「パーリゲイツ」失速 TSI23年3〜8月期は営業減益

TSIホールディングスの2023年3〜8月期連結業績は、売上高が前年同期比1.7%増の732億円、営業利益が同9.6%減の5億3200万円、純利益が同34.6%減の14億円だった。天候不順などに伴う販売不調で値引き販売が増え、売上総利益率が悪化した。純利益は受取配当金(6億9000万円)などの営業外収益、有価証券売却益(5億1000万円)の押し上げ効果があった。

ブランド別では、急成長を続けていたグループ内売上高1位のゴルフブランド「パーリーゲイツ」が同5.1%減の83億円と失速した。下地毅社長は「ゴルフ市場は(ブランドが)飽和状態にあり、ブームも一巡している」としながらも、売り場のテコ入れで再成長の余地はあると見る。具体的には「パーリーゲイツ」とともに、「ピージージー」「マスターバニーエディション」「ニューバランスゴルフ」など他のゴルフブランドを複合・集積した売り場づくりを進める。

日本企画のカジュアルラインが好調の「マーガレット・ハウエル」は、売上高が同12.2%増の67億円と伸ばし、「ナノ・ユニバース」(同1.4%増、62億円)を抜いてグループ2位となった。売上高トップ10のうち8ブランドが増収となったが、全社的な値引き販売の増加傾向により、連結での売上総利益率は前年同期比0.8ポイント悪化した。

EC売上高は前年同期比6.6%減と鈍化している。自社EC「ミックスドットトーキョー」でのブランド横断でのコーディネートネート提案や、新たなモール型ECの立ち上げ準備を進める。

24年2月期連結業績は、売上高が前期比4.9%増の1620億円、営業利益が同2倍の47億円、純利益が14.3%増の期初予想を据え置く。「好調事業への重点投資」「EC強化」「秋冬商品の在庫コントロール」「販管費コントロール」の4つの改善施策により巻き返しを図る。

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「マメ クロゴウチ」が毎日ファッション大賞受賞 「私のあだ名“マメ”が、スタッフ一人一人のものになった」

毎日新聞社は16日、「第41回毎日ファッション大賞」の授賞式を開催した。大賞には「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」の黒河内真衣子デザイナーを、新人賞・資生堂奨励賞にはシンフラックス(Synflux)の川崎和也代表取締役CEOを選出した。

業界に貢献した人や団体に贈る鯨岡阿美子賞は、栗野宏文ユナイテッドアローズ上級顧問が受賞した。話題賞は、大谷翔平効果で盛り上がった腕時計ブランド「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」と、俳優・アーティストで、アップサイクルブランド「ウィ・ユー(OUI OU)」を手掛けるのん、特別賞は今年創設100周年を迎えた文化学園に贈った。

大賞の黒河内デザイナーによる「マメ クロゴウチ」は、2018年からパリ・ファッション・ウイークでランウエイショーを続けており、今年1月には青山に旗艦店をオープンした。9月には、21年から継続してきたユニクロとのコラボコレクション「ユニクロ アンド マメ クロゴウチ(UNIQLO AND MAME KUROGOUCHI)」のラストコレクションを発売したばかりだ。登壇した黒河内デザイナーは「一人でブランドを立ち上げてから13年が経った。一番の財産は、ともに働いてくれるスタッフができたこと。私のあだ名だった“マメ”が、私個人のものでなく、スタッフ一人一人のものになったことに、言葉にできないほどの幸せを感じている」と話した。さらに「ファッション業界にはたくさんの課題があり、葛藤し、勉強しながらこなしている。これからも私たちらしいやり方で、誰かにとっての1着を作っていきたい」と続けた。

新人賞・資生堂奨励賞の川崎CEOが主宰するシンフラックスは、テクノロジーを活用して“廃棄ゼロファッション”を目指す、慶應義塾大学の研究チームから独立したスタートアップ企業だ。ゴールドウインとのコラボプロジェクト“シン・グリッド(SYN-GRID)”では、AI(人工知能)とアルゴリズムを活用して生地裁断時の廃棄量を削減するパターンメイキング技術“アルゴリズミック クチュール(Algorithmic Couture)”を使ったアイテムを22年11月に発売した。川崎CEOは「選考員のコメントを拝読したところ、『大賞はストレートに決定し、新人賞は物議を醸した』と書かれていた。私はスペキュラティヴ・ファッションデザイナーと名乗っており、“スペキュラティヴ”とは問題提起や未来に問いを投げかける意味を持つ。審査でも議論を生めて光栄に思う」とユーモラスにコメントした。

授賞式後には、シンフラックスによるプレゼンテーションが実施された。AIが生成した、“インターネット上に存在する海”をイメージした動画をスクリーンに投影し、ゴールドウインとの協業で発表した「ザ・ノース・フェイス(THE NORTH FACE)」との防水透湿素材のシェルジャケットと、「ニュートラルワークス.(NEUTRALWORKS.)」のフリースのクルーとボトムを披露した。

さらに、特別ゲストとして「エイポック エイブル イッセイ ミヤケ(A-POC ABLE ISSEY MIYAKE)」を手掛ける宮前義之デザイナーが登場し、トークショーを開催。“未来のファッションデザイナー”をテーマに、現在のファッション業界が抱える課題や、問題を解決するための仕組み作りについて語り合った。宮前デザイナーは「川崎さんの仕事がしっかりとファッション業界で評価されているということは、時代の変わり目なのだと実感した」と話し、「ファッションには悲観的な側面もあるが、モノ作りで一番楽しいのは職人さんとコミュニケーションを取りながら作ったものを、お客さまが喜んで着てくださること。川崎さんのような新しい視点を持った人と取り組むことで、モノ作りをより発展させることができるはずだ」と締めくくった。

第41回「毎日ファッション大賞」の受賞者は以下の通り。

大賞:黒河内真衣子「マメ クロゴウチ」デザイナー
新人賞・資生堂奨励賞:川崎和也/Synflux代表取締役CEO、スペキュラティヴ・ファッションデザイナー
鯨岡阿美子賞:栗野宏文/ユナイテッドアローズ上級顧問
話題賞:グランドセイコー
話題賞:のん/俳優・アーティスト
特別賞:文化学園

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「クロコダイル」のヤマトインター、純利益が24.6%増 23年8月期

東証スタンダード上場のヤマトインターナショナルの2023年8月期決算は、売上高が前期比7.2%増の208億円、営業利益は約2倍の3億円、経常利益は同8.2%減の5億8800万円、純利益は同24.6%増の5億6300万円だった。8月を除き既存店が前年を上回ったほか、LINEとアプリの2段構えのDXが奏功した。アプリは2022年4月にリニューアルを実施しており、会員数は前期末から18万人増の79万人へと大幅に増加した。

GMSへのコーナー数を含めた店舗数は、23年8月末で8店舗減の878店舗。粗利率は0.9ポイント悪化の57.5%だった。梅川実・取締役常務執行役は「採算を重視して店舗数のスクラップを進めた一方で、円安や原材料価格の高騰の影響を受けた」という。コスト増を受け、商品価格は平均して6%ほど上げたものの、「コスト削減などを進め、上昇幅を抑えられたため、客数などへの大きな影響は抑えられた」(梅川取締役)という。

24年8月期の見通しは、売上高が前期比5.8%増の220億円、営業利益が同15.6%増の3億5000万円、経常利益が同28.6%減の4億2000万円、純利益が同41.4%減の3億3000万円。期末の店舗数はGMS大手のイトーヨーカ堂の店舗閉鎖などを盛り込み、21店舗減の857店舗の見込み。イトーヨーカ堂はどの店舗を閉鎖するかなどは公表していないものの、「GMS店舗閉鎖の影響を多めに織り込んだ。引き続き不採算店舗からの撤退も進める」という。一方、この数年はNSC(近隣型ショッピングセンター)への直営店の出店にも力を入れており、3店舗の出店を計画する。857店舗のうち、直営店は16店舗に拡大する。

