「幻の駅」に2日間だけの店 フリークス ストア、旧博物館動物園駅で営業

デイトナ・インターナショナルは15日、京成電鉄で廃駅になった旧博物館動物園駅(東京・上野)の構内に開く「フリークス ストア(FREAK’S STORE)」のポップアップストアを報道陣に公開した。同駅は滅多に公開されないため、鉄道ファンの間で「幻の駅」と言われる。事前にチケットを購入した人に向けて16日、17日の2日間だけ営業する。

上野公園と東京藝術大学に挟まれた場所にある駅の入り口は、国会議事堂の中央の塔にも似た荘厳な建築。1933年に建てられ、東京都歴史的建造物にも指定されている。青銅色の重い扉を開けると、タイムスリップしたような空間が現れる。1997年に営業終了、2004年に廃駅となった駅の構内は薄暗く、当時の掲示物や落書きもそのまま残っている。現在もホームを電車は通過しており、時おり通り過ぎる電車の音が気分を盛り上がる。

フリークスストアはここにキオスク風の店舗を設けた。京成電鉄のスカイライナーや普通列車を描いたスエットシャツやマグカップ、「京成電鉄」のロゴを入れたキャップやスリッパなどを販売する。車両のイラストはパンタグラフなどディティールまで詳しく描き、鉄道ファンに満足してもらえるようにした。同社は「”鉄分”高めのデザインにした」と胸を張る。

ポップアップストアは、フリークス ストアと京成電鉄による異業種コラボレーション「京成フリーク」の第1弾として企画された。来年に向けても複数の企画が進行している。京成電鉄の担当者は「フリークスストアの力をお借りして、京成電鉄と沿線の魅力を多くのお客さまに知ってほしい」と話す。フリークス ストアは京成沿線に東京ソラマチ店(押上駅)、ららぽーとTOKYO-BAY店(船橋競馬場駅)、酒々井プレミアムアウトレットモール店(京成酒々井駅)などを運営しており、ゆかりが深い。

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リステア創業者の高下氏が新会社 世界中のいいものを集めた「高級デジタル百貨店」

ラグジュアリーセレクトショップ「リステア(RESTIR)」元社長の高下浩明氏がファッションビジネスで再始動している。2021年8月に246inc.を設立し、2年の準備期間を経て、デジタル百貨店「246セレクト(246select.com)」をソフトオープンしたもの。リステアで培った“セレクト力”やハイブランドとのネットワーク、高感度や富裕層などの顧客ニーズをつかむ力などを活かして、ブランドの公式サイトとユーザーとをダイレクトで結ぶ、在庫を持ったないセレクト&キュレーション型メディア事業を行っていく。高下246inc.CEOにその狙いと勝算を聞いた。

――リステアをトゥモローランドに2015年に売却し、2019年に社長を辞した。充電期間を経て、デジタル百貨店「246セレクト」を立ち上げようと考えた理由は?

高下浩明246inc.CEO(以下、高下):「246セレクト」は、自分たちが良いと思って選んだ商品やブランドをキュレーションして紹介する、デジタル版セレクトショップ、デジタル版百貨店だ。ただし、ECではなく、在庫も持たない。ブランドビジネスには、リアルでもデジタルでも高いクリエイティビティが必要だが、オフィシャルサイト以外にイメージを維持できる場所がないと悩むブランドが多い。しかも、ECの売上げ拡大は急務だが、他社サイトへの出店は販売手数料も高額で、在庫移動などの業務も発生する。そこでブランド側の課題を解決するために、最適な露出機会を提供し、ユーザーとブランドの直営ECをダイレクトに結ぶキュレーションメディア、かつ、プラットフォームを目指すものだ。

また、32年間売る側の立場だったが、2019年に前職を辞任してお客さまの側になって多くのことに気付いた。コロナ禍や鎌倉を拠点にした生活をする中で、買い物はネット中心になったが、便利な反面、情報が膨大すぎて、何がイケてるいるのか、何が本当に良いのかを探そうとしても見つけにくく不便を感じた。これは同じような悩みを持つ方がかなりいらっしゃると感じた。また、前職からの流れで、知り合いの経営者クラスや著名人、VIP層などから、奥さんや彼女へのギフトや新築祝いなどについて相談を多く受けていた。本当にセンスが良くて信頼できるものをセレクトし、キュレーションし提案してくれるサイトや店があったらという切実な声もあり、全てが心地よいコンフォートショッピングの場を作りたいと考えた。

デジタルを駆使、新業態は「セレクトショップ」と「百貨店」、そして「メディア」を横断

実は次のステップに進む中で、小売りコンサルタントのダグ・スティーブンスが10年前に書き、5年前に翻訳本が出た「小売再生―リアル店舗はメディアになる」を何度も読み、何かファッション業界に役に立つ新しいことができないかと考えた。前職でもブランドのプロモーションイベントにリステアのお客さまを招いたり、パーソナルスタイリングを行ったり、コンシェルジュ的な仕事も担っていた。リアルがデジタルに変わっただけで、やろうとしていることは前職のセレクトショップビジネスと変わっていない。それを少し時代に合わせて、デジタルやAIを活用して、寄り良い購買体験やサービスを実現しようとしている。

――「246セレクト」や“デジタル百貨店”というネーミングの由来は?

高下:ラグジュアリーブランドなどが多く店を構える表参道や青山を通る、日本を代表する国道246号線から名付けた。その界隈に店を作るとしたらどんなものを作ろうか、あるいは、そのまま一つの商業施設やモールのようにも見える街なので、それをデジタルで表現したらどうなるかなどを考えた。

インバウンドなどで少し活気が戻りつつあるものの、百貨店は斜陽と言われたりもしている。けれどもかつては、新しいものや本物、信頼感のあるものなどを豊富に取り扱い素晴らしい魅力を持っていた。今回は前職時代から培ったセレクト力、キュレーション力を生かして、自分たちが良いと信じたものを紹介していく。

キュレーションした商品画像を介してユーザーとブランド公式サイトをつなぐ媒介・プラットフォームに

――サイトの構成や取扱商品については?

高下:まさに百貨店のようなフロアガイドを設け、1階を中心にショーウインドーを配し、カテゴリーごとにフロアを分けて展開している。とくに店の顔であるショーウインドーには力を入れている。30分~1時間にひとつ、新商品が自動でアップされて見るたびに発見があったり、GIFや動画などを使って感覚的な心地よい刺激も与えるようなデザインを心掛けている。気になる商品をタップすると、商品の詳細ページに飛び、ブランドの公式ECの商品ページにダイレクトに遷移できるボタンを配している。また、その商品ページの下部には、類似商品や推奨商品などをAIのアルゴリズムでレコメンドできるような仕組みにしている

自分たちがセレクトしたブランドのアイテムに加えて、PRプロモーション枠を設けて、出稿してもらったブランドには、商品画像をクリックすると直営サイトに遷移するとともに、上層階にワンブランドを専用に扱うフロアを開設する。仮想の世界なので、実質的に∞(無限大)でフロアや商材を増やしていくことができるのもデジタル百貨店の特徴だ。

取り扱うブランドは、「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」「ディオール(DIOR)」「ロエベ(LOEWE)」「ティファニー(TIFFANY)」などLVMH系をはじめとしたラグジュアリーブランドから、ストリートブランド、コスメやジュエリー、ガジェットやインテリア、車やアート、さらには旅などまで幅広い。プライスも数百円から数千万円までハイ&ローをミックスしている。現在は約80ブランドだが、共感していただけるブランドとの取り組みをどんどん強めながら、カテゴリーやサービス・体験などにまで広げていきたい。とくにギフトは強化したいし、ホテルやトラベル、スーパーカーからエコカーまで新しい車なども訴求していきたい。

多忙な経営者やその秘書、VIP層にも好適、ギフトコンシェルジュサービスでタイパとセンスを向上

――サービスのカギの一つであるコンシェルジュサービスとはどのようなものなのか?

高下:一つは、ユーザーが友達や家族を登録できるギフトボックスサービスを用意している。いいね、を押したものを保存しておくだけでなく、想定プライスや、モード、ナチュラル、セクシー、コンサバなどファッションのテイストを入力しておくと、誕生日や記念日が近いことをリマインドしてもらえたり、クリスマス向けのギフトプランを提案してもらえたりするものだ。

経営者層やその秘書、著名人、ファッションに興味がある方々などの利用を想定しているが、忙しくて時間がないけれども、相手を喜ばせて自分の評価にもつながるセンスのいいものを贈りたいという気持ちに応えるものになるし、頼まれて困っている秘書の方々の力強い味方になれる。もちろんファッションの提案や相談承りなどもできる。AIなども活用しながら、究極のスタイリング&コンシェルジュサービスとして役割を果たしたい。

――マネタイズの方法が気になるが、出店料・出稿料なのか、アフィリエイトなのか?

高下:現在はプロモーションの出稿料をいただいている。すでに、「ディーゼル(DEISEL)」や「アルフレックス(ARFLEX)」「マクラーレン(McLAREN)などが可能性を感じてプロモーション枠を活用してくれている。また、現在は商品中心だが、キュレーションマガジンとして読み物などを増やしていくこともできる。こうなるとリテールメディア化が進むことになる。あだし、広告という概念はなくて、紹介しているものすべてを心地よいものにしたいので、扱うもののフィルターについてはこれからも大切にしたいし、そこはセレクトショップの知見も生きてくる。あとは、コンシェルジュサービスは現在は無料だが、将来的にはSpotifyのようなサブスク型のサービスとして進化させていきたい。

――百貨店の外商やホテルのコンシェルジュのように、良いユーザー層が集まれば、ブランド同士の相乗効果も生まれそうだ。

高下:今まで知らなかったブランドや商品とのマッチングが生まれることを期待している。実は創業に当たり、若くデザイナーやクリエイター、アーティストから集客方法やビジネス展開などの相談を受けることも多く、彼らの渾身の商品や作品を良い客層の人々に紹介し、彼らが世に羽ばたく支援をしていきたいということも、このプラットフォームを作る原動力の一つになっている。厳選されたブランドやその公式ECサイトにダイレクトにつながるサイトを作って、ブランドの活性化を図ることをビジョンに、新しい才能ある人々を世界に出す役割をミッションとして、成長させていきたい。

――どんなチームがこの「246セレクト」を支えているのか?

