映画「翔んで埼玉」と「小麦の奴隷」 がコラボ “埼玉県人用 そこらへんの草パン”を販売

温泉道場と温浴ブランド「おふろcafé」は、映画「翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜」とコラボレートし、おふろや宿泊、食にまつわるイベントを2024年1月31日まで実施している。

温泉道場が運営するおこもりリゾート「ときたまひみつきちコモリバ」内のエンタメパン屋「小麦の奴隷 ときがわ町店」にて、1月6日~31日までの土日(各日数量限定)、「翔んで埼玉」コラボパン“埼玉県人用 そこらへんの草パン”(390円)を販売する。埼玉県の秩父地方に古くから伝わる伝統の農産物“しゃくし菜”と、埼玉県が全国生産量5位の“水菜”という、埼玉が誇る2種の草をふんだんに使用したパンになっている。

温浴ブランド「おふろcafé」の系列店では映画公開を記念し、“海へのあこがれ塩の湯”を実施中(1月7日まで)。エプソムソルトと海塩をたっぷり配合し、爽やかなミントの香りとブルーカラーが海を想起させる。売店では埼玉の自虐と郷土愛を込めたオリジナルグッズを販売。“埼玉県のそこらへんの草の湯 入浴剤”(20g、418円)、“フェイスタオル”(1980円)、“バスタオル”(5280円)を展開している。

温泉道場が運営するビオリゾート「ホテル&スパ オーパークおごせ」では、映画公開を記念した期間限定の特別コース料理“日本埼玉化計画コース”(4980円)を提供(1月31日まで)。全5品のコースメニューは、埼玉県が誇る全国出荷数上位の食材を使用。“そこらへんの草の生春巻き”や“灼熱の熊谷アヒージョ”など、ユニークなメニュー名とともに埼玉県の魅力を発信する内容になっている。

さらに期間限定の特別客室、白鵬堂学院Z組の空間を再現したような部屋“おんぼろグランピングルーム”(1万9800円/室〜)が登場。撮影で実際に使用した小道具も設置した、おんぼろな雰囲気と映画の世界観に浸れる部屋で埼玉県人の生活(?)を体験することが可能だ。

そのほか「おふろcafé」のハレニワ食堂では、ぺんぺん草など埼玉県産のそこらへんの草を味わえるセットメニュー“都会への憧れ そこらへんの草セット”(930円)を提供(1月31日まで)。温泉道場が製造販売するオリジナルスイーツ「湯あがりミルクチーズケーキ工房 ふろまあじゅ」に、“そこらへんの草味”(450円)が登場している(1月31日まで)。

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靴まみれの記者が2023年最後に買ったもの&24年最初に唾を付けたもの

1.5足——スニーカー研究メディア「すにらぼ」が、10~60代の男女300人に聞いた革靴の所持数だ。

一方で、僕の所持数は50足。当然、玄関の靴箱には収まりきらず、自室を圧迫している。文字通り、靴に埋もれて寝ている状態で、妻子からは事あるごとに「捨てろ」と言われるが、のらりくらりやり過ごしている。

包まれるような天使の履き心地 「サンタリ」のムートンスリッポン

そんな“シューズホリック”で、なんなら革靴の山で“遭難”している僕が「とはいえ、これは手に入れなければ!」と2023年最後に購入したのが、舘篤史デザイナーが手掛けるシューズブランド「サンタリ(SANTARI)」のスリッポン“サボユキ”(4万9500円)だ。

最大の特徴はムートンを用いる点で、革靴は大好きだけど革靴に嫌われている=“ガラスの足(どんな靴を履いても痛い……)”を持つ僕にとっては「蜘蛛の糸」的な存在。つまり、“買わない”はあり得なかったわけで。

編集部や移動中の新幹線や飛行機ですぐに靴を脱ぎたい僕も、包まれるようなフィット感に大満足。芯材を最小限にしているため天地をフラットにして持ち運ぶことができ、「かかとを踏んで履いても良い」とのこと。

舘デザイナーは、「ムートンならではの心地良さは残しつつ、履いたときに内側の毛の部分が見えなくなるのがポイント。個人的に“私、今、ムートン靴を履いてます!”みたいなのが嫌で……」と話す。そんな作り手のアマノジャクさにも引かれた(笑)。

“シューズ難民”の記者が全幅の信頼を置く英国製ハンドメードスニーカー

23年の“革靴納め”もそこそこに、24年の“相棒”として早々に唾を付けたのが英国のハンドメードスニーカーブランド「ウォルシュ(WALSH)」の“PBウルトラエクストリーム”だ。

革靴に比べてスニーカーは10足と持っていない僕だけど、“ガラスの足”にシンデレラフィットしてくれ、まさに“困ったときの「ウォルシュ」”になっている。

本来はフェルランニング(オフロードの高地を走る競技)用のシューズで、過酷な環境下での着用を考慮した設計のため雨も弾いてくれて、雪国にある妻の実家に帰省中の今も“ピラミッドグリップ”(凹凸のあるソール)が安心の防滑性を発揮してくれている。