梅川取締役は「この数年はアプリのリリースに加え、VMDや販売員研修のDXを進めている。VMDは二週間に1度のペースで、東京本店内に売り場スペースを設け動画で全店舗の販売員に向けVMD情報を発信している。これまでに比べ、明らかに店頭のVMDは強くなっており、セット率の向上など、売り場効率の向上に繋がっている」という。円安による値上げ懸念により衣料市況にも不透明感が見られるが、「足元の売り上げはそれほど悪くない。少なくとも上期までは前年並みかそれ以上で推移すると見ている」。

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「マキアージュ」から“うる艶”唇をかなえるリップが登場 落ちにくさとケアを両立

資生堂のメイクアップブランド「マキアージュ(MAQUILLAGE)」は11月21日、落ちにくさとケアを両立するリップ“ドラマティックエッセンスルージュ”(全7色、各3300円※編集部調べ)を発売する。

同商品は、滑らかなつけ心地と色持ちを両立する「ウォーターセンシングテクノロジーTM」を搭載。高い密着力で、軽いつけ心地ながら、落ちにくさとつけたての色、艶をキープする。美容オイルと美容保湿成分配合で、唇のケアもかなえる。

カラーは、こなれ感のあるブラウンローズの“7cmのヒールで”、王道レッド“無邪気な誘惑”、明るいコーラルレッド“また会う約束”、華やかなニュアンスローズ“かけひきの時間”、フェミニンピンク“未来予想”、落ち着きのあるヌーディべージュ“レイジータイム”、ヘルシーなピンクベージュ“ウィスパートーク”の全7色をそろえる。

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「モスキーノ」、ジェレミー・スコットの後任に「グッチ」歴20年のベテラン ミケーレ時代を支えた実力者

伊アエッフェ(AEFFE)傘下の「モスキーノ(MOSCHINO)」は、ダヴィデ・レンネ(Davide Renne)を新たなクリエイティブ・ディレクターを任命した。10年間の任期を経て3月に退任したジェレミー・スコット(Jeremy Scott)の後任として、11月1日付で就任する。着任後は、ウィメンズウエア、メンズウエア、アクセサリーを監修。2024年2月の24-25年秋冬ミラノ・ファッション・ウイークで初のコレクションを披露する予定だ。

レンネ新クリエイティブ・ディレクターは、イタリア・トスカーナ州出身。フィレンツェのファッション専門学校のポリモーダ(POLIMODA)を卒業後、アレッサンドロ・デラクア(Alessandro Dell’Acqua)の下でキャリアをスタートした。4年間働いた後、04年にグッチに入社。約20年間、当時のクリエイティブ・ディレクターだったフリーダ・ジャンニーニ(Frida Giannini)やアレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)の下でウィメンズ・コレクションのデザインに従事し、最終的にはウィメンズウエアのヘッドデザイナーを務めた。

就任に際して、彼は「(創業者の)フランコ・モスキーノ(Franco Moschino)は、自分のデザインスタジオを“プレールーム”と呼んでいたが、そのアイデアに深く共感する。ファッション、特にイタリアンファッション、そして何よりも『モスキーノ』というブランドがその大きな影響力を以って成し遂げられることは、常に遊び心と喜びが感じられるものであるべき。そして、発見や実験の感覚をもっているべきだ」とコメント。「マッシモ・フェレッティ(Massimo Ferretti)氏(=アエッフェ取締役会長)は、ファッション界の偉大な才能の一人が創設したメゾンを率いるにあたり、父親のように親身になって私の話に耳を傾け、対話を重ねてくれた紳士。だからこそ、プレールームの鍵をくれた彼には、本当に感謝している。取り掛かる日が待ち遠しいし、一緒に楽しめるだろう」と付け加えた。

一方、フェレッティ取締役会長は「私たちを取り巻く世界との生き生きとした対話を生み出すファッションの力に対するダヴィデの極めて洗練されたビジョン、そして『モスキーノ』のレガシーとデザインコードに対する彼の深い理解に、私たちは皆感銘を受けた。彼は素晴らしいデザイナーであり、人間的にも特別だ。フランコはよく、“マナーの悪さだけが真の悪趣味だ”と言っていたが、ダヴィデと知り合い、私は彼の明らかな才能だけでなく、その優しさや感性に心を打たれた。イタリアらしい心とラグジュアリー界において本当にユニークなDNAを持つグローバルブランドである『モスキーノ』の未来を形作る上で、彼が極めて重要な役割を果たすと確信している」と太鼓判を押した。

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古き良き“町服屋”であの頃にタイムスリップ 京都に“帰る”理由01

かつて月に1度は京都を訪れていた。それが行動制限などもあり、数年も空いてしまった。その期間はSNSがもたらす情報だけが光明で、あれこれ見ていて、“いつか”と思っていた店にようやく行くことができた。まずは、古き良き“町服屋”を紹介しよう。

“なんてことない、だけど飽きない”を伝えるアメリカ衣料品店

1軒目は、京都市東部の山科にある「東(あずま)商店」。京都駅からは電車と徒歩で20分ほど。40〜50代にとって“うちの地元にもこんな店があった!”と思わせる、町のアメリカ衣料品店だ。東健一オーナー(49歳)は脱サラして、2015年に同店をオープンした。山科は東オーナーが生まれ育った土地だ。

店内には「チャンピオン(CHAMPION)」や「ヘインズ(HANES)」の新品のスエットやTシャツ、「エル・エル・ビーン(L.L.BEAN)」「フィルソン(FILSON)」「バーバリアン(BARBARIAN)」などの古着、東オーナーの「中学生のころからの趣味」という釣りにまつわる服や道具が所狭しと並ぶ。「山科にも30年くらい前までは、アメリカ衣料品店が数軒あった」という。

東商店の客層はオーナーと同じ40代男性が中心だが、上は70代まで。一方で高校生も来店し、「アメカジ好きの母親に勧められたそうで、アメリカブランド『プロファイブ(PRO5)』のベースボールシャツを買ってくれた。これからも彼らの頼れる存在でありたい」と話す。

東オーナーの信条は、“自分が着て、良いと思ったものだけを販売する”こと。「僕はもともとファッション業界の人間ではなく、文字通りゼロからのスタートだった。だから、せめて正直に商いしたいと思った。結果として、店には“シンプルでトレンドに流されないもの”が集まった」と述べる。

ちなみにこの日の東オーナーの服装は、「ブルックス ブラザーズ(BROOKS BROTHERS)」のボタンダウンシャツにアメリカブランド「オービス(ORVIS)」の魚柄ネクタイを合わせ、トップスは「J.プレス(J.PRESS)」の紺ブレというアメリカントラッドなもの。同ジャンルも東商店を語る上で欠かせない要素だ。2タックのチノパンはサスペンダーで釣り、足元は革靴が王道なところを、「スペリー トップサイダー(SPERRY TOP-SIDER)」のスニーカーにして抜け感を出した。

【初訪問を終えて】愚直だからこそ応援したい、それが“町服屋”

東オーナーのやり方が、2023年のファッションビジネス的に長けているとか言うつもりはない。だけど、東商店は古き良き洋服文化を地元で次世代に継承している。そして、その“教え”を頼りにする人がいる。なんだかそれって、とても健全な気がした。なにより取材と言いつつ、気が付くと買い物モードになってしまっている自分がいた(笑)。初めて知るオーセンティックブランドも多く、アメカジ・アメトラの奥深さも感じた。京都に“帰る”理由が、またできた。

■東商店
時間:12:00〜19:00
定休日:水曜日
住所:京都府京都市山科区音羽乙出町1-5

※近日中に「オンリーワンなミリタリースーツとは? 京都に“帰る”理由02」を公開予定。お楽しみに!

