「セルジオ ロッシ」に新たなCEOが就任 「アニヤ・ハインドマーチ」の元グローバルCEO

イタリアのシューズブランド「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は12月5日、新たな最高経営責任者(CEO)として、「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」のグローバルCEOなどを務めていたヘレン・ライト(Helen Wright)が就任したことを発表した。5月にリカルド・シュット(Riccardo Sciutto)前CEOが退任してから、最高執行責任者のポール・コルヴァ(Paul Kotrba)が暫定的に後任を務めていた。

ライトCEOは、「『セルジオ ロッシ』の一員となることを大変うれしく思う。1951年に創業した伝統あるブランドをさらに活性化させるために新ビジョンを掲げ、新たな顧客を開拓する必要がある。過去から良いインスピレーションを得て、明るい未来を築いていきたい」と述べている。今後は持続可能な成長の実現に向け、ステークホルダーや主要なビジネスパートナーと共に同ブランドのグローバル戦略を主導する。北米やアラブ首長国連邦、日本、中華圏などの主要な市場でさらなる成長を目指す。

オーストラリア・シドニー出身のライトCEOは、同国の百貨店グループ、デビッド・ジョーンズ(DAVID JONES)で小売、運営、商品管理の分野でキャリアをスタート。10年にわたって経験を積んだ後、1999年にロンドンに拠点を移し、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」でヨーロッパの小売・マーチャンダイジング部門の立ち上げと運営に5年間携わった。以降、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「フェンディ(FENDI)」ではヨーロッパ・中東・インド地域の責任者を、「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」ではグローバル・バイス・プレジデントを務めた。2015年には「アニヤ・ハインドマーチ」のグローバルCEOとして、流通やマーケティングチャネルへの投資を行ったほか、さまざまな成長戦略を実行した。18年からの3年間は、イギリス発のアウターウエアブランド「ベルスタッフ(BELSTAFF)」に加わり、事業再編、エグゼクティブ人材の登用、コレクション内容の変革、商品カテゴリーの拡大に取り組んだ。その後はオーストラリアのブロッホ・インターナショナル(BLOCH INTERNATIONAL)のCEOを務め、23年11月22日に現職として「セルジオ ロッシ」に加わった。

「セルジオ ロッシ」は、21年に中国の投資会社フォースン ファッション グループ(FOSUN FASHION GROUP、現ランバン グループ)の傘下となった。22年1月には、同ブランドのアーティスティック・ディレクターにエヴァンジェリー・スミルニォタキ(Evengelie Smyrniotaki)が就任。また、同年にランバン グループが特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Corporation、SPAC)のプリマベーラ キャピタル アクイジション コープ(PRIMAVERA CAPITAL ACQUISITION CORP.)と合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。

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「セルジオ ロッシ」に新たなCEOが就任 「アニヤ・ハインドマーチ」の元グローバルCEO

イタリアのシューズブランド「セルジオ ロッシ(SERGIO ROSSI)」は12月5日、新たな最高経営責任者(CEO)として、「アニヤ・ハインドマーチ(ANYA HINDMARCH)」のグローバルCEOなどを務めていたヘレン・ライト(Helen Wright)が就任したことを発表した。5月にリカルド・シュット(Riccardo Sciutto)前CEOが退任してから、最高執行責任者のポール・コルヴァ(Paul Kotrba)が暫定的に後任を務めていた。

ライトCEOは、「『セルジオ ロッシ』の一員となることを大変うれしく思う。1951年に創業した伝統あるブランドをさらに活性化させるために新ビジョンを掲げ、新たな顧客を開拓する必要がある。過去から良いインスピレーションを得て、明るい未来を築いていきたい」と述べている。今後は持続可能な成長の実現に向け、ステークホルダーや主要なビジネスパートナーと共に同ブランドのグローバル戦略を主導する。北米やアラブ首長国連邦、日本、中華圏などの主要な市場でさらなる成長を目指す。

オーストラリア・シドニー出身のライトCEOは、同国の百貨店グループ、デビッド・ジョーンズ(DAVID JONES)で小売、運営、商品管理の分野でキャリアをスタート。10年にわたって経験を積んだ後、1999年にロンドンに拠点を移し、「ラルフ ローレン(RALPH LAUREN)」でヨーロッパの小売・マーチャンダイジング部門の立ち上げと運営に5年間携わった。以降、LVMH モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン(LVMH MOET HENNESSY LOUIS VUITTON)が擁する「フェンディ(FENDI)」ではヨーロッパ・中東・インド地域の責任者を、「カール・ラガーフェルド(KARL LAGERFELD)」ではグローバル・バイス・プレジデントを務めた。2015年には「アニヤ・ハインドマーチ」のグローバルCEOとして、流通やマーケティングチャネルへの投資を行ったほか、さまざまな成長戦略を実行した。18年からの3年間は、イギリス発のアウターウエアブランド「ベルスタッフ(BELSTAFF)」に加わり、事業再編、エグゼクティブ人材の登用、コレクション内容の変革、商品カテゴリーの拡大に取り組んだ。その後はオーストラリアのブロッホ・インターナショナル(BLOCH INTERNATIONAL)のCEOを務め、23年11月22日に現職として「セルジオ ロッシ」に加わった。

「セルジオ ロッシ」は、21年に中国の投資会社フォースン ファッション グループ(FOSUN FASHION GROUP、現ランバン グループ)の傘下となった。22年1月には、同ブランドのアーティスティック・ディレクターにエヴァンジェリー・スミルニォタキ(Evengelie Smyrniotaki)が就任。また、同年にランバン グループが特別買収目的会社(Special Purpose Acquisition Corporation、SPAC)のプリマベーラ キャピタル アクイジション コープ(PRIMAVERA CAPITAL ACQUISITION CORP.)と合併し、ニューヨーク証券取引所に上場した。

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「ロシャス」に新クリエイティブ・ディレクター就任 ファッション事業の再ポジショニングに取り組む

インターパルファム(INTER PARFUMS SA)傘下の「ロシャス(ROCHAS)」は、レディ・トゥ・ウエアの新たなクリエイティブ・ディレクターにアレッサンドロ・ヴィジランテ(Alessandro Vigilante)を任命した。今年4月に退任したシャルル・ドゥ・ヴィルモラン(Charles de Vilmorin)の後任。2024年2月のパリ・ファッション・ウイーク期間中にプレゼンテーション形式で就任後初のコレクションを披露する。ランウエイデビューは24年秋になる予定だ。

ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターは、イタリア南部のプーリア州生まれ。もともとはコンテンポラリーダンスの訓練を受け、プロのダンサーとして活動していたという。その後、ミラノのIED モード・ラボ(IED Moda Lab)を卒業し、「ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE & GABBANA)」でファッション業界でのキャリアをスタート。アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)時代の「グッチ(GUCCI)」や「フィロソフィ ディ ロレンツォ・セラフィニ(PHILOSOPHY DI LORENZO SERAFINI)」などを経て、フリーランスで「ジ アティコ(THE ATTICO)」に携わる傍ら、21-22年秋冬に自身の名を冠したウィメンズウエアブランドをデビューさせた。女性の身体にフォーカスしたセンシュアルなデザインが持ち味で、今後も自身のブランドは継続する。

また、今年5月からすでに「ロシャス」にも関わっており、デザインチーム体制による24年春夏コレクションにも貢献した。フィリップ・ベナシン(Philippe Benacin)=インターパルファム会長兼最高経営責任者(CEO)は、ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターの最初の提案が「『ロシャス』に抱いていた、とてもパリジャン的なイメージに合致していた」とし、控えめでありながらも贅沢で着やすいデザインを称賛。「彼はブランドの核をすぐに理解した。エレガンス、大胆さ、女性らしさ、洗練といった『ロシャス』のメゾンコードを踏まえつつ、新しいアイデンティティーを築くだろう」と話す。一方、ヴィジランテ新クリエイティブ・ディレクターは「『ロシャス』を象徴するのは、フランスらしい洗練へのこだわりと女性らしさの賛美であり、そこから大きなインスピレーションを受けている。私のビジョンを伝えるのが楽しみだ」とコメントした。

インターパルファムは15年にプロクター・アンド・ギャンブル(PROCTER & GAMBLE)から「ロシャス」のファッション事業とフレグランス事業を買収。23年7月までの2年間はHIM CO(旧オンワードラグジュアリーグループ)がファッション事業の運営と生産を担っていたが、現在は運営をインターパルファム、生産をHIM COが手掛けている。ビジネスの約80%はフレグランスだが、「ロシャス」においてファッションは「メゾンの歴史の一部であるとともにフランスファッションの歴史的遺産の一部であり、極めて重要だ」とベナシン会長兼CEO。そのため、ファッション事業の再ポジショニングに取り組んでおり、「コレクションが世界中の100〜200の一流の小売店で取り扱われ、継続的に買い付けられることを目指している」という。

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【2024年春コスメ】「アディクション」は“感情の波”を表現した限定色のアイシャドウパレットなどを発売

「アディクション(ADDICTION)」は2024年1月5日、さまざまな感情が動く瞬間のムード“感情の波(WAVE OF EMOTIONS)”をテーマにした24年春コレクションを発売する。定番の4色アイシャドウパレットやリキッドリップなどの限定色をそろえる。予約は12月26日から受け付ける。

“ザ アイシャドウ パレット”(各6820円)から、感情の動きを捉えて素直に楽しむ様子をイメージした限定色が登場する。カラーは、繊細な感情の波に桜の美しさに重ねたピンク系、気持ちの高まりを表現したニュートラルなヌーディーブラウン系、ポジティブな気分のオレンジ系の3種。質感は目元の仕上がりを自由自在に表現できるスパークルやマット、パールをセットした。

内側から発光するような艶と、温もりのある血色感を放つフェイスカラー“ザ グロウ スティック”(各4180円)は、透明感のあるダスティローズとヘルシーな頬に彩るコーラルオレンジの2色を販売する。マットながらもパサつかず、軽い付け心地が特徴のリキッドリップ“ザ マット リップ リキッド”(各3520円)からはセンシュアルなモーヴ、ビターなブラウン、オレンジコーラルを用意した。

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歌手ビョークがフランス開催のツアーで「マルニ」を着用 カラフルな花のアンサンブル

ステージで「マルニ」を着用するビョーク

ミュージシャンのビョーク(björk)が、12月2日に開催した「cornucopia」ツアーのフランス公演で「マルニ(MARNI)」を着用した。

ビョークが選んだのは「マルニ」が9月にパリで発表した2024年春夏コレクションのハンドメード作品で、花をモチーフにしたチュニックとスカートの組み合せだ。手描きのメタルフラワーには、アップサイクル素材を用いる。

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松田翔太プロデュースの「キャリアリング」と「N.ハリウッド」がコラボ ピアス、ピン、Tシャツの全3型

松田翔太がプロデュースするピアスブランド「キャリアリング(CAREERING)」は、「N.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)」とコラボしたアイテムを12月8日に発売する。ラインアップはピアス、セーフティーピン、Tシャツの全3型。両ブランドの公式オンラインストアやミスターハリウッド(MISTER HOLLYWOOD)、ミスターハリウッド オオサカ、全国の正規ディーラーで取り扱う。

ピアスの耳に通すポスト部分はアレルギーに特に強い18K素材を使用する。ボックスシルエットのTシャツはなめらかな肌触りが特徴の天竺を採用し、短い繊維を取り除いたコーマ糸を用いることで毛羽立ちを軽減。左胸には大きいスクエアポケットをあしらい、ポケット下部にはピンを装着できる合皮のタブが付く。後ろネックには同コラボのパッケージに用いるテープに着想を得たグラフィックをプリントした。