高下:2021年に僕とエンジニアだけでスタートした。今までになかった新しい挑戦にワクワクしてくれている20~30代を中心に、優秀な方々と一緒に、よりクリエイティブでかっこいいことを世界に向けて発信していこうとしている。今はまだベータ版の状態。1962年生まれで年が明けたら62歳になるし、スピードを上げ、本番であるアプリのオープンや、開発やサービスの拡充をしていきたい。どんどん進化させていくので、まずはユーザー登録をして、一度使ってみてほしい。

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1位は、サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落|週間アクセスランキング TOP10(12月7〜13日)

1位は、サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落|週間アクセスランキング TOP10(12月7日〜12月13日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

1週間でアクセス数の多かった「WWDJAPAN」の記事をランキング形式で毎週金曜日にお届け。
今回は、12月7日(木)〜12月13日(水)に配信した記事のトップ10を紹介します。


- 1位 -
サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落

12月12日公開 / 文・WWD STAFF

 サマンサタバサジャパンは12日、2024年2月期連結業績予想を下方修正した。修正後は売上高が236億円(修正前は261億円)、営業損益が10億円の赤字(同4億3000万円の黒字)、純損益が11億円の赤字(同3億2600万円の黒字)とする。

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- 2位 -
「ザラ」、批判殺到の広告を取り下げて釈明 ガザの犠牲者を想起させるとして炎上し不買運動に

12月13日公開 / 文・ROSEMARY FEITELBERG

 「ザラ(ZARA)」は12日、“ザラ アトリエ(Zara Atelier)”の新キャンペーンの広告写真を全て取り下げた。瓦礫の中、白い布に包まれた腕のないマネキンが床に置かれていたり、そうしたマネキンをモデルが肩に担いだりしている様子が、イスラエルによる攻撃で破壊されたガザ地区や犠牲となった人々を想起させるとして、SNS上などで強い批判の声が上がっていた。また、「ザラ」の商品の不買を呼びかけるタグや投稿も広く拡散されていた。

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- 3位 -
「ケイト」の月別“リップモンスター”、ゲームコンテンツ&キャンペーンでフィナーレ飾る 最後の3色は12月16日発売

12月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ケイト(KATE)」は12月16日、“リップモンスター”の月別コレクション“マイ リップモンスター”(税込1760円※編集部調べ)の最終シーズンとなるシーズン4を発売する。発売に合わせ、アクションゲームとRPGゲームの要素を備えた体験コンテンツを用意。全ステージをクリアした人を対象に“リップモンスター”が立てられるオリジナルアクリルスタンドを抽選でプレゼントするキャンペーンも実施する。

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- 4位 -
「ナイキ」の新作“アルファフライ 3”は一般ランナーも履きやすく

12月11日公開 / 文・美濃島 匡

 「ナイキ(NIKE)」は、新作ランニングシューズ“アルファフライ 3(ALPFAFLY 3)”を発表した。価格は3万9655円。2024年1月4日に「ナイキ」公式オンラインストアとアプリ、一部の直営店で発売する。これまでの“アルファフライ”シリーズは脚力のあるエリートランナー向けだったが、同シューズは一般ランナーの着用も想定して制作した。

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- 5位 -
ドーバーNY、「ナイキ」×カウズ×「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」のコラボアイテムを発売 オープン10周年記念

12月12日公開 / 文・WWD STAFF

 ドーバー ストリート マーケット ニューヨーク(DOVER STREET MARKET NEW YORK以下、DSMNY)は開業10周年を記念し、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア(SKY HIGH FARM WORKWEAR)」と「ナイキ(NIKE)」の「ナイキ ライフ(NIKE LIFE)」コレクション、アーティストのカウズ(KAWS)による10型限定のカプセルコレクションを発売する。12月16日11時(現地時間)から、DSMNYの店頭とEC、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」のECで販売する予定。

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- 6位 -
Koki,が「アグ」の新キャンペーンに引き続き登場 春に向けた新作・新色ブーツも

12月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「アグ(UGG)」は、モデル・女優のKoki,を起用した第3弾となる“FEELS LIKE UGG”キャンペーンを新たに開始し、新たに“クラシック ディッパー(CLASSIC DIPPER)”(2万8600円)と“クラシック ウルトラ ミニ プラットフォーム(CLASSIC ULTRA MINI PLATFORM)”(2万5300円)の新色も発売する。同アイテムは、「アグ」直営店舗および正規取扱店、公式オンラインで販売する。

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- 7位 -
「ルイ・ヴィトン」がホリデーにぴったりなビビットカラーのトラベルコレクションを発売

12月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、トラベルアイテムを集めたコレクションを発売した。ラインアップは、キャリーバッグの“ホライゾン 55”とボストンバッグの“キーポル・バンドリエール 50”で、それぞれビビットカラーを取り入れた2デザインでそろえた。そのほか、パスポートカバー(6万500円)も用意した。

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- 8位 -
「ルイ・ヴィトン」がホリデーに向けマスコット“ヴィヴィエンヌ”と“テディ”のアイテムを発売

12月13日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ホリデーシーズンに向けて同ブランドのマスコット“ヴィヴィエンヌ”および彼女の友だちである“テディ”のアイテムを発売した。アイテムは、レザー素材の瞳にモノグラムを脚に施した“ドゥドゥ・ヴィヴィエンヌ”(17万1600円)、「ルイ・ヴィトン」2005年春夏コレクションに登場のアイテムを新たに生まれ変わらせ、ベルベット素材が特徴的な“ドゥドゥ・テディ ベア”(28万500円)。またなめらかな木材チェリーとトリヨンレザーで仕上げた“ヴィヴィエンヌ・バイオレット”(26万7300円)、全体を白でまとめ、メタルの小枝で腕を模した“ヴィヴィエンヌ・スノーマン”(44万2200円)、木材チェリーにエピ・レザーやメタル、レジンなどの素材で仕上げた“ヴィヴィエンヌ・ミニ トリプレッツ”(61万6000円)、ヘッドバンドやヨガグッズを身につけた“バッグチャーム・ヴィヴィエンヌ ジム”(11万7700円)を販売する。

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- 9位 -
【2024年春コスメ】「マリークヮント」がデイジー型の6色アイシャドウパレットを発売

12月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリークヮント(MARY QUANT)」は2024年2月9日、24年春コレクションを数量限定で発売する。ブランドのアイコンマークであるデイジー型のアイシャドウパレットやカラーマスカラ、グリッターライナーなどをそろえる。

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- 10位 -
「ドラえもん」のフェイスマスクが登場 ドラえもん&ドラミちゃんの3種類

12月10日公開 / 文・WWD STAFF

 ユーモラスなフェイスマスクを販売する「アートマスク(ART MASK)」は12月21日、幅広い世代に人気のアニメーション「ドラえもん」とコラボレーションした“アートマスクドラえもん3枚セット”(1100円)を発売する。絵柄はドラえもんとドラミちゃんの計3種類で、香りは爽やかな柚子の香り。全国のドラッグストア、量販店、バライティーショップ、サン・スマイル公式オンラインショップで取り扱う。

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1位は、サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落|週間アクセスランキング TOP10(12月7日〜12月13日)

「WWDJAPAN」 ウイークリートップ10

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- 1位 -
サマンサタバサ「冬季賞与」不支給に 業績予想で赤字に転落

12月12日公開 / 文・WWD STAFF

 サマンサタバサジャパンは12日、2024年2月期連結業績予想を下方修正した。修正後は売上高が236億円(修正前は261億円)、営業損益が10億円の赤字(同4億3000万円の黒字)、純損益が11億円の赤字(同3億2600万円の黒字)とする。

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- 2位 -
「ザラ」、批判殺到の広告を取り下げて釈明 ガザの犠牲者を想起させるとして炎上し不買運動に

12月13日公開 / 文・ROSEMARY FEITELBERG

 「ザラ(ZARA)」は12日、“ザラ アトリエ(Zara Atelier)”の新キャンペーンの広告写真を全て取り下げた。瓦礫の中、白い布に包まれた腕のないマネキンが床に置かれていたり、そうしたマネキンをモデルが肩に担いだりしている様子が、イスラエルによる攻撃で破壊されたガザ地区や犠牲となった人々を想起させるとして、SNS上などで強い批判の声が上がっていた。また、「ザラ」の商品の不買を呼びかけるタグや投稿も広く拡散されていた。

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- 3位 -
「ケイト」の月別“リップモンスター”、ゲームコンテンツ&キャンペーンでフィナーレ飾る 最後の3色は12月16日発売

12月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ケイト(KATE)」は12月16日、“リップモンスター”の月別コレクション“マイ リップモンスター”(税込1760円※編集部調べ)の最終シーズンとなるシーズン4を発売する。発売に合わせ、アクションゲームとRPGゲームの要素を備えた体験コンテンツを用意。全ステージをクリアした人を対象に“リップモンスター”が立てられるオリジナルアクリルスタンドを抽選でプレゼントするキャンペーンも実施する。

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- 4位 -
「ナイキ」の新作“アルファフライ 3”は一般ランナーも履きやすく

12月11日公開 / 文・美濃島 匡

 「ナイキ(NIKE)」は、新作ランニングシューズ“アルファフライ 3(ALPFAFLY 3)”を発表した。価格は3万9655円。2024年1月4日に「ナイキ」公式オンラインストアとアプリ、一部の直営店で発売する。これまでの“アルファフライ”シリーズは脚力のあるエリートランナー向けだったが、同シューズは一般ランナーの着用も想定して制作した。

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- 5位 -
ドーバーNY、「ナイキ」×カウズ×「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」のコラボアイテムを発売 オープン10周年記念

12月12日公開 / 文・WWD STAFF

 ドーバー ストリート マーケット ニューヨーク(DOVER STREET MARKET NEW YORK以下、DSMNY)は開業10周年を記念し、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア(SKY HIGH FARM WORKWEAR)」と「ナイキ(NIKE)」の「ナイキ ライフ(NIKE LIFE)」コレクション、アーティストのカウズ(KAWS)による10型限定のカプセルコレクションを発売する。12月16日11時(現地時間)から、DSMNYの店頭とEC、「スカイ ハイ ファーム ワークウエア」のECで販売する予定。

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- 6位 -
Koki,が「アグ」の新キャンペーンに引き続き登場 春に向けた新作・新色ブーツも

12月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「アグ(UGG)」は、モデル・女優のKoki,を起用した第3弾となる“FEELS LIKE UGG”キャンペーンを新たに開始し、新たに“クラシック ディッパー(CLASSIC DIPPER)”(2万8600円)と“クラシック ウルトラ ミニ プラットフォーム(CLASSIC ULTRA MINI PLATFORM)”(2万5300円)の新色も発売する。同アイテムは、「アグ」直営店舗および正規取扱店、公式オンラインで販売する。

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- 7位 -
「ルイ・ヴィトン」がホリデーにぴったりなビビットカラーのトラベルコレクションを発売

12月07日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、トラベルアイテムを集めたコレクションを発売した。ラインアップは、キャリーバッグの“ホライゾン 55”とボストンバッグの“キーポル・バンドリエール 50”で、それぞれビビットカラーを取り入れた2デザインでそろえた。そのほか、パスポートカバー(6万500円)も用意した。

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- 8位 -
「ルイ・ヴィトン」がホリデーに向けマスコット“ヴィヴィエンヌ”と“テディ”のアイテムを発売

12月13日公開 / 文・WWD STAFF

 「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、ホリデーシーズンに向けて同ブランドのマスコット“ヴィヴィエンヌ”および彼女の友だちである“テディ”のアイテムを発売した。アイテムは、レザー素材の瞳にモノグラムを脚に施した“ドゥドゥ・ヴィヴィエンヌ”(17万1600円)、「ルイ・ヴィトン」2005年春夏コレクションに登場のアイテムを新たに生まれ変わらせ、ベルベット素材が特徴的な“ドゥドゥ・テディ ベア”(28万500円)。またなめらかな木材チェリーとトリヨンレザーで仕上げた“ヴィヴィエンヌ・バイオレット”(26万7300円)、全体を白でまとめ、メタルの小枝で腕を模した“ヴィヴィエンヌ・スノーマン”(44万2200円)、木材チェリーにエピ・レザーやメタル、レジンなどの素材で仕上げた“ヴィヴィエンヌ・ミニ トリプレッツ”(61万6000円)、ヘッドバンドやヨガグッズを身につけた“バッグチャーム・ヴィヴィエンヌ ジム”(11万7700円)を販売する。

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- 9位 -
【2024年春コスメ】「マリークヮント」がデイジー型の6色アイシャドウパレットを発売

12月11日公開 / 文・WWD STAFF

 「マリークヮント(MARY QUANT)」は2024年2月9日、24年春コレクションを数量限定で発売する。ブランドのアイコンマークであるデイジー型のアイシャドウパレットやカラーマスカラ、グリッターライナーなどをそろえる。

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- 10位 -
「ドラえもん」のフェイスマスクが登場 ドラえもん&ドラミちゃんの3種類

12月10日公開 / 文・WWD STAFF

 ユーモラスなフェイスマスクを販売する「アートマスク(ART MASK)」は12月21日、幅広い世代に人気のアニメーション「ドラえもん」とコラボレーションした“アートマスクドラえもん3枚セット”(1100円)を発売する。絵柄はドラえもんとドラミちゃんの計3種類で、香りは爽やかな柚子の香り。全国のドラッグストア、量販店、バライティーショップ、サン・スマイル公式オンラインショップで取り扱う。

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慶應発服飾団体Keio Fashion Creatorがファッションショー テーマは「明晰夢」

慶應義塾大学発の学生服飾団体Keio Fashion Creator(ケイオウファッションクリエイター)は12月17日、東京・代官山のTHEFACE DAIKANYAMAでファッションショーを開催する。1年間の活動の集大成であるショーで、今回のテーマは「明晰夢」。同テーマを「創造的可能性の宝庫であり、人は世界と出会い直す」ものと捉える。恐怖や拒絶、嫌悪、無関心などといった負の感情を避けずに受け入れた世界を想像し、共存することで広がっていく世界を表現する。

