伊勢丹新宿本店、クリアランスのすべり出し好調 初日の並び客は2318人

百貨店主要5社の2023年6月度業績は、おしなべて1割程度の増収だった。ラグジュアリーブランドなど高額品の好調継続に加え、外出機会の増加により、盛夏向けの衣料品や帽子、サンダルなどの服飾雑貨がよく動いた。

各社の前年と比較した売上高は、三越伊勢丹が14.3%増(19年同月比10%増)、高島屋が7.4%増(同横ばい)、大丸松坂屋百貨店が13.4%増(同1.3%増)、そごう・西武が7.4%増(同9.3%減)、阪急阪神百貨店が12.7%増(同9.6%増)。いずれの百貨店もコロナ前の19年の業績を超えるか、それに近い水準まで業績が回復している。

セール縮小、正価シフトは継続

6月30日から7月1日にかけて、各社の夏のクリアランスセールがスタートした。三越伊勢丹の伊勢丹新宿本店の初動3日間(6月30日〜7月2日)は、昨年よりも好調なすべり出し。初日の開店前の並び客は2318人で、前年比約10%増だった。カットソーやブラウスなど、今すぐ着られる夏物衣料の売れ行きがいいという。

ただ百貨店全体では「セール縮小、正価品シフト」の傾向にある。大丸松坂屋百貨店は衣料品売り場の面積を段階的に減らしている影響もあり、セール品の売り上げは19年比約2割減。阪急阪神百貨店の阪急本店は、「セールがスタートしてからもプロパー(正価品)の反応の方がいい」(同社広報)という。高島屋のセール売り上げは前年並みにとどまるが、「特価品をフックとした増収効果」に期待する。

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「ヴィセ」から“毛流れ”に着目したアイブロウアイテムが登場 ミントカラーのアイブロウパウダーも

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ(VISEE)」は8月21日、眉用スタイリング料、アイブロウペンシル、アイブロウパウダーの3アイテムを発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアや量販店など。

眉の毛流れを整えるスタイリング料“ブロウ リフト”(6mL、1430円※編集部調べ)は、メイクの仕上げに塗布することで、眉の1本1本をコーティングし形をしっかりとキープする。眉を立ち上げながら整えることで、簡単に立体感のある眉に仕上げる。

ペンシルとパウダーを兼ね備える“アイブロウ ソードペンシル&パウダー”(全3色、限定1色、各1320円※編集部調べ)は、形状に特徴を持つ。ペンシルはなぎなたのような形状で、細い線と太い線を繊細に書き分ける。パウダーは、先端に向けて細くなるチップを採用。広い面と狭い面を使い分けながら塗布することで、ふんわりとぼかすことができる。“ナチュラルブラウン”、“ベージュアッシュ”、“ピンクアッシュ”の3色をそろえ、 “ニュアンスグレー”を限定色としてラインアップする。

“リシェ アイブロウパウダー”(3g、1210円※編集部調べ)からは、ミントカラーと2色のブラウンカラーを組み合わせた限定色“ニュアンスミント”が仲間入り。パールを配合した透明感のあるカラーと合わせて使用することで、眉だけでなく鼻筋の陰影も演出する。

「ヴィセ」は、眉に毛流れを作るアイブロウサロンのメニューに着目し、今回のアイテムを開発。アイブロウサロンに通い、眉毛の長さや形、毛流れを整える人が増加していることから、サロンに通わなくても、“自分の理想の眉”をかなえるアイテムをラインアップした。

3アイテムのほか、既存の“リシェ アイブロウ エンハンサー”(0.55g、1210円※編集部調べ)を使用することで、眉回りを自然に整えることができる。同アイテムは、眉を立体的に仕上げるための専用コンシーラー。ハイライト効果で眉の輪郭を縁取り、眉回りを明るく仕上げる。眉を「描く」のではなく「際立たせる」という新しいスタイルで、アイブロウ市場をけん引した。

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「ヴィセ」から“毛流れ”に着目したアイブロウアイテムが登場 ミントカラーのアイブロウパウダーも

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ(VISEE)」は8月21日、眉用スタイリング料、アイブロウペンシル、アイブロウパウダーの3アイテムを発売する。取り扱いは、全国のドラッグストアや量販店など。

眉の毛流れを整えるスタイリング料“ブロウ リフト”(6mL、1430円※編集部調べ)は、メイクの仕上げに塗布することで、眉の1本1本をコーティングし形をしっかりとキープする。眉を立ち上げながら整えることで、簡単に立体感のある眉に仕上げる。

ペンシルとパウダーを兼ね備える“アイブロウ ソードペンシル&パウダー”(全3色、限定1色、各1320円※編集部調べ)は、形状に特徴を持つ。ペンシルはなぎなたのような形状で、細い線と太い線を繊細に書き分ける。パウダーは、先端に向けて細くなるチップを採用。広い面と狭い面を使い分けながら塗布することで、ふんわりとぼかすことができる。“ナチュラルブラウン”、“ベージュアッシュ”、“ピンクアッシュ”の3色をそろえ、 “ニュアンスグレー”を限定色としてラインアップする。

“リシェ アイブロウパウダー”(3g、1210円※編集部調べ)からは、ミントカラーと2色のブラウンカラーを組み合わせた限定色“ニュアンスミント”が仲間入り。パールを配合した透明感のあるカラーと合わせて使用することで、眉だけでなく鼻筋の陰影も演出する。

「ヴィセ」は、眉に毛流れを作るアイブロウサロンのメニューに着目し、今回のアイテムを開発。アイブロウサロンに通い、眉毛の長さや形、毛流れを整える人が増加していることから、サロンに通わなくても、“自分の理想の眉”をかなえるアイテムをラインアップした。

3アイテムのほか、既存の“リシェ アイブロウ エンハンサー”(0.55g、1210円※編集部調べ)を使用することで、眉回りを自然に整えることができる。同アイテムは、眉を立体的に仕上げるための専用コンシーラー。ハイライト効果で眉の輪郭を縁取り、眉回りを明るく仕上げる。眉を「描く」のではなく「際立たせる」という新しいスタイルで、アイブロウ市場をけん引した。

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「麻布台ヒルズ」高さ330m日本一の高層ビル完成 今秋開業、高感度な商業施設も

2023年秋に開業予定の複合施設「麻布台ヒルズ」(東京都港区)のA街区(麻布台ヒルズ森JPタワー)とC街区(ガーデンプラザ)が6月30日に竣工し、7月3日に関係者を集めて竣工式が行われた。

麻布台ヒルズは、森ビルおよび日本郵便が参加組合員として参画し、虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合が開発する。コンセプトは"緑に包まれ、人と人をつなぐ「広場」のような街〜Modern Urban Village"。約8.1ヘクタールの広大な計画区域のうち緑化面積は約2.4ヘクタールを占める。

それぞれの街区の低層部に入る商業施設の面積は約2.4万平方メートル。ファッション、ビューティー、カルチャー、アート、ウェルネスなど150店舗が営業する。現時点でテナントの顔ぶれは発表されていないが、ファッションに関してはラグジュアリーブランドやセレクトショップなど高感度な店舗が充実する見通しだ。

A街区は、高さ330mの森JPタワーが施設の象徴になる。開業時点では高さ日本一の高層ビルになる。最新鋭のオフィスフロアと大型の商業施設のほか、ラグジュアリーリゾートを手掛けるアマンによる「アマンレジデンス 東京」、高度な専門性を持つ大学病院スタッフが提供する人間ドック「慶應義塾大学予防医療センター(仮称)」、50カ国以上・約700人の生徒が在籍するインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」などで構成する。

C街区は、ロンドン五輪の聖火台などで知られるトーマス・ヘザウィック氏(英国)がデザインした。C街区を含む麻布台ヒルズの低層部デザインは、ヘザウィック・スタジオが日本で初めて手掛けた建築プロジェクトとなる。

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【2023年秋コスメ】「ポール & ジョー」がアイライナーとリップを発売 テーマは秋の散歩道

「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」は8月1日、2023年秋コレクションを数量限定で発売する。テーマは秋の散歩道を表現した“プティ プロムナード”で、リキッドアイライナーやリップスティック、リップ専用ケースの3アイテム。予約は7月18日に受け付けを開始する。

定番商品のリキッドアイライナー“リキッド アイライナー CS”(各2750円)は、秋の限定色としてオレンジ、グリーン、ピンクの3色を販売する。0.01mmの極細な筆先で、目頭や目尻のラインなどの細かな部分まで思いのままに描くことができる。

“リップスティック CS”(リフィル、各2200円)は唇の体温でとろけるリップスティックで、くすみカラーの限定色のローズ、ブラウン、ピンクが登場する。唇の水分を吸収してゲル化するラスティングポリマーを配合。よれにくく、美しい仕上がりと潤いが長時間持続する。なお、リップ専用のリップケース(限定、各1100円)も3種用意した。

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「アンドビー」主力の“UV プライマー”から限定色が登場 ブランド初のグリッターライナーも

「アンドビー(& BE)」は7月14日、年間45万本を売り上げるヒットアイテム“UV プライマー”の限定色と、ブランド初となる高輝度ラメ配合のリキッドアイライナーを数量限定で発売する。ブランド公式サイトやロフト、プラザなどで取り扱う。

化粧下地“UV プライマー”[SPF50+ PA++++](36g、2750円)から、ベージュカラーをベースに、ゴールドパールを配合した“シャイニーグロウ”が限定で登場する。大粒のゴールドパールが光を乱反射させ、肌の赤みやシミ、くすみ、凹凸による影をカバーし、“毛穴レス”な艶肌をかなえる。ノンケミカル処方でありながら高い紫外線カット効果を実現し、石けんオフが可能。「艶肌補正」、「日焼け止め」、「美容液」の3役を兼ね備え、滑らかに肌に馴染むテクスチャーで、肌の潤いを長時間キープする。

