【2023年秋コスメ】「オペラ」の秋コレは“アンニュイ”がテーマ ティントリップやカラーマスカラなど

「オペラ(OPERA)」は9月6日、2023年秋コレクションからティントリップやカラーマスカラ、カラーアイライナーの3アイテムを発売する。テーマは「My Nostalgia “追憶にきらめくアンニュイカラー”」で、空や光などのカラーをシックにきらめく質感で提案した。

ロングセラーのティントリップ“リップティント N”(各1760円)から、“空想の中の果実”をイメージしたカラーが登場。ノンパールで熟したプラムのような青みを感じる“モーヴピンク”を新色として、深みのあるぶどう色にグリッターをプラスした“シマリングボルドー”の数量限定色を用意した。

アイメイクアイテムは2種類。“カラーリングマスカラ”(各1650円)は、“スモーキーブルー”の新1色に加え、シックな“モスグリーン”とくすんだ“モーヴグレー”の数量限定2色を販売する。“アイカラーペンシル”(各1650円)は、シルバーパールを配合した“グレイッシュモーヴ”を新色として、クールな“サックスブルー”とレッドカラーの“ガーネット”を数量限定で発売する。両商品のすべてのカラーに繊細なパールを配合し、洗練された目元を演出する。

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【スナップ】「ギャルソン」ラバーの“ハッピー アヴァンギャルド” シルエットで遊ぶ「オム プリュス」2024年春夏ショー来場者たち

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS)」は、2024年春夏コレクションをパリで発表した。ショー会場周辺には、新たなシルエットの探究を続ける同ブランドの哲学に共鳴するように、裾がフープ状に広がったジャケットやスカートの着用者が見られた。定番である黒のルックが多い中で、中世の道化師に触発された23−24年秋冬コレクションのマルチカラーのハーレークインプリントも存在感を放っていた。どのゲストも、シルエットや色柄などのアヴァンギャルドなアイテムを、自分らしく楽しく着こなしていた。

足元は、国内で今年4月に発売された、「ナイキ(NIKE)」とのコラボレーションによるスニーカー、​​“ターミネーター ハイSP(Terminator High SP)”を筆頭に、スニーカーの着用率が高かった。愛するブランドの洋服を自由に着用する来場者の光景から、バッグに描かれたブランドのメッセージ“強い意思で自由に生きる(Live fee with strong will)”が浸透していることが伝わってきた。

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「ニール バレット」の総代理店に豊田貿易

豊田貿易はこのほど、イタリアブランド「ニール バレット(NEIL BARRETT)」の日本市場における輸入販売権を取得し、総代理店契約を締結した。「ラルディーニ(LARDINI)」や「アスペジ(ASPESI)」なども取り扱う同社は、「ニール バレット」の価値向上を促進し、全国の百貨店や専門店、セレクトショップなど販路開拓・拡大を目指す。

「ニール バレット」は2000年にイタリア・ミラノで誕生。「グッチ(GUCCI)」や「プラダ(PRADA)」で経験を積んだイギリス出身のニール・バレットがデザイナーを務める。イギリスで代々続くテーラーで育った背景を生かし、仕立てとスポーツの要素を融合させたデザインが特徴だ。サン・フレールが総代理店を務めていた01年には、東京・南青山に直営店を開いた。その後は、PMDジャパンやアオイが代理店業務を担ってきた。

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ローラからの進捗報告 “作りたくても素材は限られている。その中で挑戦すると決めているの”

ローラ プロフィール

16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。

ローラが自身のライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」を始動して2年半が経過した。環境再生型農業によるデニムや受注生産の採用などその取り組みは至極真面目で先進的だ。日進月歩のサステナビリティについて、今のローラに見えている世界とは?「マックス マーラ(MAXMARA)」2024年リゾートコレクションのためにスウェーデンを訪れた彼女を現地でキャッチして近況を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):1年半前でのインタビューでは、サステナビリティに関する学びやリサーチを1日数時間行なっていると話していたが、この1年半で何を進化させた?

ローラ:この1年は特にベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)との話し合いの中で学ぶことが多かったかな。今回、デニム素材に初めてサイテックスの”リジェネラティブコットンデニム”を採用してプレミアムなラインを作ったの。これまで作ってきたトップスと合うように、ブーツカットと少しワイドで切りっぱなしのデザインをね。

WWD:”リジェネラティブコットンデニム”つまり環境再生型農業は、農地そのものを健全に保つ手法で、今注目を集めている。理解するには学びが必要だったのでは。

ローラ:勉強すればするほど深くなってゆく。不耕起栽培で土地も健康になり、循環がしっかり回ることが理想だけど、本当に深くて。それはエコに関する他のことも同じ。例えばオーガニックコットンを目指す農家さんがいて、90%実現しても10%できていなかったらオーガニックとはうたえない。私は最初から100%パーフェクトでなくていいと思うから、そういう農家の人も応援したい。

WWD:認証の有無ではなく、対話をして本気だとわかったらサポートしてゆく姿勢ですね。それにしても少し前まで服を作る人が綿花の作り方まで考えることはなかった。ローラさんにとってはそれも含めてデザイン?

ローラ:そうだね。ベーシックなアイテムをエコな素材で作れたらいいな、といつも思っている。だけど農地の土を含めて環境に優しい生地はまだすごく少なくて、作りたいものがあっても素材は限られている。その中でチャレンジしようと決めているの。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はベーシックなアイテムが多いから一見すると変わらないけど、使用する素材は進化しているのですね。メーンは、オーガニックコットン、リサイクルポリエステル、ウール。

ローラ:リサイクルポリエステルは今回は、ペットボトルからリサイクルした生地を使ってトラウザーを作った。

WWD:繊維由来のリサイクルペットボトルは使っていない?

ローラ:それもすごいいいことだけど、まだ値段が高くて、量も多く使わないといけないから今回はペットボトル由来にしたの。リサイクルウールのコートも作りたかったけど、同じ理由で断念。作る量はたくさんではなく、ほど良い数にしたいから。

リサイクル素材は再生するまでのプロセスが多いから当然価格が上がるでしょ?それなら、ヴァージンウールの方が良いのかな?とか今のベストを常に探している感じ。断念することが多い中でなんとか見つけてやっている。リサイクルでなくてもノンミュールジングウールなら、羊に痛みを与えない形で作られているし、ウールは天然繊維だから海に流れても大丈夫だしとか、一つ一つがすごく深いの。エコの価値、リサイクルの大切さがもっと広がったら変わると思う。

「ステュディオ アール スリーサーティー」は“タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服”

WWD:知らないと選べないことだらけですね。バングラディシュの縫製工場が崩落し多くの方が亡くなったラナプラザの事故から10年。ファッションの世界は良くなっていると思う?

ローラ:あの事故は私も本当にショックで今も覚えている。あれから10年だ……。どうかな、時間はかかっていると思うけど、少しずつ良くなっているかな。私は私ができる形でバランス良くやっているけれど、世界にも少しずつサステナブルやエコの話題が多くなっていると思う。紙ストローにするとか、マイカップを持つとか、物をたくさん持ちすぎない大切さだとかね。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はどんな女性に支持されている?

ローラ:年齢は関係なく様々な女性にタイムレスに着て欲しいと思っていて、共感してくれる人が買ってくれていると思う。エコな服って見つけるのが大変。だから自分で作ろうと思ったのだけど、これをきっかけにエコな服という選択肢があることを知った方も多いのかな、と思う。

WWD:アイロン不要のシャツはいいアイデアですね。"アイロンが面倒で結局着ない服”はタイムレスじゃないから、毎日着ることを考えたデザインは大事だと思う。

ローラ:あのシャツは、オーガニックコットン自体が柔らかいから、アイロンをたくさん使うより、生地の良さが生かされると思ったのもあるの。タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服をデザインチームと考えるのは楽しい。大変だけど少しずつやっている。

WWD:以前、食やアロマなどライフスタイルにも関心があると話していて、実際アロマテラピー検定の1級を取得したとか。他に今、学んでいることは?

ローラ:今は禅について学んでいる。茶道も好きだから千利休さんについて学んだりね。エコは心ともつながっていて、心に余裕がなければ、家に物が溜まっちゃう。「部屋の汚れは心の汚れ」は本当だと思う。エコは自分磨きとつながっているね。

WWD:本質的ですね。

ローラ:ヨガもそう。自分のこと、食、世界のことまでつながっているから楽しくて、学びながら行動している感じかも。

WWD:スウェーデン滞在は楽しんでいますか?

ローラ:このサステナブルの国に前から本当に来たかったから嬉しい。空港に降りてすぐ色々な物が目に入ってきた。子供達の遊具が木で作られていて自然を大切にしていることが感じられたり、お手洗いに使い捨ての紙ではなく繰り返し使えるタオルが置かれていて使い捨てを減らしていこうと言う意識が感じられたり。

WWD:ゴミ箱の分別が細かいですよね。「生ゴミ」「分けられない」という分類まである。

ローラ:それいいよね。30%分解性はどっちだろう?とかゴミって時々難しいから。

WWD:ストックホルムに来た理由である「マックスマーラ」は70年続くブランド。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして長く続けることについて、想いはあるのでは?

ローラ:これだけの長い歴史があり、ベーシックで色々なものに合わせられるタイムレスなデザイン、それが「マックスマーラ」の美しいところだな、といつも思う。色もベーシックカラーが多くて好きな世界観。タイムレスであることもサステナブルにつながると思う。

WWD:タイムレスでい続けるって難しいことで、どこか進化し続けることも必要。

ローラ:そうだね、でもどうだろう。ものを大切にする日本の文化では漆の器は1000年以上持つと言われていて、これは飽きるものではない。だから人それぞれの見方かな、と思う。何年も前に買った大好きなドレスはいつ着ても飽きない。物に対して自分がどう思うか、が進化することも大切。何が程よいバランスなのか常に考えている。

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ローラからの進捗報告 “作りたくても素材は限られている。その中で挑戦すると決めているの”

ローラ プロフィール

16歳でモデルデビュー。ハーフモデルとして独自のアイデンティティーをもち、その愛くるしいキャラクターと個性溢れるスタイルで国内外を問わず活躍。多くのファッション誌の表紙を飾り、さまざまな表情でファンを楽しませている。2016年には米映画製作プロデューサーの目にとまり、映画「バイオハザードⅥ:ザ・ファイナル」(16年12月23日公開)の女戦士役に抜擢されハリウッド映画デビューを果たす。20年に「Essentials for a good life」をスローガンに掲げたライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー」を立ち上げ活動している。

ローラが自身のライフスタイルブランド「ステュディオ アール スリーサーティー(STUDIO R330)」を始動して2年半が経過した。環境再生型農業によるデニムや受注生産の採用などその取り組みは至極真面目で先進的だ。日進月歩のサステナビリティについて、今のローラに見えている世界とは?「マックス マーラ(MAXMARA)」2024年リゾートコレクションのためにスウェーデンを訪れた彼女を現地でキャッチして近況を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):1年半前でのインタビューでは、サステナビリティに関する学びやリサーチを1日数時間行なっていると話していたが、この1年半で何を進化させた?

ローラ:この1年は特にベトナムのデニム工場サイテックス(SAITEX)との話し合いの中で学ぶことが多かったかな。今回、デニム素材に初めてサイテックスの”リジェネラティブコットンデニム”を採用してプレミアムなラインを作ったの。これまで作ってきたトップスと合うように、ブーツカットと少しワイドで切りっぱなしのデザインをね。

WWD:”リジェネラティブコットンデニム”つまり環境再生型農業は、農地そのものを健全に保つ手法で、今注目を集めている。理解するには学びが必要だったのでは。

ローラ:勉強すればするほど深くなってゆく。不耕起栽培で土地も健康になり、循環がしっかり回ることが理想だけど、本当に深くて。それはエコに関する他のことも同じ。例えばオーガニックコットンを目指す農家さんがいて、90%実現しても10%できていなかったらオーガニックとはうたえない。私は最初から100%パーフェクトでなくていいと思うから、そういう農家の人も応援したい。

WWD:認証の有無ではなく、対話をして本気だとわかったらサポートしてゆく姿勢ですね。それにしても少し前まで服を作る人が綿花の作り方まで考えることはなかった。ローラさんにとってはそれも含めてデザイン?

ローラ:そうだね。ベーシックなアイテムをエコな素材で作れたらいいな、といつも思っている。だけど農地の土を含めて環境に優しい生地はまだすごく少なくて、作りたいものがあっても素材は限られている。その中でチャレンジしようと決めているの。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はベーシックなアイテムが多いから一見すると変わらないけど、使用する素材は進化しているのですね。メーンは、オーガニックコットン、リサイクルポリエステル、ウール。

ローラ:リサイクルポリエステルは今回は、ペットボトルからリサイクルした生地を使ってトラウザーを作った。

WWD:繊維由来のリサイクルペットボトルは使っていない?

ローラ:それもすごいいいことだけど、まだ値段が高くて、量も多く使わないといけないから今回はペットボトル由来にしたの。リサイクルウールのコートも作りたかったけど、同じ理由で断念。作る量はたくさんではなく、ほど良い数にしたいから。

リサイクル素材は再生するまでのプロセスが多いから当然価格が上がるでしょ?それなら、ヴァージンウールの方が良いのかな?とか今のベストを常に探している感じ。断念することが多い中でなんとか見つけてやっている。リサイクルでなくてもノンミュールジングウールなら、羊に痛みを与えない形で作られているし、ウールは天然繊維だから海に流れても大丈夫だしとか、一つ一つがすごく深いの。エコの価値、リサイクルの大切さがもっと広がったら変わると思う。

「ステュディオ アール スリーサーティー」は“タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服”

WWD:知らないと選べないことだらけですね。バングラディシュの縫製工場が崩落し多くの方が亡くなったラナプラザの事故から10年。ファッションの世界は良くなっていると思う?

ローラ:あの事故は私も本当にショックで今も覚えている。あれから10年だ……。どうかな、時間はかかっていると思うけど、少しずつ良くなっているかな。私は私ができる形でバランス良くやっているけれど、世界にも少しずつサステナブルやエコの話題が多くなっていると思う。紙ストローにするとか、マイカップを持つとか、物をたくさん持ちすぎない大切さだとかね。

WWD:「ステュディオ アール スリーサーティー」はどんな女性に支持されている?

ローラ:年齢は関係なく様々な女性にタイムレスに着て欲しいと思っていて、共感してくれる人が買ってくれていると思う。エコな服って見つけるのが大変。だから自分で作ろうと思ったのだけど、これをきっかけにエコな服という選択肢があることを知った方も多いのかな、と思う。

WWD:アイロン不要のシャツはいいアイデアですね。"アイロンが面倒で結局着ない服”はタイムレスじゃないから、毎日着ることを考えたデザインは大事だと思う。

ローラ:あのシャツは、オーガニックコットン自体が柔らかいから、アイロンをたくさん使うより、生地の良さが生かされると思ったのもあるの。タイムレスとエコの2つのエネルギーが同時に入った服をデザインチームと考えるのは楽しい。大変だけど少しずつやっている。

WWD:以前、食やアロマなどライフスタイルにも関心があると話していて、実際アロマテラピー検定の1級を取得したとか。他に今、学んでいることは?

ローラ:今は禅について学んでいる。茶道も好きだから千利休さんについて学んだりね。エコは心ともつながっていて、心に余裕がなければ、家に物が溜まっちゃう。「部屋の汚れは心の汚れ」は本当だと思う。エコは自分磨きとつながっているね。

WWD:本質的ですね。

ローラ:ヨガもそう。自分のこと、食、世界のことまでつながっているから楽しくて、学びながら行動している感じかも。

WWD:スウェーデン滞在は楽しんでいますか?

ローラ:このサステナブルの国に前から本当に来たかったから嬉しい。空港に降りてすぐ色々な物が目に入ってきた。子供達の遊具が木で作られていて自然を大切にしていることが感じられたり、お手洗いに使い捨ての紙ではなく繰り返し使えるタオルが置かれていて使い捨てを減らしていこうと言う意識が感じられたり。

WWD:ゴミ箱の分別が細かいですよね。「生ゴミ」「分けられない」という分類まである。

ローラ:それいいよね。30%分解性はどっちだろう?とかゴミって時々難しいから。

WWD:ストックホルムに来た理由である「マックスマーラ」は70年続くブランド。ブランドのクリエイティブ・ディレクターとして長く続けることについて、想いはあるのでは?

ローラ:これだけの長い歴史があり、ベーシックで色々なものに合わせられるタイムレスなデザイン、それが「マックスマーラ」の美しいところだな、といつも思う。色もベーシックカラーが多くて好きな世界観。タイムレスであることもサステナブルにつながると思う。

WWD:タイムレスでい続けるって難しいことで、どこか進化し続けることも必要。

ローラ:そうだね、でもどうだろう。ものを大切にする日本の文化では漆の器は1000年以上持つと言われていて、これは飽きるものではない。だから人それぞれの見方かな、と思う。何年も前に買った大好きなドレスはいつ着ても飽きない。物に対して自分がどう思うか、が進化することも大切。何が程よいバランスなのか常に考えている。

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アルページュが配信スタジオを備えたブランド複合の新業態 新宿マルイに1号店

TSIホールディングス傘下のアルページュは、配信スタジオを併設したブランド複合型の新業態「アルページュ サローネ(ARPEGE SALONE)」の1号店を新宿マルイ2階に7月1日オープンする。

店舗面積は約80平方メートル。大理石調の内装や什器による上質な空間に、「アプワイザー・リッシェ(APUWEISER-RICHE)」「カデュネ(CADUNE)」などの商品を並べる。これらの中から新作、人気商品をピックアップし、配信スタジオで店舗スタッフがライブ番組を撮影・配信する。スタジオはガラス張りにし、収録の様子を来店客も楽しめるようにする。

 「コロナ禍でお客さまのリアル店舗への来店が難しい中で、インスタライブを通じてお客さまとの新しいつながりを作ることができた」と同社広報担当者。「今後はライブ配信以外の形でも、お客さまとの双方向のコミュニケーションを深められる場所を作っていきたい」とする。新宿マルイ店の売上高目標や今後の店舗展開については未定としている。

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アルページュが配信スタジオを備えたブランド複合の新業態 新宿マルイに1号店

TSIホールディングス傘下のアルページュは、配信スタジオを併設したブランド複合型の新業態「アルページュ サローネ(ARPEGE SALONE)」の1号店を新宿マルイ2階に7月1日オープンする。

店舗面積は約80平方メートル。大理石調の内装や什器による上質な空間に、「アプワイザー・リッシェ(APUWEISER-RICHE)」「カデュネ(CADUNE)」などの商品を並べる。これらの中から新作、人気商品をピックアップし、配信スタジオで店舗スタッフがライブ番組を撮影・配信する。スタジオはガラス張りにし、収録の様子を来店客も楽しめるようにする。

 「コロナ禍でお客さまのリアル店舗への来店が難しい中で、インスタライブを通じてお客さまとの新しいつながりを作ることができた」と同社広報担当者。「今後はライブ配信以外の形でも、お客さまとの双方向のコミュニケーションを深められる場所を作っていきたい」とする。新宿マルイ店の売上高目標や今後の店舗展開については未定としている。

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マツキヨがアパレルに参入 コラボスニーカーやキャップなどを限定発売

マツキヨココカラ&カンパニーはマツモトキヨシ創業90周年を記念し、6月30日に、「パトリック(PATRICK)」、「ニューエラ(NEW ERA)」、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のEC限定レーベル「インフォ.ビューティ&ユース(INFO.BEAUTY&YOUTH)」それぞれとのコラボ商品を発売する。スニーカーやキャップ、Tシャツを展開し、価格はスニーカーが1万9800円、キャップが4400〜4950円、Tシャツが5500円。

「パトリック」とのコラボは、スラッシュとマツキヨの“マ”の角度のデザインに共通点があることからコラボが実現。「パトリック」の定番モデル “マラソン”をベースとし、“マ”の部分は、リフレクターになっており、ライトで照らすと光る仕様だ。カラーはブラックとイエローの2色展開する。

「ニューエラ」とのコラボキャップは、キャップの中心に“マ”をあしらったデザインを採用し、キャップのサイドにも“マ”のロゴを小さく施されている。形は“ナインフィフティー(9FIFTY)”、“ナインフォーティー(9FORTY)”、“ナインサーティー(9THIRTY)”、の3型で、カラーはブラックとブリティッシュカーキー(ナインサーティーのみ)の2色展開する。

「インフォ.ビューティ&ユース」とのコラボTシャツは、“マ”を19個あしらったデザインが特徴的で、カラーはブラックとホワイトの2色展開で、S〜XXLの5サイズを用意する。

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マツキヨがアパレルに参入 コラボスニーカーやキャップなどを限定発売

マツキヨココカラ&カンパニーはマツモトキヨシ創業90周年を記念し、6月30日に、「パトリック(PATRICK)」、「ニューエラ(NEW ERA)」、「ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ(BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS)」のEC限定レーベル「インフォ.ビューティ&ユース(INFO.BEAUTY&YOUTH)」それぞれとのコラボ商品を発売する。スニーカーやキャップ、Tシャツを展開し、価格はスニーカーが1万9800円、キャップが4400〜4950円、Tシャツが5500円。

「パトリック」とのコラボは、スラッシュとマツキヨの“マ”の角度のデザインに共通点があることからコラボが実現。「パトリック」の定番モデル “マラソン”をベースとし、“マ”の部分は、リフレクターになっており、ライトで照らすと光る仕様だ。カラーはブラックとイエローの2色展開する。

「ニューエラ」とのコラボキャップは、キャップの中心に“マ”をあしらったデザインを採用し、キャップのサイドにも“マ”のロゴを小さく施されている。形は“ナインフィフティー(9FIFTY)”、“ナインフォーティー(9FORTY)”、“ナインサーティー(9THIRTY)”、の3型で、カラーはブラックとブリティッシュカーキー(ナインサーティーのみ)の2色展開する。

「インフォ.ビューティ&ユース」とのコラボTシャツは、“マ”を19個あしらったデザインが特徴的で、カラーはブラックとホワイトの2色展開で、S〜XXLの5サイズを用意する。

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コロナ前より売り上げが30%アップ 仏ランジェリー「オーバドゥ」のセールスマネジャーを直撃

日本の下着市場は、大手下着メーカーによる寡占が長かった。しかし最近は、アパレルブランドが手掛ける下着や新進デザイナーズブランドが注目されるなど、大きく変化している。その中で、改めて存在感を示そうとしているのが、ヨーロッパのインポートランジェリーだ。上質な素材と独創的なデザインで消費者を魅了する一方で、さまざまな施策で購買層を広げようとしている。その一つが、栄進物産が輸入販売するフランスを代表するランジェリーブランド「オーバドゥ(AUBADE)」だ。現状と今後の展開について、アジアや中東などの営業を統括するフランソワ・トレル=オーバドゥ輸出部門エリアセールスマネージャーに聞いた。

WWD:現在の仕事の内容は?

フランソワ・トレル=オーバドゥ輸出部門エリアセールスマジャー(以下、トレル):役職は輸出部門のエリアセールスマネージャー。「オーバドゥ」は現在、約50カ国に輸出しており、私はアジア、イタリア、中東、アフリカ、カリブ海エリアの販売を統括している。

WWD:「オーバドゥ」の現在の売上高は?

トレル:2022年の世界売上高は約7400万ユーロ。(約105億8000万円)。「オーバドゥ」はスイスが本拠地の「カリダ」グループの傘下で、チューリッヒ証券取引所に上場している。そのうち、フランス国内ビジネスは全体の64%を占め、輸出は36%。私が担当している国の中では、日本は1位の売り上げで、重要な国の一つだ。日本は、ファッション、カルチャー、ウェルビーイングという点で非常に刺激的な国と捉えている。

WWD:現在の日本における販売拠点数は?

トレル:現在、伊勢丹新宿本店、松屋銀座、名鉄百貨店、岩田屋本店、栄進物産の直営店舗である青山の「マリアネリ」、帝国ホテルアーケード内の「マリアネリマダム」とECで販売する他、約200に卸している。ECと伊勢丹新宿本店、青山の「マリアネリ」が好調だ。

WWD:他の高級ランジェリーと違う理由は?

トレル:「オーバドゥ」の歴史は1875年まで遡り、医療用コルセットの会社がルーツだ。1958年に“朝の詩”を意味する「オーバドゥ」の名でランジェリーブランドとしてスタートした。“朝の詩”が名前の由来となったのは、愛しい人と過ごした夜を思い出して詠んだ朝の詩をイメージしたランジェリーだから。そのことからもわかるように、「オーバドゥ」は多くの観客に語りかけるエモーショナルなブランドだ。女性に力と幸福を与えるという使命を、自らに課している。

WWD:高級ランジェリーの魅力を伝えるために尽力していることは?

トレル:「オーバドゥ」の魅力を伝えるためには、卓越したビジュアルを見ていただくのが一番だ。製品に対する情熱を饒舌に表現している。また、医療用コルセットメーカーをルーツとしていることからも分かるように、「オーバドゥ」の魅力はそのフィッティングの良さだ。エモーショナルな部分とフィッティングという機能性を兼ね備えていることを顧客一人一人に説明し、「オーバドゥ」を身につけることで喜びを感じてもらうことが重要だ。

WWD:そのための効果的な施策は?

トレル:店頭で「オーバドゥ」の魅力を伝えるセールススタッフのトレーニングに力を入れている。世界各国の代理店との連携も重要で、コロナ禍ではフランス出張がなく、動画にパリ本社のスタッフが出演して、社内を案内したり、ものづくりの現場を紹介したりした。私自身も世界各国の代理店とオンラインでコレクションの説明を行うなど、コミュニケーションを重視した。

ファッションの一部として見せるランジェリーが好調

WWD:コロナ感染拡大がビジネスに与えた影響は?

トレル:ヨーロッパでは、コロナが下着のデザインと販売に大きな影響を与え、一部のブランドは姿を消した。「オーバドゥ」も肌触りのいいシルクのラウンジウエアやノンワイヤーブラを充実させるなど、家の中で快適な時間を過ごすためのアイテムを増やした。それらの戦略が功を奏し、ロックダウンで店舗が全て閉鎖する中、ECが非常に健闘し、コロナ禍でも売り上げを落とすことなく伸長し続けた。22年も、ECの売り上げは前年比18%増だった。

WWD:アフターコロナで売れる商品に変化は見られるか?

トレル:心地いいもの、リラックスできるものを求めていたコロナ禍と異なり、よりファンタジーを掻き立てるような魅惑的なランジェリーが好まれるようになっている。特にファッションとして楽しめるアイテムが人気で、ジャケットの下に着たりデニムとコーディネートしたりする“見せるランジェリー”の動きが活発だ。そんなファッションで、ディナーを楽しんだりスペシャルな場所に出かけたり、女性達は、コロナ後にご褒美を望んでいるのだろう。その結果、ECも店頭も好調で22年の売り上げはコロナ禍前(19年)と比べると30%増になった。

WWD:現在伸びている市場は?

