授賞式後には、シンフラックスによるプレゼンテーションが実施された。AIが生成した、“インターネット上に存在する海”をイメージした動画をスクリーンに投影し、ゴールドウインとの協業で発表した「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」との防水透湿素材のシェルジャケットと、「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」のフリースのクルーとボトムを披露した。
さらに、特別ゲストとして「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」を手掛ける宮前義之デザイナーが登場し、トークショーを開催。“未来のファッションデザイナー”をテーマに、現在のファッション業界が抱える課題や、問題を解決するための仕組み作りについて語り合った。宮前デザイナーは「川崎さんの仕事がしっかりとファッション業界で評価されているということは、時代の変わり目なのだと実感した」と話し、「ファッションには悲観的な側面もあるが、モノ作りで一番楽しいのは職人さんとコミュニケーションを取りながら作ったものを、お客さまが喜んで着てくださること。川崎さんのような新しい視点を持った人と取り組むことで、モノ作りをより発展させることができるはずだ」と締めくくった。
ハイプレステージの宿泊施設では「コスメデコルテ(DECORTE)」、プレステージでは「雪肌精」と「ティーブンノル ニューヨーク(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」、宿泊プランに合わせて「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」を用意し、スポーツ・スパ施設では全ゾーンで「プレディア(PREDIA)」を展開する。
21年に投資会社セコイア・キャピタル・チャイナ(SEQUOIA CAPITAL CHINA)の傘下に入ったことも成長エンジンになった。日本における店舗数は今年9月時点で、昨年の5店舗から3倍の15店舗に、社員数は34人から3.5倍の120人に急増している。さらに来年以降も、速度をゆるめず出店攻勢をかけるという。こうした躍進には、創業からクリエイションの根幹を貫くデザイナーの愛がこもった哲学と社員の働きやすさを重視した職場環境、売れに売れているアジア市場の好調ぶりが大きく起因している。
ニューヨーク発の時計メディア「ホディンキー(HODINKEE)」は、カシオ計算機の「G-SHOCK」とUKを代表するシンガーソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran)がコラボレーションしたウオッチ“Ref. 6900 サブトラクト バイ エドシーラン(Ref. 6900 Subtract by Ed Sheeran)”を発表した。価格は185ドル(約2万8000円)で、10月18日(現地時間)から、「ホディンキー」の公式オンラインストアで取り扱う。
今回のコラボウオッチは、「ホディンキー」が時計愛好家として知られる人気シンガーソングライターのジョン・メイヤーと共に、彼の友人に「G-SHOCK」をデザインしてもらう全3部作のプロジェクト“ホディンキー イン レジデンス(Hodinkee in Residence)”の第1弾モデルだ。シーランが今年リリースした6thアルバム「-(サブトラクト)」のアートワークに着想し、ケースを鮮やかなイエローにアップデート。また、液晶と文字板を組み合わせたトリグラフダイアルでシーランの顔を抽象的に表現し、文字盤の12時の部分にはアルバムタイトル「-」を手書き風のグラフィックであしらっている。