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粉飾決算容疑で前社長ら逮捕 プロルート丸光が会社更生法適用を申請

衣料品卸のプロルート丸光(大阪、内田浩和社長)は5日、取締役会で会社更生手続き開始の申し立てを行うことを決議し、大阪地方裁判所にその申し立てを行い、受理されたと発表した。負債総額は現時点で約27億円。今後は裁判所の監督のもと、事業再建を目指してスポンサーを募る。

同社は1900年に創業し、戦後に総合衣料品現金卸として主に小売店向けに卸売事業で成長した。2004年にはジャスダックに上場し、08年3月期には連結売上高が370億円に達する大手企業として知られた。だが顧客だった全国の小規模な小売店の衰退や価格競争のあおりで、長期の苦戦を余儀なくされていた。ビューティ事業やD2C事業に参入するなど、活路を探っていたが、コロナ禍で大打撃を受けた。23年3月期の連結業績は売上高41億円、最終赤字13億円まで悪化した。

さらに23年4月には雇用調整助成金の不正受給が発覚し、10月には前会長と前社長が金融商品取引法違反で東京地検特捜部に逮捕される事態に陥っていた。

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「エムエム6 メゾン マルジェラ」からホリデーに向けた新作アイテム ギフト向けの小物も

「エムエム6 メゾン マルジェラ(MM6 MAISON MARGIERA)」は、ホリデーシーズンに合わせ新作アイテムを発売した。バッグや財布、カードホルダー、ネックレス、ブレスレットなどの小物やアパレルアイテムをラインアップする。同ブランドの公式オンラインストアおよび直営店、一部セレクトショップで取り扱う。

アパレルはオールブラックのドレスやジャケット、パンツをはじめ、明るいネオンカラーのセーター、シルバーのデニムなどをそろえる。折り紙に着想を得た“ニューメリック”バッグは、伝統的な構成を一変させ、フラップクロージャーのエッジにはメタルのナンバリングロゴをあしらった。“ニューメリック”カードホルダーやウオレットは個性的でありながらさりげないデザインで、ギフトとしても最適だ。

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「ラッシュ」が辰年を祝う新年限定コレクション全3種を発売 バスボムやギフトなど

英国発のナチュラルコスメブランド「ラッシュ(LUSH)」は、12月26日に新年限定コレクションとしてバスボム(入浴料)やギフトボックスなど全3種を発売する。アイテムは全国78店舗、公式オンラインストア、公式アプリで取り扱う。

同コレクションは、来年の干支であり、干支の中で唯一神話上の生き物として強さや力を象徴する辰がテーマ。

“インナードラゴン”(1250円)は、ピリッとスパイシーな香りを持つ生姜の根のパウダーを使用したバスボムで、プラスチックフリーのゴールドラメがきらめく。豊かさ、幸運、成功をもたらすとされている陳皮(ウンシュウミカンの果皮を乾燥させたもの)が甘いシトラスノートをプラスする。

ギフトボックス“ブルーミング ドラゴン ギフト”(3200円)は、縁起が良いとされる柑橘の香りのシャワージェルとバスボム“インナードラゴン”をセットにした。“天を昇る辰が如く、強い意志で困難に立ち向かう”ボックスのデザインも特徴だ。

何度も繰り返し使えるギフトラッピング用商品“ノットラップ(Knot Wrap)”の新年限定デザイン“ワイルド スピリット ノットラップ”(1000円)は、年賀のラッピングやランチクロス、エコバッグなどに使えるアイテムで、オーガニックコットン100%の素材でできている。

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「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」展開催 藤原ヒロシがプレイリストを作成

展覧会「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が12月9〜2024年2月25日の期間、六本木ヒルズ森タワー52階で開催される。入場料は、一般・大学生・専門学生が2200円、中高生が1700円、小学生が700円で、事前予約制を設けている。

キース・ヘリング(Keith Haring)は、1980年のアメリカ美術を代表するアーティスト。1980年代初頭に、ニューヨークの地下鉄駅構内で使用されていない広告板に絵を描く“サブウェイ・ドローイング”で脚光を浴びる。ヘリングは、“アートはみんなのために”という信念のもと、日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信してきた。

本展では、社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に訴え続けた、ヘリングのアートを体感することができる。会場では、アイコニックなモチーフから6メートルにも及ぶ大型アートまで、約150点を展示し、ヘリングの作品を塗り絵で楽しむことができるワークシートを配布する。ワークシートは、展覧会公式サイトでも入手可能だ。

また、アートの魅力を発信する動画クリエイターの“耳で聴く美術館(Avi)”をアンバサダーに迎え、同展覧会の見どころをティックトック、ユーチューブ、インスタグラムで発信する。さらに、音楽プロデューサーの藤原ヒロシがスペシャルなプレイリストを作成。「ヘリングの時代」をテーマに、全6曲を集結しスポティファイで聴くことができる。

アート動画クリエイター、“耳で聴く美術館(Avi)”は、1992年大阪府生まれ。 「心が震えるアートの話をしよう」をテーマに、動画プラットフォームを起点にアートの魅力を紹介。大学で美術教育を学び、教員資格も持つ。 大学卒業後は一般企業に就職するが、好きなアートを自由に発信することを目指し独立。 キャッチーな表現と分かりやすい解説、柔らかなボイスでフォロワーを伸ばし、アートの間口を広げた。現在抱えるフォロワー数は40万人を超える。

■「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」

期間:12月9〜2024年2月25日 ※会期中無休
場所:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木ヒルズ森タワー52階
時間:日〜木曜日 10:00〜19:00 / 金・土曜日 10:00〜20:00 ※12月31〜2024年1月3日は11:00〜18:00
※最終入場は閉館の30分前まで
入場料:一般、大学生、専門学生 2200円 / 中高生1700円 / 小学生700円
※事前予約制(日時指定券)
※未就学児は無料

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「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」展開催 藤原ヒロシがプレイリストを作成

展覧会「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」が12月9〜2024年2月25日の期間、六本木ヒルズ森タワー52階で開催される。入場料は、一般・大学生・専門学生が2200円、中高生が1700円、小学生が700円で、事前予約制を設けている。

キース・ヘリング(Keith Haring)は、1980年のアメリカ美術を代表するアーティスト。1980年代初頭に、ニューヨークの地下鉄駅構内で使用されていない広告板に絵を描く“サブウェイ・ドローイング”で脚光を浴びる。ヘリングは、“アートはみんなのために”という信念のもと、日常にアートを拡散させることで、混沌とする社会への強いメッセージを発信してきた。

本展では、社会に潜む暴力や不平等、HIV・エイズに対する偏見と支援不足に訴え続けた、ヘリングのアートを体感することができる。会場では、アイコニックなモチーフから6メートルにも及ぶ大型アートまで、約150点を展示し、ヘリングの作品を塗り絵で楽しむことができるワークシートを配布する。ワークシートは、展覧会公式サイトでも入手可能だ。

また、アートの魅力を発信する動画クリエイターの“耳で聴く美術館(Avi)”をアンバサダーに迎え、同展覧会の見どころをティックトック、ユーチューブ、インスタグラムで発信する。さらに、音楽プロデューサーの藤原ヒロシがスペシャルなプレイリストを作成。「ヘリングの時代」をテーマに、全6曲を集結しスポティファイで聴くことができる。

アート動画クリエイター、“耳で聴く美術館(Avi)”は、1992年大阪府生まれ。 「心が震えるアートの話をしよう」をテーマに、動画プラットフォームを起点にアートの魅力を紹介。大学で美術教育を学び、教員資格も持つ。 大学卒業後は一般企業に就職するが、好きなアートを自由に発信することを目指し独立。 キャッチーな表現と分かりやすい解説、柔らかなボイスでフォロワーを伸ばし、アートの間口を広げた。現在抱えるフォロワー数は40万人を超える。

■「キース・ヘリング展 アートをストリートへ」

期間:12月9〜2024年2月25日 ※会期中無休
場所:森アーツセンターギャラリー
住所:東京都港区六本木ヒルズ森タワー52階
時間:日〜木曜日 10:00〜19:00 / 金・土曜日 10:00〜20:00 ※12月31〜2024年1月3日は11:00〜18:00
※最終入場は閉館の30分前まで
入場料:一般、大学生、専門学生 2200円 / 中高生1700円 / 小学生700円
※事前予約制(日時指定券)
※未就学児は無料

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「ほめられるビジネスモデル」の実現へ 開始2年半、大丸松坂屋の衣料品サブスクが見据える先

「ほめられるビジネスモデルにしたい」

そう語るのは、大丸松坂屋百貨店が運営する衣料品のサブスクリプションサービス「アナザーアドレス(ANOTHERADDRESS)」のリーダーを務める田端竜也氏だ。

同サービスは外出がままならないコロナ禍の2021年春に始めた。初年度は50ブランドを取り扱い、利用者数に制限をかけたため登録会員数は6000人。それが23年11月時点では6万人・276ブランドへと拡大した。これまでに延べ16万着を貸し出した。会員の平均年齢は43歳で、大丸松坂屋やグループのパルコで1万円以上の買い物実績がない人9割を占める。サブスクを通じて新しい顧客と接点を持てた。

衣料品の大量生産・大量消費・大量廃棄が問題視される中、社内ベンチャー型の組織として田端氏が発案した。サブスクなら客は高価なデザイナーブランドでも手軽に楽しめる。大丸松坂屋としては店舗で接点がなかった客とつながることができる。レンタルで着用して気に入れば購入してくれたり、ブランドのファンになってくれるかもしれない。百貨店事業とサブスク事業は敵対するのではなく、相乗効果が見込めると確信していた。

作って売るだけの一方通行ではなく、衣料品が循環する流れを作る。事業パーパスは「ファッションニューライフ(ファッションの楽しさと持続可能な未来の融合)」。掲げる理想に「メゾン マルジェラ」「マルニ」「ビューティフルピープル」といった人気ブランドも共感し、取り扱い商品どんどん増えていった。百貨店の長年ののれんの力も味方した。

12月1日からは新事業「リアドレス(RE ADDRESS)」を始めた。レンタルで汚れや傷が生じてしまった服を染め直したり、パッチワークしたりして貸し出す。黒染めで知られる京都紋付(京都市、荒川徹社長)や有力なデザイナーと協業し、一点ものの服として打ち出していく。レンタルされているうちに汚れや傷がついて、貸し出しができなく商品が2000着ほど溜まっていた。これらを廃棄せずに新たな価値を吹き込む。

9月には現代アートのサブスクにも進出した。田端氏はアナザーアドレスを単なる服のレンタルにとどめる気はない。「想定以上だったのが、さまざまな知見が蓄積されていくこと。どんな服やブランドが人気なのか、何回貸し出されるのか、お客さまがどう評価(レビュー)したのかといったデータは宝の山になる。また服のクリーニング、修繕、保管、物流についてのノウハウも新しい事業に転用できる。大きなプラットフォームに化ける可能性を秘めている」と話す。

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「トーン」がビタミンC90%配合のスティック美容液を発売 透明感のある美肌に導く

マッシュビューティーラボのナチュラルメイクアップブランド「トーン(TO/ONE)」は2024年1月1日、ビタミンCを90%配合したスティック美容液“ブライトニング グロウ セラム”(6.7g、4950円)を発売する。予約は公式オンラインストアと「メイクアップキッチン(MAKEUP KITCHEN)」の各店舗で、12月14日から受け付ける。