トレル:世の中がアフターコロナのムードに包まれた22年はイギリス、ドイツ、アメリカなどが好調だった。ただ、エネルギーや物価高の影響で、購買意欲が落ちているように思える。ヨーロッパでは、バケーションに向けた買い物が盛んな時期だが、悪天候が重なり、水着やビーチウエアの動きもやや鈍っている。

WWD:今後のグローバル戦略は?

トレル:まずは、最高の商品を提供し続けること。「オーバドゥ」は約50カ国で同じデザインを販売しているが、サイズの幅を広げてHカップまで展開するようにし、多様な体形への対応を進めている。また、モールドプランジブラやブラレットなど新しいブラのデザインやメンズラインも充実させている。23年秋冬は「エリー サーブ(ELIE SAAB)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを発売する。国際的なデザイナーとのコラボコレクションは革新性をアピールするためにも積極的に行っていくつもりだ。これは私個人の夢だが、将来、日本人デザイナーとのコラボレーションを実現したい。先日、2023年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のグランプリに輝いた「セッチュウ(SETCHU)」とのコラボなどを夢に描いている。

WWD:今後の日本戦略、注力したいカテゴリーや商品は?

トレル:日本に限ったことではないが、魅惑的な商品を提供するだけではなく、多くの人が着けられる幅広いラインアップを展開していく。その一つが、24年春夏に発売するウェルネスウエア“ホットモーション”だ。これは、ヨガやピラティスなどアスレジャー用として楽しんでもらえるスポーツブラやショーツ、ボディースーツ、スポーツレギンスなどだ。スポーツ系セグメントはポテンシャルが高く、多くのハイブランドも手掛けている。話題になりそうなビジュアルも完成しており、日本市場はもちろん、世界で受け入れられると期待している。また、サステナビリティへの取り組みも加速させる。今もいくつかのコレクションにリサイクルレースを採用しているが、今後は全ての新シリーズを100%リサイクルマテリアルとし、継続コレクションも同様にリニューアルしていく計画だ。

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コロナ前より売り上げが30%アップ 仏ランジェリー「オーバドゥ」のセールスマネジャーを直撃

日本の下着市場は、大手下着メーカーによる寡占が長かった。しかし最近は、アパレルブランドが手掛ける下着や新進デザイナーズブランドが注目されるなど、大きく変化している。その中で、改めて存在感を示そうとしているのが、ヨーロッパのインポートランジェリーだ。上質な素材と独創的なデザインで消費者を魅了する一方で、さまざまな施策で購買層を広げようとしている。その一つが、栄進物産が輸入販売するフランスを代表するランジェリーブランド「オーバドゥ(AUBADE)」だ。現状と今後の展開について、アジアや中東などの営業を統括するフランソワ・トレル=オーバドゥ輸出部門エリアセールスマネージャーに聞いた。

WWD:現在の仕事の内容は?

フランソワ・トレル=オーバドゥ輸出部門エリアセールスマジャー(以下、トレル):役職は輸出部門のエリアセールスマネージャー。「オーバドゥ」は現在、約50カ国に輸出しており、私はアジア、イタリア、中東、アフリカ、カリブ海エリアの販売を統括している。

WWD:「オーバドゥ」の現在の売上高は?

トレル:2022年の世界売上高は約7400万ユーロ。(約105億8000万円)。「オーバドゥ」はスイスが本拠地の「カリダ」グループの傘下で、チューリッヒ証券取引所に上場している。そのうち、フランス国内ビジネスは全体の64%を占め、輸出は36%。私が担当している国の中では、日本は1位の売り上げで、重要な国の一つだ。日本は、ファッション、カルチャー、ウェルビーイングという点で非常に刺激的な国と捉えている。

WWD:現在の日本における販売拠点数は?

トレル:現在、伊勢丹新宿本店、松屋銀座、名鉄百貨店、岩田屋本店、栄進物産の直営店舗である青山の「マリアネリ」、帝国ホテルアーケード内の「マリアネリマダム」とECで販売する他、約200に卸している。ECと伊勢丹新宿本店、青山の「マリアネリ」が好調だ。

WWD:他の高級ランジェリーと違う理由は?

トレル:「オーバドゥ」の歴史は1875年まで遡り、医療用コルセットの会社がルーツだ。1958年に“朝の詩”を意味する「オーバドゥ」の名でランジェリーブランドとしてスタートした。“朝の詩”が名前の由来となったのは、愛しい人と過ごした夜を思い出して詠んだ朝の詩をイメージしたランジェリーだから。そのことからもわかるように、「オーバドゥ」は多くの観客に語りかけるエモーショナルなブランドだ。女性に力と幸福を与えるという使命を、自らに課している。

WWD:高級ランジェリーの魅力を伝えるために尽力していることは?

トレル:「オーバドゥ」の魅力を伝えるためには、卓越したビジュアルを見ていただくのが一番だ。製品に対する情熱を饒舌に表現している。また、医療用コルセットメーカーをルーツとしていることからも分かるように、「オーバドゥ」の魅力はそのフィッティングの良さだ。エモーショナルな部分とフィッティングという機能性を兼ね備えていることを顧客一人一人に説明し、「オーバドゥ」を身につけることで喜びを感じてもらうことが重要だ。

WWD:そのための効果的な施策は?

トレル:店頭で「オーバドゥ」の魅力を伝えるセールススタッフのトレーニングに力を入れている。世界各国の代理店との連携も重要で、コロナ禍ではフランス出張がなく、動画にパリ本社のスタッフが出演して、社内を案内したり、ものづくりの現場を紹介したりした。私自身も世界各国の代理店とオンラインでコレクションの説明を行うなど、コミュニケーションを重視した。

ファッションの一部として見せるランジェリーが好調

WWD:コロナ感染拡大がビジネスに与えた影響は?

トレル:ヨーロッパでは、コロナが下着のデザインと販売に大きな影響を与え、一部のブランドは姿を消した。「オーバドゥ」も肌触りのいいシルクのラウンジウエアやノンワイヤーブラを充実させるなど、家の中で快適な時間を過ごすためのアイテムを増やした。それらの戦略が功を奏し、ロックダウンで店舗が全て閉鎖する中、ECが非常に健闘し、コロナ禍でも売り上げを落とすことなく伸長し続けた。22年も、ECの売り上げは前年比18%増だった。

WWD:アフターコロナで売れる商品に変化は見られるか?

トレル:心地いいもの、リラックスできるものを求めていたコロナ禍と異なり、よりファンタジーを掻き立てるような魅惑的なランジェリーが好まれるようになっている。特にファッションとして楽しめるアイテムが人気で、ジャケットの下に着たりデニムとコーディネートしたりする“見せるランジェリー”の動きが活発だ。そんなファッションで、ディナーを楽しんだりスペシャルな場所に出かけたり、女性達は、コロナ後にご褒美を望んでいるのだろう。その結果、ECも店頭も好調で22年の売り上げはコロナ禍前(19年)と比べると30%増になった。

WWD:現在伸びている市場は?

トレル:世の中がアフターコロナのムードに包まれた22年はイギリス、ドイツ、アメリカなどが好調だった。ただ、エネルギーや物価高の影響で、購買意欲が落ちているように思える。ヨーロッパでは、バケーションに向けた買い物が盛んな時期だが、悪天候が重なり、水着やビーチウエアの動きもやや鈍っている。

WWD:今後のグローバル戦略は?

トレル:まずは、最高の商品を提供し続けること。「オーバドゥ」は約50カ国で同じデザインを販売しているが、サイズの幅を広げてHカップまで展開するようにし、多様な体形への対応を進めている。また、モールドプランジブラやブラレットなど新しいブラのデザインやメンズラインも充実させている。23年秋冬は「エリー サーブ(ELIE SAAB)」とコラボレーションしたカプセルコレクションを発売する。国際的なデザイナーとのコラボコレクションは革新性をアピールするためにも積極的に行っていくつもりだ。これは私個人の夢だが、将来、日本人デザイナーとのコラボレーションを実現したい。先日、2023年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のグランプリに輝いた「セッチュウ(SETCHU)」とのコラボなどを夢に描いている。

WWD:今後の日本戦略、注力したいカテゴリーや商品は?

トレル:日本に限ったことではないが、魅惑的な商品を提供するだけではなく、多くの人が着けられる幅広いラインアップを展開していく。その一つが、24年春夏に発売するウェルネスウエア“ホットモーション”だ。これは、ヨガやピラティスなどアスレジャー用として楽しんでもらえるスポーツブラやショーツ、ボディースーツ、スポーツレギンスなどだ。スポーツ系セグメントはポテンシャルが高く、多くのハイブランドも手掛けている。話題になりそうなビジュアルも完成しており、日本市場はもちろん、世界で受け入れられると期待している。また、サステナビリティへの取り組みも加速させる。今もいくつかのコレクションにリサイクルレースを採用しているが、今後は全ての新シリーズを100%リサイクルマテリアルとし、継続コレクションも同様にリニューアルしていく計画だ。

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スタイリスト長谷川昭雄の「カウラム」がTシャツを発売 シルクスクリーンで数量限定

スタイリストの長谷川昭雄による「カウラム(CAHLUMN)」は、数量限定でTシャツを発売した。価格は5500円。フリークスストア渋谷店、デイトナパーク(予約販売のみ)、ANDREM HOFFWANN(6月29日に発売)で取り扱う。なくなり次第終了となる。

「カウラム」は、不定期にファッション雑誌を発刊するとともに、洋服も手掛ける。今年4月に雑誌の1号目、6月に2号目を発売した。雑誌は製本せず色校のように、印刷物の裁断サイズを示すマーク“トンボ”を残したデザインに仕上げている。今回はトンボロゴを、シルクスクリーンスタジオ「パハ スタジオ(PAJA STUDIO)」が手刷りでTシャツに落とし込んだ。

長谷川昭雄は、「スタイリストにも種類が幾つかあるんだけど、僕はずっと雑誌をやって来たので、本にまつわることが好きなんだ。だから、印刷の校正の時に目にする”トンボ”はとても目に馴染みのあるもの。洋服だけでなく、マガジンも作っているブランドだから、このトンボを自分たちのアイコンとして、ロゴにしようと思ったんだ」と述べている。

長谷川昭雄はスタイリスト、ファッションディレクターで、英国の国際情報誌「モノクル(MONOCLE)」、「ポパイ(POPEYE)」などでファッションディレクターを務めた。現在は「フイナム(HOUYHNHNM)」と制作する「AH.H」やブランドのディレクション、プロダクト製作に携わる。

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スタイリスト長谷川昭雄の「カウラム」がTシャツを発売 シルクスクリーンで数量限定

スタイリストの長谷川昭雄による「カウラム(CAHLUMN)」は、数量限定でTシャツを発売した。価格は5500円。フリークスストア渋谷店、デイトナパーク(予約販売のみ)、ANDREM HOFFWANN(6月29日に発売)で取り扱う。なくなり次第終了となる。

「カウラム」は、不定期にファッション雑誌を発刊するとともに、洋服も手掛ける。今年4月に雑誌の1号目、6月に2号目を発売した。雑誌は製本せず色校のように、印刷物の裁断サイズを示すマーク“トンボ”を残したデザインに仕上げている。今回はトンボロゴを、シルクスクリーンスタジオ「パハ スタジオ(PAJA STUDIO)」が手刷りでTシャツに落とし込んだ。

長谷川昭雄は、「スタイリストにも種類が幾つかあるんだけど、僕はずっと雑誌をやって来たので、本にまつわることが好きなんだ。だから、印刷の校正の時に目にする”トンボ”はとても目に馴染みのあるもの。洋服だけでなく、マガジンも作っているブランドだから、このトンボを自分たちのアイコンとして、ロゴにしようと思ったんだ」と述べている。

長谷川昭雄はスタイリスト、ファッションディレクターで、英国の国際情報誌「モノクル(MONOCLE)」、「ポパイ(POPEYE)」などでファッションディレクターを務めた。現在は「フイナム(HOUYHNHNM)」と制作する「AH.H」やブランドのディレクション、プロダクト製作に携わる。

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「アトモス」が「コロンビア」とコラボ 星柄とペイズリー柄のTシャツとショーツを発売

「アトモス(ATMOS)」は「コロンビア(COLUMBIA)」とのカプセルコレクションを、「アトモス」の各店舗とオンラインで7月1日に発売する。アイテムは、Tシャツとショーツをそれぞれ2型展開する。価格は、6930〜1万5400円。

Tシャツは、1990年代のアウトドアウエアによく見られたメッシュポケットをフロントに付属し、星柄とペイズリー柄をデザインする。バックプリントはフロントと同柄を使用し「アトモス」と「コロンビア」のロゴを施した。ベビーウエイトの肉厚な生地感でブラックとホワイトの2色展開。シルエットはオーバーサイズ仕様だ。

ショーツも同様にサイドにメッシュポケットを採用し、星柄とペイズリー柄をラインアップ。ウエストは調節可能なベルトとDカンを付属した。ナイロン素材でアクティブシーンにも使用可能だ。

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リアーナ、「サヴェージ×フェンティ」のCEOを退任 後任はアンソロポロジーの前CEO

リアーナ(Rihanna)によるランジェリーブランド「サヴェージ×フェンティ(SAVAGE X FENTY)」は、新たな最高経営責任者(CEO)として、アンソロポロジー グループ(ANTHROPOLOGIE GROUP以下、アンソロポロジー)のグローバルCEOを務めていたヒラリー・スーパー(Hillary Super)を任命した。これまでCEOを務めていたリアーナは、エグゼクティブチェアとして今後もブランドに携わるという。

スーパー新CEOは、「ギャップ(GAP)」「オールドネイビー(OLD NAVY)」「アメリカンイーグル アウトフィッターズ(AMERICAN EAGLE OUTFITTERS」「ゲス(GUESS)」などのカジュアルブランドでマーチャンダイジングやマネジメント分野のキャリアを積んだ後、アーバンアウトフィッターズ(URBAN OUTFITTERS)に入社した。4年後、同社が擁するアンソロポロジーのグローバルCEOに就任し、2019年には同ブランド初のプラスサイズラインをローンチ。21年4月に退任した。

「サヴェージ×フェンティ」は18年の設立。さまざまな人種や体型、性自認のモデルを起用して多様性を表現する姿勢が広く共感を得て人気を博し、22年1月に初の実店舗をラスベガスにオープン。その後、ロサンゼルス、ヒューストン、ブルックリンなどに出店している。同社の広報担当者は、「卸に加えて小売事業を拡大するに当たり、その分野での経験が豊富なリーダーの必要性が高まった。ヒラリーは小売業界で実績を上げており、当社をさらに成長させてくれるものと確信している」とコメントした。

なお、「サヴェージ×フェンティ」は21年2月にLVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)系の投資会社、Lキャタルトン(L CATTERTON)などから1億1500万ドル(約134億円)を、22年1月には米投資会社ニューバーガー・バーマン(NEUBERGER BERMAN)などから1億2500万ドル(約146億円)を調達している。22年3月には、同ブランドがIPO(新規上場)を目指して情報収集をしていると米ブルームバーグ(BLOOMBERG)が報じた。

現在、第2子を妊娠中のリアーナは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)新メンズ・クリエイティブ・ディレクターによる「ルイ・ヴィトン」メンズの初キャンペーンに登場し、大きな話題を集めた。

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ルミネの新社長に表輝幸氏、JR東日本の常務執行役員

ルミネは6月28日付で、新社長に表輝幸(おもて・てるゆき)JR東日本常務執行役員マーケティング本部副本部長が就任した。

表氏は1988年、早稲田大学大学院理工学研究科を修了し、同年にJR東日本に入社。ホテル、住宅、新規事業開発などに従事し、2000年日本レストラン調理センター社長にグループ最年少で就任。その後高級スーパーの紀ノ國屋のM&A、東京駅グランスタ開発などを手掛け、11年からルミネ常務取締役、専務取締役を経て、16年にJR東日本の執行役員、21年から常務執行役員を務めていた。

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【2023年水着】循環型社会目指すキッズ「スピード グリーン」が絵本「くさむら」とコラボ

ゴールドウインが手掛ける循環型社会の実現を目指すキッズライン「スピード グリーン(SPEEDO GREEN)」は、絵本作家の田島征三による代表作「くさむら」と協業アイテムを発売する。

田島とのコラボレーションのきっかけは、社員とバッタ好きの娘が図書館で田島の絵本「とべバッタ」と出合ったこと。その後「くさむら」を読み、子どもたちの豊かな想像力やワクワクを体験できる環境に感銘を受け、オファー。田島が大切にする環境への配慮や次世代育成に対する考えと「スピード グリーン」のコンセプトにある“原体験”といった点に共感を得たという。

「くさむら」は草むらに入ったボールの目線で、色彩豊かに描いた作品。「草むらに投げられたボールは子どもたちの気持ちそのもので、子どもたちの目には草むらがこんな風にカラフルに躍動的に映っているんだと感じ、この絵本柄の水着を着て水と遊んだら、たとえそこがベランダの小さなプールだとしても、草むらを走り抜けながら水と遊んでいる、そんな気持ちになってもらえることを期待して企画した」(ゴールドウイン)。

絵本の中のさまざまなシーンを切り取りプリントした水着やラッシュガード(7480〜8800円)、Tシャツ、バッグ(4620円)といった全8アイテムをそろえる。ウエアのサイズは全て90〜120cm。7月1日に、「プレイアースキッズ(PLAY EARTH KIDS)恵比寿ガーデンプレイス店で先行発売する。また発売に先駆けて、田島とのトークショーやワークショップも開催を予定している。

今年3月にスイムウエアブランド「スピード」から立ち上げた「スピード グリーン」は、UVカット機能を備えた環境配慮素材や残反を利用したアイテムなどをそろえ、循環型社会の実現を目指したキッズカテゴリー。ゴールドウインは「プレイ アース」というコンセプトのもと、世界へ挑戦する子どもたちの夢の支援や子どもたちの可能性を引き出し、美しい未来を形づくるためのひらめきと機会の提供を目的にさまざまな活動を行う次世代育成を行っており、「スピード グリーン」はその一環としてスタートした。

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【2023年水着】循環型社会目指すキッズ「スピード グリーン」が絵本「くさむら」とコラボ

ゴールドウインが手掛ける循環型社会の実現を目指すキッズライン「スピード グリーン(SPEEDO GREEN)」は、絵本作家の田島征三による代表作「くさむら」と協業アイテムを発売する。

田島とのコラボレーションのきっかけは、社員とバッタ好きの娘が図書館で田島の絵本「とべバッタ」と出合ったこと。その後「くさむら」を読み、子どもたちの豊かな想像力やワクワクを体験できる環境に感銘を受け、オファー。田島が大切にする環境への配慮や次世代育成に対する考えと「スピード グリーン」のコンセプトにある“原体験”といった点に共感を得たという。

「くさむら」は草むらに入ったボールの目線で、色彩豊かに描いた作品。「草むらに投げられたボールは子どもたちの気持ちそのもので、子どもたちの目には草むらがこんな風にカラフルに躍動的に映っているんだと感じ、この絵本柄の水着を着て水と遊んだら、たとえそこがベランダの小さなプールだとしても、草むらを走り抜けながら水と遊んでいる、そんな気持ちになってもらえることを期待して企画した」(ゴールドウイン)。

絵本の中のさまざまなシーンを切り取りプリントした水着やラッシュガード(7480〜8800円)、Tシャツ、バッグ(4620円)といった全8アイテムをそろえる。ウエアのサイズは全て90〜120cm。7月1日に、「プレイアースキッズ(PLAY EARTH KIDS)恵比寿ガーデンプレイス店で先行発売する。また発売に先駆けて、田島とのトークショーやワークショップも開催を予定している。

今年3月にスイムウエアブランド「スピード」から立ち上げた「スピード グリーン」は、UVカット機能を備えた環境配慮素材や残反を利用したアイテムなどをそろえ、循環型社会の実現を目指したキッズカテゴリー。ゴールドウインは「プレイ アース」というコンセプトのもと、世界へ挑戦する子どもたちの夢の支援や子どもたちの可能性を引き出し、美しい未来を形づくるためのひらめきと機会の提供を目的にさまざまな活動を行う次世代育成を行っており、「スピード グリーン」はその一環としてスタートした。

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伊勢丹メンズが本格的夏に向けて「香水夏市」を初開催 “フレグランスの聖地”を目指せ

三越伊勢丹は6月28〜7月18日、伊勢丹新宿本店メンズ館(以下、伊勢丹メンズ)で香りのコンセプトショップ「香水夏市 キュレーティッド バイ 伊勢丹メンズ(以下、香水夏市)」を開催する。

三越伊勢丹によると、来年には1600億円規模になると言われるメンズコスメ市場。昨年、メンズコスメティクス売り場を約2倍に拡大したという伊勢丹メンズでは、フレグランスの売り上げが約3倍(2020年比)になっているという。そこで、“自分らしい香水と出合う”をテーマに「香水夏市」を企画。300点以上のフレグランスを集結し、初心者にはファーストフレグランスを見つけてもらい、香りにこだわりのある男性には、フレグランスについて、より理解を深められるようなイベントにする。

香りへの関心が高まる夏に向けて“香水のイロハ”を伝授
これから夏本番。消費者の香りへの関心が高まり、フレグランス市場が盛り上がる時期だ。「香水夏市」では、伊勢丹メンズ初登場の4ブランドを含む11ブランド、300点以上のフレグランスをそろえる。参加ブランドは、イタリア発「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」やイギリス発の「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」、フランス発の「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」などのおなじみのブランドから人気の「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の“レプリカ”まで、さまざま。米ロサンゼルスのラグジュアリースタイルを発信する「アポーシア(APOTHIA)」やスウェーデン人アーティストのヨハン・ベルゲリンが手掛ける「ナインティーンシックスティナイン(19-69)」、ビーガンフレグランスの「オブヴィアス(OBVIOUS)」などもある。

 会期中は、香水を熟知したプロがおすすめの香りを紹介するほか、フレグランスの選び方や使い方、どのようなシーンで着けるかなど“香水のイロハ”を教えてくれる。 伊勢丹メンズは、“男性美容の聖地”、ひいては“メンズフレグランスの聖地”を目指し、さまざまなイベントを企画。パーソナルカウンセリングやオリジナルの香り作りのワークショップ、 カリグラフィーでボトルに名入れサービスなども行い、フレグランス初心者へも出合いや発見のきっかけを提供する。

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伊勢丹メンズが本格的夏に向けて「香水夏市」を初開催 “フレグランスの聖地”を目指せ

三越伊勢丹は6月28〜7月18日、伊勢丹新宿本店メンズ館(以下、伊勢丹メンズ)で香りのコンセプトショップ「香水夏市 キュレーティッド バイ 伊勢丹メンズ(以下、香水夏市)」を開催する。

三越伊勢丹によると、来年には1600億円規模になると言われるメンズコスメ市場。昨年、メンズコスメティクス売り場を約2倍に拡大したという伊勢丹メンズでは、フレグランスの売り上げが約3倍(2020年比)になっているという。そこで、“自分らしい香水と出合う”をテーマに「香水夏市」を企画。300点以上のフレグランスを集結し、初心者にはファーストフレグランスを見つけてもらい、香りにこだわりのある男性には、フレグランスについて、より理解を深められるようなイベントにする。

香りへの関心が高まる夏に向けて“香水のイロハ”を伝授
これから夏本番。消費者の香りへの関心が高まり、フレグランス市場が盛り上がる時期だ。「香水夏市」では、伊勢丹メンズ初登場の4ブランドを含む11ブランド、300点以上のフレグランスをそろえる。参加ブランドは、イタリア発「アクア ディ パルマ(ACQUA DI PARMA)」やイギリス発の「ペンハリガン(PENHALIGON’S)」、フランス発の「セルジュ・ルタンス(SERGE LUTENS)」などのおなじみのブランドから人気の「メゾン マルジェラ(MAISON MARGIELA)」の“レプリカ”まで、さまざま。米ロサンゼルスのラグジュアリースタイルを発信する「アポーシア(APOTHIA)」やスウェーデン人アーティストのヨハン・ベルゲリンが手掛ける「ナインティーンシックスティナイン(19-69)」、ビーガンフレグランスの「オブヴィアス(OBVIOUS)」などもある。

 会期中は、香水を熟知したプロがおすすめの香りを紹介するほか、フレグランスの選び方や使い方、どのようなシーンで着けるかなど“香水のイロハ”を教えてくれる。 伊勢丹メンズは、“男性美容の聖地”、ひいては“メンズフレグランスの聖地”を目指し、さまざまなイベントを企画。パーソナルカウンセリングやオリジナルの香り作りのワークショップ、 カリグラフィーでボトルに名入れサービスなども行い、フレグランス初心者へも出合いや発見のきっかけを提供する。

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小嶋陽菜「ハーリップトゥ」初の公式ブック発売 2種の表紙でポーチまたはバッグ付き

宝島社は6月28日、小嶋陽菜がプロデュースするライフスタイルブランド「ハー リップ トゥー(HER LIP TO)」の公式ブックを発売した。価格は3289円。ブランド設立5周年を記念した40ページものブックは2種類の表紙をそろえ、小嶋監修によるバニティーポーチとワンハンドルバッグがそれぞれ特典としてつく。

誌面では、立ち上げからこれまでをたどるブランドストーリーや小嶋が大切にしてきた5つのこと、小嶋の7デイズコーディネートなどに加え、小嶋が“小嶋陽菜”として“社長”としてブランドの思いを語ったインタビューなどを収録している。インタビューでは、所属事務所で立ち上げた「ハー リップ トゥー」の当時の運営状況やブランドの成功を確信したときなど、小島が赤裸々に語っている。

特典のポーチとバッグはそれぞれ、ブランドらしいヌードローズカラーで仕上げ、5周年にちなんだ5つの収納を備える。自立する半円型のポーチは、口が大きく開く使い勝手のいい大容量。ボトルのコスメも入れやすく、ジッパー付きやメッシュのポケットもある。2種の生地を用いたバッグは、13インチのPCも入る大きめサイズ。ゴールドの金具や型押しのブランドロゴ、「H」のモノグラム柄の裏地など、随所にこだわりを詰めた。

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アッシュ・ぺー・フランスが合同展示会ルームス事業を休止

アッシュ・ペー・フランスは、6月30日をもって合同展示会事業ルームス(ROOMS)を休止すると発表した。10月に開催予定だった展示会と、10月から来年にかけて予定していたオンライン展示会は中止する。公式サイトは7月31日で閉鎖。なお、現在オンラインで開催中の展示会「ルームス オンライン」は9月30日の会期まで継続する。また、大阪のルクア イーレ5階Eサロンへの出展2件は、それぞれ7月31日まで、9月30日まで続ける。