ブランド初のリキッドアイライナー“グリッターライナー”(全2色、各1760 円)は、青く輝くグリッターを配合した深みのあるブルーカラー“サファイアグリッター”と、黄緑とゴールドのパールを配合したオリーブカラー“エメラルドグリッター”の2色をそろえる。グリッターライナー専用の程よくコシのある筆で、ひと筆でしっかりと発色。手ブレしにくく、繊細なラインからインパクトのある太いラインまでテクニックなしで自在に描くことができる。ウォータープルーフで汗や水に強く、滲みにくい処方でありながらお湯と洗顔料で簡単にオフできる。

同日、“ネオンスポンジセット”(全1種、2750円)を発売する。定番のブラックとネオンカラー3色を合わせた4個セット。パウダーにもリキッドにも使えるコーン型のメイクスポンジで、尖った先端と側面を使い分け、目元や小鼻周りの細かい箇所から広い箇所まで仕上げることができる。

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「アンドビー」主力の“UV プライマー”から限定色が登場 ブランド初のグリッターライナーも

「アンドビー(& BE)」は7月14日、年間45万本を売り上げるヒットアイテム“UV プライマー”の限定色と、ブランド初となる高輝度ラメ配合のリキッドアイライナーを数量限定で発売する。ブランド公式サイトやロフト、プラザなどで取り扱う。

化粧下地“UV プライマー”[SPF50+ PA++++](36g、2750円)から、ベージュカラーをベースに、ゴールドパールを配合した“シャイニーグロウ”が限定で登場する。大粒のゴールドパールが光を乱反射させ、肌の赤みやシミ、くすみ、凹凸による影をカバーし、“毛穴レス”な艶肌をかなえる。ノンケミカル処方でありながら高い紫外線カット効果を実現し、石けんオフが可能。「艶肌補正」、「日焼け止め」、「美容液」の3役を兼ね備え、滑らかに肌に馴染むテクスチャーで、肌の潤いを長時間キープする。

ブランド初のリキッドアイライナー“グリッターライナー”(全2色、各1760 円)は、青く輝くグリッターを配合した深みのあるブルーカラー“サファイアグリッター”と、黄緑とゴールドのパールを配合したオリーブカラー“エメラルドグリッター”の2色をそろえる。グリッターライナー専用の程よくコシのある筆で、ひと筆でしっかりと発色。手ブレしにくく、繊細なラインからインパクトのある太いラインまでテクニックなしで自在に描くことができる。ウォータープルーフで汗や水に強く、滲みにくい処方でありながらお湯と洗顔料で簡単にオフできる。

同日、“ネオンスポンジセット”(全1種、2750円)を発売する。定番のブラックとネオンカラー3色を合わせた4個セット。パウダーにもリキッドにも使えるコーン型のメイクスポンジで、尖った先端と側面を使い分け、目元や小鼻周りの細かい箇所から広い箇所まで仕上げることができる。

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義足のアーティスト片山真里が「セルジオ ロッシ」のハイヒールを履いて見た景色

片山真里 プロフィール

(かたやま・まり):1987 年群馬県出身。2012 年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。自らの身体を模した 手縫いのオブジェ、ペインティング、コラージュのほか、それらの作品を用いて細部まで演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。アーティストとしての活動に留まらず、歌手、モデル、講演、執筆など、幅広く活動している。主な展示に2019 年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow, ロンドン, イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、 東京、日本)、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、日本)、 2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本)など。主な出版物に2019 年「GIFT」 United Vagabondsがある。2019 年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。主なコレクション先に、テート・モダン(ロンドン、イギリス)、森美術館(東京、日本)、東京都写真美術館(東京、日本)など。

片山真里は9歳から両足を義足で歩くアーティストだ。国際的にも高く評価されている作品発表と並行して、2011年からは「ハイヒールを自由に選択できる一つ」とすべく、義足を製作し、街を歩き、ステージに立つ “ハイヒール・プロジェク”を続けている。「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」はこのプロジェクトに賛同し、22年から参画。日伊で対話と試行錯誤を重ね、同年10月に一足のハイヒールにたどり着いた。片山と靴の職人たちが探した“美”とは? 6月に東京で開かれた片山の個展会場で話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):“ハイヒール・プロジェクト”を始めたきっかけは?

片山真里(以下、片山):美大の学費を稼ぐためにしていた夜の仕事でした。周囲には体のことを伝えず、接客をしたり、歌ったりしていたけど、あるとき酔っ払いのお客さんに「ハイヒール履いていない女は、女じゃない!」とお酒をかけられて。よくある一コマかもだけど、すごく悔しくて。ふとステージでモデルを務めていた母のことを思い出しました。

子供の頃、当時の私はまだ足はあったけど、先天性の奇形で足裏が湾曲し地面に付かず、骨がどんどん曲がってきちゃう病気で、矯正用のブーツを履いていました。ある時、母のステージ写真を見つけて「綺麗な靴を履いてドレスを着てママ、素敵!」と言ったことがある。そしたら次の日には写真と、おまけに下駄箱のハイヒールが全部片付けられていた。母の靴に足を入れて「ママの靴が履けた!」と見せ、母は笑ってくれたけどなぜだか罪悪感をおぼえたことも。おちゃらけすら、母を傷つけてしまう。シングルマザーの母は、娘の足について「自分に原因があるんじゃないか」という思いをずっと抱えて生きてきたと、今、自分も母になってわかります。

WWD:それがハイヒールとの関係の始まり?

片山:そうです。だから、母を悲しませないために、ハイヒールという希望は心の中に封印しちゃった。だけど酔っ払いにお酒をかけられたことで「その思い出、君ずっと隠し持っているでしょ?」と秘密を見透かされた気がしたんですよ。悔しさと、自分の心に気づいちゃった気持ちとでいても立ってもいられず、そのまま朝方、店から義足の病院へ向かい、担当の義肢装具士さんに「今一番高くハイヒールが履ける義足部品を取り寄せて!」と伝えた。答えは「あるけど、保険適応外だからアメリカ製を自腹で買わなきゃいけないよ」。2足で60万円、取り寄せて買いました。

ただ、義足は届いたけど、合う靴がなかった。「シンデレラシューズを探すんだ!」ってワクワクしながら靴コーナーに向かうけど、全然ない。やっと見つけても、義足が強すぎるから数歩歩くと壊れて、靴から指が出ちゃったりね。私には足首のクッションがないから、道具として強くなりすぎてしまう。

WWD:それはハードな経験ですね。

片山:そんなとき、大学の先生が「あなたのやっていることは、れっきとしたアートプロジェクトだからきちんと発表しなさい」とアドバイスをくれた。そこから靴の学校や専門家、足や障害者リハビリの専門家のもとへ学びに行き、コミュニティがどんどん広がりました。障害者用の病院に行ったのは、子供のとき以来です。筋トレをして、丈の長い服を着れば義足であることを誰にも気づかれず、歩いてこられたから。コミュニティに入ったことで、色々な問題に切実に向き合っている人たちと出会いました。

WWD:例えば?

片山:障害者が日本の社会福祉制度でどのような扱いを受けているのか、自分は気にしないように生きてきたけど、「障害者と装い」の研究をしている先生からは「『50年前と今では状況は変わっていない。障害者がこの世に生きているだけで100点満点だから、なぜ装いなんて贅沢なものを望むの?それ以上何を望むの?』と言われるのが日本社会。そういう状況が今も変わらない」と教えてもらった。装いはリハビリや障害者支援には含まれていないのです。

実際私も、義足の肌色をピンクや黄色、赤に塗るだけでも福祉対象としては「ダメ」だと言う自治体がある。色が変わることでなんの不利益もないのに、ダメである理由の説明もない。「あなたたちは税金のサポートもあり生活しているのだから、贅沢を言ってはいけない」。そんな無言の圧力が日々降り注いでくる。たとえば左足の高性能の義足は、国では(福祉の申請が)下りるけど、県はNG。高性能な方が安全で、それにより私は三脚を使った撮影、つまり仕事や育児ができていると主張しても、窓口の人に「そんなに危険と隣り合わせの仕事と、安全性とどちらを取るんですか?育児は審査の中には入りません」と言われる。よく聞く「生きがいのある仕事」を障害者が求めたら、この回答です。これは今年4月の話です。

WWD:10年前の話かと思ったら、最近ですか。私なら喧嘩しそうになります。

片山:私の母は役所といつも喧嘩をしていました。“人権”を言葉で理解したつもりになっているだけで、発言と行動と伴っていないシーンにはよく出会います。装い支援の人や障害者当事者の人たちは、同じ問題を共有していると思う。それでも、当事者たちが「わかる!」と愚痴を言っているだけでは絶対に変わらない。当事者の意見として発言しちゃうと、そこで終わってしまう。

「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とは

WWD:なぜ女性はハイヒールを履きたいのだろう?

片山:私は、単純にハイヒールを履いた時の足の形に惹かれます。つま先にツンっと力が入り、踵がクッっとなる、あの形です。自分の足はコッペパンみたいにツルツルでぺたんこ。ミケランジェロは「人間が作ったものの中で最高傑作は足だ!」って言っており、私も「だよね!」と思う。足は人間の体の中で骨の数が多いんですよ。そのたくさんの骨が重なり合って入り組んで作られる、美しい形と美しい動き。それが、ハイヒールを履いているときに強調されます。これは私のすごくフェティッシュなところですね(笑)。

WWD:ハイヒール談義は「男性の目を意識してか否か」という話になりがちだけど、それとは別に造形美としてのハイヒールの美しさもある、と。

片山:私は人間の体の美しさが本当に好きです。ハイヒールを通した人間の体の、最高傑作の濃縮された一滴が、足だと感じる。作品を入れる額縁の装飾に貝殻をよく使うのは、貝殻が黄金比でできているから。人間は黄金比に触れたとき、「美しい」と思うらしいですね。生き物全てに、その黄金比がある。身体のバランスにコンプレックスを抱く人は多いけど、全体像を見るとそれが正しくて整っている。だから、そもそも生きているだけで美しい。

美しくないものもアートだ、と言われるけど、私は美しいものを作りたいし、見たい、信じたい。体から、足から続くハイヒールには、体そのものを見ている気にさせられる。それがハイヒールに対する自分の中の「美しいものが好き」と言う感情です。

WWD:「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とはなんですか?