同団体はショーを通じて社会に対する問いかけや主張を発信し続ける。今回のショーに対して「私たちの伝えたいメッセージを全てに込めた」とコメントした。

■Keio Fashion Creator 2023 Fashion Show「明晰夢」
日程:12月17日
時間:1st Show 16:00オープン、16:30スタート/2nd Show 18:00オープン、18:30スタート
場所:THEFACE DAIKANYAMA
住所:東京都渋谷区猿楽町28‐13 ROOB1、B2F
※観覧無料、完全予約制

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「ヒステリックグラマー」×「ゲンザイ」第3弾が発売 両ブランドの蛇柄をあしらったシャツなど

「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」は、「ゲンザイ(GENZAI)」とのコラボレーション第3弾となるアイテムを12月16日に発売する。11時から 「ヒステリックグラマー」渋谷店とYZ STORE中目黒店で、12時からはYZ STORE公式オンラインストアと公式アプリで販売を開始する。

2000年以前の「ヒステリックグラマー」のアーカイブから、モータ、オイル系のロゴモチーフやテーマを使用した全7型をラインアップ。「ゲンザイ」の永戸鉄也アートディレクターによる蛇柄と、「ヒステリックグラマー」定番の蛇柄が対になったデザインを落とし込んだチェックシャツやバギーデニム、「ゲンザイ」の人気アイテムをアップデートした“ビッグロゴニット”、両ブランドのグラフィックを刺しゅうしたジャケットやフーディー、スエットパンツなどを用意する。

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「ヒステリックグラマー」×「ゲンザイ」第3弾が発売 両ブランドの蛇柄をあしらったシャツなど

「ヒステリックグラマー(HYSTERIC GLAMOUR)」は、「ゲンザイ(GENZAI)」とのコラボレーション第3弾となるアイテムを12月16日に発売する。11時から 「ヒステリックグラマー」渋谷店とYZ STORE中目黒店で、12時からはYZ STORE公式オンラインストアと公式アプリで販売を開始する。

2000年以前の「ヒステリックグラマー」のアーカイブから、モータ、オイル系のロゴモチーフやテーマを使用した全7型をラインアップ。「ゲンザイ」の永戸鉄也アートディレクターによる蛇柄と、「ヒステリックグラマー」定番の蛇柄が対になったデザインを落とし込んだチェックシャツやバギーデニム、「ゲンザイ」の人気アイテムをアップデートした“ビッグロゴニット”、両ブランドのグラフィックを刺しゅうしたジャケットやフーディー、スエットパンツなどを用意する。

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「WWDJAPAN」2024年春夏トレンドセミナーをダイジェスト

「WWDJAPAN」はこのほど、2024年春夏トレンドセミナーを開催した。現地取材した記者によるミラノ、パリを中心とした海外コレクションの動向や、国内マーケットの展望などを3部構成で解説した。セミナーのダイジェストをお届けする。

ウィメンズトレンドは、シアー素材やミリタリーがカギ

第一部は柴田麻衣子「リステア」クリエイティブ・ディレクターをゲストに招き、海外のウィメンズコレクションの動向について解説した。向千鶴「WWDJAPAN」編集統括兼サステナビリティ・ディレクターは、「今季のパリはエレガンスの流れが顕著だった。トレンチコートやジャケットといった普遍的なアイテムを、いかに新しいものにしていくかデザイナーのアイデアが問われるシーズンだった」と総括した。

一つ目のトレンドキーワードは、シアーな素材使いの「LIGHT&SHEER」。代表例は「サカイ(SACAI)」だ。得意のハイブリッドのアプローチでシアー素材を多用したコレクションを見せた。また「スポーツマックス(SPORTMAX)」は、軽やかさや透け感を取り入れながらもホールホワイトのコーディネートで近未来的なムードに落とし込んだ。今季白に注目しているという柴田クリエイティブ・ディレクターは、「今シーズンは『ヴァレンティノ(VALENTINO)』や『クレージュ(COURREGES)』も白の提案を強めていた。共通して軽やかだが攻撃的で、パワフルな空気感が印象的だ」とコメントした。そのほかにもミリタリーアイテムの現代的な解釈や、ミニマル、肌見せスタイルなどの6つが注目キーワードに挙がった。

国内キープレーヤーの強化アイテムは?

第2部では、橋本航平・伊勢丹新宿店本館3階「リ・スタイル」バイヤーと、渡邊倫子「メゾン スペシャル(MAISON SPECIAL)」「プランク プロジェクト(PRANK PROJECT)」クリエイティブ・ディレクターをゲストに招き、国内マーケット展望について議論した。

「リ・スタイル」では24年春夏、「古さを生まない新しさ×積み重ねることのできるファッション体験」をキーワードにディレクションした。90年代のミニマリズムに着想を得たモノトーンのコーディネートや、カットアウトなどのディテールで強さを感じるアイテム、ランジェリー、天然素材やクラフトマンシップを感じさせるアイテムなどに注目する。シルエットはロング&リーンを提案する。

「メゾン スペシャル」では23年、カーゴパンツが売れた。24年春夏は汎用性のあるチュニックやショーツなどにも注目する。ポロシャツやラガーシャツなどのスポーツアイテムは、ビジューやチュールなど女性らしいフェミニンな要素と掛け合わせて提案する。

共通してシアー素材がキーに上がった。「メゾン スペシャル」では、フーディーやジャケットに重ねたり、モッズコートやジャケットなどに用いたりしてさらにバリエーションを強化する。一方「リスタイル」では過去シーズンのビビットな色合いではなくシャーベット色に落とすことで変化をつける。

渡邊クリエイティブ・ディレクターは、「この春夏は足首が見えるコーディネートも増える」といいソックスの合わせの重要性についても触れた。

メンズは多様なスーツスタイルに注目

第3部は「2023年春夏メンズコレクション」がテーマ。ゲストに國友崇裕・伊勢丹新宿店メンズ館6階メンズコンテンポラリーバイヤーが登壇した。

コレクション動向では、テーラリングの提案が際立った。今季大きな注目を集めたファレル・ウィリアムス(Pharrell Williams)による新生「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、クロップド丈のトップスやハーフパンツなどを織り交ぜながら、多様なスーツスタイルを見せた。大塚千践副編集長は、「ショーにはウィメンズモデルが歩いたり、ウィメンズバッグの“スピーディ”が登場したりと、ウィメンズのクリエーションの混ざり合いもポイントになりそうだ」とコメント。

「プラダ(PRADA)」や「エルメス(HERMES)」などは、軽やかな素材のテーラードジャケットを提案した。國友バイヤーは「酷暑の中でもスタイリングの幅を出せるので期待できる」とコメントした。そのほか、ツイードジャケットやスカート、グリッター素材のボトムスなどが注目アイテムに上がった。

伊勢丹新宿店メンズ館では2023年秋冬、本物・本質思考が高まり、普遍的なテーラードジャケットなどが売れた。王道のウールのセットアップ以外にも、ナイロンやニットアップなど多様な提案が響いた。シルエットは数シーズン続いたオーバーサイズの傾向に変化が見られる。24年春夏は勢いのある「MASU」が提案するような、コンパクトなトップスにボリュームのあるボトムスの合わせに注目しているという。小物もクラシカルなムードを受けて革靴の需要が高まっているほか、ショルダーバッグも好調だ。國友バイヤーは本物・本質思考の傾向は24年春夏も継続すると見ているといい、上質な素材使いや素材が際立つカラーに注目する。

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【展示会リポ】「レスポートサック」は50周年 「リバティーン」コラボや売れ筋のスマホショルダーに注目

軽くて機能的なナイロン素材とブランドロゴ入りのテープがアイコンの「レスポートサック(LESPORTSAC)」。トレンドに左右されないタイムレスなプロダクトをベースに、毎シーズンさまざまなブランドとのコラボや新作を発表しています。来年、創業50周年を迎えるということで、今後はコラボコレクションや新作のリリースが目白押しだそう。2024年春夏シーズンの展示会をリポートします。

「リバティーン」とのコラボレコクション

注目ラインの一つは、「リバティーン(LIBERTINE)」とのコラボコレクション。コラージュやパッチワークなどの、同ブランドのエッセンシャルな手法をバッグに取り入れた、独創的なラインアップがそろいます。

「ひとりっぷ」とのコラボコレクション

集英社「シュプール(SPUR)」の元編集長でひとり旅好きである福井由美子さんは、女性のひとり旅を“ひとりっぷ”と呼び、その実体験を書籍「ひとりっぷ」に綴っています。そんな「ひとっりっぷ」とのコラボレーション第4弾では、ブランド初となる縦型ボストンが登場。飛行機の収納棚にすっぽり収まるサイズです。

クリアバッグコレクション

アウトドアのイベントが増えるシーズンに向けて、クリア素材を取り入れたラインが登場。昨今、スマホが入るミニフォンバッグは、PR担当曰く「かなり売れている」のだとか。クリア素材のミニフォンバッグは、フェスやアウトドアシーズンにも重宝されそう。

50周年記念コレクション①
初代コレクションに着想

50周年を記念したコレクションも登場します。こちらは、1974年に発売したブランドの初めてのコレクションをイメージして、シグネチャーのパテントシャイン素材や旧ロゴのテープ、復刻の引き手を取り入れた、アニバーサリーらしいアイテム。

50周年記念コレクション②
祖国のスピリットをカラーで表現

ブランドの誕生の地である、アメリカのクラフツマンシップが光るコレクションは、人気の3型で用意しています。アメリカの精神を表現したというブラックとレッド、ホワイト、ブルーの4色のカラーパレットが、ブランドの伝統を称えます。

「アトリエ」ライン
即完したパフィーバッグが再販

ブランドの機能性を継承しながら、革新的な素材やよりファッショナブルなデザインを取り入れているニューヨークとの共同企画ライン「アトリエ」。チェーンやバンブーハンドルなど異素材を取り入れたバッグや、以前好評だったパフィーバッグが登場します。

華やかなポーチ

ポーチもプレイフルなものからシンプルなものまで、豊富なデザインで登場。ファッションとのコーディネートを気にしなくてもよい小物類は、華やかなものを手に取る人も多いようです。

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「エチュード」がレジェンドアイテムを限定復活 歴代ミューズSHINeeのルックも公開

韓国発のコスメブランド「エチュード(ETUDE)」は12月26日、レジェンドアイテムを復活させた“リプレイコレクション”を販売する。公式オンラインサイト、Amazon、楽天、Qoo10、全国の一部ドラッグストア、バラエティーストアで取り扱う。また、2011年から3年間ミューズとして活躍した韓国のアイドルグループSHINee(シャイニー)のルックを、発売と共に公開する。

復刻コレクションアイテムは「エチュード」を象徴する単色アイシャドウの人気カラーを詰め込んだ4色アイカラーパレット “プレイカラーアイズミニ”(全3種、各1650円)とシロップバーム“Lシロップグロッシーバーム”(全3色、各1485円)で、パッケージはリプレイ感を演出するカセットテープ型に仕上げた。

“プレイカラーアイズミニ”は現在のトレンドに合わせ、彩度を落とした配色の復刻カラーを盛り込んだ。ピンク系でクールトーンの“レジェンダリーチェリー”、ヌーディーなグレージュカラーの“アーユーレディー?”、ピンク系で彩度をおさえた“シークレットケーキボックス”の3種をラインアップする。

“Lシロップグロッシーバーム”は、透け感のあるジューシーなフルーツカラーが唇に広がるシロップ質感リップ。カラーは、濃いピンク系の“チェリーシロップ”、薄いピンク系の“ロージーラベンダー”、薄い紫系の“ライラックシャワー”の3色をそろえた。

同コレクションの発売を記念し、24年1月9日〜2月12日にマツモトキヨシSHIBUYA DOGENZAKA FLAGでポップアップを開催する。“リプレイコレクション”の購入特典としてSHINeeの直筆メッセージをプリントしたマスキングテープを先着順でプレゼントするほか、限定商品も用意している。