同商品は紫外線などにより乾燥した肌をケアし、透明感のある美しい肌に導くバームタイプのスティック美容液で、肌を保湿する油溶性ビタミンC誘導体のテトラヘキシルデカン酸アスコルビルに加え、整肌成分のバクチオールを配合した。朝晩のスキンケアでは導入美容液と化粧水の間に塗布し、日中は保湿バームとしても使用できる。

「トーン」の公式オンラインストア限定で“ブライトニング グロウ セラム”の現品と、導入美容液“ブースター セラム”の現品、化粧下地“ベース ルミネッセンス”のミニサイズをセットにした“ニューイヤーキット 2024”(1万450円)も販売する。

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「エッセンシャル」がアニメ「推しの子」のB小町を起用した新テレビCM公開 プレゼントキャンペーンも

花王のヘアケアブランド「エッセンシャル(ESSENTIAL)」は、アニメ「推しの子」に登場する3人組アイドルグループ・B小町のルビー、有馬かな、MEMちょの3人をアンバサダーに起用した新テレビCMの放送を開始した。また、池袋駅JR東日本パノラマ池袋Bでは12月10日までB小町のビジュアルを使った広告を展開し、商品サンプリングをピールオフ形式で行う。

本CMは“アイドル級の、うるサラ髪に。”をキーメッセージに、B小町の3人らしい普段の掛け合いとプロアイドルとしての両面を描く。現役アイドルの歌って踊っても崩れないサラサラ感のある髪が印象的な映像に仕上げた。

放映に合わせて、“エッセンシャル ザビューティ”シリーズを購入すると抽選で300人に“【推しの子】B小町オリジナルスタンドミラー”が当たるキャンペーンを実施する。対象商品を2000円以上購入したレシートで1回応募可能で、2024年1月31日までの購入が対象となる。

「推しの子」は原作・赤坂アカ、作画・横槍メンゴによる漫画作品で、ファンだったアイドルの子どもに転生した主人公が、ある目的を持って芸能界を舞台に活動するサスペンス要素も絡んだストーリー。23年にはテレビアニメ化もされ、24年には続編も放送される。

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ファッションは多様を受け入れる「うつわ」がある【ファッション×障がい ファッション・フォームズ後編】

11月18日、つくばで行われた福祉機器展で、ファッションディレクターの山口壮大氏がプロデュースした映像作品「ファッション・フォームズ(Fashion Forms.)」が上映された。つくば市及び周辺に在住するそれぞれ異なる障がいを持つ当事者と、「ポト(POTTO)」「オダカ(ODAKHA)」ら5組のデザイナーが向き合い、当事者のための「1着の服」ができるまでの過程を記録した、約1時間の意欲的なドキュメンタリー作品だ。約5カ月がかりで服を完成させたこのドキュメンタリー作品と一連の服作りのプロジェクトは、文化庁などの助成やスポンサードありきで始まったものではなく、山口氏と、障がい者の子どもを持つ五十嵐純子さんが独力で立ち上げ、最終的に完成にまでこぎつけた、いわばインディペンデントなプロジェクトだ。車椅子のファッションジャーナリストの徳永啓太が、この映像作品の解説や山口ディレクターへのインタビュー、コラムを寄稿した(全2回)。

「僕らを知ってほしい」当事者からのメッセージから考える社会の構造

山口さんのインタビューで「感動作品にしない」というコメントから、思い出した言葉がある。身体障がいを持つオーストラリアのコメディアン故ステラ・ヤングが2012年に発言し話題になった「障がい者は感動ポルノではない」である。これは障がい者を取り巻く環境や社会に対して《「感動」という言葉で私たちを消費しないで。私たちは生きている。同じ権利を持っている》というメッセージだと私は解釈している。この発言の裏には障がい者を見ないようにする社会構造に対してのアンチテーゼであり、当事者が努力したり日常生活を送ることは大衆向けの「ポルノ」ではない。障がいを持つ人が生きているのは当然の「権利」だという強いメッセージであった。それは障がいへの理解を促しただけでなく、当事者の仕事や活動・表現を社会は評価する時代へと、これから変わっていくのだと思っていた。

あれから約10年が経った。現在、国連が掲げる「SDGs」には人や国の不平等をなくすという目標があり、日本では2018年頃からダイバーシティを区市町村レベルで目標を掲げるようになった。東京オリンピックパラリンピックの開催で身障者のあらゆる表現や活動を尊重する機会が活発になり「社会は障がい者への理解が広がっている」とも解釈していた。

だが、それは私の「驕り」だったかもしれない。

「Fashion Forms.」を見に行き、出演者の一人が発した「僕らのことを知ってほしい」という一言が引っかかった。この言葉の中には「僕らは"生きている"」という主張が含まれている。私はこう言った当事者からのメッセージを何年聞いてきただろう。少なくとも身近では、私が幼い頃から当事者団体はずっと同じ主張を繰り返してきた。「生きていることは当たり前の権利である」という意味も込めたステラ・ヤングのメッセージ以降、社会は良くなってきていると認識していたのは間違いだったのか。2023年でも、この主張が出るということは日本の社会で障がいを持つ人の参加が少なく、当事者への理解や環境が変わっていないということだ。いろんな地域や企業が社会課題などを目標にし、障がいを持っている人でも社会参加を促すといった言葉を掲げていても、実際はそれを必要としている当事者まで届いていない。これはドキュメンタリーへの批判ではなく、社会の構造が変わっていないことへの憤り・悔しさである。

当事者の生活に潤いを与えるファッションの「うつわ」

健常者と障がい者が区別がされてしまう社会ならば、その穴埋めをするのがファッションの力である。ファッションの価値基準は曖昧なものだから、あらゆる人 が楽しめて、自分をアピールでき、美の価値観を多様に受け入れてくれる「うつわ」になる。かっこいい、可愛いという感覚が、今までの常識を覆すことができるのもファッションのちからの一つだ。

それでも、身体に障がいがあると既製品が着づらかったり、合わなかったりするとファッションに対してネガティブになってしまう。私も身体に障がいを持つ者として過去に同じ経験をしているし、ネガティブな気持ちになるのはとても共感できる。毎日介助が必要な人からすると「生活するだけで周りに迷惑をかけている」と日常的に後ろめたい気分になるのだろうと察する。

けれど、お洒落をするときぐらいは身勝手にファッションを楽しむことも必要なのではないだろうか。車椅子に乗っていても「自分らしさ」は勝ち取れるし、それが車椅子ユーザー全体への印象も変えていく。ファッションで自分に自信を持つことが、自分の人生を豊かにし、周りからの見られ方も変わることを「Fashion Forms.」を見て再度認識した。インタビューの最後、山口さんの「ファッションのタネを撒く」というのは、一人でもお洒落をしている車椅子の人がいれば、障がいを持つ人へのイメージが変わり、それが広がると社会で障がいを持つ人が活動しやすくなるという意味でもあると受け取った。

個人的には、ファッションは生活に彩りをつけてくれるものなのだから、着づらいといった少々の弊害があっても、「こだわる」ということが重要だと思う。服を着る行為は毎日なので、着づらい、着せづらいなどが続けば諦めたくなる気持ちも理解できる。それでも既製品が合わなければ着れるようにお直しすればいいし、身体に合うものがなければ作ればいい。世間で流行っているものが合わなければ、わざわざ合わせる必要はなく、着やすくて、着せやすくて、気分が上がるもので外に出ればいい。ファッションはそれぞれの生活に寄り添い柔軟に受け入れてくれるものだ。「Fashion Forms.」は、特に障がいを持つ当事者やそのご家族に「ファッションは生活を豊かにする多様なアプローチがある」と、強く訴えかけてくる。そして、これは障害がない人にも通じるメッセージだと感じた。

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山口壮大が「ファッション×障がい」作品で放つ「ファッションの社会的価値」 【ファッション・フォームズ前編】

    11月18日、つくばで行われた福祉機器展で、ファッションディレクターの山口壮大氏がプロデュースした映像作品「ファッション・フォームズ(Fashion Forms.)」が上映された。つくば市及び周辺に在住するそれぞれ異なる障がいを持つ当事者と、「ポト(POTTO)」「オダカ(ODAKHA)」ら5組のデザイナーが向き合い、当事者のための「1着の服」ができるまでの過程を記録した、約1時間の意欲的なドキュメンタリー作品だ。約5カ月がかりで服を完成させたこのドキュメンタリー作品と一連の服作りのプロジェクトは、文化庁などの助成やスポンサードありきで始まったものではなく、山口氏と、障がい者の子どもを持つ五十嵐純子さんが独力で立ち上げ、最終的に完成にまでこぎつけた、いわばインディペンデントなプロジェクトだ。車椅子のファッションジャーナリストの徳永啓太が、この映像作品の解説や山口ディレクターへのインタビュー、コラムを寄稿した(全2回)。

    ファッションデザイナーが障がい者と5カ月がかりで作り上げた「私だけの服」

    岡山を拠点に自らデザインし、縫製し売る「ポト(POTTO)」デザイナー山本哲也氏は、全身の筋力が弱く呼吸器が手放せない11才の深田心奈(以下、ここなちゃん)ちゃんに、柔らかくて軽いオーガンジー素材を使ったドレスを制作。山本氏は一度対面で、自ら持ってきた素材やデザイン画を見せつつ、その中からここなちゃんは自分で色や素材を選んだ。作品の中では常に「ピンクがいい」とローティーンらしいこだわりを見せる場面も。最後にはオーガンジーのフリルのドレスを着て、ピアノ演奏を披露した。

    国内の工場と協業しながら多様なニットの表現を持ち味とする「オダカ(ODAKHA)」のデザイナー小高真理氏は、田中桃愛ちゃんの母・裕子さんが娘に着させやすい伸縮性のあるニットでパンツスカートを提案。ホールガーメントをという技法を用い、桃愛ちゃんの体型に添いながらも縫い代がないニットの利便性と世間一般に機能する年相応の装いをデザインに取り入れた。

    作業服から飲食店の制服など企業向けのユニフォームをデザインしているハイドサイン社のデザイナー島中由希氏は、普段車椅子に乗り、つくば市に拠点を置く義肢メーカーの幸和義肢研究所社員でもある鈴木真美さんが右手に麻痺があっても自分で着やすい服をデザイン。袖の長さや脇の分量、開閉しやすいファスナーの位置、摘みやすいよう大きめのリングパーツを選び、普段はご家族からの介助を必要としている真美さんが他者の手を借りることなく自立して毎日の生活を送れるように仕上げた。

    山口壮大氏がディレクションする日本の伝統文化と最新テクノロジーを掛け合わせながら新しい暮らし方を提案する『コリショウプロジェクト(KORI-SHOW PROJECT)」は、筋肉が弱くなる進行度が一般よりも早く、日常的に介助が必要な保坂鉄平さんに座っていても履ける袴を制作。障がいを持っていると“弱い”と思われてしまいがちな社会に対してアピールしたいという鉄平さんに、履かせやすいスカートの形式にしながらも男性の強さである袴の表層的なデザインをカスタムできるような提案で彼の自己肯定感を後押しした。

    文化服装学院に在学しながら、ファッションとコミュニケーションを軸に社会の中で実験する「カルチュラルラボ(CULTURAL LAB.)」に所属している湯浅琴音氏は、コミュニケーションが取りにくく、目で見えている範囲も狭いという特性を持っている五十嵐心音ちゃんが反応する言葉や音に着目。生成AIに言葉を入力し、生成される大量の画像を心音ちゃんに見せて、笑顔になったり、反応があったものを服のテキスタイルとして採用した。母・純子さんは「一方的なコミュニケーションしか取れないと思っていたが、生成された画像を見ると娘の頭の中を見ているようで感動した」と笑顔で答えてくれた。知的に遅れがある心音ちゃんだが、ファッションとテクノロジーの掛け算が新しいコミュニケーションを生み出した。

    山口壮大インタビュー「目指したのは日常を彩る服」

    PROFILE:山口壮大/ファッションディレクター プロフィール

    (やまぐち・そうた)1982年、愛知県常滑市生まれ。文化服装学院(第22期学院長賞受賞)を卒業後、2006年からファッションディレクターとして活動開始、2006年3月には下北沢の雑居ビルでセレクトショップ「ミキリハッシン」をオープン、2009年1月に原宿キャットストリートへ移転。18年から「カルチュラルラボ」を始動

    6月のキックオフミーティングから約5カ月がかりで服を完成させたこのドキュメンタリー作品「ファッション・フォームズ」は、ファッションデザインはあらゆる人に寄り添い生活を豊かにすることを伝えてくれる。山口壮大氏は、なぜこのプロジェクトを行ったのか。その真意を聞いた。

    ――今回のプロジェクトのきっかけは?