合同展「ルームス」は2000年に、“クリエイティブの祭典”を掲げてスタート。佐藤美加がプロデューサーを務め、ファッションだけでなくライフスタイル、アート、パフォーマンス、飲食、ビューティなどさまざまな分野のクリエイターを巻き込んだイベントとして盛況を誇ったが、近年は展示会ビジネス自体の苦境やコロナ禍もあり、存在感は弱まっていた。佐藤をはじめとする当時のスタッフもほぼ事業を離れており、その一部は22年に、ECサイト制作などを手掛けるダイアモンドヘッド内で、新合同展「ニュー エナジー」を立ち上げている。

アッシュ・ペー・フランスは今年2月24日、東京地裁地裁へ会社更生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。なお、同社は以降も、新宿ルミネエスト地下2階のセレクトショップ「デスティネーショントーキョー」などの小売事業を継続している。ルームス事業の公式サイトでは「ルームス事業の再開については、めどが立ち次第SNSや公式サイトで案内する」「小売事業について休止または廃止の予定はなく、平常通り店舗営業を行っていく」とコメントしている。

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新生「ルイ・ヴィトン」メンズに放心し「アルマーニ」「ゼニア」の美学に酔う 2024年春夏メンズコレ取材24時Vol.4

2024年春夏コレクションサーキットが、各都市のメンズ・ファッション・ウイークから本格的に開幕しました。「WWDJAPAN」は今回も現地で連日ほぼ丸一日取材をするノンストップのコレクションリポートを敢行。担当は、メンズ担当の大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリの大阪出身コンビ。時には厳しい愛のツッコミを入れながら、現場のリアルな空気感をお届けします。

6/19(月)
10:00 「ドゥルーフ カプール」

「ドゥルーフ カプール(DHRUV KAPOOR)」は、昨シーズンのゴジラとのコラボレーションが衝撃的だったインド発のブランド。ブルーに染まった会場で、空席を残したまま約40分遅れでショーがスタートしました。今季は何のキャラクターが登場するか楽しみにしていましたが、特定のアニメではなく1970年代のSF映画から着想を得たといいます。コミカルなプリントをオーバーサイズのシャツやTシャツにプリントし、最終的にはストリートウエアに落とし込む。暖色と寒色のコントラストを利かせたカラーパレットは、「スイコック(SUICOKE)」とのコラボレーションによるサンダルにも反映していました。

目のさえるようなプリントもさることながら、魅力はやはり手刺しゅうによる装飾です。インドの職人技を讃え、デザイナーの地元の小規模な工場と提携し、手織りの生地の生産と装飾を施しています。さらに今季は、アップサイクルレザーを使用した2つのバッグも新たにリリース。ジュエリーはイギリス発のジュエリーブランド「ヴァン(VANN)」とのコラボレーションにより、3Dプリントと手仕事を融合させて有機的なフォームのイヤリングやネックレスを制作しました。クオリティーは高いものの、どこかあか抜けないのが課題です。シルエットや構造、パターンなど、洋服そのもののデザインにもう少し手を加えたアップデートを期待します。

11:00 「ジョルジオ アルマーニ」

さあ、ミラノ・メンズのビッグボス「ジョルジオ アルマーニ(GIORGIO ARMANI)」の時間です。会場入りは、ミスター・アルマーニとちょうど同じタイミングでした。来年90歳を迎えるとは思えない足取りで、“モードの帝王”はエレガントに横切っていきます。見習いたい。

今シーズンは“物語を紡いで”というテーマに合わせて、ランウエイに巨大なペンを設置しました。インビテーションも、1ページ目に手書き風のメッセージをしたためたノートでした。何だかミスター・アルマーニが贈ってくれたギフトのようでうれしくなります。書く、という行為をテーマに据えて「ジョルジオ アルマーニ」の新しいストーリーを構成していきます。一目見て上質と分かる素材が、柔和なフォームと縦長のシルエットによって優美に動きます。序盤は、ライトグレーやオフホワイトといったナチュラルトーンが中心で、単色のカラーリングが素材感のメリハリをより一層引き立てます。同ブランドが大切にする“マイナスの美学”を象徴するスタイルが続くと、中盤からは徐々に色味が加わり、幾何学柄が物語にリズムを生み出していく。イージーフィットのトラウザーズに合わせるジャケットは、ドロップショルダーのソフトテーラードから、ノーカラーのソリッドなタイプ、巨大なピークドラベルのクラシックなものまで、バリエーション豊富に提案します。ラスト4ルックは、シャープなスーツスタイルが新鮮。肩やボディーラインはジャストフィットで、ネクタイやチーフの合わせで遊び心を効かせました。こんなエグゼクティブがいる企業に憧れます。

ラストはミスター・アルマーニが登場し、巨大なペンを抱えてポーズをとるサービス。ショーのラストのデザイナー登場時は、多くのゲストがスマートフォンを主役に向けるのですが、ミスター・アルマーニのショーは特にその姿を写真に納めたいというゲストが多い気がします。その気持ち、分かりますよ。

14:00 「ゼニア」

いつもは街の中心地から離れた場所でショーを開催する「ゼニア(ZEGNA)」ですが、今季はドゥオーモに程近いサン・フェデーレ広場(Piazza San Fedele)にゲストを招待しました。じっとしていても汗ばむ30度超えの炎天下で行う屋外のショーです。「ゼニア」は気を利かせて、会場入り口でキャップを配ってくれました。ありがたや。そしてその方法がなんともシュールで、壁に開けた小さな小窓から、人の手と共に帽子がニョキっと出てくる、世にも珍しい自動的手動の帽子配布システムです。壁の奥でスタッフが手に取った帽子を一つずつ出すアナログ式で、壁を隔てて人と人が目を合わすこともありません。まるでラーメン一蘭の味集中カウンターです。おかげで、日差しを防いでショーを鑑賞することができました。グラツィエ!

会場には巨大なリネンの俵を積み、曲がりくねったランウエイをリネンで構成されたコレクションが風に乗って軽快に舞いました。春夏に提案するのは、“オアジカシミヤコレクション(Oasi Cashmere Collection)”の対となる、イタリア生産のリネンを使用した”オアジリノ(Oasi Lino)”です。カシミヤとリネンは全く異なる素材であるものの、共通するのはとにかく軽量であること。ジャケットもコートもシャツのような軽さで、エクリュやミントグリーン、アースカラーの色彩も相まって、どこまでも爽やかな印象を受けました。また、アレッサンドロ・サルトリ(Alessandro Sartori)=アーティスティック ディレクターによれば、リネンはカシミヤに最も近い天然繊維で、自由に変幻するといいます。その証となるのが、リネンを加工したジャージーやニットウエアです。これも、素材の開発から縫製までを一貫して自社のファクトリーで手がける「ゼニア」だからこそ生み出せる素材。

ショーに来場した俳優の磯村勇斗さんも大興奮した様子で、コレクションに負けないくらい爽やかな笑顔と共にコメントしてくれました。そうそう、「ゼニア」のショーは演出が細部に到るまでとびっきりかっこいいので、観た後にテンションが上がるのは分かります。とはいえショー後は汗を垂れ流す状態になり、涼むために「プラダ(PRADA)」傘下の老舗パティスリー「マルケージ(Marchesi)」でジェラートをいただきました。大好物でエナジーチャージしたところで、コレクションサーキットはミラノからパリへと移ります。

6/20(火)
15:30 「ランバン」

今季のパリコレは「ランバン」の展示会からスタート。ブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)=クリエイティブ・ディレクターが今年4月に退任し、2024年春夏プレ・コレクションはデザインチームによる、創業者へオマージュを捧げたコレクションです。注目なのは、ウィメンズで販売するバレエシューズです。アルベール・エルバス(Alber Elbaz)が手掛けていた、2010年頃に大ヒットを飛ばしたバレエシューズを今秋に復刻します。幅広いカラーバリエーションをそろえ、価格は11万8000円〜。ウィメンズでバレエシューズは昨今のトレンドアイテムの一つなので、この潮流に乗って新体制は好調な滑り出しになるでしょうか。

16:30 「キディル」

さあ、日本人デザイナーのトップバッターは「キディル(KIDILL)」のプレゼンテーションです。会場はルーブル美術館地下の薄暗いスペース。タイトルに掲げた“異端児たち(HERESIE CHIRDREN)”というテーマや会場の雰囲気から、今回もバッキバキのパンクなショーになるのは間違いない、という確信を持ちながらショー開演を待ちます。しかし、ショーが開演してエビータ・マンジ(Evita Manji)の演奏が始まると、なんとずっと静かだったのです。安直なイメージを抱いてしまっていた自分が恥ずかしい。

このアンビエントな空間だからこそ、末安弘明デザイナーの作る服はより一層鋭く映ります。ニットやデニムを激しく切り裂いたり、トム・トッセイン(Tom Tosseyn)による激しいグラフィックを全面にあしらったり、帽子ブランド「ヒズメ(HIZUME)」との不気味なヘッドピースだったりと、今シーズンもDIY精神はフルスロットル。これらは16〜18世紀に存在した“魔女”たちの、世間からの抑圧に反抗する生命力を反映しているのだとか。確かに、フィナーレでモデルがマンジを囲む演出は儀式のようでした。ただ決してシリアスではなく、和装のムードをキャッチーな表現で取り入れており、服に刻んだ“フォーマルアナキスト”“ネクロマンサー”“異端狂気生死”といったストロングワードもどこかかわいらしく映ります。胸に“釈迦”の文字をあしらった、Aラインの巨大スカジャンが特に印象的でした。点で見るとかなりクセが強いのですが、引きで見ると、見た目は激しいけど愛らしい“かわイカつい”「キディル」の無二の世界観がしっかり確立されているのが改めて分かりました。パリコレ初日の切り込み隊長も役もそろそろ板についてきたので、次のステップが楽しみです。

17:30 「ブルク アクヨル」

フランス系トルコ人デザイナー、ブルク・アクヨル(Burc Akyol)が公式スケジュールで初のショーを行いました。現在34歳のアクヨルは、2019年に自身の名を冠したブランドを設立し、23年度「LVMHヤング ファッション デザイナー プライズ(LVMH YOUNG FASHION DESIGNER PRIZE)」のファイナリストに選出された注目株。ブランドの根底にあるのは、フランス人でありながらトルコで生まれ育った自身のアイデンティンティーで、西洋の厳格なオートクチュールと東洋の快楽主義の感性を融合させたスタイルを生み出します。

会場は、彼の自宅兼アトリエである建物の中庭。パリジャンにとって日常的な空間のランウエイに登場したのは、オーガンジーのドレープで装飾した縦長シルエットの非日常的なウエアです。トルコの民族衣装であるケプネクのような、肩に垂直のラインを描くシルエットがジャケットやコートを特徴づけ、彼のシグネチャーのようでした。ケプネクとは、「不思議の国のアリス」のトランプの兵隊のような民族衣装のこと。優れたドレープ技術がドラマチックに体を演出し、デミクチュールのようにエレガントでした。感極まり頬を赤らめ、満面の笑みでフィナーレに登場したデザイナーの姿がとてもかわいらしかったです。エンタメ化されていない、純真無垢なファッションへの愛を感じられた瞬間でした。

19:00 「エチュード」

その次は雰囲気がごろっと変わり、ワークウエアとストリートウエアを融合させたリアルクローズを提案する「エチュード(ETUDE)」のショーに参加しました。ショー会場は立体駐車場の屋上で、パリの景色を一望できる場所。コレクションはワークウエアジャケットやフィッシャーマンベスト、トラックスーツといつもと変わらない内容。よく言えば安定感がありますが、変化がないのは少し退屈でもあります。パリのスカイラインを眺める開放的なショー会場は最高でした。

20:30 「ルイ・ヴィトン」

今シーズンのメンズ・ファッション・ウイーク最大のニュースは、ファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)=「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」メンズ・クリエイティブ・ディレクターによるデビューコレクションで間違いないでしょう。どのようなショーになるのか、現地にいる人もそうでない人も期待感が膨らみます。会場はパリのセーヌ川に架かる橋ポンヌフで、会場まではボートで移動。目の前にルイ・ヴィトン本社を構える橋上が、ゴールドに輝く巨大なランウエイへと姿を変えました。

1500人にも及んだゲストの人数もさることながら、5メートル歩けばセレブが1人いるといっても過言ではないぐらい、来場者も今まで見たことがないほど豪華です。日本からも歌手のNissy(西島隆弘)さんやNCTのYUTAさんが会場を訪れ、他国のセレブに負けない堂々とした存在感で夢の空間を楽しんでいるようでした。俳優のジャレッド・レト(Jared Leto)なんて、突然目の前の人混みが開けて、運命の人の登場シーンかのように目の前に現れるし。そんな異空間の中で夜10時過ぎにショーが始まると、メゾンの代表的なモチーフであるダミエパターンをさまざまに解釈したコレクションが登場しました。詳しくはショーのレビューやアイテムの詳細をリポートした記事をご覧ください。

ショーは一大スペクタクルだったものの、ミラノからパリに移動してきたバイヤーやメディア関係者にとっては、ストの関係で航空ダイヤが乱れたため、かなりハードな日程でした。だから「アフターパーティーですごいゲストがライブをするらしい」と聞いても、「明日も取材があるし5分だけ見よう」という気持ちだったのです。長丁場のコレクションサーキット取材は、切り替えが大事ですから。

しかし人混みにどんどん流されているうちに、気がつけばライブを行うステージのほぼ真ん前にいるではないですか。夜11時に過ぎに登場した“すごいゲスト”は、なんとジェイ・Z(JAY Z)でした。そして途中でファレルもステージに上がり「I Just Wanna Love U (Give It 2 Me)」を披露します。デザイナーポジションの人がショー後にライブパフォーマンスするなんて、前代未聞です。しかも世界的ロックフェスでヘッドライナーを務めるジェイ・Zが手を伸ばせば触れそうな距離にいて、1、2曲とかではなく、30分間しっかりライブをしてるなんて。「明日も取材があるし5分だけ見よう」と言っていた自分はどこへやら。フルセットをしっかりと見届けて、日付が変わる頃にホテルへと向かいました。ファレルの新生「ルイ・ヴィトン」は、クリエイションという点ではまだまだ未知数ではあるものの、世間からの期待に十分答えた内容だったのではないでしょうか。SNS上で饒舌なファッション評論家のような方たちがさまざまな分析をしていて興味深く見ているのですが、あの現場のパワーを作り出せる個人というのはやっぱり強い。まさに“JOY”な一夜でした。

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好調「ビームス プラス」 世界に通じる“日本ブランド”へ

ビームスは2023-24年秋冬シーズンの展示会を行った。メンズの主要レーベルの一つ「ビームス プラス」は、色と柄のアイテムを豊富にそろえた。釣りを表現した手書き風のイラストや、ペイズリー柄とパッチワークを掛け合わせた総柄、マルチカラーの切り替えなどを、アノラックパーカやキルトジャケット、カーゴパンツ、ケーブルニットなどに落とし込む。インパクトのある柄も多いが、色数を絞ることで着やすいバランスに仕上げている。

同レーベルは直営販売に加えて、卸売りを強化している。コロナ以降の海外の伸びが大きく、グローバルで約80のアカウントを持つ。6月のパリ・メンズ・ファッション・ウイーク中も現地で展示会を行った。オリジナルファブリックと国内縫製を追求しながら、シャツが1万〜2万5000円、ジャケットが2万5000〜4万円、パンツが1万2000〜2万5000円と国内デザイナーズブランドより値ごろなのも強みだ。広報担当者は、「“セレクトショップのオリジナル”ではなく、“日本ブランドの一つ”として評価されている。今後も積極的に海外に発信していく」と語る。

メンズカジュアルライン「ビームス」は、強みのアメカジに“Y2K”のムードを盛り込んだ。化繊素材のボリューミーなパフジャケットや、裾にドローコードを付けたカーゴパンツなどを軸に、フリースパーカやチノパンツ、カーディガンなどアメカジの定番を合わせた。小物は「ニューエラ」と協業したベースボールキャップや、「ティンバーランド」とコラボしたボートシューズなどを企画した。

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香港と日本のカルチャーが交わるショップSSB7が、日本初上陸「エピデ プレファブ」を販売

香港と日本のカルチャーをミックスさせたコンセプトショップ、エスエスビーセブン(SSB7)阪急メンズ東京店は、日本初上陸となる中国香港発ブランド「エピデ プレファブ(EPIDE PREFAB)」の2023年春夏コレクションを販売中だ。

「エピデ プレファブ」は服飾デザイナー、広告デザイナー、製図家、伝統刺しゅう家、ショップバイヤーと、異なる分野で活動する5人によって、2019年にスタートした。コンセプトは“より多くの人を照らす光がありますように”。トレンドに音楽や伝統工芸といったクラシックなエッセンスを加える。今シーズンのテーマは、“Past & Future”で、ビンテージとアウトドアウエアを軸にしながら、“未来と過去”を象徴するさまざまな時代のスタイルを表現する。

“Past”は、アメリカのレトロなアイテムをベースに、1980年代〜2000年代の音楽や古着、漫画などからインスピレーションを得た遊び心のあるグラフィックをプリント。“Future”は、アウトドアウエアをベースに、未来の機能性を意識したカッティングピースや防水、日焼け防止、透湿性素材などを採用し、ファッション性や機能性、快適性を兼ね備えたアイテムを提案する。価格帯はTシャツで2万8000〜3万800円、パンツで2万9700〜11万5500円。

エスエスビーセブンは、7人で結成されたプロジェクトチームだ。コンセプトは、“一つの視点にとらわれず、7人の異なる角度から香港の世界観を発信する”こと。日本のカルチャーが好きな香港では、そこから影響を受けたものも多いといい、それぞれの視点で解釈された日本のカルチャーをモノ作りへと生かしていきたい考え。阪急メンズ東京店では、アート作品から生活雑貨、インテリア、限定商品までを幅広くそろえ、併設されたテイクアウト専門カフェで、香港茶葉を使用したドリンクなどを提供する。

問い合わせ先
SSB7阪急メンズ東京店
03-6252-5395

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【2023年夏コスメ】「YSL」の“艶リップ”に限定のマンゴーカラーが登場

「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」は、リップスティック“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”から数量限定カラーの“NO.12 コーラルエキサイトメント”(4950円)を発売した。

“ルージュ ヴォリュプテ キャンディグレーズ”は、シロップのようなとろけるテクスチャーが特徴で唇に艶と潤いを与えるリップスティックだ。スキンケア成分を78%配合し、使うたびにふっくらとした唇に導く。限定カラーの“NO.12 コーラルエキサイトメント”は、マンゴーを思わせるジューシーな発色のコーラルピンク系。

そのほか、美しい発色と艶が⻑時間持続するリキッドルージュ“ルージュ ピュールクチュール ヴェルニ ヴィニルクリーム”(各6490円)から数量限定カラーが登場。くすんだローズピンク“NO.440 ローズプレイヤー”と、ジューシーなブリックレッド“NO.441 アーケード チリ”の2色を用意している。

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「イザベル マラン」が南青山に新旗艦店 ジャパン社も設立

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は、東京・南青山に新旗艦店「イエローハウス(YELLOW HOUSE)」を7月6日にグランドオープンする。

同店は日本人アーティストの曽根裕と協業し、同氏が発表したシリーズ“パワー オブ テン(POWER OF TEN)”と“オブシディアン(OBSIDIAN)”からインスピレーションを得た、黒曜石のようなファサードが特徴だ。店舗面積は200平方メートルで、鮮やかな色の黒曜石や手掘りの木製什器、ベルベルソファなどを配置した。ウィメンズおよびメンズコレクション、セカンドライン「マラン エトワール(MARANT ETOILE)」、シューズ・バッグ・アクセサリーなどをフルラインナップする。

また同ブランドは、日本上陸から約20年間にわたってトゥモローランドが日本事業を担ってきたが、イザベル マラン ジャパンをこのほど設立した。新旗艦店「イエローハウス」を含め、よりダイレクトな運営・プロモーションを行い、日本におけるブランドの認知拡大を目指す。

ジャパン社設立にあたり、本国のアヌック・デュラントー・ロペール(Anouck Duranteau-loeper)CEOは「トゥモローランド、そしてコロネットとのビジネスにおけるパートナーシップによってブランドへの好感度が高まってきている今、日本において初の直営店のオープンはいいタイミングだと感じている。よりダイレクトな運営で日本のお客さまに寄り添い、身近に感じてもらうことができるはずだ」とコメントした。

■「イエローハウス」
住所:東京都港区南青山5-9-8
営業時間:11:00〜20:00

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「サンローラン」の支援で蔡國強が白天花火プロジェクト 個展開催に合わせ

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は26日、国立新美術館と共催で開催する現代美術家の蔡國強の大規模個展開幕に先駆け、福島県いわき市の海岸で「満点の桜が咲く日」と題した白天花火の打ち上げを行った。

蔡國強は1957年中国の福建省・泉州市生まれ。上海戯劇学院で舞台芸術を学んだ後、86年からの約9年間、日本で製作活動を行う。火薬を用いて描く火薬画の技法が特徴で、代表作には万里の長城の終点から1万メートルの導火線を敷設し点火した「万里の長城を1万メートル延長するプロジェクト」や、ヒロシマ賞を受賞した「キノコ雲のある世紀」などがある。

「津波や原発事故などで失った命に捧げる」約4万発の花火

蔡が「第二の故郷」と呼ぶ福島県いわき市では、94年に地元住民と協力して実現した「地平線プロジェクト」をはじめ、さまざまな作品を製作してきた。以来、95年に拠点をニューヨークに移してからも地元住民との交流が続いている。今回の「満点の桜が咲く日」では、「東北大震災による津波や原発事故などで失った命に捧げる」とし、約4万発の花火を打ち上げた。高さ80メートル、幅400メートルにわたって津波の壁を表現した作品やピンクの煙で満開の桜を描いた作品など約20分間にわたって披露した。海岸には、「サンローラン」が招待したメディア関係者や顧客のほか、地元住民が多数集まり作品を楽しんだ。

花火の打ち上げ後は、蔡がデザインを手がけた「いわき回廊美術館」で地元のボランティアによるウェルカムランチが振舞われた。冒頭の挨拶に登壇したフランチェスカ・ベレッティーニ(Francesca Bellettini)=サンローラン社長兼最高経営責任者(CEO)は、「クリエイティビティーをより発展させアーティストを支援することは、当社のスピリットである。皆さんもこの精神に沿って、一緒にこの機会をお祝いしてほしい」とコメントした。サンローランは加えて、いわき市で震災後に立ち上がった「いわき万本桜プロジェクト」の植樹にも協力するという。

29日から始まる個展「蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる」では、蔡自身が展示構成し初期の代表作である「原初火球」をはじめ、ガラスや鏡に焼き付けた新作を含む日本初公開の新作を含む約50件の作品を展示する。

■蔡國強 宇宙遊 ―〈原初火球〉から始まる

会期:6月29日〜8月21日
時間:10:00〜18:00
※毎週金・土曜日は20:00まで
定休日:火曜日
場所:国立新美術館 企画展示室1E
住所:106-8558東京都港区六本木7-22-2
入場料:一般1500円/大学生1000円/高校生、18歳以下は無料

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”エアマックス95”の90年代人気定番カラーが復刻 「ナイキスポーツウエア」から発売

アトモス(ATMOS)は、「ナイキスポーツウエア(NIKE SPORTSWEAR)」の”エアマックス95”から復刻カラーを発売する。価格は1万9800円で、サイズは23.0〜29.0cmを用意。現在アトモス公式オンラインサイトで抽選受付を開始しており、6月30日から「アトモス」各店(一部店舗除く)とオンラインで取り扱う。

デザイナーのセルジオ・ロザーノ(Sergio Lozano)により誕生した”エアマックス95”は、人体モチーフの構造を採用したデザインだ。アッパーのグラデーションは隆々とした筋肉を表現し、革新的なアウトソールのクリアパーツは背骨をイメージ。ランニングシューズの常識を覆すデザインと最新テクノロジーで多くの人々を魅了している。

今回発売する”エアマックス95”は、代表的なカラーリングであるイエローグラデと同時期に登場したもの。グレイとホワイトトーンに、アクセントとしてパープルを配色。エアユニット内部には発色のよいグリーンをデザインした。90年代のムードをまとった歴史的名作モデルの人気カラーだ。

■”エアマックス95”抽選詳細
抽選期間:6月27日9時~29日8時59分
特集サイトはこちら

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【スナップ】NCTのテヨン、板垣李光人、ファレル・ウィリアムスらが来場 「ロエベ」2024年春夏メンズ・コレクション

「ロエベ(LOEWE)」は、パリ・メンズ・ファッション・ウイーク期間中の6月24日に2024年春夏メンズ・コレクションを発表した。

ショーはパリの中心部にある歴史的なフランス共和国親衛隊の馬術トレーニングアリーナに設けられた特設会場で行われた。

ブランド グローバル アンバサダーを務めるK-POPグループNCTのテヨンをはじめ、俳優の板垣李光人、ミュージシャンのファレル・ウィリアムス、トロイ・シヴァンらが来場し、コレクションを楽しんだ。

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アマゾンvs模倣品 マーケット浄化への戦い【鈴木敏仁USリポート】

アメリカ在住30年の鈴木敏仁氏が、現地のファッション&ビューティの最新ニュースを詳しく解説する連載。模倣品に頭を痛めている企業は多い。特にEC(ネット通販)の世界ではビジネスの存続にも問題であるが、今回は圧倒的王者であるアマゾンの取り組みに当ててみよう。

4月にアマゾンが模倣品対策エクスチェンジ(Anti-Counterfeiting Exchange、略称ACX)と呼ぶプラットフォームを立ち上げた。業界評価がすこぶる高く、コピー商品削減に大きな役割を果たすのではないかと期待が集まっている。

“エクスチェンジ”という名称が示すとおり基本的な機能は情報共有である。マーケットプレイスを運営している企業や組織がコピー商品や販売業者の情報を提供し合い、取引中止の判断を迅速に進めることができる。アマゾンによるリリースには、政府管掌の知的財産保護組織による参加の呼びかけも引用されており、国もバックアップしていることが分かる。

アマゾンのマーケットプレイスは規模が大きいこともあって、長いことコピー商品の温床という批判を受けてきた。危機感を持ち始めたのは10年ほど前あたりからと見られているが、おそらくもっともインパクトが大きかったのは2019年にナイキがリスティングを停止したことだったろう。

ブランドメーカーやサプライヤーがトレードマークや知的財産を登録できるブランドレジストリーというシステムを開始したのは17年なので、19年の時点ですでにアマゾンは本腰を入れはじめていたのだが、ナイキによる停止はマスコミが大々的に取り上げたため注目を集め、アマゾンによる取り組みを加速させたと思っている。

ブランドレジストリーは同社にとっての対策の土台となるデータであり、これが取り組みの出発点となっている。

模倣品対策に12億ドルを投じる

加速させた結果、現時点でどの程度の取り組み規模になっているのかというと、昨年1年間で12億ドルを投資し、対策専門の人員数は1万5000人に達しているという。3年前からブランド保護レポート(Brand Protection Report)という名称で過去1年間の取り組み内容や成果をまとめて発表しており、これに掲載されている数字である。