◼️エチュード ポップアップ
日程:2024年1月9日〜2月12日
場所:マツモトキヨシ SHIBUYA DOGENZAKA FLAG
住所:東京都渋谷区宇田川町23−4
時間:10:00〜22:30

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「エチュード」がレジェンドアイテムを限定復活 歴代ミューズSHINeeのルックも公開

韓国発のコスメブランド「エチュード(ETUDE)」は12月26日、レジェンドアイテムを復活させた“リプレイコレクション”を販売する。公式オンラインサイト、Amazon、楽天、Qoo10、全国の一部ドラッグストア、バラエティーストアで取り扱う。また、2011年から3年間ミューズとして活躍した韓国のアイドルグループSHINee(シャイニー)のルックを、発売と共に公開する。

復刻コレクションアイテムは「エチュード」を象徴する単色アイシャドウの人気カラーを詰め込んだ4色アイカラーパレット “プレイカラーアイズミニ”(全3種、各1650円)とシロップバーム“Lシロップグロッシーバーム”(全3色、各1485円)で、パッケージはリプレイ感を演出するカセットテープ型に仕上げた。

“プレイカラーアイズミニ”は現在のトレンドに合わせ、彩度を落とした配色の復刻カラーを盛り込んだ。ピンク系でクールトーンの“レジェンダリーチェリー”、ヌーディーなグレージュカラーの“アーユーレディー?”、ピンク系で彩度をおさえた“シークレットケーキボックス”の3種をラインアップする。

“Lシロップグロッシーバーム”は、透け感のあるジューシーなフルーツカラーが唇に広がるシロップ質感リップ。カラーは、濃いピンク系の“チェリーシロップ”、薄いピンク系の“ロージーラベンダー”、薄い紫系の“ライラックシャワー”の3色をそろえた。

同コレクションの発売を記念し、24年1月9日〜2月12日にマツモトキヨシSHIBUYA DOGENZAKA FLAGでポップアップを開催する。“リプレイコレクション”の購入特典としてSHINeeの直筆メッセージをプリントしたマスキングテープを先着順でプレゼントするほか、限定商品も用意している。

◼️エチュード ポップアップ
日程:2024年1月9日〜2月12日
場所:マツモトキヨシ SHIBUYA DOGENZAKA FLAG
住所:東京都渋谷区宇田川町23−4
時間:10:00〜22:30

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韓国のダーマコスメブランド「ダーマシェア」がルミネエスト新宿で初のポップアップを開催

韓国のダーマコスメブランド「ダーマシェア(DERMASHARE)」は12月25日まで、ルミネエスト新宿でポップアップストアを開催中だ。1日に発売したスティックファンデーション“ヴィーガンナチュラルカバースティックファンデーション”(全2種、各2980円)を含む、全ラインアップを展開している。15日の21時30分から、「ダーマシェア」の公式インスタグラムでライブ配信を行う予定だ。

ポップアップ限定の購入特典も用意した。“ヴィーガンナチュラルカバースティックファンデーション”とスティックタイプの保湿バーム“シカビタミンセラムバーム”(2990円)をセットで購入した人にリップバームを贈呈、会場で商品を購入した人を対象に「ダーマシェア」公式オンラインサイトで使える500円クーポンをプレゼントするほか、公式インスタグラムのフォローとストーリーズの投稿でシカ成分を配合したスキンケアサンプルをプレゼントする。

「ダーマシェア」は韓国発のスキンケアブランドで、2021年に誕生した。23年12月1日に日本に上陸し、韓国の皮膚科学に基づいたスキンケアアイテムを中心にラインアップ。商品は低刺激な処方や成分にこだわり、健やかな肌に導く土台作りをサポートする。韓国だけでなく、日本でも敏感肌向けのテストを実施済みで、デリケートな肌の人でも安心して使用可できる。

■「ダーマシェア」ポップアップストア
日程:12月13〜25日
場所:ルミネエスト新宿 3階 南側エレベーター前 ポップアップスペース
住所:東京都新宿区新宿3-38−1

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LINEギフトのビューティカテゴリー、年間流通額2倍に拡大 限定商品でギフト需要と“自分買い”にアプローチ

LINEギフトのビューティカテゴリーが急成長を遂げている。LINEギフトは2020年、ビューティ商品の取り扱いを開始。21年の年間流通額が前年比260%増と大きく伸長したことをきっかけに、22年秋にビューティカテゴリーを新設した。22年10月〜23年9月のビューティカテゴリーの年間流通額は前年同期比約2倍と飛ぶ鳥を落とす勢いだ。現在の出店ショップ数は1500店舗、取扱商品数は約40万点。コアユーザーは20〜30代の女性で、贈る側も受け取った側も6割以上が女性だ。

ビューティカテゴリーを担当する赤木広美LINEギフト本部 カテゴリーセールス&MD2チームに、サービスの特徴や成長について聞いた。

ビューティカテゴリーは“自分買い”も多い

WWDJAPAN(以下、WWD):ビューティカテゴリーが成長した要因は?

赤木広美LINEヤフー株式会社 LINEギフト本部 カテゴリーセールス&MD2チーム(以下、赤木):ブランド数と商品数が増えていることです。20年12月に「M・A・C」の取り扱いからビューティカテゴリーをスタートし、コアユーザーである20〜30代の女性と親和性が高いブランドを拡充しています。また、化粧品は“自分買い”が多いのも特徴なので、豊富なLINEギフト限定商品や独占先行販売商品の認知度が広がったことも一つの要因です。

WWD:ビューティカテゴリーの特徴は?

赤木:LINEギフトはギフト特化サービスとしてギフト需要が主ですが、ビューティカテゴリーの商品は自家需要も多いです。客単価は約4000円と、他のカテゴリーと比べて高いのも特徴です。これまでフェイスマスクやヘアブラシなど、人を選ばない無難な商品が人気でしたが、「ギフトを受け取った相手が色や香りを選べる機能」を5月に導入したことで、フレグランスやリップの人気が高まっています。機能導入後は、ファンデーションの伸びが特に顕著で、売り上げが3倍になりました。

WWD:ビューティカテゴリーが扱う商品の特徴は?

赤木:ビューティ感度の高い人にも刺さるラインアップを意識しています。ギフトとなると、新作よりも定番商品の需要が高く、定番商品のLINE限定誕生日カスタマイズアイテムがヒットしています。たとえば、「キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)」の名品クリーム“キールズ クリーム UFC”はもともと売れ筋でしたが、誕生日限定パッケージを用意したことで売り上げが倍増しました。その後、「シュウ ウエムラ(SHU UEMURA)」や「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT以下、YSL)」なども誕生日セットを販売しました。限定商品の数を増やすごとに、売り上げが順調に伸びています。

ビューティカテゴリー人気ランキング

WWD:ビューティカテゴリーの人気商品トップ3は?

赤木:1位は、香りを選べる、「シロ(SHIRO)」の“ボディコロン”です。2位は、「バース(BARTH)」の“中性重炭酸入浴剤”。3位は、色を選べる、「YSL」の“シロップリップ”です。(※集計期間:2023年5月10日〜10月27日)「ギフトを受け取った相手が色や香りを選べる機能」の導入後、上位の半数を同機能対象の商品が占めています。相手の好みに合ったギフトを贈りたいという需要とマッチしていることが分かります。

WWD:ソーシャルギフトにおける、コスメ商戦の特徴や勝機は?

赤木:直接会えなくても、相手の住所を知らなくてもギフトを送れるのが特徴です。直接ギフトを買いに行く場合は事前に用意することが多いと思うのですが、LINEギフトではイベント当日の需要が大きく、他のプラットフォームとは受注のピークがズレるため、他店舗の在庫を販売する場としても活用できます。送料やラッピング代を含めると定価以上の商品も多いですが、ギフト需要だと価格競争がない点も出店ブランドからは評価されています。さらに、店頭に足を運びづらい男性でも利用しやすい、という声もいただいています。

LINEギフトでしか買えない商品が充実

WWD:22年にクリスマスコフレ特集を開始した経緯は?

赤木:21年にビューティ商品の流通額が前年比260%増と大きく伸長したことを受けて、22年に開始しました。LINEギフトでしか買えないビューティ商品が充実していることをより広く認知させたいという思いもあり、コスメの注目度が高まる一大イベントを活用することにしたんです。LINEギフトは、購入するとすぐに相手にメッセージが届くことから、当日の需要も非常に高いですが、クリスマスコフレに関しては、ビューティ感度の高い人の“自分買い”にもアプローチできるように、今年は11月に公開しました。

WWD:今年のクリスマスコフレ特集も注力する?

赤木:LINEギフト限定商品を24点、独占先行販売商品を7点、用意しています。また、お客さまが選びやすいように、バイヤーが選ぶ注目アイテムや“ポーチ付き”、“アワード受賞”など、テーマ別に紹介しています。自分用にも使える10%オフのクーポンを3枚配布しているので、他社より少しお得に買えるという優位性もあります。「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」や「ラ・メール(LA MER)」、「ジバンシィ ビューティ(GIVENCHY BEAUTY)」、「ローラ メルシエ(LAURA MERCIER)」、「バウム(BAUM)」など、今回新たに取り扱いを開始するブランドも多く、アピールポイントの1つとなっています。

WWD:出店するブランドの反応は?

赤木:ECや百貨店との自社競合が生じず、新たな需要をつくれているとの評価をいただきます。また、レビューには、誰からどんなシチュエーションでギフトをもらったかというエモーショナルなコメントが寄せられ、他のプラットフォームにはない温かい空間が生まれています。ブランドのLINE公式アカウントの販促を受けて、既存のブランドのファンが自分の気に入っている商品を誰かに送るといった利用シーンも多いです。LINEギフトの枠を越えて、LINEのサービス全体で購買につなげていただいています。

WWD:今後の展望は?

赤木:豊富なブランドや商品をそろえていることをより周知させたいですね。ラグジュアリーブランドや韓国ブランドなどトレンドのブランドをしっかりと押さえ、LINEギフト限定商品も引き続き増やしていきます。「ギフトを受け取った相手が色や香りを選べる機能」に続き、「ギフトに刻印ができる機能」の実装に向けて準備しており、より素敵なギフト体験を創出したいと考えています。また、クリスマスや母の日といった大きなイベントに加えて、ハロウィンや良い夫婦の日など、小さなギフトモーメントも楽しんでいただけるような企画を強化していきます。

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【スナップ】中条あやみ、赤楚衛二、Awichらが来場 「ルイ・ヴィトン」ニセコのポップアップ

「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2024年2月25日まで、マウンテンリゾート 北海道・ニセコに“ルイ・ヴィトン ニセコウィンターリゾートポップアップストア”をオープンする。

オープンに先駆けて中条あやみ、赤楚衛二、Awich、大平修蔵らが来店し、白銀の世界に溶け込む「ルイ・ヴィトン」のロゴを配したユルトや、ゴンドラなど幻想的な空間を楽しんだ。

同ポップアップストアは羊蹄山とニセコ連峰のランドスケープを一望できるロケーションに位置。ストア内には、ウィメンズ&メンズのトラベルラゲージ、レザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリーフレグランス、ウォッチ&ジュエリーなどフルラインアップのコレクションを取りそろえる。

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「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は2024年2月25日まで、マウンテンリゾート 北海道・ニセコに“ルイ・ヴィトン ニセコウィンターリゾートポップアップストア”をオープンする。

オープンに先駆けて中条あやみ、赤楚衛二、Awich、大平修蔵らが来店し、白銀の世界に溶け込む「ルイ・ヴィトン」のロゴを配したユルトや、ゴンドラなど幻想的な空間を楽しんだ。

同ポップアップストアは羊蹄山とニセコ連峰のランドスケープを一望できるロケーションに位置。ストア内には、ウィメンズ&メンズのトラベルラゲージ、レザーグッズ、プレタポルテ、シューズ、アクセサリーフレグランス、ウォッチ&ジュエリーなどフルラインアップのコレクションを取りそろえる。