片山:プロジェクトに入る前、撮影用にパンプスを借りました。「オズの魔法使い」の銀色の靴をイメージしてね。それが届いた時、パンプスを触っただけで「これは足だ!自分が欲しかった足だ!」と思いました。足が入ってないパンプスなのに。「いい足ですね!」と、造形美の中に人間の体の美しさを感じました。セルジオ・ロッシさんの言葉に「靴は女性の脚の完璧な延長である」 という言葉があり、私も「そうだね!」と思った。だから「この人たちに靴を作ってもらったら、もしかしたら、自分がずっと欲しいと思っていた美しい足をゲットできるかもしれない」と思った。そういう希望と期待で十分でした。

WWD:十分?今までは妥協した回答しか、人から得なかったから?

片山:そうです。「福祉×アート」や「福祉×ファッション」がなぜこれまでは表層的な関わりしかできなかったのか。それは、やればやるほど技術的な問題やライセンの問題が出てくるからです。靴を履くための義足の部品のような専門的な話になると途端に難しくなる。

どんな美を求めたか、何を目指していったか、その答えは、福祉とデザインチームとの間で共通言語を探って作っていく行為の中にありました。たとえば義足的には、接地面積や並行であること、部品とハイヒールがしっかり一体化し、遊びが無いようにすることなどが大切。「セルジオ ロッシ」チームは美しいデザインに対する妥協がない。間に入る「セルジオ ロッシ」の日本のスタッフが日本語とイタリア語の翻訳を介して双方のニュアンスを理解し、伝える。すごいことです。その対話を経て、美しいものができるのですよね。

WWD:ヒールの高さを決めたのは誰ですか?

「セルジオ ロッシ」スタッフ:インハウスのデザインチーム のひとりシモーネ(Simone)です。高さは11センチで傾斜が7.7センチ。ヒールとプラットフォームとボディのバランスと、アイコン的な彫刻的なヒール、「大胆でアクティブな女性にはいてほしい」というコンセプトからこうなりました。

リップやハイヒールがなぜ必要なんだろう?

WWD:ハイヒールを手にして、何を手に入れましたか?

片山:(プロトタイプを)受け取った途端、「私の足だ!」と思った。不思議です。靴に入るのは義足なのに、入っている足が想像できる。だから、「美しくて惚れ惚れする…」ではなくて、「すぐに履いて歩いて撮影したい!」となりました。「セルジオ ロッシ」のファクトリーで職人の女性がこの靴を縫っている光景を見たときに、「“ハイヒール・プロジェクト”がみなのプロジェクトになった」という思いがこみ上げてきたんですね。だから靴が自分の手元にやってきたら「次は私の仕事、撮影だ」となった。

WWD:プロジェクトの入り口では“怒り”が大きかった。でも、写真作品からはそれがあまり感じられない。

片山:悔しさは生きる原動力にはなるけど、きっかけに過ぎず、完成にたどり着くまでには過程がある。私は、浮かんだキーワードを頭の中の宝箱に入れいきます。キラキラ輝く瞬間は、悔しさの中にさえあるんですよ。それをなるべく綺麗な状態で宝箱に入れて、「制作しよう」となったら開く。すると美しく並んだ要素が見えてくる。

自分のために始めたハイヒール・プロジェクトでしたが、その過程で多くの人と出会ううちにハイヒールでステージに立ち、「もっと社会に出よう、恋をしよう、人と出会おう」というメッセージを伝えたり、「靴一足で自尊心やプライドが保たれる。“人間的な生活”ができるのになぜ認めてくれないの?」と話をしたりすることが目標になってゆきました。

WWD:リップを塗ったりハイヒールを履いたり、ドレスを着たり…。こういった行為はなんで幸せなのだろう?

片山:今の自分が一番好きだったり、鏡を見て「自分、可愛いじゃん!」と思ったり。その気持ちを一番引き出してくれるからじゃないかな。

若い頃は、リップやネイルやウィッグは自分を曝け出さないための“鎧” だった。振り返ってみてもそれは間違ったことではないと思う。でも今はシンプルに“自分が心地良くなるため”かな。自分で選ぶ選択肢ができた今は、ハイヒールを「嫌だな」と思えば履かなくていいし、戦うために自分が必要なら、もしくは気分を上げたいなら履いたらいい。理由はなんでもいい。選べること、それ自体が重要なのです。

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義足のアーティスト片山真里が「セルジオ ロッシ」のハイヒールを履いて見た景色

片山真里 プロフィール

(かたやま・まり):1987 年群馬県出身。2012 年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。自らの身体を模した 手縫いのオブジェ、ペインティング、コラージュのほか、それらの作品を用いて細部まで演出を施したセルフポートレイトなど、多彩な作品を制作。アーティストとしての活動に留まらず、歌手、モデル、講演、執筆など、幅広く活動している。主な展示に2019 年「第58回ヴェネチア・ビエンナーレ」(ヴェネチア、イタリア)、「Broken Heart」(White Rainbow, ロンドン, イギリス)、2017 年「無垢と経験の写真 日本の新進作家 vol.14」(東京都写真美術館、 東京、日本)、2016 年「六本木クロッシング 2016 展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、東京、日本)、 2013 年「あいちトリエンナーレ 2013」(納屋橋会場、愛知、日本)など。主な出版物に2019 年「GIFT」 United Vagabondsがある。2019 年第35回写真の町東川賞新人作家賞、2020年第45回木村伊兵衛写真賞を受賞。主なコレクション先に、テート・モダン(ロンドン、イギリス)、森美術館(東京、日本)、東京都写真美術館(東京、日本)など。

片山真里は9歳から両足を義足で歩くアーティストだ。国際的にも高く評価されている作品発表と並行して、2011年からは「ハイヒールを自由に選択できる一つ」とすべく、義足を製作し、街を歩き、ステージに立つ “ハイヒール・プロジェク”を続けている。「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」はこのプロジェクトに賛同し、22年から参画。日伊で対話と試行錯誤を重ね、同年10月に一足のハイヒールにたどり着いた。片山と靴の職人たちが探した“美”とは? 6月に東京で開かれた片山の個展会場で話を聞いた。

WWDJAPAN(以下、WWD):“ハイヒール・プロジェクト”を始めたきっかけは?

片山真里(以下、片山):美大の学費を稼ぐためにしていた夜の仕事でした。周囲には体のことを伝えず、接客をしたり、歌ったりしていたけど、あるとき酔っ払いのお客さんに「ハイヒール履いていない女は、女じゃない!」とお酒をかけられて。よくある一コマかもだけど、すごく悔しくて。ふとステージでモデルを務めていた母のことを思い出しました。

子供の頃、当時の私はまだ足はあったけど、先天性の奇形で足裏が湾曲し地面に付かず、骨がどんどん曲がってきちゃう病気で、矯正用のブーツを履いていました。ある時、母のステージ写真を見つけて「綺麗な靴を履いてドレスを着てママ、素敵!」と言ったことがある。そしたら次の日には写真と、おまけに下駄箱のハイヒールが全部片付けられていた。母の靴に足を入れて「ママの靴が履けた!」と見せ、母は笑ってくれたけどなぜだか罪悪感をおぼえたことも。おちゃらけすら、母を傷つけてしまう。シングルマザーの母は、娘の足について「自分に原因があるんじゃないか」という思いをずっと抱えて生きてきたと、今、自分も母になってわかります。

WWD:それがハイヒールとの関係の始まり?

片山:そうです。だから、母を悲しませないために、ハイヒールという希望は心の中に封印しちゃった。だけど酔っ払いにお酒をかけられたことで「その思い出、君ずっと隠し持っているでしょ?」と秘密を見透かされた気がしたんですよ。悔しさと、自分の心に気づいちゃった気持ちとでいても立ってもいられず、そのまま朝方、店から義足の病院へ向かい、担当の義肢装具士さんに「今一番高くハイヒールが履ける義足部品を取り寄せて!」と伝えた。答えは「あるけど、保険適応外だからアメリカ製を自腹で買わなきゃいけないよ」。2足で60万円、取り寄せて買いました。

ただ、義足は届いたけど、合う靴がなかった。「シンデレラシューズを探すんだ!」ってワクワクしながら靴コーナーに向かうけど、全然ない。やっと見つけても、義足が強すぎるから数歩歩くと壊れて、靴から指が出ちゃったりね。私には足首のクッションがないから、道具として強くなりすぎてしまう。

WWD:それはハードな経験ですね。

片山:そんなとき、大学の先生が「あなたのやっていることは、れっきとしたアートプロジェクトだからきちんと発表しなさい」とアドバイスをくれた。そこから靴の学校や専門家、足や障害者リハビリの専門家のもとへ学びに行き、コミュニティがどんどん広がりました。障害者用の病院に行ったのは、子供のとき以来です。筋トレをして、丈の長い服を着れば義足であることを誰にも気づかれず、歩いてこられたから。コミュニティに入ったことで、色々な問題に切実に向き合っている人たちと出会いました。

WWD:例えば?

片山:障害者が日本の社会福祉制度でどのような扱いを受けているのか、自分は気にしないように生きてきたけど、「障害者と装い」の研究をしている先生からは「『50年前と今では状況は変わっていない。障害者がこの世に生きているだけで100点満点だから、なぜ装いなんて贅沢なものを望むの?それ以上何を望むの?』と言われるのが日本社会。そういう状況が今も変わらない」と教えてもらった。装いはリハビリや障害者支援には含まれていないのです。

実際私も、義足の肌色をピンクや黄色、赤に塗るだけでも福祉対象としては「ダメ」だと言う自治体がある。色が変わることでなんの不利益もないのに、ダメである理由の説明もない。「あなたたちは税金のサポートもあり生活しているのだから、贅沢を言ってはいけない」。そんな無言の圧力が日々降り注いでくる。たとえば左足の高性能の義足は、国では(福祉の申請が)下りるけど、県はNG。高性能な方が安全で、それにより私は三脚を使った撮影、つまり仕事や育児ができていると主張しても、窓口の人に「そんなに危険と隣り合わせの仕事と、安全性とどちらを取るんですか?育児は審査の中には入りません」と言われる。よく聞く「生きがいのある仕事」を障害者が求めたら、この回答です。これは今年4月の話です。

WWD:10年前の話かと思ったら、最近ですか。私なら喧嘩しそうになります。

片山:私の母は役所といつも喧嘩をしていました。“人権”を言葉で理解したつもりになっているだけで、発言と行動と伴っていないシーンにはよく出会います。装い支援の人や障害者当事者の人たちは、同じ問題を共有していると思う。それでも、当事者たちが「わかる!」と愚痴を言っているだけでは絶対に変わらない。当事者の意見として発言しちゃうと、そこで終わってしまう。

「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とは

WWD:なぜ女性はハイヒールを履きたいのだろう?