140円換算で1700億円という巨額の予算と1万人を超える人材を投じているということは、あまり知られていないのではないだろうか。

その結果、昨年1年間で600万アイテムを処分し、模倣品犯罪ユニット(Counterfeit Crimes Unit、略称CCU)がアメリカ、イギリス、EU、中国で提訴または捜査に協力した犯罪件数は1300件と記されている。

模倣品犯罪ユニットとは、検察、刑事、専門のデータアナリストなどを集めて20年に編成された専門部署で、訴訟を前提として動くプロ集団である。

このCCUが中国当局とコラボして一斉捜査に動き、大きな成果を上げたことが昨年末に報じられている。押収されたアイテム数は24万、偽の身分証明書やビジネスライセンスを使ってアマゾンに登録していた84人を検挙したという。

今年の1月に議会で成立し、今月から発効したのがINFORM Consumer Actと呼ぶ法律である。マーケットプレイスに対して、取引数が一定数を超えるセラーの情報収集や、販売ページでの情報開示などを求めるものである。またこれに関連して、外国企業による知的財産の侵害に対する制裁を強化する知的財産保護法(Protecting American Intellectual Property Act)という法律も成立している。

アマゾンやEベイといったマーケットプレイスが大きくなるにつれてコピー商品も問題化し、法制化にまで至ったということになる。

盗難品問題にも取り組む

コピー商品に加えてもう一つ問題として顕在化しはじめているのが盗難品の販売である。アメリカの小売業界は万引き増に悩まされており、その結果として盗難品の出品も増えているとされている。廉価な商品は発見しづらく、アイテム単位ではなくセラー単位で犯罪者または組織を見いださなければならないので、頭の痛い問題となっている。

ホームセンターのロウズはプライベートブランドの工具にRFID(無線タブ)を仕込む実験をはじめている。名称はプロジェクト・アンロック、自社人員による開発でロウズのオリジナルテクノロジーである。レジがRFIDを認識するとアクティベートされる仕組で、レジを通さないと工具が動かない。また購入するとブロックチェーンに登録し、その後の転売時に歯止めをかけるとしている。

商品にRFIDやNFCを仕込む取り組みはナイキが知られているが、効果があるので今後徐々に広がるのではないかと思っている。

ちなみにアマゾンはコピー商品や犯罪組織を検知するために機械学習への投資を増やしていると言っている。出品商品やセラー数は膨大で、対策システムのオートメーション化が不可欠なのだ。コピー商品や盗難品対策もやはりテクノロジーが重要な役割を果たす時代なのである。

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「ラッシュ」がスポンジ・ボブとのコラボ商品を発売 トロピカルなバスアイテムの全6種

「ラッシュ(LUSH)は、スポンジ・ボブとのコラボ商品を「ラッシュ」公式アプリで6月28日に先行発売、全国の店舗とオンラインで29日に販売する。

アイテムは、バニラとココナッツの甘い香りと共に、桃色のお湯を楽しめるバスボムやパイナップル果汁とブチュオイル(バロスマベツリナ葉油)をブレンドしたフルーティーでフレッシュな香りのソープ、マンゴーを含む3種のバターを配合したボディバームなど、スポンジボブのキャラクターを用いたトロピカルなバスアイテム全6種を提供する。

7月は、オーストラリアのNPO団体が主催する使い捨てプラスチックの使用削減を目指す参加型エコチャレンジ“プラスチック・フリー・ジュライ”が開催され注目が高まる。「ラッシュ」は常にプラスチックパッケージを使用しない“ネイキッド商品”を採用し、スポンジ・ボブと仲間たちが暮らす海にこれ以上プラスチックごみを増やさない、環境に配慮した取り組みを行う。

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「グッチ」から初の潤うリキッドハイライター発売 リップの新色も登場

「グッチ ビューティ(GUCCI BEAUTY)」は6月28日、ブランド初となるリキッドタイプのハイライター“グッチ イルミナトール ドゥ ボー テ”(12mL、6490円)と、リップスティック“グッチ ルージュ ア レーヴル”の新色(新12色、各6600円)を発売した。公式オンラインショップのほか、三越銀座店、新宿店、渋谷ミヤシタパーク店、ニュウマン横浜店、名古屋メイエキ店、大丸心斎橋店、神戸阪急店で販売する。

ハイライター“グッチ イルミナトール ドゥ ボー テ”は、素肌に直接伸ばしてフェイストーンを明るく整えたり、下地やファンデーションに重ねて艶感のあるベースメイクを演出したりと、自由に顔やからだに乗せて輝きを演出できる。ブラックローズやリリー、デイジーなどの花から抽出した保湿成分で肌をふっくらと整え、潤いが長時間持続するのも特長だ。カラー展開は1色で、さまざまな肌の色に合わせた設計にした。

また、リップスティック“グッチ ルージュ ア レーヴル”から質感の異なる新色を発売する。天然のオイルを配合しサテンのような光沢感が持続する「サタン」、軽いテクスチャーでシアーな艶を演出する「ヴォワル」、濃密なカラーが目を引く「マット」の3種類の質感から各4色ずつ、合計12色を新たにラインアップ。それぞれキャップのデザインが異なり、アールデコ調の装飾やポーセリン調のバラの花柄を施した。

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【2023年秋コスメ】「エクセル」が限定のリップ型ハイライターなど全7アイテムを発売

「エクセル(EXCEL)」は8月から10月の4回に分け、秋コレクションを順次発売する。アイブロウアイテムやリップスティック型のハイライター、オールインワンタイプの化粧下地など全7アイテムを発売する。

8月8日発売:リップ型ハイライター2色とスティックアイシャドウの限定色

“グロウプリズム”

価格:各1540円
カラー:暖色系の“フローラルポップ”と、寒色系の“マリンポップ”の数量限定2色

“グロウプリズム”は、みずみずしい艶感を肌に与えるリップスティック型のハイライターだ。カラーは、暖色系の桃色のパールを配合した“フローラルポップ”と、寒色系のパープルやピンクのパールを配合した“マリンポップ”の2色。

“グリームオンフィットシャドウ GF09 ランプシェード”

価格:1320円
カラー:数量限定色の柔らかなローズブラウン

“グリームオンフィットシャドウ”から秋らしいローズカラーの限定色“ランプシェード”が発売。なめらかな描き心地でありつつ、高密着処方で美しい仕上がりが長時間続くスティックタイプのアイシャドウだ。

8月22日発売:オールインワンタイプの化粧下地

“モチベートユアスキン”

容量:40g
価格:1980円
カラー:透明感を演出するブライトベージュ

“モチベートユアスキン”はライトファンデーションやUVカットなどの機能を兼ね備えた、美容液を89%配合した化粧下地だ。スキンケア感覚で使用できる軽やかなテクスチャーが特徴で、せっけんオフも可能。カラーはブライトベージュの1色で、透明感のある肌に導く。

商品を開発した本宮プランナーは「すべての嬉しい機能をこの1本に詰め込み、スキンケア感覚で毎日でも使いたくなるようなテクスチャーを目指した」と話した。

9月12日発売:アイブロウアイテム2種

“カラーエディットスリムブロウ”

価格:各1210円
カラー:ブラウン系、ピンクブラウン系、オレンジブラウン系、モーヴ系の4色

“カラーエディットスリムブロウ”は、なめらかな細芯タイプのアイブロウペンシルにブラシを付属したダブルエンドタイプだ。「眉メイクの色選びの幅を広げてほしい」という開発背景のもと、日本パーソナルカラー協会が監修。肌の色やなりたい雰囲気に合わせて選べるカラーそろえた。

“カラーエディットパウダーブロウ”

価格:各1595円
カラー:ブラウン系、ピンクブラウン系、オレンジブラウン系、モーヴ系の4色

自然なカラー眉に仕上がるパウダータイプの“カラーエディットパウダーブロウ”も登場。“カラーエディットスリムブロウ”と合わせて使用すると、より立体的な眉を演出できる。

10月17日発売:秋らしい深みのあるアイシャドウ&リップ

“リアルクローズシャドウ ベルベットリボン”

価格:1650円
カラー:限定色のローズレッド系

2023年4月にリニューアルした4色アイシャドウ“リアルクローズシャドウ”からは、ローズレッド系の“ベルベットリボン”が数量限定で登場する。ピンク系のアイカラー2色と深みのあるカーキカラーと華やかなローズレッド系のアイカラーの4色をセットした。

“リップベルベティスト”

価格:各1760円
カラー:ヌードピンク系、ダークチェリー系

“リップベルベティスト”から新2色が発売。“ローズヒップ”は上品な血色感を演出するピンクベージュ系で、“ラブシック”はモードな雰囲気をまとえるダークレッド系。どちらもベルベットのような質感の唇に仕上がる。

商品一覧はこちら

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ジュン直営ワイナリーから初のリンゴのお酒

ジュンは、直営ワイナリーのシャトージュン(山梨県甲州市)からリンゴの醸造酒シードルを23日に発売した。1979年からブドウの産地である山梨県に醸造所を構える同社だが、シードルを出すのは初めて。アルコールに馴染みのない人でも飲みやすい夏のお酒として売り出す。

新商品「シャトージュン サイダー」は、青森県産のリンゴを1カ月かけてゆっくり発酵させて作った。食事に合わせることを前提に甘さは控えめ。リンゴの芳醇な香りと炭酸の清涼感のバランスがよい。330mLの飲み切りサイズで900円(税抜)。

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「グッチ」の新作ハイジュエリーは移ろいゆく季節をポエティックに表現

「グッチ(GUCCI)」から新作ハイジュエリー“グッチ アレゴリア”が登場した。同コレクションでは、移ろいゆく季節ごとに自然が見せる変化や美しさを表現。カラフルな宝石を主役にした独創的なデザインが特徴で、花や葉っぱからライオンまで自然界をはじめ、イタリアの建築を想起させるモチーフにハートやリボンなどを自由自在に組み合わせている。

それらに使用している鮮やかなカラーパレットの宝石も見どころ。さまざまなカラーのトルマリンやエメラルド、スピネル、ガーネットなどキャンディーカラーの宝石をブリオレットカットやペイズリーカット、カイトシェイプカットなどで仕上げ、重厚感溢れるクラシカルなデザインと融合させている。また、1890〜1930年代に使用されたラウンドブリリアントカットの原型であるヨーロピアンカットを施すことにより、ビンテージ感溢れる魅力を出している。

カラフルに描く四季のストーリー

生命の息吹を感じさせる“春”は、「グッチ」を象徴するフローラプリントに描かれている花々をほうふつとさせる色合いの宝石を用いて明るく軽やかな雰囲気のジュエリーをそろえた。226カラットのグリーントルマリンを用いたゴールドの透かし細工のネックレスや161カラットのピンクトルマリンが輝きファンシートルマリンのカラーグラデーションが美しいネックレスが存在感を放っている。

“夏”は、エメラルドやスピネル、パライバトルマリンなど深みのある色の宝石を用いて生命の躍動感を描き出した。“秋”はイエローサファイヤやマンダリンガーネットなどシルキーな輝きの落ち着いた色合いの宝石で、休息に向かう自然のイメージを表現。78カラットのイエローサファイアや5石のマンダリンガーネットをセットしたビンテージスタイルのブレスレットなどが代表作だ。雪の静けさと光と喜びに満ちた祝祭のシーズンのコントラストを描き出した“冬”。その冬の雰囲気を象徴するのが虹色に輝く乳白色のオパールだ。92カラットのオパールを主役にエナメルとダイヤモンドを添えたネックレスが代表作。

このように多彩なカットを施したカラフルな宝石を組み合わせ、自然や建築に見られるモチーフを動きのあるデザインで仕上げることで、四季それぞれのストーリーを鮮やかに表現している。

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「グッチ」の新作ハイジュエリーは移ろいゆく季節をポエティックに表現

「グッチ(GUCCI)」から新作ハイジュエリー“グッチ アレゴリア”が登場した。同コレクションでは、移ろいゆく季節ごとに自然が見せる変化や美しさを表現。カラフルな宝石を主役にした独創的なデザインが特徴で、花や葉っぱからライオンまで自然界をはじめ、イタリアの建築を想起させるモチーフにハートやリボンなどを自由自在に組み合わせている。

それらに使用している鮮やかなカラーパレットの宝石も見どころ。さまざまなカラーのトルマリンやエメラルド、スピネル、ガーネットなどキャンディーカラーの宝石をブリオレットカットやペイズリーカット、カイトシェイプカットなどで仕上げ、重厚感溢れるクラシカルなデザインと融合させている。また、1890〜1930年代に使用されたラウンドブリリアントカットの原型であるヨーロピアンカットを施すことにより、ビンテージ感溢れる魅力を出している。

カラフルに描く四季のストーリー

生命の息吹を感じさせる“春”は、「グッチ」を象徴するフローラプリントに描かれている花々をほうふつとさせる色合いの宝石を用いて明るく軽やかな雰囲気のジュエリーをそろえた。226カラットのグリーントルマリンを用いたゴールドの透かし細工のネックレスや161カラットのピンクトルマリンが輝きファンシートルマリンのカラーグラデーションが美しいネックレスが存在感を放っている。

“夏”は、エメラルドやスピネル、パライバトルマリンなど深みのある色の宝石を用いて生命の躍動感を描き出した。“秋”はイエローサファイヤやマンダリンガーネットなどシルキーな輝きの落ち着いた色合いの宝石で、休息に向かう自然のイメージを表現。78カラットのイエローサファイアや5石のマンダリンガーネットをセットしたビンテージスタイルのブレスレットなどが代表作だ。雪の静けさと光と喜びに満ちた祝祭のシーズンのコントラストを描き出した“冬”。その冬の雰囲気を象徴するのが虹色に輝く乳白色のオパールだ。92カラットのオパールを主役にエナメルとダイヤモンドを添えたネックレスが代表作。

このように多彩なカットを施したカラフルな宝石を組み合わせ、自然や建築に見られるモチーフを動きのあるデザインで仕上げることで、四季それぞれのストーリーを鮮やかに表現している。

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代々木上原に新商業施設、CABOが誕生 Kabi出身チームのレストランや書店、カフェが出店

代々木上原駅前に、クリエイティブスタジオ301がブランディングとコミュニティ形成に関わる小規模商業施設、CABO uehara(カボ ウエハラ)が誕生する。同施設は、職・住・遊の融合をコンセプトとしており、1階には飲食店やギャラリー、書店などを、2〜5階にはさまざまな用途を選択できるオフィス区画とミニマルなライフスタイルに適応した住居区画を有する。6月26日から順次開業している。

挑戦する人が集まる、商店街のような空間

一般に解放するのは1階で、コーヒーやカクテルを代々木上原で提供してきた、301が手掛けるNo.(ナンバー)がブックストアを併設してリニューアルオープンする。また、目黒の人気レストランKabi(カビ)とその姉妹店である日本橋兜町のcaveman(ケイブマン)からそれぞれ独立したチームによるレストラン&ワインバーUkiyo(ウキヨ)が出店する。2店の内装設計は、Kabiや東京都渋谷区幡ヶ谷のflowなど、人気店の設計も手掛けた、長田篤が主催するMILESTONEが担った。

そのほか、駅周辺で営業を続けた最後の書店が閉店したことを受けて生まれた“老若男女が楽しめる街の本屋”を目指す書店や、地域に根ざした不動産仲介会社、トルティーヤ工房、中国茶と陶器を扱うギャラリーなど、多様なショップが軒を連ねる。

2階のオフィス区画は、数名規模の小さなスペースから、2〜30人規模の大きなスペースまで用意している。すでにほとんどの部屋の入居者が決まっており、デザイン会社などが主だという。

ブランディングを手掛けた301の上村直人プロデューサーは、「建物を見た時に、ここで来た人が昼間からワインを飲んでいるような画が作れたら面白いと思った」と語る。「全部飲食店になってしまうと普通の商業ビルになってしまう。せっかく駅近の裏路地という立地なので、これから新しく挑戦をしていく人たちが集まる、商店街のような空間を作りたかった」という。

Kabi出身チームのレストランUkiyoは
ナチュラルワインからクラシックワインまでを扱う

Ukiyoはコース料理を専門に営業する。バーカウンターも用意し、コースが終わったあとに立ち寄れるカジュアルなワインバーの機能も備える。しばらくは夜間の営業がメーンだが、ランチタイムの営業も検討しているという。

竹内直人Ukiyoオーナーソムリエは、店が目指すイメージについて語った。「僕はKabiで働く以前はクラシックな料理店で働いていた。Kabiのオープンによってレストランシーンはカジュアルな方向性になり、新しい風を吹かせられた感覚があった。一方で、もう一度レストランらしいレストランを作りたいという気持ちも芽生えた。Ukiyoでは、ナチュラルワインからクラシックなものまで幅広く取り扱う。料理は、こだわって選んだ食材の味を生かして、炭火焼きで調理する。当たり前のことをしっかりやっていきたい」。

窓口になる代々木上原のNo.は
多様なゲストの交差点を目指す

リニューアルオープンしたNo.では、日中はバリスタが作るコーヒーや料理を、夜はカクテルを提供する。大谷省悟No.オーナーは、これまで目指してきたビジョンを「人と人とが出会い自由に語らう生活空間と、会話から生まれたアイデアを形にしていく仕事空間が絶妙なバランスで融合している場所」と説明する。リニューアルによって、より多様なゲストが交差するコミュニティープレイスを目指し、ブックストアやテラス席を設けた空間、時間帯ごとに開発した新メニューなど、随所にアップデートを施した。

モーニングタイムは、三軒茶屋のクロワッサン専門店plat(プラット)のクロワッサンとシナモンロール、Raw Suger Roast(ローシュガーロースト)のコーヒーなどを、ランチタイムにはデリプレート3種類とガパオライスを用意する。カフェメニューにおいては、東京・中目黒に店を構えるCHIYA-BA(チャバ)とコラボしたオリジナルブレンドティーとチャイが新登場する。

ディナータイムには、バー初心者に向けて開発したレモンサワーやオリジナルのネグローニ2種類などを用意し、ゲストのカクテル体験を演出する。また、レモンサワーと合わせて楽しめるカツサンドや〆のラーメンも登場する。

CABO uehara

住所:東京都渋谷区上原一丁目32番3号

公式サイト

CABO uehara公式サイトはこちら

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米ラッパーのフューチャー、「ランバン ラボ」の初回クリエイティブ・ディレクターに就任

「ランバン(LANVIN)」は6月23日、さまざまな分野のクリエイターを招へいする新たなプロジェクト「ランバン ラボ(LANVIN LAB)」の最初のクリエイティブ・ディレクターとして、グラミー賞受賞アーティストのフューチャー(Future)を起用した。

「ランバン」はクリエイション体制を刷新しており、4月には同ブランドを4年間率いたブルーノ・シアレッリ(Bruno Sialelli)=クリエイティブ・ディレクターが退任。「ランバン ラボ」は、創造的なコラボレーションとユニークな文化的対話を目指して立ち上げられたプロジェクトで、メゾンの歴史ある伝統と規範を明確にして拡大するため、クリエイティブなパートナーシップを通じて新たなアイデアやコンセプトを発展させていくという。なお、「ランバン ラボ」はシーズンごとのコレクションを補完するもので、今回はメンズとウィメンズのウエアとアクセサリーを展開する。コレクションは2023年冬に、「ランバン」の店舗とECのほか、一部小売店で販売する予定。

フューチャーは、米ジョージア州出身の39歳。アトランタを拠点とするヒップホップグループで活動した後、12年にデビューアルバム「プルート(Pluto)」を発表。期待の新人として大きな注目を集め、14年にリリースしたセカンドアルバムは米ビルボード(Billboard)のアルバムチャートで2位を、サードアルバムは同じく1位を獲得。その後もヒット作を連発し、アメリカのヒップホップシーンを代表する存在となっている。

今回フューチャーを起用した背景には、「ランバン」の創業者であるジャンヌ・ランバン(Jeanne Lanvin)が音楽やアートなどカルチャーに造詣が深く、その娘でブランドのミューズでもあったマルグリット・ランバン(Marguerite Lanvin)も優れた音楽家だったことがあるという。なお、「ランバン」は“メロディー(Melodie)”や“コンチェルト(Concerto)”など、音楽にちなんだアクセサリーラインをいくつか発表している。

シッダールタ・シュクラ(Siddhartha Shukla)=ランバン デピュティ・ジェネラルマネジャーは、「フューチャーは世界で最も重要かつ影響力のあるミュージシャン、プロデューサー、アーティストの一人であり、個性的かつ非常に洗練されたスタイルを持っている。彼の個性を大切にしつつ高みを目指す姿勢は、『ランバン』のブランド倫理と社会的、文化的に深く響き合う」と語った。コレクションの詳細は明らかにされていないが、同氏によれば、「フューチャーはリサーチの段階からクリエイティブにフルに関わっており、パリにある『ランバン』のデザインスタジオでチームと共に作業を行った。コレクションは『ランバン』のブランドコードと、フューチャーのユニークな美的感覚を融合したものになる」という。

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【スナップ】「ヨウジヤマモト」のゲストはなぜ黒がこんなに似合うのか 2024年春夏メンズショー来場者たち

「ヨウジヤマモト(YOHJI YAMAMOTO)」は、パリで2024年春夏メンズ・コレクションを現地時間6月22日に発表した。会場に集まったのは、今シーズンも黒が基調の同ブランドに身を包んだゲストたち。チュールやフリルのボリュームあるドレスや、ロング&リーンのコート、ハンドペイントが施されたアウターなど、表情豊かな黒の装いでそれぞれの個性を引き出す。ツバの大きなハットや、奇抜なデザインのサングラスなど、アクセサリーももちろんブラックだ。当日の午前中は土砂降りの雨だったため、ショー開始時間の17時30分ごろは蒸し暑かったが、来場者は黒のレイヤードスタイルを涼しげにまとっていたのが印象的だった。秋元梢も、段々が重なったティアードスカートのドレスを着こなして来場した。

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「フェンディ」が新作バッグを発売 丸みを帯びたシルエットの“フェンディ カモン”

「フェンディ(FENDI)」は、2023-24年秋冬ウィメンズコレクションのピュアなラインにインスパイアされたサッチェルバッグ、“フェンディ カモン(FENDI C’mon)”を7月中旬に「フェンディ」直営店で発売する。公式オンラインストアでは6月下旬に購入可能だ。

デザインは、女性的な曲線が美しいアウトラインに、大胆なマグネットフラップのクロージャーをあしらった。ヴィンテージゴールドメタルの「FF」ロゴがコントラストになる。取り外しと長さの調整が可能なレザーストラップを付属し、クロスボディやショルダーバッグとして使用できる。

サイズは3種類を用意する。ミディアムサイズは、本体よりもわずかに長いフラップに上質な光沢仕上げのスムースレザーを、サイドにグレインレザーを使用した。スモールサイズは、セミ光沢仕上げのカーフスキンを用い、ミディアムサイズと同様にエンボスレザーのディテールと、多用途なポケットをあしらった。非常に小さなナノサイズは、ルックに遊び心を加える。背面のループにより、ベルトバッグとしてウエストに装着することも可能だ。

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「グランドセイコー」が銀座に日本最大級の旗艦店をオープン ひと足先に町田啓太や滝沢眞規子が来場

「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」は6月24日、東京・銀座に日本最大級の旗艦店「グランドセイコーフラッグシップブティック銀座並木通り」をオープンした。銀座が創業の地であることのほか、「グランドセイコー」の内需拡大とインバウンド需要が増加していることから、複数のブティックを銀座に構えることで、顧客接点の強化や販売拡大が期待できる。22日にはオープンを記念してプレス内覧会を行い、俳優の町田啓太やモデルの滝沢眞規子が来場した。

同店では、「グランドセイコー」が発信するプレミアムな顧客体験を提供している。“自然の中に感じられる時や季節の移ろい”と“時の本質の追求”の2つの要素を併せ持つ、ブランドのフィロソフィー“THE NATURE OF TIME”をもとに生み出された、新しい装いのブティックだ。商品は豊富なラインアップを取りそろえ、銀座の限られた店舗でのみ取り扱う“銀座限定2023モデル”も用意している。また、2階にはイベントも開催できる広々としたラウンジを用意した。

エントランスや店内にあしらわれている組子細工や白木を基調としたショーケース、ディスプレーからは同ブランドが磨き続けてきた匠の技や日本らしさを感じることができる。また、「グランドセイコー」の“終わりなき進化”の決意や現在から未来に続くブランドの魅力と日本の美意識を発信していく拠点になる。

なお、7月31日まで、商品を購入した人に先着順でオリジナルノベルティをプレゼントする、オープニングフェアを開催する。

「グランドセイコー」は、1960年の誕生以来、正確さ、美しさ、見やすさを腕時計の本質ととらえ、実現し続けており、2010年から本格的なグローバル展開を開始した。ムーブメントの素材から開発する、世界でも数少ない真のマニュファクチュール(自社一貫製造する時計メーカー)にしか成し得ない最高レベルの性能と洗練されたデザインが特徴だ。

「グランドセイコーフラッグシップブティック銀座並木通り」
住所:東京都中央区銀座6-6-5
時間:11〜20時(平日・土曜)
11〜19時(日曜・祝日)
定休日:不定休

問い合わせ先
セイコーウオッチ お客さま相談室
0120-302-617

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ファミリーマートから落合宏理が監修したクリアカラーの充電器が登場 超急速充電に対応

ファミリーマートは、「ファセッタズム(FACETASM)」の落合宏理がデザイン監修したモバイルアクセサリー“PD20W コンセント充電器”を発表した。価格は3980円で、クリアブラックとクリアグリーン、クリアオレンジの3カラーを用意。現在、全国の約16500店のファミリーマートで販売中だ。

ファミリーマートは、2022年11月に落合デザイナー監修のもとモバイルアクセサリーのパッケージを一新しており、今回はその第2弾だ。超急速充電に対応したライトニングケーブルと充電器のセットで、PD(超急速充電)20W出力に対応。従来の充電時間(PD非対応の5W出力充電器を使用した場合)の約半分の所要時間で充電完了を実現し、iPhone14であれば電源オフの状態で0%から約30分で57%まで充電が可能だ。また、90度回転するACプラグで収納と持ち運びがしやすい仕様となっている。

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「クレ・ド・ポー ボーテ」新ジャパンアンバサダーに宮沢りえが就任 期間限定AIアート作品の展示も

「クレ・ド・ポー ボーテ(CLE DE PEAU BEAUTE)」は6月27日、ジャパンアンバサダーに女優の宮沢りえを起用したと発表した。同日、都内で行われた発表会には宮沢と、グローバルアンバサダーとして活躍しているダイアナ・シルバーズ(Diana Silvers)、エラ・バリンスカ(Ella Balinska)も登場した。

宮沢は就任に際し、「国境や年代を超えて愛されている『クレ・ド・ポー ボーテ』のアンバサダーになれてとても光栄です」とコメントし、「私の一日は美容液の“ル・セラム”を塗ることから始まるんです」と商品の愛用者であることを明かした。