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「ルイ・ヴィトン」がK-POPル セラフィムをアンバサダーに指名

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」はK-POPガールズグループ、ル セラフィム(LE SSERAFIM)をアンバサダーに指名し、韓国限定の新作バッグの広告キャンペーンに起用した。

ル セラフィムは、韓国・ソウルで初開催された2023年ウィメンズ プレフォールコレクションに招待され、ショー後のパーティーでパフォーマンスを披露するなどしていた。なお今回のキャンペーンでは、同ショーのセットを再現する。

また新作バッグは“GO-14”の特別なカラーや、韓国で幸運を象徴する伝統的な巾着“ボクジュモニ”に着想した“ノエパース”などをラインアップする。

ル セラフィムはキム・チェウォン(Kim Chaewon)、ホン・ウンチェ(Hong Eunchae)、ホ・ユンジン(Huh Yunjin)、サクラ(SAKURA)、カズハ(KAZUHA)の5人によるガールズグループ。22年にデビューした。

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コーセーから7年ぶりにアメニティー新ブランドが誕生 ジェンダーレスやSDGsに着目

コーセーの子会社でトラベルリテールやアメニティー事業を担うコーセートラベルリテールは、7年ぶりにアメニティーの新ブランド「ネイチャーアンドコー(NATURE&CO)」を立ち上げ、2024年1月1日から全国の宿泊施設向けに順次展開する。

ブランド名は既存のマスブランド領域で展開していた「ネイチャーアンドコー」を採用。今回アメニティーブランドとして再構築し、認知拡大を図る。デビュー時は、ヘアケアやスキンケア、フェイス&ハンドソープなど7品目10品種のアイテムをラインアップする。

コーセートラベルリテールは、20年にアメニティー事業を担うグループ子会社のコーセーコスメピアとコーセーのトラベルリテール事業を統合した新会社として設立。アメニティー事業では、宿泊施設とスポーツ・スパ施設向けに、ハイプレステージ、プレステージ、ボリュームゾーン別にアメニティー商品を展開する。

ハイプレステージの宿泊施設では「コスメデコルテ(DECORTE)」、プレステージでは「雪肌精」と「ティーブンノル ニューヨーク(STEPHEN KNOLL NEW YORK)」、宿泊プランに合わせて「ジルスチュアート ビューティ(JILL STUART BEAUTY)」を用意し、スポーツ・スパ施設では全ゾーンで「プレディア(PREDIA)」を展開する。

富士経済によると、ボリュームゾーンとして位置づける宿泊施設は全体の65%を占めているという。新ブランドは、これまで同社が手薄だったボリュームゾーンの宿泊施設に訴求し、幅広い顧客層と新規客との接点を創出する。

なお、現在6000施設で展開するアメニティー専用ブランド「ナチュリティ(NATURITY)」「エピソード(EPISODE)」は2023年に終売し、一部施設は新ブランド「ネイチャーアンドコー」に切り替える予定。

「ネイチャーアンドコー」では、新領域の拡大にも挑戦する。飲食店を中心に、医療施設や介護施設のアッパー層向けの施設で、ハンドソープを展開。私立の子供向け教育施設を中心に、ファミリープランを用意するリゾートホテルで子供用日焼け止めの導入を検討するなど、ブランドの知名度を高め、宿泊施設との相乗効果を図る。

渋江修コーセートラベルリテール社長は、「まずは『ネイチャーアンドコー』を国内で広げ、将来的には、アメニティー事業全体で海外展開を視野に入れ、売り上げ拡大を目指す」と意気込む。

「ネイチャーアンドコー」のブランドコンセプトは、“BOTANICAL POWER 植物のやさしさと効果の両立”。近年のSDGs意識の高まりを受け、アメニティー領域も環境への配慮やユニバーサル対応へのニーズがさらに増加することを背景に、性別・国籍を問わない品質やデザインにこだわった。

商品は、シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、フェイスクレンジングオイル、化粧水、乳液、フェイス&ハンドソープをラインアップする。全アイテムに植物由来の成分を配合。香りは、ナチュラルなハーバルグリーン系を採用した。

パッケージは、統一感のあるナチュラルな空間を演出するブラウンを基調にしたデザインに仕上げた。ボトルはバイオマスPETを使い、シャンプーとボディソープボトルの側面には触覚識別表示を施した

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ファミマの「コンビニエンスウェア」がファッションショーを開催 コンビニ業界初の試み

ファミリーマートは、東京都のファッションイベント「東京 ファッション クロージング(TOKYO FASHION CROSSING)」との協業により、大型イベント「ファミリーマートフェス(FAMILY MART FEST.以下ファミフェス)」を11月30日に開催する。その一環で、メイン会場の国立代々木競技場 第二体育館で落合宏理デザイナーが監修するオリジナルブランド「コンビニエンスウェア(CONVENIENCE WEAR)」の新作を発表するファッションショーを実施する。コンビニがファッションショーを開くのは初めて。

ファミフェスでは、「チャレンジ大発表会」のコンセプトのもとで、同社が行うさまざまな挑戦を披露する。ファッションショーのほか、ファミリーマートのプライベートブランド「ファミマル」や新たな試みも発表する予定だ。

一般観覧の募集は、「東京 ファッション クロージング」を通じてのみ実施している。一般来場チケット抽選の詳細については、「東京 ファッション クロージング」公式ホームページに記載している。

落合デザイナーは、次のようにコメントを寄せた。「日本中を巻き込んで一つのコンビニが大きいフェスをすることは、新しい文化・時代を切り開くという意味で、このチャレンジを見ていただくことは今の日本にとってすごく重要なことだと思います。ファミフェスで実施するコンビニエンスウェアのファッションショーやデザインを通して、新しいライフスタイルの提案だけでなく日本の皆さまや、加盟店の皆さまの心が動いていただき新しい価値を作り上げる機会にしていきたいです。そのためのコンテンツを企画中ですので、是非楽しみにお待ちください」。

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【スナップ】東欧モルドバの“度が過ぎる”個性 若者はアングラムードで自由を謳歌

東欧に位置するモルドバの首都キシナウで、ファッションの祭典「モルドバン・ブランズ・ランウエイ(Moldovan Brands Runway)」が9月に開催された。同イベントではメイン会場でトークショーとランウエイショーが2日間にわたって行われ、一般参加可能だったため地元の美術大学学生も多く参加した。

会場で見かけたのは、旧ソビエト連邦各国で見られる、エッジの効いたアンダーグラウンドなスタイルだ。テーラリング主軸のモルドバ発ブランド「ストローパ(STOROPA)」のジャケットや、隣国ルーマニアに拠点を置くゴシック調な世界観の「アレクサンドリュ フロアレア(ALEXANDRU FLOAREA)」のコルセットを着用する来場者もいた。

ただ、多くの若者は古着を自ら解体し、再構築した独自性の高い洋服をまとっていた。ツヤ感のあるハードなレザーと相反する繊細なレース、ランジェリーによる大胆な露出。そして、ボディーラインを強調する古典的なコルセットがあれば、SF映画さながらのビッグフレームのサングラスもあり、時代もカテゴリーも異なるアイテムを自由自在にミックスさせて、個性を表現する独自のスタイルが印象的だった。

ウィメンズ

全然“クワイエット”じゃない
大胆主張の派手スタイル

メンズ

ストリート派は王道寄り
モード系はクセ者ぞろい

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「マックスマーラ」が“テディベアコート”10周年でポップアップ 限定アイテムも

「マックスマーラ(MAX MARA)」は、アイコニックな“テディベアコート”の誕生10周年を祝して、東京をはじめとする世界10都市でグローバルキャンペーン“TEDDY TEN(テディ テン)”を開始する。日本では国内各地で限定商品を扱うポップアップストアをオープン。ポップアップは、10月16日〜12月1日まで表参道店、10月27日〜11月5日まで六本木ヒルズ 大屋根プラザ、11月1〜7日まで伊勢丹新宿店、11月15〜21日まで阪急うめだ本店で行う。

キャンペーンでは、限定アイテムも数量限定で販売する。ラインアップは、“テディベアコート”にクリスタルを施した“クリスタル テディベアコート”(179万9600円)と、キッズサイズの“ミニ テディベア コート”(25万1900円)だ。同アイテムは、10月16日から表参道店とブランド公式オンラインストア、10月27日から六本木ヒルズ大屋根プラザのポップアップストアで販売する。

また、11月2、3日の2日間、六本木ヒルズ アリーナに「マックスマーラ」の一大テーマパーク「テディ テン パーク」をオープンする。スケートリンク「テディ リンク」はLINEでの事前予約制となる。その他、UFOキャッチャー、コットンキャンディーのコンテンツは事前予約不要で、来場時に各ブースでチケットを発行できる。