片山:私は、単純にハイヒールを履いた時の足の形に惹かれます。つま先にツンっと力が入り、踵がクッっとなる、あの形です。自分の足はコッペパンみたいにツルツルでぺたんこ。ミケランジェロは「人間が作ったものの中で最高傑作は足だ!」って言っており、私も「だよね!」と思う。足は人間の体の中で骨の数が多いんですよ。そのたくさんの骨が重なり合って入り組んで作られる、美しい形と美しい動き。それが、ハイヒールを履いているときに強調されます。これは私のすごくフェティッシュなところですね(笑)。

WWD:ハイヒール談義は「男性の目を意識してか否か」という話になりがちだけど、それとは別に造形美としてのハイヒールの美しさもある、と。

片山:私は人間の体の美しさが本当に好きです。ハイヒールを通した人間の体の、最高傑作の濃縮された一滴が、足だと感じる。作品を入れる額縁の装飾に貝殻をよく使うのは、貝殻が黄金比でできているから。人間は黄金比に触れたとき、「美しい」と思うらしいですね。生き物全てに、その黄金比がある。身体のバランスにコンプレックスを抱く人は多いけど、全体像を見るとそれが正しくて整っている。だから、そもそも生きているだけで美しい。

美しくないものもアートだ、と言われるけど、私は美しいものを作りたいし、見たい、信じたい。体から、足から続くハイヒールには、体そのものを見ている気にさせられる。それがハイヒールに対する自分の中の「美しいものが好き」と言う感情です。

WWD:「セルジオ ロッシ」のチームと目指した、美とはなんですか?

片山:プロジェクトに入る前、撮影用にパンプスを借りました。「オズの魔法使い」の銀色の靴をイメージしてね。それが届いた時、パンプスを触っただけで「これは足だ!自分が欲しかった足だ!」と思いました。足が入ってないパンプスなのに。「いい足ですね!」と、造形美の中に人間の体の美しさを感じました。セルジオ・ロッシさんの言葉に「靴は女性の脚の完璧な延長である」 という言葉があり、私も「そうだね!」と思った。だから「この人たちに靴を作ってもらったら、もしかしたら、自分がずっと欲しいと思っていた美しい足をゲットできるかもしれない」と思った。そういう希望と期待で十分でした。

WWD:十分?今までは妥協した回答しか、人から得なかったから?

片山:そうです。「福祉×アート」や「福祉×ファッション」がなぜこれまでは表層的な関わりしかできなかったのか。それは、やればやるほど技術的な問題やライセンの問題が出てくるからです。靴を履くための義足の部品のような専門的な話になると途端に難しくなる。

どんな美を求めたか、何を目指していったか、その答えは、福祉とデザインチームとの間で共通言語を探って作っていく行為の中にありました。たとえば義足的には、接地面積や並行であること、部品とハイヒールがしっかり一体化し、遊びが無いようにすることなどが大切。「セルジオ ロッシ」チームは美しいデザインに対する妥協がない。間に入る「セルジオ ロッシ」の日本のスタッフが日本語とイタリア語の翻訳を介して双方のニュアンスを理解し、伝える。すごいことです。その対話を経て、美しいものができるのですよね。

WWD:ヒールの高さを決めたのは誰ですか?

「セルジオ ロッシ」スタッフ:インハウスのデザインチーム のひとりシモーネ(Simone)です。高さは11センチで傾斜が7.7センチ。ヒールとプラットフォームとボディのバランスと、アイコン的な彫刻的なヒール、「大胆でアクティブな女性にはいてほしい」というコンセプトからこうなりました。

リップやハイヒールがなぜ必要なんだろう?

WWD:ハイヒールを手にして、何を手に入れましたか?

片山:(プロトタイプを)受け取った途端、「私の足だ!」と思った。不思議です。靴に入るのは義足なのに、入っている足が想像できる。だから、「美しくて惚れ惚れする…」ではなくて、「すぐに履いて歩いて撮影したい!」となりました。「セルジオ ロッシ」のファクトリーで職人の女性がこの靴を縫っている光景を見たときに、「“ハイヒール・プロジェクト”がみなのプロジェクトになった」という思いがこみ上げてきたんですね。だから靴が自分の手元にやってきたら「次は私の仕事、撮影だ」となった。

WWD:プロジェクトの入り口では“怒り”が大きかった。でも、写真作品からはそれがあまり感じられない。

片山:悔しさは生きる原動力にはなるけど、きっかけに過ぎず、完成にたどり着くまでには過程がある。私は、浮かんだキーワードを頭の中の宝箱に入れいきます。キラキラ輝く瞬間は、悔しさの中にさえあるんですよ。それをなるべく綺麗な状態で宝箱に入れて、「制作しよう」となったら開く。すると美しく並んだ要素が見えてくる。

自分のために始めたハイヒール・プロジェクトでしたが、その過程で多くの人と出会ううちにハイヒールでステージに立ち、「もっと社会に出よう、恋をしよう、人と出会おう」というメッセージを伝えたり、「靴一足で自尊心やプライドが保たれる。“人間的な生活”ができるのになぜ認めてくれないの?」と話をしたりすることが目標になってゆきました。

WWD:リップを塗ったりハイヒールを履いたり、ドレスを着たり…。こういった行為はなんで幸せなのだろう?

片山:今の自分が一番好きだったり、鏡を見て「自分、可愛いじゃん!」と思ったり。その気持ちを一番引き出してくれるからじゃないかな。

若い頃は、リップやネイルやウィッグは自分を曝け出さないための“鎧” だった。振り返ってみてもそれは間違ったことではないと思う。でも今はシンプルに“自分が心地良くなるため”かな。自分で選ぶ選択肢ができた今は、ハイヒールを「嫌だな」と思えば履かなくていいし、戦うために自分が必要なら、もしくは気分を上げたいなら履いたらいい。理由はなんでもいい。選べること、それ自体が重要なのです。

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「アトモス」×「ニューバランス」がコラボ 電脳世界に着想した別注スニーカーを発売

「アトモス(ATMOS)」は、「ニューバランス(NEW BALANCE)」の別注モデルスニーカー“M2002RAN サイバネティックスブルー”を発売する。7月7日から「アトモス」オンラインで抽選受付を開始し、7月15日から「アトモス」各店(一部店舗除く)、オンラインで取り扱う。価格は2万2000円で、サイズは23.5〜29.0、30.0cmを用意する。

同アイテムは、“電脳世界、未来の2002R”に着想した。ベースモデルに採用したのは、「ニューバランス」が2010年にメイド・イン・USAのフラッグシップモデルとして発売した“MR2002”だ。「アトモス」は、電脳世界における“ブルー”を、「優れた視認性を誇るだけでなく、人類の技術が導く未来への可能性やその世界観を表現するものに欠かせないもの」と解釈。同ブランドらしい”ブルー”を取り入れた一足だ。

トーン違いのブルーを各パーツのメッシュ、スエードに落とし込みながら、「ニューバランス」のシグネチャーカラーでもあるグレーを基調とした。また、随所にあしらった“2002R”ならではのリフレクターパーツがアクセントとなっている。

電脳世界を覗き込んだ3Dアニメーション動画がアトモスのサイトで7月10日に公開予定だ。

◾️“M2002RAN サイバネティックスブルー” 抽選詳細
抽選期間:7月7日9:00〜14日8:59

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小嶋陽菜のランジェリー「ロジア バイ ハーリップトゥー」が大阪・梅田でポップアップ

小嶋陽菜が代表を務めるハートリレーションのランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER by Her lip to)」は、7月14〜20日の期間、大阪・梅田のルクア イーレ(LUCUA 1100)でポップアップストアをオープンする。ポップアップストアでは、“エブリデイ エッセンシャル シリーズ”のブラ(4800円)とショーツ(2600円)、ソング(2400円)から新色のモカを先行販売する。

そのほか、ラインアップにはブランドの定番であるマジカルレースを使用したナイトランジェリー“エブリデイ エッセンシャル ナイト ブラ”や“エブリデイ マジカル レーシー ショーツ”のほか、“エクスクルーシブ コレクション”の一部アイテムをそろえる。ショーツ以外の商品は試着が可能で、希望者にはバストサイズの採寸も行う。

また、ポップアップショップ限定のブラとショーツ、ポーチをセットにした“ロジア ポーチ セット”も登場する。カラーはヌードローズとブラック、パールブルーの3色と新色のモカを用意する。そのほか、ショーツ3色をそろえたセットも登場する。

会場内で一定金額以上購入した人には、数量限定でノべルティーを用意する。1万5000円以上購入した人には“ロジア ブック01”を、2万円以上購入した人にはポーチをプレゼントする。

■ROSIER by Her lip to POP UP SHOP at LUCUA 1100
会期: 7月14〜20日
場所:LUCUA 1100 2F isetan Urban Market
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイー 2階 イセタンアーバンマーケット
営業時間:10時30分~20時30分

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小嶋陽菜のランジェリー「ロジア バイ ハーリップトゥー」が大阪・梅田でポップアップ

小嶋陽菜が代表を務めるハートリレーションのランジェリーブランド「ロジア バイ ハーリップトゥ(ROSIER by Her lip to)」は、7月14〜20日の期間、大阪・梅田のルクア イーレ(LUCUA 1100)でポップアップストアをオープンする。ポップアップストアでは、“エブリデイ エッセンシャル シリーズ”のブラ(4800円)とショーツ(2600円)、ソング(2400円)から新色のモカを先行販売する。