同発表会では、6月28日から7月2日までの期間限定で東京ミッドタウンで開催する特別AIアート展「クレ・ド・ポー ボーテ×レフィーク・アナドール AI アート展『肌の知性』細胞がもつ神秘の力」も紹介。会場には世界で活躍するレフィーク・アナドール(Refik Anadol)デジタルアーティストが登場し、「クレ・ド・ポー ボーテ」とコラボレーションしたデジタルアート作品を初披露した。同ブランドが40年以上の肌細胞研究で解明した「肌の知性」と、細胞の神秘的な力をテーマにしたデジタルアート作品で、レフィークアーティストは「作品を通してインスピレーション、喜び、希望を感じてもらいたい」とコメントした。

「クレ・ド・ポー ボーテ×レフィーク・アナドール AI アート展『肌の知性』細胞がもつ神秘の力」
日程:6月28日〜7月2日
時間:11:00〜20:00
場所:東京ミッドタウン アトリウム
住所:東京都港区赤坂9-7-1
入場料:無料

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芸人・空気階段とジャーナルスタンダードのコラボ “笑衣”から第2弾アイテムが発売

ジャーナル スタンダード(JOURNAL STANDARD)とお笑い芸人・空気階段の共同プロダクション“笑衣(わらい)”から、第2弾コレクションが発売した。現在各店舗とオンラインストアで取り扱い中だ。

空気階段は、鈴木もぐらと水川かたまりからなる吉本興業所属のお笑いコンビ。“笑衣”は、「笑い」と「衣服」が持つ“人生に彩りを与える”という共通の価値に焦点を当てたプロダクションだ。

今回発売したシャツは、ジャーナル スタンダードのユーチューブチャンネル「ジャーナル ジャーニー」の中で行った商品開発会議で判明したもぐらの「像好き」から誕生。もぐらが多くの生地の中から選んだ像柄を採用した。また、もぐらの衣装サイズに合わせてオリジナルの型をベースにリサイズし、ファットシルエットを製作した。

さらに、第1弾発売のTシャツに登場した“ピンク色の未確認生命体”をぬいぐるみとして発売した。もぐらをベースに生まれたこのキャラクターは、本人が名前を命名。大阪芸大時代の芸名「一楼」ともぐらを掛け合わせ、“もぐ楼”と名付けた。

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「ベイプ®︎」の設立30周年を記念した「アディダス オリジナルス」とのコラボスニーカー“キャンパス 80s”が誕生

「ア ベイシング エイプ®︎(A BATHING APE®以下、ベイプ®︎)」は、「アディダス オリジナルス(ADIDAS ORIGINALS)」とコラボレーションしたスニーカー“キャンパス 80S(CAMPUS 80S)”を7月1日に発売する。価格は2万2000円で、「ベイプ®︎」の公式オンラインストアと正規取扱店などで販売する。

今回のコラボ“キャンパス 80s”は、「ベイプ®︎」のブランド設立30周年および「アディダス オリジナルス」とのパートナーシップ20周年を祝う全5弾のプロジェクトのうちの第3弾スニーカーだ。アッパーは、「ベイプ」のマスコットキャラクター“マイロ”を彷ふつとさせるチョコレートブラウンのスエードを採用し、サイドの右側には星形のモチーフ“スタ(STA)”と金文字の“A BATHING APE®”を、左側にはスリーストライプスと金文字の“CAMPUS”を配置。そして、シュータンが「ベイプ®︎」のブランド設立30周年を祝う特別デザインになっているほか、シューレースにはシューレースジュエルをあしらっている。

なおキャンペーンビジュアルは、2000年代初頭の日本のスニーカーカタログや雑誌に着想した架空のエディトリアルをイメージしている。

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JO1がモデルを務めるジェンダーレスアクセサリー「コンコアダンス」が誕生 テレビCMも放映開始

ジュエリーやフレグランスなどを手掛けるエスモードインターナショナルは、ジェンダーレスアクセサリーブランド「コンコアダンス(CONCORDANCE)」のデビューコレクションの予約販売を6月28日に開始する。デビューコレクションでは、ブランド名の由来である“不協和音”をモチーフにしたネックレスやブレスレット、リングなど11種類を、ユニセックスなデザインでそろえた。価格帯は4950〜1万1000円。

モデルを務めるのはJO1

それに伴い、ブランドのモデルを務めるクリエイティブボーイズグループ、JO1(ジェイオーワン)が出演するテレビCM「コンコアダンス 登場篇」を同日から全国で放送開始する。CMソングにはJO1の楽曲「Romance」を起用した。

ビジュアルでは、「あらゆる境界を超え、一人ひとりの個性の調和が新しい音を奏でていく世界観を表現」したという。CMは、五線譜の光がそれぞれのメンバーにつながるような演出に仕上げ、その光が「視聴者にもつながっていくような願いを込めた」とのことだ。

全国5都市でポップアップ開催

また、発売開始に合わせて、渋谷モデイ、なんばマルイほか全国5都市でポップアップを開催する。ポップアップの入場には事前予約が必要で、ライブポケット(live pocket)の特設ページで店舗ごとに予約を受け付ける。さらに、渋谷の6つのビジョンでCM動画を放映する。動画内のキーワードを撮影し、指定ハッシュタグ「#JO1_ CONCORDANCE」と公式アカウントへのメンションでInstagramストーリーズやフィード、Twitterへ投稿した人の中から抽選で111人にスマホカードケースをプレゼントする。キャンペーンの実施期間は6月28日〜7月6日。

JO1は、オーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」で、視聴者によって 101 人の中から選ばれた 11人で結成されたグローバルボーイズグループ。 4 月にリリースした最新シングル「TROPICAL NIGHT」を含むこれまでに発売した 7 作 のシングル全てが主要音楽チャートで 1 位を獲得。最新曲「Tiger」は MV 再生数が 3000 万回を超え、全米ビルボードチャート「Hot Trending Songs Powered by Twitter」部門にもランクイン。昨年の大晦日には「第 73 回 NHK 紅白歌合戦」への初出場を果たした。

「コンコアダンス」詳細

公式サイトはこちら

ポップアップ開催地

渋谷モディ

会期:7月3〜6日
住所:東京都渋谷区神南1丁目21-3
※各日15時からフリー入場

なんばマルイ

会期:7月3〜9日
住所: 大阪府大阪市中央区難波3丁目8-9
※各日15時からフリー入場

マルイシティ横浜

会期:7月13〜17日
住所:神奈川県横浜市西区高島2丁目19-12
※各日15時からフリー入場

名古屋パルコ

会期:7月19〜23日
住所:愛知県名古屋市中区栄3丁目29-1
※各日15時からフリー入場

博多マルイ

会期:7月27〜30日
住所:福岡県福岡市博多区博多駅中央街9-1
※各日15時からフリー入場

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」は現実を超越する 2024年春夏は“当たり前”の先の新しいスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」は、2024年春夏コレクションをパリで現地時間6月23日に発表した。会場となったビルのフロアは薄暗く、熱気がこもった空間に、大勢のゲストがランウエイを囲むように密集する。その様子は多くが思い描く華やかな“パリコレ”とは別ものだろう。しかし、これまで世間の“当たり前”に疑問を投げかけ、固定観念を覆すデザインに挑んできた「オム プリュス」にとっては、ふさわしい舞台でもあった。

今シーズンは、“現実を越える”をキーワードにコレクションを制作。ファーストルックから、常識をひっくり返すスーツが登場する。黒を基調としたシャドウストライプの3Bジャケットは、違和感を覚えるほど巨大な付け襟が主張し、スラックスショーツは天地を逆さにしたようにウエストが裾になっている。「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先がぶれたように上下左右に分離するなど、目の錯覚かと二度見してしまうほど大胆なクリエイションがその後も続いていく。ジャケットは、前後が逆になっていたり、背中にもう一着のジャケットがくっついたり、左右身頃にそれぞれ一着ずつジャケットがくっついたり。スーツからいくつも垂れ下がる不気味なウィッグや、無造作に付く葉っぱの装飾、うろこのような細かいパーツを手縫いしたタンクトップ、ネットのトップス、そしてマティーニグラスや黒く塗りつぶした海洋生物が付くゲイリー・カード(Gary Card)によるヘッドバンドなどは、まるで海を漂流してきたかのようなディテールだ。

モチーフやプリントでも、見る者の“当たり前”の感覚をことごとく破壊していく。ヤシの木やハイビスカス、“WOW!”という陽気なモチーフをクラシックなグレンチェックのスーツに刺しゅうして対比させる。ショー後半にかけては、スーツやトップスにプリントしたトロンプルイユでたたみ掛ける。複数枚の服を着ているようなだまし絵もあれば、ラックにぎっしりかかった赤い軍服や劇場の真っ赤なカーテン、重厚感のある椅子などの無秩序なグラフィックが、夢と現実を行ったり来たりするような感覚に誘う。ただしそれらは決して奇をてらっただけではなく、普遍的なスーツを軸にした“商品”であることは袖を通すと分かる。

「ナイキ」とのコラボは「ACG」で

シューズは「キッズ ラブ ゲイト」のほかに、「ジョージコックス(GEORGE COX)」「ナイキ (NIKE)」とのコラボレーションモデルを披露。「ナイキ」とのシューズは、アウトドアカテゴリー「ナイキ ACG」の“マウンテン フライ 2 LOW”がベースで、カラーはホワイト、ブラック、ホワイト&ブラックの3色をそろえた。

「オム プリュス」はこれまでもスーツを軸に、シルエットや素材使い、スタイルなど、あらゆる方向性からアバンギャルドな表現に挑んできた。今シーズンは“新しい世界を見つけるためには、現実を超えなければならない”という川久保玲のメーセージのもと、さらに一歩踏み込んだクリエイションを探求した。昨今のファッションシーンは、定番をいかにアップデートするかという大きな潮流があり、先人たちが築いたベーシックをいかに現代風に更新するかを多数のメゾンやデザイナーが試行錯誤している。“現実を越える”――例えそれが奇抜であっても、“当たり前”の価値観にとらわれている感覚に疑問を投げかける。「オム プリュス」は前進するために、過去ではなく未来を見る。

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「コム デ ギャルソン・オム プリュス」は現実を超越する 2024年春夏は“当たり前”の先の新しいスーツ

「コム デ ギャルソン・オム プリュス(COMME DES GARCONS HOMME PLUS以下、オム プリュス)」は、2024年春夏コレクションをパリで現地時間6月23日に発表した。会場となったビルのフロアは薄暗く、熱気がこもった空間に、大勢のゲストがランウエイを囲むように密集する。その様子は多くが思い描く華やかな“パリコレ”とは別ものだろう。しかし、これまで世間の“当たり前”に疑問を投げかけ、固定観念を覆すデザインに挑んできた「オム プリュス」にとっては、ふさわしい舞台でもあった。

今シーズンは、“現実を越える”をキーワードにコレクションを制作。ファーストルックから、常識をひっくり返すスーツが登場する。黒を基調としたシャドウストライプの3Bジャケットは、違和感を覚えるほど巨大な付け襟が主張し、スラックスショーツは天地を逆さにしたようにウエストが裾になっている。「キッズ ラブ ゲイト(KIDS LOVE GAITE)」とのコラボレーションシューズは、つま先がぶれたように上下左右に分離するなど、目の錯覚かと二度見してしまうほど大胆なクリエイションがその後も続いていく。ジャケットは、前後が逆になっていたり、背中にもう一着のジャケットがくっついたり、左右身頃にそれぞれ一着ずつジャケットがくっついたり。スーツからいくつも垂れ下がる不気味なウィッグや、無造作に付く葉っぱの装飾、うろこのような細かいパーツを手縫いしたタンクトップ、ネットのトップス、そしてマティーニグラスや黒く塗りつぶした海洋生物が付くゲイリー・カード(Gary Card)によるヘッドバンドなどは、まるで海を漂流してきたかのようなディテールだ。

モチーフやプリントでも、見る者の“当たり前”の感覚をことごとく破壊していく。ヤシの木やハイビスカス、“WOW!”という陽気なモチーフをクラシックなグレンチェックのスーツに刺しゅうして対比させる。ショー後半にかけては、スーツやトップスにプリントしたトロンプルイユでたたみ掛ける。複数枚の服を着ているようなだまし絵もあれば、ラックにぎっしりかかった赤い軍服や劇場の真っ赤なカーテン、重厚感のある椅子などの無秩序なグラフィックが、夢と現実を行ったり来たりするような感覚に誘う。ただしそれらは決して奇をてらっただけではなく、普遍的なスーツを軸にした“商品”であることは袖を通すと分かる。

「ナイキ」とのコラボは「ACG」で

シューズは「キッズ ラブ ゲイト」のほかに、「ジョージコックス(GEORGE COX)」「ナイキ (NIKE)」とのコラボレーションモデルを披露。「ナイキ」とのシューズは、アウトドアカテゴリー「ナイキ ACG」の“マウンテン フライ 2 LOW”がベースで、カラーはホワイト、ブラック、ホワイト&ブラックの3色をそろえた。

「オム プリュス」はこれまでもスーツを軸に、シルエットや素材使い、スタイルなど、あらゆる方向性からアバンギャルドな表現に挑んできた。今シーズンは“新しい世界を見つけるためには、現実を超えなければならない”という川久保玲のメーセージのもと、さらに一歩踏み込んだクリエイションを探求した。昨今のファッションシーンは、定番をいかにアップデートするかという大きな潮流があり、先人たちが築いたベーシックをいかに現代風に更新するかを多数のメゾンやデザイナーが試行錯誤している。“現実を越える”――例えそれが奇抜であっても、“当たり前”の価値観にとらわれている感覚に疑問を投げかける。「オム プリュス」は前進するために、過去ではなく未来を見る。

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キムの「ディオール」5年目で最高峰へ 歴代デザイナーをつなぐ“カナージュ”、新たなメンズ服の歴史を刻むニューウェーブ

「ディオール(DIOR)」はパリ・メンズ・ファッション・ウイークで、2024年春夏メンズ・コレクションを現地時間6月22日に発表した。「ディオール」のメンズ アーティスティック・ディレクターにキム・ジョーンズ(Kim Jones)が就任し、今年で5年目を迎える。アニバーサリーイヤーを祝した今季の招待状には、シルバーメタルに大きく“5”の数字を刻んだ。

キムによる新生「ディオール」メンズは、19年春夏シーズンにデビューすると、カウズ(KAWS)を筆頭に多くのクリーエイターと協業。22年春夏シーズンにはアメリカ人ラッパーのトラヴィス・スコット(Travis Scott)と、2023年プレ・スプリング・メンズ・コレクションではイーライ・ラッセル・リネッツ(Eli Russell Linnetz)によるロサンゼルス発の「ERL」とコラボレーションを果たした。また、ナイキ(NIKE)の「ジョーダン ブランド(JORDAN BRAND)」とのコラボレーションを実現させるなど、ビジネスとカルチャーの側面でメンズファッションに多大な変化を起こした。記憶に残るコレクションを数多く世に送り出してきたキムが、ファーストシーズンから一貫しているのは、クチュールブランドでしかなし得ないエレガンス、ウィメンズとの親和性、最高峰の手仕事の追求である。キムは「24年サマー・メンズ・コレクションを決して忘れることはない」とコメントし、「ディオール」での5年間の軌跡を最高のかたちでさらなる高みへと導く、非の打ち所がないコレクションを生み出した。

会場は旧陸軍士官学校(Ecole Militaire)の庭園に設け、場内はメタルグレーのタイルを敷いた未来的な空間だ。会場外に詰めかけた、セレブリティーのファンの歓声を遮るようにエントランスのドアが閉まると、不規則な電子音が流れ始める。来場者はファーストルックが登場する瞬間を見逃すまいと、ランウエイの入り口を探しながら左右に首を振る。しかし正解は、右でも左でもなく下だった。横3列、縦17列のグリッドのランウエイの下からモデルが全員が上がってきたのだ。観衆からの割れんばかりの大歓声に包まれながら、モデルは一人ずつ順に歩き始める。プライマル・スクール(Primal School)の”Higher Than the Sun”に乗せてランウエイを一周し、横列の3人全員が元の位置に戻るとタイルが降下し、姿を消していく。この演出も前代未聞だが、さらにインパクトを残したのはコレクションだった。

蘇る歴代デザイナーの創造性

キムは今季、メゾンの歴代のクリエティブ・ディレクターのクリエイションと、自身のスタイルの融合を初めて試みた。主軸となるテーラリングには、過去にも幾度となく参照にしてきたイヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)が率いた時代の、タイトでもルーズでもないバランスのシルエットで、1959年に登場したスリットやプリーツを踏襲した。Vゾーンが浅くウエストシェイプの位置は高めで、キムのルーツであるイギリスの伝統的な仕立てに、「ディオール」3代目のデザイナー、マルク・ボアン(Marc Bohan)のオートクチュールのように快適で軽量な生地を用いた。ボアンは30年間の在籍中にプレタ・ポルテも手掛けており、大衆に受け入れられるよう着心地の良さを重視して、柔らかなテクスチャーをウエアに取り入れた人物だ。キムはボアンのエッセンスをメタリックな糸を織り込んだツイードで表現し、アウターやカーディガンやショーツに採用。テーラリングに合わせるパンツとして、過去5年間継続してきたルーズなフルレングスではなく、ストレートレッグの大胆なクロップド丈で統一した。“レディ ディオール”バッグのチャームからインスパイアされた“オーバル”をあしらった厚底のローファーで、新しいバランスの足元も新鮮である。

創設者“カナージュ”がキーモチーフ

ニュートラルトーンのスーツにはブローチを飾り、シャツやカーディガンにはジャンフランコ・フェレ(Gianfranco Ferre)時代のデザインコードである、メタリックの刺しゅうや宝石を散りばめたカボション刺しゅうをあしらう。フェミニンな要素を、普遍的なメンズウエアに落とし込んだ。「ディオール」が1947年に発表したレオパードパターンがスポーティーなベストで躍動し、蛍光色のポロシャツとビーニーはそのポップさで、フォーマルとカジュアルをつないだ。異なる時代、異なる美学のデザイナーが築いたメゾンの歴史は、創設者クリスチャン・ディオール(Christian Dior)がデザインしたモチーフ“カナージュ”で一つとなる。ウエアから“サドル”バッグ、シューズの至るところで“カナージュ”が主役となり、伝統と現代性が融合したコレクションに、創設者のクリエイティビティーが息づいていた。

創設者が47年2月に発表した、スリムなウエストとボリュームのあるスカートは、モードの中に女性らしさを蘇らせた“ニュールック”と呼ばれ、革命をもたらした。戦中戦後の殺伐とした雰囲気から女性を解放し、禁欲時代の終わりを告げる象徴的なスタイルとして今でも知られている。キムによる今季のコレクションは、制約の多いメンズウエアを、ウィメンズウエアのディテールやオートクチュールの生地を取り入れることで軽やかに解き放った。さらに、伝統と新しさを融合させたスタイルへと仕上げ、メゾンの歴史をコラージュしながら美しい万華鏡のように全てが調和する。コレクションのタイトルを“ニュールックからニューウェーブへ”と銘打った通り、“ニュールック”に匹敵する画期的なスタイルとして、メゾンの歴史に新たな1ページを刻むことになるだろう。ショーを観た自分自身も、演出で鼓動が高まり、クリエイションに気分が高揚し、”ニューウェーブ”に飲み込まれた。フィナーレの後も座席からなかなか立ち上げれなかったのは、時代を決定づけるまたとない瞬間を目の当たりにしたからだ。キムの5年目のアニバサリーだけでなく、メンズウエアの新時代の突入をも予感させる特別なシーズンだった。

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ケリング ボーテが英高級フレグランス「クリード」を買収 取引額は推定2115億円

ケリング ボーテ(KERING BEAUTE)は6月27日、英国のラグジュアリーフレグランスブランド「クリード(CREED)」の全株式を米資産運用最大手ブラックロック(BLACKROCK)のプライベート・エクイティ(PE)ファンドであるロングターム・プライベート・キャピタル(Long Term Private Capital、以下LTPC)と、「クリード」の現会長を務めるハビエル・フェラン(Javier Ferran)から取得する契約を締結したと発表した。取引額は非公開だが、業界筋によると約15億ドル(約2115億円)に上るとみられる。取引は今年中に完了する予定。「クリード」は、「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER MCQUEEN)」「ポメラート(POMELLATO)」「キーリン(QEELIN)」といったケリング ボーテのフレグランスブランドに加わることになる。

「クリード」はジェームス・ヘンリー・クリード(James Henry Creed)がヨーロッパの王室御用達の仕立屋として1760年に創業。後にフレグランスメゾンとなり、長年にわたる同族経営で伝統と創造性を維持してきた。ベストセラーの男性用フレグランス“アヴァントゥス”は、世界の主要市場において高級フレグランスのランキングで常に上位に位置している。芸術性と完璧さを追求するメゾンとして知られ、天然原料の調達、研究により常に最高級の製品をパリ郊外のフォンテーヌブローにある自社工場で持続可能な形で生産している。現在、世界各地に36の直営店と約1400の小売り店舗の流通網を有する。過去数年間にわたり2ケタ台の成長を続け、2023年3月期の売上高は2億5000万ユーロ(約387億5000万円)を超えている。

ケリング会長兼CEOのフランソワ・アンリ・ピノー(Francois Henri Pinault)は「『クリード』の買収は、ケリング ボーテによる最初の戦略的取り組みであり、ラグジュアリービューティ分野で確固たる地位を築くというわれわれのコミットメントを示すもの」とコメント。ケリング・ボーテは、特に中国とトラベルリテールでの展開を加速し、フェミニンフレグランスのポートフォリオと、ボディー、ホームカテゴリーをさらに拡大することで、地域、チャネル、カテゴリーを超えてブランドの可能性をさらに引き出すとしている。

「クリード」は、クリード家が20年初頭にブラックロックとフェランに売却。業界筋によると、クリード家は2億ドル(約282億円)を超える収益を得たと推定されている。

ケリングはビューティカテゴリーを強化しており、2月に元エスティ ローダー(ESTEE LAUDER)=インターナショナル・シニア・バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのラファエラ・コルナッジャ(Raffaella Cornaggia)をCEOに迎えケリング ボーテを設立した。「クリード」は同社が扱う初のニッチフレグランスとなる。

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イタリア大使館貿易促進部が「モーダ・イタリア展」「シューズ・フロム・イタリー展」を渋谷で開催 7月11〜13日に

イタリア大使館貿易促進部は、7月11〜13日の期間、ベルサール渋谷ガーデンで「第62回モーダ・イタリア展」「第72回シューズ・フロム・イタリー展 2024年春夏コレクション」を開催する。両展示では約110社が出展し、さまざまな企画を設けながら最新のイタリアンファッションを紹介する。

フォトシューティング企画では、日本のトップスタイリストが出展社のアイテムをセレクトし、日本の市場に向けたコーディネートを提案する。会場内の撮影エリアでは、モデルがアイテムを着用し、イタリアファッションの魅力を最大限に表現。撮影した写真は随時、展示会特設ホームページと貿易促進部公式インスタグラムで公開する。

地下1階のバルカウンターでは、昨年の好評を受けてエスプレッソ・コーナーを設け、エスプレッソコーヒーと一口サイズのイタリア小菓子を提供する。そのほか、サステナブルを象徴するグリーンを基調にしたインスタレーションなどを用意する。

来場希望者は、展示会特設サイト「事前来場者登録」から申し込みを受け付け。当日はQRコードを受付で提示すると入場が可能となる。

■「第62回モーダ・イタリア展」「第72回シューズ・フロム・イタリー展」
日程:7月11〜13日
時間:10:00〜18:00(最終日は17時まで)
会場:ベルサール渋谷ガーデン
入場料:無料

※展示商談会のため、デザイン情報を目的とした来場は固くお断りいたします。

問い合わせ先
イタリア大使館貿易促進部
TEL:03-3475-1401

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羽生結弦の写真展がオープニングを飾る グッチ銀座がギャラリーを新設 

「グッチ(GUCCI)」は、東京・銀座のフラッグシップストア、グッチ銀座の上層フロアに新たなスペース、グッチ銀座ギャラリーをオープンする。同ギャラリーでは、アートやクリエイティビティ、文化的なコラボレーションをたたえ、「グッチ」のクラフツマンシップやイノベーションを体現する企画展を開催する。

そのオープニングを飾る企画として、6月28日〜8月20日の期間、羽生結弦をフィーチャーした写真展「YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」を開催する。羽生は、「エル・ジャポン(ELLE JAPAN)」8月号のために、初めて本格的なファッションポートレート撮影に挑んだ。撮影は、東京とニューヨークを拠点に各国のファッション誌やキャンペーンビシュアルなどを担うフォトグラファーのTAKAYが手掛けた。展示では、雑誌掲載ビジュアルとともに同ギャラリー限定の作品を展示する。

展示は入場無料で、事前予約制。6月28日10時以降、グッチLINE公式アカウントから来場予約が可能だ。

写真展の開催に際して、羽生は次のように語った。「撮影では、フィギュアスケートを通じて培ってきた感情表現や腕の動かし方などを生かすことができ、リンクで納得のいく演技ができたときのように充実感がありました。写真展では、グッチをまとった羽生結弦の新たな一面を発見していただけると思います」。

■グッチ銀座 ギャラリー オープニング展
写真展「YUZURU HANYU: A JOURNEY BEYOND DREAMS featured by ELLE」
会 期:6月28日〜8月20日
場 所:グッチ銀座 ギャラリー
住所:東京都中央区銀座4-4-10 グッチ銀座7階
時 間:11時〜20時(最終入場 19時30分)※6月28日のみ13時開場
入 場:無料(事前予約制)

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英「ホワイトハウスコックス」のグローバル商標権をヤマニが取得へ

バッグや財布などを製造・販売するヤマニ(東京、中澤貞充社長)は、英国のレザーグッズブランド「ホワイトハウスコックス(WHITEHOUSE COX)」のグローバル商標権を取得す
る契約を交わした。

今後「ホワイトハウスコックス」は、ヤマニの所有ブランドとして企画・生産・販売される。

同社は“新生「ホワイトハウスコックス」”の販売時期について、「決まり次第、コーポレートサイト等で発表する」と話す。

「ホワイトハウスコックス」は1875年に創業。耐久性に優れるブライドルレザーを用いた財布やベルトが、百貨店やセレクトショップで販売されている。ステファン・コックス(Stephen Cox)=ホワイトハウスコックス マネジングディレクターは、後継者がいなかったことを理由に2022年末をもっての生産終了を発表していた。

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「クロエ」がアクセサリーブティックを阪急うめだにオープン 「テバ」とのコラボシューズを発売

「クロエ(CHLOE)」がアクセサリーブティックを阪急うめだ本店3階にオープンした。第1弾としてバッグとシューズを中心に、サングラスやスカーフといったアクセサリーを含むクロエのサマー・エッセンシャルコレクションを発売する。