◾️“テディ テン”限定ショップ
ポップインストア 表参道店
開催期間:10月16日〜12月1日
住所:東京都渋谷区 都渋谷区神宮前 5-2-5
営業時間:11:30〜20:00

ポップアップストア 六本木ヒルズ 大屋根プラザ
開催期間:10月27日〜11月5日
住所:東京都港区六本木 6-10-1 大屋根プラザ イベントスペース
営業時間:11:00〜20:00

ポップアップストア 伊勢丹新宿店
開催期間:11月1〜7日
場所:伊勢丹新宿店 本館 1 階 ザ・ステージ
住所:東京都新宿区新宿 3-14-1
営業時間:10:00〜20:00

ポップアップストア 阪急うめだ本店
開催時期:11月15〜21日
場所:阪急うめだ本店 1 階コトコトステージ
住所:大阪府大阪市北区角田町 8-7
営業時間:10:00〜20:00

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「マメ クロゴウチ」が竹かご展を青山で開催 2023年秋冬コレクションを祝して

「マメ クロゴウチ(MAME KUROGOUCHI)」は11月5日までの期間、2023年秋冬コレクションの発売を記念した竹かご展を青山で開催中だ。

同コレクションへ影響を与えた竹かごの荘重な色調、重厚さと軽妙さを併せ持つ造形バランス、伸びやかに交差する線の優雅さなどの要素を雄弁に伝える作品12点を展示している。

■「マメ クロゴウチ」2023年秋冬コレクション 竹かご展

期間:10月12日〜11月5日
時間:13:00〜20:00
場所:「マメ クロゴウチ」青山
住所:東京都港区北青山3-8-3
休店日:月曜、水曜

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「メゾン キツネ」と「アンドワンダー」の第2弾コラボ 家族や友人とスキーを楽しむホリデーをイメージ

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は10月19日、アウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」とコラボレーションしたコレクションの第2弾を発売する。両ブランドの直営店、公式オンラインストアでは世界の発売に先駆け、先行販売をする。なお、オンラインストアは18時以降の発売だ。

今回のコラボコレクションは、「メゾン キツネ」のパリのスピリットとオリジナリティー、「アンドワンダー」の壮大なアウトドアへの情熱と融合させた。スキー場のユニホームや1980年代のスポーツウエアの美学にオマージュを捧げる。テーマは、都会から離れ、雪山の頂で週末を過ごす友人や家族をイメージした“Le Châlet(山小屋)”だ。デザイン性と機能性が出合い、山の中や街の中で友人たちと快適な時間を楽しむために作られた。

モダンで遊び心がある視点からノスタルジアを解釈した今回のコレクションの特徴は、オーバーサイズやパデットのバランスなど現代的なシルエットが新たなゆとりを作り出している一方で、「メゾン キツネ」のグラフィックがホリデーニットに新しい風を吹き込んでいる。「アンドワンダー」の特徴である機能性は、特に雪の日に効果を発揮し、フード付きの断熱ジャケットは、山小屋の外で食料を探す間、冷たい風にも耐えられるように作られた。フォックス・チェック柄のフリースは暖炉のそばで温まるのにぴったりの着心地の良さを備えている。プリント入りのバッグはどんなシーンでも使いやすく、ニット小物はさまざまなアウトフットと合わせやすいようにデザインされた。

対象の店舗でコレクションアイテムを5万5000円以上購入すると、今回のコレクションのグラフィックを使用した特別なギフトをプレゼント。なお、なくなり次第終了だ。

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「メゾン キツネ」と「アンドワンダー」の第2弾コラボ 家族や友人とスキーを楽しむホリデーをイメージ

「メゾン キツネ(MAISON KITSUNE)」は10月19日、アウトドアブランド「アンドワンダー(AND WANDER)」とコラボレーションしたコレクションの第2弾を発売する。両ブランドの直営店、公式オンラインストアでは世界の発売に先駆け、先行販売をする。なお、オンラインストアは18時以降の発売だ。

今回のコラボコレクションは、「メゾン キツネ」のパリのスピリットとオリジナリティー、「アンドワンダー」の壮大なアウトドアへの情熱と融合させた。スキー場のユニホームや1980年代のスポーツウエアの美学にオマージュを捧げる。テーマは、都会から離れ、雪山の頂で週末を過ごす友人や家族をイメージした“Le Châlet(山小屋)”だ。デザイン性と機能性が出合い、山の中や街の中で友人たちと快適な時間を楽しむために作られた。

モダンで遊び心がある視点からノスタルジアを解釈した今回のコレクションの特徴は、オーバーサイズやパデットのバランスなど現代的なシルエットが新たなゆとりを作り出している一方で、「メゾン キツネ」のグラフィックがホリデーニットに新しい風を吹き込んでいる。「アンドワンダー」の特徴である機能性は、特に雪の日に効果を発揮し、フード付きの断熱ジャケットは、山小屋の外で食料を探す間、冷たい風にも耐えられるように作られた。フォックス・チェック柄のフリースは暖炉のそばで温まるのにぴったりの着心地の良さを備えている。プリント入りのバッグはどんなシーンでも使いやすく、ニット小物はさまざまなアウトフットと合わせやすいようにデザインされた。

対象の店舗でコレクションアイテムを5万5000円以上購入すると、今回のコレクションのグラフィックを使用した特別なギフトをプレゼント。なお、なくなり次第終了だ。

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デイトナが長野の耕作放棄地でトウモロコシの収穫祭開催 地元の学生や保育園児も参加

デイトナ・インターナショナルはSDGs活動の一環で、長野県の耕作放棄地の再生に取り組む。10月6日には、長野県・須坂市の耕作放棄地で栽培したトウモロコシの収穫祭を開催した。昨年に続く2回目となる今回は、元E-girlsで農業の魅力を発信するタレントの武藤千春をゲストに招き、長野県内や東京都内の複数の大学から学生約35人や地元の保育園児らも参加した。イベントを通して耕作放棄地の解消にとどまらず、若い世代の農業への関心を高めることも狙いだ。

長野県では農家の減少に伴い農地が放置された状態の耕作放棄地が増加し、獣害や病虫などの発生が問題となっている。デイトナ・インターナショナルは過去にも⿅⾁を使ったカレー⽸詰「ジビエフリーク」を企画するなど、同地の課題解決に携わってきた。2022年には、再生可能エネルギー事業「みんな電力」を手掛けるUPDATERと協業し再生可能エネルギー「フリークス電気」の販売を始めた。「フリークス電気」に申し込むと長野県の発電所「TS」の太陽光発電に切り替えることができるというもので、毎月の電気料金のうち100円が耕作放棄地の再生活動に取り組むNPO法人「シナノソイル」に寄付される仕組みだ。

開墾した畑では、ポップコーン品種のトウモロコシを栽培。収穫したトウモロコシは、オリジナルのポップコーン商品「爆裂-シナノポップ」に、虫食いなどで商品化できなかったものは、クラフトビール「爽快電撃ビア」として「フリークスストア」長野店などで販売している。昨年は松代で実施し、今回は場所を変えて須坂市の約1983平方メートルの畑を活用し、3150本のトウモロコシを収穫した。

収穫後は出来立てのポップコーンを味わう

収穫祭では、トウモロコシの収穫を体験したのち、芯から実を外してその場でポップコーンにして味わった。参加した信州大学の学生は、「友達に誘われて参加した。農業は遠い存在で、普段は農地に訪れる機会もなかなかない。ファッションをきっかけに知ることができてよかった」とコメント。また農業大学の学生は、「授業で耕作放棄地について触れることはあっても、実際にどんな取り組みができるかは知らなかったので、今回とても学びになった」と感想を述べた。

須坂市地域おこし協力隊で同畑を管理する村田健児さんは、「ファッション業界からこのようなアクションを起こしてくれることで、農業に触れたことのない人を巻き込むことができる。レジャーやエンターテインメントの文脈にも広がり、関係人口が増えることがうれしい」とコメントした。