僕は16年に初めて購入して出張などでヘビロテしていたのだが、19年に輸入元のカメイ・プロアクト(東京、長谷部誠社長)が当該モデルの仕入れを中止……。それなりにくたびれた“PBウルトラエクストリーム”を酷使し過ぎないように、とはいえ全面的に頼りにしつつ履いていた。それが24年春夏シーズンに再入荷すると聞いて、即挙手した。

最新バージョンはインソールを低反発のものに変更して、さらに履き心地を向上させたそう。現地ボルトンの労働賃金が上がり、同時に円安が進行する中、販売価格は8年前から微増の3万800円とのことで“申し訳なさ”さえ感じてしまうが、カメイ・プロアクトの企業努力に感謝しつつ享受することにしたい。

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羽田空港に“日本発ラグジュアリー”集積ショップ「JMC」 石川県からは現代美術家・中村元風による深紅の陶磁作品

【石川県】
中村元風の陶磁作品

「JMC」では、石川県出身の現代美術家および科学者の中村元風の陶磁作品“希赤夜明け”を販売する。表面を覆うガラス質の層、釉薬は、中村が科学的に研究し完成させた“希赤”を用いている。“希赤”が生み出す特徴的な深紅の色味と光沢、厚みは、太陽の力強い輝きを連想させる。

日本空港ビルデングと東京国際空港ターミナルは12月22日、羽田空港第3ターミナル出国エリア内に日本発の地方創生型ラグジュアリーブランド「ジャパン マスタリー コレクション(JAPAN MASTERY COLLECTION)以下、JMC」のショップをオープンした。

「JMC」は、単なるメード・イン・ジャパン商品の展開ではなく、ジャパン・ラグジュアリーを通じて“守るべき日本の美と技”を未来につなぐためのプラットフォームを構築し、製品への評価、生産者への資金の還元、後継者育成を目指すブランドだ。国内外の人々との接点である出国エリア内の店舗を通じて、同ブランドの感性基準に基づき日本各地から選定したオリジナル商品を含むアパレル、靴やバッグ、生活雑貨、現代アートなどを販売する。

店舗にはプロモーションエリアも設置。オープン第1弾は、「日本の美術工芸を世界へ実行委員会」による特別展「ひかりの底」を予定している。甘橘山美術館準備室長(小田原文化財団 江ノ浦測候所)を務める橋本麻里氏をキュレーターに迎え、変化し続ける工芸の最先端で活躍する作家6人が作品の展示と販売を行う。第2弾は、 株式会社山本寛斎事務所と当社の共同のファッション企画「婆娑羅 BASARA」を予定している。

常時日本語、中国語、英語に対応できるサービスも整えており、店頭ポップの2次元コードを読み取ると選択した言語で商品説明や作家の紹介などを閲覧できる。

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2024年の開業&閉店まとめ 原宿の新ランドマーク開業から地方百貨店の閉店まで

2024年に開業する主な商業施設と閉店する主な商業施設を下記にまとめる。東京・原宿では文化発信の拠点となる複合施設が開業したり、長崎県ではスポーツ施設を核にした新しい街が生まれたりする。一方、地方百貨店の低迷は深刻で、島根県と岐阜県からも百貨店が消え、「百貨店ゼロ県」は全国で4県になる。

「一畑百貨店」が閉店(1月14日)

JR松江駅前で営業する一畑百貨店は、1月14日で閉店し、65年の歴史に幕を下ろす。島根県を地盤にする一畑電気鉄道グループに属する地方百貨店。1958年に創業し、98年に現在の場所に移転して営業を続けてきた。だが、郊外の大型ショッピングセンターやカテゴリーキラーに客足を奪われ、2002年に108億円だった売上高は22年に43億円まで落ち込んでいた。一畑百貨店の閉店によって島根県は、山形県、徳島県に続き県内に百貨店が存在しない3番目の県になる。

島根県の玄関口ともいえる駅前が消えると、街のにぎわいが大きく損なわれることになる。松江市や地元商工会議所は中心市街地の活性化に大きな危機感を抱き、対策を練っている。

「名鉄百貨店一宮店」が閉店(1月末)

愛知県一宮市の名鉄百貨店一宮店は1月31日に閉店する。近隣のショッピングセンターとの競争で売り上げが低迷していた。老朽化した建物の改修を迫られる中、百貨店業態での存続は困難と判断された。親会社である名古屋鉄道が跡地の利用を検討する。同店は2000年開業。地上1階・地上7階で売り場面積は1万7500平方メートル。

一宮市は名古屋市にも近いため、中高級品を求める客は品揃えが充実した名駅や栄の百貨店に行く傾向があった。愛知県では20年3月に豊橋市のほの国百貨店、20年8月に岡崎市の西武岡崎店、21年9月に豊田市の松坂屋豊田店が閉店している。名鉄百貨店一宮店の閉店によって愛知県内の百貨店は名古屋市内だけになる。

「豊洲 千客万来」が開業(2月1日)