そのほか、ラインアップにはブランドの定番であるマジカルレースを使用したナイトランジェリー“エブリデイ エッセンシャル ナイト ブラ”や“エブリデイ マジカル レーシー ショーツ”のほか、“エクスクルーシブ コレクション”の一部アイテムをそろえる。ショーツ以外の商品は試着が可能で、希望者にはバストサイズの採寸も行う。

また、ポップアップショップ限定のブラとショーツ、ポーチをセットにした“ロジア ポーチ セット”も登場する。カラーはヌードローズとブラック、パールブルーの3色と新色のモカを用意する。そのほか、ショーツ3色をそろえたセットも登場する。

会場内で一定金額以上購入した人には、数量限定でノべルティーを用意する。1万5000円以上購入した人には“ロジア ブック01”を、2万円以上購入した人にはポーチをプレゼントする。

■ROSIER by Her lip to POP UP SHOP at LUCUA 1100
会期: 7月14〜20日
場所:LUCUA 1100 2F isetan Urban Market
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイー 2階 イセタンアーバンマーケット
営業時間:10時30分~20時30分

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「ブルガリ」の新作ハイジュエリー“メディテラニア” 万華鏡のようなクリエイションは必見

「ブルガリ(BVLGARI)」から新作ハイジュエリー“メディテラニア”が登場した。テーマとなった地中海は、様々な芸術や文化が融合した場所。ギリシャ神話に登場するアイエイナスのように故郷ギリシャを離れ、地中海諸国を巡りローマに根を下ろした創業者のソティリオ・ブルガリ(Sotirios Voulgaris)のビジョンにインスパイアされて万華鏡のようなクリエイションに命を吹き込んできた。

新作“メディテラニア”コレクションでは、ブランドの本拠地であるローマからビザンチン帝国と西ローマ帝国が融合した建築と芸術を生み出したベネチアまで旅したような色彩豊かな作品がそろう。

色とりどりの宝石を散りばめた作品

“メディテラニアン ミューズ”ネックレスは、中央の約15カラットのクッションカットのサファイアを主役に、アクアマリンとダイヤモンドのしずくが海の波を彷彿とさせる動きをプラスしている。涼やかな色合いで地中海の海のさざ波を表現したような作品だ。

ローマの建築を彷彿とさせる“ローマン エセドラ”のソートワール(ロングネックレス)は、六角形の中心に約89カラットのエメラルドをセッティングしている。1970年代の「ブルガリ」にオマージュを寄せたこの作品には、エメラルドからアメシスト、ターコイズなどさまざまな宝石を組み合わせた。

今回のコレクションの一番の見どころは、“ミューズ オブ ローマ”ネックレスだ。約218カラットものシュガーローフカットのエメラルドをセンターピースに、それとは対照的に軽さを感じさせるデザインで仕上げている。

“セルペンティ”は「ブルガリ」のアイコン。ハイジュエリーでも毎回登場するモチーフだ。“メディテラニアン サファイア セルペンティ”ネックレスは、9個のスリランカ産サファイア計約40カラットをチョーカー部分にあしらい、その先に計116カラットものオーバルカットのサファイアビーズでタッセルを描いている。

“バロック セルペンティ”ネックレスは、7個のしずく型のエメラルドと“セルペンティ”のモチーフが融合した作品。イマジネーションとクラフツマンシップ、伝統と革新、多彩な宝石とそれを生かすデザインで仕上げられたコレクションが“メディテラニア”だ。

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「ブルガリ」の新作ハイジュエリー“メディテラニア” 万華鏡のようなクリエイションは必見

「ブルガリ(BVLGARI)」から新作ハイジュエリー“メディテラニア”が登場した。テーマとなった地中海は、様々な芸術や文化が融合した場所。ギリシャ神話に登場するアイエイナスのように故郷ギリシャを離れ、地中海諸国を巡りローマに根を下ろした創業者のソティリオ・ブルガリ(Sotirios Voulgaris)のビジョンにインスパイアされて万華鏡のようなクリエイションに命を吹き込んできた。

新作“メディテラニア”コレクションでは、ブランドの本拠地であるローマからビザンチン帝国と西ローマ帝国が融合した建築と芸術を生み出したベネチアまで旅したような色彩豊かな作品がそろう。

色とりどりの宝石を散りばめた作品

“メディテラニアン ミューズ”ネックレスは、中央の約15カラットのクッションカットのサファイアを主役に、アクアマリンとダイヤモンドのしずくが海の波を彷彿とさせる動きをプラスしている。涼やかな色合いで地中海の海のさざ波を表現したような作品だ。

ローマの建築を彷彿とさせる“ローマン エセドラ”のソートワール(ロングネックレス)は、六角形の中心に約89カラットのエメラルドをセッティングしている。1970年代の「ブルガリ」にオマージュを寄せたこの作品には、エメラルドからアメシスト、ターコイズなどさまざまな宝石を組み合わせた。

今回のコレクションの一番の見どころは、“ミューズ オブ ローマ”ネックレスだ。約218カラットものシュガーローフカットのエメラルドをセンターピースに、それとは対照的に軽さを感じさせるデザインで仕上げている。

“セルペンティ”は「ブルガリ」のアイコン。ハイジュエリーでも毎回登場するモチーフだ。“メディテラニアン サファイア セルペンティ”ネックレスは、9個のスリランカ産サファイア計約40カラットをチョーカー部分にあしらい、その先に計116カラットものオーバルカットのサファイアビーズでタッセルを描いている。

“バロック セルペンティ”ネックレスは、7個のしずく型のエメラルドと“セルペンティ”のモチーフが融合した作品。イマジネーションとクラフツマンシップ、伝統と革新、多彩な宝石とそれを生かすデザインで仕上げられたコレクションが“メディテラニア”だ。

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「プーマ」と「アメリ」がコラボ第2弾 今回はアパレルウエアを発売

「アメリ(AMERI)」は「プーマ(PUMA)」と第2弾となるコラボアイテムを7月14日に発売する。「アメリ」公式サイトと全店舗、「プーマ」オンラインストアと一部店舗で取り扱う。オンラインでは当日12時、店舗では11時に発売する。(開店時間に準じる)。

人気を博した第1弾のコラボスニーカーに続き、第2弾ではアパレルウエアを展開する。アイテムは、ジャージートップやビスチェやパンツ、スキントップやワンピースなどの全6型だ。スポーツウエアとしての着心地や素材にこだわりつつも、「アメリ」らしいエッジの効いたデザインとしなやかなシルエットを表現したスポーティブシティスタイルを提供する。

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「ジョウンド」が「ヴァンズ」との最新スニーカーコレクションを近日中に発売か?

カナダ・モントリオールを拠点とするデザインスタジオ「ジョウンド(JJJJOUND)」が、「ヴァンズ(VANS)」との新作スニーカーコレクションを発売するようだ。

6月22日以降、次々と公式インスタグラムに画像をアップしている。まず投稿したのは、“スケートミッド”。続いて7月1日に“スリッポン”を、2日には“オーセンティック”と思しきモデルの着用画像を公開した。

いずれもオールホワイトで、素材のテクスチャー感の違いからデザインに奥行きを持たせている。

キャプションに“JJJJ VANS SS23”などとあることから2023年春夏シーズンの商材で、つまりは近日中に発売するものと思われる。

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「ケイト」の“眉毛愛”を感じられる企画展を開催 渋谷で3日間限定

「ケイト(KATE)」は7月7〜9日、東京・渋谷のヘルツシブヤ(Hz – Shibuya)で、眉毛に特化した企画展「まゆげを愛してる展~まゆげに特化したきっと世界で初めての企画展~」を開催する。イベント初日の7月7日には、アイブロウパウダー“デザイニングアイブロウ3D”のラメ入りタイプの新商品を含む全10種のレフィルや専用ケース、専用ブラシを花王公式オンラインサイトで先行発売する。

同企画展は、同ブランドの“眉毛愛”を感じられる3日間限定の企画展で、最新の眉毛のトレンドを学べる展示や試着感覚でカラー眉を試せるフォトスポット、ラッキーカラーを占う“まゆげ みくじ”、正解すればオリジナルステッカーがもらえる“まゆげ テスト”などの眉毛にまつわるさまざまなコンテンツを体験できる。

「まゆげを愛してる展~まゆげに特化したきっと世界で初めての企画展~」
日程:7月7〜9日
時間:7日15:00~20:30
8日11:00~20:30
9日11:00~17:30
場所:ヘルツシブヤ(Hz – Shibuya)
住所:東京都渋谷区宇田川町4-3 1F
入場:無料

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「ジーヴィージーヴィー」から全ての垣根を越える新ライン“ウエアレス”が発売

「ジーヴィージーヴィー(G.V.G.V.)」は年齢・ジェンダー・シーズン・場所など全ての垣根を越える新ライン、“ウエアレス(WHERELESS)”を発売した。価格は2万2000〜2万7500円。

今季はモノトーンを中心に、スエットトップス(2万2000円)、スエットパンツ(2万7500円)はブラック・グレー・ホワイトの3色展開し、デニムトップス(2万2000円)、デニムパンツ(2万7500円)はワンカラーで用意する。

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貴子美容皮膚科医と村上WWD編集長が語る、次世代エイジングケア「コンク(CONC)」の実力

「コンク(CONC)」は最先端の細胞培養研究や遺伝子研究に着目し、ナチュラル×サイエンスが生み出す価値を最大限に発揮することで、新しい美へのアプローチを提供する次世代エイジングケア*¹ブランドだ。「コンク」を展開するユーグレナはグループ会社を通じ次世代を担う先端技術を有する約90社の企業に出資・連携しており、それらの会社が持つ先端技術と、ユーグレナの知見を融合させることで革新的な商品を生み出している。6月26日に発売した“リンクル インジェクション”もその一つで、成分にも容器にも連携企業の技術が注がれたオープンイノベーションによって生まれた新商品だ。