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「ヴィセ」がTWICEツウィとTHE RAMPAGE吉野北人のスペシャルインタビュームービーを公開 

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ(VISEE)」は、2024年1月16日に発売するブランド誕生30周年を記念したマルチパレット“30th グラマラス レイヤード パレット”(2種、各3080円)の発売に際し、TWICEのツウィとTHE RAMPAGEの吉野北人が出演するスペシャルインタビュームービーを公開した。

“30th グラマラス レイヤード パレット”はアイカラーやチーク、ハイライト、シェーディングに使える10色セットのマルチパレットで、ツウィと吉野北人がそれぞれ選んだカラーが1色ずつ含まれる。ツウィがセレクトしたカラーが入るのは温かな雰囲気でナチュラルに色気を宿す“フェミニングラマー”で、吉野がセレクトしたカラーが入るのはクールな色気を宿す“ハンサムグラマ”―。どちらも5つの質感をそろえ、美しいツヤめきと立体感を演出する。

スペシャルインタビュームービーでは、セレクトしたカラーやおすすめの使用シーンについて紹介している。ツウィはセレクトカラーについて「上品さの中にも、愛らしくてかわいい雰囲気を引き出せるカラーを選びました」と話し、吉野は「“ハンサムグラマー”をイメージして、甘すぎずクールで洗練された色を選びました」と語っている。

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リピーターが6〜7割のジュエリー「ロロ」デザイナーに聞く”より良いものを届ける”ビジネス 

菅原 美裕(すがわら・みひろ) /「ロロ」「イチイチイチナナ」ディレクター兼デザイナー プロフィール

和歌山県生まれ。都内彫金学校で彫金を学ぶ。ヒコみづのジュエリーCADコース卒業。アパレル商社勤務後、2016年「ロロ」を立ち上げる。ジュエリーを身につけることで得られる自信や勇気、安心感や安らぎをコンセプトにデザインは独学で行う。D2Cアパレルブランド「イナフ」のディレクションも手掛ける

ジュエリーブランド「ロロ(L’ORO)」の東京・青山店が11月、改装オープンした。同ブランドは2016年、菅原美裕が設立。“朝起きてすぐ、身につけたくなるジュエリー”をコンセプトに、有機的なフォームと安心感のある着け心地のメード・イン・ジャパンのジュエリーを提供している。19年には、ブライダル中心のライン「イチイチイチナナ(1117)」をスタートし、20年には青山に旗艦店を出店。卸はせず、直営店やポップアップ、ECで販売を続け、知る人ぞ知るジュエリーブランドに成長した。店舗のリニューアルは、空間デザイナーの二俣公一が担当。菅原の美意識を反映したミニマルなギャラリーのような空間になっている。彼女に、クリエイションやビジネスについて聞いた。

着け心地や肌なじみにこだわりギリギリまで調整

菅原は、「自分でいいと思うものを届けたいと思いブランドを立ち上げた」と語る。アパレル商社で働いていたときに、「ウソをつかずに働きたい」という思いがあり、それが独立のきっかけになった。「母がジュエリー好きで、自分がつけたいと思うものを自分でつくろうと、彫金を学んだ」。しなやかな曲線やなめらかな輝きのジュエリーは、感覚的にデザインすることが多い。彫金を学んだということもあり、ストレスのない着け心地や肌馴染みにもこだわる。「デッサンをして、原型を微調整する。自分でサンプルを解体して組み立てることもある。数ミリの違いが不快感につながることもあるので、0.01ミリにこだわる。ファッション性と着け心地がバランスよくおさまるようギリギリまで調整する」。

安心感を与える「ロロ」と背中を押す「1117」

菅原は森や海に囲まれた和歌山県で育った。彼女のクリエイションには、幼少期の体験や情景が反映されている。「竹藪や霜のおりた土などから着想を得ることが多い。ファッション性がありながらも、故郷につながるような安心感を大切にしている」。ベストセラーは、リングの内側の丸玉がポイントのダブルフィンガーで着用する“シェイプ リング”。「自分から丸玉が見えるとどこか安心する」と菅原。滑らかで彫刻のような造形美を持つリングは、思わず触ってみたくなる。売り上げの約半分を占める「ロロ」のアイコンだ。

コロナ禍には、新たに「1117」をスタートした。「ロロ」はシルバー中心だが、「1117」は、プラチナや18金などを使用したブライダル中心の受注ライン。菅原は、「ブランド名は、エンジェルナンバーからで、“背中を押してあげたい”という気持ちを込めている」と話す。「ブライダルラインをつくったのは、ジュエリーブランドを続けていこうという決意でもあり、自分の背中を押す意味もあった」。

ジュエリーは、“お守り”や“ラッキーチャーム”といった意味を持たせたものが多いが、菅原のクリエイションには、彼女自身の内面から湧き出た“安心感”や“勇気”が反映されている。しかも、ストレスフリーな着け心地。だから、コンセプトが“朝起きてすぐ、着けたくなるジュエリー”なのだろう。有機的なフォームといい、質感といい、“触ってみたい”と思わせる安らぎを感じるジュエリーだ。

できる範囲で欲しい人に届くジュエリー

「つくれる数しかつくらない。なぜなら、それ以上つくったときのクオリティーに疑問があるから。たくさんつくって売るよりは、よりいいものを届けたい」。仕上がったジュエリーは日々、スタッフがSNSで発信し、徐々にブランドの認知を広げてきた。月2階ECで新作を発売するが、即完売することがほとんどだ。ジュエリーの制作は分業で、長年経験を積んだベテランの職人一人一人に依頼している。「着けたら分かる」というのが、菅原のクリエイションの特徴だ。「磨きを徹底的にして、何度も検品を行う。本来、SNS向きのジュエリーではない」。彼女の着け心地と品質へのこだわりは相当なものだ。「長く着けて欲しい」という気持ちがあるため、いつ購入したものでも修理する。全体の6〜7割がリピーターで毎月リングを購入する人もいれば、コレクションする顧客もいる。“一度着けると手放せない”ジュエリーとして着実にファンを増やしている。「欲しい人に届けることが大切。できる範囲で、少しずつビジネスを広げていきたい」。

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アトモスが「ニューバランス」に別注した黒いバスケットボールシューズ

アトモスが「ニューバランス」に別注した“BB550ATM”(1万9800円)

スニーカーショップのアトモスは12月23日、「ニューバランス(NEW BALANCE)」に別注した“BB550ATM”(1万9800円)を発売する。16日から公式サイトで抽選を受け付ける。

同モデルは「ニューバランス」がかつて販売した競技者向けバスケットボールシューズを復刻した“BB550”をベースにしたもので、黒を基調としたモノトーンのルックスが特徴。パーツごとに異素材をミックスする。

また、キービジュアルにはラッパーのBenjazzy(ベンジャジー)を起用した。

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米富繊維がスパイバーの人工タンパク質素材を使用したニットウエアを発売 ポップアップも

ニットメーカーの米富繊維は、スパイバー(SPIBER)の人工タンパク質“ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)”繊維を使用したニットウエア発売する。12月22〜24日に代々木上原で開催するポップアップで販売を行い、12月16、17日に米富繊維本社工場内のヨネトミストアで先行販売する。2024年の秋冬から本格的に国内外での販売を開始する予定だ。

ラインアップするのはクルーネックとタートルネックのプルーオーバー。それぞれ全6色を用意し、価格は4万1800円と4万2900円。軽いのに暖かく、優しい肌触りが特徴。ジャケットなどのインナーにも合わせられるすっきりとしたシルエットだ。

“ブリュード・プロテイン”繊維は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される人工タンパク質素材。原料に石油を使わない同素材は、温室効果ガスの排出量の大幅な縮小や土地や水の使用量の削減が見込まれ、次世代の素材として期待が寄せられている。

■ヨネトミストア
販売期間:12月16、17日
住所:山形県東村山郡山辺町大字山辺1136
電話:023-664-8176

■ヨネトミ ポップアップストア
期間:12月22〜24日
場所:tefu yoyogiuehara
住所:東京都渋谷区西原3-1-10

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米富繊維がスパイバーの人工タンパク質素材を使用したニットウエアを発売 ポップアップも

ニットメーカーの米富繊維は、スパイバー(SPIBER)の人工タンパク質“ブリュード・プロテイン(Brewed Protein)”繊維を使用したニットウエア発売する。12月22〜24日に代々木上原で開催するポップアップで販売を行い、12月16、17日に米富繊維本社工場内のヨネトミストアで先行販売する。2024年の秋冬から本格的に国内外での販売を開始する予定だ。

ラインアップするのはクルーネックとタートルネックのプルーオーバー。それぞれ全6色を用意し、価格は4万1800円と4万2900円。軽いのに暖かく、優しい肌触りが特徴。ジャケットなどのインナーにも合わせられるすっきりとしたシルエットだ。

“ブリュード・プロテイン”繊維は、植物由来のバイオマスを原材料に使用した微生物の発酵プロセスにより生産される人工タンパク質素材。原料に石油を使わない同素材は、温室効果ガスの排出量の大幅な縮小や土地や水の使用量の削減が見込まれ、次世代の素材として期待が寄せられている。

■ヨネトミストア
販売期間:12月16、17日
住所:山形県東村山郡山辺町大字山辺1136
電話:023-664-8176

■ヨネトミ ポップアップストア
期間:12月22〜24日
場所:tefu yoyogiuehara
住所:東京都渋谷区西原3-1-10

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「リモワ」が表参道店をリニューアル 和の要素を取り入れた売り場面積最大店舗

「リモワ(RIMOWA)」はこのほど、東京・表参道の店舗リモワ ストア 表参道をリニューアルオープンした。

同店は、リモワ ストアで最大の売り場面積385㎡を有する。「リモワ」を代表するスーツケースに加え、バッグやスマートフォンケースなどのアイテムも販売し、修理受付や顧客対応を行うクライアントサービスカウンターも設けた。店内は“和”の要素を取り入れ、竹や障子、飛び石、畳などのほか、和紙とデザイン性やテクノロジーを合わせた“ものづくり”で知られる和紙工房「りくう」が同店オリジナルの照明を手掛けた。

◾︎リモワ ストア 表参道
営業時間:11:00〜19:00
住所:東京都渋谷区神宮前5-8-2

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ビッグジョンからインパクト抜群のデニムジャケット&ジーンズ 50周年を記念

ビッグジョンのデニムジャケット(13万2000円)とジーンズ(11万1000円)

ビッグジョン(岡山県、清水剛社長)は12月16日、純国産ジーンズの製造・販売50周年を記念してデニムジャケット(13万2000円)とジーンズ(11万1000円)を発売する。いずれも50着限定だ。

最大の特徴はデニムバナー(広告)をモチーフとすることで、ビッグジョンは「われわれは町のジーンズショップを1軒1軒回り、販路を拡大してきた。その際、販促物として提供してきたのがデニムバナーであり、当社の象徴ともいえる存在だ」と話す。

生地はクラボウの14オンスセルビッジで、京都の手捺染(なっせん)工場で手刷りプリントを施す。世界地図の図案には、「世界中の人に愛されるジーンズを提供するという、創業以来、不変のメッセージを込めた」という。

8番手の太糸で昔ながらに縫製したり、旧ロゴを用いたり、シリアルナンバーを刺しゅうで入れたりとディテールにもこだわる。

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ファーフェッチ、経営破綻まで秒読みか 事業売却が成立しなければ管財人の管理下に

高級ECのファーフェッチ(FARFETCH)が、経営破綻の瀬戸際にあることが明らかになった。現時点で少なくとも2社の買い手候補がいるものの、近日中に取引が成立しない場合に備え、ファーフェッチは本拠地の英国ですでに管財人の選定を進めているという。なお、買い手候補の一人は大手ファッションECサイト「ネッタポルテ(NET-A-PORTER)」の共同設立者である起業家兼投資家のカルメン・バスケッツ(Carmen Busquets)で、もう1社は個人投資家ではなく企業と見られている。