    山口壮大(以下、山口):2021年5月にファッションディレクターを務めたイベント「True Colors FASHION(トゥルー カラーズ ファッション):身体の多様性を未来に放つ ダイバーシティ・ファッションショー」の際、モデルの一人として参加していた五十嵐心音ちゃんの母・純子さんとイベント後も連絡を取っ合っていて、純子さんから「もう一度、地元でファッションショーのようなことができないか」という話をもらったことがきっかけです。「トゥルーカラーズファッション」のようなプロジェクトを一過性で終わらせたくないと僕も考えていたので、「僕ができることがあれば!」と二つ返事でした。

    ――こだわったことは?

    山口:地域を限定すること、オンラインを使って積極的に対話をすること、意図的に感動させる演出にしないこと――という3つの点です。「トゥルーカラーズファッション」では多種多様な身体や性別、年齢、障がいを持つ人と一緒にショーを行いました。その経験から、今回はあえて地域に制限を設けて特定の当事者に向けたファッションにフォーカスしようと考えました。地域を限定すると生活が見えてくると考えたんです。たとえば、車椅子を使って生活してたとしても、障がいの症状も、体型も、生活環境も、価値観も違う。服でいうと自分で着るのか、着せるのかで大きく違いますよね。ファッションから見えてくる、着る人の生活や置かれている環境に焦点を当てたかったんです。「困ってるから服を作る」のではなく、対話を重視しながら、各々の生活に寄り添い、日常を潤してくれる服が必要だと考えたからです。なので最終的には、プロジェクトを、スタートしてから完成までの約5カ月間を1時間程度にまとめた記録映像にしました。わかりやすい感動作品にはしないと、制作期間ずっと考えていました。企画の意図が観客に伝わり、心が動いて、感動するというプロセスならば嬉しいのですが、演出で意図的に感情の抑揚をつけたり促したりすることは避けました。感動させることが目的ではないので抑揚がなく淡々と進んでいくように心がけましたね。

    ――なぜつくば市を選んだのですか?

    山口:つくば市になったのは、あくまで結果です。つくば市は、一緒にプロジェクトを行った純子さんがお住まいなので近隣の地域で生活している方にモデルのオファーをしてくださったことがきっかけでしたが、調べるとSDGsの観点のもと「つくば市障害者計画」を掲げ、当事者に向けた福祉サービスを積極的に取り組んでいる都市でもありました。この企画にご賛同くださった幸和義肢研究所もつくば市にあり、こちらの会社が年に1回開催される福祉機器展の中で作品を上映させてもらいました。

    ――「トゥルーカラーズファッション」の前例があったとはいえ、今回のプロジェクトはゼロから形にしているように感じました。

    山口:そうですね。まずは僕たちと当事者、そしてご家族との関係性を作ることが必要だと感じたんです。だから時間があれば直接会いに足しげく通いました。みなさんからすると普段生活していてファッションディレクターやデザイナーと会う機会なんてないですよね。僕たちもつくばにお住まいの障がいを持った方とは初めてだったので、彼・彼女たちの好みを知る、どんなことでお困りかを知る、ときにはご自宅にお邪魔して日常生活を知ることから始めました。

    ――5人のデザイナーはどのように決めましたか?

    山口:最初に僕と純子さん、当事者とご家族の方との対話を何度も繰り返した後、僕の方でそれぞれの当事者に合うデザイナーに依頼しました。ドキュメンタリーを観るとわかると思いますが、僕は「こういう服を作って欲しい」とデザイナーに依頼をしていません。当事者とデザイナーが対話をしながらより良い「かたち」に仕上げてくのが理想で、僕は各々が完成に至るまでの道筋を一緒に作っていったという感じです。

    ――なぜ映像作品に?

    山口:僕たちの出会いから服が出来上がるまでのプロセスを残したかったんです。ファッションショーも検討しましたが、当事者の身体的な違いは明確に伝わるしお祭りのような高揚感を味わえるけど、打ち上げ花火のような一過性のものにしたくなかった。今回のために作った服を継続して着てもらいたかったので、日常生活に支障をきたさないデザインを心がけると、ファッションに精通している人たちが見て、当事者が「映える」かと言われれば正直インパクトは弱くなってしまいます。ドキュメンタリー映像であれば時間と場所を移しても伝えられる機会はあるし、盛り込める情報も多い。例えばデザイナーの哲学や、アイデア、当事者の心境の変化など、あらゆる側面から伝えられることを観てくれた人に持ち帰って欲しいという想いに至りました。

    ――山口さんが今回のプロジェクトを通して得られたものは?

    山口:今回のプロジェクトに参加してくれた当事者とケアをする親御さんたちの心境が変わったことですね。初めは後ろ向きだった方も、対話を重ねていくうちに、終盤はファッションに対しての向き合い方がポジティブに変わって行きました。ファッションの楽しさが当事者に伝わったことは良かったと思ってます。それから、つくば近隣の方で同じような障がいを持っている方が「次回は参加したい」と思ってもらえるものにしたいという想いもありました。このドキュメンタリーは、障がいを持つ方々が今よりも「ファッションは自分のもの」として身近に考えてもらえる「タネ」を蒔いている作品です。そのタネが咲いて、またタネを蒔く役割を当事者が担ってくれたら自然とファッションが地域の中で育っていくと思うんです。先ずはつくば市を起点に、ファッションへの向き合い方が当事者の数だけ存在することを伝えていけると嬉しいです。

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東京五輪スタイリスト山口壮大が「ファッション×障がい」映像作品で問う「ファッションの社会的価値」 【ファッション・フォームズ前編】

11月18日、つくばで行われた福祉機器展で、ファッションディレクターの山口壮大氏がプロデュースした映像作品「ファッション・フォームズ(Fashion Forms.)」が上映された。つくば市及び周辺に在住するそれぞれ異なる障がいを持つ当事者と、「ポト(POTTO)」「オダカ(ODAKHA)」ら5組のデザイナーが向き合い、当事者のための「1着の服」ができるまでの過程を記録した、約1時間の意欲的なドキュメンタリー作品だ。約5カ月がかりで服を完成させたこのドキュメンタリー作品と一連の服作りのプロジェクトは、文化庁などの助成やスポンサードありきで始まったものではなく、山口氏と、障がい者の子どもを持つ五十嵐純子さんが独力で立ち上げ、最終的に完成にまでこぎつけた、いわばインディペンデントなプロジェクトだ。車椅子のファッションジャーナリストの徳永啓太が、この映像作品の解説や山口ディレクターへのインタビュー、コラムを寄稿した(全2回)。

ファッションデザイナーが障がい者と5カ月がかりで作り上げた「私だけの服」

岡山を拠点に自らデザインし、縫製し売る「ポト(POTTO)」デザイナー山本哲也氏は、全身の筋力が弱く呼吸器が手放せない11才の深田心奈(以下、ここなちゃん)ちゃんに、柔らかくて軽いオーガンジー素材を使ったドレスを制作。山本氏は一度対面で、自ら持ってきた素材やデザイン画を見せつつ、その中からここなちゃんは自分で色や素材を選んだ。作品の中では常に「ピンクがいい」とローティーンらしいこだわりを見せる場面も。最後にはオーガンジーのフリルのドレスを着て、ピアノ演奏を披露した。

国内の工場と協業しながら多様なニットの表現を持ち味とする「オダカ(ODAKHA)」のデザイナー小高真理氏は、田中桃愛ちゃんの母・裕子さんが娘に着させやすい伸縮性のあるニットでパンツスカートを提案。ホールガーメントをという技法を用い、桃愛ちゃんの体型に添いながらも縫い代がないニットの利便性と世間一般に機能する年相応の装いをデザインに取り入れた。

作業服から飲食店の制服など企業向けのユニフォームをデザインしているハイドサイン社のデザイナー島中由希氏は、普段車椅子に乗り、つくば市に拠点を置く義肢メーカーの幸和義肢研究所社員でもある鈴木真美さんが右手に麻痺があっても自分で着やすい服をデザイン。袖の長さや脇の分量、開閉しやすいファスナーの位置、摘みやすいよう大きめのリングパーツを選び、普段はご家族からの介助を必要としている真美さんが他者の手を借りることなく自立して毎日の生活を送れるように仕上げた。

山口壮大氏がディレクションする日本の伝統文化と最新テクノロジーを掛け合わせながら新しい暮らし方を提案する『コリショウプロジェクト(KORI-SHOW PROJECT)」は、筋肉が弱くなる進行度が一般よりも早く、日常的に介助が必要な保坂鉄平さんに座っていても履ける袴を制作。障がいを持っていると“弱い”と思われてしまいがちな社会に対してアピールしたいという鉄平さんに、履かせやすいスカートの形式にしながらも男性の強さである袴の表層的なデザインをカスタムできるような提案で彼の自己肯定感を後押しした。

文化服装学院に在学しながら、ファッションとコミュニケーションを軸に社会の中で実験する「カルチュラルラボ(CULTURAL LAB.)」に所属している湯浅琴音氏は、コミュニケーションが取りにくく、目で見えている範囲も狭いという特性を持っている五十嵐心音ちゃんが反応する言葉や音に着目。生成AIに言葉を入力し、生成される大量の画像を心音ちゃんに見せて、笑顔になったり、反応があったものを服のテキスタイルとして採用した。母・純子さんは「一方的なコミュニケーションしか取れないと思っていたが、生成された画像を見ると娘の頭の中を見ているようで感動した」と笑顔で答えてくれた。知的に遅れがある心音ちゃんだが、ファッションとテクノロジーの掛け算が新しいコミュニケーションを生み出した。

山口壮大インタビュー「目指したのは日常を彩る服」

PROFILE:山口壮大/ファッションディレクター プロフィール

(やまぐち・そうた)1982年、愛知県常滑市生まれ。文化服装学院(第22期学院長賞受賞)を卒業後、2006年からファッションディレクターとして活動開始、2006年3月には下北沢の雑居ビルでセレクトショップ「ミキリハッシン」をオープン、2009年1月に原宿キャットストリートへ移転。18年から「カルチュラルラボ」を始動

6月のキックオフミーティングから約5カ月がかりで服を完成させたこのドキュメンタリー作品「ファッション・フォームズ」は、ファッションデザインはあらゆる人に寄り添い生活を豊かにすることを伝えてくれる。山口壮大氏は、なぜこのプロジェクトを行ったのか。その真意を聞いた。

――今回のプロジェクトのきっかけは?