先立って開催された新商品発表会には、美容皮膚科医の貴子・松倉クリニック代官山院長と村上要WWD編集長が登壇。このオープンイノベーションについても「昨今は、全てにおいてパーフェクトじゃないと届かない時代。だからこそ、オープンイノベーションが大事。美容液はユーグレナ社、でもその届け方には別の会社のマイクロニードルが一番と他の会社を素直に評価し、素早くタッグを組めたパーパス本意な実行力が素敵」と村上編集長。貴子院長も「最高峰の技術を持つ複数の会社の提携で唯一無二の新しい商品ができる点はオープンイノベーション型開発の素晴らしい成功例だと思う」と評価した。

*1 : 年齢に応じた美しさを支えるケア

確かな“効果実感”の秘密は
「コンク」に含まれる
3つの共通成分

「コンク」は、最先端の細胞培養研究からもたらされる成果を理想の形でエイジングケア*¹に応用。確かな“効果実感”を生み、美肌サイクルを整えるために下記の3つの成分が含まれている。

セラメント……世界初*²の卵(鶏卵)のプラセンタ様細胞を培養したエキスを主としたエイジングケア*¹のための成分。一つの卵にわずか0.1g程度しか含まれない希少な細胞を培養して得られる上清液で、まるで子どもの肌を触ったときに感じるような肌本来のしなやかさへ導き、キメがそろいふっくらとした潤いとハリ感をもたらす。

2種のユーグレナエキス……東北大学とともにセラメントとの相互作用を研究し、アミノ酸やビタミンなど豊富な栄養素を含むユーグレナから2種のエキス(加水分解ユーグレナエキス、ユーグレナエキスEX)を抽出して配合。セラメントの働きをサポートしながら肌のターンオーバーを支え、年齢とともに増える多様な肌悩み*³にアプローチする。

次世代型レチノール……低刺激かつ安定した新しいタイプのレチノール(レチノイン酸ヒドロキシピナコラン)を配合。穏やかな作用で効果を引き出し、艶のある肌へ導く。

貴子院長は、「医療ではヒトプラセンタを使うことが多いが、それだと将来的な感染リスクがゼロではない。今後、アレルギーや感染への配慮がなされた卵由来のセラメントが、プラセンタやヒト幹細胞にとって代わるかもしれないと思っている」と期待を述べた。

*2 : INCI(International Nomenclature of Cosmetic Ingredients 化粧品原料国際命名法)に新規登録された「ニワトリ卵胚体外膜細胞順化培養液」を配合した化粧品として *3 : 年齢を重ねた肌のきめの乱れや乾燥トラブルなど

新商品ノック注入型
マイクロニードル美容液
“リンクル インジェクション”

6月26日に発売した注入型のマイクロニードル美容液 “リンクル インジェクション”は、年齢とともに刻まれるエイジングサイン*⁴に対するケアとして誕生した。目尻や口元など気になる部分に美容液を直接注入することで、直接角層内に美容成分を届け、ハリ・弾力を与える。上記の共通成分に加え、バルーンヒアルロン酸*⁵、低分子ヒアルロン酸*⁶、高分子ヒアルロン酸*⁷の3種のヒアルロン酸を配合している。

「注入型マイクロニードルというのは確実性が高いので、本当に効果が分かりやすい!さらに、美容液内に違うレイヤーで効果を出すヒアルロン酸を複数含有すると、それらが角層内に注入されることで水分を抱え込み、即時的なふっくら感が出てくるかもしれない」と貴子院長も高評価。

村上編集長は「マイクロニードルで注入するスキンケアは、同じような商品と比べても肌の痛みが少ない印象を受けた。良い成分が直接入っているな!と体感・実感できるのもビューティ商品を選ぶうえでは大切」とコメントした。

*4 : 年齢を重ねた肌のきめの乱れや乾燥トラブルなど、*5:ヒアルロン酸Na *6:加水分解ヒアルロン酸Na *7:ヒアルロン酸Na

肌への多角的アプローチに着目した
“セラメント エッセンス”

2022年2月に発売したのち、その効果実感が認められて、わずか2カ月で完売したのが“セラメント エッセンス”だ(現在は追加入荷済み)。肌への多角的アプローチに着目し、前述のセラメント、2種のユーグレナエキス、次世代型レチノールを配合することで、肌サイクルに寄り添い、ハリと艶のある素肌へと導く。公式ECサイトのコメント欄には「やわらかくとろりとした美容液で、肌にもよくなじむ」「これからの肌に希望が持てる」「コスパも良い」などのコメントが寄せられている。

村上WWD編集長は、昨今のコスメトレンドについて「一言で言えば『効果実感』。とにかく『ちゃんと効いている』と体感できる化粧品が強い印象。その理由の一つは、美容医療の普及やレチノールに代表される有効成分への関心が高まったこと」と解説。「コンクは、ユーグレナという会社の社会的役割から、自然な形でオープンイノベーションが進み、結果、消費者にとって一番、効果実感が感じられる製品になっている印象」と語った。

オープンイノベーションで
新しい価値創造にチャレンジ

6月14日開催された新商品発表会の様子。村上編集長はジャーナリストの視点で、貴子院長は美容のプロフェッショナルとして、「コンク」の感想や展望が語られた。

“リンクル インジェクション”に次ぐ新商品の発売はまだ未定としながらも、今後もラインアップを拡充する方向だ。発表会では貴子院長から「今後はこの美容液成分をエレクトロポーションや点滴でより内面からのアプローチに効かせてみたい」「薄毛のホームケアとして使える頭皮用ニードルがあっても面白いかも!」などのアイデアも飛び出した。

安藤崇「コンク」ブランドマネージャーは「既存の化粧品や概念に捕らわれることなく、未開拓のジャパンテクノロジーを発掘しながら、新しい価値創造に果敢にチャレンジしたい」と語っており、期待も膨らむ。まだ世に出ていない新技術を持つテックベンチャーと、発注・受注する立場でなく、同じ視座で共に商品開発に挑むその姿勢が、革新的な商品誕生へとつながり、ブランドを発展させる。

問い合わせ先
ユーグレナ
0120-33-4907

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「マンハッタンポーテージ」が全国2店舗目の路面店を京都にオープン 数量限定でコラボバッグも発売

「マンハッタンポーテージ(MANHATTAN PORTAGE)」は、7月21日に京都に路面店をオープンする。東京・原宿のキャットストリートにある旗艦店に次ぐ、全国2店舗目の路面店となる。

店装は、木目調の棚や土壁、石床や暖簾などをあしらい、京都を意識した和モダンなスタイルに仕上げた。また外観は、京都の街並みに溶け込むように、ブランドのアイコンである赤いロゴを使用せずにブラウンやグレーを基調とする色使いとした。

店頭では、アイコニックな“レッドレーベル”はもちろん、普遍的なデザインや高品質素材を用いてフォーマルなシーン向けのバッグを提案する“ブラックレーベル”やアパレル帽子などをラインアップする。

また、オープン記念として京都エリアを中心に活躍するアーティストのモヤ(MOYA)氏とのコラボバッグを数量限定で発売。京都店では今後も関西出身のアーティストを中心にコラボ商品の製作、販売や作品展示を定期的に実施予定だ。

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「コム デ ギャルソン・シャツ」2024年春夏コレクション

「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS・SHIRT)」が2024年春夏コレクションを発表した。

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VERDYがバドワイザー ジャパンのクリエイティブディレクターに就任 新デザイン缶&瓶を発売

ビール「バドワイザー(BUDWEISER)」を展開するアンハイザー・ブッシュ・インベブ ジャパンは、グラフィックアーティストのVERDY(ヴェルディ)をバドワイザー ジャパンのクリエイティブディレクターに起用すると発表した。

就任により、VERDYの新デザイン缶&瓶を7月3日、アマゾン(AMAZON)で先行予約開始し順次量販店で販売する。330ml瓶、355ml缶2本、500ml缶の4ラインアップを期間限定で展開。500ml缶と”バドワイザーゼロ”(355ml缶)は今回初コラボ商品だ。また、豪華アーティストが参加する音楽イベント「バドエックスアンカヴァード バイ ベルディ(BUDXUNCOVERED CURATED BY VERDY)」を、4年ぶりの8月26日に開催予定だ。

過去に「バドワイザー」とVERDYのアートプロジェクト「ウェイステッド ユース(WASTED YOUTH)」はコラボ商品を展開してきた。その中でVERDYの魅力や双方の方向性の一致により、起用に至ったという。

◾️ BUDXUNCOVERED CURATED BY VERDY
日程:8月26日(2部制)
場所:ゼップ 新宿(ゼロ 東京)

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人魚に着想「ロエベ」と軽やか「エルメス」に感動、でも問題児のおかげで最も過酷な1日 2024年春夏メンズコレ取材24時Vol.8

2024年春夏コレクションサーキットが、各都市のメンズ・ファッション・ウイークから本格的に開幕しました。「WWDJAPAN」は今回も現地で連日ほぼ丸一日取材をするノンストップのコレクションリポートを敢行。担当は、メンズ担当の大塚千践「WWDJAPAN」副編集長とパリ在住のライター井上エリの大阪出身コンビ。時には厳しい愛のツッコミを入れながら、現場のリアルな空気感をお届けします。

9:15 「コム デ ギャルソン・シャツ」

前日の、日付をまたぐなよ、またぐなよ、的な攻防の末にホテルに午前様で戻るというダメージを引きずりながら、パリ・メンズ5日目の朝イチは「コム デ ギャルソン・シャツ(COMME DES GARCONS SHIRT)」からスタートです。開始時間が9時15分という予告にも関わらず、会場のコム デ ギャルソンのオフィスに9時前に到着しました。なぜなら、パリ・メンズ期間中に唯一予告時間よりも前倒しで始まる可能性があるショーだからです。ギリギリ滑り込みは絶対に危険だと前シーズンに学んだため早めに会場入りすると、予想通り9時13分にショーが始まりました。細かいことですが、読み通りにことが進むと前日の疲労がうそのように吹き飛びます。天気も快晴だし、気持ちいいスタートです。