地域に根付いた店舗から生まれるSDGs活動

現在「フリークスストア」は全国に約50店舗構える。各地で地元アーティストを招いたイベント開催や商品企画など、地域に根付いた店舗運営を続けきた。そうして築いたコミュニティーがベースとなり、地元の課題解決およびSDGs活動へと発展している。「フリークス電気」のプロジェクトも、長野店の店長の発案で始まったもの。清宮雄樹・執行役員ブランディング本部部長は、「始める前はこれが何か形になるんだろうかという思いで進めてきたが、これだけの多くの人が集まってくださり続けて良かったと思う。その時に一歩踏み出した私たちのように、参加者の皆さんが今日の体験から気付きを得て次の一歩につなげてほしい。来年はさらに規模を拡大して取り組みたい」と話した。同社はこのほかに静岡県でも未利用魚を活用した商品開発などを手掛けており、地域のSDGs活動にまつわる商品企画を広げている。

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「ミドリカワ」×「スイコック」 ヴィブラム社の5本指シューズをオマージュ

緑川卓がデザイナーが手掛ける「ミドリカワ(MIDORIKAWA)」は10月18日、フットウエア「スイコック(SUICOKE)」とコラボレーションし、イタリアのヴィブラム(Vibram)社の5本指シューズをオマージュしたアイテムを発売する。「スイコック」公式オンラインストア、ドーバーストリートマーケット ギンザ、ベルベット(VELVET)で取り扱う。

ローカットブーツ(3万5200円)はグレーとアイボリー、ハイカットブーツ(3万7400円)はパープルとグリーンで用意する。さまざまな環境に順応するユーティリティーに優れた同社の“メガグリップ”(MEGAGRIP)をアウトソールに搭載し、フェイクファーをベースにコントラストを効かせたカラーネイルをあしらった。

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「ミドリカワ」×「スイコック」 ヴィブラム社の5本指シューズをオマージュ

緑川卓がデザイナーが手掛ける「ミドリカワ(MIDORIKAWA)」は10月18日、フットウエア「スイコック(SUICOKE)」とコラボレーションし、イタリアのヴィブラム(Vibram)社の5本指シューズをオマージュしたアイテムを発売する。「スイコック」公式オンラインストア、ドーバーストリートマーケット ギンザ、ベルベット(VELVET)で取り扱う。

ローカットブーツ(3万5200円)はグレーとアイボリー、ハイカットブーツ(3万7400円)はパープルとグリーンで用意する。さまざまな環境に順応するユーティリティーに優れた同社の“メガグリップ”(MEGAGRIP)をアウトソールに搭載し、フェイクファーをベースにコントラストを効かせたカラーネイルをあしらった。

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「ジーユー」×「ビューティフルピープル」の新作が11月3日に発売 ユニセックスウエア16型

「ジーユー(GU)」は「ビューティフルピープル(BEAUTIFUL PEOPLE)」とのコラボコレクションの第2弾を11月3日に全国の店舗とオンラインストアで発売する。ラインアップはユニセックス16型で、ジャケットやブルゾン、パンツ、プルーバーなどをそろえた。価格帯は990〜9990円。サイズはXSからXXLを用意する。XSと XXLはオンラインのみ販売する。

同コレクションでは、第1弾から1980〜90年代のスクールカルチャーを思わせるアイテムコンセプトは継続させつつ、青春を経て大人になったムードに進化させた、セットアップを中心としたワークウエアにアップデートした。

また、10月16 日から11月2日の期間、銀座店とマロニエゲート銀座店、渋谷店では、コレクションの世界観を表現した先行展示エリアを用意している。

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存在感を増す「アミ パリス」 躍進を紐解く3つの好調要因

パリ発のファッションブランド「アミ パリス(AMI PARIS)」がますます存在感を増している。アレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)が2011年、アパートの一室で始めた同ブランドは瞬く間に人気となり、翌年にパリ・ファッション・ウイークに参加。世界各国にファンを増やし、ビジネスも右肩上がりで絶好調だ。ここでは躍進の理由を、3つのキーワードを挙げて解説する。

ブランド創業から12年、
ビジネスは右肩上がりに成長

当時30歳のアレクサンドル・マテュッシが、自身の名前を冠したブランドをパリでスタートしたのは2011年のこと。「ディオール(DIOR)」や「ジバンシィ(GIVENCHY)」といった名だたるメゾンで研さんを積んだアレクサンドルが披露したコレクションは、シンプルながら確かな存在感を放つデイリーワードローブだった。普段生活するパリの街や近しい友人、家族といった何げない日常にインスパイアされた、シンプルに「着たい」と思わせる上質なリアルクローズだ。トレンドも盛り込んだこなれたデザインがバイヤーたちの目に留まり、シーズンを重ねるごとにファンを増やしていった。

日本市場でも受け入れられるのは早く、15年には東京に日本一号店をオープン。以降、グローバル展開を加速することになる。イギリスや香港、中国本土など世界に直営店を出店。21年、念願のアメリカ進出を果たし、ニューヨークに旗艦店を開いた。

こうしたブランドの成長を語る上で欠かせないキーパーソンが、アレクサンドルのクリエイションをビジネス面で支えるニコラス・サンティ・ウェイル(Nicolas Santi-Weil)CEOの存在だ。家族や友人を大切にするというブランドの哲学をぶらすことなく、新規顧客との接点を広げる数々のコミュニケーション施策を実施した。例えば日本ではギンザ シックス(GINZA SIX)や主要都市の百貨店への出店強化、アジアでは韓国の俳優チェ・ウシク(Choi Woo-shik)をアンバサダーに起用。そのほかにも多彩なコラボレーションを仕掛けて、認知と業績の拡大に貢献した。

21年に投資会社セコイア・キャピタル・チャイナ(SEQUOIA CAPITAL CHINA)の傘下に入ったことも成長エンジンになった。日本における店舗数は今年9月時点で、昨年の5店舗から3倍の15店舗に、社員数は34人から3.5倍の120人に急増している。さらに来年以降も、速度をゆるめず出店攻勢をかけるという。こうした躍進には、創業からクリエイションの根幹を貫くデザイナーの愛がこもった哲学と社員の働きやすさを重視した職場環境、売れに売れているアジア市場の好調ぶりが大きく起因している。

好調要因1:
コミュニティーを重んじる
ブランド哲学

ブランド名の由来は、アレクサンドル・マテュッシ創設者兼クリエイティブディレクターの頭文字であり、フランス語で“友達”を意味する。“友人のために(amicable)”作るコレクションは、着る人を引き立てる洗練されたモダンさやフレンチならではのエスプリが漂う。アレクサンドルが大事にしてきたFriendship(友情)、Family(家族)、Trust(信頼)、Respect(尊敬と思いやり)という創業当初から変わらないこのブランド哲学こそ、ジェンダーも国も超えて多くの共感を生み、コミュニティーを広げ、世代を超えて愛される重要な要素になっている。

好調要因2:
アジアの売り上げがけん引

全世界に出店を加速している「アミ パリス」の中で特に売上規模が大きく、依然としてポテンシャルが高いエリアがアジアだ。世界全体の店舗数は300を超え、故郷フランスのほかには日本、中国本土、韓国、香港、イギリス、アメリカに進出。うち、中国本土には18店舗、韓国には14店舗を擁している。日本でも、昨年オープンしたギンザシックス店を筆頭に絶好調だ。国内需要のみならず、インバウンドの売り上げも大きく貢献しているという。日本では現在の15店舗から、来年中に20店舗体制まで出店を計画している。

好調要因3:
働きやすい制度作り。
スタッフを随時募集

「アミ パリス」にとっての“家族”である従業員の待遇も見直しを重ね、ライフワークバランスの実現に向けた働き方改革に取り組んでいる。例えば年間休日の多さ(125日、有給休暇別途あり)は業界の中でもトップクラス。7〜10日間の長期休暇を年間2回取得できるAMI Happy Holidayという福利厚生プログラムを今年導入した。シングルペアレントのスタッフに対するサポートにも積極的だ。店舗拡大に伴い社員研修制度を強化してスキルアップを図ると同時に、社員一人一人に合ったキャリアアップを重視する評価制度にも力を入れている。今後は、百貨店のラグジュアリーフロアへの新規出店や既存店の拡張リニューアルを加速。本社や店舗において、さまざまな職種でマネジャーやスタッフを募集している。