山口壮大(以下、山口):2021年5月にファッションディレクターを務めたイベント「True Colors FASHION(トゥルー カラーズ ファッション):身体の多様性を未来に放つ ダイバーシティ・ファッションショー」の際、モデルの一人として参加していた五十嵐心音ちゃんの母・純子さんとイベント後も連絡を取っ合っていて、純子さんから「もう一度、地元でファッションショーのようなことができないか」という話をもらったことがきっかけです。「トゥルーカラーズファッション」のようなプロジェクトを一過性で終わらせたくないと僕も考えていたので、「僕ができることがあれば!」と二つ返事でした。

――こだわったことは?

山口:地域を限定すること、オンラインを使って積極的に対話をすること、意図的に感動させる演出にしないこと――という3つの点です。「トゥルーカラーズファッション」では多種多様な身体や性別、年齢、障がいを持つ人と一緒にショーを行いました。その経験から、今回はあえて地域に制限を設けて特定の当事者に向けたファッションにフォーカスしようと考えました。地域を限定すると生活が見えてくると考えたんです。たとえば、車椅子を使って生活してたとしても、障がいの症状も、体型も、生活環境も、価値観も違う。服でいうと自分で着るのか、着せるのかで大きく違いますよね。ファッションから見えてくる、着る人の生活や置かれている環境に焦点を当てたかったんです。「困ってるから服を作る」のではなく、対話を重視しながら、各々の生活に寄り添い、日常を潤してくれる服が必要だと考えたからです。なので最終的には、プロジェクトを、スタートしてから完成までの約5カ月間を1時間程度にまとめた記録映像にしました。わかりやすい感動作品にはしないと、制作期間ずっと考えていました。企画の意図が観客に伝わり、心が動いて、感動するというプロセスならば嬉しいのですが、演出で意図的に感情の抑揚をつけたり促したりすることは避けました。感動させることが目的ではないので抑揚がなく淡々と進んでいくように心がけましたね。

――なぜつくば市を選んだのですか?

山口:つくば市になったのは、あくまで結果です。つくば市は、一緒にプロジェクトを行った純子さんがお住まいなので近隣の地域で生活している方にモデルのオファーをしてくださったことがきっかけでしたが、調べるとSDGsの観点のもと「つくば市障害者計画」を掲げ、当事者に向けた福祉サービスを積極的に取り組んでいる都市でもありました。この企画にご賛同くださった幸和義肢研究所もつくば市にあり、こちらの会社が年に1回開催される福祉機器展の中で作品を上映させてもらいました。

――「トゥルーカラーズファッション」の前例があったとはいえ、今回のプロジェクトはゼロから形にしているように感じました。

山口:そうですね。まずは僕たちと当事者、そしてご家族との関係性を作ることが必要だと感じたんです。だから時間があれば直接会いに足しげく通いました。みなさんからすると普段生活していてファッションディレクターやデザイナーと会う機会なんてないですよね。僕たちもつくばにお住まいの障がいを持った方とは初めてだったので、彼・彼女たちの好みを知る、どんなことでお困りかを知る、ときにはご自宅にお邪魔して日常生活を知ることから始めました。

――5人のデザイナーはどのように決めましたか?

山口:最初に僕と純子さん、当事者とご家族の方との対話を何度も繰り返した後、僕の方でそれぞれの当事者に合うデザイナーに依頼しました。ドキュメンタリーを観るとわかると思いますが、僕は「こういう服を作って欲しい」とデザイナーに依頼をしていません。当事者とデザイナーが対話をしながらより良い「かたち」に仕上げてくのが理想で、僕は各々が完成に至るまでの道筋を一緒に作っていったという感じです。

――なぜ映像作品に?

山口:僕たちの出会いから服が出来上がるまでのプロセスを残したかったんです。ファッションショーも検討しましたが、当事者の身体的な違いは明確に伝わるしお祭りのような高揚感を味わえるけど、打ち上げ花火のような一過性のものにしたくなかった。今回のために作った服を継続して着てもらいたかったので、日常生活に支障をきたさないデザインを心がけると、ファッションに精通している人たちが見て、当事者が「映える」かと言われれば正直インパクトは弱くなってしまいます。ドキュメンタリー映像であれば時間と場所を移しても伝えられる機会はあるし、盛り込める情報も多い。例えばデザイナーの哲学や、アイデア、当事者の心境の変化など、あらゆる側面から伝えられることを観てくれた人に持ち帰って欲しいという想いに至りました。

――山口さんが今回のプロジェクトを通して得られたものは?

山口:今回のプロジェクトに参加してくれた当事者とケアをする親御さんたちの心境が変わったことですね。初めは後ろ向きだった方も、対話を重ねていくうちに、終盤はファッションに対しての向き合い方がポジティブに変わって行きました。ファッションの楽しさが当事者に伝わったことは良かったと思ってます。それから、つくば近隣の方で同じような障がいを持っている方が「次回は参加したい」と思ってもらえるものにしたいという想いもありました。このドキュメンタリーは、障がいを持つ方々が今よりも「ファッションは自分のもの」として身近に考えてもらえる「タネ」を蒔いている作品です。そのタネが咲いて、またタネを蒔く役割を当事者が担ってくれたら自然とファッションが地域の中で育っていくと思うんです。先ずはつくば市を起点に、ファッションへの向き合い方が当事者の数だけ存在することを伝えていけると嬉しいです。

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「トモ コイズミ」の個展が東京・天王洲で開催 NHK「あさイチ」出演がきっかけ

「トモ コイズミ(TOMO KOIZUMI)」のデザイナーである小泉智貴の個展が12月9日〜2024年2月10日、東京・天王洲テラダアートコンプレックス内のYUKIKO MIZUTANIで開催される。同展のテーマは、「ファッションとアートの境界線」。小泉が9月仏パリで発表した作品を再構築し、ギャラリーをクローゼットに見立てた展示を行うほか、2022年から制作してきた作品を日本で初公開する。会期中には、パフォーマンスも予定している。入場無料。

同展のきっかけはNHKの「あさイチ」。小泉が同番組に出演した際に、ギャラリーのオーナーである水谷有木子から声がかかり、制作の場を提供されたそうだ。大学時代に油絵や彫刻を学んだこともあるという小泉。同展には、彼の「ファッションとアートを融合すれば、より自由で面白いものが生まれる」という思いが込められている。

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「フランク ミュラー」と「エフアールツー」がコラボ ストリートファッションの要素を融合

スイスの時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」は、「エフアールツー(#FR2)」と初コラボした“#FR2NCK MULLER VANGUARD”を発売する。アイコニックなヴァンガードウオッチをベースに、「エフアールツーのストリートウエアの要素を取り入れた特徴的なタッチを加えて誕生した。価格は192万5000円。

「フランク ミュラー」のタイムレスでありながら前衛的な美学は、マットホワイトの文字盤をベースにブラックのスケルトン化された針、アワー マーカー、立体的なアプライドインデックスに表れている。「エフアールツー」のウサギのモチーフをインデックスの代わりに配置し、ウサギの赤い目を文字盤上唯一のカラースポットとした。さらに、スーパールミノバを部分的に塗布することで暗闇の中で文字盤が飛び出すようになっている。

ケースは軽く強い素材を採用し、ストラップはストリートファッションの要素で馴染みのあるタイポグラフィースタイルのテキストがブラックカラーでデザインされた、白いナイロンストラップを取り付けた。

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「フランク ミュラー」と「エフアールツー」がコラボ ストリートファッションの要素を融合

スイスの時計ブランド「フランク ミュラー(FRANCK MULLER)」は、「エフアールツー(#FR2)」と初コラボした“#FR2NCK MULLER VANGUARD”を発売する。アイコニックなヴァンガードウオッチをベースに、「エフアールツーのストリートウエアの要素を取り入れた特徴的なタッチを加えて誕生した。価格は192万5000円。

「フランク ミュラー」のタイムレスでありながら前衛的な美学は、マットホワイトの文字盤をベースにブラックのスケルトン化された針、アワー マーカー、立体的なアプライドインデックスに表れている。「エフアールツー」のウサギのモチーフをインデックスの代わりに配置し、ウサギの赤い目を文字盤上唯一のカラースポットとした。さらに、スーパールミノバを部分的に塗布することで暗闇の中で文字盤が飛び出すようになっている。

ケースは軽く強い素材を採用し、ストラップはストリートファッションの要素で馴染みのあるタイポグラフィースタイルのテキストがブラックカラーでデザインされた、白いナイロンストラップを取り付けた。

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「ヨウジヤマモト プールオム」×「ネイバーフッド」第2弾はMA-1やデニムなど

「ヨウジヤマモト プールオム(YOHJI YAMAMOTO POUR HOMME)」と「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」が2回目となるコラボコレクションを発売する。12月8日から「ヨウジヤマモト プールオム」直営店で、同日12:00から公式ウェブストアで販売する。また「ネイバーフッド」店舗、公式オンライン、フッズ(HOODS)ストア各店でも取り扱う。

ラインアップはアウター、Tシャツ、デニムなど。同コレクションは、「ヨウジヤマモト プールオム」のアンチテーゼや反骨精神と「ネイバーフッド」の持つカルチャーやバックボーンを落とし込んだ。

随所に切り替えのデザインを施した“MA-1 ジャケット”(16万2800円)は、リサイクルナイロンツイル製のボディーをベースに、両袖の一部分にジャカード織りのオリジナルテキスタイル2種類を配置した。中綿にはダウンに近い軽さと温かさを備える“プリマロフト”を採用し、サイドシームにピスネームが付属する。

背面に大判のネームタグと両ブランドの刺しゅうロゴを施した“バルカラー コート”(11万6600円)は、適度な光沢感とハリのある上質な高密度ギャバジン素材を使用。袖口にアジャストタブ、ポケット脇にピスネームが付属する。

ハンドペイントモチーフのロゴを立体的にプリントした“スエットパーカ LS”(3万7400円)は、中肉厚の裏毛素材を使用し、マフポケットにネームタグ、サイドシームにピスネームが付属する。

そのほか、両ブランドのロゴをラバープリントしたロングスリーブTシャツ(2万900円)、14oz.オリジナルデニムをベースにグラフィックプリントとリアルなダメージ加工を施した“サベージデニムパンツ”(9万3500円)、インセンスチャンバー(3万7400円)などをそろえる。

同コレクションのキービジュアルには、米ドラマ「ウォーキング・デッド」のダリル・ディクソン役として知られるアメリカの俳優・ノーマン・リーダス(Norman Reedus)を起用しパリで撮影した。

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創立50周年を祝うWIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」は俳優のヤラ・シャヒディ

「マックスマーラ(MAX MARA)」がスポンサーを務めるWIF(ウィメン・イン・フィルム)は11月30、エンターテインメント業界におけるジェンダーの平等性と公平性を推進する活動の一貫として、その創立50周年を祝うWIFオナーズをロサンゼルスで開催した。

2023年度WIF「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー賞」には俳優のヤラ・シャヒディ(Yara Shahidi)を選出。今回の賞では、映画界におけるシャヒディの演技とプロデュース力、誰一人排除せず平等であるための取り組み、そしてスタイリッシュで気品あふれる彼女自身を讃えた。

WIFは1973年に“Women In Film, Los Angeles”として設立。映画業界における女性のキャリア促進を支援することで男女平等を実現し、文化を変革していくことを目的とした組織だ。“女性に捧げる”ファッションというポリシーを貫く「マックスマーラ」は、毎年ロサンゼルスで開催されるWIFで、映画やテレビ業界での仕事や一般社会への貢献を通じてキャリアの転機を迎えている女優に「マックスマーラ フェイス・オブ・ザ・フューチャー」賞を贈っている。