秋まで長期開催されるブティックの店内は、「クロエ」のコレクションにインスピレーションを得たプリーツ折りの紙材やコルク素材で作られたポディウム、プラントといった自然素材が豊富に用いられている。

また、カプセルコレクションとして「テバ(TEVA)」とのコラボシューズ2型を発売する。「テバ」のアイコニックなシルエットのサンダルを「クロエ」の遊び心溢れるリサイクルストラップで再構築し、50%リサイクルラバーのアウトソールを採用した、快適さとデザイン性を兼ね備えた。

「クロエ」ロゴのリボンが印象的なウッディーコレクションからは、リネンやレザーを用いたトートバッグ、ケニアの女性職人の手で編まれたバスケットバッグ、豊富なカラーバリエーションが特徴的なサンダル、新作としてアクティブなシーンに最適なバムバッグなどを取りそろえる。

また、7月14日から17日の4日間、バッグまたはシューズを購入した人には、商品に付属したネルバッグへの刺しゅうサービスを予定している。刺しゅう糸のカラーが選べ、クロエのコレクションに見られるブランケットステッチとアルファベットを刺しゅうできる。

◾︎「クロエ」エッセンシャル ポップアップブティック
日程:6月14日〜秋までの長期開催
時間:10:00~20:00(百貨店営業時間に準ずる)
場所:阪急うめだ本店3階 プロモーションスペース 32
住所:大阪府大阪市北区角田町8-7

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繊維商社ってどんな会社なの?:記者談話室vol.85

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

第85回は「繊維商社ってどんな会社なの?」です。「WWDJAPAN」の7月3日号では「繊維商社特集」を掲載します。一般の人にはあまり馴染みのない繊維商社ですが、ファッション業界にとっては欠かせない存在であり、みなさんが今着ている服の多くは繊維商社が関わって商品になっています。基本的なことからたどってみました。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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「プーマ」と「ノア」が初コラボ “プーマ スター”をアレンジした限定モデルも

「プーマ(PUMA)」は、7月1日に「ノア(NOAH)」とのコラボレーションアイテムを発売する。ラインアップはスニーカー、クルーセーター、ベロアのベストなどで、価格は6050〜1万9800円だ。

「ノア」は、ブレンドン・バベンジン(Brendon Babenzien)が立ち上げたニューヨーク発のメンズウエアブランド。今回初となる「プーマ」×「ノア」コレクションは複数シーズンにわたるコラボレーションの第一弾で、“Unclothed”をテーマに新しいスタイルを提案する。

同コレクションは、1970 年代のスポーツとファッションスタイルが交差した時代に着想した。今回発売する“プーマ スター”は1970年発売の“プーマ ウィンブルドン”を復刻したもので、「ノア」がプレミアムレザーでアレンジした限定モデルだ。2種類の“クルーセーター”は、リサイクルフレンチテリー製で、ラグビースタイルの襟と調節可能なドローストリング付きのウエストが特徴だ。

また、コレクション全体に「プーマ」のオリジナルキャラクター“スーパー プーマ”をあしらった。特に“ラグラン ロングスリーブ”の胸にプリントしたグラフィックにはノスタルジックな遊び心を表現した。

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令和も健在!Tajimaxに聞く、懐かしさ満載の平成ベストセラーコスメ

90~00年代の平成カルチャーがリバイバルしている今、懐かしさを感じる平成コスメが再注目されている。国内外のビューティブランドが“Y2K”を意識したコスメを販売したり、伊勢半本店・紅ミュージアムでは「平成のギャルメイク-伊勢半コスメもみんなキラキラでピカピカだったころ」をテーマにY2Kコスメのミニ展示を開催したりなど、Z〜ミレニアル世代を中心に話題に。そこで今回は“平成ガールズカルチャー論”をツイッターやnoteで発信するTajimax氏に、今でも購入できる平成のベストセラーコスメを聞いた。バブルからギャル、ゆるふわ系まで、当時のトレンドを振り返りながらチェックしてみよう。

今こそ買いたい!懐かしさ感じる平成の人気コスメは?
【スキンケア編】
「明色化粧品」“明色美顔水 薬用化粧水”(医薬部外品、90mL、800円)

「雪肌精」“薬用 雪肌精”(医薬部外品、200mL、5500円)

【ベースメイク編】
「パルガントン」“シアトリカルパウダーN”(各10g、760円)

「セザンヌ」“ナチュラル チークN”(ウォームブラウン、4g、396円)

Tajimax:昨今のベースメイクでは「艶感」が重要視されていますが、2000年頃は「パルガントン(PALGANTONG)」のパウダーで作ったような“マット肌”がトレンド。90年代後半から2000年初めの「カリスマ店員ブーム」で、カリスマ店員が使用するコスメを指名買いする人も多かったのではないでしょうか?そんな当時、多くのショップスタッフが愛用していたのが「M・A・C」のコスメ。リップだけではなく、カバー力が高く、色のトーンも豊富なベースメイクアイテムも人気でした。
チークに関しては、90年代後半から2000年頃はベージュ&オレンジ系が定番。「セザンヌ(CEZANNE)」以外にも、「ブルジョワ(BOURJOIS)」のチークも人気で、コスメポーチのスタメンアイテムでしたね。発色も求めていましたが、この時のチークはあくまでもニュアンスといった役割で、どちらかというとメイクに命をかけていたのはアイメイク。2008年ぐらいから梨花さんや西野カナさん、益若つばささんのようなガーリーなメイクが人気になり、チークの色もピンクなどが人気になってきました。

【アイメイク】
「ダイヤモンドラッシュ」“レディグラマラスシリーズ”(5組、1760円)

「ビボ」“アイフル アイライナーA”(ブラック、440円)

「デジャヴ」“ラッシュノックアウト エクストラボリューム E”(1650円)

Tajimax:今と比べると、当時のアイメイクはまつげやアイラインを重視。今ほど涙袋には注目していませんでした。2000年頃は浜崎あゆみさんの目元が人気で、より大きく見せる為に、囲みラインや目頭にハイライトを入れたりして真似する人が続出。2007年頃になると、雑誌「セブンティーン」モデルの桐谷美玲さんや佐藤ありささん、武井咲さんで人気だった「猫目三姉妹」のようなキュッとした目元に憧れる人も。今では「抜け感」を演出するため、マスカラやアイライナーはブラウンやボルドーなどのカラーが支持されていますが、当時は“ブラック一択”でしたね。
コーセーの「ヴィセ(VISEE)」は安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんといった人気アーティストの起用で話題になりました。ちなみに、今では定番ブランドの「ケイト(KATE)」が登場した時は、CMというよりも、ギャル雑誌で紹介されて一躍人気になった記憶があります。ラメのアイシャドウやベージュカラーが豊富なリップなど、「ケイト」は女子高生にヒットするアイテムを生み出すのが昔から本当に上手なブランドだと感じます。

ここ最近は“まつ育”やまつげパーマが浸透していますが、2000年〜10年あたりにかけてはまさに“つけま大旋風時代”!99年あたりから「つけまつげ」がコスメ感覚で身近な存在に。109ブランド「エゴイスト(EGOIST)」を筆頭に60年代リバイバルのファッションが人気になり、当時のような雰囲気を演出する為にショップ店員さんがつけまつげを使用していてブームになったのです。100均でもつけまつげが販売されて、定番として取り入れられるようになりました。 その後も、06年から「小悪魔アゲハ」を筆頭とした“盛りブーム”で人気は継続。10年ごろは益若つばささんや西野カナさん、きゃりーぱみゅぱみゅさんのような“ガーリーメイク”や、お人形さんのような“ドーリーメイク”が人気になり、細かくカットされたつけまつげを部分使いしたり、下まつ毛にも使用したりとさらにバリエーションが増えてきました。

ちなみに、カラコンも90年代後半からあって使用している人もいました。今ほど一般的ではありませんが、ヘーゼルカラーやグリーン、ブルーなど一部のギャルやギャル男が使用していましたね。カラコンのサイズやバリエーションも2006年以降からどんどん増えていき、2010年あたりには、第二次韓国ブームで“オルチャンメイク”が流行して、黒のカラコンが人気になりました。ここ最近ではよりナチュラルになって、当時と比べるとかなり一般的になったような気がします。

【リップメイク編】
「M・A・C」“リップガラス”(ラスターウォーム ベージュ ブラウン、3.1mL、3410円)


Tajimax:90年代後半のリップトレンドはとにかくベージュ。血色を出すというよりも、赤みを消すのが定番でした。90年代中期は安室奈美恵さんや海外モデルが人気で、彼女のたちのようなクールな雰囲気に憧れた人も多かったでしょう。この時に特に人気だったのが、「M・A・C」のほか、「クレージュ(COURREGES)」のリップも人気でした。浜崎あゆみさんがデビューしてからは、一気に“あゆメイク”ブームに。アイメイクを目立たせる為にベージュカラーを使用していた印象です。一方で、OLさんの間では松嶋菜々子さんが人気になり、彼女がTVで使用していた「マックスファクター(MAXFACTOR)」のモーヴカラーのリップが支持されました。また、90年代後半はカネボウ「テスティモ(T’ESTIMO)」のリップのCMに木村拓哉さんが起用されて、広告ポスターが盗まれるほどのブームになったのも印象強いです。

【ヘアケア部門】
「エレンス2001」“エレンス2001 スカルプシャンプー EX-1”(320mL、1320円)

Tajimax:最近のヘアケアは、艶感重視でオイルものが特に人気ですが、当時はもっぱら“香り”を重視していました。当時の代表的なシャンプーだとやはり「ティセラ(TESSERA)」になるのではないでしょうか。CMで旬なアーティストを毎回起用していただけあって、新商品が発売されるたびに話題になっていました。ティセラ以外のシャンプーでも、現在も販売している「ラックス(LUX)」や「マシェリ(MACHERIE)」シリーズも人気でしたね。

「ビューティーン」メイクアップカラー”(医薬部外品、ブルーブラック、712円※編集部調べ)


Tajimax:ヘアカラーも今では、カラーバターなど便利なものが多いですが、当時は市販の「ビューティーン(BEAUTEEN)」など薬局で買えるものが手軽に使えて人気でした。夏休み明けの黒染めも含めてお世話になった方も多いと思います。

【フレグランス部門】
「ジバンシイ」“ウルトラマリン オーデトワレ”(100mL、1万3800円)

「カルバン クライン」“シーケーワン リフレクションズ オードトワレ”(100mL、9680円)

Tajimax:90年代はユニセックスな香りが人気でしたね。泣く泣く廃盤になった商品もありますが、「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の“シーケーワン”“エタニティ”、「ジバンシイ(GIVENCHEY)の“ウルトラマリン オーデトワレ”など、今も公式で販売されている香水は結構あります。木村拓哉さんが愛用していて性別問わず人気に火がついた「ニコス(NIKOS)」“スカルプチャー”のほか、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」の“ベビー ドール オーデトワレ”や、「アナスイ(ANNA SUI)」の“スイドリーム オーデ トワレ”、「ヴィヴィアン・ウエストウッド(VIVIENNE WESTWOOD)」の“ブドワール オード パルファム”なども、アマゾンや楽天、フリマサイトなどで購入できそうです。

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今シーズンのベースメイクは“まるでスキンケア” 注目のベースアイテムをピックアップ【新製品レコメンド】

季節はこれから夏本番だが、すでに秋冬シーズンに向けてベースメイクアイテムの新作が続々と発表されている。落ちない、崩れないメイクの需要が高まったマスク生活を経て、今シーズンはスキンケア効果を強化した高機能アイテムが多数登場する。美容成分高配合でメイクをしながらケア効果を得られるのはもはや当たり前。肌負担の少ないつけ心地に、カバー力や美しい仕上がりが長時間続くキープ力も兼ね備えている。また、カバーは重ね塗りで覆い隠すのではなく、光を拡散するパウダーの配合や密着力の高いテクスチャーにすることで、薄膜で素肌感を損なわない仕上がりをかなえる。

「スック(SUQQU)」

9月1日発売

ブランドを代表するクリームファンデーションがさらに進化して新発売する。とろみのあるオイルを配合したこっくりとコクのあるテクスチャーは、肌にのせるととろけるように伸び、滑らかに肌を整える。 艶やかな仕上がりはそのままに、粒子の細かい粉体を配合することでカバー力を高め、肌に密着して長時間美しい仕上がりが持続。さらに、ファンデーションと皮脂がなじむことで時間の経過とともに変化する艶肌を楽しめる。

詳しくはこちら▼
【2023年秋コスメ】「スック」が新クリームファンデーションとルースパウダーを発売  「どちらもブランドを代表する商品に」

「RMK」

心地よく伸び広がるジェルタイプのファンデーションは、毛穴などの凹凸をスムースに整えるクリアスムージングジェルと、光を拡散するライトディフュージョンパウダーを配合することでファンデーションの厚みやカバー粉体に頼ることなく高いカバー力をかなえた。肌本来の質感をいかした、透明感あふれるフロストマットな仕上がり。

詳しくはこちら▼
【2023年秋コスメ】「RMK」がジェルタイプの新ファンデーションを発売

「アルマーニ ビューティ(ARMANI BEAUTY)」

7月21日発売

メイクアップシリーズ“パワーファブリック +”にセッティングパウダーが仲間入りする。肌を乾燥や呼吸を妨げることなく過剰な皮脂を抑えながらキメの整った肌を表現するパウダー配合で、長時間快適なつけ心地と陶器のように輝く美しい仕上がりを両立。カラーは肌色に合わせて選べる2色をラインアップする。

「カネボウ(KANEBO)」

8月25日発売

肌のキメなどの凹凸に密着するゲルと肌となじみのよい濃密な保湿成分、密着性が高い鮮やかな発色のピグメントを配合した新技術“スキンコンフォートテクノロジー”を採用し、化粧の崩れにくさと被膜感のなさを両立した。化粧下地、コンシーラー、フェースパウダー不要で重ね付けしても厚塗り感なく、色ムラをカバーする。

詳しくはこちら▼
「カネボウ」“素肌に化ける”美容液ファンデーション第2弾は「ふんわりと明るい素肌」になりすます

「セルヴォーク(CELVOKE)」

8月16日発売

軽いテクスチャーで滑らかに伸び広がり、肌と一体化するように密着するリキッドファンデーション。シミや毛穴、凹凸などをカバーして、まるで素肌そのものが美しいような抜け感のある仕上がりをかなえる。 正面からの光は明るく、それ以外の角度は暗く反射する“3Dリフレクトパウダー”配合で、 顔の立体感を強調しメリハリのある表情を演出する。さらに美容液成分83%配合の独自処方で、まるでスキンケアのような軽やかな使い心地。5種のオーガニック美容成分と植物オイル配合で、メイクしながら肌を健やかな状態へ導く。

「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」

7月12日発売

ブランドを代表するアイテムであるフェイスパウダー“ルースセッティングパウダー トランスルーセント”の上質な使い心地と素肌のようなナチュラルな仕上がりが進化し、軽さとブラーリング効果を強化した新商品が登場。ヒアルロン酸やヒマワリ種子油など潤い成分を配合したしっとりとしたパウダーが肌と一体化し、小ジワや毛穴などをふんわりとカバー。きめ細やかで滑らかな肌に仕上がる。

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「カサブランカ」が新CEOを任命 「ステラ マッカートニー」の前社長兼CEO

「カサブランカ(CASABLANCA)」は6月26日、最高経営責任者(CEO)として、ラグジュアリー業界での経験が長いフレデリック・ルコフ(Frederick Lukoff)を任命した。同氏は、直近ではアムステルダム発のスコッチ & ソーダ(SCOTCH & SODA)のCEOを務めていたが、同社が3月に破産申請をしたことに伴い退任。それ以前には、ステラ マッカートニー(STELLA MCCARTNEY)の社長兼CEOを10年ほど務めていた。キャリアの初期にはアップル(APPLE)やシスコシステムズ(CISCO SYSTEMS)で経験を積み、後にランバン(LANVIN)、パコ ラバンヌ(PACO RABANNE)、クレージュ(COURREGES)などで要職を歴任している。

「カサブランカ」のシャラフ・タジェル(Charaf Tajer)創業者兼クリエイティブ・ディレクターは、「ラグジュアリーセクターに関する豊かな経験や知識を持つフレデリックと共に働く機会を得ることができ、とても光栄に思っている。彼はアンドレ・クレージュ(Andre Courreges)やアルベール・エルバス(Alber Elbaz)など、私が昔から尊敬している伝説的なデザイナーと仕事をしていた。『カサブランカ』の新時代に向けて、新たな段階に進むときがきた」と語った。

ルコフ新CEOは、「ラグジュアリー業界で素晴らしい成長ぶりを見せている『カサブランカ』をさらに拡大するべく、チームに加わることができてとてもうれしく思っている。『カサブランカ』は豊かで深みのある世界観を持つ魅力的なブランドで、そのポジティブな雰囲気がとてもいい。シャラフとそのチームと共に仕事をすることを楽しみにしている」と述べた。

「カサブランカ」は2018年の創業で、現在は世界中にある300以上の卸先で販売されている。今回、新CEOを迎えるのと同時期に新たに資金調達を行っているが、これは主に来年パリにオープンする予定の初店舗のために使用するという。また、プロダクトカテゴリーの拡大、デジタル機能の強化、グローバル展開に向けたサプライチェーンの拡充にも投資する。

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六本木が大きく変わる “第2六本木ヒルズ”2030年竣工

森ビルなどによる「六本木五丁目西地区」(東京都港区)の再開発計画の概要が明らかになった。関係者の間で“第2六本木ヒルズ”とも呼ばれるこの再開発計画は、外苑東通り、芋洗坂、鳥居坂などに囲まれた約8万平方メートルのエリアが対象。超高層ビルを中心に、オフィス、住宅、商業施設、文化施設、公園などで構成する。延べ床面積は約108万平方メートルにおよぶ。2025年度に工事に着工し、30年度の竣工を目指す。

六本木交差点やロアビル、芋洗坂の飲食店街、麻布十番寄りの国際文化会館など広いエリアが対象となる。A〜Eの5つの街区に分けられ、A街区には高さ327m、B街区には高さ288mの超高層ビルがそれぞれ建設されてランドマークになる。

A街区の超高層ビルは商業、オフィス、ホテル、文化化施設などが入る複合施設、B街区の超高層ビルは主に住宅になる。六本木交差点と東京メトロ六本木駅に面したA街区は、現状にはない滞留空間や歩行者の導線を設けるとともに、低層部には屋上庭園を作る。A街区の低層や地下などに商業施設が入る。

森ビルは今年4月で六本木ヒルズ開業から20周年を迎えた。長らく夜の歓楽街だった六本木は03年の六本木ヒルズ、07年の三井不動産による東京ミッドタウンの開業で街の姿を大きく変えた。30年の“第2六本木ヒルズ”の竣工はこれらに匹敵するインパクトになる。

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六本木が大きく変わる “第2六本木ヒルズ”2030年竣工

森ビルなどによる「六本木五丁目西地区」(東京都港区)の再開発計画の概要が明らかになった。関係者の間で“第2六本木ヒルズ”とも呼ばれるこの再開発計画は、外苑東通り、芋洗坂、鳥居坂などに囲まれた約8万平方メートルのエリアが対象。超高層ビルを中心に、オフィス、住宅、商業施設、文化施設、公園などで構成する。延べ床面積は約108万平方メートルにおよぶ。2025年度に工事に着工し、30年度の竣工を目指す。

六本木交差点やロアビル、芋洗坂の飲食店街、麻布十番寄りの国際文化会館など広いエリアが対象となる。A〜Eの5つの街区に分けられ、A街区には高さ327m、B街区には高さ288mの超高層ビルがそれぞれ建設されてランドマークになる。
A街区の超高層ビルは商業、オフィス、ホテル、文化化施設などが入る複合施設、B街区の超高層ビルは主に住宅になる。六本木交差点と東京メトロ六本木駅に面したA街区は、現状にはない滞留空間や歩行者の導線を設けるとともに、低層部には屋上庭園を作る。A街区の低層や地下などに商業施設が入る。

森ビルは今年4月で六本木ヒルズ開業から20周年を迎えた。長らく夜の歓楽街だった六本木は03年の六本木ヒルズ、07年の三井不動産による東京ミッドタウンの開業で街の姿を大きく変えた。30年の“第2六本木ヒルズ”の竣工はこれらに匹敵するインパクトになる。

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「ウェールズ ボナー」の軽さと重さ 受け継がれる文化と知のバトン

「ウェールズ ボナー(WALES BONNER)」は、2024年春夏コレクションをパリで現地時間6月21日に発表した。初のパリ・メンズに挑んだ2023-24年秋冬に続き、2回目のショー形式での披露となる。アフロ・アトランティック文化とヨーロピアンヘリテージの融合を試みるロンドン発の同ブランドが見せたのは、“軽さ”が特徴のコレクションだった。

会場に選んだのは、18世紀に作られたパリ造幣局博物館の中庭だ。まさに“王道パリ”といえる荘厳な景観の中には、ゲストのために用意された青いブラスチックの椅子がずらりと並ぶ。ガーナのアマニ(Amani)社製の安価な椅子の“軽さ”と、歴史を感じさせる堅牢な石畳の“重さ”が、奇妙な違和感とコントラストを生み出している。

客入れ時には、ニジェールのミュージシャンHAMAとケニアのDJ BOBOSSが、ナイジェリアのヒップホップからデトロイト・テクノまでジャンルを縦横無尽に跨いだ音楽で観客を迎え入れる。すべてのゲストが着席すると、オランダ人モデルのイマン・ハマム(Imaan Hammam)が登場し、ショーは幕を開けた。ハマムがまとったファーストルックは、タンクトップの上にコート、膝下丈のコットンポプリンのスカートと白を基調にしながら、民族楽器のカラバシュに着想を得たマクラメニットのベストで彩り、近年の「ウェールズ ボナー」の特徴である“軽さ”が十分に表現されている。続く2ルック目で気持ちよく差し込まれるシルバー色は、最近発売したばかりの「アディダス(ADIDAS)」とのコラボレーションから継続している試みだ。3ルック目のウィメンズルックが登場した後は、同じロングシャツをまとったメンズモデルが続き、シームレスなジェンダー観をにじませる。

モデルにはアスリートも登場

今回のコレクションのテーマは“マラソン”。エチオピアの長距離ランナーであるハイレ・ゲブレセラシェ(Haile Gebrselassie)やゲンゼベ・ディババ(Genzebe Dibaba)、ケニアのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)らの功績を讃えながら、マラソンを“長い旅と人生の使命”と捉えて頌歌(しょうか)するものだ。タイトルからの直接的な引用として、世界記録を更新したエチオピアの長距離走者ヨミフ・ケジェルチャ(Yomif Kejelcha)とタミラト・トラ(Tamirat Tola)をという「アディダス」との契約選手2人をモデルに起用し、ランニング競技で使用するマイクロショーツを多くのルックで用いた。

2020-21年秋冬シーズンに始まった「アディダス」とのコラボレーションは継続し、スポーツをテーマとした今シーズンのコレクションではさらに重要な役割を果たしている。「ウェールズ ボナー」は、「アディダス」がサプライヤーを務める2023年のジャマイカ代表のサッカーユニホームを手掛けている。両者は単なるコラボレーションを超え、ロングランを共にする、なくてはならない存在になった。

コレクションには、デザイナーのグレース・ウェールズ・ボナー(Grace Wales Bonner)が生まれ育ったイギリスの文化も多く参照しており、バイアスのブリティッシュチェックをライナーにあしらったマックコートなどが登場。英国カントリーチェックのケープには、「アディダス」コラボのレギンスと、2008年のベルリンマラソンでゲブレシラシエ選手が着用した「アディダス」“Neftegna”のレプリカを合わせ、スタイリングでも文化のミクスチャーを表現する。代名詞でもある端正なテーラードは、今回もサヴィルロウの名門「アンダーソン&シェパード(ANDERSON & SHEPPARD)」とのパートナーシップによるもの。Vゾーンが極端に浅いロング丈のイヴニングジャケットは、スポーティーなショートパンツやサンダルでインフォーマルに落とし込んだ。

決して雄弁なブランドではないからこそ、時折ポツリと差し込む言葉はとても重要な意味を持つ。今回、赤いトップスで唯一登場した「レジリエンス(Resilience)」というワードは、長い人生における揺るぎない精神を示すのだろう。そのほか、独自にキャンペーンを発表するほど力を注ぐアクセサリーや、アニマルモチーフをラフィアの織りで表現したベストなど、アフリカのクラフトマンシップへの敬意も忘れることはない。フィナーレには、エチオピアの伝統楽器マセンコ奏者であるハディンコ(HaddinQo)が登場し、生演奏の中を花を抱えたモデルが闊歩した。

“軽さ”の奥行き

透けるほど薄い素材や、デザインを削ぎ落とすことから生まれる“軽さ”は、この2024年春夏シーズンのトレンドの一つだが、「ウェールズ ボナー」の見せる軽さは、決して一筋縄ではいかないものだ。その軽さの奥には、アフロ・アトランティック文化を深く研究し、シーズンをまたいでリファレンスを積み重ねているからこそ生まれる重みがある。ポップという表現はそぐわないかもしれないが、「ウェールズ ボナー」には、その重みを軽やかに表現することで広く受け入れやすくする、インテリジェンスと器量が備わっているのだ。

マラソンを人生に重ねたコレクションを見て、ファッションにおける長距離走とはどのようなものかと考える。ブランドを長く続けるには、時代の流れに沿った短期的なインパクトと、時の試練に耐えうる普遍性の、どちらも必要なのだろう。来年には創立から10周年を迎え、ブランドとして、短距離から中距離の域に足を踏み込む「ウェールズ ボナー」。現在は17カ国で取り扱い、114店舗で販売しており、アーティストからミュージシャン、F1 レーサーに至るまで関わりは広く、深く、一歩一歩踏みしめながらもさらなる10年を見据えてもいるだろう。そして、そのマラソンは決して一人では完走できないーー仲間とコラボレーションし、成長しながら進む様は、個人競技というよりはリレーなのかもしれない。人から人へ、世代から世代へ、文化と知のバトンが渡されながら、「ウェールズ ボナー」のマラソンはまだまだ続く。

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「コロンビア」と「カップヌードル」がコラボTシャツを発売 汗を利用した冷却機能搭載のアイテム

アウトドアファッションブランド「コロンビア(COLUMBIA)」は「カップヌードル」と第3弾のコラボTシャツを6月30日に発売する。全国のコロンビア直営店舗、オンラインストア、日清食品グループ オンラインストアで取り扱う。値段は7150円で、サイズはS,M,L,XL、カラーはブラックとシーソルトの2色展開。

汗を利用した冷却機能搭載のアイテムで、体が発する水分に反応して生地全体を瞬時にクーリングするのが特徴だ。バックプリントには、フライフィッシングで使用されるアイテムや、カップヌードルの商品パッケージ、具材のイラストがちりばめられている。“食べるほど、涼しくなる”をコンセプトに、より快適な夏のアウトドアを楽しめるアイテムだという。