TEXT : CHIKAKO ICHINOI
問い合わせ先
アミ パリス ジャパン
03-3470-0505

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【2023クリスマスコフレ】「ヘラ」グリッターが主役のコレクション発売 松屋銀座本店でポップアップも

韓国のビューティ大手アモーレパシフィック(AMORE PACIFIC)が展開するコスメブランド「ヘラ(HERA)」は11月8日、“アフター アワーズ”をテーマにした2023年ホリデーコレクションを発売する。きらびやかなアフターパーティの世界観を表現したアイシャドウパレットとリキッドリップをそろえる。

4色アイシャドウパレット“クアッドアイカラーシャドウ”(6820円)から、限定色“#L01 アフターアワーズ”を販売する。シルバーやベージュなどのグリッターカラーと、シアーな発色のベビーピンクのアイカラーをセットにした。モダンで華やかな目元を演出する。シルバーグリッターをあしらったホリデーらしいパッケージデザインも特徴だ。

定番アイテム“センシュアルヌードグロス”(各4400円)は、艶がありふっくらとした唇に導くリップグロス。グリッターを配合したクールベージュ“#486 カシミアキス”と、クールなきらめきをかなえるブラック系“#11 ブラックラム”の2色が登場する。

松屋銀座本店では10月25日〜11月7日、同コレクションを先行販売する期間限定のポップアップを実施。「ヘラ」専属メイクアップアーティストによる事前予約制のタッチアップサービス、メイクショー、サンプルプレゼントなどを用意している。

■「ヘラ」2023ホリデーコレクション ポップアップストア
期間:10月25日〜11月7日
時間:11:00~20:00
場所:松屋銀座本店 1階 正面入り口前プロモーションスペース
住所:東京都中央区銀座3-6-1

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笹野和泉氏がジョルジオ アルマーニ米国法人のCEOに就任 ジャパン社の代表取締役は続投

笹野和泉ジョルジオ アルマーニ ジャパンCEOが12月1日付けでアメリカ法人であるジョルジオ アルマーニ コーポレーションの最高経営責任者(CEO)に就任する。同CEOは、引き続きアルマーニ グループ副社長兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのジュゼッペ・マルソッチの直属となり、米国、カナダ、メキシコ、ブラジルを担当し、ジョルジオ アルマーニ コーポレーションのエグゼクティブとメキシコおよびブラジルのジェネラル・マネージャーは笹野CEOの直属となる。また、ジョルジオ アルマーニ ジャパンの次期CEOには同社の土橋一勝ヴァイス・プレジデントが就任する。

笹野CEOはヨーロッパではソニー、日本ではシャネルの役員を歴任した後、06年にアルマーニ グループに入社。そのグローバルビジョンは日本だけではなくその他国々におけるマネージメントにも功績を残してきた。 「アルマーニ グループは長期的な関係の上に成り立っている。誠実さと能力の重要性はさることながら、勤勉さと各々の資質に報い、グループ内での成長を促すことが重要であると考えている。笹野和泉は日本および太平洋地域で優れた業績を上げており、この新しい役職においても、異なる文化的視点をもたらすという素晴らしい能力を引き続き発揮してくれるものと確信している。このような変革は、アルマーニ グループの絶え間ない発展と充実のための基本であり、私の哲学の中核をなす価値観だ」とジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)=アルマーニグループ会長兼CEOは語っている。なお、笹野CEOはジャパン社の代表取締役は続投する。

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笹野和泉氏がジョルジオ アルマーニ米国法人のCEOに就任 ジャパン社の代表取締役は続投

笹野和泉ジョルジオ アルマーニ ジャパンCEOが12月1日付けでアメリカ法人であるジョルジオ アルマーニ コーポレーションの最高経営責任者(CEO)に就任する。同CEOは、引き続きアルマーニ グループ副社長兼チーフ・コマーシャル・オフィサーのジュゼッペ・マルソッチの直属となり、米国、カナダ、メキシコ、ブラジルを担当し、ジョルジオ アルマーニ コーポレーションのエグゼクティブとメキシコおよびブラジルのジェネラル・マネージャーは笹野CEOの直属となる。また、ジョルジオ アルマーニ ジャパンの次期CEOには同社の土橋一勝ヴァイス・プレジデントが就任する。

笹野CEOはヨーロッパではソニー、日本ではシャネルの役員を歴任した後、06年にアルマーニ グループに入社。そのグローバルビジョンは日本だけではなくその他国々におけるマネージメントにも功績を残してきた。 「アルマーニ グループは長期的な関係の上に成り立っている。誠実さと能力の重要性はさることながら、勤勉さと各々の資質に報い、グループ内での成長を促すことが重要であると考えている。笹野和泉は日本および太平洋地域で優れた業績を上げており、この新しい役職においても、異なる文化的視点をもたらすという素晴らしい能力を引き続き発揮してくれるものと確信している。このような変革は、アルマーニ グループの絶え間ない発展と充実のための基本であり、私の哲学の中核をなす価値観だ」とジョルジオ・アルマーニ(Giorgio Armani)=アルマーニグループ会長兼CEOは語っている。なお、笹野CEOはジャパン社の代表取締役は続投する。

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「マルニマーケット」が玉川高島屋 S・Cでポップアップ 最新色や先行販売色も用意

「マルニ(MARNI)」は、10月17〜23日まで玉川高島屋 S・Cでポップアップ「マルニマーケット」を開催する。髙島屋オンラインストアでは10月18日12:30〜22日13:30まで取り扱う。

ポップアップでは、深まる秋に最適なウール素材のバッグ、バスケットバッグの最新モデルや最新色などを豊富にラインアップ。

ニットバッグからは、“ヘッジバッグ”(7万400円)や“ロザルバッグ”(4万700円)、“ブレッドバッグ”などの最新モデルに加え、“チェスボードショルダーバッグ”(3万6300円)、“ダイヤモンドバッグ”(3万1900円)や“ウーリークロシェバッグ”(3万8500円)などの先行販売色を用意する。

バスケットバッグからは、“ジャージーハンドルミニバスケット”(2万6400円)のブラックアンドホワイトやシュガーピンク、バイカラーテープを使った“ミニバスケットバッグ”(2万4200円)のパープルとダークブルーなどの先行販売色をそろえる。

そのほか、“ストライプミニショルダーバッグ”(1万9800円)のキャラメルブラウン、“ハンモックバッグ”(2万7500円)のポピーレッドやオレンジミックスといった最新色や、金属フレームにPVC(ポリ塩化ビニル)チューブを編み込んだユニークなチェアやスツールなどのくつろぎアイテムも販売する。

※新型および最新色などの人気のバッグはそれぞれ発売日が異なる。また一部の商品は、オンラインサイトでも発売する。詳細は高島屋のホームページに掲載。

◾️マルニマーケット
日程:10月17〜23日
時間:10:00〜20:00
場所:玉川高島屋 S・C 南館 1 階 プラザ(正面入口)

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「サンローラン」がイセタンサローネでポップアップ 新作やファインジュエリーを販売

「サンローラン(SAINT LAURENT)」は、東京ミッドタウンのイセタンサローネ(ISETAN SALONE)でポップアップストアを10月19〜31日に開催する。

ガラス張りで開放感のあるエントランスには、アンソニー・ヴァカレロ(Anthony Vacarello)=クリエイティブ・ディレクター監修のもと、ユルゲン・テラー(Juergen Teller)が撮影した2023-24年秋冬コレクションのキャンペーンビジュアルを飾る。店内はモノトーンを基調として、大理石のテーブルや木製チェアなど異素材のコントラストを効かせた。

ポップアップでは、10月13日に日本先行発売したウィメンズの新作トートバッグ“ベア” (45万6500円)や、メンズの新作“サンローラン トート” (46万2000円)を含む最新コレクションから、アイコニックなジャケットやライダース、コートなどの“ヴェスティエ・コレクション”まで幅広いアイテムを用意する。また、表参道店とギンザ シックス(GINZA SIX)店のみで取り扱うファインジュエリーや、国内ではオンライン限定で販売しているライフスタイルラインの“サンローラン リヴ・ドロワ”などのアイテムを展示及び受注販売する。

