを「感動的な瞬間。いまだパンデミックの最中ではあるが、感動的な体験はスクリーン越しでは伝わらない」とオフラインにこだわった経緯を説明。10年前に思い立ち、現在は当初の倍の規模になったイベントについて、今回は状況を見ながら半年以上準備したと振り返った。

 今回の目玉の1つは、「ショーメ(CHAUMET)」がヴァンドーム広場に構えるアトリエの“秘密の空間”だ。2020年の改装以来、一般公開するのは初めて。ゲストはピアノの生演奏で出迎えられ、かつては画家のパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)や建築家のギュスターブ・エッフェル(Gustave Eiffel)が集ったディナーパーティーを再現したベルエポック様式の空間を堪能した。当日は1780年の創業以来、メゾンが専門技術を注ぎ生み出し続けるティアラの中から、19世紀の貴重な品も展示された。

 「ケンゾー(KENZO)」は、ヴィヴィエンヌ通りの本社でクチュールのウェディングドレスをはじめとする60以上の衣装を展示し、創業した高田賢三と現在のアーティスティック・ディレクターであるNIGOとのつながりを示した。また「セフォラ(SEPHORA)」はメイクアップやスキンケア、ヘアケア、フレグランスを中心に特別講義を行ったり、「リサイクルしやすい」「より良い地球のために」「ヴィーガンにやさしい」「あなたにやさしい」を主軸とする「Good For」セレクションを紹介したりした。

 「ティファニー(TIFFANY)」は、エンジニアやCADデザイナーまで働くアトリエを解放。約650人の来場者は、創業者の息子でデザイナーとしても名を馳せたルイス・コンフォート・ティファニー(Louis Comfort Tiffany)の蝋人形を製作したり、ダイヤモンドのセッティングに挑戦したりの贅沢な時間を堪能した。

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「デュオ」を展開するプレミアアンチエイジングがサプリ市場に参入 技術を結集し2ブランド投入

 クレンジングバーム「デュオ(DUO)」などを展開するプレミアンチエイジングは健康食品市場に本格参入する。第1弾は高吸収・高浸透を追求したリポソーム技術を採用する健康食品サプリメントブランド「シント―(SINTO)」(全2種、税込8980円〜3万9800円)を1月17日に、第2弾で体脂肪低減サポート成分配合の「エックス(X)」(全2種、税込各4980円)を2月13日にそれぞれ公式サイトで発売する。

 同社はこれまで肌老化にアプローチする化粧品を展開してきたが、「体全体のエイジングケアをかなえるため、高機能健康食品にチャレンジする」(同社サプリメント開発担当者)。また、化粧品の定期購入会員のアンケート調査から、理想のコンディションを目指し食事管理などの経験があるものの、効果を感じる前に止める人が半数以上いることに着目。味覚にもこだわり継続使用を促す。

 「シント―」は医療現場でも採用されているリポソーム技術を採用し、有効成分の浸透性・吸収性を高め、効果実感を追求したサプリ。高配合ビタミンCの機能性とおいしさのバランスを追求した“リポソーム ビタミンC”と、注目の先進健康成分NMNを高配合した“リポソーム NMN”を扱う。 いずれも美容効果やコンディション維持に効果的にアプローチする高吸収型レスベラトロールも配合する。“リポソーム ビタミンC”はルビーレモン味、“リポソーム NMN” が香料や甘味料不使用のノンフレーバーとなる。幅広い年齢層に向けて発信するがコアターゲットは40代以上を想定する。

 「エックス」は理想的な体のXスタイルを目指す体脂肪低減サプリ。体脂肪減少には運動派と食事派がいることから、それぞれに向けた2種をそろえる。運動派の“トゥー バーン”は日常活動時のエネルギー代謝で脂肪を消費しやすい作用があるブラックジンジャーを配合。そのほか、カプサイシンやイミダゾールペプチドも加えた。「むくみ軽減や、冷えによる手の表面温度の低下軽減にも期待できる」という。食事派の“フォー スリム”は葛の花由来イソフラボンや酪酸菌、有胞子性乳酸菌などを配合し、体重とウエストサイズ、お腹の脂肪を同時に減らす効果が期待できる。コアターゲットは20代後半〜40代。

 同社は「サプリメントの展開は後発となるが、高付加価値を提供しお客さまの不満解消をしていく。『シントー』は昨年11月にマクアケで数量限定発売したが、好調で手応えを感じている」と期待を寄せる。

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JR名古屋高島屋が過去最高売上高 12月単月と22年暦年で

 ジェイアール名古屋タカシマヤ(JR名古屋高島屋)は、2022年12月の単月売上高が過去最高を記録したと発表した。百貨店業態のJR名古屋高島屋と、隣接するショッピングセンター業態のタカシマヤゲートタワーモールの合算の12月の単月売上高が194億円になった。コロナ前の19年12月の180億円を上回った。22年暦年(1〜12月)でも19年を0.1%上回る1658億円を達成し、過去最高を更新した。入店客数はコロナ前に比べて未だに2〜3割落ち込んでいるものの、ラグジュアリーブランドや時計・宝飾品といった高額品の動きが活発で売り上げを押し上げた。

 コロナ下の行動制限や休業がなくなり、売り上げ回復が鮮明になった。12月単月では、売上高が21年同月比9.2%増、入店客数が2.2%増。22年暦年では、売上高が21年比20.0%増、入店客数が15.2%増だった。ただ客足が完全に戻っているわけではない。コロナ前の入店客数と比較すると、22年12月が19年12月比17.3%減、22年が19年比26.4%減で終わっている。

 入店客数の回復の遅れをカバーしたのは、高額品を扱う特選売り場(ラグジュアリーブランド)だ。特選売り場の22年暦年の売上高は、19年比で49%増。既存の有力ブランドの販売が好調なことに加え、22年春から段階的な増床が寄与した。また21年7月に隣接する大名古屋ビルヂングに開設した高級時計売り場「タカシマヤウォッチメゾン」の新しい顧客の獲得に成功した。12月もクリスマス商戦やボーナス商戦で高額品が活発に動いた。

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