バスケッツ「ネッタポルテ」共同設立者は、ファーフェッチやモーダ・オペランディ(MODA OPERANDI)のほか、ファッションECの検索プラットフォーム、リスト(LYST)など、ラグジュアリーファッション分野におけるEC関連企業の可能性に早くから着目し投資してきた実績を持つ。今回は、ファーフェッチ救済のため5億〜10億ドル(約725億〜1450億円)を調達する予定であることや、同社を5年で成長軌道に戻す再建計画などを提示したという。同氏は、「私はファッションとテクノロジーを融合したマーケットプレイスの可能性を信じており、ファーフェッチは現在でも業界のリーディングカンパニーだと確信している。同社は複数の企業取引を抱えているため、ただでさえ経済環境が複雑化する中でさらに難しい舵取りを強いられているが、その戦略的な資産価値の高さは損なわれておらず、戦略的な提携や統合の機会はまだ数多くあるだろう」と語った。

ファーフェッチの最近の動向

ファーフェッチの最近の動向は、さまざまな波紋を呼んでいた。11月28日には、同社の非公開化を創業者のジョゼ・ネヴェス(Jose Neves)会長兼最高経営責任者(CEO)が検討していると英テレグラフ(The Telegraph)紙が報道。同日、ファーフェッチは29日に予定していた2023年7~9月期(第3四半期)決算の発表を取りやめ、これまでの業績見込み(ガイダンス)も撤回するとの声明を発表した。

ファーフェッチは8月、「カルティエ(CARTIER)」「ヴァン クリーフ&アーペル(VAN CLEEF & ARPELS)」「クロエ(CHLOE)」などを擁するコンパニー フィナンシエール リシュモン(COMPAGNIE FINANCIERE RICHEMONT以下、リシュモン)が擁するラグジュアリーEC大手のユークス ネッタポルテ グループ(YOOX NET-A-PORTER GROUP以下、YNAP)の株式の47.5%を取得することに合意。この取引には、ファーフェッチの企業向けECプラットフォームであるファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション(Farfetch Platform Solutions)をリシュモンとYNAPが導入する契約なども含まれている。取引は23年度中に完了する見込みで、10月には欧州委員会(European Commission)からの承認も得たが、リシュモンは取引の完了には「当社とファーフェッチの間で協議しているその他の要件に関する合意」が必要であり、詳細は追って発表するとしていた。

また、ファーフェッチは、中国のラグジュアリーEC市場における戦略的パートナーシップのため、20年に中国最大手EC企業のアリババ・グループ(ALIBABA GROUP以下、アリババ)およびリシュモンと提携している。こうしたことを背景に、テレグラフ紙は「ファーフェッチは、非公開化に関してアリババやリシュモンなどから一時的な支援を受けると見られている」と報じた。

一方、リシュモンは11月29日、「当社はファーフェッチに対する金銭的な義務はなく、融資や投資も考えていない。8月に発表したファーフェッチとの取引を含め、状況を注意深く見守っている。現時点で、当社の傘下ブランドやYNAPはファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューションを導入しておらず、それぞれのプラットフォーム上で運営している。必要があれば、またアナウンスする」と声明を発表した。このことから、「リシュモンはファーフェッチと距離を置いた」との見方が市場に広がっている。

12月5日には、情報筋の話として、ファーフェッチが傘下の英セレクトショップ、ブラウンズ(BROWNS)の売却を検討していると複数の海外メディアが報じた。また、同日に世界最大手の格付け機関S&Pグローバル・レーティング(S&P GLOBAL RATINGS)がファーフェッチの発行体格付けを“Bマイナス”から“CCCプラス”に引き下げたことに続き、12日には格付け会社ムーディーズ(MOODY'S)も同じく“B3”から“Caa2”に格下げした。

6日には、アリババのジョン・マイケル・エヴァンズ(John Michael Evans)=ディレクター兼社長が、ファーフェッチの取締役を辞任したと海外メディアが報じた。これはファーフェッチが規制当局に提出した書類から明らかになったもので、イギリスのファッションメディア「ビジネス・オブ・ファッション(The Business of Fashion)」によれば、同氏はファーフェッチが非公開化を検討していると報じられた2日後の11月30日付で同社の取締役を辞任したという。同氏は、前述の通り、20年にファーフェッチがリシュモンおよびアリババと提携した際にファーフェッチの取締役に就任している。

今回の買収取引が成立しなかった場合は?

買い手候補との取引が成立せず、ファーフェッチが管財人の管理下となった場合、主に機関投資家である債権者への支払いのため、さまざまな資産が売却される見込みだ。その中には、前述のブラウンズのほか、故ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)の「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」などを擁するニューガーズグループ(NEW GUARDS GROUP)、スニーカーのリセールサイト「スタジアム・グッズ(STADIUM GOODS)」、米百貨店ニーマン マーカス グループ(NEIMAN MARCUS GROUP)における2億ドル(約290億円)相当のファーフェッチの持ち分や、ファーフェッチの企業向けECプラットフォームであるファーフェッチ・プラットフォーム・ソリューション(Farfetch Platform Solutions)の知的財産などが含まれる。また、情報筋によれば、管財人の管理下となった場合にはYNAPの取引もなくなる可能性が高いものの、今回の買収が成立した場合は、新たなオーナーとリシュモンが再交渉して取引が継続することもあり得るという。

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「イザベル マラン」が心斎橋パルコでポップアップ メタリックやベビーピンクの“オスカン ムーン”も

イザベルマラン

「イザベル マラン(ISABEL MARANT)」は12月25日まで、心斎橋パルコでポップアップを開催中だ。本イベントの目玉となるのは、ブランドのシグネチャーバッグ“オスカンムーン(OSKAN MOON)”シリーズ。会場には“オスカンムーン”をはじめとしたバッグシリーズのほか、ブランドの限定コレクションが並ぶ。関西出身のファッショニスタとして支持され、自身もブランドのファンである正中雅子とともに、イベントの全貌を紹介する。

使う人のスタイルになじむ
ブランドシグネチャー
“オスカンムーン”

イザベルマラン

1990年代のエフォートレスでエレガントなムードにインスピレーションを受けた“オスカンムーン”は、半月型のシルエットにスタッズが印象的なデザイン。ストラップはショルダーやクロスボディーに調節が可能で、スタイルに合わせて楽しめる。さらにマットなグレインレザー、艶感が特徴的なグロッシーレザーなど、素材も多様にラインアップする。デイリーからパーティーまで、さまざまなシーンに使用できる汎用性の高さも人気の秘密だ。

心斎橋パルコが
サニーイエロー一色に
期間限定コレクションも登場

今回のポップアップでは、イベントスペース“THE WINDOW”が「イザベル マラン」青山店をほうふつとさせるサニーイエロー一色に染まる。“オスカンムーン”のほか、“スカノ(SKANO)”といった姉妹バッグも並ぶ。それぞれのバッグは、好みの素材やカラーにカスタマイズすることも可能だ。

さらにモノトーンに映えるグリッター素材が特徴のイブニングカプセルコレクション、シックに着られるベビーピンクのピンクエディットコレクションが、ウィンタームードを盛り上げる。

正中雅子がまとう
「イザベル マラン」最新ルック

ポップアップ初日には、自身も「イザベル マラン」のファンだと語る関西出身の正中雅子が来場し、3つのコーディネートを披露した。1ルック目はイブニングカプセルコレクションから、シャイニー素材のセットアップをセレクト。メタリックな“オスカン ムーン”を合わせ、パーティームードあふれる華やかな印象にドレスアップ。続いて「パリジェンヌのようなムードで楽しく着られる」とピンクのショートジャケットとバッグを選び、ヒールスニーカーを合わせて大人カジュアルに仕上げた。最後のルックはパワーショルダーのシルエットがユニークなプリントTシャツをメインにしたブラックコーデ。レザーのバッグをプラスし、洗練されたストリートスタイルに。

正中雅子に聞く
「イザベル マラン」の魅力と
ポップアップの見どころ

「ちょっとエキゾチックなテイストやウエスタン風のアイテムも、『イザベル マラン』ならモダンに昇華できるのが好きで、今はなき神戸店でよく買い物をしていました。タイトめなシルエットや大胆な肌見せの商品がたくさんありますが、上品な素材だから大人でも着こなしやすい。今回着用したセットアップは気負いなく着られるし、セパレートでカジュアルなアイテムと合わせるなど着回し力も抜群。また、普段ピンクのアイテムを身に着けることは少ないのですが、ピンクエディットコレクションはくすみカラーで大人でも取り入れやすいと思いました。実際にお店に来て感じてほしいのですが、淡いトーンで統一されたピンクエディットコレクションのゾーンは、ヨーロッパらしい世界観ですごく私好みでした。さまざまな色の“オスカン ムーン”をチェックした中で、私が気に入ったのはキャメル色のもの。カラーや素材が選べるので、ぜひ手に取ってお気に入りを見つけてください!」

PHOTOS:YURIE FUNAI(TAKASE OFFICE)
問い合わせ先
「イザベル マラン」青山店
03-6427-3443

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「ポール & ジョー ボーテ」などが猫の日限定アイテムを発売 コスメキットやステーショナリー、ウエアなど

「ポール & ジョー ボーテ(PAUL & JOE BEAUTE)」は猫の日(2月22日)を記念した“CAT DAY COLLECTION”を2024年2月9日に発売する。ほか、2月1日には「ポール & ジョー ラ・パペトリー」からステーショナリーが、10日には「ポール & ジョー ルームウェア」も登場。それぞれ、ブランドの顔として親しまれているジプシー&ヌネットを描いた限定デザインになっている。取り扱いは、「マークス」直営店と公式オンラインストア、「ポール & ジョー ルームウェア」公式サイトなど。

「ポール & ジョー ボーテ」店舗と公式オンラインストアで取り扱う「ポール & ジョー ボーテ」のアイテムは、猫型リップ“リップスティック トリートメント”をはじめとしたリップスティック製品をセットできるケース“ポール & ジョー リップスティック ケース リミテッド P 003”(1100円)と、ブラッシュやアイシャドウなどのパウダー類のケース“コンパクト リミテッド P 001”(1100円)で、それぞれ花とジプシー&ヌネットをデザインした。

猫の日を記念した“オリジナル キット”(6600~7700円)も登場。限定のリップスティクケースとコンパクトに好きなアイテムを組み合わせられ、人気のプライマーとクレンジング ジェルのミニサイズと、限定デザインのオリジナル クラッチポーチが付く。オンラインストアで購入する場合、リフィルの種類は“リップスティック トリートメント”と“プレスト ブラッシュ 08”になる。

ほか、「ポール & ジョー ボーテ」の限定企画として、公式オンラインストアで6600円以上を購入した人にオリジナルトートバッグを先着順でプレゼントする。両面を異なるデザインに仕上げていて、その日の気分で表面を変えることができる。

「マークス」直営店と公式オンラインストアで取り扱うステーショナリーライン「ポール & ジョー ラ・パペトリー(PAUL & JOE La PAPETERIE)」のアイテムは、春らしいカラーのPVCポーチ“丸ポーチ”(2420円)と猫モチーフ、ブランドロゴ、フラワーモチーフのチャームが付いた“キャットデーのキーリング”(3960円)が2月1日に登場。ポーチのサイズは縦135mm、横100mm、奥行き30mmで、バッグなどに装着できるようカラビナも付いている。

「ポール & ジョー ルームウェア(PAUL & JOE ROOM WEAR)」公式サイトで取り扱うアイテムは“猫の日7分袖Tシャツ”(7150円)、“猫の日パジャマ”(1万3200円)、“猫の日パフスリーブトップス”(7150円)、“猫の日ストレートボトムス”(7150円)の全4種類8アイテム。サイズはMとLを用意している。

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高感度なオーラルケアブランド「スワッグ」がホワイトニング歯磨き粉を発売 口臭&口腔ケアもかなう

オーラルケアブランド「スワッグ(SWAG)」は、爽快な磨き心地が特徴のホワイトニング歯磨き粉“ハーバル ホワイトニング トゥースペースト”【医薬部外品】(100g、1980円)を販売中だ。