シャヒディは、子役としてキャリアをスタート。エミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされたドラマシリーズ「ブラッキッシュ(Black-ish)」で注目を集め、現在はそのスピンオフである「グロウニッシュ(Grown-ish)」の主演と製作総指揮を務める。エンターテインメント以外では社会活動家としての顔も持ち、「タイム(TIME)」誌の“最も影響力のあるティーン30人(The 30 Most Influential Teens of 2016)”、「フォーブス(FORBES)」誌の“30歳以下の30人(30 Under 30)”、「ブリティッシュ ヴォーグ(BRITISH VOGUE)」誌の“変革を目指す勢力(Forces for Change)”など数々の賞賛を受けている。18年には若者に政治参加を呼びかける団体ウィー・ヴォート・ネクスト(We Vote Next、設立当初はEighteen x 18)を設立。これまで、アンジェラ・デイヴィス博士、オバマ元大統領、ヒラリー・クリントン元国務長官など数多くの思想的リーダーと対談した。

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「ルナソル」×「ミキオサカベ」第2弾はベロアのアクセサリーボックス

「ルナソル(LUNASOL)」と坂部三樹郎とシュエ・ジェンファン(Shueh Jen-Fang)のデザイナーデュオが手掛けるファッションブランド「ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)」は、コラボレーション第2弾としてオリジナルアクセサリーボックスを制作した。ホリデー限定のメイクアップコレクション"コズミック ワンダー(COSMI WONDER)”の発売を記念し作られたもので、12月12日から「ルナソル」公式オンラインストアおよび東武百貨店池袋店、伊勢丹新宿本店、三越銀座店、そごう横浜店、あべのハルカス近鉄本店、博多阪急店で1万3200円以上の購入者に先着順でプレゼントする。

カラーは"コズミック ワンダー”の世界観を表現したブラックとブルーに加えて、コレクションの中でも好評だった限定のアイシャドウパレット“アイカラーレーション”の注目色のイエローゴールドとクールなピンクの計4色を用意。触り心地の良いベロア素材で、持ち歩きにも最適なサイズ感になっている。

坂部デザイナーは「限定のボックスは、『ミキオサカベ』の持つ可愛らしさを角のないシェイプやサイズ感で考え、『ルナソル』らしさを素材や質感でラグジュアリーに感じさせるもので表現した」とコメントしている。

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「ポロ ラルフ ローレン」がホリデーに向け2型の新作“ポロ ベア ウオッチ”を発売

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、ホリデーシーズンを記念して2型の新作“ポロ ベア ウオッチ”を発売した。アイテムには、ブランドのアイコンである“マティーニ タータン ポロベア”と“マティーニ タキシード ポロベア”をあしらう。

華やかな“マティーニ タータン ポロベア”は、タータンチェックのタキシードを身にまとい、刺しゅう入りのベルベットのスリッパでマティーニグラスを持ったお洒落なベア。ステンレススチール製ケースの“マティーニ ベア 42mm CLB”(26万5100円)、限定モデルで18Kローズゴールド製ケースの“マティーニ ベア 42mm ゴールド18K”(249万2600円)を用意する。文字盤に3Dプリントしたベアがホワイトラッカー仕上げの背景、ブラックのアラビア数字、光沢のあるブラックの針に映えるデザインだ。

スイス時計製造の伝統に則って製作したこの42mmの時計は、スイス製キャリバーRL200自動巻き機械式ムーブメントを搭載。コート・ド・ジュネーブの縦縞とペルラージュと呼ばれる円形のシボ加工(表面に模様を付ける加工)を手作業で施した。

1930年代のハリウッド映画スターの魅力とエレガンスを表現した“マティーニ ベア 38mm CLB”(26万5100円)は、タキシード姿のベアにブートニアとマティーニグラスを添える。この時計はステンレススチール製で、ブラックのアラビア数字とラッカー仕上げのホワイトダイアルに3Dプリントのクマを描いた。

どちらのアイテムも38時間パワーリザーブの防水仕様で、交換可能なグログランストラップが付属する。

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「ポロ ラルフ ローレン」がホリデーに向け2型の新作“ポロ ベア ウオッチ”を発売

「ポロ ラルフ ローレン(POLO RALPH LAUREN)」は、ホリデーシーズンを記念して2型の新作“ポロ ベア ウオッチ”を発売した。アイテムには、ブランドのアイコンである“マティーニ タータン ポロベア”と“マティーニ タキシード ポロベア”をあしらう。

華やかな“マティーニ タータン ポロベア”は、タータンチェックのタキシードを身にまとい、刺しゅう入りのベルベットのスリッパでマティーニグラスを持ったお洒落なベア。ステンレススチール製ケースの“マティーニ ベア 42mm CLB”(26万5100円)、限定モデルで18Kローズゴールド製ケースの“マティーニ ベア 42mm ゴールド18K”(249万2600円)を用意する。文字盤に3Dプリントしたベアがホワイトラッカー仕上げの背景、ブラックのアラビア数字、光沢のあるブラックの針に映えるデザインだ。

スイス時計製造の伝統に則って製作したこの42mmの時計は、スイス製キャリバーRL200自動巻き機械式ムーブメントを搭載。コート・ド・ジュネーブの縦縞とペルラージュと呼ばれる円形のシボ加工(表面に模様を付ける加工)を手作業で施した。

1930年代のハリウッド映画スターの魅力とエレガンスを表現した“マティーニ ベア 38mm CLB”(26万5100円)は、タキシード姿のベアにブートニアとマティーニグラスを添える。この時計はステンレススチール製で、ブラックのアラビア数字とラッカー仕上げのホワイトダイアルに3Dプリントのクマを描いた。

どちらのアイテムも38時間パワーリザーブの防水仕様で、交換可能なグログランストラップが付属する。

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「ステラ マッカートニー」2024年プレ・フォール・コレクション

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が2024年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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「ステラ マッカートニー」2024年プレ・フォール・コレクション

「ステラ マッカートニー(STELLA McCARTNEY)」が2024年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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【2024年バレンタイン】「ウズ」がピエール・エルメとコラボ アイライナーにインスピレーションを受けたマカロンボックスなど発売

「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」と「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」による日本発のブランド「メード・イン・ピエール・エルメ(MADE IN PIERRE HERME)」がコラボレーションを行い、2024年1月15日からバレンタイン向け商品を発売する。「ウズ」のアイコニックな商品“アイ オープニング ライナー”のカラーやパッケージデザインにインスピレーションを得た、バイカラーのコラボボックスで販売する。

チョコレートのコラボ商品は“チョコレート5個詰合わせ”(2700円)、“チョコレート8個詰合わせ”(4320円)、“ガナッシュチョコレート/ミルク”(2700円)、“トリュフチョコレート”(2700円)で、5周年を機にデビューした家紋風ロゴをあしらったチョコレートや、和素材を使用したトリュフチョコレートなどをコラボボックスに詰めた。

和素材の桜や黒ゴマ、抹茶を用いたフレーバーも用意したマカロンは“マカロン6個詰合わせ”(3240円)、“マカロン10個詰合わせ”(4428円)の2種。アーモンドやピスタチオ、ヘーゼルナッツを混ぜチョコレートでコーティングしたバレンタイン限定のパウンドケーキ“チョコレート&ナッツのパウンドケーキ”(2700円)も登場する。

今回のコラボを記念した特別ビジュアルも作成。「メード・イン・ピエール・エルメ」がボックスデザインにも用いる浮世絵をベースに、マカロンや「ウズ」のアイコニックな商品“アイ オープニング ライナー”を描いている。

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【2024年バレンタイン】「ウズ」がピエール・エルメとコラボ アイライナーにインスピレーションを受けたマカロンボックスなど発売

「ウズ バイ フローフシ(UZU BY FLOWFUSHI)」と「ピエール・エルメ・パリ(PIERRE HERME PARIS)」による日本発のブランド「メード・イン・ピエール・エルメ(MADE IN PIERRE HERME)」がコラボレーションを行い、2024年1月15日からバレンタイン向け商品を発売する。「ウズ」のアイコニックな商品“アイ オープニング ライナー”のカラーやパッケージデザインにインスピレーションを得た、バイカラーのコラボボックスで販売する。

チョコレートのコラボ商品は“チョコレート5個詰合わせ”(2700円)、“チョコレート8個詰合わせ”(4320円)、“ガナッシュチョコレート/ミルク”(2700円)、“トリュフチョコレート”(2700円)で、5周年を機にデビューした家紋風ロゴをあしらったチョコレートや、和素材を使用したトリュフチョコレートなどをコラボボックスに詰めた。

和素材の桜や黒ゴマ、抹茶を用いたフレーバーも用意したマカロンは“マカロン6個詰合わせ”(3240円)、“マカロン10個詰合わせ”(4428円)の2種。アーモンドやピスタチオ、ヘーゼルナッツを混ぜチョコレートでコーティングしたバレンタイン限定のパウンドケーキ“チョコレート&ナッツのパウンドケーキ”(2700円)も登場する。

今回のコラボを記念した特別ビジュアルも作成。「メード・イン・ピエール・エルメ」がボックスデザインにも用いる浮世絵をベースに、マカロンや「ウズ」のアイコニックな商品“アイ オープニング ライナー”を描いている。

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アイウエアの「ジンズ」、新社長に38歳の田中亮氏

ジンズホールディングス傘下でアイウエア大手のジンズは12月1日付で、田中亮(38)Ew事業開発本部長兼商品本部長兼マーケティング本部長が新社長に就任した。父で社長CEOの田中仁氏(60)は取締役に退く。なお、親会社のジンズホールディングスは引き続き創業者の田中仁氏が代表取締役CEO、田中亮氏が取締役副社長という体制になる。

田中亮氏は1985年8月6日生まれ。2008年みずほ銀行に入社後、2011年ブランドニューデイ(現ジンズホールディングス)入社、22年11月ジンズホールディングス取締役副社長。

また、同じく12月1日付で、6月にアップル社からチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてジンズホールディングスに入社していたポール・ニクソン(Paul Nixon)氏も常務執行役員に昇格した。

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アイウエアの「ジンズ」、新社長に38歳の田中亮氏

ジンズホールディングス傘下でアイウエア大手のジンズは12月1日付で、田中亮(38)Ew事業開発本部長兼商品本部長兼マーケティング本部長が新社長に就任した。父で社長CEOの田中仁氏(60)は取締役に退く。なお、親会社のジンズホールディングスは引き続き創業者の田中仁氏が代表取締役CEO、田中亮氏が取締役副社長という体制になる。

田中亮氏は1985年8月6日生まれ。2008年みずほ銀行に入社後、2011年ブランドニューデイ(現ジンズホールディングス)入社、22年11月ジンズホールディングス取締役副社長。

また、同じく12月1日付で、6月にアップル社からチーフ・クリエイティブ・オフィサーとしてジンズホールディングスに入社していたポール・ニクソン(Paul Nixon)氏も常務執行役員に昇格した。

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「無印良品」がヘアケア“ダメージケアシリーズ”を発売 潤い&ハリコシ&カラーキープの3種類

「無印良品」は12月6日、髪と頭皮に優しいヘアケア商品“ダメージケアシリーズ”を発売する。髪の悩みによって選べる3ラインを用意し、それぞれシャンプー、コンディショナーのほか、スペシャルケアのヘアマスクをそろえる。まずは全国約300店舗で販売を開始し、順次取り扱い店を拡大して最終的には全店で販売する予定だ。