今シーズンのコレクションは、問答無用のアンディ・ウォーホル(Andy Warhol)オンパレード。ポップアートの巨匠による代表作品が、迫力あるビックサイズのプリントから、チェック柄のように細かいパターンまで、シャツやTシャツ、ニット、スエット、ショルダーバッグなどを飾ります。ほかにもカラースプレーのようなモチーフや、クレイジーパターンのストライプといった明快な柄使いでシャツスタイル中心のシンプルなコーディネートを盛り上げます。柄も魅力的なのですが、個人的に気になったアイテムはフードと袖のみのボレロ風パーツウエアでした。

10:30 「キコ コスタディノフ」

「キコ コスタディノフ(KIKO KOSTADINOV)」は、アンリ4世高等学校の図書館を会場に選びました。会場内に入ると、ラックにかかった過去のシーズンのコレクションと、無造作に積み上げた学校の椅子や机のインスタレーションがゲストを出迎えます。今季はアメリカ人アーティスト、トム バー(Tom Burr)の空間作品から着想を得たといい、この展示スペースは、ショー後のバックステージのカオスと静寂が同居しているようでした。

コレクションは、イタリアの詩人で映画監督ピエル・パオロ・パゾリーニ(Pier Paolo Pasolini)の白黒とカラーが入り混じる短編映画「ラ・リコッタ(La Ricotta)」にインスパイアされて、ダークトーンの中にビビッドな黄色や淡いピンクのカラーパレット。目を引いたのは、仕立てと技術のニュアンスです。コートやボトムスのウエストにはプリーツを施し、ミリタリージャケットを飾り立てる襟元の刺しゅうとドレープ、パンツの全面に備えたリボンのディテールなど、巧みな技術で洋服の表面に豊かな表情を与えていました。テーラリングとストリートウエア、ミリタリーウエアの原型を分解し、どのカテゴリーにもはまらないユニークな洋服といった印象です。着こなすのは難しそうですが、モード好きには好感を持たれそう。コレクションノートには、「個性についての服、そして服についての服」と書かれており、服作りにとことん向き合うギークなキコらしい表現でした。

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12:00 「ロエベ」

「ロエベ(LOEWE)」の会場は、フランス共和国親衛隊馬術トレーニングアリーナ。新グローバル・ブランド・アンバサダーに就任した、K-POPアイドルグループNCTのテヨンさんが来場するとあって、パパラッチ目的で彼の到着を待ちました。某ナオミ・キャンベルのようにセレブリティの到着待ちでショーが大幅に遅れることもありますが、テヨンは12時少し前に会場入りし、それだけでも好印象です。各国メディアの写真と動画撮影依頼を淡々とこなす姿も爽やか。日本から来場した俳優の板垣李光人さんは、初めてのショー参加にワクワクを隠せない様子で、とてもほほえましかったです。素晴らしい段取りの良さで、ショーの取材にも集中できました。ほっ。

ジョナサン・アンダーソン(Jonathan Anderson)のクリエイションは、服に本物の草が生えたり、銅で作ったアウターを登場させたりと、想像を遥かに超えてきます。今季のテーマは、前シーズンの継続となる、無駄を削ぎ落として本質を浮き彫りにする“還元主義”に基づき、よりリアルなワードローブで構成しました。ショー後にジョナサンは、「今季はプロポーションが全て。外側に視点を向けるというアイデアが出発点となり、人魚が海から出て人の体を見上げるというイメージを膨らませた。魚眼レンズを通して人の体を見るように、比率を拡大するというアイデアだ」と説明しました。

着想源になったのは、会場中央に設置した、彫刻家リンダ・ベングリス(Lynda Benglis)の巨大な噴水の作品群です。水しぶきを上げる彼女の3つの作品の周りを、全身スワロフスキーを敷き詰めたルックが水面のようなきらめきを放ちながら進んでいきます。魚眼レンズを通したことでプロポーションが変わり、胴体が短いクロップド丈と脚が伸びた超ハイウエストのボトムスを連打します。カーディガンのボタンの位置がずれたり、ヘリボーンの模様が不規則だったりするのも、魚眼レンズ越しに屈折しているから。一見普通に見えるものの、一枚のニット生地を折り畳んでレイヤードに見せた二重のニットウエアや、スエードレザーのロングドレスの裾を同素材のバッグに差し込んだり、ボトムスとシューズを一体化させたりするなど、細かなギミックを加えています。大きなジャガード布にまち針が刺さったアートピースのようなルックは、体の前側だけが覆われて背中は丸見えの状態でした。

ジョナサンは、「2Dの画像を見ているだけでは、何がリアルで何がフェイクか分からない。一つの面だけでは、全体を見ることはできない」と、視点を変えて物事を多角的に捉えるアイデアを提示していたようです。魚眼レンズよりも、ジョナサンの目でこの世界を見てみたい――今季も彼の独創的なコレクションにすっかり魅せられてしまいました。

13:30 「カラー」

天気も快晴だし、と朝イチの時点では思っていました。でも、快晴すぎたのです。気温は真夏日に迫り、日差しは強烈。そんな中での「カラー(KOLOR)」のショーは、日光が差すパリ第6大学の一角です。シートには雨天のための真っ黒な雨合羽を用意してくれていたのですが、今日は暑さ対策グッズか水が正解だったようです。

今シーズンも服を解体したり再構築したりと、コラージュのように自由な感覚で組み立てるプレイフルなミックス感覚を存分に発揮しながら、アウトドアの要素を強めにすることで軽快なムードをプラスしました。高い技術をこれ見よがしにアピールするのではなく、ディテールを積み重ねてそれをスタイルへと発展させながら、テーラリングとスポーツを縦横無尽に行き来させます。有力百貨店のバイヤーいわく「日本の市場はアウトドアムードのファッションがまだまだ強い」と聞いたばかりだったので、トレンドをしっかり盛り込む感覚と、唯一無二のクリエイションを融合させる、ベテランらしいうまさが光りました。有力アウトドア春夏なのにノルディック柄を組み合わせるユーモアにもニヤリ。そして、日光に直接さらされたゲストの額にも汗が光り、背中にも汗がジワリ。コンディションの厳しさが一定のレベルを超えるとショーに集中するのが難しく、準備不足で取材に出た自分に反省しました。

15:00 「エルメス」

屋外の日光で体力を削られた後は、「エルメス(HERMES)」が軽やかで静ひつなラグジュアリーを、美しい洋服で奏でてくれました。今季のキーワードは、柔らかさ、甘さ、軽さ。アーティスティック・ディレクター、ヴェロニク・ニシャニアン(Veronique Nichanian)がショー後に、「夏は穏やかで楽しく、空気は冷たくて、その魅力は紛れもなく官能的」と語った通り、蒸し暑いこの日にピッタリな内容でした。

ファーストルックは、格子模様を施した、トレーシングペーパーのように薄く透け感のあるシルクのシャツに、同じくシアーなテクニカル素材のタンクトップ。ボトムはクロップド丈のスラックスに、ノッチソールのサンダルを合わせます。透ける素材はジャケットにも取り入れ、シャツの襟元はスフレのようにふわりと膨らみ、極薄で超軽量なレザーには、水圧によるパンチングでグラフィカルなモチーフを浮かみ上がらせました。レザーのブルゾンの内側にはメッシュの裏地を使い、全ルックを通して軽快さがあります。リネンやコットン、ラムスキンのショーツの裾丈はさらに上がり、官能的なムードさえを漂います。軽量素材のチタンを使ったジュエリーや、“シェーヌダンクル”のデザインを編みで表現したバスケットバッグと、アクセサリーも軽やか。より繊細でウエラブルな美学で、着用者に“快適”というラグジュアリーを提供します。

16:30 「ホワイトマウンテニアリング」

大学の庭園にランウエイを設けた「ホワイトマウンテニアリング(WHITE MOUNTAINEERING)」。到着したらすぐさま日陰に避難して、ショー開始とともに座席に着き、太陽に照らされながらコレクションを見ました。序盤は黒のワーントーンで、アウトドアギアのレーベル「W.M.B.C.」を含むアイテムをレイヤードなしでスタイリングしたシンプルな見せ方です。少しずつ白、グリーン、パープルへと色が変化していき、いつものように山と街を繋ぐリアルクローズを展開しました。安定感という言葉がしっくりくる、今季も地に足の着いた堅実的なクリエイションです。

18:30 「キッドスーパー」

フランスオートクチュール・プレタポルテ連合会(Federation de la Haute Couture et de la Mode)よ。このラスト2ブランドの並びはやはり悪意があるだろう――すみません、本音が漏れました。というのも、明らかに開始時間をほぼ絶対に守らない&長尺のショーをやる2ブランドをとどめのように連続で並べるのですから、われわれのようなメディアにとっては鬼門なのです。しかも、日中の日差しで体力の限界。とはいえ泣き言は言ってられないので、まずはもれなく入場混乱系の「キッドスーパー(KIDSUPER)」に向かいます。

パリ・メンズでのショーは3回目。過去2回は入り口のゲートが狭い上に、一般ゲストを大勢呼び、友人を優先して入れる段取りの悪さで、周囲一帯の交通状況を混乱させる問題児っぷりを発揮しました。「キッドスーパー」だけ見るならいいでしょうよ。アウトローでかっこいいとか思うかもしれないでしょうよ。でも、1日取材をしている身からするとそんな駆け引きはどうでもいいので、すっと入りたいのです。

今シーズンの会場はオデオン劇場で、周辺は普段は閑静な住宅街です。いつもよりは何だか大丈夫そうな気がす……と思いかけたところで、直線上のずっと先に見える景色に立ち止まります。すでに人だかりやんけ。ゲート付近はやっぱり大混乱で、周りのカフェにも迷惑をかけています。回れ右したくなる衝動を何とか抑えながら根気強く待っていると、救世主が現れたのです。パリのPR会社ルシアン・パージュ(LUCIEN PAGES)の敏腕PRであるジョナサン・ロスが入れてくれたのです。人混みの中からジョナサンが差し出す手が「ファイトーーー」と言ってるように見え、自分の手もズームパンチぐらい思い切り伸ばし心の中で「イッパーーーツ」と叫びながら入場しました。