“ハーバル ホワイトニング トゥースペースト”は、1本でホワイトニング、口臭ケア、口腔ケアがかなうオールインワンの歯磨き粉。たばこのヤニなどによる黄ばみを除去する卵殻やマリンアパタイトに加え、口臭や虫歯、歯周病などを予防する天然ハーブ10種を配合した。香りはハーバルミントの香りで、口内に爽快感を与える。

「スワッグ」は“So What, All Good. Goodbye, BAD BREATH.(それがどうした!?問題ないよ!!グッバイ、バッドブレス!)”をコンセプトに、昨年12月に誕生したオーラルケアブランドだ。取り扱うアイテムは歯ブラシ(990円)、舌クリーナー(990円)、歯磨き粉(1430円)、マウスウォッシュ(1650円)などに加え、公式オンラインストアではオリジナルのTシャツなども販売。西海岸をイメージしたおしゃれなデザインが特徴で、歯磨き粉にはFSC認証紙のパッケージを導入するなど環境にも配慮している。

問い合わせ先
スワッグ

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「ナーズ」が濃密マットなリップペンシル発売 仕上がりをロングキープする高発色な全10色

「ナーズ(NARS)」は2024年1月1日、美しい仕上がりを長時間キープするマット処方のリップペンシル“パワーマット ハイインテンシティ リップペンシル”(全10色、各4180円)を発売する。

同商品は別売りの専用シャープナーで削るペンシル型のリップで、細かい部分やラインを正確かつ滑らかに描くことができる。ひと塗りで鮮やかに発色し、唇の上でクリームからマットな質感に変化する軽やかなテクスチャーが特徴だ。塗布後、十分に乾かすと唇にぴたっと密着し、色移りしにくくなる。カラーは全10色で、くすんだローズやコーラルレッド、ブラウン、ビビッドなオレンジなどを用意した。

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「ニューバランス」がスニーカー“ワープドランナー”の新色ブラウンを発売 

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は12月20日、スニーカー“ワープドランナー(WRPD RUNNER)”の新色を発売する。価格は2万2000円。「ニューバランス」一部店舗および公式オンライン、その他の一部取り扱い店舗で販売する。

スニーカー“ワープドランナー”は、2023年夏に発売されたモデルで、今回はブラウンを基調とした新色を発売する。同スニーカーは、アッパーに「ニューバランス」の特徴的なライニングデザインを用いるなど、クラシックな要素を踏襲する一方で、反発弾性のあるミッドソール“フューエルセル(FUELCELL)”や、着地時の内側への倒れこみを防ぐ“メディアルスタビリティポスト”を搭載するなど、現代のテクノロジーを融合させている。そのほか、ヒールを誇張したクラッシュパッドデザインや、アウトソールのトレッドパターンなど、独自の意匠が施されている。サイズは23.5cm〜28.0cm、29.0cm。

「ニューバランス」シニアフットウエアデザイナーのシャーロット・リー(Charlotte Lee)は同スニーカーについて、「アッパーは洗練されたシンプルさとクオリティーを重視し、ミッドソールは『ニューバランス』の最高峰のランニングテクノロジーである“フューエルセル”を組み合わせ、見慣れたものをあえて歪ませて表現している。フォームの流動的なラインは、未来的なデザインの抽象的な性質と融合し、強い動きの感覚を呼び起こす」とコメントしている。

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ゴーシャ・ラブチンスキーが「イージー」の新デザイナーに

ゴーシャ・ラブチンスキー

イェ(Ye、カニエ・ウェスト[Kanye West])はX(旧ツイッター)を更新し、ロシア人デザイナーのゴーシャ・ラブチンスキー(GOSHA RUBCHINSKIY)が「イージー(YEEZY)」のデザイン責任者に就任したと発表した。

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革新的な西陣織バッグブランド「ルミガルデ」がデビュー トートバッグ&リュックサックを発売

創業150年を超える西陣織メーカーの加地織物は、革新的な西陣織のテキスタイルを落とし込んだバッグブランド「ルミガルデ(LUMIGARDE)」をスタートした。すでに公式オンラインストアをオープンしており、商品を購入することが可能だ。

同ブランドは“エレガント&モダン(ELEGANT & MODERN)”をコンセプトに、現代の日常生活に溶け込むタイムレスなコレクションを展開する。現在は、日常使いできるベーシックなトートバッグ2型(15万9500円〜16万5000円)とリュックサック1型(16万2800円)を販売中だ。柄は3種類で、落ち着いた濃紺のレオパード柄、さりげなくシルバーの輝きを散りばめたゼブラ柄、深みのあるグリーンと金銀の糸で上品さを表現した迷彩柄。西陣織の伝統と革新を“野生的”に表現している。

全ての商品に西陣織の美しさを表現する金と銀の糸を使用。独自の高度な織技術で生み出される上品な質感のテキスタイルは、光の当たり方や見る角度によって表情が変化する点が特徴だ。中央から広がる光のグラデーションは、緻密に計算された加地織物ならではの織技術で立体感を出している。

加地織物は、150年以上前に創業した歴史ある西陣織メーカー。これまでは主に仏教の僧侶が正装として着用する袈裟や、寺院で用いる装飾品などの生地を主に製作しており、2017年には高級インテリアファブリックブランド「キョーゴ(KYOGO)」を立ち上げた。取り扱っている壁紙やパネルは、ホテルやレストラン、商業施設などで広く使用されている。

問い合わせ先
加地織物
075-414-9512

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「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー」2024年プレ・フォール・コレクション

「オフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)」が2024年プレ・フォール・コレクションを発表した。

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【2024年お正月】「フェンディ」×藤原ヒロシ×ポケモン 辰年に合わせたドラゴンキャラのバッグなど

「フェンディ(FENDI)」は、藤原ヒロシ率いる「フラグメント(FRAGMENT) 」と、ポケモン(POKEMON)とのコラボレーションアイテムを1月4日に一部の店舗限定で発売する。コラボは「フェンディ×フラグメント」コレクションと「フェンディ×フラグメント×ポケモン」の2種類を用意する。

「フェンディ×フラグメント」では、藤原ヒロシのシグネチャーである“FRGMT”ロゴをブラウンカラーとタバコカラーのほか、鮮やかなイエローで“FF”ジャカードロゴに再解釈。「フェンディ」のアイコンバッグ“バゲット(BAGUETTE)”や“バゲット ポーチ(BAGUETTE POUCH)”“ミニ モン トレゾール(MINI MON TRESOR)”、メンズのトートメッセンジャーバッグやベルトバッグ、ユニセックスのTシャツなどにあしらった。

「フェンディ×フラグメント×ポケモン」では、2024年の辰年に合わせてドラゴンタイプのポケモンにフォーカスし、“FF”ロゴとカイリューやハクリュー、ミニリュウを融合した。“ピーカブー(PEEKABOO)”“バゲット”“ミニ バイ ザ ウェイ(MINI BY THE WAY)”に加え、“FF”ロゴキャンバスを背景にしたインレイやプリント、ポケモンを立体的に表現したフルブラウンレザーなどでそろえる。ほかにもキーチャームやテキスタイルアクセサリーをそろえる。ブレスレットやネックレスは、モンスターボールを開くと中から“FF”ロゴが現れる。

キム・ジョーンズ(Kim Jones)「フェンディ」ウィメンズウエア・アーティスティック・ディレクターは、「藤原ヒロシさんに初めて会ったのは1999年、ロンドンでのこと。彼は、僕の憧れの人物の一人で、本当に大好きだ。彼は日本のクラブシーンや若者のファッションシーン、ストリートウエアの火付け役。僕は以前から日本が大好きで、その影響は計り知れない。藤原ヒロシさんは、その大きな一翼を担っている」とコメント。

藤原は、「キムからプロジェクトを一緒にやらないかと誘ってもらったら、ノーということはない。またキムと、今回はシルヴィア(・フェンディ=アクセサリーおよびメンズウエア アーティスティック ディレクター)とも一緒に仕事ができてとても光栄だった。伝統的なブランド『フェンディ』の歴史ある環境で、自由に楽しくやらせてもらえた」と感謝を述べた。

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「ニューバランス」がデザイナーのジョー・フレッシュグッズとコラボスニーカーを発売

「ニューバランス(NEW BALANCE)」は12月22日、デザイナー兼クリエイティブディレクターのジョー・フレッシュグッズ(Joe Freshgoods)とのコラボスニーカー「ジョー フレッシュグッズ×ニューバランス メイド イン USA 990v4 “メモリーズ・イン・モノクローム”」を発売する。カラーはホワイトとブラックの2色で、サイズは26.0〜29.0、30.0 cm。価格は4万1800円。ティーハウス ニューバランス(T-HOUSE NEW BALANCE)、「ニューバランス」公式オンライン、その他一部取り扱い店舗で販売する。

同スニーカーは、「ニューバランス」のスニーカー“990v4”を土台とし、ジョー・フレッシュグッズが影響を受けた1990年代後半の映画やヒップホップなどのカルチャーに着想を得て制作。アッパー部分にはそれぞれコントラストを描くように、スエードとメッシュ素材を白と黒で組み合わせた。かかと部分には“JFG”ロゴを、またヒールには“1998”の数字をあしらい、ジョー・フレッシュグッズのスタイルの形成にまつわる年を象徴している。

ジョー・フレッシュグッズはコラボに際し、「このキャンペーンでは、90年代後半のアイコニックなイメージに焦点を当てた。私が子供の頃、雑誌のキャンペーンビジュアルや映画、広告など、その時代に見ていたものが私の創造的な視点に大きな影響を与えた。この時期に、私はライティングや素材感、フィルムなどの小さなディティールに価値を見出し、これらの要素がどのように調和して統一された視覚的な体験を創り出すかを理解し始めた。この意識は、私の現在の創造的な仕事へのアプローチを大きく形成している」と述べた。

ジョー・フレッシュグッズは、アメリカ・シカゴ出身のデザイナー。ブランドの物語や歴史、文化を独自に織り交ぜるスタイルで知られ、2013年にシカゴにクリエイティブ・ハブ兼ショップの“FAT TIGER WORKS”をオープンした。また22年の“Black History Month(黒人歴史月間)”には、「ニューバランス」のアメリカ・ボストン本社の黒人のスタッフによるプロダクトチーム“THE BLACK SOLES”とのコラボも行なっている。

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気鋭のデザインユニット「we+」が描く「テキスタイルの拡大図」(前編)【NUNO 須藤玲子の見果てぬ布の旅vol.3】

林登志也、安藤北斗/we+デザイナー

「we+(ウィープラス)」はリサーチと実験に立脚した手法を駆使するコンテンポラリーデザインスタジオ。林登志也(左)と安藤北斗(右)により2013年に設立。日々の研究から生まれた自主プロジェクトを国内外で発表しており、そこから得られた知見を生かしてさまざまな企業や組織のプロジェクトを手がける。主な受賞に、Dezeen Awards / Emerging Design Studio of the Year Public Vote(英)、EDIDA / Young Designer of the Year Nominee(伊)、日本空間デザイン賞金賞など多数。ドイツのVitra Design Museumなどに作品が収蔵されている

連載3回目となる本稿は、開業間もない麻布台ヒルズの大垣書店で開催中の「KYOTO ITO ITO Exploring Tango Threads―理想の糸を求めて(以下KYOTO ITO ITOと略)」展のディレクターをつとめるコンテンポラリーデザインスタジオ「we+(ウィープラス)」の林登志也氏と安藤北斗氏に話を聞く。
1回目はこちら
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「KYOTO ITO ITO」展は、10月5日から30日まで京都・堀川新文化ビルヂングで開催されたものの巡回展。この建物を運営するのは、京都を中心に数多くの店舗を展開している大垣書店だ。大垣書店は書店を「本と人が出会う空間」と捉え、東京初となる麻布台ヒルズ店にはギャラリーも併設。杮落としがこの展覧会となった。

we+はプロダクトをはじめ、インスタレーションやグラフィックなど、多角的な領域でディレクションとデザインを行う。今回のKYOTO ITO ITO展でもディレクションのほか、グラフィックデザイン、会場構成、テキスト作成を担当。そのwe+が得意とするのが、テクノロジーや特殊素材を活用した実験的なアプローチだ。ユニークな活用法を見いだすためには、微細かつ徹底的なリサーチが欠かせない。対象となるものにピントをどう合わせて、近づいていくか。ふたりの異なる「眼」があることで、最適解を探っていく過程も深みが増す。この「複眼的であること」が、彼らの大きな魅力だと須藤も言う。