シリーズラインアップはパサつく髪を指通りの良いしっとりとした髪に導く“潤い”タイプ、艶やかでハリとコシのある髪に仕上げる“ハリコシ”タイプ、カラー剤などによって枝毛や切れ毛になりやすくなった髪を退色抑制処方でケアする“カラーキープ”タイプで、価格はシャンプー本体(400mL)が1190〜1490円、コンディショナー本体(400g)が1190〜1490円、ヘアマスク(200g)が1190〜1490円。シャンプーとコンディショナーは詰替用のリフィル(990〜1190円)と、旅行やトライアルにも便利な携帯用サイズ(120〜390円)も販売する。

成分は髪に潤いを与える5種類のアミノ酸や、頭皮環境を整えて毛先のキューティクルを補修するセラミドを全商品に配合。天然由来成分100%で、植物由来成分から界面活性剤まで全て天然原料を使用している。

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「無印良品」がヘアケア“ダメージケアシリーズ”を発売 潤い&ハリコシ&カラーキープの3種類

「無印良品」は12月6日、髪と頭皮に優しいヘアケア商品“ダメージケアシリーズ”を発売する。髪の悩みによって選べる3ラインを用意し、それぞれシャンプー、コンディショナーのほか、スペシャルケアのヘアマスクをそろえる。まずは全国約300店舗で販売を開始し、順次取り扱い店を拡大して最終的には全店で販売する予定だ。

シリーズラインアップはパサつく髪を指通りの良いしっとりとした髪に導く“潤い”タイプ、艶やかでハリとコシのある髪に仕上げる“ハリコシ”タイプ、カラー剤などによって枝毛や切れ毛になりやすくなった髪を退色抑制処方でケアする“カラーキープ”タイプで、価格はシャンプー本体(400mL)が1190〜1490円、コンディショナー本体(400g)が1190〜1490円、ヘアマスク(200g)が1190〜1490円。シャンプーとコンディショナーは詰替用のリフィル(990〜1190円)と、旅行やトライアルにも便利な携帯用サイズ(120〜390円)も販売する。

成分は髪に潤いを与える5種類のアミノ酸や、頭皮環境を整えて毛先のキューティクルを補修するセラミドを全商品に配合。天然由来成分100%で、植物由来成分から界面活性剤まで全て天然原料を使用している。

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「ティファニー」×ダニエル・アーシャム ブレスレットと胸像のセットを限定186個発売

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)が手掛ける限定エディション“ティファニー T ワン ブレスレット&バスト”を発表した。

同商品は現在、ティファニー ランドマークに展示しているアーシャムの作品、「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」に着想したブレスレットとバスト(胸像)のセットで、ブランドの186周年を記念し186個限定で制作した。12月から世界で展開している。

ブレスレットは、18Kホワイトゴールドに計2カラットを超える74個のツァボライトと計1カラットを超える105個のダイヤモンドをあしらっている。

「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」は2022年に、ロンドンのサーチ・ギャラリーで開催したティファニー展「Vision & Virtuosity(先見と技巧)」で初披露されたもので、現在は、ニューヨークのティファニー ランドマークで展示されている。今回セットにするバストは、異素材を組み合わせるミクストメディア技法で同作を再解釈したものだ。侵食されたような特性や、“ティファニー ブルー”を思い起こさせる古色を帯びさせることで、時の緊張を生み出した。

限定エディションは、アート作品を運ぶ木箱をイメージした、金具で補強したカスタムメイドのティファニー ブルーの木箱に収納する。また、ティファニーとアーシャムの両ブランド名が入った、取り扱い用のホワイトグローブを納めたブルーボックスも付属する。

アーシャムは、このセットについて次のように説明した。「この『アルルのヴィーナスのアマルガメイテッド バスト』は、ティファニーのさまざまな要素が融合し、ティファニーのアイデンティティーの大きな部分を占めるヘリテージやクラフツマンシップ、芸術性が結びついたストーリーをつむぐ。ランドマークに展示されている彫像を再解釈したバストを開けると、中からツァボライトの“T ワンブレスレット”が現れる」。

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「ティファニー」×ダニエル・アーシャム ブレスレットと胸像のセットを限定186個発売

「ティファニー(TIFFANY & CO.)」は、アーティストのダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)が手掛ける限定エディション“ティファニー T ワン ブレスレット&バスト”を発表した。

同商品は現在、ティファニー ランドマークに展示しているアーシャムの作品、「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」に着想したブレスレットとバスト(胸像)のセットで、ブランドの186周年を記念し186個限定で制作した。12月から世界で展開している。

ブレスレットは、18Kホワイトゴールドに計2カラットを超える74個のツァボライトと計1カラットを超える105個のダイヤモンドをあしらっている。

「侵食されたアルルのヴィーナスのブロンズ像」は2022年に、ロンドンのサーチ・ギャラリーで開催したティファニー展「Vision & Virtuosity(先見と技巧)」で初披露されたもので、現在は、ニューヨークのティファニー ランドマークで展示されている。今回セットにするバストは、異素材を組み合わせるミクストメディア技法で同作を再解釈したものだ。侵食されたような特性や、“ティファニー ブルー”を思い起こさせる古色を帯びさせることで、時の緊張を生み出した。

限定エディションは、アート作品を運ぶ木箱をイメージした、金具で補強したカスタムメイドのティファニー ブルーの木箱に収納する。また、ティファニーとアーシャムの両ブランド名が入った、取り扱い用のホワイトグローブを納めたブルーボックスも付属する。

アーシャムは、このセットについて次のように説明した。「この『アルルのヴィーナスのアマルガメイテッド バスト』は、ティファニーのさまざまな要素が融合し、ティファニーのアイデンティティーの大きな部分を占めるヘリテージやクラフツマンシップ、芸術性が結びついたストーリーをつむぐ。ランドマークに展示されている彫像を再解釈したバストを開けると、中からツァボライトの“T ワンブレスレット”が現れる」。

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【スナップ】オカモトズらが出演 ビームスの音楽フェス「ビーフェス!!」福岡公演に密着

オカモトズ

ビームスは12月3日、福岡のエンターテイメント施設ユナイテッドラボを貸し切り、音楽フェス「ビーフェス!!(BE FES!!)」を行った。大阪、名古屋、札幌、東京に続く5回目の開催で、福岡公演は初。ヘッドライナーはオカモトズで、女性3人組ロックバンドのチリビーンズや、トラックメーカーでMPCプレーヤーのスタッツ、ラッパーのダイチヤマモトらも出演した。

ライブ以外にも、福岡の飲食4店によるフードコーナーや、出演アーティストおよびインフルエンサーによるフリーマーケット、福岡を拠点に活動するイラストレーターNONCHELEEE(ノンチェリー)による似顔絵サービスなどを用意。

会場には10代のカップルからファミリー、台湾からの観光客まで音楽&ファッション好きが集まった。

PHOTOS : SHIMPEI SUZUKI

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パタゴニアがロンドンにリペアセンターを開設 アパレル産業の変革と就職支援を目指す

パタゴニア(PATAGONIA)とユナイテッド・リペア・センター(United Repair Centre、URC)とファッション・エンター(Fashion-Enter)はこのほど、ロンドン北部のハーリンゲイにURCロンドンを開設した。同センターは就職が困難な難民などの背景を持つ人々を雇用し、衣料品修理の訓練も行う。パタゴニアに加え、他ブランドも使用できるスペースを設けており、アパレル産業の変革を目指す。英国ファッション協議会(ブリティッシュ・ファッション・カウンシル、BRITISH FASHION COUNCIL)のポジティブファッション研究所と、エレン・マッカーサー財団も支援する。

URCは2022に開設したオランダ・アムステルダムに次いで2拠点目。アムステルダムでは現在、「デカトロン(DECATHLON)」「ルルレモン(LULULEMON)」「パタゴニア」などから年間約3万件の修理を請け負う。ロンドンでも25年までに年間3万件の修理体制を構築する。

URCのタミ・シュヴァイクラー(Thami Schweichler)創業者兼最高経営責任者(CEO)は「アパレル産業は、地球環境や服を作る人々に悪影響を与えているという悪い評判がある。このさまざまな生き物が息づく地球上で今後もビジネスを続けていくために、私たちは消費者がより長く服を使用し、責任ある消費を実践できるよう支援しなければならない。責任あるアパレルメーカーは、リペア・ムーブメントに加わってほしい」とコメントを発表した。

ファッション・エンターはハーリンゲイを拠点とする社会的・環境的基準を重視するアパレルメーカーで、URCロンドンは同社の既存の施設で運営する。ファッション・エンターのジェニー・ホロウェイ(Jenny Holloway)CEOは「ハーリンゲイは英国衣料品製造の拠点として長い歴史があるが、現在の安価な生産市場において、私たちは高い品質基準や倫理基準を維持することができなかった。そのため、私たちは迅速に事業を転換する必要があった。15人の雇用を守り、循環型経済に貢献できることを嬉しく思う」と述べた。

パタゴニアのアレックス・ビーズリー(Alex Beasley)=英国・アイルランド・北欧担当カントリー・マネージャーは「パタゴニアは地球を救うためにビジネスを営んでいるが、一社でできることではない。URCロンドン開設により、パタゴニアの影響力を拡大し、他の衣料品会社が使い捨てや廃棄物から脱却し、ビジネスモデルに循環性を織り込む力を与えたいと考えている」とコメントを発表した。

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「世界を目指す女性の道しるべに」日本人女性プロデューサー初のグラミー賞ノミネート、TOMOKO IDAって誰だ?


日本時間2月5日、米・ロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催されるグラミー賞授賞式。今年も豪華な顔ぶれがノミネートされる中、日本人として注目したいのは、女性音楽プロデューサーのTOMOKO IDAだ。彼女が参加したタイニー(Tainy)のアルバム「DATA」が、ラテン部門“最優秀 アーバン・ミュージック・アルバム賞”にノミネートされ、日本人女性プロデューサーとして初のグラミー・ノミネーティッド・プロデューサーとなった。AI、三浦大知、SixTONES、EXILE TRIBEといった著名アーティストの楽曲プロデュースやファッション広告の音楽制作を行い、世界へと躍進し続ける彼女はどんな人間なのかーーこれまでの軌跡を振り返り、次なる展望を語る。

PROFILE:TOMOKO IDA/音楽プロデューサー プロフィール

(ともこ・いだ)母親の影響で幼少期から音楽に興味を持ち、2010年にビートメイカーとしてアーティストデビュー、2016年から音楽プロデューサーとして活動を開始した。日本のセールスチャートで1位を獲得した作品に多数携わり、今年はラテン界のヒットメーカー・タイニーとの楽曲「obstáculo」が全米ビルボードTOP200で11位を獲得。「イヴ・サンローラン」や「トミー ヒルフィガー」、「ナイキ」といったグローバルファッションブランドに関わる音楽制作も行う

東京からグラミーへ。音楽プロデューサーへの道のり


WWD:音楽の道に入ったきっかけとは?
TOMOKO IDA(以下、TOMOKO):母親が音楽教師だったことから、昔から音楽の仕事に携わりたいと思っていました。ダンスやDJなど、色々なことに挑戦する中でトラックを作る仕事に興味を持つようになり、MPCでパフォーマンスをする形で2010年にアーティストデビュー、16年に音楽プロデューサーとして本格的に始動しました。最初は音楽一本では生活できず、アルバイトをしていた時期もありました。少しずつ仕事が増えていっても、常に自分が得意とする楽曲を作れていたわけではなかったですが、色々なジャンルを勉強できたことが良い下積みになったと思います。ただ昔からずっと海外で仕事したいという気持ちがあったし、「海外のアーティストと一緒に曲を作るんだろうな」「グラミーの赤絨毯を歩きたいな」と、よく妄想していました(笑)。