東京・豊洲市場の隣に新しい観光施設「豊洲 千客万来」が2月1日に開業する。運営は全国で温浴施設を展開する万葉倶楽部(神奈川県小田原市、高橋理社長)。温浴棟「東京豊洲 万葉倶楽部」は24時間営業で、東京湾を望むことのできる露天風呂や、ウォーターフロントの景色を360度パノラマで一望できる足湯庭園などユニークなコンテンツがそろう。食楽棟「豊洲場外 江戸前市場」は、市場の隣接地という強みを生かして新鮮な食材を並べる。江戸時代の市場を再現した横丁や個性的な寿司店を集積したフロアなど、東京観光の名所になりそうだ。

「新所沢パルコ」が閉店(2月29日)

西武新宿線の新所沢駅前に1983年に開業した新所沢パルコが2月29日に閉店する。店舗面積は3万9000平方メートル。パルコ館とレッツ館の2館構成で、レッツ館には映画館「新所沢レッツシネパーク」が営業している。周辺の商業施設との競争激化や近隣の所沢駅周辺に大型施設の出店が計画されており、収益増が見込めないと判断された。

「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」が開業(3月)

三井不動産は、東京オリンピックの選手村跡地に商業施設「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」を3月に開く。地上3階・地下1階で店舗面積は約1万平方メートル。選手村跡地のマンションであるHARUMI FLAGの居住者をメインターゲットに据えており、スーパーマーケットの「サミットストア」をはじめ、「ダイソー」「マツモトキヨシ」など日常生活に欠かせない40店舗が入る。

「東急プラザ原宿 ハラカド」が開業(春)

東急不動産は、東京・原宿の神宮前交差点に商業施設「東急プラザ原宿 ハラカド」を春に開く。同時に、同社は交差点の斜向かいで2012年から営業する東急プラザ表参道原宿の名称を「東急プラザ表参道 オモカド」に変更する。ハラカドとオモカドの2館体制で原宿エリアを盛り上げる。

ハラカドは地上9階・地下3階で延べ床面積は1万9940平方メートル。地下1階に高円寺の銭湯「小杉湯」が入居するほか、アートディレクター千原徹也氏(れもんらいふ代表)ら多くのクリエイターが活動拠点を構えて独自コミュニティー「ハラカド町内会」を設立する。物販や飲食だけでなく、クリエイターが新しい文化を発信する場を目指す。

「キッテ大阪」が開業(7月)

JR大阪駅西側にある旧大阪中央郵便局跡地に建設中の「JPタワー大阪」の低層部の商業施設「キッテ大阪」が7月に開業する。開発・運営は日本郵便など。ターミナル立地の郵便局跡地を開発したキッテ業態は東京、福岡、名古屋に続く4カ所目となる。商業エリアは地下1階から地上6階の約1万6000平方メートル。地上39階のJPタワー大阪には、キッテ以外にオフィス、ホテル、劇場などが入る。

キッテ大阪はJR大阪駅と歩行者デッキで連結されるほか、梅田の地下街とも接続されるなど、アクセスの良さも売り。近隣で働くオフィスワーカーのほか、国内外の観光客もターゲットにして幅広い客層を集める。

「岐阜高島屋」が閉店(7月31日)

岐阜県唯一の百貨店、岐阜高島屋が7月31日に閉店する。岐阜市の繁華街である柳ヶ瀬地区に1977年に開業。売上高はピークの92年に250億円に達していたが、近年は客離れに歯止めがかからず、直近の2023年2月期は131億円に減っていた。今期(24年2月期)も営業赤字の見通しだった。

「長崎スタジアムシティ」が開業(10月14日)

通販大手のジャパネットホールディングスによる地域創生型のプロジェクトとして注目されるのが、10月14日に開業予定の長崎スタジアムシティである。サッカーJ2のVファーレン長崎のサッカー専用スタジアム(約2万人収容)、バスケットボールB1の長崎ヴェルカのアリーナ(約6000人収容)を中心に、オフィス、商業施設、ホテルなどで構成する。サッカーやバスケなどのプロスポーツを一年中楽しめるほか、音楽コンサートなども企画され、全国から大勢の人を集めることが期待される。

JR長崎駅から徒歩10分程度にある旧三菱重工長崎造船所跡地の7.5ヘクタールを再開発した。商業施設には飲食を中心に約90店舗が入る予定。長崎スタジアムシティ全体で年間850万人の利用、1万3000人の雇用創出を見込む。

ジャパネットは長崎県佐世保市の小さなカメラ店として創業。長崎の地域おこしに積極的で、グループ傘下のVファーレン長崎、長崎ヴェルカの運営にも力を入れる。長崎スタジアムシティは地域おこしの集大成で、その建設に約800億円を投じる。

「三井アウトレットパーク マリンピア神戸(建替え計画)」が開業(秋)

三井不動産は1999年に開業した同施設を一時閉館し、建て替え・拡張した上で、秋に再オープンする。新たな事業地としてラグーン(海水を取り込んだ池)の周辺を整備。親水環境を生かしたアスレチック、ドッグラン、フォトスポットなどのゾーンを設けることで、瀬戸内海を望む景観の中、ショッピング以外の楽しみ方も提案する。従来130だった店舗数は150に拡大。国内外のファッションブランドやセレクトショップ、スポーツ&アウトドア、生活雑貨などを幅広くそろえる。

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