京丹後産地を、須藤さんと深く潜航

本展は日本を代表する絹織物産地である京丹後を林氏と安藤氏が訪ね、養蚕・製糸・製織といった「絹織物ができるまでの工程」をリサーチ。その成果を、とりわけ「糸」にフォーカスして見せている。京丹後は、須藤の布づくりにとっても重要な産地のひとつ。林氏と安藤氏が訪ねた工場の技術を採り入れて、須藤とNUNOのスタッフがデザインしたテキスタイルを合わせて展示している。

これまでさまざまな素材に向き合ってきたwe+が須藤と初めて協業したのは2021年のこと。東京・AXISギャラリーで開催された「nuno nuno」展で、空間デザインを担当。NUNOの表情豊かなテキスタイルを枠に張り、キューブに仕立てて回転させた。能動的にテキスタイルに近づいていきたくなる展示は評判を呼び、京都へと巡回。「テキスタイルの常識から遠く離れた展示だとあとで言われました。このアプローチを須藤さんが気に入ってくれたことが、今回の展覧会につながります」(林氏)。

京丹後産地をルーペで「深く&超拡大」

展覧会場は大きくふたつのパートにわかれている。まずは養蚕・製糸・製織の工程を紹介するパート。蚕が元気に桑の葉を食み、繭となり、そこからすーっと細い糸がたぐられる。さらに撚って、織って、糸は布になっていくことがよくわかる。もうひとつのパートでは、製織を手がけた6事業者それぞれの布づくりの特色を紐解き、超絶技巧とも言える技術の特殊性を浮かび上がらせている。からみ織り、縫取ちりめん、螺鈿織、絹リボン糸、紙糸、ジャガードのデータ制作、引箔の裁断と、技術も時間もエネルギーも相当に必要な技巧ばかりで、京丹後という産地の個性が再現されている。

ユニークなのが、会場にルーペがいくつも置いてあること。来場者はルーペ片手に、糸やテキスタイルにぐっと近づきのぞき込む。「リサーチに同行したスタッフが、ルーペを持参していたんです。ルーペでテキスタイルをのぞいたら、肉眼では見えない『とんでもなく複雑な世界』がそこにはあって、宇宙を見ているかのよう。みんなで大興奮して、ルーペの取り合いになりました」(安藤氏)。

繊維の柄や目付けなどの確認のため、布づくりの現場にルーペは必ずある。ただしwe+のスタッフが持参していたのは縞見ルーペではなく、宝石鑑定用のそれで、ピント合わせを行う必要がある。それが能動的なアクションを呼び起こし、本来の目的とは異なる面白さが加わった。このアクションを展覧会場に活用し、布づくりの現場の高揚感を観覧者に届けたのである。

実際にルーペをのぞくと、一本の糸と認識していたものが実は何本もの細い糸を撚っていることが、リアルに迫ってくる。各事業者の技巧も、拡大してみるとそのすごさがダイレクトに飛び込んでくる。たとえば貝殻の真珠層を糸にして、経糸として生地に織り込んだ螺鈿織をルーペでのぞくと、裁断された貝殻糸がぴったりと柄が合うように織られている。深海をたゆたうような優雅な織物は、気の遠くなるような労力から生まれていることがよくわかる。じっと見ていると、人間はこんなに手の込んだことができるのだと嬉しくなってくるほどだ。何千倍にも拡大してディスプレイに映し出すのとは違う、目の前にある細い糸を自分でのぞき込むことで得られる「体験」が、そこにはある。肉眼で見えている糸や布が、ルーペを通したらどう見えるのか想像するだけで楽しく、実際にのぞいてみると驚くほど立体的で複雑なことにさらに興奮。どんどんのぞいてみたくなる。きわめてアナログなツールが見る者を能動的にさせ、展示に躍動感を与えている。ぜひ、会場に足を運んで、糸と布の世界に没入してほしい。

それにしても、須藤とNUNOのスタッフによるテキスタイルを見ると、これらの技巧がしっかりデザインに反映されている点にあらためて感嘆を覚える。そこで次回は、「布づくりのプロセスがわかればわかるほど、NUNOと須藤さんのすごさが見えてきた」というふたりが語る、須藤の布づくりの特質に触れる。

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メンズのリアルトレンドを探る(2023年12月11日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年12月11日号からの抜粋です)

美濃島:ウィメンズで半期に1度行っているリアルトレンド特集をメンズでもやってみようと特集を企画しました。セレクトショップやブランドの展示会の打ち出しから見えてくるトレンドをまとめようと試みましたが、肝心の展示会がこれから開催というところが多く……。アンケートベースで新作の打ち出しとルックを調査しました。

大塚:タイミングは難しかったですね。次週はウィメンズのリアルトレンド特集だし、その次になると年末年始号。でも34業態の打ち出しがまとまると、やはり見えてくるものがありましたね。

美濃島:はい。デニムを組み合わせたり、シアーなシャツを取り入れたり、ショップやブランドによってアプローチは違いますが、メンズはいかにベーシックを料理するかが基本です。

大塚:パリやミラノのコレクションを取材し、トレンドアイテムや傾向をまとめ続けてきましたが、マーケットまで落ちているかというと、そうでもない。コレクションではここ数シーズン、スーツをモードとして提案する流れが来ていますが、展示会だとやはりピッティで多く見られるようなトラッド系がベースの打ち出しが多いです。アメカジも強い。

美濃島:とはいえ、正直「これ!」というのは浮かび上がってこなかったですね。

大塚:ナンバーワンのオススメを教えてもらうと、どこもコンサバなものになってしまうのかもしれないですね。やはり展示会に行って、現場で探さなければ。

メンズではセンスのある個人の影響力も大きい

美濃島:そうですね。「グラフペーパー」の南貴之さんと「レショップ」の金子恵治さんに、ベーシックなアイテムを扱いながらもどう変化をつけているのかなどについて対談してもらいました。

大塚:2人の強みは、現場での情報収集力なのだなと感じました。取材前は優れた分析力や、先を読む鋭いセンスなのかなと思い込んでいましたが、今でも売り場に立って顧客のニーズを直接聞き続けていることが、今のファン層拡大につながっているんですよね。

美濃島:デザインやMDを考案する際に、世間のトレンドを参考にすることも大切かもしれませんが、メンズではセンスのある個人の影響力も同じぐらい強いですね。現場に精通しているから、裏付けもしっかりしている。トレンドの生み出し方についてはさまざまあると分かったので、次回に向けて取材方法もアップデートしていきます!

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メンズのリアルトレンドを探る(2023年12月11日号)

毎週発行している「WWDJAPAN」は、ファッション&ビューティの潮流やムーブメントの分析、ニュースの深堀りなどを通じて、業界の面白さ・奥深さを提供しています。巻頭特集では特に注目のキーワードやカテゴリー、市場をテーマに、業界活性化を図るべく熱いメッセージを発信。ここでは、そんな特集を担当記者がざっくばらんに振り返ります。(この記事は「WWDJAPAN」2023年12月11日号からの抜粋です)

美濃島:ウィメンズで半期に1度行っているリアルトレンド特集をメンズでもやってみようと特集を企画しました。セレクトショップやブランドの展示会の打ち出しから見えてくるトレンドをまとめようと試みましたが、肝心の展示会がこれから開催というところが多く……。アンケートベースで新作の打ち出しとルックを調査しました。

大塚:タイミングは難しかったですね。次週はウィメンズのリアルトレンド特集だし、その次になると年末年始号。でも34業態の打ち出しがまとまると、やはり見えてくるものがありましたね。

美濃島:はい。デニムを組み合わせたり、シアーなシャツを取り入れたり、ショップやブランドによってアプローチは違いますが、メンズはいかにベーシックを料理するかが基本です。

大塚:パリやミラノのコレクションを取材し、トレンドアイテムや傾向をまとめ続けてきましたが、マーケットまで落ちているかというと、そうでもない。コレクションではここ数シーズン、スーツをモードとして提案する流れが来ていますが、展示会だとやはりピッティで多く見られるようなトラッド系がベースの打ち出しが多いです。アメカジも強い。

美濃島:とはいえ、正直「これ!」というのは浮かび上がってこなかったですね。

大塚:ナンバーワンのオススメを教えてもらうと、どこもコンサバなものになってしまうのかもしれないですね。やはり展示会に行って、現場で探さなければ。

メンズではセンスのある個人の影響力も大きい

美濃島:そうですね。「グラフペーパー」の南貴之さんと「レショップ」の金子恵治さんに、ベーシックなアイテムを扱いながらもどう変化をつけているのかなどについて対談してもらいました。

大塚:2人の強みは、現場での情報収集力なのだなと感じました。取材前は優れた分析力や、先を読む鋭いセンスなのかなと思い込んでいましたが、今でも売り場に立って顧客のニーズを直接聞き続けていることが、今のファン層拡大につながっているんですよね。

美濃島:デザインやMDを考案する際に、世間のトレンドを参考にすることも大切かもしれませんが、メンズではセンスのある個人の影響力も同じぐらい強いですね。現場に精通しているから、裏付けもしっかりしている。トレンドの生み出し方についてはさまざまあると分かったので、次回に向けて取材方法もアップデートしていきます!

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「ヴィセ」から“色気を引き出す”30周年記念の限定品 10色パレットや“超ぽってり唇”をかなえるグロス発売

コーセーのメイクアップブランド「ヴィセ(VISEE)」は2024年1月16日、ブランド誕生30周年を記念した限定商品を発売する。マルチに使える10色のパレット(2種、各3080円※氏編集部調べ、以下同)とパールグロス(3色、各1540円)をラインアップ。アニバーサリーを機に、新ブランドコンセプト“ダイバース グラマー(Diverse Glamour)”を掲げ、「人それぞれの色気を感じる美しさ」を提供する。

アイカラーやチークなどマルチに使えるパレット“30th グラマラス レイヤード パレット”は、ブランドミューズのTWICEのツウィとTHE RAMPAGEの吉野北人がそれぞれセレクトした10色をセット。5種の質感をそろえる。リップグロス“30th ボリュームリップ メイカー”は、透明度の高いグロスに多彩なパールを配合。力が加わると液状に変化するゲル化剤を採用し、滑らかで軽いつけ心地でありながら“ぽってり”膜厚に仕上げる。繊細パールタイプのオレンジ、大粒パールタイプのピンク、光沢感のあるシルバーの3色を用意する。

同日、“ネンマクフェイク ルージュ”から「ピュアな色気」を演出する限定カラー2色(各1540円)を発売する。柔らかく溶け込むピンクベージュ系の“桜の微笑み”と自然な血色感を与えるベージュ系の“桃のはにかみ”が登場する。

時代に合わせてコンセプトや
イメージキャラクターを変更

「ヴィセ」は、10~20代のトレンドに敏感な女性をターゲットに1994年1月に誕生。「リーズナブルでトレンド感のある」カウンセリングブランドとしてデビューした。誕生10年目を迎えた2005年に新ブランドコンセプト“セクシャルモダニティ”を掲げ、ロゴとパッケージを刷新。2013年には“大人グラマラス”を表現するブランドコンセプト“リッチ グラム”を新たに掲げ、全面リニューアルした。以降、「上質感・本物感」を取り入れたライン“ヴィセ リシェ”と「20代のメイクマニア」向けラインで黒を基調にした“ヴィセ アヴァン”の2ラインを展開する。

歴代のイメージキャラクターは、1994年から村上里佳子(現RIKACO)、1997年から安室奈美恵・浜崎あゆみ、2001年から浜崎あゆみ・安良城紅・倖田來未、2013年からローラ、2019年から滝沢カレンを起用。時代に合わせて、商品やイメージキャラクターを変えながらブランドの世界観を発信してきた。2021年にNiziU、2022年からはTWICEのツウィとTHE RAMPAGEの吉野北人をブランドミューズとして起用する。

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