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「コロンビア」と「カップヌードル」がコラボTシャツを発売 汗を利用した冷却機能搭載のアイテム

アウトドアファッションブランド「コロンビア(COLUMBIA)」は「カップヌードル」と第3弾のコラボTシャツを6月30日に発売する。全国のコロンビア直営店舗、オンラインストア、日清食品グループ オンラインストアで取り扱う。値段は7150円で、サイズはS,M,L,XL、カラーはブラックとシーソルトの2色展開。

汗を利用した冷却機能搭載のアイテムで、体が発する水分に反応して生地全体を瞬時にクーリングするのが特徴だ。バックプリントには、フライフィッシングで使用されるアイテムや、カップヌードルの商品パッケージ、具材のイラストがちりばめられている。“食べるほど、涼しくなる”をコンセプトに、より快適な夏のアウトドアを楽しめるアイテムだという。

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「ヴァンズ」や「シュプリーム」の親会社が新たな社長兼CEOを任命

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヴァンズ(VANS)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「シュプリーム(SUPREME)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)は、新たな社長兼最高経営責任者(CEO)として、スイスを拠点とするロジテック・インターナショナル(LOGITECH INTERNATIONAL以下、ロジテック)のブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)社長兼CEOを任命した。同氏は2022年12月に退任したスティーブ・レンドル(Steve Rendle)前会長兼社長兼CEOの後任として、7月17日付で就任する。これに伴い、ベンノ・ドーレ(Benno Dorer)暫定社長兼CEOは取締役に戻り、リチャード・カルッチ(Richard Carucci)暫定会長は会長に就任する。

ダレル新社長兼CEOは、12年に社長としてロジテックに入社し、13年からCEOを兼任。10年にわたる任期中にさまざまな分野に進出し、売上高を倍以上に、時価総額を約10倍に成長させた。それ以前には、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE以下、P&G)が擁するブラウン(BRAUN)の社長を務めたほか、P&Gの傘下ブランド「オールド スパイス(OLD SPICE)」の立て直しに貢献。キャリアの初期には、アーサー・アンダーセン(ARTHUR ANDERSEN)やペプシコ(PEPSICO)などで経験を積んだ。

カルッチ新会長は、「経営トップとして幅広い経験を持ち、国際的な感覚に長け、さまざまな業界で実績を上げてきたブラッケンは、当社の才能あふれるチームを率いていくのにぴったりの人物だ。その指揮の下、私たちはエキサイティングで新たな未来に向けてさらなる成功を収め、社員、投資家、ステークホルダーを誇らしい気持ちにできるものと確信している」と語った。

ダレル新社長兼CEOは、「世界中にいる何百万もの人々と同様に、私はVFコープが擁するアイコニックなブランドの数々のファンだ。創業120年以上におよぶ歴史の中で、傘下ブランドを常にカルチャーの中心的な存在として発展させてきた手腕に感銘を受けている。取締役会やマネジメントチーム、優秀な社員の皆さんと緊密に連携し、業績をさらに向上させ、力強く持続的な成長と株主価値の拡大を実現したいと考えている」と述べた。

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「ヴァンズ」や「シュプリーム」の親会社が新たな社長兼CEOを任命

「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」「ヴァンズ(VANS)」「ティンバーランド(TIMBERLAND)」「シュプリーム(SUPREME)」などを擁するVFコーポレーション(VF CORPORATION)は、新たな社長兼最高経営責任者(CEO)として、スイスを拠点とするロジテック・インターナショナル(LOGITECH INTERNATIONAL以下、ロジテック)のブラッケン・ダレル(Bracken Darrell)社長兼CEOを任命した。同氏は2022年12月に退任したスティーブ・レンドル(Steve Rendle)前会長兼社長兼CEOの後任として、7月17日付で就任する。これに伴い、ベンノ・ドーレ(Benno Dorer)暫定社長兼CEOは取締役に戻り、リチャード・カルッチ(Richard Carucci)暫定会長は会長に就任する。

ダレル新社長兼CEOは、12年に社長としてロジテックに入社し、13年からCEOを兼任。10年にわたる任期中にさまざまな分野に進出し、売上高を倍以上に、時価総額を約10倍に成長させた。それ以前には、プロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE以下、P&G)が擁するブラウン(BRAUN)の社長を務めたほか、P&Gの傘下ブランド「オールド スパイス(OLD SPICE)」の立て直しに貢献。キャリアの初期には、アーサー・アンダーセン(ARTHUR ANDERSEN)やペプシコ(PEPSICO)などで経験を積んだ。

カルッチ新会長は、「経営トップとして幅広い経験を持ち、国際的な感覚に長け、さまざまな業界で実績を上げてきたブラッケンは、当社の才能あふれるチームを率いていくのにぴったりの人物だ。その指揮の下、私たちはエキサイティングで新たな未来に向けてさらなる成功を収め、社員、投資家、ステークホルダーを誇らしい気持ちにできるものと確信している」と語った。

ダレル新社長兼CEOは、「世界中にいる何百万もの人々と同様に、私はVFコープが擁するアイコニックなブランドの数々のファンだ。創業120年以上におよぶ歴史の中で、傘下ブランドを常にカルチャーの中心的な存在として発展させてきた手腕に感銘を受けている。取締役会やマネジメントチーム、優秀な社員の皆さんと緊密に連携し、業績をさらに向上させ、力強く持続的な成長と株主価値の拡大を実現したいと考えている」と述べた。

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「マーク ジェイコブス」の書店、ブックマークが閉店 「パワーアップして本屋の既成概念を覆す店を目指す」

「マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)」が手掛ける東京・原宿のブックストア、ブック マーク(BOOK MARC)が6月25日をもって閉店した。6月23日には、ゲストDJに高木完、Hatchuck(REBEL DREAD HARDWARE)、山口美波(VIVA STRANGE BOUTIQUE)らを招いたクロージングパーティーを開催した。

持田剛マーク ジェイコブス ジャパン ブックマーク担当マネージャーは今後の動きについて「秋に再オープンする予定で、場所は未定。今後もニューヨークのストアと連動して世界観を守り、展示のスペースも変わらず設ける。さらにパワーアップして、本屋の既成概念を覆す店を目指していく」と語った。

また、クロージングパーティーを開催した意図については「10年間で200近いイベントを開催してきて、多くの人が関わってくれた。その感謝の気持ちと、ブックマークのストーリーが終わるわけではないことを伝えたかった」という。

クロージングパーティーには業界人らが来場

クロージングパーティーには、店やブランドにゆかりのある業界人やインフルエンサーらが来場した。入り口に設けたスペースには、手書きのメッセージが寄せられた。

同店は、ニューヨークやロサンゼルス、ロンドン、パリに次いで、アジア初の店舗として2013年10月にオープンした。店内にはデザイナー、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)のインスピレーション源でもあるアートやミュージック、カルチャーに関連する厳選された書籍が並んでいた。

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「裏表も前後もないアンダーウエア」で新風 仕掛け人は大阪・泉州の異色起業家

服には表と裏、前と後ろがあるのが普通だが、そんな常識を覆すユニークなシャツが話題を集めている。仕掛けるのは大阪府泉佐野市のアパレル会社「オネスティーズ」。社長の西出喜代彦さん(43)は小さな不満解消をきっかけに、肌着から裏表をなくすというありそうでなかった発想で開発に取り組んだ。発達障害の子供を持つ母親や視覚障害者の声にも耳を傾け、今では介護・福祉分野へも広がりを見せている。

家業のワイヤーロープ工場をピクルス事業に転換

西出さんがアパレルを始めるまでには紆余曲折があった。ワイヤーロープ製造の町工場を営む家の4代目として生まれた。経営が行き詰まった家業を引き継ぎ、全く異なるピクルス製造へと事業転換を果たし、その後、ひょんなことからアパレルに進出することになる。

もともと家業を継ぐ気はなく、小説家志望だった。東京大学文学部および大学院で日本近代文学を専攻し、太宰治や吉行淳之介を研究しながら、小説を書き続けた。だが、なかなか認められない。

「27歳のとき、東京のITベンチャーに就職しました。企画や新規事業を経験したことで、『自分は新しいことを考える仕事が好きなんだ』とビジネスの面白さに気づきました。それでも小説家の夢は諦めきれませんでした。30歳のとき、父に請われて帰郷します。小説はどこでも書ける。ならば、しばらく親のスネをかじらせてもらおうと。ところが父が病気に罹ってしまいます。大口の取引先の撤退も重なって、家業が存続の危機に直面しました」

腰掛けのつもりが、いきなり矢面に立たされた西出さんは父と一緒に、思い切った事業転換を試みる。それが地元・泉州名産の水ナスだった。通常のナスに比べて、電球のように丸みを帯び、みずみずしい食感で知られる水ナス。地域特産を使った商品開発に補助金が出る大阪府の制度を活用した。水ナスはぬか漬けが一般的だが、ぬか漬けが苦手な女性向けに洋風のピクルスにすれば面白いと考えた。何もかも勝手が違う食品事業は苦労も多かったが、下請けから脱却し、自社ブランドを一から作り上げる喜びが大きかったという。

「いずみピクルス」の名称で大手百貨店のギフトカタログにも掲載されて人気を博す。現在では水ナス以外の泉州野菜にも取り組みを広げたり、ドレッシングを開発したり、順調に成長を遂げている。

5年前には『新しいアイデアでみんなの笑顔を作り、地域社会に貢献する』という経営理念を策定した。ピクルスで得た新規事業開発の経験を食品に限らず、他の分野にも広げようと考えた。そんな中、浮上したのが古くから泉州の地場産業である繊維での新規ビジネスだった。

福祉や介護関係者からの感謝の手紙

「ちょうど子育てをしていた時期で、子供の服を脱がせるときにいつも必ず裏返しになることに気づいたのが発端でした。洗濯物をたたむときに裏返すのも面倒くさいし、僕自身も裏表を逆に着て妻によく怒られていた。そもそも服に裏表がなければ、すごい便利なんじゃないかと思ったわけです。日常のちょっとした不満の解消が、商品開発のきっかけでした」

すぐに企画に乗り出した。泉佐野市が実施していたクラウドファンディング型の起業家支援プロジェクトに応募し、3000万円の資金を獲得した。アパレルに関しては門外漢だったが、泉州にはアイデアを形にしてくれる繊維産業のプロがたくさんいた。「思いに賛同してくれる会社が増え、最終的には糸から縫製まで職人技を生かせる肌着を完成させることができました」

2019年6月、裏表のない肌着ブランド「オネスティーズ」をマクアケクラウドファンディングに出品し、227%の目標を達成した。翌7月には、自社サイトを開設して一般発売を開始した。当初は裏表なしのみだったが、「前後を間違えることが多い」という顧客の声が多いことから、裏表も前後もなくした肌着「オネスティーズ・アンリミテッド」を開発。同年12月に再度、マクアケに出品して開始2日目で目標額の200%に到達した。以降もクラファンを積極的に活用し、販売実績は約1万枚にのぼる。

「裏表も前後もなくすと、目をつぶっていても着られるのでユニバーサルデザインにつながります。クラファンをやったり、ニュースで取り上げられたりしてお客さまの声がよく届くようにもなりました。実際に、発達障害の子供のお母さんからいただいた手紙には『オネスティーズの商品かあれば肌着を1人で着られない子供を叱ることもなくなる』と書かれていました。視覚障害者や認知症の親を介護される方からも感謝の言葉をいただき、想定以上に社会的意義の高い事業になると実感しました」

オネスティーズの肌着は、前後どちらを着てもおかしく見えないように画期的な構造で作られている。衿ぐりが人間の身体に沿っていて、着用すると普通のTシャツを着ているように見えるのが不思議だ。そのために試作は100回以上繰り返している。また、日本の職人技が活かされた綿100%の国産“プレミアムライン”はベビー服やウェットスーツなどで用いられる特殊ミシン「フラットシーマー」仕上げ。凹凸がなく、肌あたりが優しいうえに長く快適に着られるのが特徴だ。

ただ国産となると原価率50%でも2500円になる。そこで、同社は海外生産の普及版を開発し、1320円という低価格で普段使いができる“スタンダードライン”を発売した。

「顧客アンケートで多かったのが、価格が高いということ。当社が一番に届けないといけないのは、ハンディキャップがある人や高齢者など社会的弱者といわれる方なので、国産の半値くらいで買える商品を開発しました。こちらの購入者がいま増えています」

ユニバーサルデザインとして世界で訴求

裏表がないというユニークな特徴が最も生かされているのが、大阪の伝統的な型染め技術「注染(ちゅうせん)」でプリントした子供用Tシャツだ。注染は手ぬぐいや浴衣を染める技術で、裏表なく染まるので、オネスティーズの商品と相性がいい。今年3月、奈良の中川政七商店と協業し、スタジオジブリのキャラクター柄の注染Tシャツを発売した。中川政七商店の店舗とオンラインで販売し、2、3日で完売。現在、追加生産中で入荷待ちの状態が続いているという。

「実は、注染ってニット地に染めること自体難しいのですが、手ぬぐいの幅の生地しか染められないので、大人用Tシャツに染められないのが現状です。そこで、今後はNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)で実施しているスタートアップ向け研究開発支援制度を活用して、大人用の注染Tシャツの可能性にも挑戦したいと思います」

肌着、Tシャツ以外のアイテムとしては、製作期間2年、試作回数30回を経て完成した、裏表もかかともない靴下“オネスティーズソックス720°”が好評だ。裏表とかかとをなくすために、ホールガーメントを使っているので縫い目がなく、ゴロつかない。ホールガーメントの技術もオネスティーズの概念を実現するには不可欠であり、今後はアウターにも裏表なしのアイテムを広げていく。

「アウターになると、洗濯表示をどうするかという問題もでてきます。そのために、ネームを伸びるようにして表示を隠せるように工夫したりするのですが、そうした独自開発技術はすべて特許申請しています。世界初のアイデアでモノ作りを継続していくために、特許と技術力で参入障壁を高くしています」

いずれは、裏表前後なしの自社商品をユニバーサルデザインのアイテムとして世界市場に広めていきたい考え。そのためにも、より必要としている国内のターゲット層に商品が届くよう、介護福祉施設との協業も始まっている。ブランド認知の向上や商品ラインナップの拡充、人材確保など課題は多いが、西出さんの夢はさらに広がっている。

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本格的な夏到来に向けて「イケア」の従業員が選ぶ“ひんやり寝具”人気ランキング

夏至も過ぎて、いよいよ日本も南から梅雨明けが予想される時期だ。今年の夏(7〜9月)は、全国的に平均気温が高く猛暑になりそうだ。暑さのピークは7月下旬から8月上旬で、太平洋高気圧とチベット高気圧が重なりダブル高気圧となり暑さをもたらすという予報。

梅雨で既に蒸し暑く、気温が高い日の室内の温度は30度近くになることもある。夜は、東京は、まださすがに涼しいが、梅雨が明けたら熱帯夜がやってくる。「イケア(IKEA)」では、そんな寝苦しく暑い夏におすすめの寝具を多数用意している。ここでは、同ブランドの従業員たちが選んだ“トップ5”を紹介する。

5位にランクインした寝具は3種類。 “クレイニア”シリーズは、さらりとした肌感りで、枕やマットレスなどに乗せて使用することで寝付きがよくなるという。従業員からは、「マットレスや枕にプラスするだけなので気軽に取り入れやすい」というコメント。価格は、枕プロテクターが999円、マットレスプロテクターが2999円〜。「洗濯後乾くのもの早く、触り心地も良い」という声が聞かれるのは、プレウオッシュ加工の麻100%のベッドリネンの“ディトーグ”シリーズ。価格はボックスシーツが4999円〜、掛け布団&枕カバーセットが7999円〜。“シェールンスタッル掛け布団ひんやり冷感”もランクインした。冷感掛け布団では手頃な価格で3999円〜。ビスコースを含む素材を中に使用しているため、体の温度を一定に保つという。「軽くてひんやりし過ぎないところがいい。洗濯機で洗えるのもグッド」と従業員。

ひんやり寝床が熟睡の鍵!?

4位にランクインしたのは、“クナップスタード マットレストッパー(パッド)”だ。このマットレスパッドは片面に冷感ジェル層を使用しており、ひんやりとした寝心地を約束。季節に応じて使用面を選べ、どちらを使用しても形状記憶フォームが体のラインに合わせ変形するので熟睡できるという。従業員からは、「冷房を使わなくて良いときもある」というコメント。価格は1万9990円〜。
3位は、“パンテランカ タオルケット”。吸水性と通気性に優れたタオルケットで、価格も2999円とリーズナブルだ。従業員からのおすすめポイントは「綿100%でさらっとしている。ちょうどいい重みで使い心地が良い」という点。頻繁に洗濯できるのもポイントだ。
持ち運び可能で外出時にも使える“レックスベゴニア ひんやり冷感パッド”が2位にランクイン。サイズは60x80cmで、寝苦しい夜に枕やマットレスに敷くと、ひんやりして寝付きをよくする。使う前に冷蔵庫で冷やすと、より一層ひんやり効果が期待できる。「昼寝するときにソファに置いたり、外出時にベビーカーに敷いて使うことも」という声もある。

ナンバーワンに輝いたのは1年中使える枕

堂々ナンバーワンに輝いたのは、”クルッブスポッレ エルゴノミクス枕“だ。低反発フォームを使用しており、片面にジェル層を施しているので、ひんやりとした寝心地を実現。一晩中心地良い眠りを約束するという。「状況に応じて使う面を変えて1年中使っている。クッションとしても使える」。価格は4999円。
寝具以外のおすすめは、吊るしたりスタンドとして使える“エフテルトレーダ ハンディファン”(1999円)と内側のハニカム構造が断熱層をつくり冷暖房費の削減につながる“ホップヴァルス 断熱ブラインド”(2999円〜)が挙がった。

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「ママベビー」がBコープ認証取得 国内ベビー・キッズカテゴリーで初

プチフィロゾフが展開するオーガニックブランド「ママベビー(MAMMABABY)」はこのほど、「Bコーポレーション(以下、Bコープ)認証」を取得した。国内のベビー・キッズカテゴリーで初となる。

「ママベビー」は、医療機関向け製薬会社発のブランドとして1944年に誕生。新生児から大人まで使えるスキンケアやボディーケア、ヘアケアなどをラインアップする。

「子どもたちの感性や知性を育み、地球の未来へつなぎたい」という信念から、「本当の持続可能性とは」という問いに向き合う企業として「第三者の視点を組み込むことが次のステージへ進むためのより良いきっかけになる」と考え、2020年にBコープ認証の取得に乗り出した。

これまで、環境再生型農業や廃棄容器ゼロを目指すゼロウェイストチャレンジ、環境負荷や物流コストを低減する集団One Party Logisticsの物流システムを日本で初めて採用するなどのアクションを起こし、21年にはカーボンニュートラルを実現した。公式サイト内でサステナビリティのページを設け、環境活動に対する考え方やこれまでの取り組み、今後の目標などを具体的な数字と共に公開している。

1年半に及んだ審査期間では、「新しい気づきを得ながら、一つ一つの項目に対して社員やステークホルダーと議論と検討を重ね『私たちが大切にしたい持続可能性とは』という問いに対しての道筋がより明確になった」という。地域社会に根付いた環境再生型農業の取り組みなど「環境・コミュニティ・ユーザー」では高い評価を得られた一方で、「ガバナンス・ワーカーズ」の分野では多くの学びを得た。さらに知性や感性を磨くための費用をサポートする新制度を導入するなど新しい取り組みを始めている。

今回、加点とならなかった項目は新たなアクションを決定し、公式サイトでBコープ認証取得の活動詳細とともに順次公開していく。今後は、2030年までにカーボンインセットによるカーボンニュートラルの実現を目指す。

「Bコープ認証」は、米国を拠点とする非営利団体ビーラボ(B LAB)が、営利企業に対して利益と社会的意義を両立させるために設計したもの。透明性・説明責任・持続可能性・社会と環境パフォーマンスの分野において248の評価基準を設定。取得のハードルが高いことでも知られる。

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【2023年浴衣】「エクセル」と「キモノ クイーン」が初のコラボ企画 浴衣に似合うメイクを無料体験

常盤薬品工業のメイクアップブランド「エクセル(EXCEL)」は9月30日まで、都内ホテルなど3カ所で展開する着物サロン「キモノ クイーン(KIMONO QUEEN)」と初のコラボレーションを行っている。

東京・六本木ヒルズの「キモノ クイーン」六本木店で浴衣を購入した人やレンタルした人を対象に、「エクセル」のほか、ベースメイクブランド「毛穴パテ職人」のアイテムを使い選んだ浴衣に似合うメイクを提案。希望者には「キモノ クイーン」の専属ヘアメイクアップアーティストが、暑い夏でも崩れにくく浴衣にマッチしたフルメイクや簡単なメイクアップレッスンを無料で行う。

そのほか、7月24日20時から「エクセル」の公式インスタグラムで浴衣メイクをテーマにしたインスタライブを配信。店舗を訪れることができない人に向けて、浴衣とメイクの楽しみ方を紹介する。

■エクセル × KIMONO QUEEN
日程:6月24日〜9月30日
場所:六本木ヒルズ森タワー ウェストウォーク4階 KIMONO QUEEN 六本木ヒルズ店
住所:東京都港区六本木6-10-1
営業時間:11:00~20:00(金・土・祝前日は~21:00)

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【募集開始】「サステナビリティ・コネクト」~人、情報、成長に繋がるセミナー&ワークショップ WWDJAPAN EDUCATIONS

2023年7月21日(金)開講
人と繋がり、情報に繋がり、成長に繋げる
サステナビリティはいよいよ実践のときへ

ビジネスにおけるサステナビリティ・シフト、循環型への転換はまさに、実践のときにあります。動き出した人の多くが今抱いている思いはきっと、「なんて⼤変なんだ!」でしょう。企業内のみならず、社会システムや消費者マインドの転換も伴うからです。各企業が進めている実践の多くは、外からは⾒えにくい課題が⼭積みです。すなわち、そこは新しいチャンスの宝庫でもあります。

WWDJAPAN EDUCATIONSでは、2022、2023年の「サステナビリティ・ディレクター養成講座」を経て、知見の獲得から体験と実践の時を迎えたと考えます。最新動向をつかみ、体験を通して、実践につなげることは、社会課題に強い企業やブランドへと成長を遂げるための懸け橋です。

「サステナビリティ・コネクト」と題し、より一層、企業の垣根をこえて、より広く強くつながりを持つための場をご用意しました。「環境」「社会問題」「流通」そして 「LGBTQ+」といった、より広義でのサステナビリティを考え、インプット、アウトプット、コネクション、エクスペリエンスを通して、ファッション業界がサステナビリティにおける先進的な業界になることを目指しましょう。

皆さまのご参加お待ちしております。


定期購読者(スタンダード)割引クーポンはこちら

※ファッション・アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方は、上記フォームよりお問い合わせください



—PROGRAM—

■DAY1 7月21日(金)16:00~18:00
店舗から始まる循環ビジネス

「売ったら終わり」は過去の話。リニヤ型から循環型へとビジネスが移行するにあたり、店舗の役割は「売る」だけにはとどまらず広がっています。先進SPA企業が考えるサービスと物づくりにおける、店舗の役割・実践内容を知り、半歩先の未来を描きましょう。

講師:大常寿典/良品計画 産地開発部 素材開発担当課長
PROFILE:1983年生まれ。繊維商社と素材メーカーで製品ODM事業とグローバルSCMを経て、2021年良品計画入社。衣服雑貨部を経て22年9月より現職。無印良品のものづくりの基本となる環境・社会に配慮した素材開発を担当。産地へ自ら出向いて創業当時からの理念を守りながら、機能性衣料など新たな開発にも挑戦。また衣服回収とアップサイクル事業の「ReMUJI」の主幹部署として各部を巻き込んだESG事業を推進中

阿南理恵/良品計画 広報・IR・ESG推進部 ESG推進課長
PROFILE:1977年生まれ。製薬会社、水インフラ企業の広報・CSRを経て、2021年良品計画入社。ESGのトップランナーを目指して立ち上げ期のESG推進組織に参画。創業からの強みであるESG視点に磨きをかける19の全社横断ESGプロジェクトを起案し、全社委員会(ESG推進委員会)をスタートさせる。情報発信にも力を入れ、会社初の統合報告書「MUJI REPORT」も発行

■DAY2 8月25日(金)12:00~17:00
リサイクルの現場から見る循環ビジネスの課題と可能性

循環ビジネスと切っても切り離せないのがリサイクルです。百聞は一見にしかず。同回は日本を代表するリサイクルセンターの現場を視察し、不要となった衣料品の現状やそこから見える資源循環ビジネスの課題と可能性について理解を深めます。


講師:藤田修司/ナカノ取締役R部統括

PROFILE:2002年1月入社、1976年生まれ。所属団体:日本古着リサイクル輸出組合 理事、日本古着リサイクル輸出組合 広報委員会委員長、関東故繊維協会所属、秦野市伊勢原市環境事業協同組合 副理事長、全国ウエイスト組合連合会神奈川ウエイスト組合員、神奈川県資源回収商業協同組合 金融委員会、横浜市資源リサイクル事業協同組合 広報委員会、東京都リサイクル事業協会 監事、繊維リサイクル技術研究会 会員、テキスタイルアップサイクルプラットフォーム 会員、CSR&コンプライアンスフォーラム 会員

※ナカノ株式会社 エコムナ横浜工場での視察となります
※都内発着にて送迎いたします

■DAY3 9月15日(金)16:00~18:00
サステナビリティ視点でのサプライチェーン改革

アパレル業界は今、サプライチェーンの抜本的な見直しを迫られています。具体的には、環境負荷の低減、トレーサビリティの担保、人権デューデリジェンスの実施、物流網の最適化、地政学リスク対応など、考慮すべき視点は多岐に渡ります。これらを踏まえたサプライチェーン改革のポイントを、グローバル視点と豊富なデータを持つ講師が解説します。あなたは自社製品を誰がどこでどのような環境で作っているか知っていますか?