WWD:音楽プロデューサーという職業を、どのように定義する?
TOMOKO:日本でも海外でも、音楽プロデューサーという職業の定義はまだ曖昧ですよね。日本では、新人オーディションをしてメンバーを募り、彼らを教育して、楽曲を出すという流れを考えるアイドルのプロデューサーのような人をイメージする人も多いのではないでしょうか。一方欧米では、楽曲トラックを作っただけでプロデューサーと呼ばれたりもします。でも私の中では、トラックを作るだけであればビートメイカー。音楽プロデューサーはトラックも作るし、起用するトップライナーや演奏者の選出、レコーディングやリリックの方向性、ミキシング、マスタリングまで全ての工程に責任を持つ人だと思っています。現在は複数人で楽曲を制作する共同プロデュースが主流となってきているので、時とともに音楽プロデューサーの定義が変わるかもしれませんね。

ターニングポイントとなったタイニーとの出会い

WWD:楽曲「obstáculo」の制作エピソードが聞きたい
TOMOKO:タイニーはバッド・バニー(Bad Bunny)、J・バルヴィン(J Balvin)、デュア・リパ(Dua Lipa)、ショーン・メンデス(Shawn Mendes)、カーディー・B(Cardi B)といった錚々たるアーティストの楽曲を手掛けるヒットメーカー。日本の仕事でレゲトン(スペイン語のダンスホールレゲエ)を作る機会があり、偶然彼のドラムキットを見つけて「かっこいい!」と思ってから、彼の音楽のファンになりました。その後インスタグラムで繋がってはいたものの特に接触はなかったのですが、昨年末に彼が東京に来ていることを知り、連絡を取り合うように。アルバム曲の制作の相談をされ、こちらから制作したデータを送り、しばらくして返信が来て「パーフェクトだ、本当にありがとう!」ととても喜んでくれて、修正もなくスムーズな制作だったと思います。それが今回グラミーにノミネートされたアルバム「DATA」のリード曲であり、1曲目「obstáculo」の頭のサウンドになりました。本当に色々な人の協力のおかげで、自分が意識してきた“日本人ならではの音”を実現できたので感謝しています。何より私がリスペクトするアーティストや世間の人々に評価してもらえたことがうれしいです。

タイニーとの仕事は私にとって大きなターニングポイントであり、改めてラテンアーティストのファンになるきっかけになりました。「DATA」にも参加しているラテンラッパーのヤング・ミコ(Young Miko)は、コラボレーションしてみたいアーティストの一人です。彼らは日本人や日本文化をリスペクトしてくれるし、私も彼らが持つバイブスが大好き。変な上下関係もないから、変に自分を閉じ込める必要がないのもやりやすい。ものづくりとは言え、結局は人間同士の相性ですから、お互い尊敬し合える仲間と作ると自然といいものが生まれるんだと思います。

ファッションスタイルから見える、クリエイティブの相性

WWD:ファッション広告の音源にも携わるが、ファッションと音楽は互いに影響すると思う?
TOMOKO:ファッションの話はあまり詳しくありませんが、音楽プロデューサーやトラックメーカーの話で言えば、なんとなく服装から「こんな曲を作るんじゃないかな」とイメージができたりします。価格帯やブランドは関係なく、その人がまとうスタイルに魅力を感じるかどうかで、クリエイションの相性が見えることもありますね。感覚的なものをビジュアル化できる要素として、ファッションはすごく分かりやすいと思います。あとずっと忘れないのは、昔先輩のプロデューサーに言われた「作家は常におしゃれに気を使わなきゃダメ」という一言。「アーティストたちを引っ張っていく立場だから、ダサかったら誰もついてこない」と。これは今でも、私が仕事をする中で意識するポイントかもしれません。

9月に国立新美術館で開催された「イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル」のテーマソングとしてidomの「Knock Knock」をプロデュースした

過去にスウェーデンでセッションウイークがあった時に、毎日洋服をすごい褒められて。多分日本人からしたら普通の服装だったんですけど、向こうの人からはかわいく見えたようです。“東京”そのものが海外からはブランドだったりするので、”東京人”が着ているだけでよく見えるのかもしれないですね。でも日本人の身だしなみへの気配りは素晴らしいと思うし、クリエイティブの繊細さにもそういうところが出ているように思います。日本の音楽って、Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ……1曲の中に細かく色々な展開が盛り込まれているのが特徴的で、海外の作家には手が込んだことをしてると感心されます。

大切なのは「チャンスが来たその時、差し出すカードはあるか」

WWD:若手クリエイターにアドバイスをするとしたら?
TOMOKO:音楽だけではないと思いますが、1つ目はとにかくやり続ける。今回のノミネートでも感じましたが、1曲作っただけで何かが実ることなんてあり得ない。ずっと作り続けて、実ってくるものが少し出てきて、その点と点が結ばれて、やっと大きくなるものなんだと思います。
また、人脈があるに越したことはないですが、大切なのは“チャンスが舞い降りた時に差し出すカードが準備できているか”。音楽業界だけではないと思いますが、人脈ばかり追いかけて、本来の自分の仕事や磨くべきスキルが置いてきぼりになっている人も多いのではないでしょうか。いくらチャンスがあっても、必要とされる能力が準備できていなければ実を結ばないし、弱みにつけ込まれてしまうかもしれない。実力があってこそ、人脈が活かされるものだと思います。

そして、魅力があるクリエイターたちはいつでも自分のスタイルを貫き続けている。制作を続けていく中でクライアントの要望に寄せなきゃならない時もでてくると思いますが、それらが世に出るということは、自分の手掛けた作品になるということ。ブレずに自分の仕事に責任を持つことが大切だと思います。

世界を目指す女性音楽プロデューサーの道しるべに


WWD:今回のノミネートを機に、海外へ拠点を移す可能性は?
TOMOKO:具体的な時期はまだ未定ですが、来年は再び海外移住を考えています。昔住んでいたニューヨークがいいかなと思っていたんですが、現地のソニーのスタッフに「ヒップホップやトラップならアトランタだし、ポップスならナッシュビル、全部を網羅したいならロサンゼルス。ニューヨークに住んでいるプロデューサーやアーティストでさえ、曲を作りにロサンゼルスに行くんだよ」と言われてから、やはりロサンゼルスでの経験も必要かなと思っています。

WWD:世界的に見て女性の音楽プロデューサーの数は少ないが、どうしてだと思う?
TOMOKO:この表現が正しいかはわかりませんが、やっぱり“男性脳っぽい”仕事だからじゃないですかね。常に技術がアップデートされる世界で、色々な機材やテクノロジーを使うので、ロジカルな思考を持つ男性に偏りがちな職業なんだと思います。一般的に、男性が理論的なのに対して女性は感情的だと言われますし、生理周期の影響で気分も変わる。逆に言えば、そういった女性のエモーショナルな部分からは多くのクリエイションが生まれるはずです。

WWD:次なる目標や、挑戦してみたいことは?
TOMOKO:もともと「海外に行ったら、目指すはグラミー・ノミネーション」と思っていたのですが、ありがたいことに今回達成することができました。まだ今回の結果はわかりませんが、次の目標は賞を獲得し、グラミー・ウィニング・プロデューサーになることかな。また、今回のノミネートはラテン部門なので、主要部門でノミネートされることも目標にしたいですね。
アワード以外の部分で個人的にチャレンジしてみたいのは、ドラムレスビートの制作かな。これまで自分が手掛けた楽曲で世に出ているものは、比較的ハードなビートが特徴的な作品が多いから、そういうリクエストをされることが多くて。もちろんハードなものを作るのも大好きですし今後も続けますが、違う世界観の音楽も好きだから作ってみたいです。

先述した通り、世界的な音楽産業の中でも女性プロデューサーは少なく、3%以下だと言われています。その中でアジア人と言ったら、本当にわずかなんじゃないかなと思います。そしてどうしても、アジア人というだけであまり期待されてないっていうか、少し下に見られがち。だからこそもっと頑張りたいし、世界で闘える日本人のプロデューサーが増えるとうれしいです。特に女性のプロデューサーの場合は前例がほぼないと思うので、私のことを良いサンプルにしてもらえるように、これからも精進していきたいと思います。

PHOTOS:RAYCA FUKAGAWA

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「バレンシアガ」の新アンバサダーにニコール・キッドマン

「バレンシアガ(BALENCIAGA)」は、新アンバサダーに俳優のニコール・キッドマン(Nicole Kidman)を指名した。

キッドマンは、同ブランドが2022年7月に発表した“51st クチュール・コレクション”でランウエイを歩いており、その他、多くの芸能および慈善活動において「バレンシアガ」を着用してきた。

キッドマンは、「結婚式からアカデミー賞のレッドカーペットまで、人生で最も記憶に残る出来事のいくつかを私は『バレンシアガ』と共に過ごしてきた。今後、アンバサダーという公式な立場で仕事ができることをうれしく感じており、一緒にさらなる思い出を作れることを楽しみにしている」と話す。

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強さと美しさを象徴する「リーフェ ジュエリー」が伊勢丹新宿でポップアップを開催 

日本発「リーフェ ジュエリー(RIEFE JEWELLERY以下、リーフェ)」は12月13~30日、伊勢丹新宿本店でポップアップショップを開催する。同ブランドは、米ロサンゼルスと仏パリでジュエリー制作を学んだデザイナーの春井里絵が2018年にスタート。“強さという美しさをコンセプトに、カラーストーンを大胆かつ自由に使用したジェンダーレスに楽しめるジュエリーを提供している。

同ポップアップでは、新作“セルフ アウェアネス(自己覚知)”をテーマに、変らないものと変わりゆくものが共存する日本の良さを表現したコレクションを先行発売する。また、会期中には「リーフェ」のフルラインアップを展示販売するほか、オーダーができる。
16日からは、クリスマス向けに限定カプセルコレクションである新作“アーク”リングと“アーク”イヤーカフの限定色を販売する。また、通常は東京・青山のサロンだけで受け付けるカスタムオーダーも受け付ける。

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スキー・スノーボード市場の今:記者談話室vol.106

「WWDJAPAN」ポッドキャストの「記者談話室」は、ファッション業界のその時々のニュースや話題について、3人の記者が分かりやすく解説したり、時には脱線したりしながら、掘り下げていきます。

106回目の今回は、「WWDJAPAN」12月4日号で特集した、スキーやスノーボードといったスノースポーツ市場について。日本の雪を求める海外観光客の増加や、コロナ禍以降のアウトドア意識の高まりによって、スノースポーツ市場に変化の兆しアリ!スノースポーツをする人もしない人も楽しめる、特集取材の裏側を担当記者の五十君がアツく語ります。

この配信は以下のアプリでもご利用いただけます。
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スキー・スノーボード市場の今:記者談話室vol.106

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106回目の今回は、「WWDJAPAN」12月4日号で特集した、スキーやスノーボードといったスノースポーツ市場について。日本の雪を求める海外観光客の増加や、コロナ禍以降のアウトドア意識の高まりによって、スノースポーツ市場に変化の兆しアリ!スノースポーツをする人もしない人も楽しめる、特集取材の裏側を担当記者の五十君がアツく語ります。

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