なお、ポップアップを開催する東京ミッドタウンから徒歩数分の国立新美術館では「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」が開催中だ。

■サンローラン ポップアップストア
会期:10月19〜31日
場所:東京ミッドタウン内イセタンサローネ
住所:東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン・ガレリア1F

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ANAPが事業再生ADRを申請、23年8月期で4期連続の赤字

東証スタンダード上場のANAPは10月13日、私的整理の一種である事業再生ADR手続きを申請し、受理されたと発表した。つなぎ融資の一つであるDIPファイナンスは、大株主であるネットプライスが行う。

ANAPは13日に発表した23年8月期で純損失が11億6400万円と、4期連続の赤字となり、期末には上場以来初の債務超過(8億9300万円)になっていた。なお、今回のADRは金融機関が対象で、仕入先や顧客への影響はないという。

ANAPの23年8月期の業績は、売上高が前期比16.7%減の42億円、営業損失が7億4000万円の赤字、経常損失が8億100万円の赤字だった。営業損益、経常損益、純損益はいずれも4期連続の赤字だった。

ネットプライスは5月17日付で、DXコンサルティングのピアズから1株あたり356円で株式を譲受し、ANAP株13.7%を所有する大株主になっていた。

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エド・シーランが「G-SHOCK」とコラボ 時計メディア「ホディンキー」とジョン・メイヤーが実現

ニューヨーク発の時計メディア「ホディンキー(HODINKEE)」は、カシオ計算機の「G-SHOCK」とUKを代表するシンガーソングライターのエド・シーラン(Ed Sheeran)がコラボレーションしたウオッチ“Ref. 6900 サブトラクト バイ エドシーラン(Ref. 6900 Subtract by Ed Sheeran)”を発表した。価格は185ドル(約2万8000円)で、10月18日(現地時間)から、「ホディンキー」の公式オンラインストアで取り扱う。

今回のコラボウオッチは、「ホディンキー」が時計愛好家として知られる人気シンガーソングライターのジョン・メイヤーと共に、彼の友人に「G-SHOCK」をデザインしてもらう全3部作のプロジェクト“ホディンキー イン レジデンス(Hodinkee in Residence)”の第1弾モデルだ。シーランが今年リリースした6thアルバム「-(サブトラクト)」のアートワークに着想し、ケースを鮮やかなイエローにアップデート。また、液晶と文字板を組み合わせたトリグラフダイアルでシーランの顔を抽象的に表現し、文字盤の12時の部分にはアルバムタイトル「-」を手書き風のグラフィックであしらっている。

「1年ほど前にジョンから『G-SHOCK』をデザインする誘いを電話で受けた時、僕にとって特別なウオッチだからすぐに『イエス』と答えた。この半年間のツアー中、着け続けたことでさらに思い出深い1品となり、腕から外したくないウオッチ以上の存在になった。ファンのみんなにも、このウオッチを着けることで自分だけの思い出を作ってほしい」とシーランはコメント。

なおファンの間では、このウオッチがシーランのために制作された非売品のカスタムモデルなのか、未発売の限定モデルなのか憶測が飛び交っていた。

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Bコープ認証を持つ米アウトドア「コトパクシ」が国内2店舗目を京都にオープン

米国のアウトドアブランド「コトパクシ(COTOPAXI)」は10月17日、高島屋京都店が増床する専門店ゾーン「T8(ティーエイト)」(3階)に新店舗をオープンする。店舗面積は約56㎡。同ブランドはBコープ認証(社会や環境への配慮、透明性、説明責任、持続可能性など企業のパフォーマンスを評価する国際的な制度で、取得のハードルが高いことで知られる)を持ち、今年1月に東京・下北沢の商業施設「リロード(RELOAD)」に店舗をオープンするなど日本市場においても勢いづいている。日本で独占輸入販売権を持つアルコインターナショナル(大阪)の降幡昌弘社長にビジネスの現在地点、そして未来について聞いた。

WWD:今年1月の下北沢「リロード」に続いて、今回は京都進出。ビジネスは好調である?

降幡昌弘アルコインターナショナル社長(以下、降幡):当社が日本で「コトパクシ」ビジネスを始めたのは2021年春だが、2期目の売り上げは1億5000万円超。予算比1.5倍で着地した。3期目の現在も、やはり前期比1.5倍で推移している。

新興の、しかもバッグを主力とするアウトドアブランドで、かつなかなかにクセのある商品を扱っていて、この数字は合格点と言えると思う。京都店のオープンは、さらなる起爆剤になると期待している。

WWD:日本におけるアウトドアブームは「沈静化した」とも言われる。市況をどう見ている?

降幡:キャンプなど、アクティビティーとしてのアウトドアは確かに沈静化したかもしれないが、「コトパクシ」はアーバンアウトドアブランドであり、ブームを経て今はむしろ追い風を感じている。下北沢店はわずか約46㎡だが、月に700万円を売り上げる。これは想定の倍だ。

WWD:内訳は?

降幡:バッグが8割、残り2割をアパレルが占める。価格はバッグが1万5000〜3万円、アパレルが1万〜2万円だ。

WWD:好調をアシストしているのが、「コトパクシ」のアイデンティティーともいえるカラフルさである?

降幡:おっしゃる通り、ファッションとしての取り入れやすさは強みだ。

WWD:色へのこだわりについて聞きたい。

降幡:“カラーを通じて、人を元気にしたい”というのがブランドの思い。例えば、バッグの代表的シリーズ“デルディア”は生地の100%に残布を使っており、完全アソート(一点物)のカラフルなパッチワークが魅力だ。同バッグはフィリピンの工場で生産しており、これは発展途上国の雇用創出のためのアクションでもある。

WWD:「コトパクシ」はBコープ認証を持つ。日本市場でサステナビリティ意識の変化を感じる?

降幡:正直、一般ユーザーが“サステナブルだから買うか?”というと、答えはNOだろう。ただし「コトパクシ」の場合、カラフルなバッグに引かれて入店し、スタッフが企業理念などを話すことで決定の後押しはできていると思う。

WWD:今後の出店計画について聞きたい。3店舗目は、やはりアルコインターナショナルのお膝元である大阪で?

降幡:特に大阪にこだわってはいないが、昨年9月から今年7月末までグランフロント大阪にポップアップストアをオープンしていたこともあり“経験値”は持っている。とはいえ良い話があれば、札幌でも福岡でも横浜でも出店には前向きだ。実際に、たくさんの声をいただいている。

WWD:京都店(単店)の初年度売り上げ目標、24年にかけての3期目のブランドの売り上げ目標を教えてほしい。

降幡:京都店は1億2000万円、ブランド全体では3億円が目標だ。アウトドアファッション市場に、カラフル革命を起こしたい!

「コトパクシ」は米国人デイビス・スミス(Davis Smith)が2014年にソルトレイクシティで創業した。日本ではアルコインターナショナルが21年春から展開する。

■「コトパクシ」京都
オープン日:10月17日
時間:10:00〜20:00
定休日:無休
場所:高島屋京都店「T8」3階
住所:京都府京都市下京区四条通寺町東入2丁目御旅町35

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「ルイ・ヴィトン」がニセコでポップアップ 白銀にマッチする空間でトラベルラゲッジなど販売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は12月15日から2024年2月25日までの期間、北海道・ニセコで、「ニセコ ウィンター リゾート ポップアップストア」をオープンする。

国内のリゾート地に初出店するポップアップストアは、羊蹄山とニセコ連峰の壮大な風景を一望できる場所に位置する。白銀の世界に溶け込む空間で、セレクトしたウィメンズとメンズのトラベルラゲージやレザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、フレグランス、ウォッチやジュエリー、書籍などのコレクションを提供する。

■ニセコ ウィンター リゾート ポップアップストア
会期:23年12月15日〜24年2月25日
場所:パーク ハイアット ニセコ ハナゾノ イベントビレッジ
住所:北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-47

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「ルイ・ヴィトン」がニセコでポップアップ 白銀にマッチする空間でトラベルラゲッジなど販売

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は12月15日から2024年2月25日までの期間、北海道・ニセコで、「ニセコ ウィンター リゾート ポップアップストア」をオープンする。

