「ナイキ」のスニーカーを無許可でカスタマイズして販売していた「ドリップ・クリエーションズ(DRIP CREATIONZ)」および運営会社のカスタム・バイ・イレーヌ・インク(CUSTOMS BY ILENE INC.)に対して「ナイキ」が2021年に商標権侵害で提訴していた件について、裁判所は6日、和解判決と永久差し止め命令を下した。
同ブランドは、スペイン出身のモンセラット・アルバレス(Montserrat Alvarez)が2016年に創設すると、すぐにパリの伝説的コンセプトストアであるコレット(COLETTE)と、アメリカ発ラグジュアリーECのモーダ・オペランデイ(MODA OPERANDI)やドーバー・ストリート・マーケット(DOVER STREET MARKET)で取り扱われ、20年からは「コム デ ギャルソン(COMME DES GARCONS)」とのコラボレーションを継続しています。日本では伊勢丹やトゥモローランド(TOMORROWLAND)で販売しており、価格帯は275〜498ユーロ(約4万5000〜8万円)です。
英・ヴィクトリア&アルバート博物館が、フランスのクチュリエールであるガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)の作品に焦点を当てた英国初の展覧会「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de Mode」を2024年2月25日まで開催する。彼女のアイコニックなデザインの遍歴や自身のメゾン「シャネル(CHANEL)」など、婦人帽子専門店を開店した1910年から最後のコレクションを発表した71年まで、シャネルの軌跡を紹介する。一般公開に先駆けたディナーには、メゾンのアンバサダーであるキーラ・ナイトレイ(Keira knightley)や宮沢氷魚、ジョージア・メイ・ジャガー(Georgia May Jagger)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)らが来場した。
■「ガブリエル・シャネル展 Manifeste de Mode」
会期:2023年9月16日〜2024年2月25日
会場:ヴィクトリア&アルバート博物館(Cromwell Road, London SW7 2RL イギリス)
時間:10:00~17:45(毎週金曜日は20時まで)
来場者の装いは、「コーチ」らしくレザーアイテムを取り入れたコーディネートが目立った。秋冬コレクションのムートンジャケットの他に、難易度が高いと思われがちな全身レザーのコーディネートをサラリと着こなしている来場者が多かったのも印象的だ。ブランドアンバサダーとして活動しているラッパーのリル・ナズ・X(Lil Nas X)は全身白のレザーでキメ、ボトムスにはロングスカートをチョイス。もちろん、着こなしのポイントとして恐竜や星型など、「コーチ」の新作バッグを取り入れている人たちの姿も見られた。
ロシャは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins)を卒業。レースやパールビーズをあしらった、ロマンティックでガーリー、ときにダークなクリエイションで人気を博している。21年に「H&M」と協業し、23年春夏シーズンにはメンズをスタート。9月18日に発表した24年春夏コレクションでは「クロックス(CROCS)」とコラボレーションし、大粒のパールビーズやクリスタルが飾られたモデルなどを披露した。
ロシャは、ロンドン芸術大学セントラル・セント・マーチンズ校(Central Saint Martins)を卒業。レースやパールビーズをあしらった、ロマンティックでガーリー、ときにダークなクリエイションで人気を博している。21年に「H&M」と協業し、23年春夏シーズンにはメンズをスタート。9月18日に発表した24年春夏コレクションでは「クロックス(CROCS)」とコラボレーションし、大粒のパールビーズやクリスタルが飾られたモデルなどを披露した。
同展は、イヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、イヴ・サンローラン(Yves Saint Laurent)の没後日本で初めて開催する大回顧展だ。21歳でのデビューから、自身のブランドとして初のコレクション、美術作品や舞台芸術、そして日本から影響を受けながら独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリー、ドローイング、写真を含む約300点によって、12章構成で紹介する。
チャプター1では、「ディオール」のデザイナーとして成功を収めた後から、ピエール・ベルジェ(Pierre Berge)らと共にオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」を設立し、船乗りの作業着に着想を得た最初のコレクション発表までを紹介。チャプター2では、ブランドの人気を不動のものとした、タキシードやジャンプスーツ、サファリ・ルック、トレンチコートなど「イヴ・サンローラン」のアイコニックな作品群をテーマにした。