前置きが長くなりました。今シーズンは、演劇仕立てのコレクションを披露します。これまで文句ばかり並べてしまいましたが、コレクション自体はちょっと長いかなと感じたぐらいで純粋に楽しんでしまいました。主人公を演じたのは、もちろんコルム・ディレイン(Colm Dillane)デザイナーです。“アイデアの見つけ方”というタイトルの劇中では、創作活動に行き詰まった主人公が自身の脳内を旅し、さまざまなシチュエーションで人に出会うという内容。セットもオフィス風やクイズ番組風など相当凝っており、なんばグランド花月で吉本新喜劇を見ているかのようなワクワク感。アーティーなプリント押しは変わらないものの、生地の激しい加工やパッチワーク、ワークウエアのシルエットを引用したスーツなど、テーラリングを押しているのが伝わってきました。衣装タッチの強いデザインと演劇仕立ての見せ方がマッチしたのか、コレクション自体は過去3回の中で最も好印象でした。あとは入場問題をどうするかですよ。

20:00 「マリーン セル」

「キッドスーパー」でのファイト一発で体力はほぼゼロの中、最後の力を振り絞って「マリーン セル(MARINE SERRE)」の会場に向かいます。“ハートビート”というコレクションタイトルと、インビテーションと共に届いたツアーT風のTシャツ、そしてシートが“ゾーン 5”というゾーン指定で何となく覚悟はしていましたが、到着してみると案の定スタンディングではないか。最後の最後にスタンディングか……しかも絶対20時に始まらないし。意識が飛びそうな極限状態で約1時間待ち、50分遅れでショーがスタートしました。

コレクションは、デッドストック素材やアップサイクルしたアイテムが半分を占め、クローゼットから引っ張り出してきたようなガウンや毛布を使ったドレス、かぎ針編みのカラフルなトップスやスカート、ジーンズを大胆に再構築したドレスやカバーオールなど、バリエーション豊かに力技でぐいぐい押してきます。スポーティーなムードをバランス良く差し込んでいるため、大きなスリットやカットアウトなどの大胆なテクニックも軽やかに見せます。三日月モチーフも時折ちらつかせながら、得意技を凝縮したようなパワフルなショーでした。このエネルギーをライブ風に表現するため、スタンディングにしたかったのも分かります。分かりますけど、もうちょっと早く始めるとか、座ってでも十分伝わると思うんですよ。ショーを見る側のコンディションについて考えた、今シーズンのパリ・メンズで最も過酷な一日でした。

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ベイクルーズのメンズ4業態が「リーバイス」“501”に別注 ビジュアルに滝藤賢一

ベイクルーズ傘下のジャーナル スタンダード、ジャーナル スタンダード レリューム、エディフィス、フォーワンセブン エディフィスのメンズ4業態は、「リーバイス(LEVI'S)」に別注した“501”の予約受付を開始した。カラーはインディゴとブラックで、価格は各1万5400円だ。

同社は、「象徴的なストレートシルエットはそのままに、ディテールや加工に手を加えた。オリジナルとは、レングスとワイズの組み合わせが異なる14種類を用意する」と話す。

また、ビジュアルには俳優の滝藤賢一を起用。撮影は、写真家の鈴木親が行った。ベイクルーズの公式ホームページでは、滝藤のインタビューも公開している。

“501”は今年、150周年のメモリアルイヤーを迎えている。

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「ルルルン」とDa-iCEのコラボフェイスマスクを発売 ライブツアーのグッズとして

フェイスマスクブランドの「ルルルン(LULULUN)」は、5人組男性アーティストのDa-iCEとコラボレーションしたフェイスマスク“Da-iCEルルルン”(7枚入×4袋、2200円)を制作した。2023年6月から行われているライブツアー「Da-iCE ARENA TOUR 2023 -SCENE-」ツアーのグッズとして、各会場で販売する。

“Da-iCEルルルン”は、肌に潤いを蓄えてハリのある肌に導くリンゴ果実培養細胞エキスや、なめらかな肌に整えるバーベナエキスなどを配合。香りはシトラスの爽やかな香りで、制作にあたりメンバーが約10種類の香りの中から、楽曲「CITRUS」にちなんで選んだ。

パッケージには、5つのサイコロの⽬をメンバーに⾒⽴て、そこに「ルルルン」を象徴するまつ毛のデザインを施した。そこに「楽しい」「悲しい」「怒り」「恥ずかしい」「眠い」というさまざまな感情を手書きイラストで加え、ツアーのテーマ“日常のどんなSCENEも”を表現している。

Da-iCEは、ボーカルの大野雄大、花村想太とパフォーマーの工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人組みグループ。2011年に結成し、楽曲「CITRUS」や「スターマイン」などがヒット。第64回日本レコード大賞では優秀作品賞を受賞した。

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「ミルクタッチ」のチューブ型ロング&カールマスカラがベスコス受賞 ナチュラルな仕上がりに定評

韓国コスメブランド「ミルクタッチ(MILK TOUCH)」のチューブ型マスカラ“オールデイ ロング アンド カール マスカラ”(全3色、各1628円)が、Cカールを長時間キープしながら自まつげのようにナチュラルに仕上がると好評だ。これまで黒とブラウンが人気を二分してきたが、限定色の“ダークトープ”が「WWDBEAUTY2023年上半期ベストコスメ」のEC・アイメイク部門で新商品2位を獲得するなど支持を集めている。

“オールデイ ロング アンド カール マスカラ”は、アジア人の目のカーブに合わせたブラシを採用し、根元からしっかりカーリングながら美しいCカールを1日中キープ。超軽量ファイバーがまつげに薄く密着し、重ね塗りしても自まつげのように、自然なロングラッシュを演出する。発売当初、韓国コスメ好きによる口コミがSNSで広がり、“バズリマスカラ”と話題になった。

「ミルクタッチ」は2019年に韓国で誕生。ユーザーの声から始まったコスメブランドとしてスローガン“START FROM YOU”を掲げ、「ユーザーの声を何よりも大切にした商品の開発」を行っている。ブランド名は「ミルクのような純粋さを大切なあなたのお肌へ」という意味が込められ、スキンケアラインだけでなくメイクラインにも肌に優しい成分を配合。メイクすることで美しく見せるだけでなく、肌のケアを図り、本来の美しさを引き出すコスメを目指している。

問い合わせ先
Coogee
mailto:milktouch@coogee.jp

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【2023年フェス】「G-SHOCK」が「フジロック’23」の公式パートナーに “パレス・オブ・ワンダー”復活を記念しTシャツをプレゼント

カシオ計算機の「G-SHOCK」は、日本最大級のロックフェスティバル「フジロック フェスティバル(FUJI ROCK FESTIVAL’23)」のオフィシャルパートナーとして、フジロック会場の “パレス・オブ・ワンダー(THE PALACE OF WONDER)”エリアの復活をサポートするとともに、復活を記念したTシャツのプレゼントキャンペーンを行う。応募期間は6月30日〜7月10日まで、当選発表は7月12日の予定だ。

Tシャツは、野村訓市と「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」「アンダーカバー(UNDERCOVER)」「ウェイステッド ユース(WASTED YOUTH)」の3組が特別に制作し、抽選で合計240人にプレゼントする。応募方法については、「G-SHOCK」の公式サイトに記載している。

“パレス・オブ・ワンダー”は、「フジロック フェスティバル」の入場ゲート前のフリーエリアだ。移動式テント“クリスタル・パレス・テント(CRYSTAL PALACE TENT)”で行われるイベントや、アーティストのパフォーマンス、サーカス、ポールダンスなどを開催する。コロナ禍により今回は4年ぶりの復活となる。

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「アレキサンダー・マックイーン」がキャンドルを発売 調香師が異なる3種類

「アレキサンダー・マックイーン(ALEXANDER McQUEEN)」は、“ゴーストフワラー”、“パガンローズ”、“サヴェッジブルーム”と名付けた3種類のキャンドルを発売した。価格は各6万500円。「アレキサンダー・マックイーン」表参道店および公式オンラインで取り扱う。

キャンドルはブランドのさまざまな要素や、毎シーズンのコレクションに着想を得て、それぞれ異なる調香師が制作した。ワックス部分は、ブラックミネラルワックスとナタネワックスで構成されている。容器はブラックラッカーガラスを用いたエッグ型で、それぞれシルバー、ゴールド、ブラックメタルの蓋が付いた仕様だ。

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とんねるずの木梨憲武がマッシュホールディングスの「ウェルネスデザイナー」に

とんねるずの木梨憲武氏がこのほど、マッシュホールディングス(HD)の「ウェルネスデザイナー」に就任した。

木梨氏は絵画、映像、オブジェなどの創作活動に意欲的なことでも知られる。これまでには個展での募金活動やチャリティーオークションへの出品、パラリンピアンとのコラボ、絵画を通じた子供たちへの啓蒙活動などを実施してきた。マッシュHDも被災地復興支援として宮城県女川町に公園を贈呈するなど、社会貢献に積極的なことから協業に至った。

協業の狙いについては、「ライフスタイルや発信している考え方、アートを通じた社会への貢献など、木梨さんは生き方そのものが『ウェルネスデザイン』」(同社)であり、「多くの方にポジティブな形で認知されている木梨さんの力を借り、マッシュグループの活動を、これまで届けられなかった方々に届けたい」(近藤広幸社長)としている。木梨氏の今後の活動については、同社の特設サイトで創作活動の進捗やお披露目の予定、イベントの告知などを行う。

マッシュHD本社を見学
社員と交流、ユーチューブも収録

5月22日に東京・麹町のマッシュHD本社で就任式を実施した。木梨氏は社内見学での後、デザイナーとのミーティングにも参加するなど交流を深め、「社員の皆さんが元気に楽しく働かれていて、『ウェルネスデザイナー』としてお声がけいただけて光栄」とコメント。「まずは皆さんと仲良くなって、これからお役に立てるようがんばっていきたい」と話す。同社のユーチューブチャンネルでは同社社員から木梨氏へのQ&Aを収録。「かっこいい大人になるためには?」「人生で一番笑顔になる瞬間は?」などの質問を投げ掛けた。

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