国内のリゾート地に初出店するポップアップストアは、羊蹄山とニセコ連峰の壮大な風景を一望できる場所に位置する。白銀の世界に溶け込む空間で、セレクトしたウィメンズとメンズのトラベルラゲージやレザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、フレグランス、ウォッチやジュエリー、書籍などのコレクションを提供する。

■ニセコ ウィンター リゾート ポップアップストア
会期:23年12月15日〜24年2月25日
場所:パーク ハイアット ニセコ ハナゾノ イベントビレッジ
住所:北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-47

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「メイベリン ニューヨーク」の人気マスカラ“スカイハイ”からブルージュカラーが登場

「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は11月25日、人気のマスカラ“スカイハイ”(1490円)から新色“よあけブルージュ”を発売する。アマゾンで先行予約を受け付けており、楽天は10月24日から先行予約を開始する。

“よあけブルージュ”は、「新たな1日の始まりを告げるうっすらと明るんだ空」をイメージしたブルージュカラーを採用。透け感のある発色が特徴で、澄んだ瞳を演出する。

“スカイハイ”は、2022年9月に発売して以降マスカラカテゴリーで、売り上げNo.1(22年9月〜23年8月スーパー、ドラッグストアなどの店舗[オンラインを除く]での累計売上金額。インテージSR調べ)を誇る。“ブラック”“たそがれブラウン”“あさやけルビー”“ゆうやけオレンジ”の4色をラインアップし、今回5色目の定番色として“よあけブルージュ”が加わる。

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「ソポ」初の化粧下地とコンシーラーが登場

ノインが手掛けるコスメブランド「ソポ(SOPO)」は10月24日、同ブランド初の化粧下地とコンシーラーを発売する。一部店舗を除く全国のファミリマートとロフト、ロフト公式ECで取り扱う。

化粧下地“つるんとナチュラル陶器肌、高機能メイクアップベース” [SPF43・PA+++](1980円)は、乾燥崩れを防ぐヒアルロン酸やツボクサエキスを配合。毛穴や色ムラ、小ジワ、くすみにアプローチする。“部分&広範囲どちらも対応 高密着リキッドコンシーラー”(全2種、各1870円)は、保湿成分のヒアルロン酸やセラミド5種を配合。カバー力と保湿感を両立した。

同日、雑誌や広告などで活躍するヘアメイクアップアーティストのGeorgeが監修した6アイテムの限定色を発売する。ベーシックで使いやすいカラーをそろえ、4色アイシャドウ“アイパレット”(全2種、各1460円)、“リップスティック”(全2種、各1430円)、“カラーマスカラ”(全2種、各968円)を展開する。

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「モネ 連作の情景」展開催を記念してクッキー缶“モネの庭缶”が登場 指輪ケースとしてアフターユースも可能

ヘルシースイーツを展開する「青山デカーボ」は10月20日、モネの名画「睡蓮」とフランス・ジヴェルニーにあるモネの庭をイメージしたクッキー缶“モネの庭缶”を、上野の森美術館で開催予定の「モネ 連作の情景」東京展で期間限定販売する。

缶の蓋面にはクロード・モネの名画「睡蓮」をイメージしたイラストが、側面にはジヴェルニーにあるモネの庭の“モネの家”“散歩道”“太鼓橋と睡蓮の池”“バラのアーチと池”をイメージしたイラストが描かれている。池の部分の印刷方法を変えることによりキラキラ輝く池を表現し、缶に凹凸をつけるエンボス加工で睡蓮の花を引き立てている。

缶の中には、植物の素材のみで作ったダージリンティークッキー入り。爽やかな香りを楽しめるダージリンの茶葉を練り込んだ紅茶クッキーで、グルテンフリーかつ植物の素材で作ったとは思えないほどコクがある。小⻨粉の代わりに米粉を、白砂糖の代わりにてんさい糖、卵の代わりに豆乳クリーム、バターの代わりに豆乳クリームバターを使用して作った。

指輪ケースサイズの“モネの庭缶”は、花を飾ったりアクセサリーや小物を収納したり、クッキーを食べた後もさまざまなアフターユースが楽しめる。なお「モネ 連作の情景」東京展の会期は10月20日~2024年1月28日。休館日などの詳細は公式サイトを参照のこと。

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ヘルシースイーツを展開する「青山デカーボ」は10月20日、モネの名画「睡蓮」とフランス・ジヴェルニーにあるモネの庭をイメージしたクッキー缶“モネの庭缶”を、上野の森美術館で開催予定の「モネ 連作の情景」東京展で期間限定販売する。

缶の蓋面にはクロード・モネの名画「睡蓮」をイメージしたイラストが、側面にはジヴェルニーにあるモネの庭の“モネの家”“散歩道”“太鼓橋と睡蓮の池”“バラのアーチと池”をイメージしたイラストが描かれている。池の部分の印刷方法を変えることによりキラキラ輝く池を表現し、缶に凹凸をつけるエンボス加工で睡蓮の花を引き立てている。

缶の中には、植物の素材のみで作ったダージリンティークッキー入り。爽やかな香りを楽しめるダージリンの茶葉を練り込んだ紅茶クッキーで、グルテンフリーかつ植物の素材で作ったとは思えないほどコクがある。小⻨粉の代わりに米粉を、白砂糖の代わりにてんさい糖、卵の代わりに豆乳クリーム、バターの代わりに豆乳クリームバターを使用して作った。

指輪ケースサイズの“モネの庭缶”は、花を飾ったりアクセサリーや小物を収納したり、クッキーを食べた後もさまざまなアフターユースが楽しめる。なお「モネ 連作の情景」東京展の会期は10月20日~2024年1月28日。休館日などの詳細は公式サイトを参照のこと。

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高島屋・村田社長が衣料品強化に本気のワケ インバウンドと高額品のバブルは「長くは続かない」

高島屋は2023年3〜8月期、営業利益が前年同期比62.4%増の208億円となり、過去最高を更新した。24年2月期通期においても営業利益(440億円)、純利益(295億円)は過去最高を予想する。インバウンド回復の追い風は大きく、通期の免税売上高は580億円を計画。これも19年2月期の547億円を上回って過去最高となる見込みだ。だが村田善郎社長は、インバウンドや富裕層の高額品バブルに支えられる足下の状況が長くは続かないと見て、「百貨店の本業(衣料品)の力を高めていきたい」と話す。

ラグジュアリーブランドなどよりも利益率の高い衣料品を強化することで、中長期的な目線で収益基盤の強化を進める。「取引先メーカーとの協業を深めることで、顧客ニーズを捉えた商品開発ができてきた。プロパー(正価)で売り切れる売り場を作っていきたい」。すでに成果は出ている。3〜 8月期において、国内客の衣料品の売上高は前年同期比7%増。高額品(同3%増)を上回る伸長率だった。

取引先メーカーとの協業深化
顧客ニーズを捉えたモノ作り

取引先メーカーとの協業による商品・売り場開発の先行事例では、ジュンと組んだ「モア サロン エ ロペ」がある。今年5月に高島屋大阪店に1号店を、6月に高島屋横浜店に2号店を出店した。両社のMD担当者やバイヤーが定期的に顔を合わせ、意見交換しながら商品開発をしている。今秋からは従来品より価格・品質を引き上げた商品を導入し、目の肥えた層にアプローチしている。

また「サロン ル シック」など自主編集売り場の魅力化を主眼に、昨年から若手バイヤーを積極的に海外出張させるなどし、育成を進めている。「すぐに効果が出るものではないが、5年、10年と腰を据えて取り組んでいきたい」と村田社長。

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名古屋の肉王、肉とホルモンに特化して48店舗。肉のトータルカンパニー、AJドリームクリエイトの強みを聞いた。

【記事のポイント】 ●愛知県を中心に「名古屋名物味噌とんちゃん屋」、「飛騨牛焼肉 牛ざんまい」、「ニクバルダカラ」など、FC含めて48店舗を展開している株式会社AJドリームクリエイト(本社:愛知県名古屋市中区)。代表取締役・蓮川昌実氏に創業からの25年と、同社の強みを聞いた。
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