チャプター9では、パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)、アンリ・マティス(Henri Matisse)、ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)、ピエール・ボナール(Pierre Bonnard)といったアーティストへ敬意を払った作品を紹介する。チャプター10では、オートクチュールショーのフィナーレを飾るウエディングドレスをテーマに、19世紀の終わりから続く伝統的なガウンのドレスや、斬新なデザインのドレスを展示する。最後のチャプター11では、63年に初来日したイヴ・サンローランと日本の関係を、資料を通して解き明かす。
ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)のヨガウエアレーベル「トゥー ユナイテッドアローズ(TO UNITED ARROWS)」はこのほど、1日限定の大型ポップアップイベントを東京・青山の貸しスペースライトボックススタジオ(LIGHT BOX STUDIO)で開催した。「地球も私たちも健康に」というブランドコンセプトに通ずるフードや物販など計6社が出店し、多くの来場者で賑わった。
2021-22年秋冬シーズンにデビューした同ブランドは、同社のポートフォリオの中でも「ウェルネスにまつわる発信拠点」としての役割を担う。過去には取り扱い店舗の「ユナイテッドアローズ」原宿店や、湘南の「カリフォルニアジェネラルストア(CALIFORNIA GENERAL STORE)」などで、アンバサダー講師によるヨガ教室などを定期的に開催してきたが、外部でのイベント開催は今回が初めて。さまざまなコンテンツをそろえることで既存顧客以外へのアプローチを狙った。
英国王室ファミリーの装いは、常に世界中の注目を浴びている。中でも、2022年にエリザベス女王(Queen Elizabeth II)が死去したことを受けて継承した“ウェールズ公妃”としての責務を果たすため、勢力的に公務に参加しているキャサリン皇太子妃(Catherine, Princess of Wales)の着こなしへの関心は非常に高く、多くのメディアが詳細に取り上げている。
故エリザベス女王やキャサリン皇太子妃の着こなしに関する著書を執筆してきたジャーナリストのベサン・ホルト(Bethan Holt)いわく、「かつては、ウィリアム皇太子(William, Prince of Wales)と夫婦ともに社交的で親しみやすいカジュアルな印象だったが、今年に入ってからは真剣に公務に取り組む姿勢を反映したようなルックが目立つようになった」という。実際、キャサリン皇太子妃はジャケットやスーツをこれまでよりも多く着用するようになっており、ウィリアム皇太子と仲睦まじく色などでリンクコーデすることもある。
インフルエンサーの影響を分析するマーケティング企業のウィアリズマ(WeArisma)によると、5月に行われたチャールズ国王(King Charles III)の戴冠式でのキャサリン皇太子妃の姿は最も影響力のある瞬間の一つだったとし、米タイム誌(Time Magazine)のインスタグラムに投稿された「アレキサンダー・マックイーン」のドレスは、34万9700ドル(約5105万円)のエンゲージメントバリューをもたらしたとされている。ますます高まるキャサリン皇太子妃によるファッションシーンへの影響力。2023年1〜7月の話題を集めたルックを月ごとに振り返るとともに、着用ブランドはもちろん、アクセサリーや色使いといったポイントをまとめた。
12日:王立リバプール大学病院(Royal Liverpool University Hospital)とバーケンヘッドの「オープン・ドア・チャリティ(Open Door Charity)」訪問時には、同行したウィリアム皇太子とネイビーとダークグリーンで仲良くカラーコーディネート。英「ホランド・クーパー(HOLLAND COOPER)」のタータンチェックのコートに、英「セフィン・スタジオ(CEFINN STUDIO)」のリブ編みニットドレス、「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO)」のパンプス、「マルベリー」のハンドバッグを合わせた。
17日:英国君主の誕生日を祝うセレモニー“トゥルーピング・ザ・カラー・セレモニー(Trooping the Colour Ceremonies)”のために、エメラルドグリーンの「アンドリュー・ゲン(ANDREW GN)」のコートドレスを特注。故ダイアナ元皇太子妃をほうふつさせると話題を集めた。帽子は「フィリップ・トレーシー」。