講師:福田稔/経営戦略コンサルタント

PROFILE:慶應義塾大学商学部卒、欧州IESEビジネススクール経営学修士(MBA)、米国ノースウェスタン大学ケロッグビジネススクールMBA exchange program修了。
電通国際情報サービス、ローランド・ベルガーにて経営コンサルティングに従事。主に、アパレル、化粧品、ラグジュアリー、小売、食品・飲料、インターネットサービスなどのライフスタイル領域を中心に、グリーントランスフォーメーション、DX、グローバル戦略策定などさまざまなコンサルティングを手がける。
経済産業省「繊維製品における資源循環システム検討会」委員、「ファッション未来研究会」副座長委員、「ファッションローWG副座長」委員など政策支援経験も豊富。
近著に『2030年アパレルの未来 日本企業が半分になる日』(東洋経済新報社)

■DAY4 10月27日(金)16:00~18:00
「 レスポンシブル・カンパニー」の先駆者、パタゴニアに学ぶファッションの未来

サステナビリティに取り組むのは何のため?そのビジョンを今一度強固なものとするため「 レスポンシブル・カンパニー」の先駆者であるパタゴニアのキーパーソンが世界情勢を踏まえて現状と課題を解説。そこにはファッションビジネスのこれから詰まっています。


講師:篠健司/パタゴニア日本支社 環境社会部 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー

PROFILE:米アウトドア企業、パタゴニアの日本支社において、事業を通じて環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑えるため、望ましい再エネや物品・サービスの調達の推進、製品寿命時の循環リサイクル・プログラムの構築などを担当。パタゴニア創業者が共同設立した1% for the Planetの日本窓口、アウトドア環境保護基金を運営する一般社団法人コンサベーション・アライアンス・ジャパン監事、公益社団法人日本自然保護協会理事などを務める

■EXTAR 10月下旬~11月下旬 土曜日開催
オーガニックコットンの原料生産の現場体験をしよう!
渡良瀬エコビレッジ内、ORGABITSの畑を使用してコットンの収穫を体験

協力:豊島株式会社 渡良瀬エコビレッジ
※希望制となります
※別途、参加費を徴収させていただきます
※都内発着にて送迎いたします

■DAY5 12月8日(金)16:00~18:00
LGBTQ+の理解を深める

サステナビリティ×ファッションは大きく分けて「地球環境」と「人権・社会」の2つが関係してきます。ここでは後者の「人権・社会」、中でもジェンダーやセクシャリティの違い、LGBTQ+について理解を深めます。ファッションは本来、「皆違って、皆良い」から輝くもの。ジェンダーやセクシャリティの違いは、体型、年齢、肌の色などと同じく一つの個性であり、輝きの源です。LGBTQ+当事者でもある講師が自身の体験を踏まえ、企業が「LGBTQ+」の理解を深めるためのアドバイスや実践例をお伝えします。


講師:松中権/認定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表/プライドハウス東京 アドバイザー・理事/公益社団法人Marrriage for All Japan -結婚の自由をすべての人に 理事/一般社団法人 金沢レインボープライド 共同代表/一般社団法人work with Pride 代表

PROFILE:1976年、金沢市生まれ。一橋大学法学部卒業後、電通に入社。海外研修制度で米国ニューヨークのNPO関連事業に携わった経験をもとに、2010年、NPO法人を仲間たちと設立。2016年、第7回若者力大賞「ユースリーダー賞」受賞。2017年6月末に16年間勤めた電通を退社し、二足のわらじからNPO専任代表に。LGBTと社会をつなぐ場づくりを中心とした活動に加え、全国のLGBTQ+のポートレートをLeslie Keeが撮影する「OUT IN JAPAN」や、2020年を起点としたプロジェクト「プライドハウス東京」等に取り組む。一般財団法人mudef理事も務める。NHKドキュメンタリー『カラフルファミリー』が話題に

■DAY6 1月中旬~2月上旬(決定次第お知らせいたします)
行政に聞く2024年の指針

行政の取り組みは企業の指針を決定する上で、とても重要です。行政がどのような取り組みを今後描いているのか、聴講するだけでなく企業側からもリクエストできるディスカッション形式で開催します。

講師:決定次第お知らせいたします

※講義内容は予告なく変更される場合がございます


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■促進と創造のためのプラットフォーム

継続したコミュニケーションをとるためのツールとプラットフォームをご用意しています

「サステナビリティ・コネクト」3つのポイント

1.Weekly・Digital
「WWDJAPAN Weekly」では、世界を取材対象に、業界の課題やそこから見えるビジョンを定義。さらにウェブでは、タイムリーに知るべき情報を届けます
2.Seminar・Discussion
各回テーマを設け、前半はゲストを招へいし必要な情報をインプット。
後半は、その課題について徹底的にディスカッションをします。企業の垣根をこえた様々な視点での話し合いは、サステナビリティとビジネスの両輪を回すためには不可欠です
3.Group Chat
「サステナ・コネクト」のSlackを開設します。「WWDJAPAN」の記者たちが、最新の情報を共有するほか、ご参加の皆さまの交流や意見交換など、コミュニケーションにご活用ください


■こんな人におすすめ

・ファッション業界でサステナビリティ領域に従事する担当者
・企業やブランドの事業推進の担当者
・CSRや経営理念を考え、実践する担当者
・ファッション業界でのサステナビリティ担当者とつながりを持ちたい異業種の人

■開催方法

都内会場
※オンラインでの全受講はございません

■参加料

・一般132,000円(WWDJAPAN年間定期購読付き)
・定期購読者99,000円

※ファッション、アパレル関連企業とつながりを持ちたい異業種の方はご案内が異なります。ご希望の方はお問い合わせください
※価格は税込です
※定期購読は紙版か電子版を選択できます

■募集人数

30名
※受講者だけのslackコミュニティ参加権限

■期間

2023年7月21日(金)~2024年1月中旬

■開催時間

16:00~18:00(DAY2は12:00~17:00)


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<ご注意>
※表示価格は全て1名様分となります。
※割引価格はクーポンをご利用時に適用となります。
※定期購読者で会員登録がお済みでない方はこちらからご登録ください。

【お問い合わせ】
株式会社INFASパブリケーションズ 販売部
https://www.wwdjapan.com/contact/inquiry/

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和光がディズニー創立100年を記念した限定商品を発売 大人が楽しめるミッキーマウスのバッグやウォレット

和光はディズニー創立100周年を記念し、8月10日に和光限定商品を発売する。また、10日から27日までの約2週間は、セイコー ハウス ギンザ6階で、特別イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」も併せて開催する。

限定商品として、バッグやウォレット、ニットウエアなどをラインアップ。“MANACOエンブロイダリートートバッグ”(14万3000円)では、銀座和光の2代目時計塔が完成した1932年に公開された、ミッキーマウス映画のワンシーンを刺しゅうで再現した。ホワイトとブラックのシックな配色に、イエローとレッドの刺しゅうがポイントになっている。“MANACOジャカードトートバッグ”(9万9000円)も、同年公開の映画をモチーフとしたバッグ。デニム調の素材に、ミッキーマウスと仲間たちがパーティを楽しむ様子をジャガードで表現した。

イタリア初のレザーグッズブランド「ラルコパレーノ」とコラボした“ラルコバレーノ スマートWショルダーウォレット”(4万1800円)も販売する。ダブルショルダーウオレットに、ミッキーマウスを箔推し。ホワイト、イエロー、レッド、ブラックの4色を展開する。

ニットウエア商品には、有松絞りのミッキーアイコンをあしらった。“フェザーウェイトショール”(6万2700円)と“ワイドプルオーバー”(8万8000円)はカシミヤ100%、“クルーネックプルオーバー”(4万4000円)はウール100%で、柔らかな肌触りに仕上がっている。有松絞りによる柄は一つずつ出方が異なり、味のあるデザインが特徴だ。

イベント「Moments of Magic at the Clock Tower」は、上記商品の発売日から約2週間、セイコーハウス銀座ホールで開催する。グランドセイコーのディズニー100周年限定モデル、高級からくり時計などの限定品が会場にそろう。

◼︎Moments of Magic at the Clock Tower
日程:8月10〜27日
時間:11:00〜19:00(最終日は17:00まで)
場所:セイコー ハウス ギンザ6階 セイコーハウス銀座ホール
住所:東京都中央区銀座4-5-11

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「ビオレUV」の日やけ止め“瞬感ミストUV”がベスコス受賞 “ポータブル発想”でいつでもどこでも全身ムラなくカバー

花王が日やけ止め市場No.1※1ブランド「ビオレUV(BIORE UV)」から今年発売した“ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト”SPF50・PA++++(60mL、1078円、編集部調べ)の売れ行きが好調だ。体にも髪にも使える“瞬感ミストUV”の愛称でSNSでも話題を集めている。「WWDBEAUTY2023年上半期ベストコスメ」のバラエティー・ドラッグストア、ボディーケア部門でも新商品1位を獲得した。

同社は日やけ止めを使う人を対象に調査を実施。外出先で紫外線対策をしたくても、場所やタイミングを選ぶ必要があることから、約9割の人が塗り直しに対して潜在的なストレスを感じていることが分かった※2。また別の調査では、日やけ止めの塗り直しをしている人は約3割にとどまっていることも分かった※3

そこで、いつでもどこでも全身に気軽に使えるノンガスタイプの日やけ止め“ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト”を開発した。長年の紫外線研究知見を結集し、SPF50・PA++++の紫外線防御効果のある、液が透明なミスト剤型を実現した。噴霧すると、フレッシュシトラスの香りのミストが広がり、肌上で素早くジェル状に変化し、均一にムラなく密着する。

同商品は、塗布前に振る必要がなく、逆さにしても使えるほか、紫外線が気になる髪にも使える。スーパーウォータープルーフ(80分間の耐水試験で確認済み)仕様で、保湿成分のスクワランを配合した。さらに、日やけ止め市場において日本初※4となる、付け替え用商品もラインアップし、プラスチック使用量の削減(本体比56%減)にも取り組む。

※1 インテージSRI+日やけ止め市場、2021年1月~2022年12月、累計販売金額
※2 2021年花王調べ、N=100
※3 2021年花王調べ、N=477
※4 花王独自調査およびミンテルグループを用いた同社調べ、2022年11月

問い合わせ先
花王 消費者相談室
0120-165-692

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「ビオレUV」の日やけ止め“瞬感ミストUV”がベスコス受賞 “ポータブル発想”でいつでもどこでも全身ムラなくカバー

花王が日やけ止め市場No.1※1ブランド「ビオレUV(BIORE UV)」から今年発売した“ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト”SPF50・PA++++(60mL、1078円、編集部調べ)の売れ行きが好調だ。体にも髪にも使える“瞬感ミストUV”の愛称でSNSでも話題を集めている。「WWDBEAUTY2023年上半期ベストコスメ」のバラエティー・ドラッグストア、ボディーケア部門でも新商品1位を獲得した。

同社は日やけ止めを使う人を対象に調査を実施。外出先で紫外線対策をしたくても、場所やタイミングを選ぶ必要があることから、約9割の人が塗り直しに対して潜在的なストレスを感じていることが分かった※2。また別の調査では、日やけ止めの塗り直しをしている人は約3割にとどまっていることも分かった※3

そこで、いつでもどこでも全身に気軽に使えるノンガスタイプの日やけ止め“ビオレUV アクアリッチ アクアプロテクトミスト”を開発した。長年の紫外線研究知見を結集し、SPF50・PA++++の紫外線防御効果のある、液が透明なミスト剤型を実現した。噴霧すると、フレッシュシトラスの香りのミストが広がり、肌上で素早くジェル状に変化し、均一にムラなく密着する。

同商品は、塗布前に振る必要がなく、逆さにしても使えるほか、紫外線が気になる髪にも使える。スーパーウォータープルーフ(80分間の耐水試験で確認済み)仕様で、保湿成分のスクワランを配合した。さらに、日やけ止め市場において日本初※4となる、付け替え用商品もラインアップし、プラスチック使用量の削減(本体比56%減)にも取り組む。

※1 インテージSRI+日やけ止め市場、2021年1月~2022年12月、累計販売金額
※2 2021年花王調べ、N=100
※3 2021年花王調べ、N=477
※4 花王独自調査およびミンテルグループを用いた同社調べ、2022年11月

問い合わせ先
花王 消費者相談室
0120-165-692

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「ルドヴィック デ サン サーナン」2024年春夏コレクション

「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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「ルドヴィック デ サン サーナン」2024年春夏コレクション

「ルドヴィック デ サン サーナン(LUDOVIC DE SAINT SERNIN)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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「プーマ」と「プレジャーズ」がコラボスニーカーを発売 Y2Kや音楽カルチャーを融合

「プーマ(PUMA)」は、米カリフォルニア発ストリートブランド「プレジャーズ(PLEASURES)」とのコラボスニーカー“ベロファシス オーバーダイ プレジャーズ(VELOPHASIS OVERDYED PLEASURES)”を発売した。価格は2万2000円。プーマストア原宿キャットストリートとプーマストア大阪、プーマ公式オンライン、プーマ公式アプリ、一部取扱い店舗で販売する。

同モデルは、今年1月に登場した「プーマ」のスニーカー“ベロファシス”に、Y2Kカルチャーや「プレジャーズ」が得意とする音楽のサブカルチャー要素を合わせた。テクニカルな素材とパフォーマンス素材の組み合わせや、シューレースからソールまでをパープルの後染め加工によって、カスタマイズされたようなデザインに仕上げている。またソールは履き古したようなカラーリング、アッパーには半透明のパーツに「プレジャーズ」のロゴを配した。

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「プーマ」と「プレジャーズ」がコラボスニーカーを発売 Y2Kや音楽カルチャーを融合

「プーマ(PUMA)」は、米カリフォルニア発ストリートブランド「プレジャーズ(PLEASURES)」とのコラボスニーカー“ベロファシス オーバーダイ プレジャーズ(VELOPHASIS OVERDYED PLEASURES)”を発売した。価格は2万2000円。プーマストア原宿キャットストリートとプーマストア大阪、プーマ公式オンライン、プーマ公式アプリ、一部取扱い店舗で販売する。

同モデルは、今年1月に登場した「プーマ」のスニーカー“ベロファシス”に、Y2Kカルチャーや「プレジャーズ」が得意とする音楽のサブカルチャー要素を合わせた。テクニカルな素材とパフォーマンス素材の組み合わせや、シューレースからソールまでをパープルの後染め加工によって、カスタマイズされたようなデザインに仕上げている。またソールは履き古したようなカラーリング、アッパーには半透明のパーツに「プレジャーズ」のロゴを配した。

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藤原ヒロシの「フラグメント」が滋賀県産メロンとタッグ 1万円で販売

若手農家集団の「四季ファーマーズクラブ(SHIKI FARMERS CLUB)」は、藤原ヒロシの「フラグメント デザイン(FRAGMENT DESIGN)」の稲妻ロゴを入れた滋賀県産メロンを発売した。

同商品は“フラグメントメロン”と名付けられ、価格は1万円。四季ファーマーズクラブの公式オンラインストアでは、すでに“在庫切れ”となっている。

四季ファーマーズクラブは、高齢化が深刻視される農業界で、若手農家が中心となり、世界に向けて日本の農業の素晴らしさを届ける集団。

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カネボウ化粧品「センサイ」がグローバル戦略を加速 売上高3倍目指す

カネボウ化粧品のプレステージブランド「センサイ(SENSAI)」がグローバル戦略を加速する。グローバルプレステージ市場において「唯一無二の存在感を放つ」ブランドを目指し、2030年までに売上高を3倍に拡大する方針。その第1弾として、最高価格帯のスキンケア“UTM”シリーズ(4品目5品種、2万8600~8万5800円)を9月1日にリニューアル発売する。世界40カ国以上で順次発売し、日本は9月6日に販売を開始する。また、アジア市場拡大の足がかりとして、年内にブランド初となる旗艦店を中国・上海にオープンする。

1983年に誕生した「センサイ」は、「丁寧に繊細に生きる」をブランドコンセプトに掲げ、日本原産の小石丸シルクを主原料にメード・イン・ジャパンのモノ作りを訴求する。欧州を中心に40カ国以上で展開し、日本は“逆輸入”の形で2019年に導入した。

桜井郁子ブランドマネジャーは、「これまではある意味、ヨーロッパのローカルブランドであった。お客さまに日本の文化を伝えるとともに、ヨーロッパの文化と融合させた商品を提案しながら認知向上に努めてきた。これからは真のグローバルブランドになるためにヨーロッパはもちろんのこと、日本や中国、その他の国のお客さまに目を向けることが重要であると考えている。化粧文化が違う国に対し、我々が大切にしてきたものをどのようにアップデートできるか知恵を絞っていきたい。サステナブルの文脈でもブランドならではのアプローチを考えていく」と述べた。

各エリアの戦略では、基盤となる欧州市場は2030年に向けて高価格帯シリーズの強化とともに、特にメイクが強い北欧エリアを中心に独自のアイテムやメソッドを強化し、高収益化を目指す。なお、22年は新商品の売れ行きが好調で、前年を上回る実績を残した。

19年に導入した日本市場は、直後にコロナ禍に見舞われたが、22年は日本人客とインバウンド客の取り込みに成功。売上高は前年の2倍と大きく伸長した。今後は、外商や高級旅館でトリートメントを導入するなど富裕層との接点拡大を図る。現在、伊勢丹新宿本店、阪急うめだ本店、ジェイアール名古屋タカシマヤの3店舗で取り扱うが、今後も多店化は行わない予定。

21年に導入した中国市場は、「他のブランドがしのぎを削る高価格帯市場では、同様の戦い方ではなく『センサイ』ならではの価値を基盤に、ECが成熟した後に進出するメリットを最大限に生かした取り組みを目指す」と話す。特に中国人客は、最高峰の体験とともに確かな効果効能とエビデンスを重視する傾向があることから、オープン予定の上海の旗艦店は体験型店舗として位置付ける。中国のラグジュアリー層に向け、特別な体験ができる場を設けることでブランドへの理解を深め、EC事業との相乗効果を図る。最高級ホテルでスパトリートメントの導入も予定している。桜井ブランドマネジャーは、「今後、エリアを拡大しながらもブランドの軸となる価値をぶらさず、独自のラグジュアリー価値を研ぎ澄ました唯一無二の存在として築いていく」と意欲を燃やす。

“UTM”シリーズは、13年に最高級シリーズとしてデビュー。同ブランドのラグジュアリーの象徴ラインとして存在感を高めてきた。今回のリニューアルでは、花王グループが長年研究してきた皮膚科学に基づき、オートファジーなどの技術に着目した。化粧水2タイプ、乳液、クリームの4品のテクスチャーを見直し、肌と一体化するような使い心地へと進化。原料の一部に自然由来成分を配合するほか、パッケージの一部に再生素材を採用し、重厚さと軽やかさを融合させたデザインにリニューアルした。新“ザ クリーム N”は、新たにレフィルもラインアップする。

加えて、「日本の卓越したモノ作りの精神を讃える」一環として、手作り茶筒工房の老舗「開化堂」とコラボレーションをした限定商品(16万2800円)を欧州と日本で発売する。さらに、建築家の坂茂とともに、再生可能な素材を使用し、環境負荷の少ない工法での設置が可能なポップアップ空間をデザイン。各国のイベントに使用した後に、ポンピドゥー・センターのような芸術文化施設に寄付し、子供向けの展示や読書スペースなどに転用する予定だ。

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「シャネル」がツイードをハイジュエリーで表現 5つのテーマを通して発見するファブリックの魅力

「シャネル(CHANEL)」から新作ハイジュエリー“ツイード ドゥ シャネル”が登場した。2020年にツイードをテーマにしたハイジュエリー45点が登場。それをさらに表情豊かに進化させたのがこのコレクションだ。

インスピレーションとなったのは、英国スコットランドの丘陵や渓谷。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)は、ウエストミンスター公爵との交際を通してツイードに触れ、再解釈して自身のコレクションに加えた。ツイードは「シャネル」のスタイルを語るに欠かせないアイコン。スコットランド国境地帯を流れるツイード川が由来のこの素材は厳しい気候から身を守る柔らかい“甲冑”のような存在で、スコットランドの人々によりさまざまな柄で織られてきた。シャネル自身、ツイードのリッチなテクスチャーやその表現のバリエーションの豊かさ、素材としての味わい深さに魅了されたに違いない。

ツイードの本質に迫るハイジュエリー

20年に登場したハイジュエリーで、ツイードのしなやかさや風合いをジュエリーで表現した「シャネル」ファイン ジュエリーのパトリス・ルゲロー=クリエイション スタジオ ディレクター。「ツイードの表現をより深く追求したい」と今年の新作のテーマに選んだ彼もシャネルと同様に、ツイードに魅了された一人だ。今年新たに登場した63点のハイジュエリーを通して、再びツイードの魅力を紐解いた。単色または多色使いで生地の織を再現し、刺しゅうやフリンジ、オープンワークを施してツイードの本質を表現している。

宝石の美しさを引き出すためにセッティングを再設計し、クリエイションの構造そのものでツイードのしなやかさを表現。ゴールドやパール、宝石を織り重なる糸のようにつなぎあわせたり、透かし細工を施したりしてツイードのふんわりとした風合いを出すなど、緻密な職人技を駆使している。フリンジをあしらった軽やかなジュエリーは、宝石でつくったファブリックのようだ。

メゾンのアイコンへの愛とイマジネーション、そしてサヴォアフェール、職人技が融合された自由なクリエイションが実現した。

5つのアイコン、そしてカラー

“ツイード ドゥ シャネル”は5つのテーマとカラーでツイードを探求してジュエリーへ昇華している。ホワイトのリボン、ピンクのカメリア、ブルーの背景に煌めくコメット、イエローの太陽、レッドの閃光が輝くライオンだ。どれもシャネルが愛した5つのアイコン。これらは、ネックレスやブレスレット、リング、イヤリングなどの主役としてモチーフにあしらわれたり、クラスプの中で繊細に表現されたりしている。

“リボン”は留め具や装飾として取り入れられる、「シャネル」のオートクチュールに欠かせない存在。“ツィード ドゥ シャネル”でも、ツイードに織り交ぜられながら素材に柔らかさや遊びを加える存在として登場している。ツイード上の刺しゅうのようにピンクのサファイアを散りばめて描かれているのが“カメリア”のモチーフだ。“コメット”は、ラピスラズリやオニキスの夜空にイエローダイヤモンドやサファイヤの星が輝くイメージ。獅子座であったシャネルにとって“太陽”と“ライオン”も重要なモチーフだ。イエローゴールドのツイードにダイヤモンドとベリルで光のゆらめきを描いて“太陽”を表現したり、ルビーやスピネル、スペサルタイトガーネットで彩ったツイードに“ライオン”のモチーフを飾ったり、モチーフとカラーでツイードの表情に奥行きを与えている。

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少子化対策とZ世代の理解は喫緊の課題【今週のビューティ展望】

ビューティ・インサイトは、「WWDJAPAN.com」のニュースを起点に識者が業界の展望を語る。今週は、化粧品・日用品企業が狙うべきターゲット層の話。

【賢者が選んだ注目ニュース】
「白湯メイク」に「純欲メイク」 存在感高まる中国コスメ、背景を「中国女子の呟き」さんに聞く
「Z世代が選ぶ2023年上半期トレンドランキング」発表“純欲メイク”がランクイン

佐藤和佳子/三菱UFJモルガン・スタンレー証券 シニアアナリスト プロフィール

(さとう・わかこ)1992年に岡山大学大学院自然科学研究科修了、同年住友信託銀行に入社。94年から株式アナリスト業務、2006年入社のみずほ証券を経て19年5月から現職。日経ヴェリタスのアナリストランキングにおいてトイレタリー・化粧品セクターで17年から6年連続で1位を獲得

厚生労働省は6月2日、日本の1人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す合計特殊出生率が、2022年は1.26(前年は1.30)と、05年と並んで過去最低だったと発表した。少子化対策が強化される一方、財源には社会保険料の上乗せや、75歳以上の医療費負担の引き上げが検討され、6月からは電気料金の値上げが実施されるなど、本質的な背景にある経済負担や将来への不安が軽減されるのかが不安なところだ。化粧品・日用品業界においては、総人口に占める割合が高いシニアにフォーカスしがちでもある。その戦略は正しいが、少子化対策は、ベビー用品を扱うピジョンなどの育児用品業界しか恩恵がないのだろうか。

総務省の22年の家計調査から「理美容品(化粧品)」消費額を年齢別に見ると、ほぼ「年功序列」であることが分かる。しかし、50代の消費額は10年の20代比58%増から22年は同20%増、40代は同50%増から同12%増まで差が縮小しており、22年の60~70代の消費額は20代よりも低い。ちなみに消費額は、00年を100とした場合、22年の20代は161、30代は151、40代は129、50代は139、60代は127で、20代の消費額の伸びが大きい。人口が増え、1人当たりのGDPが成長すれば化粧品市場は確実に大きくなる。少子化対策で若年層が増加するならば、化粧品業界にとっても高成長をもたらす好影響が期待できるということである。

少子化対策が求められる中、ユニ・チャームは「妊活」に向けたおりものシートを発表した。目新しい商品で、普段の体調変化を簡便な形で知ることができる側面もあり、今後は体調の変化などを知るツールとしての多くのポテンシャルを感じた。同社は以前からシニア社会の中での商品開発で先行するが、こうしたミレニアル世代のニーズも取り込み、全方面で「価値転嫁」と呼ぶ高付加価値品の開発を継続している。ともあれ出生数の増加は、他の消費財以上にこの業界のメリットになる。商品開発を通じて、社会課題の解決を図り、業績も拡大できるセクターであってほしい。

今の中国の消費の変化は、

バブル崩壊後の日本と酷似 最近、中国の若者の消費に対する変化についての記事をよく見かけるようになった。夜行列車や安宿を利用して出費を抑える「特殊兵式旅行」と呼ばれる弾丸旅行の中国の若者の間での流行は、日本のバブル崩壊後にブームとなったバックパッカーを思い出させる。また、浪費をしないミニマリストであることが美徳という考えも流行しているらしいが、こうした動きも日本のバブル後と同じである。中国の消費者に現在起こっている変化は、30年前の日本とあまりにも似ている。 日本のZ世代のトレンドはというと、Z総研が発表した「Z世代が選ぶ2023年上半期トレンドランキング」によると「純欲メイク」が流行しているそうだ。「純欲」は「純真無垢」と「色欲」を掛けた言葉で、発信元は中国のKOLであるという。「あどけなさ×色っぽさ」を意味しており、日本でも流行。それに応じたメイクを紹介する動画やSNS投稿を多く見かける。日本と中国は共に漢字の表記があり、言葉が違っても、理解しやすいことも影響しているのだろう。

このトレンドしかり、中国や韓国の化粧品が売れている中、日本の化粧品企業は中国のインバウンドなど中国人客の対策に気を取られ、自国のZ世代のニーズをつかみきれていない。日本市場では、少子高齢化でシニア向けの取り組みを重んじるがゆえに、元気がよく消費も活発なZ世代のニーズを中国や韓国に奪われているように感じる。

セルフ化粧品のエイジングスキンケア市場は、コロナ禍前の需要水準に戻ってはいないという。前述のように、化粧品の消費額は年金受給の始まる65歳あたりから急減する傾向にある。エイジングのターゲット世代からバブル世代が抜け、就職氷河期世代が入ろうとするタイミング。果たして、化粧品はプレステージに絞ることが正解なのだろうか。 トレンド変化は、化粧品業界の常である。ともあれ、ホームランドのトレンド変化から生まれる市場くらい日本の企業が牛耳ってほしいものだ。

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